2010年04月29日

鳥たちには心癒されたけれど

藤前干潟で羽を休める鳥たちは昨年と同じ姿で迎えてくれたけれど・・・


愛知県社会人サッカー選手権大会の決勝戦を見に港サッカー場まで出かけてきました。
決勝はFC刈谷対マルヤス工業という対戦カード。JFLから地域リーグに降格したFC刈谷にとってここまで勝ち進んでくるのは当然といっていいわけですが、決勝の相手であるマルヤス工業は今年から同じカテゴリーに属するということもあって決して侮れない相手。といってもリーグ戦の前哨戦ということもあり、本来なら力の違いを見せ付けたいところ。それにはマルヤス工業の強固なDF陣をFC刈谷が打ち破れるかどうかに掛かっていました。
キックオフ直後はどちらかというと短いパス回しでマルヤスの守備を崩しにかかったFC刈谷でしたが、マルヤスの速いチェックに苦しみだすとFW中山をDFの裏に走らせる作戦に切り替える。マルヤスのDF陣は1対1には強いもののスピードにやや欠ける面があるだけに妥当ば策に思えたが、いかんせんそのパスが単調な上、精度に欠けるためほとんどチャンスにならない。ならばと中山が単独でドリブル突破を見せるが中盤のフォローが少なく人数をかけて守るマルヤスDF陣の網に掛かってしまう。ただ刈谷守備陣もマルヤスの攻撃陣にほとんど仕事をさせず、お互い決定機を掴めないまま後半に入った。
後半に入ってからも同様の展開が続いたが、刈谷のアマラオ監督が酒井・カンホイルとフレッシュな選手を投入すると徐々に刈谷がチャンスを掴みはじめ、75分過ぎマルヤスゴール前で決定的なチャンスを迎える。しかし中山らが立て続けに放ったシュートは相手GKのファインセーブでどうしてもゴールを割れない。そうこうするうちに直後に与えたFKから攻撃参加したマルヤスDFに頭で合わされとうとうマルヤスに先制点が入ってしまう。これで元気づいたマルヤスは刈谷にチャンスを与えず結局マルヤス工業が1-0でFC刈谷を下すこととなった。

この敗戦が5月から始まるリーグ戦に対していい薬となればいいのですが、そう安穏とは構えられません。一番問題なのは中盤の人材の乏しさ。サイドから相手を崩すようなシーンはほとんどなくただ中山を走らせるだけのイマジネーションに乏しい攻撃では、マルヤスDFの網に掛かっても当然です。今日出場しなかった日下が戻ってくれば多少は変わってくるかもしれませんが、今日の試合を見る限りはツェーゲン金沢に移籍した高橋の穴は大きいといわざるを得ないでしょう。

明後日のリーグ初戦矢崎バレンテ戦に備えて日下や原賀といった主力を温存したのかもしれませんが、それでも同じカテゴリーに属する相手に自信を付けさせたのは痛かった。赤襷のユニフォームは同じだけれど、変わってしまった選手の顔ぶれ。今年初めての生観戦は本当に寂しい結果となってしまいました。

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