2010年07月19日

7月の発売予定表から

激戦の前レース(月)と同じく今回も実績馬が揃って非常に難解なレース。前レースは期待ほど速い時計(評価)での決着とはなりませんでしたが、今回の出走馬の動きを見る限りハイレベルのレースが見られそう。終盤の直線で人気馬の壮絶な叩きあいが予想されるだけに持ち時計の無い馬が上位に食い込むのは難しいと見るのが相場ですが・・・
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)

▲信天翁航海録(raiLsoft)
夏の風物詩となりつつあるraiLsoftの三作(走)目。今回は脚質がややコメディよりで親厩舎であるライアー出走馬と被って見えるが、そのためかこれまでのファンとは違う層からも注目を集めているようだ。相変わらず騎手(原画家)の選択も渋いがそれが特色といえるだけに心配ない。賞金(データ)不足の心配は付き纏うがツボに嵌れば突き抜ける実力は充分。
期待度 ★★★★

Vestige(ALcotハニカム)
残念どころか大好走を見せた前走からほとんど間隔を置かずに出走・・・といっても馬の雰囲気は一変。調教師がタクティクス系で活躍した青山拓也氏に変わっているため鬱っぽい展開が予想される。少なくとも同騎手が乗ったクレナイノツキよりは期待できそうに思えるが、青山氏も久々の起用ということもあって終盤まで息が保てるかどうか心配。暗めなバトルものというニックスも不安で入着があれば上出来といったところかも。
期待度 ★★☆

△遠望のフェルシス(NineTail)
周囲をアッと言わせた天ツ風の好走からかなりの間隔を開けての出走。厩舎スタッフもかなり変わっていて前走と同じ目で見るのは酷かもしれず調教(体験版)を見る限り馬体(ゲーム性)もやや不安に思える。それでも実績はメンバー中随一だしそれなりのクオリティは保ってくれるはず。人気馬の間隙を突いてアッと言わせるかもしれない。
期待度 ★★★★

乙女恋心プリスターFANDISC(Escu:de)
馬格が大きすぎクリアに至らなかったファンが続出したのか賞金(データ)がそれほど集まらなかった父(本編)だけに、直仔(FD)となると尚更賞金不足で除外の心配をしなければならない。それをクリアしたとしても同厩舎で同タイプのふぃぎゅ@謝肉祭がやや期待を裏切っただけに買いかぶれない予感がするのだが・・・
期待度 ★★☆

◎俺たちに翼はない AfterStory(Navel)
父(本編)が人気馬だっただけに期待されるのは当然といえるが、ファンに待望されているサブヒロインたちがメインとなるアフターは望み薄で足を引っ張られる可能性はある。思ったより早いゲートインを見る限り調教師(ライター)として王雀孫氏がどこまで仕上げに係わっているか不安は残るしお台(代)が高いのも気になる。ただこの馬の主武器はあくまで笑い。キャラはある程度出来上がっているだけにその点に関しての不安は少ないと見て中心視。
期待度 ★★★★☆

△監獄戦艦2(ANIME LiLiTH)
父(前作)がこの厩舎(ブランド)にしてはなかなかの走りを見せただけに直仔(続編)のこの馬にも期待が掛かる。調教師はそのだまさき氏に変わったものの実績的に劣るという程でもなくそれほどマイナスにはならない。後はアニメのデキがどうかといったところだが前走の輪姦倶楽部がそれほど走らなかっただけに正直蓋を開けてみないと分からないところはある。ただ元が安馬(廉価ソフト)だけにコストパフォーマンスの利を生かして馬券に絡む可能性は一考したい。
期待度 ★★★☆

クラ☆クラ(アトリエかぐや)
トップクラスの人気を誇る騎手八宝備仁氏がクロスネット系列からアトリエかぐやに厩舎を移籍しての緒戦。抜きゲー色の強い騎手だけに厩舎との相性は抜群だろうが、主戦調教師が前走と変わっていないので脚捌き(シナリオ)にはそれほど期待できないだろう。新たに調教師として加わった保住圭氏がどこまで味を出せるかだが、前走でも実績ある和泉万夜氏が加わっていても上位争いに加われなかっただけに過度の期待は禁物。今回も入着があれば上出来か。
期待度 ★★

げきたま!(Cassiopeia)
Trample on “Schatten!!”で好走しながらも厩舎解散の憂き目に遭った雪乃府宏明氏が今度は新厩舎Cassiopeiaから出走。いい意味で暑苦しい前走からやや傾向が変わった感触がするだけに同じ走りが出来るかは全くの未知数。学園演劇ものとファンタジーのニックス(相性)も不安で今回に限ってはご都合主義との謗りは免れないかも。
期待度 ★★☆

ゴスデリ(Lose)
これも新厩舎の馬だがこちらは地方(同人)から転戦してきた馬。樹原新氏ら調教師の実績もなかなかで馬体(CG)も魅力。走られても不思議でない能力を秘めているとは思うが、一つ気になるのが戯画PBからの出走という点。戯画PBからのデビュー戦となるとここの所成績がサッパリ振るわず1戦だけで消えていく厩舎が多く信頼感に乏しいからで、多少能力を割り引いて考えたほうがいいかもしれない。
期待度 ★★★

Sugar+Spice!2(チュアブルソフト)
最近めきめき力を付けている森崎亮人氏が調教を担当するだけに変わり身の可能性は充分可能と見ていたが調教の動きは無難すぎて魅力に乏しい。これではいくら父が実績馬といっても素直に飛びつけないと見るのが妥当。前走の恋文ロマンチカが期待ほど走れなかったのが尾が引いているのかもしれず、過去の実績を考慮しても押さえで買うのが精一杯。
期待度 ★★☆

女医さんのお言いつけっ!!((裸足少女)
ウィル系列で活躍していた相川亜利砂騎手が、珍しく裸足少女厩舎の馬に騎乗。同じ抜き脚質(ゲー)でも凌辱系で主に活躍していた騎手だが戦法(絵柄)的にも和姦なら対応は可能というよりむしろこちらの方が向くかもしれない。前走でもソコソコ走っただけに時計が掛かれば浮上というケースも考えられるが今回はいかにも相手が厳しい。調教師の実績も乏しく抜き脚質とSLGというニックスも微妙で多少評価を下げてみた。
期待度 ★★☆

△真・恋姫†無双~萌将伝~(BaseSon)
すっかりタクティクスの人気血統(シリーズ)と化した感のあるなんちゃって三国志も今回で3代(作)目。初代を進化させ父以上の人気を誇る2代目の正統な直仔(FD)となるが、気がかりなのは登場人物が大量に存在するだけにメインヒロインはともかくサブキャラにどこまで筆を割いているかがポイント。父はそのあたりの配分が絶妙だっただけにそのあたりのさじ加減を間違えると思わぬ凡走となりかねないが、上手く立ち回れば父同様の活躍もありそう。それでも父を越えることはないと見て連穴の評価に。
期待度 ★★★☆

すぷらっしゅ!(アトリエかぐや)
前レース(月)クラ☆クラが出走を見合わせたため図らずも2頭出しとなってしまったアトリエかぐや厩舎だが騎手の顔ぶれを見る限りこちらが本流。かぐやの人気騎手の競演といった感があるがchoco chip氏の代わりが濱田麻里氏ならマイナスは最小限に抑えられる。それより問題は調教師陣で大凡走に終わったさらさらささらのメンバーがそのまま起用では期待しろと言うほうが無理。かぐや初のミドルプライスというのがどう影響するかというのも気がかりで見送り。
期待度 ★★

すてぃーる Myはぁと(ぱれっと)
すっかりくすくす氏にぱれっとの主戦騎手を奪われた感のあるたまひよ騎手が久々に騎乗。調教を見る限り仕上げ(塗り)が微妙に変わったのが若干の違和感を感じさせてやや不安を感じさせる。脚捌き(シナリオ)は調教師である木村ころや氏の影響が色濃くかなりのバカ寄り。これもこれまでのぱれっとのファン層からかけ離れていて微妙な感じ。正直買えるムードにはなく今回は消し。
期待度 ★★

〇黄昏のシンセミア(あっぷりけ)
前走が鮮やかな走りで印象の強いあっぷりけ厩舎の3走(作)目。調教の動きを見る限りいかにもあかべぇ血統らしい馬でなかなかの動き。最近伝奇もので走った馬が少ないがこの馬は一味違ってそう。騎手がオダワラハコネ氏だけにエロには期待できそうにないがそれも織り込み済み。今回はかなりの人気になりそうだがちょっと逆らえそうにない感じだ。
期待度 ★★★★

空を仰ぎて雲たかく(でぼの巣製作所)
新たに厩舎を立ち上げたもののこれまでの戦績は振るわない山本和枝氏率いるでぼの巣製作所の最新馬。往年のマイフェアエンジェルを思わせる馬だが今回はアクションパートがあって愛玩馬(環境ゲー)と云われたマイフェアエンジェルとは若干趣きは違う感じ。といっても今回がデビューの新人調教師に大きな期待を寄せるわけにはいかずラシックス(声優)の魅力はあっても入着があれば上出来か。
期待度 ★★

ななプリ。(TOPCAT)
これまでの厩舎の傾向とはガラリと変わった雰囲気の馬。これまで起用した騎手たちとは全くといっていいほどタイプの違う村上水軍氏を起用したところを見てもそれが窺い知れる。ただ村上水軍氏といえば調教師に恵まれないことでは定評があるだけに調教師が今回デビューの新人という点が気にかかる。最近ほとんど走った馬のいないファンタジー脚質というのも不安で、ここ2戦結果を残している厩舎といえども今回は厳しい競馬となりそう。
期待度 ★☆

△BUNNYBLACK(ソフトハウスキャラ)
今まで余りハズレ馬を出さなかったソフトハウスキャラもここ2戦の凡走でムードが怪しくなってきたが今回は得意のダンジョンRPGで変わり身を狙う。調教の動きもなかなかで巻き返しそうなムードが漂うものの佐々木珠流氏が主戦で乗らないと途端にだらしなくなるのがここの厩舎の馬。それだけに軸馬として買えるほどの信頼感には乏しく人気馬が崩れた場合の押さえという評価が妥当か。
期待度 ★★★

PARA-SOL(ROOT)
ほぼ3年ぶりの出走となるROOT厩舎だが、その前走の桃華月憚が仕上がり不足で馬場掃除に終わってしまっただけに調教師や騎手の実績だけでは手放しで飛びつけない。調教の動きはまずまずで雰囲気も良さそうだが爆発力には欠けそう。時計が掛かれば出番があるかもしれないが人気馬を負かすまでの力は無いとみて狙うならヒモ穴で少々といったところか。
期待度 ★★★

Muv-Luv Alternative Chronicles Vol.1(age)
往年の名馬マブラブ直系の血統となる馬で数々の直仔(FD)の仕上げで実績を持つage厩舎からの出走だけにまともに走ればぶっちぎりで勝ったとしても不思議でない。ただ始祖となるマブラブから7年。オルタから4年という月日はかなり隔てている。それに姉妹厩舎とはいえファイアージュから走った3頭はいずれも期待はずれの成績。厩舎自体活力を失くしているということも考えられるし、肝心の馬の動き自体が不鮮明。ここは能力を疑ってかかりたい。
期待度 ★★☆

もっと 姉、ちゃんとしようよっ!(きゃんでぃそふと)
近走があまりに散々たる成績のためとても買える気がしないきゃんでぃそふとの馬。しかも過去活躍した馬のデッドコピーの上、新人調教師とくればまず期待できないと見るのが妥当な線だが意外に調教の評価は悪くない。騎手も姉馬(ゲー)得意のすめらぎ琥珀氏を起用ということで一本筋は通っている。これなら充分期待出来そうな気がするが、これまでの厩舎のムードが悪すぎて一気の変わり身が見込めるかというと半信半疑。今回は相手が揃っているだけに馬券に絡めるかというと少し厳しいかもしれない。
期待度 ★★★

(本紙の見解)
実績馬が揃いまれに見る難解なレースだが、本紙は俺たちに翼はない AfterStoryを本命に推す。父が持っていた出遅れ癖が解消され調教師の持ち味であるテンポの良い笑いが序盤から発揮されることに期待。対抗は黄昏のシンセミアであかべぇ血統の中で今一番活力があるあっぷりけ厩舎からの出走ということもあり信頼感は高い。夏競馬に合わせて仕上げてくるraiLsoftの信天翁航海録も相変わらず渋い毛色(設定)で不気味な存在だし厩舎スタッフが抜けたのは心配も2戦続けて好走の遠望のフェルシスやこれも父が走っている監獄戦艦2も上位馬と遜色ない地力の持ち主。他に印の回らななかった馬も実績的に馬券に絡んで不思議なく記者泣かせのレースとなりそうだ。

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