2013年02月20日

ユニット性能の弱さが目立たなさに

発売日直後から始めていた輝光翼戦記 銀の刻のコロナ -Fortune Dragon’s-(ETERNAL)ですが、取りあえずおまけHの1~2シーンを除いてクリアできました。
本来ならもう少し早くクリアできるはずだったのですが、先週体調を崩して2日ほど寝込んだこともあって(その悪い体調の中で前回の更新を急いだこともあって)もっと早く終われなかったのが残念・・・というのも思ったほどSLG部分の容量が少なくて、何かアッという間に終わってしまった感触だったからです。
まあ正直、この銀の刻のコロナのSLGは前作と比べると面白さという点で乏しく中毒性も無いに等しいくらいですから早めに終わってくれてホッとしたというのが正直なところですが、それというのもこのSLG部分よりぼくが期待していたのがベリダディアが登場するシナリオでして、彼女が登場する以上コロナのメンバーで前作(ユミナFD)にあったようなダンジョン探索が出来るのではと思い込んでしまっていたからです。
それはぼくの全くの思い違いでダンジョン探索はただ文章上進行していくだけで、RPGとして楽しむような趣向は存在しませんでした。この時点でぼくのこのゲームに対する評価は地に落ちてしまったのですが、冷静になって考えてみるとSLGやバトルアリーナを含め一応投げ出さずに最後までプレイできたのですからそこまで貶すことはなかったかもしれません。

ただこれは本編プレイ時にも思った事なのですが、SLG場面で使えるユニットがコロナ組ですとバランスブレーカーというべきスキルを多数持つコロナは別格としてそれを除くと残りで使い勝手がいいのは恵理と竜一くらい。新キャラの赤もクセが強くて使いこなすには苦労するし、それならユミナ組の方がキャラクターも立っているしユニット性能も高いものが多い。回復ユニットもユミナの方が久美や明日翔より使える印象が強いし、一見使いにくそうな藍もハイドロブラスターというコスト性能が最強ともいえるスキルの存在が心強く、敵のMP(メシアポイント)が多いシーンで猛威を振るってくれる。HPが少なく装甲が薄い雲母も同系統であるメインヒロイン格の刻乃と比べると、使えるスキルの存在の多さだけで上の評価が与えられる。
というわけでこのゲームのウリの一つであるバトルアリーナでもコロナ組のユニットはほとんど出番がない。というよりコロナ組のユニットを入れたくても能力的に入れられないのが実情。これでは本編のキャラクターとしての鼎の軽重を問われかねない。

おまけの回想シーンでサブヒロインたちのHシーンが楽しめる趣向となっているが、やはり使い込んだユニットでないと愛情が湧かずあまり楽しむことができなかった。ユミナFDが本編の不評部分を補って非常に楽しめるデキに仕上がっていたのに対して今回のFDはお世辞にも楽しめたとはいえない。どうやらこのユミナ→コロナに続いてまた同じ世界観で続編が登場しそうな雰囲気があるのですが、今回がこのデキですと正直購入に躊躇せざるを得ないような気がしてなりませんでした。

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