2012年02月20日

2月の発売予定表から

直仔(FD)中心というメンバーでやや寂しい構成となった前レース(月)に引き続き、今レースも新馬の登録が少なく意外性に乏しそうな雰囲気。古豪厩舎2頭の一騎打ちムードが漂う中、それに待ったを掛ける馬が現れるかどうかが馬券検討のカギとなりそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略

お姉さまは保健医(ARMADILLO)
ルネの別ラインからの出走だが、騎手・調教師とも関連性は薄く同じ抜き脚質とはいっても同一視しないほうが良さそう。鞍上の光星は過去カクテルソフトの馬に乗ったこともあるようにチャンスさえ掴めばもう少し上を狙えそうな騎手で、調教(体験版)を見ても馬体(CG)に関してはなかなか良いものを持っていそう。ただトレーナーの実績があまりに乏しすぎる。過去萌え・抜きに関わらず満遍なく凡走を繰り返す馬を調教しているようではとても狙えない。
期待度 ★☆

かみのゆ(light)
近走燃え脚質の馬を中心に走らせてきたlightから久々に萌え脚質の馬が登場。しかも高馬(フルプライス)となると本当に久々の出走となる。この厩舎の萌え&コメディとなると安馬(廉価版)でかなり実績を積んできていてそれほどハズレはないように思えるが、トレーナーがベテランの嘘屋佐々木酒人から全くの新人に変わったのはやはり不安。調教はそれほど悪くないように見えるが、短いところしか追ってなく今後どう転ぶかは不鮮明。上位馬相手に能力的にどこまで通用するかは微妙か。
期待度 ★★★

〇グリザイアの迷宮(FrontWing)
古豪厩舎ながらほとんど活躍馬を出せなかったフロントウイングがようやく上級馬を輩出させたのがグリザイアの果実で、その直仔(続編)にあたるのがこの馬。奥が深いながらそれを全部競走で見せなかった父だけに、それを払拭するような走りが期待される。ただ主戦トレーナーの藤崎竜太は面白い走り(テキスト)は定評があるが、きっちり収束を着けるかどうかという点については過去の実績を見ると不安がある。また次走を見据えて今回手の内を全部見せない可能性は強く余力を残した仕上げとなりそう。それでも能力は疑う余地はなく対抗印以下には落とせない。
期待度 ★★★★

△死神のテスタメント(3rdEye)
デビュー戦でソコソコ人気を集めながらやや期待を裏切った印象のある3rdEyeの2戦目。めろキューの色彩が強い騎手の起用ということでドラクリウスの存在を意識し過ぎ自分を見失った感のある初戦から比べると、今回は本来の力を出せるかもしれない。騎手の力量に関しては問題なく変わり身の可能性は十二分にありそうだが、調教を見るとやや脚元(システム)に難を抱えていそう。それでも今回は上位馬の層がやや薄いだけに連入の可能性は一考。
期待度 ★★★

処女と魔王とタクティクス ~魔王争奪戦!~(Chariot)
脳内彼女が別ラインから出した初のSLGが父の処女と魔王とタクティクスで、この馬はその直仔(FD)。父が活躍馬でなかっただけに期待は薄いが、凡走の原因が作りの甘いSLGパートだっただけにその点さえ何とかなれば上積みがありそう。騎手も悪くないし父とのセット売りもプラスに働きそうだが、ただ常識的に大きな変わり身となると難しそうで入着があれば上々か
期待度 ★★

▲太陽のプロミア Flowering Days(SEVEN WONDER)
新厩舎でのデビュー戦が好評を博したSEVEN WONDERが早々と直仔(FD)を出走。前厩舎時代は頑なに直仔を走らせようとしなかっただけに意外に思えるが、元々サービス精神旺盛なメンバー陣だけにこの直仔には期待できそうな予感。父は奥深い血筋(世界観)でまだまだ能力を出し切っていない感もあり走り(シナリオ)面での楽しみも大きい。ただメインヒロイン陣と比べて、直仔成功のカギを握る魅力あるサブヒロインが不在という点が意外に響くかもしれなく単穴での狙いに留める。
期待度 ★★★★

団地妻となう。(Waffle)
時折走る馬を輩出するWaffle厩舎の馬で、まずまずの走りを見せた真希ちゃんとなう。とスタッフが同じ。ただ今回はヒロイン1点突破作戦でなく多数のヒロインを登場させる数撃てば当たる方式とやや傾向が違う。抜きの質では変わりなくても、純愛要素やイチャラブなどには恐らく期待出来ないだろう。抜きだけで勝負するにはやや血統(設定)が古い気がして今回に関しては強気にならない。
期待度 ★★

ツクモノツキ(Sugar pot )
デビューから2戦目までの萌え路線に再び戻して挑むSugar pot の最新馬。騎手に月嶋ゆうこや成瀬守らを配して変わり身を狙うが、トレーナーがダメ主人公製造で定評のある尾之上咲太だは正直期待しづらい。アクチの足かせがあったとはいえ実績上位のおるごぅるを起用しても走らなかったSugar potの馬がそれ以下のトレーナーで走るとも思えないし実際調教もパッとしない。これではとても買えない。
期待度 ★☆

猫撫ディストーション Exodus(WHITESOFT)
まずまずの時計で走ったものの前人気やトレーナーの知名度からするとやや期待ハズレに終わった猫撫ディストーションの直仔(FD)。前走のラブライド・イブも期待されながら走らなかっただけに、今回走らないとこの厩舎自体に何か問題を抱えていると考えたほうがいいかもしれない。さて内容はやや父が容量不足だった点の補完と難解だった脚捌き(シナリオ)の解明といったところが予想されるが、直仔にしては高いお台(価格)設定が響く可能性も強く今回も潜在能力を発揮できないケースが考えられやや弱含みで。
期待度 ★★☆

△ネブ*プラス(Navel)
Navelの過去走った代表馬から人気ヒロイン3人を選り抜いてアフターを企画という、まさしくNavel厩舎ファンのためだけに走る直仔(FD)。同厩舎同騎手とはいえ3頭の馬すべてのファンでないと楽しめないだけに、どれだけ売れるのかが全く見えない。あとSHUFFLE!のヒロイン1番人気は本当に八重桜なのかとツッコミを入れたくなるが、馬の実績だけ考えればやはり不気味さ。本賞金(データ数)さえ確保できれば連対も可能か。
期待度 ★★★

◎はつゆきさくら(SAGA PLANETS)
注目された前走が入着どまりだっただけに、いくら馬主(社長)の鼻息が荒いといっても眉に唾して考えておいた方がいい。ただ前走の敗因が多人数トレーナーによる血統(設定)の理解不足によるものだっただけに、新島夕の色が強く出せる今回は萌えだけの一本調子な走りから脱却し大きな上積みが望めそう。ラシックスも前走以上の豪華布陣。調教の動きも今後に期待を持たせるもので、今回直仔中心を相手にまとめて一刀両断するような走りに期待したい。
期待度 ★★★★

プリンセスX FD ~許嫁は終わらない!?~(Poison@Berry)
秘かにブームとなりつつある人外ヒロインものとしては大きく外した格好の父の成績から考えてまさか直仔(FD)が登場するとは思わなかった。結果的に見ると人外ヒロインをブサイク系が手掛けると想像以上にグロが進んで、さすがの人外ファンの口に合わなかったよう。そう考えると直仔になって途端にファンの心が掴める走りができるとは思えず、今回も一発ネタのような内容の走りに終始してしまう可能性が大。
期待度 ★★

ホチキス(戯画)
丸戸史明がトレーナーとして起用できなくなって以来暗中模索が続く戯画の最新馬。ねこにゃんとは別ラインということでただでさえ薄い気配が余計に薄く感じられてしまうのは穿ちすぎかもしれないが、調教を見る限りその先入観は当っているようだ。戯画マインでは定番のヘタレ主人公で脚捌きも完全に空回り。いくら騎手が魅力でもこれではとても買えない。
期待度 ★☆

(本紙の見解)
前レースに続いて直仔中心のやや層が薄いメンバー構成。その中で未知の魅力を買ってはつゆきさくらを本命に押す。調教も今回のメンバーでは出色の動きで馬主サイドの巨大進軍ラッパに乗せられてみたくなる雰囲気。父の実績どおりの走りが出来ればグリザイアの迷宮の逆転は当然考えねばならず、太陽のプロミア Flowering Daysと並んで上位を形成する。絞ればこの3頭で充分だが穴ならデビュー戦を叩いて上積みを見込む死神のテスタメントに、出たとこ勝負が逆に不気味さと感じさせるネブ*プラスといったところを狙ってみたい。

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