2010年01月19日

先月(12月)の結果

年末ということもあって出走ラッシュとなった昨年の最終レース。名門厩舎(ブランド)新鋭勢力入り乱れてのレースが繰り広げられましたが掉尾を飾る活躍を見せたのはどの馬(ゲーム)だったのでしょうか?

第12R(12月)着順

1着 △しろくまベルスターズ♪(PULLTOP) 中央値 80点 平均値 79点
2着 ▲フェイクアズール・アーコロジー(あっぷりけ妹) 
                   中央値 80点 平均値 78点
3着  微少女(たぬきそふと) 中央値 80点 平均値 77点

豪華メンバー揃う中、先頭でゴール板を駆け抜けたのは、前評判の高かったしろくまベルスターズ♪でした。藤原々々騎手が乗った前走よりシナリオは明らかに劣っているようで雰囲気重視といった感は否めないところですが、クリスマス直近出走(発売)という作戦がまんまと当たった格好となりました。もちろん馬にそれだけの実力がなければこれだけの走りは出来なかったわけで、強敵相手に上げた勝利は充分価値があるものだと思います。
わずかの差で2着に入ったのがフェイクアズール・アーコロジー(あっぷりけ妹)で正直印を重く付けすぎたかと思っていただけにホッとした気分になっています。この馬の特長は世界観がキッチリ練り上げられていたところ。あかべぇ血統らしい気性(仕上げ)の荒い部分はあったようですが、調教(体験版)で見せた足捌き(テキスト)の良さがそのままレース(本編)でも発揮したのが好走に繋がりました。時折こういった大駆けを見せるのがあかべぇ血統の怖いところですが、この馬は調教の気配が良かっただけに取材の大事さを改めて思い知らされました。
大穴といっては語弊があるかもしれませんが規制という逆風のなか微少女(たぬきそふとが馬券圏内まで食い込んできたのは驚きでした。規制のためか前走より変態度合がマイルドになったのが逆に幅広いファンの支持を集める結果となったようで、文字通り塞翁が馬といったところでしょうか。ただ厩舎側にとっては思うように仕上げられなかったという思いは強いようで、このあたりのギャップがこれからどう出るのか次走は気をつけて見たいところです。

今回は多頭数のレースらしく上位は差のない大激戦。その中でも惜しい競馬だったのが嘘デレ!(脳内彼女)。脳内彼女の馬らしくシナリオに期待できる要素は少ないようですが、今回はキャラ作りがいつにも増して良好。特にサブキャラの存在が一介のツンデレ馬に終わらなかった要因で、エロシーンも期待以上だったよう。主人公のダメっぷりもこの厩舎のファンなら予測ずみでそれほどの減点材料にならず、脳内彼女は今後もこの方向で突っ走ってもらいたいものです。
今回一番の驚きだったのがほしうた ~Starlight Serenade~(FrontWing)の善戦。父(本編)の成績が悪かっただけに記者は全くの無印にしてしまったのですが、これだけの走りを見せられては厩舎関係者に謝らないといけません。好走の原因は追加シナリオのデキが良かったことですが、これだけの走りが出来るのならばもう少し前走でその能力の一端を見せて欲しかった感も。
記者が本命に推したアリス2010(アリスソフト)は序盤の出遅れが祟って掲示板を外す結果に。メインコンテンツというべきはるうられについての評価はなかなかで他も特に欠点は見られなかったのですが、規模が大きい馬だけになかなかエンジンが掛からず最後届かなかった感じ。馬自体は悪くなかっただけにもう少し距離(集計期間)が長ければもう少し上位に来れたでしょう。
それとは逆にスタートは良かったひだまりバスケット(eufonie)でしたが、直線に入ると徐々に順位を落としていってしまいました。ヒロインの魅力はメンバー中随一で馬体(CG)も光っていたのですが、やはりシナリオが他馬と比べて物足りなかった。特にダメ主人公が足を引っ張ったようで敗因ははっきりしているだけに次走こそ立て直して貰いたいところ。
妹ヒロインのデキに注目が集まった幻月のパンドオラ(Q-X)も掲示板には届かず。期待されていた妹ヒロインについては充分だったようですが、他に飛びぬけたものがなかったのが痛かった。今回はメンバーが揃っていただけにこうしたキャラ重視の馬にとっては厳しいレースだったかもしれません。
記者が期待していたクロウカシス 七憑キノ贄(Innocent Grey)にも厳しい結果が待っていました。前々走ほどシナリオは悪くなかったようでしたが、結果が伴わなかったのは総当りシステムが予想以上に面倒だったのと、最終EDがどうも蛇足だったようで印象を損ねてしまった雰囲気。ただこの厩舎は独特の味を持っているだけに、今回は結果が出ませんでしたがこれからもこの路線で頑張って貰いたいものです。
もう1頭注目を集めていた愛佳でいくの!! (Leaf)も上位には食い込めず。馬名(タイトル)から主要コンテンツとして期待されていたまななつのデキが余りに酷かったのがこの着順に終わった要因でしょうが、同型馬のアリス2010と競り合ったのも辛かった。それでもFDCについては期待以上という声も多く全くの駄馬といったわけでもなさそう。最近期待を裏切ることの多いLeaf厩舎ですが今回は能力(値段)分は走ったといえるかもしれません。
調教の動きから不安視されていた忍流(ソフトハウスキャラ)ですが、やはり期待を裏切る結果となってしまいました。戦略SLGとしての達成感が薄いのが一番問題でやりこみ要素も少なくこの厩舎独特のゲーム性に期待したファンには失望感ばかりを味わったのではないでしょうか。2走続けて凡走したショックもさることながらエース騎手(原画家)の佐々木珠流氏を出して惨敗したことの方が大きい。もう次走はこれまでのように安心して買うというわけにはいかないでしょう。
同じく調教の気配がパッとしなかった絶対★魔王 ボクの胸キュン学園サーガ(SCORE)も想像以上の惨敗に終わってしまいました。魅力的なヒロインこそいたものの主人公があまりに酷すぎて帳消しとなってしまった感じ。戦闘パートも足を引っ張る結果にしかならず、途中で見限った(ギブアップ)したファンの多さが馬の能力を如実に表しているかと。
ハンディの重さからまともな競馬にならないと見られていたDies Irae ~Acta est Fabula~(light)の結果もほぼ予想通り。評価のばらつきの酷さからしてこの着順がこの馬の真の実力ではない可能性もありますが、身から出た錆とはいえこういった結果に終わってしまったことはすべての関係者及びファンにとって不幸なことです。

というわけで上位馬の差はほとんどわずかという先月のレース。掉尾を飾るに相応しい大激戦だったわけですが、残念だったのは予想を外してしまったこと。今月のレースも同じような激戦が予想されますが、何とか幸先の良いスタートが切れればと思っています。

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