2010年08月13日

理想のレビューを目指して

ぼくは他人の長文レビューは余り読まないタイプの人間です。
これはぼくがネタバレを極端に恐れる質にあるからだと思うのですが、過去にプレイしたゲームで気に入ったレビューでも何度も読み返すということは最近ではほとんど無くなりました。
それよりもどちらかというと自分が昔書いたレビューを読み返すことの方が多いです。これは感想を書いた当時の心境を思い返すという行為で例えていえば記念写真やアルバムを見るような感覚ですが、いろんな意味で赤面することが多いことは確かです。

それは当時の自分の青臭い思考によるものがほとんどの原因で特に最初の頃の長文感想はそれが顕著なわけですが、もう一つ自分で恥じなければならないのは安定していないスタンスのことです。
このスタンスという意味は言い換えればゲームに対してどのような眼で見るかということになります。人によってレビューをするに当たってどのようなスタンスで見るのは人それぞれなのですが、そのスタンスが安定していることが一番だと思うのですね。例えばゲームに対して真っ直ぐな眼で見るのか、それとも少し斜めの方向から見るのか。熱く語るか冷めた口調で語るのか。悪いところばかりバッサリ斬るのか、それとも長所を取り上げてしっかり誉めるのか。ぼくが見て信頼されているレビューというのは全てにおいてそれが安定していると思うのです。

どちらかというとぼくは怒りっぽい短気な性格の人間でありゲーム終了後感情に任せて感想を書きなぐってしまうことが多いのですが、そういったレビューは勢いこそあるかもしれませんが信頼という意味では欠けることが多い。後で読んで赤面するというのもこういったレビューのことですが、出きればどんなゲームでも同じような眼で見ていたい。エロゲーといってもジャンルを含めてその内容は多岐に亘っているのでゲームに合わせてレビューのスタイルを変えるのは構わない(というかそれが理想のレビュワー)と思うのですが、スタンスだけは変わらず暖かな眼でレビューしたい。そう心がけているのですがこれがなかなか難しいのですね。ぼくが自分の感想をたびたび読みかえすのは当時の心境を振り返るとともに理想のレビューに一歩でも近づきたいと思っているからなのです。

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