2010年04月28日
復活はそれなりに
ねこねこファンを自任している割には一向に手を付けずにいたそらいろですが、ねこねこファンディスク3を始めたということもありようやく崩すことにしました。前情報でラムネの続編的色彩が強いと聞いていたので、ぼく的にラムネはねこねこのゲームの中で一番評価していないゲームということもありそれほど期待していなかったのですが、実際プレイしてみるとそれなりに楽しめました。
みずいろで見せた日和のストローの指輪や雪希の壁ノックほどの迫力はなかったものの、つばめ→愛衣ルートでの棒アイスにはさすがにウルッときましたし、つばめ→つばめルートは伏線も生きていてなかなか読み応えがありました。そう考えると片岡とも氏が担当したつばめメインルートがぼくには一番面白く感じられたわけですが、他のルートもそれほどデキが落ちるといったわけでなくまとまりも良かったのではないかと思います。
ただぼく的にお気に入りといえるヒロインが居なかったのが惜しまれるところ。このあたりはヒロインが3人という少数精鋭布陣を敷いた影響といえるかもしれませんが、みずいろの片瀬雪希やおとな進藤に萌えさせられた経験からするとやや寂しく思えます。幼女時代はどのヒロインも充分な魅力を放っていたと思うのですが、成長してからの上乗せが無かったところを見るともしかしたら個別ルートの前のヒロインの見せ方に問題があったのかもしれません。子供時代の選択肢によってヒロインのルートが変わるといっても個別ルートに入る前ではそれほどイベントに変化がない。日常的なイベントを積み重ねことによってヒロインへの感情移入を高めていくのを得意とするはずのねこねこソフトにしてはこのあたりはやや物足りないといっていいでしょう。これもルートが3×3と増やしたため日常イベントに筆を割く容量が足りなくなってしまった弊害といえるかもしれませんが、このあたりはこのシステムを続けていくのならばもう少し検討する余地があるかもです。
そんなぼくのお気に入りヒロインはやはり幼女時代のヒロインたち。これは幼女時代の原画を担当したあんころもち氏の功績大といったところかもしれませんが、ラムネの時秋乃武彦氏から原画が替わったことに対して腐したことを思えば隔世の感があります。まあねこねこは初期のゲームを見れば分かるようにビジュアルで萌えを表現するメーカーでないのですけどね。
みずいろで見せた日和のストローの指輪や雪希の壁ノックほどの迫力はなかったものの、つばめ→愛衣ルートでの棒アイスにはさすがにウルッときましたし、つばめ→つばめルートは伏線も生きていてなかなか読み応えがありました。そう考えると片岡とも氏が担当したつばめメインルートがぼくには一番面白く感じられたわけですが、他のルートもそれほどデキが落ちるといったわけでなくまとまりも良かったのではないかと思います。
ただぼく的にお気に入りといえるヒロインが居なかったのが惜しまれるところ。このあたりはヒロインが3人という少数精鋭布陣を敷いた影響といえるかもしれませんが、みずいろの片瀬雪希やおとな進藤に萌えさせられた経験からするとやや寂しく思えます。幼女時代はどのヒロインも充分な魅力を放っていたと思うのですが、成長してからの上乗せが無かったところを見るともしかしたら個別ルートの前のヒロインの見せ方に問題があったのかもしれません。子供時代の選択肢によってヒロインのルートが変わるといっても個別ルートに入る前ではそれほどイベントに変化がない。日常的なイベントを積み重ねことによってヒロインへの感情移入を高めていくのを得意とするはずのねこねこソフトにしてはこのあたりはやや物足りないといっていいでしょう。これもルートが3×3と増やしたため日常イベントに筆を割く容量が足りなくなってしまった弊害といえるかもしれませんが、このあたりはこのシステムを続けていくのならばもう少し検討する余地があるかもです。
そんなぼくのお気に入りヒロインはやはり幼女時代のヒロインたち。これは幼女時代の原画を担当したあんころもち氏の功績大といったところかもしれませんが、ラムネの時秋乃武彦氏から原画が替わったことに対して腐したことを思えば隔世の感があります。まあねこねこは初期のゲームを見れば分かるようにビジュアルで萌えを表現するメーカーでないのですけどね。
2010年04月23日
見送った理由
批評空間のデータを見れば分かるように、先月(3月)は前評判の高かったソフトがそのまま内容でも評価が高かったという結果だったわけですが、そう考えると予約買いを常とするぼくのような人間にとっては比較的楽に当たりゲームを掴めるという有り難い月だったといえるでしょう。
そんな豊作の月でありながら実のところぼくが予約購入したゲームはわずかに1本。その後もう1本購入したのですが、基本的に新作を予約購入するぼくにしてはこの購入本数は明らかに少ない。
といっても期待したゲームが少なくて予約を見送ったわけではないのです。先月は前評判&知名度の高かったソフトが目白押しだったように最初ぼくも相当の散財を覚悟していたのですが、購入予定していたものに問題が判明して結局予約を見送ってしまったのです。
その問題とは例のアクチ(アクティベート)のこと。
1月に発売されたメルクリア ~水の都に恋の花束を~がそうだったように、今年からユニゾンシフト系列がアクチ導入に踏み切ったようですが、それに続いて今月発売のHappy Wardrobeからあかべぇそふと系列もアクチ導入に踏み切りました。何も考えていない(と思われる)オバフロがするならともかく、ユーザーのことを第一と考えている(ように見える)あかべぇ系列がなぜユーザーに嫌われるアクチ導入に踏み切ったのか全くもって解せないのですが、それくらいアクチというのはエロゲーメーカーにとっては魅力的な道具に思えるのでしょう。まあ単にアクチを作っているメーカーの宣伝が上手だったのかもしれませんが。
アクチを導入するメーカーが導入する際いつも口にするのが違法コピーユーザーの排除なのですが、実のところこの不正ユーザーの排除についてはほとんど実効を上げていないのが実情。それに対し絶大なる効果を上げているのが中古市場へソフトが出回ることの抑制効果。あかべぇそふとは自HPで「アクチ導入は必ずしも中古市場に自ソフトが出回ることを防止するためではありません。」とユーザーへの理解を訴えていますが、もし本気でそう考えていたとしたら少々認識が甘いと言わざるを得ません。確かに不正ユーザーというのはメーカーにとっては見過ごせない存在であるのは確かですが、それを排除したいがためにアクチ導入に走るというのは現在のアクチ技術を考えるとあまりに短絡的で、何も知らないユーザーの目から見れば中古市場への流通の防止が目的と思われて(勘違いされて)も仕方がないでしょう。発売1ヵ月後のプロテクト開放を宣言しているHappy Wardrobeにしても実際中古ショップが買い取りを行なってくれるかは不鮮明ですし・・・
まあそれはともかくユニゾンシフトやあかべぇそふとはアクチという禁断の果実を食したことによって重い枷を背負ったことは間違いないところです。その枷とは今後発売するゲームで決してハズレを出せないということ。ハズレを掴まされたとしても中古で売り飛ばせるという保険があればこそユーザーは発売日に購入するわけで、その退路を絶たれたとなればユーザーは保険料分の価値(満足感)を作品に求めることになるわけです。もしメーカーがその期待を裏切ったとしたら、並みのハズレ作品以上に叩かれるでしょう。幸いメルクリア ~水の都に恋の花束を~やHappy Wardrobeは批評空間の評価を見る限りまずまずの良作のようですが・・・今後そのレベルの作品を出し続けられるという保障はどこにもないのです。
さて、ここまで読んでいただけたらお分かりなように、ぼくがアクチに対していい感情を抱いていないのは事実です。ただそれだけを理由に予約を見送ったわけではありません。というのもぼくは現在積みゲーを山のように抱えているわけで部屋がエロゲーに侵食されているような状態。そんな状態ですからクリアしたゲームはよほど気に入ったゲーム以外基本的に引取りに出すわけですが、アクチの付いているゲームは引き取りに出せないわけで自動的に手元へ残ることになります。それを考えるとぼくが迂闊にアクチの付いたゲームに手が出せないといった意味も分かってもらえるかと・・・
もし今後全てのゲームにアクチが付いたとしたら?ぼくの部屋はエロゲーに覆いつくされてしまうことになるでしょう。まさに「置き場がない!」状態になってしまうわけですが、そう考えると何か積みゲーの山がヤルセナイザーに見えてきました。もしかしてあかべぇそふとがアクチを導入したのはそういう意味だったのかと思ったりしたわけですが、まあこれはぼくの考えすぎでしょうね。。
そんな豊作の月でありながら実のところぼくが予約購入したゲームはわずかに1本。その後もう1本購入したのですが、基本的に新作を予約購入するぼくにしてはこの購入本数は明らかに少ない。
といっても期待したゲームが少なくて予約を見送ったわけではないのです。先月は前評判&知名度の高かったソフトが目白押しだったように最初ぼくも相当の散財を覚悟していたのですが、購入予定していたものに問題が判明して結局予約を見送ってしまったのです。
その問題とは例のアクチ(アクティベート)のこと。
1月に発売されたメルクリア ~水の都に恋の花束を~がそうだったように、今年からユニゾンシフト系列がアクチ導入に踏み切ったようですが、それに続いて今月発売のHappy Wardrobeからあかべぇそふと系列もアクチ導入に踏み切りました。何も考えていない(と思われる)オバフロがするならともかく、ユーザーのことを第一と考えている(ように見える)あかべぇ系列がなぜユーザーに嫌われるアクチ導入に踏み切ったのか全くもって解せないのですが、それくらいアクチというのはエロゲーメーカーにとっては魅力的な道具に思えるのでしょう。まあ単にアクチを作っているメーカーの宣伝が上手だったのかもしれませんが。
アクチを導入するメーカーが導入する際いつも口にするのが違法コピーユーザーの排除なのですが、実のところこの不正ユーザーの排除についてはほとんど実効を上げていないのが実情。それに対し絶大なる効果を上げているのが中古市場へソフトが出回ることの抑制効果。あかべぇそふとは自HPで「アクチ導入は必ずしも中古市場に自ソフトが出回ることを防止するためではありません。」とユーザーへの理解を訴えていますが、もし本気でそう考えていたとしたら少々認識が甘いと言わざるを得ません。確かに不正ユーザーというのはメーカーにとっては見過ごせない存在であるのは確かですが、それを排除したいがためにアクチ導入に走るというのは現在のアクチ技術を考えるとあまりに短絡的で、何も知らないユーザーの目から見れば中古市場への流通の防止が目的と思われて(勘違いされて)も仕方がないでしょう。発売1ヵ月後のプロテクト開放を宣言しているHappy Wardrobeにしても実際中古ショップが買い取りを行なってくれるかは不鮮明ですし・・・
まあそれはともかくユニゾンシフトやあかべぇそふとはアクチという禁断の果実を食したことによって重い枷を背負ったことは間違いないところです。その枷とは今後発売するゲームで決してハズレを出せないということ。ハズレを掴まされたとしても中古で売り飛ばせるという保険があればこそユーザーは発売日に購入するわけで、その退路を絶たれたとなればユーザーは保険料分の価値(満足感)を作品に求めることになるわけです。もしメーカーがその期待を裏切ったとしたら、並みのハズレ作品以上に叩かれるでしょう。幸いメルクリア ~水の都に恋の花束を~やHappy Wardrobeは批評空間の評価を見る限りまずまずの良作のようですが・・・今後そのレベルの作品を出し続けられるという保障はどこにもないのです。
さて、ここまで読んでいただけたらお分かりなように、ぼくがアクチに対していい感情を抱いていないのは事実です。ただそれだけを理由に予約を見送ったわけではありません。というのもぼくは現在積みゲーを山のように抱えているわけで部屋がエロゲーに侵食されているような状態。そんな状態ですからクリアしたゲームはよほど気に入ったゲーム以外基本的に引取りに出すわけですが、アクチの付いているゲームは引き取りに出せないわけで自動的に手元へ残ることになります。それを考えるとぼくが迂闊にアクチの付いたゲームに手が出せないといった意味も分かってもらえるかと・・・
もし今後全てのゲームにアクチが付いたとしたら?ぼくの部屋はエロゲーに覆いつくされてしまうことになるでしょう。まさに「置き場がない!」状態になってしまうわけですが、そう考えると何か積みゲーの山がヤルセナイザーに見えてきました。もしかしてあかべぇそふとがアクチを導入したのはそういう意味だったのかと思ったりしたわけですが、まあこれはぼくの考えすぎでしょうね。。
2010年04月17日
先月(3月)の結果
1&2R(月)と違って好メンバーが揃った今回。禁止薬物(重複不正投票)などの噂が錯綜するなど白熱したレースが見られると思っていた記者にはやや興を削がれた感は否めなかったのですが・・・それはともかくファンを喜ばせた馬が多かったというのは一競馬(エロゲー)ファンとしては嬉しかったところ。
第3R(3月)着順
1着 △素晴らしき日々(ケロQ) 中央値 95点 平均値 87点
2着 〇WHITE ALBUM2(Leaf)
中央値 85点 平均値 76点
3着 △悪の女幹部「この私にオシオキだと!? ふざけるなっ!」
(ルネ) 中央値 80点 平均値 75点
※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 出走賞金額(データ数)10未満のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想
近来まれにみる好時計を叩き出して1着に入ったのが素晴らしき日々(ケロQ)でした。中央値95点というのは歴史的名馬クラスの時計(評価)であり、まさかここまでの走りを見せるとは記者も予想していませんでした。脚質(題材)的に万人に膾炙する内容でないだけに今後時計が落ちてくる可能性は高いかもしれませんが、それでもこの成績は本当に素晴らしい。これで数年前から期待されていながらいまだ出走に至ってないサクラノ詩の走りがますます楽しみになってきました。
丸戸史明調教師(ライター)ということで人気になっていたWHITE ALBUM2(Leaf)も期待を裏切らない好走。今回は脚の全てを見せたわけでなくいわば本番前の一叩きといった使い方だったのですが、この走りはさすが腕利き調教師が手がけただけのことがあります。本番は今回以上の走りを当然期待したいところです。
3着以下は大混戦でしたが、わずかに悪の女幹部「この私にオシオキだと!? ふざけるなっ!」(ルネ)が抜け出した格好。いい意味でバカに走った内容がファンに受け入れられたようで、かつ抜きの点もジェントル佐々木氏の手腕が生かされて高レベルでまとまっていたのがこの好走に繋がったと分析。ルネ厩舎としては久々となる上級馬の誕生ですが、この成績がフロックと言われないよう次走も頑張ってもらいたいものです。
今回は上位入線馬の時計が速くハイレベルなレースとなったのですが、惜しくも馬券に絡めなかったク・リトル・リトル(BLACK CYC)も違うレースに出ていたら1着もあったのでは?と思うくらいの走りでした。触手&スカトロというおよそ一般向けと言い難い脚質(ジャンル)ながら、その尖った走りがコアなファンに受け入れられたよう。この厩舎の馬と椎咲雛樹騎手の相性は抜群というデータは今回も生きていました。
記者が本命にしたHappy Wardrobe(Shallot)も時計だけ見れば悪くない走りでした。この調教師らしく演劇に対しての取材については綿密だったようですが、いかんせん急仕上げでの出走だった感は否めず、やや作りこみの甘さが目に付いてしまったのが上位馬に劣った要因でしょう。それでも全体的な走りは悪くなくこの馬を買ったファンの期待には応えたといえるのではないでしょうか。
序盤レースを引っ張った格好の恋色空模様(すたじお緑茶)は終盤失速。悪い意味で目立つ走りになってしまいましたが、この馬自身に責任があるわけでないので可哀想といえば可哀想なところ。それでも序盤のハイペースを維持できる能力が無かったことも確かなようで、共通パートの冗長さに対し個別ルートがあっさりというバランスの悪さが減点となった感じ。それでも騎手の魅力を生かした演出については光るものがあって、凡馬というわけではなかったよう。禁止薬物騒ぎに巻き込まれていなければもう少しいい走りを見せられていたかもしれません。
下馬評には全く上げられていなかったCure Mate Club(あてゅ・わぁくす)でしたが、意外に内容のいい競走で入着を確保。主人公のダメさについてはほぼ予想どおりでしたが、キャラの可愛さと流行の主人公女装が当たった感じ。ややアクのある天河慊人氏とベテランかん奈氏という騎手の組合わせも妙でこの厩舎の馬にしては大善戦といっていい結果ではないでしょうか。
近積が振るわない厩舎だけに調教が動いたにも係わらず不安感が漂っていた夏に奏でる僕らの詩(Purple software)でしたが、やはり上位からは大きく離されてしまいました。不振の主因はシナリオといってよく、それなりの実績を持つ調教師を配してのこの結果は今のこの厩舎の現状を現しているといえるのかもしれません。根強いファンを持つ厩舎だけに次走こそ何とか変わり身を見せてもらいたいものですが・・・
無料で馬主(ユーザー)を募るという手法で話題を呼んだse・きらら(native)も肝心の走りはサッパリ。馬主としての経費が掛かっていないということでファンの声はそこまで冷たくなかったのですが、もし有料だったとしたらもっと着順は酷いものになっていたでしょう。話題を集めたといった意味では厩舎としては成功だったのかもしれませんが、今度は純粋な成績の方で話題を集めてもらいたいものです。
今回も悪い意味で話題をさらってしまったのがCross Days (Overflow)。今回脚元不安(バグ)についてはそれほどではなかったものの、その内容についてはファンの想像の斜め上を走ってしまっていて結果悪名高かった前走とそれほど変わらない結果に。もし事前にこうした情報を公開していればこれほど評価を貶められていなかったでしょうが、この調教師にそれを要望するのは土台無理といってよく、この厩舎には今後もこの方向で頑張ってもらいうしかないようです。
ということでハイレベルの決着となった今回のレース。本命印を打った馬こそ馬券に絡めなかったものの、印を打った馬が上位を占めてくれて個人的にはホッとしているところ。次はGW前のレースということでファンの注目も高いだけに、いつも以上にしっかり情報を精査して予想したいと思っています。
第3R(3月)着順
1着 △素晴らしき日々(ケロQ) 中央値 95点 平均値 87点
2着 〇WHITE ALBUM2(Leaf)
中央値 85点 平均値 76点
3着 △悪の女幹部「この私にオシオキだと!? ふざけるなっ!」
(ルネ) 中央値 80点 平均値 75点
※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 出走賞金額(データ数)10未満のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想
近来まれにみる好時計を叩き出して1着に入ったのが素晴らしき日々(ケロQ)でした。中央値95点というのは歴史的名馬クラスの時計(評価)であり、まさかここまでの走りを見せるとは記者も予想していませんでした。脚質(題材)的に万人に膾炙する内容でないだけに今後時計が落ちてくる可能性は高いかもしれませんが、それでもこの成績は本当に素晴らしい。これで数年前から期待されていながらいまだ出走に至ってないサクラノ詩の走りがますます楽しみになってきました。
丸戸史明調教師(ライター)ということで人気になっていたWHITE ALBUM2(Leaf)も期待を裏切らない好走。今回は脚の全てを見せたわけでなくいわば本番前の一叩きといった使い方だったのですが、この走りはさすが腕利き調教師が手がけただけのことがあります。本番は今回以上の走りを当然期待したいところです。
3着以下は大混戦でしたが、わずかに悪の女幹部「この私にオシオキだと!? ふざけるなっ!」(ルネ)が抜け出した格好。いい意味でバカに走った内容がファンに受け入れられたようで、かつ抜きの点もジェントル佐々木氏の手腕が生かされて高レベルでまとまっていたのがこの好走に繋がったと分析。ルネ厩舎としては久々となる上級馬の誕生ですが、この成績がフロックと言われないよう次走も頑張ってもらいたいものです。
今回は上位入線馬の時計が速くハイレベルなレースとなったのですが、惜しくも馬券に絡めなかったク・リトル・リトル(BLACK CYC)も違うレースに出ていたら1着もあったのでは?と思うくらいの走りでした。触手&スカトロというおよそ一般向けと言い難い脚質(ジャンル)ながら、その尖った走りがコアなファンに受け入れられたよう。この厩舎の馬と椎咲雛樹騎手の相性は抜群というデータは今回も生きていました。
記者が本命にしたHappy Wardrobe(Shallot)も時計だけ見れば悪くない走りでした。この調教師らしく演劇に対しての取材については綿密だったようですが、いかんせん急仕上げでの出走だった感は否めず、やや作りこみの甘さが目に付いてしまったのが上位馬に劣った要因でしょう。それでも全体的な走りは悪くなくこの馬を買ったファンの期待には応えたといえるのではないでしょうか。
序盤レースを引っ張った格好の恋色空模様(すたじお緑茶)は終盤失速。悪い意味で目立つ走りになってしまいましたが、この馬自身に責任があるわけでないので可哀想といえば可哀想なところ。それでも序盤のハイペースを維持できる能力が無かったことも確かなようで、共通パートの冗長さに対し個別ルートがあっさりというバランスの悪さが減点となった感じ。それでも騎手の魅力を生かした演出については光るものがあって、凡馬というわけではなかったよう。禁止薬物騒ぎに巻き込まれていなければもう少しいい走りを見せられていたかもしれません。
下馬評には全く上げられていなかったCure Mate Club(あてゅ・わぁくす)でしたが、意外に内容のいい競走で入着を確保。主人公のダメさについてはほぼ予想どおりでしたが、キャラの可愛さと流行の主人公女装が当たった感じ。ややアクのある天河慊人氏とベテランかん奈氏という騎手の組合わせも妙でこの厩舎の馬にしては大善戦といっていい結果ではないでしょうか。
近積が振るわない厩舎だけに調教が動いたにも係わらず不安感が漂っていた夏に奏でる僕らの詩(Purple software)でしたが、やはり上位からは大きく離されてしまいました。不振の主因はシナリオといってよく、それなりの実績を持つ調教師を配してのこの結果は今のこの厩舎の現状を現しているといえるのかもしれません。根強いファンを持つ厩舎だけに次走こそ何とか変わり身を見せてもらいたいものですが・・・
無料で馬主(ユーザー)を募るという手法で話題を呼んだse・きらら(native)も肝心の走りはサッパリ。馬主としての経費が掛かっていないということでファンの声はそこまで冷たくなかったのですが、もし有料だったとしたらもっと着順は酷いものになっていたでしょう。話題を集めたといった意味では厩舎としては成功だったのかもしれませんが、今度は純粋な成績の方で話題を集めてもらいたいものです。
今回も悪い意味で話題をさらってしまったのがCross Days (Overflow)。今回脚元不安(バグ)についてはそれほどではなかったものの、その内容についてはファンの想像の斜め上を走ってしまっていて結果悪名高かった前走とそれほど変わらない結果に。もし事前にこうした情報を公開していればこれほど評価を貶められていなかったでしょうが、この調教師にそれを要望するのは土台無理といってよく、この厩舎には今後もこの方向で頑張ってもらいうしかないようです。
ということでハイレベルの決着となった今回のレース。本命印を打った馬こそ馬券に絡めなかったものの、印を打った馬が上位を占めてくれて個人的にはホッとしているところ。次はGW前のレースということでファンの注目も高いだけに、いつも以上にしっかり情報を精査して予想したいと思っています。
2010年04月10日
オールクリアが理想だけれど
基本的にぼくはエロゲーについてはオールクリアするように心がけています。
これはオールクリアしないことにはゲームの本当の評価が分からないという気持ちもあることはあるのですが、それよりも折角少なくないお金をはたいて買ったゲームなのだから全てのルートを最後までプレイしないと勿体ないという貧乏性の性格のほうが大きいと思います。
そういう意味で考えるとオールクリアに値しないゲーム、クリアできないゲームというのは当然満足度は低くなってくるわけです。料理のフルコースでも一皿でも気に入らない料理がテーブルに出てくれば他の料理が美味しくても満足度は低くなるのと同じ理屈です。
さて、かなり前から開始していながらいまだにクリアできないのがましろ色シンフォニー (ぱれっと)なのですが、なぜこれほど苦戦しているかというとあるヒロインのルートでどうしてもプレイを続ける気にならないからです。これはこのゲームの特性が大いに関係してくるわけですが・・・
このゲームの感想を見ていて目立つのは「典型的甘ゲー」という意見で、これは主人公とヒロインが恋人同士になってからの日常描写を表しているのだと思います。意地悪い見方をするとシナリオ自体にさほど見るべきものが無くただヒロインの魅力に縋ったゲームといえないこともないのですが、メーカー側がそういったコンセプトで望んでいる以上シナリオに過度の期待を持つ方が間違っているともいえます。
そういった予備知識を仕入れてからプレイを開始したわけですが、まず最初に始めた桜乃ルートをプレイした限り世評どおりといった感想を持ちました。ただぼく的には終盤の展開がそれまでの甘さを消し去ったこともあり印象はあまり良くなかった。まあこれはぼくが妹ヒロインが好物でないため桜乃の可愛さをダイレクトに感じることが出来なかったことのほうが大きいのでしょうけれど。
問題は次にプレイしたアンジェルートです。最初キャラクター設定を見たときから「なぜ学園ものにメイドが登場するのか?」という猜疑心を持っていたためかもしれませんが、彼女には全くといっていいほど可愛さを感じることができませんでした。そんな気分では個別ルートに入っても甘さを感じることなど全くできず、逆に彼女が巻き起こすドタバタに閉口するばかりでこのあたりでプレイを止めてしまいました。アンジェに魅力を感じない以上この結果も当然なのかもしれませんが・・・
まあ正直ぼくが期待していたルートとはメインヒロインである愛理ルートであって、ぼく的に合わないことが分かっていたアンジェルートにはさらさら期待していませんでした。それでこのまま埋もれさせておくのは惜しいと愛理ルートを始めることにしたわけですが、
やはり愛理は可愛い!
まだ個別ルートに入って間がないくらいですが、ぼくの好感度は主人公より先に早くもMAX状態。この調子ならよほど終盤失速しない限り高得点は必至といったところですが、そう考えるとぼく的に惜しまれるのがアンジェルート。本来なら全てのルートがそれなりに楽しめてその中に1~2本当たりのルートがあるというのが理想なわけですが、こういったヒロインの魅力によりかかったタイプのゲームの場合そこまで求めるのは厳しいかもしれません。誰でも好き嫌いというのは少なからずあるものですので。
ただぼく的には皿にのっている料理はすべて食べてしまいたいと思っていますので、喉も通らないようなルートがあるゲームに果たしてどんな評価を下していいのか迷っているのです。
これはオールクリアしないことにはゲームの本当の評価が分からないという気持ちもあることはあるのですが、それよりも折角少なくないお金をはたいて買ったゲームなのだから全てのルートを最後までプレイしないと勿体ないという貧乏性の性格のほうが大きいと思います。
そういう意味で考えるとオールクリアに値しないゲーム、クリアできないゲームというのは当然満足度は低くなってくるわけです。料理のフルコースでも一皿でも気に入らない料理がテーブルに出てくれば他の料理が美味しくても満足度は低くなるのと同じ理屈です。
さて、かなり前から開始していながらいまだにクリアできないのがましろ色シンフォニー (ぱれっと)なのですが、なぜこれほど苦戦しているかというとあるヒロインのルートでどうしてもプレイを続ける気にならないからです。これはこのゲームの特性が大いに関係してくるわけですが・・・
このゲームの感想を見ていて目立つのは「典型的甘ゲー」という意見で、これは主人公とヒロインが恋人同士になってからの日常描写を表しているのだと思います。意地悪い見方をするとシナリオ自体にさほど見るべきものが無くただヒロインの魅力に縋ったゲームといえないこともないのですが、メーカー側がそういったコンセプトで望んでいる以上シナリオに過度の期待を持つ方が間違っているともいえます。
そういった予備知識を仕入れてからプレイを開始したわけですが、まず最初に始めた桜乃ルートをプレイした限り世評どおりといった感想を持ちました。ただぼく的には終盤の展開がそれまでの甘さを消し去ったこともあり印象はあまり良くなかった。まあこれはぼくが妹ヒロインが好物でないため桜乃の可愛さをダイレクトに感じることが出来なかったことのほうが大きいのでしょうけれど。
問題は次にプレイしたアンジェルートです。最初キャラクター設定を見たときから「なぜ学園ものにメイドが登場するのか?」という猜疑心を持っていたためかもしれませんが、彼女には全くといっていいほど可愛さを感じることができませんでした。そんな気分では個別ルートに入っても甘さを感じることなど全くできず、逆に彼女が巻き起こすドタバタに閉口するばかりでこのあたりでプレイを止めてしまいました。アンジェに魅力を感じない以上この結果も当然なのかもしれませんが・・・
まあ正直ぼくが期待していたルートとはメインヒロインである愛理ルートであって、ぼく的に合わないことが分かっていたアンジェルートにはさらさら期待していませんでした。それでこのまま埋もれさせておくのは惜しいと愛理ルートを始めることにしたわけですが、
やはり愛理は可愛い!
まだ個別ルートに入って間がないくらいですが、ぼくの好感度は主人公より先に早くもMAX状態。この調子ならよほど終盤失速しない限り高得点は必至といったところですが、そう考えるとぼく的に惜しまれるのがアンジェルート。本来なら全てのルートがそれなりに楽しめてその中に1~2本当たりのルートがあるというのが理想なわけですが、こういったヒロインの魅力によりかかったタイプのゲームの場合そこまで求めるのは厳しいかもしれません。誰でも好き嫌いというのは少なからずあるものですので。
ただぼく的には皿にのっている料理はすべて食べてしまいたいと思っていますので、喉も通らないようなルートがあるゲームに果たしてどんな評価を下していいのか迷っているのです。
2010年04月02日
きららルートに救われる?
先週引いたカゼはいまだ直りきっていませんが、それでもエロゲーをプレイできるくらいまでの体調になったので積み残しとなっていたしろくまベルスターズ(PULLTOP)を一気にクリアしました。
雪が降るシーンに代表されるように演出面は素晴らしく、もしクリスマス近辺にプレイしたならば感動は倍化されるのではなかったのでは?と思わないでもないのですが、残念ながら雪ではなく桜の花びらが散りかねないような時期にプレイしてしまったわけで、何か非常にもったいないことをした気分に・・・
ぼくは①ななみ②りりか③硯④きららという順にクリアしていったのですが、偶然にもどうやらこれがベストの攻略順だったよう。というのもサンタ3人娘ときららルートとではかなり味わいが違っているからで、きららルートを他の3人のルートの間に挟むと頭の切り替えに苦労したような気がしてならなかったから。ぼくのお気に入りルートもこのきららルートなわけですが、その理由はというとこのルートが他のルートと比べて脇役が生き生きと動いているように感じられたからです。何となくですが、このきららルートは遥かに仰ぎ、麗しのの分校ルートを彷彿させるものがあり、もしかしたらこのルートは丸谷秀人氏が担当したのかもしれません。
そう考えてみると、サンタ3人娘のルートときららルートとでは遥かに仰ぎ、麗しのの本校ルートと分校ルートほどではないものの明らかな差異があることに気づかされました。代表されるのが主人公の性格できららルートの主人公はどうも軽い。そういった意味で主人公に限ってはサンタ3人娘のルートの方が良主人公のような気がしないでもないわけですが、それよりもこういった違和感をプレイヤーに感じさせてしまう方が問題でしょう。
それと同時にこのゲーム、設定の甘さが目立っていて、説明不足の点が多すぎるのです。サンタの正体が一般人にバレるというあたりの件(くだり)は魔法少女ものなどにもよくあるパターンなので置いとくとしても、他にもご都合主義的部分が相当目立つわけで、一体ライターは細かな部分をどこまで設定しているか心配になってきたくらい。確かに雰囲気だけを楽しめばいいというスタンスならば目をつぶれないこともないのですが・・・
ぼくの所感では、正直サンタ3人娘のルートのみでこのゲームが終わったていたとしたらただの魔法少女ものの亜流といった感覚であり、凡作とまではいえないまでも良作一歩手前といった評価に終わっていたでしょう。そこにサンタではなくしろくま町の人々にスポットライトを当てたきららルートが加わったからこそ、ようやくクリスマスをテーマとしたファンタジーとして成立したと思っているのです。やはりクリスマスならば多くの人々(登場人物)を楽しませないといけませんからね。
雪が降るシーンに代表されるように演出面は素晴らしく、もしクリスマス近辺にプレイしたならば感動は倍化されるのではなかったのでは?と思わないでもないのですが、残念ながら雪ではなく桜の花びらが散りかねないような時期にプレイしてしまったわけで、何か非常にもったいないことをした気分に・・・
ぼくは①ななみ②りりか③硯④きららという順にクリアしていったのですが、偶然にもどうやらこれがベストの攻略順だったよう。というのもサンタ3人娘ときららルートとではかなり味わいが違っているからで、きららルートを他の3人のルートの間に挟むと頭の切り替えに苦労したような気がしてならなかったから。ぼくのお気に入りルートもこのきららルートなわけですが、その理由はというとこのルートが他のルートと比べて脇役が生き生きと動いているように感じられたからです。何となくですが、このきららルートは遥かに仰ぎ、麗しのの分校ルートを彷彿させるものがあり、もしかしたらこのルートは丸谷秀人氏が担当したのかもしれません。
そう考えてみると、サンタ3人娘のルートときららルートとでは遥かに仰ぎ、麗しのの本校ルートと分校ルートほどではないものの明らかな差異があることに気づかされました。代表されるのが主人公の性格できららルートの主人公はどうも軽い。そういった意味で主人公に限ってはサンタ3人娘のルートの方が良主人公のような気がしないでもないわけですが、それよりもこういった違和感をプレイヤーに感じさせてしまう方が問題でしょう。
それと同時にこのゲーム、設定の甘さが目立っていて、説明不足の点が多すぎるのです。サンタの正体が一般人にバレるというあたりの件(くだり)は魔法少女ものなどにもよくあるパターンなので置いとくとしても、他にもご都合主義的部分が相当目立つわけで、一体ライターは細かな部分をどこまで設定しているか心配になってきたくらい。確かに雰囲気だけを楽しめばいいというスタンスならば目をつぶれないこともないのですが・・・
ぼくの所感では、正直サンタ3人娘のルートのみでこのゲームが終わったていたとしたらただの魔法少女ものの亜流といった感覚であり、凡作とまではいえないまでも良作一歩手前といった評価に終わっていたでしょう。そこにサンタではなくしろくま町の人々にスポットライトを当てたきららルートが加わったからこそ、ようやくクリスマスをテーマとしたファンタジーとして成立したと思っているのです。やはりクリスマスならば多くの人々(登場人物)を楽しませないといけませんからね。
2010年03月25日
職業病ではないけれど・・・
仕事柄仕方ないとはいえまたカゼを引いてしまいました。
つい3週間ほど前に罹った胃腸カゼは大事にならずに済んだのですが、今回引いたカゼはかなり重症でノドが痛く鼻水も止まらない。もちろん熱も高いのですがそんな状況でも仕事は休めないのが辛いところ。
そんな状態ではエロゲーをプレイするところではないわけで、先月末くらいから始めたしろくまベルスターズ(PULLTOP)やましろ色シンフォニー (ぱれっと)もまだクリア出来ない始末。もちろんぼくががねこねこファンディスク3(ねこねこソフト)のサバイバル麻雀に感けていたせいもあるのですが、それにしても時間が掛かりすぎでこれでは昨年来からの宿題である積みゲーがますます溜まるばかり。今月は3本新作を購入する予定なのですが買ったとしても一体いつプレイ出来るか分かったものではありません。
しかも悪いニュースが飛び込んできてどうやらねこねこFD3のサバイバル麻雀に新キャラが追加されるパッチが発表されたようなのです。どうやら100人抜きすると追加キャラに挑戦出来るらしいのですが、ぼくがクリアしたのは98人。あと少しで新キャラに挑戦できると分かって俄然モチベーションが上がったのですが、さすがに90人過ぎともなると強敵揃いでなかなかクリアできない。
もしかしてカゼが酷くなったのもこのねこ麻雀のせいではないかと思わないでもないのですが、さすがに今の体調ではサバイバルを続けられないというわけで、今週末はゆっくり体を休めたいと思っています。
けれど予約したゲームだけは取りに行かないといけないというわけで、今日のところはこのくらいで・・・また体調が良くなりましたら現在のところ一番進行状態の早いしろくまベルスターズをクリアして所感でも書き込もうかと思っていますのでどうかご勘弁のほどを。
つい3週間ほど前に罹った胃腸カゼは大事にならずに済んだのですが、今回引いたカゼはかなり重症でノドが痛く鼻水も止まらない。もちろん熱も高いのですがそんな状況でも仕事は休めないのが辛いところ。
そんな状態ではエロゲーをプレイするところではないわけで、先月末くらいから始めたしろくまベルスターズ(PULLTOP)やましろ色シンフォニー (ぱれっと)もまだクリア出来ない始末。もちろんぼくががねこねこファンディスク3(ねこねこソフト)のサバイバル麻雀に感けていたせいもあるのですが、それにしても時間が掛かりすぎでこれでは昨年来からの宿題である積みゲーがますます溜まるばかり。今月は3本新作を購入する予定なのですが買ったとしても一体いつプレイ出来るか分かったものではありません。
しかも悪いニュースが飛び込んできてどうやらねこねこFD3のサバイバル麻雀に新キャラが追加されるパッチが発表されたようなのです。どうやら100人抜きすると追加キャラに挑戦出来るらしいのですが、ぼくがクリアしたのは98人。あと少しで新キャラに挑戦できると分かって俄然モチベーションが上がったのですが、さすがに90人過ぎともなると強敵揃いでなかなかクリアできない。
もしかしてカゼが酷くなったのもこのねこ麻雀のせいではないかと思わないでもないのですが、さすがに今の体調ではサバイバルを続けられないというわけで、今週末はゆっくり体を休めたいと思っています。
けれど予約したゲームだけは取りに行かないといけないというわけで、今日のところはこのくらいで・・・また体調が良くなりましたら現在のところ一番進行状態の早いしろくまベルスターズをクリアして所感でも書き込もうかと思っていますのでどうかご勘弁のほどを。
2010年03月18日
先月の結果(2月)
断然人気が予想された本命馬が回避してしまい、一転軸馬不在の混戦模様となった先月のレース。激しい鍔迫り合いの中、直線抜け出してきた馬は何だったのでしょうか?
第2R(2月)着順
1着 〇ひのまるっ(WHEEL)中央値 78点 平均値 73点
2着 炎の孕ませおっぱい身体測定(SQUEEZ)
中央値 76点 平均値 74点
3着 翼をください(skysphere)
中央値 75点 平均値 73点
※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 出走賞金額(データ数)10未満のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想
懸念されていたとおりレベルの低い争いとなってしまったのですが、その中で頭一つ抜きん出た走りを見せたのがひのまるっ(WHEEL)でした。一話完結で13本終了というアニメを意識したとおりの軽いコメディ作品でありそのテンポの良さが持ち味で、笑いよりもそのお手軽に楽しめるというコンセプトに評価が集まった感じ。この好走は今後有力馬の出走を控えるあかべぇ軍団に良い影響を与えそうで軍団の勢いには注目したいところです。
2着以下は本当に大混戦でしたがわずかな差で2着を確保したのが炎の孕ませおっぱい身体測定(SQUEEZ)でメイビー軍団にとっては久々の連対確保でしたが、この馬自身にとっては持ち時計どおり走った結果であり単に他の馬が走らなすぎたゆえの成績といえるかもしれません。それでもこの孕ませシリーズは代を経ても衰えず、安定した成績の仔(ゲーム)を送り出すといった点については間違いないだけに、次走以降もそれなりに期待はできそうです。
そして3着に入ったのはこれがデビュー戦となる翼をください(skysphere)でした。記者は全く軽視していた馬だったのですが、相手に恵まれたとはいえ3着に入線したのは本当に驚きで厩舎関係者には謝らないといけません。ただ終盤の失速度合を指摘している人が多いのは見逃せない事実。となるとこの成績はデビュー戦ゆえの同情票が入ったためという見方も出来るわけで、次戦どのような走りを見せるのか要注目といったところでしょう。
今回はいい意味でも悪い意味でも目立つ走りを見せた馬が少なく戦評を書くについては本当に記者泣かせのレースとなってしまったのですが、その中で事前に注目を集めていた馬たちのレースぶりを簡単に取り上げてみたいと思います。
出走賞金額がわずかに足りず除外となってしまったおっぱいハート(BISHOP)でしたが、時計だけ見れば1着馬より上位であり本当に口惜しい競馬となってしまいました。内容的には入着どまりだった毎日けだものっ!!とそれほど変わりなかったようですが、記者的には騎手である水島☆多也氏を初め関係者がこういった明るいエロに手馴れてきたのが好走の一因ではないかと見ています。
エロ系では一番注目を集めた姉です。(アトリエかぐや)は惜しくも連には絡めず。エロ的には期待に充分応えていたように思えるのですが、厩舎がアトリエかぐやだけにもう少し高いレベルの競馬が出来たのでは?というファンの満足感が微妙に影響を与えたのかもしれません。
騎手がINO氏ということだけが強調材料だったといえるしすたー・すきーむ2(M de Pink)でしたが近積から考えると入着(中央値75点)を確保したのは充分な戦果といえるかもしれません。実際INO氏の騎乗以外競馬の内容には見るべきものがなく前走(作)のしすたー・すきーむより時計を落としてしまったのは事実ですが、久しぶりといえるINO氏の騎乗技術が衰えていないことを確かめられただけでもファンには嬉しいことだったのでしょう。
萌えエロ路線が完全に板についてきた借金姉妹2アフターストーリー(Selen)もぎりぎり入着を確保しました。借金姉妹2の甘々ストーリーが再び展開されるという点ではほぼ予想どおりの内容でありファンの期待を裏切らなかったのは評価されるところですが、馬体(ボリューム)は寂しく最高点の低さが表しているように飛びぬけて素晴らしい内容というわけではなかったよう。アフター以外の内容がやや期待はずれだったのも足を引っ張ったかもしれません。
お台(値段)以上のボリュームを誇ることで期待していたねこねこファンディスク3(ねこねこソフト)も入着どまり。ねこねこの馬でファンの人気が高いサナララのコンテンツが入ったのはプラス材料も、いかんせん各ストーリーが短く楽しむ前に終わってしまうのが痛いところ。それでもねこねこの馬らしい味は充分感じられたのがこの時計に留まった要因かもしれません。
そして記者が本命に推したかしましコミュニケーション(AXL)は入着も果たせない成績に。全くの馬場掃除に終わったといえないまでも圧倒的人気を集めながらこの着順に終わってしまっては期待を裏切ったと言われても仕方ないでしょう。AXLの持ち味であるキャラ設定の良さは相変わらずも主人公がパッとせずでストーリーの広がりもイマイチ。今まで安定感を誇ったAXLも今回躓いたことで今後徐々に成績が下降線を辿るのではないか?心配といえば心配なところです。
というわけで今回時計が遅かったこともあり抜き主体の馬が上位を占める結果となりました。その中であかべぇ血統のひのまるっが他馬を一蹴する走りを見せてくれたのですが、口惜しいのは直前までこの馬を本命に推すかどうか迷い結局対抗印に落としてしまったこと。どうも今年は勝負勘がイマイチのような気がしてならないのですが、何とか次のレースこそ当てたいと思っています。
第2R(2月)着順
1着 〇ひのまるっ(WHEEL)中央値 78点 平均値 73点
2着 炎の孕ませおっぱい身体測定(SQUEEZ)
中央値 76点 平均値 74点
3着 翼をください(skysphere)
中央値 75点 平均値 73点
※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 出走賞金額(データ数)10未満のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想
懸念されていたとおりレベルの低い争いとなってしまったのですが、その中で頭一つ抜きん出た走りを見せたのがひのまるっ(WHEEL)でした。一話完結で13本終了というアニメを意識したとおりの軽いコメディ作品でありそのテンポの良さが持ち味で、笑いよりもそのお手軽に楽しめるというコンセプトに評価が集まった感じ。この好走は今後有力馬の出走を控えるあかべぇ軍団に良い影響を与えそうで軍団の勢いには注目したいところです。
2着以下は本当に大混戦でしたがわずかな差で2着を確保したのが炎の孕ませおっぱい身体測定(SQUEEZ)でメイビー軍団にとっては久々の連対確保でしたが、この馬自身にとっては持ち時計どおり走った結果であり単に他の馬が走らなすぎたゆえの成績といえるかもしれません。それでもこの孕ませシリーズは代を経ても衰えず、安定した成績の仔(ゲーム)を送り出すといった点については間違いないだけに、次走以降もそれなりに期待はできそうです。
そして3着に入ったのはこれがデビュー戦となる翼をください(skysphere)でした。記者は全く軽視していた馬だったのですが、相手に恵まれたとはいえ3着に入線したのは本当に驚きで厩舎関係者には謝らないといけません。ただ終盤の失速度合を指摘している人が多いのは見逃せない事実。となるとこの成績はデビュー戦ゆえの同情票が入ったためという見方も出来るわけで、次戦どのような走りを見せるのか要注目といったところでしょう。
今回はいい意味でも悪い意味でも目立つ走りを見せた馬が少なく戦評を書くについては本当に記者泣かせのレースとなってしまったのですが、その中で事前に注目を集めていた馬たちのレースぶりを簡単に取り上げてみたいと思います。
出走賞金額がわずかに足りず除外となってしまったおっぱいハート(BISHOP)でしたが、時計だけ見れば1着馬より上位であり本当に口惜しい競馬となってしまいました。内容的には入着どまりだった毎日けだものっ!!とそれほど変わりなかったようですが、記者的には騎手である水島☆多也氏を初め関係者がこういった明るいエロに手馴れてきたのが好走の一因ではないかと見ています。
エロ系では一番注目を集めた姉です。(アトリエかぐや)は惜しくも連には絡めず。エロ的には期待に充分応えていたように思えるのですが、厩舎がアトリエかぐやだけにもう少し高いレベルの競馬が出来たのでは?というファンの満足感が微妙に影響を与えたのかもしれません。
騎手がINO氏ということだけが強調材料だったといえるしすたー・すきーむ2(M de Pink)でしたが近積から考えると入着(中央値75点)を確保したのは充分な戦果といえるかもしれません。実際INO氏の騎乗以外競馬の内容には見るべきものがなく前走(作)のしすたー・すきーむより時計を落としてしまったのは事実ですが、久しぶりといえるINO氏の騎乗技術が衰えていないことを確かめられただけでもファンには嬉しいことだったのでしょう。
萌えエロ路線が完全に板についてきた借金姉妹2アフターストーリー(Selen)もぎりぎり入着を確保しました。借金姉妹2の甘々ストーリーが再び展開されるという点ではほぼ予想どおりの内容でありファンの期待を裏切らなかったのは評価されるところですが、馬体(ボリューム)は寂しく最高点の低さが表しているように飛びぬけて素晴らしい内容というわけではなかったよう。アフター以外の内容がやや期待はずれだったのも足を引っ張ったかもしれません。
お台(値段)以上のボリュームを誇ることで期待していたねこねこファンディスク3(ねこねこソフト)も入着どまり。ねこねこの馬でファンの人気が高いサナララのコンテンツが入ったのはプラス材料も、いかんせん各ストーリーが短く楽しむ前に終わってしまうのが痛いところ。それでもねこねこの馬らしい味は充分感じられたのがこの時計に留まった要因かもしれません。
そして記者が本命に推したかしましコミュニケーション(AXL)は入着も果たせない成績に。全くの馬場掃除に終わったといえないまでも圧倒的人気を集めながらこの着順に終わってしまっては期待を裏切ったと言われても仕方ないでしょう。AXLの持ち味であるキャラ設定の良さは相変わらずも主人公がパッとせずでストーリーの広がりもイマイチ。今まで安定感を誇ったAXLも今回躓いたことで今後徐々に成績が下降線を辿るのではないか?心配といえば心配なところです。
というわけで今回時計が遅かったこともあり抜き主体の馬が上位を占める結果となりました。その中であかべぇ血統のひのまるっが他馬を一蹴する走りを見せてくれたのですが、口惜しいのは直前までこの馬を本命に推すかどうか迷い結局対抗印に落としてしまったこと。どうも今年は勝負勘がイマイチのような気がしてならないのですが、何とか次のレースこそ当てたいと思っています。
2010年03月16日
美少女ゲームライブラリー⑫~univ~恋・はじまるよっ~
今回の美少女ゲームライブラリーは人気ブランドカクテルソフトのラスト作として当時かなりの話題を集めたuniv~恋・はじまるよっ~(カクテルソフト)を紹介したいと思います。まあ最終作と謳いながらしばらくしてそれを忘れたかのように突如ブランドが墓場から甦ったりしてしまうところがその後のF&Cの迷走ぶりを如実に表しているのですが、それはまた別の話としてこのゲームかなりの好セールスを記録したように記憶しています。それもそのはずで原画がF&Cの最終兵器というべき松本規之氏と新進気鋭の萌木原ふみたけ氏のタッグ。みつみ美里氏や甘露樹氏といったエース級の原画家が抜けながらまだこれだけの原画家が泉のように湧き出てくるというF&Cの懐の深さには当時は感嘆したものでした。
ただ改めて現在の批評空間のデータ数を見るとあまりに少ない。同日発売された21-Two One-やDOUBLE~ダブル~といった著名作よりもずっと少ないデータ数というのはその売り上げ本数から考えると納得がいかないのですが、それよりもぼく的に納得がいかないのはこのゲームの評価があまりに低いことなのです。
まあシナリオについてはあってないが如しですし、意味深な伏線についても解決するのは後編であるuniv~愛・おまたせっ~を待たなくてはいかない。ゲーム期間が長大なわりに内容がないとなれば評価が低迷するのもやむを得ないのかもしれないのですが、ぼくがこのゲームを高く評価する理由はこのゲームの主眼といえるキャンパス生活が非常に良く描かれているところなのです。
このゲームのシステムは主人公(プレイヤー)が情報を集めることによって、その情報をもとにヒロインをデートに誘う。この工程を重ねることによってヒロインとの親密度が上がっていくわけですが、これが妙に主人公たちのキャンパスライフを表していてぼく的には完全にツボに嵌りました。人によっては単調で退屈とも受け取られるシステムなのですが、下手なテキストを読まされることを考えれば余程ましと思うのですけれど・・・
ただ出来ればこのデート場面でのイベントCGをもっと増やして欲しかった。折角苦労してヒロインをデートに誘ったというのに何のイベントCGもないのでは余りに寂しすぎます。単調と言われる要因はもしかしたらこんな所にあるのではと思うわけですが、それでもぼく的に楽しめたのは事実です。
そんなぼくのお気に入りヒロインはティナや育といった萌木原キャラでなく倫子や微といった松本キャラ。というか倫子&微との微妙な三角関係がぼくの琴線に触れたのですが、メインヒロインの倫子より微の方に心動かされたのはぼくだけではないはず。
さてこのunivというゲーム。実は~恋・はじまるよっ~は前編であり後編の~愛・おまたせっ~と合わせて一本のゲームという趣向なのですが、次の~愛・おまたせっ~についてはぼくには正直蛇足というイメージしかありません。気を持たせた伏線についてもありきたりな解決だったし、H色を強めたといってもCGの絶対量は少ない。それより一番の問題は松本&萌木原両氏の原画が恋編より明らかに精彩を欠いていること。萌木原氏がその直後に原画を担当したモルダヴァイトやプラチナウインドでは前と変わらないクオリティの良さだったことを鑑みると萌木原氏の心が愛編の時点ではもうunivには無かったと言っても過言ではないでしょう。そう考えると愛編は発売時機を逸したというより前後編に分けたという企画自体の間違いといえるかもしれません。(この項終わり)
ということで中断期間を挟みながら12回まで続けてきたこの懐ゲー企画ですが、かなり時代を下ってきたこともありひとまず今回をもって終了したいと思います。といってもカクテルソフトのように突然再開するかもしれませんけれど・・・とりあえず長い間お付き合い下さってどうもありがとうございました。
ただ改めて現在の批評空間のデータ数を見るとあまりに少ない。同日発売された21-Two One-やDOUBLE~ダブル~といった著名作よりもずっと少ないデータ数というのはその売り上げ本数から考えると納得がいかないのですが、それよりもぼく的に納得がいかないのはこのゲームの評価があまりに低いことなのです。
まあシナリオについてはあってないが如しですし、意味深な伏線についても解決するのは後編であるuniv~愛・おまたせっ~を待たなくてはいかない。ゲーム期間が長大なわりに内容がないとなれば評価が低迷するのもやむを得ないのかもしれないのですが、ぼくがこのゲームを高く評価する理由はこのゲームの主眼といえるキャンパス生活が非常に良く描かれているところなのです。
このゲームのシステムは主人公(プレイヤー)が情報を集めることによって、その情報をもとにヒロインをデートに誘う。この工程を重ねることによってヒロインとの親密度が上がっていくわけですが、これが妙に主人公たちのキャンパスライフを表していてぼく的には完全にツボに嵌りました。人によっては単調で退屈とも受け取られるシステムなのですが、下手なテキストを読まされることを考えれば余程ましと思うのですけれど・・・
ただ出来ればこのデート場面でのイベントCGをもっと増やして欲しかった。折角苦労してヒロインをデートに誘ったというのに何のイベントCGもないのでは余りに寂しすぎます。単調と言われる要因はもしかしたらこんな所にあるのではと思うわけですが、それでもぼく的に楽しめたのは事実です。
そんなぼくのお気に入りヒロインはティナや育といった萌木原キャラでなく倫子や微といった松本キャラ。というか倫子&微との微妙な三角関係がぼくの琴線に触れたのですが、メインヒロインの倫子より微の方に心動かされたのはぼくだけではないはず。
さてこのunivというゲーム。実は~恋・はじまるよっ~は前編であり後編の~愛・おまたせっ~と合わせて一本のゲームという趣向なのですが、次の~愛・おまたせっ~についてはぼくには正直蛇足というイメージしかありません。気を持たせた伏線についてもありきたりな解決だったし、H色を強めたといってもCGの絶対量は少ない。それより一番の問題は松本&萌木原両氏の原画が恋編より明らかに精彩を欠いていること。萌木原氏がその直後に原画を担当したモルダヴァイトやプラチナウインドでは前と変わらないクオリティの良さだったことを鑑みると萌木原氏の心が愛編の時点ではもうunivには無かったと言っても過言ではないでしょう。そう考えると愛編は発売時機を逸したというより前後編に分けたという企画自体の間違いといえるかもしれません。(この項終わり)
ということで中断期間を挟みながら12回まで続けてきたこの懐ゲー企画ですが、かなり時代を下ってきたこともありひとまず今回をもって終了したいと思います。といってもカクテルソフトのように突然再開するかもしれませんけれど・・・とりあえず長い間お付き合い下さってどうもありがとうございました。
2010年03月09日
今度は麻雀にハマる
今年に入ってから全くといっていいほど積みゲー処理が進まなかったため、さすがに2月は購入点数を大幅に絞ることにしました。
その中の1本がねこねこファンディスク3(ねこねこソフト)なわけですが、他のゲームと違い購入早々プレイを開始するところを見ても、いかにこのゲームにぼくが期待していたか少しは分かってもらえるかと思います。
その期待していたコンテンツは実のところ麻雀だったのですが、正直これについては期待ハズレでした。というのもこの麻雀、思考ルーチンが2004年に発売された麻雀と全く同じなのですね。サバイバル対戦もあの時よりもメンバーが増えていて全キャラ撃破こそ難しいものの新鮮味は少ない。といってもぼくは基本的に麻雀ゲームが好きなので、文句を言いながらでもプレイし続けています(苦笑)
さてこのサバイバルモード。前回の麻雀をプレイした人ならお分かりでしょうが、プレイヤーが選ぶキャラによって難易度がかなり違ってきます。今回多少ルール変更となったのは前回の麻雀と違いノーテン罰符や場に出ているリーチ棒が持ち点にプラスされること。といってもこのゲームはいただきじゃんがりあん2(すたじおみりす)のサバイバルモードと違い高い役をアガっても全く持ち点が増えないので、このわずかな収入が馬鹿に出来ない。上手くいけば40人目くらいまではくらいまでほとんど持ち点を減らさずに突破できます。
ここでのコツは流局間近でアタリ牌が出たりツモったりしてもアガらないこと。どれほど高い役で和了しても持ち点が増えないならノーテン罰符をもらった方が得というものですから。
ただこれが40人目を越すようになると厳しくなってきます。特に配牌で必ず役牌を握っていたり、ホンイツ等の一色役を得意とする特徴を持つツキの太い相手には要注意で、こういったうっとうしい相手は狙い撃ちして早めに離脱させるのが吉です。そして卓上の相手が甘くなりなかなか和了しなくなったらノーテン罰符を稼ぐ。そういった緩急自在の呼吸が勝ち抜いていくコツなのですが、さすがに70人目を越すあたりとなるとそんな甘い相手は出てこなくなるわけで、こうなってくると真っ向勝負するしかない。
そんなわけで罰符で得た貯金を取り崩しつつ現在85人抜きまで達成したところですが、よくよく対戦相手をみると知らない顔もちらほら。どうやらそらいろのキャラらしいのですが、いまだ本編は積んだまま放置しているので真偽は不明。ただこのFD、麻雀以外のコンテンツはというとSS中心でそのうち約半数はそらいろといったところ。となると次に崩すのはそらいろということになりそうですが、それには現在中断しているゲームたちを早く再開しないと・・・といいながら今日もなぜか麻雀をプレイしているのです。
その中の1本がねこねこファンディスク3(ねこねこソフト)なわけですが、他のゲームと違い購入早々プレイを開始するところを見ても、いかにこのゲームにぼくが期待していたか少しは分かってもらえるかと思います。
その期待していたコンテンツは実のところ麻雀だったのですが、正直これについては期待ハズレでした。というのもこの麻雀、思考ルーチンが2004年に発売された麻雀と全く同じなのですね。サバイバル対戦もあの時よりもメンバーが増えていて全キャラ撃破こそ難しいものの新鮮味は少ない。といってもぼくは基本的に麻雀ゲームが好きなので、文句を言いながらでもプレイし続けています(苦笑)
さてこのサバイバルモード。前回の麻雀をプレイした人ならお分かりでしょうが、プレイヤーが選ぶキャラによって難易度がかなり違ってきます。今回多少ルール変更となったのは前回の麻雀と違いノーテン罰符や場に出ているリーチ棒が持ち点にプラスされること。といってもこのゲームはいただきじゃんがりあん2(すたじおみりす)のサバイバルモードと違い高い役をアガっても全く持ち点が増えないので、このわずかな収入が馬鹿に出来ない。上手くいけば40人目くらいまではくらいまでほとんど持ち点を減らさずに突破できます。
ここでのコツは流局間近でアタリ牌が出たりツモったりしてもアガらないこと。どれほど高い役で和了しても持ち点が増えないならノーテン罰符をもらった方が得というものですから。
ただこれが40人目を越すようになると厳しくなってきます。特に配牌で必ず役牌を握っていたり、ホンイツ等の一色役を得意とする特徴を持つツキの太い相手には要注意で、こういったうっとうしい相手は狙い撃ちして早めに離脱させるのが吉です。そして卓上の相手が甘くなりなかなか和了しなくなったらノーテン罰符を稼ぐ。そういった緩急自在の呼吸が勝ち抜いていくコツなのですが、さすがに70人目を越すあたりとなるとそんな甘い相手は出てこなくなるわけで、こうなってくると真っ向勝負するしかない。
そんなわけで罰符で得た貯金を取り崩しつつ現在85人抜きまで達成したところですが、よくよく対戦相手をみると知らない顔もちらほら。どうやらそらいろのキャラらしいのですが、いまだ本編は積んだまま放置しているので真偽は不明。ただこのFD、麻雀以外のコンテンツはというとSS中心でそのうち約半数はそらいろといったところ。となると次に崩すのはそらいろということになりそうですが、それには現在中断しているゲームたちを早く再開しないと・・・といいながら今日もなぜか麻雀をプレイしているのです。
2010年03月03日
考えるより感じて楽しむ
積みゲー処理を滞らせていた主要因のFINAL DRAGON CHRONICLEにとうやくメドがついたと思ったら、今度はねこねこファンディスク3収録のサバイバルモードにハマってしまうという罠。現在のところ83人抜きまで達成しましたが、あと何人撃破すれば終わりが来るか見当がつきません。
そんな合間を縫ってぼちぼちと進行させていたのが、コミュ -黒い竜と優しい王国-(暁WORKS)・ましろ色シンフォニー (ぱれっと)・しろくまベルスターズ(PULLTOP)の3本。その中でコミュ -黒い竜と優しい王国-がようやくクリアできました。
他の2本が典型的な萌えゲーなのに対してコミュ -黒い竜と優しい王国-はバトルを主体としたファンタジー。こういったゲームは頭を使って読むのは禁物ということが皮膚感覚で分かってきているので、プレイ中はほとんど考察することなくストーリーを追うことに集中し楽しむことにしました。
というわけで感想といっても大したことは書けないのですがかなり面白くプレイできたのは事実です。こうしたジャンルのゲームはぼく的には合わなかったはずなのですが、同ライターの前作るいは智をよぶも楽しめたように嗜好が変わってきたのかもしれません。
そんなぼくの所感ですと、ストーリー(シナリオではない)はるい智より面白かったのですが、キャラクターへの感情移入は劣るといった感じで一長一短。ではどうしてキャラに感情移入出来なかったかというと、キャラへの掘り下げが足りなかったためではないかと思います。というのもヒロインの設定がどうにも薄っぺらいのですね。カゴメや副島といったメインヒロイン級はともかく他のキャラももう少し心情等が書き込めていたらもう少し違う読後感になっていたと思うのですが、これも登場人物を増やしすぎた弊害かもしれません。
このゲームにはヒロイン以外にも多数のキャラがいるわけですが、そういった人物にも多少なりとも筆を割いた分だけ他のヒロイン描写がおざなりになってしまったというわけなのですが、特にかわいそうなのがアヤヤで人気投票で10位以内にも入れないという屈辱。まあ彼女のルート自体ギャグ色が強くおまけのようななものでしたから仕方ないかもしれませんけれど・・・
他に主人公に感情移入できないのもるい智より劣るところ。批評空間のPOVを見て主人公がダメの票数がかなり多いのも納得といったところですが、ぼく的には紅緒ルートあたりまではなぜここまで主人公が嫌われているか分かりませんでした。まあ最終ルートまでプレイするとこの投票数の多さも理解出来てくるわけですが、これも主人公の過去部分がストーリーにうまく繋がっていないこともあるのでしょう。
他にも欠点は多いゲームですがこの手のゲームは欠点にはある程度目を瞑らなければいけないのも事実で、そういった目の瞑り方を心得てきたからこそこういったゲームをぼくが楽しめるようになったといえるのかもしれません。そんなぼくのお気に入りヒロインはベニーこと紅緒。るい智でも不人気ヒロインの伊代一押しだったように、こういった正義感の強い悪く言うと青臭いヒロインが(こういったゲームだと)ぼくの好みらしい。というわけで長く患ってきたアグミオン症候群(詳細は昨年3月3日のコラム参照)ともようやくサヨナラ出来そう・・・といっても名義が島夏美なんて名になっているわけですが、このあたりはやんごとない事情がありそうなのであまりツッコまない方向で。
そんな合間を縫ってぼちぼちと進行させていたのが、コミュ -黒い竜と優しい王国-(暁WORKS)・ましろ色シンフォニー (ぱれっと)・しろくまベルスターズ(PULLTOP)の3本。その中でコミュ -黒い竜と優しい王国-がようやくクリアできました。
他の2本が典型的な萌えゲーなのに対してコミュ -黒い竜と優しい王国-はバトルを主体としたファンタジー。こういったゲームは頭を使って読むのは禁物ということが皮膚感覚で分かってきているので、プレイ中はほとんど考察することなくストーリーを追うことに集中し楽しむことにしました。
というわけで感想といっても大したことは書けないのですがかなり面白くプレイできたのは事実です。こうしたジャンルのゲームはぼく的には合わなかったはずなのですが、同ライターの前作るいは智をよぶも楽しめたように嗜好が変わってきたのかもしれません。
そんなぼくの所感ですと、ストーリー(シナリオではない)はるい智より面白かったのですが、キャラクターへの感情移入は劣るといった感じで一長一短。ではどうしてキャラに感情移入出来なかったかというと、キャラへの掘り下げが足りなかったためではないかと思います。というのもヒロインの設定がどうにも薄っぺらいのですね。カゴメや副島といったメインヒロイン級はともかく他のキャラももう少し心情等が書き込めていたらもう少し違う読後感になっていたと思うのですが、これも登場人物を増やしすぎた弊害かもしれません。
このゲームにはヒロイン以外にも多数のキャラがいるわけですが、そういった人物にも多少なりとも筆を割いた分だけ他のヒロイン描写がおざなりになってしまったというわけなのですが、特にかわいそうなのがアヤヤで人気投票で10位以内にも入れないという屈辱。まあ彼女のルート自体ギャグ色が強くおまけのようななものでしたから仕方ないかもしれませんけれど・・・
他に主人公に感情移入できないのもるい智より劣るところ。批評空間のPOVを見て主人公がダメの票数がかなり多いのも納得といったところですが、ぼく的には紅緒ルートあたりまではなぜここまで主人公が嫌われているか分かりませんでした。まあ最終ルートまでプレイするとこの投票数の多さも理解出来てくるわけですが、これも主人公の過去部分がストーリーにうまく繋がっていないこともあるのでしょう。
他にも欠点は多いゲームですがこの手のゲームは欠点にはある程度目を瞑らなければいけないのも事実で、そういった目の瞑り方を心得てきたからこそこういったゲームをぼくが楽しめるようになったといえるのかもしれません。そんなぼくのお気に入りヒロインはベニーこと紅緒。るい智でも不人気ヒロインの伊代一押しだったように、こういった正義感の強い悪く言うと青臭いヒロインが(こういったゲームだと)ぼくの好みらしい。というわけで長く患ってきたアグミオン症候群(詳細は昨年3月3日のコラム参照)ともようやくサヨナラ出来そう・・・といっても名義が島夏美なんて名になっているわけですが、このあたりはやんごとない事情がありそうなのであまりツッコまない方向で。
2010年02月26日
特長を捨てた謎
先月はファンディスクの発売が目立ったのですが、その中で特に評判の悪いゲームの一つが花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ(ensemble)です。しかも中央値が60点付近を彷徨っているとなるとかなりの酷いデキであることが容易に想像できるわけですが、果たしてどの程度のものなのか確かめてみたいということで先月購入組の中から真っ先にプレイすることにしました。
このゲームをプレイするにあたって予備知識として持っていたのは、妹の晶子のHシーンがないことでこれが批評空間で腐されていた大きな要因の一つだったのですが、これについてぼくは最初それほどこだわりを持っていませんでした。というのも確かに晶子は魅力的なキャラですが、ビジュアル的に見れば主人公と同一なだけにHシーンとして考えた場合違和感が大きくなるのではと考えたのです。
ぼくがもし晶子のHシーンを挿入するとしたならば、主人公(彰)と晶子の組み合わせでなく晶子とヒロイン(聖佳あたりが第一候補か)のレズシーンか主人公を含めた3P。ただここまでサービスしなくても本編の世界観が再び楽しめるなら充分と思っていました。
ただそんなぼくの考えはゲームをプレイするにつれて甘かったと気付かされました。というのもこのゲーム、ファンディスクとして最低の体裁しか整ってなくて、目立って良いといえる部分が本当に少ないのです。これならば多少不自然でも晶子のHシーンがあってもと思ったわけで・・・
花と乙女に祝福を本編の魅力といえば主人公の健気さでありヒロインに甲斐甲斐しく尽くすその姿がぼくの心を打ったのですが、このファンディスクではただヒロインたちに弄ばれるだけの存在となっています。これでは折角本編で築き上げた主人公のアイデンティティが崩壊したも同然で、本編よりつまらなくなったのも当然といえるかもしれません。
それに本編から考えると主人公がかなり病的なシスコンに脚色されています。まあこの変化は多分コメディさを強調するために後付けで考えられたものだとぼくは思っているのですが、ファンディスクの構成を考えると逆効果だったのではと思います。
というのもここまで病的なシスコンに設定してしまった以上、晶子とのHシーンが発生しないのはおかしいと考えるのはエロゲーマーとしてごく自然なことですので。もしこれが本編と同じような主人公の性格だったとすれば晶子とのHシーンがなくてもそれほど不満に思わなかったでしょう(ぼく的には)。それが本編の持ち味を破壊させてしまうような外連(ケレン)味たっぷりのショートストーリーを展開させてしまった以上、双子同士というHシーンがあっても不思議でない・・・というより逆にない方が不自然なくらいに思えたわけです。
このファンディスクが失敗した原因は制作者(ディレクター)自体なぜ本編がこれほど人気を博したかよく理解していなかったためではないでしょうか。でなければどちらかというと不評だった園芸部ルートのヒロインたちよりも聖佳や薫をメインとしたストーリーを投入していたでしょう。これはぼくの推測になるのですがもしかしたら聖佳や薫といった生徒会ルートを担当したライターがこのファンディスクには係わっていなかったのではないかと考えるのです。つまり園芸部ルートを担当したライタ-のみでこのファンディスクは制作された・・・そう考えると園芸部ルートの評価の低さからしてこのファンディスクがつまらないのも仕方ないのかもしれませんが、そうとでも考えないことには散々たる結果に終わった原因が説明できないとぼくは思っているのです。
このゲームをプレイするにあたって予備知識として持っていたのは、妹の晶子のHシーンがないことでこれが批評空間で腐されていた大きな要因の一つだったのですが、これについてぼくは最初それほどこだわりを持っていませんでした。というのも確かに晶子は魅力的なキャラですが、ビジュアル的に見れば主人公と同一なだけにHシーンとして考えた場合違和感が大きくなるのではと考えたのです。
ぼくがもし晶子のHシーンを挿入するとしたならば、主人公(彰)と晶子の組み合わせでなく晶子とヒロイン(聖佳あたりが第一候補か)のレズシーンか主人公を含めた3P。ただここまでサービスしなくても本編の世界観が再び楽しめるなら充分と思っていました。
ただそんなぼくの考えはゲームをプレイするにつれて甘かったと気付かされました。というのもこのゲーム、ファンディスクとして最低の体裁しか整ってなくて、目立って良いといえる部分が本当に少ないのです。これならば多少不自然でも晶子のHシーンがあってもと思ったわけで・・・
花と乙女に祝福を本編の魅力といえば主人公の健気さでありヒロインに甲斐甲斐しく尽くすその姿がぼくの心を打ったのですが、このファンディスクではただヒロインたちに弄ばれるだけの存在となっています。これでは折角本編で築き上げた主人公のアイデンティティが崩壊したも同然で、本編よりつまらなくなったのも当然といえるかもしれません。
それに本編から考えると主人公がかなり病的なシスコンに脚色されています。まあこの変化は多分コメディさを強調するために後付けで考えられたものだとぼくは思っているのですが、ファンディスクの構成を考えると逆効果だったのではと思います。
というのもここまで病的なシスコンに設定してしまった以上、晶子とのHシーンが発生しないのはおかしいと考えるのはエロゲーマーとしてごく自然なことですので。もしこれが本編と同じような主人公の性格だったとすれば晶子とのHシーンがなくてもそれほど不満に思わなかったでしょう(ぼく的には)。それが本編の持ち味を破壊させてしまうような外連(ケレン)味たっぷりのショートストーリーを展開させてしまった以上、双子同士というHシーンがあっても不思議でない・・・というより逆にない方が不自然なくらいに思えたわけです。
このファンディスクが失敗した原因は制作者(ディレクター)自体なぜ本編がこれほど人気を博したかよく理解していなかったためではないでしょうか。でなければどちらかというと不評だった園芸部ルートのヒロインたちよりも聖佳や薫をメインとしたストーリーを投入していたでしょう。これはぼくの推測になるのですがもしかしたら聖佳や薫といった生徒会ルートを担当したライターがこのファンディスクには係わっていなかったのではないかと考えるのです。つまり園芸部ルートを担当したライタ-のみでこのファンディスクは制作された・・・そう考えると園芸部ルートの評価の低さからしてこのファンディスクがつまらないのも仕方ないのかもしれませんが、そうとでも考えないことには散々たる結果に終わった原因が説明できないとぼくは思っているのです。
2010年02月23日
嬉しい復活
G-WAVEの2009年度上半期版主題歌集が来月発売されることが発表されました。
例年なら上半期版は昨年末に発売されるはずだったですが一向にリリースのニュースが伝わってこなかったことから、2008年度をもって制作が中止されたのではと推測し12月29日の当コラムで追悼記事まで書いてしまったのですが、例え3ヶ月遅れとはいえ復活したことは大変に喜ばしいことです。
今回従来までのEvolution!からAceという冠名に変わったわけですが、確かに今までの悪く言えばマンネリ化していた顔ぶれから考えるとAceの名に相応しいゲームが顔を連ねています。
特に12月29日のコラムで収録される可能性はゼロに近いと語った祝福のカンパネラ(ういんどみる)やPrincess Party(CIRCUS)を呼んでくるあたり、復活にかけるG-WAVEの意気込みが感じられます。まあ予想していたたゲームの主題歌もかなり入っていてガラリと変わったとまではいえないのですが、急激に新しい血を入れても拒否反応を起こしかねないのでこれは今後の課題。これから少しでも業界を賑わせた注目作品の主題歌集に相応しい顔ぶれに少しでも近づけるよう担当の方には頑張ってもらうとして、取りあえず今回は復活したことを素直に喜びたいと思っています。
例年なら上半期版は昨年末に発売されるはずだったですが一向にリリースのニュースが伝わってこなかったことから、2008年度をもって制作が中止されたのではと推測し12月29日の当コラムで追悼記事まで書いてしまったのですが、例え3ヶ月遅れとはいえ復活したことは大変に喜ばしいことです。
今回従来までのEvolution!からAceという冠名に変わったわけですが、確かに今までの悪く言えばマンネリ化していた顔ぶれから考えるとAceの名に相応しいゲームが顔を連ねています。
特に12月29日のコラムで収録される可能性はゼロに近いと語った祝福のカンパネラ(ういんどみる)やPrincess Party(CIRCUS)を呼んでくるあたり、復活にかけるG-WAVEの意気込みが感じられます。まあ予想していたたゲームの主題歌もかなり入っていてガラリと変わったとまではいえないのですが、急激に新しい血を入れても拒否反応を起こしかねないのでこれは今後の課題。これから少しでも業界を賑わせた注目作品の主題歌集に相応しい顔ぶれに少しでも近づけるよう担当の方には頑張ってもらうとして、取りあえず今回は復活したことを素直に喜びたいと思っています。
2010年02月20日
先月(1月)の結果
初っ端から好メンバーが揃いどこから買うか非常に悩ましかった先月のレース。実績馬の直仔(FD)の出走が目立ったのですが、果たして父の名を辱しめない走りが出来たのでしょうか?
第1R(1月)着順
1着 ▲星空のメモリア Eternal Heart (FAVORITE)
中央値 85点 平均値 84点
2着 精霊天翔 壊れゆく世界の少女たち(XUSE)
中央値 82点 平均値 79点
3着 はるかぜどりに、とまりぎを。2nd Story (SkyFish)
中央値 80点 平均値 80点
※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 出走賞金額(データ数)10未満のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想
父(本編)の好走が記憶に新しい星空のメモリア Eternal Heart(FAVORITE)が他馬との力の違いを見せ付ける形で見事1着。人気の高かった夢とメアのストーリーを補完する構成が当たった形で、まさに父のファンには堪らない馬だったようです。この血統(シリーズ)の成功で調教師も一気にメジャーに躍り出た感じで近々出走予定の馬も注目しないといけないでしょう。
1着馬からは引き離されましたが、聖なるかなの直仔(FD)の精霊天翔 壊れゆく世界の少女たちが2着。メインコンテンツのSTGについては充分合格を付けられるデキのようですが、出走賞金額がギリギリでゲーム全体として見るとやや不鮮明なところはあります。それでもこのメンバーで連対を確保出来たことは自信につながるはずで、これで名門XUSE厩舎も復活の足がかりをつかんだといえるかもしれません。
そして3着に入ったのがはるかぜどりに、とまりぎを。2nd Story(SkyFish)でSkyFish厩舎にとっては記念すべき初の上級馬となりました。父がそれほど走ったわけでないだけにこの好走は驚きだったのですが、父も世界観と雰囲気は評価されていただけに(シナリオを)立て直されれば走られても不思議でなかったといったところでしょうか。
今回は3着までを直仔組(FD)が占めるという今まで例のない展開となったのですが、それ以外の馬で好走した馬も取り上げてみたいと思います。
まず今回が引退レース(ブランド最終作)となったシュガーコートフリークス(Littlewitch)は惜しくも連対を逃したもののなかなかの走りを見せてくれました。騎手(原画家)におんぶだっこの戦法は相変わらずでそれで最後の伸びを欠いた感はありますが、それでもファンの満足度は高かったのでしょう。
今回凌辱系の馬は苦しいと思っていたのですが擬態催眠(BLACKRAINBOW)の走りはいい意味で驚かされました。触手と催眠のニックスが不安視されていたのですが、その不安をエロの素晴らしさが吹き飛ばしてしまったよう。ただ触手については正直買っていないコメントが多かっただけに、もし催眠一本に絞っていれば1着馬を脅かすところまで食い込めていたかもしれません。
もう一頭いい意味で驚かされた馬がメルクリア(Hearts)。ユニゾンシフト系統の馬で萌え系となるといとうのいぢ騎手が乗らない限り好走例がなくアクチ採用というハンディもあってとても上位には食い込めないと予想していたのですが不明を詫びるしかありません。騎手の魅力もさることながら馬体(シナリオ)もしっかり仕上げられていたことが好走に繋がったのでしょう。
バカゲー一本に絞って変わり身を見せたのがド田舎ちゃんねる5(はむはむソフト)でこれがこの厩舎の持ち味といっていいだけに、この走りが本来の姿なのでしょう。馬体(シナリオ)自体それほど素晴らしいわけでなく、ギャグも内輪ネタも多く分かりにくいものが多かったようですが、序盤の勢いそのままに突っ走った潔さを買ったファンが多かったようです。
記者が対抗視した輝光翼戦記 天空のユミナFD(ETARNAL)はそれなりの走りを見せたものの勝ち馬には大きく離されてしまいました。父(本編)のライバルキャラをメインに持ってきたわけですが、キャラ人気がそれほど高いわけではなかっただけにやや損をしてしまった格好になったのかもしれません。それでも父の評価が高すぎた反動といえないこともなく、この走りならまずまずの結果といえるでしょう。
先月は好走した馬の走りが目を惹いた反面、人気を集めながら期待を裏切った馬も目立ちました。そんな凡走馬たちの中から主な馬の走りっぷりを取り上げてみたいと思います。
珍しいミステリー脚質(ジャンル)ということで意外に人気を集めたid ‐Rebirth Session-(root nuko)でしたが、結果は入着も果たせず。地方(同人)ではソコソコ評価の高かった調教師(ライター)でしたが、中央(商業)の水はそれほど甘くなかったといったところでしょうか。凡走の要因は推理といっても旧態然の総当り式を強いられたことで、こういった作業プレイは余程馬体(シナリオ)を絞りこまないと厳しいでしょう。この反省を生かして次走は変わって欲しいところです。
記者の本命だったairy[F]airy (RococoWorks)は大きく崩れる結果に。調教(体験版)で見せた雰囲気のよさから重い印を打ったのですが、どうやら最後まで雰囲気だけで終わってしまった様子。何か同騎手が騎乗したひなたぼっこ(Tarte)を思わせる走りになってしまったようですが、そろそろカタハネの走りを思い出さないとファンに見捨てられてしまいそうです。
騎乗馬が必ず上位を賑わすTOMA氏鞍上ということで記者も穴で注目していたゆにばる!(ApRicoT)も思いがけない惨敗。調教で見せたノリ重視のドタバタが当たれば好走もと考えていたのですが、ただドタバタしただけで終わってしまったのは誤算。バカゲーの難しさを身に染みた感じですがまさかここまでいいところが見せられずに終わってしまうとはちょっと信じられない思いです。
直仔馬の多くが堅実な走りを見せる中で大きく着を落としたのが花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ(ensemble)。攻略できるかと思われた妹が攻略できず、内容も薄く短いようではこの成績も止む無いところ。ここまで父(本編)のいいところを全く受け継いでいない産駒というのも珍しく、もしかしたら調教師が変わったのではと疑ってしまったくらいです。
もう1頭悪い意味で目立ったのが鬼まり。(130cm)ですが、近走から大きな期待は望めないことは見えていました。直仔(FD)だけに余計ファンの眼が厳しかったといえるかもしれませんが、ここまで凡走してしまうとなるとさすがに厩舎の先行きが心配となってきます。記者としても思いいれのある厩舎だけに何とか立て直してもらいたいものです。
というわけで記者の予想は大ハズレ。かなり点数を広げて買ったのですがこのハズレ馬券(ゲーム)を一体どうしたものかと悩んでいる始末で次のレースの購入点数にも響いてきそう。何か今後が不安になってきましたが、見捨てず付き合っていただけたらと切に願っています。
第1R(1月)着順
1着 ▲星空のメモリア Eternal Heart (FAVORITE)
中央値 85点 平均値 84点
2着 精霊天翔 壊れゆく世界の少女たち(XUSE)
中央値 82点 平均値 79点
3着 はるかぜどりに、とまりぎを。2nd Story (SkyFish)
中央値 80点 平均値 80点
※1 着順はエロゲー批評空間の数値参考
※2 出走賞金額(データ数)10未満のゲームは到達着順圏外
※3 ゲーム横の印はレース前ぼくが付けた予想
父(本編)の好走が記憶に新しい星空のメモリア Eternal Heart(FAVORITE)が他馬との力の違いを見せ付ける形で見事1着。人気の高かった夢とメアのストーリーを補完する構成が当たった形で、まさに父のファンには堪らない馬だったようです。この血統(シリーズ)の成功で調教師も一気にメジャーに躍り出た感じで近々出走予定の馬も注目しないといけないでしょう。
1着馬からは引き離されましたが、聖なるかなの直仔(FD)の精霊天翔 壊れゆく世界の少女たちが2着。メインコンテンツのSTGについては充分合格を付けられるデキのようですが、出走賞金額がギリギリでゲーム全体として見るとやや不鮮明なところはあります。それでもこのメンバーで連対を確保出来たことは自信につながるはずで、これで名門XUSE厩舎も復活の足がかりをつかんだといえるかもしれません。
そして3着に入ったのがはるかぜどりに、とまりぎを。2nd Story(SkyFish)でSkyFish厩舎にとっては記念すべき初の上級馬となりました。父がそれほど走ったわけでないだけにこの好走は驚きだったのですが、父も世界観と雰囲気は評価されていただけに(シナリオを)立て直されれば走られても不思議でなかったといったところでしょうか。
今回は3着までを直仔組(FD)が占めるという今まで例のない展開となったのですが、それ以外の馬で好走した馬も取り上げてみたいと思います。
まず今回が引退レース(ブランド最終作)となったシュガーコートフリークス(Littlewitch)は惜しくも連対を逃したもののなかなかの走りを見せてくれました。騎手(原画家)におんぶだっこの戦法は相変わらずでそれで最後の伸びを欠いた感はありますが、それでもファンの満足度は高かったのでしょう。
今回凌辱系の馬は苦しいと思っていたのですが擬態催眠(BLACKRAINBOW)の走りはいい意味で驚かされました。触手と催眠のニックスが不安視されていたのですが、その不安をエロの素晴らしさが吹き飛ばしてしまったよう。ただ触手については正直買っていないコメントが多かっただけに、もし催眠一本に絞っていれば1着馬を脅かすところまで食い込めていたかもしれません。
もう一頭いい意味で驚かされた馬がメルクリア(Hearts)。ユニゾンシフト系統の馬で萌え系となるといとうのいぢ騎手が乗らない限り好走例がなくアクチ採用というハンディもあってとても上位には食い込めないと予想していたのですが不明を詫びるしかありません。騎手の魅力もさることながら馬体(シナリオ)もしっかり仕上げられていたことが好走に繋がったのでしょう。
バカゲー一本に絞って変わり身を見せたのがド田舎ちゃんねる5(はむはむソフト)でこれがこの厩舎の持ち味といっていいだけに、この走りが本来の姿なのでしょう。馬体(シナリオ)自体それほど素晴らしいわけでなく、ギャグも内輪ネタも多く分かりにくいものが多かったようですが、序盤の勢いそのままに突っ走った潔さを買ったファンが多かったようです。
記者が対抗視した輝光翼戦記 天空のユミナFD(ETARNAL)はそれなりの走りを見せたものの勝ち馬には大きく離されてしまいました。父(本編)のライバルキャラをメインに持ってきたわけですが、キャラ人気がそれほど高いわけではなかっただけにやや損をしてしまった格好になったのかもしれません。それでも父の評価が高すぎた反動といえないこともなく、この走りならまずまずの結果といえるでしょう。
先月は好走した馬の走りが目を惹いた反面、人気を集めながら期待を裏切った馬も目立ちました。そんな凡走馬たちの中から主な馬の走りっぷりを取り上げてみたいと思います。
珍しいミステリー脚質(ジャンル)ということで意外に人気を集めたid ‐Rebirth Session-(root nuko)でしたが、結果は入着も果たせず。地方(同人)ではソコソコ評価の高かった調教師(ライター)でしたが、中央(商業)の水はそれほど甘くなかったといったところでしょうか。凡走の要因は推理といっても旧態然の総当り式を強いられたことで、こういった作業プレイは余程馬体(シナリオ)を絞りこまないと厳しいでしょう。この反省を生かして次走は変わって欲しいところです。
記者の本命だったairy[F]airy (RococoWorks)は大きく崩れる結果に。調教(体験版)で見せた雰囲気のよさから重い印を打ったのですが、どうやら最後まで雰囲気だけで終わってしまった様子。何か同騎手が騎乗したひなたぼっこ(Tarte)を思わせる走りになってしまったようですが、そろそろカタハネの走りを思い出さないとファンに見捨てられてしまいそうです。
騎乗馬が必ず上位を賑わすTOMA氏鞍上ということで記者も穴で注目していたゆにばる!(ApRicoT)も思いがけない惨敗。調教で見せたノリ重視のドタバタが当たれば好走もと考えていたのですが、ただドタバタしただけで終わってしまったのは誤算。バカゲーの難しさを身に染みた感じですがまさかここまでいいところが見せられずに終わってしまうとはちょっと信じられない思いです。
直仔馬の多くが堅実な走りを見せる中で大きく着を落としたのが花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ(ensemble)。攻略できるかと思われた妹が攻略できず、内容も薄く短いようではこの成績も止む無いところ。ここまで父(本編)のいいところを全く受け継いでいない産駒というのも珍しく、もしかしたら調教師が変わったのではと疑ってしまったくらいです。
もう1頭悪い意味で目立ったのが鬼まり。(130cm)ですが、近走から大きな期待は望めないことは見えていました。直仔(FD)だけに余計ファンの眼が厳しかったといえるかもしれませんが、ここまで凡走してしまうとなるとさすがに厩舎の先行きが心配となってきます。記者としても思いいれのある厩舎だけに何とか立て直してもらいたいものです。
というわけで記者の予想は大ハズレ。かなり点数を広げて買ったのですがこのハズレ馬券(ゲーム)を一体どうしたものかと悩んでいる始末で次のレースの購入点数にも響いてきそう。何か今後が不安になってきましたが、見捨てず付き合っていただけたらと切に願っています。
2010年02月14日
大台越えも視野に
ぼくの積みゲー処理を滞らせている主要因である愛佳でいくの!収録のRPGFINAL DRAGON CHRONICLEですが、ようやくダンジョン20階まで辿りつきました。登場する敵の強力さから考えるとどうやらこの階がこのダンジョンの最深部のようでようやくこのゲームにもメドがついたといったところかもしれませんが、現在エロゲーに費やす時間の半分以上をこのゲームに割いているというのになぜここまで進行が遅いかというと、メンバー全員のレベルを均等に上げることにこだわったりしてるからです。
このゲームは4人編成のパーティーでダンジョンに潜るのですが、基本的な編成というと前衛の2人が戦士系で後衛の2人が魔法系。さらに細かく分けると戦士のうち1人をシーフ系の上位クラスであるくのいちにするのがベターで、後衛は僧侶系と魔術師系に分けるのが黄金パターン。とてもトレジャーハンターや歌姫・セージあたりをパーティーに参加させる余力はないのですが、これを無理に参加させようとするとパーティーは急激に弱体化してしまうわけでダンジョンの最深部にはとても潜れない。
つまりやけに時間が掛かってしまったというのも由真(トレジャーハンターに就職)や優季(歌姫に就職)のレベル上げに苦労したためです。逆にいえば最短攻略を目指そうとすれば使える職業に就いたキャラばかり鍛えればいいわけで、どれを選んでもそれなりに使える戦士系はともかく魔術師系はウィッチよりマジカルプリンセスの方が使えるし(マジカルプリンセスの技能にある根性がかなり使える技なので。マジカルチェンジとの相性も良)、アサシンを進化させたくのいちの強力無比さは凄まじく職業戦士も顔負け。というわけで間違えて使えない職業を選択してしまった2人ほど転職(レベルリセット)させたりしているものですから余計に時間が掛かってしまっているというわけです。
まあ終了のメドがついたといっても、モンスターの捕獲が全部終了していないしモンスターが落としていく意味不明なアイテムの調査も行なわなければいけません。というわけで本格的な積みゲー処理はまだ先のこととなりそうですが、今月末にはまた3本(まだ増える可能性も)新作がやって来ますし積みゲーが大台(100本)を越えるのもそんなに先のことではないかも・・・
このゲームは4人編成のパーティーでダンジョンに潜るのですが、基本的な編成というと前衛の2人が戦士系で後衛の2人が魔法系。さらに細かく分けると戦士のうち1人をシーフ系の上位クラスであるくのいちにするのがベターで、後衛は僧侶系と魔術師系に分けるのが黄金パターン。とてもトレジャーハンターや歌姫・セージあたりをパーティーに参加させる余力はないのですが、これを無理に参加させようとするとパーティーは急激に弱体化してしまうわけでダンジョンの最深部にはとても潜れない。
つまりやけに時間が掛かってしまったというのも由真(トレジャーハンターに就職)や優季(歌姫に就職)のレベル上げに苦労したためです。逆にいえば最短攻略を目指そうとすれば使える職業に就いたキャラばかり鍛えればいいわけで、どれを選んでもそれなりに使える戦士系はともかく魔術師系はウィッチよりマジカルプリンセスの方が使えるし(マジカルプリンセスの技能にある根性がかなり使える技なので。マジカルチェンジとの相性も良)、アサシンを進化させたくのいちの強力無比さは凄まじく職業戦士も顔負け。というわけで間違えて使えない職業を選択してしまった2人ほど転職(レベルリセット)させたりしているものですから余計に時間が掛かってしまっているというわけです。
まあ終了のメドがついたといっても、モンスターの捕獲が全部終了していないしモンスターが落としていく意味不明なアイテムの調査も行なわなければいけません。というわけで本格的な積みゲー処理はまだ先のこととなりそうですが、今月末にはまた3本(まだ増える可能性も)新作がやって来ますし積みゲーが大台(100本)を越えるのもそんなに先のことではないかも・・・
2010年02月12日
美少女ゲームライブラリー⑪~Choir~クァイア~
今回の美少女ゲームライブラリーは人気原画家くすくす氏のデビュー作であるChoir~クァイア~(Rateblack)について語ってみようかと思います。
批評空間の原画家人気ランキングで現在堂々の7位にランクインされているくらいの人気を持つくすくす氏ですが、デビュー当時から注目を集めていたかというと全くもってその通りで、当時全くの無名絵師でありながら彼の原画力だけでChoir~クァイア~は相当の話題を集めました。かく言うぼくも初めてこのゲームの記事を今は亡きカラフルピュアガール誌で目にしたとき心奪われ発売されるのを首を長くして待った(当時のlight系のゲームは延期が多かったのです)ものですが、いざプレイしてみるとカードバトルゲームという斬新なゲーム性を謳っている割りにはそれほど遊べるものではなく、シナリオもあってないがごとしでゲーム自体はそれほど楽しめるものではありませんでした。
このゲームで一番惜しいと感じさせられたのは、相手側の属するヒロインを犯すことによって籠絡させることがメインのストーリーとなっているのにその籠絡させたヒロインを手駒として使用できないこと。日本将棋のように相手の駒を自分の持ち駒として使用できたとしたらそれだけ戦略性も高まったと思うのです。簡単に籠絡させられるヒロインもいれば身持ちの固いヒロインもいたりするわけで、こういった特徴はシナリオで説明するよりもゲームパートで行う方がプレイヤーにより伝わったと思うのです。設定は定番ながらもくすくす氏による原画の力もあってヒロインはなかなか魅力的に仕上がっていただけに、もう少し見せる方法はあったのではないかと・・・
さて本来本命だったはずでしたが、完全に脇に追いやられた感のあるカードバトルについても少し触れておきましょう。
最初雑誌媒体などに載ったカードバトル画面を見た限りはかなり面白そうに見えました。カードのデザインなどもなかなか凝っていて、同じ時期に発売された同趣向のカード・オブ・デスティニーより期待できそうに思えたものです。
ただこの折角の凝ったカードデザインも実際の画面では小さくてかなり見ずらいのです。それにほとんど力押しのみでバトルがクリア出来るため頭を捻る必要も無い。これでは折角の通信機能対戦も泣くというものです。まあぼく自身その頃ネット対戦できる環境で無かったのですが、例え環境が整っていたとしても対戦してみようとは思わなかったでしょう。
というわけで現在振り返ってみてもとても他人に勧められるものでなく、くすくす氏の原画以外見るべきものはないというのが結論なわけですが、氏には珍しい(というより唯一の)凌辱ゲーという点では貴重な作品かもしれません。その後このメーカーであるRateblackはSacrifice~制服狩り~という凌辱ゲーを出すのですが、このゲームのライターはその後くすくす氏とコンビを組むNYAON氏。そう考えるともう1度このコンビで凌辱ゲーをと当時は思っていたわけですが、現在の状況ではとても無理でしょうね。
批評空間の原画家人気ランキングで現在堂々の7位にランクインされているくらいの人気を持つくすくす氏ですが、デビュー当時から注目を集めていたかというと全くもってその通りで、当時全くの無名絵師でありながら彼の原画力だけでChoir~クァイア~は相当の話題を集めました。かく言うぼくも初めてこのゲームの記事を今は亡きカラフルピュアガール誌で目にしたとき心奪われ発売されるのを首を長くして待った(当時のlight系のゲームは延期が多かったのです)ものですが、いざプレイしてみるとカードバトルゲームという斬新なゲーム性を謳っている割りにはそれほど遊べるものではなく、シナリオもあってないがごとしでゲーム自体はそれほど楽しめるものではありませんでした。
このゲームで一番惜しいと感じさせられたのは、相手側の属するヒロインを犯すことによって籠絡させることがメインのストーリーとなっているのにその籠絡させたヒロインを手駒として使用できないこと。日本将棋のように相手の駒を自分の持ち駒として使用できたとしたらそれだけ戦略性も高まったと思うのです。簡単に籠絡させられるヒロインもいれば身持ちの固いヒロインもいたりするわけで、こういった特徴はシナリオで説明するよりもゲームパートで行う方がプレイヤーにより伝わったと思うのです。設定は定番ながらもくすくす氏による原画の力もあってヒロインはなかなか魅力的に仕上がっていただけに、もう少し見せる方法はあったのではないかと・・・
さて本来本命だったはずでしたが、完全に脇に追いやられた感のあるカードバトルについても少し触れておきましょう。
最初雑誌媒体などに載ったカードバトル画面を見た限りはかなり面白そうに見えました。カードのデザインなどもなかなか凝っていて、同じ時期に発売された同趣向のカード・オブ・デスティニーより期待できそうに思えたものです。
ただこの折角の凝ったカードデザインも実際の画面では小さくてかなり見ずらいのです。それにほとんど力押しのみでバトルがクリア出来るため頭を捻る必要も無い。これでは折角の通信機能対戦も泣くというものです。まあぼく自身その頃ネット対戦できる環境で無かったのですが、例え環境が整っていたとしても対戦してみようとは思わなかったでしょう。
というわけで現在振り返ってみてもとても他人に勧められるものでなく、くすくす氏の原画以外見るべきものはないというのが結論なわけですが、氏には珍しい(というより唯一の)凌辱ゲーという点では貴重な作品かもしれません。その後このメーカーであるRateblackはSacrifice~制服狩り~という凌辱ゲーを出すのですが、このゲームのライターはその後くすくす氏とコンビを組むNYAON氏。そう考えるともう1度このコンビで凌辱ゲーをと当時は思っていたわけですが、現在の状況ではとても無理でしょうね。
2010年02月04日
ベスト10が決められない
他のレビューサイトなどに訪問すると先月あたりは昨年のベストゲーム10選などの企画を目にすることが多くて「フムフム」と頷いたり「うーん」と唸ったりしました。確かに昨年プレイしたゲームを改めて見直すというのはいいことだと思ったわけですが、いざぼくのところでも同じようなことを行おうとしたとき頭を抱えました。
「昨年を振り返られるほどゲームをクリアしていない・・・」
昨年発売された新作ゲームの中で購入したものは計35本。おおよそ毎月3本購入しているわけでこれだけ見れば立派なものですがこの中でクリアしたものとなると17本とおおよそ半減。これではとてもベスト10を決めることなど出来ません。
これを見ても分かるように最近エロゲーをプレイすることに対するモチベーションが低下している気がしてならないのですが、その逆に上がっているのがエロゲーを買うことに対するモチベーション。先月末も新作を5本購入し、これでめでたく積みゲーの数が50本を越えることになりました。実を言うとこれまでは正確に積みゲーの数が何本あるか把握していなかったのですが、批評空間の個人データに積みゲーが登録出来るようになり、現在どんな積みゲーを抱えているかひと目で分かるようになったのが幸いしました。
近年新機能の採用の点でやや迷走している感が否めない(ぼく的な感覚ですが)批評空間ですが、この積みゲー一覧に関してはクリーンヒットといっていいかと思います。出来れば並び順を中央値でなく発売日順にしてもらえるともっと使い勝手が良くなるにですが、まあこれは欲張りすぎというものでしょう。
それはともかく昨年購入したゲームをもう少し崩さないとベスト10どころかメダルの色を決めるところまでいかないというわけで、結局ぼくの所ではこういった企画は画餅に終わりそうです。それに現在プレイ中のうちの1本がなかなか面白くてこのままの勢いが続けば少なくともベスト3には食い込んできそう。そのゲームを終わらせてからでないと本当のベストゲームは決められないと思っているのです。
「昨年を振り返られるほどゲームをクリアしていない・・・」
昨年発売された新作ゲームの中で購入したものは計35本。おおよそ毎月3本購入しているわけでこれだけ見れば立派なものですがこの中でクリアしたものとなると17本とおおよそ半減。これではとてもベスト10を決めることなど出来ません。
これを見ても分かるように最近エロゲーをプレイすることに対するモチベーションが低下している気がしてならないのですが、その逆に上がっているのがエロゲーを買うことに対するモチベーション。先月末も新作を5本購入し、これでめでたく積みゲーの数が50本を越えることになりました。実を言うとこれまでは正確に積みゲーの数が何本あるか把握していなかったのですが、批評空間の個人データに積みゲーが登録出来るようになり、現在どんな積みゲーを抱えているかひと目で分かるようになったのが幸いしました。
近年新機能の採用の点でやや迷走している感が否めない(ぼく的な感覚ですが)批評空間ですが、この積みゲー一覧に関してはクリーンヒットといっていいかと思います。出来れば並び順を中央値でなく発売日順にしてもらえるともっと使い勝手が良くなるにですが、まあこれは欲張りすぎというものでしょう。
それはともかく昨年購入したゲームをもう少し崩さないとベスト10どころかメダルの色を決めるところまでいかないというわけで、結局ぼくの所ではこういった企画は画餅に終わりそうです。それに現在プレイ中のうちの1本がなかなか面白くてこのままの勢いが続けば少なくともベスト3には食い込んできそう。そのゲームを終わらせてからでないと本当のベストゲームは決められないと思っているのです。
2010年01月28日
ファンディスクの主流に
先日、某ショップへプレイしたエロゲーを処分に行きました。ぼくの場合プレイしてすぐ買取に出すのではなくある程度溜まってから行くので1本1本の買取価格はそれほど高くはなかったのですが、それでも数集まれば馬鹿に出来ない金額になるわけでそれを元手に新作を8本も予約してしまいました。取りあえず今月やってくるのは5本ですが昨年10月以降に購入したゲームがほとんど手付かずで残っている状況ですので、多分プレイできるのは当分先のことになるでしょう。
さて前々回のコラムでも触れたことなのですが今月は大量にファンディスクがリリースされます。星空のメモリアや輝光翼戦記 天空のユミナなど本編が好評だった作品から、なぜこんな不評なゲームのファンディスクをわざわざ出すの?と訊きたくなるようなものまでその顔ぶれは多彩なのですが、これだけの数が発売されるのは珍しいことかもしれません。
ファンディスクについては大まかにいうと3つの種類に分けられるのではとぼく的に思っているのですが、まず1つ目がバラエティタイプでこれは麻雀やクイズ・落ちものなどのミニゲームをメインコンテンツとしたもの。昔のファンディスクというとだいたいこのタイプで最近発売されたものでいうと愛佳でいくの!が挙げられます。このタイプの問題点は数種類あるミニゲームのデキのすべてが当たりということはまれで、少なくとも1~2本は遊べないミニゲームが混じっていること。1本面白いゲームがあれば充分という広い心を持ち合わせていないと、このタイプのファンディスクに手を出さない方が無難でしょう。
そして2つ目が本編の人気ヒロインシナリオの後日談やサブヒロインの追加シナリオがメインコンテンツとしたもの。最近発売されたものですとほしうた ~Starlight Serenade~やSignal Heartぷらすがそのタイプでしょう。このタイプの問題点は内容の薄いことが多くてファンのためのディスクではなくてファンの金を巻き上げるディスクと化していることがままあること。まあ本編のファンならそのようなことは意に介さないでしょうが、メーカーに対してのお布施程度の軽い気持ちでいたほうが当たったときの喜びが大きいのかもしれません。
そして最近になって目立つようになったのが本編のスピンオフ企画もの。前回のコラムで取り上げた花鳥風月 ~恋ニヲチタル花園ノ姫~がこのタイプで、登場人物こそ本編と同じものの設定や舞台が違ったり全くの新キャラがヒロインの大部分を占めていたりするのが特徴。口の悪いファンに同人作品とか本編レイプとか言われたりしてなかなか当たりの作品が少ないのですが、中には借金姉妹2のようなケースもあるのでバカにはできません。
では1~2月発売のファンディスクがどのタイプに分類されるかというと・・・
まずバラエティタイプではねこねこファンディスク3(ねこねこソフト)が挙げられます。ねこねこのファンディスクは毎回ショートストーリーとミニゲームの2本立てですが、今回はバルドでなく麻雀というのがどうなるかといったところ。ただ昔は主流だったこのタイプがこれ以外見当たらないというのは少々寂しいといえるかもしれません。
次に本編の後日談等がメインとなるタイプは花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ(ensemble)と星空のメモリア Eternal Heart (FAVORITE)が挙げられそう。輝光翼戦記 天空のユミナFD -ForeverDreams-(ETARNAL)も微妙ながらこちらに分類されるかもしれません。この3本は期待値もかなり高いのですが、それだけに内容が薄いとブーイングを浴びそう。まあそんな心配を吹き飛ばすような作品であることを祈りたいです。
そして最後のスピンオフタイプですが、このタイプが意外に多かったりします。まず神楽学園記(でぼの巣製作所)に鬼まり。(130cm)。はるかぜどりに、とまりぎを。2nd Story(SkyFish)や精霊天翔 壊れゆく世界の少女たち(XUSE)は厳密な意味でのファンディスクといえないものの明らかにスピンオフ企画。どの作品も本編自体大成功を収めたとはいえなかっただけに、スピンオフという意味では思いがけない巻き返しがあるかもしれません。
こう考えると今後エロゲーの部門としてスピンオフ企画が目立つようになっていくかもしれません。まあ世間一般の評価と違ってぼくはこのスピンオフ企画というのが好みなだけに喜ぶべきかもしれないですけど・・・。何せIZUMO2 -学園狂想曲-(Studio e.go!)やMapleColors H(CROSS NET)ならともかく悪名高いToHeart2 AnotherDays(Leaf)にまでそれなりの評価を与えているくらいですから。
さて前々回のコラムでも触れたことなのですが今月は大量にファンディスクがリリースされます。星空のメモリアや輝光翼戦記 天空のユミナなど本編が好評だった作品から、なぜこんな不評なゲームのファンディスクをわざわざ出すの?と訊きたくなるようなものまでその顔ぶれは多彩なのですが、これだけの数が発売されるのは珍しいことかもしれません。
ファンディスクについては大まかにいうと3つの種類に分けられるのではとぼく的に思っているのですが、まず1つ目がバラエティタイプでこれは麻雀やクイズ・落ちものなどのミニゲームをメインコンテンツとしたもの。昔のファンディスクというとだいたいこのタイプで最近発売されたものでいうと愛佳でいくの!が挙げられます。このタイプの問題点は数種類あるミニゲームのデキのすべてが当たりということはまれで、少なくとも1~2本は遊べないミニゲームが混じっていること。1本面白いゲームがあれば充分という広い心を持ち合わせていないと、このタイプのファンディスクに手を出さない方が無難でしょう。
そして2つ目が本編の人気ヒロインシナリオの後日談やサブヒロインの追加シナリオがメインコンテンツとしたもの。最近発売されたものですとほしうた ~Starlight Serenade~やSignal Heartぷらすがそのタイプでしょう。このタイプの問題点は内容の薄いことが多くてファンのためのディスクではなくてファンの金を巻き上げるディスクと化していることがままあること。まあ本編のファンならそのようなことは意に介さないでしょうが、メーカーに対してのお布施程度の軽い気持ちでいたほうが当たったときの喜びが大きいのかもしれません。
そして最近になって目立つようになったのが本編のスピンオフ企画もの。前回のコラムで取り上げた花鳥風月 ~恋ニヲチタル花園ノ姫~がこのタイプで、登場人物こそ本編と同じものの設定や舞台が違ったり全くの新キャラがヒロインの大部分を占めていたりするのが特徴。口の悪いファンに同人作品とか本編レイプとか言われたりしてなかなか当たりの作品が少ないのですが、中には借金姉妹2のようなケースもあるのでバカにはできません。
では1~2月発売のファンディスクがどのタイプに分類されるかというと・・・
まずバラエティタイプではねこねこファンディスク3(ねこねこソフト)が挙げられます。ねこねこのファンディスクは毎回ショートストーリーとミニゲームの2本立てですが、今回はバルドでなく麻雀というのがどうなるかといったところ。ただ昔は主流だったこのタイプがこれ以外見当たらないというのは少々寂しいといえるかもしれません。
次に本編の後日談等がメインとなるタイプは花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ(ensemble)と星空のメモリア Eternal Heart (FAVORITE)が挙げられそう。輝光翼戦記 天空のユミナFD -ForeverDreams-(ETARNAL)も微妙ながらこちらに分類されるかもしれません。この3本は期待値もかなり高いのですが、それだけに内容が薄いとブーイングを浴びそう。まあそんな心配を吹き飛ばすような作品であることを祈りたいです。
そして最後のスピンオフタイプですが、このタイプが意外に多かったりします。まず神楽学園記(でぼの巣製作所)に鬼まり。(130cm)。はるかぜどりに、とまりぎを。2nd Story(SkyFish)や精霊天翔 壊れゆく世界の少女たち(XUSE)は厳密な意味でのファンディスクといえないものの明らかにスピンオフ企画。どの作品も本編自体大成功を収めたとはいえなかっただけに、スピンオフという意味では思いがけない巻き返しがあるかもしれません。
こう考えると今後エロゲーの部門としてスピンオフ企画が目立つようになっていくかもしれません。まあ世間一般の評価と違ってぼくはこのスピンオフ企画というのが好みなだけに喜ぶべきかもしれないですけど・・・。何せIZUMO2 -学園狂想曲-(Studio e.go!)やMapleColors H(CROSS NET)ならともかく悪名高いToHeart2 AnotherDays(Leaf)にまでそれなりの評価を与えているくらいですから。
2010年01月26日
嬉しい方にズレがある
年頭に積みゲーの処理に邁進するという公約を立てたのですが、1ヶ月も経たないうちにはや破られようとしています。それどころか最近は最低ラインであるブログの更新まで滞りかけている始末。その原因というのが愛佳でいくの!! (Leaf)のコンテンツの一つであるFDCことFINAL DRAGON CHRONICLEのせいなのですが、このゲームの一番いけないところが夜勤明けににプレイしても全く寝落ち出来ないところ。大抵のエロゲーですと疲労感からほどよいところで眠たくなってくるのですが、このFDCはプレイ中全く気が休まるところがないため体は疲れていても全く眠たくならない。ゲーム自体は取り立てて面白いというほどではないのですが、こういったアイテム集めゲームというのは中毒性が高いのです。
といってもさすがにこればっかりプレイしていては数ある積みゲーが泣くというもの。特に昨年12月組は愛佳でいくの!! 以外にも5本購入しているわけで、このままでは完全にデッドストックと化してしまいます。というわけでFDCの合間を縫って始めたのが花鳥風月 ~恋ニヲチタル花園ノ姫~(Silver Bullet)。愛佳でいくの!! といいなぜ批評空間での評価が低いゲームを選ってわざわざ手を付けるのかと言われてしまいそうですが、この花鳥風月 ~恋ニヲチタル花園ノ姫~に限ってはぼく的には大当たり。正直なぜ批評空間での評価が低迷しているか首を捻りたくなるほどの面白さ。
このゲームで良かった点といえば、本編から考えると何を血迷ったかと言いたくなりそうな主人公の女装設定が意外にもすんなり板についたこと。本編ではヒロインたちに振り回されるばかりで全くイニシアチブを発揮できなかった主人公が、この花鳥風月ではなかなかの良主人公ぶりを見せてくれるのです。プロローグでの編入場面の強引さは女装潜入ものとしては減点されるところですが、これもスピンオフ企画ということを考えれば眼を瞑れる範囲。それにこのゲーム、花園会の日常が主人公の目を通して実に上手く描写されているのです。もしかしたらこれも主人公を女装させた効果かもしれないと思うとこの女装設定も満更ではないと考え直した次第。逆に言うとこの女装設定が無ければこのゲームにこれほど高い評価は与えなかったかもしれません。
そう考えるとこのゲームは本編とは全くタイプの違うゲームといえます。本編である桜吹雪 ~千年の恋をしました~がどちらかというとメインライターである日野亘氏の特色である灰汁の強いテキストが持ち味なのに対し、こちらはヒロインである4姫の魅力を全面に出した萌え主軸の仕上がり。本編の世界再びと思って買ったファンの評価が低いのは当然といえるかもしれませんが、逆に本編に対して一種物足りなさを感じたぼくにはこのゲームは十二分に面白く感じられたというわけです。
さてこのゲームで一番魅力のあるヒロインはというと言うまでも無く花姫こと杏子なわけですが、他の3姫も杏子ほどではないですが、なかなかの魅力を秘めています(さすがにシナリオ面での見劣りは否めませんが)。逆に不必要と思えたのがサブヒロインである3人。紅葉や式部は明らかに蛇足といえるほどパッとしないシナリオだし、雲雀は主人公が女装したことが逆に裏目にでたのか主人公と結ばれる展開がどうにも不自然。もしかしたら本編に必要だったのは杏子ルートではなく雲雀だったのではと思い直したくらいですが、なぜ桜沢いずみ氏の描く杏子と比べて明らかにビジュアル面で劣るヒロインのルートをわざわざ入れたのか疑問が残ります。こうした余分なルートを省いてFDらしい値段設定にしていたらもう少し高い評価を得ていたのではないかと思ったりしているのですが、そういった弁護をしたくなるほど楽しめた女装主人公ゲームでした。
といってもさすがにこればっかりプレイしていては数ある積みゲーが泣くというもの。特に昨年12月組は愛佳でいくの!! 以外にも5本購入しているわけで、このままでは完全にデッドストックと化してしまいます。というわけでFDCの合間を縫って始めたのが花鳥風月 ~恋ニヲチタル花園ノ姫~(Silver Bullet)。愛佳でいくの!! といいなぜ批評空間での評価が低いゲームを選ってわざわざ手を付けるのかと言われてしまいそうですが、この花鳥風月 ~恋ニヲチタル花園ノ姫~に限ってはぼく的には大当たり。正直なぜ批評空間での評価が低迷しているか首を捻りたくなるほどの面白さ。
このゲームで良かった点といえば、本編から考えると何を血迷ったかと言いたくなりそうな主人公の女装設定が意外にもすんなり板についたこと。本編ではヒロインたちに振り回されるばかりで全くイニシアチブを発揮できなかった主人公が、この花鳥風月ではなかなかの良主人公ぶりを見せてくれるのです。プロローグでの編入場面の強引さは女装潜入ものとしては減点されるところですが、これもスピンオフ企画ということを考えれば眼を瞑れる範囲。それにこのゲーム、花園会の日常が主人公の目を通して実に上手く描写されているのです。もしかしたらこれも主人公を女装させた効果かもしれないと思うとこの女装設定も満更ではないと考え直した次第。逆に言うとこの女装設定が無ければこのゲームにこれほど高い評価は与えなかったかもしれません。
そう考えるとこのゲームは本編とは全くタイプの違うゲームといえます。本編である桜吹雪 ~千年の恋をしました~がどちらかというとメインライターである日野亘氏の特色である灰汁の強いテキストが持ち味なのに対し、こちらはヒロインである4姫の魅力を全面に出した萌え主軸の仕上がり。本編の世界再びと思って買ったファンの評価が低いのは当然といえるかもしれませんが、逆に本編に対して一種物足りなさを感じたぼくにはこのゲームは十二分に面白く感じられたというわけです。
さてこのゲームで一番魅力のあるヒロインはというと言うまでも無く花姫こと杏子なわけですが、他の3姫も杏子ほどではないですが、なかなかの魅力を秘めています(さすがにシナリオ面での見劣りは否めませんが)。逆に不必要と思えたのがサブヒロインである3人。紅葉や式部は明らかに蛇足といえるほどパッとしないシナリオだし、雲雀は主人公が女装したことが逆に裏目にでたのか主人公と結ばれる展開がどうにも不自然。もしかしたら本編に必要だったのは杏子ルートではなく雲雀だったのではと思い直したくらいですが、なぜ桜沢いずみ氏の描く杏子と比べて明らかにビジュアル面で劣るヒロインのルートをわざわざ入れたのか疑問が残ります。こうした余分なルートを省いてFDらしい値段設定にしていたらもう少し高い評価を得ていたのではないかと思ったりしているのですが、そういった弁護をしたくなるほど楽しめた女装主人公ゲームでした。
2010年01月19日
先月(12月)の結果
年末ということもあって出走ラッシュとなった昨年の最終レース。名門厩舎(ブランド)新鋭勢力入り乱れてのレースが繰り広げられましたが掉尾を飾る活躍を見せたのはどの馬(ゲーム)だったのでしょうか?
第12R(12月)着順
1着 △しろくまベルスターズ♪(PULLTOP) 中央値 80点 平均値 79点
2着 ▲フェイクアズール・アーコロジー(あっぷりけ妹)
中央値 80点 平均値 78点
3着 微少女(たぬきそふと) 中央値 80点 平均値 77点
豪華メンバー揃う中、先頭でゴール板を駆け抜けたのは、前評判の高かったしろくまベルスターズ♪でした。藤原々々騎手が乗った前走よりシナリオは明らかに劣っているようで雰囲気重視といった感は否めないところですが、クリスマス直近出走(発売)という作戦がまんまと当たった格好となりました。もちろん馬にそれだけの実力がなければこれだけの走りは出来なかったわけで、強敵相手に上げた勝利は充分価値があるものだと思います。
わずかの差で2着に入ったのがフェイクアズール・アーコロジー(あっぷりけ妹)で正直印を重く付けすぎたかと思っていただけにホッとした気分になっています。この馬の特長は世界観がキッチリ練り上げられていたところ。あかべぇ血統らしい気性(仕上げ)の荒い部分はあったようですが、調教(体験版)で見せた足捌き(テキスト)の良さがそのままレース(本編)でも発揮したのが好走に繋がりました。時折こういった大駆けを見せるのがあかべぇ血統の怖いところですが、この馬は調教の気配が良かっただけに取材の大事さを改めて思い知らされました。
大穴といっては語弊があるかもしれませんが規制という逆風のなか微少女(たぬきそふとが馬券圏内まで食い込んできたのは驚きでした。規制のためか前走より変態度合がマイルドになったのが逆に幅広いファンの支持を集める結果となったようで、文字通り塞翁が馬といったところでしょうか。ただ厩舎側にとっては思うように仕上げられなかったという思いは強いようで、このあたりのギャップがこれからどう出るのか次走は気をつけて見たいところです。
今回は多頭数のレースらしく上位は差のない大激戦。その中でも惜しい競馬だったのが嘘デレ!(脳内彼女)。脳内彼女の馬らしくシナリオに期待できる要素は少ないようですが、今回はキャラ作りがいつにも増して良好。特にサブキャラの存在が一介のツンデレ馬に終わらなかった要因で、エロシーンも期待以上だったよう。主人公のダメっぷりもこの厩舎のファンなら予測ずみでそれほどの減点材料にならず、脳内彼女は今後もこの方向で突っ走ってもらいたいものです。
今回一番の驚きだったのがほしうた ~Starlight Serenade~(FrontWing)の善戦。父(本編)の成績が悪かっただけに記者は全くの無印にしてしまったのですが、これだけの走りを見せられては厩舎関係者に謝らないといけません。好走の原因は追加シナリオのデキが良かったことですが、これだけの走りが出来るのならばもう少し前走でその能力の一端を見せて欲しかった感も。
記者が本命に推したアリス2010(アリスソフト)は序盤の出遅れが祟って掲示板を外す結果に。メインコンテンツというべきはるうられについての評価はなかなかで他も特に欠点は見られなかったのですが、規模が大きい馬だけになかなかエンジンが掛からず最後届かなかった感じ。馬自体は悪くなかっただけにもう少し距離(集計期間)が長ければもう少し上位に来れたでしょう。
それとは逆にスタートは良かったひだまりバスケット(eufonie)でしたが、直線に入ると徐々に順位を落としていってしまいました。ヒロインの魅力はメンバー中随一で馬体(CG)も光っていたのですが、やはりシナリオが他馬と比べて物足りなかった。特にダメ主人公が足を引っ張ったようで敗因ははっきりしているだけに次走こそ立て直して貰いたいところ。
妹ヒロインのデキに注目が集まった幻月のパンドオラ(Q-X)も掲示板には届かず。期待されていた妹ヒロインについては充分だったようですが、他に飛びぬけたものがなかったのが痛かった。今回はメンバーが揃っていただけにこうしたキャラ重視の馬にとっては厳しいレースだったかもしれません。
記者が期待していたクロウカシス 七憑キノ贄(Innocent Grey)にも厳しい結果が待っていました。前々走ほどシナリオは悪くなかったようでしたが、結果が伴わなかったのは総当りシステムが予想以上に面倒だったのと、最終EDがどうも蛇足だったようで印象を損ねてしまった雰囲気。ただこの厩舎は独特の味を持っているだけに、今回は結果が出ませんでしたがこれからもこの路線で頑張って貰いたいものです。
もう1頭注目を集めていた愛佳でいくの!! (Leaf)も上位には食い込めず。馬名(タイトル)から主要コンテンツとして期待されていたまななつのデキが余りに酷かったのがこの着順に終わった要因でしょうが、同型馬のアリス2010と競り合ったのも辛かった。それでもFDCについては期待以上という声も多く全くの駄馬といったわけでもなさそう。最近期待を裏切ることの多いLeaf厩舎ですが今回は能力(値段)分は走ったといえるかもしれません。
調教の動きから不安視されていた忍流(ソフトハウスキャラ)ですが、やはり期待を裏切る結果となってしまいました。戦略SLGとしての達成感が薄いのが一番問題でやりこみ要素も少なくこの厩舎独特のゲーム性に期待したファンには失望感ばかりを味わったのではないでしょうか。2走続けて凡走したショックもさることながらエース騎手(原画家)の佐々木珠流氏を出して惨敗したことの方が大きい。もう次走はこれまでのように安心して買うというわけにはいかないでしょう。
同じく調教の気配がパッとしなかった絶対★魔王 ボクの胸キュン学園サーガ(SCORE)も想像以上の惨敗に終わってしまいました。魅力的なヒロインこそいたものの主人公があまりに酷すぎて帳消しとなってしまった感じ。戦闘パートも足を引っ張る結果にしかならず、途中で見限った(ギブアップ)したファンの多さが馬の能力を如実に表しているかと。
ハンディの重さからまともな競馬にならないと見られていたDies Irae ~Acta est Fabula~(light)の結果もほぼ予想通り。評価のばらつきの酷さからしてこの着順がこの馬の真の実力ではない可能性もありますが、身から出た錆とはいえこういった結果に終わってしまったことはすべての関係者及びファンにとって不幸なことです。
というわけで上位馬の差はほとんどわずかという先月のレース。掉尾を飾るに相応しい大激戦だったわけですが、残念だったのは予想を外してしまったこと。今月のレースも同じような激戦が予想されますが、何とか幸先の良いスタートが切れればと思っています。
第12R(12月)着順
1着 △しろくまベルスターズ♪(PULLTOP) 中央値 80点 平均値 79点
2着 ▲フェイクアズール・アーコロジー(あっぷりけ妹)
中央値 80点 平均値 78点
3着 微少女(たぬきそふと) 中央値 80点 平均値 77点
豪華メンバー揃う中、先頭でゴール板を駆け抜けたのは、前評判の高かったしろくまベルスターズ♪でした。藤原々々騎手が乗った前走よりシナリオは明らかに劣っているようで雰囲気重視といった感は否めないところですが、クリスマス直近出走(発売)という作戦がまんまと当たった格好となりました。もちろん馬にそれだけの実力がなければこれだけの走りは出来なかったわけで、強敵相手に上げた勝利は充分価値があるものだと思います。
わずかの差で2着に入ったのがフェイクアズール・アーコロジー(あっぷりけ妹)で正直印を重く付けすぎたかと思っていただけにホッとした気分になっています。この馬の特長は世界観がキッチリ練り上げられていたところ。あかべぇ血統らしい気性(仕上げ)の荒い部分はあったようですが、調教(体験版)で見せた足捌き(テキスト)の良さがそのままレース(本編)でも発揮したのが好走に繋がりました。時折こういった大駆けを見せるのがあかべぇ血統の怖いところですが、この馬は調教の気配が良かっただけに取材の大事さを改めて思い知らされました。
大穴といっては語弊があるかもしれませんが規制という逆風のなか微少女(たぬきそふとが馬券圏内まで食い込んできたのは驚きでした。規制のためか前走より変態度合がマイルドになったのが逆に幅広いファンの支持を集める結果となったようで、文字通り塞翁が馬といったところでしょうか。ただ厩舎側にとっては思うように仕上げられなかったという思いは強いようで、このあたりのギャップがこれからどう出るのか次走は気をつけて見たいところです。
今回は多頭数のレースらしく上位は差のない大激戦。その中でも惜しい競馬だったのが嘘デレ!(脳内彼女)。脳内彼女の馬らしくシナリオに期待できる要素は少ないようですが、今回はキャラ作りがいつにも増して良好。特にサブキャラの存在が一介のツンデレ馬に終わらなかった要因で、エロシーンも期待以上だったよう。主人公のダメっぷりもこの厩舎のファンなら予測ずみでそれほどの減点材料にならず、脳内彼女は今後もこの方向で突っ走ってもらいたいものです。
今回一番の驚きだったのがほしうた ~Starlight Serenade~(FrontWing)の善戦。父(本編)の成績が悪かっただけに記者は全くの無印にしてしまったのですが、これだけの走りを見せられては厩舎関係者に謝らないといけません。好走の原因は追加シナリオのデキが良かったことですが、これだけの走りが出来るのならばもう少し前走でその能力の一端を見せて欲しかった感も。
記者が本命に推したアリス2010(アリスソフト)は序盤の出遅れが祟って掲示板を外す結果に。メインコンテンツというべきはるうられについての評価はなかなかで他も特に欠点は見られなかったのですが、規模が大きい馬だけになかなかエンジンが掛からず最後届かなかった感じ。馬自体は悪くなかっただけにもう少し距離(集計期間)が長ければもう少し上位に来れたでしょう。
それとは逆にスタートは良かったひだまりバスケット(eufonie)でしたが、直線に入ると徐々に順位を落としていってしまいました。ヒロインの魅力はメンバー中随一で馬体(CG)も光っていたのですが、やはりシナリオが他馬と比べて物足りなかった。特にダメ主人公が足を引っ張ったようで敗因ははっきりしているだけに次走こそ立て直して貰いたいところ。
妹ヒロインのデキに注目が集まった幻月のパンドオラ(Q-X)も掲示板には届かず。期待されていた妹ヒロインについては充分だったようですが、他に飛びぬけたものがなかったのが痛かった。今回はメンバーが揃っていただけにこうしたキャラ重視の馬にとっては厳しいレースだったかもしれません。
記者が期待していたクロウカシス 七憑キノ贄(Innocent Grey)にも厳しい結果が待っていました。前々走ほどシナリオは悪くなかったようでしたが、結果が伴わなかったのは総当りシステムが予想以上に面倒だったのと、最終EDがどうも蛇足だったようで印象を損ねてしまった雰囲気。ただこの厩舎は独特の味を持っているだけに、今回は結果が出ませんでしたがこれからもこの路線で頑張って貰いたいものです。
もう1頭注目を集めていた愛佳でいくの!! (Leaf)も上位には食い込めず。馬名(タイトル)から主要コンテンツとして期待されていたまななつのデキが余りに酷かったのがこの着順に終わった要因でしょうが、同型馬のアリス2010と競り合ったのも辛かった。それでもFDCについては期待以上という声も多く全くの駄馬といったわけでもなさそう。最近期待を裏切ることの多いLeaf厩舎ですが今回は能力(値段)分は走ったといえるかもしれません。
調教の動きから不安視されていた忍流(ソフトハウスキャラ)ですが、やはり期待を裏切る結果となってしまいました。戦略SLGとしての達成感が薄いのが一番問題でやりこみ要素も少なくこの厩舎独特のゲーム性に期待したファンには失望感ばかりを味わったのではないでしょうか。2走続けて凡走したショックもさることながらエース騎手(原画家)の佐々木珠流氏を出して惨敗したことの方が大きい。もう次走はこれまでのように安心して買うというわけにはいかないでしょう。
同じく調教の気配がパッとしなかった絶対★魔王 ボクの胸キュン学園サーガ(SCORE)も想像以上の惨敗に終わってしまいました。魅力的なヒロインこそいたものの主人公があまりに酷すぎて帳消しとなってしまった感じ。戦闘パートも足を引っ張る結果にしかならず、途中で見限った(ギブアップ)したファンの多さが馬の能力を如実に表しているかと。
ハンディの重さからまともな競馬にならないと見られていたDies Irae ~Acta est Fabula~(light)の結果もほぼ予想通り。評価のばらつきの酷さからしてこの着順がこの馬の真の実力ではない可能性もありますが、身から出た錆とはいえこういった結果に終わってしまったことはすべての関係者及びファンにとって不幸なことです。
というわけで上位馬の差はほとんどわずかという先月のレース。掉尾を飾るに相応しい大激戦だったわけですが、残念だったのは予想を外してしまったこと。今月のレースも同じような激戦が予想されますが、何とか幸先の良いスタートが切れればと思っています。
2010年01月13日
美少女ゲームライブラリー⑩~Cherry Works ~
不定期連載と言いながら、ほぼ半年ぶりの登場となってしまった懐ゲー企画。記念すべき?第10回はCherry Works ~僕が妹を抱いた理由~(Guts!)ですが、果たしてこのゲームを題材にしてどれだけの人が分かってくれるのか気にかかるところであります。
非常にマイナーなゲームであり発売された2000年当時でさえほとんど話題に上ることはなかったように記憶していますが、なぜわざわざこんなゲームをワゴンでなく定価で買ってしまったかというと、原画の魅力もさることながら設定があまりにぼくのツボだったからです。
このゲームのあらすじを簡単に紹介すると、仲睦まじいことでは学園内で知らない人はいないという来栖兄妹。妹の桜ちゃんは兄のことが大好きで、そんな妹の好意を常識が災いして受け入れられずにいる来栖くん。そんな兄妹を名実ともにに恋人関係にしてしまおうと暇を持て余していた美術部の部長が動くという出だし。これが乱歩あたりの小説だと来栖くんたちを鉄格子の入った座敷牢に押し込め二人っきりで生活させ無理やり近親相姦させてしまうところなのですが、我らが部長はそんな手荒な手段ではなくいかにもコメディらしい回りくどい作戦を採るのです。
その手法とは、純真無垢な桜ちゃんにHな知識を身に付けさせると共に、来栖くんには手駒の女性部員たちを使い直接手段で射精寸前まで追いつめ欲求不満にさせるというもの。こうしておけば同じ屋根の下で住む二人が禁断の関係に陥るだろうという読みですが、よくよく考えるとこんな単純な方法で桜ちゃんはともかく世間体を気にする来栖くんが道を踏み外すとは思えません。
ただこのあたりの不自然さはゲームをプレイしていると余り感じさせないから不思議です。それはライターが築いた世界観の巧みさと原画家であるないぺた氏独特のほんわかした雰囲気が妙にマッチしているからだと思うのですが、このあたりまでは非常に面白くプレイすることが出来ます。
ただこのゲーム最大の問題はこれ以降に発生する来栖くんに対してのHシーンがすべて寸止めばかりということでしょう。確かに部長の方針通りに進めるとすると来栖くんに射精させてしまっては失敗となるわけですが、こういったシーンが延々と続くとさすがに辛いし正直だれてきます。こう考えるとコンセプトに対しての首尾一貫性は感じられるものの調教?シーンが寸止めHばかりというのは失敗だったというしかありません。このゲームはメインヒロインである桜ちゃん以外の女性キャラ(特に静流先輩)もいい味を出しているので生殺し状態が延々と続くというのは余計に惜しいと思うのです。
そんなわけでシナリオの中身については少々寂しい評価を付けざるを得ないこのゲームですが、エンドについては中々興味深いものがあったりします。
そのエンドは6種類あって来栖くんと桜ちゃんをどのように教育するかによってエンドが振り分けられる仕組みになっているわけですが、一番面白いのは部長の思惑が当たって来栖くんと桜ちゃんが深い関係になってしまうエンドでしょう。どうも二人は兄妹の関係でありながら肉体関係を結んでしまったため世間の眼を逃れるように都会に出て同棲生活を始めるラストなのですが、このあたりが良くある萌えゲーにはない展開で妙にリアルなのです。いままでの展開がずっと虚構(バカゲー)の世界で進んでいただけに余計に落差が激しく感じられるわけで、もしこれを狙って行ったとすればライターはかなりの手慣れといえるでしょう。
他にもHな教育を受けすぎた桜ちゃんが辛抱が出来ず一向に手を出してくれない来栖くんではなく部長に処女を捧げてしまうエンドなども面白くエンディングに限ってはなかなか秀逸なものが揃っているといえるのですが、そうなると口惜しくなるのがエンド数のこと。6種類でなくもう少し欲しいところで来栖くんが初心な桜ちゃんを無理やり犯してしまうエンドと、その逆のパターンの桜ちゃんがその気にならない来栖くんを辛抱しきれず襲ってしまうエンドは欲しかった。もしこの二つのエンドがあればもう少し評価を高く付けていたいたかもしれません。
妹ものがまだジャンルとして確立されていない時期に目をつけたメーカーの眼の付け所は素晴らしく、原画・雰囲気も良好。素材は良かったのですが調理方法を間違えてしまった典型的な例といえますが、このゲームのコンセプトが寸止めHである以上どうしようもなかったかもしれませんね。
ちなみに来栖くんと桜ちゃんは義理の兄妹という設定ですが、どう見ても血がつながっています。実際部長も「こいつらを近親相姦者に育ててみるか」と言ってますし(笑)
非常にマイナーなゲームであり発売された2000年当時でさえほとんど話題に上ることはなかったように記憶していますが、なぜわざわざこんなゲームをワゴンでなく定価で買ってしまったかというと、原画の魅力もさることながら設定があまりにぼくのツボだったからです。
このゲームのあらすじを簡単に紹介すると、仲睦まじいことでは学園内で知らない人はいないという来栖兄妹。妹の桜ちゃんは兄のことが大好きで、そんな妹の好意を常識が災いして受け入れられずにいる来栖くん。そんな兄妹を名実ともにに恋人関係にしてしまおうと暇を持て余していた美術部の部長が動くという出だし。これが乱歩あたりの小説だと来栖くんたちを鉄格子の入った座敷牢に押し込め二人っきりで生活させ無理やり近親相姦させてしまうところなのですが、我らが部長はそんな手荒な手段ではなくいかにもコメディらしい回りくどい作戦を採るのです。
その手法とは、純真無垢な桜ちゃんにHな知識を身に付けさせると共に、来栖くんには手駒の女性部員たちを使い直接手段で射精寸前まで追いつめ欲求不満にさせるというもの。こうしておけば同じ屋根の下で住む二人が禁断の関係に陥るだろうという読みですが、よくよく考えるとこんな単純な方法で桜ちゃんはともかく世間体を気にする来栖くんが道を踏み外すとは思えません。
ただこのあたりの不自然さはゲームをプレイしていると余り感じさせないから不思議です。それはライターが築いた世界観の巧みさと原画家であるないぺた氏独特のほんわかした雰囲気が妙にマッチしているからだと思うのですが、このあたりまでは非常に面白くプレイすることが出来ます。
ただこのゲーム最大の問題はこれ以降に発生する来栖くんに対してのHシーンがすべて寸止めばかりということでしょう。確かに部長の方針通りに進めるとすると来栖くんに射精させてしまっては失敗となるわけですが、こういったシーンが延々と続くとさすがに辛いし正直だれてきます。こう考えるとコンセプトに対しての首尾一貫性は感じられるものの調教?シーンが寸止めHばかりというのは失敗だったというしかありません。このゲームはメインヒロインである桜ちゃん以外の女性キャラ(特に静流先輩)もいい味を出しているので生殺し状態が延々と続くというのは余計に惜しいと思うのです。
そんなわけでシナリオの中身については少々寂しい評価を付けざるを得ないこのゲームですが、エンドについては中々興味深いものがあったりします。
そのエンドは6種類あって来栖くんと桜ちゃんをどのように教育するかによってエンドが振り分けられる仕組みになっているわけですが、一番面白いのは部長の思惑が当たって来栖くんと桜ちゃんが深い関係になってしまうエンドでしょう。どうも二人は兄妹の関係でありながら肉体関係を結んでしまったため世間の眼を逃れるように都会に出て同棲生活を始めるラストなのですが、このあたりが良くある萌えゲーにはない展開で妙にリアルなのです。いままでの展開がずっと虚構(バカゲー)の世界で進んでいただけに余計に落差が激しく感じられるわけで、もしこれを狙って行ったとすればライターはかなりの手慣れといえるでしょう。
他にもHな教育を受けすぎた桜ちゃんが辛抱が出来ず一向に手を出してくれない来栖くんではなく部長に処女を捧げてしまうエンドなども面白くエンディングに限ってはなかなか秀逸なものが揃っているといえるのですが、そうなると口惜しくなるのがエンド数のこと。6種類でなくもう少し欲しいところで来栖くんが初心な桜ちゃんを無理やり犯してしまうエンドと、その逆のパターンの桜ちゃんがその気にならない来栖くんを辛抱しきれず襲ってしまうエンドは欲しかった。もしこの二つのエンドがあればもう少し評価を高く付けていたいたかもしれません。
妹ものがまだジャンルとして確立されていない時期に目をつけたメーカーの眼の付け所は素晴らしく、原画・雰囲気も良好。素材は良かったのですが調理方法を間違えてしまった典型的な例といえますが、このゲームのコンセプトが寸止めHである以上どうしようもなかったかもしれませんね。
ちなみに来栖くんと桜ちゃんは義理の兄妹という設定ですが、どう見ても血がつながっています。実際部長も「こいつらを近親相姦者に育ててみるか」と言ってますし(笑)