2008年07月09日
今月一番の注目作
昨日リトルバスターズ! エクスタシー(Key)のマスターアップが発表されました。7月一番に注目されているゲームが本作であることは批評空間の購入予定数を見て分かるように間違いないところなのですが、注目されているだけでなくこれほど驚異的な予約の伸びを見せていることに関しては正直驚かされました。これだけ予約数が伸びているということは無印を買っていない人だけでなく、買った人も予約しているだろうことは容易に想像できるわけですが・・・
リトルバスターズ!とリトルバスターズ! エクスタシーの位置づけというのはToHeart2 (アクアプラス)とToHeart2 XRATED(Leaf)と同じなわけです。この場合ToHeart2 は原画のみつみ美里氏や甘露樹氏のエッチシーンには定評があり、このみや環ねえのエロシーンに期待して無印を買った人がXRATEDを買うという行動は分からないでもありません。
ただリトルバスターズ!の場合、メーカーはKanonやAIR当時エロは付けたしとか流れを壊す代物とか散々言われてきたKeyであり、また原画家はエロくないと定評のある樋上いたる氏なわけですから、無印を買った人が果たして何を目的にしてエクスタシーを予約したか分かりかねるものがあったのです。
ただよくよく考えればリトバス無印とエクスタシーの違いは追加シナリオとエロシーンしかないわけであって、無印を買いなおかつエクスタシーも買うということはエロシーンに期待したとしか説明のしようがないわけですね。エロが無いために無印の購入を見送ったという人の数も考えると、Keyのゲームのエロシーンが流れを壊す代物であろうがいたる絵がえちくなかろうが、それだけエロを求める潜在的な需要があったということです。
散々エロシーンなど無用といわれてきたKeyですらこれですから、今までエロゲーを開発してきた他メーカーが非18禁オンリーのゲームを廉価版ならともかくフルプライスで販売するなど怖くて出来ないでしょうね。例え発売できたとしても「どうせ後で追加シナリオとエロシーンが加味された18禁版が出るだろう」と足元を見られるのがオチです。それならば、シナリオの流れを壊すと陰口を叩かれても最初からエロ有り版を登場させておいたほうが余程マシとどのメーカーも考えるでしょう。全年齢版は後から登場させても遅くないわけです。
といっても現在純粋にシナリオで勝負できるメーカーなんて数えるほどしかないわけですから、そんな無用な心配をするよりも初心に帰ってエロシーンに力を入れることだけを考えて欲しい・・・とエクスタシーを予約してしまったエロい人(ぼく)は思うんですけどね。
リトルバスターズ!とリトルバスターズ! エクスタシーの位置づけというのはToHeart2 (アクアプラス)とToHeart2 XRATED(Leaf)と同じなわけです。この場合ToHeart2 は原画のみつみ美里氏や甘露樹氏のエッチシーンには定評があり、このみや環ねえのエロシーンに期待して無印を買った人がXRATEDを買うという行動は分からないでもありません。
ただリトルバスターズ!の場合、メーカーはKanonやAIR当時エロは付けたしとか流れを壊す代物とか散々言われてきたKeyであり、また原画家はエロくないと定評のある樋上いたる氏なわけですから、無印を買った人が果たして何を目的にしてエクスタシーを予約したか分かりかねるものがあったのです。
ただよくよく考えればリトバス無印とエクスタシーの違いは追加シナリオとエロシーンしかないわけであって、無印を買いなおかつエクスタシーも買うということはエロシーンに期待したとしか説明のしようがないわけですね。エロが無いために無印の購入を見送ったという人の数も考えると、Keyのゲームのエロシーンが流れを壊す代物であろうがいたる絵がえちくなかろうが、それだけエロを求める潜在的な需要があったということです。
散々エロシーンなど無用といわれてきたKeyですらこれですから、今までエロゲーを開発してきた他メーカーが非18禁オンリーのゲームを廉価版ならともかくフルプライスで販売するなど怖くて出来ないでしょうね。例え発売できたとしても「どうせ後で追加シナリオとエロシーンが加味された18禁版が出るだろう」と足元を見られるのがオチです。それならば、シナリオの流れを壊すと陰口を叩かれても最初からエロ有り版を登場させておいたほうが余程マシとどのメーカーも考えるでしょう。全年齢版は後から登場させても遅くないわけです。
といっても現在純粋にシナリオで勝負できるメーカーなんて数えるほどしかないわけですから、そんな無用な心配をするよりも初心に帰ってエロシーンに力を入れることだけを考えて欲しい・・・とエクスタシーを予約してしまったエロい人(ぼく)は思うんですけどね。
2008年07月07日
上半期の作柄は・・・
先月末に5本も新作ゲームが届いたというのになぜか放置していて青空がっこのせんせい君。(すたじおみりす)を崩しています。原画はお世辞にも一般向けするとはいえず、設定も同様。期待できる材料はほとんど見当たらず自分でもなぜ買ったか分からないゲームということでいままで積んだままにしておいたのですが、いざ始めてみるとなかなかの良作で驚かされました。
といっても取り立てて優れたシナリオというわけではありません。このゲームの特長はその独特な雰囲気でしょう。隠れ里で妖怪たちと過ごす日常が妙に心がほっとさせられるのですね。
こうした癒しゲーが心地よく感じるということは、もしかしたら現在の生活にちょっと疲れを感じているのかも・・・このゲームのせんせい君(主人公)のように、現在の生活を投げ打って田舎へ逃げ出してしまいたいと思ったりもするのですが、無理でしょうね。だって隠れ里での隠遁生活に入ってしまったらエロゲーをプレイすることが叶わなくなりますから。
さて今年もはや半年が過ぎてしまいました。この半年で購入した新作ゲームは16本(旧作は除く)。昨年上半期購入した新作は17本ですからおおよそ平年並みといえるでしょう。ただクリアした新作ゲームの数となると、半月程度の時間で大半をクリアさせた昨年と比べて今年は6本しかクリア出来ていない。その6本もぼくの基準で良作評価となる75点以上(批評空間に投稿した点数)のゲームはゼロとどうにも締まらない結果となっています。不作と感じられた昨年上半期でもドラクリウス(めろめろキュート)、王賊(ソフトハウスきゃら)の2本が有りましたから、今年上半期のエロゲーの作柄がいかに悪かったか分かるというものでしょう。まあぼくが良作を避けて通っているだけかもしれませんけれど。
まあ、いまだ積んであるゲームの中で批評空間での評価が高いG線上の魔王(現在の中央値88点)、るいは智を呼ぶ(中央値83点)の2本は期待出来そうですけどね。もう一つ批評空間の評価が高いウィザーズクライマー(中央値82点)は今のところのぼくの評価点数は王賊よりも高くはならなさそうですので、勢い上記の2本には期待せざるを得ません。というかこの2本を外したら打率.000ですから引退を考えないといけないかも・・・というか全然考えていませんけど(笑)
といっても取り立てて優れたシナリオというわけではありません。このゲームの特長はその独特な雰囲気でしょう。隠れ里で妖怪たちと過ごす日常が妙に心がほっとさせられるのですね。
こうした癒しゲーが心地よく感じるということは、もしかしたら現在の生活にちょっと疲れを感じているのかも・・・このゲームのせんせい君(主人公)のように、現在の生活を投げ打って田舎へ逃げ出してしまいたいと思ったりもするのですが、無理でしょうね。だって隠れ里での隠遁生活に入ってしまったらエロゲーをプレイすることが叶わなくなりますから。
さて今年もはや半年が過ぎてしまいました。この半年で購入した新作ゲームは16本(旧作は除く)。昨年上半期購入した新作は17本ですからおおよそ平年並みといえるでしょう。ただクリアした新作ゲームの数となると、半月程度の時間で大半をクリアさせた昨年と比べて今年は6本しかクリア出来ていない。その6本もぼくの基準で良作評価となる75点以上(批評空間に投稿した点数)のゲームはゼロとどうにも締まらない結果となっています。不作と感じられた昨年上半期でもドラクリウス(めろめろキュート)、王賊(ソフトハウスきゃら)の2本が有りましたから、今年上半期のエロゲーの作柄がいかに悪かったか分かるというものでしょう。まあぼくが良作を避けて通っているだけかもしれませんけれど。
まあ、いまだ積んであるゲームの中で批評空間での評価が高いG線上の魔王(現在の中央値88点)、るいは智を呼ぶ(中央値83点)の2本は期待出来そうですけどね。もう一つ批評空間の評価が高いウィザーズクライマー(中央値82点)は今のところのぼくの評価点数は王賊よりも高くはならなさそうですので、勢い上記の2本には期待せざるを得ません。というかこの2本を外したら打率.000ですから引退を考えないといけないかも・・・というか全然考えていませんけど(笑)
2008年07月03日
美少女ゲームライブラリー⑥~Runners
殻の中の小鳥と、その続編雛鳥の囀のスマッシュヒットで一躍注目メーカーに躍り出たSTUDiO B-ROOMが発表した怪作Runnersを今回は取り上げてみようかと思います。
まず、原画がヤバい。雑誌発表当時ぼくは原画を見てかなりの衝撃を受けた記憶があります。何といってもヒロインが某人気マンガに酷似しすぎ。ネタ的にも当然狙ってやっているのだと思うのですが、もし訴えられたら言い訳のしようがないレベルという代物。まあ、その元ネタであるマンガが掲載されていた雑誌を発行していたアスキーがこのゲームを一番取り上げていたから暗黙のうちに了解していたのだろうと思われますが・・・
さて、このゲーム。ジャンル的には育成ゲームに類するわけですが、敷居はべらぼうに高くとっつきにくいことこのうえない。もし何の前情報もなくプレイを始めたとしたら一瞬で投げ出してしまうのではないかというくらい灰汁が強いゲームです。
スロット育成ゲームと銘打たれているようにこのゲーム。スロットでチップを獲得することによって選手の能力を上げていくわけなのですが、その獲得したチップをドラムに貼っていくことによって選手の能力に反映されていくことになります。つまり短距離の選手にしたければ瞬発や脚力のチップを、投擲の選手にしたければ筋力・腕力のチップをドラムに貼っていくわけです。そして同じ図柄を揃える事によって大量のメダル(チップ)を獲得することができる。そのあたりはスロットマシーンを経験している方には理解しやすいと思います。
問題はその貼り方で役を揃えるにはドラムの作り方にコツがあり、ただ闇雲に獲得したチップを貼っていっても余程の目押しの達人でない限り効率よくメダルを獲得することが出来ないのですね。このあたりは実際にプレイしていないと理解しにくいとは思うのですが、スロットでばらばらに7の目があるより固まって置いてあった方がビックを獲得しやすいと理解しているのなられば概ねその感覚で間違いはないかと思います。
この貼り方のコツが掴めてチップを大量に獲得出来るようになると途端にこのゲームは面白くなってくるわけですが、ただ他にもまだまだ敷居が高い点があって、①パソコンのスペックが低いと満足にドラムが回転しなかったり②バグが強烈だったりするわけで当時のプレイヤー(ぼく)を悩ませてくれたのです。
そんなゲームですが、はっきりいって印象は悪くありません。実際、育成にはまってしまうとほぼ中毒状態に陥ってしまいます。あの金色の競技チップが特殊な効果音と共にジャラジャラと出てくるさまは一度体験すると病みつきになること請け合いです。まあ初期段階ではバグで折角図柄を揃えても(競技チップに関しては)一枚たりともチップが機械から出てくることは無かったけですが・・・
シナリオについて期待するのは止めましょう。特にサブキャラについては哀れなものでほぼエッチ要員と化しています。そのエッチについても極薄で舞(ショートカットで責任感の強いバスケっ娘)ファンのぼくを奈落の底に叩き込んでくれました。まあいいです。彼女のストーリーは頭の中で補完してますから。
そんなわけで、ヒットした雛鳥シリーズの次回作としてはまずまず成功を収めB-ROOMの今後は順風満帆と思われたのですが、現在のB-ROOMは哀れなほど世間から忘れられた存在となってしまっています。実際まだメーカーが存在していることに驚きを感じるファンの方が多いかもしれません。その原因としては雛鳥シリーズ、Runners、がんぶると特殊なジャンルのゲームを出してきたため、どうしてもそのジャンルにこだわり過ぎて発想の転換が出来なかったためではないでしょうか。そう感じてしまうのはがんぶると実質的な次回作であるぱらぱらがリリースされた期間がかなり空いてしまったことにも表れています。特殊なジャンルというのはどうしてもアイデアを煮詰めるのに時間が掛かるため開発に遅れが生じてしまうのです。そんな満を持して出したはずのぱらぱらが特殊ジャンルというにはあまりに寂しい旧態前としたゲームであり、またそれ以後も時代の流れと逆行するような古臭いゲームをリリースし続けたため完全に世間から忘れられた存在に成り下がってしまったのです。
もしB-ROOMに柔軟な発想があったとしたら、現在のソフトハウスキャラのような存在になっていたかもしれないと思うのですが、それは一寸買いかぶりかもしれませんね。ただあの当時のB-ROOMはそれだけのパワーを秘めていたメーカーだったということを知っていただけたら幸いです。
まず、原画がヤバい。雑誌発表当時ぼくは原画を見てかなりの衝撃を受けた記憶があります。何といってもヒロインが某人気マンガに酷似しすぎ。ネタ的にも当然狙ってやっているのだと思うのですが、もし訴えられたら言い訳のしようがないレベルという代物。まあ、その元ネタであるマンガが掲載されていた雑誌を発行していたアスキーがこのゲームを一番取り上げていたから暗黙のうちに了解していたのだろうと思われますが・・・
さて、このゲーム。ジャンル的には育成ゲームに類するわけですが、敷居はべらぼうに高くとっつきにくいことこのうえない。もし何の前情報もなくプレイを始めたとしたら一瞬で投げ出してしまうのではないかというくらい灰汁が強いゲームです。
スロット育成ゲームと銘打たれているようにこのゲーム。スロットでチップを獲得することによって選手の能力を上げていくわけなのですが、その獲得したチップをドラムに貼っていくことによって選手の能力に反映されていくことになります。つまり短距離の選手にしたければ瞬発や脚力のチップを、投擲の選手にしたければ筋力・腕力のチップをドラムに貼っていくわけです。そして同じ図柄を揃える事によって大量のメダル(チップ)を獲得することができる。そのあたりはスロットマシーンを経験している方には理解しやすいと思います。
問題はその貼り方で役を揃えるにはドラムの作り方にコツがあり、ただ闇雲に獲得したチップを貼っていっても余程の目押しの達人でない限り効率よくメダルを獲得することが出来ないのですね。このあたりは実際にプレイしていないと理解しにくいとは思うのですが、スロットでばらばらに7の目があるより固まって置いてあった方がビックを獲得しやすいと理解しているのなられば概ねその感覚で間違いはないかと思います。
この貼り方のコツが掴めてチップを大量に獲得出来るようになると途端にこのゲームは面白くなってくるわけですが、ただ他にもまだまだ敷居が高い点があって、①パソコンのスペックが低いと満足にドラムが回転しなかったり②バグが強烈だったりするわけで当時のプレイヤー(ぼく)を悩ませてくれたのです。
そんなゲームですが、はっきりいって印象は悪くありません。実際、育成にはまってしまうとほぼ中毒状態に陥ってしまいます。あの金色の競技チップが特殊な効果音と共にジャラジャラと出てくるさまは一度体験すると病みつきになること請け合いです。まあ初期段階ではバグで折角図柄を揃えても(競技チップに関しては)一枚たりともチップが機械から出てくることは無かったけですが・・・
シナリオについて期待するのは止めましょう。特にサブキャラについては哀れなものでほぼエッチ要員と化しています。そのエッチについても極薄で舞(ショートカットで責任感の強いバスケっ娘)ファンのぼくを奈落の底に叩き込んでくれました。まあいいです。彼女のストーリーは頭の中で補完してますから。
そんなわけで、ヒットした雛鳥シリーズの次回作としてはまずまず成功を収めB-ROOMの今後は順風満帆と思われたのですが、現在のB-ROOMは哀れなほど世間から忘れられた存在となってしまっています。実際まだメーカーが存在していることに驚きを感じるファンの方が多いかもしれません。その原因としては雛鳥シリーズ、Runners、がんぶると特殊なジャンルのゲームを出してきたため、どうしてもそのジャンルにこだわり過ぎて発想の転換が出来なかったためではないでしょうか。そう感じてしまうのはがんぶると実質的な次回作であるぱらぱらがリリースされた期間がかなり空いてしまったことにも表れています。特殊なジャンルというのはどうしてもアイデアを煮詰めるのに時間が掛かるため開発に遅れが生じてしまうのです。そんな満を持して出したはずのぱらぱらが特殊ジャンルというにはあまりに寂しい旧態前としたゲームであり、またそれ以後も時代の流れと逆行するような古臭いゲームをリリースし続けたため完全に世間から忘れられた存在に成り下がってしまったのです。
もしB-ROOMに柔軟な発想があったとしたら、現在のソフトハウスキャラのような存在になっていたかもしれないと思うのですが、それは一寸買いかぶりかもしれませんね。ただあの当時のB-ROOMはそれだけのパワーを秘めていたメーカーだったということを知っていただけたら幸いです。
2008年06月29日
当たりが一人いればOK
さくらシュトラッセ(ぱれっと)がようやく終了。早速批評空間へ投稿・・・と行きたいところですが、残念ながらこのゲームまともな長文感想を書くのが難しい。同じくすくす原画のゲームとしては恐らくChoir(Rateblack)並みの難しさではないかと。
というわけで、批評空間への投稿は取り合えず明日以降への宿題として、今回はクリア後思いついたことをだらだらと述べてみようかと・・・
今回このさくらシュトラッセ、攻略順は①ルウリィ→②かりん→③優佳→④マリー→⑤バット?の順で進めて行ったのですがどうも誤りだったようです。少なくとも③の前に⑤を先に終えていなければなりませんでした。
ただこのゲーム。恐らく萌えられるキャラはルウリィだけといってよく、そう考えるとコストパフォーマンスは相当に悪い。もしこれが前々作のDear My Friendやもしも明日が晴れならばのように、萌えだけでなくシナリオにも軸足を置く作りになっていたとしたら、そのコストパフォーマンスの悪さは減点材料の一つに挙げられたかもしれないところでした。
ただこのゲームは幸か不幸かシナリオは空気のような存在で萌え一点突破的作法になっています。そういったゲームを(ぼくが)評価する場合シナリオは副次的なもので、主はいかにそのキャラに萌えさせてくれたかに重点をおくのです。
そう考えるとルウリィはかなり優れた萌えキャラであり、彼女の存在だけでこのゲームは大いに評価して良いでしょう。そう萌えゲーは当たりキャラが一人いればそれだけでOKなのです。
ただしそういった萌えゲーは現在氾濫しているといってよく、ぱれっとが今までのような萌えとシナリオのバランス重視を目指した作風から今回のような萌えに軸足を置いた作風に転換したのは(塗りが変わってしまったことを含めて)一抹の寂しさを感じさせられるものがあります。ぼくが批評空間でこの作品に与える点数は前作のもしも明日が晴れならばより悪くはならないでしょう。ただ作品に対する印象は明らかに前作よりも悪いです。そういった意味で点数評価というものも万能ではないなと改めて感じさせられました。
というわけで、批評空間への投稿は取り合えず明日以降への宿題として、今回はクリア後思いついたことをだらだらと述べてみようかと・・・
今回このさくらシュトラッセ、攻略順は①ルウリィ→②かりん→③優佳→④マリー→⑤バット?の順で進めて行ったのですがどうも誤りだったようです。少なくとも③の前に⑤を先に終えていなければなりませんでした。
ただこのゲーム。恐らく萌えられるキャラはルウリィだけといってよく、そう考えるとコストパフォーマンスは相当に悪い。もしこれが前々作のDear My Friendやもしも明日が晴れならばのように、萌えだけでなくシナリオにも軸足を置く作りになっていたとしたら、そのコストパフォーマンスの悪さは減点材料の一つに挙げられたかもしれないところでした。
ただこのゲームは幸か不幸かシナリオは空気のような存在で萌え一点突破的作法になっています。そういったゲームを(ぼくが)評価する場合シナリオは副次的なもので、主はいかにそのキャラに萌えさせてくれたかに重点をおくのです。
そう考えるとルウリィはかなり優れた萌えキャラであり、彼女の存在だけでこのゲームは大いに評価して良いでしょう。そう萌えゲーは当たりキャラが一人いればそれだけでOKなのです。
ただしそういった萌えゲーは現在氾濫しているといってよく、ぱれっとが今までのような萌えとシナリオのバランス重視を目指した作風から今回のような萌えに軸足を置いた作風に転換したのは(塗りが変わってしまったことを含めて)一抹の寂しさを感じさせられるものがあります。ぼくが批評空間でこの作品に与える点数は前作のもしも明日が晴れならばより悪くはならないでしょう。ただ作品に対する印象は明らかに前作よりも悪いです。そういった意味で点数評価というものも万能ではないなと改めて感じさせられました。
2008年06月25日
注目作なのにちっとも進まない理由(わけ)
ようやくToHeart2 AnotherDaysをフルコンプ。批評空間に投稿しておきました。つよきす2学期と並んで今年上半期二大地雷と謳われている作品ですが、個人的にはそれほど酷い作品とは思いませんでした。ただ悪く言われるには悪く言われる理由というものがあって、酷評する意見は至極当然なものでありメーカーも真摯に受け止めなければならないかと。
ただフルアニに続いてToHeart2 AnotherDaysという一般的評価の低い作品をリリースしてしまったことでLeafというメーカーを見る世間の目が今後厳しくなってくるのは仕方ないことかもしれません。次作の君が呼ぶ、メギドの丘でも相当に期待されている作品ではありますが、余程褌を締めて制作に取り掛からないと今まで築き上げたメーカーとしての信用が失墜してしまうかもしれません。
さて、明後日には大量にゲームがやって来ることもあり、もっとゲームを消化してHDに空きを作らなければなりません。というわけで塔ばかり登ってもいられず、放置しておいたさくらシュトラッセをラストスパート中です。ToHeart2 AnotherDaysと違い典型的萌えゲーといっていい作品ですが、最初の触感よりだんだんと印象が悪くなってきて現在の評価は平均ギリギリといったところ。どうも攻略順を間違えた感が有るようです。
巷で話題のG線上の魔王についてはインストールはしたものの全く起動させていない状態。ぼくは起動ディスクを使用となければならないゲームは、ディスクを入れるのが面倒くさくてどうしても箸が進まないのです。これは乙女ゲーのいじわるMyMasterにもいえることで出だしはかなり面白かった印象は有るのですが、2~3回起動させた後どうにも面倒くさくなってそれ以降は全くプレイしていません。
まあぼくのようなユーザーは少数派だとは思いますが、出来るならばめろめろキュート&C:driveのようにメーカーに申請すればディスクレスパッチを発行してくれるようなシステムをどのメーカーも採用してくれればいいなと。
それはともかく今月の新作で今のところ一番期待というかプレイしてみたいのはるいは智を呼ぶなのですが、あかべぇの別ブランドだけにこれも起動ディスクが必要となるのかな・・・もし必要だとプレイは後回しということになりそう。前作の僕がサダメ 君には翼を。は起動ディスク不要だっただけに踏襲して欲しいのですが。
ただフルアニに続いてToHeart2 AnotherDaysという一般的評価の低い作品をリリースしてしまったことでLeafというメーカーを見る世間の目が今後厳しくなってくるのは仕方ないことかもしれません。次作の君が呼ぶ、メギドの丘でも相当に期待されている作品ではありますが、余程褌を締めて制作に取り掛からないと今まで築き上げたメーカーとしての信用が失墜してしまうかもしれません。
さて、明後日には大量にゲームがやって来ることもあり、もっとゲームを消化してHDに空きを作らなければなりません。というわけで塔ばかり登ってもいられず、放置しておいたさくらシュトラッセをラストスパート中です。ToHeart2 AnotherDaysと違い典型的萌えゲーといっていい作品ですが、最初の触感よりだんだんと印象が悪くなってきて現在の評価は平均ギリギリといったところ。どうも攻略順を間違えた感が有るようです。
巷で話題のG線上の魔王についてはインストールはしたものの全く起動させていない状態。ぼくは起動ディスクを使用となければならないゲームは、ディスクを入れるのが面倒くさくてどうしても箸が進まないのです。これは乙女ゲーのいじわるMyMasterにもいえることで出だしはかなり面白かった印象は有るのですが、2~3回起動させた後どうにも面倒くさくなってそれ以降は全くプレイしていません。
まあぼくのようなユーザーは少数派だとは思いますが、出来るならばめろめろキュート&C:driveのようにメーカーに申請すればディスクレスパッチを発行してくれるようなシステムをどのメーカーも採用してくれればいいなと。
それはともかく今月の新作で今のところ一番期待というかプレイしてみたいのはるいは智を呼ぶなのですが、あかべぇの別ブランドだけにこれも起動ディスクが必要となるのかな・・・もし必要だとプレイは後回しということになりそう。前作の僕がサダメ 君には翼を。は起動ディスク不要だっただけに踏襲して欲しいのですが。
2008年06月23日
お嬢さまと恋愛したい!
ここ1~2年エロゲーで目立つようになってきたのが「お嬢さまゲー」です。ここでいう「お嬢さまゲー」とはヒロインのうちの一人がお嬢さまといった「ToHeart」のようなゲームでなく、登場するヒロインのすべて少なくとも過半数がお嬢さまという「一点突破主義」なもの。
もちろんお嬢さまにも種類があって成り上がりの富豪令嬢からやんごとないお方(姫)までいろいろおられますが、没落華族(富豪)のお嬢さまとか自称お嬢さまいうのは「お嬢さまゲー」の中ではオミットされるかお笑い担当となってしまうよう。また主人公もいろいろタイプがあって最初は平凡な学生というものが多かったのですが、人気漫画の影響を受けたのか執事というのも現れるようになってきました。こういったお嬢さまに特化したゲームが現れるようになったのはここ最近のことのように思われるのですが、その先鞭をつけたのはお嬢様組曲(Symphony)ではないかと思われます。バカ売れしたわけでもなくゲームとしての評価も高くない(当初あった酷い音声関係のバグも影響したかもしれない)のですがその先見の明は誉められていいかも。ただ第二弾のTiaraは発表されたもののさっぱり発売される気配もなく次々と他メーカーに先を越されてしまっているのは誤算というか・・・まあ自業自得なんですが。
それはともかく、今週末のプリンセスラバー、プリマ☆ステラの発売を控えなぜこうしたお嬢様特化ゲーが開発されるようになった理由を考えてみました。
①ツンデレブームの影響
ツンデレとお嬢さまは単純にイコールでは括れないとは思うのですが、設定的に詳しく説明しなくともプレイヤーが納得してしまうという利点は大きい。もちろん登場するお嬢さま全員が傲慢高飛車というゲームはないとは思いますが最低一人はツンデレ要員が確保できるという利点は無視できないところ。
②格差社会の表れ
派遣労働者の問題など格差が広がっている中で、お嬢さまだけが住む世界というのは現実世界に疲れきっているプレイヤーにとって夢の環境といえるでしょう。現実を忘れ妄想の世界で遊ぶという一面がゲームにある以上、お嬢さまと恋愛したいという夢を容易に具現化してくれる「お嬢さまゲー」というのは庶民にとって理想のゲームといえるのではないでしょうか。
他にも理由があるかもしれませんが、ぼくはこの二つが大きいのではと思っています。
さて、そんな「お嬢さまゲー」ですが今のところ購入したゲームでぼくが当たりと感じているものはほとんどないのが実情です。昨年話題となった君が主で執事が俺でも評価は微妙だし、世間的に人気の高い恋する乙女と守護の楯も個人的には評価していない。
この要因はお嬢さま世界を構築するにあたっての制作者側の甘さ(不勉強さ)にあると思われます。例えばいくら金持ちだからといって朝食からステーキを食べているわけがないし、学食で(食べるのに最低2時間はかかる)フランス料理のフルコースが出てきたりするわけないのです。ギャグで行っているならともかく真面目にそんなことをされたら白けるに決まっているのです。それともライターの頭の中ではそんな食生活を富豪は日々送っていると思っているのでしょうか?
折角、プレイヤーが夢の世界で暮らしたいと思って限られた小遣いの中から少なくないお金をはたいているのですから、すぐ興ざめさせることのないよう細心に細心を重ねてお嬢さま世界を構築してもらいたいものです。
もちろんお嬢さまにも種類があって成り上がりの富豪令嬢からやんごとないお方(姫)までいろいろおられますが、没落華族(富豪)のお嬢さまとか自称お嬢さまいうのは「お嬢さまゲー」の中ではオミットされるかお笑い担当となってしまうよう。また主人公もいろいろタイプがあって最初は平凡な学生というものが多かったのですが、人気漫画の影響を受けたのか執事というのも現れるようになってきました。こういったお嬢さまに特化したゲームが現れるようになったのはここ最近のことのように思われるのですが、その先鞭をつけたのはお嬢様組曲(Symphony)ではないかと思われます。バカ売れしたわけでもなくゲームとしての評価も高くない(当初あった酷い音声関係のバグも影響したかもしれない)のですがその先見の明は誉められていいかも。ただ第二弾のTiaraは発表されたもののさっぱり発売される気配もなく次々と他メーカーに先を越されてしまっているのは誤算というか・・・まあ自業自得なんですが。
それはともかく、今週末のプリンセスラバー、プリマ☆ステラの発売を控えなぜこうしたお嬢様特化ゲーが開発されるようになった理由を考えてみました。
①ツンデレブームの影響
ツンデレとお嬢さまは単純にイコールでは括れないとは思うのですが、設定的に詳しく説明しなくともプレイヤーが納得してしまうという利点は大きい。もちろん登場するお嬢さま全員が傲慢高飛車というゲームはないとは思いますが最低一人はツンデレ要員が確保できるという利点は無視できないところ。
②格差社会の表れ
派遣労働者の問題など格差が広がっている中で、お嬢さまだけが住む世界というのは現実世界に疲れきっているプレイヤーにとって夢の環境といえるでしょう。現実を忘れ妄想の世界で遊ぶという一面がゲームにある以上、お嬢さまと恋愛したいという夢を容易に具現化してくれる「お嬢さまゲー」というのは庶民にとって理想のゲームといえるのではないでしょうか。
他にも理由があるかもしれませんが、ぼくはこの二つが大きいのではと思っています。
さて、そんな「お嬢さまゲー」ですが今のところ購入したゲームでぼくが当たりと感じているものはほとんどないのが実情です。昨年話題となった君が主で執事が俺でも評価は微妙だし、世間的に人気の高い恋する乙女と守護の楯も個人的には評価していない。
この要因はお嬢さま世界を構築するにあたっての制作者側の甘さ(不勉強さ)にあると思われます。例えばいくら金持ちだからといって朝食からステーキを食べているわけがないし、学食で(食べるのに最低2時間はかかる)フランス料理のフルコースが出てきたりするわけないのです。ギャグで行っているならともかく真面目にそんなことをされたら白けるに決まっているのです。それともライターの頭の中ではそんな食生活を富豪は日々送っていると思っているのでしょうか?
折角、プレイヤーが夢の世界で暮らしたいと思って限られた小遣いの中から少なくないお金をはたいているのですから、すぐ興ざめさせることのないよう細心に細心を重ねてお嬢さま世界を構築してもらいたいものです。
2008年06月19日
タユタマ延期の速報・・・そして
月末発売組も発売日まで10日を切って、延期かどうかようやく趨勢がはっきりしてきたようです。
まずさくらさくら、晴れ晴れハーレム、Hなメイドさんは好きですか?が相次いで延期を発表。まあこのあたりはほぼ想定内でしたから延期されても大して驚きはしませんでしたがそれにしても「さくらさくら」の6/27から8/29という長期の延期にはただただ唖然。普通それだけの長期な延期をするのなら、もう少し早めに延期のアナウンスをするはず。それが発売まで半月を切り押し迫ったあげく長期の延期発表とはメーカーの制作管理の甘さを自ら露呈しているようなもの。こうした体質はゲームの内容にも表れてしまうのではないかと不安に思うのはぼくだけではないはず。メーカーはこうした延期発表はもう少し慎重かつ真摯な態度をもって行うべきでしょう。すくなくとも二ヶ月以上の延期をするなら少なくとも発売の一ヶ月前にはユーザーに知らせてもらいたいものです。
あと一つ延期に纏わる笑い話として「晴れ晴れハーレム」の開発元であるSMEEがイベントで配布した体験版の発売表記が本来発売される6/27でなく7/25となっていたという件が挙げられます。SMEEは誤表記についてすぐ訂正文を発表しその時点の発売予定日である6/27であるとアナウンスしたのですが、その舌の根も乾かないうちに今度は延期を発表するはめになってしまいました。どうせ延期することが分かっていたのならわざわざ表記に関して訂正文を発表しなくても良いのではと思ったりしたのですが、勘繰ればもともと本来延期して7/25に発売する予定だったのがリトルバスターズ!エクスタシーと重なるのを恐れて無理に二週間早めたのかもしれず、よって二度手間となっても訂正文を前もって発表したのではないかと。まあいずれにしてもお粗末な話なことは確かです。
さてそんなほぼ想定どおりともいえる延期組の中で、唯一驚きを感じたのがタユタマ。かなり危うい状況というのはスタッフのブログでも感じ取れたのだがまさか本当に延期するとは思わなかった。この大物ゲームの延期は他のゲームの売り上げ状況にかなり影響を与えるかもしれない。少なくともプリンセスラバー、プリマ☆ステラというような萌えゲーは同ジャンルのライバルが延期したことはプラス材料でしょう。
まあ個人的には予約してある4本はすべて無事マスターアップしたのでひと安心?なのですが、ここにきてもう一本購入点数を増やそうかと思い始めました。そのゲームは借金姉妹2。リミテッドエディションを買えばサントラのおまけにゲームが2本も付いてくるので購入を検討する価値は充分あるのではないかと思い始めたのです。ここは前作を買っていなかった運を生かすべきではないかと・・・と考えてしまうのは完全にビョーキでしょうか?
まずさくらさくら、晴れ晴れハーレム、Hなメイドさんは好きですか?が相次いで延期を発表。まあこのあたりはほぼ想定内でしたから延期されても大して驚きはしませんでしたがそれにしても「さくらさくら」の6/27から8/29という長期の延期にはただただ唖然。普通それだけの長期な延期をするのなら、もう少し早めに延期のアナウンスをするはず。それが発売まで半月を切り押し迫ったあげく長期の延期発表とはメーカーの制作管理の甘さを自ら露呈しているようなもの。こうした体質はゲームの内容にも表れてしまうのではないかと不安に思うのはぼくだけではないはず。メーカーはこうした延期発表はもう少し慎重かつ真摯な態度をもって行うべきでしょう。すくなくとも二ヶ月以上の延期をするなら少なくとも発売の一ヶ月前にはユーザーに知らせてもらいたいものです。
あと一つ延期に纏わる笑い話として「晴れ晴れハーレム」の開発元であるSMEEがイベントで配布した体験版の発売表記が本来発売される6/27でなく7/25となっていたという件が挙げられます。SMEEは誤表記についてすぐ訂正文を発表しその時点の発売予定日である6/27であるとアナウンスしたのですが、その舌の根も乾かないうちに今度は延期を発表するはめになってしまいました。どうせ延期することが分かっていたのならわざわざ表記に関して訂正文を発表しなくても良いのではと思ったりしたのですが、勘繰ればもともと本来延期して7/25に発売する予定だったのがリトルバスターズ!エクスタシーと重なるのを恐れて無理に二週間早めたのかもしれず、よって二度手間となっても訂正文を前もって発表したのではないかと。まあいずれにしてもお粗末な話なことは確かです。
さてそんなほぼ想定どおりともいえる延期組の中で、唯一驚きを感じたのがタユタマ。かなり危うい状況というのはスタッフのブログでも感じ取れたのだがまさか本当に延期するとは思わなかった。この大物ゲームの延期は他のゲームの売り上げ状況にかなり影響を与えるかもしれない。少なくともプリンセスラバー、プリマ☆ステラというような萌えゲーは同ジャンルのライバルが延期したことはプラス材料でしょう。
まあ個人的には予約してある4本はすべて無事マスターアップしたのでひと安心?なのですが、ここにきてもう一本購入点数を増やそうかと思い始めました。そのゲームは借金姉妹2。リミテッドエディションを買えばサントラのおまけにゲームが2本も付いてくるので購入を検討する価値は充分あるのではないかと思い始めたのです。ここは前作を買っていなかった運を生かすべきではないかと・・・と考えてしまうのは完全にビョーキでしょうか?
2008年06月15日
現代人に厳しいゲーム
積んであった真剣出し!ロワイヤル ~フィニッシュは私の中で~(BLUEGALE)をクリア。批評空間に寸評を投稿しておきました。といっても誰も知らないでしょうね。こんなマイナーゲーム・・・
なぜ、こんなゲームを仕入れてきたかというと先月発売されたBIFRONTE ~公界島奇譚~(LAPIS BLUe)の購入前評価が体験版をプレイしても見極めきれなかったため、同ライターの作品である真剣出し!ロワイヤル がワゴンに並んでいるのを見て多少なりとも参考にならないかと思って仕入れてきたというわけです。
まあ結局このゲームをプレイした結果BIFRONTE ~公界島奇譚~の予約購入は見送ったわけですが、ジャンルが全く違うゲームですから参考にするのは間違っていたのかもしれませんね。結果論になりますけど。
さて批評空間では散々にけなしたこのゲームですけど、延べにしてもごく短い時間でクリアすることが出来たのは評価に値します。一度クリアしてしまえば他のルートは20分もあればエンドまでたどり着けますから全エンドまでの所要時間はごくわずか。まさに忙しい現代人向けのゲームといえるでしょう。というかこんなに短時間で終わるのだったら一人クリアした時点でほっとかず一気に終わらせるべきでした。
そんな現代人に優しい真剣出し!ロワイヤルとは対照的にぼくの貴重な睡眠時間を奪ってやまないのがウィザーズクライマー(ソフトハウスキャラ)です。さほど面白いゲームとは思えないのですが、一度起動させてしまうとあっという間に二時間ほどプレイしてしまいます。前作と違い起動ディスクを入れなくてもプレイできるのも好都合といえます。
といってもぼく的には前作の王賊の方がゲームとしては面白かったです。これはぼくがプリンセスメーカーよりコーエーのゲームの方が好みということが大きな要因でしょう。実際初代プリメについてぼくはほとんどエンドを見ることなく中途で放り出してしまいましたら。
よってこのウィザーズクライマーも多分全CGを埋めるまでプレイすることはないと思います。それにあと二週間もすればまた新作が大量に家へやってくるわけですし・・・なんとかそれまでにクデュール魔法大会に優勝させてやりたいなと。
ということで今回の更新はこのあたりにして、また塔へ登ってきます。
なぜ、こんなゲームを仕入れてきたかというと先月発売されたBIFRONTE ~公界島奇譚~(LAPIS BLUe)の購入前評価が体験版をプレイしても見極めきれなかったため、同ライターの作品である真剣出し!ロワイヤル がワゴンに並んでいるのを見て多少なりとも参考にならないかと思って仕入れてきたというわけです。
まあ結局このゲームをプレイした結果BIFRONTE ~公界島奇譚~の予約購入は見送ったわけですが、ジャンルが全く違うゲームですから参考にするのは間違っていたのかもしれませんね。結果論になりますけど。
さて批評空間では散々にけなしたこのゲームですけど、延べにしてもごく短い時間でクリアすることが出来たのは評価に値します。一度クリアしてしまえば他のルートは20分もあればエンドまでたどり着けますから全エンドまでの所要時間はごくわずか。まさに忙しい現代人向けのゲームといえるでしょう。というかこんなに短時間で終わるのだったら一人クリアした時点でほっとかず一気に終わらせるべきでした。
そんな現代人に優しい真剣出し!ロワイヤルとは対照的にぼくの貴重な睡眠時間を奪ってやまないのがウィザーズクライマー(ソフトハウスキャラ)です。さほど面白いゲームとは思えないのですが、一度起動させてしまうとあっという間に二時間ほどプレイしてしまいます。前作と違い起動ディスクを入れなくてもプレイできるのも好都合といえます。
といってもぼく的には前作の王賊の方がゲームとしては面白かったです。これはぼくがプリンセスメーカーよりコーエーのゲームの方が好みということが大きな要因でしょう。実際初代プリメについてぼくはほとんどエンドを見ることなく中途で放り出してしまいましたら。
よってこのウィザーズクライマーも多分全CGを埋めるまでプレイすることはないと思います。それにあと二週間もすればまた新作が大量に家へやってくるわけですし・・・なんとかそれまでにクデュール魔法大会に優勝させてやりたいなと。
ということで今回の更新はこのあたりにして、また塔へ登ってきます。
2008年06月11日
今月だけは出来れば延期して欲しいの
前にコラムで触れたように今月のエロゲー商戦はまさに激戦区。昨年の6月もかなり有力ソフトが揃ってその取捨選択に大いに迷った覚えがありますが、今年はそれ以上。冗談抜きで自分の欲望に忠実なまま予約していたらとんでもない数になってしまいます。それで止む無く購入本数を4本に絞ることにしました。これはぼくの経済力に限界があることにも因るのですが、それよりも大きな理由はそんなに大量にゲームを買っても積みゲーが増えるだけだからです。
現在インストールもせず未放置のままにしてある積みゲーがとうとう10本の大台を突破してしまった現状。途中までプレイしたもののリタイア気味になってしまっているゲームも含めれば数はもっと多くなってしまいます。今のところぼくが毎月クリア出来るエロゲーは規模にもよりますが大よそ2本程度。といってもウィザーズクライマーのようなゲームに係わってしまうとこなす数は当然減少してしまいますから・・・そして現在進行形で係わっている現状を考えれば・・・4本買ってもこなせるわけがないのです。それでも多分、おそらく、いつかは、きっとプレイできるだろうと自分に言い訳をして予約に走ったぼくは完全にダメ人間?・・・いや疑問符は付かないか・・・
さて惜しくも4本の中から漏れたゲームでも来月ならば当然購入対象に入るかもしれません。また現在予約中のゲームがもし延期発表してくれれば次点落選したゲームも復活当選できるわけです。というわけで昨年のあかね色に染まる坂のように勇気ある撤退?をするゲームが数多く出てくれる(あんまり大量に出てしまっても困るが)ことを願って今回は今月発売されるゲームの延期予想をしてみようかと思います。
ソフト名(メーカー名)延期確率・・・寸評
コムスメ【孤高娘】(あんでる)0%・・・マスターアップ済み
るいは智を呼ぶ(暁WORKS)10%・・・着実に完成に近づいている雰囲気
こんぼく麻雀~こんな麻雀があったらぼくはロン(あかべぇそふとつぅ)5%・・・麻雀部分にバグが無ければ延期はないはず
タユタマ -kiss on my deity-(Lump ofSugar)15%・・・制作進行がしっかりしたメーカーとの印象なので
プリマ☆ステラ(アトリエかぐや)2%・・・かぐやに延期なし
さくらさくら(ハイクオソフト)45%・・・直前の声優変更は延期のシグナルか?
プリンセスラバー(Ricotta)20%・・・オフィシャル通販開始は発売出来る自信の表れ?
晴れハレはーれむ(SMEE)40%・・・体験版の公開がなく不安大
魔界天使ジブリール-episode3-(FrontWing)0%・・・マスターアップ済み
借金姉妹2(Selen)10%・・・リメイクだけに延期の不安は少ないか
ラッキー×クロス(コトノハ)0%・・・マスターアップ済み
二代目は☆魔法少女(すみっこ)15%・・・戦略的撤退は考えられる
ユニティマリアージュ ~ふたりの花嫁~(UNISONSIFT)1%・・・カウントダウンしている以上延期はないとみる
Coming×Humming!! (SAGA PLANETS)10%・・・完成間近との談あり
夢見白書(H℃)15%・・・未だカウントダウンが始まらないのは不安だが
こうして見るとマスターアップしているのもちらほらありますし、延期するゲームは少ないかもしれませんね。この中から延期するのは最大2本くらいでしょうか。タユタマ、ブリンセスラバーの大物2本がそれに当てはまったりすると阿鼻叫喚ですがその可能性は少ないでしょうし・・・なんてぼくが言うと裏をかいて延期するかもしれませんが。まあ願ったり叶ったりなんですけど(笑)
現在インストールもせず未放置のままにしてある積みゲーがとうとう10本の大台を突破してしまった現状。途中までプレイしたもののリタイア気味になってしまっているゲームも含めれば数はもっと多くなってしまいます。今のところぼくが毎月クリア出来るエロゲーは規模にもよりますが大よそ2本程度。といってもウィザーズクライマーのようなゲームに係わってしまうとこなす数は当然減少してしまいますから・・・そして現在進行形で係わっている現状を考えれば・・・4本買ってもこなせるわけがないのです。それでも多分、おそらく、いつかは、きっとプレイできるだろうと自分に言い訳をして予約に走ったぼくは完全にダメ人間?・・・いや疑問符は付かないか・・・
さて惜しくも4本の中から漏れたゲームでも来月ならば当然購入対象に入るかもしれません。また現在予約中のゲームがもし延期発表してくれれば次点落選したゲームも復活当選できるわけです。というわけで昨年のあかね色に染まる坂のように勇気ある撤退?をするゲームが数多く出てくれる(あんまり大量に出てしまっても困るが)ことを願って今回は今月発売されるゲームの延期予想をしてみようかと思います。
ソフト名(メーカー名)延期確率・・・寸評
コムスメ【孤高娘】(あんでる)0%・・・マスターアップ済み
るいは智を呼ぶ(暁WORKS)10%・・・着実に完成に近づいている雰囲気
こんぼく麻雀~こんな麻雀があったらぼくはロン(あかべぇそふとつぅ)5%・・・麻雀部分にバグが無ければ延期はないはず
タユタマ -kiss on my deity-(Lump ofSugar)15%・・・制作進行がしっかりしたメーカーとの印象なので
プリマ☆ステラ(アトリエかぐや)2%・・・かぐやに延期なし
さくらさくら(ハイクオソフト)45%・・・直前の声優変更は延期のシグナルか?
プリンセスラバー(Ricotta)20%・・・オフィシャル通販開始は発売出来る自信の表れ?
晴れハレはーれむ(SMEE)40%・・・体験版の公開がなく不安大
魔界天使ジブリール-episode3-(FrontWing)0%・・・マスターアップ済み
借金姉妹2(Selen)10%・・・リメイクだけに延期の不安は少ないか
ラッキー×クロス(コトノハ)0%・・・マスターアップ済み
二代目は☆魔法少女(すみっこ)15%・・・戦略的撤退は考えられる
ユニティマリアージュ ~ふたりの花嫁~(UNISONSIFT)1%・・・カウントダウンしている以上延期はないとみる
Coming×Humming!! (SAGA PLANETS)10%・・・完成間近との談あり
夢見白書(H℃)15%・・・未だカウントダウンが始まらないのは不安だが
こうして見るとマスターアップしているのもちらほらありますし、延期するゲームは少ないかもしれませんね。この中から延期するのは最大2本くらいでしょうか。タユタマ、ブリンセスラバーの大物2本がそれに当てはまったりすると阿鼻叫喚ですがその可能性は少ないでしょうし・・・なんてぼくが言うと裏をかいて延期するかもしれませんが。まあ願ったり叶ったりなんですけど(笑)
2008年06月07日
ぱじゃまからの贈り物
ようやくつよきす2学期(きゃんでぃそふと)が終了し簡単な寸評を批評空間に投稿しておきました。5月28日のコラムで触れたので再度ここで内容を語るようなことはしませんが、一言で言えば・・・このゲーム単体のデキとしてはまずまず。ただ続編という意味では明らかに失敗しているということでしょうか。
さて、先日リリアン=ぱじゃまソフトからティンクル☆くるせいだーすの体験版が届きました。前にプリっちでユーザーハガキ登録をしたので今回販促の一環として送られてきたのでしょう。
ただ折角送ってもらって悪いのですが、多分体験版をプレイすることは無いでしょう。だって体験版なんてプレイしなくとも
100%買うに決まってますから!
そう、ぼくが体験版をプレイする理由というのは買うのを迷っているゲームを取捨選択するためなので、購入するのが決定しているゲームの体験版なんて決してすることはないのです。
ただユーザーの囲い込みといった点で、こういった体験版を送るというのはなかなか優秀な作戦ではないかと思います。例えぼくのようにプレイしなくともこういったものを送られて嫌がるユーザーはそんなには居ないでしょうし、もしプレイしてくれれば購入してくれる人も増える(もちろん体験版のデキが良くないとお話になりませんが)そして他のゲームをプレイする時間もなくなり結果囲い込みに成功・・・とここまで上手くいくかどうかは別として、ぼくのように毎月(出来もしないのに)3~5本もエロゲーを購入するヘビーユーザーはともかく、せいぜい月に1本程度で年間10本もエロゲーを買わないライトユーザーを囲い込むには充分かと。
それと同じ囲い込みの方法としてアリスソフトの旧作フリーソフト化及びミニゲームの無料ダウンロードというのもあります。自分のゲームが出ていないいわば空き時間に無料ゲームをユーザーにプレイさせることによって他のメーカーのゲームに浮気されないようにしようという作戦は多分アリスソフトくらいの成功者でないと出来ないことでしょう。
かと思えば、あかべぇそふとつぅとLump of Sugarのようにお互いの体験版を封入しあうところもあります。これはアリスソフトと違い横のつながりを利用して他メーカーのファンに自らのゲームをアピールしようという戦略かと思われるのですが、これも売り上げ面を考えれば確かに一理ある方法かもしれません。ただこういった作戦はしばらくすると必ずや一方が得をし一方はほとんど益がないということをどちらかが言い出すものなので、よほどお互い広い心を持ち合わせていないとこういった同盟関係は長続きしないかもしれません。
まあ何はともあれダウンロードで長時間待たされることなく体験版がプレイできるというのはユーザーにとっては有難いことですね。
さて、先日リリアン=ぱじゃまソフトからティンクル☆くるせいだーすの体験版が届きました。前にプリっちでユーザーハガキ登録をしたので今回販促の一環として送られてきたのでしょう。
ただ折角送ってもらって悪いのですが、多分体験版をプレイすることは無いでしょう。だって体験版なんてプレイしなくとも
100%買うに決まってますから!
そう、ぼくが体験版をプレイする理由というのは買うのを迷っているゲームを取捨選択するためなので、購入するのが決定しているゲームの体験版なんて決してすることはないのです。
ただユーザーの囲い込みといった点で、こういった体験版を送るというのはなかなか優秀な作戦ではないかと思います。例えぼくのようにプレイしなくともこういったものを送られて嫌がるユーザーはそんなには居ないでしょうし、もしプレイしてくれれば購入してくれる人も増える(もちろん体験版のデキが良くないとお話になりませんが)そして他のゲームをプレイする時間もなくなり結果囲い込みに成功・・・とここまで上手くいくかどうかは別として、ぼくのように毎月(出来もしないのに)3~5本もエロゲーを購入するヘビーユーザーはともかく、せいぜい月に1本程度で年間10本もエロゲーを買わないライトユーザーを囲い込むには充分かと。
それと同じ囲い込みの方法としてアリスソフトの旧作フリーソフト化及びミニゲームの無料ダウンロードというのもあります。自分のゲームが出ていないいわば空き時間に無料ゲームをユーザーにプレイさせることによって他のメーカーのゲームに浮気されないようにしようという作戦は多分アリスソフトくらいの成功者でないと出来ないことでしょう。
かと思えば、あかべぇそふとつぅとLump of Sugarのようにお互いの体験版を封入しあうところもあります。これはアリスソフトと違い横のつながりを利用して他メーカーのファンに自らのゲームをアピールしようという戦略かと思われるのですが、これも売り上げ面を考えれば確かに一理ある方法かもしれません。ただこういった作戦はしばらくすると必ずや一方が得をし一方はほとんど益がないということをどちらかが言い出すものなので、よほどお互い広い心を持ち合わせていないとこういった同盟関係は長続きしないかもしれません。
まあ何はともあれダウンロードで長時間待たされることなく体験版がプレイできるというのはユーザーにとっては有難いことですね。
2008年06月05日
美少女ゲームライブラリー⑤~鬼畜王ランス
今回紹介するのは数多いアリスソフトのゲームで最高の人気を誇る鬼畜王ランスです。非常に面白く一度プレイを始めると時間を忘れること必定なゲームなわけですが、ぼく的にはアリスソフトのゲームは個人的に合わないということを認識させられたゲームであります。
実際ぼくがプレイしたアリスソフトのゲームはというと宇宙怪盗ファニーBee、学園KING-日出彦 学園を作る-、鬼畜王ランス、Only you-リ・クルス-、GALZOOアイランドというわずか5本で長年のエロゲー歴を考えれば相当に少ない数なのではないでしょうか。ではなぜぼくがアリスのゲームを避けるかというと、笑いがあまりにブラックなことです。
このゲームでもヒロインの運命表なるものがあって女の子が最後幸せになったか不幸せになったかをチェックしてくれるわけですが、ゲームで埋まっていない箇所があるとどうにも気になってたまらないというタイプのぼくは当然このチェック表を埋めにかかったけです。しかしこの作業がキツイ。
見当かなみにいたっては幸せに〇がついたとしても実際は幸せでもなんでもないし、不幸せに至っては酷すぎる。他にもヒロインを敵にワザとつかまえさせたりして不幸せ表を埋めていったわけですが、その作業をしていくうちだんだん気が滅入っていきました。
こういった毒は学園KINGでも感じていたことで、この時点でアリスのゲームはぼくには合わないということが分かり、以後ほとんどプレイする機会がほとんど無くなったというわけです。
さて、そんなぼくの個人的感情を別とすればこのゲームの面白さは格別です。コーエーのSLGで鍛えられ生半可なSLGでは満足出来なくなっていたぼくをも唸らせるような単純かつ中毒性のあるゲームパートには当時非常に感心した覚えがあります。また味方ユニットも多士済々でどんな人でも必ずやお気に入りのキャラが出来ることでしょう。
ぼくの個人的お気に入りキャラは、見当かなみとメナド・シセイ。そうぼくは幸薄い娘が大好きなのです。他にもこのゲームには幸薄いヒロインが多々登場するのですがこの二人はゲーム開始当初からランスの側にいるだけに思い入れは半端でないのですね。そんな二人の不幸を埋めたときはほんとトラウマになりましたよ・・・
現在この名作ゲームもずいぶん気軽にプレイできるようになっているらしいですので、もし興味があるのなら触れてみて下さい。自由度は異常なほどありますし、ヤリコミ度も強烈ですので、下手したら一生遊んでいられるかもしれません。またそれくらいやりこまないとこのゲームの真価は分からないといえるでしょう。積みゲーを多量に残している人には酷な注文かもしれませんが。
実際ぼくがプレイしたアリスソフトのゲームはというと宇宙怪盗ファニーBee、学園KING-日出彦 学園を作る-、鬼畜王ランス、Only you-リ・クルス-、GALZOOアイランドというわずか5本で長年のエロゲー歴を考えれば相当に少ない数なのではないでしょうか。ではなぜぼくがアリスのゲームを避けるかというと、笑いがあまりにブラックなことです。
このゲームでもヒロインの運命表なるものがあって女の子が最後幸せになったか不幸せになったかをチェックしてくれるわけですが、ゲームで埋まっていない箇所があるとどうにも気になってたまらないというタイプのぼくは当然このチェック表を埋めにかかったけです。しかしこの作業がキツイ。
見当かなみにいたっては幸せに〇がついたとしても実際は幸せでもなんでもないし、不幸せに至っては酷すぎる。他にもヒロインを敵にワザとつかまえさせたりして不幸せ表を埋めていったわけですが、その作業をしていくうちだんだん気が滅入っていきました。
こういった毒は学園KINGでも感じていたことで、この時点でアリスのゲームはぼくには合わないということが分かり、以後ほとんどプレイする機会がほとんど無くなったというわけです。
さて、そんなぼくの個人的感情を別とすればこのゲームの面白さは格別です。コーエーのSLGで鍛えられ生半可なSLGでは満足出来なくなっていたぼくをも唸らせるような単純かつ中毒性のあるゲームパートには当時非常に感心した覚えがあります。また味方ユニットも多士済々でどんな人でも必ずやお気に入りのキャラが出来ることでしょう。
ぼくの個人的お気に入りキャラは、見当かなみとメナド・シセイ。そうぼくは幸薄い娘が大好きなのです。他にもこのゲームには幸薄いヒロインが多々登場するのですがこの二人はゲーム開始当初からランスの側にいるだけに思い入れは半端でないのですね。そんな二人の不幸を埋めたときはほんとトラウマになりましたよ・・・
現在この名作ゲームもずいぶん気軽にプレイできるようになっているらしいですので、もし興味があるのなら触れてみて下さい。自由度は異常なほどありますし、ヤリコミ度も強烈ですので、下手したら一生遊んでいられるかもしれません。またそれくらいやりこまないとこのゲームの真価は分からないといえるでしょう。積みゲーを多量に残している人には酷な注文かもしれませんが。
2008年05月30日
要らない子
前回のコラムで要らない子という表現を使ってしまいましたが、不穏当かつ分かりにくい表現だったかと思って補足を・・・
要らない子というのが何を指すかというと、ぼく的に気に入らないヒロインのこと。
気に入らない原因というのは2種類あって、一つはシナリオがダメで気に入らない場合。そしてもう一つはヒロインの属性自体が嗜好に合わない場合です。
一昔前ゲームをリタイアする主な要因はシナリオがダメでどうにもならない・・・つまり最初の例がほとんどでした。ところが最近は後の例が多い。これはどういうことかというと単にぼく自身が年を取ったせいでしょう。というのも昔と比べてヒロインに対するストライクゾーンが相当に狭くなってしまったのです。特にぼく的に今ダメなのが「我がまま」系と「おバカ」系。多分年のせいか気が短くなってヒロインの我がままや失敗に振り回されるのが辛抱できなくなったためでしょうね。もちろん我がままといっても子供っぽい可愛げのある我がままを言うヒロインとこまっしゃくれた我がままを言うヒロインとでは天と地ほどの差がありますが。
というわけでさくらシュトラッセのどのシナリオで苦戦を強いられているかお分かりになったでしょう。そしてToHeart2 AnotherDaysがなぜ一向にクリア出来ないかも分かっていただけたかと思います。まあ要らない子のシナリオは捨ててしまってお気に入りのヒロインのシナリオだけプレイすればいいのでは?と言われれば尤もなんですが、ただそれだとゲーム全体の評価を付けることは出来ない・・・ヒロインは気に入らなくてもシナリオの評価は素晴らしいといった例は腐るほどある・・・ので難しいところです。
要らない子というのが何を指すかというと、ぼく的に気に入らないヒロインのこと。
気に入らない原因というのは2種類あって、一つはシナリオがダメで気に入らない場合。そしてもう一つはヒロインの属性自体が嗜好に合わない場合です。
一昔前ゲームをリタイアする主な要因はシナリオがダメでどうにもならない・・・つまり最初の例がほとんどでした。ところが最近は後の例が多い。これはどういうことかというと単にぼく自身が年を取ったせいでしょう。というのも昔と比べてヒロインに対するストライクゾーンが相当に狭くなってしまったのです。特にぼく的に今ダメなのが「我がまま」系と「おバカ」系。多分年のせいか気が短くなってヒロインの我がままや失敗に振り回されるのが辛抱できなくなったためでしょうね。もちろん我がままといっても子供っぽい可愛げのある我がままを言うヒロインとこまっしゃくれた我がままを言うヒロインとでは天と地ほどの差がありますが。
というわけでさくらシュトラッセのどのシナリオで苦戦を強いられているかお分かりになったでしょう。そしてToHeart2 AnotherDaysがなぜ一向にクリア出来ないかも分かっていただけたかと思います。まあ要らない子のシナリオは捨ててしまってお気に入りのヒロインのシナリオだけプレイすればいいのでは?と言われれば尤もなんですが、ただそれだとゲーム全体の評価を付けることは出来ない・・・ヒロインは気に入らなくてもシナリオの評価は素晴らしいといった例は腐るほどある・・・ので難しいところです。
2008年05月28日
次にクリア出来そうなゲーム
今週金曜日までに予約しているゲームが3本到着するのでそれまでにハードディスクの空きを作ろうと目下ほったらかしにしていたゲームを進行中なのですが、なかなか思うようにはいきません。
現在主にプレイしているのは、さくらシュトラッセ(ぱれっと)、ToHeart2 AnotherDays(Leaf)、つよきす2学期(きゃんでぃそふと)の3本。3本ともクリアできればいいのですが時間的にもそれは叶わぬ話。というわけで、どれか1本でもクリア出来ればいいかな~と思っているのですが・・・無理かな・・・
さくらシュトラッセが思うように進まないのは、目下要らない子のシナリオに当たってしまっているから。最近ヒロインに対する好き嫌いが激しくなってきて嫌いなタイプのヒロインにぶち当たるとどうにも進みが遅くなってしまうのです。
ToHeart2 AnotherDaysも同様。というか、このゲームの要らない子率の高さは異常。絵師の描くヒロイン像は可愛いのですが性格(属性といったほうがいいかもしれない)がちっとも可愛くないのですね。まあ、シナリオがあまりにライトなので明日の君と逢うためにと違って挫折の心配はないかもしれませんが。
というわけでどうも次にクリアするのはつよきす2学期ということになりそうです。今年の批評空間での評価がToHeart2 AnotherDaysと並んで二分するほどの低さを誇るつよきす2学期ですが、ぼくの評価はそれほど悪くはない。少なくともこのゲーム単体でみれば中央値が50点台に彷徨うようなゲームではないと思います。
ただこのゲームがプレイヤーに唾棄のごとく嫌われるのも分からないでもないです。というのもぼくが5月5日のブログで心配していたつよきすファンの顔色を窺うようなというコメントが悪い意味で当たってしまっていたから。まずは前作のヒロイン達からぼくはプレイし始めているのですが、まさしく前作の焼き直しという短評がそのまま当てはまる内容にはがっかりというより呆然としてしまいました。前作最大の欠点はといえば、キャラ(フカヒレ)の魅力に反比例するシナリオの味気なさ。普通なら良かった点を守りつつこういった欠点を解消していくのが続編たる努めだと思うのですが、そんな欠点を直す気概も無くそのまま放り出してしまうだけではライターは本当に仕事をしたのかと疑われても仕方ありません。
ただこのゲームの本当の評価するには新キャラである橘瀬麗武のシナリオをクリアするまで待たなくてはならないのかもしれません。前作と関わりなく進められたであろう瀬麗武のシナリオをプレイしてこそNOB氏の真価が表れると思っているからです。少なくとも共通パートをプレイする限り文章力はそれほど悪くはないと感じられるので。
現在主にプレイしているのは、さくらシュトラッセ(ぱれっと)、ToHeart2 AnotherDays(Leaf)、つよきす2学期(きゃんでぃそふと)の3本。3本ともクリアできればいいのですが時間的にもそれは叶わぬ話。というわけで、どれか1本でもクリア出来ればいいかな~と思っているのですが・・・無理かな・・・
さくらシュトラッセが思うように進まないのは、目下要らない子のシナリオに当たってしまっているから。最近ヒロインに対する好き嫌いが激しくなってきて嫌いなタイプのヒロインにぶち当たるとどうにも進みが遅くなってしまうのです。
ToHeart2 AnotherDaysも同様。というか、このゲームの要らない子率の高さは異常。絵師の描くヒロイン像は可愛いのですが性格(属性といったほうがいいかもしれない)がちっとも可愛くないのですね。まあ、シナリオがあまりにライトなので明日の君と逢うためにと違って挫折の心配はないかもしれませんが。
というわけでどうも次にクリアするのはつよきす2学期ということになりそうです。今年の批評空間での評価がToHeart2 AnotherDaysと並んで二分するほどの低さを誇るつよきす2学期ですが、ぼくの評価はそれほど悪くはない。少なくともこのゲーム単体でみれば中央値が50点台に彷徨うようなゲームではないと思います。
ただこのゲームがプレイヤーに唾棄のごとく嫌われるのも分からないでもないです。というのもぼくが5月5日のブログで心配していたつよきすファンの顔色を窺うようなというコメントが悪い意味で当たってしまっていたから。まずは前作のヒロイン達からぼくはプレイし始めているのですが、まさしく前作の焼き直しという短評がそのまま当てはまる内容にはがっかりというより呆然としてしまいました。前作最大の欠点はといえば、キャラ(フカヒレ)の魅力に反比例するシナリオの味気なさ。普通なら良かった点を守りつつこういった欠点を解消していくのが続編たる努めだと思うのですが、そんな欠点を直す気概も無くそのまま放り出してしまうだけではライターは本当に仕事をしたのかと疑われても仕方ありません。
ただこのゲームの本当の評価するには新キャラである橘瀬麗武のシナリオをクリアするまで待たなくてはならないのかもしれません。前作と関わりなく進められたであろう瀬麗武のシナリオをプレイしてこそNOB氏の真価が表れると思っているからです。少なくとも共通パートをプレイする限り文章力はそれほど悪くはないと感じられるので。
2008年05月26日
延期したゲームの期待値
「エロゲーの期待度ってどこまで持続できますか?」
生来我慢が利かない性格なためか、期待していたゲームがちっとも発売されなかったり延期を繰り返したりするとそのゲームに対する期待値は急速に萎んでいきます。だからいまだに「俺たちに翼はない」などの発売を待ち続けている人を見ると畏敬の念で見てしまいます。
「よくモチベーションを保っていられるなぁ」と
一気に数ヶ月延期するバターンもあれば小刻みに延期を繰り返すパターンなど延期にもいろいろありますが、通算延期が三ヶ月以上となってくるとぼくのそのゲームに対する期待度は限りなくゼロに近くなります。
これは延期しているうちに他の新作に期待が移っていってしまうことと、延期を繰り返すゲームに良作が少ないことの二つが要因です。普通に考えれば延期することによって作品の完成度も高まるというのが当たり前なのですが実際はそうでもないことが多いのです。良い(悪い?)見本が昨年10月発売予定が今年1月発売になったGarden(CUFFS)なのですが、あれは極端としても大なり小なりそういった傾向は拭えないのです。
よくメーカーが延期の理由として挙げる作品のクオリティを高めるために止む無く延期いたしますというのがいかにいいかげんなのか分かるのですが、今週発売のG線上の魔王にはぼくの予想を覆すような良作になるよう願いたいものです。なんといっても半年以上前から予約してあるのですから。
といっても良作か駄作か判明するのはいつのことになるか分からないんですけどね。積みゲーがたっぷり残っているところへ先々週、先週とワゴンから計4本も買ってきてしまったので・・・
生来我慢が利かない性格なためか、期待していたゲームがちっとも発売されなかったり延期を繰り返したりするとそのゲームに対する期待値は急速に萎んでいきます。だからいまだに「俺たちに翼はない」などの発売を待ち続けている人を見ると畏敬の念で見てしまいます。
「よくモチベーションを保っていられるなぁ」と
一気に数ヶ月延期するバターンもあれば小刻みに延期を繰り返すパターンなど延期にもいろいろありますが、通算延期が三ヶ月以上となってくるとぼくのそのゲームに対する期待度は限りなくゼロに近くなります。
これは延期しているうちに他の新作に期待が移っていってしまうことと、延期を繰り返すゲームに良作が少ないことの二つが要因です。普通に考えれば延期することによって作品の完成度も高まるというのが当たり前なのですが実際はそうでもないことが多いのです。良い(悪い?)見本が昨年10月発売予定が今年1月発売になったGarden(CUFFS)なのですが、あれは極端としても大なり小なりそういった傾向は拭えないのです。
よくメーカーが延期の理由として挙げる作品のクオリティを高めるために止む無く延期いたしますというのがいかにいいかげんなのか分かるのですが、今週発売のG線上の魔王にはぼくの予想を覆すような良作になるよう願いたいものです。なんといっても半年以上前から予約してあるのですから。
といっても良作か駄作か判明するのはいつのことになるか分からないんですけどね。積みゲーがたっぷり残っているところへ先々週、先週とワゴンから計4本も買ってきてしまったので・・・
2008年05月22日
GWAVE2007 2nd Driversについて思うこと
GWAVE2007 2nd Driversの収録曲が発表されました。
今回の曲は音源を持っていないものが多くてほっとしています。一時は収録16曲のうちほとんどの音源を持っていてどうにも買うことが躊躇われる事態に陥ったこともありましたから。
まあ、それも収録曲がおおよそ予想できるようになったこともあるでしょう。今回初登場のメーカーは事実上TAIL WIND(剣乙女ノア)とRusK(Aster)だけ。eighthnoteの絶対幸せ宣言は前身のmixed upのStarTRainが取り上げられているので純粋な初登場といえないし、枕の√after and anotherやSkyFishのはるかぜどりに、とまりぎを。も同様。そして他のメンバーはというとほぼ常連さんともいえるメンバーだったので、ぼくとしてはあえてヴォーカル曲収集のためにオクへ特典CDを買いに走らなくてもGWAVEの発売を気長に待てば良かったわけですから。
ただこうした収録メーカーのややマンネリ化ともいえる現状になってしまったのもGWAVE側の事情もあるのでしょうね。I’veはもちろんのことave;newやfripSideといった人気音楽集団の楽曲を収録するのは昔ならともかく今となっては(おそらく)不可能でしょうから。それ以外で評価が高いグループとなるとBlueberry&YogurtやAngel noteそしてElements Gardenあたりでしょう。そのあたりに曲を依頼するメーカーでGWAVEに快く曲の提供をしてくれるところとなると数限られてくるというわけで・・・まあこのようなメンバーになってしまったのも仕方ないところでしょう。
にしても、榊原ゆい率が高いですね。同じ歌手で3曲というのは恐らく初めてなのではないでしょうか。まあ彼女の人気を図らずも証明した格好なのでしょうが、その反動からか片霧烈火が居なくなってしまったのが寂しい・・・
というわけで幼なじみはベットヤクザのOPソングフルバージョンを一番楽しみにしている魚の戯言でした。
今回の曲は音源を持っていないものが多くてほっとしています。一時は収録16曲のうちほとんどの音源を持っていてどうにも買うことが躊躇われる事態に陥ったこともありましたから。
まあ、それも収録曲がおおよそ予想できるようになったこともあるでしょう。今回初登場のメーカーは事実上TAIL WIND(剣乙女ノア)とRusK(Aster)だけ。eighthnoteの絶対幸せ宣言は前身のmixed upのStarTRainが取り上げられているので純粋な初登場といえないし、枕の√after and anotherやSkyFishのはるかぜどりに、とまりぎを。も同様。そして他のメンバーはというとほぼ常連さんともいえるメンバーだったので、ぼくとしてはあえてヴォーカル曲収集のためにオクへ特典CDを買いに走らなくてもGWAVEの発売を気長に待てば良かったわけですから。
ただこうした収録メーカーのややマンネリ化ともいえる現状になってしまったのもGWAVE側の事情もあるのでしょうね。I’veはもちろんのことave;newやfripSideといった人気音楽集団の楽曲を収録するのは昔ならともかく今となっては(おそらく)不可能でしょうから。それ以外で評価が高いグループとなるとBlueberry&YogurtやAngel noteそしてElements Gardenあたりでしょう。そのあたりに曲を依頼するメーカーでGWAVEに快く曲の提供をしてくれるところとなると数限られてくるというわけで・・・まあこのようなメンバーになってしまったのも仕方ないところでしょう。
にしても、榊原ゆい率が高いですね。同じ歌手で3曲というのは恐らく初めてなのではないでしょうか。まあ彼女の人気を図らずも証明した格好なのでしょうが、その反動からか片霧烈火が居なくなってしまったのが寂しい・・・
というわけで幼なじみはベットヤクザのOPソングフルバージョンを一番楽しみにしている魚の戯言でした。
2008年05月20日
購入点数を絞る方法とは
昨日彼女×彼女×彼女(ωstar)のマスターアップが発表されました。ef - the latter tale.(minori)のマスターアップ発表は無いのですが、ここにきての延期はおおよそ考えにくいので発売は確定しているといってよくこれで今月発売されるゲームのラインアップは出揃ったといえます。
ぼくが予約しているゲームは一応3本。多いか少ないかは人によって感じ方は違うかもしれませんが、個人的には何とか2本以内に収めたいと思っているのでやや多めといえます。といってもGW中こっそりワゴン漁りをして2本ほどゲームを買ってきてしまったので(もちろんインストールはしていない)合わせて5本ということになるのですが。今のところ・・・
さて、今月買うゲームが確定したところで、そろそろ次を考えないといけない頃・・・ということで来月発売するゲームの中から欲しいゲームを欲望のおもむくままチェックしてみました。
どうやら来月は11本ゲームを買わないといけないらしい・・・
いや、さすがにそこまで買っては某日本政府の財政のようにぼくの経済が破綻してしまいます。大体まともにプレイする時間も無いわけですから。
よって、せめて国債(借金)を発行しなくてもいい程度に買うゲームを絞らないといけません。そのゲームの絞り方なのですが・・・
一番手堅い方法は体験版をプレイしてみることで、悪く言うとあら探しです。特に今回のような予算が限られた月ともなると自然に厳しい目で見てゲームを絞っていくことになります。
ただ卑怯なことに、そういったあら探しをされることを警戒して早々に体験版を公開してこないメーカーも多々あるので、全部のゲームに使えるというわけではありません。(まあ、今月のような激戦区ともなると体験版の良かったゲームから予約をしていく・・・ことになるので体験版の公開を出し惜しみしているうちに定数がはや埋まっているという可能性はあるのですが)
となると後は自分の勘を頼ることになるのですが・・・
もし良質のシナリオを望んでいるならばErogameScape-エロゲー批評空間-で候補ゲームのシナリオライターを検索してみるとよいでしょう。もしそのライターの担当したゲームの平均値(中央値)が60点台ばかりだったら要注意、というかスルーしておいた方が無難です。問題はそのライターが新人だった場合で当然情報は何もないわけですから参考になりません。
次の方法としてはもし予約特典に興味がなければワゴン落ちしたところを買うといった手はあります。問題は意中のゲームが果たしてワゴン落ちするかどうか見極めなければならないところ。ただ必ずワゴン落ちする常連メーカーというのは存在するわけで絶えずワゴン巡りをしていればこのあたりの勘は養えるはず。ぼくが始終ワゴンを見て回るのもそういうわけです。
また、予約特典にシーツカバーなどの豪華特典が各ショップで付くゲームは必ず多量に未開封新品が出回るのでそれを狙うというのも一法です。新品で買うのに比べれば二割は安く買えるわけですから新品にこだわりがないならばこういった方法もあるといったことを頭の片隅に置いといても良いでしょう。
問題は予約特典がどうしても気になるといった方。ぼくのようなヴォーカルCDやサントラ収集狂ともなるとそれを集めるためにもどうしても予約して購入する必要に迫られるわけで(さすがにCDの付くゲームを全部買うというわけにはいかないので、興味のないゲームはオクで落とすのですが)、またもし良作だったらワゴン落ちなどするわけもなく、中古も新品も変わらない価格といった場合もままあるのですから予約特典や初回特典が付くだけ予約して買ったほうがマシといった場合もあります。
ただもし良作だと心配だから買うなどと言っていたらキリがありません。となると最後は自分の経験を信じるしかないでしょう。新品予約をして何度も地雷を掴むことによって良作を嗅ぎつける鼻を養っていくのも大事なことです。
土台新品予約購入を続ける限り地雷を100%避けることなど無理なのですから。
というわけで取り合えず来月予約するゲームは4本に絞る予定。どうか国債を発行しなくても済みますように・・・
ぼくが予約しているゲームは一応3本。多いか少ないかは人によって感じ方は違うかもしれませんが、個人的には何とか2本以内に収めたいと思っているのでやや多めといえます。といってもGW中こっそりワゴン漁りをして2本ほどゲームを買ってきてしまったので(もちろんインストールはしていない)合わせて5本ということになるのですが。今のところ・・・
さて、今月買うゲームが確定したところで、そろそろ次を考えないといけない頃・・・ということで来月発売するゲームの中から欲しいゲームを欲望のおもむくままチェックしてみました。
どうやら来月は11本ゲームを買わないといけないらしい・・・
いや、さすがにそこまで買っては某日本政府の財政のようにぼくの経済が破綻してしまいます。大体まともにプレイする時間も無いわけですから。
よって、せめて国債(借金)を発行しなくてもいい程度に買うゲームを絞らないといけません。そのゲームの絞り方なのですが・・・
一番手堅い方法は体験版をプレイしてみることで、悪く言うとあら探しです。特に今回のような予算が限られた月ともなると自然に厳しい目で見てゲームを絞っていくことになります。
ただ卑怯なことに、そういったあら探しをされることを警戒して早々に体験版を公開してこないメーカーも多々あるので、全部のゲームに使えるというわけではありません。(まあ、今月のような激戦区ともなると体験版の良かったゲームから予約をしていく・・・ことになるので体験版の公開を出し惜しみしているうちに定数がはや埋まっているという可能性はあるのですが)
となると後は自分の勘を頼ることになるのですが・・・
もし良質のシナリオを望んでいるならばErogameScape-エロゲー批評空間-で候補ゲームのシナリオライターを検索してみるとよいでしょう。もしそのライターの担当したゲームの平均値(中央値)が60点台ばかりだったら要注意、というかスルーしておいた方が無難です。問題はそのライターが新人だった場合で当然情報は何もないわけですから参考になりません。
次の方法としてはもし予約特典に興味がなければワゴン落ちしたところを買うといった手はあります。問題は意中のゲームが果たしてワゴン落ちするかどうか見極めなければならないところ。ただ必ずワゴン落ちする常連メーカーというのは存在するわけで絶えずワゴン巡りをしていればこのあたりの勘は養えるはず。ぼくが始終ワゴンを見て回るのもそういうわけです。
また、予約特典にシーツカバーなどの豪華特典が各ショップで付くゲームは必ず多量に未開封新品が出回るのでそれを狙うというのも一法です。新品で買うのに比べれば二割は安く買えるわけですから新品にこだわりがないならばこういった方法もあるといったことを頭の片隅に置いといても良いでしょう。
問題は予約特典がどうしても気になるといった方。ぼくのようなヴォーカルCDやサントラ収集狂ともなるとそれを集めるためにもどうしても予約して購入する必要に迫られるわけで(さすがにCDの付くゲームを全部買うというわけにはいかないので、興味のないゲームはオクで落とすのですが)、またもし良作だったらワゴン落ちなどするわけもなく、中古も新品も変わらない価格といった場合もままあるのですから予約特典や初回特典が付くだけ予約して買ったほうがマシといった場合もあります。
ただもし良作だと心配だから買うなどと言っていたらキリがありません。となると最後は自分の経験を信じるしかないでしょう。新品予約をして何度も地雷を掴むことによって良作を嗅ぎつける鼻を養っていくのも大事なことです。
土台新品予約購入を続ける限り地雷を100%避けることなど無理なのですから。
というわけで取り合えず来月予約するゲームは4本に絞る予定。どうか国債を発行しなくても済みますように・・・
2008年05月17日
美少女ゲームライブラリー④~同窓会
今回紹介する同窓会(フェアリーテール)はぼくのエロゲーに対する考え方を根本から改めさせたといった意味では、ぼくのエロゲー史における重大なターニングポイントとなったゲームです。
今までぼくの買うパソコンのゲームとはあくまで「ゲーム性重視」でありいかに長く遊べるかに重点をおいて購入するゲームを決めていました。子供の頃から光栄(現コーエー)のゲームを遊んで染み付いた習性というものでしょうか。だから基本的に買うゲームといえばRPGか育成SLGがほとんどで恋愛AVGなどには目もくれませんでした。
そんなぼくの前に現れた少女。それが若林鮎だったのです。
はっきり言うとこのゲームの原画を担当したというだけで水谷とおる氏はエロゲー史において語り続けられるべき存在となったといえるでしょう。そのくらい彼の産み出したヒロインたちは魅力的だったのですが、その中でもエロゲー雑誌で見た鮎は別格の存在でした。そしてそのキャラクター紹介を読んだときぼくは彼女を心から幸せにしたいと思うようになりました。黒髪ショートカットでボーイッシュ、世話焼き系幼なじみというのが完全にぼくのツボに入っていたからです。つまり原画買いを超越したヒロイン買いをしたゲームといっていいでしょう。
というわけで早速プレイを始めたのですが、このゲーム異様に難易度が高い。最初の数日間星振里高原(主人公や鮎たちが同窓会を開くことになったペンションのある高原地)を散策することによって攻略するヒロインが決まるのですが、散策する先を適当に選んでいるだけではまずヒロインと結ばれるエンドを迎えることはありません。たいてい駅のプラットホームで妙に嬉しそうな鮎と一緒に傷心?の帰郷を迎えるというラストを迎えることになります。確かに主人公とこのままの関係が続くというのは鮎にとってはある意味幸せな結末なのかもしれませんが、ぼくにとっては鮎にもっと幸せになってもらいたい(建前)鮎のエッチCGが見たい(本音)・・・ということでいろいろと再挑戦してみたのですが他のヒロイン(といっても地元のヒロインだけですが)はともかく鮎のエンドを迎えることは出来ませんでした。というのも鮎は隠しヒロイン扱いで最初の数日間の散策で彼女と二人っきりで逢うことは適わなかったからです。
となると最後の手段・・・攻略本の登場です。本当ならば自力で鮎(ついでにいえば瑞穂たちも)とのエンドを迎えたかったのですが仕方ありません。ここまでぼくを苦しめるとはこのゲームのプロデューサーはシブサワ・コウ(コーエーのプロデューサー)並みの策略家ではないかと嘆くことしきりだったわけですが、よくよく考えればこれだけ長時間遊べたわけですから最初の予想とは違い意外にゲーム性は高かったのではないかもしれません・・・
それほどまでに思い出深いゲームだっただけに、F&Cの現在の凋落ぶりや水谷とおる氏の絵の変化ぶりは寂しいものがあります。バーチャコール、ロマンスは剣の輝き、同窓会の三本がリリースされた95年~96年がF&Cが一番光り輝いていた時期だとぼく自身は思っているのですが、これについてはまた別のゲームライブラリーの機会に譲るとして、今言えることは
もしこのゲームをプレイしていなければ、現在エロゲーを続けてはなかっただろうと・・・
それがぼくにとって幸せなのか不幸せなのか判断はつきかねますが・・・
今までぼくの買うパソコンのゲームとはあくまで「ゲーム性重視」でありいかに長く遊べるかに重点をおいて購入するゲームを決めていました。子供の頃から光栄(現コーエー)のゲームを遊んで染み付いた習性というものでしょうか。だから基本的に買うゲームといえばRPGか育成SLGがほとんどで恋愛AVGなどには目もくれませんでした。
そんなぼくの前に現れた少女。それが若林鮎だったのです。
はっきり言うとこのゲームの原画を担当したというだけで水谷とおる氏はエロゲー史において語り続けられるべき存在となったといえるでしょう。そのくらい彼の産み出したヒロインたちは魅力的だったのですが、その中でもエロゲー雑誌で見た鮎は別格の存在でした。そしてそのキャラクター紹介を読んだときぼくは彼女を心から幸せにしたいと思うようになりました。黒髪ショートカットでボーイッシュ、世話焼き系幼なじみというのが完全にぼくのツボに入っていたからです。つまり原画買いを超越したヒロイン買いをしたゲームといっていいでしょう。
というわけで早速プレイを始めたのですが、このゲーム異様に難易度が高い。最初の数日間星振里高原(主人公や鮎たちが同窓会を開くことになったペンションのある高原地)を散策することによって攻略するヒロインが決まるのですが、散策する先を適当に選んでいるだけではまずヒロインと結ばれるエンドを迎えることはありません。たいてい駅のプラットホームで妙に嬉しそうな鮎と一緒に傷心?の帰郷を迎えるというラストを迎えることになります。確かに主人公とこのままの関係が続くというのは鮎にとってはある意味幸せな結末なのかもしれませんが、ぼくにとっては鮎にもっと幸せになってもらいたい(建前)鮎のエッチCGが見たい(本音)・・・ということでいろいろと再挑戦してみたのですが他のヒロイン(といっても地元のヒロインだけですが)はともかく鮎のエンドを迎えることは出来ませんでした。というのも鮎は隠しヒロイン扱いで最初の数日間の散策で彼女と二人っきりで逢うことは適わなかったからです。
となると最後の手段・・・攻略本の登場です。本当ならば自力で鮎(ついでにいえば瑞穂たちも)とのエンドを迎えたかったのですが仕方ありません。ここまでぼくを苦しめるとはこのゲームのプロデューサーはシブサワ・コウ(コーエーのプロデューサー)並みの策略家ではないかと嘆くことしきりだったわけですが、よくよく考えればこれだけ長時間遊べたわけですから最初の予想とは違い意外にゲーム性は高かったのではないかもしれません・・・
それほどまでに思い出深いゲームだっただけに、F&Cの現在の凋落ぶりや水谷とおる氏の絵の変化ぶりは寂しいものがあります。バーチャコール、ロマンスは剣の輝き、同窓会の三本がリリースされた95年~96年がF&Cが一番光り輝いていた時期だとぼく自身は思っているのですが、これについてはまた別のゲームライブラリーの機会に譲るとして、今言えることは
もしこのゲームをプレイしていなければ、現在エロゲーを続けてはなかっただろうと・・・
それがぼくにとって幸せなのか不幸せなのか判断はつきかねますが・・・
2008年05月16日
昨日のニュースより
昨日ついにG線上の魔王(あかべぇそふとつぅ)のマスターアップが報告された(ついでといっては何だがふるふる☆フルムーンも)
延期すると睨んで他のゲームを追加予約したぼくとしては大迷惑な報告(ふるふる☆フルムーンは迷惑を被ってないですが)でしたが、取り合えずは無事完成おめでとうということ・・・というかこれはゲームを売りに行かないと資金が回らない悪寒。
その一方順調に延期報告も入ってきています。先週公開した5月の予定表の中からマジカライド(すたじお緑茶)とPalmyra ~熱砂の海と美なる戦姫~(桜月)が脱落してしまいました。Palmyra ~熱砂の海と美なる戦姫~は短期の延期なので予想は難しかったかもしれませんが、マジカライドの延期は予想しなければいけなかったところ。すたじお緑茶は延期の多いメーカーで充分考えられただけに予想の中に入れてしまったのは反省しないといけません。
さて昨日驚かされたニュースとしては先ほどのG線上の魔王マスターアップ報告がありましたが、もう一つ驚かされたのは5~ファイブ~(RAM)の体験版が公開されたこと。制作発表されてから幾星霜。サクラの詩(枕)、虚街奇譚(鯖)、仏蘭西少女 ~La Fille Blance~(PIL)、Eternal Sky -悠久の空の彼方-(TUKASA)と並んでもはや都市伝説と化していたタイトルだったので先日発売日が発表されてもオオカミ少年の故事のごとく全く信用していませんでした。それが体験版が公開されたとなるとどうやら本当に開発しているらしい(おまかせとらぶる天使の例はあるが)
ただこのゲームに期待を寄せていた層のうちかなりの人数はもはやエロゲーから足を洗ってしまったと思うのですね。恋ごころやRibbon2、ALMA-ずっとそばに・・・なんてタイトルを出されても郷愁も何も感じない人がほとんどだと思いますから。だから5~ファイブ~というタイトルに求心力が残っているかというと疑問符を付けざるを得ません。
それでもScramble Heart(Bonbee!)と同じカテゴリーに入れていいゲームではないはず。まずは体験版をプレイしてみて心待ちにしていいゲームなのか、それとも夢のまま終わってしまったほうが良かったゲームなのか見てみようかと思っています。
延期すると睨んで他のゲームを追加予約したぼくとしては大迷惑な報告(ふるふる☆フルムーンは迷惑を被ってないですが)でしたが、取り合えずは無事完成おめでとうということ・・・というかこれはゲームを売りに行かないと資金が回らない悪寒。
その一方順調に延期報告も入ってきています。先週公開した5月の予定表の中からマジカライド(すたじお緑茶)とPalmyra ~熱砂の海と美なる戦姫~(桜月)が脱落してしまいました。Palmyra ~熱砂の海と美なる戦姫~は短期の延期なので予想は難しかったかもしれませんが、マジカライドの延期は予想しなければいけなかったところ。すたじお緑茶は延期の多いメーカーで充分考えられただけに予想の中に入れてしまったのは反省しないといけません。
さて昨日驚かされたニュースとしては先ほどのG線上の魔王マスターアップ報告がありましたが、もう一つ驚かされたのは5~ファイブ~(RAM)の体験版が公開されたこと。制作発表されてから幾星霜。サクラの詩(枕)、虚街奇譚(鯖)、仏蘭西少女 ~La Fille Blance~(PIL)、Eternal Sky -悠久の空の彼方-(TUKASA)と並んでもはや都市伝説と化していたタイトルだったので先日発売日が発表されてもオオカミ少年の故事のごとく全く信用していませんでした。それが体験版が公開されたとなるとどうやら本当に開発しているらしい(おまかせとらぶる天使の例はあるが)
ただこのゲームに期待を寄せていた層のうちかなりの人数はもはやエロゲーから足を洗ってしまったと思うのですね。恋ごころやRibbon2、ALMA-ずっとそばに・・・なんてタイトルを出されても郷愁も何も感じない人がほとんどだと思いますから。だから5~ファイブ~というタイトルに求心力が残っているかというと疑問符を付けざるを得ません。
それでもScramble Heart(Bonbee!)と同じカテゴリーに入れていいゲームではないはず。まずは体験版をプレイしてみて心待ちにしていいゲームなのか、それとも夢のまま終わってしまったほうが良かったゲームなのか見てみようかと思っています。
2008年05月13日
なぜかエロゲーには存在しない青春ミステリー
(前回の続き・・・)
ぼくと、ぼくらの夏を最初読んだときはぼくが見えていなかった魅力の部分。それはこのミステリーのメインヒロインである酒井麻子の魅力とそのまま置き換えてもいいでしょう。
というより、このミステリー最大のセールスポイントはトリックや動機の謎ではなく酒井麻子の可愛さにあるといっていいのです。口惜しいことにこのミステリーを最初読んだ当時のぼくには麻子の魅力にちっとも気づくことができなかった。それはぼくが主人公に替わって犯人を見つけてやろうと意気ごんでしまったこともあるのですが、麻子の取る数々の行動が当時のぼくにはさっぱり琴線へ響いてこなかったことにあるでしょう。それに気づけたのはまさしくぼくがエロゲー毒に脳髄まで犯されてきたことに他なりません。それくらい麻子はエロゲーのメインヒロインを張ってもおかしくない趣々の萌え言動を繰り返してくれるのです。
では、このミステリーが今流行のライトノベルの文体で書かれているかというとそうではありません。ライトノベルがキャラクターの会話の軽快さ、面白さで読者を引っ張っていくのに対しこのミステリーにはそこまでの軽快な会話のキャッチボールはありません。むしろこのミステリーは地の文で読者を引っ張ってくれます。このミステリーは全編一人称の文体で通しているのですが、主人公のややひねくれた(麻子ほどではないが)目で見る事象の表現が巧みなのです。
さてこのミステリー。エロゲーにリメイクしようとしたならば多分簡単にできる(収束は恋愛AVGっぽく変える必要はあるが・・・)のではないかと思います。というよりエロゲーにすべき内容です。このミステリー最大の弱点は動機の陳腐さにあるのですがエロゲーにすることによってこの弱点が覆い隠せるからです。それに今のエロゲーでいうミステリーのジャンルは狂気やホラー風味なものばかりでこういった現代社会を舞台(といってもこのミステリーが発表されたのは二十年前なのですが・・・)にしたミステリーは見当たりません。萌えゲーのジャンルでは学園恋愛ものが相変わらず幅を利かせているというのに全くもって不思議といえるのですが、ぼくが本当に読みたいエロゲーのミステリーとは狂気にとらわれた犯人や天才的犯罪者が犯す大掛かりな怪事件でなくぼくらの周りでいつでも起きそうな地に足が着いた事件なのです。
出来ればどこかのメーカーがこのぼくと、ぼくらの夏を参考にこういったエロゲーを出品してくれないかと願いつつ今回の更新を締めたいと思います。
ぼくと、ぼくらの夏を最初読んだときはぼくが見えていなかった魅力の部分。それはこのミステリーのメインヒロインである酒井麻子の魅力とそのまま置き換えてもいいでしょう。
というより、このミステリー最大のセールスポイントはトリックや動機の謎ではなく酒井麻子の可愛さにあるといっていいのです。口惜しいことにこのミステリーを最初読んだ当時のぼくには麻子の魅力にちっとも気づくことができなかった。それはぼくが主人公に替わって犯人を見つけてやろうと意気ごんでしまったこともあるのですが、麻子の取る数々の行動が当時のぼくにはさっぱり琴線へ響いてこなかったことにあるでしょう。それに気づけたのはまさしくぼくがエロゲー毒に脳髄まで犯されてきたことに他なりません。それくらい麻子はエロゲーのメインヒロインを張ってもおかしくない趣々の萌え言動を繰り返してくれるのです。
では、このミステリーが今流行のライトノベルの文体で書かれているかというとそうではありません。ライトノベルがキャラクターの会話の軽快さ、面白さで読者を引っ張っていくのに対しこのミステリーにはそこまでの軽快な会話のキャッチボールはありません。むしろこのミステリーは地の文で読者を引っ張ってくれます。このミステリーは全編一人称の文体で通しているのですが、主人公のややひねくれた(麻子ほどではないが)目で見る事象の表現が巧みなのです。
さてこのミステリー。エロゲーにリメイクしようとしたならば多分簡単にできる(収束は恋愛AVGっぽく変える必要はあるが・・・)のではないかと思います。というよりエロゲーにすべき内容です。このミステリー最大の弱点は動機の陳腐さにあるのですがエロゲーにすることによってこの弱点が覆い隠せるからです。それに今のエロゲーでいうミステリーのジャンルは狂気やホラー風味なものばかりでこういった現代社会を舞台(といってもこのミステリーが発表されたのは二十年前なのですが・・・)にしたミステリーは見当たりません。萌えゲーのジャンルでは学園恋愛ものが相変わらず幅を利かせているというのに全くもって不思議といえるのですが、ぼくが本当に読みたいエロゲーのミステリーとは狂気にとらわれた犯人や天才的犯罪者が犯す大掛かりな怪事件でなくぼくらの周りでいつでも起きそうな地に足が着いた事件なのです。
出来ればどこかのメーカーがこのぼくと、ぼくらの夏を参考にこういったエロゲーを出品してくれないかと願いつつ今回の更新を締めたいと思います。
2008年05月12日
ぼくと、ぼくらの夏を再び読み直して
先日、新聞広告に載っていた文庫本の新刊案内で懐かしい作家の名前を見つけました。
その作家の名前は樋口有介。といってもぼくはその作家の作品を一本しか読んでいません。それが彼の作家としてのデビュー作で1988年のサントリーミステリー大賞読者賞を受賞したぼくと、ぼくらの夏です。
今でこそミステリーは全くといっていいほど読まなくなってしまいましたが、この本を読んだころはまさしく乱読といっていいほど読み漁っていたものでした。そんなミステリーの中でこの作品はなぜか全くといっていいほど印象に残っていない作品でこの題名が記憶に残っていたのも著名美少女ゲームに同じ名前の僕と僕らの夏(light)があったからに他ならないでしょう。
なぜ内容に記憶に無かったかというと、その当時のぼくが好んでいた推理小説とはトリックに偏重したものが主で「トリックに切れ味のない推理小説は推理小説でない」などという偏屈な考えに凝り固まっていたからです。ぼくとぼくらの夏は読者を「あっ」と言わせるようなトリックを持っているわけでないので、トリック偏重主義だったぼくの頭にこのミステリーの結末や犯人の動機などはまだうっすらと残っているけれど登場人物にどんな人間がいたかなんて全く覚えていなかったのでした。
というわけで樋口有介の名前を見たのは本当に久方ぶりといってよかったのですが、彼の名前を見て昔を思い出しなぜか無性に「ぼくと、ぼくらの夏」を読みたくなったのでした。というわけで家にあるはずの本を探したのですが、どこを探しても全く見当たりません。もしかしたら図書館で借りて読んだのかもしれないと思い直して急遽本屋へ行って目的の本を買ってきました。(ついでといっては何だが新聞広告に載っていた八月の舟も合わせて買ってしまった)
そして読み始めたのですが、これが面白くてたまらないのです。ぼくのミステリーを読むスピードは美少女ゲームとは違いかなり速いのですが(大抵一日もあれば読んでしまう)ほとんど一気という感じに読了してしまいました。そして現在二周目に入っています。(面白かったミステリーは最低でも三回は読み返すのです)
それではなぜ昔と違い面白く感じられるようになったのかというと嗜好が変わったからに決まっているのですがそのあたりの話は次回の更新で語ってみたいと思います。そしてなぜこの話が美少女ゲームのカテゴリーに入っているかの謎もそれで分かってもらえるかと。
その作家の名前は樋口有介。といってもぼくはその作家の作品を一本しか読んでいません。それが彼の作家としてのデビュー作で1988年のサントリーミステリー大賞読者賞を受賞したぼくと、ぼくらの夏です。
今でこそミステリーは全くといっていいほど読まなくなってしまいましたが、この本を読んだころはまさしく乱読といっていいほど読み漁っていたものでした。そんなミステリーの中でこの作品はなぜか全くといっていいほど印象に残っていない作品でこの題名が記憶に残っていたのも著名美少女ゲームに同じ名前の僕と僕らの夏(light)があったからに他ならないでしょう。
なぜ内容に記憶に無かったかというと、その当時のぼくが好んでいた推理小説とはトリックに偏重したものが主で「トリックに切れ味のない推理小説は推理小説でない」などという偏屈な考えに凝り固まっていたからです。ぼくとぼくらの夏は読者を「あっ」と言わせるようなトリックを持っているわけでないので、トリック偏重主義だったぼくの頭にこのミステリーの結末や犯人の動機などはまだうっすらと残っているけれど登場人物にどんな人間がいたかなんて全く覚えていなかったのでした。
というわけで樋口有介の名前を見たのは本当に久方ぶりといってよかったのですが、彼の名前を見て昔を思い出しなぜか無性に「ぼくと、ぼくらの夏」を読みたくなったのでした。というわけで家にあるはずの本を探したのですが、どこを探しても全く見当たりません。もしかしたら図書館で借りて読んだのかもしれないと思い直して急遽本屋へ行って目的の本を買ってきました。(ついでといっては何だが新聞広告に載っていた八月の舟も合わせて買ってしまった)
そして読み始めたのですが、これが面白くてたまらないのです。ぼくのミステリーを読むスピードは美少女ゲームとは違いかなり速いのですが(大抵一日もあれば読んでしまう)ほとんど一気という感じに読了してしまいました。そして現在二周目に入っています。(面白かったミステリーは最低でも三回は読み返すのです)
それではなぜ昔と違い面白く感じられるようになったのかというと嗜好が変わったからに決まっているのですがそのあたりの話は次回の更新で語ってみたいと思います。そしてなぜこの話が美少女ゲームのカテゴリーに入っているかの謎もそれで分かってもらえるかと。