2010年03月03日

考えるより感じて楽しむ

積みゲー処理を滞らせていた主要因のFINAL DRAGON CHRONICLEにとうやくメドがついたと思ったら、今度はねこねこファンディスク3収録のサバイバルモードにハマってしまうという罠。現在のところ83人抜きまで達成しましたが、あと何人撃破すれば終わりが来るか見当がつきません。
そんな合間を縫ってぼちぼちと進行させていたのが、コミュ -黒い竜と優しい王国-(暁WORKS)ましろ色シンフォニー (ぱれっと)しろくまベルスターズ(PULLTOP)の3本。その中でコミュ -黒い竜と優しい王国-がようやくクリアできました。
他の2本が典型的な萌えゲーなのに対してコミュ -黒い竜と優しい王国-はバトルを主体としたファンタジー。こういったゲームは頭を使って読むのは禁物ということが皮膚感覚で分かってきているので、プレイ中はほとんど考察することなくストーリーを追うことに集中し楽しむことにしました。
というわけで感想といっても大したことは書けないのですがかなり面白くプレイできたのは事実です。こうしたジャンルのゲームはぼく的には合わなかったはずなのですが、同ライターの前作るいは智をよぶも楽しめたように嗜好が変わってきたのかもしれません。
そんなぼくの所感ですと、ストーリー(シナリオではない)はるい智より面白かったのですが、キャラクターへの感情移入は劣るといった感じで一長一短。ではどうしてキャラに感情移入出来なかったかというと、キャラへの掘り下げが足りなかったためではないかと思います。というのもヒロインの設定がどうにも薄っぺらいのですね。カゴメや副島といったメインヒロイン級はともかく他のキャラももう少し心情等が書き込めていたらもう少し違う読後感になっていたと思うのですが、これも登場人物を増やしすぎた弊害かもしれません。
このゲームにはヒロイン以外にも多数のキャラがいるわけですが、そういった人物にも多少なりとも筆を割いた分だけ他のヒロイン描写がおざなりになってしまったというわけなのですが、特にかわいそうなのがアヤヤで人気投票で10位以内にも入れないという屈辱。まあ彼女のルート自体ギャグ色が強くおまけのようななものでしたから仕方ないかもしれませんけれど・・・

他に主人公に感情移入できないのもるい智より劣るところ。批評空間のPOVを見て主人公がダメの票数がかなり多いのも納得といったところですが、ぼく的には紅緒ルートあたりまではなぜここまで主人公が嫌われているか分かりませんでした。まあ最終ルートまでプレイするとこの投票数の多さも理解出来てくるわけですが、これも主人公の過去部分がストーリーにうまく繋がっていないこともあるのでしょう。

他にも欠点は多いゲームですがこの手のゲームは欠点にはある程度目を瞑らなければいけないのも事実で、そういった目の瞑り方を心得てきたからこそこういったゲームをぼくが楽しめるようになったといえるのかもしれません。そんなぼくのお気に入りヒロインはベニーこと紅緒。るい智でも不人気ヒロインの伊代一押しだったように、こういった正義感の強い悪く言うと青臭いヒロインが(こういったゲームだと)ぼくの好みらしい。というわけで長く患ってきたアグミオン症候群(詳細は昨年3月3日のコラム参照)ともようやくサヨナラ出来そう・・・といっても名義が島夏美なんて名になっているわけですが、このあたりはやんごとない事情がありそうなのであまりツッコまない方向で。

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