2022年02月21日

園田プロの著書を読んで気づかされたこと

昨年発売された園田賢プロの「魔術の麻雀」をようやく手に入れることができました。
初年度の頃と比べると、最近はあまりMリーグを見ることはなくなりました(途中で寝オチすることが多いので)。それで初年度の活躍ぶりが目覚ましかった園田プロの次年度の成績が低迷したと言われてもにわかに信じられないのですが、そんな園田プロの雀風はというとぼくの対極の位置にある気がします。そんな園田プロの著書を読んでも得るところは少ないような気がしないでもないですが、自称メンゼン派を名乗るぼくでも園田プロのyoutubeでの思考は非常に参考になるし、視野を広げるためにも購入して損はないと見たのです。

ただこの本を読んで強くなった気がするかと言われると、その前に読んだリツミサンの問題集と比べて小さかった気がします。というのも園田プロの思考にぼくの雀力がまだついていけないことが大きいように思います。特に鳴き読みの技術などは、頭の中では理解できてもそれを実戦で生かせるかとなると、正直難しいと思うのですね。それでも頭の片隅にでもその記憶が残っているだけでも多少はプラスになるのではと慰めているのですが。

それでもこの本で一番ぼくが目から鱗というか、直さなければいけないと思ったのが、第1章にあった園田プロがポン動作を早くすることに心掛けているという点。
実際ぼくは牌が出てから鳴くかどうか考えるところがあって、園田プロに「絶対に直さなければいけない」と諭された気がして姿勢を正す思いがしたのです。

実は最近雀荘でこんな経験がありました。

対面の親のリーチを受けていて、海底間近の場面。(牌画は麻雀王国より)
二筒:麻雀王国三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国六筒:麻雀王国八筒:麻雀王国九筒:麻雀王国一索:麻雀王国四索:麻雀王国五索:麻雀王国六索:麻雀王国九索:麻雀王国九索:麻雀王国白:麻雀王国ドラ六筒:麻雀王国
このままだと海底が親に回るのでずらしたいな(安全牌として九索:麻雀王国が残っていた)と思っていたところで、親が六筒:麻雀王国を切りました。ポンしようかと一瞬声が出かかったところで、上家が先にチーの発声。
(まあチーしてくれたので、海底がずれる結果は変わらないからいいか)
と思ったのですが、その変わったツモで親に6000オールをツモられることに。

結果は最悪でしたが、よくよく考えると上家がチーしたことで、テンパイを入れられたこと自体大損だったのです。ぼくがポンしていれば親以外ノーテンで1000点のマイナスで済んでいたわけで、もし親にツモられていなくとも、1000点の支払いが上家もテンパイすることで1500点に増えていたのです。

こうしたポンは想定していないと出来なくて、園田プロとまではいかなくても、鳴く準備を前もってすることで、ポン発声を早くしようと思った次第。ネット麻雀ばかりしていたことで、こうした技術についてはおろそかになっていました。あまりに初歩的で笑われるかもしれませんが、そのことに気づかされただけでもこの本を購入した価値があったように思いました。  

Posted by 7月の魚 at 21:42Comments(0)TrackBack(0)麻雀

2022年02月13日

2月の発売予定表から

今月に入っても相変わらず頭数は揃わず、寂しい状況は続いていますが、上位馬はなかなか期待できそうな顔触れで楽しみなレースとなりそう。今後のためにも上位馬には人気に応えるレースをしてもらいたいものですが・・・
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。


◎1/1彼氏彼女 (SMEE)
前走のハジラブ -Making*Lovers-はMaking*Loversの名を冠しながら、ファンの期待に応えられなかった。トレーナー(ライター)が複数だったり、騎手が変わっていたりと不安要素があっただけに大きな驚きはないものの今回は巻き返したい。騎手は再び谷山さんに戻ったが、Sugar*Styleの頃と比べるとガラっと騎乗方法(絵柄)が変わったのがどうでるか。Sugar*Styleが頂点とすると劣化しているように見えるのは否めないが、トレーナーの早瀬ゆうの占める割合が大きい厩舎だけに、師が一人で手がけるとなれば不安は少ない。追い切り(体験版)の手ごたえも充分で今度こそMaking*Loversの再現を狙う。
期待度 ★★★★☆

〇エヴァーメイデン ~堕落の園の乙女たち~ (Liar-soft)
以前は間隔を詰めて走らせる傾向のあったライアー厩舎だが、最近は間隔を開けてくるようになった。今回久々に海原望をトレーナーに起用し、騎手に大石竜子とフェアリーテイル・シンフォニーの復活が嬉しい。全寮制の閉鎖せれた学園を舞台に、登場するキャラがすべて女性という百合系の匂いもある半面、トレーナーが海原望だけにホラーの印象が強い。追い切り(体験版)はじっくり見ていないが、雰囲気は上々。謎めいて引き出しは多いもののn、このトレーナーだけに、しっかりまとめてくれる筈。能力的に本命馬を負かしても不思議ない。
期待度 ★★★★☆

家庭教淫 ~授業料はカラダで~ (Guilty`Dash)
Guiltyの非凌辱安馬(低価格)というコンセプトのDashだが、ここまで結果は出ていない。今回は馬名(タイトル)を見ると一見凌辱系のように見えるが、家庭教師の授業料を教え子の身体で貰うという一種の買春系に近い。ヒロインの家庭教師に対する嫌悪感が強ければ凌辱寄りになるが、取材する限りはそうならないと予想。ヒロインの友人がどのような立ち位置になるのかで、雰囲気がガラリと変わる可能性もあり読みにくい。といっても騎手・トレーナーとも実績は物足りず、厩舎成績から考えても力が足りないと見るのが妥当か。
期待度 ★★☆

△ギャル妻・アンリの寝取らせプレイ ~他の男の物を咥え、楽しそうに報告をする俺の妻~ (アトリエさくら)
トレーナーとして近走冴えないづか。おんぼろ月の去ったアトリエさくらを牽引しなければならないだけに、そろそろ巻き返したい。今回騎手として久々にベストパートナーというべきかん奈を起用。ギャル妻系はギャル妻セックス ──他の男に淫猥奉仕する愛する妻がまずまず好結果を出しているだけに期待したい。ただ今回馬名(タイトル)に寝散らせとあるが、主人公がヒロインを他の男に与えてその痴態を楽しむという展開とギャル妻とのニックス(相性)がどうか。ただ前走でも本当にヒロインがギャルなのか疑わしいところがあり、今回も外見がギャルなだけで中身は貞淑といった可能性はある。実績ある騎手に戻っただけに今回凡走なら当分この厩舎の馬は買えないくらいで、低調な厩舎のムードを跳ね返せるかどうか。
期待度 ★★★

絶対命令 異世界操心パーティ! (わるきゅ~れ)
時に大駆けする馬を輩出するわるきゅ~れだが、最近の成績は地味。今回はファンタジーと催眠系というニックス。基本バカ系の馬が多い厩舎なだけに、このニックスは納得。日頃いたぶられているヒロインに対し操心術を覚えて復讐するというのはよくあるパターンだが、そこにどうファンタジー味付けするかがポイント。ただトレーナーの実績は物足りないし、ファンタジー系で異種姦がなさそうというのもどうか。入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★

僕と先生の個人授業 (あざらしそふと+1)
あざらしそふとの安馬(低価格)路線のプラス1だが、好走と言えるのはデビュー戦だけでここ3走は物足りない成績。あかべぇ系で実績馬を手がけている中島大河もこの厩舎ではうちの主は妖怪の常識を知らないが凡走に終わっていて、信頼性に欠ける。学生寮で先生と生徒が同居生活するという血統(設定)自体、中島大河らしくなく大雑把。その分萌えが強化されていればいいが、騎手のひなづか凉はエロには強いものの、萌えに関してはこれまでのあざらしそふとの騎手と比べるとやや弱く感じる。今回も強く押せない。
期待度 ★★☆

ゆびさきコネクション ミニファンディスク Vol.01 悠月&美琴編 (HOOK)
このところ手堅い成績をも越しているHOOKだが、直仔(FD)の成績は芳しくない。それでも前走の放課後シンデレラ ミニファンディスクは珍しく好走。ただその要因はヒロインを分割させなかったことにあると考えれば、今回分割商法に出たことで、姉妹厩舎のSMEEやアサプロと同じ結果に陥ってしまう可能性は強い。その分お台(代)を安価に抑えているかもしれないが、となれば成績が振るわなくてもやむなし。今回も買えない。
期待度 ★★

▲RE:D Cherish! (CRYSTALiA)
デビュー戦の絆きらめく恋いろはがスマッシュヒットだったCRYSTALiA。以降その母系(シリーズ)で実績を積んできたが、今回満を持して新母系が出走。近未来SFの血統(設定)だが、ヒロインのバトルについては踏襲。ただ血統が繊細なだけに、トレーナーの砥石大樹の手腕にすべてが掛かっている。実績的に細かな血統の仕上げには不安はなさそうだが、近未来SFとなるとハーヴェストオーバーレイが凡走に終わっているのは気になる点。それでもヒロインの可愛さに関しては前母系より上回る。これなら上位を窺える態勢は整った。
期待度 ★★★★

(本紙の見解)上位拮抗のレースとなりそうだが、本命は追い切り走った1/1彼氏彼女 を押す。確かに騎手の劣化は気になるが、それを問題にしないだけの能力を秘める。エヴァーメイデン ~堕落の園の乙女たち~も大石竜子・海原望コンビの復活で注目度は高い。本命馬比べてと実績も引けを取らないだけに逆転も充分。厩舎開業以来所属馬が堅実に走っているRE:D Cherish!も差がない。爆発力はなさそうだが、堅実さで人気馬を追いかける。この3頭の力が抜けているが、あえて取り上げるならアトリエさくらが本気を出した印象あるギャル妻・アンリの寝取らせプレイ ~他の男の物を咥え、楽しそうに報告をする俺の妻~が穴か。  

Posted by 7月の魚 at 16:30Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想

2022年02月06日

楽しい作品であるのは確かだけれど

オミクロン株が猛威を振るっています。
ぼくの周りでも陽性患者や濃厚接触者がちらほらと表れているのですが、恐いのは無症状な罹患者が街中にごろごろいるということ。
「人を見たらオミクロン株と思え。」
と言いたくなるくらいで、注意していたとしても罹患して不思議でない状態。
いっそ濃厚接触者となって、自宅待機していた方がエロゲー崩しに専念できるかもしれませんが、そうはいってもやはりコロナ患者にはなりたくはないわけで、一層の手指消毒に気を付けるしかありません。
というわけでもないですが、いつになったら届くやらとやきもきしていた接種券がようやく届いたので、第3回目の接種に行ってきました。2回目と同じく接種翌日から発熱症状が出て、今回は悪寒も酷かったのですが、次の日の朝にはほぼ全快。コロナに罹って入院することを思えば、これくらいの副反応なら許容できるというものです。

さて年明けからプレイしていたMonkeys!¡(HARUKAZE)ですが、先日クリアすることが出来ました。前回クリアしたハッピーライヴ ショウアップ!が大難産だったことを考えると、やけに早く終わったような気がするのですが、それでも1か月近く掛かったことを考えると、それほど威張れたものでないですね。ただ天鳳でサブ垢含め130戦以上打ったことを考えると、よくクリアできたものだと思ったり思わなかったり・・・

そんなMonkeys!¡が早くクリアできた理由はというと、テキストの軽快さによるものが大きいですね。ぼくの笑いのツボに入るようなギャグは少なかったのですが、何よりテンポがよくサクサクと進んでいきます。
このゲーム。俗にいう主人公女装潜入ものなのですが、一見荒唐無稽な設定と思わせて、女装ものの押さえるべきところは押さえているのは予想外。主人公が女子校に潜入するのあたって、近くにそれをフォローしてくれるヒロインがいるのも、過去の成功作を倣ったのかもしれません。主人公が喋らず筆談で話すのはせっかく主人公役に人気声優の沢澤砂羽を起用しているだけにもったいなく思えるのですが、これが制作者のリアルと空想の折り合いが付く境界線なのでしょう。つまりシナリオで荒唐無稽な展開が多い中、こうした設定部分ではなるべく現実に近づけるよう(簡単に女装バレを起こさないよう気を配っているというわけです。

ただ、このゲーム。手放しに絶賛できるかというと微妙なところ。Hシーンに夢オチがあるという点は正直どうでもいいのです(というより、このゲームほど使えなかったエロゲーは最近プレイして記憶がない)。恐らくこのゲームは全年齢版が出ることは既定路線で、それならHシーンはすぐ省けるようにした方が楽ですから。それにこのゲームの原画家であるcake氏の原画を見る限り漫画家としての手腕はともかく、萌えエロについては正直厳しく見ていたこともあります。まあぼくにとってはHARUKAZEがまだ18禁ゲーム側にいるだけでありがたいと思っているのです。例え抜けないエロゲーだったとしても。

それよりも、このゲームのシナリオの多くが家庭的に問題を抱えているヒロインの解決に奔走する主人公というパターンで、これはライターであるはと氏の得意とするところというのは分かっているのですが、それ以外の展開を見たかったというのが正直なところ。特に硝子ルートはデキはともかく焼き直し感は否めなかった気がします。ユキルートの主人公によるヒロイン(及び母)の救済はバカバカしいものが多かったのですが、一番このゲームで気に入っている部分です。メバチルートはちょっとご都合主義的展開が多く・・・というよりヒロインの可愛さを見せる場面が少なくて、ぼくの評価は低いです。
そして肝心のカラスルートですが・・・

主人公(猿吉)が病から救いだしたカラスを、今度はカラスが救う。つまり冒頭の部分と表裏一体となっているわけで、そのあたりのライターの構想は分かるような気がします。硝子の宮と雑木林の合併・・・共学のためにカラスを救った猿吉に対し、カラスは雑木林のやり方(暴力)によって猿吉に対する復讐を遂げようとします。もちろんそんなやり方が許されるわけだなく、主人公によって制止されるわけですが、この大団円は悪くないと思います。他のヒロインと違いカラスの家庭環境については、ライターの書き込みが不足していて想像するしかないのですが、物質的にはともかく精神的に恵まれていたとは思えない。そういった意味で、他のヒロインと同じく家族関係の救済に向かうシナリオも考えられたのですが、ライターはカラスをもう一人の主人公として描きたかったような気がして、あえてこういう展開にした気がします。

(総括)
後になって印象に残るゲームというわけではありませんが、娯楽作品として見れば高い水準という作品。何を求めるかによって評価は大きく変わり決して万人に評価されるゲームでないことは確か。それでもHARUKAZEらしい楽しい作品をあえて18禁ゲームとしてリリースしてくれたことに対して、ぼくはありがとうと言いたいです。  

Posted by 7月の魚 at 13:46Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム