2011年11月15日
灰汁の強いキャラばかり用意しても・・・
そろそろ年末&年始の勤務日が決まる時期ということで、怖いもの見たさで勤務予定表を確認したら見事クリスマスと大晦日&正月三が日に当直勤務が入っていました(泣)
「家族持ちでないし、どうせ予定もないから」と上司に思われていることがミエミエなわけですが、まあ実際予定がないのだから仕方ありません。それでも予定が何もないと思われるのも癪なので「年休でも入れてやろうか」と思わないでもないのですが、そんな勇気は当然のように持ち合わせてないし年末年始に旅行に行っても高いだけなので、正月三が日過ぎた頃に休暇を入れのんびり体を休めようかと思っています。
さてこのところ数多い積みげーの中から肩が凝らず疲れないゲームばかりをよってプレイしているわけですが、今回はぶらぶら(WHEEL)を崩すことにしました。今年3月発売のゲームということで東日本大震災の影響を受けたのか批評空間のデータ数は50に満たず中央値も70点と低迷しているということもあって、あかべぇ軍団のバカゲー部門を担うと云われるWHEELのゲームとしては寂しい成績となっています。前作のひのまるっがまずまずの評価を受けデータ数も250を超えていることを考えると、この成績ではブランドの評価を大きく落としたと言われても仕方ないところでしょう。
そんなゲームですが実際プレイしてみると設定がやや空回りしている印象は否めない。このゲームの最初の印象ではキーパーソンとなる人物は主人公の思い人である瞳ちゃんであって、彼!が巻き起こす騒動が主人公やヒロインを振り回すといったBLを茶化したようなストーリーを想像していました。
ところが実際は振り回すのは灰汁の強いヒロインたちの方で振り回されるのは瞳ちゃんの方。まあ瞳ちゃんの可愛さや女らしさを演出するならこの設定でも悪くないのかもしれないのですが、実際の瞳ちゃんはというと顔こそ女顔ですが性格は紛れもない男であってどうも空回りしている印象が否めないのですね。
それに輪をかけるのが灰汁の強すぎるヒロインたちの行動。まあこのあたりはバカゲーなので仕方がない部分はあるのですが、それでも笑いの起きそうな場面でもほとんどクスリとも出来なかったのはあまりにドタバタ感が強すぎたことにあるのでしょう。
ただそれでも序盤~中盤にかけてのテキストはスピード感があったのは良かったところ。このゲームの場合コテコテのバタ臭いギャグで狙いすぎ逆にスベっているケースが多いのですが、それでも白けた雰囲気にならなかったのはテキストがサクサク読められたことに他ならないかと。このあたりはライター陣の技巧を素直に褒めたいと思います。ただそんなスピード感も個別ルートに入るとやや落ちてくるのは残念で、これは個別ルートに入ってからの展開がどうも古臭いからではないかと思います。このゲーム、全体的にギャグが古めでやや高い年代層でないと分かりにくいのですが、展開までもがどこかで見たようなパターンばかりでは正直飽きてしまいます。どうせこのゲームにまともな恋愛もののような展開は期待していないのですから、中途半端にシリアスにするよりも最後までスピード感溢れるバカゲーとして突き進んだほうがぼく的には良かったのではないかと思います。
設定だけ見ればかなり面白そうなゲームでキャラも個性的。ただいくらギャグメーカーばかり用意してもキャラクターが好き勝手に暴れまわるだけでは面白くならないのは道理で、このゲームに欠けていたのはそういった部分ではなかったのではと思うのです。本来そういった部分を瞳ちゃんが担うはずだったのでしょうが、個別ルートに入ると存在感が途端に稀薄になってしまうわけでこれでは終盤笑いが乏しくなっても仕方ないのでしょう。そういった意味では瞳ちゃんが思うように活躍できなかった・・・というより他のキャラに喰われてしまったのがこのゲームが不振に終わった一番の原因ではないかと思います。
「家族持ちでないし、どうせ予定もないから」と上司に思われていることがミエミエなわけですが、まあ実際予定がないのだから仕方ありません。それでも予定が何もないと思われるのも癪なので「年休でも入れてやろうか」と思わないでもないのですが、そんな勇気は当然のように持ち合わせてないし年末年始に旅行に行っても高いだけなので、正月三が日過ぎた頃に休暇を入れのんびり体を休めようかと思っています。
さてこのところ数多い積みげーの中から肩が凝らず疲れないゲームばかりをよってプレイしているわけですが、今回はぶらぶら(WHEEL)を崩すことにしました。今年3月発売のゲームということで東日本大震災の影響を受けたのか批評空間のデータ数は50に満たず中央値も70点と低迷しているということもあって、あかべぇ軍団のバカゲー部門を担うと云われるWHEELのゲームとしては寂しい成績となっています。前作のひのまるっがまずまずの評価を受けデータ数も250を超えていることを考えると、この成績ではブランドの評価を大きく落としたと言われても仕方ないところでしょう。
そんなゲームですが実際プレイしてみると設定がやや空回りしている印象は否めない。このゲームの最初の印象ではキーパーソンとなる人物は主人公の思い人である瞳ちゃんであって、彼!が巻き起こす騒動が主人公やヒロインを振り回すといったBLを茶化したようなストーリーを想像していました。
ところが実際は振り回すのは灰汁の強いヒロインたちの方で振り回されるのは瞳ちゃんの方。まあ瞳ちゃんの可愛さや女らしさを演出するならこの設定でも悪くないのかもしれないのですが、実際の瞳ちゃんはというと顔こそ女顔ですが性格は紛れもない男であってどうも空回りしている印象が否めないのですね。
それに輪をかけるのが灰汁の強すぎるヒロインたちの行動。まあこのあたりはバカゲーなので仕方がない部分はあるのですが、それでも笑いの起きそうな場面でもほとんどクスリとも出来なかったのはあまりにドタバタ感が強すぎたことにあるのでしょう。
ただそれでも序盤~中盤にかけてのテキストはスピード感があったのは良かったところ。このゲームの場合コテコテのバタ臭いギャグで狙いすぎ逆にスベっているケースが多いのですが、それでも白けた雰囲気にならなかったのはテキストがサクサク読められたことに他ならないかと。このあたりはライター陣の技巧を素直に褒めたいと思います。ただそんなスピード感も個別ルートに入るとやや落ちてくるのは残念で、これは個別ルートに入ってからの展開がどうも古臭いからではないかと思います。このゲーム、全体的にギャグが古めでやや高い年代層でないと分かりにくいのですが、展開までもがどこかで見たようなパターンばかりでは正直飽きてしまいます。どうせこのゲームにまともな恋愛もののような展開は期待していないのですから、中途半端にシリアスにするよりも最後までスピード感溢れるバカゲーとして突き進んだほうがぼく的には良かったのではないかと思います。
設定だけ見ればかなり面白そうなゲームでキャラも個性的。ただいくらギャグメーカーばかり用意してもキャラクターが好き勝手に暴れまわるだけでは面白くならないのは道理で、このゲームに欠けていたのはそういった部分ではなかったのではと思うのです。本来そういった部分を瞳ちゃんが担うはずだったのでしょうが、個別ルートに入ると存在感が途端に稀薄になってしまうわけでこれでは終盤笑いが乏しくなっても仕方ないのでしょう。そういった意味では瞳ちゃんが思うように活躍できなかった・・・というより他のキャラに喰われてしまったのがこのゲームが不振に終わった一番の原因ではないかと思います。
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