2013年04月14日

4月の発売予定表から

GW前のレースといえば毎年ここに狙いを絞って出走させる厩舎(エウシュリー)の存在。これまでなら黙って買いだったのですが、昨年はやや人気を裏切っただけに他馬(ソフト)にも付け入る隙は充分ありそう。例年に比べやや大物馬に欠くレースとなりそうですが、どの馬を軸に買うかが思案のしどころです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

運命予報をお知らせします(ヨナキウグイス)
これが中央(商業)デビューとなるヨナキウグイス。地方(同人)での実績はなかなかで騎手(原画家)・トレーナー(ライター)とも同じコンビならそれなりに期待できそうな予感。騎手はやや垢抜けしていない感じも、エロで勝負するタイプでないだけにあまり気にしなくてもよさそう。ただ地方時脚元(システム)の弱さが難点となっていただけに、その不安が解消できないようだと好走は覚束ない。この馬の特長である主人公の孤独感がダメ主人公へと繋がってしまわないかも心配。ヒロインはソコソコ魅力的も萌えに素直に結んでくれなさそうで一走見送りが妥当かも。
期待度 ★★☆

ガーディアン☆プレイス(SkyFish)
厩舎の主戦騎手が競演しその上若手ながら将来性充分という小林ちさとを起用という豪華な布陣ながら、血統はバカゲーという不条理。最近迷走気味であるSkyFishの現状を示したといえるが、追い切り(体験版)を見る限りその予想からそれほど外れてなさそう。これなら魅力ありそうなヒロインを全面に押し出した抜き系にしてしまった方がまだ期待できる。馬体重(容量)が少なそうなのも不安だし、メイントレーナーがF&C出身の宮村優では変わり身は期待薄。厩舎の最近の実績どおりの競走に終わってしまいそう。
期待度 ★☆

ギャングスタ・リパブリカ(WHITESOFT)
魅力的な人材を擁するWHITESOFTの最新馬で、前レースに続いての連闘というのは異例。ただ前レースの運命が君の親を選ぶ 君の友人は君が選ぶも馬体重(容量)の寂しさ(少なさ)から直線(終盤)脚が止まった格好。この厩舎の出走馬は毎度そのパターンで期待を裏切っているだけに、実績充分な元長柾木がトレーナーといってもそれがそのまま成績に表れるかは微妙なところ。出走直前の厩舎情報(更新)が少ないだけに取消(延期)の可能性が大きいかも。
(その後取消を発表。次走は6R<月>の予定)

幻創のイデア Oratorio Phantasm Historia(3rdEye)
デビュー2戦目で前進を見込んだ死神のテスタメントが思わぬ凡走。伝奇バトル血統にダメ主人公を配しては馬場掃除も当然か。伝奇系は能力以上に好走する馬が多いのだが、これまでのトレーナーの実績を考えると正直食指が動かない。しかも主人公2人態勢はトレーナーの能力が相当高くないと成功しづらい。血統的にはかなり奥行きがありそうだが、うまく仕上がるかどうかは別問題。追い切りの公開も無くどこまで仕上がっているか未知数だし、めろきゅー&C:drive.時代から今ひとつ騎乗馬に恵まれない騎手たちの試練は今回も続きそう。
(その後取消を発表。次走は6Rの予定)

恋せよ!! 妹番長(Latte)
妹に特化した血統でこのところ挑んでいるLatteの最新馬。相変わらずのバカ系なところが潔く、学園番長マンガの設定をそのまま妹にあてはめた内容はあまりのニッチさに誰が買うのか首をひねらざるを得ない。ただそのゾーンの狭さが意外な好走に繋がる可能性はあるし、幼馬(ロリ)で力を発揮しそうな騎手の起用も納得。積極的に馬券が買いたくなるタイプの馬ではないし実績的にも大きな期待もしづらいが、記者的には応援したい馬。
期待度 ★★

こなかな2Konatayori Kanatamade II(F&C)
過去の遺産を食い潰すことで厩舎を細々と存続させている印象の強いF&Cから、また名馬の名を冠した馬が登場。前走の水月弐 ~追憶~が予想通りの散々な成績で父の名を汚しただけに、今回も全くといっていいくらい期待できない。元々海外(コンシューマー)で屋根裏の彼女として走っていた馬を馬名(タイトル)を変えて輸入(移植)したわけだが、海外時の成績が成績なだけに空気を読めと言いたい。期待できそうなのが音楽だけという現状は過去の名門厩舎を知る者として寂しい限りだ。
期待度 ☆

〇さくらさくらFESTIVAL!(ハイクオソフト)
ようやく出走と思われた前レースだったが直前で回避。ただ今回はさすがにゲートインするだろう。これを見越して回避を繰り返してきたわけではないだろうが、かなり戦いやすいメンバーで充分勝機はありそう。父(本編)の走りがかなり遠い昔のこととなってしまったのは直仔(FD)としてはマイナス材料ではあるが、期間が空き心配された騎手の乗り味の違いや劣化もほとんどなさそうなのは幸い。ヒロイン萌えだけでなく走り(テキスト)の軽快さでも定評があった父同様の動きを追い切りでも見せているだけに以前より印を上げてみた。
期待度 ★★★★

△少女神域∽少女天獄 The Garden of Fifth Zoa(Lass)
こちらも久々の出走となるLassの最新馬。前走は直仔で完全新馬となると5年ぶりとなるが、追い切りの評判を聴く限り勘が鈍っているのでは?と思いたくなるくらいの仕上がり。ただ11eyes -罪と罰と贖いの少女-でもスタートはやや出遅れ気味でも結果を残したように今後変わり身を見せる可能性はある。それでもこれだけ追い切りの動きがパッとしないとさすがに不安だし、騎手の乗り替わりもプラスには働かない。直線ご都合主義に陥らないかという心配もあるし厩舎の実績はあっても押さえで買うのが精一杯。
期待度 ★★★

Dang!Dang! 団地妻 わたしだけの旦那さま☆(ALcotハニカム)
好走と凡走を繰り返すALcotハニカムの法則に照らせば、今回は凡走の番ということでやや割り引いて考えたいところ。血統だけ考えれば明らかに抜き系だし、この厩舎らしからぬラシックス(声優)の使用(起用)を考えると、これまでの所属馬とはやや違ったタイプと見ていた。ただ追い切りを見る限り抜き一本勝負というわけではなく萌えとの兼用を目指す考え。それが当たれば好走もありえそうに思えるが、馬名と内容の齟齬を考えると裏目に出る可能性が強そう。やはり今回は凡走の番か。
期待度 ★★☆

終奏<ついそう>のオーグメント(地雷ソフト)
デビュー戦で穴人気を集めながらも結果は入着が精一杯。笑いに関しては好意的な意見が多かったものの、馬の能力がうまく引き出せず中途半端な仕上がりに終わってしまったのが敗因か。ほぼ血統的に完結していただけに直仔(FD)がどこまで走るかは微妙も、ファンの意見を取り入れる厩舎のスタンスから考えれば前進は期待できそう。ヒロイン人気は姉が一番のようだが、笑いを考えれば他のアナザーの方が期待できるかも。ただ父(本編)の成績を考えると、馬券に絡むまでの上積みを見込めるかとなるとやや厳しいかもしれない。
期待度 ★★☆

逃避行GAME(Ex‐iT)
デビュー戦の惨敗からすると前走のひよこストライクは中々見所があった内容。トレーナーが佐藤ヨシヒサ氏との二頭体制から小林公示一人に変わりどのような変化が訪れるかカギ。魅力あるヒロインとの逃避行というアイデアは面白いが、騎手の劣化が激しくてビジュアル面でヒロインの魅力がさっぱり伝わってこないのが難。ヒロインごとに逃避行の違いが出せるかもカギだが、嵌れば大駆けの期待もある。騎手不安に目を瞑って大穴で一票投じる手も。
期待度 ★★☆

ナイものねだりはもうお姉妹(Aries)
なかなかエスプリの効いた馬名だが、これまでのAries厩舎の実績を見ると走りに期待するのはお終いとういう意かと感じてしまう。これまで厩舎のメイントレーナーだった水月紅葉が一歩後ろに退いた格好だが、残ったトレーナーの顔ぶれから強化されたとは思えない。相変わらず戌角柾と有子瑶一という騎手の乗り味(原画)は素晴らしく魅力たっぷりもそれ以外に買える材料はなくここは見送り。
期待度 ★☆

△ひとつ飛ばし恋愛(ASaProject)
もはや弱小厩舎とは口が裂けても言えなくなったアサプロの最新馬。ヒロインが体を張って笑いを取る戦法はお家芸となった気がする。ヒロイン全員が身近な女性でなく文字通り「ひとつ飛ばし」という血統(設定)はコロンブスの卵的手法で面白い。ただアクセントとして一人くらいは身近なヒロインを攻略させて欲しいところ。ただ記者的には前々走と比べて前走はやや笑いのクオリティの点で落ちてきた気がするのが気がかりで、相変わらずの多人数トレーナーということでルートごとにばらつきが出そうなのも不安。メンバー的に人気を集めそうだが単勝負は厳しく連穴評価とする。
期待度 ★★★☆

△百花繚乱エリクシル(AXL)
最近低いレベルで成績が安定してしまった感があるAXLの最新馬。最近他厩舎でも凡馬を送り出している長谷川藍がトレーナーでは走りにはそれほど期待できなさそう。それでも毎回水準以上の萌えは保障されているし、今回主人公が出来る人物ということで少なくともヘタレで苦しまなくてよさそうなのは幸い。厩舎がファンタジー血統と相性が良いのはプラス材料で、追い切りが公開されてなく能力は分からないもそこが未知の魅力とも取れる。このメンバー相手なら忘れた頃の一発大駆けがあるかも。
期待度 ★★★

▲魔導巧殻 闇の月女神は導国で詠う(エウシュリー)
追い切り当初はかなり動きが悪くファンをガッカリさせたが、レース間近になって立て直しを加え一応戦える態勢は整った感。それでも現時点では好走した神採りアルケミーマイスターあたりと比べれば完成度は低そう。海外を含めこれまで数多くの名馬が登場している国盗り型戦略SLG系だけに、ファンの求めるレベルが高くなってしまっているのも厳しい。ただ単調な一本道でなく自在(由)度の高い展開が期待できそうなのはプラス。これまでの所属馬と比べてゲーム性だけでなく走りでも楽しめそうな雰囲気があるのも大きい。実績から考えて今回のメンバー相手に馬券圏内を外すことは許さないが・・・
期待度 ★★★★

牝教師3 淫悦の学舎(BISHOP)
最近掲示板に載るのさえ厳しくなっているBISHOP厩舎。前走はゲーム性を出したもののそのシステムがエロに悪影響を与える誤算が響いた。今回はその反省から序盤からエロ一本勝負で挑むようだが、女教師ものでは定番の嫌がるヒロインを墜とす展開が見られないのは正直疑問。水島☆多也 やカガミといった騎手陣の力は頼もしいが、ヒロインのキャラに頼る単調な戦法で上位が狙えるかとなると常識的には厳しいだろう。
期待度 ★★☆

ゆめいろアルエット!(mana)
トレーナーとして過去RaMやBonbee!で名馬を送り出した実績を考えると、最近の成績がどうも解せない魁の最新馬。今回は多数トレーナーでなく一人で馬を手がけるとあって真価が問われる一戦。ただ追い切りの動きを見ると散々な評価。ファンとしては高苗京鈴の華麗な手綱さばきから繰り出される萌えを楽しみたいのに、それを阻害する主人公イジリの数々。どうやら最近の競馬(エロゲー)界の流れにトレーナー自体付いていけなくなっているのではないかと勘繰りたくなるようでは好走は覚束ない。直線(終盤)自慢の腕力で追い込んできたとしても、もはやレースが終わっていてはどうしようもなくここは消し。
期待度 ★☆

ラブらブライド(ChuableSoft)
これまでのチュアブルソフトの出走馬から考えるとその血統の変化に驚かされる。6人のヒロインと同棲する切欠を考えても走り(シナリオ)自体にはそれほど期待できなさそう。堅実ながらやや地味な印象の武藤此史とサーカス出身の鷹乃ゆきというタイプの違う騎手がどこまで萌えを引き出せるかがカギだが追い切りを見る限りやや違和感が残る。同棲生活という非日常をどこまでファンにリアルさを感じさせるかという点でも不安が残りここは見送りで。
期待度 ★★

◎LOVELY×CATION2(hibiki works)
凝った脚質(システム)が裏目に出るかと思いきや、ラブリコールシステムやヒロインたちとの甘い日常が丹念に描かれるなど良い意味で期待を裏切ってくれた父からして、直仔(続編)の今回も期待充分。父の競走後厩舎から提供されたアペンドもファンに好評で、順調な進化が期待できそうなのも強み。このトレーナーにしてはやや退屈さを感じさせた父の走りだったが今回はその分の上積みも期待できそう。騎手の実績も充分で正直欠点を探すのが難しいくらいで、今回のメンバーなら能力的に抜けた存在だろう。
期待度 ★★★★☆

(本紙の見解)
かなり手薄なメンバー構成となってこれならLOVELY×CATION2が軸となる。追い切りの動きも快調で死角がほとんど見当たらない。実績的には本命馬以上の存在である魔導巧殻 闇の月女神は導国で詠うだがレースに挑む過程に不安が残るだけにさくらさくらFESTIVAL!を対抗に抜擢。出走取消の多さで有名になってしまった馬だが、今度は走りでファンを魅せて欲しい。順当ならこの3頭の争いで、期待のひとつ飛ばし恋愛もやや競走がマンネリ気味に陥っている気がするだけに連に絡むのが精一杯。過去の実績はある百花繚乱エリクシルも近走の成績が酷すぎるし、少女神域∽少女天獄 The Garden of Fifth Zoaも気配は平凡なだけに今回は本命戦となりそう。

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