2012年08月15日

8月の発売予定表から

例年、有力馬の出走が少ない夏競馬ですが、今年はソコソコ粒が揃い一定レベル以上のレースが見られそう。前レースのような人気薄ながら大駆けするような馬(ゲーム)を今回こそ見つけたいものですが・・・
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略

△イモウトノカタチ(Sphere)
鈴平ひろ&橋本タカシという名騎手を揃え海外(TVアニメ)でも走ったデビュー戦のヨスガノソラのイメージが鮮烈なSphereの最新馬。ただ冷静に考えるとヨスガノソラも成績は入着どまりで、その知名度ほど優れた競走成績だったわけではない。デビュー戦で評価された妹を主武器に今回も戦う模様だが、インブリード血統(近親もの)に付き物の背徳感に乏しそうなのは気がかり。ヒロイン萌えについては高い次元をキープも、走りがやや重厚さに欠けるだけに軸では買いづらく押さえまで。
期待度 ★★★

妹びらいざー(Silver Bullet)
前レース発送直前になって出走回避(延期)。といっても態勢が整っているように見えなかっただけに回避は織り込み済みともいえる。その後、調教(体験版)が公開され今度こそようやくゲートインという運びとなりそう。といっても末が甘いシルバレの馬はもともと調教はそれほどアテにならない。トレーナー未公表は明らかにマイナス材料だし、騎手の手腕とインブリードだけではとても狙えない。ここも順当に見送りで。
期待度 ★★

◎いろとりどりのヒカリ(FAVORITE)
好走を見せたいろとりどりのセカイの直仔(FD)。星空のメモリアも直仔が走っているし、父(本編)では浮かばれなかったヒロインの救済がといった意味でも更なる上積みが見込めそう。後はHシーンの不足が不満だったメインヒロインの真紅がどれだけH方面で活躍できるかがカギ。これが父同様の走りに終わってしまうと思わぬ凡走となってしまうかもしれないが、記者は地力を買って主軸候補に推す。
期待度 ★★★★

▲母娘乱館(アリスソフト)
最近期待を裏切ることの多かったアリスの馬だが、直仔とはいえランス・クエストマグナムが久々の好走でようやく一息ついた感。今回は久々の純粋抜き血統(設定)の馬ということだが、アリスのこの血統はほとんどハズレがなくしかもMIN-NARAKEN鞍上ということで期待が大きいのは当然だろう。ただ一抹の不安はブラックさを根底に持っているアリスの馬でNTRとなるとアクが強くなり過ぎないかということ。能力的には他馬より上であっさり勝たれても不思議はないが、名馬妻しぼり以上の成績となると難しいかもしれない。
期待度 ★★★★☆

△さくら、咲きました。(SORAHANE)
デビュー戦の走りがまずまずの評価だったSORAHANEの2戦目。騎手の能力が突出した萌え系と見せかけて脚捌き(シナリオ)も中々というのが好評の要因ではと思うが、今回も同様の路線で挑みそう。トレーナーの砥石大樹は地方(同人)出身ながら最近評価を上げつつあり、また騎手の幼馬(ロリ)騎乗(原画)は相変わらず神の領域。ただトレーナーの頭数が増えたのはやや気になる点で、新鋭厩舎がこれだけのトレーナー数で挑むとなると「船頭多くして・・・」の諺どおりになってしまわないか不安。末(ラスト)重点だった調教の動きは面白かったが、全体まとめての評価となるとやや魅力に欠ける嫌いも。ここは連穴評価までに止めたい。
期待度 ★★★☆

すくみず食べ放題(Waffle)
この厩舎の黎明期を支えた優遇接待を思わせて古くからの競馬ファンを感傷的にさせられるが、肝心の競走成績はそれほど褒められたものではなかったので馬券的に買えるかというとやや疑問。この厩舎らしくすくみずに対するこだわりは感服もので馬体(CG)はピカピカ。といっても抜き系に多くを求めるのは酷であり、過去同様の走りを繰り返すようだと厳しい結果が待ち受けていそう。
期待度 ★☆

触装天使セリカ2(TOUCHABLE)
この騎手、この厩舎らしく相変わらずの触手系。ここ最近ほぼ同じ時計で走っているように安定感はあり、ファンにとっては今回も安心して買えそう。といってもその時計は入着から2~3歩手前というところで、馬券に絡むには程遠い。過去この厩舎の馬で一番速い時計で走った触装天使セリカの直仔(続編)といっても大きな期待はかけにくい。
期待度 ★☆

世界ノ全テノ全テ(霊岳ソフト)
10年以上前に走った馬ながらいまだ競馬ファンの評価が高い世界ノ全テのリメイク。トレーナーの名をそのまま厩舎名にするあたり、脚捌きにかなり自信を持っていることが窺える。やや旧さを感じさせた馬体を塗り直したり、ルートの見直しを敢行したりとただのリメイクに終わらせないという点は買えるが、それでもお台(定価)は相当に高い設定。これだけ強気なお台だと買えるファンは限られそうで、発走除外(データ不足)に陥らないか不安。押さえで狙うのが精一杯か。
期待度 ★★★

聖もんむす学園(Vanadis)
魔物ヒロインという独自血統を広めたVanadis厩舎の最新馬。今回は魔物ヒロインによる学園ものという一見親和性の低そうなニックス。それでも調教を見るといかにもバカ系に逃げそうなところを、真面目に進めていこうという走りは好感が持てる。ただ今回はこの厩舎では初めての高馬(フルプライス)。ある程度馬体重(ヴォリューム)が要求されるところだが、ネタの特異性だけで突っ走れたこれまでとはペース配分が変わってくるのがどう出るか。ヒロインの数でカバーする作戦は妥当も、ある程度走りの内容も伴ってこないと苦しい競馬になってしまうかも。
期待度 ★★★

第二音楽室へようこそっ!! (WHEEL)
あかべぇのバカゲー部門を担うWHEELだが、最近本体のあかべぇ自身が不振なだけにその影がかかってきているように感じられるのが気がかり。今回トレーナーにはむはむそふと等の仕事でバカゲーとしての経験豊富なHatsuを起用したが、それほど目だった成績を残していないだけに大きな変わり身となると難しそう。それでも騎手は経験こそ少ないものの腕は悪くなく、ヒロイン萌えを軸にしたイチャラブものと考えれば狙えないこともない。幸いHシーンにも力を入れている模様で能力なりには走れるだろう。ただそれ以上の成績となると展開の大きな助けが必要か。
期待度 ★★☆

〇追奏のオーグメント(地雷ソフト)
その自虐的な厩舎名から注目されたデビュー戦だが、ネタ系でなく意外に走りで勝負するという正統派。血統はかなり工夫されていてこれからの展開に期待できそうな雰囲気だし、キャラも魅力的。というと誉めてばかりだが、その血統を生かした走りが出来ているかというとやや疑問で、何か普通の学園ものになってしまっているように見えてしまうのが気になる点。それでも凡百の学園萌え系の馬よりは楽しめそうだし、直線に入って大きく化ける可能性もありそう。デビュー戦から大きく狙うのはやや冒険かもしれないが先物買いのつもりで買ってみたい。
期待度 ★★★★

中の人などいない!(ALcot)
最近バカゲーに転向してようやく力を発揮はじめたALcot本家の最新馬。騎手の能力は保証ずみであり走りが充実してくればより期待は高まる。そんな今回だが内容に妙なユルさを感じさせるのが特徴で、特撮ものにあるような熱さはほとんど期待できない。ただヒロイン陣の可愛さはやはり特筆もので、萌え系として考えれば充分上位。後は直線(終盤)でどこまで脚を伸ばせるかだが、パロや一発ギャグに頼った走りでは末脚を残しているとは考えにくい。正直掴みにくい馬で蓋を開けてみないと分からないところはあるが、前走ほど期待できないと見てここは見送りで。
期待度 ★★☆

貧は僕らの福の神 (ボンボンカンパニー)
実績あるトレーナー陣がタッグを組むが、血統を見る限り大三元の色が濃く出ている馬のように思える。そう考えるとやや七烏未奏の存在は異色なように感じるが、一種のハーレム系のようなご都合主義満開の展開も経験があるだけに充分手の内に入れてくると予想。ただ厩舎デビューらしく調教ではやや手慣れていないところが目立った。恐らく厩舎首脳陣に人材を欠いているように思われるが、いくら騎手・トレーナーに腕利きを揃えてもこれでは力を出し切れないかもしれない。能力を考えれば首位争いをしても不思議ないが、ここは大きく割り引いて考えたい。
期待度 ★★★

HOTOTOGISU 滅せぬもののあるべきか(つるみく)
凌辱一本で勝負するつるみく厩舎だが近走安定感がでてきた反面ややその走りに以前の破天荒さが無くなってきている気がする。今回も主人公が凌辱を武器にのし上がっていくアンチヒーロー系で安定味はあるものの新鮮さに欠ける面は否めない。それでも厩舎のファンには充分だろうが、掲示板上位を狙うには何かもう一つ欲しいのは確か。上位人気馬が総崩れしない限り連対圏突入は厳しいか。
期待度 ★★☆

僕の目の前で××される彼女(アイル)
最近流行しつつあるNTR血統だが老舗厩舎のアイルが手掛けるとなると何か独特の味がある気がする。脅迫系(シリーズ)で売ってきたアイルだけに、NTRとのニックス(相性)は良好。大駆けの可能性は充分と言いたいところだが、前走でヒロインの堕ちるスピードが速かったのが気になる。NTRで即堕ちするヒロインは嫌われる傾向があり、前走のような走りでは期待ハズレの結果に終わるのは必至。このあたりは調教をじっくり見極めて判断したいところだが、現在の段階では強気には推せない感。
期待度 ★★☆

MONSTER PARK 2 神々を宿した乙女(Trois)
聖もんむす学園同じ異種姦ものだが、こちらはモンスターにヒロインが凌辱されるというわけで趣はかなり違う。また姉妹厩舎のTriangleも変身ヒロイン凌辱を得意としているが、こちらはよりゲテモノ色が強い。数多くのモンスターに凌辱されるというシチュエーションの多彩さが魅力で、Delta厩舎で走った父(前作)からトレーナーを一新。思ったほど走れなかった父の無念を晴らしたい。ただモンスターデザインの気合の入り方と比べ、ヒロインの魅力に欠けるのが気がかり。この系統では定番のラシックス(声優)サトウユキの熱演でどこまでカバー出来るかどうか。
期待度 ★★★

△リヴォルバーガール☆ハンマーレディ(KAI)
幼馬とその過激な凌辱で知名度を上げつつあるKAIの最新馬だが、今回はこれまでの変身ヒロイン凌辱でなく、美少女活劇ものでやや様相が違う雰囲気。B級アクション風味の走りは記者的には好みではあるが、この厩舎の持ち味である凌辱が薄くなってしまうと本末転倒でありどこまで折り合いが付けられるかが好走のカギとなる。トレーナーのヒラマサ勘八というのは全く聞かない名だが、いかにもゴーストライターっぽい名で騎手である〆鯖コハダ の趣味が走りに反映されている可能性が強い。ただサブにはべテラントレーナーを揃え走りに対する不安は少なく大駆けの匂いプンプン。穴ならコレか。
期待度 ★★★☆

(本紙の見解)
父(本編)の成績を素直に受け取ればいろとりどりのヒカリで断然。ただし直仔(FD)だけに他馬の付け入る隙は充分。外枠発走(9月前半発売)しかも通信(ダウンロード)先行のハンディはあるがアリスの抜き系(ゲー)ということで恐い母娘乱館が逆転へ虎視眈々。そしてそれ以上に恐いのがこれも外枠しかもデビュー戦というハンディを感じさせない追奏のオーグメント。青春をやり直すという血統(設定)はそれほど目新しいわけではないが秘めた能力は高いものを持つと見た。ただその2頭が出走取消(発売延期)した時のことは頭に入れておくべきで、最近力を付けてきた印象のリヴォルバーガール☆ハンマーレディにデビュー戦が好内容のさくら、咲きました。の2頭にただの穴馬と思わせない雰囲気を感じさせる。前評判の高いイモウトノカタチ世界ノ全テノ全テも差はなさそうだが、不安を少なからず抱えているだけにやや評価を下げてみた。

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