2011年12月28日
今年を振り返って
早いもので今年ももう終わりまで1週間あまり。
年齢のせいか最近特に1年の経つのが早くなった気がしてならないのですが、今年は仕事でストレスを抱えたりして何かいつも以上にネガティブな1年だったような気がします。
特に夏くらいから体調を崩すことが多くなって、3か月ほどエロゲーの新作を買う気分になれなかったというのは自分ながら驚きでした。まあ積みゲーを崩すのに専念していたと言えば格好いいのですが、ぼくはどちらかと言うとエロゲーをプレイするより購入することの方が好きなのであって、そんなぼくが3か月もの間ほとんどエロゲーを買わないなんてことはここ数年なかったことなのです。
まあ涼しくなって少しずつ体調も戻ってきたことっもあって10月発売の新作から今までの分を取り返すかのように新作を購入し始めたのですが、まだそれらのゲームにはほとんど手を付けていないような状態。
そんなわけで今年のエロゲーを振り返るといっても事実上今年上半期発売されたゲームしか振り返られない状況なわけですが、そんな短い中でも昨年と比べればぼく的に今年はかなり良作を掴めた年と言ってもいいのではと思います。
まずは2月発売のグリザイアの果実(フロントウイング)。批評空間でも中央値85点をキープしているように評価の高いゲームであえてここでぼくが褒めるまでもないわけですが、世間一般の批評にある面白さ満点の個別ルートに対して冗長な共通パートといった感想ではなく、評価の低いはずの共通パートもぼくには十二分に楽しめました。もちろん個別ルートも一部頭を捻らざるを得ないものもあったものの大部分は楽しめたわけで、それだけでもこのゲームがぼくの肌に合ったといえるでしょう。
今年上半期最も注目を集めたといっていい4月発売の穢翼のユースティア(オーガスト)もぼくにとっては楽しめた1本でした。これまで明るい学園ものにファンタジー風味を織り交ぜる作風で萌えゲーファンの支持を集めてきたオーガストが、今回は明るさを極力封印してファンタジー一本勝負。この挑戦はどうも賛否両論のようで古参オーガストファンの中には嫌う向きもあるのですが、ぼくにとってはデビュー直後と違い最近守りの姿勢が目立ったオーガストがようやく挑戦的な攻めっ気溢れるゲームを出してくれたと称賛したい気分でした。確かに終盤の展開はストレスが溜まるものであり、これまでの面白さを損ねたような気がするのは否めないわけですが、それでも主人公の心情についてライターはよく書き込んであり(気分的なものは別として)ぼく的にはそれなりに納得できる展開ではありました。この冒険心がある限りオーガストは美少女ゲーム界を牽引していく存在であり続けると思っています。
そしてもう1本取り上げたいのが太陽のプロミア(SEVEN WONDER)です。PULLTOP時代は良作手前といった評価のゲームをリリースしていた制作陣が、新ブランドを結成してようやく自信を持って良作といえるゲームを送り出してくれました。過去作でも評価の高かった作品自体の雰囲気の良さはそのままに、シナリオを充実させたのが結果に結びつきました。といってもストーリー自体はツッコミどころが多く必ずしも優れているとはいえませんが、あえて短所に目をつぶって製作陣のやりたいことをやり切ったという割り切りの良さとヒロインの誰かを捨て駒に使うことなく全員を可愛く魅せてくれたのは好印象でした。
と、ここまで書いていて思ったのは、3本とも良作を輩出するメーカーという(ぼくの)イメージからやや遠いブランドの作品だったことです。
フロントウイングといえばフーリガンやボーイミーツガールという2本の悪印象が強く地雷メーカーというイメージしかないし、オーガストもこれまでプレイしたゲームを見ると、設定は面白いし所々光る部分を見せるものの最後はどうも消化不良のまま終わってしまうという印象が強い。SEVEN WONDERもPULLTOP時代のてとてトライオン!が精一杯であれからもう一皮剥けるとは思ってもいませんでした。そう考えるとこれらのゲームについては(世間一般の期待値はともかく)ぼくにとっては嬉しい誤算だったといえるでしょう。
と上半期のゲームだけでここまで良作を掴めたのだからまだプレイしていない下半期のゲームの中にも良作が隠れていると考えても当然なわけで、特に発売前から期待していたWHITE ALBUM2closing chapter(Leaf)は良作以上のデキでなければ困るというのが正直な気持ち。もちろん他にも期待できそうな積みゲーが残っていそうで、これから来年に向けて1本でも良作を崩していければと思っています。
年齢のせいか最近特に1年の経つのが早くなった気がしてならないのですが、今年は仕事でストレスを抱えたりして何かいつも以上にネガティブな1年だったような気がします。
特に夏くらいから体調を崩すことが多くなって、3か月ほどエロゲーの新作を買う気分になれなかったというのは自分ながら驚きでした。まあ積みゲーを崩すのに専念していたと言えば格好いいのですが、ぼくはどちらかと言うとエロゲーをプレイするより購入することの方が好きなのであって、そんなぼくが3か月もの間ほとんどエロゲーを買わないなんてことはここ数年なかったことなのです。
まあ涼しくなって少しずつ体調も戻ってきたことっもあって10月発売の新作から今までの分を取り返すかのように新作を購入し始めたのですが、まだそれらのゲームにはほとんど手を付けていないような状態。
そんなわけで今年のエロゲーを振り返るといっても事実上今年上半期発売されたゲームしか振り返られない状況なわけですが、そんな短い中でも昨年と比べればぼく的に今年はかなり良作を掴めた年と言ってもいいのではと思います。
まずは2月発売のグリザイアの果実(フロントウイング)。批評空間でも中央値85点をキープしているように評価の高いゲームであえてここでぼくが褒めるまでもないわけですが、世間一般の批評にある面白さ満点の個別ルートに対して冗長な共通パートといった感想ではなく、評価の低いはずの共通パートもぼくには十二分に楽しめました。もちろん個別ルートも一部頭を捻らざるを得ないものもあったものの大部分は楽しめたわけで、それだけでもこのゲームがぼくの肌に合ったといえるでしょう。
今年上半期最も注目を集めたといっていい4月発売の穢翼のユースティア(オーガスト)もぼくにとっては楽しめた1本でした。これまで明るい学園ものにファンタジー風味を織り交ぜる作風で萌えゲーファンの支持を集めてきたオーガストが、今回は明るさを極力封印してファンタジー一本勝負。この挑戦はどうも賛否両論のようで古参オーガストファンの中には嫌う向きもあるのですが、ぼくにとってはデビュー直後と違い最近守りの姿勢が目立ったオーガストがようやく挑戦的な攻めっ気溢れるゲームを出してくれたと称賛したい気分でした。確かに終盤の展開はストレスが溜まるものであり、これまでの面白さを損ねたような気がするのは否めないわけですが、それでも主人公の心情についてライターはよく書き込んであり(気分的なものは別として)ぼく的にはそれなりに納得できる展開ではありました。この冒険心がある限りオーガストは美少女ゲーム界を牽引していく存在であり続けると思っています。
そしてもう1本取り上げたいのが太陽のプロミア(SEVEN WONDER)です。PULLTOP時代は良作手前といった評価のゲームをリリースしていた制作陣が、新ブランドを結成してようやく自信を持って良作といえるゲームを送り出してくれました。過去作でも評価の高かった作品自体の雰囲気の良さはそのままに、シナリオを充実させたのが結果に結びつきました。といってもストーリー自体はツッコミどころが多く必ずしも優れているとはいえませんが、あえて短所に目をつぶって製作陣のやりたいことをやり切ったという割り切りの良さとヒロインの誰かを捨て駒に使うことなく全員を可愛く魅せてくれたのは好印象でした。
と、ここまで書いていて思ったのは、3本とも良作を輩出するメーカーという(ぼくの)イメージからやや遠いブランドの作品だったことです。
フロントウイングといえばフーリガンやボーイミーツガールという2本の悪印象が強く地雷メーカーというイメージしかないし、オーガストもこれまでプレイしたゲームを見ると、設定は面白いし所々光る部分を見せるものの最後はどうも消化不良のまま終わってしまうという印象が強い。SEVEN WONDERもPULLTOP時代のてとてトライオン!が精一杯であれからもう一皮剥けるとは思ってもいませんでした。そう考えるとこれらのゲームについては(世間一般の期待値はともかく)ぼくにとっては嬉しい誤算だったといえるでしょう。
と上半期のゲームだけでここまで良作を掴めたのだからまだプレイしていない下半期のゲームの中にも良作が隠れていると考えても当然なわけで、特に発売前から期待していたWHITE ALBUM2closing chapter(Leaf)は良作以上のデキでなければ困るというのが正直な気持ち。もちろん他にも期待できそうな積みゲーが残っていそうで、これから来年に向けて1本でも良作を崩していければと思っています。
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