2021年05月02日
このトリックを創造した価値
以前批評空間で3-days Marriage ~光源氏の恋人~(Nail)というゲームの感想を書いたとき、同じ源氏物語を下敷きにした作品として薫大将と匂の宮というミステリーに触れたことがあります。
まあ触れたといってもタイトルだけで、3-days Marriage ~光源氏の恋人~が源氏物語とは明らかに違う世界・・・というより源氏物語のアンチテーゼ的な世界観で形成されていて、薫大将と匂の宮をタイトルだけとはいえ例えとして名前をだしてしまったことに、悔いを残した部分はありました。
といって薫大将と匂の宮をぼくが読んだのは相当昔のことで、細部についてあやふやなまま紹介してしまうというのは間違っているしと悶々としていたものですが、なんと創元推理文庫から復刊していたのですね。
創元推理文庫は本屋に行くとコーナーを必ずチェックしているぼくにとって、それに気づいたのがつい最近のことだったというのは、うかつこの上ないのですが、本屋で偶然見つけたときには小躍りしてレジに持っていきました。
さてこの文庫本の解説によると、この薫大将と匂の宮を著者の岡田鯱彦氏が「宝石」誌に発表したのは昭和25年のことで、半世紀どころか70年前。当然ぼくも初出誌で読んだわけがなく、確かまだ中学生か高校生の頃に図書館で読んだと思ったのですが、それがどこの出版社だったのかまったく記憶がありません。ただその時読んだ時、それほど感心しなかった覚えはありました。
(ここからネタバレ)
というのも、この薫大将と匂の宮より少し前にある山上たつひこ氏の喜劇新思想大系を読んでいて、その中のある話(残念ながらタイトルが思い出せない・・・ただ覚えている内容をWikliで調べるととタイトル名から恐らく聖女懐妊ではないかと思われる)が非常に印象に残っていて、その話で犯人が用いたトリックとこの薫大将と匂の宮の犯人のトリックが似通っていたのですね。そしてぼくはその喜劇新思想大系の犯人のトリックに背筋が凍るような思いをしたので、それと比べて薫大将と匂の宮の犯人のトリックがどうも落ちるように思ってしまったのです。
実際、喜劇新思想大系の他の話は全く思い出せないのに対し、この一本だけ(もし聖女懐妊だとすれば前後編となりますが)はいまだにぼくの頭の中にこびりついているのです。それに比べると薫大将と匂の宮のはサスペンス的面白さは感じられませんでした。それで印象が薄くなってしまったということはあります。
ただよく考えると、岡田鯱彦氏が作品を発表したのが昭和25年で、山上たつひこ氏が喜劇新思想大系を発表したのが昭和47年頃ですから、20年以上後のことで、あのトリックを昭和25年当時に発表したこと自体に価値があるということに今になって気づきました。実際このトリックはDNA鑑定が珍しくなくなってきた現代になって、この薫大将と匂の宮のトリックを応用したミステリーが発表されているのを見ると、70年も前に源氏物語の書かれた平安時代を舞台としたミステリーを発表した岡田鯱彦氏の先進性が分かる気がします。
(ここから更にネタバレ)
この薫大将と匂の宮はタイトル名が示すように、源氏物語で光源氏が物語から退場した後のいわゆる「宇治十帖」を題材にし、体から芳香を発するという不思議な特性を持つことから薫と呼ばれる源氏の子(実際の父は柏木では源氏と血の繋がりはない)と、いつも体に香を焚きこめて匂いを放っていることから匂宮と呼ばれる親友の間で起きる怪事件をめぐり、紫式部と清少納言が推理を戦わせるという、国文学者らしい著者しか発想できないミステリーです。匂宮は洛中に知られる色好みの人物で、薫がかつて思いを寄せていた橋姫の妹中君を北の方(妻)にしながら、橋姫の異母妹で薫が大事にしていた浮舟と関係を持ってしまう。ただ匂宮にとって女性を口説くのは人間が呼吸をするようなもので、悪気があってのことでないいうのが質の悪いところで、浮船は薫と匂宮との板挟みに悩み入水してしまう。
このいかにも事件が起きそうな出だしが実は宇治十帖の最終章「夢浮橋」のあらすじですが、実はこの宇治十帖は大団円といったはっきりとした結末を迎えてなく、後年別の複数の作者がその後日談を創作(補作)しているぐらい(らしい)。
この薫大将と匂の宮もそういった補作の一つといえないこともないのです。そしてこの作品の一番大きな謎は、匂宮の愛人たちの寝室に薫の痕跡(芳香)が残っていて、匂宮の追求にも関わらず愛人たちは頑なに浮気を否定する。ただ薫と同じく常人以上に鼻の利く匂宮にとって、女性たちの部屋に薫が出没したのは明白で、女性が嘘をついていると思い込むのです。
ただこのあたりの料理方法については、ぼくの見立てでは喜劇新思想大系の方が上なのですね。喜劇新思想大系では男性と関係していないと訴える女性が、なぜか妊娠してしまうという事件が多発するという謎が主題で、普通なら女性が嘘を言っているとしか思えないでしょう。この不可能味がぼくには非常に新鮮そして犯人の狡知が恐怖にに感じられたのです。
この喜劇新思想大系のトリックを知っていたため、ぼくは犯人はともかく、薫大将と匂の宮のトリックはおおよそ見当が付いてしまいました。だからつい薫大将と匂の宮のトリックは弱いなんてことを不遜にも思ってしまったくらいなのです。
ただよくよく考えてみると、このミステリーの価値はトリックの優劣で語られるものでなく、薫と匂宮という2人の人物設定を用いたトリックを創造したということに価値があるのです。ぼくは源氏物語の造詣が薄いものですから、はっきりと断言できないのですが、いかにも源氏物語の登場人物らしい動きをこのミステリーでしてくれるのですね。これは国文学の第一人者で源氏物語を深く読み込んだ作者だからこそでしょう。もしぼくが源氏物語を深く読み込んでいたとすれば、もっとこのミステリーを楽しめたと思うのですね。
氷室冴子の軽い平安王朝ものとはまた違ったこの本格翻案小説について、もし源氏物語をよく知る人が読んだとしたらどんな感想を持つのか、一度聴いてみたい気もしています。
まあ触れたといってもタイトルだけで、3-days Marriage ~光源氏の恋人~が源氏物語とは明らかに違う世界・・・というより源氏物語のアンチテーゼ的な世界観で形成されていて、薫大将と匂の宮をタイトルだけとはいえ例えとして名前をだしてしまったことに、悔いを残した部分はありました。
といって薫大将と匂の宮をぼくが読んだのは相当昔のことで、細部についてあやふやなまま紹介してしまうというのは間違っているしと悶々としていたものですが、なんと創元推理文庫から復刊していたのですね。
創元推理文庫は本屋に行くとコーナーを必ずチェックしているぼくにとって、それに気づいたのがつい最近のことだったというのは、うかつこの上ないのですが、本屋で偶然見つけたときには小躍りしてレジに持っていきました。
さてこの文庫本の解説によると、この薫大将と匂の宮を著者の岡田鯱彦氏が「宝石」誌に発表したのは昭和25年のことで、半世紀どころか70年前。当然ぼくも初出誌で読んだわけがなく、確かまだ中学生か高校生の頃に図書館で読んだと思ったのですが、それがどこの出版社だったのかまったく記憶がありません。ただその時読んだ時、それほど感心しなかった覚えはありました。
(ここからネタバレ)
というのも、この薫大将と匂の宮より少し前にある山上たつひこ氏の喜劇新思想大系を読んでいて、その中のある話(残念ながらタイトルが思い出せない・・・ただ覚えている内容をWikliで調べるととタイトル名から恐らく聖女懐妊ではないかと思われる)が非常に印象に残っていて、その話で犯人が用いたトリックとこの薫大将と匂の宮の犯人のトリックが似通っていたのですね。そしてぼくはその喜劇新思想大系の犯人のトリックに背筋が凍るような思いをしたので、それと比べて薫大将と匂の宮の犯人のトリックがどうも落ちるように思ってしまったのです。
実際、喜劇新思想大系の他の話は全く思い出せないのに対し、この一本だけ(もし聖女懐妊だとすれば前後編となりますが)はいまだにぼくの頭の中にこびりついているのです。それに比べると薫大将と匂の宮のはサスペンス的面白さは感じられませんでした。それで印象が薄くなってしまったということはあります。
ただよく考えると、岡田鯱彦氏が作品を発表したのが昭和25年で、山上たつひこ氏が喜劇新思想大系を発表したのが昭和47年頃ですから、20年以上後のことで、あのトリックを昭和25年当時に発表したこと自体に価値があるということに今になって気づきました。実際このトリックはDNA鑑定が珍しくなくなってきた現代になって、この薫大将と匂の宮のトリックを応用したミステリーが発表されているのを見ると、70年も前に源氏物語の書かれた平安時代を舞台としたミステリーを発表した岡田鯱彦氏の先進性が分かる気がします。
(ここから更にネタバレ)
この薫大将と匂の宮はタイトル名が示すように、源氏物語で光源氏が物語から退場した後のいわゆる「宇治十帖」を題材にし、体から芳香を発するという不思議な特性を持つことから薫と呼ばれる源氏の子(実際の父は柏木では源氏と血の繋がりはない)と、いつも体に香を焚きこめて匂いを放っていることから匂宮と呼ばれる親友の間で起きる怪事件をめぐり、紫式部と清少納言が推理を戦わせるという、国文学者らしい著者しか発想できないミステリーです。匂宮は洛中に知られる色好みの人物で、薫がかつて思いを寄せていた橋姫の妹中君を北の方(妻)にしながら、橋姫の異母妹で薫が大事にしていた浮舟と関係を持ってしまう。ただ匂宮にとって女性を口説くのは人間が呼吸をするようなもので、悪気があってのことでないいうのが質の悪いところで、浮船は薫と匂宮との板挟みに悩み入水してしまう。
このいかにも事件が起きそうな出だしが実は宇治十帖の最終章「夢浮橋」のあらすじですが、実はこの宇治十帖は大団円といったはっきりとした結末を迎えてなく、後年別の複数の作者がその後日談を創作(補作)しているぐらい(らしい)。
この薫大将と匂の宮もそういった補作の一つといえないこともないのです。そしてこの作品の一番大きな謎は、匂宮の愛人たちの寝室に薫の痕跡(芳香)が残っていて、匂宮の追求にも関わらず愛人たちは頑なに浮気を否定する。ただ薫と同じく常人以上に鼻の利く匂宮にとって、女性たちの部屋に薫が出没したのは明白で、女性が嘘をついていると思い込むのです。
ただこのあたりの料理方法については、ぼくの見立てでは喜劇新思想大系の方が上なのですね。喜劇新思想大系では男性と関係していないと訴える女性が、なぜか妊娠してしまうという事件が多発するという謎が主題で、普通なら女性が嘘を言っているとしか思えないでしょう。この不可能味がぼくには非常に新鮮そして犯人の狡知が恐怖にに感じられたのです。
この喜劇新思想大系のトリックを知っていたため、ぼくは犯人はともかく、薫大将と匂の宮のトリックはおおよそ見当が付いてしまいました。だからつい薫大将と匂の宮のトリックは弱いなんてことを不遜にも思ってしまったくらいなのです。
ただよくよく考えてみると、このミステリーの価値はトリックの優劣で語られるものでなく、薫と匂宮という2人の人物設定を用いたトリックを創造したということに価値があるのです。ぼくは源氏物語の造詣が薄いものですから、はっきりと断言できないのですが、いかにも源氏物語の登場人物らしい動きをこのミステリーでしてくれるのですね。これは国文学の第一人者で源氏物語を深く読み込んだ作者だからこそでしょう。もしぼくが源氏物語を深く読み込んでいたとすれば、もっとこのミステリーを楽しめたと思うのですね。
氷室冴子の軽い平安王朝ものとはまた違ったこの本格翻案小説について、もし源氏物語をよく知る人が読んだとしたらどんな感想を持つのか、一度聴いてみたい気もしています。
2021年04月17日
4月の発売予定表から
前レース(先月)と比べると大物馬の存在が見られないのは寂しく、連休を遊び倒せる長距離血統(RPG・SLG)も不在というのは現在の中央競馬(エロゲー)界の現況を示している。対岸となるがウマ娘の人気にあやかりたいものですが、愚痴を言ってもしかたないので、何とか馬券だけは最善の選択を取りたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
◎海と雪のシアンブルー (CUBE)
前走神様のような君へでデビュー戦以来の好走を見せたCUBEが1年ぶりに出走させる馬は、冬を迎え卒業を目前にする主人公とその近くにいるヒロインという血統。定番の学園萌え系といえるが、前走のカントクから騎手が変更されたためか、そこまで萌え寄りというほどでない。気になるのはトレーナーも変わったことで、これまで姉妹厩舎の人気声優のつくりかた以外パッとしない戦績の双葉亮一というのはマイナス。ただ追い切り(体験版)の動きは悪くない。ヒロインの魅力が充分感じさせ軽快な動き。問題は雰囲気の良さはプラスも、走りが一本調子で盛り上がりのないままゴール板を通過してしまわないかということ。それでもラシックス(声優)の魅力もあり、このメンバーなら潜在能力は上位。主役を務める資格は充分。
期待度 ★★★☆
幼馴染のいる暮らし (あざらしそふと)
萌え系厩舎(ブランド)で古くから安馬(低価格)にも力を入れているあざらしそふと。アマカノ・アイカギといった人気母系(シリーズ)を抱える厩舎で、新たな看板母系として期待されたが凡走に終わったメイドさんのいる暮らしの妹(続編)といった性格を持つ馬だが、ヒロインが幼馴染ととっつきやすくなったのはプラスに作用するか。そしてアマカノ以来厩舎の看板トレーナーと目される龍岳来に変更されたのも大きい。ただ人気騎手を多く起用する中、yaman**はやや実績的に物足りない。前走不発の要因の一つもその点にあるとすれば、多少の前進は見込めても大きな変わり身となると厳しいか。
期待度 ★★☆
△お兄ちゃんチョー好き99時間エッチしよ! (コンフィチュールソフト)
双子姉妹ヒロインが主人公の兄とイチャラブする抜き系は過去例が多いが、幼馬(ロリ)ヒロインが多い中、巨乳妹ヒロインというのは珍しい。トレーナーはGalette等で妹ヒロイン抜き系を多く担当してきた東人で、こうした血統(設定)はお手の物。騎手の秋野すばるはtone work'sでの印象が強く、あまり抜き系が得意とは思えないが、取材する限りはそんな不安は微塵も感じさせない。といっても主人公と妹ヒロインがただHするだけで走り(シナリオ)については大きく期待できないのは事実。それでも多くのファンにとってそれは織り込み済みといっていい。厩舎の実績があまりに心もとなくて軽視されているが大穴を出す可能性は一考。
期待度 ★★★
ギャルカノ! ~わがままボディな奔放彼女~ (アトリエさくら)
これまでベテラン騎手のかん奈とのコンビでまずまず結果を出してきたづか師だが、コンビ解消して2戦目の今回は薦田ロボをパートナーに選んだ。巾広い脚質の馬の手綱を握ってきた薦田ロボだが、得意は抜き系といってよく今回初めて起用されるアトリエさくらでも力を発揮できよう。ただNTRで売り出してきたアトリエさくらの馬にしては、取材する限りNTRの影が見られないのは不思議。仮に今後NTR展開があったとしても、奔放な彼女というヒロインの属性を考えるとNTRが決め手になるとは思えない。今回は強気には押しづらい。
期待度 ★★
△コイ×ミツ ~八重練紗祈と赤い糸の王子様~ (とるてそふと)
あぶのーまるらば~ず以降、音沙汰のなかったとるてそふとが久々に出走(リリース)。甘い蜜のようなという厩舎のコメントどおりなら、イチャラブ一本の萌え系で間違いないだろうが、トレーナーの丸谷秀人は綿密な血統配合(設定)を得意としていて、安馬(低価格)の萌え系というのはやや合わない気がしてならない。この馬に続いて全妹(続編)が2頭出走予定とあって、それを含めてなら問題ないと見るべきかもしれないが。その中でプラス材料は騎手の手腕。缶詰少女ノ終末世界以来久々に跨るイチリが大きく成長を見せているのは楽しみ。ただネクストン系厩舎が最近振るわないのを考えると押さえまでか。
期待度 ★★★
搾精病棟 ~性格最悪のナースしかいない病院で射精管理生活~ (だーくワン!)
ネクストン系列の凌辱系新規開業厩舎だーくワン!が、前R(先月)に続いて連闘で出走。同系列のLiquidで凌辱得意の日陰影次に、巾広い脚質に跨る神剣桜花のコンビは魅力的。血統(設定)は地方(同人)で活躍する搾精研究所の配合をもとに、抜き系で実績ある須々木鮎尾がトレーナーを務めるが、姉妹厩舎で思ったほど走れなかった琥珀色のハンターを思わせて不安がよぎる。白衣の天使というイメージの強いナースが、主人公を蹂躙するといった配合は、マゾ属性にとってはたまらないが、果たして癒しの全くないこうした馬が活躍するといったイメージが湧かない。好走の可能性はあるが、一走様子見したいというのが記者の見解。
期待度 ★★☆
天翼のアスクレイン (Triangle)
変身ヒロイン凌辱系では最古参となるTriangleの最新馬は久しぶりにこの厩舎を率いる反事象桂林がトレーナーを務める完全新馬。ここから新たな母系(シリーズ)に発展するかどうかはこの馬の成績に掛かっている。反事象桂林らしい敵を含めた細かな配合が魅力だが、このマニアックさがあまり成績に繋がってこないのは寂しい。今回厩舎開業以来の所属騎手斎藤なつきにJAMBREADと最近重用してきた豪華ゲスト騎手の参戦がなく、軽く見られているのは不本意だが、内容は悪くないもの成績が上がってこない現状をを考えると仕方ない部分はある。ヒロインの魅力もさほど高いとは思えない・・・というよりそういった部分をウリにしている馬でないだけに、独自路線でどこまでといった現況か。
期待度 ★★
とっても明るい! お嬢様の満喫☆夢のどすけべ生活 (evoLL)
これまで望月望や猫柳まんぼといった旧メイビーのスタッフを起用してきたevoLLだが、今回はトレーナーに箒星を起用。メイドさんと大きな剣ら大物バカ系血統を手掛けてきた師だけに、10年ぶりの復活は大きなニュースだ。ただ師がこれまで手掛けてきた馬と比べると、バカの方向性が違うのが気がかり。なぜか凌辱されることを期待するお嬢さまたちとのH生活という血統(設定)は、確かにバカには違いないが箒星のイメージからは離れている。もしかして箒星はおよそ名義貸しで、大部分は前走のHではじめた絶品バーガーを手掛けた篠尾カズノリが担当しているのでjはないかと疑いたくなる。騎手もデビュー戦の一葉モカや望月望と比べて新人の雑音文庫では見劣りは否めない。厩舎の実績を考えると見送りが妥当だろう。
期待度 ★★
ぼくおね ~End of Summer Days After~ (boot UP!)
ここ数走パッとしないboot UP!厩舎。厩舎開業(デビュー)以来、騎手(原画家)東雲一彦・トレーナー(ライター)長野ヒロユキというコンビは変わらず、これだけスタッフの入れ替わりがないというのは珍しい。それだけに安定感はあるが、血統の袋小路(マンネリ)に陥っているという印象は否めず、成績はともかく賞金(データ)数も低迷している現況。今回はヒロインが1人だが、学生時代と人妻時代と分かれていて、成長前と後と両方の姿が楽しめるという趣向。厩舎の低迷を脱しようとする意気込みは買える。ただこうしたタイプはヒロインの魅力が即成績に直結するところがあり、その点についてはそこまで押し出す魅力が感じられずやや不安。今回も厳しいか。
期待度 ★★
〇もっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界超エロサキュバス学園! (みるくふぁくとりー)
SQUEEZの看板母系(シリーズ)が移籍しての3戦目。前走母系を通して最高の走りを見せて、厩舎移籍が成功した形となった。今回は初めて主人公が異世界に転移するいわゆるなろう血統(系)となるが、これまでも異世界みたいなものだっただけに影響は少ない。サキュバス学園の生徒(ヒロイン)たちのエロ偏差値を上げるべくエッチに励むという相変わらずツッコミどころ満載で、走り(シナリオ)の内容についてはお察しだが、ファンにとってはそれよりもエロ性能がどうかの方が問題。爆乳ばかりのヒロインばかりというストライクゾーンの狭さも、この母系ファンにとっては関係なし。目先を変えた作戦が当たるようなら過去最高の走りも可能か。
期待度 ★★★☆
▲ゆびさきコネクション (HOOKSOFT)
萌え系血統への適正でやや不安視された綾瀬はづきだがどっちのiが好きですか?でそれを払拭。近走安定感を付けつつあるHOOKだけに引き続き期待したいところ。そんな今回はこの厩舎には珍しく社会人の主人公がSNSでヒロインと親密になっていくといった血統で、ヒロインの年齢もやや高め。こうした血統は社会人としてリアリティさを出せるかどうかがカギだが、Making*Loversに関わった宅元うとが絡んでいるなら不安は杞憂に終わるか。追い切り(体験版)を見る限り、ヒロインの魅力は上々。勝ち切るだけの力があるかどうかは疑問でも、堅実なだけに上位には食い込んできそう。
期待度 ★★★☆
霊神楽 〜奮闘記〜 弐 (でぼの巣製作所)
この厩舎が最近力を入れている神楽母系(シリーズ)で、霊神楽 ~奮闘記~の全妹(続編)。霊神楽 自体それほど走った馬でなく、姉も賞金(データ)不足など期待できる要素は少ない。長く続いているだけに袋小路(マンネリ)に陥っている嫌いはあるが、厩舎サイドもその点は承知で新たなファン層の獲得についてはそれほど求めてない様子。最近厩舎の看板となりつつあるシャア専用◎がトレーナーとあって、凌辱要素についてはお手の物。今回バッドエンドを充実させたというのもトレーナーを考えれば納得。といっても変わり身要素はそれくらいだし、上位に食い込むには、物足りない。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)GW前にしては抜けた存在がなく混戦ムードだが、追い切りの動きが良かった海と雪のシアンブルーを本命に推す。対抗するのは抜き系最大級の乳を売り物とするもっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界超エロサキュバス学園! 。走りの内容はこれまでと変わりないが、バカに突き抜けた配合とヒロイン数の多さで逆転まで見込む。ゲートイン(マスターアップ)が遅れて心配させたゆびさきコネクションも、能力的には差がない。最近の好調さを考えればまとめて負かしてもおかしくない。他となるとややピンとくる馬は少ないが、お兄ちゃんチョー好き99時間エッチしよ! が大穴候補として挙げておきたい。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
◎海と雪のシアンブルー (CUBE)
前走神様のような君へでデビュー戦以来の好走を見せたCUBEが1年ぶりに出走させる馬は、冬を迎え卒業を目前にする主人公とその近くにいるヒロインという血統。定番の学園萌え系といえるが、前走のカントクから騎手が変更されたためか、そこまで萌え寄りというほどでない。気になるのはトレーナーも変わったことで、これまで姉妹厩舎の人気声優のつくりかた以外パッとしない戦績の双葉亮一というのはマイナス。ただ追い切り(体験版)の動きは悪くない。ヒロインの魅力が充分感じさせ軽快な動き。問題は雰囲気の良さはプラスも、走りが一本調子で盛り上がりのないままゴール板を通過してしまわないかということ。それでもラシックス(声優)の魅力もあり、このメンバーなら潜在能力は上位。主役を務める資格は充分。
期待度 ★★★☆
幼馴染のいる暮らし (あざらしそふと)
萌え系厩舎(ブランド)で古くから安馬(低価格)にも力を入れているあざらしそふと。アマカノ・アイカギといった人気母系(シリーズ)を抱える厩舎で、新たな看板母系として期待されたが凡走に終わったメイドさんのいる暮らしの妹(続編)といった性格を持つ馬だが、ヒロインが幼馴染ととっつきやすくなったのはプラスに作用するか。そしてアマカノ以来厩舎の看板トレーナーと目される龍岳来に変更されたのも大きい。ただ人気騎手を多く起用する中、yaman**はやや実績的に物足りない。前走不発の要因の一つもその点にあるとすれば、多少の前進は見込めても大きな変わり身となると厳しいか。
期待度 ★★☆
△お兄ちゃんチョー好き99時間エッチしよ! (コンフィチュールソフト)
双子姉妹ヒロインが主人公の兄とイチャラブする抜き系は過去例が多いが、幼馬(ロリ)ヒロインが多い中、巨乳妹ヒロインというのは珍しい。トレーナーはGalette等で妹ヒロイン抜き系を多く担当してきた東人で、こうした血統(設定)はお手の物。騎手の秋野すばるはtone work'sでの印象が強く、あまり抜き系が得意とは思えないが、取材する限りはそんな不安は微塵も感じさせない。といっても主人公と妹ヒロインがただHするだけで走り(シナリオ)については大きく期待できないのは事実。それでも多くのファンにとってそれは織り込み済みといっていい。厩舎の実績があまりに心もとなくて軽視されているが大穴を出す可能性は一考。
期待度 ★★★
ギャルカノ! ~わがままボディな奔放彼女~ (アトリエさくら)
これまでベテラン騎手のかん奈とのコンビでまずまず結果を出してきたづか師だが、コンビ解消して2戦目の今回は薦田ロボをパートナーに選んだ。巾広い脚質の馬の手綱を握ってきた薦田ロボだが、得意は抜き系といってよく今回初めて起用されるアトリエさくらでも力を発揮できよう。ただNTRで売り出してきたアトリエさくらの馬にしては、取材する限りNTRの影が見られないのは不思議。仮に今後NTR展開があったとしても、奔放な彼女というヒロインの属性を考えるとNTRが決め手になるとは思えない。今回は強気には押しづらい。
期待度 ★★
△コイ×ミツ ~八重練紗祈と赤い糸の王子様~ (とるてそふと)
あぶのーまるらば~ず以降、音沙汰のなかったとるてそふとが久々に出走(リリース)。甘い蜜のようなという厩舎のコメントどおりなら、イチャラブ一本の萌え系で間違いないだろうが、トレーナーの丸谷秀人は綿密な血統配合(設定)を得意としていて、安馬(低価格)の萌え系というのはやや合わない気がしてならない。この馬に続いて全妹(続編)が2頭出走予定とあって、それを含めてなら問題ないと見るべきかもしれないが。その中でプラス材料は騎手の手腕。缶詰少女ノ終末世界以来久々に跨るイチリが大きく成長を見せているのは楽しみ。ただネクストン系厩舎が最近振るわないのを考えると押さえまでか。
期待度 ★★★
搾精病棟 ~性格最悪のナースしかいない病院で射精管理生活~ (だーくワン!)
ネクストン系列の凌辱系新規開業厩舎だーくワン!が、前R(先月)に続いて連闘で出走。同系列のLiquidで凌辱得意の日陰影次に、巾広い脚質に跨る神剣桜花のコンビは魅力的。血統(設定)は地方(同人)で活躍する搾精研究所の配合をもとに、抜き系で実績ある須々木鮎尾がトレーナーを務めるが、姉妹厩舎で思ったほど走れなかった琥珀色のハンターを思わせて不安がよぎる。白衣の天使というイメージの強いナースが、主人公を蹂躙するといった配合は、マゾ属性にとってはたまらないが、果たして癒しの全くないこうした馬が活躍するといったイメージが湧かない。好走の可能性はあるが、一走様子見したいというのが記者の見解。
期待度 ★★☆
天翼のアスクレイン (Triangle)
変身ヒロイン凌辱系では最古参となるTriangleの最新馬は久しぶりにこの厩舎を率いる反事象桂林がトレーナーを務める完全新馬。ここから新たな母系(シリーズ)に発展するかどうかはこの馬の成績に掛かっている。反事象桂林らしい敵を含めた細かな配合が魅力だが、このマニアックさがあまり成績に繋がってこないのは寂しい。今回厩舎開業以来の所属騎手斎藤なつきにJAMBREADと最近重用してきた豪華ゲスト騎手の参戦がなく、軽く見られているのは不本意だが、内容は悪くないもの成績が上がってこない現状をを考えると仕方ない部分はある。ヒロインの魅力もさほど高いとは思えない・・・というよりそういった部分をウリにしている馬でないだけに、独自路線でどこまでといった現況か。
期待度 ★★
とっても明るい! お嬢様の満喫☆夢のどすけべ生活 (evoLL)
これまで望月望や猫柳まんぼといった旧メイビーのスタッフを起用してきたevoLLだが、今回はトレーナーに箒星を起用。メイドさんと大きな剣ら大物バカ系血統を手掛けてきた師だけに、10年ぶりの復活は大きなニュースだ。ただ師がこれまで手掛けてきた馬と比べると、バカの方向性が違うのが気がかり。なぜか凌辱されることを期待するお嬢さまたちとのH生活という血統(設定)は、確かにバカには違いないが箒星のイメージからは離れている。もしかして箒星はおよそ名義貸しで、大部分は前走のHではじめた絶品バーガーを手掛けた篠尾カズノリが担当しているのでjはないかと疑いたくなる。騎手もデビュー戦の一葉モカや望月望と比べて新人の雑音文庫では見劣りは否めない。厩舎の実績を考えると見送りが妥当だろう。
期待度 ★★
ぼくおね ~End of Summer Days After~ (boot UP!)
ここ数走パッとしないboot UP!厩舎。厩舎開業(デビュー)以来、騎手(原画家)東雲一彦・トレーナー(ライター)長野ヒロユキというコンビは変わらず、これだけスタッフの入れ替わりがないというのは珍しい。それだけに安定感はあるが、血統の袋小路(マンネリ)に陥っているという印象は否めず、成績はともかく賞金(データ)数も低迷している現況。今回はヒロインが1人だが、学生時代と人妻時代と分かれていて、成長前と後と両方の姿が楽しめるという趣向。厩舎の低迷を脱しようとする意気込みは買える。ただこうしたタイプはヒロインの魅力が即成績に直結するところがあり、その点についてはそこまで押し出す魅力が感じられずやや不安。今回も厳しいか。
期待度 ★★
〇もっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界超エロサキュバス学園! (みるくふぁくとりー)
SQUEEZの看板母系(シリーズ)が移籍しての3戦目。前走母系を通して最高の走りを見せて、厩舎移籍が成功した形となった。今回は初めて主人公が異世界に転移するいわゆるなろう血統(系)となるが、これまでも異世界みたいなものだっただけに影響は少ない。サキュバス学園の生徒(ヒロイン)たちのエロ偏差値を上げるべくエッチに励むという相変わらずツッコミどころ満載で、走り(シナリオ)の内容についてはお察しだが、ファンにとってはそれよりもエロ性能がどうかの方が問題。爆乳ばかりのヒロインばかりというストライクゾーンの狭さも、この母系ファンにとっては関係なし。目先を変えた作戦が当たるようなら過去最高の走りも可能か。
期待度 ★★★☆
▲ゆびさきコネクション (HOOKSOFT)
萌え系血統への適正でやや不安視された綾瀬はづきだがどっちのiが好きですか?でそれを払拭。近走安定感を付けつつあるHOOKだけに引き続き期待したいところ。そんな今回はこの厩舎には珍しく社会人の主人公がSNSでヒロインと親密になっていくといった血統で、ヒロインの年齢もやや高め。こうした血統は社会人としてリアリティさを出せるかどうかがカギだが、Making*Loversに関わった宅元うとが絡んでいるなら不安は杞憂に終わるか。追い切り(体験版)を見る限り、ヒロインの魅力は上々。勝ち切るだけの力があるかどうかは疑問でも、堅実なだけに上位には食い込んできそう。
期待度 ★★★☆
霊神楽 〜奮闘記〜 弐 (でぼの巣製作所)
この厩舎が最近力を入れている神楽母系(シリーズ)で、霊神楽 ~奮闘記~の全妹(続編)。霊神楽 自体それほど走った馬でなく、姉も賞金(データ)不足など期待できる要素は少ない。長く続いているだけに袋小路(マンネリ)に陥っている嫌いはあるが、厩舎サイドもその点は承知で新たなファン層の獲得についてはそれほど求めてない様子。最近厩舎の看板となりつつあるシャア専用◎がトレーナーとあって、凌辱要素についてはお手の物。今回バッドエンドを充実させたというのもトレーナーを考えれば納得。といっても変わり身要素はそれくらいだし、上位に食い込むには、物足りない。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)GW前にしては抜けた存在がなく混戦ムードだが、追い切りの動きが良かった海と雪のシアンブルーを本命に推す。対抗するのは抜き系最大級の乳を売り物とするもっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界超エロサキュバス学園! 。走りの内容はこれまでと変わりないが、バカに突き抜けた配合とヒロイン数の多さで逆転まで見込む。ゲートイン(マスターアップ)が遅れて心配させたゆびさきコネクションも、能力的には差がない。最近の好調さを考えればまとめて負かしてもおかしくない。他となるとややピンとくる馬は少ないが、お兄ちゃんチョー好き99時間エッチしよ! が大穴候補として挙げておきたい。
2021年04月04日
スポ根として見るべきなのか・・・
3月の第4金曜日。久々に発売日当日に予約していたエロゲーを取りに行きました。いつもは発売日から時間が経って取りにいくことが多く、ショップ内は閑散としていることがほとんどなのですが、発売日当日となるとさすがに賑わっていました。まあ往年の新幹線のガード下にあったソフマップの行列を知る者からすれば、寂しいものですが。
そんなわけで今年合わせて3本購入したわけですが、プレイを始めたのはなぜか発売から2年以上経つ空に刻んだパラレログラム(ウグイスカグラ)。まあ最新作の冥契のルペルカリアを始めるなら、同傾向でいまだに積んである水葬銀貨のイストリアの方が先にプレイすべきでしょうし、何よりMUSICUS!に続いて鬱傾向の強いゲームをプレイする気になれなかったということもあります。
そんな空に刻んだパラレログラムですが、始めてしばらくしてバグに閉口することになりました。
そのバグとはデータをセーブした直後、その画面でそのまま終了ボタンを押すと、画面がフリーズして動かなくなるというもの。こうなると、ゲーム画面を落とすかパソコンを再起動するしかないのですが、恐れていたとおり直前セーブしたデータはどこにも存在していない状態(泣)。
もちろんパッチは適用していますし、ぼく以外にそんな症状は起きていないようですから、ぼくのパソコン環境限定での不具合なのでしょう。それに対処方法としてセーブ画面で終了させず、一旦タイトルに戻ってから終了させれば、セーブデータは生きることが分かったので良かったのですが、それでも数回それを忘れてセーブ画面で終了してしまったことはありました。まあぼくはこまめにセーブするたちなので、それほどロスはありませんでしたが。
(ここからネタバレ)
さてこのゲーム批評空間のデータを見る限り、それほど悪くない中央値(80点)なのですが、不思議に100点を付けた人が少なく、コメントも意外にネガティブなものが多い。まあ設定を見ると蒼の彼方のフォーリズムに似ていて、比較されることも仕方ないとはいえますが、ただ設定こそ似ているものの、明らかにキャラ萌えゲーよりの蒼の彼方のフォーリズムと空に刻んだパラレログラムを正面から比較するのは酷と思うのです。
この空に刻んだパラレログラムは序盤をプレイする限り、スポ根ものといえます。悪役ともいえるライバルキャラの存在や苛酷な基礎練習などを見れば、スポ根でも古典的な手法をわざと取り入れているともいえます。最近のスポーツものといえば爽やかな作風なものが多いのに対し、なぜ昭和40年代と見まがうような手法を取ったのかと思うのですが、メインライターのルクル氏というと爽やかとは離れた鬱ゲーを得意とするライターですし、わざとプレイヤーを陰鬱な気分にするように理不尽ともいえる困難さをヒロインに押し付けたのかもしれません。
ただこのゲームでぼくが不満に思うのは、テレプシコーラというスポーツがそれほど面白いものとぼくには感じられなかったということです。これはテニスや卓球・ビーチバレーと違い、サッカーやラクビーのような敵のゴールを攻めるタイプの球技でありながら3対3という少人数で行われるということで、はっきり戦略面で採る選択肢が少ないといえることです。参加人数が多ければ能力で劣ってもチームプレーで対抗するという手段が採れるのに対し、人数が少なければ個人技がある方がより有利になるのは当然です。恐らくライターはバスケの3To3が頭の中にあったのかもしれませんが、これはプレイする分には面白いかもしれませんが、観客からすれば勝敗が容易に想像できて決して面白いものではない。まあ1~2回見る分にはいいかもしれませんが、3To3自体観客を入れて行うプロスポーツとして存在していないことを見ても、テレプシコーラが人気のあるスポーツとしてプロスポーツとして成立しているとは到底思えないのです。
そしてぼくが何より疑問に思うのは、これだけ接触プレイが頻繁に起こるスポーツでありながら、フィールド内含め審判が見当たらないこと。この審判がいないということを考えると、もしかしたらライターのルクル氏はこのテレプシコーラのルールを細かく設定していなかったのかもしれません。そのためかぼくにはやや試合自体が薄っぺらく感じてしまったのでしょう。
ただそういった欠点を含めてもこのゲームが全く面白くなかったとはいえません。何より豊富な脇役に存在が無意味な死んだキャラがいなかったこと。ヒロインが所属するチーム以外の他のチームも魅力あるキャラが多いのは、豊富な回想シーンによるキャラの描写によるものあるといえるでしょう。ただその豊富な回想シーンも多くはテレスプコーラの試合中に描写されることが多くて、試合の流れを中断してしまっているのですね。これが、テレスプコーラ観戦の面白さを阻害してしまっているとすれば皮肉というしかないのですが、それもライターのルクル氏の狙いだったとすればうなずきたく部分もあります。
元々テレスプコーラというスポーツ自体、少年少女が空中で舞うように戦いゴールを決めるという漠然とした設定がされているだけで、ルクル氏とすれば観戦の面白さよりもスポーツを行う少年少女の内面を描くほうが重要視していたのでしょう。
そういった意味では、このゲームは野球ものにおける一連の水島新司のような作品のような野球というスポーツの面白さを土台とした上にストーリーが構築されるタイプではなく、競技部分に関してはあくまでギミックの一つで、それよりキャラ間の葛藤や内面部分を強く押し出しているといえます。そういう意味ではキャラが持っている特性(必殺技)の存在を含めて、古典的なスポ根ものに近いというよりそのもののように見えます。よってこのゲームが面白い面白くないといった点はさておき、スポ根漫画やアニメが最近見当たらないように、このゲームも受け入れられにくい・・・つまり一般(批評空間)のコメントが芳しくない理由が分かる気がするのです。
そんなスポ根風味の強いゲームというわけで、前に述べた通りキャラ設定の深さが強みであり、蒼の彼方のフォーリズム以上のキャラゲーと言えないこともないですが、その方向がヒロイン萌えに向いていないというのも特徴で、脇役キャラの強いきらめきに目を奪われたためか、攻略ヒロインの魅力がやや薄く感じてしまうのは仕方ないところ。
メインヒロインの柚は典型的なスポ根ドラマの主人公的性格で、内面の弱さを感じさせない点に関しては強みといえますが、か弱さといった部分で劣りヒロイン萌えとしてはやや弱く出てしまっています。里亜はツンデレ系幼馴染としてはテンプレすぎて、魅力をあまり感じなかった。玻璃はヤンデレ風味の強い妹キャラという点でぼくの食指が動きにくいヒロイン。というわけでぼくが推すヒロインはほたるでした。
過去主人公と同じチームで活躍を見せていながら、主人公がケガで競技を断念してからは長いスランプに苦しんでいるほたる。「スランプも3年続けば実力」という将棋の羽生九段の名言がありますが、高等部に入って輝きを見せられずにいるほたるは、その名言従うかのように、テレスプコーラの一線から身を引こうとします。
そんなほたるを主人公は柚たちのチームのコーチとして迎えます。そしてトーナメントを勝ち進む過程で身を削って消耗してしまった里亜の代打として活躍する。そんな大逆転はよくある展開といえないこともないですが、ほたるの心情は一番ぼくに伝わってきました。特にほたるが主人公と自らを例えた「比翼の鳥という台詞は、最近感動に乏しくなったぼくでもついうるっときた気がして、彼女の存在がなければぼくのこの作品の評価は一段と低いものになったでしょう。
(総括)
ルクル氏がウグイスカグラで上市したこれまでの2作品からガラリとイメージを変えた作品だけに、賛否相違うのは仕方ない所。そして批判の声の方が強く感じるのは、スポ根というカテゴリーが今の時代にそぐわないのが原因なのではと思います。といっても全体的に見れば決して悪くないというより良作に近い作品であるのに間違いなさそう。テレプシコーラという競技をこのゲームの主題として見てしまうとこのゲームの本質を見誤ってしまいそうで、あくまでストーリーを支える材料の一つであり、それよりルクル氏はキャラ間の心情のぶつかりあいを描きたかったのではないかと思うのでセね。そう考えると別にルクル氏はスポ根作品を作りたかったわけではなくて、単に出来上がったものが結果的にスポ根作品に酷似してしまっただけなのかもしれません。
そんなわけで今年合わせて3本購入したわけですが、プレイを始めたのはなぜか発売から2年以上経つ空に刻んだパラレログラム(ウグイスカグラ)。まあ最新作の冥契のルペルカリアを始めるなら、同傾向でいまだに積んである水葬銀貨のイストリアの方が先にプレイすべきでしょうし、何よりMUSICUS!に続いて鬱傾向の強いゲームをプレイする気になれなかったということもあります。
そんな空に刻んだパラレログラムですが、始めてしばらくしてバグに閉口することになりました。
そのバグとはデータをセーブした直後、その画面でそのまま終了ボタンを押すと、画面がフリーズして動かなくなるというもの。こうなると、ゲーム画面を落とすかパソコンを再起動するしかないのですが、恐れていたとおり直前セーブしたデータはどこにも存在していない状態(泣)。
もちろんパッチは適用していますし、ぼく以外にそんな症状は起きていないようですから、ぼくのパソコン環境限定での不具合なのでしょう。それに対処方法としてセーブ画面で終了させず、一旦タイトルに戻ってから終了させれば、セーブデータは生きることが分かったので良かったのですが、それでも数回それを忘れてセーブ画面で終了してしまったことはありました。まあぼくはこまめにセーブするたちなので、それほどロスはありませんでしたが。
(ここからネタバレ)
さてこのゲーム批評空間のデータを見る限り、それほど悪くない中央値(80点)なのですが、不思議に100点を付けた人が少なく、コメントも意外にネガティブなものが多い。まあ設定を見ると蒼の彼方のフォーリズムに似ていて、比較されることも仕方ないとはいえますが、ただ設定こそ似ているものの、明らかにキャラ萌えゲーよりの蒼の彼方のフォーリズムと空に刻んだパラレログラムを正面から比較するのは酷と思うのです。
この空に刻んだパラレログラムは序盤をプレイする限り、スポ根ものといえます。悪役ともいえるライバルキャラの存在や苛酷な基礎練習などを見れば、スポ根でも古典的な手法をわざと取り入れているともいえます。最近のスポーツものといえば爽やかな作風なものが多いのに対し、なぜ昭和40年代と見まがうような手法を取ったのかと思うのですが、メインライターのルクル氏というと爽やかとは離れた鬱ゲーを得意とするライターですし、わざとプレイヤーを陰鬱な気分にするように理不尽ともいえる困難さをヒロインに押し付けたのかもしれません。
ただこのゲームでぼくが不満に思うのは、テレプシコーラというスポーツがそれほど面白いものとぼくには感じられなかったということです。これはテニスや卓球・ビーチバレーと違い、サッカーやラクビーのような敵のゴールを攻めるタイプの球技でありながら3対3という少人数で行われるということで、はっきり戦略面で採る選択肢が少ないといえることです。参加人数が多ければ能力で劣ってもチームプレーで対抗するという手段が採れるのに対し、人数が少なければ個人技がある方がより有利になるのは当然です。恐らくライターはバスケの3To3が頭の中にあったのかもしれませんが、これはプレイする分には面白いかもしれませんが、観客からすれば勝敗が容易に想像できて決して面白いものではない。まあ1~2回見る分にはいいかもしれませんが、3To3自体観客を入れて行うプロスポーツとして存在していないことを見ても、テレプシコーラが人気のあるスポーツとしてプロスポーツとして成立しているとは到底思えないのです。
そしてぼくが何より疑問に思うのは、これだけ接触プレイが頻繁に起こるスポーツでありながら、フィールド内含め審判が見当たらないこと。この審判がいないということを考えると、もしかしたらライターのルクル氏はこのテレプシコーラのルールを細かく設定していなかったのかもしれません。そのためかぼくにはやや試合自体が薄っぺらく感じてしまったのでしょう。
ただそういった欠点を含めてもこのゲームが全く面白くなかったとはいえません。何より豊富な脇役に存在が無意味な死んだキャラがいなかったこと。ヒロインが所属するチーム以外の他のチームも魅力あるキャラが多いのは、豊富な回想シーンによるキャラの描写によるものあるといえるでしょう。ただその豊富な回想シーンも多くはテレスプコーラの試合中に描写されることが多くて、試合の流れを中断してしまっているのですね。これが、テレスプコーラ観戦の面白さを阻害してしまっているとすれば皮肉というしかないのですが、それもライターのルクル氏の狙いだったとすればうなずきたく部分もあります。
元々テレスプコーラというスポーツ自体、少年少女が空中で舞うように戦いゴールを決めるという漠然とした設定がされているだけで、ルクル氏とすれば観戦の面白さよりもスポーツを行う少年少女の内面を描くほうが重要視していたのでしょう。
そういった意味では、このゲームは野球ものにおける一連の水島新司のような作品のような野球というスポーツの面白さを土台とした上にストーリーが構築されるタイプではなく、競技部分に関してはあくまでギミックの一つで、それよりキャラ間の葛藤や内面部分を強く押し出しているといえます。そういう意味ではキャラが持っている特性(必殺技)の存在を含めて、古典的なスポ根ものに近いというよりそのもののように見えます。よってこのゲームが面白い面白くないといった点はさておき、スポ根漫画やアニメが最近見当たらないように、このゲームも受け入れられにくい・・・つまり一般(批評空間)のコメントが芳しくない理由が分かる気がするのです。
そんなスポ根風味の強いゲームというわけで、前に述べた通りキャラ設定の深さが強みであり、蒼の彼方のフォーリズム以上のキャラゲーと言えないこともないですが、その方向がヒロイン萌えに向いていないというのも特徴で、脇役キャラの強いきらめきに目を奪われたためか、攻略ヒロインの魅力がやや薄く感じてしまうのは仕方ないところ。
メインヒロインの柚は典型的なスポ根ドラマの主人公的性格で、内面の弱さを感じさせない点に関しては強みといえますが、か弱さといった部分で劣りヒロイン萌えとしてはやや弱く出てしまっています。里亜はツンデレ系幼馴染としてはテンプレすぎて、魅力をあまり感じなかった。玻璃はヤンデレ風味の強い妹キャラという点でぼくの食指が動きにくいヒロイン。というわけでぼくが推すヒロインはほたるでした。
過去主人公と同じチームで活躍を見せていながら、主人公がケガで競技を断念してからは長いスランプに苦しんでいるほたる。「スランプも3年続けば実力」という将棋の羽生九段の名言がありますが、高等部に入って輝きを見せられずにいるほたるは、その名言従うかのように、テレスプコーラの一線から身を引こうとします。
そんなほたるを主人公は柚たちのチームのコーチとして迎えます。そしてトーナメントを勝ち進む過程で身を削って消耗してしまった里亜の代打として活躍する。そんな大逆転はよくある展開といえないこともないですが、ほたるの心情は一番ぼくに伝わってきました。特にほたるが主人公と自らを例えた「比翼の鳥という台詞は、最近感動に乏しくなったぼくでもついうるっときた気がして、彼女の存在がなければぼくのこの作品の評価は一段と低いものになったでしょう。
(総括)
ルクル氏がウグイスカグラで上市したこれまでの2作品からガラリとイメージを変えた作品だけに、賛否相違うのは仕方ない所。そして批判の声の方が強く感じるのは、スポ根というカテゴリーが今の時代にそぐわないのが原因なのではと思います。といっても全体的に見れば決して悪くないというより良作に近い作品であるのに間違いなさそう。テレプシコーラという競技をこのゲームの主題として見てしまうとこのゲームの本質を見誤ってしまいそうで、あくまでストーリーを支える材料の一つであり、それよりルクル氏はキャラ間の心情のぶつかりあいを描きたかったのではないかと思うのでセね。そう考えると別にルクル氏はスポ根作品を作りたかったわけではなくて、単に出来上がったものが結果的にスポ根作品に酷似してしまっただけなのかもしれません。
2021年03月17日
3月の発売予定表から
暖かくなって本格的にクラシック戦線が始動と簡単に判断するのは早計ですが、今後の成長・発展が楽しみな大物感漂わせる馬が始動。どんな勝ち方をするかが焦点と思いきや、それにまったを掛けそうな馬の存在もあって久々に面白そうなレースになりそうな予感。何とかいい時計で勝ち上がってもらいたいものですが・・・
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
△姉は徒然なるママに 〜弟のHなお世話は甘エロJKシスターズにお任せ!〜 (アトリエかぐや)
かぐやの中ではやや存在が地味なH+Oが手綱を握るCheshire cat。それでもデビュー戦の頃から比べると手慣れてきたのは事実で、動画(アニメ)を活かしたエロを考えれば連対圏に突入しても不思議はない。血統(設定)はかぐや厩舎ではお馴染みのお姉ちゃん甘やかせエロで、タイプの違う3人の姉がなぜか弟(主人公)をHを含めて甘やかせてくれるというもの。相変わらずで代わり映えしないという向きはあるが、安定感はあるのは確か。この厩舎だけにエロに関しては間違いはなさそうで、そろそろ上位に食い込んでくる可能性は一考したい。
期待度 ★★★
いきなりサキュバス ~いちゃらぶ搾精ライフ~ (ZION)
これまで凌辱系を多く走らせてきたZIONだが、今回はヒロインがサキュバスという血統(設定)を見て分かるように抜き系で、「毎朝起こしに来る幼馴染がサキュバスの家系だった。」という頭が痛くなるニックス。まあ深く考えたらこうしたタイプの馬は見当たらないし、成功例がなくとも意外な好走例が見られる可能性も。騎手(原画家)の椎架ゆのはこれが中央(商業)競馬(エロゲー)デビュー戦で、知名度は低いが乗れそうな雰囲気。問題はこれまでこの厩舎で上級馬が出ていない点で、本賞金(データ数)確保もままならない現況を見ると常識的には厳しい。新人騎手の先物買いのつもりでの応援馬券なら。
期待度 ★★☆
俺を欲しがる妻と義母 (Waffle)
トレーナーとしてCLOCKUP厩舎のバカ系路線でいい仕事をしてきたはやさかうたねだが、Waffle厩舎では今一つの成績。今回は俺を欲しがる二人の母の全妹(続編)で、今回は妻とその母がいわゆる親子丼もの。といっても姉がそうだったように背徳感は薄そう。凌辱要素もなく、年上ヒロインの誘惑系とも違うというわけで、どうも中途半端な感がしてならない。義母と娘で主人公を取り合うというあたりが上手く走りに昇華されていればいいが、安馬(低価格)だけにそのあたりも余り語られることなくエロへ突入となってしまいそう。明るい抜き系と割り切ればいいが、そううまく運べるかどうか。
期待度 ★★
〇源平繚乱絵巻 -GIKEI- (インレ)
インレ久々の出走馬は、得意の歴史を題材とした血統(設定)で、源平動乱を題材とする。デビュー戦の忠臣蔵と同じく、タイムリープ系のようだが、主人公が順当に義経傘下となるのか、それとも別陣営になるのかが注目。血統の広がりを見るなら、平家側に属するような走り(シナリオ)も見てみたい。まあ順当に義経側に属するとしても、果たして悪役を頼朝が務めるのか、それとも後白河法皇が務めるかなど、歴史ファンには興味をひく要素が多い。これまでの出走馬で、うるさい歴史好きをうならせただけに、今回も期待充分。相手は手強いが互角の勝負に持ち込める能力はあるはず。
期待度 ★★★★☆
こすつま ~新妻とエッチなコスプレレッスン~ (ぱじゃまエクスタシー)
安馬(低価格)抜き系という共通点はあるが、騎手が毎回手替わりするため、固定ファンが付かない弱みがあるぱじゃまエクスタシー。今回は競馬(エロゲー)初騎乗となる天音るりを起用。デビュー戦にしては悪くない騎乗に見えるが、最近のぱじゃまは全盛期の頃と比べると見る影もなく、厳しい見方をせざるを得ない。トレーナーは和姦抜き系を中心にキャリアを積んできた大和うみだが、好走しているのは複数トレーナーの馬が中心で、一人で手掛けた馬の成績は未知数。エッチが苦手な妻とコスプレHをするという血統(設定)はともかく、コスプレする数が14種類と多いのは好材料。ただ安馬だけにHシーンが1枚絵ばかりとなってしまうと、抜きに影響してしまいそう。このメンバー相手ではやはり苦しく感じる。
期待度 ★★
催眠学習 Secret Desire (だーくワン!)
黒虹所属時代から催眠凌辱系を得意としてきたNATORI烏賊が、新規開業厩舎(ブランド)だーくワン!のデビュー戦に起用された。当然走らせるのは催眠系で、冴えない主人公がある切欠で手に入れた催眠術を悪用するという、NATORI烏賊得意の血統(設定)。トレーナーが薬籠中のものとしているだけに、師のファンにはお馴染みといえるが、今回手綱を握るのはデビュー戦の愛上陸。別世界(エロ漫画)で活躍中の騎手だが、中央競馬(商業エロゲー)とはやはり勝手が違うし、NATORI烏賊とこれまでコンビを組んできた騎手(原画家)である吉野恵子や大崎シンヤと比べると、見劣りは否めない。安馬(低価格)にしてはヒロイン4人というのは嬉しい材料も、今回の相手となると厳しく感じる。
期待度 ★★☆
聖の少女 -美娼女学園3- (Argonauts)
Argonautsのこの母系(シリーズ)もこれで3代(作)目。今回がフィナーレということで、これまで明かされていなかった血統(設定)背景が、どう語られるのかに期待したいところ。一見ダークな血統に見えるが、毛色(CG)を見るとどうもそうならなそうなのが問題で、それをいい意味で裏切るような意外性を見せられるかどうか。ヒロインの魅力については相変わらず文句なしで、騎手のやまかぜ嵐の貢献大。これでもう少し(走り)が何とかなっていたら、姉たちも上位に食い込めただろうが、この母系がデビュー戦となる灰瞑では荷が重かったと考えると、大きな変わり身は望めないかもしれない。
期待度 ★★☆
ちんかもツインズ! 2 〜夏だ! 海だ! ふたごの妹おっぱい対決だ!〜 (milimili:AMUSE CRAFT EROTICA)
抜き&バカに萌えをクロスさせたmilimiliの新母系(シリーズ)ちんかもツインズの全妹(続編)。前のエロいも母系と比べると、バカ要素は抑えて、萌え要素を強くしたが結果的にはそれほど時計は詰まらなかった。今回は前回の双子のヒロインと海水浴に出掛けるという、季節感を無視したような血統(設定)は明らかにバカっぽいが、姉(前作)はただ抜きに終始してしまった印象で、それと同系となるとバカに過剰な期待はしづらいか。ヒロインの可愛さに関しては間違いないが、もう少し明るいバカエロ要素を増やして欲しい。
期待度 ★★☆
▲日向千尋は仕事が続かない (スミレ)
デビュー戦以来バカ系を走らせてきたスミレが5年ぶりという超久々の出走(リリース)。これまで雪仁をトレーナーとして起用してきたが、今回はSMEEで実績を上げてきた早瀬ゆうに変更。騎手はむうつきに変わったが、あかべぇ系厩舎のCOSMIC CUTEで起用されてきただけあってこれまで以上に魅力的。今回安馬(低価格)ということで、ヒロインは1人と寂しく、早瀬ゆう自身も安馬に実績がないのは不安だが、追い切りを見る限りはSMEEの活躍馬を彷彿させる。萌えとエロにコメディを併せ持つとなると、やや欲張りすぎのような気がするものの能力はありそうで楽しみな馬だ。
期待度 ★★★★
△魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis (metalogiq)
最近毎レース1頭は見られる魔法少女凌辱系。この分野では先駆者である反事象桂林ばりの細かな血統(設定)には興味を惹かれるし、トレーナーが丸谷秀人ということで単なる変身ヒロイン凌辱という範疇には収まらない活躍を期待したいところ。騎手(原画家)はブサイク出身の上田メタヲで、この起用は派手な触手凌辱系名馬に騎乗してきた経験を買ったと見る。となれば凌辱にも大いに期待できそう。入場曲(ヴォーカル曲)を担当する電気式華憐音楽集団からもブサイクの名馬を思わせる雰囲気があって、このメンバー相手でも戦えそうな予感はある。穴ならコレか。
期待度 ★★★☆
△ユキイロサイン (Wonder Fool)
これまで血統(設定)の良さを生かしきれない印象の強いWonder Foolの最新馬は、前走に引き続き冬野どんぷくをトレーナーに据えての青春日常系といった印象。騎手はアオナツラインで鮮烈なデビューを果たしたうみこ(U35)で、これまでラノベの挿絵として知られた存在でしたが、競馬(エロゲ)でもその爽やかな騎乗は印象に残りました。そしてそのアオナツラインにも係わった冬野どんぷくとコンビを組むとなると、季節の違いこそあれあの走りをもう一度と期待が高まるのも当然。心配したのはあの印象に残る騎乗も戯画スタッフの力が大きく貢献してるのではという点でしたが、追い切り(体験版)を見る限りそrてほど大きな違いはなさそうで一安心。ただ雰囲気は良いものの、追い切りを長く追った割に単調なところがあり、またこれまでの厩舎の実績も気にかかる。アオナツラインほどの期待は禁物かも。
期待度 ★★★
百合ラブスレイブ わたしだけの委員長 (すふれそふと)
小説の競馬(エロゲー)移籍(移植)というスタンスのすみれそふと厩舎だが、これまでの成績は振るわない。今回トレーナーを担当するJUNは根須魂介と組んだエンドレスセレナーデ (DISKDREAM)がデビューという大ベテランで、目立った実績こそないものの、時々光る馬を手がけていて見かけほど悪くない。ただ原作小説とは担当が違うとなると、やはり違いが出てしまうはずで買いかぶれない。今回騎手は初めて原作と同じとしただけに、なぜあえてトレーナーを変えたのかが分からない。血統(設定)も百合系としては目新しいものはなくここでも厳しい。
期待度 ★☆
LoveKami -Pureness Harem- (PULLTOP)
恋神母系(シリーズ)の最新馬。神さま教育法で人間界に降臨した神さまヒロインという血統(設定)だが、まともに走ったのはデビュー戦だけで、ここ2走は見る影もない。今回は降臨する神さまヒロインが祟り神ヒロインでいわゆる悪魔ヒロインのような血統かと思いきや、取材する限りヒロインはどれも基本善良そうで、これまでとさほど変わりないように見える。安馬(低価格)にしてはヒロインが3人も登場するなど、ファンには非常にお得な内容だが、肝心の能力が大したことなければ、本当に得になったことにならない。トレーナー2人の実績も目立つものはなく、大きな変わり身は望めなさそう。
期待度 ★★
恋愛×ロワイアル 乃々香&蓮菜&由奈 ミニアフターストーリー (ASa Project)
SMEEに続いてアサプロでもお馴染みになってきたアフターだが、恋愛、借りちゃいましたのアフター2頭は凡走に終わってしまっている。あの成績を見るとアサプロに直仔(FD)は合わないのではないかという記者の疑念は当たっていた形だが、今回こそ記者を見返してもらいたいもの。ただSMEEと比べてアサプロは直仔を出走させる間隔が短いのが、商売っ気が強く感じられるのが目に見えてしまうのはマイナス点。それで内容が薄かったとすれば、なぜ父(本編)一本で勝負しなかったのかという声が上がるのは仕方ないところ。ヒロインの魅力があるのは認めるところだが、それでこのメンバー相手に勝負できるかどうかとなると疑問だ。
期待度 ★★☆
◎我が姫君に栄冠を(みなとそふと)
みなとそふと久々の完全新馬(作)は、タカヒロには珍しいファンタジーなろう血統(設定)。この血統は主人公の扱いが難しく、数多い登場人物を登場させるタカヒロ向きではないという見方もある。主人公の能力がどう走りに影響するかも今のところ不透明も、そこは実績あるトレーナーだけに手の内には入れてくるだろう。追い切り(体験版)を見る限りテンポの軽快さは変わりなく、久々の大物馬が登場した気配も感じられる。登場人物の多さからこの馬を基礎にこれから数多い直仔(FD)が登場すると思うが、それだけにこの万全の仕上げで臨んでくるはず。ここは意地でも負けられないくらいの気持ちか。
期待度 ★★★★★
(本紙の見解)大物トレーナー2人の一騎打ちの様相だが、今後の展開が楽しみな我が姫君に栄冠をが上位の見立て。タカヒロらしい軽快な走りで勝利に一番近いところにいるか。もちろん歴史系に定評のある葉山こよーてが手がける源平繚乱絵巻 -GIKEI-も差がない。幼馴染ヒロインの扱いが心配で次位評価にしたが、うまく作用すれば逆転も充分。SMEEで鳴らした早瀬ゆうが手がける日向千尋は仕事が続かないも安馬ながら侮れない存在。雰囲気は上々のユキイロサインに綿密な血統なハード凌辱という最近見ないタイプの魔法少女消耗戦線 DeadΩAegisも展開次第で波乱を呼ぶ可能性も。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
△姉は徒然なるママに 〜弟のHなお世話は甘エロJKシスターズにお任せ!〜 (アトリエかぐや)
かぐやの中ではやや存在が地味なH+Oが手綱を握るCheshire cat。それでもデビュー戦の頃から比べると手慣れてきたのは事実で、動画(アニメ)を活かしたエロを考えれば連対圏に突入しても不思議はない。血統(設定)はかぐや厩舎ではお馴染みのお姉ちゃん甘やかせエロで、タイプの違う3人の姉がなぜか弟(主人公)をHを含めて甘やかせてくれるというもの。相変わらずで代わり映えしないという向きはあるが、安定感はあるのは確か。この厩舎だけにエロに関しては間違いはなさそうで、そろそろ上位に食い込んでくる可能性は一考したい。
期待度 ★★★
いきなりサキュバス ~いちゃらぶ搾精ライフ~ (ZION)
これまで凌辱系を多く走らせてきたZIONだが、今回はヒロインがサキュバスという血統(設定)を見て分かるように抜き系で、「毎朝起こしに来る幼馴染がサキュバスの家系だった。」という頭が痛くなるニックス。まあ深く考えたらこうしたタイプの馬は見当たらないし、成功例がなくとも意外な好走例が見られる可能性も。騎手(原画家)の椎架ゆのはこれが中央(商業)競馬(エロゲー)デビュー戦で、知名度は低いが乗れそうな雰囲気。問題はこれまでこの厩舎で上級馬が出ていない点で、本賞金(データ数)確保もままならない現況を見ると常識的には厳しい。新人騎手の先物買いのつもりでの応援馬券なら。
期待度 ★★☆
俺を欲しがる妻と義母 (Waffle)
トレーナーとしてCLOCKUP厩舎のバカ系路線でいい仕事をしてきたはやさかうたねだが、Waffle厩舎では今一つの成績。今回は俺を欲しがる二人の母の全妹(続編)で、今回は妻とその母がいわゆる親子丼もの。といっても姉がそうだったように背徳感は薄そう。凌辱要素もなく、年上ヒロインの誘惑系とも違うというわけで、どうも中途半端な感がしてならない。義母と娘で主人公を取り合うというあたりが上手く走りに昇華されていればいいが、安馬(低価格)だけにそのあたりも余り語られることなくエロへ突入となってしまいそう。明るい抜き系と割り切ればいいが、そううまく運べるかどうか。
期待度 ★★
〇源平繚乱絵巻 -GIKEI- (インレ)
インレ久々の出走馬は、得意の歴史を題材とした血統(設定)で、源平動乱を題材とする。デビュー戦の忠臣蔵と同じく、タイムリープ系のようだが、主人公が順当に義経傘下となるのか、それとも別陣営になるのかが注目。血統の広がりを見るなら、平家側に属するような走り(シナリオ)も見てみたい。まあ順当に義経側に属するとしても、果たして悪役を頼朝が務めるのか、それとも後白河法皇が務めるかなど、歴史ファンには興味をひく要素が多い。これまでの出走馬で、うるさい歴史好きをうならせただけに、今回も期待充分。相手は手強いが互角の勝負に持ち込める能力はあるはず。
期待度 ★★★★☆
こすつま ~新妻とエッチなコスプレレッスン~ (ぱじゃまエクスタシー)
安馬(低価格)抜き系という共通点はあるが、騎手が毎回手替わりするため、固定ファンが付かない弱みがあるぱじゃまエクスタシー。今回は競馬(エロゲー)初騎乗となる天音るりを起用。デビュー戦にしては悪くない騎乗に見えるが、最近のぱじゃまは全盛期の頃と比べると見る影もなく、厳しい見方をせざるを得ない。トレーナーは和姦抜き系を中心にキャリアを積んできた大和うみだが、好走しているのは複数トレーナーの馬が中心で、一人で手掛けた馬の成績は未知数。エッチが苦手な妻とコスプレHをするという血統(設定)はともかく、コスプレする数が14種類と多いのは好材料。ただ安馬だけにHシーンが1枚絵ばかりとなってしまうと、抜きに影響してしまいそう。このメンバー相手ではやはり苦しく感じる。
期待度 ★★
催眠学習 Secret Desire (だーくワン!)
黒虹所属時代から催眠凌辱系を得意としてきたNATORI烏賊が、新規開業厩舎(ブランド)だーくワン!のデビュー戦に起用された。当然走らせるのは催眠系で、冴えない主人公がある切欠で手に入れた催眠術を悪用するという、NATORI烏賊得意の血統(設定)。トレーナーが薬籠中のものとしているだけに、師のファンにはお馴染みといえるが、今回手綱を握るのはデビュー戦の愛上陸。別世界(エロ漫画)で活躍中の騎手だが、中央競馬(商業エロゲー)とはやはり勝手が違うし、NATORI烏賊とこれまでコンビを組んできた騎手(原画家)である吉野恵子や大崎シンヤと比べると、見劣りは否めない。安馬(低価格)にしてはヒロイン4人というのは嬉しい材料も、今回の相手となると厳しく感じる。
期待度 ★★☆
聖の少女 -美娼女学園3- (Argonauts)
Argonautsのこの母系(シリーズ)もこれで3代(作)目。今回がフィナーレということで、これまで明かされていなかった血統(設定)背景が、どう語られるのかに期待したいところ。一見ダークな血統に見えるが、毛色(CG)を見るとどうもそうならなそうなのが問題で、それをいい意味で裏切るような意外性を見せられるかどうか。ヒロインの魅力については相変わらず文句なしで、騎手のやまかぜ嵐の貢献大。これでもう少し(走り)が何とかなっていたら、姉たちも上位に食い込めただろうが、この母系がデビュー戦となる灰瞑では荷が重かったと考えると、大きな変わり身は望めないかもしれない。
期待度 ★★☆
ちんかもツインズ! 2 〜夏だ! 海だ! ふたごの妹おっぱい対決だ!〜 (milimili:AMUSE CRAFT EROTICA)
抜き&バカに萌えをクロスさせたmilimiliの新母系(シリーズ)ちんかもツインズの全妹(続編)。前のエロいも母系と比べると、バカ要素は抑えて、萌え要素を強くしたが結果的にはそれほど時計は詰まらなかった。今回は前回の双子のヒロインと海水浴に出掛けるという、季節感を無視したような血統(設定)は明らかにバカっぽいが、姉(前作)はただ抜きに終始してしまった印象で、それと同系となるとバカに過剰な期待はしづらいか。ヒロインの可愛さに関しては間違いないが、もう少し明るいバカエロ要素を増やして欲しい。
期待度 ★★☆
▲日向千尋は仕事が続かない (スミレ)
デビュー戦以来バカ系を走らせてきたスミレが5年ぶりという超久々の出走(リリース)。これまで雪仁をトレーナーとして起用してきたが、今回はSMEEで実績を上げてきた早瀬ゆうに変更。騎手はむうつきに変わったが、あかべぇ系厩舎のCOSMIC CUTEで起用されてきただけあってこれまで以上に魅力的。今回安馬(低価格)ということで、ヒロインは1人と寂しく、早瀬ゆう自身も安馬に実績がないのは不安だが、追い切りを見る限りはSMEEの活躍馬を彷彿させる。萌えとエロにコメディを併せ持つとなると、やや欲張りすぎのような気がするものの能力はありそうで楽しみな馬だ。
期待度 ★★★★
△魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis (metalogiq)
最近毎レース1頭は見られる魔法少女凌辱系。この分野では先駆者である反事象桂林ばりの細かな血統(設定)には興味を惹かれるし、トレーナーが丸谷秀人ということで単なる変身ヒロイン凌辱という範疇には収まらない活躍を期待したいところ。騎手(原画家)はブサイク出身の上田メタヲで、この起用は派手な触手凌辱系名馬に騎乗してきた経験を買ったと見る。となれば凌辱にも大いに期待できそう。入場曲(ヴォーカル曲)を担当する電気式華憐音楽集団からもブサイクの名馬を思わせる雰囲気があって、このメンバー相手でも戦えそうな予感はある。穴ならコレか。
期待度 ★★★☆
△ユキイロサイン (Wonder Fool)
これまで血統(設定)の良さを生かしきれない印象の強いWonder Foolの最新馬は、前走に引き続き冬野どんぷくをトレーナーに据えての青春日常系といった印象。騎手はアオナツラインで鮮烈なデビューを果たしたうみこ(U35)で、これまでラノベの挿絵として知られた存在でしたが、競馬(エロゲ)でもその爽やかな騎乗は印象に残りました。そしてそのアオナツラインにも係わった冬野どんぷくとコンビを組むとなると、季節の違いこそあれあの走りをもう一度と期待が高まるのも当然。心配したのはあの印象に残る騎乗も戯画スタッフの力が大きく貢献してるのではという点でしたが、追い切り(体験版)を見る限りそrてほど大きな違いはなさそうで一安心。ただ雰囲気は良いものの、追い切りを長く追った割に単調なところがあり、またこれまでの厩舎の実績も気にかかる。アオナツラインほどの期待は禁物かも。
期待度 ★★★
百合ラブスレイブ わたしだけの委員長 (すふれそふと)
小説の競馬(エロゲー)移籍(移植)というスタンスのすみれそふと厩舎だが、これまでの成績は振るわない。今回トレーナーを担当するJUNは根須魂介と組んだエンドレスセレナーデ (DISKDREAM)がデビューという大ベテランで、目立った実績こそないものの、時々光る馬を手がけていて見かけほど悪くない。ただ原作小説とは担当が違うとなると、やはり違いが出てしまうはずで買いかぶれない。今回騎手は初めて原作と同じとしただけに、なぜあえてトレーナーを変えたのかが分からない。血統(設定)も百合系としては目新しいものはなくここでも厳しい。
期待度 ★☆
LoveKami -Pureness Harem- (PULLTOP)
恋神母系(シリーズ)の最新馬。神さま教育法で人間界に降臨した神さまヒロインという血統(設定)だが、まともに走ったのはデビュー戦だけで、ここ2走は見る影もない。今回は降臨する神さまヒロインが祟り神ヒロインでいわゆる悪魔ヒロインのような血統かと思いきや、取材する限りヒロインはどれも基本善良そうで、これまでとさほど変わりないように見える。安馬(低価格)にしてはヒロインが3人も登場するなど、ファンには非常にお得な内容だが、肝心の能力が大したことなければ、本当に得になったことにならない。トレーナー2人の実績も目立つものはなく、大きな変わり身は望めなさそう。
期待度 ★★
恋愛×ロワイアル 乃々香&蓮菜&由奈 ミニアフターストーリー (ASa Project)
SMEEに続いてアサプロでもお馴染みになってきたアフターだが、恋愛、借りちゃいましたのアフター2頭は凡走に終わってしまっている。あの成績を見るとアサプロに直仔(FD)は合わないのではないかという記者の疑念は当たっていた形だが、今回こそ記者を見返してもらいたいもの。ただSMEEと比べてアサプロは直仔を出走させる間隔が短いのが、商売っ気が強く感じられるのが目に見えてしまうのはマイナス点。それで内容が薄かったとすれば、なぜ父(本編)一本で勝負しなかったのかという声が上がるのは仕方ないところ。ヒロインの魅力があるのは認めるところだが、それでこのメンバー相手に勝負できるかどうかとなると疑問だ。
期待度 ★★☆
◎我が姫君に栄冠を(みなとそふと)
みなとそふと久々の完全新馬(作)は、タカヒロには珍しいファンタジーなろう血統(設定)。この血統は主人公の扱いが難しく、数多い登場人物を登場させるタカヒロ向きではないという見方もある。主人公の能力がどう走りに影響するかも今のところ不透明も、そこは実績あるトレーナーだけに手の内には入れてくるだろう。追い切り(体験版)を見る限りテンポの軽快さは変わりなく、久々の大物馬が登場した気配も感じられる。登場人物の多さからこの馬を基礎にこれから数多い直仔(FD)が登場すると思うが、それだけにこの万全の仕上げで臨んでくるはず。ここは意地でも負けられないくらいの気持ちか。
期待度 ★★★★★
(本紙の見解)大物トレーナー2人の一騎打ちの様相だが、今後の展開が楽しみな我が姫君に栄冠をが上位の見立て。タカヒロらしい軽快な走りで勝利に一番近いところにいるか。もちろん歴史系に定評のある葉山こよーてが手がける源平繚乱絵巻 -GIKEI-も差がない。幼馴染ヒロインの扱いが心配で次位評価にしたが、うまく作用すれば逆転も充分。SMEEで鳴らした早瀬ゆうが手がける日向千尋は仕事が続かないも安馬ながら侮れない存在。雰囲気は上々のユキイロサインに綿密な血統なハード凌辱という最近見ないタイプの魔法少女消耗戦線 DeadΩAegisも展開次第で波乱を呼ぶ可能性も。
2021年03月11日
MUSICS!の感想・・・その後
さて少し間は空きましたが、MUSICS!(OverDrive)の感想の続きです。
(ここからネタバレ注意)
このゲームのライターである瀬戸口廉也の趣味が大きく出ているのが、いわゆるバッドルートです。
これはソロデビューの話が来た花井三日月をメジャーに送り出すことにしたルートで、この主人公の選択自体は真っ当なもので、ぼく的にはそれほど誤った選択をしたとは思えないものですが、結果は最悪なものになってしまいます。
Dr flowerは三日月のボーカルがすべてという評価があながち間違っているというつもりはありませんが、主人公はそれに贖うようにバンドを三日月の力なしで一流の存在にしようと足掻きます。いや主人公以上に足掻いたのが、風雅で彼(というのには違和感がありますが・・・)はDr flowerを自分の力で一流として認めさせると入れ込み過ぎたばかりに病んでしまいます。
ついでにいえば、メジャーに行くという野心(自信)を持つ風雅がめぐるルートには登場しないところを見ると、めぐるルートはDr flowerをバンドの世間的な評価よりも、人気よりもバンド(ライブ)の楽しさを重点に置くめぐるの心に沿ったものであることが分かります。
さて三日月を失い、風雅を欠いた主人公に、もはや音楽を楽しむという神経は残されていませんでした。そこには以前のように冷静に自分や周囲を観察できた姿はなく、音楽の奴隷のように楽しめない曲を作り続ける。それは花井是清のようですが、花井と違うのは彼がバンド解散するまでその曲や歌が周囲の人を熱狂させていたのに対し、主人公はごく一部のコアなマニアにしか評価されないような存在になってしまっていたこと。三日月や金田が差し伸べた手も振り払い、ただ意地としかいいようがないように音楽を続ける主人公。もし花井是清もバンドを解散せず音楽の世界にだらだらと浸かっていたら、主人公のようになってしまっていたのでしょうか。そう考えると花井是清が音楽から身を引いたのは決して間違いでないような気すらしてきます。
さてこのルートに出てくるヒロイン澄は弥子のような善良な性格のヒロインで、そんな主人公を否定することなく受け入れてくれます。この澄というヒロインはメーカーのHPのキャラ紹介にも出てこない影のような存在で、その似たような性格からもしかしたら、以前弥子と結ばれていないままこのルートに入っていたとしたら、弥子がその役を務めていたのではないかといぶかしみたくなってきますが、瀬戸口廉也の儀悪趣味から考えるとその可能性は充分に考えられます。ただ実際の商品ではそうしなかったというのは読後感を考えれば当然であり、もし澄でなく弥子が肩代わりしていたとしたら、その作品価値は主人公が最後に作曲した(そして八木原に否定されたような)結果になっていたことでしょう。
そんなバッドルートに入らず三日月をバンドに引き留めたとすると、そこには明るい未来が待っています。この成功はあまりにご都合主義的に見られてしまう向きもあるのですが、バッドルートの胸糞悪い展開を見せられた向きからすると、そこまであげつらう気にはなれません。もしかしたらライターは成功も失敗も表裏一体と言いたいのかもしれませんが、花井是清が認めていた三日月の才能から考えると当然かもしれず、主人公はただそのおこぼれに預かっただけという気もしてきます。実際バッドルートでも三日月はソロで成功しているわけですから。
さてぼくがこのゲームの音楽で一番気に入ったのは実は主人公たちが学園祭で披露した幸谷学園の校歌だったりします。確かにあの舞台であの曲が披露されれば、大いにステージは盛り上がるだろうなと思わせるものがあります。主人公がアマチュアとして披露した曲が一番良いと感じてしまったぼくの感想ですから、間違って解釈している部分が多々あるかもしれませんが、そこはクソッタレというかうんこ製造機の言うことですから許してください。
(ここからネタバレ注意)
このゲームのライターである瀬戸口廉也の趣味が大きく出ているのが、いわゆるバッドルートです。
これはソロデビューの話が来た花井三日月をメジャーに送り出すことにしたルートで、この主人公の選択自体は真っ当なもので、ぼく的にはそれほど誤った選択をしたとは思えないものですが、結果は最悪なものになってしまいます。
Dr flowerは三日月のボーカルがすべてという評価があながち間違っているというつもりはありませんが、主人公はそれに贖うようにバンドを三日月の力なしで一流の存在にしようと足掻きます。いや主人公以上に足掻いたのが、風雅で彼(というのには違和感がありますが・・・)はDr flowerを自分の力で一流として認めさせると入れ込み過ぎたばかりに病んでしまいます。
ついでにいえば、メジャーに行くという野心(自信)を持つ風雅がめぐるルートには登場しないところを見ると、めぐるルートはDr flowerをバンドの世間的な評価よりも、人気よりもバンド(ライブ)の楽しさを重点に置くめぐるの心に沿ったものであることが分かります。
さて三日月を失い、風雅を欠いた主人公に、もはや音楽を楽しむという神経は残されていませんでした。そこには以前のように冷静に自分や周囲を観察できた姿はなく、音楽の奴隷のように楽しめない曲を作り続ける。それは花井是清のようですが、花井と違うのは彼がバンド解散するまでその曲や歌が周囲の人を熱狂させていたのに対し、主人公はごく一部のコアなマニアにしか評価されないような存在になってしまっていたこと。三日月や金田が差し伸べた手も振り払い、ただ意地としかいいようがないように音楽を続ける主人公。もし花井是清もバンドを解散せず音楽の世界にだらだらと浸かっていたら、主人公のようになってしまっていたのでしょうか。そう考えると花井是清が音楽から身を引いたのは決して間違いでないような気すらしてきます。
さてこのルートに出てくるヒロイン澄は弥子のような善良な性格のヒロインで、そんな主人公を否定することなく受け入れてくれます。この澄というヒロインはメーカーのHPのキャラ紹介にも出てこない影のような存在で、その似たような性格からもしかしたら、以前弥子と結ばれていないままこのルートに入っていたとしたら、弥子がその役を務めていたのではないかといぶかしみたくなってきますが、瀬戸口廉也の儀悪趣味から考えるとその可能性は充分に考えられます。ただ実際の商品ではそうしなかったというのは読後感を考えれば当然であり、もし澄でなく弥子が肩代わりしていたとしたら、その作品価値は主人公が最後に作曲した(そして八木原に否定されたような)結果になっていたことでしょう。
そんなバッドルートに入らず三日月をバンドに引き留めたとすると、そこには明るい未来が待っています。この成功はあまりにご都合主義的に見られてしまう向きもあるのですが、バッドルートの胸糞悪い展開を見せられた向きからすると、そこまであげつらう気にはなれません。もしかしたらライターは成功も失敗も表裏一体と言いたいのかもしれませんが、花井是清が認めていた三日月の才能から考えると当然かもしれず、主人公はただそのおこぼれに預かっただけという気もしてきます。実際バッドルートでも三日月はソロで成功しているわけですから。
さてぼくがこのゲームの音楽で一番気に入ったのは実は主人公たちが学園祭で披露した幸谷学園の校歌だったりします。確かにあの舞台であの曲が披露されれば、大いにステージは盛り上がるだろうなと思わせるものがあります。主人公がアマチュアとして披露した曲が一番良いと感じてしまったぼくの感想ですから、間違って解釈している部分が多々あるかもしれませんが、そこはクソッタレというかうんこ製造機の言うことですから許してください。
2021年03月06日
抜けないHシーンは意外だったが・・・
昨年発売されたゲームは後で購入しようと思っていて、後日品切れとなって購入できなかった影響もあり、結局2本のみ。まあエロゲーに費やす時間が激減していて、その程度の購入本数でも充分なような気がしないでもないですが、今年はまず最初に期待の一本でゲーム予想でも★5個を付けた冥契のルペルカリア (ウグイスカグラ)を購入することにしました。
予約していなかったものですから、売り切れを心配していたのですが、3/4に無事店頭に新品があるのを確認。手に入れたのを期に他に今月発売のゲームを2本予約。もうこれで昨年購入分を上回っているわけですから、いかに昨年はサボっていたか分かるというものです。
そんな冥契のルペルカリアですが、実を言うとウグイスカグラの作品でプレイしたのは紙の上の魔法使いだけで水葬銀貨のイストリアと空に刻んだパラレログラムは新品で購入したものの放置したままとなっているのですね。こういう状態を見るとまず過去作をプレイした後に購入すればいいのでは?と思わないでもないですが、そういった考えがゲーム購入本数の激減に繋がっているわけで、危ない危ない。
さてゲームを購入した以上、積みゲーも減らしていかなければいけないと思ってプレイしたゲームがMUSICUS!(OVERDRIVE)です。クラウドファンディングで予定金額を大幅に超すという快挙を成し遂げた作品で、比較にして申し訳ないのですが、豪華スタッフを集めた君とつながる未来地図 (LOVE×GAMES)が目標金額に遠く及ばなかったことを思えば、オバドラ最終作という注目点があったとはいえ、不況と言われるこの業界でそれだけ注目を集めた力はすごいとしかいいようがありません。
ぼくはこのクラウドファンディングに協力はしなかったので大きなことは言えないのですが、なぜこのゲームに多くの人が協力する気になったのかという分析をすると、グリーングリーンを始めとするこれまでのオバドラのゲームに良作が多かったという信頼感からではないでしょうか。特にキラ☆キラはこのメーカーの名を一気に高めた名作で、ロックンロールの世界を描いた設定は、このメーカーでしか作れないだろうと思われるものがありました。そのキラ☆キラのライターである瀬戸口廉也が久々にエロゲーに戻ってきたという点でも、あの世界を再び楽しみたいと考えたファンも多かったと思います。
そんなファンの期待を満足させたかどうか?ぼく的には久々に睡眠時間を削ってまでプレイしたという点で、大いに満足したといえます。何と言っても最近はエロゲー1本クリアするのに2か月以上掛かるというのに、プレイを始めてから1か月足らずでクリアしてしまったのですから、いかにこのゲームに没頭したか分かるというものです。
(ここからネタバレ)
といっても最初はそれほど進行が速かったわけではありませんでした。主人公がひょんな切欠からインディーバンドの雄である「花鳥風月」の花井是清と知りあいギターを始めるに至り、彼の突然の死を経過して人気学生バンドの「プテラノドン」のサブメンバーに抜擢されるといった出だしは読み応えがありましたが、後の展開に期待を膨らませるといったほどだはありませんでした。
そして「プテラノドン」の解散を経て、まず最初に入ったのは尾崎弥子(やっこちゃん)ルートでした。このルートは「プテラノドン」の解散を機にロックの世界から離れた主人公が、定時制高校の同級生たちの教師役として文化祭でバンドを組むといったもの。このルートはいわゆる落ちこぼれという定時制高校の生徒がバンドを組むのを機に、バラバラだったクラスに仲間意識で出てくるといった青春ものにありがちな展開ながら非常に楽しいルートでした。特にこれまで性格的なものから裏方だった弥子が、友人の急病のため急造ボーカルとなって舞台に上がるや一転MCとなってバンドのメンバーを紹介するといったあたりは、これまですべてにおいて一歩引いていたやっことは思えぬノリノリぶりで、これがライブステージの魔力かとなにか微笑ましくなりました。
ただこのルートは確かに面白かったものの、ぼくに先を読ませるという牽引力には掛けていたような気がします。そして一番残念だったのはヒロインの弥子は健気で魅力的なヒロインでしたが、いかにもエロゲー的ヒロインな割にはHシーンが全くエロくなかったのですね。
これまでのオバドラといえば片倉真二や藤丸といった原画家を起用していましたが、すめらぎ琥珀氏は彼らと比べるとやや画風が違います。といってもすめらぎ琥珀氏はベテラン原画家であり、かかずふみ氏と組む一連の作品からややシナリオ寄りのゲームも担当するようになったのですが、もともと抜きゲー育ちであり経験も豊富だったのでこう感じるのは計算外。といってもすめらぎ琥珀氏の起用があながちミスキャストとは言えないのが難しいところ。
というのもすめらぎ琥珀氏の描く立ち絵は本当に魅力的に見えるのですね。しかもこのゲームはHPのキャラクター紹介にも現れない人物が多数登場するのですが、その立ち絵が本当に魅力的なのです。そしてHシーン以外のイベント絵はいいものが多いわけですからなぜHシーンだけがそう見えるのかが説明できないのです。Hシーン後の使い終わったゴムに関するやりとりのイベント絵は弥子の思いも相まって非常に良く感じられたのですから、これはテキストの問題なのでしょうか・・・
さてそんな弥子ルートに入らない展開が、花井是清の妹の三日月や定時制高校の同級生だった金田らと組むDr flower いわゆるバンドルートなのですが、オバドラというメーカーを考えると、当然こちらがメインルートということになります。まず分岐するのが「花鳥風月」のベースを担当していためぐるシナリオなのですが、このルートに入ってからぼくのマウスをクリックする手が止まらなくなりました。
このルートは主人公が大きく主張することはありません。めぐるの子供時代の話から始まって、そしてただ楽しくもなく活動していたアイドル時代・・・そしてめぐる自身が救われたという朝川との出会いと、徹底して主人公はめぐるの同行者としての立場を務めます。まるでゲーム序盤に依頼された「花鳥風月」の動向リポートの負債を返すかのような記述ぶりを見せてくれます。
ただそれが単なる無味乾燥なノンフィクションに終わってなく、非常に読みやすい文体ですらすらとぼくの体の中に入ってくるのですね。めぐると主人公は恋愛関係ではないし、セックスしたのも単なる流れからで愛したものではなかった。そういう意味で青春一直線の弥子シナリオとは異質です。そんなめぐるとのHシーンですが、めぐるの肉感的な立ち絵から想像できないくらい抜けないという非常に残念なものとなっています。ただこのルートはいかにも楽しんでバンドをしていくというめぐるの意思に沿った・・・というより大多数のバンドマンにとって共感というか親しみやすい内容となっています。そういった意味ではメーカーらしいルートだったのではないでしょうか。
そしてこのルートに入らず進んでいくのが、いかにも瀬戸口廉也らしいといえるバッドルートもしくは三日月ルートに入るのですが、ぼくのブログからするとこれを紹介すると長文・・・というか疲れてしまったので今回はここまでにしたいと思います。ただこの2つのルートは胸糞悪い(悪い意味で言っているわけでない)展開が待っていて、あまり積極的に語りたい内容ではないのは確か。というわけで気が向いたらこの続きを書こうかと思います。
予約していなかったものですから、売り切れを心配していたのですが、3/4に無事店頭に新品があるのを確認。手に入れたのを期に他に今月発売のゲームを2本予約。もうこれで昨年購入分を上回っているわけですから、いかに昨年はサボっていたか分かるというものです。
そんな冥契のルペルカリアですが、実を言うとウグイスカグラの作品でプレイしたのは紙の上の魔法使いだけで水葬銀貨のイストリアと空に刻んだパラレログラムは新品で購入したものの放置したままとなっているのですね。こういう状態を見るとまず過去作をプレイした後に購入すればいいのでは?と思わないでもないですが、そういった考えがゲーム購入本数の激減に繋がっているわけで、危ない危ない。
さてゲームを購入した以上、積みゲーも減らしていかなければいけないと思ってプレイしたゲームがMUSICUS!(OVERDRIVE)です。クラウドファンディングで予定金額を大幅に超すという快挙を成し遂げた作品で、比較にして申し訳ないのですが、豪華スタッフを集めた君とつながる未来地図 (LOVE×GAMES)が目標金額に遠く及ばなかったことを思えば、オバドラ最終作という注目点があったとはいえ、不況と言われるこの業界でそれだけ注目を集めた力はすごいとしかいいようがありません。
ぼくはこのクラウドファンディングに協力はしなかったので大きなことは言えないのですが、なぜこのゲームに多くの人が協力する気になったのかという分析をすると、グリーングリーンを始めとするこれまでのオバドラのゲームに良作が多かったという信頼感からではないでしょうか。特にキラ☆キラはこのメーカーの名を一気に高めた名作で、ロックンロールの世界を描いた設定は、このメーカーでしか作れないだろうと思われるものがありました。そのキラ☆キラのライターである瀬戸口廉也が久々にエロゲーに戻ってきたという点でも、あの世界を再び楽しみたいと考えたファンも多かったと思います。
そんなファンの期待を満足させたかどうか?ぼく的には久々に睡眠時間を削ってまでプレイしたという点で、大いに満足したといえます。何と言っても最近はエロゲー1本クリアするのに2か月以上掛かるというのに、プレイを始めてから1か月足らずでクリアしてしまったのですから、いかにこのゲームに没頭したか分かるというものです。
(ここからネタバレ)
といっても最初はそれほど進行が速かったわけではありませんでした。主人公がひょんな切欠からインディーバンドの雄である「花鳥風月」の花井是清と知りあいギターを始めるに至り、彼の突然の死を経過して人気学生バンドの「プテラノドン」のサブメンバーに抜擢されるといった出だしは読み応えがありましたが、後の展開に期待を膨らませるといったほどだはありませんでした。
そして「プテラノドン」の解散を経て、まず最初に入ったのは尾崎弥子(やっこちゃん)ルートでした。このルートは「プテラノドン」の解散を機にロックの世界から離れた主人公が、定時制高校の同級生たちの教師役として文化祭でバンドを組むといったもの。このルートはいわゆる落ちこぼれという定時制高校の生徒がバンドを組むのを機に、バラバラだったクラスに仲間意識で出てくるといった青春ものにありがちな展開ながら非常に楽しいルートでした。特にこれまで性格的なものから裏方だった弥子が、友人の急病のため急造ボーカルとなって舞台に上がるや一転MCとなってバンドのメンバーを紹介するといったあたりは、これまですべてにおいて一歩引いていたやっことは思えぬノリノリぶりで、これがライブステージの魔力かとなにか微笑ましくなりました。
ただこのルートは確かに面白かったものの、ぼくに先を読ませるという牽引力には掛けていたような気がします。そして一番残念だったのはヒロインの弥子は健気で魅力的なヒロインでしたが、いかにもエロゲー的ヒロインな割にはHシーンが全くエロくなかったのですね。
これまでのオバドラといえば片倉真二や藤丸といった原画家を起用していましたが、すめらぎ琥珀氏は彼らと比べるとやや画風が違います。といってもすめらぎ琥珀氏はベテラン原画家であり、かかずふみ氏と組む一連の作品からややシナリオ寄りのゲームも担当するようになったのですが、もともと抜きゲー育ちであり経験も豊富だったのでこう感じるのは計算外。といってもすめらぎ琥珀氏の起用があながちミスキャストとは言えないのが難しいところ。
というのもすめらぎ琥珀氏の描く立ち絵は本当に魅力的に見えるのですね。しかもこのゲームはHPのキャラクター紹介にも現れない人物が多数登場するのですが、その立ち絵が本当に魅力的なのです。そしてHシーン以外のイベント絵はいいものが多いわけですからなぜHシーンだけがそう見えるのかが説明できないのです。Hシーン後の使い終わったゴムに関するやりとりのイベント絵は弥子の思いも相まって非常に良く感じられたのですから、これはテキストの問題なのでしょうか・・・
さてそんな弥子ルートに入らない展開が、花井是清の妹の三日月や定時制高校の同級生だった金田らと組むDr flower いわゆるバンドルートなのですが、オバドラというメーカーを考えると、当然こちらがメインルートということになります。まず分岐するのが「花鳥風月」のベースを担当していためぐるシナリオなのですが、このルートに入ってからぼくのマウスをクリックする手が止まらなくなりました。
このルートは主人公が大きく主張することはありません。めぐるの子供時代の話から始まって、そしてただ楽しくもなく活動していたアイドル時代・・・そしてめぐる自身が救われたという朝川との出会いと、徹底して主人公はめぐるの同行者としての立場を務めます。まるでゲーム序盤に依頼された「花鳥風月」の動向リポートの負債を返すかのような記述ぶりを見せてくれます。
ただそれが単なる無味乾燥なノンフィクションに終わってなく、非常に読みやすい文体ですらすらとぼくの体の中に入ってくるのですね。めぐると主人公は恋愛関係ではないし、セックスしたのも単なる流れからで愛したものではなかった。そういう意味で青春一直線の弥子シナリオとは異質です。そんなめぐるとのHシーンですが、めぐるの肉感的な立ち絵から想像できないくらい抜けないという非常に残念なものとなっています。ただこのルートはいかにも楽しんでバンドをしていくというめぐるの意思に沿った・・・というより大多数のバンドマンにとって共感というか親しみやすい内容となっています。そういった意味ではメーカーらしいルートだったのではないでしょうか。
そしてこのルートに入らず進んでいくのが、いかにも瀬戸口廉也らしいといえるバッドルートもしくは三日月ルートに入るのですが、ぼくのブログからするとこれを紹介すると長文・・・というか疲れてしまったので今回はここまでにしたいと思います。ただこの2つのルートは胸糞悪い(悪い意味で言っているわけでない)展開が待っていて、あまり積極的に語りたい内容ではないのは確か。というわけで気が向いたらこの続きを書こうかと思います。
2021年02月17日
2月の発売予定表から
2月となりましたが、まだ暖かい日は長続きせず、時々風花が舞う予報がある現況。競馬(エロゲー)の方も前レース(月)より多少出走(発売)頭数(本数)は増えたものの、まだフルゲートに達せず全盛期と比べると寂しい。ただ近走好結果を出している厩舎(ブランド)の最新馬(作品)が登場するとあって、期待度は前レースと比べて高まっています。往年の名馬が四半世紀を越えて出走するのも話題となっていますが、果たして沈滞する競馬界を盛り上げる走りをしてくれるかが注目です。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
淫妖蟲 穢 ~凌蝕桃源退魔録~ (TinkerBell)
TinkerBell厩舎の看板母系(シリーズ)である淫妖蟲だが、ここ2戦は期待外れに終わっている。ヒロインはラシックス(声優)こそ変わったが、初代から同じキャラで続いているというのがこの母系の特徴で、その点に関してはファンは織り込み済みだろうが、最近は馬体重(容量)が寂しいのが凡走に終わっている主要因か。今回はヒロイン4人と前走より数が減っていて余計に不安を感じる。厩舎サイドでは、その分シーン数を多くしたと謳っているが、差分も数に含めるケースもあってあまりアテにならないのは競馬(エロゲー)界の常識。時に大駆けがあるだけに侮れないが、大きな期待となると厳しいか。
期待度 ★★☆
檻姫 ~極嬢の未来は俺のモノ~ (CLOCKUP)
最近立て続けに騎乗依頼が舞い込んでいるるび様がCLOCKUP厩舎の馬に跨る。いろいろな血統(設定)の馬に騎乗するるび様だが、結果を出しているの凌辱系で、この馬は合致している。ただトレーナーの玉城琴也は凌辱系を手がけたことがなく、ガチ凌辱を得意とするるび様とは親和性に欠く。俺様系主人公がどう他国のプリンセスを凌辱するか、その手練手管が興味深いが、これまでのトレーナーの実績を考えると期待薄。見送りでいいだろう。
期待度 ★★
〇極限痴漢特異点2 痴漢の証明 (アストロノーツ・シリウス)
アトリエかぐや時代の名馬最終痴漢電車3には及ばなかったが、好印象を残した極限痴漢特異点の後継(続編)。主人公たちの痴漢に対する熱い思いを見ると、何か痴漢が一種のスポーツのように見えてくるというバカさがこの母系(シリーズ)の特色で、バトルゲーでの成功の秘訣である主人公の格好良さが魅力の一つ。その分個別ヒロインの魅力が薄れるのが弱点といえるが、これまではそれをM&Mの力で補填して微妙なバランスを保っていた。今回もその点に関しては同等も、相変わらずM&Mの手腕に陰りがないのは頼もしい。痴漢を痴漢するという記者も何を言っているのか分からなくなってくるキャラの存在が、この馬のバカさをどこまで高めてくれるかが不安とともに楽しみ。少なくとも父と同等の成績は期待できそうだし、それよりも前進を見込む。
期待度 ★★★★
神聖昂燐ダクリュオン ~正しい天使の育てかた~ (CHAOS-R)
変身ヒロイン凌辱得意のassaultが昨年走った神聖昂燐アルカナルージュ ~白濁と触手に穢されし魔法少女たち~の全妹(続編 )を出走させる。姉がそれほど活躍したわけではないが、幼馬(ロリ)凌辱という点に関しては見どころがあった。今回もヒロインはすべて幼馬でその点に関しては血統(設定)を色濃く受け継いでいる。触手に孕ませなど凌辱に関してはガチだが、敵に関しての供述が少なく、ヒロイン視点で走りが展開されるのがどう出るか。このタイプはヒロインの絶望感がどう見せるかが好走のポイントも、姉はその点でやや不足気味に感じただけに、今回もそれが表れないか心配。
期待度 ★★☆
△聖奴隷学園2 (Liquid)
ネクストン系の凌辱専門厩舎Liquidの母系(シリーズ)の一角聖奴隷学園の最新馬。Liquidといえばかんたか・日陰影次といった名手が手綱を握ってきたが、今回は夏彦を起用。知名度は低いが、ネクストン系で着実にキャリアを積んできていて、それほどマイナスといった印象はない。女系一族が支配する学園を手中に納めようと、女衒(ぜげん)を派遣するという血統(設定)自体ツッコミどころ満載だが、この母系がそもそもバカゲー色が濃いため問題なし。それより抜き性能がどうかが課題で、ヒロインの魅力がやや欠けるように見えるのはどうか。これまでも連まで届かないといった成績に終わっているだけに、頑張っても連下までか。
期待度 ★★★
△閃鋼のクラリアス (戯画)
戯画の有力母系(シリーズ)であるバルド系の最新馬。注目されるのが騎手に鈴平ひろを起用したことで、これまでの菊池政治らも実績的には悪くないが、今回の鈴平ひろの実績は別格。しかもトレーナー(ライター)に実績充分の新島夕を起用したという点で、厩舎サイドの並々ならぬ意気込みが感じられる。後はこの血統の特長であるACT部分のデキだが、残念ながら追い切り(体験版)の動きは芳しくない。問題なのは速度が遅く感じられる点で、爽快感に乏しく見える。これだけ追い切りの動きが不安だと、いかに実績ある母系とはいえ、手控えざるを得ないか。
期待度 ★★★
△同級生 リメイク (FANZA GAMES)
今は亡きエルフ厩舎から出走し、いわゆる萌えゲーの始祖(手本)として競馬(エロゲー)界の歴史上重要な位置を占める同級生が、30年近くの時を経て出走。騎手が竹井正樹からすめらぎ琥珀に代わったのは、往年のファンには寂しいが、すめらぎ琥珀はエルフと縁の深いシルキーズで名馬の手綱を握っている上、もっと 姉、ちゃんとしようよっ!のような難しい乗り替わりも無難にこなすなど、手堅い仕事をする騎手。後は時代が立ちすぎているが故に、古さが鼻につきはしないかというだけ。30年前の馬がそのまま通用してしまうようでは、競馬界の進化が止まっているようで寂しいが、どの程度の力を見せてくれるか記者的にも興味深い。
期待度 ★★★
△Nightmare×vampire ~復讐のインフェルノ~ (Guilty Nightmare Project)
Guiltyのこの母系(シリーズ)もこれで3代目。前2頭はまずまずの成績で、この馬もそれなりの力は持っていそう。ヒロインは初代からの神堂姉妹に加えて、今回初登場の鬼月零が固める。不安なのは新ヒロインの騎手(原画家)が今回初めて加わるさいもんが担当することで、手腕は悪くないものの、これまでのティータ.Jやの歯と比べるとやや実績面で見劣りするのは否めない。3代目になって、闇に蠢く組織について徐々に全容が見えてくるなら面白いが、単にこれまでのようなヒロイン凌辱に終わるようだと、前走より前進は見込めない。抜き性能に関しては悪くなさそうだが・・・
期待度 ★★★
部下俺×女上司/貸し出しプレイ=??? 〜部下の俺に貸し出された人妻女上司、由佳菜〜 (アトリエさくら)
NTR系一本で走ってきたアトリエさくらだが、このところ低迷気味。特に看板トレーナー(ライター)であるおんぼろ月に安定感が無くなってきたのが悩みだ。今回は正統NTRといっていい血統(設定)だが、その分驚きは少なそう。おんぼろ月の貸し出し母系(シリーズ)はかなり走っている馬が多いが、今回主人公がヒロインを貸し出すわけでなく、寝取りに回っているのがどうでるか。そう考えるとこれまでの貸し出し母系とは違うタイプと見てよくアテにしづらい。騎手の長頼はおんぼろ月とのタッグで結果を出しているが、今回上位に食い込むのは難しそう。
期待度 ★★
◎冥契のルペルカリア (ウグイスカグラ)
前走でスポーツを舞台に新境地を出したウグイスカグラが、今回は演劇をテーマで挑む。厩舎開業以来上級馬を立て続けに送り出しているだけに、今回も上位に食い込んでくるのは当然。追い切り(体験版)を見る限りは、今後の展開に陰鬱な雰囲気を醸し出していて、出世馬の紙の上の魔法使いを思い出させる。騎手の桐葉の手腕がやや変質してきて、馬の雰囲気とやや合わなくなってきているのは気がかりも、能力を考えればここではまず負けられないくらいの気持ち。本命は当然だ。
期待度 ★★★★★
(本紙の見解)上位人気の一角を占めると見られていた閃鋼のクラリアスだが、追い切りの評判がすこぶる悪い。となれば厩舎の実績から考えて冥契のルペルカリアが断然。ここはどんな勝ち方をするかが焦点となってくる。相手も極限痴漢特異点2 痴漢の証明でいいだろう。痴漢という犯罪行為をバカに持っていく厩舎の方向性さえ間違わなければ、次位は安泰。取捨が難しいのが同級生リメイクだ。始祖の出走当時はその馬体(CG)の美麗さから名馬の誉れ高かった馬だが、果たして現代の競走で通用するかどうか。これまで堅実に走ってきたGuilty Nightmare Projectの母系(シリーズ)Nightmare×vampire ~復讐のインフェルノ~ は騎手の乗り替わりがどう影響するかがカギ。聖奴隷学園2 も同じ不安があり、人気馬の力を考えると平穏ムードだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
淫妖蟲 穢 ~凌蝕桃源退魔録~ (TinkerBell)
TinkerBell厩舎の看板母系(シリーズ)である淫妖蟲だが、ここ2戦は期待外れに終わっている。ヒロインはラシックス(声優)こそ変わったが、初代から同じキャラで続いているというのがこの母系の特徴で、その点に関してはファンは織り込み済みだろうが、最近は馬体重(容量)が寂しいのが凡走に終わっている主要因か。今回はヒロイン4人と前走より数が減っていて余計に不安を感じる。厩舎サイドでは、その分シーン数を多くしたと謳っているが、差分も数に含めるケースもあってあまりアテにならないのは競馬(エロゲー)界の常識。時に大駆けがあるだけに侮れないが、大きな期待となると厳しいか。
期待度 ★★☆
檻姫 ~極嬢の未来は俺のモノ~ (CLOCKUP)
最近立て続けに騎乗依頼が舞い込んでいるるび様がCLOCKUP厩舎の馬に跨る。いろいろな血統(設定)の馬に騎乗するるび様だが、結果を出しているの凌辱系で、この馬は合致している。ただトレーナーの玉城琴也は凌辱系を手がけたことがなく、ガチ凌辱を得意とするるび様とは親和性に欠く。俺様系主人公がどう他国のプリンセスを凌辱するか、その手練手管が興味深いが、これまでのトレーナーの実績を考えると期待薄。見送りでいいだろう。
期待度 ★★
〇極限痴漢特異点2 痴漢の証明 (アストロノーツ・シリウス)
アトリエかぐや時代の名馬最終痴漢電車3には及ばなかったが、好印象を残した極限痴漢特異点の後継(続編)。主人公たちの痴漢に対する熱い思いを見ると、何か痴漢が一種のスポーツのように見えてくるというバカさがこの母系(シリーズ)の特色で、バトルゲーでの成功の秘訣である主人公の格好良さが魅力の一つ。その分個別ヒロインの魅力が薄れるのが弱点といえるが、これまではそれをM&Mの力で補填して微妙なバランスを保っていた。今回もその点に関しては同等も、相変わらずM&Mの手腕に陰りがないのは頼もしい。痴漢を痴漢するという記者も何を言っているのか分からなくなってくるキャラの存在が、この馬のバカさをどこまで高めてくれるかが不安とともに楽しみ。少なくとも父と同等の成績は期待できそうだし、それよりも前進を見込む。
期待度 ★★★★
神聖昂燐ダクリュオン ~正しい天使の育てかた~ (CHAOS-R)
変身ヒロイン凌辱得意のassaultが昨年走った神聖昂燐アルカナルージュ ~白濁と触手に穢されし魔法少女たち~の全妹(続編 )を出走させる。姉がそれほど活躍したわけではないが、幼馬(ロリ)凌辱という点に関しては見どころがあった。今回もヒロインはすべて幼馬でその点に関しては血統(設定)を色濃く受け継いでいる。触手に孕ませなど凌辱に関してはガチだが、敵に関しての供述が少なく、ヒロイン視点で走りが展開されるのがどう出るか。このタイプはヒロインの絶望感がどう見せるかが好走のポイントも、姉はその点でやや不足気味に感じただけに、今回もそれが表れないか心配。
期待度 ★★☆
△聖奴隷学園2 (Liquid)
ネクストン系の凌辱専門厩舎Liquidの母系(シリーズ)の一角聖奴隷学園の最新馬。Liquidといえばかんたか・日陰影次といった名手が手綱を握ってきたが、今回は夏彦を起用。知名度は低いが、ネクストン系で着実にキャリアを積んできていて、それほどマイナスといった印象はない。女系一族が支配する学園を手中に納めようと、女衒(ぜげん)を派遣するという血統(設定)自体ツッコミどころ満載だが、この母系がそもそもバカゲー色が濃いため問題なし。それより抜き性能がどうかが課題で、ヒロインの魅力がやや欠けるように見えるのはどうか。これまでも連まで届かないといった成績に終わっているだけに、頑張っても連下までか。
期待度 ★★★
△閃鋼のクラリアス (戯画)
戯画の有力母系(シリーズ)であるバルド系の最新馬。注目されるのが騎手に鈴平ひろを起用したことで、これまでの菊池政治らも実績的には悪くないが、今回の鈴平ひろの実績は別格。しかもトレーナー(ライター)に実績充分の新島夕を起用したという点で、厩舎サイドの並々ならぬ意気込みが感じられる。後はこの血統の特長であるACT部分のデキだが、残念ながら追い切り(体験版)の動きは芳しくない。問題なのは速度が遅く感じられる点で、爽快感に乏しく見える。これだけ追い切りの動きが不安だと、いかに実績ある母系とはいえ、手控えざるを得ないか。
期待度 ★★★
△同級生 リメイク (FANZA GAMES)
今は亡きエルフ厩舎から出走し、いわゆる萌えゲーの始祖(手本)として競馬(エロゲー)界の歴史上重要な位置を占める同級生が、30年近くの時を経て出走。騎手が竹井正樹からすめらぎ琥珀に代わったのは、往年のファンには寂しいが、すめらぎ琥珀はエルフと縁の深いシルキーズで名馬の手綱を握っている上、もっと 姉、ちゃんとしようよっ!のような難しい乗り替わりも無難にこなすなど、手堅い仕事をする騎手。後は時代が立ちすぎているが故に、古さが鼻につきはしないかというだけ。30年前の馬がそのまま通用してしまうようでは、競馬界の進化が止まっているようで寂しいが、どの程度の力を見せてくれるか記者的にも興味深い。
期待度 ★★★
△Nightmare×vampire ~復讐のインフェルノ~ (Guilty Nightmare Project)
Guiltyのこの母系(シリーズ)もこれで3代目。前2頭はまずまずの成績で、この馬もそれなりの力は持っていそう。ヒロインは初代からの神堂姉妹に加えて、今回初登場の鬼月零が固める。不安なのは新ヒロインの騎手(原画家)が今回初めて加わるさいもんが担当することで、手腕は悪くないものの、これまでのティータ.Jやの歯と比べるとやや実績面で見劣りするのは否めない。3代目になって、闇に蠢く組織について徐々に全容が見えてくるなら面白いが、単にこれまでのようなヒロイン凌辱に終わるようだと、前走より前進は見込めない。抜き性能に関しては悪くなさそうだが・・・
期待度 ★★★
部下俺×女上司/貸し出しプレイ=??? 〜部下の俺に貸し出された人妻女上司、由佳菜〜 (アトリエさくら)
NTR系一本で走ってきたアトリエさくらだが、このところ低迷気味。特に看板トレーナー(ライター)であるおんぼろ月に安定感が無くなってきたのが悩みだ。今回は正統NTRといっていい血統(設定)だが、その分驚きは少なそう。おんぼろ月の貸し出し母系(シリーズ)はかなり走っている馬が多いが、今回主人公がヒロインを貸し出すわけでなく、寝取りに回っているのがどうでるか。そう考えるとこれまでの貸し出し母系とは違うタイプと見てよくアテにしづらい。騎手の長頼はおんぼろ月とのタッグで結果を出しているが、今回上位に食い込むのは難しそう。
期待度 ★★
◎冥契のルペルカリア (ウグイスカグラ)
前走でスポーツを舞台に新境地を出したウグイスカグラが、今回は演劇をテーマで挑む。厩舎開業以来上級馬を立て続けに送り出しているだけに、今回も上位に食い込んでくるのは当然。追い切り(体験版)を見る限りは、今後の展開に陰鬱な雰囲気を醸し出していて、出世馬の紙の上の魔法使いを思い出させる。騎手の桐葉の手腕がやや変質してきて、馬の雰囲気とやや合わなくなってきているのは気がかりも、能力を考えればここではまず負けられないくらいの気持ち。本命は当然だ。
期待度 ★★★★★
(本紙の見解)上位人気の一角を占めると見られていた閃鋼のクラリアスだが、追い切りの評判がすこぶる悪い。となれば厩舎の実績から考えて冥契のルペルカリアが断然。ここはどんな勝ち方をするかが焦点となってくる。相手も極限痴漢特異点2 痴漢の証明でいいだろう。痴漢という犯罪行為をバカに持っていく厩舎の方向性さえ間違わなければ、次位は安泰。取捨が難しいのが同級生リメイクだ。始祖の出走当時はその馬体(CG)の美麗さから名馬の誉れ高かった馬だが、果たして現代の競走で通用するかどうか。これまで堅実に走ってきたGuilty Nightmare Projectの母系(シリーズ)Nightmare×vampire ~復讐のインフェルノ~ は騎手の乗り替わりがどう影響するかがカギ。聖奴隷学園2 も同じ不安があり、人気馬の力を考えると平穏ムードだ。
2021年02月03日
ミステリーとしては買えないワケ
今回は、昨年発売されたゲームで非常に評価が高かった さくらの雲*スカアレットの恋 (きゃべつそふと)について語ろうかと思います。
といっても評価が高いだけあって、批評空間を見てもレビュー数が多く、今更ぼくごときが語っても仕方ないので、少し違う方向からこのゲームを見てみたいと思います。
このゲームはメーカー曰く「100年の時を超えるミステリィAVG」と紹介しているように、ミステリィを全面に出しています。このゲームが発売された同月には同じくミステリィを冠した鍵を隠したカゴのトリ -Bird in cage hiding the key-(Cabbit)があって、つい比較してしまうのですが、世間的な評価はさくらの雲*スカアレットの恋が上なようです。ただミステリィ部分だけを取り出したなら、前に紹介した鍵を隠したカゴのトリの方がぼくは好みなのです。
というのもさくらの雲*スカアレットの恋の中で一番ミステリィ色の強いメリッサルートがどうにも買えないからです。
(ここからネタバレ)
このルートでは、閉鎖された寝台列車の中で起きた殺人事件について描かれています。クリスティの名作ばりの設定には、探偵小説ファンにとって大いに引き込まれるものがあるかと思いますが、その中で起きた殺人事件だけでなく、行先不明な終着駅がどこかを推理するという謎についてもプレイヤーは頭をひねることになります。
そんな閉鎖された空間で起きる事件ということで、乗組員を含む列車の乗客以外に犯人はありえないわけですが、そんな仰々しい設定は別として、「オリエント急行殺人事件」のように、列車が雪に閉ざされて外部とほぼ連絡不能になっているわけでないのに、殺人事件が発生しても外部の捜査機関(警察)の介入がないのはあまりに不自然です。ただ時代が現代でなく大正時代を模している(まして歴史改変がテーマというわけで、本当の大正時代かどうかすら分からない)というわけで、その点については目をつぶらなければいけないかもしれません。それを差し引いても時代設定に関わらずぼくがミステリィにおいて一番重要視している部分があまりにお粗末でげんなりしてしまいました。
このミステリー列車の企画者は、この列車を企画した(走らせた)目的を、未来を予知できる能力を持った人物を探すためとしています。企画者はこのゲームのほとんどの登場人物にミステリー列車への招待状を送ります。
ではなぜ企画者は未来視できる人物が招待状を送った人物の中に必ずいると知ったのでしょうか?また犯人は未来視できる人物が自分より年齢が同じもしくは年下ということが分かっていたはずで、なぜ明らかにそれに該当しない年齢の中森氏に招待状を送ったのでしょうか?シナリオライターはこれらの疑問には答えていません。
また企画者の一人は主人公がたびたび発生する事件を先回りして阻止することから、主人公が過去に会ったその未来視できる人物ではないかとあたりを付けていたと言いますが、それならこんな仰々しい手法をとらなくても、もっといい方法があったと思うのは当然のことでしょう。
そんないいかげんな計画だったから、破綻して事件が起きたとライターは強弁するかもしれないのですが、いくらこの列車の企画者が富豪であったとしても、その未来視できる人物を捜す目的が金儲けのためとしたら、こんな計画に疑いもなく資金を提供するというのはやはり納得がいきません。
ただ正直このルートは大団円となる所長ルートへの繋ぎとして存在するもので、ある人物の異能力をプレイヤーに提示するに過ぎないルートであり、ゲーム終盤の面白さを考えれば大きな瑕ではないと弁護することもできます。それでも実はこのルートに入るまでの透子ルートや蓮ルートの冗長さにぼくは正直飽き飽きしていたのですね。その上、このメリッサルートを見せられたものですから、正直投げ出したくなったのは事実です。まあ所長ルートにおいて一応これまで散りばめた伏線を回収しているのは、さすがともいえますし凡作でない魅力を備えているともいえますが、残念ながらミステリーとしては買えないというのがぼくの見解です。
といっても評価が高いだけあって、批評空間を見てもレビュー数が多く、今更ぼくごときが語っても仕方ないので、少し違う方向からこのゲームを見てみたいと思います。
このゲームはメーカー曰く「100年の時を超えるミステリィAVG」と紹介しているように、ミステリィを全面に出しています。このゲームが発売された同月には同じくミステリィを冠した鍵を隠したカゴのトリ -Bird in cage hiding the key-(Cabbit)があって、つい比較してしまうのですが、世間的な評価はさくらの雲*スカアレットの恋が上なようです。ただミステリィ部分だけを取り出したなら、前に紹介した鍵を隠したカゴのトリの方がぼくは好みなのです。
というのもさくらの雲*スカアレットの恋の中で一番ミステリィ色の強いメリッサルートがどうにも買えないからです。
(ここからネタバレ)
このルートでは、閉鎖された寝台列車の中で起きた殺人事件について描かれています。クリスティの名作ばりの設定には、探偵小説ファンにとって大いに引き込まれるものがあるかと思いますが、その中で起きた殺人事件だけでなく、行先不明な終着駅がどこかを推理するという謎についてもプレイヤーは頭をひねることになります。
そんな閉鎖された空間で起きる事件ということで、乗組員を含む列車の乗客以外に犯人はありえないわけですが、そんな仰々しい設定は別として、「オリエント急行殺人事件」のように、列車が雪に閉ざされて外部とほぼ連絡不能になっているわけでないのに、殺人事件が発生しても外部の捜査機関(警察)の介入がないのはあまりに不自然です。ただ時代が現代でなく大正時代を模している(まして歴史改変がテーマというわけで、本当の大正時代かどうかすら分からない)というわけで、その点については目をつぶらなければいけないかもしれません。それを差し引いても時代設定に関わらずぼくがミステリィにおいて一番重要視している部分があまりにお粗末でげんなりしてしまいました。
このミステリー列車の企画者は、この列車を企画した(走らせた)目的を、未来を予知できる能力を持った人物を探すためとしています。企画者はこのゲームのほとんどの登場人物にミステリー列車への招待状を送ります。
ではなぜ企画者は未来視できる人物が招待状を送った人物の中に必ずいると知ったのでしょうか?また犯人は未来視できる人物が自分より年齢が同じもしくは年下ということが分かっていたはずで、なぜ明らかにそれに該当しない年齢の中森氏に招待状を送ったのでしょうか?シナリオライターはこれらの疑問には答えていません。
また企画者の一人は主人公がたびたび発生する事件を先回りして阻止することから、主人公が過去に会ったその未来視できる人物ではないかとあたりを付けていたと言いますが、それならこんな仰々しい手法をとらなくても、もっといい方法があったと思うのは当然のことでしょう。
そんないいかげんな計画だったから、破綻して事件が起きたとライターは強弁するかもしれないのですが、いくらこの列車の企画者が富豪であったとしても、その未来視できる人物を捜す目的が金儲けのためとしたら、こんな計画に疑いもなく資金を提供するというのはやはり納得がいきません。
ただ正直このルートは大団円となる所長ルートへの繋ぎとして存在するもので、ある人物の異能力をプレイヤーに提示するに過ぎないルートであり、ゲーム終盤の面白さを考えれば大きな瑕ではないと弁護することもできます。それでも実はこのルートに入るまでの透子ルートや蓮ルートの冗長さにぼくは正直飽き飽きしていたのですね。その上、このメリッサルートを見せられたものですから、正直投げ出したくなったのは事実です。まあ所長ルートにおいて一応これまで散りばめた伏線を回収しているのは、さすがともいえますし凡作でない魅力を備えているともいえますが、残念ながらミステリーとしては買えないというのがぼくの見解です。
2021年01月22日
1月の発売予定表から
今年初戦から例のない少頭数で、競馬(エロゲー)界も相変わらず低調ムード。まるで商業(中央)競馬末期のアングロアラブのレースを思わせるような惨状で、このまま衰退の一途を辿ってしまわないか不安になってきます。馬券的妙味も少ないような気がしないでもないですが、それはともかく今年こそこのムードを打ち破るスター馬の出現を望みたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
〇うちの主は妖怪の常識を知らない (あざらしそふと+1)
あざらしソフトの姉妹厩舎だが、本家との違いが今一つ見えないプラスワンの3走目。前走は血統(設定)に不安が大きすぎての凡走だけに度外視。今回はトレーナーにあかべぇ系厩舎で堅実な成績を残した中島大河を起用しただけにそこそこ信頼できる。執事である主人公が妖怪のお嬢様や同僚相手にどんなイチャラブを見せるかが焦点も、人間と妖怪が共存する六法という縛りをどう活用するかで好走するかどうか決まるといっていい。その六法をそのまま解釈すればヒロインとの恋愛はタブーなはずで、それこそ馬名(タイトル)どおり常識に欠けてしまう展開になってしまいそうだが、そこをトレーナーがどう料理するか。不安はあるが、安馬(低価格)にしては血統に奥行きがありそうでチャンスはありそう。
期待度 ★★★
◎ガラス姫と鏡の従者 (戯画)
サガプラの名を一躍メジャーにした恋愛CHU! ~彼女の秘密はオトコのコ?~を始め、脇に回りながらも厩舎一筋だった有末つかさが初めて他厩舎の馬に跨るという点で記者は注目しているが、一般的には安定感あるトレーナー籐太が好走したタマユラミライ以来久々に手掛ける馬という印象が強いか。問題が厩舎が戯画という点で、腕利きトレーナーが意外な凡走をしてしまうことが多いのは不安。籐太は伝奇系を得意としているが、今回はタイプが違うという点でもアテにしづらく思える。それでも追い切り(体験版)の動きは悪くない。次のレース(月)に厩舎の期待馬の出走が決まっていて厩舎の意気込みはそこまで高くはないだろうが、、今回のメンバーは相当甘いことを考えれば上位争いは可能だろう。
期待度 ★★★
ごほうしアクマとオシオキてんし (QUINCE SOFT)
デビュー戦は今や名トレーナー(ライター)の一角に数えられる冬茜トムを起用して結果を出したが、次戦は騎手に宮坂姉妹を起用して入着にも届かない成績と安定感に欠けるQUINCE SOFT。今回は一転最近数多くの依頼をこなするび様を騎手に迎えての萌え系。ただこの騎手は萌え系に跨ることが多いものの、結果を出すのは凌辱系で信頼度は今一つ。トレーナーも逆神紅夜・玉沢円らベテラン陣を配したが、実績に欠ける面々で正直買いたくなる要素は乏しい。ヒロインの可愛さは上位でメンバーの甘さから人気を集めそうだが、記者的には危険な人気馬と見る。
期待度 ★★
そして、彼女は寝取られる。 〜結ばれたはずの幼馴染は、別の男の上で腰を振っていた〜 (アトリエさくら)
最近かん奈とのコンビが定番となっていたトレーナーのづかだが、今回は久々にまる。と組んでの一戦。かん奈と比べると騎手の手腕としては劣ると見てよく、それだけトレーナーの手腕が大きくなる。血統(設定)はNTRでは定番よいってよく、意外性はなさそう。一見ヒロインの魅力が乏しく見えるのが厳しく、かん奈との差が大きく見える。それだけに直線(ラスト)でよほど意外性がなければ、このメンバーでも上位に食い込むのは難しいだろう。
期待度 ★☆
△メスつまみ ~世話焼き年上妻と真面目なツンツン妻との愛欲性活~ (Anim)
これまでメス堕ち!母系(シリーズ)で!走ってきたAnim厩舎だが、今回からメスつまみに変わってどのような違いを見せるかどうか。ただ取材する限り寝取りに変わりなく、なぜ馬名を変えたのかよくわからない。記者の想像では人妻ヒロインをつまみ食いするような展開になるかと思っていたが、どうもそこまで軽い浮気系のようにも見えない。それでも騎手の 相川亜利砂と紅葉-Kはメス堕ち!母系でも組んでいて、抜きには定評がある騎手。性経験の少ない人妻を寝取るという背徳感が乏しく見えるのは難点も、抜き性能に関しては間違いない。新母系として目先を変えた効果が出れば浮上はあるかも。
期待度 ★★☆
闇遊園地でかくれんぼ ~マタビラキの夜~ (つるみく -Another-)
派手なガチ凌辱でお馴染みつるみくの最新馬。今回の血統(設定)はつるみく率いるチャック雅がトレーナー(ライター)とあって、師の得意とする閉鎖監禁凌辱系。ただ昨年の出走からほとんど間隔を開けずに使ってきただけに、仕上げが不十分な恐れはある。あと安馬(低価格)だけに仕方ない部分はあるが、監禁凌辱系にしてはヒロインが少ないのは不満。特定のヒロインを狙うわけでなく、遊園地といういわゆる定置網にかかる獲物を相手にするわけだからもう少しヒロインにバリエーションが欲しいところ。そう考えると、つるみくに安馬が合わない気がして今回は見送りで。
期待度 ★★
(本紙の見解)フルゲートどころが、馬連の発売もないほどの少頭数。ここなら人気でもトレーナーの力を買ってガラス姫と鏡の従者で良さそう。ただ厩舎の期待は次走の閃鋼のクラリアスにあるのが不安。安馬でも能力はありそうなうちの主は妖怪の常識を知らないも差はない。萌えと抜きを高水準で融合できれば勝ち切る可能性は十分だ。少頭数だけにこの2頭で決まりといいたいところだが、あと1頭挙げるなら動画(アニメ)エロが魅力のメスつまみ ~世話焼き年上妻と真面目なツンツン妻との愛欲性活~か。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
〇うちの主は妖怪の常識を知らない (あざらしそふと+1)
あざらしソフトの姉妹厩舎だが、本家との違いが今一つ見えないプラスワンの3走目。前走は血統(設定)に不安が大きすぎての凡走だけに度外視。今回はトレーナーにあかべぇ系厩舎で堅実な成績を残した中島大河を起用しただけにそこそこ信頼できる。執事である主人公が妖怪のお嬢様や同僚相手にどんなイチャラブを見せるかが焦点も、人間と妖怪が共存する六法という縛りをどう活用するかで好走するかどうか決まるといっていい。その六法をそのまま解釈すればヒロインとの恋愛はタブーなはずで、それこそ馬名(タイトル)どおり常識に欠けてしまう展開になってしまいそうだが、そこをトレーナーがどう料理するか。不安はあるが、安馬(低価格)にしては血統に奥行きがありそうでチャンスはありそう。
期待度 ★★★
◎ガラス姫と鏡の従者 (戯画)
サガプラの名を一躍メジャーにした恋愛CHU! ~彼女の秘密はオトコのコ?~を始め、脇に回りながらも厩舎一筋だった有末つかさが初めて他厩舎の馬に跨るという点で記者は注目しているが、一般的には安定感あるトレーナー籐太が好走したタマユラミライ以来久々に手掛ける馬という印象が強いか。問題が厩舎が戯画という点で、腕利きトレーナーが意外な凡走をしてしまうことが多いのは不安。籐太は伝奇系を得意としているが、今回はタイプが違うという点でもアテにしづらく思える。それでも追い切り(体験版)の動きは悪くない。次のレース(月)に厩舎の期待馬の出走が決まっていて厩舎の意気込みはそこまで高くはないだろうが、、今回のメンバーは相当甘いことを考えれば上位争いは可能だろう。
期待度 ★★★
ごほうしアクマとオシオキてんし (QUINCE SOFT)
デビュー戦は今や名トレーナー(ライター)の一角に数えられる冬茜トムを起用して結果を出したが、次戦は騎手に宮坂姉妹を起用して入着にも届かない成績と安定感に欠けるQUINCE SOFT。今回は一転最近数多くの依頼をこなするび様を騎手に迎えての萌え系。ただこの騎手は萌え系に跨ることが多いものの、結果を出すのは凌辱系で信頼度は今一つ。トレーナーも逆神紅夜・玉沢円らベテラン陣を配したが、実績に欠ける面々で正直買いたくなる要素は乏しい。ヒロインの可愛さは上位でメンバーの甘さから人気を集めそうだが、記者的には危険な人気馬と見る。
期待度 ★★
そして、彼女は寝取られる。 〜結ばれたはずの幼馴染は、別の男の上で腰を振っていた〜 (アトリエさくら)
最近かん奈とのコンビが定番となっていたトレーナーのづかだが、今回は久々にまる。と組んでの一戦。かん奈と比べると騎手の手腕としては劣ると見てよく、それだけトレーナーの手腕が大きくなる。血統(設定)はNTRでは定番よいってよく、意外性はなさそう。一見ヒロインの魅力が乏しく見えるのが厳しく、かん奈との差が大きく見える。それだけに直線(ラスト)でよほど意外性がなければ、このメンバーでも上位に食い込むのは難しいだろう。
期待度 ★☆
△メスつまみ ~世話焼き年上妻と真面目なツンツン妻との愛欲性活~ (Anim)
これまでメス堕ち!母系(シリーズ)で!走ってきたAnim厩舎だが、今回からメスつまみに変わってどのような違いを見せるかどうか。ただ取材する限り寝取りに変わりなく、なぜ馬名を変えたのかよくわからない。記者の想像では人妻ヒロインをつまみ食いするような展開になるかと思っていたが、どうもそこまで軽い浮気系のようにも見えない。それでも騎手の 相川亜利砂と紅葉-Kはメス堕ち!母系でも組んでいて、抜きには定評がある騎手。性経験の少ない人妻を寝取るという背徳感が乏しく見えるのは難点も、抜き性能に関しては間違いない。新母系として目先を変えた効果が出れば浮上はあるかも。
期待度 ★★☆
闇遊園地でかくれんぼ ~マタビラキの夜~ (つるみく -Another-)
派手なガチ凌辱でお馴染みつるみくの最新馬。今回の血統(設定)はつるみく率いるチャック雅がトレーナー(ライター)とあって、師の得意とする閉鎖監禁凌辱系。ただ昨年の出走からほとんど間隔を開けずに使ってきただけに、仕上げが不十分な恐れはある。あと安馬(低価格)だけに仕方ない部分はあるが、監禁凌辱系にしてはヒロインが少ないのは不満。特定のヒロインを狙うわけでなく、遊園地といういわゆる定置網にかかる獲物を相手にするわけだからもう少しヒロインにバリエーションが欲しいところ。そう考えると、つるみくに安馬が合わない気がして今回は見送りで。
期待度 ★★
(本紙の見解)フルゲートどころが、馬連の発売もないほどの少頭数。ここなら人気でもトレーナーの力を買ってガラス姫と鏡の従者で良さそう。ただ厩舎の期待は次走の閃鋼のクラリアスにあるのが不安。安馬でも能力はありそうなうちの主は妖怪の常識を知らないも差はない。萌えと抜きを高水準で融合できれば勝ち切る可能性は十分だ。少頭数だけにこの2頭で決まりといいたいところだが、あと1頭挙げるなら動画(アニメ)エロが魅力のメスつまみ ~世話焼き年上妻と真面目なツンツン妻との愛欲性活~か。
2021年01月10日
新年早々あまりめでたくない話
あけましておめでとうございます。
と舌の根も乾かないうちに非常事態。
仕事始めに勤務した際に同室していた事務員さんが後(3日前)にコロナ陽性だったことが判明。その方は自宅で娘さんにうつされたそうですが、ぼくはほとんど会話してなくマスクもしていたので、いわゆる濃厚接触者というわけではなく症状も全くありません。といってもさすがに心配でこの連休は自宅に籠り自主隔離を決め込むことにしました。
ここまでコロナが世間に蔓延している現況では周囲に罹る人が出てもおかしくないわけですが、ここ1~2日の生活で濃厚接触者となって14日間自宅隔離となった無症状な人のことを思うと、この不自由さに恨みたくなってくる気持ちも分かるような気がします。まあバッシングなんかしても無意味ですし、自分がどこかでウイルスを拾ってきたことのことを考えるとそんなことを出来るわけがありません。
まあ少しでも体調の悪さを自覚したらPCR検査も考えますが、自費で検査するほど生活に余裕があるわけではないですし、連休が終わったら普通の生活に戻るしかないですね。こんなとき全額公費負担でなくても、1~2割負担とかで出来れば安心できるのですけどね。まあ自助を一番に掲げる体制にそんなことを望むべくもないことは分かっていますが。
まあもし今回コロナに感染しなかったとすれば、元旦に大晦日勤務で疲れた体を引きずって朝早く著名神社を含む神社仏閣を7か所も回った甲斐があったというものです。その神社仏閣も一番混んでいたのが、近所の某神社というのは驚きでしたが・・・それはともかく最近休日はフリー雀荘に行くのが主な日課となっていたぼくとしては、自宅に籠る生活というのは意外に難儀なものです。仕方なく自室で麻雀動画を観ているのですが、よくよく考えればなぜこの機会に積みゲーを崩さないかと言われそうです。
実は正月過ぎて落ち着いたら、昨年買えなかった面白そうなゲームを数本購入してこようかと思っていたのですが、こんな状況ではそんなわけにいかなかったのですね。現在はさくらの雲*スカアレットの恋をプレイしているのですが、進捗状況はまあそれなりといったところ。それより天鳳が今月サブ垢を含め利と8-5-5-2と絶好調でそちらに熱が入るようでは積みゲーを崩すのもまだ先の話になりそうです。
というわけで新年最初は取り留めのない話になりましたが、今年もよろしくお願いします。
と舌の根も乾かないうちに非常事態。
仕事始めに勤務した際に同室していた事務員さんが後(3日前)にコロナ陽性だったことが判明。その方は自宅で娘さんにうつされたそうですが、ぼくはほとんど会話してなくマスクもしていたので、いわゆる濃厚接触者というわけではなく症状も全くありません。といってもさすがに心配でこの連休は自宅に籠り自主隔離を決め込むことにしました。
ここまでコロナが世間に蔓延している現況では周囲に罹る人が出てもおかしくないわけですが、ここ1~2日の生活で濃厚接触者となって14日間自宅隔離となった無症状な人のことを思うと、この不自由さに恨みたくなってくる気持ちも分かるような気がします。まあバッシングなんかしても無意味ですし、自分がどこかでウイルスを拾ってきたことのことを考えるとそんなことを出来るわけがありません。
まあ少しでも体調の悪さを自覚したらPCR検査も考えますが、自費で検査するほど生活に余裕があるわけではないですし、連休が終わったら普通の生活に戻るしかないですね。こんなとき全額公費負担でなくても、1~2割負担とかで出来れば安心できるのですけどね。まあ自助を一番に掲げる体制にそんなことを望むべくもないことは分かっていますが。
まあもし今回コロナに感染しなかったとすれば、元旦に大晦日勤務で疲れた体を引きずって朝早く著名神社を含む神社仏閣を7か所も回った甲斐があったというものです。その神社仏閣も一番混んでいたのが、近所の某神社というのは驚きでしたが・・・それはともかく最近休日はフリー雀荘に行くのが主な日課となっていたぼくとしては、自宅に籠る生活というのは意外に難儀なものです。仕方なく自室で麻雀動画を観ているのですが、よくよく考えればなぜこの機会に積みゲーを崩さないかと言われそうです。
実は正月過ぎて落ち着いたら、昨年買えなかった面白そうなゲームを数本購入してこようかと思っていたのですが、こんな状況ではそんなわけにいかなかったのですね。現在はさくらの雲*スカアレットの恋をプレイしているのですが、進捗状況はまあそれなりといったところ。それより天鳳が今月サブ垢を含め利と8-5-5-2と絶好調でそちらに熱が入るようでは積みゲーを崩すのもまだ先の話になりそうです。
というわけで新年最初は取り留めのない話になりましたが、今年もよろしくお願いします。
2020年12月30日
師匠Suphxとの一戦
今年もはやカウントダウン。コロナウイルスが世界を席巻する中、心ならずぼくもその渦中に置かれることになってしまいました。
戦場の前面にいる看護師ほどではありませんが、慰労金がいただけるくらいの位置で仕事をしている身としては、やはりコロナの脅威はひしひしと感じてます。ただコロナより恐ろしいのは人間というのは周知の事実で、もし罹ったことを考えると心身の疲弊はかなりあります。もちろんそればかりが、エロゲーを昨年以上にプレイしなくなった理由ではありませんが・・・
さて前回話したネット回線のことですが、やはりモデムの経年劣化が原因でした。こんなことなら早めにサポートを受ければよかったと思うのですが、モデムの周囲に積んであるエロ{積み)ゲーの箱を片付けることを考えると、気が重くなるのも事実でしたので・・・
さてそんなわけでネット麻雀も不安なくプレイできるようになりました。(といっても疲れた体で天鳳を打つのは愚の骨頂なので前ほどプレイしていませんが)
そんな最近の天鳳から、最近特上卓に復帰したSuphxとの一局を紹介します。
今年一番というより、ぼくがこれまで買った麻雀本の中で一番影響を受けたSuphxの衝撃で紹介された最強AIであるSuphxとはこれで通算5戦目。これまでは互角といっていい成績ですが、これは僥倖というより奇跡といってよく、最高十段のSuphxに対して、最高7段で現在6段から転落寸前のぼくと雀力を比べるのもおこがましい。実際、最近のぼくはSuphxの衝撃で得た戦術を実践していてそれでいて成績が上がらず、いわばSuphxの不詳の弟子といっていいくらいですから・・・
ただ実力がそのまま一局の成績に表れるわけでないのが麻雀の世界。ただ今回は上家のSuphx以外の2人もレート2000越えの強敵相手(しかも下家はSuphxよりレートが高い!)で、現実的には誰かにラスを押し付けられれば御の字と開局前は思っていました。
(牌画は麻雀王国より)
東4局
開局から派手な展開の中、我慢の麻雀が続き現在はラス。その4巡目ですが難しいツモ。
マジョリティはのペンチャン落としですが・・・
ぼくが選んだのは打。明らかにこれは誤打で、切ってからミスに気づきました。というのも筒子のイーペイコー目を逃しているし、場況も索子がいいわけでない。最高打点のリャンペイコーも逃しているしといい所がない一手。ここは難しく考えず普通に索子を払っておけばいいだけでした。
ただその直後立て続けにをツモり、当然リーチ。こうなると誤打だったが先切りで効いています。
すぐに下家に追っかけられますが、無事ツモで1000・2000。何とかラスを脱出しました。
そいて南2局。トップ目の下家から早いリーチが掛かって一発目。
最初はワンチャンスでを連打するつもりでしたが、ポンカスの完全安全牌なら当然そちらが先。結局次巡切ったはリーチに当たりましたが、1300点だったのは僥倖でツキを自覚。普段なら一発で危険牌をつかんでを振り込み。そして裏々というのがこのところのパターンでしたから。
そして次局。タンヤオドラ3で黙っていたところSuphxがリーチ。その現物を追った下家から当たり牌を召し取って一気にトップになりました。
そしてオーラス。
前巡をチーしてテンパイ。待ちのはいかにも良さそうで(実際誰ももっていなかった)、大金星まであと一歩のところで、ドラツモ。
すぐ前のSuphxの手出しは見えていましたが、さすがに止まらない。これがSuphxが待ち変えしたノベタンに当たってダママン放銃。甘くないことを思い知らされました。
ただよく考えればSuphxがリーチを掛けてきても止まる牌でないから、跳満放銃でないだけ良かったというべきかもしれません。そしてサドンデスに入った西1局。
ピンフのイーシャンテンですが、さすがにこのは押せない。というのも下家が危険牌のを立て続けに切っている時点で、ここは横移動期待で引くのは当然。それで初牌のすら切らずに、Suphxが通したを抜きました。
そして西3局。
西1局は結局下家が対面に放銃し、続く2局は対面が500・1000をツモって3着に落ちたところ。ここで怖いラス目からリーチが掛かった場面。
タンピン三色のイーシャンテンで、1枚切れのくらいと押したくなりますが、ここは一旦打。ラス目のリーチにしかもチートイが色濃そうな捨牌では一枚切れの字牌は押せず、引く一手ですが、索子が入ってテンパイしたことを考えるとを抜いてベタオリするのももったいない。対面には怖いですが前巡オリたと信じて、リーチには安牌のを切りました。
すると次のツモが
こうなったらリーチでしょう。ただこそ押したものの、ぼくにその声は出ませんでした。というのも前巡を押していたらの3面張でリーチを打てたからで、ツモならともかく、想定外のではリーチに踏み切れなかったのです。
するとSuphxが打。もしリーチを掛けていたら打ち取れた牌で、実際ぼくの捨牌は強くその可能性は強そう。こうなったらツモ切りリーチと思った所、次のツモがなんと。一発ツモでトップ終了のチャンスは逃したものの、ラス目渾身のリーチ(待ちはやはりチートイでドラ単騎。しかも下家の次のツモがその!)を交したのです。
細い糸をつなぐような上がりを決め、ラスの危機を逃れた次局はその勢いに乗ってW赤赤を、Suphxから打ち取り今度こその金星。これだけ誤打や判断ミスがあってのトップはツイているてとしかいいようがないですが、これで降段ムードを断ち切り来年こそは胸を張って鳳凰卓に行きたいものです。
では来年もよろしくお願いします。
戦場の前面にいる看護師ほどではありませんが、慰労金がいただけるくらいの位置で仕事をしている身としては、やはりコロナの脅威はひしひしと感じてます。ただコロナより恐ろしいのは人間というのは周知の事実で、もし罹ったことを考えると心身の疲弊はかなりあります。もちろんそればかりが、エロゲーを昨年以上にプレイしなくなった理由ではありませんが・・・
さて前回話したネット回線のことですが、やはりモデムの経年劣化が原因でした。こんなことなら早めにサポートを受ければよかったと思うのですが、モデムの周囲に積んであるエロ{積み)ゲーの箱を片付けることを考えると、気が重くなるのも事実でしたので・・・
さてそんなわけでネット麻雀も不安なくプレイできるようになりました。(といっても疲れた体で天鳳を打つのは愚の骨頂なので前ほどプレイしていませんが)
そんな最近の天鳳から、最近特上卓に復帰したSuphxとの一局を紹介します。
今年一番というより、ぼくがこれまで買った麻雀本の中で一番影響を受けたSuphxの衝撃で紹介された最強AIであるSuphxとはこれで通算5戦目。これまでは互角といっていい成績ですが、これは僥倖というより奇跡といってよく、最高十段のSuphxに対して、最高7段で現在6段から転落寸前のぼくと雀力を比べるのもおこがましい。実際、最近のぼくはSuphxの衝撃で得た戦術を実践していてそれでいて成績が上がらず、いわばSuphxの不詳の弟子といっていいくらいですから・・・
ただ実力がそのまま一局の成績に表れるわけでないのが麻雀の世界。ただ今回は上家のSuphx以外の2人もレート2000越えの強敵相手(しかも下家はSuphxよりレートが高い!)で、現実的には誰かにラスを押し付けられれば御の字と開局前は思っていました。
(牌画は麻雀王国より)
東4局
開局から派手な展開の中、我慢の麻雀が続き現在はラス。その4巡目ですが難しいツモ。
マジョリティはのペンチャン落としですが・・・
ぼくが選んだのは打。明らかにこれは誤打で、切ってからミスに気づきました。というのも筒子のイーペイコー目を逃しているし、場況も索子がいいわけでない。最高打点のリャンペイコーも逃しているしといい所がない一手。ここは難しく考えず普通に索子を払っておけばいいだけでした。
ただその直後立て続けにをツモり、当然リーチ。こうなると誤打だったが先切りで効いています。
すぐに下家に追っかけられますが、無事ツモで1000・2000。何とかラスを脱出しました。
そいて南2局。トップ目の下家から早いリーチが掛かって一発目。
最初はワンチャンスでを連打するつもりでしたが、ポンカスの完全安全牌なら当然そちらが先。結局次巡切ったはリーチに当たりましたが、1300点だったのは僥倖でツキを自覚。普段なら一発で危険牌をつかんでを振り込み。そして裏々というのがこのところのパターンでしたから。
そして次局。タンヤオドラ3で黙っていたところSuphxがリーチ。その現物を追った下家から当たり牌を召し取って一気にトップになりました。
そしてオーラス。
前巡をチーしてテンパイ。待ちのはいかにも良さそうで(実際誰ももっていなかった)、大金星まであと一歩のところで、ドラツモ。
すぐ前のSuphxの手出しは見えていましたが、さすがに止まらない。これがSuphxが待ち変えしたノベタンに当たってダママン放銃。甘くないことを思い知らされました。
ただよく考えればSuphxがリーチを掛けてきても止まる牌でないから、跳満放銃でないだけ良かったというべきかもしれません。そしてサドンデスに入った西1局。
ピンフのイーシャンテンですが、さすがにこのは押せない。というのも下家が危険牌のを立て続けに切っている時点で、ここは横移動期待で引くのは当然。それで初牌のすら切らずに、Suphxが通したを抜きました。
そして西3局。
西1局は結局下家が対面に放銃し、続く2局は対面が500・1000をツモって3着に落ちたところ。ここで怖いラス目からリーチが掛かった場面。
タンピン三色のイーシャンテンで、1枚切れのくらいと押したくなりますが、ここは一旦打。ラス目のリーチにしかもチートイが色濃そうな捨牌では一枚切れの字牌は押せず、引く一手ですが、索子が入ってテンパイしたことを考えるとを抜いてベタオリするのももったいない。対面には怖いですが前巡オリたと信じて、リーチには安牌のを切りました。
すると次のツモが
こうなったらリーチでしょう。ただこそ押したものの、ぼくにその声は出ませんでした。というのも前巡を押していたらの3面張でリーチを打てたからで、ツモならともかく、想定外のではリーチに踏み切れなかったのです。
するとSuphxが打。もしリーチを掛けていたら打ち取れた牌で、実際ぼくの捨牌は強くその可能性は強そう。こうなったらツモ切りリーチと思った所、次のツモがなんと。一発ツモでトップ終了のチャンスは逃したものの、ラス目渾身のリーチ(待ちはやはりチートイでドラ単騎。しかも下家の次のツモがその!)を交したのです。
細い糸をつなぐような上がりを決め、ラスの危機を逃れた次局はその勢いに乗ってW赤赤を、Suphxから打ち取り今度こその金星。これだけ誤打や判断ミスがあってのトップはツイているてとしかいいようがないですが、これで降段ムードを断ち切り来年こそは胸を張って鳳凰卓に行きたいものです。
では来年もよろしくお願いします。
2020年12月22日
ブログ存続最大の危機
最近インターネット環境が不安定となっていて、突然ネットがつながらなくなる現象が続いています。
これがWiFiや無線LANなら分かるのですが、スピードはともかく接続の安定性では定評のあるケーブルインターネットで起きているのですから、首をひねるばかり。
先日はあまりの不安定さにケーブルインターネット局に改善するようメールを送ったところ。もしこれで改善が見られないようでしたら、冗談抜きで他の手段を考えないといけません。
ただ問題なのはこの長年続けてきたブログがケーブルインターネットのブログサービスを利用していることで、乗り換えを決行するとなるとこれまで12年くらい書き溜めてきた600以上の記事が、すべて消えてしまう可能性が強いということ。
まあ個人的な思い入れが強いだけで、大したことは書いていないのですが、アーカイブを残さずあっさり断捨離するのも、自分の足跡を消してしまうようで寂しい気持ちもあります。さてどうなるかはケーブルネット局の対応次第なのですが。
(まあぼくの素人的予想では、この原因はモデムの経年劣化による不良と睨んでいますが)
さてこのネット環境の不具合による、一番の影響といえば、ネット麻雀ができないことです。確かに対局中に突然切断されるようでは、恐ろしくて「天鳳」なんてできるわけがありません。
そんなわけで久々に積みゲー崩しに勤しめると思いきや、プレイしているのは大図書館の羊飼い。当然プレイ済みなのですが、なぜか不定周期で起動したくなってくるのですね。
最近はお手軽にプレイできるファンディスクの大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-を時々起動していたのですが、そのうち久しぶりに本編を起動したくなって、再インストール。
そんなお久しぶりの本編なのですが、覚えているようで細部を忘れていて意外と楽しめています。FDで玉藻がすし詰めの満員電車で主人公(筧)との恋愛感情を認識させられるというシーンがあるのですが、本編でつぐみが電車の中で筧と接近したことで、いい感情を描いたことについて告白したことに対し、玉藻が一刀両断したシーンがあって、『あんたも同じやん。』とツッコミを入れたくなったのが代表的。
もちろんそれだけでなく、今年購入したもう1本のゲームさくらの雲*スカアレットの恋も並行してプレイ中なのですが、現在プレイ中の段階では批評空間の中央値が信じられないくらいぼくに合わない。(もちろん全くつまらないというわけではないですが・・・)
まあこのゲームの本当の価値は終盤にあるらしいので、巻き返すと思いたいのですが、このゲームを購入する最大の動機だった謎解き部分についてはあまり期待しないでおこうと思います。
これがWiFiや無線LANなら分かるのですが、スピードはともかく接続の安定性では定評のあるケーブルインターネットで起きているのですから、首をひねるばかり。
先日はあまりの不安定さにケーブルインターネット局に改善するようメールを送ったところ。もしこれで改善が見られないようでしたら、冗談抜きで他の手段を考えないといけません。
ただ問題なのはこの長年続けてきたブログがケーブルインターネットのブログサービスを利用していることで、乗り換えを決行するとなるとこれまで12年くらい書き溜めてきた600以上の記事が、すべて消えてしまう可能性が強いということ。
まあ個人的な思い入れが強いだけで、大したことは書いていないのですが、アーカイブを残さずあっさり断捨離するのも、自分の足跡を消してしまうようで寂しい気持ちもあります。さてどうなるかはケーブルネット局の対応次第なのですが。
(まあぼくの素人的予想では、この原因はモデムの経年劣化による不良と睨んでいますが)
さてこのネット環境の不具合による、一番の影響といえば、ネット麻雀ができないことです。確かに対局中に突然切断されるようでは、恐ろしくて「天鳳」なんてできるわけがありません。
そんなわけで久々に積みゲー崩しに勤しめると思いきや、プレイしているのは大図書館の羊飼い。当然プレイ済みなのですが、なぜか不定周期で起動したくなってくるのですね。
最近はお手軽にプレイできるファンディスクの大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-を時々起動していたのですが、そのうち久しぶりに本編を起動したくなって、再インストール。
そんなお久しぶりの本編なのですが、覚えているようで細部を忘れていて意外と楽しめています。FDで玉藻がすし詰めの満員電車で主人公(筧)との恋愛感情を認識させられるというシーンがあるのですが、本編でつぐみが電車の中で筧と接近したことで、いい感情を描いたことについて告白したことに対し、玉藻が一刀両断したシーンがあって、『あんたも同じやん。』とツッコミを入れたくなったのが代表的。
もちろんそれだけでなく、今年購入したもう1本のゲームさくらの雲*スカアレットの恋も並行してプレイ中なのですが、現在プレイ中の段階では批評空間の中央値が信じられないくらいぼくに合わない。(もちろん全くつまらないというわけではないですが・・・)
まあこのゲームの本当の価値は終盤にあるらしいので、巻き返すと思いたいのですが、このゲームを購入する最大の動機だった謎解き部分についてはあまり期待しないでおこうと思います。
2020年12月20日
12月の発売予定表から
今年最後の一戦とあって、豪華メンバーが多数揃ったレースを期待したが、フルゲートにはるかに満たない頭数なのはがっかり。それでも長年期待された馬がようやくゲートインしたとあってその動きが注目される。なんとか掉尾を飾るような記憶に残るレースを期待したいものだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
アイベヤ2 (あざらしそふと)
ひょんなことから同棲生活を送ることになった主人公とヒロインを描いたアイベヤの直仔(続編)。ヒロインは父(前作)から変更されているが、幼馴染であることは変わりなく、騎手もあかべぇ系で活躍したおりょうで変更なし。ただ父はアマカノ母系(シリーズ)と比べて物足りない成績で、同コンセプトの今回変わり身の材料が欲しいところ。トレーナーが、ベテランのもみあげルパンRに交代したのはプラスに映るが、萌え系ではやや物足りない成績に終わっていて買いかぶれない。ヒロインの魅力を見ると上位に食い込む能力はありそうだが、それを生かしきれるかどうか。
期待度 ★★☆
悪堕ち 魔導処女 ~絶対支配の触手調教~ (CHAOS-R)
これまで凌辱系で進むCHAOS-Rだが、トレーナーの得意血統(設定)に捉われることがあって、まだ厩舎のカラーを絞り切れていないように感じる。今回はトレーナーにshow-ziiiを迎えたということで、得意のフェチ系で挑むかと思いきや、魔法少女を触手で凌辱し悪堕ちさせるというよくある血統。ただその触手がモンスターなどを道具として使うのでなく主人公自身の肉体というのは珍しい。といってもそれ以上特筆するものがあるわけでなく、また騎手のにくしょはshow-ziiiと長年コンビを組んでいて相性はいいだろうが、もう一人牧だいきちとはタイプがやや違う点が気がかり。メンバー的にはそこそこ戦えそうに見えるが、インパクトに欠けるだけに押しづらい。
期待度 ★★☆
一途な(処女→)彼女と恋したい (ういんどみるCOSMOS)
ういんどみるの新たな姉妹厩舎は、安馬(低価格)専門のよう。騎手は以前Purpleに所属していた月杜尋で、Purpleを離れてからは地味な成績に終わっているが、大物厩舎のういんどみるで輝きを復活できるかが焦点。ヒロインは3人いるようだが、今回攻略できるのはメイン格の響花のみ。未通(うぶ)なヒロインがHの快感にのめりこむという血統(設定)は悪くないが、気になるのはETS(エクスタシータッチシステム)。H時にヒロインの身体を触ることで反応を楽しむというのは、大昔の血統に見られたもので、古めかしく思える。より早くヒロインのHシーンが見たいという現代競馬の主流から外れているが果たして成功するかどうか。これが当たればいいが、折角の魅力あるヒロインが空振りに終わってしまう危険性は高く思える。
期待度 ★★☆
コイノハ -恋のシェアハウス- (スカイロケット)
ネクストンの姉妹厩舎として華々しくデビューするはずが、惨敗に終わったスカイロケットの2戦目。デビュー戦は動画専門のピンパイと組んでのスペオペという意欲が空回りに終わった。その教訓からか、今回はいたって古風な萌え血統(設定)。主人公がヒロインたちと住居をシェアするというのは手垢がつくほど多く、前走の意欲さから比べると同じ厩舎の馬とはとtも思えない。ただその分安定感はるので、スタッフの能力次第で上位に食い込める可能性はある。ただ騎手のアルデビドの実績は物足りなく、トレーナーのみかさなつひさも実質今回が初めての実戦。これで上位を狙うというのは厳しすぎるだろう。
期待度 ★★
〇紅月ゆれる恋あかり (CRYSTALiA)
デビュー戦でなかなかの走りを見せた絆きらめく恋いろはの全妹(スピンオフ)。デビュー戦でメインヒロインの一角だった朱雀院 椿の長姉をメインヒロインに据え、あえて時代を遡ったのは目新しい。騎手はぺろ・うすめ四郎らとデビュー戦と陣容は同じで、好評だったヒロイン萌えに関しては相変わらず高水準。ただトレーナーでデビュー戦から引き継いだのは砥石大樹のみ。凡走に終わった次姉の白刃きらめく恋しらべのトレーナーだった若瀬諒・瑞守ねおんが残留したのは不安しかない。ただ追い切り(体験版)は意外に好調。主人公を熱血教師に配し学園ものを全面に押し出し、主役だった刃道をアクセントに使ったのがいい方向に出ている。この動きなら主役を脅かす可能性も。
期待度 ★★★★
ココロのカタチとイロとオト (HULOTTE ROI)
最近萌え系で徐々に地位を固めつつあるHULOTTEの安馬専門厩舎が開業。騎手は本家と同じ池上茜で、萌えに関しては本家と同等。問題は今回起用される新人トレーナー百憂なりたの実力。常識的に考えれば見送りが妥当なところだが、ヒロインの魅力は相変わらず天下一品。そしてラシックス(声優)も杏子御津と桃山いおんという人気どころを揃えて萌えに関しては上位必至。そして走り(シナリオ)は人の心を読めてしまう主人公が、唯一読めなかったヒロインに惹かれていくというもので、主人公のタイプはありがちなだけにどう料理するかがポイント。ただありがちなだけに無難にまとめてくれれば大崩れはないかもしれない。とするとヒロインの魅力だけで上位に食い込んでくる可能性はありそうだ。
期待度 ★★★
△蛇足 (Waffle)
トレーナーの名を一躍世に知らしめたのが駄作だが、今回直仔(続編)がCYCLETからWaffleに転厩して挑むというのは驚き。果たしてWaffleでおなじ幼な冒険心ある走りができるかどうかがカギとなるのは当然。特にファンタジー血統以外に好走例が少ないのは気になるところだ。騎手のさくやついたちはWaffle開業間もないころに主戦を務めていた大ベテランで、最近は裏方に回っていたが手綱を握るのは久しぶり。表舞台から離れた影響はなさそうだが、グロ描写が持ち味なだけに、それに対応できるかは心配だ。ラシックス(声優)も全く聞かない名ばかりだが、これは新人を起用したというより、あまりのグロ・スプラッター描写のため変名となった可能性が強い。となると、グロに関してはかなり強いと見るべきだろう。となると期待したいところだが、桜庭丸男は意外に当たり外れが大きなトレーナーだけにWaffleの水が合うかどうかだけだ。
期待度 ★★★☆
◎天ノ少女《PREMIUM EDITION》 (Innocent Grey)
イノグレ久々の純粋新馬は好走した虚ノ少女の全妹(続編)。厩舎のデビュー戦だったカルタグラ ~ツキ狂イノ病~から脈々と受け継がれている母系(シリーズ)で、いまだに活力は失われていない。トレーナーの鈴鹿美弥もこの厩舎では全くの凡馬は手掛けていないし、サスペンス風味は一番得意とするところ。そして騎手のスギナミキの手腕はいまだに衰えていない。一抹の不安があるとすれば、ファンを長く待たせ期待を煽っただけに、期待を多少裏切っただけでも、それが大きく見えてしまうところか。それでも能力を考えれば断然のはずで、勝つのは義務といっていいくらいだ。
期待度 ★★★★★
拾われ愛して奉仕したい 〜亜人娘とのイチャエロ生活〜 (アンモライト)
どうもマイナー感漂うアパタイト・アンモライト厩舎なだけに、出走頭数こそ多いものの、活躍馬は不在で本勝機(データ数)を確保できた馬もほとんど見当たらない。今回も主人公の経営する宿屋に助けを求めてきた亜人ヒロインとのイチャラブを描いた血統(設定)。要は援助交際に近いものがあるのだが、ファンタジー世界を噛ませることで暗い雰囲気になることはなく頭のいいやり方だ。亜人といっても基本ケモ耳ヒロインと変わりなく、その手の属性の人にはストライクゾーン。ただこの厩舎は出オチの傾向が強く、スタートは良くてもすぐに息切れしてしまうレースが続く。今回もこの血統を活かせた競走ができるかどうかは分からず、買いかぶれない。
期待度 ★★☆
△プリンセスクライシス (Triangle)
変身ヒロイン凌辱系では古参といっていいTriangleだが、今回は姫ヒロインオンリーの凌辱系で挑む。この厩舎の主戦騎手といえば厩舎開業当時から斎藤なつきが務めているものの、ややマイナー感は否めなかった。それで前走に続き瀬之本久史に加えて、ベテラン雨音響を起用。過去SIESTAで萌え系に跨ってきた騎手だが、凌辱系に騎乗するのは初めてで新鮮味はある。他にも桐沢しんじのような玄人好みのする騎手を加えたのは楽しみだ。トレーナーはこの厩舎では久々に起用となるassaultで、変身ヒロイン凌辱では定評のあるトレーナーだが、ベテランだけにこの血統でも対応できるだろう。キャラ箱の名トレーナー嵩夜あやがどう絡むかも楽しみだ。ただいかんせんベテランに頼るあまり、新味に欠けるのは否めない。果たしてこれまでとは違い、突き抜けるだけの走りができるかどうか。
期待度 ★★★
△隷嬢管理棟 ~制服少女たちの搾乳隷属記~ (BISHOP)
天然バカ凌辱系では老舗といっていいBISHOPの最新馬。この厩舎得意の学園凌辱だが、ヒロインを調教し奴隷化するという血統はよくあるが、主人公が明らかに天然系。奴隷嬢化し妊娠させられた母への復讐のために、学園に復讐するというならよくある勧善懲悪となるところが、隷嬢システムを再興しヒロインの母乳を搾乳するとなると開いた口が塞がらない。ただこうした血統をいい意味で臆面もなく走らせるのがBISHOPのいいところなのだろう。騎手は看板の水島☆多也に赤木リオでメインヒロイン3人の脇を固めるサブヒロインが多数というといいことづくめのように見えるが、すべてのサブヒロインの手綱を握るのは新人のタランボ。やはり看板の2人と比べると実力不足は否めず、深泥正や玄野トモアキらが脇を固めた過去の馬と比べると見劣りする。これが抜き性能に悪影響を与えると思わぬ凡走の可能性もある。
期待度 ★★★
(本紙の見解)首位を争うと見ていた終ノ空 remake(ケロQ)だが、ここではメイクデビュー馬のみを扱うとあって取材する範囲では出走資格がないと判断し除外。となれば過去の実績を考えても天ノ少女《PREMIUM EDITION》で断然だろう。それに次ぐのが紅月ゆれる恋あかりで、前走の反省を生かせれば巻き返しも充分。不気味なのは蛇足だが、転厩の影響がありそうなのは心配で、ココロのカタチとイロとオトを上と見る。穴ならベテラン騎手の競演が振るいファンの郷愁を誘うプリンセスクライシスに凌辱系で手堅い実績を残す隷嬢管理棟 ~制服少女たちの搾乳隷属記~だが、どちらにしても本命が強くヒモ探しの一戦だろう。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
アイベヤ2 (あざらしそふと)
ひょんなことから同棲生活を送ることになった主人公とヒロインを描いたアイベヤの直仔(続編)。ヒロインは父(前作)から変更されているが、幼馴染であることは変わりなく、騎手もあかべぇ系で活躍したおりょうで変更なし。ただ父はアマカノ母系(シリーズ)と比べて物足りない成績で、同コンセプトの今回変わり身の材料が欲しいところ。トレーナーが、ベテランのもみあげルパンRに交代したのはプラスに映るが、萌え系ではやや物足りない成績に終わっていて買いかぶれない。ヒロインの魅力を見ると上位に食い込む能力はありそうだが、それを生かしきれるかどうか。
期待度 ★★☆
悪堕ち 魔導処女 ~絶対支配の触手調教~ (CHAOS-R)
これまで凌辱系で進むCHAOS-Rだが、トレーナーの得意血統(設定)に捉われることがあって、まだ厩舎のカラーを絞り切れていないように感じる。今回はトレーナーにshow-ziiiを迎えたということで、得意のフェチ系で挑むかと思いきや、魔法少女を触手で凌辱し悪堕ちさせるというよくある血統。ただその触手がモンスターなどを道具として使うのでなく主人公自身の肉体というのは珍しい。といってもそれ以上特筆するものがあるわけでなく、また騎手のにくしょはshow-ziiiと長年コンビを組んでいて相性はいいだろうが、もう一人牧だいきちとはタイプがやや違う点が気がかり。メンバー的にはそこそこ戦えそうに見えるが、インパクトに欠けるだけに押しづらい。
期待度 ★★☆
一途な(処女→)彼女と恋したい (ういんどみるCOSMOS)
ういんどみるの新たな姉妹厩舎は、安馬(低価格)専門のよう。騎手は以前Purpleに所属していた月杜尋で、Purpleを離れてからは地味な成績に終わっているが、大物厩舎のういんどみるで輝きを復活できるかが焦点。ヒロインは3人いるようだが、今回攻略できるのはメイン格の響花のみ。未通(うぶ)なヒロインがHの快感にのめりこむという血統(設定)は悪くないが、気になるのはETS(エクスタシータッチシステム)。H時にヒロインの身体を触ることで反応を楽しむというのは、大昔の血統に見られたもので、古めかしく思える。より早くヒロインのHシーンが見たいという現代競馬の主流から外れているが果たして成功するかどうか。これが当たればいいが、折角の魅力あるヒロインが空振りに終わってしまう危険性は高く思える。
期待度 ★★☆
コイノハ -恋のシェアハウス- (スカイロケット)
ネクストンの姉妹厩舎として華々しくデビューするはずが、惨敗に終わったスカイロケットの2戦目。デビュー戦は動画専門のピンパイと組んでのスペオペという意欲が空回りに終わった。その教訓からか、今回はいたって古風な萌え血統(設定)。主人公がヒロインたちと住居をシェアするというのは手垢がつくほど多く、前走の意欲さから比べると同じ厩舎の馬とはとtも思えない。ただその分安定感はるので、スタッフの能力次第で上位に食い込める可能性はある。ただ騎手のアルデビドの実績は物足りなく、トレーナーのみかさなつひさも実質今回が初めての実戦。これで上位を狙うというのは厳しすぎるだろう。
期待度 ★★
〇紅月ゆれる恋あかり (CRYSTALiA)
デビュー戦でなかなかの走りを見せた絆きらめく恋いろはの全妹(スピンオフ)。デビュー戦でメインヒロインの一角だった朱雀院 椿の長姉をメインヒロインに据え、あえて時代を遡ったのは目新しい。騎手はぺろ・うすめ四郎らとデビュー戦と陣容は同じで、好評だったヒロイン萌えに関しては相変わらず高水準。ただトレーナーでデビュー戦から引き継いだのは砥石大樹のみ。凡走に終わった次姉の白刃きらめく恋しらべのトレーナーだった若瀬諒・瑞守ねおんが残留したのは不安しかない。ただ追い切り(体験版)は意外に好調。主人公を熱血教師に配し学園ものを全面に押し出し、主役だった刃道をアクセントに使ったのがいい方向に出ている。この動きなら主役を脅かす可能性も。
期待度 ★★★★
ココロのカタチとイロとオト (HULOTTE ROI)
最近萌え系で徐々に地位を固めつつあるHULOTTEの安馬専門厩舎が開業。騎手は本家と同じ池上茜で、萌えに関しては本家と同等。問題は今回起用される新人トレーナー百憂なりたの実力。常識的に考えれば見送りが妥当なところだが、ヒロインの魅力は相変わらず天下一品。そしてラシックス(声優)も杏子御津と桃山いおんという人気どころを揃えて萌えに関しては上位必至。そして走り(シナリオ)は人の心を読めてしまう主人公が、唯一読めなかったヒロインに惹かれていくというもので、主人公のタイプはありがちなだけにどう料理するかがポイント。ただありがちなだけに無難にまとめてくれれば大崩れはないかもしれない。とするとヒロインの魅力だけで上位に食い込んでくる可能性はありそうだ。
期待度 ★★★
△蛇足 (Waffle)
トレーナーの名を一躍世に知らしめたのが駄作だが、今回直仔(続編)がCYCLETからWaffleに転厩して挑むというのは驚き。果たしてWaffleでおなじ幼な冒険心ある走りができるかどうかがカギとなるのは当然。特にファンタジー血統以外に好走例が少ないのは気になるところだ。騎手のさくやついたちはWaffle開業間もないころに主戦を務めていた大ベテランで、最近は裏方に回っていたが手綱を握るのは久しぶり。表舞台から離れた影響はなさそうだが、グロ描写が持ち味なだけに、それに対応できるかは心配だ。ラシックス(声優)も全く聞かない名ばかりだが、これは新人を起用したというより、あまりのグロ・スプラッター描写のため変名となった可能性が強い。となると、グロに関してはかなり強いと見るべきだろう。となると期待したいところだが、桜庭丸男は意外に当たり外れが大きなトレーナーだけにWaffleの水が合うかどうかだけだ。
期待度 ★★★☆
◎天ノ少女《PREMIUM EDITION》 (Innocent Grey)
イノグレ久々の純粋新馬は好走した虚ノ少女の全妹(続編)。厩舎のデビュー戦だったカルタグラ ~ツキ狂イノ病~から脈々と受け継がれている母系(シリーズ)で、いまだに活力は失われていない。トレーナーの鈴鹿美弥もこの厩舎では全くの凡馬は手掛けていないし、サスペンス風味は一番得意とするところ。そして騎手のスギナミキの手腕はいまだに衰えていない。一抹の不安があるとすれば、ファンを長く待たせ期待を煽っただけに、期待を多少裏切っただけでも、それが大きく見えてしまうところか。それでも能力を考えれば断然のはずで、勝つのは義務といっていいくらいだ。
期待度 ★★★★★
拾われ愛して奉仕したい 〜亜人娘とのイチャエロ生活〜 (アンモライト)
どうもマイナー感漂うアパタイト・アンモライト厩舎なだけに、出走頭数こそ多いものの、活躍馬は不在で本勝機(データ数)を確保できた馬もほとんど見当たらない。今回も主人公の経営する宿屋に助けを求めてきた亜人ヒロインとのイチャラブを描いた血統(設定)。要は援助交際に近いものがあるのだが、ファンタジー世界を噛ませることで暗い雰囲気になることはなく頭のいいやり方だ。亜人といっても基本ケモ耳ヒロインと変わりなく、その手の属性の人にはストライクゾーン。ただこの厩舎は出オチの傾向が強く、スタートは良くてもすぐに息切れしてしまうレースが続く。今回もこの血統を活かせた競走ができるかどうかは分からず、買いかぶれない。
期待度 ★★☆
△プリンセスクライシス (Triangle)
変身ヒロイン凌辱系では古参といっていいTriangleだが、今回は姫ヒロインオンリーの凌辱系で挑む。この厩舎の主戦騎手といえば厩舎開業当時から斎藤なつきが務めているものの、ややマイナー感は否めなかった。それで前走に続き瀬之本久史に加えて、ベテラン雨音響を起用。過去SIESTAで萌え系に跨ってきた騎手だが、凌辱系に騎乗するのは初めてで新鮮味はある。他にも桐沢しんじのような玄人好みのする騎手を加えたのは楽しみだ。トレーナーはこの厩舎では久々に起用となるassaultで、変身ヒロイン凌辱では定評のあるトレーナーだが、ベテランだけにこの血統でも対応できるだろう。キャラ箱の名トレーナー嵩夜あやがどう絡むかも楽しみだ。ただいかんせんベテランに頼るあまり、新味に欠けるのは否めない。果たしてこれまでとは違い、突き抜けるだけの走りができるかどうか。
期待度 ★★★
△隷嬢管理棟 ~制服少女たちの搾乳隷属記~ (BISHOP)
天然バカ凌辱系では老舗といっていいBISHOPの最新馬。この厩舎得意の学園凌辱だが、ヒロインを調教し奴隷化するという血統はよくあるが、主人公が明らかに天然系。奴隷嬢化し妊娠させられた母への復讐のために、学園に復讐するというならよくある勧善懲悪となるところが、隷嬢システムを再興しヒロインの母乳を搾乳するとなると開いた口が塞がらない。ただこうした血統をいい意味で臆面もなく走らせるのがBISHOPのいいところなのだろう。騎手は看板の水島☆多也に赤木リオでメインヒロイン3人の脇を固めるサブヒロインが多数というといいことづくめのように見えるが、すべてのサブヒロインの手綱を握るのは新人のタランボ。やはり看板の2人と比べると実力不足は否めず、深泥正や玄野トモアキらが脇を固めた過去の馬と比べると見劣りする。これが抜き性能に悪影響を与えると思わぬ凡走の可能性もある。
期待度 ★★★
(本紙の見解)首位を争うと見ていた終ノ空 remake(ケロQ)だが、ここではメイクデビュー馬のみを扱うとあって取材する範囲では出走資格がないと判断し除外。となれば過去の実績を考えても天ノ少女《PREMIUM EDITION》で断然だろう。それに次ぐのが紅月ゆれる恋あかりで、前走の反省を生かせれば巻き返しも充分。不気味なのは蛇足だが、転厩の影響がありそうなのは心配で、ココロのカタチとイロとオトを上と見る。穴ならベテラン騎手の競演が振るいファンの郷愁を誘うプリンセスクライシスに凌辱系で手堅い実績を残す隷嬢管理棟 ~制服少女たちの搾乳隷属記~だが、どちらにしても本命が強くヒモ探しの一戦だろう。
2020年12月13日
エロゲミステリとしての読まれ方
今年初めて購入したエロゲー2本のうち、最初にクリアした鍵を隠したカゴのトリ -Bird in cage hiding the key-(Cabbit)の所感について今回は語ってみたいと思います。
(ここからネタバレあり)
それまでのCabbitのゲームと違い、今回はミドルプライスであり、前作の箱庭ロジックのようなトリックは正直期待していませんでした。実際、今回は前作であったフローチャート形式で、ルートそれぞれ読ませるような形式は採っていません。そして予想通り、批評空間の感想を見るとミステリーとして弱い、etc・・・といったものが大多数。
ただこのゲームを俗にいう犯人あてとして見てしまうと、本質を見失ってしまうような気がします。というのもこのゲームの最大の謎は「犯人が誰か」ではなくて、「なぜメインヒロインの透子が殺人事件の犯人は私というウソをついているかということです。
それは当然、真犯人を透子自身は知っていて、それを庇っているからに違いないと考えるのが第1感です。見知らぬ誰かやそれほど親しくない人物を透子が庇うはずもなく、当然親しい人物もしくはその関係者ということになるでしょう。ただそうすると、ゲーム開始時点を含め交友関係がそれほど広くない透子の関係者となると、ごく限られてしまうのです。しかも殺人を犯しそうな人物となると見当たらない。もちろん透子が自身が言うような無差別殺人を犯すような人物でないのは、主人公だけでなくプレイヤーも分かっていることです。それが頑なに犯人を庇うというのは、よほど親しい人物ではないかと。
そうした観点にとらわれてしまうと、ゲーム当初の主人公やみおんのように袋小路にはいってしまうのですが、ぼくも実際そうなってしまいました。というのもゲームをプレイしているうち、ミステリファンの思考でなく知らず知らずエロゲー的思考に陥ってしまったからです。
というのもエロゲー的観点で見てしまうと、見知らぬ男女が一軒家で共同生活を始めるという点に関して、それほど違和感を覚えないのですね。これは恐らく過去発売された偉大なる名作(家族計画)があるからでしょうが、常識的に考えると正直不自然で「なんのテレビドラマか」と言われてしまうはず。
実を言うと重大なネタバレになるのですが、この見知らぬ男女が共同生活をするというのがミスリードで、みおんを除く3人のヒロインはそれぞれ顔見知り以上の深い関係だったのですね。とすれば、透子が庇う犯人の範囲も広くなるわけですが、もしぼくがエロゲー生活が長くなければ・・・いやこのゲームをエロゲーでなくミステリーとして読んでいれば、容易に真相へ辿り着けた(と思う)。
よってこのゲームのミステリ要素はエロゲーというジャンルでこそ成立するものであり、最初からエロゲーでなくミステリとして読んでしまえば、批評空間で多く見られる感想のように、「ミステリーとして弱い」「内容(謎)が薄い」といった評価に陥ってしまったでしょう。ぼくが真相に容易に辿り着けなかったということは、まだまだエロゲーマーとして枯れていないのではないかと、少し安心したところがあります。
(ここからさらに重大なネタバレ)
そんなこのゲーム。エロゲーである以上、ヒロインの魅力も良くなければいけないわけですが、ぼくが思うに一番魅力を感じたヒロインはというと伊鶴です。これは彼女の造詣や属性がどうこういうより、物語に占める彼女の立ち位置にいえると思うのです。
彼女はこの物語において透子以上のキーパーソンといえるかもしれません。彼女は登場当初から、「透子でなくぼくが犯人でも構わない。」に類する発言をします。正直ぼくは端からキャラクターの言う戯言ではないかと思ってこの部分を聞き流していたのですが、実は深い意味があってのことで、終盤になってこの発言の大きな意味にに気づかされます。実際彼女は物語の核心に近いところにいるいわば共犯者だったわけですから、彼女の発言が突拍子もないものでなく、彼女自身よく考えて発言したと思われるフシがあります。主人公なやみおんそして施設の人らに頼りにされる透子よりも、誰にも必要とされない自分の方が犯人として籠の中にいるのが相応しいと思った彼女の行動は理解できます。そんな悲しすぎる彼女に惹かれないわけがない・・・
もちろんこのゲームのヒロインは少なくない悲しみを抱えて生きてきているのですが、実は一番しあわせになって欲しいとぼくに思わせたのは彼女なのです。
このゲームの収束の関しては若干不満があるのは事実ですし、透子があんな狂言をしなくてももっとうまい解決方法があったような気がしないでもないですが、ぼくが思うにはそれを含めてヒロインの魅力を考えるとミステリとして決して残念な内容であったとは到底思えないのです。
(ここからネタバレあり)
それまでのCabbitのゲームと違い、今回はミドルプライスであり、前作の箱庭ロジックのようなトリックは正直期待していませんでした。実際、今回は前作であったフローチャート形式で、ルートそれぞれ読ませるような形式は採っていません。そして予想通り、批評空間の感想を見るとミステリーとして弱い、etc・・・といったものが大多数。
ただこのゲームを俗にいう犯人あてとして見てしまうと、本質を見失ってしまうような気がします。というのもこのゲームの最大の謎は「犯人が誰か」ではなくて、「なぜメインヒロインの透子が殺人事件の犯人は私というウソをついているかということです。
それは当然、真犯人を透子自身は知っていて、それを庇っているからに違いないと考えるのが第1感です。見知らぬ誰かやそれほど親しくない人物を透子が庇うはずもなく、当然親しい人物もしくはその関係者ということになるでしょう。ただそうすると、ゲーム開始時点を含め交友関係がそれほど広くない透子の関係者となると、ごく限られてしまうのです。しかも殺人を犯しそうな人物となると見当たらない。もちろん透子が自身が言うような無差別殺人を犯すような人物でないのは、主人公だけでなくプレイヤーも分かっていることです。それが頑なに犯人を庇うというのは、よほど親しい人物ではないかと。
そうした観点にとらわれてしまうと、ゲーム当初の主人公やみおんのように袋小路にはいってしまうのですが、ぼくも実際そうなってしまいました。というのもゲームをプレイしているうち、ミステリファンの思考でなく知らず知らずエロゲー的思考に陥ってしまったからです。
というのもエロゲー的観点で見てしまうと、見知らぬ男女が一軒家で共同生活を始めるという点に関して、それほど違和感を覚えないのですね。これは恐らく過去発売された偉大なる名作(家族計画)があるからでしょうが、常識的に考えると正直不自然で「なんのテレビドラマか」と言われてしまうはず。
実を言うと重大なネタバレになるのですが、この見知らぬ男女が共同生活をするというのがミスリードで、みおんを除く3人のヒロインはそれぞれ顔見知り以上の深い関係だったのですね。とすれば、透子が庇う犯人の範囲も広くなるわけですが、もしぼくがエロゲー生活が長くなければ・・・いやこのゲームをエロゲーでなくミステリーとして読んでいれば、容易に真相へ辿り着けた(と思う)。
よってこのゲームのミステリ要素はエロゲーというジャンルでこそ成立するものであり、最初からエロゲーでなくミステリとして読んでしまえば、批評空間で多く見られる感想のように、「ミステリーとして弱い」「内容(謎)が薄い」といった評価に陥ってしまったでしょう。ぼくが真相に容易に辿り着けなかったということは、まだまだエロゲーマーとして枯れていないのではないかと、少し安心したところがあります。
(ここからさらに重大なネタバレ)
そんなこのゲーム。エロゲーである以上、ヒロインの魅力も良くなければいけないわけですが、ぼくが思うに一番魅力を感じたヒロインはというと伊鶴です。これは彼女の造詣や属性がどうこういうより、物語に占める彼女の立ち位置にいえると思うのです。
彼女はこの物語において透子以上のキーパーソンといえるかもしれません。彼女は登場当初から、「透子でなくぼくが犯人でも構わない。」に類する発言をします。正直ぼくは端からキャラクターの言う戯言ではないかと思ってこの部分を聞き流していたのですが、実は深い意味があってのことで、終盤になってこの発言の大きな意味にに気づかされます。実際彼女は物語の核心に近いところにいるいわば共犯者だったわけですから、彼女の発言が突拍子もないものでなく、彼女自身よく考えて発言したと思われるフシがあります。主人公なやみおんそして施設の人らに頼りにされる透子よりも、誰にも必要とされない自分の方が犯人として籠の中にいるのが相応しいと思った彼女の行動は理解できます。そんな悲しすぎる彼女に惹かれないわけがない・・・
もちろんこのゲームのヒロインは少なくない悲しみを抱えて生きてきているのですが、実は一番しあわせになって欲しいとぼくに思わせたのは彼女なのです。
このゲームの収束の関しては若干不満があるのは事実ですし、透子があんな狂言をしなくてももっとうまい解決方法があったような気がしないでもないですが、ぼくが思うにはそれを含めてヒロインの魅力を考えるとミステリとして決して残念な内容であったとは到底思えないのです。
2020年11月19日
11月の発売予定表から
これから年末にかけて競馬(エロゲー)界も盛り上がっていかなければならないが、前レース(10月)より登録は増えたものの、能力的に飛びぬけた馬(ソフト)がいないのは寂しい。名門厩舎の出走馬が力を発揮してくれるかが、一番の注目ですが、それが凡走してしまうようだと、ますます競馬界の勢いが無くなっていくようで心配です。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
アイキス2 (戯画)
戯画のキス母系(シリーズ)は、これまで走った馬というとキスアトくらいで、この馬の姉(前作)であるアイキスも、上位には届かなかった。今回はそのアイキスのヒロインに加え新たに葛城七瀬が登場。非攻略だった十和子もヒロインに昇格し、ヒロインの顔ぶれは豪華になった。姉もヒロインの可愛さは評価されていただけに、ヒロイン萌えは強化されたと見ていいだろう。ただこれは最近のこの母系に限ったことではないが、イチャラブ一本で勝負するのはいいが、走り(シナリオ)が平板で盛り上がりに欠ける。トレーナーも保住圭が消え、実績的に心もとない夏目シオ一人となると期待感に乏しい。入着が一杯といったところか。
期待度 ★★★
いつまでも息子のママじゃいられない! ~世話好き愛生母さんのむちむちおっぱいに甘えていっぱい射精したい!~ (Anim M&W)
いつまでも息子のままじゃいられない!母系(シリーズ)を主戦で挑んできたAnim M&Wだが、最近2走は凡走。そこで今回は母系の傍系(スピンオフ)で挑む。馬名(タイトル)を見る限り、ヒロインが主人公を襲ってしまう逆レイプ系と思っていたのだが、取材する限りこれまでと余り違いはなさそう。とするとあくまでヒロインの魅力が好走のカギとなりそうだが、追い切り(体験版)を見る限りあまり伝わってこなく不安。大きく巻き返すには材料が乏しいと見る。
期待度 ★★☆
▲淫行客船渦潮 ~奈落のクルーズ~ (つるみく)
近走ファンタジー凌辱系で結果を残しているつるみく厩舎だが、今回は久々に閉鎖空間での凌辱系。この厩舎だけにガチ凌辱であることは間違いなく、過去走った姦淫特急母系(シリーズ)と似た血統(設定)か。その母系で好結果を出したのが姦淫特急 松葉 ~肉欲のグルメ紀行~でトレーナーの顔触れも同じで、あの母系のファンには受け入れやすいと見る。特急列車からクルーズ船に変わって、どのようなシチュが増えるか楽しみな点があるが、ヒロインの魅力にやや乏しいところがあり、単なる凌辱の道具となるならやや広がりに欠けるかもしれない。ただつるみくのデビューを飾った歴史ある母系なだけに、それほど大きなハズレはなさそう。時計の掛かる展開なら一角崩しも狙える。
期待度 ★★★☆
おね→ショタ←おね (あざらしそふと+1)
あざらしそふとの姉妹厩舎プラス1の第2戦。初戦はあざらしそふと本家と違いが見られなかったが、今回はショタ主人公をお姉さんキャラが攻めるという抜きよりの血統(設定)。トレーナーの七央結日はいろいろなタイプの馬を手掛けているが、主力は抜き系。ただショタ主人公抜き系は最近意外に走った馬がいない。またHシーンがアニメというわけでなく、ピンパイが制作するアニメが同梱されているというやや紛らわしい点があるのは要注意。そうしたタイアップの影響かもしれないが、毛色(CG)がかなりアニメ寄りで、競争馬(エロゲー)としてやや魅力に欠けるように感じるのが難。騎手も今回初騎乗ということもあり、抜き系としてのポテンシャルはそう高くないように見える。
期待度 ★★
巨乳女士官洗脳催眠 「お前のような男の命令に従う訳がないだろう」 (ルネ)
ルネ厩舎1年ぶりの出走だが、相変わらずの馬名(タイトル)の頭の悪さに苦笑。まあそれがこの厩舎の特徴として、今回がこれまでのファンタジー系と違い、未来世界を舞台とした古典SF系。プライドの高いヒロインをどう凌辱するかがカギとなるが、普通の催眠ではやや味気ない。とすると洗脳という部分がどうスパイスを効かせるか。今回トレーナーが前回までのK-TOKに、最近HERENCIAで起用されていた亮精類らを加える。といってもこれまでの実績を見る限りSFに造詣が深いわけでなく、なんちゃってSFになる可能性は高い。騎手の能力が成績に直結する傾向のあるルネの中で、巨乳催眠系の主戦騎手となっているhuracanはそれほど確固たる地位を築いているわけでない。いつも通り入着が精一杯か。
期待度 ★★☆
△水蓮と紫苑 (hibiki works)
ラブリーコールシステムで固めているhibiki worksの最新馬。馬名(タイトル)にCATIONという冠名が付いていないので間違われそうだが、この馬もしっかりラブリーコールを搭載しているので、この厩舎のファンは安心。騎手もこの厩舎ではお馴染みの唯々月たすくで、冠名がないところを鑑みると騎手が同じだった如月真綾の誘惑と同系統かもしれない。とするとこの厩舎には珍しく凡走に終わっているだけに気になるが、ヒロインが増えているだけに、ヒロインの性格が受け入れにくかった如月真綾の誘惑よりは凡走の危険性は少なそう。ただ厩舎を取材すると抜き色が強そうで、実際トレーナーも手掛けているのがほぼ抜き系の坂元星日に如月真綾の誘惑の泰良則充。この厩舎のファンは抜き以上にヒロイン萌えも重視しているだけに、あまり抜きにウェイトを掛けるのはどうか。巻き返しに期待する半面、凡走の可能性も大きく取捨が難しい馬。
期待度 ★★★
◎ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう (ALICESOFT)
今年初めてのアリスソフトの出走馬は、以前アリス2010に同梱されていたハルウラレに通ずる血統(設定)。鞍上はランス03 リーザス陥落以来久々の騎乗となる魚介。ただこの厩舎らしく毛色(CG)は独自のもので、過去度の馬とも違う雰囲気。他にもINOを代表に腕利きのゲスト騎手が起用されているのも楽しみ。心配されるゲーム性も、過去、ハルウラレで経験し評価が高かっただけに心配はない。抜きに関してはやや不安はあるが、ゲスト騎手の力量で補完できると楽観視。今回の相手なら実績的にも中心は当然だろう。
期待度 ★★★★
〇Nightmare×Onmyoji ~禁断のパラドックス~ (Guilty Nightmare Project)
ティータ.Jとの歯というGuiltyの看板騎手を起用しながら安馬(低価格)というのが最大のセールスポイントで、デビュー戦の姉(前編)もまずまずの成績。姉のヒロインだった悠果・刹那の姉妹に加え葛木久遠という新ヒロインが登場。捕らわれた姉妹を助けようとして、失敗し凌辱されるというのはこの手の黄金パターンだが、それだけに安定感は高いといえる。姉も抜きとしては一級品だったが、その分走り(シナリオ)が微妙という評価だったためか、トレーナーは結城に変更。これがどう作用するかは難しいところだが、例え走りが多少バタついたとしても、ヒロインの可愛さで充分補填が利く。前走以上の期待も可能だ。
期待度 ★★★☆
HaremじゃないよKingdom シャルローネ&マルー編 (SMEE)
好走したMaking*Loversから登場している直仔(FD)だが、父(本編)の成績からすると寂しい成績に終わっている。そこからいうとこの馬の全姉(前編)にあたるHaremじゃないよKingdom 光&ソフィーヤ&キキ編はまずまず成功したといえる。ただどちらかというと姉の方に人気ヒロインが集まっていて、今回のヒロイン2人はややそれに比べると弱い気がする。その分、馬体重(容量)があればよいのだが、これまでのSMEEの直仔を見る限り期待薄。ヒロインの数も減っているだけに、姉よりも好走するというのは考えにくく、入着が精一杯ではないか。
期待度 ★★☆
△響野さん家はエロゲ屋さん! (Sonora)
カフスの姉妹厩舎として開業したSonoraだが、ここ2走は人気を集めながらも期待に応えたとは言い難い成績に終わった。それだけに今回凡走に終わるようだとファンから見放されても仕方なく、最後の機会ともいえる。そんな今回ヒロインの家の家業がエロゲーショップという一見色物にも見える血統(設定)。ツッコミどころ満載なように見えるが、自堕落な長女に対し、しっかり者の次女、反抗期な三女というヒロイン姉妹の組み合わせは定番で、そこに風紀委員の静乃が脇を固めるという点で萌えゲーとして馴染みやすい。ただ前評判はそれなりも実戦で案外というのが、これまでのSonoraの馬。それだけに追い切り(体験版)の動きが良かったとしても信頼感には欠ける。果歩の所属馬のヒロインが登場するという趣向も、旧来のファンには嬉しいかもしれないが、果たしてどこまで成績に繋がるかどうか。ラシックス(声優)の豪華さは買えるが、常識的には連下までの狙いか。
期待度 ★★★
保育士の秘蜜 ~優しい顔と夜の顔~ (すふれそふと)
海外(小説)経験馬を移籍させて走らせるすふれそふとだが、デビューしてからの2戦は惨敗続き。海外でのポテンシャルを生かし切れていないのは歯がゆい限り。今回も海外ではかなり評判の高かった馬で、その実績通りなら期待していい筈。ただ騎手が一葉モカというのはデビュー戦のきらら★キララNTR 魔法少女は変わっていく…と同じで、その評判や騎乗ぶりから不安は尽きない。特に今回は萌えよりもエロに主眼が置かれるだけに、それに対応できるかどうかも疑問。やはり海外と中央(商業)競馬(エロゲー)で騎手を違えているようでは、好走は期待できないのではと感じてしまう。
期待度 ★★
△保健室のセンセーとシャボン玉中毒の助手 (Citrus)
Navelの姉妹厩舎Citrusの2戦目。初戦は腕利きトレーナーの森崎亮人が手がけるとあって人気を集めたが、上位入線には一歩足りなかった。今回は森崎亮人と同等いやそれ以上の一石を持つなかひろをトレーナーに迎えたとあって、初戦以上の期待充分。攻略ヒロインが一人ということで安馬(低価格)と思わせるが、意外にお台が安いというわけでないので要注意。特になかひろの安馬は期待ハズレの成績に終わっていることが多くて、その点は気になるところ。騎手のさんた茉莉は中央(エロゲー)での実績はほとんどないが、能力は高く前走の鈴平ひろとまでいかなくても、それに匹敵するだけの力はあって鞍上が弱化したという印象はない。それだけに今回のメインヒロイン単体で出走させたという厩舎戦略は、商業的はともかく、他ヒロインの魅力の相まって疑問が残る。上位には来れても勝つまでは厳しいと見る。
期待度 ★★★
△闇染Liberator -闇堕ち勇者と堕ちる戦姫- (Escu:de)
長距離タイプを主力とするエスクードだが、最近はそれ専門といえなくなってきている。今回は2年前に出走した闇染Revenger -墜ちた魔王と堕ちる戦姫-の全妹(続編)で、トレーナーがassaultということで変身ヒロイン凌辱系。といっても姉(前作)はガチ凌辱でなく、主人公がヒロインを弱みを上手く突いて心を落としていくという温さが特徴だった。今回ヒロインは総入れ替えとなったが、脚質(内容)は変化はないだろう。主人公が魔王の力を借りて、ヒロインたちを堕としていくという展開だが、ヒロインたちと戦う際、カードデッキを作って対戦するというのがどう作用するか。対戦パートが面白ければいいが、その逆だとHシーンへのただの障壁となってしまいそう。それでも今回久々にこの厩舎で騎乗する光姫満太郎やSMEEで活躍したひなたももを起用するなど鞍上強化。その効果があれば連対圏突入も。
期待度 ★★★
妖花の園II (WendyBell)
流行からやや外れたマイナー風ながら、時に走る馬を輩出し、決して侮れないWendyBell。その中で藤枝卓也がトレーナーだった馬で目立った成績は残していないが、この馬の父(前作)の妖花の園は走りそうな雰囲気を漂わせていた。といっても本賞金(データ数)は足りなかったし、直仔(本編)のこの馬に期待できる要素は少ない。それでも最近少ない百合系血統(設定)で、オカルトをメインとした触手抜き系というのは新鮮。本家のTinkerBellとは違うタイプの抜き触手をどう展開させるか、成績は別として注目したい。ただ抜き系として考えると、騎手の白井一片はそれほど向いているようには見えず、その点はややマイナスか。
期待度 ★★☆
恋愛×ロワイアル (ASa Project)
コメディ血統ではいまや第一人者というべきアサプロの最新馬。厩舎開業当時手腕を振るった天都が第一線を離れ、八日なのかがトレーナーとなっての第2戦。前走の恋愛、借りちゃいましたは笑いについては踏襲していたものの、古くからのアサプロファンには何か過去の著名馬と比べて違って見えたのは事実。それを踏まえて元来のファンを繋ぎ留めつつ新規のファンを増やすという難しい舵取りを迫られている。そんな今回追い切りを見てまず感じたのが、毛ヅヤ(CG)の劣化。最近のアサプロは萌え要素を増やす試みをしてきたが、毛ヅヤの劣化は逆効果。ヒロインを貶めて笑いを誘うといったこれまでのアサプロの芸風はまもられているものの、ヒロインの黒さばかり強調するのはどうか。そして主人公にヒロインが取り合うほどの魅力があるかどうかも疑問。試金石となりそうな今回だが、現状ではやや厳しい見方をせざるを得ない。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)過去メインレースとして名馬がよく出走する11レース(月)だが、今年はそれほど潜在能力の高そうな馬は見当たらない。それでも名門アリスソフトが久々に登録してきたドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう が能力的に少し抜けた印象。これまでの出走馬とやや毛色(CG)の雰囲気が違うが、あえて血統(設定)に合わせてきたと見る。ここなら本命に推せる。今レースは萌え系に前評判の高い馬が見当たらず、その分抜き系に注目馬が多い。その中でも騎手の手腕からNightmare×Onmyoji ~禁断のパラドックス~ に期待したい。つるみくの看板母系(シリーズ)の傍系(スピンオフ)淫行客船渦潮 ~奈落のクルーズ~ も、実績から上位を狙える存在。こちらも厩舎の看板母系の水蓮と紫苑は抜き要素を強くしたのがどう出るか気になる。萌え系では追い切り(体験版)の動きが良かった響野さん家はエロゲ屋さん!が上位評価だが、厩舎がデビュー戦後2走裏切っていて信頼性は今一つ。名トレーナーなかひろの保健室のセンセーとシャボン玉中毒の助手 もNavelの姉妹厩舎はあまり走ってなく押さえまでの狙いか。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
アイキス2 (戯画)
戯画のキス母系(シリーズ)は、これまで走った馬というとキスアトくらいで、この馬の姉(前作)であるアイキスも、上位には届かなかった。今回はそのアイキスのヒロインに加え新たに葛城七瀬が登場。非攻略だった十和子もヒロインに昇格し、ヒロインの顔ぶれは豪華になった。姉もヒロインの可愛さは評価されていただけに、ヒロイン萌えは強化されたと見ていいだろう。ただこれは最近のこの母系に限ったことではないが、イチャラブ一本で勝負するのはいいが、走り(シナリオ)が平板で盛り上がりに欠ける。トレーナーも保住圭が消え、実績的に心もとない夏目シオ一人となると期待感に乏しい。入着が一杯といったところか。
期待度 ★★★
いつまでも息子のママじゃいられない! ~世話好き愛生母さんのむちむちおっぱいに甘えていっぱい射精したい!~ (Anim M&W)
いつまでも息子のままじゃいられない!母系(シリーズ)を主戦で挑んできたAnim M&Wだが、最近2走は凡走。そこで今回は母系の傍系(スピンオフ)で挑む。馬名(タイトル)を見る限り、ヒロインが主人公を襲ってしまう逆レイプ系と思っていたのだが、取材する限りこれまでと余り違いはなさそう。とするとあくまでヒロインの魅力が好走のカギとなりそうだが、追い切り(体験版)を見る限りあまり伝わってこなく不安。大きく巻き返すには材料が乏しいと見る。
期待度 ★★☆
▲淫行客船渦潮 ~奈落のクルーズ~ (つるみく)
近走ファンタジー凌辱系で結果を残しているつるみく厩舎だが、今回は久々に閉鎖空間での凌辱系。この厩舎だけにガチ凌辱であることは間違いなく、過去走った姦淫特急母系(シリーズ)と似た血統(設定)か。その母系で好結果を出したのが姦淫特急 松葉 ~肉欲のグルメ紀行~でトレーナーの顔触れも同じで、あの母系のファンには受け入れやすいと見る。特急列車からクルーズ船に変わって、どのようなシチュが増えるか楽しみな点があるが、ヒロインの魅力にやや乏しいところがあり、単なる凌辱の道具となるならやや広がりに欠けるかもしれない。ただつるみくのデビューを飾った歴史ある母系なだけに、それほど大きなハズレはなさそう。時計の掛かる展開なら一角崩しも狙える。
期待度 ★★★☆
おね→ショタ←おね (あざらしそふと+1)
あざらしそふとの姉妹厩舎プラス1の第2戦。初戦はあざらしそふと本家と違いが見られなかったが、今回はショタ主人公をお姉さんキャラが攻めるという抜きよりの血統(設定)。トレーナーの七央結日はいろいろなタイプの馬を手掛けているが、主力は抜き系。ただショタ主人公抜き系は最近意外に走った馬がいない。またHシーンがアニメというわけでなく、ピンパイが制作するアニメが同梱されているというやや紛らわしい点があるのは要注意。そうしたタイアップの影響かもしれないが、毛色(CG)がかなりアニメ寄りで、競争馬(エロゲー)としてやや魅力に欠けるように感じるのが難。騎手も今回初騎乗ということもあり、抜き系としてのポテンシャルはそう高くないように見える。
期待度 ★★
巨乳女士官洗脳催眠 「お前のような男の命令に従う訳がないだろう」 (ルネ)
ルネ厩舎1年ぶりの出走だが、相変わらずの馬名(タイトル)の頭の悪さに苦笑。まあそれがこの厩舎の特徴として、今回がこれまでのファンタジー系と違い、未来世界を舞台とした古典SF系。プライドの高いヒロインをどう凌辱するかがカギとなるが、普通の催眠ではやや味気ない。とすると洗脳という部分がどうスパイスを効かせるか。今回トレーナーが前回までのK-TOKに、最近HERENCIAで起用されていた亮精類らを加える。といってもこれまでの実績を見る限りSFに造詣が深いわけでなく、なんちゃってSFになる可能性は高い。騎手の能力が成績に直結する傾向のあるルネの中で、巨乳催眠系の主戦騎手となっているhuracanはそれほど確固たる地位を築いているわけでない。いつも通り入着が精一杯か。
期待度 ★★☆
△水蓮と紫苑 (hibiki works)
ラブリーコールシステムで固めているhibiki worksの最新馬。馬名(タイトル)にCATIONという冠名が付いていないので間違われそうだが、この馬もしっかりラブリーコールを搭載しているので、この厩舎のファンは安心。騎手もこの厩舎ではお馴染みの唯々月たすくで、冠名がないところを鑑みると騎手が同じだった如月真綾の誘惑と同系統かもしれない。とするとこの厩舎には珍しく凡走に終わっているだけに気になるが、ヒロインが増えているだけに、ヒロインの性格が受け入れにくかった如月真綾の誘惑よりは凡走の危険性は少なそう。ただ厩舎を取材すると抜き色が強そうで、実際トレーナーも手掛けているのがほぼ抜き系の坂元星日に如月真綾の誘惑の泰良則充。この厩舎のファンは抜き以上にヒロイン萌えも重視しているだけに、あまり抜きにウェイトを掛けるのはどうか。巻き返しに期待する半面、凡走の可能性も大きく取捨が難しい馬。
期待度 ★★★
◎ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう (ALICESOFT)
今年初めてのアリスソフトの出走馬は、以前アリス2010に同梱されていたハルウラレに通ずる血統(設定)。鞍上はランス03 リーザス陥落以来久々の騎乗となる魚介。ただこの厩舎らしく毛色(CG)は独自のもので、過去度の馬とも違う雰囲気。他にもINOを代表に腕利きのゲスト騎手が起用されているのも楽しみ。心配されるゲーム性も、過去、ハルウラレで経験し評価が高かっただけに心配はない。抜きに関してはやや不安はあるが、ゲスト騎手の力量で補完できると楽観視。今回の相手なら実績的にも中心は当然だろう。
期待度 ★★★★
〇Nightmare×Onmyoji ~禁断のパラドックス~ (Guilty Nightmare Project)
ティータ.Jとの歯というGuiltyの看板騎手を起用しながら安馬(低価格)というのが最大のセールスポイントで、デビュー戦の姉(前編)もまずまずの成績。姉のヒロインだった悠果・刹那の姉妹に加え葛木久遠という新ヒロインが登場。捕らわれた姉妹を助けようとして、失敗し凌辱されるというのはこの手の黄金パターンだが、それだけに安定感は高いといえる。姉も抜きとしては一級品だったが、その分走り(シナリオ)が微妙という評価だったためか、トレーナーは結城に変更。これがどう作用するかは難しいところだが、例え走りが多少バタついたとしても、ヒロインの可愛さで充分補填が利く。前走以上の期待も可能だ。
期待度 ★★★☆
HaremじゃないよKingdom シャルローネ&マルー編 (SMEE)
好走したMaking*Loversから登場している直仔(FD)だが、父(本編)の成績からすると寂しい成績に終わっている。そこからいうとこの馬の全姉(前編)にあたるHaremじゃないよKingdom 光&ソフィーヤ&キキ編はまずまず成功したといえる。ただどちらかというと姉の方に人気ヒロインが集まっていて、今回のヒロイン2人はややそれに比べると弱い気がする。その分、馬体重(容量)があればよいのだが、これまでのSMEEの直仔を見る限り期待薄。ヒロインの数も減っているだけに、姉よりも好走するというのは考えにくく、入着が精一杯ではないか。
期待度 ★★☆
△響野さん家はエロゲ屋さん! (Sonora)
カフスの姉妹厩舎として開業したSonoraだが、ここ2走は人気を集めながらも期待に応えたとは言い難い成績に終わった。それだけに今回凡走に終わるようだとファンから見放されても仕方なく、最後の機会ともいえる。そんな今回ヒロインの家の家業がエロゲーショップという一見色物にも見える血統(設定)。ツッコミどころ満載なように見えるが、自堕落な長女に対し、しっかり者の次女、反抗期な三女というヒロイン姉妹の組み合わせは定番で、そこに風紀委員の静乃が脇を固めるという点で萌えゲーとして馴染みやすい。ただ前評判はそれなりも実戦で案外というのが、これまでのSonoraの馬。それだけに追い切り(体験版)の動きが良かったとしても信頼感には欠ける。果歩の所属馬のヒロインが登場するという趣向も、旧来のファンには嬉しいかもしれないが、果たしてどこまで成績に繋がるかどうか。ラシックス(声優)の豪華さは買えるが、常識的には連下までの狙いか。
期待度 ★★★
保育士の秘蜜 ~優しい顔と夜の顔~ (すふれそふと)
海外(小説)経験馬を移籍させて走らせるすふれそふとだが、デビューしてからの2戦は惨敗続き。海外でのポテンシャルを生かし切れていないのは歯がゆい限り。今回も海外ではかなり評判の高かった馬で、その実績通りなら期待していい筈。ただ騎手が一葉モカというのはデビュー戦のきらら★キララNTR 魔法少女は変わっていく…と同じで、その評判や騎乗ぶりから不安は尽きない。特に今回は萌えよりもエロに主眼が置かれるだけに、それに対応できるかどうかも疑問。やはり海外と中央(商業)競馬(エロゲー)で騎手を違えているようでは、好走は期待できないのではと感じてしまう。
期待度 ★★
△保健室のセンセーとシャボン玉中毒の助手 (Citrus)
Navelの姉妹厩舎Citrusの2戦目。初戦は腕利きトレーナーの森崎亮人が手がけるとあって人気を集めたが、上位入線には一歩足りなかった。今回は森崎亮人と同等いやそれ以上の一石を持つなかひろをトレーナーに迎えたとあって、初戦以上の期待充分。攻略ヒロインが一人ということで安馬(低価格)と思わせるが、意外にお台が安いというわけでないので要注意。特になかひろの安馬は期待ハズレの成績に終わっていることが多くて、その点は気になるところ。騎手のさんた茉莉は中央(エロゲー)での実績はほとんどないが、能力は高く前走の鈴平ひろとまでいかなくても、それに匹敵するだけの力はあって鞍上が弱化したという印象はない。それだけに今回のメインヒロイン単体で出走させたという厩舎戦略は、商業的はともかく、他ヒロインの魅力の相まって疑問が残る。上位には来れても勝つまでは厳しいと見る。
期待度 ★★★
△闇染Liberator -闇堕ち勇者と堕ちる戦姫- (Escu:de)
長距離タイプを主力とするエスクードだが、最近はそれ専門といえなくなってきている。今回は2年前に出走した闇染Revenger -墜ちた魔王と堕ちる戦姫-の全妹(続編)で、トレーナーがassaultということで変身ヒロイン凌辱系。といっても姉(前作)はガチ凌辱でなく、主人公がヒロインを弱みを上手く突いて心を落としていくという温さが特徴だった。今回ヒロインは総入れ替えとなったが、脚質(内容)は変化はないだろう。主人公が魔王の力を借りて、ヒロインたちを堕としていくという展開だが、ヒロインたちと戦う際、カードデッキを作って対戦するというのがどう作用するか。対戦パートが面白ければいいが、その逆だとHシーンへのただの障壁となってしまいそう。それでも今回久々にこの厩舎で騎乗する光姫満太郎やSMEEで活躍したひなたももを起用するなど鞍上強化。その効果があれば連対圏突入も。
期待度 ★★★
妖花の園II (WendyBell)
流行からやや外れたマイナー風ながら、時に走る馬を輩出し、決して侮れないWendyBell。その中で藤枝卓也がトレーナーだった馬で目立った成績は残していないが、この馬の父(前作)の妖花の園は走りそうな雰囲気を漂わせていた。といっても本賞金(データ数)は足りなかったし、直仔(本編)のこの馬に期待できる要素は少ない。それでも最近少ない百合系血統(設定)で、オカルトをメインとした触手抜き系というのは新鮮。本家のTinkerBellとは違うタイプの抜き触手をどう展開させるか、成績は別として注目したい。ただ抜き系として考えると、騎手の白井一片はそれほど向いているようには見えず、その点はややマイナスか。
期待度 ★★☆
恋愛×ロワイアル (ASa Project)
コメディ血統ではいまや第一人者というべきアサプロの最新馬。厩舎開業当時手腕を振るった天都が第一線を離れ、八日なのかがトレーナーとなっての第2戦。前走の恋愛、借りちゃいましたは笑いについては踏襲していたものの、古くからのアサプロファンには何か過去の著名馬と比べて違って見えたのは事実。それを踏まえて元来のファンを繋ぎ留めつつ新規のファンを増やすという難しい舵取りを迫られている。そんな今回追い切りを見てまず感じたのが、毛ヅヤ(CG)の劣化。最近のアサプロは萌え要素を増やす試みをしてきたが、毛ヅヤの劣化は逆効果。ヒロインを貶めて笑いを誘うといったこれまでのアサプロの芸風はまもられているものの、ヒロインの黒さばかり強調するのはどうか。そして主人公にヒロインが取り合うほどの魅力があるかどうかも疑問。試金石となりそうな今回だが、現状ではやや厳しい見方をせざるを得ない。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)過去メインレースとして名馬がよく出走する11レース(月)だが、今年はそれほど潜在能力の高そうな馬は見当たらない。それでも名門アリスソフトが久々に登録してきたドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう が能力的に少し抜けた印象。これまでの出走馬とやや毛色(CG)の雰囲気が違うが、あえて血統(設定)に合わせてきたと見る。ここなら本命に推せる。今レースは萌え系に前評判の高い馬が見当たらず、その分抜き系に注目馬が多い。その中でも騎手の手腕からNightmare×Onmyoji ~禁断のパラドックス~ に期待したい。つるみくの看板母系(シリーズ)の傍系(スピンオフ)淫行客船渦潮 ~奈落のクルーズ~ も、実績から上位を狙える存在。こちらも厩舎の看板母系の水蓮と紫苑は抜き要素を強くしたのがどう出るか気になる。萌え系では追い切り(体験版)の動きが良かった響野さん家はエロゲ屋さん!が上位評価だが、厩舎がデビュー戦後2走裏切っていて信頼性は今一つ。名トレーナーなかひろの保健室のセンセーとシャボン玉中毒の助手 もNavelの姉妹厩舎はあまり走ってなく押さえまでの狙いか。
2020年10月23日
10月の発売予定表から
競馬(エロゲー)界の低迷が言われていましたが、リアル競馬で言うところの枠連が発売されない登録馬(ゲーム)の数を見せられると現実を実感させられます。その分馬券を当てやすいといえないこともないですが、それでも選択肢の少なさは致命的。競馬界の見通しは明るくないことを実感させられながら、今月の予想に挑みましたが・・・
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
◎アインシュタインより愛を込めて (GLOVETY)
今回厩舎開業初戦となるGLOVETYだが、騎手(原画家)きみしま青・トレーナー(ライター)新島夕のコンビとなると、Us:track厩舎で走った恋×シンアイ彼女と同じ。その恋×シンアイ彼女は必ずしもファンの期待を全面的に応えたとは言い難い成績だったが、それは複数トレーナー(ライター)が原因で、新島夕が担当したルートの評価が良かったことを考えれば、単独トレーナーで挑むと思われる今回は当然前進を期待。主人公のアクの強さがどう作用するかがカギだが、このトレーナーのファンなら許容範囲と言えるし、主人公の成長物語と見るなら充分。少ないメンバーながら意外に骨っぽい相手だが、それでも負けられない。
期待度 ★★★★☆
シス△キャン (onomatope* raspberry)
これまで催眠バカ血統中心で走らせてきたonomatope* raspberryだが、今回はヒロインたちとキャンプに行くというあまり見られないアウトドア血統。騎手もNavelで活躍した羽純りおを起用し、トレーナーもCARNELIANと組んだ顔のない月で一時代を築いた宙形安久里をトレーナーで起用。といっても血統から考えても、配合(企画)を担当するのは紫苑憧朋香だろう。主戦騎手の雛祭桃子と組んだビッチ学園が清純なはずがないっ!!?でソコソコの成績は残しているが、抜き系が得意といえない羽純りおとのコンビは向かない可能性が高い。ヒロインの数が多いのはいいが、エロに特化したものでなければ、1人1人の走りが薄くなってしまいそうで不安。ここも苦しそうだ。
期待度 ★★☆
好きだった年下幼馴染が誰とでも寝ている件 (アトリエさくら)
アトリエさくらの中では安定感のある走りを見せていたかん奈・づかのコンビだが、ここ2走の成績は案外。今回の血統(設定)を見ると、必ずしも純粋NTR系とは言い難いが、どうアトリエさくらの所属馬らしさを見せるか。俗に言うヤリマンだった幼馴染の正体を知った主人公がどのような対応を見せるかどうかも、それほど意外性のある結末にはならないと予想。とすると後はかん奈の描く可愛いヒロインの容姿とのギャップ萌えに期待するしかないところだが、最近の成績を見るとプラス要素がそれだけだとやはり不安。これでは狙いにくい。
期待度 ★★
聖奴隷学園祭 ~Remaster Complete Box~ (Liquid)
Baseson系の凌辱抜き系厩舎のLiquidがおよそ2年ぶりに出走。過去出走した聖奴隷学園を初めとする5頭が同伴(同梱)されるというサービスは脅威・・・と見るのが一般的だが、よく見ると新たに収録される部分が、外伝部分のみとあまりに少ない。いわゆる完全新馬でなく、これまでの出走馬を集めるパックものの中にお、おまけとして外伝が入っているというのが本当の姿。とすればこれまでの持ち時計以上の成績で走るのは望み薄で、入着があれば十分だろう。
期待度 ★★☆
▲まいてつ Last Run!! (Lose)
ゴステリ・ものべのに続くLose3頭目は、一介の幼女オンリー厩舎でないところを見せてくれた。馬名(タイトル)を見て分かるようにその集大成が今回の出走で、当然期待が膨らむ。ただ父(本編)の出走から4年経過してやや賞味期限が切れてしまった感があるのは不安。入場曲(ヴォーカル曲)の多さは魅力だし、ヒロインの可愛さは当然だが、追加ヒロインのシナリオがどの程度占めるかも気になる点。といってもかなり前から出走を期待されていた馬だし、今回のメンバーなら当然上位に食い込んでくる筈だ。
期待度 ★★★★
〇ムチムチだからムクムクした ~幼なじみとの過ごし方~ (アトリエかぐや)
安定した抜きで定評のあるアトリエかぐやの中で、実は一番安定勢力となっているのがyoppy騎乗の馬。前走のJK妹。は走破時計こそそれほど変わらなかったものの、本賞金(データ数)は過去にない勢いで伸びただけに、ここなら主役級の扱いが出来る。前走は妹で今回は幼なじみと競馬(エロゲー)王道ヒロインで挑むというのは興味深い。動画(アニメ)も抜きに貢献していて、破壊力も充分。抜き系の中ではトップクラスの実力を備えているのは間違いなく、勝たれても不思議はない。
期待度 ★★★★
竜姫ぐーたらいふ (Whirlpool)
猫忍えくすはーとに続くWhirlpoolの安馬(低価格)路線は、騎手に引き続き鷹乃ゆきを起用。ヒロインが猫娘から龍に変わったが、亜人間という意味では同じ。その猫忍えくすはーとは直仔(続編)を含みすべて上位には一歩足りない成績に終わっていて、この馬も能力的には限界がありそう。トレーナーも同じ近江谷宥ということで、変わり身要素も少ない。ただ今回はあまりに相手が楽で、この馬なりに走ったとしてもヒロインの可愛さだけで食い込む可能性はあるが、それでも能力的に上位馬とは差がありそう。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)
登録馬は少ないものの上位は伯仲。それでもアインシュタインより愛を込めての器が一枚上で順当ならここから。抜き系では実績上位のムチムチだからムクムクした ~幼なじみとの過ごし方~も正反対の脚質だけに、本命馬がもたつくようなら逆転まで持っていけそう。まいてつ Last Run!!は追加部分がどれだけ占めるかがカギで、3番手評価が妥当。この3頭の三つ巴戦と見るのが順当で、他の馬が食い込む余地はなさそうだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
◎アインシュタインより愛を込めて (GLOVETY)
今回厩舎開業初戦となるGLOVETYだが、騎手(原画家)きみしま青・トレーナー(ライター)新島夕のコンビとなると、Us:track厩舎で走った恋×シンアイ彼女と同じ。その恋×シンアイ彼女は必ずしもファンの期待を全面的に応えたとは言い難い成績だったが、それは複数トレーナー(ライター)が原因で、新島夕が担当したルートの評価が良かったことを考えれば、単独トレーナーで挑むと思われる今回は当然前進を期待。主人公のアクの強さがどう作用するかがカギだが、このトレーナーのファンなら許容範囲と言えるし、主人公の成長物語と見るなら充分。少ないメンバーながら意外に骨っぽい相手だが、それでも負けられない。
期待度 ★★★★☆
シス△キャン (onomatope* raspberry)
これまで催眠バカ血統中心で走らせてきたonomatope* raspberryだが、今回はヒロインたちとキャンプに行くというあまり見られないアウトドア血統。騎手もNavelで活躍した羽純りおを起用し、トレーナーもCARNELIANと組んだ顔のない月で一時代を築いた宙形安久里をトレーナーで起用。といっても血統から考えても、配合(企画)を担当するのは紫苑憧朋香だろう。主戦騎手の雛祭桃子と組んだビッチ学園が清純なはずがないっ!!?でソコソコの成績は残しているが、抜き系が得意といえない羽純りおとのコンビは向かない可能性が高い。ヒロインの数が多いのはいいが、エロに特化したものでなければ、1人1人の走りが薄くなってしまいそうで不安。ここも苦しそうだ。
期待度 ★★☆
好きだった年下幼馴染が誰とでも寝ている件 (アトリエさくら)
アトリエさくらの中では安定感のある走りを見せていたかん奈・づかのコンビだが、ここ2走の成績は案外。今回の血統(設定)を見ると、必ずしも純粋NTR系とは言い難いが、どうアトリエさくらの所属馬らしさを見せるか。俗に言うヤリマンだった幼馴染の正体を知った主人公がどのような対応を見せるかどうかも、それほど意外性のある結末にはならないと予想。とすると後はかん奈の描く可愛いヒロインの容姿とのギャップ萌えに期待するしかないところだが、最近の成績を見るとプラス要素がそれだけだとやはり不安。これでは狙いにくい。
期待度 ★★
聖奴隷学園祭 ~Remaster Complete Box~ (Liquid)
Baseson系の凌辱抜き系厩舎のLiquidがおよそ2年ぶりに出走。過去出走した聖奴隷学園を初めとする5頭が同伴(同梱)されるというサービスは脅威・・・と見るのが一般的だが、よく見ると新たに収録される部分が、外伝部分のみとあまりに少ない。いわゆる完全新馬でなく、これまでの出走馬を集めるパックものの中にお、おまけとして外伝が入っているというのが本当の姿。とすればこれまでの持ち時計以上の成績で走るのは望み薄で、入着があれば十分だろう。
期待度 ★★☆
▲まいてつ Last Run!! (Lose)
ゴステリ・ものべのに続くLose3頭目は、一介の幼女オンリー厩舎でないところを見せてくれた。馬名(タイトル)を見て分かるようにその集大成が今回の出走で、当然期待が膨らむ。ただ父(本編)の出走から4年経過してやや賞味期限が切れてしまった感があるのは不安。入場曲(ヴォーカル曲)の多さは魅力だし、ヒロインの可愛さは当然だが、追加ヒロインのシナリオがどの程度占めるかも気になる点。といってもかなり前から出走を期待されていた馬だし、今回のメンバーなら当然上位に食い込んでくる筈だ。
期待度 ★★★★
〇ムチムチだからムクムクした ~幼なじみとの過ごし方~ (アトリエかぐや)
安定した抜きで定評のあるアトリエかぐやの中で、実は一番安定勢力となっているのがyoppy騎乗の馬。前走のJK妹。は走破時計こそそれほど変わらなかったものの、本賞金(データ数)は過去にない勢いで伸びただけに、ここなら主役級の扱いが出来る。前走は妹で今回は幼なじみと競馬(エロゲー)王道ヒロインで挑むというのは興味深い。動画(アニメ)も抜きに貢献していて、破壊力も充分。抜き系の中ではトップクラスの実力を備えているのは間違いなく、勝たれても不思議はない。
期待度 ★★★★
竜姫ぐーたらいふ (Whirlpool)
猫忍えくすはーとに続くWhirlpoolの安馬(低価格)路線は、騎手に引き続き鷹乃ゆきを起用。ヒロインが猫娘から龍に変わったが、亜人間という意味では同じ。その猫忍えくすはーとは直仔(続編)を含みすべて上位には一歩足りない成績に終わっていて、この馬も能力的には限界がありそう。トレーナーも同じ近江谷宥ということで、変わり身要素も少ない。ただ今回はあまりに相手が楽で、この馬なりに走ったとしてもヒロインの可愛さだけで食い込む可能性はあるが、それでも能力的に上位馬とは差がありそう。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)
登録馬は少ないものの上位は伯仲。それでもアインシュタインより愛を込めての器が一枚上で順当ならここから。抜き系では実績上位のムチムチだからムクムクした ~幼なじみとの過ごし方~も正反対の脚質だけに、本命馬がもたつくようなら逆転まで持っていけそう。まいてつ Last Run!!は追加部分がどれだけ占めるかがカギで、3番手評価が妥当。この3頭の三つ巴戦と見るのが順当で、他の馬が食い込む余地はなさそうだ。
2020年10月07日
10年前買ったゲームをようやく崩す
全盛期には月平均3本は購入していたエロゲーも、ここ最近は1本に満たなくなってきて、とうとう今年はこれまで1本も購入しないまま秋になってしまいました。
ただ9月は前から気になっていたソフトがあったこともあり、久々に予約を敢行。というのもここ最近は予約をしていわば退路を断っておかないと、発売日行くのが億劫になってしまい「時勢もあって」とか適当な言い訳して購入するのを止めてしまうことが常だからです。
そんなわけで、昨年末以来久々に大須に行ってきました。これも一昔前は名古屋駅のソフマップに行っていたのですが、ここ数年はショップ特典に興味を無くしていて、少しでも安く買える大須のショップに行くことにしているのです。
最近はそのショップには自宅から近い大須観音駅方面から行くことがほとんどで予約に行ったときもそうだったのですが、実際購入した日は仕事が終わったあと珍しく上前津駅方面から行くことにしました。
ほぼ1年ぶりに大須のアーケードを通過して赤門通を歩いていると、前あったはずのパソコンショップというより、ぼくにはエロゲーショップとしての記憶しかないGoodWillのビルが壊されていて、別の建物を建設していました。そして新築後はGoodWillの新店が入るわけでない様子。
(確かGoodWillのビルを建て直すといった噂を聞いた気がするけど、まさかショップ自体無くなるとは・・・)
少し驚いて部屋に帰ってからネットで調べてみると、倒産したわけでなくて、大須の別の場所で店自体は営業しているらしい。ただエロゲー自体扱うのを止めたらしくGoodWillのHPのどこを見てもエロゲーの通販を行っていない。念のため、メーカーのHPでショップ特典のページを見てみるとGoodWillの特典はどこも付けていない。
前に大須からコムロードが撤退したときは、ぼくが一番古くから利用していたショップということもあって、少し悲しい気分になったものですが、まさかあのGoodWillがエロゲーから撤退するとは思わず、再び同じような気分になりました。
というわけで、昨年来となる中京マイコンに行って予約したエロゲー2本を手に入れてきたのですが、それをプレイする前に今崩してしているエロゲーを片付けないといけない・・・
そんな今プレイしているのが恋神 -ラブカミ-(PULLTOP)です。もう発売日に購入したのか、それとも少し経ってから中古(もしくはワゴンセール)で手に入れたのか記憶が定かでないのですが、ライターの中に木緒なちの名があったことからソコソコ期待していたことは確か。
さてぼくの頭の中でのPULLTOPといえばLeafを退社した椎原旬が下原正・たけやまさみと組んでリリースした一連の作品(PRINCESS WALTZ)や藤原々々原画作品(遥かに仰ぎ、麗しの)の印象がいまだに強いのですが、最近のエロゲーファンにはライターとして紺野アスタの一連の作品(見上げてごらん、夜空の星を・・他)となるでしょう。そんな最近のPULLTOPの原画を担当する八島タカヒロ・基井あゆむが初めてエロゲー原画に挑んだ作品が恋神 -ラブカミ-なのです。
ただこの作品、プレイして見るとわかるのですが、最近の紺野アスタ作品の雰囲気というより、過去のゆのはな・しろくまベルスターズ♪の雰囲気に近い。
ただこれは制作者の狙いだったかもしれません。というのもこのゲームには個別顔グラフィックのない人物を含め、数多くの人物が登場します。これは遥かに仰ぎ、麗しのやしろくまベルスターズ♪の丸谷秀人シナリオに見られた手法で、ライターは変わりましたが今回それを倣ったのではないかと思うのですね。木緒なちは芸風の広いライターであり、丸谷シナリオの特徴に近いものを出すことについて造作ないことでしょう。
ただこのゲームについてはそれが必ずしも成功したといえないのが痛いところ。丸谷シナリオは個別CGのないキャラクターでも生き生きとストーリー内で動いていたのに対し、このゲームではモブとなっている一般人や神さまの印象がまるでない。
その影響が表れているのが主人公とツクヨミら神さまとニンゲン間とのトラブルを解決するという神さま委員会の活動で、これがさっぱり面白くない。というのもこのトラブルのほとんどがワンパターンで、基本亜紀先生が巻き込まれて被害者となるもの。イナリシナリオでの功名争いなどはまずまず楽しめたのですが、他のシナリオでは有効に働いていないのはどうか。これはモブキャラにしっかりとした性格付けがされていないのに、過去作品のように動かそうとした結果といえるのではないでしょうか。
そのためか、このゲームの中盤部分はいわゆるダレてしまっていて、勢いが感じられた導入部の勢いを完全に削いでしまっています。このゲームがお世辞にも成功した作品といえないのはそのためでしょう。
ただ過去のPULLTOPらしさも感じられるところもあって、全くの駄作と言い切れない部分もあります。主人公も短絡思考が目に付きますが、それでもウジウジと悩むダメ主人公と比べたら全然マシですし、ヒロインもまずまず可愛い。ただしろくまベルスターズ♪で、一人タイプの違うきららがいいアクセント役になったように、このゲームも唯一の人間ヒロインであるいつきがその役を担うかと思ったのですが、それほどパっとしなかったのが痛い。まあこのゲームの神さまヒロインたちが、やや人間くさいところがあって、あまり神らしくないところもあるので何とも言えないのですが・・・
あとこのゲームのHシーンは全くといっていいくらい抜こうとする気が起きなかったのは意外。別にヒロインの容姿が好みでなかったわけではないのですが・・・。これはヒロインに対して恋愛感情が湧かなかったためか、それともぼくがトシを食って精力がなくなったためか分かりませんが、その点ではややマイナス。ただその分をヴォーカル曲の良さで補填してくれたので全体的にはプラマイゼロといったあたり。まあいずれにしても総合的に良作一歩手前の作品だったということでしょう。
ただ9月は前から気になっていたソフトがあったこともあり、久々に予約を敢行。というのもここ最近は予約をしていわば退路を断っておかないと、発売日行くのが億劫になってしまい「時勢もあって」とか適当な言い訳して購入するのを止めてしまうことが常だからです。
そんなわけで、昨年末以来久々に大須に行ってきました。これも一昔前は名古屋駅のソフマップに行っていたのですが、ここ数年はショップ特典に興味を無くしていて、少しでも安く買える大須のショップに行くことにしているのです。
最近はそのショップには自宅から近い大須観音駅方面から行くことがほとんどで予約に行ったときもそうだったのですが、実際購入した日は仕事が終わったあと珍しく上前津駅方面から行くことにしました。
ほぼ1年ぶりに大須のアーケードを通過して赤門通を歩いていると、前あったはずのパソコンショップというより、ぼくにはエロゲーショップとしての記憶しかないGoodWillのビルが壊されていて、別の建物を建設していました。そして新築後はGoodWillの新店が入るわけでない様子。
(確かGoodWillのビルを建て直すといった噂を聞いた気がするけど、まさかショップ自体無くなるとは・・・)
少し驚いて部屋に帰ってからネットで調べてみると、倒産したわけでなくて、大須の別の場所で店自体は営業しているらしい。ただエロゲー自体扱うのを止めたらしくGoodWillのHPのどこを見てもエロゲーの通販を行っていない。念のため、メーカーのHPでショップ特典のページを見てみるとGoodWillの特典はどこも付けていない。
前に大須からコムロードが撤退したときは、ぼくが一番古くから利用していたショップということもあって、少し悲しい気分になったものですが、まさかあのGoodWillがエロゲーから撤退するとは思わず、再び同じような気分になりました。
というわけで、昨年来となる中京マイコンに行って予約したエロゲー2本を手に入れてきたのですが、それをプレイする前に今崩してしているエロゲーを片付けないといけない・・・
そんな今プレイしているのが恋神 -ラブカミ-(PULLTOP)です。もう発売日に購入したのか、それとも少し経ってから中古(もしくはワゴンセール)で手に入れたのか記憶が定かでないのですが、ライターの中に木緒なちの名があったことからソコソコ期待していたことは確か。
さてぼくの頭の中でのPULLTOPといえばLeafを退社した椎原旬が下原正・たけやまさみと組んでリリースした一連の作品(PRINCESS WALTZ)や藤原々々原画作品(遥かに仰ぎ、麗しの)の印象がいまだに強いのですが、最近のエロゲーファンにはライターとして紺野アスタの一連の作品(見上げてごらん、夜空の星を・・他)となるでしょう。そんな最近のPULLTOPの原画を担当する八島タカヒロ・基井あゆむが初めてエロゲー原画に挑んだ作品が恋神 -ラブカミ-なのです。
ただこの作品、プレイして見るとわかるのですが、最近の紺野アスタ作品の雰囲気というより、過去のゆのはな・しろくまベルスターズ♪の雰囲気に近い。
ただこれは制作者の狙いだったかもしれません。というのもこのゲームには個別顔グラフィックのない人物を含め、数多くの人物が登場します。これは遥かに仰ぎ、麗しのやしろくまベルスターズ♪の丸谷秀人シナリオに見られた手法で、ライターは変わりましたが今回それを倣ったのではないかと思うのですね。木緒なちは芸風の広いライターであり、丸谷シナリオの特徴に近いものを出すことについて造作ないことでしょう。
ただこのゲームについてはそれが必ずしも成功したといえないのが痛いところ。丸谷シナリオは個別CGのないキャラクターでも生き生きとストーリー内で動いていたのに対し、このゲームではモブとなっている一般人や神さまの印象がまるでない。
その影響が表れているのが主人公とツクヨミら神さまとニンゲン間とのトラブルを解決するという神さま委員会の活動で、これがさっぱり面白くない。というのもこのトラブルのほとんどがワンパターンで、基本亜紀先生が巻き込まれて被害者となるもの。イナリシナリオでの功名争いなどはまずまず楽しめたのですが、他のシナリオでは有効に働いていないのはどうか。これはモブキャラにしっかりとした性格付けがされていないのに、過去作品のように動かそうとした結果といえるのではないでしょうか。
そのためか、このゲームの中盤部分はいわゆるダレてしまっていて、勢いが感じられた導入部の勢いを完全に削いでしまっています。このゲームがお世辞にも成功した作品といえないのはそのためでしょう。
ただ過去のPULLTOPらしさも感じられるところもあって、全くの駄作と言い切れない部分もあります。主人公も短絡思考が目に付きますが、それでもウジウジと悩むダメ主人公と比べたら全然マシですし、ヒロインもまずまず可愛い。ただしろくまベルスターズ♪で、一人タイプの違うきららがいいアクセント役になったように、このゲームも唯一の人間ヒロインであるいつきがその役を担うかと思ったのですが、それほどパっとしなかったのが痛い。まあこのゲームの神さまヒロインたちが、やや人間くさいところがあって、あまり神らしくないところもあるので何とも言えないのですが・・・
あとこのゲームのHシーンは全くといっていいくらい抜こうとする気が起きなかったのは意外。別にヒロインの容姿が好みでなかったわけではないのですが・・・。これはヒロインに対して恋愛感情が湧かなかったためか、それともぼくがトシを食って精力がなくなったためか分かりませんが、その点ではややマイナス。ただその分をヴォーカル曲の良さで補填してくれたので全体的にはプラマイゼロといったあたり。まあいずれにしても総合的に良作一歩手前の作品だったということでしょう。
2020年09月19日
9月の発売予定表から
気候も涼しくなってきて秋競馬(エロゲー)開幕といったムードに誘われるかのように有力馬が出走。有力馬2頭が奇しくも謎解き脚質(ジャンル)対決。その間隙を突いて浮上する穴馬がいるのかどうかが注目されますが、果たして下馬評通りの結果となるのかが焦点となりそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
アママネ2 (プレカノ)
運動部系主人公を応援してくれるマネジャーという血統(設定)のアママネの全妹(続編)。前作のヒロインである紗月も新ヒロインのよき先輩マネジャーとして登場し、正統な全妹としてファンを繋ぎとめている。ただ姉自体評価が高かったわけでなく、その原因が馬体の内容の乏しさによるものとなると、今回期待できる要素はそれほど高くない。この厩舎だけにヒロイン萌えについてのポイントは高いが、配合(企画)担当にスタッフも同じとなると変わり身は乏しいと見るのが正解だろう。
期待度 ★★
〇鍵を隠したカゴのトリ -Bird in cage hiding the key- (Cabbit)
Cabbit年ぶりの新馬は出走取消(延期)を繰り返すなど難産な様子もようやくゲートイン(マスターアップ)に漕ぎつけた。奇しくも人気馬同士のミステリー対決となったが、これまでの厩舎(ブランド)の出走馬からこちらの方が本格派と見る。といっても過去に起きた殺人事件の謎を解くという展開は、前例が多いだけに独自性を出すのは難しい、また過去の事件だけで引っ張るのは難しく、新たな謎がどう盛り込まれるかも気になる点。そのあたりがまだ分からず、最近トレーナー(ライター)の御厨みくりがミステリー系から離れているのも不安。それに輪をかけるかのように、調教の動きも芳しいとはいえない。それでもずっと期待されている厩舎の新馬だけに、それなりに格好は付けてくれると見たが・・・
期待度 ★★★☆
催眠奪女 〜全てが僕の自由になる世界へようこそ~ 朝霧架純編 (シルキーズSAKURA)
古参厩舎のシルキーズ抜き系専用であるシルキーズSAKURAの最新馬。この厩舎でまずまず実績あるシャア専用◎がトレーナーでそれなりに期待できそうな要素はある。抜き系では数々の血統を手がけているトレーナーだが、意外に催眠系についての経験は少なく、大催眠(Liquid)くらい。それも走ったわけでなく不安材料の一つ。騎手はその際起用された一人の吉野恵子で、初騎乗が20世紀時代というから大ベテランといえる。それだけに催眠系の騎乗経験は豊富だが、厩舎を取材する限り催眠系にしてはシチュに乏しいのは気がかり。馬名(タイトル)を見る限り、全妹(続編)の出走が予定されているようで、手の内を全部見せない可能性はあるが、果たしてそれで好走できるかどうか。能力はあるようだが今回は様子見したほうが無難かも。
期待度 ★★☆
◎さくらの雲*スカアレットの恋 (きゃべつそふと)
ここ2戦立て続けにスマッシュヒットを飛ばしたトレーナー冬茜トムの最新馬。騎手は前走と同じくベストパートナーというべき梱枝りこで、激走したアメイジング・グレイス -What color is your attribute?-の再現を狙う。太平洋戦争前の帝都を舞台に謎解きを押し出す作戦は魅力的。登場人物が前走から各段に増えて、走り(シナリオ)に巾が出そうなのは楽しみだが、反面伏線の回収にまごつく可能性も高く表裏一体。ただこれまでの実績から伏線回収に長けたトレーナーだけに心配は少ない。実績的にもここなら上位評価。きっちり主役の座を務めあげてくれるだろう。
期待度 ★★★★☆
月の少女 -美娼女学園2- (Argonauts)
やまかぜ嵐を起用した新母系(シリーズ)美娼女学園の2代目。ただ全姉は大きく期待を裏切って、ヒロインの女子校生を娼婦化するといった血統に期待したファンにとっては拍子抜け。ただ今回は枕営業を強いられるヒロインということから、その点については解消できるか。ただ次にすぐ全妹(続編)の出走が控えているとあって、主人公やシスターの過去といった伏線部分が明らかにされることはなさそう。となると全体の評価は姉妹3頭すべて出揃ってから下すのが妥当で、この馬単体の評価となるとかなり厳しくなってくる。前走から大きな変わり身を見せられるかとなると疑問だ。
期待度 ★★
女体狂乱プリンセス (わるきゅ~れ)
わるきゅーれの看板母系の一つである女体狂乱の最新馬。騎手は今回この母系では初騎乗となるおしゃれ教室だが、ベテランでこの厩舎の主戦格といっていいだけに不安はないだろう。女体を改造するといったシチュはあまりに零細血統過ぎて、ファンが付いてこれないのか、これまでの結果は入着が精一杯。今回改造されるヒロインが王女ということで不自然さはなさそうだが、逆にこの母系独特のバカさがどこまで保たれるのか。厩舎を取材する限りは過去の馬と比べて目新しさに欠けるのが不安で、実績的にも見送りで。
期待度 ★★
△白昼夢の青写真 (Laplacian)
雰囲気や調教(体験版)の動きは素晴らしいが、実戦では案外な動きが続くLaplacian厩舎。今回は調教の動きはそれほど目立つものではないが、ヒロイン3人の走り(シナリオ)を直線(終盤)まとめるという趣向からして仕方ない。ただ、その3人のヒロインのラシックス(声優)が同じというのはネタバレを示唆しているようで瑕となりかねなく不安が先立つ。逆に言えばそれを払拭するだけの動きを見せれば、大駆けも充分可能とはいえるが、取材してもそのあたりがどうも掴めない。トレーナーの緒乃ワサビは決して手腕がないわけでなく、いつ一流馬を送り出してくれるかと期待しているのだが、今回の血統や動きだと首を傾げざるを得ない。
期待度 ★★★
Honey*Honey*Honey! (おうちじかん)
新規開業厩舎(ブランド)おううちじかんのデビュー初戦となるが、騎手が大空樹で厩舎を取材してもHARUKAZE厩舎を意識しているのは明白。といってもトレーナーがはとでなく今回初めて調教を担当するシト&ふくろーでは信頼性に欠ける。血統(設定)もイチャラブに徹したもので、ノラと皇女と野良猫ハートのような走りを期待するのは厳しい。ラシックス(声優)も抜き系に起用されている面々が主力とあって、エロにはソコソコ期待できるかもしれないが、そこで勝負するには騎手の技量がやや不足している点は否めない。今回は見送りでよさそう。
期待度 ★★☆
パパ活あやちゃんと種付けおじさん (Frill)
前走の神待ちサナちゃんでファンをアッと言わせたFrillが2年ぶりに出走。馬名(タイトル)を見ると、その走りを再現しようとするかと思われるが、取材するとどうもバカ寄りになっているようで不安が残る。確かにエロには期待できそうだが、パパ活を始めたばかりのヒロインを堕とすというシチュだけでは前走の再現を期待するのは厳しい。前走の配合(企画)に関わった白矢たつきの名が見られないのも不安に輪をかける。前走の動きから人気を集めるようなら思い切ってオミットする手も。
期待度 ★★☆
△ハミダシクリエイティブ (まどそふと)
ワガママハイスペックでようやく大駆けを見せながら、前走のラズベリーキューブは大きく期待を裏切った。ただトレーナーが地方(同人)を皮切りに実績を残した葉山こよーてから、ムラ多い近江谷宥に変わったことを考えると納得。とすると今回全く実績のない甲木順之助がライターというのはプラスとはいえない。ただ調教を見ると期待値が低かったせいかまずまず動いたように見えた。ヒロインの可愛さに関しては間違いなく、サブヒロインの充実さもおまけシナリオのことを考えればプラス。後は主人公がヘタレ化しなければといったところだが、やはりトレーナーの経験を考えると連穴評価が妥当なところか。
期待度 ★★★☆
HaremじゃないよKingdom 光&ソフィーヤ&キキ編 (SMEE)
早瀬ゆうが久々に単独で手がけたということで人気を集めたにしては、期待に応えきれなかったHaremKingdom -ハーレムキングダム- の直仔(FD)。SMEEの直仔は最近は父(本編)より時計を落としていて、期待感に乏しい。ハーレムを主眼にした本編と違い、今回はヒロイン個別でのイチャラブがメインとなるが、本編の流れを無視するような展開がファンに受け入れられるかどうか。いずれにしても父の成績から上積みが見込めないとなると、馬券に絡むには厳しいと見るべきだろう。
期待度 ★★
ボクのカノジョはえっちな先生 (monoceros+)
デビュー戦の甘やかせカノジョのいる生活が散々な成績だっただけに、前評判は最低ランクと言っていいこの馬だが、騎手のオギンバラは抜き系騎手ではトップランクといっていいし、巨乳ヒロインとのH動画(アニメ)だけで上位に食い込むポテンシャルは充分。ただデビュー戦の成績の酷さが馬体重(容量)の小ささによるものが明白で、それはトレーナーや騎手の手腕でどうにかなるものでない。ましてトレーナーの中村亮太は抜き系でこれまで注目馬を輩出したことがないし、今回も厳しそう。
期待度 ★★
まましす 〜お母さんとわたし、どっちがいいの?〜 (boot UP!)
以前は時に大駆けを見せていたboot UP!厩舎だが、最近はマンネリからか本賞金(データ数)の少なさに悩まされている。今回新たな母系(シリーズ)で挑むが、騎手・トレーナーとも同じで一見変わり映えがないように見える。母娘との親子丼を始めとする甘ラブエロが主眼となるものの、よく考えると目新しさといった点では皆無。それでもヒロインとの甘エロラブが上々なら問題ないと言いたいところだが、それだけでは新たなファンの目を惹きつけるといった面では乏しい。今回も入着が一杯だろう。
期待度 ★★
▲Mama×Holic ~魅惑のママと甘々カンケイ~ (アトリエかぐや)
アトリエかぐやの新馬は看板騎手choco chipが手綱を握っての亜人ヒロインとのエロが主眼。ただ名手choco chipだけに無難にこなしているが、亜人ヒロインは得意とするタイプとはいえないのは不安。それでも騎手の能力から抜き系として上位ランクに位置するのは間違いないし、トレーナーも七央結日ら抜き系で実績のある面々を揃える。ヒロインが5人というのも最近のアトリエかぐやからすると大盤振る舞いと言えるし、抜き系では明らかに上位ランク。この厩舎からして全くの凡走は考えにくいし、人気馬が大崩れすれば出番があるかも。
期待度 ★★★☆
△ろけらぶ -Location Love- 神社×先輩 (FrontWing)
この母系(シリーズ)もこれで3代目。一定のシチュの中でイチャラブを見せるという血統は保住圭の得意とするところ。神社と巫女の年上ヒロインというニックスは定番だが、安定感は充分。その先輩が小柄でロリ体型というのは一種の変化球といえるが、走りには特に関わらないだろう。2走目で上積みを見せたのも心強く、なお一層の前進を見込みたいところだが、安馬(低価格)だけに、能力的に限界はありそう。ただ人気どころが崩れるようなら連対圏に食い込む可能性は捨てきれない。
期待度 ★★★
(本紙の見解)人気を集めそうなさくらの雲*スカアレットの恋が、調教の動きも良く、他馬との力の差は歴然。ここなら人気に応えてくれそう。能力的には充分対抗できるはずの鍵を隠したカゴのトリ -Bird in cage hiding the key-だが、仕上げ過程に不安があり、ようやく公開された調教を見ても、謎解き要素が乏しく感じられるのは不安。それでも直線(終盤)追いこんできそうな雰囲気はあるだけに、逆転の可能性を考えられるのはこの馬が唯一か。抜き系として安定さが魅力のMama×Holic ~魅惑のママと甘々カンケイ~が一角崩しの候補筆頭。萌え系として高いポテンシャルを秘めるがムラ駆けの印象があるハミダシクリエイティブは、調教を見てその印象を上書き。白昼夢の青写真も走る雰囲気はあるが、これまでそれをことごとく実戦で裏切っているだけにアテにはできず、それならろけらぶ -Location Love- 神社×先輩が食い込む可能性の方が高いかも。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
アママネ2 (プレカノ)
運動部系主人公を応援してくれるマネジャーという血統(設定)のアママネの全妹(続編)。前作のヒロインである紗月も新ヒロインのよき先輩マネジャーとして登場し、正統な全妹としてファンを繋ぎとめている。ただ姉自体評価が高かったわけでなく、その原因が馬体の内容の乏しさによるものとなると、今回期待できる要素はそれほど高くない。この厩舎だけにヒロイン萌えについてのポイントは高いが、配合(企画)担当にスタッフも同じとなると変わり身は乏しいと見るのが正解だろう。
期待度 ★★
〇鍵を隠したカゴのトリ -Bird in cage hiding the key- (Cabbit)
Cabbit年ぶりの新馬は出走取消(延期)を繰り返すなど難産な様子もようやくゲートイン(マスターアップ)に漕ぎつけた。奇しくも人気馬同士のミステリー対決となったが、これまでの厩舎(ブランド)の出走馬からこちらの方が本格派と見る。といっても過去に起きた殺人事件の謎を解くという展開は、前例が多いだけに独自性を出すのは難しい、また過去の事件だけで引っ張るのは難しく、新たな謎がどう盛り込まれるかも気になる点。そのあたりがまだ分からず、最近トレーナー(ライター)の御厨みくりがミステリー系から離れているのも不安。それに輪をかけるかのように、調教の動きも芳しいとはいえない。それでもずっと期待されている厩舎の新馬だけに、それなりに格好は付けてくれると見たが・・・
期待度 ★★★☆
催眠奪女 〜全てが僕の自由になる世界へようこそ~ 朝霧架純編 (シルキーズSAKURA)
古参厩舎のシルキーズ抜き系専用であるシルキーズSAKURAの最新馬。この厩舎でまずまず実績あるシャア専用◎がトレーナーでそれなりに期待できそうな要素はある。抜き系では数々の血統を手がけているトレーナーだが、意外に催眠系についての経験は少なく、大催眠(Liquid)くらい。それも走ったわけでなく不安材料の一つ。騎手はその際起用された一人の吉野恵子で、初騎乗が20世紀時代というから大ベテランといえる。それだけに催眠系の騎乗経験は豊富だが、厩舎を取材する限り催眠系にしてはシチュに乏しいのは気がかり。馬名(タイトル)を見る限り、全妹(続編)の出走が予定されているようで、手の内を全部見せない可能性はあるが、果たしてそれで好走できるかどうか。能力はあるようだが今回は様子見したほうが無難かも。
期待度 ★★☆
◎さくらの雲*スカアレットの恋 (きゃべつそふと)
ここ2戦立て続けにスマッシュヒットを飛ばしたトレーナー冬茜トムの最新馬。騎手は前走と同じくベストパートナーというべき梱枝りこで、激走したアメイジング・グレイス -What color is your attribute?-の再現を狙う。太平洋戦争前の帝都を舞台に謎解きを押し出す作戦は魅力的。登場人物が前走から各段に増えて、走り(シナリオ)に巾が出そうなのは楽しみだが、反面伏線の回収にまごつく可能性も高く表裏一体。ただこれまでの実績から伏線回収に長けたトレーナーだけに心配は少ない。実績的にもここなら上位評価。きっちり主役の座を務めあげてくれるだろう。
期待度 ★★★★☆
月の少女 -美娼女学園2- (Argonauts)
やまかぜ嵐を起用した新母系(シリーズ)美娼女学園の2代目。ただ全姉は大きく期待を裏切って、ヒロインの女子校生を娼婦化するといった血統に期待したファンにとっては拍子抜け。ただ今回は枕営業を強いられるヒロインということから、その点については解消できるか。ただ次にすぐ全妹(続編)の出走が控えているとあって、主人公やシスターの過去といった伏線部分が明らかにされることはなさそう。となると全体の評価は姉妹3頭すべて出揃ってから下すのが妥当で、この馬単体の評価となるとかなり厳しくなってくる。前走から大きな変わり身を見せられるかとなると疑問だ。
期待度 ★★
女体狂乱プリンセス (わるきゅ~れ)
わるきゅーれの看板母系の一つである女体狂乱の最新馬。騎手は今回この母系では初騎乗となるおしゃれ教室だが、ベテランでこの厩舎の主戦格といっていいだけに不安はないだろう。女体を改造するといったシチュはあまりに零細血統過ぎて、ファンが付いてこれないのか、これまでの結果は入着が精一杯。今回改造されるヒロインが王女ということで不自然さはなさそうだが、逆にこの母系独特のバカさがどこまで保たれるのか。厩舎を取材する限りは過去の馬と比べて目新しさに欠けるのが不安で、実績的にも見送りで。
期待度 ★★
△白昼夢の青写真 (Laplacian)
雰囲気や調教(体験版)の動きは素晴らしいが、実戦では案外な動きが続くLaplacian厩舎。今回は調教の動きはそれほど目立つものではないが、ヒロイン3人の走り(シナリオ)を直線(終盤)まとめるという趣向からして仕方ない。ただ、その3人のヒロインのラシックス(声優)が同じというのはネタバレを示唆しているようで瑕となりかねなく不安が先立つ。逆に言えばそれを払拭するだけの動きを見せれば、大駆けも充分可能とはいえるが、取材してもそのあたりがどうも掴めない。トレーナーの緒乃ワサビは決して手腕がないわけでなく、いつ一流馬を送り出してくれるかと期待しているのだが、今回の血統や動きだと首を傾げざるを得ない。
期待度 ★★★
Honey*Honey*Honey! (おうちじかん)
新規開業厩舎(ブランド)おううちじかんのデビュー初戦となるが、騎手が大空樹で厩舎を取材してもHARUKAZE厩舎を意識しているのは明白。といってもトレーナーがはとでなく今回初めて調教を担当するシト&ふくろーでは信頼性に欠ける。血統(設定)もイチャラブに徹したもので、ノラと皇女と野良猫ハートのような走りを期待するのは厳しい。ラシックス(声優)も抜き系に起用されている面々が主力とあって、エロにはソコソコ期待できるかもしれないが、そこで勝負するには騎手の技量がやや不足している点は否めない。今回は見送りでよさそう。
期待度 ★★☆
パパ活あやちゃんと種付けおじさん (Frill)
前走の神待ちサナちゃんでファンをアッと言わせたFrillが2年ぶりに出走。馬名(タイトル)を見ると、その走りを再現しようとするかと思われるが、取材するとどうもバカ寄りになっているようで不安が残る。確かにエロには期待できそうだが、パパ活を始めたばかりのヒロインを堕とすというシチュだけでは前走の再現を期待するのは厳しい。前走の配合(企画)に関わった白矢たつきの名が見られないのも不安に輪をかける。前走の動きから人気を集めるようなら思い切ってオミットする手も。
期待度 ★★☆
△ハミダシクリエイティブ (まどそふと)
ワガママハイスペックでようやく大駆けを見せながら、前走のラズベリーキューブは大きく期待を裏切った。ただトレーナーが地方(同人)を皮切りに実績を残した葉山こよーてから、ムラ多い近江谷宥に変わったことを考えると納得。とすると今回全く実績のない甲木順之助がライターというのはプラスとはいえない。ただ調教を見ると期待値が低かったせいかまずまず動いたように見えた。ヒロインの可愛さに関しては間違いなく、サブヒロインの充実さもおまけシナリオのことを考えればプラス。後は主人公がヘタレ化しなければといったところだが、やはりトレーナーの経験を考えると連穴評価が妥当なところか。
期待度 ★★★☆
HaremじゃないよKingdom 光&ソフィーヤ&キキ編 (SMEE)
早瀬ゆうが久々に単独で手がけたということで人気を集めたにしては、期待に応えきれなかったHaremKingdom -ハーレムキングダム- の直仔(FD)。SMEEの直仔は最近は父(本編)より時計を落としていて、期待感に乏しい。ハーレムを主眼にした本編と違い、今回はヒロイン個別でのイチャラブがメインとなるが、本編の流れを無視するような展開がファンに受け入れられるかどうか。いずれにしても父の成績から上積みが見込めないとなると、馬券に絡むには厳しいと見るべきだろう。
期待度 ★★
ボクのカノジョはえっちな先生 (monoceros+)
デビュー戦の甘やかせカノジョのいる生活が散々な成績だっただけに、前評判は最低ランクと言っていいこの馬だが、騎手のオギンバラは抜き系騎手ではトップランクといっていいし、巨乳ヒロインとのH動画(アニメ)だけで上位に食い込むポテンシャルは充分。ただデビュー戦の成績の酷さが馬体重(容量)の小ささによるものが明白で、それはトレーナーや騎手の手腕でどうにかなるものでない。ましてトレーナーの中村亮太は抜き系でこれまで注目馬を輩出したことがないし、今回も厳しそう。
期待度 ★★
まましす 〜お母さんとわたし、どっちがいいの?〜 (boot UP!)
以前は時に大駆けを見せていたboot UP!厩舎だが、最近はマンネリからか本賞金(データ数)の少なさに悩まされている。今回新たな母系(シリーズ)で挑むが、騎手・トレーナーとも同じで一見変わり映えがないように見える。母娘との親子丼を始めとする甘ラブエロが主眼となるものの、よく考えると目新しさといった点では皆無。それでもヒロインとの甘エロラブが上々なら問題ないと言いたいところだが、それだけでは新たなファンの目を惹きつけるといった面では乏しい。今回も入着が一杯だろう。
期待度 ★★
▲Mama×Holic ~魅惑のママと甘々カンケイ~ (アトリエかぐや)
アトリエかぐやの新馬は看板騎手choco chipが手綱を握っての亜人ヒロインとのエロが主眼。ただ名手choco chipだけに無難にこなしているが、亜人ヒロインは得意とするタイプとはいえないのは不安。それでも騎手の能力から抜き系として上位ランクに位置するのは間違いないし、トレーナーも七央結日ら抜き系で実績のある面々を揃える。ヒロインが5人というのも最近のアトリエかぐやからすると大盤振る舞いと言えるし、抜き系では明らかに上位ランク。この厩舎からして全くの凡走は考えにくいし、人気馬が大崩れすれば出番があるかも。
期待度 ★★★☆
△ろけらぶ -Location Love- 神社×先輩 (FrontWing)
この母系(シリーズ)もこれで3代目。一定のシチュの中でイチャラブを見せるという血統は保住圭の得意とするところ。神社と巫女の年上ヒロインというニックスは定番だが、安定感は充分。その先輩が小柄でロリ体型というのは一種の変化球といえるが、走りには特に関わらないだろう。2走目で上積みを見せたのも心強く、なお一層の前進を見込みたいところだが、安馬(低価格)だけに、能力的に限界はありそう。ただ人気どころが崩れるようなら連対圏に食い込む可能性は捨てきれない。
期待度 ★★★
(本紙の見解)人気を集めそうなさくらの雲*スカアレットの恋が、調教の動きも良く、他馬との力の差は歴然。ここなら人気に応えてくれそう。能力的には充分対抗できるはずの鍵を隠したカゴのトリ -Bird in cage hiding the key-だが、仕上げ過程に不安があり、ようやく公開された調教を見ても、謎解き要素が乏しく感じられるのは不安。それでも直線(終盤)追いこんできそうな雰囲気はあるだけに、逆転の可能性を考えられるのはこの馬が唯一か。抜き系として安定さが魅力のMama×Holic ~魅惑のママと甘々カンケイ~が一角崩しの候補筆頭。萌え系として高いポテンシャルを秘めるがムラ駆けの印象があるハミダシクリエイティブは、調教を見てその印象を上書き。白昼夢の青写真も走る雰囲気はあるが、これまでそれをことごとく実戦で裏切っているだけにアテにはできず、それならろけらぶ -Location Love- 神社×先輩が食い込む可能性の方が高いかも。
2020年08月19日
8月の発売予定表から
久々に人気を集めそうな有力馬が登録メンバーに入り、ようやくファンの注目を浴びそうなレースとなりそうな予感。その外にも波乱を呼びそうな穴馬の存在もあって、馬券的妙味もありそう。有力馬が期待通りの走りをみせてくれるか、それとも人気薄が激走して波乱を演出するか、高いレベルでの決着を望みたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
あまあま★シェアリング (ぱじゃまエクスタシー)
他厩舎でエログロ血統を上位に導いたるび様が、今回ぱじゃまエクスタシーで萌えエロ系に挑む。前走(真愛の百合は赤く染まる)のような百合系でなく、従姉妹二人との同棲萌えエロ系で、るび様が得意とするタイプでないのはややマイナス。この厩舎自体往年の輝きは取り戻せずにいるし、トレーナーも同じとなると変わり身要素は少ない。こういった安馬(低価格)イチャラブ系は最近氾濫していて、騎手の力量だけで上位に食い込むには厳しいだけに、今回も見送りでいいだろう。
期待度 ★★
あやかし遊郭 ~花魁アマビエ民譚集~ (Casket)
異種姦系一本のCasketの新母系(シリーズ)も今回で3頭目。妖怪と花魁という異色ニックスがこれまで結果に繋がっていないところはあるが、代が進んでの進化に期待。最近話題の流行病を救う妖怪アマビエをヒロインに迎え、幼馬(ロリ)要素も加えたのが面白い。ヒロイン自体は可愛く感じられるが、安馬(低価格)だけに、こじんまりとまとまっていたとしても、上位に食い込めるかどうかは厳しそう。それでもこの厩舎にはこれまで同様、独自の戦いで少しづつ認知度を高めていって欲しい。
期待度 ★★☆
△妹サポ! ~ゲンキンでLowな巨乳妹に、おっぱい揉ませてもらいました~ (はむはむソフト)
最近は妹ヒロインとのエロ専門厩舎として認知されてきたはむはむソフトだが、今回はこれまでの出走馬と違ってヒロインが幼馬(ロリ)貧乳でなく巨乳という点が新機軸。安馬(低価格)ということで、血統(設定)も奥深さはない。ただこの厩舎だけに単にスタートから妹とのイチャラブという単調さはなく、妹×援助交際というあまり例のないニックスがどう出るかが見どころ。これまでのような幼馬妹という血統からガラリと変わっているだけに未知数な面は多いが、嵌れば大駆けがあるかも。
期待度 ★★★
義妹達との生活は気持ちいいけど少し疲れる(すふれそふと)
別路線(萌え官能小説)からの持ち込みという路線のすふれそふとだが、デビュー戦の前走は一流トレーナー(ライター)さかき傘を起用しながら完敗と壁の厚さを知らされた形。今回はなろう小説のAmatiの原案を走らせるが、中央競馬(エロゲー)では知名度が劣るだけに期待感は薄い。ただデビュー戦と違って抜きを考えると騎手のみずき佑真の起用はプラスとなりそうだし、毛ヅヤ(CG)も良さそうに見える。今回メンバーが揃った印象で馬券対象となると厳しそうだが、次に繋がるレースにしたいところ。
期待度 ★★☆
かけぬけ★青春スパーキング! (SAGA PLANETS)
前走はトレーナーにさかき傘を起用して、はつゆきさくらに匹敵する時計で駆け抜けたサガプラだが、今回は瀬尾順・砥石大樹といったカルマルカ*サークルで起用された面々が登場。とするとはつゆきさくらの勢いを大きく失速させた悪夢が蘇りそうな予感がして寒い。追い切り(体験版)も主人公を見る限り、今回配合(企画)を担当した瀬尾順らしいダメ主人公さ全開で懸念が当たってしまった形。イチャラブで実績ある保住圭も最近はパッとしないし、ヒロインの可愛さは捨てがたいものの今回は凡走の番か。
期待度 ★★
△極限痴漢特異点 (アストロノーツ・シリウス)
M&Mが騎乗した痴漢系というと以前所属していたアトリエかぐや時代のデビュー馬最終痴漢電車を思い出される。その直系最終痴漢電車3は痴漢系では最高に近い評価を受けた馬で、この馬がそれに迫れるかどうか。血統(設定)を見ると痴漢系らしい天然バカさ全開だが、敵役である痴漢撲滅組織の存在が取材で明らかにされていないのは気がかり。あと痴漢系は主人公のキャラクターの出来不出来が大きなカギを握るが、最終痴漢電車3のような素敵POVに票が集まるようなタイプかどうか。その時のトレーナーだったすまっしゅぱんだ・霧島へるんがいるのは心強いが、最近の厩舎の実績が心もとないのは心配。まともなら上位に食い込む能力はあるはずだが。
期待度 ★★★☆
△shin-neko ~再会した妹との新たな関係~ (milimili:AMUSE CRAFT EROTICA)
これまでバカエロ系で知名度を上げてきたmilimiliだが、今回は親厩舎のAMUSE CRAFTの名を冠して雰囲気も一新。moreの姉妹厩舎で実績を積んできたしばいぬにきを起用してバカを封印。再開した妹との恋愛関係というのは珍しい血統(設定)ではないが、騎手の手腕も相まってヒロインはなかなか魅力的に映る。妹との純愛をどこまで貫けるかがカギで、あまりに早くエロに走ってしまっては雰囲気が台無しとなってしまうかも。問題はトレーナーがこれまでと同じ若葉祥慶で、こうしたタイプの馬を扱えるかどうか。そこが大丈夫なら意外な大駆けが見られる可能性も。
期待度 ★★★
◎青春フラジャイル (Purple software)
御影・なかひろと最近は実績あるトレーナーを起用して好結果を残している紫厩舎が今回選んだのは鏡遊。未来ノスタルジア以来、およそ十年ぶりの登場となるが、解散したminoriでオープン馬を手掛けているように実績は充分。厩舎は最近ファンタジー風味な血統(設定)で好成績を残しているが、今回も魔法という因子を使っての挑戦。魔法系と学園もののニックスは意外に成功した馬は少ないが、このトレーナーならしっかりと仕上げてくれるはず。序盤ヒロインがややウザい部分はあるものの、徐々に可愛くなっていくと予想。騎手が主戦の克ということで、エロにも力を入れているのも好感。まずまず骨っぽい相手は揃ったが、勝機はありそう。
期待度 ★★★★☆
となりに彼女のいる幸せ ~complete~ (プレカノ)
著名騎手を起用した安馬萌え系と出走馬がはっきりしているプレカノ。今回はねこにゃんが手綱を握りまずまずの走りをしたとなりに彼女のいる幸せの総集編で、過去この馬を買ったファンには無用に見えるが、憎いのは新要素である~twoface~セカンドサマーの存在。といっても占めるウェイトは大きなものではなさそうで、かなりのファンでもそれだけのためにこの馬を買えるかどうか疑問。それよりも、こうした出走は厩舎にとっては稼ぐ手段として有効かもしれないが、ファンに不信感を呼ぶことになり慎んでもらいたいものだ。
期待度 ★☆
▲プリンセスハートリンク ~剣姫たちの艶舞~ (裸足少女)
近走結果を残している裸足少女の最新馬は、過去数戦と同じく巨乳ヒロインが主役。オギンバラ・葵渚という巨乳得意の騎手を起用したというだけで、ファンには期待が膨らむところ。VRを利用したMMORPGという血統(設定)はそれほど珍しいものではないが、現代ヒロインに合理的にファンタジー衣装を着せるという点については理にかなっている。問題は現代世界とヴァーチャル世界が乖離していないかで、いくら抜き性能が良くてもそこで足を引っ張っては勝機はない。主人公がショタ系というのも気になるが、ヒロインたちに責められる展開が多いと示唆していると好意的に解釈。最近この厩舎で好実績のトレーナー間崎俊介を信じて印を重めにしたい。
期待度 ★★★☆
〇BETA-SIXDOUZE (Liar-soft)
昨年走ったALPHA-NIGHTHAWKの直仔(続編)。父(前作)はまずまずの走りを見せたものの、必ずしも期待に充分応えたとはいえなかったが、その要因の大きなものが素質(伏線)を発揮((回収)しきれなかったと見ると、今回の直仔で巻き返しを期待していい。問題は高馬(フルプライス)でないことで、再びポテンシャルを開花しきれないままになってしまわないかということだが、直仔で確実な走りを見せる厩舎だけにそれは杞憂に終わると見る。追い切り(体験版)の雰囲気は相変わらず上々で、この相手でも好走は可能だろう。
期待度 ★★★★
△放課後シンデレラ (HOOKSOFT)
近走上位を賑わしているHOOKの最新馬。騎手は最近主戦を務めているRINKSに変更し、前走よりもHOOKらしい血統(設定)といえる。ただ競争成績はやや古めかしい毛色(CG)に見えた前走の方が結果が良かったのは皮肉。ヒロインの魅力さだけを考えれば今回の方が上に見えるだけに、単純な計算をすれば前走以上の動きを見せても不思議はないが、そうはいかないのが競馬の難しいところ。下校から始まる純愛学園ADVという萌え王道路線なだけに大外しはしないだろうが、外連味はなさそうなだけに、連下はともかく勝ち切るまではどうか。それでも堅実さで上位に食い込んでくるだろう。
期待度 ★★★☆
僕は彼女の浮気を知っている (アトリエさくら Team.NTR)
トレーナーおんぼろ月と騎手ジェントル佐々木のタッグは多くの一流馬を輩出しているが、最近の実績はそれほどでもない。今回もこの厩舎らしく当然のNTR系だが、主人公が自発的にヒロインをネトラセに行くタイプでなく、ヒロインの浮気を行為後に知るといった系統。こうした血統(設定)の問題点はプレイヤーには当然ヒロインが尻軽に見えてしまうことにあり、ヒロインに反感を呼んでしまう点。数多くNTR系を扱ってきたおんぼろ月だけにそのあたりは承知だろうが、取材する限りヒロインが打算的な性格のように見えるのが不安。こうしたヒロインに主人公が復讐するような血統なら問題はなさそうだが、おんぼろ月がそのような単純な仕上げをするかどうか。どのような走りをするか読めない部分は多く、ここは見送りが妥当かも。
期待度 ★★☆
元ヤン巨乳ナースの甘エロ看護 (Waffle)
時に大駆けする馬を輩出するWaffleだが、それは特定の母系(シリーズ)に集中していて、全くの新馬となると走る可能性は低い。巨乳ナースヒロインとのラブエロはそれほど珍しい血統ではないが、元ヤンキーというのは見かけたことがない。ヤンチャしていた過去と、尽くすのが仕事である看護師とのギャップが面白い。ただそのヒロイン一本に絞るわけでなく母親もヒロインとして絡むというのは馬名(タイトル)を考えるとやや興ざめ。騎手のハムの手腕は悪くなく、トレーナーの巽ヒロヲも過去同厩舎で走る馬を手掛けているが、こうした甘エロの実績がないのは気になる点。今回相手が強力なだけに上位に食い込むにはやや厳しいかも。
期待度 ★★☆
LIKE×LOVE ~色川 鈴音~ (root nuko)
LIKE×LOVE母系(シリーズ)の2頭目。この厩舎では5年ぶりの出走となった全姉のLIKE×LOVE ~十津川 光~はまずまず見どころのある動きを見せたが、それにしては前評判は高くない。こうした血統はヒロインの魅力がそのまま競争成績に繋がることが多いが、今回ヒロインがショートカットでややネガ系という余り見かけないニックスというのが要因か。それでも前走はヒロインが少しづつど可愛くなっていくといった過程が描かれていたように、今回も同様の走りが出来れば人気馬に一泡ふかせるチャンスはある。
期待度 ★★★
(本紙の見解)人気を集めそうな1頭が直前出走取消したが、それでも上位馬の層は厚い。その中でも最近好調のPurple softwareが、久々に鏡遊を起用したことで注目の青春フラジャイルを本命に推す。鏡遊が最近実戦から離れていたのが不安も、実績なら一番で本命は妥当だろう。逆転の一番手はやや直線(終盤)甘かった前走から大きく巻き返してきそうなBETA-SIXDOUZEを抜擢。前走でもポテンシャルの高さは見せただけに、そこから考えれば本命馬と実力的には互角と見ていい。一発の魅力ならプリンセスハートリンク ~剣姫たちの艶舞~。巨乳を武器に戦うことがはっきりしていて、最近の成績も上位安定しているだけにここも上位馬と差はない。堅実だが首位争いとなると厳しそうな放課後シンデレラも萌え系としては安定している。主人公が足を引っ張らなければ圏内に。過去の名馬と同配合で再現を狙う極限痴漢特異点も上位争いしそうだが、もう1頭注目を集めていたかけぬけ★青春スパーキング! は不安要素が大きく、他にも魅力的な穴馬が多いだけに今回は手控えたい。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
あまあま★シェアリング (ぱじゃまエクスタシー)
他厩舎でエログロ血統を上位に導いたるび様が、今回ぱじゃまエクスタシーで萌えエロ系に挑む。前走(真愛の百合は赤く染まる)のような百合系でなく、従姉妹二人との同棲萌えエロ系で、るび様が得意とするタイプでないのはややマイナス。この厩舎自体往年の輝きは取り戻せずにいるし、トレーナーも同じとなると変わり身要素は少ない。こういった安馬(低価格)イチャラブ系は最近氾濫していて、騎手の力量だけで上位に食い込むには厳しいだけに、今回も見送りでいいだろう。
期待度 ★★
あやかし遊郭 ~花魁アマビエ民譚集~ (Casket)
異種姦系一本のCasketの新母系(シリーズ)も今回で3頭目。妖怪と花魁という異色ニックスがこれまで結果に繋がっていないところはあるが、代が進んでの進化に期待。最近話題の流行病を救う妖怪アマビエをヒロインに迎え、幼馬(ロリ)要素も加えたのが面白い。ヒロイン自体は可愛く感じられるが、安馬(低価格)だけに、こじんまりとまとまっていたとしても、上位に食い込めるかどうかは厳しそう。それでもこの厩舎にはこれまで同様、独自の戦いで少しづつ認知度を高めていって欲しい。
期待度 ★★☆
△妹サポ! ~ゲンキンでLowな巨乳妹に、おっぱい揉ませてもらいました~ (はむはむソフト)
最近は妹ヒロインとのエロ専門厩舎として認知されてきたはむはむソフトだが、今回はこれまでの出走馬と違ってヒロインが幼馬(ロリ)貧乳でなく巨乳という点が新機軸。安馬(低価格)ということで、血統(設定)も奥深さはない。ただこの厩舎だけに単にスタートから妹とのイチャラブという単調さはなく、妹×援助交際というあまり例のないニックスがどう出るかが見どころ。これまでのような幼馬妹という血統からガラリと変わっているだけに未知数な面は多いが、嵌れば大駆けがあるかも。
期待度 ★★★
義妹達との生活は気持ちいいけど少し疲れる(すふれそふと)
別路線(萌え官能小説)からの持ち込みという路線のすふれそふとだが、デビュー戦の前走は一流トレーナー(ライター)さかき傘を起用しながら完敗と壁の厚さを知らされた形。今回はなろう小説のAmatiの原案を走らせるが、中央競馬(エロゲー)では知名度が劣るだけに期待感は薄い。ただデビュー戦と違って抜きを考えると騎手のみずき佑真の起用はプラスとなりそうだし、毛ヅヤ(CG)も良さそうに見える。今回メンバーが揃った印象で馬券対象となると厳しそうだが、次に繋がるレースにしたいところ。
期待度 ★★☆
かけぬけ★青春スパーキング! (SAGA PLANETS)
前走はトレーナーにさかき傘を起用して、はつゆきさくらに匹敵する時計で駆け抜けたサガプラだが、今回は瀬尾順・砥石大樹といったカルマルカ*サークルで起用された面々が登場。とするとはつゆきさくらの勢いを大きく失速させた悪夢が蘇りそうな予感がして寒い。追い切り(体験版)も主人公を見る限り、今回配合(企画)を担当した瀬尾順らしいダメ主人公さ全開で懸念が当たってしまった形。イチャラブで実績ある保住圭も最近はパッとしないし、ヒロインの可愛さは捨てがたいものの今回は凡走の番か。
期待度 ★★
△極限痴漢特異点 (アストロノーツ・シリウス)
M&Mが騎乗した痴漢系というと以前所属していたアトリエかぐや時代のデビュー馬最終痴漢電車を思い出される。その直系最終痴漢電車3は痴漢系では最高に近い評価を受けた馬で、この馬がそれに迫れるかどうか。血統(設定)を見ると痴漢系らしい天然バカさ全開だが、敵役である痴漢撲滅組織の存在が取材で明らかにされていないのは気がかり。あと痴漢系は主人公のキャラクターの出来不出来が大きなカギを握るが、最終痴漢電車3のような素敵POVに票が集まるようなタイプかどうか。その時のトレーナーだったすまっしゅぱんだ・霧島へるんがいるのは心強いが、最近の厩舎の実績が心もとないのは心配。まともなら上位に食い込む能力はあるはずだが。
期待度 ★★★☆
△shin-neko ~再会した妹との新たな関係~ (milimili:AMUSE CRAFT EROTICA)
これまでバカエロ系で知名度を上げてきたmilimiliだが、今回は親厩舎のAMUSE CRAFTの名を冠して雰囲気も一新。moreの姉妹厩舎で実績を積んできたしばいぬにきを起用してバカを封印。再開した妹との恋愛関係というのは珍しい血統(設定)ではないが、騎手の手腕も相まってヒロインはなかなか魅力的に映る。妹との純愛をどこまで貫けるかがカギで、あまりに早くエロに走ってしまっては雰囲気が台無しとなってしまうかも。問題はトレーナーがこれまでと同じ若葉祥慶で、こうしたタイプの馬を扱えるかどうか。そこが大丈夫なら意外な大駆けが見られる可能性も。
期待度 ★★★
◎青春フラジャイル (Purple software)
御影・なかひろと最近は実績あるトレーナーを起用して好結果を残している紫厩舎が今回選んだのは鏡遊。未来ノスタルジア以来、およそ十年ぶりの登場となるが、解散したminoriでオープン馬を手掛けているように実績は充分。厩舎は最近ファンタジー風味な血統(設定)で好成績を残しているが、今回も魔法という因子を使っての挑戦。魔法系と学園もののニックスは意外に成功した馬は少ないが、このトレーナーならしっかりと仕上げてくれるはず。序盤ヒロインがややウザい部分はあるものの、徐々に可愛くなっていくと予想。騎手が主戦の克ということで、エロにも力を入れているのも好感。まずまず骨っぽい相手は揃ったが、勝機はありそう。
期待度 ★★★★☆
となりに彼女のいる幸せ ~complete~ (プレカノ)
著名騎手を起用した安馬萌え系と出走馬がはっきりしているプレカノ。今回はねこにゃんが手綱を握りまずまずの走りをしたとなりに彼女のいる幸せの総集編で、過去この馬を買ったファンには無用に見えるが、憎いのは新要素である~twoface~セカンドサマーの存在。といっても占めるウェイトは大きなものではなさそうで、かなりのファンでもそれだけのためにこの馬を買えるかどうか疑問。それよりも、こうした出走は厩舎にとっては稼ぐ手段として有効かもしれないが、ファンに不信感を呼ぶことになり慎んでもらいたいものだ。
期待度 ★☆
▲プリンセスハートリンク ~剣姫たちの艶舞~ (裸足少女)
近走結果を残している裸足少女の最新馬は、過去数戦と同じく巨乳ヒロインが主役。オギンバラ・葵渚という巨乳得意の騎手を起用したというだけで、ファンには期待が膨らむところ。VRを利用したMMORPGという血統(設定)はそれほど珍しいものではないが、現代ヒロインに合理的にファンタジー衣装を着せるという点については理にかなっている。問題は現代世界とヴァーチャル世界が乖離していないかで、いくら抜き性能が良くてもそこで足を引っ張っては勝機はない。主人公がショタ系というのも気になるが、ヒロインたちに責められる展開が多いと示唆していると好意的に解釈。最近この厩舎で好実績のトレーナー間崎俊介を信じて印を重めにしたい。
期待度 ★★★☆
〇BETA-SIXDOUZE (Liar-soft)
昨年走ったALPHA-NIGHTHAWKの直仔(続編)。父(前作)はまずまずの走りを見せたものの、必ずしも期待に充分応えたとはいえなかったが、その要因の大きなものが素質(伏線)を発揮((回収)しきれなかったと見ると、今回の直仔で巻き返しを期待していい。問題は高馬(フルプライス)でないことで、再びポテンシャルを開花しきれないままになってしまわないかということだが、直仔で確実な走りを見せる厩舎だけにそれは杞憂に終わると見る。追い切り(体験版)の雰囲気は相変わらず上々で、この相手でも好走は可能だろう。
期待度 ★★★★
△放課後シンデレラ (HOOKSOFT)
近走上位を賑わしているHOOKの最新馬。騎手は最近主戦を務めているRINKSに変更し、前走よりもHOOKらしい血統(設定)といえる。ただ競争成績はやや古めかしい毛色(CG)に見えた前走の方が結果が良かったのは皮肉。ヒロインの魅力さだけを考えれば今回の方が上に見えるだけに、単純な計算をすれば前走以上の動きを見せても不思議はないが、そうはいかないのが競馬の難しいところ。下校から始まる純愛学園ADVという萌え王道路線なだけに大外しはしないだろうが、外連味はなさそうなだけに、連下はともかく勝ち切るまではどうか。それでも堅実さで上位に食い込んでくるだろう。
期待度 ★★★☆
僕は彼女の浮気を知っている (アトリエさくら Team.NTR)
トレーナーおんぼろ月と騎手ジェントル佐々木のタッグは多くの一流馬を輩出しているが、最近の実績はそれほどでもない。今回もこの厩舎らしく当然のNTR系だが、主人公が自発的にヒロインをネトラセに行くタイプでなく、ヒロインの浮気を行為後に知るといった系統。こうした血統(設定)の問題点はプレイヤーには当然ヒロインが尻軽に見えてしまうことにあり、ヒロインに反感を呼んでしまう点。数多くNTR系を扱ってきたおんぼろ月だけにそのあたりは承知だろうが、取材する限りヒロインが打算的な性格のように見えるのが不安。こうしたヒロインに主人公が復讐するような血統なら問題はなさそうだが、おんぼろ月がそのような単純な仕上げをするかどうか。どのような走りをするか読めない部分は多く、ここは見送りが妥当かも。
期待度 ★★☆
元ヤン巨乳ナースの甘エロ看護 (Waffle)
時に大駆けする馬を輩出するWaffleだが、それは特定の母系(シリーズ)に集中していて、全くの新馬となると走る可能性は低い。巨乳ナースヒロインとのラブエロはそれほど珍しい血統ではないが、元ヤンキーというのは見かけたことがない。ヤンチャしていた過去と、尽くすのが仕事である看護師とのギャップが面白い。ただそのヒロイン一本に絞るわけでなく母親もヒロインとして絡むというのは馬名(タイトル)を考えるとやや興ざめ。騎手のハムの手腕は悪くなく、トレーナーの巽ヒロヲも過去同厩舎で走る馬を手掛けているが、こうした甘エロの実績がないのは気になる点。今回相手が強力なだけに上位に食い込むにはやや厳しいかも。
期待度 ★★☆
LIKE×LOVE ~色川 鈴音~ (root nuko)
LIKE×LOVE母系(シリーズ)の2頭目。この厩舎では5年ぶりの出走となった全姉のLIKE×LOVE ~十津川 光~はまずまず見どころのある動きを見せたが、それにしては前評判は高くない。こうした血統はヒロインの魅力がそのまま競争成績に繋がることが多いが、今回ヒロインがショートカットでややネガ系という余り見かけないニックスというのが要因か。それでも前走はヒロインが少しづつど可愛くなっていくといった過程が描かれていたように、今回も同様の走りが出来れば人気馬に一泡ふかせるチャンスはある。
期待度 ★★★
(本紙の見解)人気を集めそうな1頭が直前出走取消したが、それでも上位馬の層は厚い。その中でも最近好調のPurple softwareが、久々に鏡遊を起用したことで注目の青春フラジャイルを本命に推す。鏡遊が最近実戦から離れていたのが不安も、実績なら一番で本命は妥当だろう。逆転の一番手はやや直線(終盤)甘かった前走から大きく巻き返してきそうなBETA-SIXDOUZEを抜擢。前走でもポテンシャルの高さは見せただけに、そこから考えれば本命馬と実力的には互角と見ていい。一発の魅力ならプリンセスハートリンク ~剣姫たちの艶舞~。巨乳を武器に戦うことがはっきりしていて、最近の成績も上位安定しているだけにここも上位馬と差はない。堅実だが首位争いとなると厳しそうな放課後シンデレラも萌え系としては安定している。主人公が足を引っ張らなければ圏内に。過去の名馬と同配合で再現を狙う極限痴漢特異点も上位争いしそうだが、もう1頭注目を集めていたかけぬけ★青春スパーキング! は不安要素が大きく、他にも魅力的な穴馬が多いだけに今回は手控えたい。
2020年07月26日
お知らせ本2の衝撃
天鳳鳳凰卓から駆逐されてから3か月。6段に落ちてもすぐ7段に復帰できるだろうと高を括っていたあの頃・・・現在復帰どころかレートは1900台中盤に低下し、5段陥落を心配しなければいけない今日この頃・・・
不調も何か月も続けばそれが実力という話を耳にしたことがありますが、まさしく現在のぼくの安定段位は6段ないのでしょう。その不振の原因がどこにあるのか・・・それが分からないから不調がずっと続いているわけですが・・・
そういえば、最近麻雀戦術本を購入していないなと思って、今月中ごろ多井本の最新刊「麻雀実戦問題集」を購入。多井プロのキャラクターを示すように本の内容自体は面白かったのですが、不振はそのまま。というわけで本当は多井プロ本と一緒に買う予定でどの本屋でも売っていなかったお知らせ本の第2弾「世界最強麻雀AI Suphxの衝撃」を購入することにして本屋を行脚することに。ただ多井本は著者の知名度もあってか、どこの本屋にも置いてあったのですが、「Suphxの衝撃」は数件回ってみても全く見当たらない。それでぼくが知る本屋の中で麻雀戦術書の蔵書数では随一の名古屋駅ゲートタワーにある三省堂に出掛けようやく手に入れることが出来ました。
この「お知らせ」という人。天鳳をプレイしている人には第14代の天鳳位としておなじみの人なのですが、Twittを見ていると、エロゲーの造詣も深いようで、しかも東大工学部卒という才人。エロゲーについてはともかく、ぼくと比べるとすべてにおいてデキが違う。そのためかもしれませんが、お知らせ本の前作「鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム」は内容は濃かったものの、詰め込み過ぎのような気がして難しい参考書を読むような気分にさせられたのは事実(まあぼくの理解力が足らないだけかもしれませんが)。そのためか理解できない部分が多くて麻雀戦術本の大事な要素である「本を読むことによって何か麻雀が強くなった気分になる。」という点で、やや物足りないところがぼくにはありました。
ところが、この「Suphxの衝撃」は前作の欠点が修正されていて非常に読みやすい。特に天鳳の画面の牌図をふんだんに取り入れていてぼくのような頭の弱さでもスっと入ってきます。そして内容も素晴らしい。
この本は現在麻雀AIとして最強とされているマイクロソフト社のSuphxの一打を天鳳位お知らせ氏が解説するという趣向で進んでいくのですが、ぼくが分かっているようで実践されていなかった「字牌初牌の扱い」を丁寧に解説してあり感服。
そしてぼくが一番ためになったのが第3章の「中盤のスリム化」の項。
特に疑問に思いながら、最近の流行に乗り遅れまいとぼくが最近取り入れていた「5ブロック・完全イーシャンテン打法」を時に否定し先切りスリム化を推奨。そして流行遅れと言われる6ブロック打法を、天鳳特上卓で別格の実力を誇るSuphxが取り入れていて好成績を上げていることに衝撃を受けました。攻撃のための先切りというのは、昭和雀士の戦術が色濃く残るぼくが元々実践していた手法で本の内容には納得。
というのも最近のぼくは放銃率の高さに悩まされていて、スリムにして安全牌を持つという一昔前の戦法を最新AIが取り入れていてラス回避しているというのは目から鱗といったところ。また第2章冒頭のどうでもいい手牌から、危険牌を打つ愚を指摘されたのも反省。そうぼくの放銃率が増えていたのも、手牌の見極めが不足していたからだと思い知らされたのです。
そしてこの本の読後、気持ち新たに天鳳に挑んだところ、最近にない5連続トップで一気に6段原点近くまで復帰。もちろん配牌やツモに恵まれたり、最近ことごとく負けていた捲りあいに勝ったことの方が大きいのかもしれませんが、この本を読んだおかげでなにか充実した気分で麻雀を打てている気もしているのです。
さてそんなぼくが特上卓でSuphxとどんな対戦成績はと見ると、4回の対戦があり2-0-1-1でSuphxは1-1-2-0と勝率50%。まあSuphxはラス回避を主眼としているようなので、ラス0回というのはらしい成績といえるのですが、この成績を見て多少自信が出てきました(笑)。再び鳳凰卓に挑めるのはいつになるか分かりませんが、この本を読んでなおも精進していきたいと思います。
不調も何か月も続けばそれが実力という話を耳にしたことがありますが、まさしく現在のぼくの安定段位は6段ないのでしょう。その不振の原因がどこにあるのか・・・それが分からないから不調がずっと続いているわけですが・・・
そういえば、最近麻雀戦術本を購入していないなと思って、今月中ごろ多井本の最新刊「麻雀実戦問題集」を購入。多井プロのキャラクターを示すように本の内容自体は面白かったのですが、不振はそのまま。というわけで本当は多井プロ本と一緒に買う予定でどの本屋でも売っていなかったお知らせ本の第2弾「世界最強麻雀AI Suphxの衝撃」を購入することにして本屋を行脚することに。ただ多井本は著者の知名度もあってか、どこの本屋にも置いてあったのですが、「Suphxの衝撃」は数件回ってみても全く見当たらない。それでぼくが知る本屋の中で麻雀戦術書の蔵書数では随一の名古屋駅ゲートタワーにある三省堂に出掛けようやく手に入れることが出来ました。
この「お知らせ」という人。天鳳をプレイしている人には第14代の天鳳位としておなじみの人なのですが、Twittを見ていると、エロゲーの造詣も深いようで、しかも東大工学部卒という才人。エロゲーについてはともかく、ぼくと比べるとすべてにおいてデキが違う。そのためかもしれませんが、お知らせ本の前作「鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム」は内容は濃かったものの、詰め込み過ぎのような気がして難しい参考書を読むような気分にさせられたのは事実(まあぼくの理解力が足らないだけかもしれませんが)。そのためか理解できない部分が多くて麻雀戦術本の大事な要素である「本を読むことによって何か麻雀が強くなった気分になる。」という点で、やや物足りないところがぼくにはありました。
ところが、この「Suphxの衝撃」は前作の欠点が修正されていて非常に読みやすい。特に天鳳の画面の牌図をふんだんに取り入れていてぼくのような頭の弱さでもスっと入ってきます。そして内容も素晴らしい。
この本は現在麻雀AIとして最強とされているマイクロソフト社のSuphxの一打を天鳳位お知らせ氏が解説するという趣向で進んでいくのですが、ぼくが分かっているようで実践されていなかった「字牌初牌の扱い」を丁寧に解説してあり感服。
そしてぼくが一番ためになったのが第3章の「中盤のスリム化」の項。
特に疑問に思いながら、最近の流行に乗り遅れまいとぼくが最近取り入れていた「5ブロック・完全イーシャンテン打法」を時に否定し先切りスリム化を推奨。そして流行遅れと言われる6ブロック打法を、天鳳特上卓で別格の実力を誇るSuphxが取り入れていて好成績を上げていることに衝撃を受けました。攻撃のための先切りというのは、昭和雀士の戦術が色濃く残るぼくが元々実践していた手法で本の内容には納得。
というのも最近のぼくは放銃率の高さに悩まされていて、スリムにして安全牌を持つという一昔前の戦法を最新AIが取り入れていてラス回避しているというのは目から鱗といったところ。また第2章冒頭のどうでもいい手牌から、危険牌を打つ愚を指摘されたのも反省。そうぼくの放銃率が増えていたのも、手牌の見極めが不足していたからだと思い知らされたのです。
そしてこの本の読後、気持ち新たに天鳳に挑んだところ、最近にない5連続トップで一気に6段原点近くまで復帰。もちろん配牌やツモに恵まれたり、最近ことごとく負けていた捲りあいに勝ったことの方が大きいのかもしれませんが、この本を読んだおかげでなにか充実した気分で麻雀を打てている気もしているのです。
さてそんなぼくが特上卓でSuphxとどんな対戦成績はと見ると、4回の対戦があり2-0-1-1でSuphxは1-1-2-0と勝率50%。まあSuphxはラス回避を主眼としているようなので、ラス0回というのはらしい成績といえるのですが、この成績を見て多少自信が出てきました(笑)。再び鳳凰卓に挑めるのはいつになるか分かりませんが、この本を読んでなおも精進していきたいと思います。
2020年07月16日
7月の発売予定表から
例年なら地方(同人)の祭典(コミケ)がある今回は頭数が揃わないが、コロナ&オリンピックの影響で祭典が行われない今年も相変わらず寂しいメンバー。大物馬の出走もなく沈滞ムードが続く競馬(エロゲー)界ですが、それを吹き飛ばしてくれるような新星の登場があるのでしょうか。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
朝起きたら美少女になってたボクにお願いがあるんだって? しょうがないにゃあ‥いいよ。 (娘。)
女装主人公がヒロインだったデビュー作から、今回は男の娘にバージョンアップ。なぜかTS(性転換)してしまった主人公が友人たちに迫られるという血統はTSでは定番といえるが、最近この血統(設定)が衰退していることもあって、逆に目新しく思える。といってもトレーナー(ライター)が全くの新人で未知数な部分が大きく、安馬だけに走り(シナリオ)に過剰な期待は禁物。前走から上積みはあるとしても上位を争うのは厳しそう。
期待度 ★★
Hではじめた絶品バーガー ~え? ご注文はおっぱいですか~ (evoLL)
MBS Truthの後継色が強いevoLLだが、トレーナーに久々復活した猫柳まんぼの名を見ると余計にそう感じさせる。騎手の未巳エヌも前に騎乗した望月望ほどの牽引力はないが、2戦目になってより手慣れてきたように見えるのは好材料。恐らく抜きに関してだけなら他馬とも互角に戦えそう。ただ血統(設定)はと見ると、よくあるファミレス系に近い手垢のついたもので、ツッコミどころが多そう。トレーナー陣の実績を見てもそれを裏付けるものばかりで、前走の二の舞となってしまいそうだ。
期待度 ★★
▲俺の彼女は他人棒が気になるようです。 ~からかい上手な変態彼女との青春スワッピングは、俺の隠れ性癖を開花し肥大化させました~ (ANIM.teamMM)
落語の寿限無ではないが、恐らく正式な馬名(タイトル)はよほどのファンでないと言えないであろうANIM.teamMMの最新馬。ただその色物的な馬名から考えられないくらい最近の成績は高値安定。今回はスワッピングが主眼となっていて、近走唯一凡走に終わった僕ママ×友ママ交姦ハメップ性活 ~を思わせるが、敗因はショタ主人公とはっきりしているだけにそこまで気にする必要はない。それより今回久々にヒロインが人妻でなく女子校生という点で、これまでの人妻NTRとの違いを出せるかどうか。ヒロインがビッチ気味に思えるのも不安だが、最近の安定度を考えればここなら上位だろう。
期待度 ★★★☆
彼女がアイツで、俺はだれ!? (プラリネ)
ずっと想定表に入っていながら出走取消(延期)を繰り返していたが、ここにきてようやくゲートイン(マスターアップ)。前走のバカ燃えハートに愛をこめて!からおよそ6年ぶりとなるから超久々だ。その血統(設定)は前走と同じくバカ系に属するもので、取材する限り前走と同じく勢いだけで突っ走りそうな雰囲気。ただ今回は安馬(低価格)だけに、距離のことを考えなくて済みそうなのはプラス。といってもトレーナーは今回が初めての仕事で、かなりの熟練でも仕上げが難しいバカ系を上手く扱えるかどうかは疑問。抜きに目を向けすぎると、バカにとってはマイナスとなるだけに不安は大きい。騎手の神谷ともえの手腕は悪くないが、入着があれば上出来か。
期待度 ★☆
ガールズ・ブック・メイカー -グリムと3人のお姫さま- 3 (ユメミル)
ガールズ・ブック・メイカー の直仔(続編)3頭目はヒロインがシンデレラにスポット。グリム童話のシンデテラは日本で膾炙したものに比べかなりブラックで、結末はかなり後味が悪い。果たしてそれがどこまでなぞられているかだが、どちらにしても、父(本編)自体が期待を裏切っていて、姉二人もほぼ見どころなく終わっている以上、この馬に大きな期待をするのは難しいだろう。豪華なスタッフを集めたにしては成績が振るわなかったというのは、現在の競馬(エロゲー)界を考える意味では寂しいものだ。
期待度 ★★
◎現実が見えてきたので少女を愛するのを辞めました。 (かえるそふと)
たぬきがかえるに変化しても血統(設定)自体にはほぼ変わりなかったのはファンにとっては嬉しいことか。今回は主人公が再びたぬきそふとの頃のキモさに戻った。馬名(タイトル)からそれは如実に表れているが、序盤を見る限り単なる抜き系でなく見えるのが新鮮。子持ちの女性と結婚したロリコンが、それを隠し義理の娘と接するというのが、何か記者にも身につまされるようでシンパシーを感じる。当然幼馬(ロリ)がメインとなるだろうが、それだけでない何かを持っていそうな匂いがする。厩舎開業初戦で走った前走以上の成績も充分考えられ本命に抜擢。
期待度 ★★★★
恋人スワッピング ~親友の恋人を俺は抱き、俺の恋人は親友に抱かれる〜 (アトリエさくら Team.NTR)
NTRを武器とするアトリエさくらでは一番堅実な走りをするかん奈&づかコンビだが、前走の人妻セックス ~知らぬ間に堕とされていた愛する妻~は期待を裏切ったといっていい。今回はNTRでなくスワッピングがメインとなる。その関係性がどうネトラレに発展するのかが見どころと言えるが、単なる乱交ものに終わってしまうようでは、前走同様に終わってしまうだろう。厩舎を取材するとそんな展開になってしまう不安は拭えず、今回は手控えてみたい。
期待度 ★★☆
△琥珀色のハンター (スカイロケット)
ネクストン系列厩舎の新規開業。アニメスタッフを迎えてのSF系と目新しい要素が多く、騎手の神剣桜花もBaseSonら姉妹厩舎で着実に実績を積んでいてその動きは注目される。ただこうした血統は馬体重に問題を抱えることが多く、ヒロイン数こそ3人と並なものの、距離(時間)が保つかどうか不安だ。トレーナーの須々木鮎尾は抜き系での経験は豊富だが、こういった血統の馬でどれだけの仕上げが出来るか未知数。動画のデキ次第では上位に食い込む可能性はあるが、未知数な部分が多く静観するのが妥当なところ。ただメンバーが軽いだけにそれを承知で一発狙う手も。
期待度 ★★☆
しおんとワンルーム -絆きらめく恋いろはSS-
椿とワンルーム -絆きらめく恋いろはSS- (CRYSTALiA)
なかなかの成績だった絆きらめく恋いろは2頭目の直仔(FD)で、ヒロインは椿としおんが登場。2頭は別の馬ではあるが、ここでは便宜上同じ馬として考えたい。ヒロイン人気は前走まず取り上げられたように椿の方が高いが、それだけけでなくわざわざ別の馬としてしおんを取り上げた厩舎の意識がどうファンに映るかがカギ。内容が薄ければ当然なぜ1頭の馬として出走させなかったのかという声が上がるだろうし、父(本編)のメインヒロインである桜夜の冷遇ぶりも際立つことになる。抱き枕を除いた価格は安馬の中でも際立って安く、これだと内容は相当薄いことは容易に想像できる。馬の本体を考えるだけなら、今回に限っては見送りだ。
期待度 ★★☆
ヒーリング・デイズ ~年の差彼女との甘々生活~ (とこはな)
安馬でヒロインとのイチャラブ一本で挑むという戦法は現在流行しているが、大きな成功を収めているのは意外に少ない。とこはな厩舎もそれ一本で走らせているが、これまで上位に食い込んだ馬は見当たらない。今回もこれまでと同じたにかわたかみがトレーナーで変わり身の要素は乏しく、騎手の蒼都かりんも本格的な騎乗は初めて。かなり年上な子持ちヒロインとのイチャラブというのは萌え系では珍しいが、走りに深みをもたらすはずの子供(娘)の紹介が厩舎(HP)を取材する限り見当たらないあたり怪しい。これではとても狙えない。
期待度 ★☆
〇Re CATION ~Melty Healing~ (hibiki works)
この厩舎独自のCATION系は堅実に走る馬を輩出しているが、一流までには至っていない。それでもこの母系(シリーズ)をまとめたALL×CATION が走っているところを見ると、活力はあると見ていいだろう。今回はPRETTY×CATION以来久々におりょうが手綱を握るが、それに関しての不安はない。問題はこの母系は2度目となるのトレーナー水瀬拓未で、なちゅらるばけーしょんはやや期待外れの結果だっただけに、巻き返しがあるかどうか。それでも原因は脚元不安(システム)によるものが大きかったようで、そこさえ目をつぶれば変わり身は期待できそうだ。この母系独特の登録した名前を呼んでくれるラブリーコールシステムも健在で、このメンバーなら勝ち負けまで期待したい。
期待度 ★★★☆
Little Sick Girls ~桃蜜は妹の香り~ (Lass Pixy)
LASSの安馬部門・・・といっても本家が最近全く出走がないだけに、厩舎の命運はこの母系(シリーズ)に懸かっている。ただこれまでの2走はいずれも凡走。それでも前走はやや見どころはあったが、それでも上位に食い込むにはまだ物足りない。トレーナー・騎手はこれまでと同じ。血統(設定)はこれまでと同じで、異性に対する依存という病気を発症したヒロインとのラブラブHで、今回のヒロインは妹。定番といえるタイプだけに、この母系らしさが出るかどうか疑問。常識的に考えれば今回も厳しそうに感じる。
期待度 ★★
(本紙の見解)今回も相変わらず頭数が揃わない。本命は厩舎が変わりムードが良くなった現実が見えてきたので少女を愛するのを辞めました。を押す。追い切り(体験版)の動きも良く、この相手ならチャンス。逆転の一番手はRe CATION ~Melty Healing~。社会人の主人公がヒロインに癒されるという血統はラブリーコールシステムにピッタリ。安定さなら俺の彼女は他人棒が気になるようです。 ~候補。ヒロインがこれまでと違い人妻でないというのは気になるが、抜きの性能はピカイチなだけに一角崩し以上の評価も。この3頭で決まる可能性大だが、可能性は低いものの琥珀色のハンターの大駆けを少し警戒する。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
朝起きたら美少女になってたボクにお願いがあるんだって? しょうがないにゃあ‥いいよ。 (娘。)
女装主人公がヒロインだったデビュー作から、今回は男の娘にバージョンアップ。なぜかTS(性転換)してしまった主人公が友人たちに迫られるという血統はTSでは定番といえるが、最近この血統(設定)が衰退していることもあって、逆に目新しく思える。といってもトレーナー(ライター)が全くの新人で未知数な部分が大きく、安馬だけに走り(シナリオ)に過剰な期待は禁物。前走から上積みはあるとしても上位を争うのは厳しそう。
期待度 ★★
Hではじめた絶品バーガー ~え? ご注文はおっぱいですか~ (evoLL)
MBS Truthの後継色が強いevoLLだが、トレーナーに久々復活した猫柳まんぼの名を見ると余計にそう感じさせる。騎手の未巳エヌも前に騎乗した望月望ほどの牽引力はないが、2戦目になってより手慣れてきたように見えるのは好材料。恐らく抜きに関してだけなら他馬とも互角に戦えそう。ただ血統(設定)はと見ると、よくあるファミレス系に近い手垢のついたもので、ツッコミどころが多そう。トレーナー陣の実績を見てもそれを裏付けるものばかりで、前走の二の舞となってしまいそうだ。
期待度 ★★
▲俺の彼女は他人棒が気になるようです。 ~からかい上手な変態彼女との青春スワッピングは、俺の隠れ性癖を開花し肥大化させました~ (ANIM.teamMM)
落語の寿限無ではないが、恐らく正式な馬名(タイトル)はよほどのファンでないと言えないであろうANIM.teamMMの最新馬。ただその色物的な馬名から考えられないくらい最近の成績は高値安定。今回はスワッピングが主眼となっていて、近走唯一凡走に終わった僕ママ×友ママ交姦ハメップ性活 ~を思わせるが、敗因はショタ主人公とはっきりしているだけにそこまで気にする必要はない。それより今回久々にヒロインが人妻でなく女子校生という点で、これまでの人妻NTRとの違いを出せるかどうか。ヒロインがビッチ気味に思えるのも不安だが、最近の安定度を考えればここなら上位だろう。
期待度 ★★★☆
彼女がアイツで、俺はだれ!? (プラリネ)
ずっと想定表に入っていながら出走取消(延期)を繰り返していたが、ここにきてようやくゲートイン(マスターアップ)。前走のバカ燃えハートに愛をこめて!からおよそ6年ぶりとなるから超久々だ。その血統(設定)は前走と同じくバカ系に属するもので、取材する限り前走と同じく勢いだけで突っ走りそうな雰囲気。ただ今回は安馬(低価格)だけに、距離のことを考えなくて済みそうなのはプラス。といってもトレーナーは今回が初めての仕事で、かなりの熟練でも仕上げが難しいバカ系を上手く扱えるかどうかは疑問。抜きに目を向けすぎると、バカにとってはマイナスとなるだけに不安は大きい。騎手の神谷ともえの手腕は悪くないが、入着があれば上出来か。
期待度 ★☆
ガールズ・ブック・メイカー -グリムと3人のお姫さま- 3 (ユメミル)
ガールズ・ブック・メイカー の直仔(続編)3頭目はヒロインがシンデレラにスポット。グリム童話のシンデテラは日本で膾炙したものに比べかなりブラックで、結末はかなり後味が悪い。果たしてそれがどこまでなぞられているかだが、どちらにしても、父(本編)自体が期待を裏切っていて、姉二人もほぼ見どころなく終わっている以上、この馬に大きな期待をするのは難しいだろう。豪華なスタッフを集めたにしては成績が振るわなかったというのは、現在の競馬(エロゲー)界を考える意味では寂しいものだ。
期待度 ★★
◎現実が見えてきたので少女を愛するのを辞めました。 (かえるそふと)
たぬきがかえるに変化しても血統(設定)自体にはほぼ変わりなかったのはファンにとっては嬉しいことか。今回は主人公が再びたぬきそふとの頃のキモさに戻った。馬名(タイトル)からそれは如実に表れているが、序盤を見る限り単なる抜き系でなく見えるのが新鮮。子持ちの女性と結婚したロリコンが、それを隠し義理の娘と接するというのが、何か記者にも身につまされるようでシンパシーを感じる。当然幼馬(ロリ)がメインとなるだろうが、それだけでない何かを持っていそうな匂いがする。厩舎開業初戦で走った前走以上の成績も充分考えられ本命に抜擢。
期待度 ★★★★
恋人スワッピング ~親友の恋人を俺は抱き、俺の恋人は親友に抱かれる〜 (アトリエさくら Team.NTR)
NTRを武器とするアトリエさくらでは一番堅実な走りをするかん奈&づかコンビだが、前走の人妻セックス ~知らぬ間に堕とされていた愛する妻~は期待を裏切ったといっていい。今回はNTRでなくスワッピングがメインとなる。その関係性がどうネトラレに発展するのかが見どころと言えるが、単なる乱交ものに終わってしまうようでは、前走同様に終わってしまうだろう。厩舎を取材するとそんな展開になってしまう不安は拭えず、今回は手控えてみたい。
期待度 ★★☆
△琥珀色のハンター (スカイロケット)
ネクストン系列厩舎の新規開業。アニメスタッフを迎えてのSF系と目新しい要素が多く、騎手の神剣桜花もBaseSonら姉妹厩舎で着実に実績を積んでいてその動きは注目される。ただこうした血統は馬体重に問題を抱えることが多く、ヒロイン数こそ3人と並なものの、距離(時間)が保つかどうか不安だ。トレーナーの須々木鮎尾は抜き系での経験は豊富だが、こういった血統の馬でどれだけの仕上げが出来るか未知数。動画のデキ次第では上位に食い込む可能性はあるが、未知数な部分が多く静観するのが妥当なところ。ただメンバーが軽いだけにそれを承知で一発狙う手も。
期待度 ★★☆
しおんとワンルーム -絆きらめく恋いろはSS-
椿とワンルーム -絆きらめく恋いろはSS- (CRYSTALiA)
なかなかの成績だった絆きらめく恋いろは2頭目の直仔(FD)で、ヒロインは椿としおんが登場。2頭は別の馬ではあるが、ここでは便宜上同じ馬として考えたい。ヒロイン人気は前走まず取り上げられたように椿の方が高いが、それだけけでなくわざわざ別の馬としてしおんを取り上げた厩舎の意識がどうファンに映るかがカギ。内容が薄ければ当然なぜ1頭の馬として出走させなかったのかという声が上がるだろうし、父(本編)のメインヒロインである桜夜の冷遇ぶりも際立つことになる。抱き枕を除いた価格は安馬の中でも際立って安く、これだと内容は相当薄いことは容易に想像できる。馬の本体を考えるだけなら、今回に限っては見送りだ。
期待度 ★★☆
ヒーリング・デイズ ~年の差彼女との甘々生活~ (とこはな)
安馬でヒロインとのイチャラブ一本で挑むという戦法は現在流行しているが、大きな成功を収めているのは意外に少ない。とこはな厩舎もそれ一本で走らせているが、これまで上位に食い込んだ馬は見当たらない。今回もこれまでと同じたにかわたかみがトレーナーで変わり身の要素は乏しく、騎手の蒼都かりんも本格的な騎乗は初めて。かなり年上な子持ちヒロインとのイチャラブというのは萌え系では珍しいが、走りに深みをもたらすはずの子供(娘)の紹介が厩舎(HP)を取材する限り見当たらないあたり怪しい。これではとても狙えない。
期待度 ★☆
〇Re CATION ~Melty Healing~ (hibiki works)
この厩舎独自のCATION系は堅実に走る馬を輩出しているが、一流までには至っていない。それでもこの母系(シリーズ)をまとめたALL×CATION が走っているところを見ると、活力はあると見ていいだろう。今回はPRETTY×CATION以来久々におりょうが手綱を握るが、それに関しての不安はない。問題はこの母系は2度目となるのトレーナー水瀬拓未で、なちゅらるばけーしょんはやや期待外れの結果だっただけに、巻き返しがあるかどうか。それでも原因は脚元不安(システム)によるものが大きかったようで、そこさえ目をつぶれば変わり身は期待できそうだ。この母系独特の登録した名前を呼んでくれるラブリーコールシステムも健在で、このメンバーなら勝ち負けまで期待したい。
期待度 ★★★☆
Little Sick Girls ~桃蜜は妹の香り~ (Lass Pixy)
LASSの安馬部門・・・といっても本家が最近全く出走がないだけに、厩舎の命運はこの母系(シリーズ)に懸かっている。ただこれまでの2走はいずれも凡走。それでも前走はやや見どころはあったが、それでも上位に食い込むにはまだ物足りない。トレーナー・騎手はこれまでと同じ。血統(設定)はこれまでと同じで、異性に対する依存という病気を発症したヒロインとのラブラブHで、今回のヒロインは妹。定番といえるタイプだけに、この母系らしさが出るかどうか疑問。常識的に考えれば今回も厳しそうに感じる。
期待度 ★★
(本紙の見解)今回も相変わらず頭数が揃わない。本命は厩舎が変わりムードが良くなった現実が見えてきたので少女を愛するのを辞めました。を押す。追い切り(体験版)の動きも良く、この相手ならチャンス。逆転の一番手はRe CATION ~Melty Healing~。社会人の主人公がヒロインに癒されるという血統はラブリーコールシステムにピッタリ。安定さなら俺の彼女は他人棒が気になるようです。 ~候補。ヒロインがこれまでと違い人妻でないというのは気になるが、抜きの性能はピカイチなだけに一角崩し以上の評価も。この3頭で決まる可能性大だが、可能性は低いものの琥珀色のハンターの大駆けを少し警戒する。
2020年07月07日
SFを舞台にした意味
今年もはや半年が過ぎました。新型ウイルスはぼくの周囲を明らかに変えてしまっていますが、ぼく自身生活はさほど変わっていない。それでも仕事柄ウイルスに振り回されるのは仕方なく、その慌ただしさのなか半年が過ぎてしまったというのが正直なところです。
そして気付いたのが、今年ゲームを1本も購入していないのに気がつきました。別に収入が絶たれたわけでないので、ゲームに費やす資金がないわけでないのですが、この時勢で発売日にショップに行こうという気が起きず、つい購入しないまま月日だけ経ってしまったというのが真相ですが、それでもエロゲー自体を止めたわけではありません。まあ確実に費やす時間は減っていて、今年クリアしたのがまだ2本では果たしてプレイしていると胸を張って言っていいものか・・・
そしてようやく今年3本目クリアしたゲームが木洩れ陽のノスタルジーカ -Raggio di sole nostalgico- (STREGA)です。今から7年前キャラメルBOXを離れた「おとボク」コンビの嵩夜あや&のり太が新ブランドを結成してリリースした1作目ですが、どうやら売り上げは芳しいものではなかったらしく、すぐブランドを畳んで古巣のキャラメルBOXに戻ってしまいました。
といっても批評空間の評価自体は低いものでなく、中央値はおとボク級の点数を叩き出しています。ではなぜ発売日に購入しておきながら、今まで積んだままにしておいたかというと、実はSF&AVGというニックスがそれほどぼくの好みに合っていないことが分かっていたから(ではなんで購入したのかとは言わないで・・・)。
特に嵩夜あやは豊富な知識をひけらかすところのあるライターで、まあそれが味であり「おとボク」等ではうまくハマったところがあるのですが、これがSFというジャンルではぼくのようなSFに深くないプレイヤーを置いてきぼりにしてしまうのではないかと危惧していたのです。
ただその予想はいい意味で外れました。このゲームはSFというギミックを使いながら実はそれが本質ではなく、批評空間でも多くのプレイヤーが指摘しているような優しい雰囲気を持った物語だったのですね。
自我を持ったアンドロイド(メトセラ)と人間との戦争が講和に至り、共存を選んでから数十年経った世界が舞台というと小難しく感じてしまうのですが、普通に現代に置き換えてみれば別にSFという舞台でなくても通じる話であるのが分かります。いやこのゲームの発売当時よりも現在の方が、悪い意味でのナショナリズムが進んでいるような気がしますから余計にこのゲームに深く感じ入るところがありました。
そんなこのゲームの事実上のメインヒロインは主人公たちが発見した50年前に創られたという旧世代の機械人形であるしねまであることに間違いないのですが、このゲームの特徴はというと、このしねまをめぐって主人公と他のヒロインが心を通じ合わせるといったところで、肝心のしねまは攻略ヒロインではないというところです。こういった趣向のゲームはぼくはほとんどプレイしたことがないのですが、それは魅力的なヒロインが攻略できなければ不満に思うのはプレイヤーいとって当然なことですから、そんな危険を制作者が犯すわけがないからです。
ただぼくはしねまが攻略ヒロインでなくても全く不満に思うことはありませんでした。それは主人公とヒロインが、しねまが現世代のメトセラのように心を持っていくことに奮闘していくという本筋がしっかりしていたからです。その分他のヒロインが魅力がやや薄くなるデメリットはあったのですが、そのマイナスも最小限に抑えられたと思います。このあたりはライターの手腕によるもので流石といえます。
さてぼくがプレイしたルートの順番はというと一姫→フロゥ→朗→カヤの順番。正直言ってこの順を選んだのは明らかに失敗でした。これはルート間のデキの良しあしというものでなく、しねまが持つ数々の謎について深くかかわっているルートか否かというものなだけに、このミスは致命的ではないものの痛かった。昔はこうした攻略順でそう間違えた記憶はなかったのですが、これもエロゲーに対する勘が鈍ってきているのかもしれません。
それはともかく、出来ればカヤを一番最初にして、フロゥを最後にとっておいたほうがいい気がします。というのもぼくが考えるにこのゲームのカギを握る攻略ヒロインはフロゥに他ならないと思うからです。
メトセラとしてのフロゥが主人公に恋するというこのルートは、ぼくが見てきた主人公とアンドロイド間の恋愛というエロゲーによくある展開とはやや違ったもので、非常に深く考えさせられました。まあこれはライターの嵩夜あやがツンデレやクーデレといったヒロインの描写を得意としているからと思ったりするわけですが、それはともかく、ぼくがこのフロゥが一番(次が近いタイプの一姫)お気に入りとなったのは自分ながら驚きでした。
このゲームについての考察を深く語るのは、SFに対する造詣が深くないぼくには荷が重いので、表面の薄っぺらい部分しか触れませんが、それでもこのゲームの面白さを少しでも感じてもらえたら嬉しいですし、うがった見方かもしれませんがSFを舞台として人種間の紛争に焦点を当てたゲームとして今こそプレイしてもらいたいとぼくは思うのです。
そして気付いたのが、今年ゲームを1本も購入していないのに気がつきました。別に収入が絶たれたわけでないので、ゲームに費やす資金がないわけでないのですが、この時勢で発売日にショップに行こうという気が起きず、つい購入しないまま月日だけ経ってしまったというのが真相ですが、それでもエロゲー自体を止めたわけではありません。まあ確実に費やす時間は減っていて、今年クリアしたのがまだ2本では果たしてプレイしていると胸を張って言っていいものか・・・
そしてようやく今年3本目クリアしたゲームが木洩れ陽のノスタルジーカ -Raggio di sole nostalgico- (STREGA)です。今から7年前キャラメルBOXを離れた「おとボク」コンビの嵩夜あや&のり太が新ブランドを結成してリリースした1作目ですが、どうやら売り上げは芳しいものではなかったらしく、すぐブランドを畳んで古巣のキャラメルBOXに戻ってしまいました。
といっても批評空間の評価自体は低いものでなく、中央値はおとボク級の点数を叩き出しています。ではなぜ発売日に購入しておきながら、今まで積んだままにしておいたかというと、実はSF&AVGというニックスがそれほどぼくの好みに合っていないことが分かっていたから(ではなんで購入したのかとは言わないで・・・)。
特に嵩夜あやは豊富な知識をひけらかすところのあるライターで、まあそれが味であり「おとボク」等ではうまくハマったところがあるのですが、これがSFというジャンルではぼくのようなSFに深くないプレイヤーを置いてきぼりにしてしまうのではないかと危惧していたのです。
ただその予想はいい意味で外れました。このゲームはSFというギミックを使いながら実はそれが本質ではなく、批評空間でも多くのプレイヤーが指摘しているような優しい雰囲気を持った物語だったのですね。
自我を持ったアンドロイド(メトセラ)と人間との戦争が講和に至り、共存を選んでから数十年経った世界が舞台というと小難しく感じてしまうのですが、普通に現代に置き換えてみれば別にSFという舞台でなくても通じる話であるのが分かります。いやこのゲームの発売当時よりも現在の方が、悪い意味でのナショナリズムが進んでいるような気がしますから余計にこのゲームに深く感じ入るところがありました。
そんなこのゲームの事実上のメインヒロインは主人公たちが発見した50年前に創られたという旧世代の機械人形であるしねまであることに間違いないのですが、このゲームの特徴はというと、このしねまをめぐって主人公と他のヒロインが心を通じ合わせるといったところで、肝心のしねまは攻略ヒロインではないというところです。こういった趣向のゲームはぼくはほとんどプレイしたことがないのですが、それは魅力的なヒロインが攻略できなければ不満に思うのはプレイヤーいとって当然なことですから、そんな危険を制作者が犯すわけがないからです。
ただぼくはしねまが攻略ヒロインでなくても全く不満に思うことはありませんでした。それは主人公とヒロインが、しねまが現世代のメトセラのように心を持っていくことに奮闘していくという本筋がしっかりしていたからです。その分他のヒロインが魅力がやや薄くなるデメリットはあったのですが、そのマイナスも最小限に抑えられたと思います。このあたりはライターの手腕によるもので流石といえます。
さてぼくがプレイしたルートの順番はというと一姫→フロゥ→朗→カヤの順番。正直言ってこの順を選んだのは明らかに失敗でした。これはルート間のデキの良しあしというものでなく、しねまが持つ数々の謎について深くかかわっているルートか否かというものなだけに、このミスは致命的ではないものの痛かった。昔はこうした攻略順でそう間違えた記憶はなかったのですが、これもエロゲーに対する勘が鈍ってきているのかもしれません。
それはともかく、出来ればカヤを一番最初にして、フロゥを最後にとっておいたほうがいい気がします。というのもぼくが考えるにこのゲームのカギを握る攻略ヒロインはフロゥに他ならないと思うからです。
メトセラとしてのフロゥが主人公に恋するというこのルートは、ぼくが見てきた主人公とアンドロイド間の恋愛というエロゲーによくある展開とはやや違ったもので、非常に深く考えさせられました。まあこれはライターの嵩夜あやがツンデレやクーデレといったヒロインの描写を得意としているからと思ったりするわけですが、それはともかく、ぼくがこのフロゥが一番(次が近いタイプの一姫)お気に入りとなったのは自分ながら驚きでした。
このゲームについての考察を深く語るのは、SFに対する造詣が深くないぼくには荷が重いので、表面の薄っぺらい部分しか触れませんが、それでもこのゲームの面白さを少しでも感じてもらえたら嬉しいですし、うがった見方かもしれませんがSFを舞台として人種間の紛争に焦点を当てたゲームとして今こそプレイしてもらいたいとぼくは思うのです。
2020年06月17日
6月の発売予定表から
最近寂しいメンバー構成が珍しくなくなってきている競馬(エロゲー)界ですが、今レース(月)はいつにも増して寂しさが際立つメンバーとなってしまいました。前人気が高そうな馬(ゲーム)が見当たらない中、果たして何が勝つか見当もつかないというのが正直なところ。今回ほど記者として印を打つことが辛いことはないですが、そんな思い空気を吹き飛ばしてくれるような馬が現れるのでしょうか。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
アナベル・メイドガーデン(Barista Lab)
Barista Lab厩舎のデビュー戦だが、幼馴染ヒロインがメイドとして主人公の下にやってくるという血統(設定)に目新しいものはなく、ヒロインの魅力に好走か凡走かが掛かっているといっていい。騎手であるせせなやうは最近大きな活躍こそないものの能力は確かで、トレーナーの詠野万知子も一流馬に関わった実績はあるが、不安なのはこの馬が馬の能力で勝負するのでなく、馬装具(抱き枕カバー)をウリにしていそうな点。安馬(低価格)以下の内容で、お台を高く出来るのは厩舎としてはメリットだが、一流馬としての成績を残した馬は見当たらず、また詠野万知子も同じ安馬のカケオチが惨敗に終わっているのは見過ごせない。見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
◎エデンズリッター 第2章外伝 煉獄の魔王バルベリト編 (Waffle)
最近のWaffleの看板母系(シリーズ)となりつつあるエデンズリッターの最新馬。父(前作)の獄悦の竜皇女ヒルデガルド の正当な後継(続編)の扱いで、ヒロインのバルベリドが悲哀と憎悪のまま敵になるというダークファンタジーというのは、なかなかお目に掛かれない血統で楽しみだ。といっても恐らく今回で完結することはなさそうで、どの程度まで全貌が明らかになるかは不妹だが、それでも父の動きから大きく崩れることはなさそう。今回メンバーがかなり甘いだけに、ここなら主役を務めそう。
期待度 ★★★★
オレは姫武将を孕ませたい! (ももいろPocket)
デビュー戦がタイムオーバー級の惨敗を喫しただけにまさか再出走してきたのは驚き。デビュー戦は血統は目新しかったもののそれが全く生かせず終わっただけに、一変まで望むのは期待薄。今回はタイムスリップした世界が戦国時代で、武将が若い女性というよくある血統(設定)。それだけにデビュー戦のような酷い走りにはならないとしても、面白みには欠けるのは否めない。またこうした血統はトレーナーが歴史にある程度造詣が深くないと凡走に終わる危険性が高いが、デビュー戦の動きを見る限り、このトレーナーにそれを求めるのは酷だろう。次に期待できるような走りが出来れば上出来だが、それすらも厳しそうだ。
期待度 ★☆
求婚催眠 ~私、絶対に浮気なんてしません~ (include)
催眠血統(設定)専門厩舎の一角を占めるincludeだが、馬券圏内には今一歩。それだけにそろそろ上位に食い込みたいところ。トレーナー(ライター)のHAREも最近は催眠系一本に絞っていて、この血統を手の内にいれてもいいころだ。催眠術による寝トリという定番の配合だが、これまでと違いヒロインを一人に絞ったのがどう出るか。これまでヒロインが最低2人はいただけに。余計に寂しく感じる。お台(価格)もこれまでと比べて変わりないだけに、よほど走りの内容で頑張らないと苦しい。騎手(原画家)の吉飛雄馬はこの厩舎ではお馴染みだが、取材して見て以前と比べるとやや劣化した気がするのもマイナス。これではとても手が出せない。
期待度 ★☆
△QUALIA ~約束の軌跡~ (PURESIS)
新規開業するPURESISのデビュー戦はアンドロイドメイドとの純愛を描く。ヒロイン一人が示すように安馬(低価格)で、馬格は当然期待できない。それでも走り(シナリオ)の内容さえ問題なければ大丈夫だが、トレーナーに実績がなく不安は先立つ。純愛を謳いながらただのイチャラブに終わってしまう可能性は高そうだが、騎手の鈴城敦はこれが中央(商業)デビューながら手腕はなかなか。今回メンバーが甘いだけに、これならヒロインの魅力だけで上位に食い込んでくる可能性はありそう。人気どころが大きく崩れればチャンスも。
期待度 ★★★
シスターレッスン (ましゅまろそふと)
インターハートの姉妹厩舎であるましゅまろそふとの最新馬だが、前走往年の名騎手黒田晶見を起用して結果が出なかったのはさすがにダメージが大きい。今回騎手が新人のしおこんぶに変更。黒田晶見が騎乗して大敗しただけに、とても変わり身があるようには思えない。血統(設定)はデビュー戦のらぶこみゅと同じだが、今回はヒロインのお姉ちゃん達が主人公に恋愛を教えるという受け(責められ)系。元来インターハート系厩舎はこういった女性上位の血統は得意とするはずだが、それも過去の話になりつつあり簡単には飛びつけない。トレーナーの志方孝志も実績に乏しいだけに大きな変わり身とまではいかないだろう。
期待度 ★★
虜ノ絆 ~奪われた学園に響く処女の喘ぎ~ (Guilty)
Guiltyの看板母系(シリーズ)となりつつある虜系の最新馬。今回も女子校を舞台にヒロインの心ならずも淫らにあえぐ姿がファンを熱くさせる。あまり成功例のない女性(ヒロイン)視点での凌辱を広げた功績は大だが、一流馬まで成長した馬というと虜ノ鎖 ~処女たちを穢す淫らな楔~くらいしか見当たらないのが悩みどころで、特に最近は入着するのが精一杯。今回ヒロインが学園を狙うという敵役とどう対するかがカギだが、ややメインヒロインの魅力がこれまでと比べると薄く感じるのは気がかりだ。その分、他のヒロインが補填できればいいのだが、現実的にはやや足りないと見るのが妥当だろう。
期待度 ★★☆
ねこツク、さくら。 (Lump of Sugar)
角砂糖厩舎の最新馬で、この厩舎得意の獣耳ヒロインもの。といっても最近はほぼ獣耳ヒロイン一択といってよく目新しさはなく、それでいて最近の成績は不振で順当に考えれば手は出しづらい。ただ今回変わり身の可能性が感じられるのは、一新されたトレーナー(ライター)勢の顔ぶれ。特に中島大河の存在が心強く感じるが、ただ直近のSecret Agent ~騎士学園の忍びなるもの~では期待を裏切っていて、低迷する厩舎を救えるまでの力があるかどうか。ヒロインやラシックス(声優)の魅力は相変わらず高いが、それだけで上位に食い込めないのはこれまでの実績が証明しているだけに・・・
期待度 ★★
△敗北の淫獣ハンター・緋炎姫アスカ ~結界学園の罠~ (catwalkNERO)
凌辱厩舎としては出走ペースが緩やかなcatwalkNEROだけに、姉(前作)の 敗北の淫獣ハンター・月氷姫レイ ~名門女学生と共に触手の苗床にされる美少女剣士~ からおよそ5年ぶりの出走と間隔が大きく開いた。その影響か騎手も乗り替わりで、姉はそこそこ走ったとはいえどのくらい関連性があるのかは不安。それでもトレーナーの小沢裕樹はこの厩舎の主戦を務めていて、大きく狙いを外すことはなさそう。敗北したヒロインが淫獣に凌辱されるという血統は姉と変わりなく、姉同様の走りは可能だろう。ただいくらメンバーが甘いとはいえ勝ち切るだけの力があるかどうかは不安で、展開の助けが必要だ。
期待度 ★★☆
姫と乙女のヤキモチLOVE -きらめき夏物語!- (Princess Sugar)
お姫さまヒロイン専門厩舎であるPrincess Sugarだが、所属馬の成績は散々たるもの。この馬の父(本編)である姫と乙女のヤキモチLOVEも例外でなく、入着すら果たせなかった。それでもヒロインの魅力はまずまずだったが、成績が成績なだけに、直仔(FD)のこの馬に期待はしづらい。あと騎手のみけおうが心なしか往年の手腕に陰りがあるように見られるのも気になる点。お姫さまオンリーという血統(設定)に広がりがなく、袋小路に入ってしまっている印象があるだけに、今回も厳しそうだ。
期待度 ★☆
〇まおかつ! -魔王と勇者のアイドル生活- (Wonder Fool)
Wonder Fool3年ぶりの出走。デビューからの2戦は不振で、特に前走は走り(シナリオ)の物足りなさが目立った。今回はトレーナーに冬野どんぶくを起用。血統背景を構築するのに長けたトレーナーという印象があり、勇者が倒した魔王をアイドルとしてデビューさせるという一見破天荒な血統もうまくまとめてくれそうな予感はある。騎手のぼに~の手腕は前走でも評価されていたように今回も楽しみ。魔王ヒロインを敵視する王女シャルロッテとそれに不本意ながら従うイーリスもいいアクセントとなってくれそうだ。アイドル×萌えのニックスはこれまで成功した馬は少なく、追い切り(体験版)も短いところしか追ってなくまず人気にはならないだろうが、それを覆すような大駆けを期待したい。
期待度 ★★★☆
▲嫁の妹とえっちな関係になってヤバい!? (ぱちぱちそふと)
安馬(低価格)専門厩舎の中では、下馬評こそ低いものの時に走る馬を出して侮れない存在のぱちぱちそふと。といっても走ったおしおき生意気ギャル・援女交際ともトレーナーの上原明人が手がけていて、惨敗に終わっているのは、他のトレーナーと好走パターンははっきりしている。とすると今回のトレーナーは上原明人ということで走る番か。騎手は全くの新人だが、この厩舎はそういった騎手を起用するのがお決まりとなっていて大きなマイナスというわけでない。馬名(タイトル)は一見バカゲーに見えるが、愛妻の妹との不倫関係が妻にバレるかどうかの緊迫感が上手く描かれていれば面白い。騎手の知名度から相変わらず軽視されているが、今回のメンバーなら上位に食い込んでも不思議はない。
期待度 ★★★
(本紙の見解)少頭数かつ軸になりそうな馬も見当たらないという困った一戦。ここなら厩舎期待の母系であるエデンズリッター 第2章外伝 煉獄の魔王バルベリト編 が実績的に大威張りできる。他の馬と比べると持ち時計が一枚違うだけに圧勝してもおかしくない。逆転となると厳しいかもしれないが面白そうなのがまおかつ! -魔王と勇者のアイドル生活-。魔王ヒロインをアイドルとしてプロデュースするという血統が大化けすれば、アッと言わせる可能性はある。人気以上に走る傾向のある嫁の妹とえっちな関係になってヤバい!? も、ここまでメンバーが甘くなれば浮上してくる。相変わらず人気がなさそうで馬券的妙味は充分だ。あと1頭ならQUALIA ~約束の軌跡~だが、厩舎デビュー戦で追い切りの動きも活発といえないだけに過大な期待は禁物か。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
アナベル・メイドガーデン(Barista Lab)
Barista Lab厩舎のデビュー戦だが、幼馴染ヒロインがメイドとして主人公の下にやってくるという血統(設定)に目新しいものはなく、ヒロインの魅力に好走か凡走かが掛かっているといっていい。騎手であるせせなやうは最近大きな活躍こそないものの能力は確かで、トレーナーの詠野万知子も一流馬に関わった実績はあるが、不安なのはこの馬が馬の能力で勝負するのでなく、馬装具(抱き枕カバー)をウリにしていそうな点。安馬(低価格)以下の内容で、お台を高く出来るのは厩舎としてはメリットだが、一流馬としての成績を残した馬は見当たらず、また詠野万知子も同じ安馬のカケオチが惨敗に終わっているのは見過ごせない。見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
◎エデンズリッター 第2章外伝 煉獄の魔王バルベリト編 (Waffle)
最近のWaffleの看板母系(シリーズ)となりつつあるエデンズリッターの最新馬。父(前作)の獄悦の竜皇女ヒルデガルド の正当な後継(続編)の扱いで、ヒロインのバルベリドが悲哀と憎悪のまま敵になるというダークファンタジーというのは、なかなかお目に掛かれない血統で楽しみだ。といっても恐らく今回で完結することはなさそうで、どの程度まで全貌が明らかになるかは不妹だが、それでも父の動きから大きく崩れることはなさそう。今回メンバーがかなり甘いだけに、ここなら主役を務めそう。
期待度 ★★★★
オレは姫武将を孕ませたい! (ももいろPocket)
デビュー戦がタイムオーバー級の惨敗を喫しただけにまさか再出走してきたのは驚き。デビュー戦は血統は目新しかったもののそれが全く生かせず終わっただけに、一変まで望むのは期待薄。今回はタイムスリップした世界が戦国時代で、武将が若い女性というよくある血統(設定)。それだけにデビュー戦のような酷い走りにはならないとしても、面白みには欠けるのは否めない。またこうした血統はトレーナーが歴史にある程度造詣が深くないと凡走に終わる危険性が高いが、デビュー戦の動きを見る限り、このトレーナーにそれを求めるのは酷だろう。次に期待できるような走りが出来れば上出来だが、それすらも厳しそうだ。
期待度 ★☆
求婚催眠 ~私、絶対に浮気なんてしません~ (include)
催眠血統(設定)専門厩舎の一角を占めるincludeだが、馬券圏内には今一歩。それだけにそろそろ上位に食い込みたいところ。トレーナー(ライター)のHAREも最近は催眠系一本に絞っていて、この血統を手の内にいれてもいいころだ。催眠術による寝トリという定番の配合だが、これまでと違いヒロインを一人に絞ったのがどう出るか。これまでヒロインが最低2人はいただけに。余計に寂しく感じる。お台(価格)もこれまでと比べて変わりないだけに、よほど走りの内容で頑張らないと苦しい。騎手(原画家)の吉飛雄馬はこの厩舎ではお馴染みだが、取材して見て以前と比べるとやや劣化した気がするのもマイナス。これではとても手が出せない。
期待度 ★☆
△QUALIA ~約束の軌跡~ (PURESIS)
新規開業するPURESISのデビュー戦はアンドロイドメイドとの純愛を描く。ヒロイン一人が示すように安馬(低価格)で、馬格は当然期待できない。それでも走り(シナリオ)の内容さえ問題なければ大丈夫だが、トレーナーに実績がなく不安は先立つ。純愛を謳いながらただのイチャラブに終わってしまう可能性は高そうだが、騎手の鈴城敦はこれが中央(商業)デビューながら手腕はなかなか。今回メンバーが甘いだけに、これならヒロインの魅力だけで上位に食い込んでくる可能性はありそう。人気どころが大きく崩れればチャンスも。
期待度 ★★★
シスターレッスン (ましゅまろそふと)
インターハートの姉妹厩舎であるましゅまろそふとの最新馬だが、前走往年の名騎手黒田晶見を起用して結果が出なかったのはさすがにダメージが大きい。今回騎手が新人のしおこんぶに変更。黒田晶見が騎乗して大敗しただけに、とても変わり身があるようには思えない。血統(設定)はデビュー戦のらぶこみゅと同じだが、今回はヒロインのお姉ちゃん達が主人公に恋愛を教えるという受け(責められ)系。元来インターハート系厩舎はこういった女性上位の血統は得意とするはずだが、それも過去の話になりつつあり簡単には飛びつけない。トレーナーの志方孝志も実績に乏しいだけに大きな変わり身とまではいかないだろう。
期待度 ★★
虜ノ絆 ~奪われた学園に響く処女の喘ぎ~ (Guilty)
Guiltyの看板母系(シリーズ)となりつつある虜系の最新馬。今回も女子校を舞台にヒロインの心ならずも淫らにあえぐ姿がファンを熱くさせる。あまり成功例のない女性(ヒロイン)視点での凌辱を広げた功績は大だが、一流馬まで成長した馬というと虜ノ鎖 ~処女たちを穢す淫らな楔~くらいしか見当たらないのが悩みどころで、特に最近は入着するのが精一杯。今回ヒロインが学園を狙うという敵役とどう対するかがカギだが、ややメインヒロインの魅力がこれまでと比べると薄く感じるのは気がかりだ。その分、他のヒロインが補填できればいいのだが、現実的にはやや足りないと見るのが妥当だろう。
期待度 ★★☆
ねこツク、さくら。 (Lump of Sugar)
角砂糖厩舎の最新馬で、この厩舎得意の獣耳ヒロインもの。といっても最近はほぼ獣耳ヒロイン一択といってよく目新しさはなく、それでいて最近の成績は不振で順当に考えれば手は出しづらい。ただ今回変わり身の可能性が感じられるのは、一新されたトレーナー(ライター)勢の顔ぶれ。特に中島大河の存在が心強く感じるが、ただ直近のSecret Agent ~騎士学園の忍びなるもの~では期待を裏切っていて、低迷する厩舎を救えるまでの力があるかどうか。ヒロインやラシックス(声優)の魅力は相変わらず高いが、それだけで上位に食い込めないのはこれまでの実績が証明しているだけに・・・
期待度 ★★
△敗北の淫獣ハンター・緋炎姫アスカ ~結界学園の罠~ (catwalkNERO)
凌辱厩舎としては出走ペースが緩やかなcatwalkNEROだけに、姉(前作)の 敗北の淫獣ハンター・月氷姫レイ ~名門女学生と共に触手の苗床にされる美少女剣士~ からおよそ5年ぶりの出走と間隔が大きく開いた。その影響か騎手も乗り替わりで、姉はそこそこ走ったとはいえどのくらい関連性があるのかは不安。それでもトレーナーの小沢裕樹はこの厩舎の主戦を務めていて、大きく狙いを外すことはなさそう。敗北したヒロインが淫獣に凌辱されるという血統は姉と変わりなく、姉同様の走りは可能だろう。ただいくらメンバーが甘いとはいえ勝ち切るだけの力があるかどうかは不安で、展開の助けが必要だ。
期待度 ★★☆
姫と乙女のヤキモチLOVE -きらめき夏物語!- (Princess Sugar)
お姫さまヒロイン専門厩舎であるPrincess Sugarだが、所属馬の成績は散々たるもの。この馬の父(本編)である姫と乙女のヤキモチLOVEも例外でなく、入着すら果たせなかった。それでもヒロインの魅力はまずまずだったが、成績が成績なだけに、直仔(FD)のこの馬に期待はしづらい。あと騎手のみけおうが心なしか往年の手腕に陰りがあるように見られるのも気になる点。お姫さまオンリーという血統(設定)に広がりがなく、袋小路に入ってしまっている印象があるだけに、今回も厳しそうだ。
期待度 ★☆
〇まおかつ! -魔王と勇者のアイドル生活- (Wonder Fool)
Wonder Fool3年ぶりの出走。デビューからの2戦は不振で、特に前走は走り(シナリオ)の物足りなさが目立った。今回はトレーナーに冬野どんぶくを起用。血統背景を構築するのに長けたトレーナーという印象があり、勇者が倒した魔王をアイドルとしてデビューさせるという一見破天荒な血統もうまくまとめてくれそうな予感はある。騎手のぼに~の手腕は前走でも評価されていたように今回も楽しみ。魔王ヒロインを敵視する王女シャルロッテとそれに不本意ながら従うイーリスもいいアクセントとなってくれそうだ。アイドル×萌えのニックスはこれまで成功した馬は少なく、追い切り(体験版)も短いところしか追ってなくまず人気にはならないだろうが、それを覆すような大駆けを期待したい。
期待度 ★★★☆
▲嫁の妹とえっちな関係になってヤバい!? (ぱちぱちそふと)
安馬(低価格)専門厩舎の中では、下馬評こそ低いものの時に走る馬を出して侮れない存在のぱちぱちそふと。といっても走ったおしおき生意気ギャル・援女交際ともトレーナーの上原明人が手がけていて、惨敗に終わっているのは、他のトレーナーと好走パターンははっきりしている。とすると今回のトレーナーは上原明人ということで走る番か。騎手は全くの新人だが、この厩舎はそういった騎手を起用するのがお決まりとなっていて大きなマイナスというわけでない。馬名(タイトル)は一見バカゲーに見えるが、愛妻の妹との不倫関係が妻にバレるかどうかの緊迫感が上手く描かれていれば面白い。騎手の知名度から相変わらず軽視されているが、今回のメンバーなら上位に食い込んでも不思議はない。
期待度 ★★★
(本紙の見解)少頭数かつ軸になりそうな馬も見当たらないという困った一戦。ここなら厩舎期待の母系であるエデンズリッター 第2章外伝 煉獄の魔王バルベリト編 が実績的に大威張りできる。他の馬と比べると持ち時計が一枚違うだけに圧勝してもおかしくない。逆転となると厳しいかもしれないが面白そうなのがまおかつ! -魔王と勇者のアイドル生活-。魔王ヒロインをアイドルとしてプロデュースするという血統が大化けすれば、アッと言わせる可能性はある。人気以上に走る傾向のある嫁の妹とえっちな関係になってヤバい!? も、ここまでメンバーが甘くなれば浮上してくる。相変わらず人気がなさそうで馬券的妙味は充分だ。あと1頭ならQUALIA ~約束の軌跡~だが、厩舎デビュー戦で追い切りの動きも活発といえないだけに過大な期待は禁物か。
2020年05月20日
5月の発売予定表から
新型ウィルスの影響が競馬(エロゲー)界でも、少なからず感じられる情勢で、今回頭数もやや寂しい状況。それでも人気を集つめそうな期待馬が出走予定。暗い社会情勢を吹き飛ばすような好走を期待したいものですが・・・
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
ガールズ・ブック・メイカー -グリムと3人のお姫さま- 2 (ユメミル)
BaseSon系厩舎スタッフがもれなく参加したにしては成功を掴めなかったガールズ・ブック・メイカー の2頭目の直仔(FD)。全姉も父同様目立たない成績に終わっていて、今乗っているラシックス(声優)の夏和小を使用(起用)してあの結果では、今回浮上の可能性は低い。今回はいばら姫(眠りの森の美女)がモチーフということで、王子のキスという競馬(エロゲー)的には格好の材料はあるが、果たしてそれを上手く料理できるかどうかは疑問。今回も厳しいレースとなりそうだ。だ
期待度 ★★
△支配の教壇II (BISHOP)
抜き系厩舎では独得の味を持つBISHOP厩舎だが、最近は賞金(データ)数が減っているのは気がかり。今回は前々走走った支配の教壇の全妹(続編)だが、主人公・ヒロインとも一新されていて、学生である主人公が女教師の弱みを握り凌辱するという血統(設定)以外、関連性は乏しいといっていい。その父は入着は果たしたものの勝つまではあと一息だった。それだけに注目は上積みがあるかどうかだが、最近の厩舎の勢いや今回の相手関係を考えるとやや厳しいの見立て。主線騎手(原画家)の水島☆多也らの能力が高いだけに大崩れはなさそうで、時計が掛かればチャンスはあるかもしれないが、そんな展開になるかどうか。
期待度 ★★★
SHUFFLE!エピソード2 ~神にも悪魔にも狙われている男~ (Navel)
SHUFFLE!の後継(続編)として出走したSPIRAL!!は大きく期待を裏切ったためか、続く全妹は馬名(タイトル)を直接名乗ってきた。それだけに姉よりも父(前作)との関連性は強いだろう。実際馬の毛色(CG)やヒロインの容姿は父そっくりでこの母系(シリーズ)のファンには受け入れやすいだろう。そしてトレーナーの顔ぶれに王雀孫や東ノ助の名があって変身の期待は高まっている。ただ冷静に考えてみると動画(アニメ)の評価もあって父の知名度は高いが、競争成績自体はそれほどでもない。その父を大きく超えなければ勝機は掴めないが、父の2番煎じではSPIRAL!!より走ったとしても勝つまでには至らない可能性は高い。人気になりすぎるようならオミットも一考。
期待度 ★★★
△Secret Agent ~騎士学園の忍びなるもの~ (ensemble)
ensembleといえば女装潜入系というのが真っ先に思い浮かぶが、今回は潜入するのは同じでも女装は無縁。そういった意味では主人公の可憐さの魅力でなく、本当の男らしさをどう見せるかが成功のカギ。騎士学園というシチュに、主人公が潜入する理由が終盤どう展開されるかがポイント。そういった意味ではギバラや甲ニといったこれまでのトレーナー(ライター)では苦しく思えるが、唯一の期待はあかべぇ出身の中島大河の名がトレーナー陣にあること。あかべぇ系厩舎で生命のスペア I was born for youなどかなり走った馬を手掛けていて、多彩な脚質の馬を手掛けているのは頼もしい。追い切りの動きもこれまでとは違うものを見せていた。ヒロインの可愛さには定評がある厩舎だけに、変わり身を期待してもよさそうだ。
期待度 ★★★☆
〇月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow (tone work's)
tone work'sの最新馬で好成績を残した月の彼方で逢いましょう の直仔(FD)。ヴィジュアルアーツが総力を挙げたにしては寂しかったデビュー戦から、めきめきと成績を上げてきたのは頼もしい。父(本編)のトレーナー(ライター)陣の中では、キャリア・知名度が一番低い白矢たつきが今回一人で仕上げを担当するとあって、不安に感じるかもしれないが、実は走り(シナリオ)の主軸を担った雨音ルートが師の担当ということでそれは全くの杞憂。厩舎がイチャラブに自信というだけにアフターにも期待できそう。安馬(低価格)だけに馬格(容量)に期待できないのは仕方ないが、ただ今回安馬に協力なライバルがいるということで比べられると大変。それでも能力的には遜色ないと見る。
期待度 ★★★★☆
天冥のコンキスタ (エウシュリー)
近走立て直しようやく一時の不振から脱した印象のあるエウシュリーの最新馬。昨年は新馬の出走はなく今回およそ1年半ぶりとなる。今回主戦トレーナー(ライター)に如月聖を抜擢。騎手(原画家)も久々に鳩月つみきが本格復帰と楽しみな反面、未知数な部分が多い。そんな注目の追い切り(体験版)だが、評判は芳しくない。お手軽とやり込みの融合という触れ込みも、目新しい要素が少ない割りには操作性が今一つなのは考えもの。新しいファンには優しいかもしれないが、今までの厩舎のファンにアピール出来る要素がないのは辛い。お台(価格)も安いのは有難いが、反面馬体(容量)が薄い可能性が強く、今回はオミットするのが正解かも。
期待度 ★★☆
となりに彼女のいる幸せ ~Curious Queen~ (プレカノ)
あまり出走取消(延期)のないプレカノ厩舎にしては珍しく直前に回避。確かに前R(月)よりメンバーは甘くなり戦いやすくなった気はする。ねこにゃんを起用してのこの母系(シリーズ)もこれで4代(頭)目。勝ち切るまではいかないまでも、堅実な走りを見せているのは確かで、今回もそれほど大崩れするシーンは考えにくい。ただこれまでのヒロインがねこにゃん得意のタイプだったのに対し、今回はややトリッキーで一般ウケしにくいタイプ。これまで王道萌え一本で戦ってきただけに、この脚質変更がどうでるか。相手も強力なだけに割り引いて考えたい。
期待度 ★★☆
◎美少女万華鏡 -理と迷宮の少女- (ωstar)
安馬(低価格)ながら、ほとんどの馬が走っている優等生母系(シリーズ)も今回で最終。初代の美少女万華鏡 -呪われし伝説の少女-から登場し、キーパーソンとなっていた蓮華が、いよいよヒロインとして登場。若干お台(価格)は上がったが、それでもコストパフォーマンスの良さは変わりなく、逆に最後の直線どのような追い込みを見せるのか楽しみ。取材する限り、他のヒロインとのHシーンもあるということで、騎手の八宝備仁の手腕も存分に発揮されるだろう。そこそこメンバーは骨っぽい気はするが、それでもここでは負けられないくらいの気持ちだ。
期待度 ★★★★★
△pieces/揺り籠のカナリア (Whirlpool)
これまでの渦巻厩舎の中で一番好走したのがこの馬の父(本編)。今回はその直仔(FD)でヒロインの後日談が中心。直仔では定番の非攻略キャラのヒロイン昇格だが、この馬に関してはヒロインの魅力が高く、その点に関してのプラス材料は小さい。不安なのはこの厩舎の直仔があまり成功していないことだが、これまで父の競走成績が芳しくなかっただけに、今回は別と考えたい。ヒロインの中では結愛が厚遇されていて、他のヒロインがやや不遇な扱いをされていたが、それを払拭できるかがポイント。他のヒロインの後日談が父のように物足りないようだと、ある程度は走れても突き抜けるのは難しい。上位争いは間違いないとしても勝つとなるとやや厳しいかも。
期待度 ★★★☆
▲Petrichor -ペトリコール- (MELLOW)
一昨年までは押せ押せで出走させてきたMore系厩舎だが、昨年はぱったり登録が途絶えた。今回厩舎開業初戦となるMELLOWだが、スタッフの顔ぶれを見る限りMore系の流れを汲むと考えてよさそう。血統を見るとpure moreやDOLCEといった陰鬱な走りをするタイプで、必ずしも一般ウケはしなさそう。More系で一番走った馬というとゴールデンアワー(NIKO)が思い浮かぶが、それとは明らかにタイプが違う。トレーナーの垂花はこうした鬱系の馬を得意とするが、代表馬のカサブランカの蕾でも複勝圏内ギリギリだったところを見ても、やや厳しい組み合わせとなった今回は苦しく思える。それでも追い切り(体験版)で奥のあるところを見せただけに穴ならこの馬か。
期待度 ★★★☆
他の男の精液で孕むとき3 〜襖の奥でイキ狂う僕の妻〜 (アトリエさくら Team.NTR)
おんぼろ月初期の代表馬である他の男の精液で孕むときの3代目。先代は残念な結果に終わっていて、今回は騎手(原画家)を初代の綾風柳晶に戻し巻き返しを狙う。今回は家業の事情で生殖機能が飛ばしい主人公が止む無く愛する妻を他の男により妊娠させるという設定(血統)にどこまで説得力があるかがカギ。NTRに関してはおんぼろ月だけに不安ないが、設定が綿密だと逆に凡走に終わることの多いトレーナーなだけに、逆に多少アラがあった方が逆に走るかもしれない。気になるのはヒロインにやや貞淑さが足りなさそうに見えるところだが、首位争いはともかく上位に食い込む可能性はありそう。
期待度 ★★★
ぼくと先生の乳淫せいかつ (ぱじゃまエクスタシー)
ぱじゃまソフトの抜き系特化厩舎の最新馬だが、全盛期のぱじゃまソフトを知る古いファンには寂しい限り。それでも成績が上がっていればいいが、久々の出走だった 最高に都合のいいパイズリ上手のマリーさん結果が出せず。今回騎手・トレーナーとも変わっているところを見ると、前走とは関連性はなさそうだが、厩舎の方向性が単なる巨乳というだけでは厳しい。騎手のあんざゆうは新人だが、別路線(漫画)ではそこそこ実績があり不安は少ない。それよりトレーナーの高嶋沙樹が手がけた馬に上級馬が少ないのは気がかり。今回の相手ではさすがに苦しいだろう。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)少頭数となってしまったが、レベルに関してはかなり高いメンバーが揃った。それでも本命は美少女万華鏡 -理と迷宮の少女-でいいだろう。デビュー以来ほとんどハズレのいない母系(シリーズ)の集大成とあって、果たしてどんなレースをしてくれるのか楽しみだ。父が走った月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbowも能力的には遜色ない。本命馬が万一馬群に沈んだ場合、浮上するのはこの馬だろう。恐らくこの2頭で決まる公算大だが、両方とも安馬だけに、高馬が激走してまとめて面倒を見る可能性も一考したい。その候補がPetrichor -ペトリコール- 。ただ厩舎の勢いが最近欠けるだけに厳しいレースとなる見方も。意外に追い切りの評価が悪くないSecret Agent ~騎士学園の忍びなるもの~ も不気味。あと父が走ったpieces/揺り籠のカナリアも上位を賑わす存在だが、人気馬を負かすとなると厳しい。抜き系の支配の教壇II・他の男の精液で孕むとき3 〜襖の奥でイキ狂う僕の妻もまずまずだが、今回のメンバー相手だとやや差があるか。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名(タイトル)をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます。
ガールズ・ブック・メイカー -グリムと3人のお姫さま- 2 (ユメミル)
BaseSon系厩舎スタッフがもれなく参加したにしては成功を掴めなかったガールズ・ブック・メイカー の2頭目の直仔(FD)。全姉も父同様目立たない成績に終わっていて、今乗っているラシックス(声優)の夏和小を使用(起用)してあの結果では、今回浮上の可能性は低い。今回はいばら姫(眠りの森の美女)がモチーフということで、王子のキスという競馬(エロゲー)的には格好の材料はあるが、果たしてそれを上手く料理できるかどうかは疑問。今回も厳しいレースとなりそうだ。だ
期待度 ★★
△支配の教壇II (BISHOP)
抜き系厩舎では独得の味を持つBISHOP厩舎だが、最近は賞金(データ)数が減っているのは気がかり。今回は前々走走った支配の教壇の全妹(続編)だが、主人公・ヒロインとも一新されていて、学生である主人公が女教師の弱みを握り凌辱するという血統(設定)以外、関連性は乏しいといっていい。その父は入着は果たしたものの勝つまではあと一息だった。それだけに注目は上積みがあるかどうかだが、最近の厩舎の勢いや今回の相手関係を考えるとやや厳しいの見立て。主線騎手(原画家)の水島☆多也らの能力が高いだけに大崩れはなさそうで、時計が掛かればチャンスはあるかもしれないが、そんな展開になるかどうか。
期待度 ★★★
SHUFFLE!エピソード2 ~神にも悪魔にも狙われている男~ (Navel)
SHUFFLE!の後継(続編)として出走したSPIRAL!!は大きく期待を裏切ったためか、続く全妹は馬名(タイトル)を直接名乗ってきた。それだけに姉よりも父(前作)との関連性は強いだろう。実際馬の毛色(CG)やヒロインの容姿は父そっくりでこの母系(シリーズ)のファンには受け入れやすいだろう。そしてトレーナーの顔ぶれに王雀孫や東ノ助の名があって変身の期待は高まっている。ただ冷静に考えてみると動画(アニメ)の評価もあって父の知名度は高いが、競争成績自体はそれほどでもない。その父を大きく超えなければ勝機は掴めないが、父の2番煎じではSPIRAL!!より走ったとしても勝つまでには至らない可能性は高い。人気になりすぎるようならオミットも一考。
期待度 ★★★
△Secret Agent ~騎士学園の忍びなるもの~ (ensemble)
ensembleといえば女装潜入系というのが真っ先に思い浮かぶが、今回は潜入するのは同じでも女装は無縁。そういった意味では主人公の可憐さの魅力でなく、本当の男らしさをどう見せるかが成功のカギ。騎士学園というシチュに、主人公が潜入する理由が終盤どう展開されるかがポイント。そういった意味ではギバラや甲ニといったこれまでのトレーナー(ライター)では苦しく思えるが、唯一の期待はあかべぇ出身の中島大河の名がトレーナー陣にあること。あかべぇ系厩舎で生命のスペア I was born for youなどかなり走った馬を手掛けていて、多彩な脚質の馬を手掛けているのは頼もしい。追い切りの動きもこれまでとは違うものを見せていた。ヒロインの可愛さには定評がある厩舎だけに、変わり身を期待してもよさそうだ。
期待度 ★★★☆
〇月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow (tone work's)
tone work'sの最新馬で好成績を残した月の彼方で逢いましょう の直仔(FD)。ヴィジュアルアーツが総力を挙げたにしては寂しかったデビュー戦から、めきめきと成績を上げてきたのは頼もしい。父(本編)のトレーナー(ライター)陣の中では、キャリア・知名度が一番低い白矢たつきが今回一人で仕上げを担当するとあって、不安に感じるかもしれないが、実は走り(シナリオ)の主軸を担った雨音ルートが師の担当ということでそれは全くの杞憂。厩舎がイチャラブに自信というだけにアフターにも期待できそう。安馬(低価格)だけに馬格(容量)に期待できないのは仕方ないが、ただ今回安馬に協力なライバルがいるということで比べられると大変。それでも能力的には遜色ないと見る。
期待度 ★★★★☆
天冥のコンキスタ (エウシュリー)
近走立て直しようやく一時の不振から脱した印象のあるエウシュリーの最新馬。昨年は新馬の出走はなく今回およそ1年半ぶりとなる。今回主戦トレーナー(ライター)に如月聖を抜擢。騎手(原画家)も久々に鳩月つみきが本格復帰と楽しみな反面、未知数な部分が多い。そんな注目の追い切り(体験版)だが、評判は芳しくない。お手軽とやり込みの融合という触れ込みも、目新しい要素が少ない割りには操作性が今一つなのは考えもの。新しいファンには優しいかもしれないが、今までの厩舎のファンにアピール出来る要素がないのは辛い。お台(価格)も安いのは有難いが、反面馬体(容量)が薄い可能性が強く、今回はオミットするのが正解かも。
期待度 ★★☆
となりに彼女のいる幸せ ~Curious Queen~ (プレカノ)
あまり出走取消(延期)のないプレカノ厩舎にしては珍しく直前に回避。確かに前R(月)よりメンバーは甘くなり戦いやすくなった気はする。ねこにゃんを起用してのこの母系(シリーズ)もこれで4代(頭)目。勝ち切るまではいかないまでも、堅実な走りを見せているのは確かで、今回もそれほど大崩れするシーンは考えにくい。ただこれまでのヒロインがねこにゃん得意のタイプだったのに対し、今回はややトリッキーで一般ウケしにくいタイプ。これまで王道萌え一本で戦ってきただけに、この脚質変更がどうでるか。相手も強力なだけに割り引いて考えたい。
期待度 ★★☆
◎美少女万華鏡 -理と迷宮の少女- (ωstar)
安馬(低価格)ながら、ほとんどの馬が走っている優等生母系(シリーズ)も今回で最終。初代の美少女万華鏡 -呪われし伝説の少女-から登場し、キーパーソンとなっていた蓮華が、いよいよヒロインとして登場。若干お台(価格)は上がったが、それでもコストパフォーマンスの良さは変わりなく、逆に最後の直線どのような追い込みを見せるのか楽しみ。取材する限り、他のヒロインとのHシーンもあるということで、騎手の八宝備仁の手腕も存分に発揮されるだろう。そこそこメンバーは骨っぽい気はするが、それでもここでは負けられないくらいの気持ちだ。
期待度 ★★★★★
△pieces/揺り籠のカナリア (Whirlpool)
これまでの渦巻厩舎の中で一番好走したのがこの馬の父(本編)。今回はその直仔(FD)でヒロインの後日談が中心。直仔では定番の非攻略キャラのヒロイン昇格だが、この馬に関してはヒロインの魅力が高く、その点に関してのプラス材料は小さい。不安なのはこの厩舎の直仔があまり成功していないことだが、これまで父の競走成績が芳しくなかっただけに、今回は別と考えたい。ヒロインの中では結愛が厚遇されていて、他のヒロインがやや不遇な扱いをされていたが、それを払拭できるかがポイント。他のヒロインの後日談が父のように物足りないようだと、ある程度は走れても突き抜けるのは難しい。上位争いは間違いないとしても勝つとなるとやや厳しいかも。
期待度 ★★★☆
▲Petrichor -ペトリコール- (MELLOW)
一昨年までは押せ押せで出走させてきたMore系厩舎だが、昨年はぱったり登録が途絶えた。今回厩舎開業初戦となるMELLOWだが、スタッフの顔ぶれを見る限りMore系の流れを汲むと考えてよさそう。血統を見るとpure moreやDOLCEといった陰鬱な走りをするタイプで、必ずしも一般ウケはしなさそう。More系で一番走った馬というとゴールデンアワー(NIKO)が思い浮かぶが、それとは明らかにタイプが違う。トレーナーの垂花はこうした鬱系の馬を得意とするが、代表馬のカサブランカの蕾でも複勝圏内ギリギリだったところを見ても、やや厳しい組み合わせとなった今回は苦しく思える。それでも追い切り(体験版)で奥のあるところを見せただけに穴ならこの馬か。
期待度 ★★★☆
他の男の精液で孕むとき3 〜襖の奥でイキ狂う僕の妻〜 (アトリエさくら Team.NTR)
おんぼろ月初期の代表馬である他の男の精液で孕むときの3代目。先代は残念な結果に終わっていて、今回は騎手(原画家)を初代の綾風柳晶に戻し巻き返しを狙う。今回は家業の事情で生殖機能が飛ばしい主人公が止む無く愛する妻を他の男により妊娠させるという設定(血統)にどこまで説得力があるかがカギ。NTRに関してはおんぼろ月だけに不安ないが、設定が綿密だと逆に凡走に終わることの多いトレーナーなだけに、逆に多少アラがあった方が逆に走るかもしれない。気になるのはヒロインにやや貞淑さが足りなさそうに見えるところだが、首位争いはともかく上位に食い込む可能性はありそう。
期待度 ★★★
ぼくと先生の乳淫せいかつ (ぱじゃまエクスタシー)
ぱじゃまソフトの抜き系特化厩舎の最新馬だが、全盛期のぱじゃまソフトを知る古いファンには寂しい限り。それでも成績が上がっていればいいが、久々の出走だった 最高に都合のいいパイズリ上手のマリーさん結果が出せず。今回騎手・トレーナーとも変わっているところを見ると、前走とは関連性はなさそうだが、厩舎の方向性が単なる巨乳というだけでは厳しい。騎手のあんざゆうは新人だが、別路線(漫画)ではそこそこ実績があり不安は少ない。それよりトレーナーの高嶋沙樹が手がけた馬に上級馬が少ないのは気がかり。今回の相手ではさすがに苦しいだろう。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)少頭数となってしまったが、レベルに関してはかなり高いメンバーが揃った。それでも本命は美少女万華鏡 -理と迷宮の少女-でいいだろう。デビュー以来ほとんどハズレのいない母系(シリーズ)の集大成とあって、果たしてどんなレースをしてくれるのか楽しみだ。父が走った月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbowも能力的には遜色ない。本命馬が万一馬群に沈んだ場合、浮上するのはこの馬だろう。恐らくこの2頭で決まる公算大だが、両方とも安馬だけに、高馬が激走してまとめて面倒を見る可能性も一考したい。その候補がPetrichor -ペトリコール- 。ただ厩舎の勢いが最近欠けるだけに厳しいレースとなる見方も。意外に追い切りの評価が悪くないSecret Agent ~騎士学園の忍びなるもの~ も不気味。あと父が走ったpieces/揺り籠のカナリアも上位を賑わす存在だが、人気馬を負かすとなると厳しい。抜き系の支配の教壇II・他の男の精液で孕むとき3 〜襖の奥でイキ狂う僕の妻もまずまずだが、今回のメンバー相手だとやや差があるか。
2020年04月21日
死神と喫茶店というニックス
昨年購入した喫茶ステラと死神の蝶 (ゆずソフト)がようやく終了。前にも話したのですが、ぼくにとってゆずソフトのゲームをプレイしたのは初めて。ぼくのエロゲー歴から考えると、これまでゆずのゲームを購入していなかったのは七不思議といってもいいくらいなのですが、その理由の一つは恐らくゆずソフトが起用してきたライターが今一つぼくの好みでなかったことが大きいかと思います。例えば北川晴は代表作の明日の君と逢うためにがぼくに合わなかったですし、保住圭もキッキングホース★ラプソディ等の高評価で当初信頼度は高かったのですが、ウィッチズガーデンで大きくぼくの信用を落としました。瀬尾順もあえて無視するキミとの未来までは鉄板といっても良かったライターだったのですがサツコイ ~悠久なる恋の歌~からは下降線を辿っていて、これらのライター陣の名を見るとどうも買う気が起きなかったのです。
それが今回あえて購入したのは、昨年エロゲーをあまり購入していなかったいわゆる帳尻合わせという側面もあるのですが、もう一つかずきふみの存在が大きかった。
といっても実を言うとぼくがかずきふみが担当したゲームを購入したのはこれが初めて。評価が高いライターであるのは間違いないのですが、これまで相方の原画家がどうもぼくの好みでなかったり、分割商法のゲームだったりと購入に躊躇してしまう部分が多かったのですね。
それが今回ゆずソフトに起用されたということで、「では実力を見せてもらいますか。」という気分で購入したというわけなのです。
そんなこのゲーム。こぶいち&むりりんの描くヒロインの可愛さは最初から分かっていたわけで、後はどうシナリオ面で上積みできるかという部分が見どころだったのですが・・・
(これからネタバレ)
ぼくが攻略した順番は ナツメ→希→栞那→愛衣→涼音の順。
恐らくメインヒロインは栞那なので、ぼくの攻略順から2番手のナツメがトップバッターというのは定石どおり。ただ結果的に一番ヒロインの魅力がぼくに伝わってきたのはこのナツメルートでした。「孤高の撃墜王」の異名どおりクールビューティを地で行くナツメが主人公との仲が深まるにつれてだんだん表情豊かになり、それにつれてより魅力的になっていくといった部分では、王道萌えルートといっていいでしょう。
ただ冷静に見るとややご都合主義に近い部分もあるのですね。ナツメが病弱で主人公と同じく栞那に助けられていたという部分は、時間軸的に見てやや無理があるような気がします。まあそういったアラもナツメの魅力で十分にカバーしていて、なおもお釣りがあるのは大きい。あと序盤喫茶店開店に向けて奮闘する主人公に対するヒロインとなると、喫茶店に思い入れのあるナツメこそが相応しいように思うのです。また最初主人公とのセックスが深まるのに対し戸惑って見えたナツメが、おまけシナリオでは避妊具を多量買いしてしまうといった変化は思わずクスリとさせられました。
次の希はぼくにとっては鉄板の幼馴染ヒロインのはずが、どうにも買えなかった。いやヒロインは幼馴染の定番といっていい性格ですし、良かったのですが、肝心のシナリオが今一つ。まあこれはぼくが先祖にヒロインたちが振り回されるという展開が飽き飽き・・・(というより好みでない)のもあるのですが、希の魅力を上積みさせるといったシナリオでなかったというのは確かです。
続いたのはメインディッシュとして最後に攻略するつもりだったにひひヒロインの栞那を選択。これは残るヒロインの中で一番好みだったのがスポーツ少女の愛衣だったからで、ならば先に栞那を済ませておこうかなと・・・
そんな栞那ルートはナツメルートに輪をかけてご都合主義的展開が待っていました。死神の栞那と主人公を結ばせる方法としてはあまりに安易ですが、ただその後のイチャラブに関しては及第点。まあこれは栞那のビジュアル面に助けられた面はあるのですが、はっきりとした肉親のいない栞那にとって主人公が父親と一緒に住んでなくぎこちなく見えるというのは何か気になるところがあってもおかしくないと思うのですね。ただこのルートの主人公の変態さは、萌えゲー中最強ではないかと思わせるものがあり少し引いてしまうところがあるのですが・・・
そして愛衣ルート。先輩といって慕う年下スポーツ少女というのはこれも萌えヒロインの王道。たたそれだけでなくタイトルにある死神と蝶についてストーリーの最後まで関わっているといった点で、一番このゲームらしいルートといえます。ラストでの友人との和解も定番とはいえまとまっていて読後感もよく感じられました。ただこのルートの主人公の変態さも栞那ルートと甲乙つけがたい。そんな主人公と付き合ったばかりにドエロ谷と言われてしまう愛衣を不憫に感じてしまいました。
最後の涼音ルートはヒロインとしてはサブに近い存在ということで正直あまり期待していませんでした。彼女は最初蝶を漂わせている心病んでいる存在としてストーリーに登場しますが、ステラにパティシェとして勤務するとともにすっかり元気を取り戻します。そしてステラがケーキのおいしい人気店として知名度を高める立役者になっていくわけですが、ここで何か違和感が残りました。
「こんな人気店になってしまったら蝶を集めるという目的にそぐわないのではないか?」
ということです。蝶を漂わせる人というのは、酷く落ち込んでいる状態であるということでしょう。そんな人は涼音がそうだったように引きこもってしまうもので、出歩いたとしても客がほどほどの落ち着いた雰囲気の店ならともかく、席が絶えず埋まっているような繁盛店に行こうとするでしょうか?
つまり涼音は栞那やミカドの計画を根底から揺るがすような存在なわけです。
ところが栞那もミカドも特に気にすることもなく、ステラが繁盛するのを喜んでいるように見えます。人がたくさんくれば蝶もたくさん集まる・・・一見論理的に思えるのですが、どうにもつじつまが合わない。ぼくが感じた違和感というのはコレだったのです。
つまりそもそも死神ヒロインという設定と喫茶店というニックスは和合性に乏しい・・・というかライター(企画)もこの2つを親和させるような界面活性剤を用いようとはしなかった。いや逆に涼音のようなヒロインを登場させた時点で逆に喫茶部分と死神設定を分離させようとしているのではないかと思ったくらいです。
そういう観点で見ると、過去のトラウマを払拭すべくコンテストに挑む涼音というストーリーはそれだけ見ると悪くない・・・いやまとまっているといえるのですが、ステラをより繁盛店にしてしまうという観点からするとおかしくなってしまうのです。
つまり大多数の人が言うように、このゲームはそういったアラを気にしたら負けなのでしょう。ただぼくが思うにはなぜ普通の喫茶店ものとしてリリースするのでなく、なぜ死神というファンタジー設定を入れてしまったのでしょうか。ぼくは序盤の喫茶店開店までの件(くだり)は非常に面白く読ませてもらったので、よりそう思ってしまったのです。
それが今回あえて購入したのは、昨年エロゲーをあまり購入していなかったいわゆる帳尻合わせという側面もあるのですが、もう一つかずきふみの存在が大きかった。
といっても実を言うとぼくがかずきふみが担当したゲームを購入したのはこれが初めて。評価が高いライターであるのは間違いないのですが、これまで相方の原画家がどうもぼくの好みでなかったり、分割商法のゲームだったりと購入に躊躇してしまう部分が多かったのですね。
それが今回ゆずソフトに起用されたということで、「では実力を見せてもらいますか。」という気分で購入したというわけなのです。
そんなこのゲーム。こぶいち&むりりんの描くヒロインの可愛さは最初から分かっていたわけで、後はどうシナリオ面で上積みできるかという部分が見どころだったのですが・・・
(これからネタバレ)
ぼくが攻略した順番は ナツメ→希→栞那→愛衣→涼音の順。
恐らくメインヒロインは栞那なので、ぼくの攻略順から2番手のナツメがトップバッターというのは定石どおり。ただ結果的に一番ヒロインの魅力がぼくに伝わってきたのはこのナツメルートでした。「孤高の撃墜王」の異名どおりクールビューティを地で行くナツメが主人公との仲が深まるにつれてだんだん表情豊かになり、それにつれてより魅力的になっていくといった部分では、王道萌えルートといっていいでしょう。
ただ冷静に見るとややご都合主義に近い部分もあるのですね。ナツメが病弱で主人公と同じく栞那に助けられていたという部分は、時間軸的に見てやや無理があるような気がします。まあそういったアラもナツメの魅力で十分にカバーしていて、なおもお釣りがあるのは大きい。あと序盤喫茶店開店に向けて奮闘する主人公に対するヒロインとなると、喫茶店に思い入れのあるナツメこそが相応しいように思うのです。また最初主人公とのセックスが深まるのに対し戸惑って見えたナツメが、おまけシナリオでは避妊具を多量買いしてしまうといった変化は思わずクスリとさせられました。
次の希はぼくにとっては鉄板の幼馴染ヒロインのはずが、どうにも買えなかった。いやヒロインは幼馴染の定番といっていい性格ですし、良かったのですが、肝心のシナリオが今一つ。まあこれはぼくが先祖にヒロインたちが振り回されるという展開が飽き飽き・・・(というより好みでない)のもあるのですが、希の魅力を上積みさせるといったシナリオでなかったというのは確かです。
続いたのはメインディッシュとして最後に攻略するつもりだったにひひヒロインの栞那を選択。これは残るヒロインの中で一番好みだったのがスポーツ少女の愛衣だったからで、ならば先に栞那を済ませておこうかなと・・・
そんな栞那ルートはナツメルートに輪をかけてご都合主義的展開が待っていました。死神の栞那と主人公を結ばせる方法としてはあまりに安易ですが、ただその後のイチャラブに関しては及第点。まあこれは栞那のビジュアル面に助けられた面はあるのですが、はっきりとした肉親のいない栞那にとって主人公が父親と一緒に住んでなくぎこちなく見えるというのは何か気になるところがあってもおかしくないと思うのですね。ただこのルートの主人公の変態さは、萌えゲー中最強ではないかと思わせるものがあり少し引いてしまうところがあるのですが・・・
そして愛衣ルート。先輩といって慕う年下スポーツ少女というのはこれも萌えヒロインの王道。たたそれだけでなくタイトルにある死神と蝶についてストーリーの最後まで関わっているといった点で、一番このゲームらしいルートといえます。ラストでの友人との和解も定番とはいえまとまっていて読後感もよく感じられました。ただこのルートの主人公の変態さも栞那ルートと甲乙つけがたい。そんな主人公と付き合ったばかりにドエロ谷と言われてしまう愛衣を不憫に感じてしまいました。
最後の涼音ルートはヒロインとしてはサブに近い存在ということで正直あまり期待していませんでした。彼女は最初蝶を漂わせている心病んでいる存在としてストーリーに登場しますが、ステラにパティシェとして勤務するとともにすっかり元気を取り戻します。そしてステラがケーキのおいしい人気店として知名度を高める立役者になっていくわけですが、ここで何か違和感が残りました。
「こんな人気店になってしまったら蝶を集めるという目的にそぐわないのではないか?」
ということです。蝶を漂わせる人というのは、酷く落ち込んでいる状態であるということでしょう。そんな人は涼音がそうだったように引きこもってしまうもので、出歩いたとしても客がほどほどの落ち着いた雰囲気の店ならともかく、席が絶えず埋まっているような繁盛店に行こうとするでしょうか?
つまり涼音は栞那やミカドの計画を根底から揺るがすような存在なわけです。
ところが栞那もミカドも特に気にすることもなく、ステラが繁盛するのを喜んでいるように見えます。人がたくさんくれば蝶もたくさん集まる・・・一見論理的に思えるのですが、どうにもつじつまが合わない。ぼくが感じた違和感というのはコレだったのです。
つまりそもそも死神ヒロインという設定と喫茶店というニックスは和合性に乏しい・・・というかライター(企画)もこの2つを親和させるような界面活性剤を用いようとはしなかった。いや逆に涼音のようなヒロインを登場させた時点で逆に喫茶部分と死神設定を分離させようとしているのではないかと思ったくらいです。
そういう観点で見ると、過去のトラウマを払拭すべくコンテストに挑む涼音というストーリーはそれだけ見ると悪くない・・・いやまとまっているといえるのですが、ステラをより繁盛店にしてしまうという観点からするとおかしくなってしまうのです。
つまり大多数の人が言うように、このゲームはそういったアラを気にしたら負けなのでしょう。ただぼくが思うにはなぜ普通の喫茶店ものとしてリリースするのでなく、なぜ死神というファンタジー設定を入れてしまったのでしょうか。ぼくは序盤の喫茶店開店までの件(くだり)は非常に面白く読ませてもらったので、よりそう思ってしまったのです。