2013年09月15日

9月の発売予定表から

やや寂しいレースが続いた夏競馬が終わり、秋のクラシック戦線を睨んで有力馬(ゲーム)が集結し始めるはずの今回。ただ有力馬に取消(延期)が相次ぎ、頭(ゲーム)数的にはやや魅力に欠ける一戦となりました。それでも上位人気馬の実力は拮抗していて、どこからでも馬券が買えそうな難解ムード。本命馬に人気が集中すると、思わぬ高配当が飛び出す可能性も。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

1番じゃなきゃダメですかっ?(Rosebleu)
一大母系(シリーズ)が完結し試行錯誤が続くRosebleuだが、今回は馬名(タイトル)を見る限り明らかなお笑い脚質の馬。あごバリアは世間一般のイメージほど悪いトレーナーではないが、お笑い系となるとややクセが強くなる傾向がある。ハーレム系にしては少し捻りを加えて一般の馬との違いを出す戦法は記者的には悪くないように思えるが、調教(体験版)を見る限りパロディ中心の走り(シナリオ)は軽いというより少し浮ついた印象を与える。主人公のキャラもハーレム系を考えると不安に感じて、メインヒロインの可愛さだけでは補填できなさそう。
期待度 ★☆

妹スパイラル(まかろんソフト)
新厩舎としてのデビュー戦となるが、厩舎名を見る限りXERO=C:drive系厩舎であることは明白か。騎手の雛祭桃子にトレーナーの海原楓太&鯉川こいといった顔ぶれはしとろんソフト厩舎で走った馬と全く同じ。となれば走りの傾向は同一と考えるのが無難か。血統(設定)は妹ハーレム系の中でも、シリアス無縁で何でもありのいわゆる天然お笑い系脚質。妖精やパラレルワールドなどファンに深く考えることを諦めさせる走りは、一種の清清しささえ感じさせる。といってもしとろんソフトやぱんぷきんソフトで走った同系の馬はことごとく入着が精一杯。今回も実績的には狙いづらい。
期待度 ★★

淫虐の学園 猥堕に蔓延る復讐の罠(CLOCKUP)
時に挑戦的な馬を送り出して一部ファンの喝采を浴びるCLOCKUP厩舎だが、今回はやや注目度は少ない。学園内のいじめを舞台とした凌辱系の馬だが、主人公がいじめる側やいじめられた側でなくいじめられたヒロインに代わって復讐するといった展開は意外に目新しいかもしれない。それだけにメインヒロインとの純愛展開もありそうでこれまで凌辱系に馴染みのないファンにもとっつきやすそうに思えるが、騎手の月中春光がやや手慣れてなさそうでヒロインの魅力が薄いのが辛い。今回は見送りが妥当か。
期待度 ★★

お兄ちゃんシェアリング(Galette)
幼馬(ロリ)一本に絞って競馬界に打って出たGaletteの最新馬。デビュー戦のサンタフル☆サマーは一部の幼馬ファンには熱狂的支持を集めたものの全体的な走りは今ひとつの感。それだけにトレーナーの奮起を期待したいところだが、お兄ちゃんを妹が取り合ってのHという血統(設定)を考えればトレーナーの仕事は正直限られてしまいそう。記者的にはデビュー戦と比べてやや騎手の能力が落ちるような気がするだけに、エロ重点で勝負を賭けるのは頷けるところ。ただこういった血統の馬が馬券に絡むにはかなりの展開の助けが必要。メンバー的にもここでは入着があれば充分か。
期待度 ★★☆

△催眠演舞(スタッフィング)
デビュー戦の催眠遊戯でスマッシュヒットを飛ばしたスタッフィングの最新馬。トレーナーのおくとぱすが扱う催眠血統にハズレ馬は少なく、デビュー戦と同じさよりが手綱を握るとなれば凡走の可能性は少ないだろう。当初出走予定を延ばして、態勢を整え万全の態勢で挑むだけに凡走の可能性は低そう。催眠系にしては異色の美形主人公といった点がどう出るか不安なところがあるが、催眠血統に手慣れているスタッフだけにファンの期待を大きく裏切るようなことはない筈。
期待度 ★★★☆

△催眠術3(筆柿そふと)
黒虹厩舎で走っていた人気母系が今回はネクストン系から出走。トレーナーのNATORI烏賊はベテランで実績も充分で、騎手の吉野恵子とのコンビも黒虹当時と同じ。ただ馬体(CG)が黒虹当時より明るい印象で、これまでのファンからするとやや違和感を感じてしまうのは否めない。また強力な同型馬がいるのもマイナスに動きそうだが、それでも同型馬と比べ催眠系の王道を掴んだ走りは心強い。ベテランらしい堅実な走りを見せてくれそうなだけに、混戦なら浮上してくる可能性もありそう。
期待度 ★★★

◎カルマルカ*サークル(SAGA PLANETS)
このところ勢いに乗っている古豪厩舎サガプラの最新馬。ただこれまでトレーナーを務めてきた新島夕が抜けたため、メンバーが一新。その影響によるマイナスは否定できないが、瀬尾順や砥石大樹らまずまず実績のあるトレーナーを起用できたことは大きい。騎手のほんたにかなえも力を付けてきているし、ラシックスも強力どころを揃えて萌え系としてはほぼ鉄板ともいえる布陣。星渡り同好会というサークル活動にどの程度意味があるかは不鮮明だが、魅力たっぷりなヒロインとの会話が楽しめるというだけでも充分戦える。人気ほど力は抜けている感はしないが、それでも総合力は一番と見て本命に押す。
期待度 ★★★★

恋×恋=∞ ~恋する乙女にできること~(PeasSoft)
デビュー以来一貫として凡馬ばかり走らせ続けているPeasSoftの最新馬。相変わらず馬体(CG)に関しては一級品だが肝心の走り(シナリオ)がどう伴ってこないのがこの厩舎の痛いところで、折角の一流騎手を鞍上に迎えても無駄遣いに終わってしまっている。今回もみついまなという名手を迎えて騎手に関しては全くの心配はないが、トレーナーの陣容を見ると嫌な予感しかしない。恋愛応援委員会というより単にサークルのメンバーとイチャイチャするだけの走りとなるのが目に見えているが、エロに重点を置く走りならそれでも悪くないかもしれない。ただ取材する限りそこまで割り切った走りをするとも思えず、ここでも順当にオミットしたい。
期待度 ★☆

△サムライホルモン(くらむちゃうだー)
今回デビュー戦となるが緒戦からチャンバラ活劇というより無国籍アクション系という他厩舎がほとんど開拓していない血統に挑むチャレンジャー精神は大いに買いたい。主人公が裏切り者という血統も目新しく、彼を付け狙うヒロインたちとの絡みは面白み充分だ。トレーナーが全くの聞かない名前というのは不安だし、血統から想像されるような凌辱展開が薄そうなのも微妙なところ。そう考えると今回は様子を見るのが無難なところだが、記者的には思い切って大穴で一票投じてみたい。
期待度 ★★★☆

三極姫3 天下新生(げーせん18)
最近は知名度を上げつつあって、もはやマイナー厩舎とはいえなくなてきたげーせん18の最新馬。2大母系のうち今回は三国志を題材にした血統で、人気母系だけに能力的に侮れない。といってもこの厩舎の馬は大体好走パターンがはっきりしていて、レースに使いながら調子を上げていくのが殆ど。デビュー初戦はいわゆる仕上がり不十分で出走させてくるケースが多くて脚元不安(バグ)の心配が付きまとう。今後伸びてくる可能性は認めるが、初戦の今回に限っては見送りで。
期待度 ★★☆

ノブレスオブルージュ(チュアブルソフト)
女装主人公系もいまや流行血統といってよく、好走するにはもう一味何か材料が必要。その点この馬は古典の名作「三銃士」をモチーフに学園剣舞系というあまりこれまでなかった血統。主人公の可愛さも最近のこの血統の流行に倣ってか魅力たっぷりだが、主人公があまりになよなよし過ぎると剣舞という血統と相反してしまう。主人公より双子の妹の方が凛々しく感じてしまうようでは本末転倒だ。ただ調教を見る限りそんな血統なんて隅におきコメディ中心に攻める模様。トレーナーの顔ぶれから考えるとシリアスよりもその方が向きそうだが、そうなると頭まで望むのは難しくヒモ穴で狙うのが精一杯か。
期待度 ★★★

〇バルドスカイゼロ(戯画)
厩舎の看板血統といっていいバルド系だが、今回は騎手を一新。これまで手綱を握ってきた菊池政治から綱島志郎へと変わったが、中央競馬(エロゲー)での実績はともかく知名度に関してはアップしたと見るべき。血統的にも騎手の得意とする舞台でその点では心配いらないか。といってもこの血統でカギとなるのはゲーム性。調教の評判を聞く限り問題なさそうだが、最近の走りを見るとやや不安は付きまとう。それでも実績充分な血統だし、メンバー的にも本命馬に迫れるだけの能力はある筈。
期待度 ★★★★

△ひめごとユニオン(SEVEN WONDER)
新生厩舎としてのデビュー戦でまずまずの結果を残したSEVEN WONDER。前所属を含めて初めて挑んだ直仔(FD)もソコソコ走り、今回はそれ以上の成績を目指す。騎手の能力を生かした明るい雰囲気はこの厩舎の持ち味であり、前走と同じトレーナーということもあって安定味は充分。広げ過ぎた風呂敷がどうにも畳みきれないのが玉に瑕だが、それも厩舎の味となりつつあり大きなマイナスにはならないだろう。ただ調教を見る限りデビュー戦と比べヒロインに魅力が欠ける点があるだけに連下が精一杯かもしれない。
期待度 ★★★

Magical Marriage Lunatics!! (MOONSTONE)
萌え系に転向してからの成績がさっぱり振るわないMOONSTONE厩舎だが、今回も相変わらずの血統なだけに期待は望み薄。ファンタジー系ヒロインの出現に幼馴染が絡むという血統は、萌え系ではもはや手垢が付きすぎているだけに独自性を出すといっても難しそう。ヒロインの魅力はそれなりに高いものはあるが、正直それ以外に好材料は見当たらない。姉妹厩舎のようにエロに集中すればそれなりの着には入れるかもしれないが、トレーナーを見る限りそれに期待するのは厳しそう。
期待度 ★★

モーレツ☆にゃん×2 クリニック(アトリエかぐや)
最近立て続けに所属馬を出走させているアトリエかぐやから、またまた新馬が登場。有栖川千里が鞍上ということで今回もアニメを武器に濃厚なHシーンを期待したいところ。一頃の沈滞ムードを脱しつつあるし今回もチャンスはありそうだが、ヒロイン数が前走より減っているのはやや気になる所。病院血統の抜き系の馬というとダーク凌辱が中心であまり好走例がないし、バカ風味が強すぎるのも抜きに悪い影響を与えるかもしれない。今回は出走馬の層が厚いだけに上位に食い込むには前崩れなど展開の助けが必要だろう。
期待度 ★★★

モンスターズ・レイド 魔に堕ちる姫騎士(Lusterise)
最近異種姦血統ばかり走らせているLusteriseの最新馬だが、ネクストン系列の凌辱系となるとあまり走った例が思い浮かばないのは事実。出走に先駆けて同型馬をネット専売で走らせたり、広報誌(マンガ)を発表したりと厩舎の戦術には感心するが、実際競走でどれだけ力を発揮できるかとなると別問題。異種姦血統に手慣れている騎手を揃えた点は心強いが、実績的にここでは厳しそう。
期待度 ★★

夢か現かマトリョーシカ(エフォルダムソフトCrown)
一時集約されつつあったあかべぇ系厩舎だが、今年に入って再び膨張分離していてこの馬もまた新厩舎からのデビュー。ただ出走する馬に跨る騎手のほとんどが他分野(ラノベ)で活躍中ということは一致していて、この馬も知名度充分のせんむを起用。ただその騎乗法はややクセがあって最近主流となっている萌え系の馬には向かない感じ。その点は厩舎も理解しているようでヒロイン萌えよりも走りで勝負するタイプのようだが、トレーナーは全くの新人のようでその点だけ考えれば正直不安だ。調教は今後に期待できそうな内容だったが、直線追い込めるだけの力を持っているかは不鮮明。未知数の部分が多いだけにあっさり勝たれても驚けないが、そこそこ人気になりそうなだけにあえて見送ってみたい。
期待度 ★★★

ランス01 光をもとめて(ALICESOFT)
往年の名馬が十数年の時を経て再び甦るとあって話題性は充分。ただ馬体など多少の変化は見られるものの、走りなどはほぼ当時と変わらないということもあって正直旧さは否めない。現代まで脈々と受け継がれている母系ということもあってキャラクターの魅力は色あせていないが、やはり常識的に考えれば厳しい競走になると考えるのが無難なところ。過去の名馬が現代競馬でどこまで通用するか一競馬ファンとして興味は尽きないが、掲示板に載れば成功の部類か。
期待度 ★★☆

▲リベリオンズ Secret Game(FLAT)
海外(CS)で走った馬が国内デビュー。海外でそれほど好成績を残した馬でないだけに常識的には消しだが、母系は過去名馬を輩出しているしこの馬自身かなりの能力を見せていた。いわゆる仕上がりの甘さが潜在力を生かせなかった原因だが、今回はその立て直しに集中し厩舎も自信を見せる。後は血統を覆させてしまうようなルール無視がなく、期待の追い込み力が発揮できればスタンドをあっと言わせても不思議でない。
期待度 ★★★★

(本紙の見解)
人気ほど抜けた存在ではないがカルマルカ*サークルを本命に推す。実績あるスタッフを揃えただけに厩舎の鼻息が荒いのも当然といえば当然。潜在能力はメンバー中一番なだけに勝利には一番近い存在か。これまでの実績を考えればバルドスカイゼロも充分勝利を狙える馬。ただ最近厩舎自体が勢いを失くしているだけにやはり本命馬には及ばず次位評価に。不気味なのはリベリオンズ Secret Game。最近厩舎の成績は目立ってないがデビュー戦の走りは今でも忘れられない。追加要素次第では大駆けも充分。調教の動きから評価を落とした催眠演舞だが、前走の成績を考えれば上位を窺っても不思議でない能力を持つ。デビュー戦ながら他馬と一線を画し一人旅が望めるサムライホルモンに、相変わらず雰囲気がいいひめごとユニオンも展開次第では食い込んできても不思議でなく意外に難解な一戦だ。

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