2015年03月19日

3月の発売予定表から

動物競馬でも有力馬が始動しはじめたように、こちらもようやく有力厩舎(メーカー)から人気馬(ゲーム)が出走し活気あるレースが見られそうな雰囲気。人気トレーナーのコラボが話題になっている馬に、久々を感じさせない動きを見せている実力馬の対決が見どころですが、安(低価格)馬ながら人気母系(シリーズ)となっている馬など足元を掬おうと狙っている面々もいるだけに波乱要素もありそう。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

〇姉小路直子と銀色の死神(みなとカーニバル)
当代の人気トレーナー(ライター)であるタカヒロと王雀孫のタッグは鮮烈。テキストで笑わせる王雀孫とパロディネタ多彩なタカヒロというタイプの違う同士がどう化学反応を起こすかが楽しみだ。血統(設定)を見る限りタカヒロ色が強いが、Navelでサブを務めることが多い王雀孫だけに、タカヒロの土俵でも持ち味を発揮できるだろう。騎手(原画家)も白猫参謀とみこしまつりなら文句なく、高馬(フルプライス)でないのが残念。能力以上にモテる主人公というのが気がかりだが、姉系脚質という点を考えれば仕方ない面もあり、主人公の成長物語といい風に捉えてみたい。ある程度の能力を備えていることは間違いないが、今回は相手が強力なだけに馬格(ボリューム)のなさが最後に響くかもしれない。
期待度 ★★★★☆

影狼(縁)
萌え系に似合わぬ派手な凌辱が持ち味な縁の最新馬。今回はファンタジー世界ではなさそうで触手や異種姦といったHシーンはなさそうだが、ホラー色が強めでエンドは戦慄させるものしかない雰囲気。ただゲームブック形式ではなく普通のADV系なだけに、走りだけで勝負するとなると総合力で欠けるだけに厳しい。ホラー特有の救いのない結末だけでなく、直線〈終盤)にファンをアッと言わせるような展開を用意できれば面白いが、実績的にそれを望むのは難しそう。
期待度 ★★

月光アルスマギカ(WitchFlame)
これまで催眠血統の母系〈シリーズ)を走らせてきたWitchFlameだが、今回はスタンダードな凌辱系で挑むよう。主人公の凌辱手段は穏便であり、対するヒロインも主人公を捕らえようとする相手ばかりとあってあまりハードな凌辱は期待できないかもしれない。騎手は凌辱系で実績あるいっせーで期待充分だが。これまで金目鯛ぴんくや黒石りんごら名うての騎手を起用しながら入着が精一杯という厩舎の戦績だけに、どこまで走れるかは未知数。トレーナーの最近の成績も芳しくないだけに過度の期待は禁物か。
期待度 ★★☆

Golden Marriage Jewel Days(ensemble)
2走前に走ったGolden Marriageの直仔(FD)。父の成績が入着が精一杯だっただけに、この馬に期待できる要素は少ない。各ヒロインのアフターにサブヒロインの新ルートという構成に目新しいものはなく、大きな変わり身を見せる要素も乏しい。騎手の早川ハルイが同レースの他馬にも騎乗するというのもマイナス。これだけ不利な要素が多いのに出走に踏み切った厩舎サイドの英断には驚くが、今回はその決断が吉となる可能性は低いか。
期待度 ★☆

△11月のアルカディア(LevoL)
秘宝をめぐる異能ファンタジーという厨二系にはよくある血統だが、騎手が早川ハルイとあって戦闘シーンがメインでなく萌えにもある程度比重がかかりそう。追い切りを見る限り厨二系でカギになる魅力ある敵の存在が薄く、やはり戦闘以外の部分に期待したほうが良さそうだ。主人公が秘宝を奪うため味方のヒロインを裏切るという葛藤がうまく走りに繋がれば好走の可能性はありそう。それだけにTeam N.G.Xに所属する今科理央の手腕に期待したいところだが、これまでこういった血統の馬を手がけたことがないというのはやや不安。それでも未知の魅力で穴で狙ってみる手も。
期待度 ★★★☆

シロガネ×スピリッツ!(戯画)
最近次々と活躍馬を送り出しているかずきふみが名門の戯画厩舎でトレーナーを務めるということで注目されている。厩舎も入場(OP)曲にI'veを起用するなど看板血統のバルド系同様の力の入りよう。戯画でヒロイン同士の戦闘メインと言うと、懐かしのヴァリアブル・ジオ系を思わせるだけに、V.G. NEOのような走りを期待したい。ただ追い切り〈体験版)の評判がかなり悪い。ヒロイン同士の戦いとなるとどうしても主人公は蚊帳の外となることが多いが、ここにイチャラブという要素を入れても親和性は良くない。実際追い切りでの戦闘シーンの走りはパッとせず燃えるものがない。しかもかずきふみの唯一の欠点というべき主人公が足を引っ張るとなると苦しい。キャラ数も多く馬体も雄大なだけに上手く仕上げれば好勝負も期待できそうだが、この追い切りから実戦で一変できるかとなると難しいかもしれない。
期待度 ★★☆

ぜったい征服☆学園結社パニャニャンダー!! (softhouse‐seal GRANDEE)
バカと動画〈アニメ)が特長のシールだが、今回は馬名が示すとおり飛び切りのバカ血統。悪の道を目指す主人公が悪人養成学園に入学するというのが出だしだが、この主人公の動かし方次第で好走も凡走もあり得る。といってもこの厩舎だけに凝った走りや直線での一気の追い込みにはほとんど期待できず、いわば出落ちで得たリードをどこまで保てるかがポイントとなりそう。騎手はいつもの面々の他に他厩舎の動画で実績のあるあらいぐまを起用してエロ方面での上積みは可能。ただ今回はいかにも相手が強力でこの馬にまで出番が回ってくる可能性は低そうだ。
期待度 ★★☆

△戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~(げーせん18)
SLG系一本で勝負するげーせん18の2枚看板である戦国系からおよそ1年ぶりに最新馬が登場。これが6代目となるが当初のことを考えると脚元不安〈バグ)も少なくなり、まともにレースに挑めるようになったのは朗報。たださすがにここまで代数を経るとさすがに活力が低下〈マンネリ)してくるのは否めない。マイナー武将と歴史の掘り下げで戦う手法も目新しさに欠けてきた嫌いもある。それを意識してか主人公2人制を採用してきたが、それがプラスになるかどうかは未知数。それよりもSLG部分で大きな進化が見られないと、前走のような走りは期待できないかもしれない。
期待度 ★★★

ぞく! 真希ちゃんとなう。(WAFFLE)
なぜか長続きしてしまっているなう。系の初代である真希ちゃんとなう。の直仔〈続編)。バカ系と見まがうほどの血統にSM等の多彩な変態プレイが持ち味だった初代だが、結局は入着どまりの成績に終わっているだけに走りをそのまま踏襲するようでは厳しい。今回ヒロイン2人の母親である真由が登場するが、姉妹のルートには積極的には関わらないようで、広がりという点では今一歩。このメンバーで上位に食い込むにはさすがに足りないだろう。
期待度 ★★☆

繋がらない携帯電話 ただいま他の男とめちゃめちゃセックス中(アトリエさくら)
ミンク時代は人気騎手だったINOだが、馬やトレーナーに恵まれずにいるうちにすっかり一流厩舎からは縁遠くなってしまった印象。安馬専門厩舎でNTRで売るアトリエさくらの馬に乗るのは初めてだが、NTR血統の馬との相性は良さそうでまずまず期待できそうな予感。ただアトリエさくらの主戦トレーナーといえばおんぼろ月であり、それ以外のトレーナーとなると信頼度は相当に落ちる。今回コンビを組む三宅蒼色はrufでデビューしたという大ベテランだが過去走った馬はほとんど手掛けていない。久々に担当した前回も成績はパッとせず、今回も期待しづらい。
期待度 ★★

DS9 ディベートスクールナイン(蛇ノ道ハ蛇ソフト)
超久々の出走となる蛇ノ道ハ蛇ソフトだが、姉妹厩舎である脳内彼女の仕事に専念していたと考えれば納得か。ただ今回の馬は脳内彼女よりも明らかに蛇ノ道ハ蛇ソフトで走らせるべき馬であろう。こうした政治ネタは非常に扱いが難しいが、なおかつ賛否両論分かれる憲法第9条の解釈を中央〈商業)競馬で走らせるとは、かなりの冒険をしたものだ。タイムリーな話題であることは確かだが、いずれにしても誰もが納得する結末は得られないだけにまともな成績は期待できない。意欲は買えるものの厳しい競馬となってしまいそうだ。
期待度 ★☆

△花咲ワークスプリング!(SAGA PLANETS)
最近は一走ごとに好走と凡走を繰り返すサガプラだけに今回は好走の番。といっても厩舎隆盛の立役者といっていいトレーナーの新島夕不在がモロに出たといっていい前走の走りからして、素直に変わり身を見込むというだけの材料に欠けることは事実。追い切りはキャラ萌え優先の走りであり、このまま変にシリアスに向かうような欲をかかなければソコソコの走りは見せてくれそう。主戦騎手のほんたにかなえは今乗りに乗っている騎手であるし、脇を固めるとらのすけらも他厩舎なら主戦を務められる器。それだけに高水準の萌えには期待できる。後は潜在能力の差をどこまで埋められるかどうかだけか。
期待度 ★★★☆

◎花の野に咲くうたかたの(あっぷりけ)
あっぷりけの名を一躍高めたオダワラハコネ&桐月コンビがおよそ5年ぶりに走らせる新馬とあって注目を集めている。トレーナーの桐月は伝奇を背景にするのを得意としているだけに恐らくこの馬も同傾向だろうが、そこにどのような配合を処方するかが注目される。追い切りはなかなかの動きで雰囲気は良好。ただ決め手に欠ける印象があり、直線勝負に持ち込まれるとやや苦しむかもしれない。それでも潜在能力の高さは保障できるし、安定感は一枚上。軸馬として一番信頼できそうな存在で本命に押す。
期待度 ★★★★☆

パニカル・コンフュージョン(エスクード)
近走の走りで波に乗ってきたかと思いきや、前走は思わぬ惨敗と今ひとつ掴みづらい印象のあるエスクードの最新馬。今回は厩舎得意の脱衣バトルやSLGでなく純粋なADVという触れ込みだが、こういった血統では好結果を残していない厩舎で、トレーナーも一流馬を手掛けたのが樹原新くらいとなると狙うのはかなり冒険となる。ヒロインも3人と少なく、ラッキースケベに重きを置いたにしては寂しい。恐らく萌えエロで勝負するようでは分が悪い。走りで何か見せ場を作りたいところだが、魔法系となると期待は禁物。これでは入着が精一杯かもしれない。
期待度 ★★☆

▲美少女万華鏡~神が造りたもうた少女たち~ (ωstar)
抜き系に騎乗したらトップクラスの騎手である八宝備仁のこの母系(シリーズ)もこれで4代目。前走は母系でいうところの傍流(番外編)で度外視できる内容。出走取消(延期)も馬のクオリティを上げるためと好意的に解釈。安馬ということで馬体重(容量)的には期待できないが、量より質という内容で結果を残してきているだけにまともに走れば信頼できる存在。相手はかなり骨っぽいが上位に食い込めるだけの能力を備えていると見る。
期待度 ★★★★

魔法少女の兄 ~下手な嘘と不良少年~(Mink EGO)
妹NTRという独自の世界を築いたMink EGOだが、今回は同じ妹系といってもやや様相が違う。騎手もこれまと違い萌え系寄りを起用しての勝負。それでも取材する限りは凌辱Hもありそうで、妹NTRのエッセンスは残していそうな雰囲気。どうも萌え系の騎手をわざと起用してミスマッチを狙っているのかもしれないが、それが実戦でどうでるかは微妙。一見ミステリー風味を匂わせているが、馬名を見れば結末は一目瞭然でそこに期待すると裏切られる可能性大。となるとやはり妹凌辱がメインとなってしまいそうだが、その材料だけで勝負するには今回の相手は骨っぽい。恐らく入着までだろう。
期待度 ★★

水着少女と媚薬アイス(裸足少女)
血統こそパッとしないものの、天然バカ系の走りで堅実な成績を残している裸足少女の最新馬。今回も同じ戦法で挑むのは間違いなさそうだが、これまでと比べ騎手がやや弱くなっているのが痛いところ。アイスの組み合わせでヒロインの性格を変化させるという点も、アイスのトッピングという部分を除けばそれほど目新しいものではないし、肝心の水着のデザインもピンとくるものがないのも苦しい点。抜きに関しては定評のある厩舎なだけに信頼感はあるが、それ以外に強調する部分がないだけに今回に限っては厳しいかもしれない。
期待度 ★★

妹〈まい〉どりーむ ウチの妹は××になりたいらしい(インターハート)
インターハートの中価格帯路線もすっかり板についてきた印象だが、高馬でないだけに底力に欠けるのは確か。今回は妹2人の声優になるという夢を叶えるために奮闘する兄というのがコンセプトだが、追い切りを見る限り説得性がどうも足りない感じ。まあこういった血統だけにあまりリアルさを求めるわけにはいかないが、これではどの道エロゲー声優になってしまうしかない気がしてならない。妹2人に強烈な個性がない上に騎手もまだ手馴れてなく馬の印象が薄いのが難点で、抜き系としてはやや物足らなく、このメンバー相手では勝負にならないだろう。
期待度 ★★

ミライカノジョ(PULLTOP LATTE)
PULLTOPの姉妹厩舎として発足したLATTEだが、これまで印象に残る馬は輩出していない。今回は騎手を一新しかつてPurpleで活躍した悠樹真琴らを起用してきたが、久々の騎乗で往年の冴えを失くしているように感じるのは気がかり。ヒロインと付き合いだした途端、そのヒロインとの面影のある別のヒロインが現れるという血統は面白い。ただ左程葛藤せずに2人同時に付き合いだすところを考えるとダメ主人公の臭いが漂う。トレーナーはベテラン北川晴でまずまずの実績を持っているが、最近は凝った走りをする馬はほとんど出していないだけに萌えエロ以外に期待するのは禁物。今回は相手が強いだけに大きな変わり身は難しいが。
期待度 ★★☆

妄想コンプリート!(Insync)
かなり前から出馬登録と取消を繰り返してきた馬がようやくゲートインにこぎ着けた。今回厩舎デビュー戦となるが、トレーナーが同じであることからEx‐iTの後継であることは間違いなさそう。劣化の目立ったやすゆきから騎手をあづみ一樹に変更。まだまだ新人といっていい騎手だが、これまでと比べプラスに働くことは間違いない。ただ追い切りで脚元不安があることを露呈。Ex‐iT時代でも脚元不安の多さが目立っただけにさすがに心配だ。粗さはありながらも何か光るものを見せていたトレーナーだけにこのまま終わるとは思えず、直線での追い込みに期待したいところだが不安材料が多すぎて見送るのが妥当か。
期待度 ★★☆

ゆきこいめると(フロントウイング)
ななかまいを鞍上に迎えてこれで3走目。初騎乗だったピュアガールと比べ前走はやや失速した印象は否めず、馬名を一新して巻き返しを狙う。トレーナーに保住圭を加えたという意味はイチャラブの強化であり七央結日との親和性はありそう。そういった意味でも萌え&エロには充分期待できる。ただ悪く言えばそれだけに終わる可能性は強い。もう1名加わったトレーナーのinsiderが゙どのような色を付けるかがカギだが、1ルートのみの担当だけに過剰な期待は禁物。今回は人気どころが強力なだけに戦法的に分が悪いが、時計の掛かる展開なら恵まれて食い込む可能性もわずかながらありそう。
期待度 ★★★

ろーらいず!!!(はむはむソフト)
およそ2年ぶりの出走となるはむはむそふとの最新馬。バカ系の馬を手掛ける厩舎として貴重な存在なだけにもう少し存在感を高めてほしいところ。前走で幼馬(ロリ)に転向してきたが、今回はよりその部分を強調する内容。ファンを楽しませようとする手法はこれまで裏目に出てしまうケースも多かったが、追い切りの内容なら面白くまずまず期待できそう。騎手は知名度不足は否めないものの、幼馬には一家言を持つ面々なだけにそれなりに乗りこなしてくれる筈。気になるのはアイドル系の血統で一流馬まで成長した馬が見当たらない点。厩舎もこれまで走った馬を輩出していないだけに大きくは買えないが、大穴で狙うなら。
期待度 ★★★

戦乙女らんなばうとっ!(Rosebleu)
サブヒロイン2名のルートをネット(ダウンロード)専売で売るという手法が目新しいが、やはり問題は馬の質の方。厩舎開設当時のことを思うと騎手のレベルは明らかに落ちているし、Tiny Dungeon系以外はほとんど結果を残していない厩舎だけに狙いづらいのは確か。トレーナーがあごバリアだけに、王道から少し外した血統は面白く、飛びつきたくなる雰囲気はあるが、実戦になると案外動かないというのが定番。このメンバーで上位に食い込めるほどの力は持ち合わせていないだろう。
期待度 ★★

(本紙の見解)迷いに迷ったが総合力の差で花の野に咲くうたかたのを本命に押す。弱点らしい弱点が見当たらないのがアピールポイントで、直線での末脚勝負にさえ持ち込まれなければ勝ちきれそう。わずかな差で続くのが姉小路直子と銀色の死神。2人のトレーナーがお互いの持ち味を殺しあわないかどうかというのが不安点だが、まともならあっさり勝っても不思議でない。美少女万華鏡~神が造りたもうた少女たち~ も不気味な存在。安馬だけに情報は少ないが、実績を考えれば一角崩し以上の存在感はあるだけに怖い。期待を裏切った前走から変わり身を狙う花咲ワークスプリング!に、劣化が心配も人気母系の戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~。血統魅力の11月のアルカディアも嵌れば上位進出も可能。

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