2013年06月19日

6月の発売予定表から

高素質馬が揃い好レースが展開された前R(月)に引き続き、今Rもフルゲートを超える多頭数で激戦必至。しかも絶対的人気を集める本命馬不在の超難解戦。どこからでも馬券が買えるだけに購入点(本)数も増えてしまいそうですが、何はともあれ速い時計で争われるレベルの高いレースを今回も期待したいです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

あかばんず リアルな世界で僕が君にできること(ボンボンカンパニー)
前レース出走予定だったが、厩舎の気配から案の定直前出走回避。今回もいまだ追い切り(体験版)が公開されないところを見ると、再度出走回避する可能性は大きい。たとえ出走してきたとしても魅力的な血統(設定)を生かし切れなかったデビュー戦を考えれば、かなりの変わり身を見せないことには上位には食い込めない。複数トレーナー(ライター)を一人に絞ったのは普通ならプラスになるところだが、実績ある七烏未奏や折畑啓助が欠けたのはマイナスに働くと見たほうが良いかもしれない。メンバー的にもここではとても狙えないだろう。
期待度 ★★

いたずら 僕だけの絶対領域(インターハート)
嘗ては痴漢系で鳴らしたインターハートが久々に出走。間隔が開いたのは恐らく姉妹厩舎であるきゃんでぃそふとのごたごたが響いた影響と思える。馬名を見ると過去の馬を彷彿させるが、騎手・トレーナーとも他厩舎で活躍してきた人材を起用するということで、仕切りなおしての再出発と考えた方が良さそう。ただ高馬でないとはいえ痴漢系で攻略ヒロインの数が2人というのは少ない。そもそも痴漢系は天然バカ系と表裏一体の走りとなるのがほとんどだが、そういった天然要素を感じ取れなかっただけにここでは厳しい。トレーナーも経験豊富だが実績は心もとなくここは消しで。
期待度 ★

義妹だからできること、妹じゃないとダメなこと。(Mink EGO)
前走は妹&NTR系というニックスでまずまずの走りを見せたMink EGO。今回も妹系で攻めるようだが相変わらずNTR臭が漂っているのは気がかりだ。こうした隠れNTRはマイナス評価に繋がることが多くて買い被れないのは確か。騎手の能力は高いものがあるし、凌辱出身の騎手だけにエロにも期待できそうなのは強み。それだけに単純に義妹と実妹2人の魅力を押し出す作戦なら上位も狙えそうだが、中盤以降どうやら捻った展開となりそうな予感。それが当たれば躍進もあり得るが、外した場合のことを考えると強気にはなれない。
期待度 ★★☆

乙女は可憐に恋に舞いっ!(KLEIN)
老舗といっても過言でないKLEIN厩舎だが、復帰後の成績があまりに冴えないだけにここでも苦しい。ベテラントレーナーながら見るべき馬をほとんど輩出できなかった渡部好範の影を払拭できたのは良いが、代わるトレーナーの実績も乏しく大きなプラス材料とはいえない。騎手は中央(商業)デビュー2戦目でかなり手慣れてきた印象で、コメディ系の馬とは手が合いそう。追い切りは長いところを追ってなくあまり参考にはならないが、コメディ系と考えればソコソコの動き。それでも変わり身を期待できるほどでもなく、ここ最近の成績を考えると見送りが妥当なところ。
期待度 ★☆

△君と彼女と彼女の恋。(NitroPlus)
最近、海外(全年齢版)にシフトしつつあるニトロプラスが久々の国内出走。海外でも名馬を輩出したようにもはや国内に留まる器でないことは確かだが、間隔は開いても国内で走らせる姿勢は嬉しい。といっても実際の競走となると話は別問題。スマガのコンビである津路参汰&下倉バイオのコンビだが、この馬はスマガとは毛色が全く異なるだけに正直読めない。単なる純愛萌え系の馬をこの厩舎が走らせるとも思えず、実際ヒロインのヤンデレが際立つ血統。強烈なバットのみがウリでは際物馬と成りかねず、どこまで血統に奥行きがあるかが好走の鍵。あっさり勝たれても不思議ないが、大敗も考えられるということで評価をやや落としてみた。
期待度 ★★★☆

逆王道(つるみく)
血統は学園系の王道で普通なら萌え脚質の馬に育てるのが常道だが、この厩舎らしく当然凌辱一本の仕上げ。ただ旧たっち~時代よりハード凌辱を持ち味としているつるみく厩舎だけに、ありがちな学園×凌辱のニックスが成功するかどうかは微妙。追い切りを見る限り何かバカっぽく感じられるが、この味がつるみくのファンに支持されるかというのも疑わしい。今回に限ってはあまり強気には推せない感じ。
期待度 ★★☆

魔導書(グリモワール)の司書(アストロノーツ)
厩舎デビュー直後は旋風を巻き起こしたもののここ2走は案外。特に主戦騎手のM&Mが騎乗しながら連絡みを果たせなかった前走は痛かった。それでも全くの凡走ということはなく堅実に駆けている点は評価したい。今回は厩舎では3番手評価の騎手である丸新が騎乗ということでやや人気を落としているが、デビュー戦と比べれば進化が目立つだけにあながちバカにはできない。問題は走りの方で抜き系&コメディのニックスとはいえ、あまりに多いトレーナーの数が足を引っ張らないか心配。それでも抜きの能力だけで上位に食い込むだけの力はありそう。前崩れで浮上する可能性は一考しておきたい。
期待度 ★★★

幻創のイデア Oratorio Phantasm Historia(3rdEye)
悪い意味での熱い展開が嫌われてこの血統にしてはデビュー戦から今ひとつ波に乗れない3rdEyeの最新馬。今回も追い切りを見る限り、若さ(厨二)が出ている走りでそういった意味では首尾一貫している。今回は主人公2人態勢となるが、これが実戦でどう出るかが大きなポイント。どちらかを善でどちらかを悪にするという単純な走りではなく、2つの異なるエリアにそれぞれ主人公が居るというトレーナーの技術が試される血統。それだけに前走でダメ主人公が足を引っ張ったことと、今回もW主人公の片方がいかにもダメ主人公の臭いを醸しだしていることを考えれば正直狙うには躊躇せざるを得ない。こういったバトル系の馬は能力以上に走るのだが、それでも馬券に絡むのは厳しいか。
期待度 ★★☆

サンタフル☆サマー(Galette)
ヒロインが全員幼馬(ロリ)という潔さでファンの注目を集めている。同じ幼馬で話題となったものべのとトレーナーが同じで、雰囲気重視といった点も似通っている。幼馬を愛でるという点だけ考えれば充分楽しめそうだが、追い切りを見た感じではやや走りが軽すぎるように思えてならない。まさか抜き中心の競走をするとも思えないのである程度内容のある走り(シナリオ)を期待したいところだが、サンタという部分までただのギミックに終わるようだと入着ならともかく勝ち負けとなると難しそう。厩舎デビュー戦ということでここは様子を見たい。
期待度 ★★☆

ずっとすきして たくさんすきして(onomatope*)
デビューから3走したが結果の出ないonomatope*の最新馬。騎手は毎回魅力的な人材を配していて、今回も地方中心に走っていた人物ながら魅力充分。ただトレーナーの紫苑憧朋香の実績を見るとかなり寒い。血統はいつも面白そうに思えるのだが、その潜在能力を発揮させていない現状を鑑みれば今回もそれほど期待できない。イチャラブ中心の走りでラシックス(声優)も揃い萌えだけ考えれば悪くなさそうに思えるが、ここで上位に食い込めるほど今回のメンバーは甘くないだろう。
期待度 ★☆

せんすいぶ!(Escude)
ゲーム性重視の血統を中心に走らせるエスクードの最新馬で、なかなかの成績を収めたあかときっ! -夢こそまされ恋の魔砲-と同配合。しかもこれまで厩舎を支えてきた光姫満太郎を久々に起用と陣営の意気込みが表れる布陣。ただ追い切りの動きを見る限りその意気込みがやや空回りしている印象。育成部分に魅力が少ないのが痛く、脚捌き(テキスト)も固く決定力を欠く印象。主人公の過去の部分から終盤巻き返せれば良いが、どうもそんな展開になりそうもない。ヒロインがまずまず魅力的なのはプラス材料も、純粋な萌え系でないだけにどこまで好走に結び付けられるかは未知数。今回は強気になれない。
期待度 ★★

電車内でなう。(WAFFLE)
WAFFLEのこの血統も今回で3戦目。これまで入着一杯の成績がやっとといったところで大きな期待は禁物だが、騎手にWAFFLEの主戦騎手の1人深泥正を加えて上積みを狙う。今回は痴漢系となるが、ライバルとの痴漢対決などバカ要素満載で老舗厩舎らしく掴みは上々。サブヒロインも含めると攻略キャラも多彩だし、それ以上に濃い敵キャラも魅力で人気以上の能力を秘めていそう。ただその能力が実戦で発揮できないのがこの厩舎の弱みで、巨乳ファンタジー以外に一流馬が育っていないところを見るとこの馬も看板倒れに終わってしまうかもしれない。今回は多頭数なだけにここでは買いづらいか。
期待度 ★★★

DominancE(Empress)
独立以後の成績が必ずしも期待に応えているとは言い切れない聖少女の最新騎乗馬。トレーナーを本職に任せると逆に成績が悪くなるというのが摩訶不思議なところで、実績のある卑影ムラサキを起用した前走でも崩れたところを考えると、新人トレーナーを起用する今回も期待できそうにない。宇宙を舞台にしてのSFという血統は目新しいが、それが生かされる展開になるとはとても思えない。前走の反省から百合主体の戦法から女上位のインモラルへと戻りそうだが、賛否両論のスカトロをどう織り交ぜるかがカギ。抜きに期待できそうなら狙う手はあるが、トレーナーのことを考えると見送りが妥当か。
期待度 ★★☆

どらぺこ! おねだりドラゴンとおっぱい勇者(ALICESOFT)
過去の名馬の名を冠したということで期待の大きかった前走が期待ハズレの結果で、名門厩舎も往年の信頼感に乏しくなっていると感じさせたアリスソフトの最新馬。調教の指揮を執るのがよーいちろー ということでやはり幼馬主体の仕上がりとなりそう。中央(商業)では久々の騎乗となる八重樫南の実力に問題はないが、この厩舎で一番問題となるのはゲーム性部分。前走がその部分で物足りなかっただけに今回は巻き返しに期待したいところ。追い切りを見た感じではさほど悪い印象はないが、ただシナリオ分岐をウリにするといった趣向はやや古く、今後長く遊べるといった点で不安は残る。時期的に大型馬(大作)ではなさそうで大きな期待は禁物か。
期待度 ★★★

◎なつくもゆるる(すみっこ)
騎手&トレーナーを一新した前走で大駆けを見せたすみっこ。まさしく大改革が成功した形で、今回も同じ布陣で挑むだけに期待は大きい。相変わらず下ネタ中心の追い切りでそれ以外目立つところがなかったのはやや不安も、前走も同様の動きながら直線大外一気に伸びきった走りを見せただけに不気味。騎手を笹井さじ一人に絞ったのもヒロインが幼馬中心ということを考えればプラスに働く。メンバーは揃ったがまとまりの良さと末脚の魅力を買って本命に抜擢する。
期待度 ★★★★

ノスフェラトゥのオモチャ☆彡(ICHIGO Fizz)
最近萌え系厩舎が抜き系に転向してまずまず成功するという例が増えているが、Fizzもその波に乗り遅れまいと姉妹厩舎から新馬をデビューさせてきた。これまでほとんど目立った実績がないが、騎手の真木八尋や水月悠は抜き系の馬の騎乗経験が豊富なだけにこの脚質転換は悪くない選択だ。吸血鬼というより何かサキュバス的雰囲気を漂わせるヒロインたちとの萌えエロに期待したいところ。ただシリアスな走りに期待しないといっても、複数トレーナーの誰も実績が心もとないというのは困りもの。多頭数を捌ききれるだけの潜在力はなさそう。
期待度 ★★☆

△花嫁狩凌 絶対快楽の白濁淫毒(CROSSOVER)
一点突破のフェチで実績を築いてきたCROSSOVERにしては、今回はやや馬の傾向が違うだけにどのような走りを見せるかは未知数。それでも凌辱系に乗らせたら天下一品のジェントル佐々木が手綱を握るし、厩舎の最近の実績からある程度の能力は秘めているはず。トレーナーも実績高いだけにヒロイン堕落系で嫌われる即堕ちの心配は少なそう。追い切りの動きもなかなかで最近一流馬が出ていない凌辱系の中では久々に期待できそう。多頭数のレースは心配も、同型に強力馬が居ないだけに一人旅の展開なら前残りも可能。
期待度 ★★★☆

BUNNYBLACK3(ソフトハウスキャラ)
ここ数走の成績を見るとすっかり負けグセが付いた感のあるキャラの中ではソコソコ見せ場を作っていた父(BUNNYBLACK2)から考えれば、3代(走)目となる今回はなお前進を期待したいところ。父から比べるとダンジョン探索だけでなく経営SLG的要素も加えて巻き返しへの意気込みを感じられる。ただここ最近の不振の原因はゲーム部分だけでなく、ヒロインを大事にしていない走りにも問題がある。ほのぼのレイプやハーレム展開も良いが、ヒロインに愛着が湧かないようでは勝ちは望めない。今回はヒロインをユニットとして使えるが、例えばそのヒロインの活躍度合で恋愛関係が進行するような工夫が欲しい。
期待度 ★★★

瞳の烙淫3 双眸の洗脳調教(WitchFlame)
この母系(シリーズ)もこれで3代目。主人公の能力でヒロインを淫乱化させるという血統は今回も不変で、他の男性キャラは一切登場しないという独占凌辱系。洗脳といってもヒロインが即堕ちするため走りが単調となる点は否めない。今回妹キャラが加わり凌辱の中に近親相姦要素を加えた恋愛も加わるが、その分凌辱要素が薄まってしまう可能性もあり一長一短。ヒロインを辱しめるという展開はあまり期待できないとなると、ハード凌辱に期待しているファンには物足りないかもしない。騎手の金目鯛ぴんくの手腕に疑いはないが、入着以上の成績となると厳しそう。
期待度 ★★

▲双子座のパラドクス(コットンソフト)
コメディ・シリアスと一走ごとに戦法を替えるコットンソフトだけに今回はコメディ系の出番と思っていたが、取材する限りどうやら今回もシリアス系。前走の終わる世界とバースデイが大好評だっただけに、その勢いに乗って戦う今回も上位進出どころか勝利まで視野に入れてのシリアス系連闘策か。その厩舎の意気込みどおり追い切りの動きはなかなかのもの。前レースを急遽出走取消した影響がどう出るかが問題だが、人気馬をまとめて負かすならこの馬か。
期待度 ★★★★

△BRAVA!! (Sweet light)
ケモノ娘を中心とした雰囲気は良かったが肝心な走り(シナリオ)が振るわずやや期待ハズレに終わったデビュー戦。今回は本家lightの主戦騎手AKINOKO.を迎えて巻き返しを狙う。評価の高かったかみのゆと同メンバーで挑むだけに変わり身の期待は充分で、追い切りの評価も上々。雰囲気の良さは変わらず演劇をテーマにした馬に凡走例が少ないのも強み。後は直線で他馬を抜き去るだけの脚を残しているかだが、厩舎サイドのコメントを訊く限り期待出来そうな予感。ただの穴馬というには惜しい存在だ。
期待度 ★★★★

プレスタ!(アトリエかぐや)
人気騎手の離脱で一時萌え系路線から撤退していたアトリエかぐやが、再び萌え血統を出走させてきた。といっても復帰のchoco chipはメインでは騎乗せず、zinnoに成瀬守という布陣ではやや話題性に欠ける点は否めない。この厩舎だけに萌えだけでなくエロにも期待したいところだが、これまでエロ色の薄い馬に騎乗していた彼らと手が合うかを考えるとなると疑問は多い。血統も手堅さは感じるが未知の魅力に乏しい感じで、ここでは正直厳しいか。
期待度 ★★

△フレラバ(SMEE)
甘いイチャラブがウリのHOOK系厩舎の中でも特にイチャラブ色が強いSMEE厩舎で、最近の成績を見ると本家より勢いがあるといっても過言でない。といっても成功の要因は単調になりがちな走りにアクセントをもたらす奇人変人揃いのサブキャラの存在。今回もその路線は継続されるようでファンには一安心。ただ若干気がかりはメイントレーナーの早瀬ゆうの他にこれまでSMEEと縁の薄いトレーナーが複数加わっている事。序盤はともかく中盤以降の走りでSMEEの特色である笑いとイチャラブを上手くニックスされていないようだとまさかの凡走も考えられる。それでもヒロインはなかなか魅力的に感じるだけに軽くは扱えず押さえでは買いたい。
期待度 ★★★☆

BERRY's(Sphere)
一時大流行を見せたファミレス系だが最近一流馬はほとんど出現していない。そんな中久々に注目を集めそうな新馬が出走。騎手の面々がF&C出身者が多く、一世風靡した人気馬ピアキャロの再来を思わせる。ただCUFFSの兄弟厩舎で一番結果を出していないのがSphereで、トレーナーも同じ顔ぶれ。豪華騎手の競演を楽しめたと割り切って考えれば悪くない追い切りも、今後の展開を考えると大きな変わり身は期待できそうもない。豪華なラシックスや入場曲(主題歌)などまさしく往年のF&Cを思わせるだけに、競走成績もF&C程度に終わってしまう可能性が大きそう。
期待度 ★★

〇真剣で私に恋しなさい! A-2(みなとそふと)
WINS(ショップ)での発売はなくネット(ダウンロード)専売で挑むマジ恋血統。今回は直仔(マジ恋S)で敵役だった清楚にクッキー4ISと紋白の3人にスポットを当てる。幼馬(ロリ)ファンに絶大な人気を誇る紋白のアフターが存在するだけに、まず好走は間違いないと言いたいところだが、兄(A‐1)がややコスト的に微妙だっただけに他のヒロインのルートも頑張って欲しいところ。代を経てこの血統の熱烈なファン以外が買うことはまず考えにくくなっているが、本賞金(データ数)不足になるまで低迷する恐れはなく前走程度の時計(中央値)で駆けてくれる筈。安定度は随一だけに他馬の走り次第となるが、実績を考えれば上位進出どころか馬群を抜け出してくる可能性は充分可能だ。
期待度 ★★★★

魔法剣姫アークキャリバー 魔族降誕(Triangle)
キャリア的には最古参の部類に入る厩舎だが、ここ最近は変身ヒロイン凌辱系を一本に手がけて良い意味では安定、悪い意味ではマンネリ気味となっているTriangle厩舎。追い切りを見る限り今回もこれまでと同様の血統で、能力はおおよそファンの想像の範疇に収まりそう。変わり身という点に関してはほとんど期待できないが、これまでの持ち時計どおり堅実に駆けてくれることは確か。レース展開に関わることなく、今回も自分のペースでゴール板を駆け抜けてくれることだろう。
期待度 ★☆

△魔物娘の館 彗星館異形録 ~人魚の章~(Vanadis)
モンスター娘との異種姦血統も最近はやや出尽くした印象があったが、前走の聖もんむす学園はモンスター娘と学園系という一見合わなさそうなニックスが当って意外な好走。それだけに新規スタートする今回の母系(シリーズ)も注目度は高い。ヒロインが人魚というのは古典にもあるだけにモンスター娘との恋愛という意味ではやや意外性に乏しい気がするが、その分万人に膾炙しやすいのは確か。安馬だけに潜在力や奥行きには乏しいだろうが、それなりに走れそうな雰囲気。魔物娘は地方(同人)だけでないというところを見せて欲しい。
期待度 ★★★☆

(本紙の見解)
多頭数だが実力的に抜けた馬が見当たらず混戦に輪をかけている。一応前走の勢いを買ってなつくもゆるるを狙うが、クセの強い馬だけに馬群に沈む可能性もある。安定さなら真剣で私に恋しなさい! A-2が上位だが馬体重(ボリューム)が少ないのが悩みどころ。前レースで急遽取消した影響がなければ直線(終盤)の末脚に賭ける双子座のパラドクスの存在も気になる。青春演劇という血統が魅力のBRAVA!! も追い切りが好感触で上位に迫る勢い。一応この4頭がわずかにリードしていると見るが、他にも新たな母系で挑む魔物娘の館 彗星館異形録 ~人魚の章~に笑いと萌えのバランスが良いフレラバも差がなく、人気厩舎の君と彼女と彼女の恋。らも控えるなどどこからでも買えそうなレースだ。  

Posted by 7月の魚 at 18:37Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2013年06月12日

ジンクスは今回も当たって

前回の更新からたいして時間が掛かっていないはずなのに早くもDang! Dang! 団地妻 -わたしだけの旦那さま♥-(ALcotハニカム)をクリアしてしまいました。
その気になればゲーム1本くらい簡単にクリアできるもの・・・と言うと格好いいのですが、これはこのゲームがミドルプライスということもあって容量が少なかったというのが大きな理由の一つでしょう。そしてもう一つの大きな理由がシナリオがあまりに面白くなくて半ば読み飛ばし気味にプレイしたからです。
購入時「なぜこのゲームが手元にあるか分からない。」と自戒したように、大きな期待をして買ったわけではないのですが、それにしてもこのハズレっぷりは想像の範疇を越えていました。良作メーカーと認識していたALcotハニカムの信頼を大きく損なう・・・といっても1作おきに良作と駄作を繰り返すハニカムパターンから考えると今回は駄作の番だっただけに、買ってしまったぼくが愚かだったということでしょう。

そんなこの作品ですが、元々シナリオに期待できないということはぼくも分かってはいました。なんといっても「老朽化が目立つマンションの管理人である主人公がシャレで出した団地妻募集の広告に応募したヒロイン2人と共同生活を始める。」というツッコミどころ満載の出だしですから。しかもこの管理人の主人公やヒロインがなぜか学校に通っていたりという不思議設定。こんなですからぼくがバカゲーと早合点してしまったのも責められないと思うのです。
ただそれがぼくの勘違いだったと気づくのもさほど時間が掛かりませんでした。というのもテキストがさっぱり面白くなかったので。前作のあえて無視するキミとの未来が軽快なテキストで大いに笑わせてくれたのに対してこの詰まらなさは何なのか・・・

まあ「抜きゲーとして考えればテキストに笑いが少なくても仕方ない。」という考え方はあるかもしれません。ただぼくとしてはこのゲームが抜きゲーとして見てもかなり中途半端なものに思えて仕方ないのです。
これは最初必ずメインヒロインである一花&楓の2人と暮らす3Pエンドにしか行けないことを見ても分かるのではないかと思います。もしこのゲームが抜きゲーとして制作されていたとするならばハーレムエンドはメインイベントにとっておくというのが常道でしょう(まあおまけでヒロイン全員との4Pが脈絡もなく発生しますが・・・)。それがあえて一番最初に攻略できるルートに固定されているというのは、このゲームが抜きに主眼を置いていないという証左だと思うのですね。実際Hシーンの回数こそこれまでぼくがプレイしたALcotハニカムのゲームに比べて多かったのですが、使えたシーンというのはとんどありませんでした。まあぼくが思うに原画家の梅鳥うりり氏が元々抜きゲー向きの画風でないこともあるのですが、それよりもHシーンのテキストが笑いを意識しているのかバカっぽく感じられるのにも一因があると感じるのです。これはライターの大三元氏がどちらかというと萌えゲーの経験が多く、抜きゲーのテキストに手慣れていないためなのかもしれません。というよりこのゲーム、ライターの大三元氏は抜きでもバカでもなく(多少笑いは意識したかもしれませんが)長年離れていた幼馴染との再会を主眼とした萌えゲーとして当初は制作していたのではないかと邪推しているのです。
ならば抜きゲーにしては中盤まで本番シーンが発生しない理由も分かりますし、ヒロイン個人への萌えを阻害させる3P展開を早めに消化しその後ヒロイン1人1人を浮かび出させるようにしたルート設定も説明が付きます。ただ萌えゲーと見るにはヒロインがあまりにテンプレ過ぎてどうにも萌え心を刺激されないのですね。もちろんシナリオについても押して知るべしといっても過言でないくらいですし・・・それで制作者側もHシーンを多くして補強に懸かったのでしょうが、出来上がった作品は萌えもエロも笑いのでれもが中途半端なものという結果に終わってしまったと感じたのです。

というわけで結論ですが・・・

幼馴染好きを自任しているぼくでも、さすがにこのゲームを楽しむだけの度量はありませんでした。まあ最初から期待していなかったからダメージは少なかったのですし、これでライター氏の実力も大まかですが分かりましたので購入候補に入れていた今月発売の新作を見送ることができて幸いと思うことにしておきましょう。  

Posted by 7月の魚 at 09:35Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2013年06月05日

良作を終えた余韻

5月発売の新作を検討していて、取りあえず購入予定のゲームにチェックを入れていたら10本近く購入することになっていて真っ青になったのがGW始めの頃。
ただそれから発売延期されるゲームが次々出てしまったこともあって、結局購入点数は4本に収まりました。といっても毎月2本クリアできれば上出来という現状で4本購入というのは(ぼく的には)多い本数。しかも6月も購入予定数がかなり多くなってしまいそうな悪寒で、今年に入ってからあえて購入点数をセーブし少しずつ積みゲーを減らしていたというのに、この体たらくさは一体何なのか自分でもよく分かりません。

というわけで本来なら積みゲー崩しに邁進しなければいけないところなのですが、先月末クリアした大図書館の羊飼い(オーガスト)の余韻がまだ残っていて他のゲームが一向に進まないというのがまさに大誤算。この余韻というのはお気に入りとなったゲームをクリアした後まれに起きることで、印象に残ったシーンを再度読み返してみたりCGモードを観賞したりして他のゲームのプレイがほとんど進まないのですね。
こうしたゲームをプレイできたことについてエロゲーマーとしては嬉しいことなのですが、半面並行して積みゲー崩しを行わなければいけない身としては大変厳しい。特に80本に達するかという積みゲーを抱え(というかぼくの狭い自室のどこにそれだけのゲームがあるのか自分でもよく分からない)まさしく借金で首が回らない日本政府のような状態となっているぼくとしては、この現状は放置しておけません。

ただこんな状況で他のゲームをプレイしていても大図書館の羊飼いの余韻が残っているぼくの頭に身が入らないのは必定でして、実際ほぼ同時に始めていたあまつみそらに!ウィッチズガーデンについてほとんど印象に残っていないのですね。前者は評価こそそれほど高くないものの良質といっても差し支えない萌えゲーですし、プレイ当初腐していた後者もメイン格ヒロイン2人のルートに入ってから多少持ち直してきた感はあります。それでも汐見学園とそこに登場する可愛いヒロインに満喫したぼくには、美空島も風城市の雰囲気が充分に楽しめているとはいえないのですね。つまり同じ萌えゲーに属するゲームをプレイしていても、プレイするゲームもぼくも不幸になるだけなのです。

こんな時は余韻を忘れるまで時が経過するのを待つか、それとも萌えゲーでない他のタイプのゲームをプレイするかどちらかですが、これだけ積みゲーを抱えているぼくにとって前者を選択することは許されず必然的に後者を選ぶことになります。といってもいくら80本近い積みゲーを抱えているとはいっても、萌えゲー以外の在庫というと存外少ないのが痛いところ。凌辱ゲーなんて最近ほとんど買ってないし、SLGなどゲーム性の高いゲームも現在プレイしたい上位ランクには入っていない。前々からプレイしたいと思っているWHITE ALBUM2をという手はありますが、メインヒロインの声優が大図書館の羊飼いと同じ(らしい)となると、いくら評価が高いとはいえこの鬱ゲーをプレイするのは二の足を踏んでしまいます。

そうして悩んだ末に選んだゲームがDang! Dang! 団地妻 -わたしだけの旦那さま♥- (ALcotハニカム)ひとつ飛ばし恋愛(ASaProject)というバカゲー2本。前者はこのまま積んでおくと凍土奥深くに眠ってしまうこと必定で、また期待値も最低ランクだからこれ以上評価が落ちることもありえない。また後者はデビュー作以来ずっと買い続けているアサプロ作品ということで購入即プレイを予定していたゲーム。当て馬とはいえさすがにダメゲーばかりプレイするわけにもいきません・・・と言い切るには事前に齧った体験版が低調だったのがちょっと不安ですが・・・

というわけで近況はこんなところ。次回は恒例の予想記事になってしまいそうですが、それまでに1本くらいは積みゲーを減らせればと思っています。  

Posted by 7月の魚 at 09:45Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2013年05月26日

収束の単調さを嘆くより

月曜から2泊3日のツアー旅行に行ってきました。
半分接待旅行(もちろんされる方でなくする方)みたいなものでしたが旅行自体は嫌いではないのでそこそこ気分転換にはなりました。出発前はズタズタの体調でもしかしたら客死するのではないかと心配していたくらいだったのですが、温泉効果なのか日頃の疲れも多少取れた気がしていました。ただ帰りの飛行機が気流の影響で大揺れするは、旅行から帰った次の日から当直勤務しているはではその効果も長続きしませんね。
ただこれで無事に帰ったことですし、中断していた積みゲー崩しを再開していきたいです・・・というよりこれだけの積みゲーを残していては死んでも死にきれないですよ。

そんな旅行のことですが特に面白い話というのはありませんでした。天気には恵まれたはずなのですが、全体的にモヤが掛かっているようでとにかく視界が悪く、風景を楽しむということが出来ない状況。まあ日頃の疲れからバスやジェットフォイルの中ではほとんど寝ていたのであまり関係なかったのかもしれませんが。
ただ種子島に着いた時、「ロボティクス・ノーツ」というアニメのポスターが観光案内所に大量に張ってあって、事情を知らない人にとって何か魔窟のように感じられてしまったのではないかと思ったのですが・・・まあそれはともかくこうした素材を旅先で見てしまい、ぼくにとっては逆にゲームに対する郷愁が浮かんできて早く帰って積みゲーを崩さなければと思ったり思わなかったり。

というわけで旅行から帰って早速起動したのが大図書館の羊飼い(オーガスト)でした。旅先でもゲームの収束というかヒロインとの今後を気にしていたくらいでしたので当然といえば当然だったのですが、一気にゲームを進め後はおまけシナリオを残すのみといったところまでとなりました。
さわりをプレイしただけでこのゲームを気に入ってしまったぼくとしては、その好印象がほとんど変わらないままラストまで迎えたということは僥倖でした。(ぼくの)評価の高かった穢翼のユースティアから世界観を代えてきて以前の(悪い意味での)オーガストに戻ってしまわないか心配だったのですが杞憂に終わって本当に嬉しかったです。
確かにシナリオとしては弱かったかもしれません。羊飼いというSF的存在を使いながら、その世界を深く語ることなくあくまで学園ものとしての本分を外さないといったストーリーは深いシナリオに期待したファンンには物足りなく映ったことでしょう。
それでもぼくがこのゲームに高い評価を与えるのは、前にも述べたとおりヒロインが可愛かったこと。どんな評価の素晴らしい萌えゲーでも魅力あるヒロインが過半数以上占めるというのは余り例が無いのですが、ヒロイン全員がそれぞれ魅力ある可愛いというのはぼくの長いエロゲー経験でもほとんど心当たりがないくらいで、それだけでこのゲームが萌えゲー史上に残るといっても過言でないとぼくは思うのです。
そしてやや弱いと云われる収束部分も、以前のオーガストとはちょっと違うというところを見せた結果ではないかとぼくは推理するのです。

(ここからネタバレ)

少なからず伏線を張る割にはその消化という点で不満の残るゲームが多かったオーガストにしては、今回の大図書館の羊飼いでは意外と伏線(というか謎)の少ないゲームでした。その数少ない謎のうち最大といえるものがナナイの正体(過去)でしょう。
まあおおよそ勘の鋭いというよりある程度ゲーム経験を持っているプレイヤーならおおよそ彼の過去については見当が付いたかもしれません。そんな彼の過去は当然最初攻略できる4人のルートで触れられることはなかったのですが、このゲームのトゥルーエンドというべき小太刀ルートでもほとんど語られることがなく終わってしまったのです。
この時ぼくは一瞬アレレと思ったのですが、CGモードを良く見返すと他のヒロインでまだ埋まっていないCGが残っていてそこで他の4人のヒロインにもノーマルエンド以外にグランドエンドがあることに気づいたのでした。
そしてぼくの想像どおりその4人のルートでナナイの過去(と思われるもの)が語られるのですが、ただその途中までの展開は小太刀ルートの差分のようなものであり、また4人のルートも展開がほぼ同一といって差し支えない。このあまりの差異のなさが収束の物足りなさ・弱さと感じられてしまっていると思うのですね。
もちろんその感覚は正しいし、気に入ったヒロインのトゥルールートが他のヒロインとほぼ同じでは不満に思うのは当然のことでしょう。ただ冷静に考えると小太刀以外のヒロインにトゥルールートというのは本当に必要だったとは思えないのですね。というのもノーマルルートでヒロインの個人的問題は解決してしまっているわけで、正直ヒロイン別のトゥルールートというのは蛇足以外の何物でもないのです。
ではなぜオーガストがこんな蛇足とも思えるようなことをしたかというと、ナナイの過去という伏線を解決させるためだったのでしょう。もしナナイの正体がプレイヤーに提示されずうやむやにされていたとしたら、きっと心中にもやもやしたものが残っていたからです。

ただ大多数のメーカーならば、そんなプレイヤーの憤懣など無視して小太刀のルートをグランドエンドとして終わらせていたと思うのですね。もしくは他の4人のルートはそれぞれ分けずにハーレムルートとしてしまったかもしれません。しかしオーガストはそんなラクな道は選ばずにあえて4人のヒロインのルートをそれぞれ作るなどという面倒な事をしたのは、オーガストが単なる萌えだけのメーカーでなく、世界観やシナリオも重視するメーカーへと脱皮した結果だと思うのですね。
だからつぐみ以下4人の最後のエピソードをぼくはトゥルールートと思わず、Hシーン付きのアフターというような読み方をしました。それにそんな受け取り方をした方が収束の単調さを嘆くよりずっと得ですからね。  

Posted by 7月の魚 at 04:34Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2013年05月06日

出走頭(本)数が多すぎる

前々から5月は発売されるゲームが多いな・・・と思っていたのですが、それもそのはずで恒例のゲーム予想のために有力ゲームのピックアップを始めたら35本オーバーしてしまいました。
大昔のダービーでもあるまいしフルゲート35頭立てなんていちいち検討するだけでも一苦労・・・というわけで、いつもの月ならゲートインさせるゲームも泣く泣く除外させてもらうことにしました。それでもこのまま出走取消(延期)するゲームが無ければ30本以上検討しなければなりません。まあ好きで行っていることなので大変とは思っていないのですが、それでも時間が掛かることだけは確かで現在進行中のエロゲーを中断しなくてはいけないというのは正直困りものです。
そしてこれだけ気になるゲームが多いということは、個人的に購入するものも多い・・・というわけで今月は購入が確定しているものだけで4本。他にも気になっているゲームが複数あって、今年に入って少しずつ減ってきた積みゲーが一気に増えてしまいそうな予感が。
というわけでこのGW中はどこにも出かけることなく、積みゲー崩しに専念していました。まあGWといっても世間並みの日数が取れるわけがなくプチ連休といった程度のもので結局1本もコンプすることが出来なかったのは情けない限りですが、これでひとまず積みゲー崩しは中断して今日からは5月発売のゲームの追い切り(体験版)の取材&検討をしようと思っています。
では今回も短いですが、こんなところで。  

Posted by 7月の魚 at 04:26Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2013年05月02日

不良在庫がまた1本

GW前ということでいつもなら大作・話題作含め発売ラッシュとなるはずの4月エロゲー戦線ですが、新作予想の回でも触れたように(ぼく的には)やや寂しい顔ぶれとなってしまいました。
1~3月まで購入した新作は4本ということで4月は大量・・・とはいかないまでも複数本は買う予定だったのですが、正直食指の動くゲームが見当たらないという何とも困った状況だったのですが・・・
それでもアサプロの新作ひとつ飛ばし恋愛は予約しました。いつも快調で本編への期待を膨らませてくれるアサプロにしてはやや微妙とも思える体験版というのが不安材料だったのですが、デビュー作以来ずっと欠かさず追い続けているアサプロということで購入決定(予約)しました。5月に期待作が目白押しということもあって本来ならばこの1本で打ち止めというのが自然なところだったのですが、これまでの反動から押さえつけていた購入欲が疼いてきて仕方ない・・・
というわけで、ひとつ飛ばし恋愛を引き取るついでにもう1本ということで購入したのがつよきす3学期 Full Edition。2学期の惨状から本編購入は見送ってしまったのですが、これが意外なほど好評であの当時は正直後悔したものでした(初回版の中古はかなり高値で取引されていた)。それだけに購入しても不思議でないわけですが、もし激戦区の来月発売だったとしたら恐らく購入候補にすら上がらなかったでしょう。
まあこれだけならまだしも、なぜかもう1本Dang!Dang! 団地妻 わたしだけの旦那さま☆まで買ってしまったのがいまだに自分でもよく分かりません。そのタイトル名やALcotハニカム抜け抜けの法則からしてほぼ駄作なこと確定といってもいいだけに、衝動買いここに極めりといったところでしょう。これもエロゲーの購入意欲に飢えていたことと前日パチンコで大勝ちしたことが重なった偶然がもたらしたものですが、批評空間の速報を見るとDang!Dang! 団地妻の評価は大きく出遅れていて正直気が滅入っています。
まあミドルプライス作品ですから、投資金額もそれほどでもないしサクッと終わりそうなのが幸いですが、現在プレイ中のゲームのことを考えるとGW中に手を付けることはなさそう・・・まあそんなことを言っているうちに不良在庫と化してしまうのが毎度のパターンなのですが。  

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2013年04月24日

毎度繰り返される展開にうんざり

もういつ頃からプレイを始めたのか忘れてしまった晴れときどきお天気雨(ぱれっと)ですが、ようやくラストまで辿りつくことが出来ました。
プレイを始めてからクリアするまでこれほど苦労したゲームは久しぶりといっていいのですが、なぜこれほどクリアに時間が掛かったかというと、もちろんネガティブな理由が存在していたからです。
その理由はといえばシナリオライターであるNYAON氏の名物といえるヘタレ主人公にあるわけですが、ここまでぼくを嫌な気分にさせられる主人公というのはそう見当たらないくらい。そしてこのヘタレ主人公の相手役といえるヒロインがまた(悪い意味で)人間味に溢れたアクの強い女性ばかり。極度のヘタレ主人公を相手するには多少なりとも強かさがないと話が進まないというのも分かるのですが、NYAON氏のシナリオというと毎度このパターンが定番であって正直飽きがきているのですね。
特にヒロイン萌えを一手に担うかと思われていたなずなルートや幼馴染好きを奈落の底にに落とすような水希ルートの主人公はヘタレ度合が強烈で、5分もプレイを続けていたら心が折れてしまいそうになってきます。もしこのゲームの原画家がくすくす師でなかったら恐らくこのなずなシナリオあたりで途中でギブアップしていたでしょう。

といってもこのヘタレ主人公設定はライターであるNYAON氏のいわゆるライフワークといっても過言でなく、これまでくすくす&NYAONコンビの作品をすべてプレイしているぼくにとってはある程度覚悟はしていました。それがなぜここまで拒否反応が出てしまったのか正直自分でも掴めていないのです。というかもうこのゲームの発端場面なんて遠い昔の話すぎて記憶の彼方に埋もれてしまっていますし(苦笑)、また年齢のせいか最近短気になっているのですね。それでも批評空間でこのゲームのPOVで最大数を占めているのが「主人公がダメ!」ですから、大多数の人にとってこの主人公は受け入れられるものではないのでしょう。

そんなわけで良作にはほど遠いとしかいいようがないこのゲームなのですが、それでも多少なりとも良かった捜しをするならば最初に攻略するヒロインの絢音が可愛かったことくらいでしょうか。
もちろんこれは原画家であるくすくす師に助けられた部分が大なのですが、それでも絢音のオナニーシーンはこのゲームのハイライトともいえるくらい素晴らしいものでした。前作のさくらショトラッセでも、ルゥリィに助けられた部分が大きかったと評したのですが、今回も絢音の存在がなければ大変なことになっていたと思うのですね。くすくす師の萌え絵に相応しいシナリオを書いてくれない(そもそもその気がないのではとさえ思う)NYAON氏ですが、それでも一人くらいはこうしたヒロインを提供してくれるわけで見限ることができないでいるのです。まあくすくす師が原画という時点で見送るなんてありえないんですけどね。  

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2013年04月07日

萌えゲー2題

先日、部屋を占拠していたエロゲーを下取りに出してきました。
仕事が多忙なこともあり中々ショップに行く機会を逃し続けていたため思ったより大量に持ち込むことになってしまったのですが、その余りの数の多さと重さでエロゲーを入れた紙袋が破れかけるは指にヒモが食い込んで痛いはと散々な目に合いました。その上、持ち込んだエロゲーのほとんどは二束三文な買取値という始末。
それでも大5枚ほどにはなりましたし取りあえず新作購入の資金にはなりました。といっても最近はめっきり購入する意欲が衰えていて、それほどたくさん購入する予定はないのですが。

そんなわけで狭い部屋も多少は広くなったのですが、それでもまだエロゲーの入った段ボール箱が幾つも鎮座しているわけで、積みゲー崩しも道半ばといったところ。そのためにも年頭に公約したものからまず・・・ということで手を付けたのがウィッチズガーデン(ういんどみるOasis)です。批評空間の評価を見てもこれまでのういんどみるの作品群では最高といっていい数値を叩きだしているゲームで、良質な萌えゲーが楽しめると期待していたのですが・・・

これがぼくの萌えの琴線にさっぱり響かなかったのですね。

多分これは登場するヒロインが、どちらかというとぼくの苦手とするタイプのヒロインばかりだったことによるものでしょう。これでは折角の革新的技術であるE-moteの魅力も半減で、ヒロインの外面こそ可愛いとは思えても内面まで好きになることはなかった。
といっても例えヒロインが好みのタイプでなかったとしてもシナリオが面白ければ、ヒロインの内面の魅力を感じられたと思うのですね。まあメーカーのこれまでの実績からシナリオに期待していたといえば嘘になるのですが、一人目をクリアした時点では当初の評価が上積みされることはなく・・・これでは今後一気に上がるとも思えない。

というわけで他の萌えゲーも並行してプレイすることにしました。それが大図書館の羊飼い(オーガスト)だったのですが、これがウィッチズガーデンとは全く対照的で驚かされました。というのも登場するヒロインのすべてが魅力的に映ってたまらないのです。
FORTUNE ARTERIAL以前のオーガストのゲームはというと、ぼくの印象では一人くらい好みのヒロインは居るものの全員が魅力的に映るといったことはありませんでした。そのためエロでの評価はともかく全体的な評価を考えるとどうしても高得点を与えることができないでいたのです。それがどのヒロインを攻略するか目移りして悩ましくなってしまうという嬉しい誤算。ぼくは基本的に一番好みのヒロインをラストに残すのが基本なのですが、果たして誰を大トリに残すか迷ってしまったのという次第。
前作の穢翼のユースティアでこれまでの(ぼくの)印象を一変させたオーガストですが、今作の前情報では以前の路線に戻るとの報だったので正直残念に思っていました。それがこの序盤を見る限りオーガストは最早「呉下の阿蒙にあらず」と言って良いでしょう。というよりぼくがオーガストを過小評価していただけだったのかもしれませんけれど・・・

そしてういんどみるもそろそろ「呉下の阿蒙」から卒業してもらいたいところ。E-moteという武器は確かに素晴らしかったのですが、もう少しヒロインの内面的魅力を高めるよう頑張って欲しいというのが序盤をプレイしての感想でした。  

Posted by 7月の魚 at 23:04Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2013年03月29日

2つの名義の使い分け

今月発売組の中で先陣を切ったLOVESICK PUPPIES -僕らは恋するために生まれてきた-(COSMIC CUTE)にキナ臭い噂が流れています。
その噂についての真偽はぼく自身が確かめたわけでないので定かでないのですが、ライターである安堂こたつ氏が自らそのブログでその噂が真実であることを認めてしまった以上、恐らく本当のことなのでしょう。
こうしたニュースを聞くたびにエロゲー業界人のモラルの低さを嘆いてしまうのですが、ただ今回の件に関してはエロゲー業界に限ったことではなくて、かなり前の事になるのですが当時かなり人気だった4コマ漫画家が同じオチのネタを使いまわしして世間の顰蹙を買ったというのはいまだぼくの記憶に残っています。まあその漫画家もいまだ業界に生き残っていることを考えれば、安堂こたつ氏もきっと汚名返上の機会を与えられるのでしょう。きっと。

まあぼく的にはこの噂についてそれほど語るべきこともないし、その資格もない(噂になっている2つのゲームを持っているわけでないので)のですが、それより驚いたのは安堂こたつ氏と七央結日氏が同一人物だったということの方です。
七央結日氏といえばぼくのイメージではアトリエかぐやを中心に活躍しているライターで、残念ながらぼくがプレイしたゲームは委員長は承認せず! くらいしかなく、どのようなテキストを書くのか分からないのですが、キャリアを考えればベテランといっても過言でない経歴を持っています。ところが彼が安堂こたつという変名で生み出したW.L.O.世界恋愛機構 未来のために、いま恋をしよう。はベテランライターとは思えない粗さ・・・良く言えば若さがあったのですね。それでぼくがこのゲームをプレイして「このゲームは恐らく新人かまたはデビューして間もないライターの作品では?」と予想したのですが、それは全くの見当違いだったわけで不明を詫びるしかありません。

ただ言い訳させてもらうと、七央結日氏名義で書いたシナリオのゲームを見るとそのほとんどが複数ライターによるもので七央結日氏単独のゲームはミドルプライス等の短・中編ばかり。W.L.O.世界恋愛機構のような大がかりな作品はなく、だからこそ乾坤一擲の気持ちで七央結日氏名義でなくわざわざ安堂こたつという新名義をこしらえ勝負したのではないかと思うのです。
その意気込みは幼馴染ヒロインである久坂愛奈との出色のイチャラブっぷりに表れていてぼく的にはW.L.O.世界恋愛機構は非常に楽しめたゲームでした。それだけに最新作も楽しみにしていたのですが、その気分が多少なりとも削がれるような噂を耳にしてしまったことについては残念に思っています。  

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2013年03月21日

微笑ましいカップルたち

今月の予想をアップする直前にちいさな彼女の小夜曲(feng)の回避(延期)が決まったと思ったら、続いてさくらさくらFESTIVAL!(ハイクオソフト)も今月の出走を回避したとのニュースが伝わってきました。
こうした延期に関しては常習犯な厩舎(メーカー)ということもあってぼく的には驚きはなかったのですが、それでも怒りとまではいかないにしても腹立たしい思いはしています。
というのもこうした予想のコラムを上げるに当たって、出走(発売)予定表に載っている限り一応は検討しなければならないわけで、箸にも棒にも掛からない馬(ソフト)ならともかくかなりの注目を集めている馬を想定表から外すわけにはいかないからです。
もちろん予想をアップする時期をもう1週間から10日くらい遅らせればそのような無駄な作業をしなくて済むのですが、数少ないとはいえ記事を読んでいただけいている読者のことを考えるとぼくの身体の許す限りなるべく早く公表して馬券(ゲーム)購入の参考にしていただきたいと思うのですね。だからどうせ回避を発表するなら押し迫ったタイミングで無く、もっと早く発表して下さいと厩舎にはお願いしたいのです。

まあぼくのこんな予想なんてネタとして読んでいる人がほとんどだというのは分かっていますけど・・・
それに昨年の第3R(3月)でマテリアルブレイブ(戯画)に本命印を打ってしまった汚名を考えると、ぼくの予想を信じて買って下さいなんて恥ずかしくて言えたものではありません。
それでも同レースは1着になった屋上の百合霊さん(ライアーソフト)に印を打てたことで多少は面目を保てたと弁解したいのですが・・・

そんな屋上の百合霊さんですが、年頭の公約どおりようやくクリアすることができました。
天野祐一氏がシナリオを担当しなくなってめっきりライアーのゲームと御無沙汰になってしまったぼくが久々にこのゲームに手を伸ばしたのは特典のヴォーカルCDの存在もさることながら設定に心惹かれたからです。
といっても百合にはほとんどといっていいほど興味が無くてぼくが惹かれた部分とは、幽霊&主人公があの手この手を使ってサークル内にカップルを増やしていくという趣向。こうした主人公がよく言えば仲人・・・悪く言うとやり手婆として動かされる設定はぼく的に非常に関心のある設定なのです。
まあ昔からよくある設定といえばそれまでなのですが、世話するカップルが百合というのは珍しい。ただこのゲーム、ライアーのゲームだから仕方ないと言えばそれまでなのですが、全くと言っていいほどエロくないのですね。まあ世界観的に生成されるカップルが微笑ましいものばかりだったので、成人マンガにあるようなねちっこい目合(まぐあい)が描かれても逆効果となってしまう可能性もあるからそれはそれで良かったのかもしれません。
そしてこれは毎度の事なのですが、ライアーの原画家の選定は相変わらず神がかっていますね。著名とはいえない絵師を起用しながら、ゲームの世界観にピタリとはまるというのは並みの眼力で出来ることではない。今回もカップルたちの織り成す暖かな雰囲気が原画と妙にマッチしていてゲームの世界観を増幅させるのに貢献しています。
そして登場するキャラクター(ヒロイン)の誰もが善良ともいえる人物たちなのですが、それでいて設定的に被ることなくかつキャラ立ちがいいというのもこのゲームの魅力につながっています。そしてカップルになる過程もそれぞれ違いを出していて面白い。これも主人公である結奈を始めとしてどの人物の内面も丹念に描いていることが要因ではと思っているのですが、それもゲームクリア後のアナザーが貢献していて、システムで腐されることが多いライアーのゲームにしては珍しく機能していたのではないかと・・・

ただぼく的に不満というか期待どおりといかなかった点もなかったわけではありません。

ぼくがゲームを購入した有力理由である主人公が仲人となってカップルを創生していくという部分で今一つだった点。というのもどのカップルも主人公の結奈が主導的に結びつけたという感じがしなかったのですね。強いて言えば愛来&陽香くらいですが、それを除くと別に結奈(&百合霊たち)が動かなくてもいつかはカップルとなっていたのでは?と思ったり思わなかったり・・・そう考えると結奈よりも音七の仲人力の方が上のような気がしてならないのですね。
そしてもう一つの不満というか希望なのですが、ぼく的には結奈&比奈のカップルよりも結奈と阿野ちゃんのカップルの方が見て見たかったと思っているのです。これはぼくが思うに結奈はタチよりネコの方が似合うような気がしてならないからなのですが、メインの結奈&比奈ルートの他に結奈&阿野ちゃんのサブルートがあれば・・・と思うのです。まあこれは眼鏡ヒロインに対するぼくの屈折した感情がそうさせるのかもしれないですけどね。  

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2013年03月07日

未来視なんて置いといて

どうも本格的に体調を崩したらしい・・・
ということで、久方ぶりに次の勤務を休ませてもらおうかと思った夜勤明けの朝、その日に勤務するはずだった同僚が病気で出勤してこなかったという罠。もう少しで穴の開いたシフトに入らされるところでした。
さすがにそれは全力で拒否しましたが、結局病欠することもままならず体調が戻らないまま勤務を続けています。
昨年末くらいから始めていたあえて無視するキミとの未来(ALcotハニカム)ですが、ここまでクリアできずにいたというのはこの体調のせいなのです。ハニカミ文庫シリーズといえば忙しい社会人に優しいボリュームのゲームで、その気になれば1週間ほどで終わっても不思議でないのですから。
ただ今回の作品はこれまでと違いフルプライスということもあって、攻略ヒロインの数もこれまでの3人から4人と増えていてそれだけ容量も増えています。ただテキストは相変わらず軽快でサクサクと読み進められあまり長さを感じさせません。それが良いか悪いかは置いておくとしてハニカミ文庫シリーズの作品傾向は踏襲していることについては間違いないところでしょう。
また同ライターの前作春季限定ポコ・ア・ポコ!で人気を博した駄妹は健在で、今回の七凪もブラコンっぷりを発揮しています。いや妹を演ずることにおいては業界屈指である雪都さお梨氏の名演も相まって大いに笑いを誘ってくれました。そしてその七凪を食うかのような駄幼馴染っぷりを発揮してくれる計の言動・・・そして名コンビである流々との絡みはモニター前のぼくを何度も吹き出させてくれて、笑いに関しては前作以上のものを発揮してくれていると思います。

ただ肝心のシナリオについてはお世辞にも褒められたものでないのが痛い所。春季限定ポコ・ア・ポコ!の短評でシナリオは薄く萌えは厚くと語りましたが、今回のシナリオについては前以上にシナリオが薄いように感じられました。
その理由は多くの人が評しているようにこの作品の主設定である未来視についてがメインヒロインである爽花以外ほとんど重要エピソードとして語られていないことが挙げられます。特に主人公の未来視についてはほとんど意味を成していないといっても過言でなくて、主人公のキャラを形成させるなら別に未来視以外の設定を使用しても良かったように思われてなりません。別に爽花を助けるのに主人公が主動的に未来視を使わなくても出来たと思われてならないからです。
もしぼくがこのゲームのディレクターなら未来視の設定は師匠の口から多少語られるのみにしておくなどあくまで伏線として匂わせる程度にしておいて、最後のルートで一気に叩きつけるようにするでしょう。その方がややヒロインとして影が薄く感じられる爽花が引き立つからです。

ただこれは未来視を主設定としてぼくが考えるからそう思ってしまうだけで、未来視設定なんて刺身のツマ程度の考えにしておき実際は放送部の面々が繰りなす面白くも騒がしい部活動がゲームの主題と割り切って考えるなら、充分楽しめる内容に仕上がっているのではないかと思います。もちろん前作以上にシナリオは薄いですが、萌えに関しては前作以上のものを得られましたので。特に幼馴染フリークのぼくにとっては計というヒロインそして流々という名バイプレイヤーに出逢えたことは非常に嬉しいことでした。ただ出来るなら主人公が計を未来視能力でカッコよく助けるようなシーンが見たかったような気がしてならないのはぼくの欲目というものなのでしょうか・・・  

Posted by 7月の魚 at 00:22Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2013年02月28日

ショップに迷惑を掛けた理由

今年もはや2か月を過ぎようとしていますが・・・
毎年恒例のことなのですが、この時期は仕事柄多忙を極めていてまとまった休みが全く取れない状態。目に見えない疲れが溜まってきているのか、ゲームをプレイしていても毎回寝落ちしてしまってほとんど進んでいません。その上、月曜くらいからまた体調を崩して疲労困憊。

期待作が数多く発売された今月でしたら当然複数本購入するはずだったのですが、こんないつ崩せるか分からない状態では無理に買ったとしても不良在庫になるのが目に見えています。
というわけで、今回は予約していた1本を引き取るだけで打ち止めにすることにしました。その1本というのがプリズム◇リコレクション!<のはずだったのですが・・・

このプリズム◇リコレクション!。最近波に乗っているクロシェットの新作ということで、情報がまだ出揃っていなかった昨秋の頃にもう予約していました。これまでクロシェットの作品は一本も経験していなくて(あまつみそらには積んでありますが)ここは時流に乗り遅れてはならないと今更ながら思ったのですね。というよりどちらかといえば好きな原画家の部類に入るしんたろー氏の作品なわけですから、これまでクロシェットのゲームをプレイしていなかったのが自分ながら不思議なくらいだったのです。
そんなわけで早々に予約を決めてしまったのですが、延期された発売日が近づきつつあった先月ふとクロシェットのHPに立ち寄った時、妙な違和感を感じました。それはすべてのヒロインのバストがあまりに大きすぎたこと。
前作のカミカゼ☆エクスプローラー!でおっぱいを強調する作戦が成功を収めて気をよくしたのでしょう。ただ今回は(ぼくの感覚では)ちょっとやり過ぎのような気がしてならなかったのですね。まあこれはぼくが巨乳派でなく微乳・・・いや美乳が好みなこともありますが、それはともかく原画家であるしんたろー氏に巨乳キャラは似合わないと思うのです。それが無理に大艦巨砲主義に走ったばかりにバランスを大きく崩す結果となってしまった・・・とぼく的には思えてならなかったのです。

まあ巨砲に需要があることは認めます。特にアニメをウリにするゲームなどはバスとを強調した方がHシーンが映えるということはあります。それでも一旦萎えてしまった気分は元には戻りませんでした。それでショップに連絡し予約を取り消して代わりに木洩れ陽のノスタルジーカ(STREGA)を予約することにしました。
好評を博した処女はお姉さまに恋してる のコンビ嵩夜あや&のり太が結成した新ブランドというとで期待はしていたのですが、ぼく的に設定が好みでないということで激戦区の今回オミットしていたのですが、本命が消え去った今購入するのはコレしかないということで予約を決めました。まあ予約特典に釣られた部分はありますが・・・

批評空間のデータだけ採ってみれば、カミカゼ☆エクスプローラー!の初動だけ見れば評価は酷いものですし、結果だけ見れば正解だったかもしれません。といってもこれは塞翁が馬というべきものですし、逆に言えばカミカゼ☆エクスプローラー!にこれだけネガティブ評が集まること自体驚いています。これでは予想が当たらなくても仕方ありませんよね・・・と言い訳しながら今回の更新は終わります(笑)  

Posted by 7月の魚 at 19:55Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2013年02月20日

ユニット性能の弱さが目立たなさに

発売日直後から始めていた輝光翼戦記 銀の刻のコロナ -Fortune Dragon’s-(ETERNAL)ですが、取りあえずおまけHの1~2シーンを除いてクリアできました。
本来ならもう少し早くクリアできるはずだったのですが、先週体調を崩して2日ほど寝込んだこともあって(その悪い体調の中で前回の更新を急いだこともあって)もっと早く終われなかったのが残念・・・というのも思ったほどSLG部分の容量が少なくて、何かアッという間に終わってしまった感触だったからです。
まあ正直、この銀の刻のコロナのSLGは前作と比べると面白さという点で乏しく中毒性も無いに等しいくらいですから早めに終わってくれてホッとしたというのが正直なところですが、それというのもこのSLG部分よりぼくが期待していたのがベリダディアが登場するシナリオでして、彼女が登場する以上コロナのメンバーで前作(ユミナFD)にあったようなダンジョン探索が出来るのではと思い込んでしまっていたからです。
それはぼくの全くの思い違いでダンジョン探索はただ文章上進行していくだけで、RPGとして楽しむような趣向は存在しませんでした。この時点でぼくのこのゲームに対する評価は地に落ちてしまったのですが、冷静になって考えてみるとSLGやバトルアリーナを含め一応投げ出さずに最後までプレイできたのですからそこまで貶すことはなかったかもしれません。

ただこれは本編プレイ時にも思った事なのですが、SLG場面で使えるユニットがコロナ組ですとバランスブレーカーというべきスキルを多数持つコロナは別格としてそれを除くと残りで使い勝手がいいのは恵理と竜一くらい。新キャラの赤もクセが強くて使いこなすには苦労するし、それならユミナ組の方がキャラクターも立っているしユニット性能も高いものが多い。回復ユニットもユミナの方が久美や明日翔より使える印象が強いし、一見使いにくそうな藍もハイドロブラスターというコスト性能が最強ともいえるスキルの存在が心強く、敵のMP(メシアポイント)が多いシーンで猛威を振るってくれる。HPが少なく装甲が薄い雲母も同系統であるメインヒロイン格の刻乃と比べると、使えるスキルの存在の多さだけで上の評価が与えられる。
というわけでこのゲームのウリの一つであるバトルアリーナでもコロナ組のユニットはほとんど出番がない。というよりコロナ組のユニットを入れたくても能力的に入れられないのが実情。これでは本編のキャラクターとしての鼎の軽重を問われかねない。

おまけの回想シーンでサブヒロインたちのHシーンが楽しめる趣向となっているが、やはり使い込んだユニットでないと愛情が湧かずあまり楽しむことができなかった。ユミナFDが本編の不評部分を補って非常に楽しめるデキに仕上がっていたのに対して今回のFDはお世辞にも楽しめたとはいえない。どうやらこのユミナ→コロナに続いてまた同じ世界観で続編が登場しそうな雰囲気があるのですが、今回がこのデキですと正直購入に躊躇せざるを得ないような気がしてなりませんでした。  

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2013年02月02日

改良どころかこれでは改悪?

先週末に発売されたばかりの最新作輝光翼戦記 銀の刻のコロナ -Fortune Dragon’s-(ETERNAL)のプレイをなぜかもう始めてしまっています。
このFDですが、ユーザー向けにあるサービス・・・というか趣向が凝らされています。
その趣向というのはメーカーHPでマニュアルに載っているパスワードを入力することによってゲーム中に使用されているヴォーカル曲やBGMを発売後1カ月間に限りダウンロードできるというものですが、正直これは決してユーザーの利便性を考えているサービスとはとても言えません。
というのも、これまでETERNALは輝光翼戦記 天空のユミナ等では初回特典や予約特典としてCDを封入またはショップ受取という形でユーザーに提供していたからです。CD1枚を作る経費を削減したいからなのかそれとも発売後すぐに売り切りたいためかは分かりませんが、ユーザーに掛ける手間を考えるとこのサービスがユーザーのためを考えてのことでなくメーカー側の事情によって行われていることが窺い知れます。
まあ本編のヴォーカル曲が予約特典やゲーム内に同梱という形で提供されなかったことを思えばサービス的に進歩したといえないこともなく、このメーカーのヴォーカル曲は名曲好曲揃いで定評があるだけに、ユーザーの耳に触れる機会が増えるというのは喜ばしいことです。ぼくが本編のデキが今一つだったにも関わらずFDを購入したのもヴォーカル曲の存在があったからですから。

さて発売日の翌日。夜勤明けの疲れた体に鞭打って予約していたソフトを引取りに行きました。本編とのセット版を含めてかなりの量がまだ売れ残っていて「わざわざ予約する必要もなかったかな」と呟かずにはいられなかったのですが、自室に戻ってすぐシュリンクを破りパスワードを入手。HPに飛んでヴォーカル曲&BGMをダウンロードしてきました。
と言葉にすると簡単ですが、ぼくのパソコン知識レベルがお粗末なため実際に音楽を聴くことができるまでにはもう少し時間が掛かったりします。そんな苦労を経てようやく入手できたわけですが、折角シュリンクを破いたのですから、ついでとばかりにゲームもインストールしました。そしてプロローグ部分を少し齧ってみたのですが・・・

さてぼく的にこのFDで注目していたのは、展開に全くといっていいほどスムーズさに掛けていたシュミレーション部分の改善が見られるかということ。HDにインストールしながらマニュアルを軽く目を通していたところ、根本的部分の改良こそないもののシステム部分に若干改良があったようでプレイするのがやや楽しみになってきました。
その改良とは「同一エリアにいる複数部隊が同じエリアに進出する際にこれまで一部隊ずつ動かさなければならない。」ところを「複数部隊をドラックして一挙に同一エリアに侵攻できる。」というもの。これで敵が複数部隊で籠るエリアに攻め込む際、そのエリアの敵部隊を殲滅できれば次に味方部隊を効果的に次の戦線に送ることが出来るというわけ。機動性という点が全くと言っていいほど欠けていたゲームもこの改良で少なからずスムーズにゲームが進行出来るとこの時点では思っていました。

ところが、この新システム。根本的欠陥があって、このシステムを導入すると画面のスクロールがほぼ不可能になって、広く戦線を把握することができなくなってしまうのです。これではスムーズにゲームを進行させるどころか、ストレスばかり溜まる結果となってしまいました。取りあえず旧システムに戻してゲームは続けようとは思っていますが、これではまた1マップクリアするのに長時間費やすことになるかと思うと気が重い・・・というわけで早く修正ファイルを出してもらいたいものです。

というわけで今回はこんなところで。  

Posted by 7月の魚 at 22:37Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2013年01月24日

内容に乏しかった最新作

正月が終わったと思ったらはや1月も下旬となり、エロゲーの月末戦線が近づいてきました。
更新が前以上に滞っているのを見てお分かりかもしれませんが、相変わらず仕事に追われてまともな休みがほとんど取れない近況で、今月は正直ゲーム予想に割く時間が取れず本当に弱りました。それでも何とか1週間前に載せることが出来てホッとしています。
そんなわけで、昨年末から崩し始めた積みゲーもほとんどクリア出来ていないのですが、それでも数本かはようやくポチポチと終盤に向かいつつあり、月末やってくるゲームと同数くらいは終わりを迎えそうな予感・・・というわけで今回はそのうちの1本祝福の鐘の音は、桜色の風と共に(すたじお緑茶)についての所感を述べてみたいと思います。

以前のコラムで、最近スマッシュヒットを飛ばしているすたじお緑茶のゲームにしては発売直後の動きが冴えないと評したのですが、あれから3か月経過しても批評空間の中央値が70点前半を彷徨っているところを見ると凡作という評価が定まってしまったような気がします。実際ぼくがプレイしても片恋いの月恋色空模様のような意欲的なところが見られず、何か小さくまとめようとした気がするのですね。
もちろんつまらなくただ長いだけの作品をプレイさせられるよりは、小さくまとまっているゲームの方が有難いということはあります。特にこのゲームはヒロインの造形が素晴らしく、それだけで萌えゲーとしての標準点はクリアしてしまっています。だから小難しい話を長々続けられるよりも、話を軽くしてヒロイン萌えを全面に押し出すという趣向も理解できないわけではありません。
ただそれにしても話が軽すぎて、盛り上がりに欠けるという点は否めないでしょう。ほとんどのヒロインのルートが中盤までで話のほとんどが解決してしまい、後はHシーンが続くだけというのはあまりに味気ない。普通のゲームならラストでもうひと山あって然るべきところでエンドロールが流れるものですから、最初のルートをクリアした時、一瞬ポカンと口を開けてしまったくらい。

他にもヒロインよりも魅力的といえるくらいのサブヒロインを用意していた前作あたりと違い、今回は脇を固める人材も少なくかなりお寒い内容。まあこのゲームの内容ではとてもファンディスクが企画されるとは思えないのですが、それでもそう感じさせてしまうようでは凡作と云われても仕方ありません。まあ最近のすたじお緑茶のゲームが(シナリオのデキは別として)非常に意欲的な作品となっていたからそう思うだけで、これが毎回内容に乏しい作品ばかり垂れ流しているメーカーならばここまで厳しいことは言わなかったでしょう。ただ今回こういった作品を出してしまったことで、次回の作品はやや疑ってかからないといかないかもしれません。今後すたじお緑茶が某メーカーのように「原画ばかり良くて、内容は・・・」と腐されるようにならないことを祈りたいと思います。  

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2013年01月08日

今年崩したいゲーム(2013年版)

明けましておめでとうございます。
年末年始休み返上で働いているおかげで慌ただしいまま3が日が過ぎて行ったのですが、少しは正月気分をと思い、昨日当地で一番初詣で客が多いと云われる神社に行ってきました。といっても休みが取れたわけでなく仕事帰りに寄っただけのことですが・・・

そんなわけで積みゲー崩しもぼちぼちとしか進んでいないのですが、また今年優先的に崩したいゲームを5本挙げてみたいと思います。といっても公約通りには進むことはまずないのですが、それでも野党に転落した某政党のマニフェストよりはましではないかと・・・

屋上の百合霊さん(Liar Soft)
昨年3月の発売でその月の予想で△印を打ったゲーム。サフィズムの舷窓の企画に関わったとい天津がディレクターということもあってそれなりに期待していたが、まさかここまで評価が高くなるとは思っていませんでした。といってもぼくの好みはどちらかというと次作の平グモちゃんの方であり、発売とほぼ同時にプレイを始めた平グモちゃんと比べ優先順位が低かったため今まで積んでいたのですが、ここまで評価が高止まりしているとなるとプレイしないわけにはいきません。エロ薄なのは承知していてそれがマイナスに働かない以上、まず外さないだろうということで真っ先にプレイしたいゲームの筆頭に挙げたいと思っています。

ウィッチズガーデン(ういんどみるOasis)
昨年11月発売のゲームでこれも同じく△印を打ったのですが、あくまで押さえのつもりであり発売後の評価がまさかこれほど高くなるとは思ってもいませんでした。といっても絶賛されているコメントのほとんどが演出部分であって、シナリオを誉めている感想があまり見られないのが気がかりな点なのですが、ヒロイン萌えさえ阻害するようなストーリーでなければ・・・と割り切っているの取りあえず問題なし。プレイ前の準備としてOP曲のマキシCDも購入しましたし、噂のE‐moteをじっくりと楽しませてもらおうと思っています。

SHINY DAYS(Overflow)
昨年4月の発売でその月の予想はもちろん無印。過去2戦(作)他馬の大きく千切られての大負けでは当然といっていいくらいなのですが、実戦では人気馬に引けを取らない評価を集めていて驚かされました。となると大負けしたSummer DaysCross Daysですらそれなりに楽しめていたぼくからすれば大きく期待してしまっても仕方ない。まあこれまでのメーカーの所業からデータ数は微々たるものだし、単にユーザーを憤らせるブービートラップがなかっただけかもしれませんが、これがOverflowのゲームをプレイする最後の機会としてお見送りしてきたいと思っています。

WHITE ALBUM2 ~closing chapter~(Leaf)
一昨年12月の発売で当時の予想は自信の◎印。その予想どおりの走りを見せつけてくれたのですが、この著名作をいまだに積んであるのがいかにもぼくらしいところ。というのも前哨戦でありプレイ済であるWHITE ALBUM2 ~introductory chapter~が噂によると2周回らないといけないと聞いて、インストールしプレイを始めるばかりだったのを一旦取りやめたのですね。そして2周目をいまだ回らないまま現在に至るというのが現状。といってもこれだけの作品を積んだままにしたままにしておくのは勿体ないというわけで、そろそろ本腰を入れようかと思っています。それにはまず前作の2周目をプレイしないと・・・と思っているのですが、CG回想がすべて埋まっているゲームの2周目ってなかなか回ろうという気にならないのですね(嘆息)

あまつみそらに!(Clochette)
2010年の5月発売で当時の予想は△印。次の作品であるカミカゼ☆エクスプローラー!のヒットで一躍人気ブランドの一角を占めることになったClochetteですが、当時からその片鱗は忍ばせていました。そして今年最新作で同原画家のプリズム◇リコレクション!がリリースされるということもあって、いいかげんに崩しておかないとと思いたった次第。というか新作をもう予約してしまっていますしね。

というわけで今回はどちらかというと知名度の高い安牌ばかりを選んでしまったような気がするのですが、過去2年を見ると崩すにはかなり勇気のいるゲームを1点入れ大方の予想通り崩せないまま時が過ぎていることから、今年は確実に崩せそうなゲームを選定したつもりです。まあそれでも例年と同じ結果に終わるだろうという陰口が聞こえてきそうですが・・・

それでは今年もよろしくお願いします(ペコリ)  

Posted by 7月の魚 at 03:15Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2012年12月31日

それなりに恵まれた1年

毎年同じことを言っているような気がしてならないのですが、今年もアッという間に過ぎて行った気がします。
相変わらず仕事は多忙を極めていて、今回の年末年始はとうとう1日も休みが取れないという事態・・・これではプレイするエロゲーも減るばかりと半分あきらめの心境となっている今日この頃ですが、それでも少ないながらプレイしたエロゲーを見る限りぼく的にはまずまずの当たり年ではなかったかと思います。
といっても飛びぬけて面白かったゲームがあったわけではなくて、箸にも棒にも引っかからないダメゲーを掴まなかったことによるものが大きいのではないかと思います。ブログの寸評では貶した(ような気がする)フツウノファンタジー(EX-ONE)門を守るお仕事(ソフトハウスキャラ)も過去プレイした地雷ゲーと比べれば見るべきものもありましたしそれなりに遊ぶことができました。あえて最低なゲームを挙げるとすればヨメ充(脳内彼女)くらいですが、まあこれ1本くらいなら御の字といえると思います。

それよりも下半期に発売されたゲームでまだ積みゲーとして残っているものの中に、批評空間で好評を博している作品が多いのが心強いです。もしこれらがすべて当たりだったとすれば万々歳といったところですが、そうでないとしても1~2本当たれば充分平年値を超えているといえるでしょう。
取りあえず正月過ぎに少しは休みが取れる予定ですので、芋焼酎をチビリチビリ味わいながら評判のよさそうなものを崩していきたいと思っています。

というわけで短いですが今年の更新はこれでおしまいです。それでは良い年を!  

Posted by 7月の魚 at 01:38Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2012年12月21日

ようやく公約を果たす

年頭といっても今年でなく昨年に崩したいゲームとして挙げていたぐらタン(コットンソフト)をようやくクリアしました。
コットンのゲームはデビュー作からずっと買い続けているのですが、ディスクを入れてないと起動しないため他のゲームがパソコンのディスクドライブを占領しているとプレイが後回しになってしまうため、自然積みゲーとして残ることが多くなってしまうのですね。評価の高い終わる世界とバースデイが積まれているのもそのためなのですが、この最新作をプレイする前にさすがに以前の公約を果たさなくてはならないとまず前作から手を付けたのです。

さてこのぐらタンというゲーム。これまでコットンソフトがリリースしたゲームの中では一番マイナーといっていい作品でしょう。発売から2年以上経過しているのに批評空間のデータ数がいまだ100を超えていない(最新作はもうデータ数300超えを果たしている)というのを見ても分かるのですが、ではなぜここまでマイナーなのか?作品的に問題があれば別ですが、序盤をプレイした限りではそれほどデキが悪いとは思いませんでした。
ただ過去のコットンソフトのコメディ寄りの作品であるナツメグらと比べると違和感があったのは事実です。これは序盤からスケベさ全開の主人公の言動にもあるのですが、ライターが笑いをとろうとしてやや無理をしているような気がしてならなかったことにあると思います。これまでのコットンのユーザーからすると、ともするとバカゲーとすら感じてしまうノリに付いていけなかったのが批評空間でのデータ数の少ない原因かもしれません。特に主人公に関してはかなりアクが強くて嫌悪感を抱く人も少なからずいると思いますので、体験版をプレイして購入を取りやめてしまった人も少なからずいることでしょうから。

そんな序盤から個別ルートに入ってもいわゆるコメディ路線は続きます。選択肢順にクリアしていくとまず攻略することになるヒロインは桐花ということになるのでしょうが、彼女とライバルである華梨との抗争はバカバカしくもホロリとさせられる部分もあり、なかなか好調な出足といえます。
ただ続く岬子ルートと蒔紀ルートは正直今一つの感が否めませんでした。これはシナリオが桐花ルートより劣るというよりも主人公の相変わらずなセクハラ言動にぼくが疲れてきてしまったのかもしれません。そして続くみのりルートですが、これはこのゲームのメインライターである海富一氏らしいストーリーで一番考えさせられるルートでした。変態紳士な主人公とみのりの保護者を自称する変態淑女新とのやりとりはかなり笑えましたし、ラスト前を飾るには相応しいシナリオだったと思います。まあぼく的にはみのりの言動が嗜好に合わなかったためそれほど萌えは感じなかったのですが・・・

そしてラストを締める涼芽ルートですが・・・正直最後に持ってくるにしてはやや期待外れなシナリオだった気がします。
これはこれまでの伏線を明かすことに捉われすぎて、ヒロインであるはずの涼芽の魅力にスポットライトが当たらなかったことによるのではないかと思います。序盤から主人公に対して病的な健気さを発揮している涼芽ですが、その彼女の心情と主人公の言動がぼく的にはあまり噛みあったように思えなかったことも一因で、このあたりはややライターの計算に狂いがあったのかもしれません。

総括すると・・・

バカゲーとして見るならば、セクハラ全開な主人公の言動も許せるでしょう。ただ感動ゲーとして見るとやはりあの主人公の言動は感動を阻害させる要因にしかなりません。そういった意味でもあの主人公の設定からすればもっとバカゲー色を強くした方が良かったのでしょうが、これまでのコットンの作風から考えるとそこまで冒険することはできなかったのでしょう。まあコットンにしてはこれでも充分冒険だったのかもしれませんが・・・  

Posted by 7月の魚 at 03:13Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2012年12月17日

パソコンの神の思し召し

先日のこと・・・
いつの間にかウィンドウズの更新ファイルが届いていたので、つい何の気なしに更新してしまいました。
一般的にはウインドウズの脆弱な部分を補強するのが更新ファイルであるわけですが、不可思議なことにこのファイルをインストールすることによってまれにパソコンに不具合が発生してしまうのです。その不具合の一例がこれまで動かせていたソフトが突然起動できなくなるというもの・・・
まあ起動できなくなるといっても、一度そのソフトをアンインストールした後、再度インストールすればほぼ正常に起動できるので、まあ手間といえば手間ですけどそれほど被害がなかったというのがこれまでの通例でした。ところが今回は何度アンインストール→インストールを繰り返しても起動に失敗してしまうのですね。
ぼくの乏しいパソコンの知識ではなぜこんな症状が出てしまうのか分からないのですが、どうやらそのソフトが導入しているプロテクトの影響らしい。といっても誤爆というわけではなく誤爆回避ファイルを使っても起動は不可能。こうなると後はメーカーサポートに連絡するしか仕方ないと思ったのですが・・・

この起動しないゲームですが、よくよく考えてみるとおよそ2か月以上前から始めて3人目のヒロインのルートをようやく攻略したという低速で進行中だったのですね。もちろんゲームとして面白いわけがなくて、もし批評空間で得点を付けたとしたら中間経過で60点を切るくらいの評価。まだクリアしていないヒロインのルートのデキが良かったとしても70点に達すれば上出来といったくらいですが、その可能性はおそらく低そう。こんなゲームに拘っているくらいなら、現在多量に抱えている積みゲーを崩している方がよほど建設的と思い直したのです。

というわけで、先月発売されたゲームの中からあえて無視するキミとの未来 ~Relay broadcast~(ALcotハニカム) を始めました。まだ序盤ですがいまのところ快調にプレイしていて、これもパソコンの神の思し召しと思って感謝しています。起動できなくなったゲームの名前はというと・・・まあ過去は振り返らないということで、取りあえず伏せておくことにします。
短いですが今回はこんなところで・・・  

Posted by 7月の魚 at 04:44Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム

2012年11月15日

発売からまだ間がないというのに・・・

先週九州旅行に行ってきました。
といっても1泊2日の弾丸ツアーでして、しかも朝6時に自宅を出発して帰ってきたのが夜の11時過ぎ。しかも次の日は当直勤務というわけで体を休めるというより逆に疲れに行ってきたようなものでしたが、天候には恵まれたし温泉は期待以上にいい風呂だったり焼酎は美味だったりと中々有意義な旅行でした。
というわけで旅行中はつい気が大きくなって日頃の倍以上もお土産を買いこんだりしたのですが、職場に持っていた熊本の銘菓朝鮮飴はなぜか不評でした。戦中携行食でもあった由緒あるお菓子なはずなのですが・・・

まあそんなわけで、積みゲーの消化を放っておいて旅行に出かけたため積みゲーの消化は全くと言っていいほど進んでおらず先月購入した新作も手つかずのまま残っています。取りあえず買った4本すべてがハズレではなかったのでホッとしているのですが、ただぼくが期待した10月組のツートップというべき2本のうち祝福の鐘は、桜色の風と共に。(すたじお緑茶)の存在がぼくにはまるで空気のように感じらるのが気にかかっています。
片恋いの月恋色空模様のスマッシュヒットで有力メーカーとしての地位を確立して、今回はそれを不動のものとする重要な1本のはず。それが月に寄りそう乙女の作法(Navel)に批評空間のデータ本数が大きく引き離されてしまっているのはいかにも寂しい。といっても発売半月あまりで80以上のデータを数えているのだから立派といえないこともないのですが、問題はそのデータの質でして書かれている感想がどうも冴えないのですね。もちろん中には力の入った長文感想をモノにされている方もいるのですが、短文となるとどうも画一的で面白みがないのです。これはぼくが思うには記述者に問題があるというより、長文感想を書かせようとするだけの力がこのすたじお緑茶の新作に乏しかったのではないかと考えるのです。
内容が素晴らしければ感想が増えるのは当然の事でしょうが、例え批判が集まるような内容だったとしてもそれが野心的な作品だったとすれば当然ユーザーも長文感想が書きたくなると思うのですね。それがごく短い短文しか書く気が起こらないというのは内容も野心に乏しい作品だったと思わざるを得ないのです。

といってもぼくはこの新作がそれほど魅力の乏しいものだとは発売前思ってもいませんでした。すたじお緑茶はシナリオの質は別としてユーザーを楽しませようとする心意気に溢れたメーカーですし、原画家も前作のるちえ氏に続いて人気ラノベの挿絵で好評を博しているあなぽん氏とその実績に不足はなく充分ユーザーの魅力に応えているといえます。気がかりといえば出演声優陣の格がこれまでの作品と比べてやや落ちたかなと感じることくらいですがそれも大きな瑕にはならないと思っていました。

ただ今になってよく考えてみると、これまで当初の発売日がほぼ必ずといっていいくらい延期となっていたすたじお緑茶が予定どおり発売に漕ぎ着けたことを考えれば不審に感じなければいけなかったのかもしれません。普通ならば予定日どおり発売されることはユーザーとしては喜ぶべきことなのかもしれませんが、それはゲームとして満足のいくものとして仕上がっていた場合のこと。今回の緑茶の場合、ゲームがこれまでよりずっと手間が掛からなかったから予定通り発売されたのかもしれないと疑ってかかるべきでした。もちろん手間を掛けたからといっていい作品が出来上がるとは限りませんし軽めのゲームでも面白いものはいくらでもあるのですが、ここ2作で意欲的ともいえるゲームを放ってきたすたじお緑茶だからこそ発売日からまだそれほど日が経っていないというのにもうユーザーから忘れられてしまうような作品をリリースしてしまったことに寂しさを感じさせるのです。

といってもこれは現在の批評空間でのデータを鵜呑みにして想像しているだけで、実際プレイしてみたら意外(といったら失礼かも)と面白く感じられるかもしれません。というわけで、取りあえずこの新作を次に崩す積みゲーの第1候補にしたいと思っています。  

Posted by 7月の魚 at 04:32Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム