2010年04月10日

オールクリアが理想だけれど

基本的にぼくはエロゲーについてはオールクリアするように心がけています。
これはオールクリアしないことにはゲームの本当の評価が分からないという気持ちもあることはあるのですが、それよりも折角少なくないお金をはたいて買ったゲームなのだから全てのルートを最後までプレイしないと勿体ないという貧乏性の性格のほうが大きいと思います。
そういう意味で考えるとオールクリアに値しないゲーム、クリアできないゲームというのは当然満足度は低くなってくるわけです。料理のフルコースでも一皿でも気に入らない料理がテーブルに出てくれば他の料理が美味しくても満足度は低くなるのと同じ理屈です。

さて、かなり前から開始していながらいまだにクリアできないのがましろ色シンフォニー (ぱれっと)なのですが、なぜこれほど苦戦しているかというとあるヒロインのルートでどうしてもプレイを続ける気にならないからです。これはこのゲームの特性が大いに関係してくるわけですが・・・
このゲームの感想を見ていて目立つのは「典型的甘ゲー」という意見で、これは主人公とヒロインが恋人同士になってからの日常描写を表しているのだと思います。意地悪い見方をするとシナリオ自体にさほど見るべきものが無くただヒロインの魅力に縋ったゲームといえないこともないのですが、メーカー側がそういったコンセプトで望んでいる以上シナリオに過度の期待を持つ方が間違っているともいえます。
そういった予備知識を仕入れてからプレイを開始したわけですが、まず最初に始めた桜乃ルートをプレイした限り世評どおりといった感想を持ちました。ただぼく的には終盤の展開がそれまでの甘さを消し去ったこともあり印象はあまり良くなかった。まあこれはぼくが妹ヒロインが好物でないため桜乃の可愛さをダイレクトに感じることが出来なかったことのほうが大きいのでしょうけれど。
問題は次にプレイしたアンジェルートです。最初キャラクター設定を見たときから「なぜ学園ものにメイドが登場するのか?」という猜疑心を持っていたためかもしれませんが、彼女には全くといっていいほど可愛さを感じることができませんでした。そんな気分では個別ルートに入っても甘さを感じることなど全くできず、逆に彼女が巻き起こすドタバタに閉口するばかりでこのあたりでプレイを止めてしまいました。アンジェに魅力を感じない以上この結果も当然なのかもしれませんが・・・

まあ正直ぼくが期待していたルートとはメインヒロインである愛理ルートであって、ぼく的に合わないことが分かっていたアンジェルートにはさらさら期待していませんでした。それでこのまま埋もれさせておくのは惜しいと愛理ルートを始めることにしたわけですが、

やはり愛理は可愛い!

まだ個別ルートに入って間がないくらいですが、ぼくの好感度は主人公より先に早くもMAX状態。この調子ならよほど終盤失速しない限り高得点は必至といったところですが、そう考えるとぼく的に惜しまれるのがアンジェルート。本来なら全てのルートがそれなりに楽しめてその中に1~2本当たりのルートがあるというのが理想なわけですが、こういったヒロインの魅力によりかかったタイプのゲームの場合そこまで求めるのは厳しいかもしれません。誰でも好き嫌いというのは少なからずあるものですので。
ただぼく的には皿にのっている料理はすべて食べてしまいたいと思っていますので、喉も通らないようなルートがあるゲームに果たしてどんな評価を下していいのか迷っているのです。

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