2013年04月24日

毎度繰り返される展開にうんざり

もういつ頃からプレイを始めたのか忘れてしまった晴れときどきお天気雨(ぱれっと)ですが、ようやくラストまで辿りつくことが出来ました。
プレイを始めてからクリアするまでこれほど苦労したゲームは久しぶりといっていいのですが、なぜこれほどクリアに時間が掛かったかというと、もちろんネガティブな理由が存在していたからです。
その理由はといえばシナリオライターであるNYAON氏の名物といえるヘタレ主人公にあるわけですが、ここまでぼくを嫌な気分にさせられる主人公というのはそう見当たらないくらい。そしてこのヘタレ主人公の相手役といえるヒロインがまた(悪い意味で)人間味に溢れたアクの強い女性ばかり。極度のヘタレ主人公を相手するには多少なりとも強かさがないと話が進まないというのも分かるのですが、NYAON氏のシナリオというと毎度このパターンが定番であって正直飽きがきているのですね。
特にヒロイン萌えを一手に担うかと思われていたなずなルートや幼馴染好きを奈落の底にに落とすような水希ルートの主人公はヘタレ度合が強烈で、5分もプレイを続けていたら心が折れてしまいそうになってきます。もしこのゲームの原画家がくすくす師でなかったら恐らくこのなずなシナリオあたりで途中でギブアップしていたでしょう。

といってもこのヘタレ主人公設定はライターであるNYAON氏のいわゆるライフワークといっても過言でなく、これまでくすくす&NYAONコンビの作品をすべてプレイしているぼくにとってはある程度覚悟はしていました。それがなぜここまで拒否反応が出てしまったのか正直自分でも掴めていないのです。というかもうこのゲームの発端場面なんて遠い昔の話すぎて記憶の彼方に埋もれてしまっていますし(苦笑)、また年齢のせいか最近短気になっているのですね。それでも批評空間でこのゲームのPOVで最大数を占めているのが「主人公がダメ!」ですから、大多数の人にとってこの主人公は受け入れられるものではないのでしょう。

そんなわけで良作にはほど遠いとしかいいようがないこのゲームなのですが、それでも多少なりとも良かった捜しをするならば最初に攻略するヒロインの絢音が可愛かったことくらいでしょうか。
もちろんこれは原画家であるくすくす師に助けられた部分が大なのですが、それでも絢音のオナニーシーンはこのゲームのハイライトともいえるくらい素晴らしいものでした。前作のさくらショトラッセでも、ルゥリィに助けられた部分が大きかったと評したのですが、今回も絢音の存在がなければ大変なことになっていたと思うのですね。くすくす師の萌え絵に相応しいシナリオを書いてくれない(そもそもその気がないのではとさえ思う)NYAON氏ですが、それでも一人くらいはこうしたヒロインを提供してくれるわけで見限ることができないでいるのです。まあくすくす師が原画という時点で見送るなんてありえないんですけどね。

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