2012年07月21日

7月の発売予定表から

例年地方の大レース(夏コミ)が控えるためか、頭(本)数が揃わない第7レース(月)。今回もご多分に漏れず頭数こそそれなりに揃ったもののかなり寂しいメンバー構成。大物馬の登場もあることはあるが権利(18禁)を満たしていないためオープン参加の扱いとますます寂しさに拍車が掛かった感。こうなったら好時計(評価)での決着を望みたいものですが・・・
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略

〇-atled- everlasting song(FLAT)
以前、競馬専門紙(エロゲー雑誌)の付録として企画され走った馬(ゲーム)が装いを新たに中央(商業)挑戦。騎手は変更されたが、元々走り(シナリオ)の方が評価されていたということもあって影響は少なそう。過去走った時もなかなかの時計で掛けていて実際調教(体験版)もなかなかの動き。これならまず凡走は考えにくいが、先代は直線やや脚が上がってしまったところがあって調教の動きどおり快走できるかどうかはやや疑問。それでも全くの凡走に終わってしまうことは考えにくくメンバー的にも首位争いを期待したい。
期待度 ★★★★

妹びらいざー(Silver Bullet)
血統(設定)はいつも面白く育て方次第では上級馬に成長しそうな雰囲気を漂わせながら、結局直線(終盤)腰砕けに終わってしまい条件級を脱出できないシルバレの最新馬。幼馬(ロリ)&妹という潔い戦法ながら騎手の魅力もあってトレーナーの手腕次第では上位を狙える器とは思えるが、その肝心のトレーナーが非公表。これではインブリード(近親)配合の妙も味わえずただの抜き系に終わってしまいそうな悪寒。厩舎の動向から取消(延期)の公算も大きそうだが、たとえ出走にこぎつけたとしても好走は望めないだろう。
期待度 ★☆

▲終わる世界とバースデイ(コットンソフト)
久々の出走となるコットンソフトだが、前走のぐらタンは結果的に不発だったし姉妹厩舎といえるねこねこソフトも休み明け後は沈黙を続けている。その沈滞ムードを払拭すべく今回は終末ものというシリアス系で挑むだけに変わり身を期待したいところ。トレーナーの海富一はこういった血統の馬を手掛けるのは得意だし、騎手も不安なし。ラシックス(声優陣)も流行の桐谷華を始め手堅いメンバーを揃え態勢は万全。上位人気馬を一蹴するだけの力を持っていると信じ単穴に押す。
期待度 ★★★☆

学☆王 It’s Heartful Days(Lump of Sugar)
人気騎手の梱枝りこ起用ということで人気を集めながら大きな着を取ってしまった学☆王 -THE ROYAL SEVEN STARS-の直仔(FD)。安馬(低価格)だけに気軽に買えるという点は強みだが、内容も相応である可能性も大きい。父(本編)があまりに走らな過ぎただけに巻き返す可能性はあるが、トレーナーのしげた氏の軽いノリが角砂糖厩舎のファンと相性が悪いかもしれず馬券に絡むまでの走りとなると少々荷が重い印象。ここは順当に消し。
期待度 ★☆

紅神楽(でぼの巣製作所)
この厩舎の看板血統である神楽系の最新馬。まあ看板血統といっても入着どまりの成績が精一杯だしゲーム性もここ数年進化が止まっている印象で、馬券の対象となると厳しい。山本和枝騎手と一番手が合う寺岡健治にトレーナーを戻したのはプラスで旧来の軽い凌辱を好むファンには嬉しいところだが、それだけを材料に狙うのはあまりに無謀。入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★

古色迷宮輪舞曲(Yatagarasu)
デビュー以来普通にないやや珍しい血統で売りだしてきたYatagarasu厩舎だが、今回はSLG系でなく古風なコマンド入力式ADV。騎手もこれまでの専属騎手から稲垣みいこらフリー騎手に依頼し雰囲気を一新。ただ難易度が高いというより面倒くさそうなシステムが、サクサク進行させたい今のファンに素直に受け入れられるかはやや疑問。厩舎自体これまで走る馬を輩出できていないだけにここは見送りが妥当か。
期待度 ★★

三極姫2 ~天地大乱・乱世に煌く新たな覇龍~(げーせん18)
SLG系中心の馬を出走させるげーせん18の最新馬で、馬名(タイトル)を見てわかるように三国志のパロディ。ただ父(前作)が惨敗に終わっているし、この厩舎はいつもバランスに問題を抱えていてゲーム性についても不安が大きい。いつものようにマイナー武将を取り上げる試みはコアなファンには嬉しいが、ゲーム性や走り(シナリオ)のクオリティを上げてくれたほうがもっと嬉しいということを厩舎サイドのは分かってもらいたいものだ。
期待度 ★★

△すぽコン! (アストロノーツ)
厩舎デビュー以来立て続けに走る馬を送り出したアストロノーツ。デビュー戦はともかく2戦目の走りは圧巻といってよく、実績に欠くトレーナー陣に操られながら好走を見せるあたりその勢いは本物だ。今回もスポーツ少女をヒロインに起用した抜きゲーという戦法はあまり成功していない分野であり常識的には買いづらいところだが、厩舎の勢いを考えると3度目の大駆けも充分考えられる。ただ騎手の実績はこれまでと比べるとやや劣るだけにまずは押さえから考えたい。
期待度 ★★★☆

△創世奇譚アエリアル(あかべぇそふとすりぃ)
新規まき直しのデビュー戦が惨敗と出足から躓いた格好のあかべぇそふとすりぃだが、トレーナーの実績を考えれば2戦目のこの馬の方が勝負気配が強い。そのトレーナーの井上啓二は久々のアルテミスブルーで手腕の衰えがないことを証明して見せたし、ロボットSFものというのも新鮮味があって魅力充分。ただ調教はやや自分語りが多くて癖が強い印象。好きな人にはとことん受け入れられそうだが、逆の目が出ると嫌われる可能性も考えられる。ぶっちぎりでの勝利も考えられるが、思わぬ大敗もありえそうというところでやや評価を落としてみた。
期待度 ★★★☆

第2回妹選抜☆総選挙 365人の妹いちゃラブ後日談(Latte)
話題先行のネタ馬らしくスタートは良かったものの結局馬群に沈んだ父(本編)の成績から考えて、この馬もほとんど期待できないだろうが、相変わらず幼馬(ロリ)の馬体(CG)はピカピカで惹かれるものがある。ただ安馬(低価格)ということで容量は期待できないだろうし、バカ系の風刺ネタも父は結局未消化に終わってしまっただけに、どこまで巻き返せるかは未知数。ほぼ間違いなく馬場掃除に終わるだろうが、こうしたバカ系にはもう少し頑張って欲しいと記者的には思っている。
期待度 ★☆

Tiny Dungeon ~BRAVE or SLAVE~(Rosebleu)
この父系(シリーズ)もこれで4代目。初代の評判からまさかここまで続くとは思わなかった。高馬(フルプライス)でありながら毎回内容は薄い(短い)が、代を経るにつれ時計を詰めてきているのは素直に誉めていい。ただそれでも入着には一歩足りない成績だし、本賞金(データ数)も減ってきているのも気がかり。トレーナーが遁走して惨敗に終わった前走の氷華の舞う空にのようなことはないだろうが、素直に買いづらいことは確か。
期待度 ★★☆

超電激ストライカー(OVERDRIVE)
期待されながら思ったほど走れなかった電激ストライカーの直仔(続編)。面白さはあったが内容の薄さが敗因であり、ルートの増強から変わり身の気配はある。高馬でなく値段をやや抑えているのも好感がもてるが、それでもなぜ出し惜しみせず最初から出せなかったのかという誹りは避けられないだろう。父が入着一杯で直仔が結果を残したという例はほとんど見られないだけに、強くは推しづらい。
期待度 ★★☆

つぼい君のスイッチ!(筆柿そふと)
前走の新婚生活(ニコチンソフト)で好評を博した大崎シンヤ&NATORI烏賊のコンビが、黒虹系を離れ今回はネクストン系から出走。調教等を見る限り前走と同じくコメディ&抜きの両立を目指す作戦で、実際序盤の雰囲気は良好。ただ前走のような強烈な笑いをもたらすキャラは不在だし、ツボを押すというシチュからどこまでマニアックなプレイを展開できるのかはやや不鮮明。トレーナーの実績的に大ハズレはなさそうだが、厩舎が変わった事によって内容が薄くなる可能性もあって思い切って消して見る。
期待度 ★★☆

てにおはっ! 女の子だってホントはえっちだよ?(root nuko)
これまでと違いエロに軸足を移して挑むroot nukoの最新馬。これまで血統の妙から期待されながら結果が出なかったことからこの脚質変更が当たる可能性は考えられる。実際MOONSTONE Cherryやひよこソフトなど抜き系への変更で成功した例もあるだけに無視できない。騎手のアマクラは前厩舎時代を含めてこういった血統の馬に騎乗するのは初めてだが、調教を見る限り手が合う雰囲気はある。ただ抜きに関しては標準以上としてもヒロイン萌えや走りの内容の乏しさは気がかり。このあたりにトレーナーの経験が乏しいところが出てきそうな感じで入着以上の成績となると難しいか
期待度 ★★☆

時計仕掛けのレイライン(ユニゾンシフト)
ユニゾンシフトブロッサムの最新馬だがエース騎手のいとうのいぢが手綱を握らないということは、それだけ厩舎が馬の走り(シナリオ)に自信を持っている表れとも勘ぐれる。ただトレーナーの実績となると心もとないというのが正直なところ。ミステリーといっても本格調でなくライトファンタジー風。雰囲気は悪くないし先を引っぱる牽引力もありそうだが、肝心な直線(ラスト)で失速してしまう可能性はどうしても拭いきれない。上位人気馬と比べるとマイナス材料が多くて押さえで買うのが精一杯。
期待度 ★★★

◎美少女万華鏡 -忘れな草と永遠の少女-(ωstar)
馬に恵まれないことで定評のある八宝備仁騎乗の安馬ということで黙って消してしまった前走が驚きの大好走。今回は前走と比べて淫靡さにやや欠ける印象はあるし、前走があまりに鮮やかすぎただけに、同じ走りが出来るかとなるとやや心配。
それでも同趣向ということならある程度のクオリティは確保できているだろうし、少なくとも高品位のエロが保障されているのは有難い。今回メンバー的にも抜けた馬がなく実績を買って本命に推す。
期待度 ★★★★

△平グモちゃん 戦国下剋上物語(ライアーソフト)
ライアーは行殺☆新選組以来歴史パロ系を得意としているし、最近ヒットを飛ばしていないトレーナーの岩清水新一もこの血統なら本領発揮の可能性も充分。相変わらず無名騎手をどこからともなく捜しだしてくるライアーだが、毎回その選択に狂いは無く今回も馬と手が合いそうな雰囲気。マニアックな歴史ネタがどこまでファンに受け入れられるか不安はあるが、シリアスとギャグのバランスさえ御せられれば前走の再現も充分可能。勝つまでは苦しいだろうが、上位人気馬が総崩れの展開なら大きく浮上する可能性も。
期待度 ★★★☆

FaintTone(Reon)
地方で走っていた馬が戯画PBから中央初挑戦。ラシックスの選択などいかにも地方テイストが漂っている馬の雰囲気だが、馬体に関してはそれなりに悪くない。ただ主人公が田舎か都会かを選ぶという血統はそれほど新鮮味を感じず、トレーナーの地方時の実績も正直寂しい。古くはねこねこソフトから最近ではアサプロなど地方から戯画PB名義で中央に挑戦して成功した厩舎はあるが、それ以上に失敗例が多いことを忘れてはならない。
期待度 ★★

ヨメ充(脳内彼女)
妹オール責めや男の娘ものなどそのマニアックな血統で名高い脳内彼女の最新馬。今回もヒロインの灰汁の強さは相変わらずだが走り自体は割合ストレート。笑いの多い展開はそれなりに支持を集めそうだが、それほどぶっ飛んだ感じがないだけに意外に伸び悩む可能性はある。騎手があおぎりぺんた一本から白金リオとの二頭体制になったのは不安はなく入着は間違いなさそうだが、それ以上の走りとなると大きな展開の助けが必要か。
期待度 ★★★

(本紙の見解)
有力馬の存在がなく波乱含みの展開が予想されるが、前走の実績を買って美少女万華鏡 -忘れな草と永遠の少女-を本命に押す。ただ安馬だけに時計が速くなる展開だと他馬にしてやられる可能性も。調教の評価が高い-atled- everlasting songがその候補一番手だが、底を見せないと言った意味では終わる世界とバースデイの方がより不気味。勢いに乗っているすぽコン! も連候補だし、厩舎サイドの鼻息が荒い創世奇譚アエリアルも能力的には充分食い込める力量はある。平グモちゃん 戦国下剋上物語もムードは上々で、ほか印が回らなかった馬にもチャンスはありそう。馬券的には非常に難解な一戦だ。

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