2011年06月07日

May‐Be SOFTがへんし~ん!!!したワケ

先月末発売された美少女ゲームの評価がソロソロ批評空間に投稿されてきているのですが、予想の中でぼくが大本命に推した恋ではなく-It’s not love, but so where near.(しゃんぐりらすまーと)が思ったより伸び悩んでいる(それでも中央値を見れば大したものですが)こともあって混戦気味のスタートとなっています。
そんな中、現在集団のトップを走っているのがへんし~ん!!! (May‐Be SOFT)なのですが、これがぼくが想定表に載せてなかったゲームで正直頭を抱えています。このゲーム、月末の発売でなく一週前の発売だったため迂闊にも見逃してしまったというのが想定漏れした真相なのですが、例え想定表に加えていたとしてもこのゲームにまで印が回ったかというと首を横に振るしかないでしょう。遊撃警艦パトベセルが当ったとはいえそれ以後発売したゲームはパッとしていなくて、凡作との評価で固まっている過去作へんし~ん!のリメイクときては買える材料は乏しいと考えてしまっても仕方ないところですが、それが人気どころを抑えてのトップでしかも中央値は85点を堂々キープとくればその変身ぶりを探ってみたくなるというもの。

ただよくよくこれまでの作品と比べてみると、それほど違いがあるようには見えません。抜きゲーアニメとして素晴らしい技術を見せているというわけでもなさそうですし、明るく楽しいバカゲーといってもこれまでのゲームもタイプとしては同様。ではなぜここまで高い評価を受けたのでしょうか。

ぼくが思うに、まず一つの要因としてタイトルがあるのではと考えています。このゲームの副題は~パンツになってクンクンペロペロ~というのですが、これほど分かりやすくかつ酷い副題(貶しているわけではない)はそうはありません。しかも学園☆新選組のような中途半端なバカゲーではなく、ある意味開き直ったといっていい心境に入っているのではないかというバカゲーっぷり。この副題である程度ゲームの内容が分かってしまうくらいで、バカゲーらしいいいタイトルを付けたと感心してしまったわけですが・・・

ただよく考えると(事実上の)前作のぱいタッチ!も酷いタイトルですし、内容も想像できるとなればこのゲームももう少し評価が高くなっても不思議でないところ。それがここまで差が出てしまっているというのはぼくが考えるにはヒロインの差といってもいいのではないかと思います。
今作がここまで抜けるという評価を得ているのはヒロインがそれだけ可愛く描かれているということに他ならないわけですが、よく見れば原画家は同じあかざ氏。ここまで違いが出るのは不思議に思えるのですが言い換えれば原画以外の部分でヒロインが可愛く描かれているのでしょう。例え抜きゲーといっても表面的な部分でなく内面部分でもヒロインを可愛く描かなければ、ユーザーの琴線に触れることはないというわけです。

これまでバカ(笑い)度が強すぎて肝心の抜きについてはマイナス側に振れてしまうケースが多かったメイビーの作品群でしたが、今回はその両方を高い次元で両立させたという意味でようやく本領発揮となった気がします。この勢いが持続するとなれば次走は当然重い印を付けなければいけないわけですが、それより今回のようなケアレスミスは二度としないように気を引き締めていこうと思っています。

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