2012年11月05日
進化の見られない悲しさ
ここ2週間くらいずっとプレイしているのが門を守るお仕事(ソフトハウスキャラ)です。
9月発売組の中で世間的には大きく期待を裏切ったといえるゲームで始める前は恐る恐るといった感じだったのですが、およそ10周以上周回を重ねたわけですから少なくとも元は取ったといえるでしょう。少なくとも一般の評価は高いウィザーズクライマーは2周目ではやプレイを断念したのに比べればぼく的には楽しめたといえるのではないでしょうか。
それでももろ手を上げて絶賛する気になれないのは、この作品がソフトハウスキャラの過去作と比べて全くと言っていいほど進化した点が見られないことでしょう。
このソフトハウスキャラというメーカーはデビュー作の海賊王冠からユーザーの不満を汲み取って少しずつ改良を重ねてきました。その成果が徐々に見え出したのがレベルジャスティスであり、結実したのが巣作りドラゴンといえるでしょう。
ところが最近リリースされたソフトハウスキャラの作品群に対する評価を見ると、どうやらその進化が止まってしまったのではないかという印象を抱き始めていました。そしてその想像が間違っていなかったことがこの最新作をプレイして思い知らされたのです。
この門を守るお仕事の第一印象はというと、ソフトハウスキャラの過去作である王賊に近いものを感じさせてくれました。ぼく的に王賊はかなり良い印象を持っているゲームで、メインヒロインであるアルイエットを初め魅力的なヒロインが揃っていたし初回プレイはかなり楽しめました。ただ欠点も少なからずあって、戦闘マップが狭くまたバリエーションが少ない点やチートユニットが無尽蔵に雇えるためプレイヤーの自主的な縛りがないと中終盤が作業プレイに陥りがちになる点など改良すべき点が多くありました。
その王賊の問題点というべき部分がこの門を守るお仕事でどこまで修正されているかというと、驚くべきことにこれが何一つ解決されていないのですね。
何といってもこのゲーム。マップがただの一つしかないのです。確かに街防衛をテーマとするゲームですから、領土を攻め取るゲームと違いマップを数多く用意できないということについては理解できます。ただそれでもマップをもっと広げていれば戦術の多様性が増えてSLGとしての深みが出たと思うのです。例えば門を攻撃している敵を城外に伏せておいた別働隊と挟み撃ちにしたりとか、あえて門の中に敵を引き寄せ落とし穴で殲滅させる等の戦術もアリだったはず。それがこのゲームではあまりにマップが狭く採れる作戦がほぼ限られてしまうため、敵の撃退法がほぼ作業と化してしまっているのです。このあたりはマップの狭さが課題となっていた王賊の教訓が全く生かされていないといっても過言ではありません。
そしてもう一つの問題がユニットのこと。王賊でもユニットとキャラクターの関連が薄い欠点があったのですが、今回はそれよりもっと酷い。何せ当初修正ファイルが発表される前は部下であるヒロインがどのユニットを率いているか全く不明だったわけですから。
そもそもソフトハウスキャラのゲームはシナリオの内容が薄いという欠点があるわけでそれを補うのがゲームパートだったはず。SLG部分でヒロインのキャラクター性を浮かびださせることで、プレイヤーのヒロインに対する感情を呼び出すのがこうしたタイプのゲームの常道なわけですが、それがヒロインがどの部隊を率いているか分からないようではヒロインのキャラクター性が薄くなって当たり前です。さすがにそれではまずいと思ったのか、それともユーザーから苦情が入ったためか後日ヒロインがユニットを率いれるパッチが発表されたのですがそれも付け焼刃が否めない内容で、ゲームパートでヒロインが絡むイベントが発生しないようでは当然効果は薄い。しかも使用頻度が少ない(と思われる)歩兵隊に2名のヒロインが割り振られたりとその配役も疑問の残るもので、どこまでゲームパート部分を理解していたのかと思わざるを得ませんでした。
確かにこのゲームは何度も周回プレイをすることが前提となっていてプレイヤーを長時間遊ばせることが出来る作りになっています。ただ周回することに対する見返りがユニットのレベルを上げるだけというだけで余りに寂しくそれが作業感の強さとなって現れるのではないかと思うのですね。コツさえ掴めれば1周およそ2~3時間でクリアできるというのに6~7周もすればあらかたイベントが埋まってしまう。しかも肝心のゲームパートに面白みがないとなればプレイヤーの大部分が続ける気が起きなくなっても当然です。
このゲームの一番の問題はプレイヤーに作業ばかり強いて楽しんでもらおうという部分が欠けていることだと思います。実際ぼくもこれだけ周回していてどれだけ実りがあったのかと訊かれたら首をひねらざるを得ませんので。
9月発売組の中で世間的には大きく期待を裏切ったといえるゲームで始める前は恐る恐るといった感じだったのですが、およそ10周以上周回を重ねたわけですから少なくとも元は取ったといえるでしょう。少なくとも一般の評価は高いウィザーズクライマーは2周目ではやプレイを断念したのに比べればぼく的には楽しめたといえるのではないでしょうか。
それでももろ手を上げて絶賛する気になれないのは、この作品がソフトハウスキャラの過去作と比べて全くと言っていいほど進化した点が見られないことでしょう。
このソフトハウスキャラというメーカーはデビュー作の海賊王冠からユーザーの不満を汲み取って少しずつ改良を重ねてきました。その成果が徐々に見え出したのがレベルジャスティスであり、結実したのが巣作りドラゴンといえるでしょう。
ところが最近リリースされたソフトハウスキャラの作品群に対する評価を見ると、どうやらその進化が止まってしまったのではないかという印象を抱き始めていました。そしてその想像が間違っていなかったことがこの最新作をプレイして思い知らされたのです。
この門を守るお仕事の第一印象はというと、ソフトハウスキャラの過去作である王賊に近いものを感じさせてくれました。ぼく的に王賊はかなり良い印象を持っているゲームで、メインヒロインであるアルイエットを初め魅力的なヒロインが揃っていたし初回プレイはかなり楽しめました。ただ欠点も少なからずあって、戦闘マップが狭くまたバリエーションが少ない点やチートユニットが無尽蔵に雇えるためプレイヤーの自主的な縛りがないと中終盤が作業プレイに陥りがちになる点など改良すべき点が多くありました。
その王賊の問題点というべき部分がこの門を守るお仕事でどこまで修正されているかというと、驚くべきことにこれが何一つ解決されていないのですね。
何といってもこのゲーム。マップがただの一つしかないのです。確かに街防衛をテーマとするゲームですから、領土を攻め取るゲームと違いマップを数多く用意できないということについては理解できます。ただそれでもマップをもっと広げていれば戦術の多様性が増えてSLGとしての深みが出たと思うのです。例えば門を攻撃している敵を城外に伏せておいた別働隊と挟み撃ちにしたりとか、あえて門の中に敵を引き寄せ落とし穴で殲滅させる等の戦術もアリだったはず。それがこのゲームではあまりにマップが狭く採れる作戦がほぼ限られてしまうため、敵の撃退法がほぼ作業と化してしまっているのです。このあたりはマップの狭さが課題となっていた王賊の教訓が全く生かされていないといっても過言ではありません。
そしてもう一つの問題がユニットのこと。王賊でもユニットとキャラクターの関連が薄い欠点があったのですが、今回はそれよりもっと酷い。何せ当初修正ファイルが発表される前は部下であるヒロインがどのユニットを率いているか全く不明だったわけですから。
そもそもソフトハウスキャラのゲームはシナリオの内容が薄いという欠点があるわけでそれを補うのがゲームパートだったはず。SLG部分でヒロインのキャラクター性を浮かびださせることで、プレイヤーのヒロインに対する感情を呼び出すのがこうしたタイプのゲームの常道なわけですが、それがヒロインがどの部隊を率いているか分からないようではヒロインのキャラクター性が薄くなって当たり前です。さすがにそれではまずいと思ったのか、それともユーザーから苦情が入ったためか後日ヒロインがユニットを率いれるパッチが発表されたのですがそれも付け焼刃が否めない内容で、ゲームパートでヒロインが絡むイベントが発生しないようでは当然効果は薄い。しかも使用頻度が少ない(と思われる)歩兵隊に2名のヒロインが割り振られたりとその配役も疑問の残るもので、どこまでゲームパート部分を理解していたのかと思わざるを得ませんでした。
確かにこのゲームは何度も周回プレイをすることが前提となっていてプレイヤーを長時間遊ばせることが出来る作りになっています。ただ周回することに対する見返りがユニットのレベルを上げるだけというだけで余りに寂しくそれが作業感の強さとなって現れるのではないかと思うのですね。コツさえ掴めれば1周およそ2~3時間でクリアできるというのに6~7周もすればあらかたイベントが埋まってしまう。しかも肝心のゲームパートに面白みがないとなればプレイヤーの大部分が続ける気が起きなくなっても当然です。
このゲームの一番の問題はプレイヤーに作業ばかり強いて楽しんでもらおうという部分が欠けていることだと思います。実際ぼくもこれだけ周回していてどれだけ実りがあったのかと訊かれたら首をひねらざるを得ませんので。
2012年10月24日
過去作には決して劣らない好作
再販ということで予想には取り上げられなかったのですが、今月は過去作の廉価版で注目される作品が数本リリースされます。
そのどれもがぼくにとって印象に残っている作品なわけですが、その中でファンに一番待望されていたのがもしも明日が晴れならば(ぱれっと)でしょう。一時中古価格が1万円の大台超えしていたくらいで興味があっても中々手が出しづらいゲームだったのですが、今回の発売によって多くのファンに手を取って貰えるかと思います(といっても廉価版が発売されるとのニュースが伝った途端に中古価格が暴落しましたが)。ぼく的にはそれほど高い評価は与えていないのですが、いろいろと考えさせられる作品だったということや原画の魅力(ぼく的にはこの作品がくすくす原画の最高峰と思っている)もあって心に残っていることは確かです。
他ではリアル妹がいる大泉くんのばあい普及版(ALcotハニカム)の動向も気になっていますが、一番お得感があるのが心あたたまる3つの物語 PULLTOP PLEASANT PACK 01(PULLTOP)でしょう。これも一時中古価格が高止まりしていた(これも現在暴落してしまいましたが・・・)遥かに仰ぎ、麗しのを初めゆのはな・しろくまベルスターズ♪の3本がセットで楽しめるわけですから。
ただよくよく考えると、もはや定番といっていい名作がセットになっているだけに、この3本すべてをプレイしていないPULLTOPファン(もしくは藤原々々ファン)というケースはあまりないかもしれません。最新作で高評価のこの大空に、翼をひろげて が楽しめたので旧作も・・・と考えている人もいるかもしれませんが、原画家はもちろんライターも変わっているため同じ縮尺で見ると意外に合わなかったと感じてしまう可能性もありますので。
そういった意味でもこのセット品の購入を考えている人に最新作の1本前の作品である神聖にして侵すべからずが合うかどうかで考えた方がいいとアドバイスしようと思ったわけですが、そう自信を持って言い切るにはやはりオールクリアが必定というわけでしばらく中断していた本作を一気に(といっても2週間近く掛かったのですが・・・)終わらせてしまいました。PULLTOP作品ではマイナー感が強く批評空間での評価も決して高いとはいえないのですが、ぼく的には充分楽しめた作品でしろくまベルスターズ♪(のきららルート)が気に入った人ならばまずハズレはないかと思います。そういった意味でもこのゲームは一連のPULLTOP作品で見せる丸谷秀人の味が色濃く出ている作品であり、丸谷秀人入門というべき今回のパック作の購入を見極めるには最適だというぼくの予感は間違っていなかったと感じました。
そんなこのゲームの所感ですが・・・
一番評価の高いと思われるルートはメインヒロインである瑠波シナリオであり、猫庭町に住む人々が生き生きと描かれているといった意味では一番丸谷色に表れているのではないかと思います。ゲーム序盤や他のヒロインのルートで散りばめられた伏線も綺麗にまとめられていて、そしてその解決方法にも軽い驚きを感じさせてくれたのも好印象。PULLTOPらしい暖かさに溢れていて心地よい読後感をぼくにもたらしてくれました。
ただ一番気に入ったヒロインはというと操ということになるでしょう。批評空間のPOVに友情発恋愛行きというものがあり、ぼくが提案したことでも分かるようにこういったシチュエーションは大好物なわけですが、最近このPOVにズバリ当てはまるようなヒロインに巡り合っていなかっただけに久々に楽しむことができました。
というわけで充分良作といって差し支えないゲームで、他のPULLTOP作品と比べても遜色ないデキだと思うわけですが、前に述べたようになぜか評価が高くない。このギャップは一体どこから来ているのでしょうか。
まず過去作と比べて原画がやや劣るように感じられたのも一因と思われる点についてですが・・・
確かに原画家の仁之丞氏はこれまでの藤原々々氏と比べると経験値はともかく知名度・実績にやや見劣りすることは否めません。特にPULLTOPの過去作でSD原画を担当していたということもあり旧作ファンには物足りなさを感じてしまったとしても仕方ないかと思います。といってもこれは仁之丞氏の責任というより藤原々々氏の原画が良すぎたからでしょう。
ではもしも藤原々々氏が今作の原画を担当していたとしたらマイナー感を払拭できたかというと、あながちそう言い切れない部分はあります。
ぼくが思うにこのゲームの評価が今一つ振るわないのは世界観の広げ方にあるのではないかと思います。箱庭世界で展開されるためかシナリオが軽く、丸谷氏の過去作と比べるとサブキャラも瑠波シナリオ以外ではそれほど目立つシーンがない。そしてなによりシナリオを修飾するようなギミックの少なさがより軽さを感じてしまう原因と思われるのです。
ぼくはこういった軽い作品は好きなのですが、PULLTOPの過去作と比べると比較するとその無難な作りが見劣りに繋がってしまったのでしょう。もしこのゲームが他のメーカーからリリースされていたとすればもう少し評価が高くなっていたでしょうし、そういった意味でマイナーな良作という言葉が相応しいゲームと思います。
そのどれもがぼくにとって印象に残っている作品なわけですが、その中でファンに一番待望されていたのがもしも明日が晴れならば(ぱれっと)でしょう。一時中古価格が1万円の大台超えしていたくらいで興味があっても中々手が出しづらいゲームだったのですが、今回の発売によって多くのファンに手を取って貰えるかと思います(といっても廉価版が発売されるとのニュースが伝った途端に中古価格が暴落しましたが)。ぼく的にはそれほど高い評価は与えていないのですが、いろいろと考えさせられる作品だったということや原画の魅力(ぼく的にはこの作品がくすくす原画の最高峰と思っている)もあって心に残っていることは確かです。
他ではリアル妹がいる大泉くんのばあい普及版(ALcotハニカム)の動向も気になっていますが、一番お得感があるのが心あたたまる3つの物語 PULLTOP PLEASANT PACK 01(PULLTOP)でしょう。これも一時中古価格が高止まりしていた(これも現在暴落してしまいましたが・・・)遥かに仰ぎ、麗しのを初めゆのはな・しろくまベルスターズ♪の3本がセットで楽しめるわけですから。
ただよくよく考えると、もはや定番といっていい名作がセットになっているだけに、この3本すべてをプレイしていないPULLTOPファン(もしくは藤原々々ファン)というケースはあまりないかもしれません。最新作で高評価のこの大空に、翼をひろげて が楽しめたので旧作も・・・と考えている人もいるかもしれませんが、原画家はもちろんライターも変わっているため同じ縮尺で見ると意外に合わなかったと感じてしまう可能性もありますので。
そういった意味でもこのセット品の購入を考えている人に最新作の1本前の作品である神聖にして侵すべからずが合うかどうかで考えた方がいいとアドバイスしようと思ったわけですが、そう自信を持って言い切るにはやはりオールクリアが必定というわけでしばらく中断していた本作を一気に(といっても2週間近く掛かったのですが・・・)終わらせてしまいました。PULLTOP作品ではマイナー感が強く批評空間での評価も決して高いとはいえないのですが、ぼく的には充分楽しめた作品でしろくまベルスターズ♪(のきららルート)が気に入った人ならばまずハズレはないかと思います。そういった意味でもこのゲームは一連のPULLTOP作品で見せる丸谷秀人の味が色濃く出ている作品であり、丸谷秀人入門というべき今回のパック作の購入を見極めるには最適だというぼくの予感は間違っていなかったと感じました。
そんなこのゲームの所感ですが・・・
一番評価の高いと思われるルートはメインヒロインである瑠波シナリオであり、猫庭町に住む人々が生き生きと描かれているといった意味では一番丸谷色に表れているのではないかと思います。ゲーム序盤や他のヒロインのルートで散りばめられた伏線も綺麗にまとめられていて、そしてその解決方法にも軽い驚きを感じさせてくれたのも好印象。PULLTOPらしい暖かさに溢れていて心地よい読後感をぼくにもたらしてくれました。
ただ一番気に入ったヒロインはというと操ということになるでしょう。批評空間のPOVに友情発恋愛行きというものがあり、ぼくが提案したことでも分かるようにこういったシチュエーションは大好物なわけですが、最近このPOVにズバリ当てはまるようなヒロインに巡り合っていなかっただけに久々に楽しむことができました。
というわけで充分良作といって差し支えないゲームで、他のPULLTOP作品と比べても遜色ないデキだと思うわけですが、前に述べたようになぜか評価が高くない。このギャップは一体どこから来ているのでしょうか。
まず過去作と比べて原画がやや劣るように感じられたのも一因と思われる点についてですが・・・
確かに原画家の仁之丞氏はこれまでの藤原々々氏と比べると経験値はともかく知名度・実績にやや見劣りすることは否めません。特にPULLTOPの過去作でSD原画を担当していたということもあり旧作ファンには物足りなさを感じてしまったとしても仕方ないかと思います。といってもこれは仁之丞氏の責任というより藤原々々氏の原画が良すぎたからでしょう。
ではもしも藤原々々氏が今作の原画を担当していたとしたらマイナー感を払拭できたかというと、あながちそう言い切れない部分はあります。
ぼくが思うにこのゲームの評価が今一つ振るわないのは世界観の広げ方にあるのではないかと思います。箱庭世界で展開されるためかシナリオが軽く、丸谷氏の過去作と比べるとサブキャラも瑠波シナリオ以外ではそれほど目立つシーンがない。そしてなによりシナリオを修飾するようなギミックの少なさがより軽さを感じてしまう原因と思われるのです。
ぼくはこういった軽い作品は好きなのですが、PULLTOPの過去作と比べると比較するとその無難な作りが見劣りに繋がってしまったのでしょう。もしこのゲームが他のメーカーからリリースされていたとすればもう少し評価が高くなっていたでしょうし、そういった意味でマイナーな良作という言葉が相応しいゲームと思います。
2012年10月06日
あえて購入した馬券が紙クズに・・・
8月はあまり食指の動く新作がなくて早々に見送りを決めてしまったことから、9月こそは「新作を大量買いするぞ!」と心に決めていました。
それでなくとも9月は時間外やら代務やら超過勤務したおかげで、いつもと比べると収入があったものですから、ソコソコ懐具合にも余裕がある状況。もちろん買った新作がいつプレイできるか分かったものではないわけですが、それでも購入意欲だけは高まっていました。
ただ9月の新作のラインナップを見ると、8月ほどではないにしてもぼくにとってピンとくるものがなかったのですね。
騎手(原画家)や血統(設定)魅力で明らかに能力が足りずとても他人に薦められないような馬(ゲーム)を、目を瞑って購入なんてことはよくある事ですし、逆に上位での入線が確実視されている馬でもぼくの趣味に合わなければ問答無用で切り捨てます。まあこんなことは馬券を購入するにあたって誰もがごく自然に行っていることなんでしょうけれど、さて問題はレースに買いたいと思わせる馬が1頭も居なかった場合です。
これが競馬場でのことでしたら馬券購入を見送り黙ってスタンドでレースを見ていたでしょう。30分も経てば次のレースが始まりますし、もし日曜日の最終レースだったとしても次の土曜日まで待てばいいこと。しかしこれがエロゲーとなるとそうはいきません。何せ次のレースが行われるまで1ヶ月もの間待たなくていけないというのが大きい。もちろん発売日を過ぎある程度新作の評価が出揃ってから改めて購入するのが王道と頭では分かっているのですが、ぼくの場合そうやって購入を渋っていると大抵そのまま見送ってしまうことが多いのですね。少し気にしていた追奏のオーグメント(地雷ソフト)を買わないままとなっているのが好例ですし、このまま日が過ぎるのを黙って待っていたら結局9月も新作を買わないままとなってしまう可能性が高いのですね。いいかげん購入意欲(フラストレーション)が溜まっている状態で、新作を買わずそのままファンファーレを待つなんてことは精神衛生上できなかったのです。
というわけで材料の少ない中どの新作を買うか。競馬でこんな時頼りにするのが競馬専門誌の印なわけで、ぼくもその例に倣って自分の打った印どおり買えばいいことなのですが、問題は本命を打った馬(辻堂さんの純愛ロード)に人気があまりに集中していたこと。
もちろん馬の潜在能力を考えれば人気が集まるのは当然のことなのですが、そうなってくると持ち上がってくるのがぼくのへそ曲がり根性。競馬で単勝元返しの馬からなんてバカバカしくて買えないように、さして好みでない血統(騎手は結構好きなのですが)で人気になっている馬をあえて購入しようという意欲が沸かなかったのですね。
続く対抗印を打ったZero Infinity -Devil of Maxwell-(light)はぼくの趣味でない燃え&SF系ということでこれもオミット。単穴印のRe:birth colony -Lost azurite-(あっぷりけ)も前走のフェイクアズール・アーコロジーがその評価ほどぼくには楽しめなかったというわけでこれも馬券の対象外と、ことごとく重い印を打った馬が買えなくて渋々選んだのが穴としてピックアップしていた門を守るお仕事(ソフトハウスキャラ)とシンクライアント(Boost5)なわけです。
そしてこの2頭がどんな走りをしているかというと、察しのいい皆さんはよく承知しているでしょう。厩舎デビュー戦で中位集団を走っているシンクライアントはまだ善戦しているといえないことはないのでしょうが、スタートから大きく出遅れてシンガリ近くで走っている門を守るお仕事のレースぶりなんて正直見ていられません。
最近の成績を見る限り安定勢力とは言えなくなっていたキャラの馬ですが、それでも佐々木珠流とファンタジー世界観の相性からそれほど大ハズレはないと見込んでいたのにこ惨状。まあ自分の不明を呪うしかないのですが、問題はこうした時間の掛かるSLGやRPGの評価が低いゲームって大抵プレイしないまま積みゲーとして残っていくのですね。天の光は恋の星(ETERNAL)なんて購入当初はかなり期待していたはずなのに、評価が低いと分かったらインストールせず放置しているし、夢みる月のルナルティア(Arianrhod)なんてパッケージも見たくないと積みゲーの山奥に埋めてしまっています。まあこの2本をプレイする機会は多分訪れないとは思いますが、門を守るお仕事もこの悪しきリストに加わることはほぼ間違いないと思います。
ただ一縷の望みを託しているのはこれまで購入したキャラのゲーム4本の中で世間の評価が一番高いウィザーズクライマーがぼくにはさっぱり合わなかったことで、もしかしたらその逆の目が出て(ぼくにとっては)意外に面白いのではないかということ。まあその可能性は大万馬券を取るより低いと思いますが・・・
それでなくとも9月は時間外やら代務やら超過勤務したおかげで、いつもと比べると収入があったものですから、ソコソコ懐具合にも余裕がある状況。もちろん買った新作がいつプレイできるか分かったものではないわけですが、それでも購入意欲だけは高まっていました。
ただ9月の新作のラインナップを見ると、8月ほどではないにしてもぼくにとってピンとくるものがなかったのですね。
騎手(原画家)や血統(設定)魅力で明らかに能力が足りずとても他人に薦められないような馬(ゲーム)を、目を瞑って購入なんてことはよくある事ですし、逆に上位での入線が確実視されている馬でもぼくの趣味に合わなければ問答無用で切り捨てます。まあこんなことは馬券を購入するにあたって誰もがごく自然に行っていることなんでしょうけれど、さて問題はレースに買いたいと思わせる馬が1頭も居なかった場合です。
これが競馬場でのことでしたら馬券購入を見送り黙ってスタンドでレースを見ていたでしょう。30分も経てば次のレースが始まりますし、もし日曜日の最終レースだったとしても次の土曜日まで待てばいいこと。しかしこれがエロゲーとなるとそうはいきません。何せ次のレースが行われるまで1ヶ月もの間待たなくていけないというのが大きい。もちろん発売日を過ぎある程度新作の評価が出揃ってから改めて購入するのが王道と頭では分かっているのですが、ぼくの場合そうやって購入を渋っていると大抵そのまま見送ってしまうことが多いのですね。少し気にしていた追奏のオーグメント(地雷ソフト)を買わないままとなっているのが好例ですし、このまま日が過ぎるのを黙って待っていたら結局9月も新作を買わないままとなってしまう可能性が高いのですね。いいかげん購入意欲(フラストレーション)が溜まっている状態で、新作を買わずそのままファンファーレを待つなんてことは精神衛生上できなかったのです。
というわけで材料の少ない中どの新作を買うか。競馬でこんな時頼りにするのが競馬専門誌の印なわけで、ぼくもその例に倣って自分の打った印どおり買えばいいことなのですが、問題は本命を打った馬(辻堂さんの純愛ロード)に人気があまりに集中していたこと。
もちろん馬の潜在能力を考えれば人気が集まるのは当然のことなのですが、そうなってくると持ち上がってくるのがぼくのへそ曲がり根性。競馬で単勝元返しの馬からなんてバカバカしくて買えないように、さして好みでない血統(騎手は結構好きなのですが)で人気になっている馬をあえて購入しようという意欲が沸かなかったのですね。
続く対抗印を打ったZero Infinity -Devil of Maxwell-(light)はぼくの趣味でない燃え&SF系ということでこれもオミット。単穴印のRe:birth colony -Lost azurite-(あっぷりけ)も前走のフェイクアズール・アーコロジーがその評価ほどぼくには楽しめなかったというわけでこれも馬券の対象外と、ことごとく重い印を打った馬が買えなくて渋々選んだのが穴としてピックアップしていた門を守るお仕事(ソフトハウスキャラ)とシンクライアント(Boost5)なわけです。
そしてこの2頭がどんな走りをしているかというと、察しのいい皆さんはよく承知しているでしょう。厩舎デビュー戦で中位集団を走っているシンクライアントはまだ善戦しているといえないことはないのでしょうが、スタートから大きく出遅れてシンガリ近くで走っている門を守るお仕事のレースぶりなんて正直見ていられません。
最近の成績を見る限り安定勢力とは言えなくなっていたキャラの馬ですが、それでも佐々木珠流とファンタジー世界観の相性からそれほど大ハズレはないと見込んでいたのにこ惨状。まあ自分の不明を呪うしかないのですが、問題はこうした時間の掛かるSLGやRPGの評価が低いゲームって大抵プレイしないまま積みゲーとして残っていくのですね。天の光は恋の星(ETERNAL)なんて購入当初はかなり期待していたはずなのに、評価が低いと分かったらインストールせず放置しているし、夢みる月のルナルティア(Arianrhod)なんてパッケージも見たくないと積みゲーの山奥に埋めてしまっています。まあこの2本をプレイする機会は多分訪れないとは思いますが、門を守るお仕事もこの悪しきリストに加わることはほぼ間違いないと思います。
ただ一縷の望みを託しているのはこれまで購入したキャラのゲーム4本の中で世間の評価が一番高いウィザーズクライマーがぼくにはさっぱり合わなかったことで、もしかしたらその逆の目が出て(ぼくにとっては)意外に面白いのではないかということ。まあその可能性は大万馬券を取るより低いと思いますが・・・
2012年09月29日
避けたいPOVを活用してみた
多忙を極めた9月もようやく今週で終わりです。
突然人員が1人欠けただけで勤務のローテーションが回らなくなってしまうあたり、何か根本的に間違っている気がしないでもないのですが、それはともかく今月当直勤務続きで丸々1日休めたのは3日しかないというような、いつ血の小便が出てもおかしくない状況でした。
そんな日々では積みゲー崩しなんてとても進むわけがないのですが、それに輪をかけて滞っている理由はその間プレイしていたゲームのことごとくがダメ主人公で、マウスをクリックするたびにぼくをイラつかせてくれてくれたからなのですね。
これが心身ともに余裕があればダメ主人公の言動も苦笑するくらいで見ていられるのですが、疲労に苛まれた現況ではダメ主人公が行うちょっとしたことでもイラついて結局中断してしまう羽目になってしまうのです。
そんなわけで、ある日進めていたエロゲーを一旦中断して気分転換に批評空間の自分のデータをふらふらと見ていたのですが、ふと積みゲー一覧の中に回避POVなる項を見つけました。
ぼくは最近POVの入力を怠っていることもあってPOVについての新企画等にほとんど興味を持っていなかったのですが、もしぼくが自分で避けたいPOVとしてダメ主人公を入力すれば現在抱えている積みゲーの内どのゲームがダメ主人公が主役を張っているかすぐ分かり積みゲー崩しの一助になるのではと思いついたわけです。
それで早速避けたいPOVとして「主人公がダメ!」を登録してみたのですが、ある程度データ数が揃っているゲームのほとんどがダメ主人公のポイントが入ってしまい最初はややガッカリ・・・
といって全く参考にならないわけでもなくて、ゲーム総データ数の1割にダメ主人公ポイントが入っていればモノホンのダメ主人公ゲームと言ってしまって間違いないのではと閃いたのですね。
よってプレイしたユーザーのおおよそ2割強がダメ主人公と認定しているWHITE ALBUM2 ~closing chapter~(Leaf)やそれに及ばないまでも晴れときどきお天気雨(ぱれっと)などは生粋のダメ主人公ゲームなのでしょう。実際後者はたびたびぼくをイラつかせてインストールしてから2か月以上経つというのにいまだクリア出来ていないのですから(まあこれは主人公が一方的に悪いわけではないですが)
ただデータ数の少ないゲームについては当然誤差が出る可能性が大きくなるのは否定できません。今月に入って開始し積みゲー崩しが進まない一因となっているヨメ充(脳内彼女)もぼくが感じる限り相当のダメ主人公と思っているのですが意外に件数は高くないのですね。まあ一般ではこの程度の主人公ではダメと思われていない可能性が高いのかもしれませんが。
そんなダメ主人公耐性が極端に弱まっているぼくには少しでもダメ主人公に繋がる部分を排除したいというわけで、1点もPOVが入っていないゲームを選んで始めたのが神聖にして侵すべからず(PULLTOP)です。まあPULLTOPのゲームとダメ主人公はほとんど結びつかないしその点では安心しているのですが、問題はこのゲーム。評判が低いというより妙に印象が薄いところがあって、その原因がシナリオにあるのかそれとも何か別な部分にあるのか今のところ全く読み取れない(まあネタバレを恐れて感想に全く目を通していないこともあるのですが)のですね。まあプレイしてみればすぐ分かることなので、しばらくこのまま進めてみたいと思っています・・・
突然人員が1人欠けただけで勤務のローテーションが回らなくなってしまうあたり、何か根本的に間違っている気がしないでもないのですが、それはともかく今月当直勤務続きで丸々1日休めたのは3日しかないというような、いつ血の小便が出てもおかしくない状況でした。
そんな日々では積みゲー崩しなんてとても進むわけがないのですが、それに輪をかけて滞っている理由はその間プレイしていたゲームのことごとくがダメ主人公で、マウスをクリックするたびにぼくをイラつかせてくれてくれたからなのですね。
これが心身ともに余裕があればダメ主人公の言動も苦笑するくらいで見ていられるのですが、疲労に苛まれた現況ではダメ主人公が行うちょっとしたことでもイラついて結局中断してしまう羽目になってしまうのです。
そんなわけで、ある日進めていたエロゲーを一旦中断して気分転換に批評空間の自分のデータをふらふらと見ていたのですが、ふと積みゲー一覧の中に回避POVなる項を見つけました。
ぼくは最近POVの入力を怠っていることもあってPOVについての新企画等にほとんど興味を持っていなかったのですが、もしぼくが自分で避けたいPOVとしてダメ主人公を入力すれば現在抱えている積みゲーの内どのゲームがダメ主人公が主役を張っているかすぐ分かり積みゲー崩しの一助になるのではと思いついたわけです。
それで早速避けたいPOVとして「主人公がダメ!」を登録してみたのですが、ある程度データ数が揃っているゲームのほとんどがダメ主人公のポイントが入ってしまい最初はややガッカリ・・・
といって全く参考にならないわけでもなくて、ゲーム総データ数の1割にダメ主人公ポイントが入っていればモノホンのダメ主人公ゲームと言ってしまって間違いないのではと閃いたのですね。
よってプレイしたユーザーのおおよそ2割強がダメ主人公と認定しているWHITE ALBUM2 ~closing chapter~(Leaf)やそれに及ばないまでも晴れときどきお天気雨(ぱれっと)などは生粋のダメ主人公ゲームなのでしょう。実際後者はたびたびぼくをイラつかせてインストールしてから2か月以上経つというのにいまだクリア出来ていないのですから(まあこれは主人公が一方的に悪いわけではないですが)
ただデータ数の少ないゲームについては当然誤差が出る可能性が大きくなるのは否定できません。今月に入って開始し積みゲー崩しが進まない一因となっているヨメ充(脳内彼女)もぼくが感じる限り相当のダメ主人公と思っているのですが意外に件数は高くないのですね。まあ一般ではこの程度の主人公ではダメと思われていない可能性が高いのかもしれませんが。
そんなダメ主人公耐性が極端に弱まっているぼくには少しでもダメ主人公に繋がる部分を排除したいというわけで、1点もPOVが入っていないゲームを選んで始めたのが神聖にして侵すべからず(PULLTOP)です。まあPULLTOPのゲームとダメ主人公はほとんど結びつかないしその点では安心しているのですが、問題はこのゲーム。評判が低いというより妙に印象が薄いところがあって、その原因がシナリオにあるのかそれとも何か別な部分にあるのか今のところ全く読み取れない(まあネタバレを恐れて感想に全く目を通していないこともあるのですが)のですね。まあプレイしてみればすぐ分かることなので、しばらくこのまま進めてみたいと思っています・・・
2012年09月13日
次に期待したいと思わせる一本
今月に入ってからほぼ休日返上で働いています。
ぼくはお世辞にも仕事人間でないわけで、これまでのんびりというより自堕落な生活をずっと送ってきたわけですが、そんなぼくが一生分の勤勉を使い果たしているようなワーカホリックぶりを見せているというのは昔のぼくを知る人からするとさぞ信じられない気分でいることでしょう。
そんなわけで積みゲーを崩すヒマもないと言いたいところなのですが、それでも短いゲームからコツコツをというわけで、1本道でシナリオ容量も少ないという評判の波間の国のファウスト(bitterdrop)をクリアしました。といってもおまけのHシーンについてはまだ全部見ていなくて完全クリアとはいえないのですが、取りあえず今回は本編の感想について語ってみようかと思っています。
このゲーム。6月戦線の本紙予想では対抗印を打ったのですが、前評判はそれほど高いゲームではありませんでした。そんな中でえれくと!(アストロノーツ)と並ぶ高い評価を得ていてぼく的にはホッとしているのですが、ただ6月は目ぼしいゲームの発売が少なく展開に助けられた面もあっての好走ではと穿って見ていたのも事実でした。
そして実際プレイした印象はややアクが強く万人に膾炙するものでないように感じられました。ただそれは題材によるものというより、ゲーム環境や声優の演技などについて手馴れていない感が否めずゲーム全体としての粗さを感じてしまったからです。特に一部キャラがどうも声質がそぐわず折角の緊張するシーンなのに何か気が抜けたように感じてしまったりして、これならいっそ声がない方がいいのではと思ったくらいです。まあこのあたりは実力派声優を起用すれば解決することなのかもしれませんが、それよりもゲームの容量等の点を含めディレクターの経験値を増やすほうが先決なのかもしれません。
さてこのゲームの題材は経済と謳っていて一見とっつきにくさを感じるかもしれません。実際ぼくも経済というと拒否反応しかなくて、恐る恐るといった感じでゲームを始めたものですが、内容は高度というほどではなくて雰囲気だけ掴んでいれば充分内容は理解できるような気がします。といってもぼくの経済知識なんて宮川総一郎の株マンガで得た知識ですから大きく偏っているのですが・・・それはともかくこのゲームの一番の見どころといえば、ぼくが思うに和彦とのマネー戦争でしょう。このあたりは、ぼくが「マネーウォーズ」に影響されているかもしれませんが、相場を舞台とした虚虚実実の動きは非常に燃えるものがあるのですね。
それだけに締めである第4章でそのような熱い展開が用意されていなかったのはやや惜しまれるところ。このゲームのもう一つのテーマである「過去の絆を取り戻す」といった意味だけ取れば妥当な結末なように感じるかもしれませんが、主人公たちが負けはしなかったとはいえ完全な勝利を得ずに半ば手仕舞いしてしまったような展開は最後まで熱い騙し騙されあいのマネーウォーズを期待していたぼくにとっては拍子抜けでした。まあこういった題材のゲームに勧善懲悪もないのですが、主人公や白亜には大敗してもいいから大勝負を打って欲しかった気がしてならなかったです。
それでも全体的には充分面白くて批評空間でそれなりの評価を得ているのも充分納得がいく内容です。メインヒロインやサブキャラの魅力がやや薄かった嫌いはあるのですが、それでも凪が可愛く感じられたので収支は充分取れています。次作に大いに期待できるといった意味でもなかなか拾い物をしたという気分にさせられた作品でした。
ぼくはお世辞にも仕事人間でないわけで、これまでのんびりというより自堕落な生活をずっと送ってきたわけですが、そんなぼくが一生分の勤勉を使い果たしているようなワーカホリックぶりを見せているというのは昔のぼくを知る人からするとさぞ信じられない気分でいることでしょう。
そんなわけで積みゲーを崩すヒマもないと言いたいところなのですが、それでも短いゲームからコツコツをというわけで、1本道でシナリオ容量も少ないという評判の波間の国のファウスト(bitterdrop)をクリアしました。といってもおまけのHシーンについてはまだ全部見ていなくて完全クリアとはいえないのですが、取りあえず今回は本編の感想について語ってみようかと思っています。
このゲーム。6月戦線の本紙予想では対抗印を打ったのですが、前評判はそれほど高いゲームではありませんでした。そんな中でえれくと!(アストロノーツ)と並ぶ高い評価を得ていてぼく的にはホッとしているのですが、ただ6月は目ぼしいゲームの発売が少なく展開に助けられた面もあっての好走ではと穿って見ていたのも事実でした。
そして実際プレイした印象はややアクが強く万人に膾炙するものでないように感じられました。ただそれは題材によるものというより、ゲーム環境や声優の演技などについて手馴れていない感が否めずゲーム全体としての粗さを感じてしまったからです。特に一部キャラがどうも声質がそぐわず折角の緊張するシーンなのに何か気が抜けたように感じてしまったりして、これならいっそ声がない方がいいのではと思ったくらいです。まあこのあたりは実力派声優を起用すれば解決することなのかもしれませんが、それよりもゲームの容量等の点を含めディレクターの経験値を増やすほうが先決なのかもしれません。
さてこのゲームの題材は経済と謳っていて一見とっつきにくさを感じるかもしれません。実際ぼくも経済というと拒否反応しかなくて、恐る恐るといった感じでゲームを始めたものですが、内容は高度というほどではなくて雰囲気だけ掴んでいれば充分内容は理解できるような気がします。といってもぼくの経済知識なんて宮川総一郎の株マンガで得た知識ですから大きく偏っているのですが・・・それはともかくこのゲームの一番の見どころといえば、ぼくが思うに和彦とのマネー戦争でしょう。このあたりは、ぼくが「マネーウォーズ」に影響されているかもしれませんが、相場を舞台とした虚虚実実の動きは非常に燃えるものがあるのですね。
それだけに締めである第4章でそのような熱い展開が用意されていなかったのはやや惜しまれるところ。このゲームのもう一つのテーマである「過去の絆を取り戻す」といった意味だけ取れば妥当な結末なように感じるかもしれませんが、主人公たちが負けはしなかったとはいえ完全な勝利を得ずに半ば手仕舞いしてしまったような展開は最後まで熱い騙し騙されあいのマネーウォーズを期待していたぼくにとっては拍子抜けでした。まあこういった題材のゲームに勧善懲悪もないのですが、主人公や白亜には大敗してもいいから大勝負を打って欲しかった気がしてならなかったです。
それでも全体的には充分面白くて批評空間でそれなりの評価を得ているのも充分納得がいく内容です。メインヒロインやサブキャラの魅力がやや薄かった嫌いはあるのですが、それでも凪が可愛く感じられたので収支は充分取れています。次作に大いに期待できるといった意味でもなかなか拾い物をしたという気分にさせられた作品でした。
2012年09月03日
久々に投稿してみて
この前、久しぶりに取れた休みの日の事。
休日の日課としている積みゲー崩しをしていたのですが、どうも煮詰まってしまった感があってひとまず中断・・・したのはいいのですが、外に出る(パチンコに行くとも言う)には金も気力もなくふと思いついたのが批評空間のこと。
「そういえば最近、感想を投稿していないな・・・」
と思って自分の履歴を見たら、なんと5か月以上も投稿をサボっていました。
まあブログに書いた内容をそのまま批評空間に投稿すればこれだけ間が開くことはないのでしょうが、基本ぼくがブログに書く内容というのは感想というよりいわゆる「チラシの裏」のようなもの。いわば書きなぐった文章ともいえない乱文を、公の場である批評空間へそのまま投稿するというのはぼくとしてはかなり抵抗があるのです。
そんなわけで久々に投稿することを決意したことはいいのですが、プレイしていながら投稿していない数多くのゲームのリストを見ながら数分。そして過去ぼくがブログに載せた記事を読み返しゲームの内容を思い出しつつ選んだのは、評価としては最低ランクの中の一つであるbitter smile.(戯画)でした。
前にも言ったことがあるかもしれませんが、ゲームを誉める感想と貶す感想とどちらが文章を書きやすいかというと、ぼくは断然貶す感想の方です。
そして批評空間等で他のレビュアーさんの感想に目を通していてクスリとさせられる面白い感想というのも貶す感想がほとんどです。ただそういった感想を読んで面白いと思っても感心させられるというのは少ないわけで、ぼくが憧れているレビュアーさんというのは貶す感想が上手いタイプでなく、誉める感想を書くのが上手な方なのです。自分が面白かったゲームを決定的なネタバレなく他人に伝えるという芸当は正直ぼくには至難の業なのですね。だからぼくは評価の高いゲームを批評空間のような公の場に投稿するというのはなかなか決心がつかないのです。
まあそれはともかく、この機会に2~3本投稿しておこうかと思ったのですが、1本書き上げただけで力尽きてしまいました。さて次に批評空間に投稿できるのはいつのことになるやら・・・と思わないでもないですが、今度は貶す感想でなくて面白かったゲームの感想の投稿に挑戦したいと思います。そうでないと知らない人から見ると駄作ばかり選ってプレイしている奇特なエロゲーマーと思われかねませんのでね。
休日の日課としている積みゲー崩しをしていたのですが、どうも煮詰まってしまった感があってひとまず中断・・・したのはいいのですが、外に出る(パチンコに行くとも言う)には金も気力もなくふと思いついたのが批評空間のこと。
「そういえば最近、感想を投稿していないな・・・」
と思って自分の履歴を見たら、なんと5か月以上も投稿をサボっていました。
まあブログに書いた内容をそのまま批評空間に投稿すればこれだけ間が開くことはないのでしょうが、基本ぼくがブログに書く内容というのは感想というよりいわゆる「チラシの裏」のようなもの。いわば書きなぐった文章ともいえない乱文を、公の場である批評空間へそのまま投稿するというのはぼくとしてはかなり抵抗があるのです。
そんなわけで久々に投稿することを決意したことはいいのですが、プレイしていながら投稿していない数多くのゲームのリストを見ながら数分。そして過去ぼくがブログに載せた記事を読み返しゲームの内容を思い出しつつ選んだのは、評価としては最低ランクの中の一つであるbitter smile.(戯画)でした。
前にも言ったことがあるかもしれませんが、ゲームを誉める感想と貶す感想とどちらが文章を書きやすいかというと、ぼくは断然貶す感想の方です。
そして批評空間等で他のレビュアーさんの感想に目を通していてクスリとさせられる面白い感想というのも貶す感想がほとんどです。ただそういった感想を読んで面白いと思っても感心させられるというのは少ないわけで、ぼくが憧れているレビュアーさんというのは貶す感想が上手いタイプでなく、誉める感想を書くのが上手な方なのです。自分が面白かったゲームを決定的なネタバレなく他人に伝えるという芸当は正直ぼくには至難の業なのですね。だからぼくは評価の高いゲームを批評空間のような公の場に投稿するというのはなかなか決心がつかないのです。
まあそれはともかく、この機会に2~3本投稿しておこうかと思ったのですが、1本書き上げただけで力尽きてしまいました。さて次に批評空間に投稿できるのはいつのことになるやら・・・と思わないでもないですが、今度は貶す感想でなくて面白かったゲームの感想の投稿に挑戦したいと思います。そうでないと知らない人から見ると駄作ばかり選ってプレイしている奇特なエロゲーマーと思われかねませんのでね。
2012年08月29日
敷居の高さが魅力的?
今回は久方ぶりにプレイしたライアーソフトの新作平グモちゃん‐戦国下剋上物語‐について思いついたことをだらだらと語ってみようかと思います。
ぼくがライアーソフトのゲームをプレイするのもおおよそ5年ぶりくらいになるのですが、ではなぜぼくがライアーのゲームから足を遠のけてしまったかというとライアー擁するライターの一人である天野佑一氏がパッタリ新作を発表しなくなったからです。
まあ氏の晩年(といってしまうのは寂しいが)の作品はというと、どうにも食指の動くものではなくて購入を躊躇ってしまうものばかりだったのですが、それでも好きなライターの内の一人が全く作品をモノにしなくなったというのは寂しいもの・・・。特に最近はライアー=スチームバンクシリーズと思われている節もあり、古くからのライアーファンであるぼくとしては少なからず寂しい思いをしていました。
そんなライアーですが、今年に入って何か古の作風を思わせるようなゲームをリリースしてくれるようになりました。前作の屋上の百合霊さんは同じ百合ものということで百合ものの名品サフィズムの舷窓 を連想させたし、今回の平グモちゃんも歴史を舞台としているということであの行殺☆新選組と同じ臭いいや匂いが感じられたのです。
そしてこの平グモちゃんを実際にプレイしてみてぼくの想像はあながち間違っていないことが分かりました。まあライターが行殺☆新選組と同じ岩清水新一氏であることから、同じテイストであるのは当然のことなのかもしれませんが、今回の平グモちゃんは行殺では軽くなぞるだけだった歴史小説かと思わせるシナリオの味をより強くさせたといった意味でも、より岩清水新一氏の色が出ているのではないかと思うのですね。
そんなライターの趣味が色濃く出ている今回の作品なのですが、悪い部分でもいかにもライアーらしい色が出てしまっていて、その代表といえるのがエロゲーにはあるまじきといっていいくらいなエロの薄さでしょう。
というより、ぼくの長年のエロゲー歴でもこのゲームくらいエロさを感じなかったゲームはそんなにはありません。Keyのゲームが「エロなんて飾りですよ。」と茶化されるのをよく見かけるのですが、ぼくが思うには明らかにそれ以上のエロ薄というよりこれ程エロさを感じさせないHシーンは奇跡といっていいくらい・・・といってもこれは原画家が悪いというわけではないのです。実際原画家のLem氏は非常にいい仕事をしていて、いつもながらライアーはどこでこんな実力派絵師を見つけ出してくるのかと感心してしまうくらい。ということはこのエロの薄さはあえてライアーがそうしていると考えるのが自然なのですが、これは作品の題材的にエロが合わないためあえて極薄にしているのか、それとも他に理由があるのかぼくにはどうにも判断が付きません。
そしてもう一つライアーのゲームに於いて評判の悪いパートボイスについてですが、女性キャラはともかく男性キャラの声について言うとこれはパートボイスというよりもうエフェクト(効果音)といっても過言ではないくらい。何せ台詞は全く喋らずに数種類の声が合いの手のように入るだけなのですから・・・
まあ男性キャラの声なんてまともに聞いていないから一般のユーザーにとっては別に構わないのかもしれませんが、このゲームは女性キャラより男性の方が主役となっているわけですから肝心な場面くらい声優陣に熱演してもらいたいとぼくとしては思うのですね。
まあそういった不満点はともかく、ぼくがこのゲームを充分堪能したのは事実です。それにこのあたりの欠点はライアーのゲームをある程度プレイしていれば容易に想像できることですし・・・
ただそれでもこのゲームを楽しむにはある程度の戦国時代の知識が必要なのは確かなところ。その知識も室町末期の畿内情勢という少々ディープな所を要求するとあってそれなりにハードルが高いのですね。まあそれほど知識がなかったとしても、ある程度は雰囲気で人物像は掴めると思いますし、後半は織田信長や羽柴秀吉といったお馴染みの人物が活躍するとあってライアーファンなら充分楽しむことができるかもしれませんが。
そんなこのゲームの主役は松永弾正。戦国時代でも悪名高い人物の一人といっていい彼が主役というのは相当意表を突いた人選ですが、謎の多い人物といった意味では確かに物語として膨らませやすいキャラクターといえないこともない。
そういった意味で、ふんだんに用意された偽史(IF)ルートはこのゲーム一番のキモといってよく、色々な歴史の可能性を考えるといった作業は歴史小説家冥利に尽きるというもので、ライターが楽しみながら書いているというのが非常によくわかりました。
そして歴史の謎とされる「裏切り者を決して許さない織田信長が叛服常ない松永弾正をなぜ許したのか?」という回答も用意してくれたのも嬉しいところ。その答えもなんともライアーらしいものだったのですが、そういったおふざけもライターの歴史に対する造詣の深さがあってこそ生み出せるものでしょう。
というわけで、非常に狭いコースぎりぎりを突いた作品であり、このゲームを楽しむにはいくつものハードルを越えなければいけないのは間違いない。少なくとも松永弾正の事績くらいは知ってプレイして欲しいと思うのですが、まあライアーファンならそれくらい知っているのは常識と制作サイドは考えているのでしょうね。それが良いか悪いかはぼくには即答できないのですが・・・
ぼくがライアーソフトのゲームをプレイするのもおおよそ5年ぶりくらいになるのですが、ではなぜぼくがライアーのゲームから足を遠のけてしまったかというとライアー擁するライターの一人である天野佑一氏がパッタリ新作を発表しなくなったからです。
まあ氏の晩年(といってしまうのは寂しいが)の作品はというと、どうにも食指の動くものではなくて購入を躊躇ってしまうものばかりだったのですが、それでも好きなライターの内の一人が全く作品をモノにしなくなったというのは寂しいもの・・・。特に最近はライアー=スチームバンクシリーズと思われている節もあり、古くからのライアーファンであるぼくとしては少なからず寂しい思いをしていました。
そんなライアーですが、今年に入って何か古の作風を思わせるようなゲームをリリースしてくれるようになりました。前作の屋上の百合霊さんは同じ百合ものということで百合ものの名品サフィズムの舷窓 を連想させたし、今回の平グモちゃんも歴史を舞台としているということであの行殺☆新選組と同じ臭いいや匂いが感じられたのです。
そしてこの平グモちゃんを実際にプレイしてみてぼくの想像はあながち間違っていないことが分かりました。まあライターが行殺☆新選組と同じ岩清水新一氏であることから、同じテイストであるのは当然のことなのかもしれませんが、今回の平グモちゃんは行殺では軽くなぞるだけだった歴史小説かと思わせるシナリオの味をより強くさせたといった意味でも、より岩清水新一氏の色が出ているのではないかと思うのですね。
そんなライターの趣味が色濃く出ている今回の作品なのですが、悪い部分でもいかにもライアーらしい色が出てしまっていて、その代表といえるのがエロゲーにはあるまじきといっていいくらいなエロの薄さでしょう。
というより、ぼくの長年のエロゲー歴でもこのゲームくらいエロさを感じなかったゲームはそんなにはありません。Keyのゲームが「エロなんて飾りですよ。」と茶化されるのをよく見かけるのですが、ぼくが思うには明らかにそれ以上のエロ薄というよりこれ程エロさを感じさせないHシーンは奇跡といっていいくらい・・・といってもこれは原画家が悪いというわけではないのです。実際原画家のLem氏は非常にいい仕事をしていて、いつもながらライアーはどこでこんな実力派絵師を見つけ出してくるのかと感心してしまうくらい。ということはこのエロの薄さはあえてライアーがそうしていると考えるのが自然なのですが、これは作品の題材的にエロが合わないためあえて極薄にしているのか、それとも他に理由があるのかぼくにはどうにも判断が付きません。
そしてもう一つライアーのゲームに於いて評判の悪いパートボイスについてですが、女性キャラはともかく男性キャラの声について言うとこれはパートボイスというよりもうエフェクト(効果音)といっても過言ではないくらい。何せ台詞は全く喋らずに数種類の声が合いの手のように入るだけなのですから・・・
まあ男性キャラの声なんてまともに聞いていないから一般のユーザーにとっては別に構わないのかもしれませんが、このゲームは女性キャラより男性の方が主役となっているわけですから肝心な場面くらい声優陣に熱演してもらいたいとぼくとしては思うのですね。
まあそういった不満点はともかく、ぼくがこのゲームを充分堪能したのは事実です。それにこのあたりの欠点はライアーのゲームをある程度プレイしていれば容易に想像できることですし・・・
ただそれでもこのゲームを楽しむにはある程度の戦国時代の知識が必要なのは確かなところ。その知識も室町末期の畿内情勢という少々ディープな所を要求するとあってそれなりにハードルが高いのですね。まあそれほど知識がなかったとしても、ある程度は雰囲気で人物像は掴めると思いますし、後半は織田信長や羽柴秀吉といったお馴染みの人物が活躍するとあってライアーファンなら充分楽しむことができるかもしれませんが。
そんなこのゲームの主役は松永弾正。戦国時代でも悪名高い人物の一人といっていい彼が主役というのは相当意表を突いた人選ですが、謎の多い人物といった意味では確かに物語として膨らませやすいキャラクターといえないこともない。
そういった意味で、ふんだんに用意された偽史(IF)ルートはこのゲーム一番のキモといってよく、色々な歴史の可能性を考えるといった作業は歴史小説家冥利に尽きるというもので、ライターが楽しみながら書いているというのが非常によくわかりました。
そして歴史の謎とされる「裏切り者を決して許さない織田信長が叛服常ない松永弾正をなぜ許したのか?」という回答も用意してくれたのも嬉しいところ。その答えもなんともライアーらしいものだったのですが、そういったおふざけもライターの歴史に対する造詣の深さがあってこそ生み出せるものでしょう。
というわけで、非常に狭いコースぎりぎりを突いた作品であり、このゲームを楽しむにはいくつものハードルを越えなければいけないのは間違いない。少なくとも松永弾正の事績くらいは知ってプレイして欲しいと思うのですが、まあライアーファンならそれくらい知っているのは常識と制作サイドは考えているのでしょうね。それが良いか悪いかはぼくには即答できないのですが・・・
2012年08月22日
金の掛かった仕事の成果
以前からプレイしていた真剣で私に恋しなさい!S(みなとそふと)がようやくクリア出来ました。思いがけずクリアまで時間が掛かった理由はFDにしては非常に充実した内容だったことでしょう。本編のメイン格ヒロイン5人のアフターに加えて、人気サブヒロインのシナリオに新たに加わったヒロインのシナリオとその旺盛なサービス精神はもはや他のメーカーの追随を許さないといったところで、またその豊富なHシーンに目移りしてなかなかゲームが進行しないといった具合でもはやお腹いっぱいといったくらい。
ただそんなメーカーの大盤振る舞いとも思えるサービスの割に批評空間では意外やネガティブ評が多いのですね。今でこそ中央値が80点近くに浮上するなど評価が上向いているのですが、ゲーム発売当初はネガティブ評価の勢いの方が強かった覚えがあります。ぼく的にはメーカーの力の入れ具合と実際のゲームのデキを考えれば、ネガティブな評価してしまうのは制作陣にちょっと酷なのではと思わないでもないのですが・・・
ただネガティブ評をしたくなってしまいたくなる理由も分からないでもないです。というのもこのゲーム、本編でも大概登場人物が多かったのですが、FDになって梁山泊やら西方十勇士やら新キャラを再び大量投入したため世界観は広がった代わりにどうも散漫になってしまった印象が否めないのです。この影響をモロに受けたのが本編のヒロインたち。見せ場はそれなりにあるのですが、各ヒロインのアフターを見ると新たに加わったヒロインたちに比べるとどうにも貧弱で寂しい内容。確かにFDというと新キャラやヒロインに昇格したサブキャラに目移りしてしまい本編のヒロインが割を食うというのはよくある話なのですが、このゲームに関してはそれが大きすぎる気がするのですね。
それでいて新キャラの中ではエース格といえる義経(ついでに言えば大友も)が攻略できないとなると文句が言いたくなるというもの。ぼく的にも松永燕や紋白より義経の方が好みのキャラであり、これだけのキャラが攻略できるというのに彼女が非攻略というのは画竜点睛を欠くと言われても仕方ないかと・・・
ただよく考えるとこのFDはいわゆる「まじこいワールド」を広げるお祭り的なものであり、制作陣はヒロイン萌えについてはあまり考慮していなかったのかもしれません。好みのヒロインとイチャラブしたいという部分では満足に至らないとしても、「まじこい」の世界観を楽しむといった意味では充分であり総体的にはメーカーの意気込みは感じ取れた良質のFDだったと思います。
ただそんなメーカーの大盤振る舞いとも思えるサービスの割に批評空間では意外やネガティブ評が多いのですね。今でこそ中央値が80点近くに浮上するなど評価が上向いているのですが、ゲーム発売当初はネガティブ評価の勢いの方が強かった覚えがあります。ぼく的にはメーカーの力の入れ具合と実際のゲームのデキを考えれば、ネガティブな評価してしまうのは制作陣にちょっと酷なのではと思わないでもないのですが・・・
ただネガティブ評をしたくなってしまいたくなる理由も分からないでもないです。というのもこのゲーム、本編でも大概登場人物が多かったのですが、FDになって梁山泊やら西方十勇士やら新キャラを再び大量投入したため世界観は広がった代わりにどうも散漫になってしまった印象が否めないのです。この影響をモロに受けたのが本編のヒロインたち。見せ場はそれなりにあるのですが、各ヒロインのアフターを見ると新たに加わったヒロインたちに比べるとどうにも貧弱で寂しい内容。確かにFDというと新キャラやヒロインに昇格したサブキャラに目移りしてしまい本編のヒロインが割を食うというのはよくある話なのですが、このゲームに関してはそれが大きすぎる気がするのですね。
それでいて新キャラの中ではエース格といえる義経(ついでに言えば大友も)が攻略できないとなると文句が言いたくなるというもの。ぼく的にも松永燕や紋白より義経の方が好みのキャラであり、これだけのキャラが攻略できるというのに彼女が非攻略というのは画竜点睛を欠くと言われても仕方ないかと・・・
ただよく考えるとこのFDはいわゆる「まじこいワールド」を広げるお祭り的なものであり、制作陣はヒロイン萌えについてはあまり考慮していなかったのかもしれません。好みのヒロインとイチャラブしたいという部分では満足に至らないとしても、「まじこい」の世界観を楽しむといった意味では充分であり総体的にはメーカーの意気込みは感じ取れた良質のFDだったと思います。
2012年08月04日
良作になれなかった原因とは
前回いつクリアできるか見通しが立たないと泣き言を言ってしまいましたが、そんな舌の根も乾かないうちにフツウノファンタジー(EX-ONE)がいつの間にかすべてのエンドを迎えてしまいました。
といってもプレイに費やした時間はそれほど多くはないわけで、ではなぜそんな簡単にクリアできてしまったかというとこのゲーム、4人のヒロインのルートはほぼ同じ展開に終始してしまうのです。だから1人クリアし再び共通ルートから始めて、既読テキストを読み飛ばそうと思ってスキップをかけてしまうとHシーン以外ほとんど未読テキストを読むことなくエンドを迎えてしまう。
このゲーム、6月のゲーム予想の記事でも単穴印を付けたようにかなり期待していました。もちろんその評価も理由があって、ゲーム開始直後の展開はかなり面白く今後に期待できそうな内容だったからです。実際その予想はある程度は当っていて、既存のコンピュータRPGを皮肉っただけでなくそれを生かしたストーリー展開はぼくの嗜好に合うものでした。実際最初に攻略したヒスイルートをプレイした段階ではゲームとしてそれなりに満足していたのです。
ただ他の3ルートも全く同じ展開が繰り返されるのでは手抜きと腐されても仕方ないでしょう。実はぼくの予想では4人のヒロインのうちリブラルートだけは他と違った展開が待っているのではと考えていたのですがどうやら甘かったようです。
これでは例え共通ルートで大笑いさせられたとしてもとても高得点は付けられません。ましてこのゲーム、設定などの小ネタで笑わせることはあっても会話シーンはどちらかというとスベることの方が多かっただけに、何かもう一つ隠し玉が欲しかったと思うのですね。そしてもう一つぼくにとって誤算だったのはどのルートでも同様のストーリーにしてしまった結果、萌えも不足がちになってしまったこと。ヒロインの魅力(キャラ性)が薄く、前作のような原画(CG)だけで萌えさせてくれるような絵師を起用できなかったというような態勢で萌えを高めるにはシナリオの助けが必要だったと思うのです。それなのに画一的なストーリーの影響でヒロインとのいちゃラブをほとんど楽しめることができなかった。それならば最悪ヒロインのルートはいちゃラブのみで終わらせておいて、このゲームのキモといえる女神との決戦は4人のヒロインのルートを終えた後に発生するグランドルートに取っておくという手もあったと思うのです。
それともどのルートを選んでもストーリー自体ほぼ一本道で終わってしまうというのは、一時代前のコンピュータRPGのシナリオを皮肉っているのでしょうか?とすればその手法は明らかな失敗だったと思うのですね。目の付け所は良く、良作以上の評価を得てもおかしくない素材だっただけに腰砕けのような結果に終わってしまったのは非常に残念です。
といってもプレイに費やした時間はそれほど多くはないわけで、ではなぜそんな簡単にクリアできてしまったかというとこのゲーム、4人のヒロインのルートはほぼ同じ展開に終始してしまうのです。だから1人クリアし再び共通ルートから始めて、既読テキストを読み飛ばそうと思ってスキップをかけてしまうとHシーン以外ほとんど未読テキストを読むことなくエンドを迎えてしまう。
このゲーム、6月のゲーム予想の記事でも単穴印を付けたようにかなり期待していました。もちろんその評価も理由があって、ゲーム開始直後の展開はかなり面白く今後に期待できそうな内容だったからです。実際その予想はある程度は当っていて、既存のコンピュータRPGを皮肉っただけでなくそれを生かしたストーリー展開はぼくの嗜好に合うものでした。実際最初に攻略したヒスイルートをプレイした段階ではゲームとしてそれなりに満足していたのです。
ただ他の3ルートも全く同じ展開が繰り返されるのでは手抜きと腐されても仕方ないでしょう。実はぼくの予想では4人のヒロインのうちリブラルートだけは他と違った展開が待っているのではと考えていたのですがどうやら甘かったようです。
これでは例え共通ルートで大笑いさせられたとしてもとても高得点は付けられません。ましてこのゲーム、設定などの小ネタで笑わせることはあっても会話シーンはどちらかというとスベることの方が多かっただけに、何かもう一つ隠し玉が欲しかったと思うのですね。そしてもう一つぼくにとって誤算だったのはどのルートでも同様のストーリーにしてしまった結果、萌えも不足がちになってしまったこと。ヒロインの魅力(キャラ性)が薄く、前作のような原画(CG)だけで萌えさせてくれるような絵師を起用できなかったというような態勢で萌えを高めるにはシナリオの助けが必要だったと思うのです。それなのに画一的なストーリーの影響でヒロインとのいちゃラブをほとんど楽しめることができなかった。それならば最悪ヒロインのルートはいちゃラブのみで終わらせておいて、このゲームのキモといえる女神との決戦は4人のヒロインのルートを終えた後に発生するグランドルートに取っておくという手もあったと思うのです。
それともどのルートを選んでもストーリー自体ほぼ一本道で終わってしまうというのは、一時代前のコンピュータRPGのシナリオを皮肉っているのでしょうか?とすればその手法は明らかな失敗だったと思うのですね。目の付け所は良く、良作以上の評価を得てもおかしくない素材だっただけに腰砕けのような結果に終わってしまったのは非常に残念です。
2012年07月29日
夏バテで先に進めず
梅雨も明けここのところの暑さは異常なくらいですが、いかがお過ごしでしょうか?
当地もご多分に漏れず連日最高気温が35℃を超える日が続いていまして、夜勤明けで陽が高くなってから帰ると締め切ってあった部屋から熱気がもわっと流れてきて一瞬気が遠くなるくらいです。
ぼくはエアコンの冷気がそれほど好きでなくて通常眠る際は窓を開けて寝ているのですが、昼間この状態で熟睡したら熱中症か脱水症状でまず病院送りでしょうからさすがにエアコンを付けて昼寝をしています。ただエアコンを付けて寝るとやはり疲れが取れにくい。疲れが取れにくい分は睡眠時間を増やして対応せざるを得ないとなると、自然家に居る大部分の時間は寝ているということになります。
この日常生活で一番影響を受けているのがエロゲーのプレイ時間。最近クリアの報告ができないのも別にエロゲーから足を洗ったというわけでなくて、1日のプレイ時間が精々1時間弱でしかも3本並行で進行させているような状況では遅々として進まなくても当然といっていいでしょう。
もちろん仕事が多少でも楽になればエロゲーをプレイする気力も湧いてくるというものですが、そんな気配は微塵も無くしかも有給休暇の取れる雰囲気もなし。今月予約していた新作も日曜日にようやく受け取りに行けるという状況ではとても積みゲー崩しに邁進という環境にないのは確かです。というよりこのまま予約したゲームを取りに行かない方が積みゲーを増やさなくていいかとまで思い始めている自分が嫌になってきます。
そんなわけでエロゲーのクリア報告はまだ当分できそうもないのですが、それでは余りに寂しいので取りあえず今プレイしているエロゲーの状況だけでも伝えておこうかと思います。
今のところ一番進行しているのが真剣で私に恋しなさい!S(みなとそふと)ですが、これはFDということで割合気楽にプレイしています。何か世界観が広がりすぎて本編ヒロインの影が薄くなってしまったのと、新キャラたちも攻略できるヒロインより非攻略キャラの方が魅力的というのが間違っている気がしないでもない。まあそれでもそれなりに楽しんでいますが。
たまには速報性を重視ということで購入直後から始めたフツウノファンタジー(EX-ONE)ですが、1か月経過してようやく1人クリアという体たらくで順調に周回遅れとなっています。さてそんなゲームですが、設定のおもしろさをシナリオに昇華できなかったという点で非常に惜しいゲーム。それでもヒロインの魅力が高ければ萌えゲーとして充分といいたいところなのですが、これまでのところ攻略ヒロインの魅力がやや不足しているような気がしてなりません。こうしてみると原画家がデビュー作のみけおう氏から代わってしまったのが惜しまれるところ。まあまだ攻略していないヒロインに隠し玉がいることを期待していますが。
そして問題の晴れときどきお天気雨(ぱれっと)。実はこのゲームが一番早く始めたのですが、いまだ誰一人クリアできていません。相変わらずといっていいNYAON氏のへたれ主人公ワールドに嵌ってしまったのが停滞の原因なのですが、まあNYAON氏の芸風は昔から変わっていないのでぼくのへたれ耐性が前より落ちてきているのでしょう。
というわけで取りあえず盆くらいまでに1本はクリアしたいと思っているのですが、先は遠そうです。では今回はこんなところで。
当地もご多分に漏れず連日最高気温が35℃を超える日が続いていまして、夜勤明けで陽が高くなってから帰ると締め切ってあった部屋から熱気がもわっと流れてきて一瞬気が遠くなるくらいです。
ぼくはエアコンの冷気がそれほど好きでなくて通常眠る際は窓を開けて寝ているのですが、昼間この状態で熟睡したら熱中症か脱水症状でまず病院送りでしょうからさすがにエアコンを付けて昼寝をしています。ただエアコンを付けて寝るとやはり疲れが取れにくい。疲れが取れにくい分は睡眠時間を増やして対応せざるを得ないとなると、自然家に居る大部分の時間は寝ているということになります。
この日常生活で一番影響を受けているのがエロゲーのプレイ時間。最近クリアの報告ができないのも別にエロゲーから足を洗ったというわけでなくて、1日のプレイ時間が精々1時間弱でしかも3本並行で進行させているような状況では遅々として進まなくても当然といっていいでしょう。
もちろん仕事が多少でも楽になればエロゲーをプレイする気力も湧いてくるというものですが、そんな気配は微塵も無くしかも有給休暇の取れる雰囲気もなし。今月予約していた新作も日曜日にようやく受け取りに行けるという状況ではとても積みゲー崩しに邁進という環境にないのは確かです。というよりこのまま予約したゲームを取りに行かない方が積みゲーを増やさなくていいかとまで思い始めている自分が嫌になってきます。
そんなわけでエロゲーのクリア報告はまだ当分できそうもないのですが、それでは余りに寂しいので取りあえず今プレイしているエロゲーの状況だけでも伝えておこうかと思います。
今のところ一番進行しているのが真剣で私に恋しなさい!S(みなとそふと)ですが、これはFDということで割合気楽にプレイしています。何か世界観が広がりすぎて本編ヒロインの影が薄くなってしまったのと、新キャラたちも攻略できるヒロインより非攻略キャラの方が魅力的というのが間違っている気がしないでもない。まあそれでもそれなりに楽しんでいますが。
たまには速報性を重視ということで購入直後から始めたフツウノファンタジー(EX-ONE)ですが、1か月経過してようやく1人クリアという体たらくで順調に周回遅れとなっています。さてそんなゲームですが、設定のおもしろさをシナリオに昇華できなかったという点で非常に惜しいゲーム。それでもヒロインの魅力が高ければ萌えゲーとして充分といいたいところなのですが、これまでのところ攻略ヒロインの魅力がやや不足しているような気がしてなりません。こうしてみると原画家がデビュー作のみけおう氏から代わってしまったのが惜しまれるところ。まあまだ攻略していないヒロインに隠し玉がいることを期待していますが。
そして問題の晴れときどきお天気雨(ぱれっと)。実はこのゲームが一番早く始めたのですが、いまだ誰一人クリアできていません。相変わらずといっていいNYAON氏のへたれ主人公ワールドに嵌ってしまったのが停滞の原因なのですが、まあNYAON氏の芸風は昔から変わっていないのでぼくのへたれ耐性が前より落ちてきているのでしょう。
というわけで取りあえず盆くらいまでに1本はクリアしたいと思っているのですが、先は遠そうです。では今回はこんなところで。
2012年07月25日
ぼくがメーカー買いを止められないわけ
馬券を買い儲けさせてもらった馬を次のレースでも追いかけてしまうというのは良くある話ですが、続けて儲けさせてもらうといったケースはそれほど多くはなくて、大抵は裏切られるというのが良くあるパターン。
そんなわけでもし期待に応えてくれたならば万々歳。一発でその馬のファンになるのは必定といったところですが、エロゲーでも似たようなところがあると思います。
ぼくの場合購入したゲームが当たりだったとしたら、そのメーカーの次作品はよほど趣味に合わないジャンルでない限りほぼ間違いなく購入します。
いわゆるご祝儀買いという奴(本来の用語とは意味合いが若干違う気がしないでもない)でハズレを掴まされたとしてもお布施と思って諦めるくらいの気持ちで買うわけですが、もしこれが再び良作だったならばこのメーカーに対する信頼度はグッと上がります。もうこうなってしまえばメーカーに取り込まれたも同然でこれがいわゆる「メーカー買い」といわれるものだと思います。
ただこうした「メーカー買い」も信頼を裏切られれば離れていってしまうのも当然なわけで、ぼくも見切ったブランドは数知れずあります。ぼくの場合その目安はハズレを続けて2本掴まされるというものですが、中にはこっぴどい目に遭わされ1本で懲りてしまったということもあり、時と場合によるというのが正直なところでしょう。
ただ最近は買ったゲームをすべてプレイできているわけでないので、懲りるところまでいかないのが悩み。例えばこれまでコットンソフトのゲームはリリースされた5本すべて購入しているわけですが、実際プレイしたのは2本のみ。最近発売された「アンバークオーツ」「ぐらタン」はそのまま積みゲーとして残っていているのですが、いくらメーカー買いを続けているとはいえこのまま惰性で今月発売の「終わる世界とバースデイ」を購入していいものか迷っています。
それに今回の題材は正直ぼくの好みでない。コットンの中で一番評価の高い「レコンキスタ」をいまだプレイしていないのもそのためですし(ならばなぜ購入したのかというと、新品未開封がワゴンで安く売られていたのです・・・)、それに前作になって急にデータ数が落ちたのも気になります。ぼくはあまり売上データをこまめに調べているわけではないですが、これは前々作の「アンバークオーツ」でコットンを見切ったファンが多かったのかもしれません。
といっても惚れた弱みというのか、いまだにねこねこソフトのゲームを買い続けているように(こちらもここ2作プレイしてなくて積みゲー化してしまっていますが)プレイしないまま見切るような真似はぼくにはどうにもできないのですね。それに今月のゲーム予想で単穴に押した責任もありますし、予約こそしていないものの、結局は購入してしまうことになると思います。そしてこれまで同様批評空間等での評価が悪かったらプレイせずそのまま見なかったことに・・・いや今度はきっと良作を出してくれるものと信じています。必ずきっと・・・
そんなわけでもし期待に応えてくれたならば万々歳。一発でその馬のファンになるのは必定といったところですが、エロゲーでも似たようなところがあると思います。
ぼくの場合購入したゲームが当たりだったとしたら、そのメーカーの次作品はよほど趣味に合わないジャンルでない限りほぼ間違いなく購入します。
いわゆるご祝儀買いという奴(本来の用語とは意味合いが若干違う気がしないでもない)でハズレを掴まされたとしてもお布施と思って諦めるくらいの気持ちで買うわけですが、もしこれが再び良作だったならばこのメーカーに対する信頼度はグッと上がります。もうこうなってしまえばメーカーに取り込まれたも同然でこれがいわゆる「メーカー買い」といわれるものだと思います。
ただこうした「メーカー買い」も信頼を裏切られれば離れていってしまうのも当然なわけで、ぼくも見切ったブランドは数知れずあります。ぼくの場合その目安はハズレを続けて2本掴まされるというものですが、中にはこっぴどい目に遭わされ1本で懲りてしまったということもあり、時と場合によるというのが正直なところでしょう。
ただ最近は買ったゲームをすべてプレイできているわけでないので、懲りるところまでいかないのが悩み。例えばこれまでコットンソフトのゲームはリリースされた5本すべて購入しているわけですが、実際プレイしたのは2本のみ。最近発売された「アンバークオーツ」「ぐらタン」はそのまま積みゲーとして残っていているのですが、いくらメーカー買いを続けているとはいえこのまま惰性で今月発売の「終わる世界とバースデイ」を購入していいものか迷っています。
それに今回の題材は正直ぼくの好みでない。コットンの中で一番評価の高い「レコンキスタ」をいまだプレイしていないのもそのためですし(ならばなぜ購入したのかというと、新品未開封がワゴンで安く売られていたのです・・・)、それに前作になって急にデータ数が落ちたのも気になります。ぼくはあまり売上データをこまめに調べているわけではないですが、これは前々作の「アンバークオーツ」でコットンを見切ったファンが多かったのかもしれません。
といっても惚れた弱みというのか、いまだにねこねこソフトのゲームを買い続けているように(こちらもここ2作プレイしてなくて積みゲー化してしまっていますが)プレイしないまま見切るような真似はぼくにはどうにもできないのですね。それに今月のゲーム予想で単穴に押した責任もありますし、予約こそしていないものの、結局は購入してしまうことになると思います。そしてこれまで同様批評空間等での評価が悪かったらプレイせずそのまま見なかったことに・・・いや今度はきっと良作を出してくれるものと信じています。必ずきっと・・・
2012年07月08日
脇に入ってこそ光るヒロイン
今年に入ってからぼくがプレイしたゲームというと、そのほとんどが続編・FDの類のような気がしてならないのですが、今回クリアしたゲームもご多分に漏れずということでグリザイアの果実(フロントウィング)の続編であるグリザイアの迷宮の所感についてだらだらと語ろうかと思います。
このゲームの大まかな構成はというと本編ヒロインのアフターが5本とサブキャラとのHシーン6本。そして主人公風見雄二の過去編であるカプリスの繭の3つからなるのですが、サブキャラのHシーンについてはどうにも語るに困る代物ですし、カプリスの繭は確かに読み応えがあるのですが一番盛り上がるところで「次回にこうご期待」となっていて、これからどちらの方向に評価が動くか何とも言えないところ。
というわけで、非常に評価が付けにくいFDであるのですが、ぼく的に本編は大いに笑わせてもらっただけに、その笑いをほどよく継承していたヒロインアフターについてはそれなりに評価しています。
このゲームのヒロインは設定を見れば分かるように曲者揃いでそのキャラ立ちの良さについては半端ないわけですが、共通パートや個別ルート前半で見られたテンポの良い掛け合いをこのアフターでも楽しめたのは嬉しかったところ。ぼくが心配していたのはよくあるFDのようにイチャラブに特化するあまり(まあそれはそれで萌えという点では満足できるのかもしれませんが)笑いの面が犠牲になってしまわないかということでしたが、これはほぼ杞憂に終わったといっていいでしょう。典型的なツンデレヒロインと思わせながらFDでは弄られキャラに変貌していた由美子の魅力を再確認できましたし、さばさばした姉御肌の天音、一介のおバカヒロインに終わらなかったみちるに子供らしい無邪気な毒を放つ蒔菜。その蒔菜とは逆に優等生らしい計算した鋭い毒を放つ幸ら個性の強い面々が他のヒロインのアフターでも消えることなくキャラ立ちの良さを発揮してくれたのは素直に喜びたいと思います。
そんなヒロインたちの中で、ぼくが本編を通じて一番好みなのは小嶺幸なのですが、正直彼女のアフターは他のヒロインと違ってデキが良いといえなかったのが残念でした。まあ本編でも彼女のシナリオは上の部類とはいえなかったのですが、このアフターではより面白さに欠けてしまったような気がしてならないのです。本来ならお気に入りヒロインのアフターならば他のヒロインのアフター以上に魅力を感じるはずなのに、これはどうしたことなのか・・・
つまりぼくはヒロインとしての幸に魅力を感じていたのでなく、他のヒロインのシナリオでツッコミとボケを自在に操るサブキャラとしての幸に魅力を感じていたということなのでしょう。だからメインヒロインとなる自分のシナリオでは幸の特長である毒が封印される形となって魅力も半減してしまったのではないでしょうか。
サブキャラとして人気があったのにFDなどでヒロインに昇格した途端に陰りがでてしまうというのはまま聞く話なのですが、この幸もサブキャラとして魅力を発揮するタイプといえるかもしれません。まあ単に幸アフターを担当したライターが他のライターよりも腕が劣るだけなのかもしれませんけど・・・
このゲームの大まかな構成はというと本編ヒロインのアフターが5本とサブキャラとのHシーン6本。そして主人公風見雄二の過去編であるカプリスの繭の3つからなるのですが、サブキャラのHシーンについてはどうにも語るに困る代物ですし、カプリスの繭は確かに読み応えがあるのですが一番盛り上がるところで「次回にこうご期待」となっていて、これからどちらの方向に評価が動くか何とも言えないところ。
というわけで、非常に評価が付けにくいFDであるのですが、ぼく的に本編は大いに笑わせてもらっただけに、その笑いをほどよく継承していたヒロインアフターについてはそれなりに評価しています。
このゲームのヒロインは設定を見れば分かるように曲者揃いでそのキャラ立ちの良さについては半端ないわけですが、共通パートや個別ルート前半で見られたテンポの良い掛け合いをこのアフターでも楽しめたのは嬉しかったところ。ぼくが心配していたのはよくあるFDのようにイチャラブに特化するあまり(まあそれはそれで萌えという点では満足できるのかもしれませんが)笑いの面が犠牲になってしまわないかということでしたが、これはほぼ杞憂に終わったといっていいでしょう。典型的なツンデレヒロインと思わせながらFDでは弄られキャラに変貌していた由美子の魅力を再確認できましたし、さばさばした姉御肌の天音、一介のおバカヒロインに終わらなかったみちるに子供らしい無邪気な毒を放つ蒔菜。その蒔菜とは逆に優等生らしい計算した鋭い毒を放つ幸ら個性の強い面々が他のヒロインのアフターでも消えることなくキャラ立ちの良さを発揮してくれたのは素直に喜びたいと思います。
そんなヒロインたちの中で、ぼくが本編を通じて一番好みなのは小嶺幸なのですが、正直彼女のアフターは他のヒロインと違ってデキが良いといえなかったのが残念でした。まあ本編でも彼女のシナリオは上の部類とはいえなかったのですが、このアフターではより面白さに欠けてしまったような気がしてならないのです。本来ならお気に入りヒロインのアフターならば他のヒロインのアフター以上に魅力を感じるはずなのに、これはどうしたことなのか・・・
つまりぼくはヒロインとしての幸に魅力を感じていたのでなく、他のヒロインのシナリオでツッコミとボケを自在に操るサブキャラとしての幸に魅力を感じていたということなのでしょう。だからメインヒロインとなる自分のシナリオでは幸の特長である毒が封印される形となって魅力も半減してしまったのではないでしょうか。
サブキャラとして人気があったのにFDなどでヒロインに昇格した途端に陰りがでてしまうというのはまま聞く話なのですが、この幸もサブキャラとして魅力を発揮するタイプといえるかもしれません。まあ単に幸アフターを担当したライターが他のライターよりも腕が劣るだけなのかもしれませんけど・・・
2012年07月03日
追加ディスクの効能について考える
恐縮ながら今回も輝光翼戦記 銀の刻のコロナ(ETERNAL)の話になります。メーカーの過去作と比べてとても成功したといえないゲームの話題がここまで出来るということは、いかにぼくがこのゲームにのめりこんだ(といっても天空のユミナFDほどではないですが)証左といえるわけですが、今回はこのゲームの特典として添付されていた追加ディスクについて語りたいと思います。
そのディスクのことですが、まぎらわしいことにこのゲームには初回特典ディスクと予約特典ディスクの2種類あって、まず予約特典ディスクの方は主人公&メインヒロインのスキルが増えるという趣向。このスキルというものがおよそ使えるには程遠い技で、こんなお寒いディスクを付けるならこれまでのようにヴォーカルCDにしろといいたくなる代物なのですが、今回話題にしたいのは初回特典ディスクの方です。
このゲームを既にプレイした方ならご存知でしょうが、初回特典ディスクはETERNALと同じウィルプラス系のブランドから人気ゲームのヒロインたちを抜擢して追加ユニットとして使えるというファンにとってはなかなか嬉しい趣向となっています。それがあやかしびと(propeller)のヒロイン一乃谷刀子。遥かに仰ぎ、麗しの(PULLTOP)から風祭みやび。そして花と乙女に祝福を(ensemble)の月丘兄妹の3ユニットなのですが、確かに3作品ともウィル系の中では成功したゲームで取り上げられるのもまあ当然なのかもしれません。まあぼく的にはHERMITの作品を取り上げて欲しかったのですが・・・
それはともかく、そんな追加ユニットたちですが、残念ながらシナリオには全く関わってきません。ぼく的にはシナリオ本編には絡まなくても、おまけのイベントくらい発生するサービスがあっても良かったのではないかと思います。もちろんゲームの雰囲気を壊してしまっては元も子もないのですが、どちらかというと何でもアリの設定なわけですからそのあたりはライターのさじ加減で何とでもなったと思ったのですね。
さてそんなシナリオの流れに全く関わってこないユニットたちなのですが、これがなぜか戦力として充分過ぎるほど使えてしまうというのが、このゲームのバランスをやや崩してしまっている原因ではないかと思うのですね。特に序盤戦力不足で猫の手も借りたい場面で、3ユニット分追加があるのは非常にありがたい・・・というより有難すぎて序盤のゲーム展開を簡単にしてしまっているのではないかと。
それにユニットの能力面に関しても、みやびは同属性の穂村茜とほぼ同能力ながら赤属性の攻撃をノーダメージにするスキルを持っているし、月丘さんも同様のスキルを持っていてMPに余裕がある限り基本ユニットよりも守りが強い。そして一乃谷刀子に至っては同じ黒属性のメインヒロイン天津刻乃よりもポテンシャルで上回るのではないかと思えるくらい強力なユニットです。これらゲストユニットたちは新しいスキルを全く覚えないため、中盤から終盤にかけては基本ユニットよりも劣ってくる面が出てくるのですが、それでもユニット数不足を補ってくれるという点だけでも非常にゲーム進行を楽にしてくれるのです。
いや楽にしてくれるというより、振り返ってみてこのゲームが作業プレイに思えてしまうのもこの追加ユニットの存在があるように思えてなりません。もしこれらのユニットが居なかったとすれば配置にも一層頭を使わなければいけないし、不利を承知で戦いを挑む場面がでてくるかもしれなかったのです。
そんなわけで2周目でこれら追加ユニットを使わない縛りプレイを行おうかとも思ったのですが、ちょっと進めてみたものの結局断念しました。これはぼくが積みゲーを多く抱えていてこのゲームばかり関わっていられないこともあるのですが、やはりこのソフト自体繰り返しプレイしたくなるほどゲーム性が高くなかったことの方が大きいでしょう。
そんなわけで、追加ユニットを使わないとどれだけゲーム進行が厳しくなるかどうかは謎のままなのですが、案外ぼくが思っているほど影響がなかったかもしれません。まあそれならばみやびや月丘さん(あやかしびとはプレイしていないので刀子がどんなキャラか判らないのですが)の勇姿を楽しめただけ得だったのかもしれないわけで、このあたりは良い方に解釈しておいたほうがいいのでしょう。
そのディスクのことですが、まぎらわしいことにこのゲームには初回特典ディスクと予約特典ディスクの2種類あって、まず予約特典ディスクの方は主人公&メインヒロインのスキルが増えるという趣向。このスキルというものがおよそ使えるには程遠い技で、こんなお寒いディスクを付けるならこれまでのようにヴォーカルCDにしろといいたくなる代物なのですが、今回話題にしたいのは初回特典ディスクの方です。
このゲームを既にプレイした方ならご存知でしょうが、初回特典ディスクはETERNALと同じウィルプラス系のブランドから人気ゲームのヒロインたちを抜擢して追加ユニットとして使えるというファンにとってはなかなか嬉しい趣向となっています。それがあやかしびと(propeller)のヒロイン一乃谷刀子。遥かに仰ぎ、麗しの(PULLTOP)から風祭みやび。そして花と乙女に祝福を(ensemble)の月丘兄妹の3ユニットなのですが、確かに3作品ともウィル系の中では成功したゲームで取り上げられるのもまあ当然なのかもしれません。まあぼく的にはHERMITの作品を取り上げて欲しかったのですが・・・
それはともかく、そんな追加ユニットたちですが、残念ながらシナリオには全く関わってきません。ぼく的にはシナリオ本編には絡まなくても、おまけのイベントくらい発生するサービスがあっても良かったのではないかと思います。もちろんゲームの雰囲気を壊してしまっては元も子もないのですが、どちらかというと何でもアリの設定なわけですからそのあたりはライターのさじ加減で何とでもなったと思ったのですね。
さてそんなシナリオの流れに全く関わってこないユニットたちなのですが、これがなぜか戦力として充分過ぎるほど使えてしまうというのが、このゲームのバランスをやや崩してしまっている原因ではないかと思うのですね。特に序盤戦力不足で猫の手も借りたい場面で、3ユニット分追加があるのは非常にありがたい・・・というより有難すぎて序盤のゲーム展開を簡単にしてしまっているのではないかと。
それにユニットの能力面に関しても、みやびは同属性の穂村茜とほぼ同能力ながら赤属性の攻撃をノーダメージにするスキルを持っているし、月丘さんも同様のスキルを持っていてMPに余裕がある限り基本ユニットよりも守りが強い。そして一乃谷刀子に至っては同じ黒属性のメインヒロイン天津刻乃よりもポテンシャルで上回るのではないかと思えるくらい強力なユニットです。これらゲストユニットたちは新しいスキルを全く覚えないため、中盤から終盤にかけては基本ユニットよりも劣ってくる面が出てくるのですが、それでもユニット数不足を補ってくれるという点だけでも非常にゲーム進行を楽にしてくれるのです。
いや楽にしてくれるというより、振り返ってみてこのゲームが作業プレイに思えてしまうのもこの追加ユニットの存在があるように思えてなりません。もしこれらのユニットが居なかったとすれば配置にも一層頭を使わなければいけないし、不利を承知で戦いを挑む場面がでてくるかもしれなかったのです。
そんなわけで2周目でこれら追加ユニットを使わない縛りプレイを行おうかとも思ったのですが、ちょっと進めてみたものの結局断念しました。これはぼくが積みゲーを多く抱えていてこのゲームばかり関わっていられないこともあるのですが、やはりこのソフト自体繰り返しプレイしたくなるほどゲーム性が高くなかったことの方が大きいでしょう。
そんなわけで、追加ユニットを使わないとどれだけゲーム進行が厳しくなるかどうかは謎のままなのですが、案外ぼくが思っているほど影響がなかったかもしれません。まあそれならばみやびや月丘さん(あやかしびとはプレイしていないので刀子がどんなキャラか判らないのですが)の勇姿を楽しめただけ得だったのかもしれないわけで、このあたりは良い方に解釈しておいたほうがいいのでしょう。
2012年06月24日
使えるユニットがお気に入りに
最近コレ一本に絞ってプレイしているといっていい輝光翼戦記 銀の刻のコロナ(ETERNAL)ですが、ようやくクリアすることができました。中盤以降やや作業プレイになってしまった嫌いはありましたが、縛りプレイなどを活用することによってそれなりに楽しめたのでぼく的には満足。
そんなこのゲームのキモとなっている属性システムについてですが、過去作のNega0でのバトルシステムを進化させたような形。Nega0についてはシナリオは一捻りさせてあって面白かったものの肝心のバトルについては相当お寒かったのですが、今回ゲーム性については多少なりとも巻き返したような形です。
ただそれでもSLGとして物足りない部分が多かったのも事実。
反則といっても過言でない強力技については、その技を使わないという縛りプレイで対処できるからまだしも、マップ移動で部隊が1歩ずつしか動けないというのはプレイヤーにストレスを与えると同時に戦略的に制限を与えることにもなって2重に足を引っ張っているように思えます。ぼくが考えるには例えば攻撃力や防御力の高いユニットは鈍重で機動力がなく、逆に防御力に乏しい代わりに機動力に優れたユニットがいるというような差を付ければプレイヤーがマップ場面で頭を使うケースが増えて面白さが増したと思うのですね。
あとユミナFDのようなヤリコミ要素に乏しかったのも確かにマイナス要素なのですが、ただぼく的にはこういったマップ進行型のSLGは2周~3周とプレイしようと思わないので一概に即減点材料とはしたくありません。ただそれでもルートが一本道でなく何個かあれば周回プレイをやらざるを得ないわけで、そういった意味で厳しい言葉で言えばこのゲームは制作者側がプレイヤーに周回プレイをさせる工夫を怠ったといえるかもしれないです。
さてこのゲームはキャラクターが複数いるわけで、当然プレイヤーにはそれぞれお気に入りキャラ(ユニット)がいると思います。
大体こういったゲームでお気に入りとなるキャラというのは、プレイヤーにとって非常に使える有難いユニットか、逆にあまり使えなくて育てるのに苦労するうちに愛着が湧いてくるといったユニットかどちらかです。ぼくの場合このお気に入りキャラとなるユニットは大抵後者のケースがほとんどなわけですが、このゲームの場合レベル上げという点であまり苦労することがなくて性能がやや劣るユニットでもそれなりにレベルが上がっていくものですから「出来ない子ほど可愛い」というケースはあまり当てはまらないのですね。
というわけでこのゲームで1番といっていいくらい使えるキャラがぼくのお気に入りなったわけですが、そのヒロインというのがこのゲーム中最高に近い性能を持っている(と、ぼく的に思っている)金剛恵理なわけです。
この恵理というキャラ。このゲームをプレイした人なら承知していると思うのですが、雑魚との戦いだけでなくボス戦でも通用するポテンシャルを秘めています。まず相手に2ヒットさせるスキルを早い段階で覚えてくれるのが嬉しい。このスキルに続いて覚えるマックススピード(相手に与えるダメージを下げる代わりにヒット数を上げる技)を屈指すると、結界を失いLPのみになった敵を一瞬のうちに壊滅させてくれるわけで、ザコ敵を早く片付けるには最適といっていいユニットなのです。
ただこの恵里の偉いところはザコ敵だけでなくボス戦でも充分使えるところで、モチベーションダウン(対戦者のオーダースキルの使用を阻止するスキル)を使えばほぼノーダメージでボスを倒すことができるという優れものの技も持っています。(まあ優れものといえば統果の死角封じやコロナのどらごにっくぶれす?等の方がよほど優秀なわけですが、あちらはゲームバランスを崩しかなない一撃必殺の反則技ですのでぼくは使用を自粛していた)そして地味ながらフィールドスキルの高速移動も展開の遅さを若干なりとも助けてくれて嬉しい。その上、ショートカット元気少女。そして不幸属性を持っているというぼくの萌えのツボを完璧に付いてくれたまさにぼく好みのヒロインなのです。
そんな恵理のHシーンはなぜかアナスタシアとの3Pしかなくてぼく的にはかなり落ち込んでいるのですが、まあこのゲームのサブヒロインはほぼ全員不遇な扱いを受けているのでまあ仕方ないかもしれませんね。
そんなこのゲームのキモとなっている属性システムについてですが、過去作のNega0でのバトルシステムを進化させたような形。Nega0についてはシナリオは一捻りさせてあって面白かったものの肝心のバトルについては相当お寒かったのですが、今回ゲーム性については多少なりとも巻き返したような形です。
ただそれでもSLGとして物足りない部分が多かったのも事実。
反則といっても過言でない強力技については、その技を使わないという縛りプレイで対処できるからまだしも、マップ移動で部隊が1歩ずつしか動けないというのはプレイヤーにストレスを与えると同時に戦略的に制限を与えることにもなって2重に足を引っ張っているように思えます。ぼくが考えるには例えば攻撃力や防御力の高いユニットは鈍重で機動力がなく、逆に防御力に乏しい代わりに機動力に優れたユニットがいるというような差を付ければプレイヤーがマップ場面で頭を使うケースが増えて面白さが増したと思うのですね。
あとユミナFDのようなヤリコミ要素に乏しかったのも確かにマイナス要素なのですが、ただぼく的にはこういったマップ進行型のSLGは2周~3周とプレイしようと思わないので一概に即減点材料とはしたくありません。ただそれでもルートが一本道でなく何個かあれば周回プレイをやらざるを得ないわけで、そういった意味で厳しい言葉で言えばこのゲームは制作者側がプレイヤーに周回プレイをさせる工夫を怠ったといえるかもしれないです。
さてこのゲームはキャラクターが複数いるわけで、当然プレイヤーにはそれぞれお気に入りキャラ(ユニット)がいると思います。
大体こういったゲームでお気に入りとなるキャラというのは、プレイヤーにとって非常に使える有難いユニットか、逆にあまり使えなくて育てるのに苦労するうちに愛着が湧いてくるといったユニットかどちらかです。ぼくの場合このお気に入りキャラとなるユニットは大抵後者のケースがほとんどなわけですが、このゲームの場合レベル上げという点であまり苦労することがなくて性能がやや劣るユニットでもそれなりにレベルが上がっていくものですから「出来ない子ほど可愛い」というケースはあまり当てはまらないのですね。
というわけでこのゲームで1番といっていいくらい使えるキャラがぼくのお気に入りなったわけですが、そのヒロインというのがこのゲーム中最高に近い性能を持っている(と、ぼく的に思っている)金剛恵理なわけです。
この恵理というキャラ。このゲームをプレイした人なら承知していると思うのですが、雑魚との戦いだけでなくボス戦でも通用するポテンシャルを秘めています。まず相手に2ヒットさせるスキルを早い段階で覚えてくれるのが嬉しい。このスキルに続いて覚えるマックススピード(相手に与えるダメージを下げる代わりにヒット数を上げる技)を屈指すると、結界を失いLPのみになった敵を一瞬のうちに壊滅させてくれるわけで、ザコ敵を早く片付けるには最適といっていいユニットなのです。
ただこの恵里の偉いところはザコ敵だけでなくボス戦でも充分使えるところで、モチベーションダウン(対戦者のオーダースキルの使用を阻止するスキル)を使えばほぼノーダメージでボスを倒すことができるという優れものの技も持っています。(まあ優れものといえば統果の死角封じやコロナのどらごにっくぶれす?等の方がよほど優秀なわけですが、あちらはゲームバランスを崩しかなない一撃必殺の反則技ですのでぼくは使用を自粛していた)そして地味ながらフィールドスキルの高速移動も展開の遅さを若干なりとも助けてくれて嬉しい。その上、ショートカット元気少女。そして不幸属性を持っているというぼくの萌えのツボを完璧に付いてくれたまさにぼく好みのヒロインなのです。
そんな恵理のHシーンはなぜかアナスタシアとの3Pしかなくてぼく的にはかなり落ち込んでいるのですが、まあこのゲームのサブヒロインはほぼ全員不遇な扱いを受けているのでまあ仕方ないかもしれませんね。
2012年06月11日
ちょっとひと休み
今日から2泊3日の予定で北海道旅行に行ってきます。
ぼくは根っからの出不精でして旅行なんてものは昔から行ったことがなかったのですが、昨年くらいから機会を見つけては1泊か2泊くらいの小旅行に出かけるようになりました。
まあこれはある理由があるのですが、余り人に言うようなことではないのでここでは割愛します。それよりも問題なのは旅行に行っている間、エロゲーが全くプレイできないことです。
というわけで、旅行に行くまでに少しでも積みゲーを崩したいと思いここのところ輝光翼戦記 銀の刻のコロナ(ETERNAL)を寝る間も惜しんでずっとプレイしてきました。そんな努力にも関わらず結局エンドを迎えることができなかったのですが、それでも中盤過ぎまで進めてきてようやくゲームの評価が定まったような気がします。
その評価というのは批評空間の大多数の感想と違いかなり楽しめたというものですが、確かにゲームパートが面倒で時間ばかり掛かるという意見には頷けるものがあるのは確かです。ただぼく的にはこの面倒くささがこのゲームの面白みの一つではないかと思うのですね。それにぼくはマップをクリアしていくことによって手持ちのユニットを成長させていくといったタイプのゲームが好きなのです。
前作のキャラたちも登場しこれからますます面白くなってきそうなところで中断となってしまうのは辛いのですが、取りあえずエロゲーのことは忘れ日頃の疲れを休めてきます。では今回はこんなところで。
ぼくは根っからの出不精でして旅行なんてものは昔から行ったことがなかったのですが、昨年くらいから機会を見つけては1泊か2泊くらいの小旅行に出かけるようになりました。
まあこれはある理由があるのですが、余り人に言うようなことではないのでここでは割愛します。それよりも問題なのは旅行に行っている間、エロゲーが全くプレイできないことです。
というわけで、旅行に行くまでに少しでも積みゲーを崩したいと思いここのところ輝光翼戦記 銀の刻のコロナ(ETERNAL)を寝る間も惜しんでずっとプレイしてきました。そんな努力にも関わらず結局エンドを迎えることができなかったのですが、それでも中盤過ぎまで進めてきてようやくゲームの評価が定まったような気がします。
その評価というのは批評空間の大多数の感想と違いかなり楽しめたというものですが、確かにゲームパートが面倒で時間ばかり掛かるという意見には頷けるものがあるのは確かです。ただぼく的にはこの面倒くささがこのゲームの面白みの一つではないかと思うのですね。それにぼくはマップをクリアしていくことによって手持ちのユニットを成長させていくといったタイプのゲームが好きなのです。
前作のキャラたちも登場しこれからますます面白くなってきそうなところで中断となってしまうのは辛いのですが、取りあえずエロゲーのことは忘れ日頃の疲れを休めてきます。では今回はこんなところで。
2012年06月01日
再び積みゲー崩しの日々へ
今日になってようやく気が付いたのですが、先月下旬ブログのアクセスカウンターが10万件を超えていたようです。
開設当初の意気込みはどこにやらで、最近は更新も滞りがち。しかも個人的趣味全開で読者に楽しんでもらおうという意図はほとんどないといっていいブログが、よもや10万件もアクセスされるところまでたどり着くとは正直思っていませんでした。
まあ最近は1日のアクセス数が100を超える事はまずなくて、50を下回ることも珍しくない状況が続いています。まあ実際ぼくも更新頻度が高いならともかく、いつ更新するか分からないブログを覗くために日参するなんてことはまずしないわけですから、そんなアクセス数になっても仕方ないかもしれません。ただこんなぼくのブログを見捨てずに来てくれる人のためにも、これを機に開設当初のモチベーションを取り戻さなければと思っています。まあ取りあえずは1週間に1度くらいの更新頻度には戻してしていかないといけませんね。
さてここのところずっとパチ屋通いに現を抜かしていたぼくですが、当直勤務明けに日がな一日パチンコを打ち続けているのでは金も体力も持たないというわけで再び積みゲー崩しに励むことにしました。といっても「上にまいりま~す4」より楽しくかつ萌えるゲームというのは積みゲーの中にはそう見当たらないわけで、それなら少なくとも遊べるものをということで選んだのが輝光翼戦記 銀の刻のコロナ(ETERNAL)。年頭に発表した崩したいゲームに挙げていただけに、とっくにプレイしていなければいけないはずなのですが、ここまで手つかずでいたのはこれまでの(批評空間での)評価が当初(発売前)ぼくが考えていたより低調なスタートだったことに因ります。前作天の光は恋の星も巷の評価が低くて結局崩さないまま現在に至っているのですが、クリア時間の掛かることが分かっているゲームの評判が悪いとやはりプレイする気がなかなか起きないのですね。もし年頭であんな公約をしていないかパチンコに嵌っていなければ、天の光は恋の星と同様このまま積みゲーの山の中に埋もれていったことでしょう。
そんなわけで始める前はそれほど期待を持っていたわけではなかったのですが、意外にSLG部分が遊べるデキになっていてまずまず楽しめています。もちろん時間経過を忘れるほどぼくを楽しませてくれた輝光翼戦記 天空のユミナFDと比べるのは可哀想ですが、序盤だけの感想を言えば巷の評価ほど悪くないように思います。
ただ戦術SLGにしては敵の思考ルーチンが弱くまた一度削った敵のHPが回復することがないためほとんど力押しで押し切れてしまう点を思うとやや物足らないと感じてしまうかもしれません。もしこれで時間制限があったならば多少の犠牲を覚悟して分の悪い賭けに挑まなければならないのでしょうがそれもないため、相性の悪い相手が出てきたら素直に退却して勝てる編成で出直して勝負に挑むという戦術が通用してしまうのです。
というわけで中盤以降もこうした攻略法が通用してしまうようだとさすがに飽きてしまうかなと思わないでもないのですが、それでもこのゲームを始めて以来パチ屋に行っていないことを考えればぼくにとって僥倖なことといえるでしょう。出来れば再びパチンコと完全に手を切って他の積みゲーを崩す生活に立ち返りたいと思っています。
開設当初の意気込みはどこにやらで、最近は更新も滞りがち。しかも個人的趣味全開で読者に楽しんでもらおうという意図はほとんどないといっていいブログが、よもや10万件もアクセスされるところまでたどり着くとは正直思っていませんでした。
まあ最近は1日のアクセス数が100を超える事はまずなくて、50を下回ることも珍しくない状況が続いています。まあ実際ぼくも更新頻度が高いならともかく、いつ更新するか分からないブログを覗くために日参するなんてことはまずしないわけですから、そんなアクセス数になっても仕方ないかもしれません。ただこんなぼくのブログを見捨てずに来てくれる人のためにも、これを機に開設当初のモチベーションを取り戻さなければと思っています。まあ取りあえずは1週間に1度くらいの更新頻度には戻してしていかないといけませんね。
さてここのところずっとパチ屋通いに現を抜かしていたぼくですが、当直勤務明けに日がな一日パチンコを打ち続けているのでは金も体力も持たないというわけで再び積みゲー崩しに励むことにしました。といっても「上にまいりま~す4」より楽しくかつ萌えるゲームというのは積みゲーの中にはそう見当たらないわけで、それなら少なくとも遊べるものをということで選んだのが輝光翼戦記 銀の刻のコロナ(ETERNAL)。年頭に発表した崩したいゲームに挙げていただけに、とっくにプレイしていなければいけないはずなのですが、ここまで手つかずでいたのはこれまでの(批評空間での)評価が当初(発売前)ぼくが考えていたより低調なスタートだったことに因ります。前作天の光は恋の星も巷の評価が低くて結局崩さないまま現在に至っているのですが、クリア時間の掛かることが分かっているゲームの評判が悪いとやはりプレイする気がなかなか起きないのですね。もし年頭であんな公約をしていないかパチンコに嵌っていなければ、天の光は恋の星と同様このまま積みゲーの山の中に埋もれていったことでしょう。
そんなわけで始める前はそれほど期待を持っていたわけではなかったのですが、意外にSLG部分が遊べるデキになっていてまずまず楽しめています。もちろん時間経過を忘れるほどぼくを楽しませてくれた輝光翼戦記 天空のユミナFDと比べるのは可哀想ですが、序盤だけの感想を言えば巷の評価ほど悪くないように思います。
ただ戦術SLGにしては敵の思考ルーチンが弱くまた一度削った敵のHPが回復することがないためほとんど力押しで押し切れてしまう点を思うとやや物足らないと感じてしまうかもしれません。もしこれで時間制限があったならば多少の犠牲を覚悟して分の悪い賭けに挑まなければならないのでしょうがそれもないため、相性の悪い相手が出てきたら素直に退却して勝てる編成で出直して勝負に挑むという戦術が通用してしまうのです。
というわけで中盤以降もこうした攻略法が通用してしまうようだとさすがに飽きてしまうかなと思わないでもないのですが、それでもこのゲームを始めて以来パチ屋に行っていないことを考えればぼくにとって僥倖なことといえるでしょう。出来れば再びパチンコと完全に手を切って他の積みゲーを崩す生活に立ち返りたいと思っています。
2012年05月24日
物足りなさの要因とは
今から10年以上前のことになるのですが、あの当時首までどっぷり浸かるほど嵌っていたのがパチンコでした。
1日パチンコをしていないと手が震えてくるし、仕事が終わってから閉店まで打っているなんてことも度々。幸い消費者金融で金を借りてまでパチンコに金をつぎ込むなんてことは無かったのですが、それでも1か月分の給料を1週間で失うなんてこともありました。
今では社会問題化しているパチンコ依存症を地で行っているわけですが、そんな病気が治ったきっかけはというと、今考えるととやはりお金の問題だったと思います。特に止める寸前は全くといっていいほど勝てなかったもので、取られるばっかりで全く儲けさせてくれないことが続けば「なぜこんなバカげたことを・・・」と我に返るのも自然なことでしょう。それならば真っ直ぐ自室に帰ってエロゲーでもプレイしていたほうが余程健全!というものです。
というわけで、ぼくがパチンコから足を洗った時期と、これまでプレイしていた以上にエロゲーに熱を入れだしたのはほぼ重なるわけですが、それでも月に1度くらいパチンコ屋へ顔を出すくらいの遊び方は相変わらず続けていました・・・が、ここ1か月くらい前からパチ屋に行く回数がグンと増えてしまいました。
それもこれも「CR上へまいりま~す4」のおかげなのですが、ほとんど打つ機会も無く撤去されてしまった前作の「上まい3」のことを思うと、今打たないと一生後悔するのではないかと思ってつい暇さえあればパチ屋に通うという事態に陥っているわけです。
そんなパチ屋通いを続けていれば当然エロゲーに費やす金も時間も無くなるわけで、今月はどうやら新作を1本も買わないことになりそうです。もちろんぼくの食指が動くゲームがリリースされないこともあるのですが、それでも資金に余裕さえあれば1本くらいは買おうという気になったかもしれません。まあ積みゲーが山のようにある状況では金に余裕があっても買わないのが正解なのかもしれませんが。
ただそんなことよりも肝心のエロゲーに費やす時間が減っていることの方が大きいのかもしれません。ただでさえ最近疲れが溜まっているというのに、少ない余暇の時間までパチンコに浸かっているようでは積みゲーが少しも減っていくわけがない。実際、GW以降クリアしたエロゲーは1本もありませんし・・・
というわけで反省した結果、(というか単に持病の痛風が悪化して1日動けなかっただけですが・・・)半分くらいプレイしたまま中断していた太陽のプロミアFlowering Days(SEVEN WONDER)をかかりっきりでクリアしました。急ぎ足でプレイしていたため、それほど楽しめずに終わったのではないかと傍から見ればそう思われるかもしれませんが、そんなプレイでも本編同様楽しんでプレイできたファンディスクでした。特に本編ヒロインたちの水着シーンには年甲斐もなく心動かされてしまったわけで、粒ぞろいだった本編ヒロインの可愛さを再認識させられました。
ただ多くの人の感想にもあるように若干の物足りなさがあったのも事実です。これはこのファンディスクがイチャラブ中心で本編の内容についてあまり深く関わっていなかったからでしょう。確かにイチャラブの質はなかなかだったのですが、本編で深く説明しきれなかった設定部分の解明を求めていたプレイヤーにとっては何かイチャラブに誤魔化されたような気がして、それで何かゲーム自体の底が浅いような感覚に襲われてしまったのではないかと思うのです。
そしてもう一つ、このゲームは人気のあった非攻略キャラが居なくて、かつファンディスクで新たに主人公とサブヒロインが恋愛関係になるにはやや無理があったこともあるでしょう。ファンディスクといえば人気のあったサブヒロインの攻略(Hシーン)が売り物になることが多いのですが、このゲームは本編ヒロインが粒ぞろいすぎて、サブヒロインに光が当たらなかった。そういった意味ではこのゲームはもしかしたらファンディスク向きのゲームではなかったのではないかと、ぼく的に思うのです。
そんなわけで短い寸評でしたが、今回はこのあたりで。
1日パチンコをしていないと手が震えてくるし、仕事が終わってから閉店まで打っているなんてことも度々。幸い消費者金融で金を借りてまでパチンコに金をつぎ込むなんてことは無かったのですが、それでも1か月分の給料を1週間で失うなんてこともありました。
今では社会問題化しているパチンコ依存症を地で行っているわけですが、そんな病気が治ったきっかけはというと、今考えるととやはりお金の問題だったと思います。特に止める寸前は全くといっていいほど勝てなかったもので、取られるばっかりで全く儲けさせてくれないことが続けば「なぜこんなバカげたことを・・・」と我に返るのも自然なことでしょう。それならば真っ直ぐ自室に帰ってエロゲーでもプレイしていたほうが余程健全!というものです。
というわけで、ぼくがパチンコから足を洗った時期と、これまでプレイしていた以上にエロゲーに熱を入れだしたのはほぼ重なるわけですが、それでも月に1度くらいパチンコ屋へ顔を出すくらいの遊び方は相変わらず続けていました・・・が、ここ1か月くらい前からパチ屋に行く回数がグンと増えてしまいました。
それもこれも「CR上へまいりま~す4」のおかげなのですが、ほとんど打つ機会も無く撤去されてしまった前作の「上まい3」のことを思うと、今打たないと一生後悔するのではないかと思ってつい暇さえあればパチ屋に通うという事態に陥っているわけです。
そんなパチ屋通いを続けていれば当然エロゲーに費やす金も時間も無くなるわけで、今月はどうやら新作を1本も買わないことになりそうです。もちろんぼくの食指が動くゲームがリリースされないこともあるのですが、それでも資金に余裕さえあれば1本くらいは買おうという気になったかもしれません。まあ積みゲーが山のようにある状況では金に余裕があっても買わないのが正解なのかもしれませんが。
ただそんなことよりも肝心のエロゲーに費やす時間が減っていることの方が大きいのかもしれません。ただでさえ最近疲れが溜まっているというのに、少ない余暇の時間までパチンコに浸かっているようでは積みゲーが少しも減っていくわけがない。実際、GW以降クリアしたエロゲーは1本もありませんし・・・
というわけで反省した結果、(というか単に持病の痛風が悪化して1日動けなかっただけですが・・・)半分くらいプレイしたまま中断していた太陽のプロミアFlowering Days(SEVEN WONDER)をかかりっきりでクリアしました。急ぎ足でプレイしていたため、それほど楽しめずに終わったのではないかと傍から見ればそう思われるかもしれませんが、そんなプレイでも本編同様楽しんでプレイできたファンディスクでした。特に本編ヒロインたちの水着シーンには年甲斐もなく心動かされてしまったわけで、粒ぞろいだった本編ヒロインの可愛さを再認識させられました。
ただ多くの人の感想にもあるように若干の物足りなさがあったのも事実です。これはこのファンディスクがイチャラブ中心で本編の内容についてあまり深く関わっていなかったからでしょう。確かにイチャラブの質はなかなかだったのですが、本編で深く説明しきれなかった設定部分の解明を求めていたプレイヤーにとっては何かイチャラブに誤魔化されたような気がして、それで何かゲーム自体の底が浅いような感覚に襲われてしまったのではないかと思うのです。
そしてもう一つ、このゲームは人気のあった非攻略キャラが居なくて、かつファンディスクで新たに主人公とサブヒロインが恋愛関係になるにはやや無理があったこともあるでしょう。ファンディスクといえば人気のあったサブヒロインの攻略(Hシーン)が売り物になることが多いのですが、このゲームは本編ヒロインが粒ぞろいすぎて、サブヒロインに光が当たらなかった。そういった意味ではこのゲームはもしかしたらファンディスク向きのゲームではなかったのではないかと、ぼく的に思うのです。
そんなわけで短い寸評でしたが、今回はこのあたりで。
2012年05月08日
GWというのにまた体調不良で・・・
GW前からまた体調を崩してしまいました。
疲れが全く抜けないし、頭も限りなく重い。洗面台で見る顔色も酷くどうやら内臓系が弱っている感じ。これも最近めっきり増えてしまった酒量のせいかもしれませんが、いくら休養しても体調が全く戻らないのでは如何ともしがたいです。
本来なら6日は13時からFC刈谷の開幕戦を観戦した後、今度は17時から豊田に向かってグランパス対フロンターレ戦というはしご観戦を予定していたのですが、この体調でそんなことをしたら自殺行為・・・というわけで数少ないGW中の休日も結局寝てすごす羽目になりました。
「どこも出かけずずっと家にいたなら、さぞや積みゲーが減っただろう。」
と思われるかもしれませんが、さすがにこの体調ではゲームをプレイする気力が湧きません。それでも多少は進行させてはいるのですが、4月に仕入れた新作4本はもちろんのこと3月の新作2本も始めることができず、いまだに2月に発売されたゲームを細々とプレイしているところ(他にも昨年発売のゲームもプレイしていますが・・・)
そんな2月発売組の一つティンクル☆くるせいだーす -PSS-(Lillian)ですが、ミニシナリオに関してはようやく全部終えることができました。といってもトロフィーは半分も埋まってなくて見ていないCGもまだあるようですが、体調の悪い中このCGを埋めるだけのためにこれ以上ミニゲームを繰り返しプレイする気にならないのです。
というのも前よりミニゲームがムズくなった気がしてならないのですね。何せノーマルモードでありながらこちらのターンが回ってくる前に瞬殺されることも度々なわけで、そんな具合ではとてもハードモードでプレイする気が起きないのです。まあ年齢をとったため反射神経が鈍くなっただけかもしれませんが。
というわけで同梱品のティンクル☆くるせいだーす SBX!!も当然プレイする気が起きないわけで、正直このゲームを買った意味の4割くらいは失ってしまっている気がしてならないのですが、複数あるおまけシナリオに関してはそれなりに楽しむことができました。
こういったファンディスクでは定番のサブヒロインの昇格については、なぜかエミリナが優遇されていました。ぼく的にはさっちん&紫央のHシーンも見たかったのですが、さっちんはともかく紫央のHシーンは難しいと思っていたのでこれも仕方ないかも・・・それでもCS版で早くも昇格を決めていたお気に入りであるメリロットさんのHシーンが見られたのでまあよしとしなければいけないかもしれません。まあこのゲームのサブヒロインたちは誰もが魅力的だったのですが・・・
そんなサブヒロインのHシーンの他に、今回加わった新ヒロインたちも魅力的でますますこれまでのヒロインの陰がまた薄くなってしまったような気がしないでもないのですが、それでもおまけシナリオの充実ぶりはさすがと思わせるもので、他社のファンディスクと比べても遜色ないデキだったと思います。これでぼくのミニゲームの腕がもう少しまともならもっと楽しめたと思うのですが、このあたりはバトル古強者はかなり楽しんでいらっしゃるようですので、そちらの評価が正しいのではないかと思います。
疲れが全く抜けないし、頭も限りなく重い。洗面台で見る顔色も酷くどうやら内臓系が弱っている感じ。これも最近めっきり増えてしまった酒量のせいかもしれませんが、いくら休養しても体調が全く戻らないのでは如何ともしがたいです。
本来なら6日は13時からFC刈谷の開幕戦を観戦した後、今度は17時から豊田に向かってグランパス対フロンターレ戦というはしご観戦を予定していたのですが、この体調でそんなことをしたら自殺行為・・・というわけで数少ないGW中の休日も結局寝てすごす羽目になりました。
「どこも出かけずずっと家にいたなら、さぞや積みゲーが減っただろう。」
と思われるかもしれませんが、さすがにこの体調ではゲームをプレイする気力が湧きません。それでも多少は進行させてはいるのですが、4月に仕入れた新作4本はもちろんのこと3月の新作2本も始めることができず、いまだに2月に発売されたゲームを細々とプレイしているところ(他にも昨年発売のゲームもプレイしていますが・・・)
そんな2月発売組の一つティンクル☆くるせいだーす -PSS-(Lillian)ですが、ミニシナリオに関してはようやく全部終えることができました。といってもトロフィーは半分も埋まってなくて見ていないCGもまだあるようですが、体調の悪い中このCGを埋めるだけのためにこれ以上ミニゲームを繰り返しプレイする気にならないのです。
というのも前よりミニゲームがムズくなった気がしてならないのですね。何せノーマルモードでありながらこちらのターンが回ってくる前に瞬殺されることも度々なわけで、そんな具合ではとてもハードモードでプレイする気が起きないのです。まあ年齢をとったため反射神経が鈍くなっただけかもしれませんが。
というわけで同梱品のティンクル☆くるせいだーす SBX!!も当然プレイする気が起きないわけで、正直このゲームを買った意味の4割くらいは失ってしまっている気がしてならないのですが、複数あるおまけシナリオに関してはそれなりに楽しむことができました。
こういったファンディスクでは定番のサブヒロインの昇格については、なぜかエミリナが優遇されていました。ぼく的にはさっちん&紫央のHシーンも見たかったのですが、さっちんはともかく紫央のHシーンは難しいと思っていたのでこれも仕方ないかも・・・それでもCS版で早くも昇格を決めていたお気に入りであるメリロットさんのHシーンが見られたのでまあよしとしなければいけないかもしれません。まあこのゲームのサブヒロインたちは誰もが魅力的だったのですが・・・
そんなサブヒロインのHシーンの他に、今回加わった新ヒロインたちも魅力的でますますこれまでのヒロインの陰がまた薄くなってしまったような気がしないでもないのですが、それでもおまけシナリオの充実ぶりはさすがと思わせるもので、他社のファンディスクと比べても遜色ないデキだったと思います。これでぼくのミニゲームの腕がもう少しまともならもっと楽しめたと思うのですが、このあたりはバトル古強者はかなり楽しんでいらっしゃるようですので、そちらの評価が正しいのではないかと思います。
2012年04月20日
もうひと工夫必要だった新趣向
先月初めくらいから少しずつプレイしていたStrawberry Nauts(HOOK)ですが、ようやくコンプすることができました。昨年末の公約どおりならとっくに終わっていなければいけないはずなのですが、ここまで時間が掛かってしまったのはぼくの不徳の致すところで面目次第もありません。それでいてまともな感想も書けないというわけで一体どんなプレイをしていたのかと言われそう。
というのもこのゲーム、正直シナリオには余り語るべきところがない。このメーカーのゲームらしく目立った欠点はないのですが、平板でどこかで見たような展開に終始しているのですね。それにすべてのヒロインが主人公に好意を抱いているといういわゆるハーレムゲーでありながら、ヒロインがなぜ主人公を好きになったのかという点が全くといっていいほど語られていないので、何かストーリーが薄っぺらく感じられるのです。まあこのゲームは主人公がある程度デキる人物に描かれているので一応は納得できるのですが、それでもあるヒロインのルートの終盤でヘタレる寸前まで陥ったりするわけで、超優良主人公と言い切るほどではない。まあそれでも良主人公の条件は十分満たしているとはいえますが。
それはともかく、ぼく的にはこうした平均点でまとまっているゲームよりも、欠点はあってもどこか1点でも飛びぬけた部分があるゲームの方が点数的には悪くてもはるかに印象度は高いのです。まあHOOKのゲームにそんな冒険心のあるシナリオを期待するほうが間違っているのですが。
ただシナリオこそ冒険していないものの、このゲームは違う部分で新機軸を打ち出しています。それがPITというもので簡単な事をいえば某サイトの掲示板を模しているようなシステム。この掲示板にいわゆるモブキャラたちが心の声を書き込むというのがミソなのですが、確かにこのPITが平板になりがちなシナリオに起伏を与えていることは事実です。ヒロインたち美少女から一身に好意を集めまくる主人公をやっかむモブキャラたちの悲痛な叫びは、もし主人公にプレイヤーを投影させていたとすればある種の優越感を持って眺めることができますし、そこまで入り込んでいないとしてもモブキャラたちの動きから学園の雰囲気を感じ取ることができます。そういった意味ではこの新趣向は成功しているといっていいと思います。
ただ惜しむらくはモブキャラたちが書き込んでいる内容があまりに単調なこと。もしこれが某掲示板だったとしたら明らかな駄スレッドと云われてしまいそうなくらいのカキコの群れで、最初はニヤニヤ笑いながら読んでいたとしてもルートを繰り返すうちさすがに飽きてきました。ライターも本編ルートの他に掲示板の内容も考えるとなるとそれだけ労力を使うわけでだんだん似たような書き込みの繰り返しとなってしまうのはある程度仕方ないとも言えますが、それでも折角の新趣向なわけですからもう少し掲示板の内容にも頭をひねって欲しかったと思うのです。
これはかなりの冒険になるのですが、どうせモブキャラを猿回し的に使うのならばPITを使って主人公とヒロインのHシーンを実況させるという手はなかったかと思いました。特に学園内で行われるHシーンならば誰かに見られる可能性は大なわけで、他のシーンは絶えず主人公とヒロインの一挙手一行動が中継されるのにHシーンだけモブキャラの目に触れないというのはちょっと不自然なような気がしないでもないのです。まあさすがに学園内のHを中継するというのは風紀的に問題で管理者に即効削除されてしまうでしょうが、それなら問題になる一歩手前(キスシーン)までに留め、盛り上がった後は人目につかないところで・・・という手も使えるわけで、それが学園内の出来事は逐一書き込まれるのにHシーンのみ見逃されるというのは少々ご都合主義ではないかと思ってしまうのです。
そしてもう一つこれも一種冒険になるかもしれないのですが、モブキャラだけでなくヒロインやサブヒロインたちが掲示板に書き込みをするシーンがあっても良かったのではないかと思うのです。もちろん書き込みなんてしそうにもないキャラは別でしょうが、選ばれなかったヒロインたちの本音が現れるなんてこういった趣向でないとまず実現しそうにもないわけで、そういった機会を逃したのは惜しかったとぼくは考えるのです。
そういうわけでPITについてはまだまだ改良の余地ありと思ったわけですが、ヒロインの造形に関してはぼくの知るHOOKのゲームでは最優秀といってよく、その分Hシーンも魅力的なものに仕上がっていました。期待の俺の部屋が使い回しのCGばかりで少々落胆させられましたが、それを差し引いても充分満足できたのではないかと・・・まあこれも追加ダウンロードですずめルートをプレイできたから言えることで、メインヒロイン以上の魅力を放つ彼女のHシーンがもしプレイ時に無かったとしたら大きく減点せざるを得なかったでしょうから。
というのもこのゲーム、正直シナリオには余り語るべきところがない。このメーカーのゲームらしく目立った欠点はないのですが、平板でどこかで見たような展開に終始しているのですね。それにすべてのヒロインが主人公に好意を抱いているといういわゆるハーレムゲーでありながら、ヒロインがなぜ主人公を好きになったのかという点が全くといっていいほど語られていないので、何かストーリーが薄っぺらく感じられるのです。まあこのゲームは主人公がある程度デキる人物に描かれているので一応は納得できるのですが、それでもあるヒロインのルートの終盤でヘタレる寸前まで陥ったりするわけで、超優良主人公と言い切るほどではない。まあそれでも良主人公の条件は十分満たしているとはいえますが。
それはともかく、ぼく的にはこうした平均点でまとまっているゲームよりも、欠点はあってもどこか1点でも飛びぬけた部分があるゲームの方が点数的には悪くてもはるかに印象度は高いのです。まあHOOKのゲームにそんな冒険心のあるシナリオを期待するほうが間違っているのですが。
ただシナリオこそ冒険していないものの、このゲームは違う部分で新機軸を打ち出しています。それがPITというもので簡単な事をいえば某サイトの掲示板を模しているようなシステム。この掲示板にいわゆるモブキャラたちが心の声を書き込むというのがミソなのですが、確かにこのPITが平板になりがちなシナリオに起伏を与えていることは事実です。ヒロインたち美少女から一身に好意を集めまくる主人公をやっかむモブキャラたちの悲痛な叫びは、もし主人公にプレイヤーを投影させていたとすればある種の優越感を持って眺めることができますし、そこまで入り込んでいないとしてもモブキャラたちの動きから学園の雰囲気を感じ取ることができます。そういった意味ではこの新趣向は成功しているといっていいと思います。
ただ惜しむらくはモブキャラたちが書き込んでいる内容があまりに単調なこと。もしこれが某掲示板だったとしたら明らかな駄スレッドと云われてしまいそうなくらいのカキコの群れで、最初はニヤニヤ笑いながら読んでいたとしてもルートを繰り返すうちさすがに飽きてきました。ライターも本編ルートの他に掲示板の内容も考えるとなるとそれだけ労力を使うわけでだんだん似たような書き込みの繰り返しとなってしまうのはある程度仕方ないとも言えますが、それでも折角の新趣向なわけですからもう少し掲示板の内容にも頭をひねって欲しかったと思うのです。
これはかなりの冒険になるのですが、どうせモブキャラを猿回し的に使うのならばPITを使って主人公とヒロインのHシーンを実況させるという手はなかったかと思いました。特に学園内で行われるHシーンならば誰かに見られる可能性は大なわけで、他のシーンは絶えず主人公とヒロインの一挙手一行動が中継されるのにHシーンだけモブキャラの目に触れないというのはちょっと不自然なような気がしないでもないのです。まあさすがに学園内のHを中継するというのは風紀的に問題で管理者に即効削除されてしまうでしょうが、それなら問題になる一歩手前(キスシーン)までに留め、盛り上がった後は人目につかないところで・・・という手も使えるわけで、それが学園内の出来事は逐一書き込まれるのにHシーンのみ見逃されるというのは少々ご都合主義ではないかと思ってしまうのです。
そしてもう一つこれも一種冒険になるかもしれないのですが、モブキャラだけでなくヒロインやサブヒロインたちが掲示板に書き込みをするシーンがあっても良かったのではないかと思うのです。もちろん書き込みなんてしそうにもないキャラは別でしょうが、選ばれなかったヒロインたちの本音が現れるなんてこういった趣向でないとまず実現しそうにもないわけで、そういった機会を逃したのは惜しかったとぼくは考えるのです。
そういうわけでPITについてはまだまだ改良の余地ありと思ったわけですが、ヒロインの造形に関してはぼくの知るHOOKのゲームでは最優秀といってよく、その分Hシーンも魅力的なものに仕上がっていました。期待の俺の部屋が使い回しのCGばかりで少々落胆させられましたが、それを差し引いても充分満足できたのではないかと・・・まあこれも追加ダウンロードですずめルートをプレイできたから言えることで、メインヒロイン以上の魅力を放つ彼女のHシーンがもしプレイ時に無かったとしたら大きく減点せざるを得なかったでしょうから。
2012年04月06日
春というのに気力がなくて
月末の土曜日、当直明けにゲームショップに寄って予約していたエロゲーを引き取ってきたのですが、そのついで(といっては何ですが)に14日に豊田スタジアムで行われるコンサドーレ札幌戦のチケットも購入してきました。本当は今週行われるサガン鳥栖戦の方に行きたかったのですが、その日は生憎勤務日で観戦は不可能・・・といいながら14日も実は当直勤務明けでして、仮眠後16時キックオフの試合に合わせて豊田まで駆けつけなければならないという強行軍。
いつもはこうした強行軍を行う場合、体調と相談しながら当日券を買っての観戦というのが常道なわけですが、最近の体調を考えるに前もってチケットを買っておかないと面倒くさくなって行かなくなるというのが目に見えている・・・というわけでわざと背水の陣を強いたのです。
ただ心配なのは試合があまりに熱の入らないものですとスタンドで寝落ちしてしまわないかということで、実際以前キックオフ直後から試合終了直前までスタンドで眠り込んでしまったという前科があり同じ轍を踏まないとも限らない。まあ一応プロ最高峰のリーグの試合なわけですから眠気なんて吹き飛ぶような白熱した試合が行われると信じたいのですが。
そんなサッカーのチケットよりはるかに高い銭を使っているのがエロゲーなわけですが、今月は当初購入予定だったものがかなり延期してしまったこともあって、ショップから引き取ってきたのは2本のみ。幸い2本とも現在のところ批評空間での評価は好評なようで胸をなでおろしているのですが、正直それらがいつプレイできるかは皆目見当がつきません。
そのくらいエロゲーをプレイするモチベーションが落ちているぼくですが、それでも予約していたゲームが今月末にはまたやってくるだけに軍資金とHDの容量を確保するためにも少しでもクリアしておかなければなりません。といってもぼくの抱えている積みゲーはかなり値下りしているものが多くて、10本以上ショップに持っていかないと新作1本分にもならなかったりするのですが・・・
というわけで、次回こそは現在プレイしているゲームの所感が書けたらいいなと思っています。
いつもはこうした強行軍を行う場合、体調と相談しながら当日券を買っての観戦というのが常道なわけですが、最近の体調を考えるに前もってチケットを買っておかないと面倒くさくなって行かなくなるというのが目に見えている・・・というわけでわざと背水の陣を強いたのです。
ただ心配なのは試合があまりに熱の入らないものですとスタンドで寝落ちしてしまわないかということで、実際以前キックオフ直後から試合終了直前までスタンドで眠り込んでしまったという前科があり同じ轍を踏まないとも限らない。まあ一応プロ最高峰のリーグの試合なわけですから眠気なんて吹き飛ぶような白熱した試合が行われると信じたいのですが。
そんなサッカーのチケットよりはるかに高い銭を使っているのがエロゲーなわけですが、今月は当初購入予定だったものがかなり延期してしまったこともあって、ショップから引き取ってきたのは2本のみ。幸い2本とも現在のところ批評空間での評価は好評なようで胸をなでおろしているのですが、正直それらがいつプレイできるかは皆目見当がつきません。
そのくらいエロゲーをプレイするモチベーションが落ちているぼくですが、それでも予約していたゲームが今月末にはまたやってくるだけに軍資金とHDの容量を確保するためにも少しでもクリアしておかなければなりません。といってもぼくの抱えている積みゲーはかなり値下りしているものが多くて、10本以上ショップに持っていかないと新作1本分にもならなかったりするのですが・・・
というわけで、次回こそは現在プレイしているゲームの所感が書けたらいいなと思っています。