2023年07月16日

連続長考した一局

相変わらず数は打てていないのですが、今月天鳳特南は絶好調。
打数は20を少し越えたくらいですが、ラスは0。といってもいつもなら1着が少なくて3着が多いというのがぼくの麻雀なのですが、今月は今のところ連対率が8割越え。これが確変状態というものかと少し震えが来ています。
この原因は配牌に恵まれていることもありますが、ミスがミスにならないところにあるのかと思います。
そんな確変状態を証明する一局から。

東1局ハネツモ東2局にマンガンツモとリードを奪いながら、東3局上家にオヤマンをツモられ打撃戦の様相の中、南1局。
このラス目の親はぜひとも流したいところですが、配牌とツモに恵まれて5巡目テンパイ。


直前上家の3pを2p4pでチーも考えたのですが、まだ序盤で焦ることはないと見送ったところ、その3pツモでテンパイ。
ドラ1持ちなら何も考えずリーチと行きたいところですが、下家の親が白をポンしてドラ色ホンイツの可能性がありそう。初牌の南を切ってきたのでもし染まっているならテンパイ近し。点数から考えてオリは考えられず、愚形リーチを打ちノーガイド状態で下家に筒子を鳴かれ、振り込んだとしたら、ラスに転落しても不思議ない。
それなら7s打でトリダマ・・・かと思ったのですが、索子の4連形を見れば第3の選択肢である2m打のテンパイ取らずが浮かびます。
ここは深く考えることなく2mを選びました。好みはあるのですがこれは自分らしい慎重な一打と思います。



そして次巡。3mが1枚打たれ、嫌な気分になったところで、7pツモ。
ここも考えることなく1p打でタンヤオ移行と思ったのですが、ふと三色おじさんだった頃の影がよぎる。
もし5・6mツモなら456の三色だし、薄そうだが8pを引き戻せば一通。3p5pでもピンフテンパイ。そして親に筒子を絞ることも大きい。
ということで7sを切ったのですが、これは疑問手でした。
それが明らかになるのが次巡のツモで・・・



思い通りの5mをツモって三色テンパイと思ったのですが、よくよく見ると、この形ですと普通は三色にならないのですね。
もしここでリーチを打つなら何を切るかですが、7pでリーチを打つと、高めをツモらない限りハネマンにならない。ラス目などでハネツモ条件ならあえてそう打つこともあるのですが、トップのこの局目ならマンガンで充分。まして安めの3mが出て裏が乗らなければ3900では全く決め手にならない。よって当然マンガンが確定する1p打リーチとなり三色は放棄することになる。つまり前巡で三色の目があるように見えるのは諸葛孔明の罠なのです。
ただ前巡のミスがあまりに悔しくて長考の結果7p打でダマとしました。ダマでも高めならマンガンあるし、悪くないと思ったのですが・・・



結局長考して打った7pはチーはラグなく通過し、次巡でその7pを引き戻す。

ここで再び大長考し1p打でリーチしました。

7pにラグが入らなかったので、恐らく親はホンイツでないのではと思ったこと。ならば7pを引き戻したことで、深く考え直しマンガン確定のリーチで決めに行ったのです。
その直後に対面から追っかけられて冷や汗を流したのですが、終盤無事3mツモで2000・3900。

結果的には良かったのですが、恐らく打7sとした局面では、普通なら4mが正解でしょう。好形にしてリーチを打つならこの一手で、3p・5p・8pと2s・5s・6s・8sツモで即リー。4s・7sでもタンヤオで、リーチかダマかその時点の場況で選べる。
次善手が1pか。これはタンヤオを確保して、最悪索子を鳴いてサクっと親を流す構想。ただこれは折角のこの配姿が2000になる可能性が高くもったいない気はします。

それが7sという疑問手をしてしまい、それが結果的に和了になるのが確変状態の恐ろしさ。ただこんなミスをしていたら、あっさり確変を抜けて地獄モードに陥ってしまいそうで怖いですね。

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