2011年06月01日

女装潜入ゲームの違う切り口

ジャンルとして大昔からある女装主人公ものですが、美少女ゲームでは最近このゲームのリリースが目立っていてもうニッチな層を対象にしたとはいえない増えてきています。
特に多いのが女装潜入ものと云われるもので、主人公が女装をして女子校や女子寮といった女の園に潜入するという一種の男の夢を叶えるもの。ぼくがパッと思いつくものだけでも処女はお姉さまに恋してる(キャラメルBOX)恋する乙女と守護の盾(AXL)アッチむいて恋(ASa project)などがありますが、どのゲームもそれぞれ違う魅力を放っています。もちろんすべてが当たりというわけでなく成功した作品以上に失敗に終わったものがあるわけですが、それはともかくこれだけ氾濫してくると導入部分で多少不自然な部分があってもあまり感じなくなってくるのが不思議。思えばこの分野でのパイオニアというべき初代おとボクでは主人公が女子校に入学するにあたってライターはかなり筆を割いて説明していたものですが・・・

そんな主人公女装潜入ものですが、成功しているゲームはいわゆる宝塚の男役のような存在で八面六臂の大活躍してヒロインたちの眼をハートマークにさせるというタイプが多い気がしています。この分野で一番成功したゲームといっていい初代おとボクがそうっだたため余計そう感じられるのかもしれませんが、ただ冷静に考えてみると女装しているということは主人公が性格的に何らかの問題を抱えていることが多いはず。そういったヘタレ要素の強いはずの人物が女の園に潜入した途端に良主人公に変貌するというのもちょっと出来すぎているような気がしてならないのです。
そういった意味で主人公が宝塚の男役でなく娘役のような存在として描かれていた花と乙女に祝福を(ensemble)の生徒会ルートをぼくは買っているのですが、もう一歩進めて脛に傷を持つ女装主人公がそれを知るS系ヒロインに痛ぶら・・・いや可愛がられてしまうようなゲームがも増えてきてもおかしくないはず。

そんな数少ないシチュが描かれているゲームが先月発売されたMてぃーちゃー 彼女♂の悩み多き教育事情(ALL‐TiME)ですが、これまでのメーカーやスタッフの実績から考えてどうみても期待できそうにもないゲームにも関わらずなぜか購入してしまったのは、M系女装主人公潜入ものの数少ない成功例となって欲しいという期待を持ってしまったためなのです。
まあ批評空間で感想が投稿されるにつれ期待がしぼんでいくのはほぼ間違いないところなのでしょうけど、それだけに悪評が定まってプレイする意欲がなくならないうちに早く崩さなければと思っています。それには現在プレイしているゲームを早いところ終わらせないといけないのですけれど・・・

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