2020年10月23日

10月の発売予定表から

競馬(エロゲー)界の低迷が言われていましたが、リアル競馬で言うところの枠連が発売されない登録馬(ゲーム)の数を見せられると現実を実感させられます。その分馬券を当てやすいといえないこともないですが、それでも選択肢の少なさは致命的。競馬界の見通しは明るくないことを実感させられながら、今月の予想に挑みましたが・・・
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


◎アインシュタインより愛を込めて (GLOVETY)
今回厩舎開業初戦となるGLOVETYだが、騎手(原画家)きみしま青・トレーナー(ライター)新島夕のコンビとなると、Us:track厩舎で走った恋×シンアイ彼女と同じ。その恋×シンアイ彼女は必ずしもファンの期待を全面的に応えたとは言い難い成績だったが、それは複数トレーナー(ライター)が原因で、新島夕が担当したルートの評価が良かったことを考えれば、単独トレーナーで挑むと思われる今回は当然前進を期待。主人公のアクの強さがどう作用するかがカギだが、このトレーナーのファンなら許容範囲と言えるし、主人公の成長物語と見るなら充分。少ないメンバーながら意外に骨っぽい相手だが、それでも負けられない。
期待度 ★★★★☆

シス△キャン (onomatope* raspberry)
これまで催眠バカ血統中心で走らせてきたonomatope* raspberryだが、今回はヒロインたちとキャンプに行くというあまり見られないアウトドア血統。騎手もNavelで活躍した羽純りおを起用し、トレーナーもCARNELIANと組んだ顔のない月で一時代を築いた宙形安久里をトレーナーで起用。といっても血統から考えても、配合(企画)を担当するのは紫苑憧朋香だろう。主戦騎手の雛祭桃子と組んだビッチ学園が清純なはずがないっ!!?でソコソコの成績は残しているが、抜き系が得意といえない羽純りおとのコンビは向かない可能性が高い。ヒロインの数が多いのはいいが、エロに特化したものでなければ、1人1人の走りが薄くなってしまいそうで不安。ここも苦しそうだ。
期待度 ★★☆

好きだった年下幼馴染が誰とでも寝ている件 (アトリエさくら)
アトリエさくらの中では安定感のある走りを見せていたかん奈・づかのコンビだが、ここ2走の成績は案外。今回の血統(設定)を見ると、必ずしも純粋NTR系とは言い難いが、どうアトリエさくらの所属馬らしさを見せるか。俗に言うヤリマンだった幼馴染の正体を知った主人公がどのような対応を見せるかどうかも、それほど意外性のある結末にはならないと予想。とすると後はかん奈の描く可愛いヒロインの容姿とのギャップ萌えに期待するしかないところだが、最近の成績を見るとプラス要素がそれだけだとやはり不安。これでは狙いにくい。
期待度 ★★

聖奴隷学園祭 ~Remaster Complete Box~ (Liquid)
Baseson系の凌辱抜き系厩舎のLiquidがおよそ2年ぶりに出走。過去出走した聖奴隷学園を初めとする5頭が同伴(同梱)されるというサービスは脅威・・・と見るのが一般的だが、よく見ると新たに収録される部分が、外伝部分のみとあまりに少ない。いわゆる完全新馬でなく、これまでの出走馬を集めるパックものの中にお、おまけとして外伝が入っているというのが本当の姿。とすればこれまでの持ち時計以上の成績で走るのは望み薄で、入着があれば十分だろう。
期待度 ★★☆

▲まいてつ Last Run!! (Lose)
ゴステリものべのに続くLose3頭目は、一介の幼女オンリー厩舎でないところを見せてくれた。馬名(タイトル)を見て分かるようにその集大成が今回の出走で、当然期待が膨らむ。ただ父(本編)の出走から4年経過してやや賞味期限が切れてしまった感があるのは不安。入場曲(ヴォーカル曲)の多さは魅力だし、ヒロインの可愛さは当然だが、追加ヒロインのシナリオがどの程度占めるかも気になる点。といってもかなり前から出走を期待されていた馬だし、今回のメンバーなら当然上位に食い込んでくる筈だ。
期待度 ★★★★

〇ムチムチだからムクムクした ~幼なじみとの過ごし方~ (アトリエかぐや)
安定した抜きで定評のあるアトリエかぐやの中で、実は一番安定勢力となっているのがyoppy騎乗の馬。前走のJK妹。は走破時計こそそれほど変わらなかったものの、本賞金(データ数)は過去にない勢いで伸びただけに、ここなら主役級の扱いが出来る。前走は妹で今回は幼なじみと競馬(エロゲー)王道ヒロインで挑むというのは興味深い。動画(アニメ)も抜きに貢献していて、破壊力も充分。抜き系の中ではトップクラスの実力を備えているのは間違いなく、勝たれても不思議はない。
期待度 ★★★★

竜姫ぐーたらいふ (Whirlpool)
猫忍えくすはーとに続くWhirlpoolの安馬(低価格)路線は、騎手に引き続き鷹乃ゆきを起用。ヒロインが猫娘から龍に変わったが、亜人間という意味では同じ。その猫忍えくすはーとは直仔(続編)を含みすべて上位には一歩足りない成績に終わっていて、この馬も能力的には限界がありそう。トレーナーも同じ近江谷宥ということで、変わり身要素も少ない。ただ今回はあまりに相手が楽で、この馬なりに走ったとしてもヒロインの可愛さだけで食い込む可能性はあるが、それでも能力的に上位馬とは差がありそう。
期待度 ★★☆

(本紙の見解)
登録馬は少ないものの上位は伯仲。それでもアインシュタインより愛を込めての器が一枚上で順当ならここから。抜き系では実績上位のムチムチだからムクムクした ~幼なじみとの過ごし方~も正反対の脚質だけに、本命馬がもたつくようなら逆転まで持っていけそう。まいてつ Last Run!!は追加部分がどれだけ占めるかがカギで、3番手評価が妥当。この3頭の三つ巴戦と見るのが順当で、他の馬が食い込む余地はなさそうだ。  

Posted by 7月の魚 at 09:12Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想

2020年10月07日

10年前買ったゲームをようやく崩す

全盛期には月平均3本は購入していたエロゲーも、ここ最近は1本に満たなくなってきて、とうとう今年はこれまで1本も購入しないまま秋になってしまいました。
ただ9月は前から気になっていたソフトがあったこともあり、久々に予約を敢行。というのもここ最近は予約をしていわば退路を断っておかないと、発売日行くのが億劫になってしまい「時勢もあって」とか適当な言い訳して購入するのを止めてしまうことが常だからです。
そんなわけで、昨年末以来久々に大須に行ってきました。これも一昔前は名古屋駅のソフマップに行っていたのですが、ここ数年はショップ特典に興味を無くしていて、少しでも安く買える大須のショップに行くことにしているのです。
最近はそのショップには自宅から近い大須観音駅方面から行くことがほとんどで予約に行ったときもそうだったのですが、実際購入した日は仕事が終わったあと珍しく上前津駅方面から行くことにしました。
ほぼ1年ぶりに大須のアーケードを通過して赤門通を歩いていると、前あったはずのパソコンショップというより、ぼくにはエロゲーショップとしての記憶しかないGoodWillのビルが壊されていて、別の建物を建設していました。そして新築後はGoodWillの新店が入るわけでない様子。
(確かGoodWillのビルを建て直すといった噂を聞いた気がするけど、まさかショップ自体無くなるとは・・・)
少し驚いて部屋に帰ってからネットで調べてみると、倒産したわけでなくて、大須の別の場所で店自体は営業しているらしい。ただエロゲー自体扱うのを止めたらしくGoodWillのHPのどこを見てもエロゲーの通販を行っていない。念のため、メーカーのHPでショップ特典のページを見てみるとGoodWillの特典はどこも付けていない。
前に大須からコムロードが撤退したときは、ぼくが一番古くから利用していたショップということもあって、少し悲しい気分になったものですが、まさかあのGoodWillがエロゲーから撤退するとは思わず、再び同じような気分になりました。
というわけで、昨年来となる中京マイコンに行って予約したエロゲー2本を手に入れてきたのですが、それをプレイする前に今崩してしているエロゲーを片付けないといけない・・・

そんな今プレイしているのが恋神 -ラブカミ-(PULLTOP)です。もう発売日に購入したのか、それとも少し経ってから中古(もしくはワゴンセール)で手に入れたのか記憶が定かでないのですが、ライターの中に木緒なちの名があったことからソコソコ期待していたことは確か。
さてぼくの頭の中でのPULLTOPといえばLeafを退社した椎原旬が下原正・たけやまさみと組んでリリースした一連の作品(PRINCESS WALTZ)や藤原々々原画作品(遥かに仰ぎ、麗しの)の印象がいまだに強いのですが、最近のエロゲーファンにはライターとして紺野アスタの一連の作品(見上げてごらん、夜空の星を・・他)となるでしょう。そんな最近のPULLTOPの原画を担当する八島タカヒロ・基井あゆむが初めてエロゲー原画に挑んだ作品が恋神 -ラブカミ-なのです。
ただこの作品、プレイして見るとわかるのですが、最近の紺野アスタ作品の雰囲気というより、過去のゆのはな・しろくまベルスターズ♪の雰囲気に近い。
ただこれは制作者の狙いだったかもしれません。というのもこのゲームには個別顔グラフィックのない人物を含め、数多くの人物が登場します。これは遥かに仰ぎ、麗しのしろくまベルスターズ♪の丸谷秀人シナリオに見られた手法で、ライターは変わりましたが今回それを倣ったのではないかと思うのですね。木緒なちは芸風の広いライターであり、丸谷シナリオの特徴に近いものを出すことについて造作ないことでしょう。
ただこのゲームについてはそれが必ずしも成功したといえないのが痛いところ。丸谷シナリオは個別CGのないキャラクターでも生き生きとストーリー内で動いていたのに対し、このゲームではモブとなっている一般人や神さまの印象がまるでない。
その影響が表れているのが主人公とツクヨミら神さまとニンゲン間とのトラブルを解決するという神さま委員会の活動で、これがさっぱり面白くない。というのもこのトラブルのほとんどがワンパターンで、基本亜紀先生が巻き込まれて被害者となるもの。イナリシナリオでの功名争いなどはまずまず楽しめたのですが、他のシナリオでは有効に働いていないのはどうか。これはモブキャラにしっかりとした性格付けがされていないのに、過去作品のように動かそうとした結果といえるのではないでしょうか。
そのためか、このゲームの中盤部分はいわゆるダレてしまっていて、勢いが感じられた導入部の勢いを完全に削いでしまっています。このゲームがお世辞にも成功した作品といえないのはそのためでしょう。

ただ過去のPULLTOPらしさも感じられるところもあって、全くの駄作と言い切れない部分もあります。主人公も短絡思考が目に付きますが、それでもウジウジと悩むダメ主人公と比べたら全然マシですし、ヒロインもまずまず可愛い。ただしろくまベルスターズ♪で、一人タイプの違うきららがいいアクセント役になったように、このゲームも唯一の人間ヒロインであるいつきがその役を担うかと思ったのですが、それほどパっとしなかったのが痛い。まあこのゲームの神さまヒロインたちが、やや人間くさいところがあって、あまり神らしくないところもあるので何とも言えないのですが・・・

あとこのゲームのHシーンは全くといっていいくらい抜こうとする気が起きなかったのは意外。別にヒロインの容姿が好みでなかったわけではないのですが・・・。これはヒロインに対して恋愛感情が湧かなかったためか、それともぼくがトシを食って精力がなくなったためか分かりませんが、その点ではややマイナス。ただその分をヴォーカル曲の良さで補填してくれたので全体的にはプラマイゼロといったあたり。まあいずれにしても総合的に良作一歩手前の作品だったということでしょう。  

Posted by 7月の魚 at 00:41Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム