2012年04月26日

4月の発売予定表から

GW前のレースは例年メンバーが揃って非常に盛り上がるのですが、今年は海外(非18禁)に有力馬が出走した影響かメンバー的にはやや寂しい印象。人気馬の実績が圧倒的で正直馬券的妙味は少なそうな雰囲気ですが・・・
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略

妹が僕を狙ってる(ALL-TiME)
毎度血統(設定)にひとひねり加えてくるALL-TiMEの最新馬。内容的には明らかなバカ系の馬だが、最近バカ色が強くなり過ぎてやや抜き色が薄まっている傾向があるのが気がかり。調教師の須永成人は前厩舎時代こういった主人公受けの馬も手掛けて結果を出しているが、その時は抜き色を強く出していた。今回は鞍上が新人騎手で雰囲気的には萌え系の馬を得意とする雰囲気。抜き系の馬をどこまで乗りこなせるかどうかは未知数で、内容はエロ系ながらほとんど抜けなかった前走と同じ轍を踏んでしまいそうな悪寒。
期待度 ★★

Angel Guard(Athena)
新厩舎(ブランド)でのデビュー戦でベテラン騎手のきみづか葵を鞍上に配してきたが、DEEPBLUE時代の頃を考えると独特の味が消えた感じがするのは記者的にはやや残念。トレーナーの玉沢円は萌え系の馬を手掛けるとどうもダメ主人公を起用して足を引っ張るケースが多く、今回も同パターンに嵌るようだと血統的に致命傷になりそうだ。榊原ゆいのテーマ(主題歌)に定番のラシックス(声優)は魅力だがそれだけを材料に買うのはやや冒険か。
期待度 ★★

〇VenusBlood -FRONTIER-(DualTail)
これまで知名度が低くいつも賞金(データ)不足による除外を心配しなければならなかったDualTailだが、ここ最近は人気を上げてきてその心配は無用となった感。元々能力は高く除外の心配さえなければ馬券検討には欠かせない馬。今回は看板母系のVenusBlood系でGW前の出走というのもヤリコミ系の馬には心強い。ライバルは強力だが、こちらは凌辱色を強めて独自性を出している。メンバー的に本命馬と対等に渡り合えるのはこの馬くらいだが、心配なのは本命馬と真っ向勝負して差を見せ付けられてしまわないかという点。それでも能力や実績を考えればここなら対抗には推せる。
期待度 ★★★★

俺の彼女のウラオモテ(Aries)
馬体(CG)の良さが光るがそれが結果に繋がってこないAries厩舎。今回も血統は学園を舞台とした萌え系だが、トレーナー陣が前走と同じということとなると変わり身の要素は薄く思える。ただ調教(体験版)を見る限り、前走のようなウザいヒロインは見当たらない感じなので、萌え系として見ればそれほど悪くないかもしれない。それでも実績を考えれば入着があれば上出来か。
期待度 ★★☆

グランリブラアカデミー(FOUNDATION)
新厩舎だがスタッフの顔ぶれを見る限りCLOCKUPの流れを汲むか。多彩な血統の馬を出走させるCLOCKUP系ではあまり好走例のないスタッフ陣で正直ピンとこないが、取材した限りでは抜き色の強い萌え系といった雰囲気。ただトレーナーの顔ぶれを見る限りヒロイン萌えには期待しづらそうで、あとはいかに濃厚なエロで勝負できるかどうかといったところ。そういった点で鞍上に今中光太郎を配しているのは心強いが、血統が一流馬の少ない魔法学園系。ここは様子見で。
期待度 ★★

虹翼のソレイユ -vii’s World-(SkyFish)
この厩舎の看板母系(シリーズ)であるソレイユ系の最新馬。これまで走った馬の集大成といった様相だが、これまでと違い脚質がADVという一本調子な戦法。騎手もこれまで主戦だった蔓木鋼音から満月〇らを加えるなどやや疑問の残る采配。別厩舎から走って大駆けを見せた翠の海の勢いに乗りたいが、看板母系といっても元々競走成績は一歩足りないだけに、この馬も馬券に絡むには力不足か。
期待度 ★★

SHINY DAYS(Overflow)
これまで競馬(エロゲー)界の闇の部分を如実に表してきた印象のあるOverflowも、噂によるとこの馬で引退と伝わっている。それだけに有終の美を飾りたいところだが、これまでの実績から白い眼で見られしまうのは仕方ない。大方の予想より早く出走にこぎつけたが、逆に脚元不安を承知でゲートインさせたとの見立てもできるし、メインルートをごっそり削ったCross Daysの悪夢も記憶に甦る。まともに走れば入着どころか首位争いしてもおかしくない馬を、後方追走のままタイムオーバーさせてしまうのが最近のOverflow厩舎だけにとても買えない。
期待度 ★☆

ずっとつくしてあげるの!(PeasSoft)
負の遺産というべきつくしてあげるのに!を思わせる馬名はかなりの冒険といえるが、騎手・トレーナー共替わっているだけにそれほど気にする必要はないかもしれない。そのトレーナーの芳井一はメインで担当するのは恐らく初めて。といってもこれまでのトレーナーの酷さを考えると逆に未知の魅力があるといえないこともない。といってもヒロイン全員幼馴染という血統だけにまともな走り(シナリオ)は期待できそうもなく萌え一本の戦法となりそう。そう考えるとこれまで全くといっていいほど走っていない厩舎だけにこれまでと同様の結果となってしまいそう。
期待度 ★☆

◎創刻のアテリアル(エウシュリー)
最近の実績から安定勢力というより競馬界のSLG系では一番手といえる存在となった感のあるエウシュリーの最新馬。これまでと違い血統に学園ものを噛ませてきたが取材ではそこまで違和感はない。今回戦闘がカードバトル形式ということでサクサク進行するかどうかという点に不安はあるが、カード蒐集という楽しみがあるだけにヤリコミ系としての不安はなさそう。後はカードバトル本来のデキがどうかといった点だが、厩舎の実績から考えてそこはぬかりがないはず。今回トレーナーがこれまで厩舎を引っ張ってきた高杉九郎の名が無く走りにぎこちなさを感じる点はあるが、それでもこのメンバー相手ならちょっと負けられない。断然人気で配当はかなり安いがそれだけの能力は保っているはず。
期待度 ★★★★☆

△デモニオン ~魔王の地下要塞~(Astronauts)
抜き系では一大勢力を誇ったアトリエかぐやからスタッフが独立してのデビュー戦。かぐやの看板騎手の一人だったM&Mが騎乗ということもあって気合充分。ただ脚質がSLGというのは厩舎デビュー戦にはやや荷が重くて気合が空回りしてしまいそうな悪寒も。SLG好走のカギとなるヤリコミ要素は未知数だし、CPUの思考ルーチンにもやや難がある気がする。M&Mの手腕は相変わらずレベルが高いが、かぐや時代で走った同タイプのダンクルが思ったほど走らなかっただけに、今回は厩舎の気合をそのまま鵜呑みに出来ない気も。
期待度 ★★★

▲はるまで、くるる。(すみっこソフト)
久々の出走となるすみっこの馬だが、デビュー当時とはガラリとスタッフが変わり半端マニアの渡辺僚一と木緒なちがタッグを組んでの参戦とあって、これまでの戦績は一旦リセットした方が良さそう。地方ではアクの強さがそのまま強みとなっている渡辺僚一だが中央(商業)ではどうも持ち味を出し切れていない印象。ただ阿吽の呼吸で通じるという木緒なちが裏に控える今回は地方での走りがそのまま出せそうな雰囲気。もちろんそれが実戦でどう作用するかは分からないが波乱を巻き起こす資格は充分持っている。惨敗もあるがうまく持ち味を発揮すれば勝ち負けまで狙える馬。
期待度 ★★★☆

花散る都と竜の巫女(でぼの巣製作所)
昨年末走った花咲く乙女と恋の魔導書の直仔(続編)。父がそれほど走った馬でないが、今回はこの厩舎の持ち味の一つである和風テイストを絡めて巻き返しを狙う。確かに山本和枝騎手の巫女&和服ヒロインは魅力的でいまだに色あせないものを持っているが、それでも一時代前と酷評されたARPG自体が変わってこない限り好走は夢のまた夢。入着があれば万々歳だろう。
期待度 ★☆

ふたりはマイエンジェル☆(CROWD)
TS系では一家言を持つCROWDの最新馬。前走と同じスタッフということで血統は違ってもそれほど内容に狂いはないはず。独特のヘタウマ系と云われた騎手の騎乗も調教を見る限り、多少洗練されてきた雰囲気。変身ヒロインものということで当然女化した主人公が凌辱される展開が予想されるが、この点は乙女ゲーに慣れていないファンには少々きついかも。主人公に男性声優と女性声優の二人を配しているというのもやや理解に苦しむ。いい意味でも悪い意味でも前走を踏襲しているとなると、変わり身は期待しづらいか。
期待度 ★★

氷華の舞う空に(Rosebleu)
叩きながら着を上げてきた僚馬のTiny Dungeonから新馬のこの馬も期待出来そうな気がしていたが調教を見る限り散々なデキ。裏情報ではどうやらトレーナーの一人が遁走したらしいのだが、それがこのデキに影響しているというのかと思えてしまう。もちろんサルベージした人間の能力次第では禍転じて・・・となる可能性もあるのだが、トレーナーの面々を見る限りそれを期待するのは無理があったよう。これだけ悪材料が山積みでは走るだけに終わってしまいそうだ。
期待度 ★

星空へ架かる橋AA(feng)
SHINY DAYS以上にこのレースに出走することが驚かされた馬。ハイクオソフトは延期が一種ネタと化しているが、同じような目で見られないよう厩舎首脳には猛省を促したい。それはともかく誰もゲートインするとは思っていなかったらしく、父(本編)が海外(アニメ)で走ったにしては注目度は薄い。といっても父が入着にも足りないという期待を大きく裏切った馬。なぜ海外で走ったのか不思議に思われたくらいなので、注目度が薄くても止むを得ないしそれほど期待もできない。海外でも通用したという豪華ラシックスだけでどこまで戦えるかだが正直ここでは厳しそう。
期待度 ★★☆

むりやり!? オトメDAYS (娘。)
男の娘ものの成沢空に幼馬(ショタロリ)のネムネムというコンビが騎手ということで内容は推して知るべし。二人の趣味が極限まで発揮された内容でその筋のファンには感涙ものだが、果たしてどれだけ需要があるかは記者にはよく分からない。当然走りに期待できる要素はなく天然バカというべき展開が続くと予想していたが、意外に日常パートは空回りしている感じ。登場人物にギャグメーカーが多数居すぎてどうもトレーナーが捌ききれていないようで、この調教では穴馬として狙うには厳しいか。
期待度 ★☆

△ものべの(Lose)
ポテンシャルを感じさせたデビュー戦だったが馬体の薄さと終盤の失速から案外の結果に終わっただけにどこまで巻き返しを見せるかが焦点。相変わらず幼馬(ロリ)一本という戦法が潔さを感じさせるが、血統は田舎を舞台とした雰囲気重視の癒し系。毛色(CG)もその雰囲気を壊すことなく魅力を醸しだしている。ただ調教を見る限りスタート直後の動きはもっさり。中盤すぎてから怒涛の捲り追い込みがあるかもしれないが、このままの流れが続くとよくある雰囲気だけ良かった馬ということになりかねない。取捨選択は難しいが、能力を信じて単穴に推す。
期待度 ★★★

△ゆきいろ ~空に六花の住む町~(ねこねこソフト)
休養後の成績がどうも上がってこないねこねこソフトの馬。前走ではとうとう馬場掃除に終わってファンに見捨てられてもおかしくないくらいの大惨敗。ただ前走の敗因はメイントレーナーの片岡ともと他のサブライターとの能力差から招いたもので、決して片岡氏の能力が落ちたわけではない。今回サブに加わるのがお馴染みの海富一に実力者の早狩武志という豪華版。ただナルキッソスはともかくこの馬の雰囲気が早狩氏とどうもそぐわない気がしてならないのが気になるが、巻き返しに躍起となっている厩舎の意気込みを買ってもう一度追いかけてみたい。
期待度 ★★★

(本紙の見解)
ヤリコミ系に人気が集中しそうな今回。ここ最近の厩舎の勢いから考えれば創刻のアテリアルの実績が一枚上。新機軸のカードバトルが当たるかどうかカギだが調教を見る限り心配は無用か。同じヤリコミ系のVenusBlood -FRONTIER-も地力を付けていて不気味な存在。凌辱系に目ぼしい馬が見当たらないのも有利に働きそうで連は死守しそう。他となると能力的に一長一短。スタッフを一新したはるまで、くるる。はムラ多い印象ながらトレーナーの味が生きれば爆発する可能性も充分。幼馬に特化したものべのも雰囲気だけ考えると上位クラスに匹敵するし、前走の惨敗を払拭するかどうかが見所のゆきいろ ~空に六花の住む町~の大駆けや騎手が魅力のデモニオン ~魔王の地下要塞~も連下なら。

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