2016年02月15日

2月の発売予定表から

少頭数だった前レース(先月)と比べれば、まずまずメンバーが揃った感のある今回。人気どころがまだ正式なゲートイン(マスターアップ)を発表しておらず不鮮明なところがありますが、すべて出走してきたとして考えてみたい。人気2頭の一騎打ちムードを他の馬がどこまで覆すかが見所となりそうですが、どちらかが取消してしまうと味気ないレースとなってしまうだけに、ぜひゲートインしてもらいたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

甘えかたは彼女なりに。(戯画)
昨年の厩舎成績はサッパリで下級馬ばかり輩出してしまった戯画だが、今回は他厩舎で実績ある風間ぼなんざや竹田らをトレーナー(ライター)に招聘。今年初戦に賭ける意気込みは強い。ただ追い切りの動きはお世辞にも良いとはいえない。孤高を決め込む主人公を誘う毒舌ヒロインというスタートも惹かれるものがなく、主人公をアシスト会に誘った動機も不明。主人公の更生とか主人公の内面を買ってというような理由があればともかく、これでは血統(設定)も意味ない。騎手のきのこのみはデビュー戦のシロガネ×スピリッツ!で実績充分のかずきゆみと組んで惨敗に終わっているが、今回も同じ結果に終わりそう。
期待度 ★☆

おさこい 俺と二人の甘々ご奉仕H生活(娘娘)
ぱれっと系の萌え抜き厩舎としてデビューした娘娘だが、初戦2走目と上位に絡むまでの結果は残せず。今回は騎手に水月あるみを起用してきたが、過去起用したたまひよらと比べて実績は足りないし、トレーナーの大和亮介も一人で馬を手がけるのは初めてと不安の残る顔ぶれ。それでも動画(アニメ)を中心とした抜きに関しては上々だろうが、幼馴染二人の主人公争奪戦という血統はありがちで新鮮味は乏しく、走り(シナリオ)には期待できそうもない。変わり身よりも後退してしまう可能性が高そうだ。
期待度 ★☆

◎乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-(Navel)
いまやNavelの看板母系(シリーズ)といっていいつり乙で直仔(FD)の乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-に全妹(続編)の月に寄りそう乙女の作法2も好走。今回も当然期待充分。初代のトレーナーの真紀士は調教(シナリオ)には関わっておらず、トレーナーは東之助が担当。といっても既に東ノ助がメイントレーナーに変わっていて、こうしたトレーナー変更に関する不安はない。記者的にはヒロインとして不遇に終わったエッテの巻き返しに期待したい。ただこの母系の根幹をなす大蔵家の件は、既に使い尽くした印象が強く余力はなさそう。となると一定レベルの走りは期待できても、他馬の大駆けに屈する可能性は否定できない。それでも力は抜けているだけに、あっさり勝たれても不思議なく軸はこの馬でいいだろう。
期待度 ★★★★☆

面影レイルバック(ハイクオソフト)
毎回数度の出走取消(延期)を繰り返すハイクオソフトだけに、恐らくゲートイン(マスターアップ)はしないだろうが、出てくれば侮れない存在なのは間違いない。ハイクオの主戦騎手でありながら最近騎乗のなかったひーでが久々に手綱を握るというのも注目だ。前走はベテラン騎手の能力に頼ったが、反面この厩舎らしいところが見られなかっただけに度外視したい。ただ取材する限り、血統的に広がりが少なそうで、前走もそうだったように馬体重(容量)が足りない可能性があり、特に取消なしで出てきた場合、より不安が強くなる。追い切り(体験版)の公開がなく、正直未知数な部分が多すぎて今回出てくるなら見送りでいいだろう。
期待度 ★★☆

貸し出し妻、満里奈の"ネトラセ"報告3 CASE.元彼氏&敏感妻(アトリエさくら)
ジェントル佐々木とおんぼろ月のこの母系も今回で3頭目。最近やや目立つ馬を輩出していないだけに、NTR系専門厩舎の底力を見せて欲しいところ。今回ヒロインの相手をするのは元彼氏ということで、これまでとは違い、ヒロインが借りパクされてしまうような展開も考えられる。ただそうするとこの母系は打ち止めとなってしまう可能性は強く、そういった博打を打つかは微妙。ただ直線(ラスト)でこれまで通りの予定調和の走りとなってしまうと、凡走に終わる危険性も。取捨選択は難しいが今回は見送った方が良いかもしれない。
期待度 ★★★

△恋する乙女と守護の楯 ~薔薇の聖母~ (AXL)
AXLでは一番の人気馬だった恋する乙女と守護の楯の後継馬(続編)。父(前作)は主人公女装潜入系として考えると矛盾も多く、決してデキが良かったわけではなかったが、キャラの良さに関しては上々だった。今回も血統(設定)は中々面白そうに思わせるが、このトレーナーはそういった血統を生かせないことがほとんどだけに、大きな期待はできない。ただ今回は主人公が前作と同じで、キャラも魅力的なだけに大崩れはなさそう。久々に上位を賑わせてくるか。
期待度 ★★★☆

極煌戦姫ミストルティア(ミルフィーユ)
変身ヒロイン凌辱を得意としているミルフィーユだが、今回は横スクロールアクション系と最近ほとんど見られなくなった血統で挑む。こうした血統でカギとなるのはステージ数と難易度だが、安馬だけに前者には期待しづらい。問題は後者だが初めてのアクション系なだけに、最初から専門厩舎と同じようなデキを期待するのは厳しいか。ただそれよりも敵キャラのデザインがパッとしないのは気になる。ヒロイン凌辱が見所の厩舎で敵に光るところがないのは寂しくここは見送りか。
期待度 ★★☆

催眠クラス WONDERFUL 女子全員、知らないうちにまた妊娠してました(OLE-M)
前走の催眠クラス ~女子全員、知らないうちに妊娠してました~はこの厩舎にしては上々の走り。今回はその全妹(続編)が出走。騎手はメイビー時代から所属しているベテランの望月望だが、最近はやや騎乗が派手になってきたのが気になる。それでも乳メインの催眠バカ系と考えれば、手は合っているといえる。動画も定評のあるテックアニメで抜きに関しての質は高い。といっても好走実績のない厩舎の馬を、この程度の材料で狙うのは勇気がいるのは確か。よほど前崩れの展開にならなければこの馬まで出番は回ってこないか。
期待度 ★★☆

〇罪ノ光ランデヴー(minori)
最近エロにやや比重を置きつつあるという印象のminoriだが、前走のソレヨリノ前奏詩は流石の走りだった。今回はスタッフの陣容はそのままにトレーナーにCabbitで活躍した御厨みくりを加えて強化された印象。そして注目された追い切りは上々で、実戦での走りに期待を持たせる内容。ヒロイン萌えに関して若干不足している気がしないでもないが、萌え一本で勝負するタイプではなく不安は小さい。後は純粋ハッピーエンドにはなりにくい脚質だけに、直線で伸び悩む可能性があるくらい。この相手でも十分勝ち負けを争える能力を持っていると見た。
期待度 ★★★★☆

鉄と裸 (つるみく)
過去数度取消(延期)を繰り返した馬だがようやくゲートイン(マスターアップ)。凌辱系厩舎の中では異系血統を走らせるつるみくだが、ファンタジー系凌辱というのは珍しく、その分仕上げに時間が掛かったのかもしれない。ファンタジーであるがヒロインにエルフや獣人は不在で、魔装具と呼ばれる騎士の鎧を使って王女や騎士といったヒロインを籠絡させるという捻った血統。ただ以前のつるみくで見られたようなハード凌辱は最近見られなくなってきて、それにつれて競走成績も目立たなくなっている。巻き返しに期待したいところだが、厩舎を取材する限りは鉄仮面を被ったヒロインは不在で、魔装具は媚薬や催眠術のような単なるギミックとなってしまいそうな雰囲気。これでは大きな変わり身は期待しづらい。
期待度 ★★

▲ノラと皇女と野良猫ハート(HARUKAZE)
デビュー戦の らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE! が、着順以上の内容だったHARUKAZEの2戦目。初戦から間隔が開いてしまっただけに、どの程度上積みがあるか心配されたが、追い切りを見る限り勢いある走りは健在。デビュー戦はバカ風味が強かったが、さすがにその点はやや薄めにして、萌えを合わせてより人口に膾炙する内容に仕上げてきた印象。追い切りの内容から当然前進を見込むが、デビュー戦がそうだったように直線に入って脚が止まらないか心配はある。それでも一介の穴馬以上の魅力を秘めるのは確か。不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★

ハプニングLOVE!!(つみきそふと)
つみきそふとのデビュー戦は不器用少女たちとのラブハプニングを軸にした血統。競馬(エロゲー)界的お約束をテーマにした馬は古くはお約束LOVEがあるが、厩舎を取材した感触ではこの馬はどちらかというと不器用少女との交流がメインで、馬名(タイトル)にあるハプニングは副となると予想。いずれにしてもおとなり恋戦争!でトレーナーとして中央(商業)デビューを果たした神無がどこまでこの馬を仕上げられるかだが、その成績を見る限り不安しか残らない。毛色(CG)は悪くなく萌え抜きを全面に打ち出せば悪くなさそうだが、上位に食い込める可能性は低いか。
期待度 ★★

△ハーレムゲーム ~俺はコレのおかげでエロゲーの主人公になれました!~(INTERHEART)
最近好結果を出しているインターハートのバカ系血統だが、空回りした走りでなくしっかり狙って笑いを取ってくるのは好印象。今回も馬名がいかにもバカ系といった趣で、トレーナーが十全なだけに今回も笑いについては期待できるだろう。騎手はお嬢様はカタイのがお好き! でコンビを組んだ了藤誠仁で、抜きにも充分期待できそうな雰囲気。巨乳ヒロインばかりというのは若干気になるが、気楽に走れば大駆けも。
期待度 ★★★☆

△放課後3 ~狙われた純潔~(BISHOP)
学園凌辱を得意とするBISHOPの最新馬。馬名は変わっても内容はほぼ同じというBISHOPで、今回も主人公を見る限り天然バカ風味が漂っている。騎手は主戦の水島☆多也 で変わりないが、脇に控えるのが嘉臥深でなく、梅鳥うりりになったのがどう影響するか。それでも抜きに関しては上級レベルの厩舎だけに、裏切られる心配は少ない。凌辱といってもハードでなく、すぐに和姦となってしまうのがBISHOP流で、今回も持ち時計どおりの堅実な走りはしてくれそう。後は相手関係だけで、今回は上位に食い込むにはやや厳しいが、時計の掛かる展開なら。
期待度 ★★★

間宮くんちの五つ子事情(CUBE)
デビュー戦の夏の雨以降は入着一杯といった成績が続くCUBEで、以前走り期待ほど走れなかった倉野くんちのふたご事情の後継。今回は五つ子という血統だが、前回も姉3人妹2人で家庭内恋愛という点では変わりない。となると変わり身要素はほとんどなさそうだが、唯一プラス材料となりそうなのは異分子である莉里香の存在。このお嬢さまがどこまで間宮家に波紋を投げかけるかが好走へのカギとなりそう。ただそういった要素があまり生かしきれていないのが最近のCUFFS・CUBE系で、善悪はともかく往年のF&Cの流れを一番汲んでいる厩舎という感がしてならず、そこが善戦どまりで終わる要因。今回も馬券に絡むまでの期待は難しいか。
期待度 ★★☆

△LOVEトレ エッチな恋愛トレーニング(アトリエかぐや)
有栖川千里からアトリエかぐやの動画系を受け継いだyoppyだが、前回騎乗の姉と幼なじみは中がイイ! を見る限り、手の内に入れたようだ。今回は年上ヒロインが主人公にHの手ほどきをするというこの厩舎の定番といえる血統。堅実に走るかぐやの馬だが、反面上級馬が少ないのが悩みでこの馬も持ち時計なりには走れるだろうが、それ以上の期待となると厳しい。それでも動画系はかぐやでは一番走れているだけに、人気馬が総崩れするなら浮上の場面も。
期待度 ★★★

ワールド・エレクション(Whirlpool)
最近の成績から存在感を無くしつつあるWhirlpoolの最新馬。一時主戦トレーナーを務めていた大三元に変えて、七烏未奏らに調教を委ねてきたが結果は出ていない。今回はPRIMAL×HEARTS2でそこそこ結果を出した近江谷宥 を起用。不振続きだったSugar potでも結果を出したように、まずまず期待できそうな雰囲気。ただ追い切りはその期待感を萎ませるもの。血統を見た限りは面白そうに思えたが、生徒会選挙に立候補しようとする主人公にカリスマ性が感じられず罵倒されるだけいうのではどうしようもない。てんまそと水鏡ますずというWhirlpoolが誇る主戦騎手2人を同時起用した意気込みは買えるが、追い切りがこれでは手は出しづらい。見送りでいいだろう。
期待度 ★★

(本紙の見解)厩舎の実績や能力を考えれば、人気2頭の一騎打ちムード。人気馬の後継ということもあって乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-上位の見立てだが、追い切りの動きが良かった罪ノ光ランデヴーも殆ど差はない。その人気2頭に続くのがノラと皇女と野良猫ハートだが、癖のある血統だけに強く推すにはやや不安。AXL所属で人気を博した父の後継である恋する乙女と守護の楯 ~薔薇の聖母~も不気味な存在だが、まともに勝負したら分が悪いだけに勝つには相当時計を詰めてこないと苦しい。人気馬が総崩れしたときは抜き系のLOVEトレ エッチな恋愛トレーニングあたりの出番があるかもしれないが、それより穴で狙うなら気楽に走れそうなハーレムゲーム ~俺はコレのおかげでエロゲーの主人公になれました!~だろう。

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