2016年01月11日

真のヒロインとの関連性

前回に続いて今回も積みゲー崩し報告ですが、これだけ早く報告できるということはお察しのとおり小品(ファンディスク)・・・というわけでキミのとなりで恋してる! ~The respective happiness~ (ALcotハニカム) の所感です。

本編は名作とまではいかないまでも、ヒロインの可愛さとHシーンに見所があって間違いなく良作と呼べるだけの内容は持っていたと思います。そんな作品のファンディスクですが、内容はヒロインと結ばれてからのアフター(後日談)が主でそれほど奇をてらったものではありませんでした。
そんなヒロインのアフターですが、一番冷遇されているように感じられたのが莉奈だったので、本編で莉奈押しだったぼくとしてはやや残念といったところ。

といっても莉奈アフターの内容については涼香やなぎさと比べて、さほど劣るとはいえなかったです。ただ本編で見せてくれたレイプ目の衝撃や、失神いている莉奈相手にまるでダッチワイフのように性交をしまくるなどの凌辱顔負けのHシーンを考えると、今回のHシーンについてはそれほど驚きはありませんでした(まあぼくの感覚が麻痺しているだけかもしれませんが・・・)。これは涼香のHシーンでの24時間耐久性交決戦や、なぎさのバニーなど他のヒロインのHシーンも強烈になってきて優位性が無くなってきた影響もあったかと思います。ただ本編での秋人(主人公)とのこれまでの距離感とそれを埋めるような激しい(一方的)な性交がぼくの笑いのツボ(莉奈にとっては迷惑この上ないかもしれませんが)に入ったので、余計にそう感じてしまったのかもしれません。

ただそれより、莉奈を不遇に感じてしまったのは、ライターであるおぅんごぅる氏の(おそらく)一押しであろう妹の恵との関連性です。恵との関係の強さはなぎさや涼香に劣るどころか一番であるはずなのに、3人のメインヒロインのクリア後に解凍(開放)される恵シナリオ(2本目)を見ると一番関係が弱く感じられてしまうのですね。
涼香は恵との関係は薄いものの姉の彩香が恵の才能を看破するなど物語の重要なファクター役を果たしています。そしてなぎさは恵シナリオで秋人となぎさが結ばれている世界となっているように、恵にとってライバル役という大役を務めています。それに比べて莉奈の不遇さ(勝彦視点で語られるように、彼女はそれを不遇と思わないところにぼくは惹かれるのですが・・・)は何なのか。別に勝彦ルートを下に見るわけではないですが、(恋人であるゆかりのマゾ体質を相手する勝彦の苦悩ぶりは微笑ましかった。出来ればその体質を直すのに奮闘する勝彦をもっと見てみたかったくらい)やはりこのゲームの影に納まっていない気もするが)の主役である恵(シナリオ)への関わりの薄さを考えると、もう少し光が当ててあげても・・・と思ってしまったのです。

まあ総合的に見れば優秀なファンディスクと言えますし、アフターの進行度でプロフィールが少しづつ変わっていく趣向も楽しめました。そしてこのゲームのもう一つの顔であるHシーンに関しても、本編ほどの新鮮味は感じられなかったけれど、萌えゲーとして考えれば上々の部類といえるでしょう。特にエロに関しては本編で一番劣ったように感じた涼香が今回大きく巻き返してきたように感じられたのは意外でした。ただ繰り返しになりますが、その分莉奈のHシーンがやや頭打ちに感じられたのは残念といえば残念といったところです(まあこれはぼくの嗜好によるものが大きいのですけれど・・・)。

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