2012年11月21日

11月の発売予定表から

ここ最近、有力馬が出走することが多く名実ともメインレースといってもいい11月。今年も大量に出馬登録してフルゲート必至で楽しみなレースとなりそうな予感。1頭ずつ検討するだけで頭が痛くなってきそうになってくるのですが、最終レース(来月)のことも考えてある程度は資金を残しておきたい気持ちも強い。といって点数を絞って買うとオミットした馬が飛び込んでくる気がして恐いのですが、あえて今回は強気に予想したいと思っています。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略

◎あえて無視するキミとの未来(ALcotハニカム)
高馬(フルプライス)でなく中価格帯で実績を残してきたALcotハニカムの最新馬だが前走は高馬を初めて走らせて案外の結果に終わってしまった。といってもこの厩舎はこれまで1走ごとに好走と凡走を繰り返して今回は好走の番。トレーナーに春季限定ポコ・ア・ポコ!の瀬尾順を再び迎えて変わり身必至の形勢。ただ追い切り(体験版)キャラクターや雰囲気の良さは買えるが爆発力に欠ける印象なだけに多頭数を捌ききれるか心配だし、時計が極端に速くなるようだと厳しい。それでも実績を考えれば本命は当然でこの馬を中心にレースは動きそうだ。
期待度 ★★★★

あねいもNeo Second Sisters(bootUP!)
この厩舎定番の血統でエロのクオリティにはまず高水準なものが期待できる。それにしては最近の不振が解せないが、このあたりは代を重ねた血統の宿命でどうしてもマンネリの印象が付きまとってくるためかもしれない。騎手(原画家)の東雲一彦の騎乗がやや丸みを帯びてきたことについては賛否両論あるが、それより現状を打破する何か大きな糸口を掴みたいところ。今回も持ち時計では走れても入着以上の成績となると厳しそうな状況か。
期待度 ★★☆

Yin-Yang! X Change EX(CROWD)
性転換ものでは一家言持つCROWDだが今回はまた懐かしい血統を持ち出してきた。といっても騎手は全く替わっているし雰囲気も妙に乙女系(ゲー)ぽい。主人公が男性教師ということで恐らく主人公萌えには期待しづらいし、原点回帰という割にはかなり方向性がずれているように感じる。リアクション的笑いには期待できても肝心のヒロイン(主人公)に可愛さがなければ好走は難しい。そして記者は何度も言っているのだが、主人公が性転換前と後でラシックス(声優)を変えるのは止めたほうがいいと思う。
期待度 ★★

△ウィッチズガーデン(ういんどみる)
ういんどみる10周年を飾るべく主戦騎手のこ~ちゃが2年ぶりに騎乗。ただトレーナーの高嶋栄二&保住圭 のコンビは同厩舎の神がかりクロスハートが不振に終わっていてやや心配。それでもこ~ちゃの騎乗と保住圭のイチャラブが上手く噛み合えば脅威で、新機軸のE-moteがそれを増強するようなら本命馬を脅かす存在にもなり得る。ラシックス(声優)も相変わらず豪華で10周年に相応しいデキに仕上がった印象だが、好走はその思惑がすべて当たった場合に限りそう。
期待度 ★★★

乙女が紡ぐ恋のキャンバス 二人のギャラリー(ensemble)
裏方向で何かと話題を集めた乙女が紡ぐ恋のキャンバスの直仔(FD)。トレーナーが変更されたのはお察しといったところだが、替わったメンバーが来夢みんとと他新人2人ではかなりお寒い陣容。元々この厩舎は直仔では花と乙女に祝福を ロイヤルブーケでやらかしているし、とても買えるような雰囲気ではない。少なくとも今回は父(本編)の実績を貶めない走りをしてもらいたいが、現状ではそれも難しいかもしれない。
期待度 ★☆

『彼氏いない歴=年齢』じゃ、どうしてイケナイのよ!?(裸足少女)
抜き系ファンには絶大な人気を誇るINOが久々に裸足少女の馬の手綱を握る。長いキャリアを誇るが馬に恵まれずほとんど上位入線を果たせないINOだが、その中でも裸足少女の馬はまだ走った方で、時々大駆けする馬を輩出する厩舎だけに存外バカにはできないかもしれない。ただ毛色(塗り)がやや変わった感じがするのと、トレーナーの実績がほとんどないに等しいところが不安感を煽る。シチュ的に羞恥心をかきたてるエロに期待したいところだが、その期待を裏切ってしまう可能性は意外と高そうだ。
期待度 ★★☆

倉野くんちのふたご事情(CUBE)
厩舎デビューとなった夏ノ雨の印象が未だつよいCUBEの最新馬。CUFFS系のふたごものというとどうしても過剰な期待を掛けてしまうが、よく考えるとトレーナーはトノイケダイスケでなく全くの新人。血統(設定)もやや無理がある印象だったが、追い切りを見る限りやはり微妙。どうやら家族の内面などは深く描かず萌えとエロで押し切る作戦のようだが、騎手の力量に頼るだけの単調な戦法でこの激戦区を勝ち抜けるとは思えない。人気になっているようだが見送りが賢明だ。
期待度 ★★

幻奏童話ALICETALE(GALACTICA)
メルヘンを舞台としたバトルものという血統が惹きつけられるGALACTICAの最新馬。SDヒロインが可愛い3Dバトルミニゲームのデキ次第では馬場掃除に終わったデビュー戦の払拭も充分可能と思われたが、そのデキがどうも今ひとつという評判。これでは走りがいくら良くても足を引っ張る効果しかならない。まあトレーナーの実績はバカ方面に偏っていてシリアスな展開には期待できなさそうだが、凝った血統が無駄に終わらないような走りをしてもらいたいものだ。
期待度 ★★☆

△女系家族III 秘密HIMITSU卑密(シルキーズ)
elfの馬に騎乗し立て続けに結果を出した市川小紗が再び姉妹厩舎のシルキーズの馬の手綱を握る。父(前作)が今一つの結果だっただけに大きく期待すると裏切られる可能性はあるが、孤島を舞台にしたサスペンスといういかにも市川小紗の力が生きそうな血統だけに上位を狙えるだけの器ではある。ただトレーナー未公表というのがどうしても強く買えないところで、これがもし土天冥海だったら文句なしに公表するはず。トレーナーの実績がないから公表できないのだろうという猜疑心がどうしても働くだけに、蓋を開けてみないとどういった走りをするのか分からないところがある。好走もあり得るが意外にその確率は低いと思われ、少々押さえで買うといったところが精一杯か。
期待度 ★★★

スペルマン その復讐の膜を破れ(アトリエかぐや)
有力所属騎手が抜け「そして誰もいなくなった。」という状態のアトリエかぐや。新生かぐやのデビュー戦で初騎乗のmeroがやや垢抜けてきたのは好材料も厩舎の沈滞ムードを覆すほどではない。血統自体も出落ちネタのような雰囲気で、安馬(廉価版)ならともかくこれを高馬として売ろうという厩舎の判断はどうかと思う。正直買える材料はほとんどないと言わざるを得ない。
期待度 ★☆

戦極姫4 争覇百計、花守る誓い(げーせん18)
げーせん18のSLGも認知度がかなり高まってきた印象。それが主に脚元不安(バグ)方面というのがちょっといただけないが、それでも代を重ねるごとに固まってきているのは心強い。ただ父(前作)がそうだったように、いつも仕上がり不十分で出走させるのがこの厩舎。走り(シナリオ)にも不安があるだけに、ぶっつけ初戦から買うのは勇気がいるだけにここは様子を見たい。
期待度 ★★

▲操心術∞(Studio邪恋)
催眠もので力を発揮するおくとぱすがトレーナーで実績ある血統だけにそれなりの期待は出来そうな予感。他厩舎で走った催眠遊戯が催眠ものの魅力を十二分に生かして上位入線を果たしただけに、本家といえるStudio邪恋でもその再現を狙う。ただ前走の成績は今ひとつといってよく、冷静に考えると催眠遊戯ほどの期待は出来ないかもしれない。それでもこの母系(シリーズ)完結編と謳うだけにそれなりに力の入った競走はしてくれそう。トレーナーの勢いを買って穴馬以上の期待をしたい。
期待度 ★★★☆

その花びらにくちづけを ミカエルの乙女たち(ゆりんゆりん)
地方(同人)で百合系で鳴らしたふぐり屋のJUNとぺこのコンビが満を持して中央(商業)へ進出しての第1戦。どちらかというと主人公が女装するケースが多い中央(商業)の馬だけに、こうした純粋な百合系の馬を見ると新鮮に映る。ただ地方時のふぐり屋の実績を見ると意外に振るわず入着が精一杯。まさか地方時と同じクオリティで挑むとは思えないが、脚元(システム)の貧弱さを考えると不安が先立つ。デビュー戦ということを考えると強くは推せない。
期待度 ★★

テラべっぴん(CLOCKUP)
Team N.G.XがトレーナーのCLOCKUPの馬と云うと、血統はなかなか面白いのだが実戦になると案外という馬ばかり。同騎手の前走のプリーズ・レ○プ・ミー!もそんな感じで、今回も同じ結果になってしまわないか不安が付きまとう。追い切りを見る限りエロは想定以上だし好ムードを漂わせているが、前走も追い切りは好調だっただけに素直には受け取れない。これまで裏切り続けられているだけに今回はさすがに見限る。
期待度 ★★☆

〇TRIPLE×SADISTIC(BlackLUNA)
最近安馬ばかりを担当してきた嘘屋 佐々木酒人が椎咲雛樹とタッグを組んで本格馬を走らせるということで記者的に注目している馬。抜きというには走りが特殊すぎて抜けないというのがこのトレーナーの味なので、どうしてもお手軽抜きを期待してしまう安馬では実力を発揮できないと見ていただけに今回はその力を出せる場面。登場人物すべてがSという血統はともすると破綻してしまう可能性は高いが、実力トレーナーだけにうまく御すると見る。一風変わった馬であることは間違いなく、合う人なら高評価を期待できそう。デビュー戦ながらスタートさえ決めればまさかの大駆けも充分可能と見て対抗に抜擢する。
期待度 ★★★☆

△ないしょのないしょ(Iris)
幼馬(ロリ)×凌辱というニックスのアンバランスさが注目されたデビュー戦が今一つだった印象のIris。今回は幼馬の魅力を全面に押し出す作戦で変わり身を狙う。幼馬&双子ヒロインというと往年の著名馬を思い出してしまうが、それだけ競馬界では普遍的ニックスなのだろう。幼馬との萌えエロをトレーナーがどこまで理解して仕上げてくるかがカギと見ていたが、ファンの間では中々盛り上がっている様子。幼馬の出走が厳しくなってきている状況が、この馬にとっては追い風になるかもしれず穴で一票投じる。
期待度 ★★★☆

ヒミツのオトメ ボクが女の子になった理由(Etoiles)
もはや往年の面影を感じさせないSIESTA&Etoilesで、今回主戦騎手の雨音颯に戻すといっても大きな上積みは期待しづらい。血統は今流行の主人公女装ものだが、追い切りを見る限り主人公にあまりパーソナリティを感じさせないのは困りもの。女装潜入ものの失敗パターンを踏襲しているようでは先は暗い。トレーナーの実績を考えてもこれ以上変わり身があるとも思えず見送りが賢明だろう。
期待度 ★☆

毎日しゃぶっていいですか? 1部屋-魔乳家族(OLE-M)
美麗ながらヒロインがどうも天然ぽく感じられてしまう主戦騎手望月望の欠点を逆手にとっての抜きバカ路線でお馴染みなOLE-Mの最新馬。取材しなくても馬名(タイトル)だけでおおよそ血統が理解できてしまうのがこの厩舎の馬なのだが、今回もほぼ同じ。天然バカを増強するような黒ギャルモードも相変わらず搭載と、この厩舎のファンの期待を裏切らない内容には仕上がっている。といってもこの路線が一般の競馬ファンに受け入れられているかというと疑問で、ソコソコ評判の良かった前走から実績あるライターが抜けてしまったのも不安が残る。家族をテーマにしたちょっといい話くらいあれば評価も多少上向くかもしれないが、それを期待するだけ無駄というものだろう。
期待度 ★★

魔王と踊れ! コード:アルカナ(catwalk)
VA系のRPG専門厩舎として認知されているcatwalkだがこれまでの実績はと見るとかなりお寒い。それを打破すべく動いた前走が散々のデキだっただけに、再びこれまでの舞台に戻ってきたが実績的にそれほど期待出来ないのは確か。これでは知名度の高い神無月昇を擁していても宝の持ち腐れというものだが、トレーナーの力量を含めて全く変化がないから仕方がない。これまで通りの時計で走って馬群後方のまま入線というのが目に見えているだけに見送りが妥当なところだろう。
期待度 ★☆

未来はキミに恋してる(SweetSugar)
デビュー戦ということもあってかほとんど話題に上っていなかった馬。騎手の泉水いこはそれなりの人気を持つが、今回は彼の魅力が生かされている馬と言いがたいだけに厳しいレースが予想される。デビュー戦で多人数トレーナーというのも「船頭多くして・・・」という可能性が高く余計に買いづらい。血統もそれほど惹かれるものがないだけに、恐らく注目を集めないまま馬群後方のまま消えていくという可能性が強いだろう。
期待度 ★★

(本紙の見解)
フルゲートを超える登録馬が集まって大激戦。実績を考えればあえて無視するキミとの未来(ALcotハニカム)が抜けているが付け込むスキは多い。全くの人気薄だがトレーナー&騎手が魅力のTRIPLE×SADISTIC(BlackLUNA)の大逃げが決まれば逆転も充分可能か。トレーナーの勢いを考えれば操心術∞(Studio邪恋)も上位に食い込んできそうだし、幼馬の特性を生かすないしょのないしょ(Iris)も虎視眈々と馬券圏内を狙う。名門厩舎の女系家族III 秘密HIMITSU卑密(シルキーズ)ウィッチズガーデン(ういんどみる)も嵌れば恐い存在で難解な一戦となりそうだ。

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