2018年01月02日
役満を上がった一局から
明けましておめでとうございます。
今年も例年と同じく職場で年越しを迎えることになりました。それが示すようにまともにまとまった休みが取れるような状況ではないのですが、出来るだけ近況をお伝えしていこうと思っています。
その近況ですが、エロゲーに関してはそれほど進展がなく今のところはボチボチと溜まっている積みゲーを崩していくとしかいえません。まあ今度昨年末に発売されたゲームの中で評判のいいものを見繕って1~2本買ってこようと思っていますが・・・
にて
ではこれにて・・・というわけにもいかないので、新年ということもあり昨年末対局した天鳳から(天鳳で)珍しく役満を上がった一局を紹介したいと思います。
※牌画は麻雀王国より
実はその少し前に天鳳で配牌8種10牌という手から、7順目に国士無双待ちという絶好の役満成就という場面があったのです。その半荘では東一局から2巡目テンパイ即リーのホンイツ・チートイの待ちを出上がっていて調子に乗っていた事もあり、同じ待ちのこの役満も上がって当然と思っていたのですが、当たり牌は一向に出ず11巡目に掛かったリーチに振り込んでしまい(実はぼくは国士無双という役は嫌いな役で、狙うことは滅多にないのです)結局その局は捲られて2着になったことから、今年は役満なんて縁はなく終わると思っていたのです。
そんなわけで東一局の親番の配牌にこんな手を貰ったのですが、まさか役満になるとは思っていませんでした。
ドラ
ダブトイツでホンイツの目があり、うまく仕上がればマンガンもしくはハネ満もあるかもといったところ。第1打にを切ったところ2巡目のツモがで続くツモがそしてと入り、萬子・索子を全部処理しホンイツ一直線。
そんな中、上家から出てきたのが。一瞬チーしようと思ったが見送り。ここでチーしてダブがポンできなければ最悪5800点。これだけの牌姿だけに最低マンガンは確定させておきたいところ。その見送りが良く1巡後をツモりこうなれば切りで7巡目でこの手牌。
小四喜リャンシャンテン。場にはが1枚出ているだけで胸が高鳴りましたが、ここから6巡風牌はツモらず場にも出てこない。字牌が圧倒的に高い場で、これは警戒されて役満は無理かと思った14巡目対面がいきなり生牌のを手出ししてきたのでポンして打。
この切りは伏線があって、数巡前に上家がアンカンしていて新ドラが。赤牌も姿を見せていないことから、恐らくドラとが複数枚がになってマンガン級となり食いタンへの切り替えを狙ってのトイツ落としでしょう。
とそのトイツ落としを見た上家が今度はを手出し。これもトイツ落としでしょうが、ぼくの捨牌にといった筒子がありホンイツらしくなくなっていたとはいえ字牌の高い場でこれは暴牌。ぼくはありがたくポンし打でこれであっという間にテンパイ。このを上家がポンしやはり切り。するとぼくの次ツモ打を見たメンチンのイーシャンテンの下家がをツモ切りし麻雀人生2度目の小四喜を和了しました。
テンパイしてからドキドキする間もなく和了したため何かあっけない気がしましたが、よくよく考えればこれは卓レベルの低さがもたらしてくれたもので、恐らく特上卓や鳳凰卓だったらテンパイすることすらできなかったでしょう。入り萬子のメンチンイーシャンテンで食ってもハネ満ある下家の手なら、ぼくでもフリー雀荘ならともかく天鳳なら役満振り込みの可能性を考えながらも風牌を切っていたに違いなく下家にとって不幸な放銃だったかもしれません。それに比べぼくの役満を間接的に演出した対面と上家はなんの被害もなく、下家が飛んだことにより対面は何の苦労もなくまんまと2着のポイントをせしめていった形。何か天鳳の不条理さを感じずにはいられなかったのですが、まあ役満は役満。素直に喜ぶとともに、今年は昨年一度も上がれなかったリアル麻雀でも役満を上がりたいと願っています。
今年も例年と同じく職場で年越しを迎えることになりました。それが示すようにまともにまとまった休みが取れるような状況ではないのですが、出来るだけ近況をお伝えしていこうと思っています。
その近況ですが、エロゲーに関してはそれほど進展がなく今のところはボチボチと溜まっている積みゲーを崩していくとしかいえません。まあ今度昨年末に発売されたゲームの中で評判のいいものを見繕って1~2本買ってこようと思っていますが・・・
にて
ではこれにて・・・というわけにもいかないので、新年ということもあり昨年末対局した天鳳から(天鳳で)珍しく役満を上がった一局を紹介したいと思います。
※牌画は麻雀王国より
実はその少し前に天鳳で配牌8種10牌という手から、7順目に国士無双待ちという絶好の役満成就という場面があったのです。その半荘では東一局から2巡目テンパイ即リーのホンイツ・チートイの待ちを出上がっていて調子に乗っていた事もあり、同じ待ちのこの役満も上がって当然と思っていたのですが、当たり牌は一向に出ず11巡目に掛かったリーチに振り込んでしまい(実はぼくは国士無双という役は嫌いな役で、狙うことは滅多にないのです)結局その局は捲られて2着になったことから、今年は役満なんて縁はなく終わると思っていたのです。
そんなわけで東一局の親番の配牌にこんな手を貰ったのですが、まさか役満になるとは思っていませんでした。
ドラ
ダブトイツでホンイツの目があり、うまく仕上がればマンガンもしくはハネ満もあるかもといったところ。第1打にを切ったところ2巡目のツモがで続くツモがそしてと入り、萬子・索子を全部処理しホンイツ一直線。
そんな中、上家から出てきたのが。一瞬チーしようと思ったが見送り。ここでチーしてダブがポンできなければ最悪5800点。これだけの牌姿だけに最低マンガンは確定させておきたいところ。その見送りが良く1巡後をツモりこうなれば切りで7巡目でこの手牌。
小四喜リャンシャンテン。場にはが1枚出ているだけで胸が高鳴りましたが、ここから6巡風牌はツモらず場にも出てこない。字牌が圧倒的に高い場で、これは警戒されて役満は無理かと思った14巡目対面がいきなり生牌のを手出ししてきたのでポンして打。
この切りは伏線があって、数巡前に上家がアンカンしていて新ドラが。赤牌も姿を見せていないことから、恐らくドラとが複数枚がになってマンガン級となり食いタンへの切り替えを狙ってのトイツ落としでしょう。
とそのトイツ落としを見た上家が今度はを手出し。これもトイツ落としでしょうが、ぼくの捨牌にといった筒子がありホンイツらしくなくなっていたとはいえ字牌の高い場でこれは暴牌。ぼくはありがたくポンし打でこれであっという間にテンパイ。このを上家がポンしやはり切り。するとぼくの次ツモ打を見たメンチンのイーシャンテンの下家がをツモ切りし麻雀人生2度目の小四喜を和了しました。
テンパイしてからドキドキする間もなく和了したため何かあっけない気がしましたが、よくよく考えればこれは卓レベルの低さがもたらしてくれたもので、恐らく特上卓や鳳凰卓だったらテンパイすることすらできなかったでしょう。入り萬子のメンチンイーシャンテンで食ってもハネ満ある下家の手なら、ぼくでもフリー雀荘ならともかく天鳳なら役満振り込みの可能性を考えながらも風牌を切っていたに違いなく下家にとって不幸な放銃だったかもしれません。それに比べぼくの役満を間接的に演出した対面と上家はなんの被害もなく、下家が飛んだことにより対面は何の苦労もなくまんまと2着のポイントをせしめていった形。何か天鳳の不条理さを感じずにはいられなかったのですが、まあ役満は役満。素直に喜ぶとともに、今年は昨年一度も上がれなかったリアル麻雀でも役満を上がりたいと願っています。
2017年12月24日
巧者の反発力
先日、仕事が終わり家に帰り夕食を終えてから1~2局天鳳を打つか・・・と思い始めたところ、アルコールの入った頭のせいか、さほど悪い手を打ったわけでないのにラス。このままでは終われないと連続予約したところ2着4着2着と折角1100点近く増やしたポイントは原点近くに・・・
これで5段昇段と特上卓への参入は再びはるか遠くになってしまったのですが、こんな時はトップを取ったときの牌譜を眺めて心を癒すようにしています。
トップを取った局も展開に恵まれたものや偶然に頼ったものが多く、会心の立ち回りを見せた局は数えるほどですが、そういった牌譜を見ると多少自信が戻ってきます(もちろん本当ならラスを喰った局を振り返り反省した方がプラスになることが多いのでしょうが、打たれ弱いぼくにとって失策・悪手を見せられる方が傷つくのですね)。
そんなわけで少し前に打った上卓から、終始リードを奪ってトップを取った局を紹介します。
その日は珍しく好調で前局はダントツなのに南3局でマンガン振込みし、オーラスもあわや次のツモ番で飛び出していた(2着目がダママンガン振込みで逆転されていた)チートイ単騎待ちを偶然次巡ツモるなど、内容は最低ながらツキに恵まれていました。
そんな次局、ぼくの対面に座ったのはレートは1900を軽くオーバーした5段という格上相手。本来特上卓で打てるはずなのになぜ格下の上卓で打つのか真意は分かりませんが、他の2人が2段だったことから対面さえマークすれば何とかなるのではと思っていました。
そんな東1局西家。5段氏が親なことからすぐ流さなければと躍起だった6巡目。
ツモ
ドラ
2シャンテンだが、他家もそれほど早い手は入ってなさそう。ここで何を切るか・・・
広そうなのは。ただぼくの選択肢にこれはありません。というのもドラも赤もなく、今のところ役もない。ツモでのエントツ形から平和変化。そしてツモを逃すのはあまりに痛い。そういう意味でダイレクトの赤入りをフォローするも、ここではもう少し取っておきたい。
そういうわけで平場のぼくなら恐らく迷わず切り。タンヤオ変化とを睨んで、巧者なら恐らくこう打つはず。
しかしこの場面、ぼくは少考してを切りました。これはが裏目になるのは承知な上での打牌で、他家(特に親)相手に通りそうなを安牌として残しておきたかったからです。
そして次のツモが。これは悩みました。そして思い切ってカン。普段ぼくは中張牌のカンはもう少し煮つまらないとやらないのですが、今回の場合もともとこの時点で役なし両面でリーチを打つ気だったので、カンドラ裏ドラを乗せる意味でカンした方がいいと思ったのです。そしてツモった嶺上牌は有効牌でなかったのですが、新ドラがなんと。これでタンヤオへの移行も考えたのですが、続くツモがで当初の方針どおり役なし両面リーチに向かうことに決定。こうなるとは切りたくないので、続く巡目で危険牌になりそうなを先切りし安全牌と交換。ただその後のツモがと1つズレばかりで、ツモでリーチを打てたのは13巡目でした。
このリーチを受けオリた5段氏ですが海底間際でなんとを切ってきたのです。後で牌譜を見るとの順子からの抜き打ちで、恐らく通っていると間違えて切ったのでしょう。
これが裏1枚乗ってハネ満。バカツキに見えるこんな手にぶち当たった5段氏は相当ダメージを受けたはずですが、東場が終わるころには20000点台に回復し2着に浮上。この反発力が強者ならではで、南1局の親番は相当警戒していたところ、ぼくの配牌がの急行券付きのリャンシャンテンという恵まれた手。これを6巡目にあっさり上がり、5段氏の勢いを止めるのに成功。南3局では5段氏渾身のマンガン級リーチを、ぼくが3面チャンの食いタンであっさり潰す。これにはしぶとい5段氏もまいったようでそれ以降、ぼくに2900、ラスの上家に5200と振り込んでラスに転落。東1局の事故後はしぶとく振り込みを避けていた5段氏も糸が切れてしまったようでした。
そしてオーラス。下家の親に筒子を泣かせないよう絞っていたところ、11巡目にこんな手に。
ツモドラ
アンコ落としでチンイツも考えたのですが、勢いに乗って高めイーペイコーのリーチを決行。しかしこれは調子に乗った悪手でした。
2巡後死んだと思っていた5段氏がリーチ。2巡後上家が振ったのですが、開けられた手は驚き待ちのツモリ四暗刻で、もしツモられていたらリーチ棒1本の差で逆転されていました。
画龍点睛を欠くとはこのことで、高段者の反発力には肝を冷やしましたが、それまでは他家にいい所を出させずしっかり場をコントロールできていました。こうした局を少しでも増やして早く特上卓に挑戦したいと思っています。
これで5段昇段と特上卓への参入は再びはるか遠くになってしまったのですが、こんな時はトップを取ったときの牌譜を眺めて心を癒すようにしています。
トップを取った局も展開に恵まれたものや偶然に頼ったものが多く、会心の立ち回りを見せた局は数えるほどですが、そういった牌譜を見ると多少自信が戻ってきます(もちろん本当ならラスを喰った局を振り返り反省した方がプラスになることが多いのでしょうが、打たれ弱いぼくにとって失策・悪手を見せられる方が傷つくのですね)。
そんなわけで少し前に打った上卓から、終始リードを奪ってトップを取った局を紹介します。
その日は珍しく好調で前局はダントツなのに南3局でマンガン振込みし、オーラスもあわや次のツモ番で飛び出していた(2着目がダママンガン振込みで逆転されていた)チートイ単騎待ちを偶然次巡ツモるなど、内容は最低ながらツキに恵まれていました。
そんな次局、ぼくの対面に座ったのはレートは1900を軽くオーバーした5段という格上相手。本来特上卓で打てるはずなのになぜ格下の上卓で打つのか真意は分かりませんが、他の2人が2段だったことから対面さえマークすれば何とかなるのではと思っていました。
そんな東1局西家。5段氏が親なことからすぐ流さなければと躍起だった6巡目。
ツモ
ドラ
2シャンテンだが、他家もそれほど早い手は入ってなさそう。ここで何を切るか・・・
広そうなのは。ただぼくの選択肢にこれはありません。というのもドラも赤もなく、今のところ役もない。ツモでのエントツ形から平和変化。そしてツモを逃すのはあまりに痛い。そういう意味でダイレクトの赤入りをフォローするも、ここではもう少し取っておきたい。
そういうわけで平場のぼくなら恐らく迷わず切り。タンヤオ変化とを睨んで、巧者なら恐らくこう打つはず。
しかしこの場面、ぼくは少考してを切りました。これはが裏目になるのは承知な上での打牌で、他家(特に親)相手に通りそうなを安牌として残しておきたかったからです。
そして次のツモが。これは悩みました。そして思い切ってカン。普段ぼくは中張牌のカンはもう少し煮つまらないとやらないのですが、今回の場合もともとこの時点で役なし両面でリーチを打つ気だったので、カンドラ裏ドラを乗せる意味でカンした方がいいと思ったのです。そしてツモった嶺上牌は有効牌でなかったのですが、新ドラがなんと。これでタンヤオへの移行も考えたのですが、続くツモがで当初の方針どおり役なし両面リーチに向かうことに決定。こうなるとは切りたくないので、続く巡目で危険牌になりそうなを先切りし安全牌と交換。ただその後のツモがと1つズレばかりで、ツモでリーチを打てたのは13巡目でした。
このリーチを受けオリた5段氏ですが海底間際でなんとを切ってきたのです。後で牌譜を見るとの順子からの抜き打ちで、恐らく通っていると間違えて切ったのでしょう。
これが裏1枚乗ってハネ満。バカツキに見えるこんな手にぶち当たった5段氏は相当ダメージを受けたはずですが、東場が終わるころには20000点台に回復し2着に浮上。この反発力が強者ならではで、南1局の親番は相当警戒していたところ、ぼくの配牌がの急行券付きのリャンシャンテンという恵まれた手。これを6巡目にあっさり上がり、5段氏の勢いを止めるのに成功。南3局では5段氏渾身のマンガン級リーチを、ぼくが3面チャンの食いタンであっさり潰す。これにはしぶとい5段氏もまいったようでそれ以降、ぼくに2900、ラスの上家に5200と振り込んでラスに転落。東1局の事故後はしぶとく振り込みを避けていた5段氏も糸が切れてしまったようでした。
そしてオーラス。下家の親に筒子を泣かせないよう絞っていたところ、11巡目にこんな手に。
ツモドラ
アンコ落としでチンイツも考えたのですが、勢いに乗って高めイーペイコーのリーチを決行。しかしこれは調子に乗った悪手でした。
2巡後死んだと思っていた5段氏がリーチ。2巡後上家が振ったのですが、開けられた手は驚き待ちのツモリ四暗刻で、もしツモられていたらリーチ棒1本の差で逆転されていました。
画龍点睛を欠くとはこのことで、高段者の反発力には肝を冷やしましたが、それまでは他家にいい所を出させずしっかり場をコントロールできていました。こうした局を少しでも増やして早く特上卓に挑戦したいと思っています。
2017年12月19日
無謀なリーチを掛けた理由
天鳳で4段に昇段してから上級卓で20戦以上戦っていますが、いまだに特上卓で打つことは出来ません。
もちろんレートが1800に満たないためですが、4段に上がった直後と現在を比べ、レートが低下しているようでは特上卓で打てるのはいつになることやら・・・Ptの方は何とか昇段直後の800を保っていますが、これも昇段直後立て続けにラスを3回引いたときは500台前半まで落ちたので、よくここまで回復したと思っているくらいです。
その要因はここ15戦前より守備に徹しラス回避した成果ですが、反面トップの回数も減り3着の回数が増加したという副作用がレートが上がらない結果につながっているのは間違いないところ。特に昨日は2着2回に3着5回と順調にレートを減らし続け、ぼくの精神もすり減らし、これをラストの半荘にしようと決意しての一局。
そんな南4局0本場の南家。1着~3着まで2400点差という大接戦。ぼくは29000点持ちでトップの上家(親)と1500点差の2着ながら、手が遅くトップはほぼ逆転は諦めつつあった中盤。突然救いの神ならぬ12700点持ちと離れたラスの対面がダマで7本4本をツモあがり。これでトップの上家が30000点割れし望外の西場に突入です。
そんな西1局の親。上がりトップ(誰か1人でも30000点を越えればその局で終了)の場面で配牌はいうと
ドラ
良くも悪くもないといった配牌ですが、その後のツモがほぼ有効牌で7巡後にはこんな手に変化。
ただ気になるのはラスの対面が中張牌をバラ切りして国士か無理な一色手もしくはアンコ手といった捨牌。それで切ったをたて続けに上家がポン・チーと二フーロで明らかに喰いタン狙い。捨牌から恐らくイーシャンテンでしょうが、このままイーシャンテンが続くと早さ負けする可能性は多そう。
そんな中ツモってきた牌が絶好の。かツモならダマテンにしようと思っていましたが、この絶好のツモで迷いました。
普通なら上がりトップですからダマで充分。しかしぼくは時間一杯まで考えリーチをかけました。
一見無謀なリーチですが、このリーチを見て他家はどう見るか。
恐らく手になっていない下家はぼくと上家がやりあって、どちらかが振り込めば2着がころがりこんでくるからまずオリ。ラスの対面も手が遠いはずで、上家や下家がぼくに大きい手を振り込めば3着に上がれるというわずかな可能性に賭けて、オリないにしても回ってくれるはず。
ぼくがリーチを掛けたのはこのラスの手に制限を掛けるためで、ぼくの捨牌に萬子はゼロで索子はと宣言牌のだけ。対面の手は字牌が豊富だろうからしばらくはそれを切って回るだろう。そうすれば萬子・索子を喰いたい上家の手が止まる。もちろん上家は自分を含め3人ノーテンならばぼくにトップが移るので最後はケーテンでも勝負にくるかもしれませんが、3面チャンのぼくの方が恐らく分があるだろう。もちろんリー棒を出しても3着に落ちないのは計算ずみ。そんな読みから普段なら横に曲げない牌を曲げたのです。
そのリーチを見て下家と対面は予想通りオリ。上家は単純にはオリずやや危険な牌も切って回し打ちといった感じでしたが、想定外だったのはぼくのツモ牌に中張牌が多く回るのをラクにしてしまったこと。それで終盤にはスジ4本くらいしか残らなくなったのですが、最後テンパイ取りに勝負にきた上家がを打ち決着しました。
決着に時間が掛かり胃が痛くなってきましたが、結果は僥倖。ただ牌譜を見るとリーチ直後に下家に。対面にが流れていて、ダマなら恐らくどちらかが振り込んでくれていたでしょう。つまり結果は変わらなかった可能性が強いのですが、それでも麻雀をしていて楽しいのはこうした読み(勝手読みと言われても)が当たったときなのです。
もちろんレートが1800に満たないためですが、4段に上がった直後と現在を比べ、レートが低下しているようでは特上卓で打てるのはいつになることやら・・・Ptの方は何とか昇段直後の800を保っていますが、これも昇段直後立て続けにラスを3回引いたときは500台前半まで落ちたので、よくここまで回復したと思っているくらいです。
その要因はここ15戦前より守備に徹しラス回避した成果ですが、反面トップの回数も減り3着の回数が増加したという副作用がレートが上がらない結果につながっているのは間違いないところ。特に昨日は2着2回に3着5回と順調にレートを減らし続け、ぼくの精神もすり減らし、これをラストの半荘にしようと決意しての一局。
そんな南4局0本場の南家。1着~3着まで2400点差という大接戦。ぼくは29000点持ちでトップの上家(親)と1500点差の2着ながら、手が遅くトップはほぼ逆転は諦めつつあった中盤。突然救いの神ならぬ12700点持ちと離れたラスの対面がダマで7本4本をツモあがり。これでトップの上家が30000点割れし望外の西場に突入です。
そんな西1局の親。上がりトップ(誰か1人でも30000点を越えればその局で終了)の場面で配牌はいうと
ドラ
良くも悪くもないといった配牌ですが、その後のツモがほぼ有効牌で7巡後にはこんな手に変化。
ただ気になるのはラスの対面が中張牌をバラ切りして国士か無理な一色手もしくはアンコ手といった捨牌。それで切ったをたて続けに上家がポン・チーと二フーロで明らかに喰いタン狙い。捨牌から恐らくイーシャンテンでしょうが、このままイーシャンテンが続くと早さ負けする可能性は多そう。
そんな中ツモってきた牌が絶好の。かツモならダマテンにしようと思っていましたが、この絶好のツモで迷いました。
普通なら上がりトップですからダマで充分。しかしぼくは時間一杯まで考えリーチをかけました。
一見無謀なリーチですが、このリーチを見て他家はどう見るか。
恐らく手になっていない下家はぼくと上家がやりあって、どちらかが振り込めば2着がころがりこんでくるからまずオリ。ラスの対面も手が遠いはずで、上家や下家がぼくに大きい手を振り込めば3着に上がれるというわずかな可能性に賭けて、オリないにしても回ってくれるはず。
ぼくがリーチを掛けたのはこのラスの手に制限を掛けるためで、ぼくの捨牌に萬子はゼロで索子はと宣言牌のだけ。対面の手は字牌が豊富だろうからしばらくはそれを切って回るだろう。そうすれば萬子・索子を喰いたい上家の手が止まる。もちろん上家は自分を含め3人ノーテンならばぼくにトップが移るので最後はケーテンでも勝負にくるかもしれませんが、3面チャンのぼくの方が恐らく分があるだろう。もちろんリー棒を出しても3着に落ちないのは計算ずみ。そんな読みから普段なら横に曲げない牌を曲げたのです。
そのリーチを見て下家と対面は予想通りオリ。上家は単純にはオリずやや危険な牌も切って回し打ちといった感じでしたが、想定外だったのはぼくのツモ牌に中張牌が多く回るのをラクにしてしまったこと。それで終盤にはスジ4本くらいしか残らなくなったのですが、最後テンパイ取りに勝負にきた上家がを打ち決着しました。
決着に時間が掛かり胃が痛くなってきましたが、結果は僥倖。ただ牌譜を見るとリーチ直後に下家に。対面にが流れていて、ダマなら恐らくどちらかが振り込んでくれていたでしょう。つまり結果は変わらなかった可能性が強いのですが、それでも麻雀をしていて楽しいのはこうした読み(勝手読みと言われても)が当たったときなのです。
2017年12月17日
単騎待ちの選択
先日の天鳳上級卓での対局より。
南4局0本場。前局南家で7700点をツモりラスを脱出し3着に浮上。トップとは30000点以上も差があって逆転を狙うのは現実的でないですが、2着とは3000点差で充分射程圏内。ラスとは9000点差で3900点の振込みなら逆転されず、安泰とまで言い切れないにしてもソコソコ安全圏。というわけでここは下を見るより連荘、出来れば親満くらい上がって2着を磐石なものにしたい。
そんなオーラスの配牌で絶好手が入りました。
ドラ
チートイ一向聴でしかもドラ対子。これを上がれば、ほぼ2着は不動に出来ます。そしてぼくが選んだ第1打は。チートイ決め打ちなら筒子切りでしょうが、第1打に中張牌を切って警戒されるよりまずは字牌を切り捨て牌を目立たないようにする作戦です。そして現在2着の下家とトップの対面が字牌を打ち、10000点持ちとラスに沈む上家が打。
そして2順目のツモが絶好のでした。
さてここでどうするか。
1.待ちリーチ
2.待ちリーチ
3.待ち頃の牌が来るまでダマ。
悩ましい決断ですが、ここで時間を掛けては単騎や愚形待ちが疑われると思い、決断したぼくの選択は上家がいま切ったばかりの待ちリーチでした。これは全ツッパするしかないラスの上家がつかめば必ず出る牌で、上がればそのまま上家のハコ割れ終了で2着に上がれると踏んだからです。ダマも悪くはないのですが、待ち頃の牌をすぐツモってくるかどうか分からないし、早上がりを狙うであろう上家や対面の手を止めるためリーチがいいとの判断でした。
しかしは全く打ち出されることなく、13巡目で回し打ちしていた対面が下家から平和ドラ1赤ドラ1を出上がり。タナボタの形で2着がころがりこんできましたが・・・
さてぼくの選択は間違っていたのでしょうか。
筋対子ので待つか、薄い壁とはいえ他家が使いにくいで待つかは微妙なところです。ただよくよく考えてみると単騎待ちであえて筋対子で待つのは不利なような気がしてきました(上がれなかったから言うわけではありませんが)。
というのもを引き出すスジのがぼくの手に2枚あるのに対し、のスジのは0枚でもしツモってきたら後引っ掛けになり有利に働く可能性が高い。をツモる可能性と比べれば差は明らかです。端牌の方が出上がりできる可能性は高いですが、2・8牌も単騎待ちとして悪くない。ならば僅かな差ですがで待った方が良かったのではないかと思うのです。
対局終了後、牌譜を調べて見ましたがは誰の手にもありませんでした。というわけでラスの上家はともかく、対面や下家がをツモった時、押さえたかツモ切りしたかは不明です。ただよく考えれば親満直撃でも逆転されないトップ目にとって、親の早いリーチは安いと踏んで(実際は親満で裏ドラが乗ればハネ満で逆転していましたが)簡単にはオリないでしょう。2着目は親満直撃ならラス落ちとあって無理な勝負はしてこないでしょうが、出来れば2着を死守したいと思っているはず。そんな態勢で弱り目の上家を狙い撃ちするようなを待つような姑息なことをした罰が、絶好そうに見えた当たり牌を牌山奥深くに沈ませたのでしょうか。
南4局0本場。前局南家で7700点をツモりラスを脱出し3着に浮上。トップとは30000点以上も差があって逆転を狙うのは現実的でないですが、2着とは3000点差で充分射程圏内。ラスとは9000点差で3900点の振込みなら逆転されず、安泰とまで言い切れないにしてもソコソコ安全圏。というわけでここは下を見るより連荘、出来れば親満くらい上がって2着を磐石なものにしたい。
そんなオーラスの配牌で絶好手が入りました。
ドラ
チートイ一向聴でしかもドラ対子。これを上がれば、ほぼ2着は不動に出来ます。そしてぼくが選んだ第1打は。チートイ決め打ちなら筒子切りでしょうが、第1打に中張牌を切って警戒されるよりまずは字牌を切り捨て牌を目立たないようにする作戦です。そして現在2着の下家とトップの対面が字牌を打ち、10000点持ちとラスに沈む上家が打。
そして2順目のツモが絶好のでした。
さてここでどうするか。
1.待ちリーチ
2.待ちリーチ
3.待ち頃の牌が来るまでダマ。
悩ましい決断ですが、ここで時間を掛けては単騎や愚形待ちが疑われると思い、決断したぼくの選択は上家がいま切ったばかりの待ちリーチでした。これは全ツッパするしかないラスの上家がつかめば必ず出る牌で、上がればそのまま上家のハコ割れ終了で2着に上がれると踏んだからです。ダマも悪くはないのですが、待ち頃の牌をすぐツモってくるかどうか分からないし、早上がりを狙うであろう上家や対面の手を止めるためリーチがいいとの判断でした。
しかしは全く打ち出されることなく、13巡目で回し打ちしていた対面が下家から平和ドラ1赤ドラ1を出上がり。タナボタの形で2着がころがりこんできましたが・・・
さてぼくの選択は間違っていたのでしょうか。
筋対子ので待つか、薄い壁とはいえ他家が使いにくいで待つかは微妙なところです。ただよくよく考えてみると単騎待ちであえて筋対子で待つのは不利なような気がしてきました(上がれなかったから言うわけではありませんが)。
というのもを引き出すスジのがぼくの手に2枚あるのに対し、のスジのは0枚でもしツモってきたら後引っ掛けになり有利に働く可能性が高い。をツモる可能性と比べれば差は明らかです。端牌の方が出上がりできる可能性は高いですが、2・8牌も単騎待ちとして悪くない。ならば僅かな差ですがで待った方が良かったのではないかと思うのです。
対局終了後、牌譜を調べて見ましたがは誰の手にもありませんでした。というわけでラスの上家はともかく、対面や下家がをツモった時、押さえたかツモ切りしたかは不明です。ただよく考えれば親満直撃でも逆転されないトップ目にとって、親の早いリーチは安いと踏んで(実際は親満で裏ドラが乗ればハネ満で逆転していましたが)簡単にはオリないでしょう。2着目は親満直撃ならラス落ちとあって無理な勝負はしてこないでしょうが、出来れば2着を死守したいと思っているはず。そんな態勢で弱り目の上家を狙い撃ちするようなを待つような姑息なことをした罰が、絶好そうに見えた当たり牌を牌山奥深くに沈ませたのでしょうか。
2017年11月24日
天鳳始めました
一頃頭打ちになっていたジャンナビで9段に昇段。マルジャンでもリーグ戦でB-2まで昇級したのを機に、いよいよネット麻雀最高峰といわれる天鳳に挑戦することにしました。
天鳳はマルジャンあたりと比べると朝早くでも常時卓が立つなど参加者数は桁違い。何より最上位卓である鳳凰卓に行くまでは無料で楽しめるというのが、敷居が低くてありがたいところ。
ただ(分かっていたことですが)ジャンナビやマルジャンと比べると無料で楽しめるFlash版はグラフィックが貧弱。クリックする麻雀牌も小さくて結構クリックミスによる切り間違いを犯してしまっています。まあ課金するWeb版にすれば良いのですが、せめて鳳凰卓の背中が見える5~6段くらいまで昇段してからでも遅くない・・・というよりそんなに苦労しなくても特上卓までは上がれるだろうと高をくくっていたのですね。
しかし卓を囲む相手のレベルが低いジャンナビやマッチングがランダムで卓を囲むメンバーのレベルがバラバラのマルジャンと比べて、天鳳はそれほど甘くはありませんでした・・・といっても初段までは5連続トップなど1局打つだけで軽く昇級していったのですが、一般卓から上級卓に移ってからは1着数は激減し、中々思うようにレベルが増えていきません。
特に2段に上がってからは3段への昇段戦で跳ね返されること数回。あせりもあって一時1800を越えていたレートも1700まで低下。1割を切っていたラス率も上昇していく結果に・・・
特に自分でも頭を抱えたくなったのが4度目の昇段戦を迎えた南3局。現在トップのぼくが32000点で2着と1500点の差。このままトップを守りきれば昇段といったところで8順目にこんな手になりました。(牌図は麻雀王国より)
ツモ
ドラはなく食うと安い手ですが、無理に三色同順にこだわらず2萬か5萬が出たらポンしてタンヤオで上がり早く局を進めようと考えていたところで、ツモってきた8索を思わずそのまま切ってしまったのですね。9索が入るとタンヤオにならない8索なんていらないと思ったのですが、切るなら4筒か少なくとも5萬でした。恐らく東場の点差がない場面ならば、5萬を切っていたでしょう。3筒か8筒をツモれば3面チャンになるのでそこで場況を見て7索8索か5萬6萬の面子落とし。タンヤオにならない9索ツモでも高め三色。三色にならない4萬ツモでもリーチを掛ければ出やすい端牌まちですし、少なくともダマで上がれる手。そこまでひねらなくとも4筒切りなら完全イーシャンテン。シャンテンを落としてまで8索を切って手役を狙う場面でなく、どうしてこんな簡単な打牌が出来なかったのか、頭を抱えてしまいました。
実戦は7萬ツモで7索打。2順後4萬ツモ4筒打で3・6萬のタンピン三色のテンパイ。手役を重視するなら上手くいったとにんまりする場面ですが、ここは満貫・ハネ満より局を回したかったのですね。仕方なく他家の足止めとばかりにリーチを掛けましたが、ライバルの親に追っかけられ、あえなくツモられてしまいました。
結果論になりますが萬子が高い場になっていて3・6萬は山に残ってなく、逆に6・9索なら出上がりか終盤ツモっていました。この上がりを逃して次の局、親にダマ満貫を放銃してあえなくラスに転落してしまいました。
こんな麻雀をしていては昇段なんておこがましいと思っていたのですが、昇段戦6回目にしてやっと3段に上がることができました。といってもその昇段戦も内容は良くなくて、開局から5800点8000点と連続放銃。そこから倍満(メンタンピン一発イーペイコードラ4)と親ハネ(リーチツモチートイドラ2)を上がるという荒れた展開。倍満を上がった局も親の先制リーチに無筋を4枚切り飛ばして終盤追っかけての出上がりと一見気持ちのいい和了のように見えますが、振り込んでハコ割れとなっていてもおかしくありませんでした。そんなレベルの麻雀ですから3段に上がってからは負けがこんで、レートは1600台。ポイントは200割れと降段に近づきつつあります。まあ原因は和了率が低下した(一般卓で.250台だったのが.230台jに)のに対し、放銃率は高止まり(.140台)していることだと分かっているので、これからは無駄な放銃を少しでも無くして特上卓を目指していきたいと思っているのですが・・・
天鳳はマルジャンあたりと比べると朝早くでも常時卓が立つなど参加者数は桁違い。何より最上位卓である鳳凰卓に行くまでは無料で楽しめるというのが、敷居が低くてありがたいところ。
ただ(分かっていたことですが)ジャンナビやマルジャンと比べると無料で楽しめるFlash版はグラフィックが貧弱。クリックする麻雀牌も小さくて結構クリックミスによる切り間違いを犯してしまっています。まあ課金するWeb版にすれば良いのですが、せめて鳳凰卓の背中が見える5~6段くらいまで昇段してからでも遅くない・・・というよりそんなに苦労しなくても特上卓までは上がれるだろうと高をくくっていたのですね。
しかし卓を囲む相手のレベルが低いジャンナビやマッチングがランダムで卓を囲むメンバーのレベルがバラバラのマルジャンと比べて、天鳳はそれほど甘くはありませんでした・・・といっても初段までは5連続トップなど1局打つだけで軽く昇級していったのですが、一般卓から上級卓に移ってからは1着数は激減し、中々思うようにレベルが増えていきません。
特に2段に上がってからは3段への昇段戦で跳ね返されること数回。あせりもあって一時1800を越えていたレートも1700まで低下。1割を切っていたラス率も上昇していく結果に・・・
特に自分でも頭を抱えたくなったのが4度目の昇段戦を迎えた南3局。現在トップのぼくが32000点で2着と1500点の差。このままトップを守りきれば昇段といったところで8順目にこんな手になりました。(牌図は麻雀王国より)
ツモ
ドラはなく食うと安い手ですが、無理に三色同順にこだわらず2萬か5萬が出たらポンしてタンヤオで上がり早く局を進めようと考えていたところで、ツモってきた8索を思わずそのまま切ってしまったのですね。9索が入るとタンヤオにならない8索なんていらないと思ったのですが、切るなら4筒か少なくとも5萬でした。恐らく東場の点差がない場面ならば、5萬を切っていたでしょう。3筒か8筒をツモれば3面チャンになるのでそこで場況を見て7索8索か5萬6萬の面子落とし。タンヤオにならない9索ツモでも高め三色。三色にならない4萬ツモでもリーチを掛ければ出やすい端牌まちですし、少なくともダマで上がれる手。そこまでひねらなくとも4筒切りなら完全イーシャンテン。シャンテンを落としてまで8索を切って手役を狙う場面でなく、どうしてこんな簡単な打牌が出来なかったのか、頭を抱えてしまいました。
実戦は7萬ツモで7索打。2順後4萬ツモ4筒打で3・6萬のタンピン三色のテンパイ。手役を重視するなら上手くいったとにんまりする場面ですが、ここは満貫・ハネ満より局を回したかったのですね。仕方なく他家の足止めとばかりにリーチを掛けましたが、ライバルの親に追っかけられ、あえなくツモられてしまいました。
結果論になりますが萬子が高い場になっていて3・6萬は山に残ってなく、逆に6・9索なら出上がりか終盤ツモっていました。この上がりを逃して次の局、親にダマ満貫を放銃してあえなくラスに転落してしまいました。
こんな麻雀をしていては昇段なんておこがましいと思っていたのですが、昇段戦6回目にしてやっと3段に上がることができました。といってもその昇段戦も内容は良くなくて、開局から5800点8000点と連続放銃。そこから倍満(メンタンピン一発イーペイコードラ4)と親ハネ(リーチツモチートイドラ2)を上がるという荒れた展開。倍満を上がった局も親の先制リーチに無筋を4枚切り飛ばして終盤追っかけての出上がりと一見気持ちのいい和了のように見えますが、振り込んでハコ割れとなっていてもおかしくありませんでした。そんなレベルの麻雀ですから3段に上がってからは負けがこんで、レートは1600台。ポイントは200割れと降段に近づきつつあります。まあ原因は和了率が低下した(一般卓で.250台だったのが.230台jに)のに対し、放銃率は高止まり(.140台)していることだと分かっているので、これからは無駄な放銃を少しでも無くして特上卓を目指していきたいと思っているのですが・・・
2017年08月25日
妥協してしまう弱さ
最近麻雀ブログと化してきている気がしていて恐縮してしまうのですが、先日自分の性格の弱さが露呈した局面が出現したので、ここで紹介してみたいと思います。
局面は南4局0本場。
東家 16000点
南家 32700点
西家 33300点
北家(ぼく) 17500点
最後の親が終わり、現実的には最下位のラス親をとっとと流しラス回避してもう半荘といった場面。
ただ8順目にこんな手になり「ざわっ」としてきました。
ツモドラ
牌画素材は(c)izumick supported by 麻雀王国より
イッツーになればリーチを掛けツモって倍満になるのですが、3筒が1枚、4筒が3枚河にあることから暗カンしたところリャンシャンで引いたのが2筒・・・ということで1枚切れの5筒をリリース。
それを見た対面が9筒を切り1巡後8筒切り。明らかなペンチャンを嫌いタンヤオへ移行といったところ。そんな次のツモでもう1枚2筒を引いてこれも1枚切れている1筒を切って聴牌。待ちの7筒は1枚も切れてなく良さそうな待ちだが、ここは当然ダマテン。
そして親が中を切ってきました。
打ドラ
中をポンすれば9筒を切ってハネ満で迷うところですが、ここは見送りました。というのもハネ満をツモッたとしても結局は3着。それなら中をツモっての四暗刻単騎テンパイなら僥倖ですが、8筒か9筒をツモればダマで倍満でどこから出てもトップになれます(もちろんツモれば役満)。巡目は遅いですが中8筒9筒が1枚切れならまだ山に残っていると見たのです。
ところが同巡対面が8筒ツモ切り。親もションパイの中を切るくらいですから連荘狙いで手は煮詰まっているでしょうし、対面も筒子がぼくに危険なことを承知で切るくらいですからオリ気味の上家を捲る気満々でしょう。
そして2巡後、対面が7筒をツモ切り。この7筒を見てぼくはつい手を倒してしまったのですね。
メンホン・サンアンコウでマンガンの和了で振った対面に変わって2着に浮上したのですが、果たしてここで手を倒したのは正解だったのか?8筒は無くなったのですが、9筒か中が残っている以上、あくまでトップを狙って見送るべきではなかったのではないか。もしここで倒すなら中をポンすれば良かったですし(9筒切っての8筒待ちは出てこない可能性大ですが)、8筒が無くなった時点でツモ一発裏ドラ期待のリーチする手もありました。7筒9筒が裏にのる可能性はゼロで裏ドラ期待のリーチは分が悪いですが可能性はゼロではなかったのですから。
そんな選択肢がありながら妥協し手を倒してしまったところに、ぼくの心の弱さが出てしまいました。結果は2着だったのですが、こんな打ち方をしていては甘いとしか言いようがないですね。
局面は南4局0本場。
東家 16000点
南家 32700点
西家 33300点
北家(ぼく) 17500点
最後の親が終わり、現実的には最下位のラス親をとっとと流しラス回避してもう半荘といった場面。
ただ8順目にこんな手になり「ざわっ」としてきました。
ツモドラ
牌画素材は(c)izumick supported by 麻雀王国より
イッツーになればリーチを掛けツモって倍満になるのですが、3筒が1枚、4筒が3枚河にあることから暗カンしたところリャンシャンで引いたのが2筒・・・ということで1枚切れの5筒をリリース。
それを見た対面が9筒を切り1巡後8筒切り。明らかなペンチャンを嫌いタンヤオへ移行といったところ。そんな次のツモでもう1枚2筒を引いてこれも1枚切れている1筒を切って聴牌。待ちの7筒は1枚も切れてなく良さそうな待ちだが、ここは当然ダマテン。
そして親が中を切ってきました。
打ドラ
中をポンすれば9筒を切ってハネ満で迷うところですが、ここは見送りました。というのもハネ満をツモッたとしても結局は3着。それなら中をツモっての四暗刻単騎テンパイなら僥倖ですが、8筒か9筒をツモればダマで倍満でどこから出てもトップになれます(もちろんツモれば役満)。巡目は遅いですが中8筒9筒が1枚切れならまだ山に残っていると見たのです。
ところが同巡対面が8筒ツモ切り。親もションパイの中を切るくらいですから連荘狙いで手は煮詰まっているでしょうし、対面も筒子がぼくに危険なことを承知で切るくらいですからオリ気味の上家を捲る気満々でしょう。
そして2巡後、対面が7筒をツモ切り。この7筒を見てぼくはつい手を倒してしまったのですね。
メンホン・サンアンコウでマンガンの和了で振った対面に変わって2着に浮上したのですが、果たしてここで手を倒したのは正解だったのか?8筒は無くなったのですが、9筒か中が残っている以上、あくまでトップを狙って見送るべきではなかったのではないか。もしここで倒すなら中をポンすれば良かったですし(9筒切っての8筒待ちは出てこない可能性大ですが)、8筒が無くなった時点でツモ一発裏ドラ期待のリーチする手もありました。7筒9筒が裏にのる可能性はゼロで裏ドラ期待のリーチは分が悪いですが可能性はゼロではなかったのですから。
そんな選択肢がありながら妥協し手を倒してしまったところに、ぼくの心の弱さが出てしまいました。結果は2着だったのですが、こんな打ち方をしていては甘いとしか言いようがないですね。
2017年08月13日
大会に行ってきました!
(今回は麻雀大会に関するレポです。麻雀に興味のない人には恐らく意味不明で何を言っているか分からないかと思いますが、よろしくお願いします。)
8月11日に麻雀大会に行ってきました。
その大会はモンド麻雀バトルグランプリというもので、ネット麻雀(ハンゲーム・マルジャン・ジャンナビ・4人打ち麻雀片山ワールド)で上位に入ると出場できるというもので、MONDO TVでお馴染みの麻雀プロと卓を囲めるという機会に緊張からか前夜あまり寝付けませんでした。
ぼくは当地在住で会場(雀荘琥珀)に自室からものの30分で到着するのですが、会場の前に着いてEVに同乗した参加者の話を聴くと、四国や横浜からはるばる来名したと聴いてビックリ(ぼくが聴いた他の数人の中でも愛知在住の人は居なかった)。そんな参加者の熱心ぶりに気後れしながら会場に行くと、身長が高い物腰優しげな男性が受付されていました。
「どこか見覚えがある雰囲気の人だな。」
と思ったのですが、その時は誰なのかは思い出せませんでした。
受付を済ませて会場の中を見渡すと、日本麻雀連盟の前原雄大プロが闊歩されていて緊張が高まります。他にも白鳥翔プロや当地在住の池沢麻奈美女流プロの姿もあったのですが、受付順番から対戦表を照らし合わせると残念ながら池沢プロと卓を囲む組み合わせではありませんでした。
そんな中、あの馬場裕一プロの司会で開会式が始まったのですが、参加者の1人が来ていないことが判明。急遽卓を囲む組み合わせが変わり、代打で受付されていた男性が入ることになりました。
そして馬場プロその紹介で、その男性があのASAPIN氏であることが判明。ASAPIN氏といえばネット麻雀の最高峰と云われる天鳳位を2度獲得した伝説級の雀士。モンド麻雀バトルグランプリでは今年から天鳳予選が無くなったことから、まさか天鳳に縁のある氏が会場にいるとはぼくは思い当たらず想像の奥から消えていたのですね。そのASAPIN氏と卓を囲めるチャンスがあるかもしれないと思うと、ドタキャンした人に感謝したくなりました。
さて組み合わせ変更され初戦は白鳥翔プロと同卓することに。白鳥プロといえば現在連盟の中で乗りに乗っている若手プロで、1番初戦に当たりたくない相手でした。
その白鳥プロがぼくの下家で、初心者に毛の生えたようなぼくに対し「得点とか分からなかったら聞いてくださいね。」と優しい言葉をかけてくれ感謝。そして開局しましたが、緊張からか手は全く進まずツモられ貧乏で東場を終わるころは最下位に。
ようやく迎えた親番で白鳥プロから5800点を上がったのは僥倖でしたが、続く白鳥プロの親番で対面との立直合戦の末、ダマを張っていた白鳥プロに親ハネを放銃し哀れラスに転落。終了した時にはハコを被っていました。始まる前にぼくが掲げていた密かな目標は①ラスをとらないこと②ハコ割れしないことの2つでしたが、初っ端からそれを打ちひしがれる結果に・・・(泣)
続く2戦目はプロとの同卓はなく参加者同士となり気を取り直した結果、普段あまりしない喰いタンを駆使するなどぼくのすべての能力を尽くして微差ながらトップ。そして3戦目は池沢プロとの対戦となりました。対面に座る可憐な池沢プロの姿にドキマギしていましたが、意外に手が伸びて小さな上がりを見せた後の親番で一盃口ドラ2の聴牌に。ただ待ちのカン八索は2枚切れで、ドラの2筒か一盃口を形成する面子の七索・九索をツモれば八索を切ってツモリ四暗刻となるから当然のダマ。ただ2巡後八索が下家からポロリとこぼれてロン。開けた手を見た池沢プロから「四暗刻惜しかったですね。」と言われ舞い上がってしまいましたが、この9600点の上がりでトップに浮上。後はこの上がりを守るだけでしたが、南場に入った直後その池沢プロからリーチ。ぼくの手牌は悪く当然のオリでしたが、池沢プロだけでなく2着目の上家も聴牌気配こそないものの不穏な捨牌でリーチにも果敢に押していたことから、追っかけリーチが掛かった際の共通安全牌も抱えておきたいところ。池沢プロの捨牌を凝視すると四索・八索・六索(リーチ宣言牌)とバラ切りされいたので、安全牌の字牌を温存しいかにも通りそうな七索をいまのうちにと切ったら、なんと池沢女流プロから「ロン」の声が掛かって、まさかのペン七索待ち。オリ打ちで当たるとはかなりのショックの残る振り込みでしたが、裏ドラが乗らなかったのが幸いで、その後大崩れせず主催者のタイムオーバーの声(一局50分を超えるとその局で終了のルールでした)にも助けられ、最後2着目からリーチ一発のみを和了しこれで2連続トップ。
これで1位は無理でも上位へ入れる望みが出てきましたが、最後は大ボス前原雄大プロと対局することに。今日の前原プロはこれまで絶不調だったようですが、上家に座られると「地獄の門番」と恐れられた迫力をひしひしと感じることに。そのためかそれとも緊張が続いた対局の疲れからか手は伸びず、危険牌を無造作に切って振り込むなど全く自分らしい麻雀が打てないままラスに沈んでしまいました。
結局結果は参加者の中で丁度真ん中といった順位に終わり、閉会式で白鳥プロから賞品(モンド特製手帳)を渡されたあとガッチリ握手させてもらました。その後、帰り際に前原プロや対局できなかったASAPIN氏とも握手させてもらい、心地よい疲れを感じながら帰路に付くことになりました。最後の半荘が悔いが残る内容だっただけに、もう少し何とかなったのではないかと思うところもありますが、補欠で出場させてもらった経緯からすると上出来だったかもしれません。次の機会があればもっと自分らしい麻雀を打ちたいと思いますが、それには観る雀(麻雀を打たずTVや動画で対局を楽しむファン)を卒業して、もっと実戦経験を積んでいかなければダメなのでしょうね。
8月11日に麻雀大会に行ってきました。
その大会はモンド麻雀バトルグランプリというもので、ネット麻雀(ハンゲーム・マルジャン・ジャンナビ・4人打ち麻雀片山ワールド)で上位に入ると出場できるというもので、MONDO TVでお馴染みの麻雀プロと卓を囲めるという機会に緊張からか前夜あまり寝付けませんでした。
ぼくは当地在住で会場(雀荘琥珀)に自室からものの30分で到着するのですが、会場の前に着いてEVに同乗した参加者の話を聴くと、四国や横浜からはるばる来名したと聴いてビックリ(ぼくが聴いた他の数人の中でも愛知在住の人は居なかった)。そんな参加者の熱心ぶりに気後れしながら会場に行くと、身長が高い物腰優しげな男性が受付されていました。
「どこか見覚えがある雰囲気の人だな。」
と思ったのですが、その時は誰なのかは思い出せませんでした。
受付を済ませて会場の中を見渡すと、日本麻雀連盟の前原雄大プロが闊歩されていて緊張が高まります。他にも白鳥翔プロや当地在住の池沢麻奈美女流プロの姿もあったのですが、受付順番から対戦表を照らし合わせると残念ながら池沢プロと卓を囲む組み合わせではありませんでした。
そんな中、あの馬場裕一プロの司会で開会式が始まったのですが、参加者の1人が来ていないことが判明。急遽卓を囲む組み合わせが変わり、代打で受付されていた男性が入ることになりました。
そして馬場プロその紹介で、その男性があのASAPIN氏であることが判明。ASAPIN氏といえばネット麻雀の最高峰と云われる天鳳位を2度獲得した伝説級の雀士。モンド麻雀バトルグランプリでは今年から天鳳予選が無くなったことから、まさか天鳳に縁のある氏が会場にいるとはぼくは思い当たらず想像の奥から消えていたのですね。そのASAPIN氏と卓を囲めるチャンスがあるかもしれないと思うと、ドタキャンした人に感謝したくなりました。
さて組み合わせ変更され初戦は白鳥翔プロと同卓することに。白鳥プロといえば現在連盟の中で乗りに乗っている若手プロで、1番初戦に当たりたくない相手でした。
その白鳥プロがぼくの下家で、初心者に毛の生えたようなぼくに対し「得点とか分からなかったら聞いてくださいね。」と優しい言葉をかけてくれ感謝。そして開局しましたが、緊張からか手は全く進まずツモられ貧乏で東場を終わるころは最下位に。
ようやく迎えた親番で白鳥プロから5800点を上がったのは僥倖でしたが、続く白鳥プロの親番で対面との立直合戦の末、ダマを張っていた白鳥プロに親ハネを放銃し哀れラスに転落。終了した時にはハコを被っていました。始まる前にぼくが掲げていた密かな目標は①ラスをとらないこと②ハコ割れしないことの2つでしたが、初っ端からそれを打ちひしがれる結果に・・・(泣)
続く2戦目はプロとの同卓はなく参加者同士となり気を取り直した結果、普段あまりしない喰いタンを駆使するなどぼくのすべての能力を尽くして微差ながらトップ。そして3戦目は池沢プロとの対戦となりました。対面に座る可憐な池沢プロの姿にドキマギしていましたが、意外に手が伸びて小さな上がりを見せた後の親番で一盃口ドラ2の聴牌に。ただ待ちのカン八索は2枚切れで、ドラの2筒か一盃口を形成する面子の七索・九索をツモれば八索を切ってツモリ四暗刻となるから当然のダマ。ただ2巡後八索が下家からポロリとこぼれてロン。開けた手を見た池沢プロから「四暗刻惜しかったですね。」と言われ舞い上がってしまいましたが、この9600点の上がりでトップに浮上。後はこの上がりを守るだけでしたが、南場に入った直後その池沢プロからリーチ。ぼくの手牌は悪く当然のオリでしたが、池沢プロだけでなく2着目の上家も聴牌気配こそないものの不穏な捨牌でリーチにも果敢に押していたことから、追っかけリーチが掛かった際の共通安全牌も抱えておきたいところ。池沢プロの捨牌を凝視すると四索・八索・六索(リーチ宣言牌)とバラ切りされいたので、安全牌の字牌を温存しいかにも通りそうな七索をいまのうちにと切ったら、なんと池沢女流プロから「ロン」の声が掛かって、まさかのペン七索待ち。オリ打ちで当たるとはかなりのショックの残る振り込みでしたが、裏ドラが乗らなかったのが幸いで、その後大崩れせず主催者のタイムオーバーの声(一局50分を超えるとその局で終了のルールでした)にも助けられ、最後2着目からリーチ一発のみを和了しこれで2連続トップ。
これで1位は無理でも上位へ入れる望みが出てきましたが、最後は大ボス前原雄大プロと対局することに。今日の前原プロはこれまで絶不調だったようですが、上家に座られると「地獄の門番」と恐れられた迫力をひしひしと感じることに。そのためかそれとも緊張が続いた対局の疲れからか手は伸びず、危険牌を無造作に切って振り込むなど全く自分らしい麻雀が打てないままラスに沈んでしまいました。
結局結果は参加者の中で丁度真ん中といった順位に終わり、閉会式で白鳥プロから賞品(モンド特製手帳)を渡されたあとガッチリ握手させてもらました。その後、帰り際に前原プロや対局できなかったASAPIN氏とも握手させてもらい、心地よい疲れを感じながら帰路に付くことになりました。最後の半荘が悔いが残る内容だっただけに、もう少し何とかなったのではないかと思うところもありますが、補欠で出場させてもらった経緯からすると上出来だったかもしれません。次の機会があればもっと自分らしい麻雀を打ちたいと思いますが、それには観る雀(麻雀を打たずTVや動画で対局を楽しむファン)を卒業して、もっと実戦経験を積んでいかなければダメなのでしょうね。