2010年04月28日

復活はそれなりに

ねこねこファンを自任している割には一向に手を付けずにいたそらいろですが、ねこねこファンディスク3を始めたということもありようやく崩すことにしました。前情報でラムネの続編的色彩が強いと聞いていたので、ぼく的にラムネはねこねこのゲームの中で一番評価していないゲームということもありそれほど期待していなかったのですが、実際プレイしてみるとそれなりに楽しめました。
みずいろで見せた日和のストローの指輪や雪希の壁ノックほどの迫力はなかったものの、つばめ→愛衣ルートでの棒アイスにはさすがにウルッときましたし、つばめ→つばめルートは伏線も生きていてなかなか読み応えがありました。そう考えると片岡とも氏が担当したつばめメインルートがぼくには一番面白く感じられたわけですが、他のルートもそれほどデキが落ちるといったわけでなくまとまりも良かったのではないかと思います。
ただぼく的にお気に入りといえるヒロインが居なかったのが惜しまれるところ。このあたりはヒロインが3人という少数精鋭布陣を敷いた影響といえるかもしれませんが、みずいろの片瀬雪希やおとな進藤に萌えさせられた経験からするとやや寂しく思えます。幼女時代はどのヒロインも充分な魅力を放っていたと思うのですが、成長してからの上乗せが無かったところを見るともしかしたら個別ルートの前のヒロインの見せ方に問題があったのかもしれません。子供時代の選択肢によってヒロインのルートが変わるといっても個別ルートに入る前ではそれほどイベントに変化がない。日常的なイベントを積み重ねことによってヒロインへの感情移入を高めていくのを得意とするはずのねこねこソフトにしてはこのあたりはやや物足りないといっていいでしょう。これもルートが3×3と増やしたため日常イベントに筆を割く容量が足りなくなってしまった弊害といえるかもしれませんが、このあたりはこのシステムを続けていくのならばもう少し検討する余地があるかもです。

そんなぼくのお気に入りヒロインはやはり幼女時代のヒロインたち。これは幼女時代の原画を担当したあんころもち氏の功績大といったところかもしれませんが、ラムネの時秋乃武彦氏から原画が替わったことに対して腐したことを思えば隔世の感があります。まあねこねこは初期のゲームを見れば分かるようにビジュアルで萌えを表現するメーカーでないのですけどね。

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