2017年02月22日
大量買いには至らず
今月ずっと体調を崩していて、恒例の予想記事が載せられるか心配していたのですが、発売本数の少なさに助けられ何とか締め切り直前ですがアップさせることが出来ました。
この状態が続くようですと、これから来月の事が心配になってくるのですが、時間と体調が許す限り少しづつでも情報を集めて何とか続けていきたいと思います。
さて先月は「久々に新作を大量買いするぞ!」と最初は意気込んでいたのですが、発売日直前くらいから体調を崩したこともあって、発売日にショップで物色する気力も湧かず結局購入したのは1ヵ月くらい前に予約していた2本きりでした。
その代償といっては何ですが、とっくに購入するはずだった千の刃濤、桃花染の皇姫(オーガスト)と昨年12月発売で評判の良かったAmenity's Life -アメニティーズ ライフ-(HOOK)の2本を通販で購入することにしました。前者は発売日間際で体調を崩し初回版を購入することができず悔しい思いをしたのですが、結局通常版を買いました。このところオーガストのゲームは(ぼくにとって)連続して当たりだったということもあって、発売日に買えなかったといってこのまま見送るという選択肢はなかったのですね。
一方後者は体験版を少し齧ったところではHOOKのゲームにしては期待出来そうな気はしていました。人気原画家である松下まかこ&らっこの出世作であるLike Lifeの流れを継ぐ作品であり、HOOKが大事にしているシリーズということもあって、好評なのも納得できます。
ただぼく的には候補には上がっていたものの、発売日に購入するまでは踏み切れませんでした。というのもぼく好むヒロイン属性からすると、人外ヒロインはまったくの対象外だからです。これを言っては実も蓋もないのですが、モノがヒロインに転身するのがキモであるLifeシリーズはぼくにとってかなり敷居の高いゲームなのですね。
もちろんこのゲームはヒロイン全員が人外というわけでないので、すべてのルートが楽しめないわけでないのは分かっているのですが、FairlyLife のように、ぼくの好きな属性である幼なじみヒロインが話の足を引っ張る存在だったりすると目も当てられない(FairlyLifeはそれが体験版で見え隠れしていたため購入を見送った)わけで、それが怖くて購入に踏み切れなかった のですね。
そんな心配もこれまでの評価を見る限り杞憂に終わったようで、遅ればせながら購入したのですが・・・現在他のゲームに先駆けてプレイしている評価はというと・・・
まあこれについてはまだ全部のルートをクリアしたわけでないので、次の機会に取っておこうと思うのですが、少なくとも現在の時点で凡作以下の作品ではないというのは断言できます。この評価が上積みされるかどうかは分かりませんが、期待して残っているルートをプレイしたいと思います。
この状態が続くようですと、これから来月の事が心配になってくるのですが、時間と体調が許す限り少しづつでも情報を集めて何とか続けていきたいと思います。
さて先月は「久々に新作を大量買いするぞ!」と最初は意気込んでいたのですが、発売日直前くらいから体調を崩したこともあって、発売日にショップで物色する気力も湧かず結局購入したのは1ヵ月くらい前に予約していた2本きりでした。
その代償といっては何ですが、とっくに購入するはずだった千の刃濤、桃花染の皇姫(オーガスト)と昨年12月発売で評判の良かったAmenity's Life -アメニティーズ ライフ-(HOOK)の2本を通販で購入することにしました。前者は発売日間際で体調を崩し初回版を購入することができず悔しい思いをしたのですが、結局通常版を買いました。このところオーガストのゲームは(ぼくにとって)連続して当たりだったということもあって、発売日に買えなかったといってこのまま見送るという選択肢はなかったのですね。
一方後者は体験版を少し齧ったところではHOOKのゲームにしては期待出来そうな気はしていました。人気原画家である松下まかこ&らっこの出世作であるLike Lifeの流れを継ぐ作品であり、HOOKが大事にしているシリーズということもあって、好評なのも納得できます。
ただぼく的には候補には上がっていたものの、発売日に購入するまでは踏み切れませんでした。というのもぼく好むヒロイン属性からすると、人外ヒロインはまったくの対象外だからです。これを言っては実も蓋もないのですが、モノがヒロインに転身するのがキモであるLifeシリーズはぼくにとってかなり敷居の高いゲームなのですね。
もちろんこのゲームはヒロイン全員が人外というわけでないので、すべてのルートが楽しめないわけでないのは分かっているのですが、FairlyLife のように、ぼくの好きな属性である幼なじみヒロインが話の足を引っ張る存在だったりすると目も当てられない(FairlyLifeはそれが体験版で見え隠れしていたため購入を見送った)わけで、それが怖くて購入に踏み切れなかった のですね。
そんな心配もこれまでの評価を見る限り杞憂に終わったようで、遅ればせながら購入したのですが・・・現在他のゲームに先駆けてプレイしている評価はというと・・・
まあこれについてはまだ全部のルートをクリアしたわけでないので、次の機会に取っておこうと思うのですが、少なくとも現在の時点で凡作以下の作品ではないというのは断言できます。この評価が上積みされるかどうかは分かりませんが、期待して残っているルートをプレイしたいと思います。
2017年02月18日
2月の発売予定表から
前レース(月)は頭数も揃い、レベルの高い面白いレースが展開されましたが、今回は一転少頭数となり寂しいメンバー構成となってしまいました。大物馬も不在で馬券的に妙味も少なそうですが、勝ち馬にはぜひぶっちぎりの好時計でゴールを駆け抜けるような走りを見せてもらいたいももで3す。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アイドル★クリニック ~恋の薬でHな処方~ (INTERHEART SweetHEART)
最近精力的に出走させているインターハート系列厩舎(ブランド)はまずまずの成績を上げているが、SweetHEART厩舎のデビュー戦は散々だった。トレーナー(ライター)十全で騎手(原画家)火炎味噌を起用してあの結果は意外だったが、心配されていた毛づや(CG)が冴えないところも影響したか。今回はトレーナー・騎手とも一新したが、トレーナーの花散さとは十全より劣るだけにプラス材料とはいえない。アイドルに薬を処方して能力をアップするという血統(設定)は色々とツッコミどころ満載だが、主人公が事務所所属の産業医ならともかく薬剤師という血統はもう少し何とかならなかったのだろうか。アイドル系で走った馬は少ないし、これでは変わり身は望み薄だろう。
期待度 ★
ESEX シコルスキー INTERNEETセキュリティクラウド2017 (CLOCKUP)
こうしたバカ抜き系血統を時折出走させるCLOCKUPで、アンチウィルスソフトを模する馬となるとザーメンセキュリティ2009以来9年ぶり。もちろんトレーナー・騎手とも変わっていて、この厩舎初依頼となる芳井一の仕上げに期待が掛かる。脳内彼女時代の実績を考えると、こうした血統に対しても対応力はある筈。騎手のTOMAは自ら率いるApRicoT以外の騎乗となると久しぶりで、期するものはあるだろう。ただヒロインすべてが非人間のウィルスで人間のヒロインがいないというのは、走りが単調になる可能性が強い。最近の厩舎の実績も物足りないだけに、大きな期待をかけるのは難しいか。
期待度 ★★
いつまでも僕だけのママのままでいて! (Anim Mother&Wife)
Animの人妻路線も前走の好走でようやく板についてきた印象。今回はデリバリーママとのHが主眼の血統だが、寝トリ要素は薄そうな雰囲気。ヒロイン視点からの心理描写をどこまで生かせるかがポイントも、高馬(フルプライス)でないだけに、即堕ちしてしまいそう。その分イチャラブ度は高そうだが、主人公にそれほど魅力を感じないだけにそのあたりの展開が安易だと魅力は半減だ。騎手の八月朔日珈瑠は前走より腕を上げた感があり、抜き系と見れば悪くなさそうも、ここで通用するかどうかは疑問だ。
期待度 ★★☆
エデンズリッター 淫悦の聖魔騎士ルシフェル編 (Waffle)
変身ヒロイン凌辱系を専門に手がける黒井弘騎がWaffle厩舎と組んで新たな変身ヒロイン系を出走させる。実際調教を手がけるトレーナー(ライター)はすまっしゅぱんだで、ディバインハートでコンビを組んだ経験があるだけに、連係は不安ない。アストロノーツ厩舎などで成功しているトレーナーだけに、面白い部分はあるが、過去黒井氏と組んだ馬の殆どは凡走。巨乳母系(シリーズ)以外に上級馬を出していないWaffle厩舎というのも強気に推せないところ。
巨乳ファンタジー3 等に騎乗したQ-Gakuが手綱を握るというのはプラスも、それ以外に好材料がないだけに厳しい競馬となりそう。
期待度 ★★
△桜花裁き (IRODORI)
厩舎開業初戦で時代劇もの。そして地方(同人)からの転進というと好走したChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- (インレ)を思い出させるが、この馬もそれに続けるかどうか注目される。江戸時代や登場人物名などは模しているが、架空歴史系でありChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- とはタイプが違う。地方時代の知名度も劣るだけにいきなりから走れるかどうか不安はあるが、ゲーム性に関しては地方でそれなりの評価を得ていただけに、バカにはできない。心配なのはこうした推理系はスタートの動きがそこそこ良かったとしても、直線(終盤)でアンフェアな解決方法だと台無しにしかねないこと。トレーナー(ライター)の実績が心もとないだけに気になるが、そこはゲーム性で挽回できる可能性も。やや人気先行の嫌いはあるが押さえで。
期待度 ★★★☆
▲お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか? エッチの準備もまだですか? (Tinkle Position)
デビュー初戦でなかなかの走りを見せたTinkle Positionだが、2戦目で早速その直仔(FD)を走らせてきた。父(前作)の勝因は実直に妹萌えを押し通した点にあるが、目新しさがあったわけではないだけに果たして二匹目の泥鰌がいるかどうかだけだろう。それでもヒロインは同じで大きく凡走する可能性は低い。あとは相手関係がどうかだけだが、今回は少頭数なだけに展開に恵まれる可能性は高い。連下候補の筆頭格だ・
期待度 ★★★☆
姦獄城 ~淫虐の支配~ (わるきゅ~れ)
安馬(低価格)専門厩舎らしい異系血統を武器に、時折走る馬を輩出するわるきゅ~れ厩舎。主人公がスライムというのはいかにもこの厩舎らしいが、勇者の体を乗っ取ってヒロインに凌辱を行うというのでは、あまり目新しいとはいえない。騎手のエレクトさわるはこの厩舎の馬は初騎乗。トレーナーの電子レンジも2戦目とわるきゅ~れ厩舎に慣れているとは言い難く、このメンバー相手でも厳しいだろう。
期待度 ★☆
◎しゅがてん! -sugarfull tempering- (Recette)
この馬も厩舎開業初戦であるが、トレーナーが実績充分のさかき傘というのが一番のセールスポイント。流れ者パティシェの主人公が、潰れる危機にあるケーキ店を舞台にヒロインと親しくなるというのはよくある血統。ただ記憶喪失という主人公の過去が気になるところで、これを材料にさかき傘が何とかしてしまいそうな気配はある。ヒロイン3名というのも好走したひこうき雲の向こう側と雰囲気が重なるところもあり、ただの萌え系血統ではなさそう。ここでも主役になれるだけの力はあると見る。
期待度 ★★★★
〇スイセイギンカ (暁WORKS)
トレーナー日野亘に騎手さえき北都のコンビという印象の強い暁WORKSだが、今回はさえき北都がパートナーを森崎亮人に変えて出走する。森崎亮人も実績は日野亘に劣るものではなく、あかべぇ系厩舎との相性も悪くないだけに不気味さはある。萌え系主体の血統では今ひとつ力を発揮できないトレーナーだが、サスペンス風味も絡めるとなると話は別で、上位進出を狙えるだけの能力は充分もっていそう。馬の雰囲気がこの厩舎らしさを備えているところも強みで、首位争いも狙えそう。
期待度 ★★★★
セルフレ -セルフフレンド- (HexenHaus)
デビュー以降3走がすべて凡走なだけに、よほど変わり身の材料がないと狙いづらい。騎手は今回デビュー戦となるむちゃで、大きな期待をかけるのは厳しそうだし、トレーナーの望月JETは過去2戦と同じでダカーポ血脈以外ほとんど実績を残していないとあっては変わり身は望めそうもない。写真の才能を武器にヒロインとの仲を進めるという血統は意外に目新しいが、最近のトレーナーの実績を考えるとどこまで生かされるかどうか不安で見送りで良さそう。
期待度 ★★
猫忍えくすはーと (Whirlpool)
Whirlpoolには珍しい安馬で、地方(コミケ)の企業ブースで走ったメリ☆クリ ~10年ぶりのホワイトクリスマス~以来というから、およそ9年ぶりだ。猫耳忍者姉妹との交流を描く血統だが、舞台は現代ということで猫耳と忍者というニックスがどこまで生かされるかは疑問。血統を見る限りバカっぽい雰囲気だが、これまでの厩舎の実績から恐らく萌え一本で勝負しそう。騎手はこの厩舎では初起用となる鷹乃ゆきで、サーカスで磨いた技術は定評があるだけに不安ない。トレーナーの近江谷宥も萌え系ではそこそこ実績を持っているが、安馬をこれまで仕上げたことがないのは気になる点。これまでの厩舎の戦績から上位に食い込むのはやや厳しいか。
期待度 ★★☆
リターニアの精霊使い -迷宮を征く者- (ルナソフト)
これまでダンジョンRPGを主に出走させているルナソフトだが、結果は出ていない。出走馬のほとんど安馬で手が出しやすいのは事実だが、内容もそれに比例しているというのがその原因か。RPG系で走る馬は長距離に対応できなければいけないが、これまでその要素も足りなかった。ヒロイン数は多いが恐らく一本道でヒロイン別のルートは期待できず、後はゲーム性がどうかだけ。といってもこれまでの実績を考えると狙えないだろう。
期待度 ★★
VRカノジョ (ILLUSION SOFT)
3D系の古参厩舎として踏ん張るILLUSION SOFTの最新馬。ネット専売というのはこの厩舎では初めての試みとなるが、お台(価格)の割りにヒロインが一人というのはやや寂しい。3Dとは思えないヒロインの美麗さはこの厩舎らしいところだが、ヴァーチャル体験というのがどの程度のものなのか気になる。といってもこの厩舎が冒険すると失敗に終わるのが殆ど。恐らく走りの内容は乏しいだろうし、この馬の先代というべきリアル彼女も惨敗に終わっているところを考えても大きな期待は出来ないだろう。
期待度 ★☆
(本紙の見解)
厩舎デビュー戦となるが、ぱれっとの姉妹厩舎ということで信頼感のあるしゅがてん! -sugarfull tempering-を本命に押す。このタイプの萌え系馬は凡走する可能性はあるが、そこは人気トレーナーさかき傘の手腕に期待したい。逆転ならスイセイギンカか。時折流れを遮断するような説明くささを見せる癖のあるトレーナーだが、大物馬に成長しそうな雰囲気を持っているだけに恐い。その他の馬ではやや差がある気もするが、レベルの高さを見せるお兄ちゃん、キッスの準備はまだですか? エッチの準備もまだですか? に、デビュー戦ながら前評判の高い桜花裁きに可能性を感じる。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アイドル★クリニック ~恋の薬でHな処方~ (INTERHEART SweetHEART)
最近精力的に出走させているインターハート系列厩舎(ブランド)はまずまずの成績を上げているが、SweetHEART厩舎のデビュー戦は散々だった。トレーナー(ライター)十全で騎手(原画家)火炎味噌を起用してあの結果は意外だったが、心配されていた毛づや(CG)が冴えないところも影響したか。今回はトレーナー・騎手とも一新したが、トレーナーの花散さとは十全より劣るだけにプラス材料とはいえない。アイドルに薬を処方して能力をアップするという血統(設定)は色々とツッコミどころ満載だが、主人公が事務所所属の産業医ならともかく薬剤師という血統はもう少し何とかならなかったのだろうか。アイドル系で走った馬は少ないし、これでは変わり身は望み薄だろう。
期待度 ★
ESEX シコルスキー INTERNEETセキュリティクラウド2017 (CLOCKUP)
こうしたバカ抜き系血統を時折出走させるCLOCKUPで、アンチウィルスソフトを模する馬となるとザーメンセキュリティ2009以来9年ぶり。もちろんトレーナー・騎手とも変わっていて、この厩舎初依頼となる芳井一の仕上げに期待が掛かる。脳内彼女時代の実績を考えると、こうした血統に対しても対応力はある筈。騎手のTOMAは自ら率いるApRicoT以外の騎乗となると久しぶりで、期するものはあるだろう。ただヒロインすべてが非人間のウィルスで人間のヒロインがいないというのは、走りが単調になる可能性が強い。最近の厩舎の実績も物足りないだけに、大きな期待をかけるのは難しいか。
期待度 ★★
いつまでも僕だけのママのままでいて! (Anim Mother&Wife)
Animの人妻路線も前走の好走でようやく板についてきた印象。今回はデリバリーママとのHが主眼の血統だが、寝トリ要素は薄そうな雰囲気。ヒロイン視点からの心理描写をどこまで生かせるかがポイントも、高馬(フルプライス)でないだけに、即堕ちしてしまいそう。その分イチャラブ度は高そうだが、主人公にそれほど魅力を感じないだけにそのあたりの展開が安易だと魅力は半減だ。騎手の八月朔日珈瑠は前走より腕を上げた感があり、抜き系と見れば悪くなさそうも、ここで通用するかどうかは疑問だ。
期待度 ★★☆
エデンズリッター 淫悦の聖魔騎士ルシフェル編 (Waffle)
変身ヒロイン凌辱系を専門に手がける黒井弘騎がWaffle厩舎と組んで新たな変身ヒロイン系を出走させる。実際調教を手がけるトレーナー(ライター)はすまっしゅぱんだで、ディバインハートでコンビを組んだ経験があるだけに、連係は不安ない。アストロノーツ厩舎などで成功しているトレーナーだけに、面白い部分はあるが、過去黒井氏と組んだ馬の殆どは凡走。巨乳母系(シリーズ)以外に上級馬を出していないWaffle厩舎というのも強気に推せないところ。
巨乳ファンタジー3 等に騎乗したQ-Gakuが手綱を握るというのはプラスも、それ以外に好材料がないだけに厳しい競馬となりそう。
期待度 ★★
△桜花裁き (IRODORI)
厩舎開業初戦で時代劇もの。そして地方(同人)からの転進というと好走したChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- (インレ)を思い出させるが、この馬もそれに続けるかどうか注目される。江戸時代や登場人物名などは模しているが、架空歴史系でありChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- とはタイプが違う。地方時代の知名度も劣るだけにいきなりから走れるかどうか不安はあるが、ゲーム性に関しては地方でそれなりの評価を得ていただけに、バカにはできない。心配なのはこうした推理系はスタートの動きがそこそこ良かったとしても、直線(終盤)でアンフェアな解決方法だと台無しにしかねないこと。トレーナー(ライター)の実績が心もとないだけに気になるが、そこはゲーム性で挽回できる可能性も。やや人気先行の嫌いはあるが押さえで。
期待度 ★★★☆
▲お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか? エッチの準備もまだですか? (Tinkle Position)
デビュー初戦でなかなかの走りを見せたTinkle Positionだが、2戦目で早速その直仔(FD)を走らせてきた。父(前作)の勝因は実直に妹萌えを押し通した点にあるが、目新しさがあったわけではないだけに果たして二匹目の泥鰌がいるかどうかだけだろう。それでもヒロインは同じで大きく凡走する可能性は低い。あとは相手関係がどうかだけだが、今回は少頭数なだけに展開に恵まれる可能性は高い。連下候補の筆頭格だ・
期待度 ★★★☆
姦獄城 ~淫虐の支配~ (わるきゅ~れ)
安馬(低価格)専門厩舎らしい異系血統を武器に、時折走る馬を輩出するわるきゅ~れ厩舎。主人公がスライムというのはいかにもこの厩舎らしいが、勇者の体を乗っ取ってヒロインに凌辱を行うというのでは、あまり目新しいとはいえない。騎手のエレクトさわるはこの厩舎の馬は初騎乗。トレーナーの電子レンジも2戦目とわるきゅ~れ厩舎に慣れているとは言い難く、このメンバー相手でも厳しいだろう。
期待度 ★☆
◎しゅがてん! -sugarfull tempering- (Recette)
この馬も厩舎開業初戦であるが、トレーナーが実績充分のさかき傘というのが一番のセールスポイント。流れ者パティシェの主人公が、潰れる危機にあるケーキ店を舞台にヒロインと親しくなるというのはよくある血統。ただ記憶喪失という主人公の過去が気になるところで、これを材料にさかき傘が何とかしてしまいそうな気配はある。ヒロイン3名というのも好走したひこうき雲の向こう側と雰囲気が重なるところもあり、ただの萌え系血統ではなさそう。ここでも主役になれるだけの力はあると見る。
期待度 ★★★★
〇スイセイギンカ (暁WORKS)
トレーナー日野亘に騎手さえき北都のコンビという印象の強い暁WORKSだが、今回はさえき北都がパートナーを森崎亮人に変えて出走する。森崎亮人も実績は日野亘に劣るものではなく、あかべぇ系厩舎との相性も悪くないだけに不気味さはある。萌え系主体の血統では今ひとつ力を発揮できないトレーナーだが、サスペンス風味も絡めるとなると話は別で、上位進出を狙えるだけの能力は充分もっていそう。馬の雰囲気がこの厩舎らしさを備えているところも強みで、首位争いも狙えそう。
期待度 ★★★★
セルフレ -セルフフレンド- (HexenHaus)
デビュー以降3走がすべて凡走なだけに、よほど変わり身の材料がないと狙いづらい。騎手は今回デビュー戦となるむちゃで、大きな期待をかけるのは厳しそうだし、トレーナーの望月JETは過去2戦と同じでダカーポ血脈以外ほとんど実績を残していないとあっては変わり身は望めそうもない。写真の才能を武器にヒロインとの仲を進めるという血統は意外に目新しいが、最近のトレーナーの実績を考えるとどこまで生かされるかどうか不安で見送りで良さそう。
期待度 ★★
猫忍えくすはーと (Whirlpool)
Whirlpoolには珍しい安馬で、地方(コミケ)の企業ブースで走ったメリ☆クリ ~10年ぶりのホワイトクリスマス~以来というから、およそ9年ぶりだ。猫耳忍者姉妹との交流を描く血統だが、舞台は現代ということで猫耳と忍者というニックスがどこまで生かされるかは疑問。血統を見る限りバカっぽい雰囲気だが、これまでの厩舎の実績から恐らく萌え一本で勝負しそう。騎手はこの厩舎では初起用となる鷹乃ゆきで、サーカスで磨いた技術は定評があるだけに不安ない。トレーナーの近江谷宥も萌え系ではそこそこ実績を持っているが、安馬をこれまで仕上げたことがないのは気になる点。これまでの厩舎の戦績から上位に食い込むのはやや厳しいか。
期待度 ★★☆
リターニアの精霊使い -迷宮を征く者- (ルナソフト)
これまでダンジョンRPGを主に出走させているルナソフトだが、結果は出ていない。出走馬のほとんど安馬で手が出しやすいのは事実だが、内容もそれに比例しているというのがその原因か。RPG系で走る馬は長距離に対応できなければいけないが、これまでその要素も足りなかった。ヒロイン数は多いが恐らく一本道でヒロイン別のルートは期待できず、後はゲーム性がどうかだけ。といってもこれまでの実績を考えると狙えないだろう。
期待度 ★★
VRカノジョ (ILLUSION SOFT)
3D系の古参厩舎として踏ん張るILLUSION SOFTの最新馬。ネット専売というのはこの厩舎では初めての試みとなるが、お台(価格)の割りにヒロインが一人というのはやや寂しい。3Dとは思えないヒロインの美麗さはこの厩舎らしいところだが、ヴァーチャル体験というのがどの程度のものなのか気になる。といってもこの厩舎が冒険すると失敗に終わるのが殆ど。恐らく走りの内容は乏しいだろうし、この馬の先代というべきリアル彼女も惨敗に終わっているところを考えても大きな期待は出来ないだろう。
期待度 ★☆
(本紙の見解)
厩舎デビュー戦となるが、ぱれっとの姉妹厩舎ということで信頼感のあるしゅがてん! -sugarfull tempering-を本命に押す。このタイプの萌え系馬は凡走する可能性はあるが、そこは人気トレーナーさかき傘の手腕に期待したい。逆転ならスイセイギンカか。時折流れを遮断するような説明くささを見せる癖のあるトレーナーだが、大物馬に成長しそうな雰囲気を持っているだけに恐い。その他の馬ではやや差がある気もするが、レベルの高さを見せるお兄ちゃん、キッスの準備はまだですか? エッチの準備もまだですか? に、デビュー戦ながら前評判の高い桜花裁きに可能性を感じる。
2017年01月18日
1月の発売予定表から
年末にメンバーが揃うことから、年頭のレースは寂しい競馬になることが多かったものですが、今年は意外に面白いレースとなりそうな予感。絶対的な人気馬(ゲーム)が不在なだけにどこからでも買えそうで記者泣かせの組み合わせなのですが、初っ端から馬券を外すわけにはいかないので、いつもより念入りに取材をして当てに行きたいと思っています。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アイカギ (あざらしそふと)
萌え厩舎(ブランド)では安定勢力といっていいあざらしそふと厩舎だが今回は安馬(低価格)ということもあってか、騎手(原画家)は主戦のピロ水でなくぎん太郎を起用。BaseSon系厩舎で起用されてきただけあって、騎乗技術は中々のものだが主戦騎手のピロ水と比べるとまだ厩舎の雰囲気に慣れていない感じ。トレーナー(ライター)のもみあげルパンRはアリスソフトでも起用されたベテラントレーナー(ライター)ではあるが、こうした萌え系の馬で力を発揮するタイプではない。ヒロインは幼なじみ1人で広がりのある血統(設定)でなく、単調な走りに終始しそう。こうしたタイプの馬は最近出走例が多いもののほとんど好走した馬は見当たらず、ここでは厳しいだろう。
期待度 ★★
▲アストラエアの白き永遠 Finale -白き星の夢- (FAVORITE)
好走したアストラエアの白き永遠の直仔(FD)。父(本編)がほぼ完成された馬体だっただけに、直仔としてどこまでお釣りが残っているかが心配で、メインヒロインである雪々のラシックス(声優)が変更されたりとマイナス要因が多い。今回メインヒロインとして抜擢される幸ルートは期待できそうだが、半面雪々の魅力は低下しそう。それでも元々能力が高かった馬だけに、魅力ある他ヒロインのアフターがしっかり完備されていれば、全くの凡走は考えにくい。今回相手は骨っぽいがしっかり上位争いに食い込んでくるだろう。
期待度 ★★★★
妹アナル ~恋するHなピンクのつぼみ~ (エレクトリップ)
ユニゾンシフト系の安馬専門厩舎のエレクトリップが昨夏以来の出走。昨夏は3連闘したものの結果は今ひとつ。この厩舎の主戦格といっていい高橋レコードだが、このところ手綱を握った爆乳系(シリーズ)は結果を出せず。いろいろなタイプの馬に乗る騎手なけに器用貧乏なところがあるが、一番得意とするのは今回のような血統なだけに面白みはある。といってもこれまでほとんど結果を出していない厩舎なだけに、今回の相手では厳しい。妹ヒロインの魅力はまずまずだが、トレーナーの実績を考えればここでは手が出しづらい。
期待度 ★☆
お嬢様はイイナリみたいです!? (evoLL)
新規開業厩舎evoLLのデビュー戦はお嬢さま血統で挑む。ヒロイン全員がお嬢さまという血統はさほど珍しくなく、エロに重点を置くといっても騎手が一葉モカでは物足りなく感じる。お嬢さまを玩具でイカせるというシチュは良さそうに思えるが、肝心のヒロインに余り魅力を感じない。トレーナーも新人でどこまで仕上げられるか不安だし、積極的に推せる材料が少なすぎる。ここは見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
彼女と俺の恋愛日常 (Parasol)
主戦騎手ちこたむが厩舎のウリだったParasolだったが、前走があえて他の騎手を起用。結果はほとんど変わらなかったが、本賞金(データ数)を大きく減らす結果に。その反省からか今回ちこたむに再び依頼。鳴海ゆうを相棒に浮上を狙うが、同コンビで昨年12月出走し惨敗に終わった初恋サンカイメの印象が強いだけに不安が募る。まして今回新たにトレーナーに加わったのが宮村優では期待する方が無理と言うもの。過去手がけたCanvas姉妹を思わせる血統(設定)だが、知名度ほど好成績を残したわけでないだけに入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★
神様のゲーム -監禁された6人の男女- (XUSE)
成績が奮わないXUSEで、最近は過去の名馬の残滓に頼るレースを繰り返してきたが、今回は全くの新馬でこの厩舎には珍しい監禁凌辱系で挑む。といっても高馬の完全新馬で挑んだ新世黙示録 ~Death March~の走りは悪い意味で印象に残っているだけに信頼度は乏しい。騎手は現在の主戦騎手刃天だが、往年のまさはるやあらきまきに比べると手腕は明らかに劣る。脚質的にエロさを武器にしなければいけないだけに、この起用は荷が重そう。トレーナーも中央(商業)競馬(エロゲー)は初挑戦でどこまで手腕を発揮できるか未知数。買える材料はほとんどなく老舗復活の道は遠そうだ。
期待度 ★☆
キミの瞳にヒットミー (戯画)
久々にねこにゃんが戯画厩舎に騎乗するということで注目されている。馬名(タイトル)を聞くと脱力感に襲われるが、内容に関係はなさそう。はぐれヒロインたちを1つの部活にまとめ上げるという血統(設定)で、明るいな雰囲気はねこにゃんと手が合いそう。トレーナー(ライター)で実績があるのは陸奥竜介くらいで不安は少なからずあるが、それなりに走りそうな気配は漂っている。といっても最近の戯画厩舎のこの血統の馬は凡走ばかり。信頼感があるとはとてもいえないだけに、買うには少し勇気がいる。高配狙いで一票投じる手はありそうだが。
期待度 ★★★
コウミガミ ~嘆き嗤う蛇神、妹なる者々が紡ぎし口碑~ (BLACK Cyc)
狂気とグロを得意とするブサイク厩舎が久々に完全新馬(作)を出走させる。伝奇と近親姦を舞台にした血統で、ブサイクらしさを漂わせているのは確かだが、この厩舎で結果を出しているのは和泉万夜がトレーナーを務めた場合がほとんど。トレーナーの芦澤夜呼夜はこれまで安馬(低価格)ばかり手がけてきて実績は皆無といってよく、果たしてどのように仕上げてくるかは不明。騎手の吉澤友章も最近はほとんど走る馬が回ってなく、上田メタヲや椎咲雛樹のようなブサイク主戦騎手陣と同様の騎乗が出来るかどうかも微妙。血統は魅力でもそれが生かされる可能性は小さいと見た。
期待度 ★★
◎シルヴァリオ トリニティ (light)
このところ燃え一本で結果を出しているlight厩舎で、好走したシルヴァリオ ヴェンデッタの全弟(続編)。といっても主人公やヒロインは一新されたことを考えると、血統のみ同じという趣向なのだろう。父(前作)は主人公の気性(性格)で足を引っ張った部分はあっただけに、主人公変更はプラスに働く可能性は強い。登場キャラも前走より魅力的に映るだけに好走の条件は整ったと見る。問題はエロに期待できない点だが、この厩舎のファンならそれも織り込み済みだろう。この相手でも勝機は充分あるだろう。
期待度 ★★★★☆
恥情な苺 (BELLOTA)
デビュー戦の前走は予想通り凡走に終わったBELLOTA厩舎だけに、今回は予想を覆す走りを見せてもらいたい。前走はアイドル凌辱系と思わせながら、育成・純愛要素が加わっていたりと今ひとつ脚質が定まっていなかったが、今回は黒い噂のある男性と知りながら近づくヒロインという血統から、その定まらなさがプラスに働く可能性はある。ただ血統からヒロイン一本かぶりとなりそうな割には、他のヒロイン数が少なく高馬にしては寂しい陣容。これではよほど走り(シナリオ)の内容で頑張らないと上位進出は厳しい。
期待度 ★☆
△月影のシミュラクル -解放の羽- (あっぷりけ)
昨秋追い切り(体験版)代わりの試走を見せた月影のシミュラクルからどれだけ上積みを見せるかが一番のカギ。雰囲気は漂わせていたが、いかんせん締めが物足りなかった試走だったが、今回が勝負駆けと考えれば納得。凡走に終わった時を紡ぐ約束は桐月がトレーナーでなかっただけに度外視したい。巻き返しの材料は整ったと見るが、心配されるのは馬体重(ボリューム)。姉妹厩舎の緋のない所に烟は立たない -緋修離と一蓮托生の女たち-よりはありそうだが、単なるエロ補完に終わるようだと思わぬ凡走も。ただトレーナーを信じてここは穴馬以上の評価を。
期待度 ★★★☆
人気声優のつくりかた (MintCUBE)
MintCUBE厩舎2年ぶりの出走馬はアイドル血統ならぬ声優に絞った血統。騎手は新人の浅川しなでやや流行から離れた騎乗に感じられるが、騎手の起用については定評のあるCUFFS系だけに実力には疑いない。ただ高馬にしては実質ヒロインが3人しかいないというのは不安点。メインヒロインはまずまず可愛く感じられるが、声優を生かした走り(シナリオ)でないとキャラを生かしきれない恐れも。その点でトレーナーの夜村卓・双葉亮一の手腕に期待したいところだが、これまでの実績を考えるとヒロインキャラだけで押し切ろうとする可能性が強い。そんな一本調子の走りが果たして今回のメンバーで通用するかどうか。恵まれて入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★☆
△は~とふるママン (ALICE SOFT)
昨年は新馬で走らせたのは実質1頭とアリスソフトにしてはやや寂しく感じられた。それだけに新年早々から得意の古馬(年上ヒロイン)を走らせる今回は期待がかかる。騎手は新馬への騎乗となるとパステルチャイム3 バインドシーカー 以来4年ぶりというおにぎりくんで、黒田晶見(ちょも山)とは違う人妻ヒロインを堪能できそう。実質メインヒロイン1人というのはお台(価格)的に心配で、そのヒロインが他の男キャラとHしたりという寝取られ要素もあるというのはかなりの冒険。ただそこは老舗厩舎のアリスソフトとあって、その不安を一掃してくれると信じたい。高馬(フルプライス)でないだけに本命となると厳しくとも、一角崩しなら充分可能だ。
期待度 ★★★★
ばくあね2 ~弟、いっぱいしぼっちゃうぞ!~ (アトリエかぐや)
実質choco chipのアトリエかぐや復帰戦となったばくあね2 ~弟、いっぱいしぼっちゃうぞ!~の後継(続編)。といっても父(前作)がそれほど走った馬ではなかっただけに、期待感はそれほどでもない。姉たちが主人公である弟にHなレッスンを施すというのはよくある血統だが、ヒロインに女子アナやプロテニス選手などの妙な属性を付加しているのが微妙に思える。厩舎の方針もあるのだろうが、ヒロインが巨乳というより奇乳揃いというのも騎手の能力を考えれば不満だ。トレーナー連は父よりも実績はありエロには期待できそうだが、相変わらず近親姦の特徴である背徳感には乏しそう。今回のメンバー相手だとかなり恵まれないと馬券圏内には届かないか。
期待度 ★★★
緋のない所に烟は立たない -緋修離と一蓮托生の女たち- (暁WORKS)
ハロー・レディ!以来、日野亘が久々に調教(シナリオ)を担当するとあって期待されている。姉妹厩舎のあっぷりけと同様で昨秋に試走した印象は今ひとつだったが、本番に期待させる内容であったのは確か。癖のある走りもこのトレーナーのファンなら織り込み済みだろう。騎手がこれまでコンビを組んでいたさえき北都からおりょうに変わったが、能力的に不安は小さい。問題は試走の走りからどれだけ上積みを見せられるかで、単に個別ルートにエロ要素を加えただけでは、日野亘の名前を考えると物足りない。これで馬体重も寂しく映るとなれば、試走をじっくり見たファンが損をするように感じてしまう可能性もあり、能力ほど強気になれない。
期待度 ★★★
ビッチ姉妹が清純なはずがないっ!! (onomatope* raspberry)
onomatope*の抜き強化厩舎として開業したraspberryだったが、デビュー戦は入着がやっとの成績。今回はその後継(続編)で、父(前走)と違うのはビッチなのが主人公の姉一人から姉妹二人に増えたこと。といっても血統はほぼ同様で戦法も同じ。トレーナーの顔ぶれも変化なく変わり身要素は乏しい。エロについてはまずまずの評価だった父だったが、それだけでは勝負にならなかったのは成績が証明している。今回の相手はなかなか強力なだけに、ここで馬券に絡むだけの力を見せるとはとても思えない。
期待度 ★★
不運と幸運と恋占いのタロット (Campus)
lightの安馬専門厩舎であるCampusもこれで8走目とあって概ね傾向が掴めてきていて、ハルウソの姉妹以外はすべて凡走。その戦績を考えるとこの馬もそれほど期待できないと考えるのが妥当。ただ騎手はあにぃでソフトハウスシール時代から比べると着実に手腕を上げていて楽しみ。トレーナーは中央ではデビュー初戦となる森間まりもを起用。木村ころやらベテランが結果を出せなかっただけに、新人に方針転換してきたのかもしれないが、成功するかどうかは追い切りを見る限り半信半疑。実績を考えればこのメンバー相手では厳しいだろう。
期待度 ★★
〇星恋*ティンクル (きゃべつそふと)
なかひろと梱枝りこという人気騎手&トレーナーがタッグを組むということで前評判は高い。特にトレーナーが得意とする星空世界が強調される配合というのも楽しみだ。不安なのはヒロイン萌えに拘りすぎて、あざとさが垣間見える点。ただ好走した星空のメモリアが妹を筆頭にヒロインの評判は悪くても好走したことを考えれば、良い兆候と考えることも出来る。影のヒロインではないかと注目しているリーベルが記者の予想通り力を発揮してくれるなら、直線(終盤)で一気に追い込む可能性は充分だ。能力を考えれば当然上位を争うだろう。
期待度 ★★★★
魔物娘の育て方 ~ラミア&ハーピー~ (Vanadis)
この厩舎得意のモンスターヒロイン血統だが、近積を見ると厩舎開業当初の勢いを失くしているのは心配だ。騎手は空想でこうしたマイナー血統への騎乗経験は豊富だが、過去主戦騎手だったぶぶづけと比べると手慣れという点でやや弱く映る。魔物娘育成SLGというのは新鮮だが、前走でも同じ血統で本賞金(データ)不足と満足するような結果は得られなかった。そう考えるとモンスターヒロインと育成SLGというニックスは和合性は低いと考えるしかなく、相手的にもここでは分が悪い。
期待度 ★★
らぶらぶシスターズ ~花嫁&姉妹達とのドキドキハーレム生活~ (ぱじゃまエクスタシー)
昨年末の出走予定だったが直前で回避(延期)。その後すぐゲートイン(マスターアップ)したところを見ると、無理すれば出走できる態勢で、相手関係を見ての回避だったのだろう。ただ今回も多少メンバーは甘くなったとはいえ、それでもかなり強力。抜き系では走る馬を出していないSkyFishと一頃の勢いに欠けるぱじゃまソフトの組み合わせでは劇的な化学変化は起きそうもなく、ヒロインの魅力だけで押し切れるほど甘くない。変わり身の可能性は低いだろう。
期待度 ★☆
△ラムネ2 (ねこねこソフト)
以前と比べ出走馬の成績に安定感をなくしつつあるねこねこソフトだが、前走のすみれは久々にこの厩舎らしい動きを見せた。今回はラムネの後継で満を持してラシックスに正統ぽんこつヒロインの雄である籐野らんを起用と意欲は充分。父はメイントレーナーである片岡ともと他のトレーナーの不調和が目立ったが、今回はすみれと同じく片岡ともと池波智香の2人態勢で挑むだけに不安は少ない。能力を考えれば好走は充分考えられるが、知名度ほど父の成績は良くなかっただけに、父の影を追いすぎるようだとそれが足かせになる可能性もある。軸で買うのは恐いが連なら。
期待度 ★★★☆
リアルエロゲシチュエーション! (自宅すたじお)
そこそこ期待されていたデビュー戦は惨敗といっていい結果。よほど大きな変わり身を見せないと上位進出は難しいはずだが、追い切りの動きから意外に注目を集めている。今回導入された動画(アニメ)を始め馬名(タイトル)に表されるような抜き要素満載の萌えエロさがその要因か。騎手の蒼木みなみはデビュー戦でも評価されていただけに、動きの良さに貢献。ただトレーナーは前走から変更されたとはいえ実績的には心もとない。抜き主体の戦法だけに杞憂に終わるかもしれないが、いきなり勝ち負けを争うとなると常識的には厳しいと見る。
期待度 ★★★
(本紙の見解)
今年初めのレースにしては好仕上がりの馬が揃い難解な一戦となった。こんなとき頼りになるのは実績馬の直系でシルヴァリオ トリニティを本命に押す。ヒロイン・主人公とも魅力は兄(前作)より上回りそうで、燃え系に同型馬がいないのもプラス材料。このメンバーでも主役を張れる筈。人気トレーナーなかひろが担当する2頭も全く差がない。人気騎手梱枝りこを鞍上に迎えた星恋*ティンクルは追い切り(体験版)の動きはさほどではないが、実績は充分なだけに実戦で一変する可能性は充分。アストラエアの白き永遠 Finale -白き星の夢-も父がやや冗長だっただけに、逆に一代経てキャラの魅力が生きてくると見た。不気味なのは追い切りがわりの前走から大きく前進が見込める月影のシミュラクル -解放の羽-で、トレーナーの能力を考えれば変わり身は充分可能だ。前走で古豪復活を印象付けたラムネ2の食い込みに、ヒロイン1人のみでNTRが心配も、抜きは上位のは~とふるママンら実績ある厩舎の馬もチャンスはある。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アイカギ (あざらしそふと)
萌え厩舎(ブランド)では安定勢力といっていいあざらしそふと厩舎だが今回は安馬(低価格)ということもあってか、騎手(原画家)は主戦のピロ水でなくぎん太郎を起用。BaseSon系厩舎で起用されてきただけあって、騎乗技術は中々のものだが主戦騎手のピロ水と比べるとまだ厩舎の雰囲気に慣れていない感じ。トレーナー(ライター)のもみあげルパンRはアリスソフトでも起用されたベテラントレーナー(ライター)ではあるが、こうした萌え系の馬で力を発揮するタイプではない。ヒロインは幼なじみ1人で広がりのある血統(設定)でなく、単調な走りに終始しそう。こうしたタイプの馬は最近出走例が多いもののほとんど好走した馬は見当たらず、ここでは厳しいだろう。
期待度 ★★
▲アストラエアの白き永遠 Finale -白き星の夢- (FAVORITE)
好走したアストラエアの白き永遠の直仔(FD)。父(本編)がほぼ完成された馬体だっただけに、直仔としてどこまでお釣りが残っているかが心配で、メインヒロインである雪々のラシックス(声優)が変更されたりとマイナス要因が多い。今回メインヒロインとして抜擢される幸ルートは期待できそうだが、半面雪々の魅力は低下しそう。それでも元々能力が高かった馬だけに、魅力ある他ヒロインのアフターがしっかり完備されていれば、全くの凡走は考えにくい。今回相手は骨っぽいがしっかり上位争いに食い込んでくるだろう。
期待度 ★★★★
妹アナル ~恋するHなピンクのつぼみ~ (エレクトリップ)
ユニゾンシフト系の安馬専門厩舎のエレクトリップが昨夏以来の出走。昨夏は3連闘したものの結果は今ひとつ。この厩舎の主戦格といっていい高橋レコードだが、このところ手綱を握った爆乳系(シリーズ)は結果を出せず。いろいろなタイプの馬に乗る騎手なけに器用貧乏なところがあるが、一番得意とするのは今回のような血統なだけに面白みはある。といってもこれまでほとんど結果を出していない厩舎なだけに、今回の相手では厳しい。妹ヒロインの魅力はまずまずだが、トレーナーの実績を考えればここでは手が出しづらい。
期待度 ★☆
お嬢様はイイナリみたいです!? (evoLL)
新規開業厩舎evoLLのデビュー戦はお嬢さま血統で挑む。ヒロイン全員がお嬢さまという血統はさほど珍しくなく、エロに重点を置くといっても騎手が一葉モカでは物足りなく感じる。お嬢さまを玩具でイカせるというシチュは良さそうに思えるが、肝心のヒロインに余り魅力を感じない。トレーナーも新人でどこまで仕上げられるか不安だし、積極的に推せる材料が少なすぎる。ここは見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
彼女と俺の恋愛日常 (Parasol)
主戦騎手ちこたむが厩舎のウリだったParasolだったが、前走があえて他の騎手を起用。結果はほとんど変わらなかったが、本賞金(データ数)を大きく減らす結果に。その反省からか今回ちこたむに再び依頼。鳴海ゆうを相棒に浮上を狙うが、同コンビで昨年12月出走し惨敗に終わった初恋サンカイメの印象が強いだけに不安が募る。まして今回新たにトレーナーに加わったのが宮村優では期待する方が無理と言うもの。過去手がけたCanvas姉妹を思わせる血統(設定)だが、知名度ほど好成績を残したわけでないだけに入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★
神様のゲーム -監禁された6人の男女- (XUSE)
成績が奮わないXUSEで、最近は過去の名馬の残滓に頼るレースを繰り返してきたが、今回は全くの新馬でこの厩舎には珍しい監禁凌辱系で挑む。といっても高馬の完全新馬で挑んだ新世黙示録 ~Death March~の走りは悪い意味で印象に残っているだけに信頼度は乏しい。騎手は現在の主戦騎手刃天だが、往年のまさはるやあらきまきに比べると手腕は明らかに劣る。脚質的にエロさを武器にしなければいけないだけに、この起用は荷が重そう。トレーナーも中央(商業)競馬(エロゲー)は初挑戦でどこまで手腕を発揮できるか未知数。買える材料はほとんどなく老舗復活の道は遠そうだ。
期待度 ★☆
キミの瞳にヒットミー (戯画)
久々にねこにゃんが戯画厩舎に騎乗するということで注目されている。馬名(タイトル)を聞くと脱力感に襲われるが、内容に関係はなさそう。はぐれヒロインたちを1つの部活にまとめ上げるという血統(設定)で、明るいな雰囲気はねこにゃんと手が合いそう。トレーナー(ライター)で実績があるのは陸奥竜介くらいで不安は少なからずあるが、それなりに走りそうな気配は漂っている。といっても最近の戯画厩舎のこの血統の馬は凡走ばかり。信頼感があるとはとてもいえないだけに、買うには少し勇気がいる。高配狙いで一票投じる手はありそうだが。
期待度 ★★★
コウミガミ ~嘆き嗤う蛇神、妹なる者々が紡ぎし口碑~ (BLACK Cyc)
狂気とグロを得意とするブサイク厩舎が久々に完全新馬(作)を出走させる。伝奇と近親姦を舞台にした血統で、ブサイクらしさを漂わせているのは確かだが、この厩舎で結果を出しているのは和泉万夜がトレーナーを務めた場合がほとんど。トレーナーの芦澤夜呼夜はこれまで安馬(低価格)ばかり手がけてきて実績は皆無といってよく、果たしてどのように仕上げてくるかは不明。騎手の吉澤友章も最近はほとんど走る馬が回ってなく、上田メタヲや椎咲雛樹のようなブサイク主戦騎手陣と同様の騎乗が出来るかどうかも微妙。血統は魅力でもそれが生かされる可能性は小さいと見た。
期待度 ★★
◎シルヴァリオ トリニティ (light)
このところ燃え一本で結果を出しているlight厩舎で、好走したシルヴァリオ ヴェンデッタの全弟(続編)。といっても主人公やヒロインは一新されたことを考えると、血統のみ同じという趣向なのだろう。父(前作)は主人公の気性(性格)で足を引っ張った部分はあっただけに、主人公変更はプラスに働く可能性は強い。登場キャラも前走より魅力的に映るだけに好走の条件は整ったと見る。問題はエロに期待できない点だが、この厩舎のファンならそれも織り込み済みだろう。この相手でも勝機は充分あるだろう。
期待度 ★★★★☆
恥情な苺 (BELLOTA)
デビュー戦の前走は予想通り凡走に終わったBELLOTA厩舎だけに、今回は予想を覆す走りを見せてもらいたい。前走はアイドル凌辱系と思わせながら、育成・純愛要素が加わっていたりと今ひとつ脚質が定まっていなかったが、今回は黒い噂のある男性と知りながら近づくヒロインという血統から、その定まらなさがプラスに働く可能性はある。ただ血統からヒロイン一本かぶりとなりそうな割には、他のヒロイン数が少なく高馬にしては寂しい陣容。これではよほど走り(シナリオ)の内容で頑張らないと上位進出は厳しい。
期待度 ★☆
△月影のシミュラクル -解放の羽- (あっぷりけ)
昨秋追い切り(体験版)代わりの試走を見せた月影のシミュラクルからどれだけ上積みを見せるかが一番のカギ。雰囲気は漂わせていたが、いかんせん締めが物足りなかった試走だったが、今回が勝負駆けと考えれば納得。凡走に終わった時を紡ぐ約束は桐月がトレーナーでなかっただけに度外視したい。巻き返しの材料は整ったと見るが、心配されるのは馬体重(ボリューム)。姉妹厩舎の緋のない所に烟は立たない -緋修離と一蓮托生の女たち-よりはありそうだが、単なるエロ補完に終わるようだと思わぬ凡走も。ただトレーナーを信じてここは穴馬以上の評価を。
期待度 ★★★☆
人気声優のつくりかた (MintCUBE)
MintCUBE厩舎2年ぶりの出走馬はアイドル血統ならぬ声優に絞った血統。騎手は新人の浅川しなでやや流行から離れた騎乗に感じられるが、騎手の起用については定評のあるCUFFS系だけに実力には疑いない。ただ高馬にしては実質ヒロインが3人しかいないというのは不安点。メインヒロインはまずまず可愛く感じられるが、声優を生かした走り(シナリオ)でないとキャラを生かしきれない恐れも。その点でトレーナーの夜村卓・双葉亮一の手腕に期待したいところだが、これまでの実績を考えるとヒロインキャラだけで押し切ろうとする可能性が強い。そんな一本調子の走りが果たして今回のメンバーで通用するかどうか。恵まれて入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★☆
△は~とふるママン (ALICE SOFT)
昨年は新馬で走らせたのは実質1頭とアリスソフトにしてはやや寂しく感じられた。それだけに新年早々から得意の古馬(年上ヒロイン)を走らせる今回は期待がかかる。騎手は新馬への騎乗となるとパステルチャイム3 バインドシーカー 以来4年ぶりというおにぎりくんで、黒田晶見(ちょも山)とは違う人妻ヒロインを堪能できそう。実質メインヒロイン1人というのはお台(価格)的に心配で、そのヒロインが他の男キャラとHしたりという寝取られ要素もあるというのはかなりの冒険。ただそこは老舗厩舎のアリスソフトとあって、その不安を一掃してくれると信じたい。高馬(フルプライス)でないだけに本命となると厳しくとも、一角崩しなら充分可能だ。
期待度 ★★★★
ばくあね2 ~弟、いっぱいしぼっちゃうぞ!~ (アトリエかぐや)
実質choco chipのアトリエかぐや復帰戦となったばくあね2 ~弟、いっぱいしぼっちゃうぞ!~の後継(続編)。といっても父(前作)がそれほど走った馬ではなかっただけに、期待感はそれほどでもない。姉たちが主人公である弟にHなレッスンを施すというのはよくある血統だが、ヒロインに女子アナやプロテニス選手などの妙な属性を付加しているのが微妙に思える。厩舎の方針もあるのだろうが、ヒロインが巨乳というより奇乳揃いというのも騎手の能力を考えれば不満だ。トレーナー連は父よりも実績はありエロには期待できそうだが、相変わらず近親姦の特徴である背徳感には乏しそう。今回のメンバー相手だとかなり恵まれないと馬券圏内には届かないか。
期待度 ★★★
緋のない所に烟は立たない -緋修離と一蓮托生の女たち- (暁WORKS)
ハロー・レディ!以来、日野亘が久々に調教(シナリオ)を担当するとあって期待されている。姉妹厩舎のあっぷりけと同様で昨秋に試走した印象は今ひとつだったが、本番に期待させる内容であったのは確か。癖のある走りもこのトレーナーのファンなら織り込み済みだろう。騎手がこれまでコンビを組んでいたさえき北都からおりょうに変わったが、能力的に不安は小さい。問題は試走の走りからどれだけ上積みを見せられるかで、単に個別ルートにエロ要素を加えただけでは、日野亘の名前を考えると物足りない。これで馬体重も寂しく映るとなれば、試走をじっくり見たファンが損をするように感じてしまう可能性もあり、能力ほど強気になれない。
期待度 ★★★
ビッチ姉妹が清純なはずがないっ!! (onomatope* raspberry)
onomatope*の抜き強化厩舎として開業したraspberryだったが、デビュー戦は入着がやっとの成績。今回はその後継(続編)で、父(前走)と違うのはビッチなのが主人公の姉一人から姉妹二人に増えたこと。といっても血統はほぼ同様で戦法も同じ。トレーナーの顔ぶれも変化なく変わり身要素は乏しい。エロについてはまずまずの評価だった父だったが、それだけでは勝負にならなかったのは成績が証明している。今回の相手はなかなか強力なだけに、ここで馬券に絡むだけの力を見せるとはとても思えない。
期待度 ★★
不運と幸運と恋占いのタロット (Campus)
lightの安馬専門厩舎であるCampusもこれで8走目とあって概ね傾向が掴めてきていて、ハルウソの姉妹以外はすべて凡走。その戦績を考えるとこの馬もそれほど期待できないと考えるのが妥当。ただ騎手はあにぃでソフトハウスシール時代から比べると着実に手腕を上げていて楽しみ。トレーナーは中央ではデビュー初戦となる森間まりもを起用。木村ころやらベテランが結果を出せなかっただけに、新人に方針転換してきたのかもしれないが、成功するかどうかは追い切りを見る限り半信半疑。実績を考えればこのメンバー相手では厳しいだろう。
期待度 ★★
〇星恋*ティンクル (きゃべつそふと)
なかひろと梱枝りこという人気騎手&トレーナーがタッグを組むということで前評判は高い。特にトレーナーが得意とする星空世界が強調される配合というのも楽しみだ。不安なのはヒロイン萌えに拘りすぎて、あざとさが垣間見える点。ただ好走した星空のメモリアが妹を筆頭にヒロインの評判は悪くても好走したことを考えれば、良い兆候と考えることも出来る。影のヒロインではないかと注目しているリーベルが記者の予想通り力を発揮してくれるなら、直線(終盤)で一気に追い込む可能性は充分だ。能力を考えれば当然上位を争うだろう。
期待度 ★★★★
魔物娘の育て方 ~ラミア&ハーピー~ (Vanadis)
この厩舎得意のモンスターヒロイン血統だが、近積を見ると厩舎開業当初の勢いを失くしているのは心配だ。騎手は空想でこうしたマイナー血統への騎乗経験は豊富だが、過去主戦騎手だったぶぶづけと比べると手慣れという点でやや弱く映る。魔物娘育成SLGというのは新鮮だが、前走でも同じ血統で本賞金(データ)不足と満足するような結果は得られなかった。そう考えるとモンスターヒロインと育成SLGというニックスは和合性は低いと考えるしかなく、相手的にもここでは分が悪い。
期待度 ★★
らぶらぶシスターズ ~花嫁&姉妹達とのドキドキハーレム生活~ (ぱじゃまエクスタシー)
昨年末の出走予定だったが直前で回避(延期)。その後すぐゲートイン(マスターアップ)したところを見ると、無理すれば出走できる態勢で、相手関係を見ての回避だったのだろう。ただ今回も多少メンバーは甘くなったとはいえ、それでもかなり強力。抜き系では走る馬を出していないSkyFishと一頃の勢いに欠けるぱじゃまソフトの組み合わせでは劇的な化学変化は起きそうもなく、ヒロインの魅力だけで押し切れるほど甘くない。変わり身の可能性は低いだろう。
期待度 ★☆
△ラムネ2 (ねこねこソフト)
以前と比べ出走馬の成績に安定感をなくしつつあるねこねこソフトだが、前走のすみれは久々にこの厩舎らしい動きを見せた。今回はラムネの後継で満を持してラシックスに正統ぽんこつヒロインの雄である籐野らんを起用と意欲は充分。父はメイントレーナーである片岡ともと他のトレーナーの不調和が目立ったが、今回はすみれと同じく片岡ともと池波智香の2人態勢で挑むだけに不安は少ない。能力を考えれば好走は充分考えられるが、知名度ほど父の成績は良くなかっただけに、父の影を追いすぎるようだとそれが足かせになる可能性もある。軸で買うのは恐いが連なら。
期待度 ★★★☆
リアルエロゲシチュエーション! (自宅すたじお)
そこそこ期待されていたデビュー戦は惨敗といっていい結果。よほど大きな変わり身を見せないと上位進出は難しいはずだが、追い切りの動きから意外に注目を集めている。今回導入された動画(アニメ)を始め馬名(タイトル)に表されるような抜き要素満載の萌えエロさがその要因か。騎手の蒼木みなみはデビュー戦でも評価されていただけに、動きの良さに貢献。ただトレーナーは前走から変更されたとはいえ実績的には心もとない。抜き主体の戦法だけに杞憂に終わるかもしれないが、いきなり勝ち負けを争うとなると常識的には厳しいと見る。
期待度 ★★★
(本紙の見解)
今年初めのレースにしては好仕上がりの馬が揃い難解な一戦となった。こんなとき頼りになるのは実績馬の直系でシルヴァリオ トリニティを本命に押す。ヒロイン・主人公とも魅力は兄(前作)より上回りそうで、燃え系に同型馬がいないのもプラス材料。このメンバーでも主役を張れる筈。人気トレーナーなかひろが担当する2頭も全く差がない。人気騎手梱枝りこを鞍上に迎えた星恋*ティンクルは追い切り(体験版)の動きはさほどではないが、実績は充分なだけに実戦で一変する可能性は充分。アストラエアの白き永遠 Finale -白き星の夢-も父がやや冗長だっただけに、逆に一代経てキャラの魅力が生きてくると見た。不気味なのは追い切りがわりの前走から大きく前進が見込める月影のシミュラクル -解放の羽-で、トレーナーの能力を考えれば変わり身は充分可能だ。前走で古豪復活を印象付けたラムネ2の食い込みに、ヒロイン1人のみでNTRが心配も、抜きは上位のは~とふるママンら実績ある厩舎の馬もチャンスはある。
2017年01月03日
今年の抱負
明けましておめでとうございます。
昨年は仕事が忙しく精神的に煮詰まっていたこともあって、エロゲーの購入数は激減し、プレイ数も減ってしまったような気がします。サッカー観戦も全く行くことが出来ず、地元のチームもあえなくJ2に陥落。体調も相変わらず良くなく、帯状疱疹なんて病気に罹り入院一歩手前というところまで陥ってしまいました(まあ入院となった方がぼく的には良かったかもしれませんが・・・)。
といっても年頭から沈んだ話ばかりしていても仕方ないので、少しでも前向きな話を多くしていきたいと思います。昨年12月は結局1本しかエロゲーを購入できませんでしたが、1月は久しぶりに思い切って大量買いしてみようかと思っていますし、機会を見てパソコンも何年ぶりかに新品に買い換えようかと思っています(積みゲーの何本かはWindows10に対応できずプレイできなくなってしまうかもしれませんが・・・)。
サッカー観戦もグランパスがJ2に陥落したおかげで、貴重なJ2の試合が生観戦できる機会がやってきましたし(まあこれから数年かずっと見られるという陰口も一部で叩かれてしますが・・・)、今年は瑞穂や豊田スタジアムに数回かは行ってみたいと思っています。
まあ年末年始に思うように休みが取れなかったように、行ける機会がそう訪れるとは思えませんが、気分転換と思ってなるべくサッカー観戦を含め旅行など外に出る機会を増やしていきたいと思っています。
そしてこのブログの更新も細々とでも続けていきたいと思っていますので、今年もお付き合いよろしくお願いいたします。
昨年は仕事が忙しく精神的に煮詰まっていたこともあって、エロゲーの購入数は激減し、プレイ数も減ってしまったような気がします。サッカー観戦も全く行くことが出来ず、地元のチームもあえなくJ2に陥落。体調も相変わらず良くなく、帯状疱疹なんて病気に罹り入院一歩手前というところまで陥ってしまいました(まあ入院となった方がぼく的には良かったかもしれませんが・・・)。
といっても年頭から沈んだ話ばかりしていても仕方ないので、少しでも前向きな話を多くしていきたいと思います。昨年12月は結局1本しかエロゲーを購入できませんでしたが、1月は久しぶりに思い切って大量買いしてみようかと思っていますし、機会を見てパソコンも何年ぶりかに新品に買い換えようかと思っています(積みゲーの何本かはWindows10に対応できずプレイできなくなってしまうかもしれませんが・・・)。
サッカー観戦もグランパスがJ2に陥落したおかげで、貴重なJ2の試合が生観戦できる機会がやってきましたし(まあこれから数年かずっと見られるという陰口も一部で叩かれてしますが・・・)、今年は瑞穂や豊田スタジアムに数回かは行ってみたいと思っています。
まあ年末年始に思うように休みが取れなかったように、行ける機会がそう訪れるとは思えませんが、気分転換と思ってなるべくサッカー観戦を含め旅行など外に出る機会を増やしていきたいと思っています。
そしてこのブログの更新も細々とでも続けていきたいと思っていますので、今年もお付き合いよろしくお願いいたします。
2016年12月27日
デビュー作より後退したか?
これが恐らく今年最後のレビュー(というほど最近は大した文章を書いていませんが・・・)となりそうで、折角なので今年を代表するエロゲーの中からノラと皇女と野良猫ハート -Nora, Princess, and Stray Cat.-(HARUKAZE)を取り上げたいと思います。
前作のらぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE! はプレイ済みですが、とにかく評価に困る作品でした。他のエロゲーには見られない癖のある文章で、登場ヒロインたちも癖があり萌えゲーをプレイしたようで、そうでない不思議な読後感を味わいました。そういった意味でもHARUKAZEというブランドに注目していたのですが、次作まで3年もの月日を待たなければいけないとは思いませんでした。そんな次作が発売前からまさかのアニメ化が決定しているとの一報。あれだけ癖のあるデビュー作から考えると狐につままれた気分なのですが、3年の月日がどのような変化をもたらしたのか期待を持ってプレイを開始したのですが・・・
(ここからネタバレ)
アニメ化を意識しているのかどうかは分からないのですが、デビュー作のような妙なテンションは押さえ気味に感じられます。これをプラスに取るかマイナスと感じるのかは人それぞれなのですが、ぼく的には総合的にポジティブに受け取めています。デビュー作ではシナリオ中で矢継ぎばやにナンセンスなギャグを織り交ぜそれが妙な勢いに感じたことは間違いないのですが、話の流れを阻害していた側面はありました。今回は(恐らくライターが書きたくて仕方ない)ナンセンスな部分は幕間のネコのお考えやおまけシナリオに任せて、ある程度テンションは抑え気味。デビュー作がハイスピードでの暴走運転としたら今回はスピードを抑えての安全運転。といっても終始低速走行をしているわけでなく、スピードがある程度上がり暴走しそうな所でナレーションを入れるのが安全弁のように働いていました。といってもただの安全弁でなく漫才でいうところの軽いツッコミ役を上手く務めているのですね。パトルートでのしっぽもそうでしたが、こうした緩急を身につけたことについて、ぼくは後退でなく前進と見ているのです。そして主要ヒロインにも前回に居なかったタイプの黒木さんというツッコミ役を登場させるなどボケとツッコミのバランスが均等に近くなりよりぼくの趣味に近くなったというのもプラスに働きました。
そしてヒロインも前作よりも可愛く仕上がっています。これは原画家の進化によるものが大きいのですが、ヒロインのキャラ設定も前作よりも萌えにシフトしてきたような気もするのです。といってもこのライターらしいよくある萌えゲーヒロインにない面倒くささは持ち合わせていて、このあたりは趣味が分かれるところでしょうが単なる萌えゲーにしたくなかったライターの自己主張だったといえるのかもしれません。
ただシナリオについてはやや目新しさに欠ける部分はあります。明日原ユウキルートは終盤ヒロインに理不尽ともいえる不幸が訪れるという、よくある展開。シャチルートはSF展開やバカバカしさなど一番ライターらしさが表れたルートですが、いかんせんラストがあっけないのが難点。ぼく的に一番お気に入りヒロインだった黒木さんですが、これもヒロインに不幸が訪れるという点では明日原ルートと似ています。ただこちらは前半から黒木さんの母親との確執など伏線が張られていて、冥界をなぜか無双する黒木さんなど笑えるシーンもあり、前の2人より優遇されている気はするのですが、これもラストの大団円があっけない。そしてメインヒロインのパトリシアですが、笑いを含めるとこれが一番デキの良かったルートかもしれません。ただパトの母親との和解があっけなく進んだこれも大団円があっさりしていたりと、やはり物足りない部分が目立ちます。そう考えるとこのゲームはシナリオについては二の次であり、笑いを中心に見た方がいいのでしょう。そう考えるとデビュー作と違い笑いに特化したわけでないのが、笑いを求めていた人にはやや不満に感じられるかもしれません。
ここが難しいところで、もしルート終盤まで読ませるシナリオだったなら、笑いの不足もそう気にならなかったと思うのです。ぼく的には笑いについてクドくなくちょうどいい塩梅だったので、もう少しシナリオを強化してくれればと思ってのですが、これは欲というものかもしれません。それでも充分良作の範疇に入る作品であり、今年を代表する1本といえる作品だったとぼくは思っているのです。
前作のらぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE! はプレイ済みですが、とにかく評価に困る作品でした。他のエロゲーには見られない癖のある文章で、登場ヒロインたちも癖があり萌えゲーをプレイしたようで、そうでない不思議な読後感を味わいました。そういった意味でもHARUKAZEというブランドに注目していたのですが、次作まで3年もの月日を待たなければいけないとは思いませんでした。そんな次作が発売前からまさかのアニメ化が決定しているとの一報。あれだけ癖のあるデビュー作から考えると狐につままれた気分なのですが、3年の月日がどのような変化をもたらしたのか期待を持ってプレイを開始したのですが・・・
(ここからネタバレ)
アニメ化を意識しているのかどうかは分からないのですが、デビュー作のような妙なテンションは押さえ気味に感じられます。これをプラスに取るかマイナスと感じるのかは人それぞれなのですが、ぼく的には総合的にポジティブに受け取めています。デビュー作ではシナリオ中で矢継ぎばやにナンセンスなギャグを織り交ぜそれが妙な勢いに感じたことは間違いないのですが、話の流れを阻害していた側面はありました。今回は(恐らくライターが書きたくて仕方ない)ナンセンスな部分は幕間のネコのお考えやおまけシナリオに任せて、ある程度テンションは抑え気味。デビュー作がハイスピードでの暴走運転としたら今回はスピードを抑えての安全運転。といっても終始低速走行をしているわけでなく、スピードがある程度上がり暴走しそうな所でナレーションを入れるのが安全弁のように働いていました。といってもただの安全弁でなく漫才でいうところの軽いツッコミ役を上手く務めているのですね。パトルートでのしっぽもそうでしたが、こうした緩急を身につけたことについて、ぼくは後退でなく前進と見ているのです。そして主要ヒロインにも前回に居なかったタイプの黒木さんというツッコミ役を登場させるなどボケとツッコミのバランスが均等に近くなりよりぼくの趣味に近くなったというのもプラスに働きました。
そしてヒロインも前作よりも可愛く仕上がっています。これは原画家の進化によるものが大きいのですが、ヒロインのキャラ設定も前作よりも萌えにシフトしてきたような気もするのです。といってもこのライターらしいよくある萌えゲーヒロインにない面倒くささは持ち合わせていて、このあたりは趣味が分かれるところでしょうが単なる萌えゲーにしたくなかったライターの自己主張だったといえるのかもしれません。
ただシナリオについてはやや目新しさに欠ける部分はあります。明日原ユウキルートは終盤ヒロインに理不尽ともいえる不幸が訪れるという、よくある展開。シャチルートはSF展開やバカバカしさなど一番ライターらしさが表れたルートですが、いかんせんラストがあっけないのが難点。ぼく的に一番お気に入りヒロインだった黒木さんですが、これもヒロインに不幸が訪れるという点では明日原ルートと似ています。ただこちらは前半から黒木さんの母親との確執など伏線が張られていて、冥界をなぜか無双する黒木さんなど笑えるシーンもあり、前の2人より優遇されている気はするのですが、これもラストの大団円があっけない。そしてメインヒロインのパトリシアですが、笑いを含めるとこれが一番デキの良かったルートかもしれません。ただパトの母親との和解があっけなく進んだこれも大団円があっさりしていたりと、やはり物足りない部分が目立ちます。そう考えるとこのゲームはシナリオについては二の次であり、笑いを中心に見た方がいいのでしょう。そう考えるとデビュー作と違い笑いに特化したわけでないのが、笑いを求めていた人にはやや不満に感じられるかもしれません。
ここが難しいところで、もしルート終盤まで読ませるシナリオだったなら、笑いの不足もそう気にならなかったと思うのです。ぼく的には笑いについてクドくなくちょうどいい塩梅だったので、もう少しシナリオを強化してくれればと思ってのですが、これは欲というものかもしれません。それでも充分良作の範疇に入る作品であり、今年を代表する1本といえる作品だったとぼくは思っているのです。
2016年12月19日
幹を腐らせた枝葉の罪
相性のいい悪いというのは誰しもあるものですが、ぼくにとって相性の悪いメーカーの代表がChuablesoftではないかと思います。なぜか批評空間で高評価を得ているゲームは見送って、評価が低迷しているゲームに限って手を出したりする。これが某メーカーのようにどれもが地雷と云われるものばかり出しているなら、購入しても半分諦めているかダメなのを覚悟していますし、さもなくばそもそも買ったりしません。それがつい手を出してしまうということはぼくにとって何かしら買いたくなる魅力を備えているということなのでしょう。
そんなぼくが購入したChuablesoftの4本目のゲームが私が好きなら「好き」って言って! です。これまで購入した4本の中で批評空間での評価は1番高く、ライターもデビュー作のあの晴れわたる空より高くで成功した範乃秋晴氏と期待できる材料は揃っていました。
ただ気になったのはそれなりの評価とはいえあの晴れわたる空より高くと比べると、明らかに批評空間での中央値は低かったこと。そして前作とは作品の傾向が変わっていること。そう考えるとやはりそれほど期待できないのではないかという気もしていました。
(ここからネタバレ感想)
毎日画面に現れるイベントを選択していって結果ヒロインの好感を上げていくというゲームは過去いろいろリリースされているのですが、成功したというイメージはあまりありません。ぼくのプレイしたゲームでいうと古くはFESTA!! -HYPER GIRLS POP- (Lass)。コットンソフトのナツメグ、 ナギサの ~Around The Seaside~といったところが挙げられるのですが、この3点に共通するのがイベントの数が少なくて、周回プレイすると最後にはほとんど既読イベントばかりになってしまうということです。
その点、このゲームはその欠点を何とかしようとする工夫は見られます。イベントの数は多いし、イベント選択によっては見られないCGもかなりあって、完全攻略となるとなかなか難しい。それに恐らく最後にプレイすることになるであろうリンカルートはそうしたイベントがあらかた既読になった後に現れたりと、最後まで飽きさせないようにしようとする意図は見られます。
ではそれが成功したかと云われると、ぼくは首を横に振らざるを得ないのですね。その理由はイベント数こそ多いのですが、同じような会話パターンやギャグが多く水増しをした感が漂っているからです。特に気になるのはメインヒロインの一角を占める友希が延々と繰り返す下ネタでこれには本当に閉口させられました。ライターは果たしてこれを面白いと思って入れたのか、それとも友希のキャラクター付けのつもりで行ったのか分かりませんが、どちらにしても話のテンポを阻害するばかりで逆効果としか云いようがありません。下ネタというのは要所要所ピンポイントで行うから効果があるわけで、友希のように下ネタを繰り返すのではただの痴女にしか見えません。それともライターはプレイヤーに友希を痴女と思って欲しくて繰り返しさせたのでしょうか?
正直この時点でぼくがこのゲームに対するモチベーションは地に落ちかけたのですが、それは別としてこのゲームのヒロインは友希を含め総じてどうもぼくの琴線に触れるキャラがいないのですね。ぼくが前回プレイしたChuablesoft作品である残念な俺達の青春事情。と比べ原画やCGがやや好みから外れたこともあるのですが、プレイしていてヒロインが可愛く感じられないというのは、日常会話でヒロインの魅力が引き立つような台詞やイベントが足りないということで、これはライターの責任が大きいといえます。このゲームをプレイする限りライターである範乃秋晴氏は萌えゲーのシナリオを書くのは向いていないのではないかと思ってしまったくらいです。
ただライターの才能が表れている部分はあります。
このゲームの主眼は恐らく彩雨ルートで、ぼくが思うにライターは最初この彩雨ルートのストーリーを考えて、それから他のルートの話を膨らませていったのではないかとぼくは考えます。彩雨は病弱で喘息持ちのお嬢さまという設定ですが、ルート終盤で喘息でなく化学物質アレルギーによるものと分かります。主人公が園芸部で農業を行ったり、シックハウス症候群に罹患したりなど序盤から伏線を張っていて、彩雨の病気の正体も唐突感はありませんでした(逆に驚きもさほどありませんでしたが)。そしてこのゲームの重要キャラであるQPの存在が一番生かされるのもこの彩雨ルートであり、このルートのみ取り上げれば、それほど悪くないというよりむしろ良作に分類されてもいいかと思うくらいです。
ただこの彩雨ルート以外がほぼ壊滅的なデキというのがあまりに痛い。主人公がバイトするレストランを舞台に展開される友希ルートは、農業絡みから膨らませ主人公に料理人志望という設定を与え彩雨ルート同様の伏線を張ったつもりなのですが、友希のキャラ性から全くといっていいくらい楽しめず、内容も平凡といっていいデキでしたし、もう1人のヒロインであるまひるはあまりの幼児的な行動に中途何度もプレイを止めたくなったほど。これではいくら中心になるルートが良くてもとても合格点は与えられません。
(総括)
このゲームをプレイする限り、ライターの範乃秋晴氏は芯のあるシナリオは書けても、軽快なコメディを書くことに関しては不得手と云わざるを得ません。前作が好評だったということは、(プレイしてないので想像ですが)彩雨ルートのような話を幹にしてうまく枝葉をつなげていったのでしょう。それに比べると今回の膨らませていく仕事ぶりは手際が良かったとはとても言えないものでした。あえて弁護するとしたら毎日イベントを選んでいくシステムに問題があったといえるのかもしれませんが・・・
このゲームのみで氏の評価をするのは(見所ある部分があったこともあるのですが・・・)不公平と思いますので、次回は氏の得意な土俵で勝負してもらいたいとぼくは思うのですね。
そんなぼくが購入したChuablesoftの4本目のゲームが私が好きなら「好き」って言って! です。これまで購入した4本の中で批評空間での評価は1番高く、ライターもデビュー作のあの晴れわたる空より高くで成功した範乃秋晴氏と期待できる材料は揃っていました。
ただ気になったのはそれなりの評価とはいえあの晴れわたる空より高くと比べると、明らかに批評空間での中央値は低かったこと。そして前作とは作品の傾向が変わっていること。そう考えるとやはりそれほど期待できないのではないかという気もしていました。
(ここからネタバレ感想)
毎日画面に現れるイベントを選択していって結果ヒロインの好感を上げていくというゲームは過去いろいろリリースされているのですが、成功したというイメージはあまりありません。ぼくのプレイしたゲームでいうと古くはFESTA!! -HYPER GIRLS POP- (Lass)。コットンソフトのナツメグ、 ナギサの ~Around The Seaside~といったところが挙げられるのですが、この3点に共通するのがイベントの数が少なくて、周回プレイすると最後にはほとんど既読イベントばかりになってしまうということです。
その点、このゲームはその欠点を何とかしようとする工夫は見られます。イベントの数は多いし、イベント選択によっては見られないCGもかなりあって、完全攻略となるとなかなか難しい。それに恐らく最後にプレイすることになるであろうリンカルートはそうしたイベントがあらかた既読になった後に現れたりと、最後まで飽きさせないようにしようとする意図は見られます。
ではそれが成功したかと云われると、ぼくは首を横に振らざるを得ないのですね。その理由はイベント数こそ多いのですが、同じような会話パターンやギャグが多く水増しをした感が漂っているからです。特に気になるのはメインヒロインの一角を占める友希が延々と繰り返す下ネタでこれには本当に閉口させられました。ライターは果たしてこれを面白いと思って入れたのか、それとも友希のキャラクター付けのつもりで行ったのか分かりませんが、どちらにしても話のテンポを阻害するばかりで逆効果としか云いようがありません。下ネタというのは要所要所ピンポイントで行うから効果があるわけで、友希のように下ネタを繰り返すのではただの痴女にしか見えません。それともライターはプレイヤーに友希を痴女と思って欲しくて繰り返しさせたのでしょうか?
正直この時点でぼくがこのゲームに対するモチベーションは地に落ちかけたのですが、それは別としてこのゲームのヒロインは友希を含め総じてどうもぼくの琴線に触れるキャラがいないのですね。ぼくが前回プレイしたChuablesoft作品である残念な俺達の青春事情。と比べ原画やCGがやや好みから外れたこともあるのですが、プレイしていてヒロインが可愛く感じられないというのは、日常会話でヒロインの魅力が引き立つような台詞やイベントが足りないということで、これはライターの責任が大きいといえます。このゲームをプレイする限りライターである範乃秋晴氏は萌えゲーのシナリオを書くのは向いていないのではないかと思ってしまったくらいです。
ただライターの才能が表れている部分はあります。
このゲームの主眼は恐らく彩雨ルートで、ぼくが思うにライターは最初この彩雨ルートのストーリーを考えて、それから他のルートの話を膨らませていったのではないかとぼくは考えます。彩雨は病弱で喘息持ちのお嬢さまという設定ですが、ルート終盤で喘息でなく化学物質アレルギーによるものと分かります。主人公が園芸部で農業を行ったり、シックハウス症候群に罹患したりなど序盤から伏線を張っていて、彩雨の病気の正体も唐突感はありませんでした(逆に驚きもさほどありませんでしたが)。そしてこのゲームの重要キャラであるQPの存在が一番生かされるのもこの彩雨ルートであり、このルートのみ取り上げれば、それほど悪くないというよりむしろ良作に分類されてもいいかと思うくらいです。
ただこの彩雨ルート以外がほぼ壊滅的なデキというのがあまりに痛い。主人公がバイトするレストランを舞台に展開される友希ルートは、農業絡みから膨らませ主人公に料理人志望という設定を与え彩雨ルート同様の伏線を張ったつもりなのですが、友希のキャラ性から全くといっていいくらい楽しめず、内容も平凡といっていいデキでしたし、もう1人のヒロインであるまひるはあまりの幼児的な行動に中途何度もプレイを止めたくなったほど。これではいくら中心になるルートが良くてもとても合格点は与えられません。
(総括)
このゲームをプレイする限り、ライターの範乃秋晴氏は芯のあるシナリオは書けても、軽快なコメディを書くことに関しては不得手と云わざるを得ません。前作が好評だったということは、(プレイしてないので想像ですが)彩雨ルートのような話を幹にしてうまく枝葉をつなげていったのでしょう。それに比べると今回の膨らませていく仕事ぶりは手際が良かったとはとても言えないものでした。あえて弁護するとしたら毎日イベントを選んでいくシステムに問題があったといえるのかもしれませんが・・・
このゲームのみで氏の評価をするのは(見所ある部分があったこともあるのですが・・・)不公平と思いますので、次回は氏の得意な土俵で勝負してもらいたいとぼくは思うのですね。
2016年12月14日
12月の発売予定表から
このところメンバーが揃わないレース(月)が続きましたが、最終レースはさすがに多頭数でメンバーも揃ったレースとなりました。今年は目ぼしい馬が見当たらなかっただけに、年度代表馬級の好時計で駆け抜けてくれるような馬の出現に期待・・・そしてレースは難解となりますが、多少点数が増えたとしても馬券を当てて有終の美を迎えたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
▲あきゆめくくる(すみっこソフト)
新生すみっこそふとも今回で3走目。春・夏に続いて今回は秋が舞台で、量子力学と謳うように血統(設定)は引き続いていると見ていいだろう。やや期待を裏切ったと言われるなつくもゆるるでも、勝ち負けに絡んだように実績は上位と見ていい。ただ今回3走目である程度底(ネタ)が割れた中で、直線(終盤)ファンをアッと言わせるような豪脚を見せられるかどうかとなると、至難の技だ。それでもトレーナー(ライター)の渡辺遼一の手腕なら何とかしてくれそうな気配はある。追い切り(体験版)はそれほど目立った動きはしていないが、前々走でもこのような動きだっただけに不安はない。上位に食い込む可能性はかなり高そうだ。
期待度 ★★★★☆
アマカノ+ (あざらしそふと)
あざらしそふとデビュー馬アマカノの直仔(FD)。父はまずまずの成績を残したが印象に強い走りをしたわけでなく、デビュー戦から2年経つだけにどこまでファンの頭に残っているかどうかが問題だろう。それでも萌えに関してはかなり強力。ヒロイン萌えを全面に打ち出すだけに、アフターでも充分能力は発揮できるはず。ただ気になるのは、来年早々新馬(作)が出走する予定で、厩舎がそれに力を入れすぎてしまい、この馬の仕上げがおざなりになっていないかどうか。それなりに走れるだろうが、今回のメンバーはいかにも強力。馬券に絡むまでの走りとなるとどうか。
期待度 ★★★
Amenity's Life -アメニティーズ ライフ- (HOOKSOFT)
最近は姉妹厩舎(ブランド)の勢いに押され気味なHOOKだけにここは本家の意地を見せたいところ。ただ騎手は主戦の松下まかこが騎乗せず、トレーナーもSMEEでの印象が強い松倉慎二とこれまでのHOOKとは印象が違う。Lifeの冠名が付いていることが分かるように現在のHOOKの道標となったLike Life の流れを汲む馬で、あの当時のドタバタが蘇えるようなら面白い。走り(シナリオ)の内容は乏しいだろうが、萌えとドタバタで押し切る作戦か。ただ惜しむらくは今回起用の新人が前任者ほどの牽引力を持たないため、やや萌えに弱みを抱える点。擬人化されたサブヒロインに押され気味のヒロインを補強する意味でも騎手変更が想像以上にマイナスに繋がる可能性も。追い切りの感触はそれほど悪くないが、このメンバー相手だと勝ちきるまではどうか。
期待度 ★★★
王の耳には届かない! (AXL)
厩舎の代表馬の後継(続編)だった前走が好走とは程遠い成績と低迷が続くAXLの最新馬。トレーナーは長谷川藍と変わりなく、大駆けは期待できなそう。唯一プラス材料と言えるのは近世ファンタジー系は好走した百花繚乱エリクシルを含め、この厩舎の所属馬の中では比較的は知っていること。最初からダメ主人公を公言しているのも、肝心なところでヘタレと化すよりはマシだろう。主人公の尻を叩くヒロインがいるのも良さそうだ。追い切りは未公開だがここ2走よりはムードは良い。といっても今回のメンバーはいかにも強力。この馬までは印は回りそうもない。
期待度 ★★★
巨乳大家族催眠「家族みんなでイキまくるセックスがやめられないのぉ」 (ルネ)
大ベテランのスカイハウスを鞍上にしたルネの母系(シリーズ)巨乳系も今回で4代目。今作は巨乳家族催眠「家族なんだから、セックスするのは当たり前よね……」の直仔(続編)だが、父(前作)がそれほど成功していないだけにかなり時計的に上積みを見せないと厳しい。馬名(タイトル)に大と忍ばせたりとバカらしさは健在だが、催眠術で凌辱する相手が家族でなく町内会の奥様となっては家族催眠という名が泣く。それでもスカイハウスの手腕でエロに関してはそれなりの力はあるだろうが、最近の厩舎の戦績を考えればここでは苦しいだろう。
期待度 ★★
恋は夢見る妄烈ガール! (Chelseasoft)
デビュー戦は宮坂姉妹を鞍上に擁しながら入着が精一杯だった。今回は鞍上は明らかに弱化された感で、ムードは良いとはいえない。ヒロインの妄想が見える特殊能力を身につけた主人公という血統を見る限り、走りはお察しといった雰囲気だが萌えエロ中心で勝負する作戦か。ただトレーナーの実績を考えると直線(終盤)で何か一波乱がありそうな予感も。ただこれまでそれがもう1つ結果に結びついていないのは事実。意外にヒロインが可愛く感じられたのはプラスも、このメンバー相手では厳しい。
期待度 ★★☆
さいらぶ! (たちかわソフトウェア)
厩舎開業デビュー戦ということでほとんど注目されていないが、トレーナーがなかひろということで意外な穴馬となる可能性はある。ただ恋愛苦手な主人公が同じく評判の優等生ヒロインとカップル契約を結ぶというのはよくある血統。こうした青春ラブコメディでは意外に好結果が出ていないのがこのトレーナーで、安馬ということで得意の直線追い込みも不発に終わる可能性は強い。安馬でありながら直売(メーカー通販)のみに追加しての走りを公開するという手法も論議を呼びそう。それなりの競走は出来ると思うが、馬券に絡めるかというと厳しいか。
期待度 ★★★
残念な姉との幸福論 (りびどーそふと)
厩舎開業初戦は私生活ではダメさを垣間見せる姉2人をヒロインとした姉系血統で挑む。ただヒロインは2名と少ない割りに、サブの男どもが妙に濃いキャラが揃っていたりと、厩舎言うところの純愛とはベクトルがかなり違っている気がしてならない。実姉2人と濃いサブキャラが絡むバカ系で挑むなら面白味はあるが、追い切りを見る限り主人公がどうも鼻持ちならない。この主人公なら姉が厳しく接していった方が自然なのだが、このあたりが実績のないトレーナーの限界か。これでは好走は覚束ないと見る。
期待度 ★★
〇シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~ (Azurite)
これまで流行から外れた騎手を起用していたライアーのトレーナー陣が、名手はましま薫夫を得てどのような変化をもたらすかが注目される。はましま薫夫はバカ系からダークまで騎乗経験は多彩で、ライアーのトレーナーが仕上げる癖馬でも充分対応できる。唯一心配なのは実績があるとはいえ海原望や禾刀郷といったトレーナー陣が本格推理に対応できるかどうかだが、そこは久々に起用された茗荷屋甚六の手腕に期待したい。こうした血統だけに大きく期待を裏切る可能性はあるし、騎手の持ち味であるエロ面を生かしきれなていない恐れはあるものの、それを割り引いても勝ちきる能力はある。単なる穴馬には収まらない魅力を秘めた馬だ。
期待度 ★★★★☆
ぜったい遵守☆にゅ~こづくりわーるど (softhouse-seal GRANDEE)
シールグランデのぜったい母系(シリーズ)の最新馬。せったい遵守という冠名からぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!の後継(続編)かと思わせるが、血統は同一なものの登場人物は違うなど関連性は薄い。トレーナーもシール系では初仕事となるシャア専用◎がメインで、シール特有の明るいバカ抜き系は余り実績がなくどのような走りになるか不鮮明。主人公は最年少国会議員ということなのに、ヒロインがすべて同学校の学生というところはいかにも不可解だが、バカ系馬にそんなツッコミをしても仕方ないか。騎手の2-G&健やか牛乳のコンビはこの血統に手馴れていて魅力充分。主人公の性格がやや気になるし、意外に抜きで力を発揮できないところがあるだけに信頼感は乏しいが、嵌れば大駆けも。
期待度 ★★★
月明りに悶える孕女 (Guilty)
時に大駆けを見せるGuiltyの馬だが、この母系(シリーズ)は全くといっていいほど結果を出していない。騎手は厩舎がいつも起用している面々を起用し馬体(CG)は悪くない。これまで舞台が田舎でヒロインが夜這いにくるという共通点があったが、今回はそれもなく単なる孕ませ系といった趣き。よくある孕ませ系と違い和姦が中心だが、その分エロにバリエーションが少ないという弱みを抱える。抜きだけ考えれば上位ランクの力はあるとは思うが、この母系で走る馬が輩出されていないことと、相手を考えればとても強気になれない。
期待度 ★★
白衣の天使はお世話好き! ~ラブラブエッチな入院生活~ (CandySoft)
最近活躍馬を送り出しているCandySoftだが、今回は期待ハズレに終わったあねよめカルテットとスタッフがほぼ同じで、期待値はやや低い。今回主戦の綾瀬はづきに加えて平間ひろかずにやすゆきといった面々を加えたが鞍上強化となっているかは微妙。ヒロインは年上巨乳キャラ一本で攻める作戦で、ハーレム展開まで常備するなどエロに関しては文句ないところだが、走りに不安を抱えているのは相変わらず。主人公がモテる展開に理由付けしたのは当然とはいえ悪くないものの、ヒロイン全員が医療従事者というのは展開が単調になりがちな恐れも。今回は入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★
初恋サンカイメ (ういんどみる)
Oasisを含め近走目だった成績を上げられていないういんどみる。今回はこれまで依頼がなかったちこたむに騎乗を依頼。トレーナーも初依頼の飯田和彦に御厨みくりと依頼、実績のある鳴海ゆうを含めても、結果的にういんどみる色が薄くなった。トレーナー2名の実績は充分だが、萌えを全面に打ち出すういんどみるの馬を上手く調教できるかどうかがカギとなる。追い切りは短いところしか追ってなく、どのような走りをするのか不鮮明。トレーナーの実績から萌え一本槍の走りにはならないと信じたいが、ヒロインたちを見る限りそれも疑わしい。トレーナーの実績から軽視は禁物だが、期待値はそれほど高くない。
期待度 ★★★
BALDR HEART EXE (戯画)
戯画の看板血統であるバルド系の最新馬。全く頼りのならない戯画の所属馬だが、バルド系だけは別で前走を見る限りまだ一線級と互角に戦える。今回は前走の直仔(FD)で普通に考えれば前走並みの時計で駆けてくれそう。ただ戯画の直仔はいずれも父(本編)の名を貶すものが多く、バルド系も例外でない。トレーナーも同じ企画屋とはいえ卑影ムラサキから変更。安馬ということで馬体(容量)もそれほどあると思えずファンの期待を裏切る可能性は高い。実績を鵜呑みに出来ないと見てここは思い切って消す。
期待度 ★★☆
姫恋*シュクレーヌ! (Princess Sugar)
お姫さまヒロインを全面に打ち出すPrincess Sugarだが、ここまでは結果を出せていない。騎手に金目鯛ぴんくやみけおうといった実績あるベテランを起用しての結果だけに、今回もどうかといったところだが、これまで起用してきたトレーナーと比べると、今回起用の詠野万知子はそこそこ期待できそう。ただ詠野万知子は調教を担当してきたのは幼馬(ロリ)が中心。こうした萌え系で同様の仕上げが通用するかどうかは未知数。血統はお姫さまヒロインからお嬢さまにトーンダウン。騎手の有河サトルや月嶋ゆうこといった騎手陣はこれまでと劣るものではないが、変わり身の材料が乏しいだけに、ここでは厳しいだろう。
期待度 ★★
△フェアリーテイル・シンフォニー (Liar Soft)
活躍したフェアリーテイル・レクイエムの直仔(FD)。昨年末出走したアンコールも好走していて、この馬もまともならこの相手でも十分勝負になるはず。ただ気になるのはほぼ高馬と同じお台であるが、馬体の内容はほぼこれまで出走しやものと同じで、新規部分はショートシナリオのシンフォニーのみ。確かに追加部分に惹かれるものはあるが、それだけで高馬と同じだけの出費が出来るかどうか。ユーザーに優しいライアーならば、追加部分のみを廉価で出走させても良かったはずで、この厩舎の姿勢は論議を呼びそう。実績的には好走して当然だが、ここはマイナス点を無視できないと見て印は控えめとする。
期待度 ★★★☆
星空TeaParty えくすとら ~「恋愛」はじまりました!~ (SkyFish poco)
Webで無料提供(配信)された星空TeaParty第1・2話のエロあり後日談といった馬だが、直仔(続編)というよりも、第1話の短さから体験版(調教)がわりだったという風にとらえてよい。その1.2話だが評判は今ひとつ。このトレーナーらしく血統は練られていて単純な萌え系とは違う印象も、走り自体が空回りしている印象。メインヒロイン格のアリスも元気を通り越して暴虐に近いキャラと化しているし、他のヒロインを含め厩舎が云うようなイチャラブが展開されるのか不安だ。走法は違うが似た血統で昨年を代表する馬の1頭であるフェアリーテイル・レクイエムの直仔(FD)が出走するのもマイナス。この相手では勝負にならないだろう。
期待度 ★☆
△仄暗き時の果てより (MOONSTONE)
前走のサクラノモリ†ドリーマーズで厩舎開業当時の競走を垣間見せただけに、今回も同路線で挑むとなれば、期待が膨らむのは当然。サスペンスホラーとの厩舎の談だが、追い切りを見る限りミステリー要素は少なくホラーを押し出した形。追い切りでループ系と明かされているようだが、ホラーとループのニックスはサスペンス味が欠けてしまうため常識的には相性が悪い。もちろん経験豊富なライターだけに、そのあたりは承知での配合だろう。萌え系と違い前走良主人公に変わり身を見せたところを見ても、やはりこのトレーナーは走りに重点を置いた方が向いている。能力的にも人気馬に匹敵するだけの力はあり、馬券に絡む可能性は充分ありそうだ。
期待度 ★★★★
廻るセカイで永遠なるチカイを! (Studio e.go!)
スタジオエゴ本格復活第2走目。前走はソコソコ見せ場があっただけに、あと一押しあれば上位に食い込んでくる可能性も。話題は大ベテラン山本和枝が大胆な騎乗法チェンジを見せた事だが、新人藤倉琉音との相性を考えての作戦か。それよりカギとなるのは長距離を保つだけの力があるかどうかで、神社再興以外にはっきりした目的がないだけに、遊べる部分の内容が薄くては勝負にならない。コマンド入力タイプといういたって古風なRPGなだけに、カギとなるのは仲間になる妖怪育成だろう。ただパーティーに組み込むのが2名と少ないため、ゲーム的に広がりを与えられない可能性は考えられる。トレーナーは暁WORKSで実績を残した衆堂ジョオを起用とエゴにしては野心が感じられるだけに嵌ればこのメンバーでも大駆けする可能性はあるかも。
期待度 ★★★☆
遊聖天使プリマヴェールDrei ダークミッション (Escu:de)
前走の遊聖天使プリマヴェールDrei は原点回帰を目指した変身ヒロイン調教系で挑んだものの、掲示板に載るのがやっとという期待を裏切る成績。今回はその直仔(FD) とあってそれほど期待できなさそう。トレーナーは変身ヒロイン凌辱に得意のassaultに変更されたが、好走した馬はそれほどなく大きなプラス材料とはいえない。今回ヒロインのダーク化というと格好いいが、いかに前走のエロが薄かったかという証明でもあり、いわば証文の出し遅れ。サブストーリーがあったとしても、この内容では相手的に厳しいだろう。
期待度 ★★
らぶらぶシスターズ ~花嫁&姉妹達とのドキドキハーレム生活~ (ぱじゃまエクスタシー)
これまでSkyFishを指揮してきたひろもりさかながぱじゃまそふとと手を組んで出走。騎手もSkyFish系で起用してきた面々が中心で、ぱじゃまそふと色は薄いというよりほとんど無いといっても差し支えない。といっても血統を見る限りひろもりさかなが手がけてきた馬とは違和感があり、どのような仕上がりになるかは未知数。それでも抜き系を多く手がけてきた坂元星日がトレーナーに加わっているだけに、それほど的を外したものにはならないだろう。それでもSkyFish厩舎自体それほど大活躍した馬は手がけていないし、ぱじゃまソフトも往年の輝きは失っている。SkyFishの萌え抜き系であるSkyFish pokoも所属馬は走っていないし、ここで好走を見せる確率は低いだろう。
期待度 ★★
△Liber_7 永劫の終わりを待つ君へ (Lass)
近走パッとしない競走を繰り返しているLassだが、過去好走した3days -満ちてゆく刻の彼方で-を思わせる血統で巻き返しを狙う。騎手は当然変更されたが、トレーナーはLEGIOんでこうした血統を得意とするだけに往年の走りを思い出す可能性も。追い切りはバトル系らしさを見せていて好印象だが、肝心な直線(終盤)で追い込み(伏線)を発揮(解消)できないところがあっただけにアテにはならない。このところの成績から不安は尽きないが、厩舎が浮沈をかけてじっくり仕上げてきた意気込みを快穴で狙ってみたい。
期待度 ★★★☆
△竜騎士 Bloody†Saga (あかべぇそふとすりぃ)
あかべぇそふとすりぃがこだわり続けている騎士母系(シリーズ)だが、銃騎士Cutie☆Bullet のイメージが強いせいか、なかなか走る馬が出てこない。今回はこれまでの萌え系から離れている印象で、登場人物も前レースに走った略奪者の淫宴と重なっている。ただトレーナーは中島大河でなく伊後山勇気で、空色イノセントで期待を裏切ったことを考えると不安が募る。竜と戦う竜騎士と云われる少女と主人公との邂逅が面となりそうだが、直線(終盤)までそれを貫けるかどうか。空色イノセントのように、ヒロインごとで走りの相違が薄いと再度直線脚が止まってしまう可能性はある。それでも馬の雰囲気は良いものがある。人気になりそうもないだけに穴で狙ってみる手はありそう。
期待度 ★★★☆
◎VenusBlood -RAGNAROK- (DualTail)
SLG系では現在一番安定感があるディアル&ナインテール厩舎の最新馬。他厩舎と比べ凌辱要素が強いのが特徴で、それを印象づけるのが触手要素。今回もそれは健在。長距離得意で世界観も定評があり、前走から間が空いたのも仕上げに専念できたことを考えればプラス。好走した-FRONTIER-の後継(続編)ということで、かなりの能力を秘めているのは間違いない。唯一気になるのは走りの単調さだが、長距離血統だけに有る程度は仕方ない。このところの実績を考えればこのメンバーでも本命に推せる存在だろう。
期待度 ★★★★☆
(本紙の見解)最終レースらしく豪華メンバーが揃った一戦。どの馬を推すか迷ったが、年末ということで長距離血統にプラスと働くと見てVenusBlood -RAGNAROK- を本命に推す。ここ最近の実績からこの相手でもわずかながら上と見る。不気味なのはシンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~ 。ライアーのゲームパートというと嫌な予感しかしないのだが、この馬に関してはそれが当てはまらず上位進出の条件は揃った。ぶっちぎりで勝つ可能性は大いにある。すみっこ厩舎のラスト出走馬というあきゆめくくるも差はほとんどない。実績あるトレーナーだけに大きく期待を裏切る可能性は低く、この相手でも上位に食い込んできそうだ。他も穴馬は多く一角崩しを狙い虎視眈々。前走久々に見所ある走りを見せた仄暗き時の果てよりがその代表格。浮沈をかけてじっくり仕上げてきたLiber_7 永劫の終わりを待つ君へも久々に上位を狙えそうな雰囲気を漂わせているし、竜騎士 Bloody†Sagaも見かけほど悪くない仕上がりだ。実績あるフェアリーテイル・シンフォニーも不気味だし、印は回らなかったがぜったい遵守☆にゅ~こづくりわーるどに廻るセカイで永遠なるチカイを!もチャンスはあり、想像以上に難しい一戦だ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
▲あきゆめくくる(すみっこソフト)
新生すみっこそふとも今回で3走目。春・夏に続いて今回は秋が舞台で、量子力学と謳うように血統(設定)は引き続いていると見ていいだろう。やや期待を裏切ったと言われるなつくもゆるるでも、勝ち負けに絡んだように実績は上位と見ていい。ただ今回3走目である程度底(ネタ)が割れた中で、直線(終盤)ファンをアッと言わせるような豪脚を見せられるかどうかとなると、至難の技だ。それでもトレーナー(ライター)の渡辺遼一の手腕なら何とかしてくれそうな気配はある。追い切り(体験版)はそれほど目立った動きはしていないが、前々走でもこのような動きだっただけに不安はない。上位に食い込む可能性はかなり高そうだ。
期待度 ★★★★☆
アマカノ+ (あざらしそふと)
あざらしそふとデビュー馬アマカノの直仔(FD)。父はまずまずの成績を残したが印象に強い走りをしたわけでなく、デビュー戦から2年経つだけにどこまでファンの頭に残っているかどうかが問題だろう。それでも萌えに関してはかなり強力。ヒロイン萌えを全面に打ち出すだけに、アフターでも充分能力は発揮できるはず。ただ気になるのは、来年早々新馬(作)が出走する予定で、厩舎がそれに力を入れすぎてしまい、この馬の仕上げがおざなりになっていないかどうか。それなりに走れるだろうが、今回のメンバーはいかにも強力。馬券に絡むまでの走りとなるとどうか。
期待度 ★★★
Amenity's Life -アメニティーズ ライフ- (HOOKSOFT)
最近は姉妹厩舎(ブランド)の勢いに押され気味なHOOKだけにここは本家の意地を見せたいところ。ただ騎手は主戦の松下まかこが騎乗せず、トレーナーもSMEEでの印象が強い松倉慎二とこれまでのHOOKとは印象が違う。Lifeの冠名が付いていることが分かるように現在のHOOKの道標となったLike Life の流れを汲む馬で、あの当時のドタバタが蘇えるようなら面白い。走り(シナリオ)の内容は乏しいだろうが、萌えとドタバタで押し切る作戦か。ただ惜しむらくは今回起用の新人が前任者ほどの牽引力を持たないため、やや萌えに弱みを抱える点。擬人化されたサブヒロインに押され気味のヒロインを補強する意味でも騎手変更が想像以上にマイナスに繋がる可能性も。追い切りの感触はそれほど悪くないが、このメンバー相手だと勝ちきるまではどうか。
期待度 ★★★
王の耳には届かない! (AXL)
厩舎の代表馬の後継(続編)だった前走が好走とは程遠い成績と低迷が続くAXLの最新馬。トレーナーは長谷川藍と変わりなく、大駆けは期待できなそう。唯一プラス材料と言えるのは近世ファンタジー系は好走した百花繚乱エリクシルを含め、この厩舎の所属馬の中では比較的は知っていること。最初からダメ主人公を公言しているのも、肝心なところでヘタレと化すよりはマシだろう。主人公の尻を叩くヒロインがいるのも良さそうだ。追い切りは未公開だがここ2走よりはムードは良い。といっても今回のメンバーはいかにも強力。この馬までは印は回りそうもない。
期待度 ★★★
巨乳大家族催眠「家族みんなでイキまくるセックスがやめられないのぉ」 (ルネ)
大ベテランのスカイハウスを鞍上にしたルネの母系(シリーズ)巨乳系も今回で4代目。今作は巨乳家族催眠「家族なんだから、セックスするのは当たり前よね……」の直仔(続編)だが、父(前作)がそれほど成功していないだけにかなり時計的に上積みを見せないと厳しい。馬名(タイトル)に大と忍ばせたりとバカらしさは健在だが、催眠術で凌辱する相手が家族でなく町内会の奥様となっては家族催眠という名が泣く。それでもスカイハウスの手腕でエロに関してはそれなりの力はあるだろうが、最近の厩舎の戦績を考えればここでは苦しいだろう。
期待度 ★★
恋は夢見る妄烈ガール! (Chelseasoft)
デビュー戦は宮坂姉妹を鞍上に擁しながら入着が精一杯だった。今回は鞍上は明らかに弱化された感で、ムードは良いとはいえない。ヒロインの妄想が見える特殊能力を身につけた主人公という血統を見る限り、走りはお察しといった雰囲気だが萌えエロ中心で勝負する作戦か。ただトレーナーの実績を考えると直線(終盤)で何か一波乱がありそうな予感も。ただこれまでそれがもう1つ結果に結びついていないのは事実。意外にヒロインが可愛く感じられたのはプラスも、このメンバー相手では厳しい。
期待度 ★★☆
さいらぶ! (たちかわソフトウェア)
厩舎開業デビュー戦ということでほとんど注目されていないが、トレーナーがなかひろということで意外な穴馬となる可能性はある。ただ恋愛苦手な主人公が同じく評判の優等生ヒロインとカップル契約を結ぶというのはよくある血統。こうした青春ラブコメディでは意外に好結果が出ていないのがこのトレーナーで、安馬ということで得意の直線追い込みも不発に終わる可能性は強い。安馬でありながら直売(メーカー通販)のみに追加しての走りを公開するという手法も論議を呼びそう。それなりの競走は出来ると思うが、馬券に絡めるかというと厳しいか。
期待度 ★★★
残念な姉との幸福論 (りびどーそふと)
厩舎開業初戦は私生活ではダメさを垣間見せる姉2人をヒロインとした姉系血統で挑む。ただヒロインは2名と少ない割りに、サブの男どもが妙に濃いキャラが揃っていたりと、厩舎言うところの純愛とはベクトルがかなり違っている気がしてならない。実姉2人と濃いサブキャラが絡むバカ系で挑むなら面白味はあるが、追い切りを見る限り主人公がどうも鼻持ちならない。この主人公なら姉が厳しく接していった方が自然なのだが、このあたりが実績のないトレーナーの限界か。これでは好走は覚束ないと見る。
期待度 ★★
〇シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~ (Azurite)
これまで流行から外れた騎手を起用していたライアーのトレーナー陣が、名手はましま薫夫を得てどのような変化をもたらすかが注目される。はましま薫夫はバカ系からダークまで騎乗経験は多彩で、ライアーのトレーナーが仕上げる癖馬でも充分対応できる。唯一心配なのは実績があるとはいえ海原望や禾刀郷といったトレーナー陣が本格推理に対応できるかどうかだが、そこは久々に起用された茗荷屋甚六の手腕に期待したい。こうした血統だけに大きく期待を裏切る可能性はあるし、騎手の持ち味であるエロ面を生かしきれなていない恐れはあるものの、それを割り引いても勝ちきる能力はある。単なる穴馬には収まらない魅力を秘めた馬だ。
期待度 ★★★★☆
ぜったい遵守☆にゅ~こづくりわーるど (softhouse-seal GRANDEE)
シールグランデのぜったい母系(シリーズ)の最新馬。せったい遵守という冠名からぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!の後継(続編)かと思わせるが、血統は同一なものの登場人物は違うなど関連性は薄い。トレーナーもシール系では初仕事となるシャア専用◎がメインで、シール特有の明るいバカ抜き系は余り実績がなくどのような走りになるか不鮮明。主人公は最年少国会議員ということなのに、ヒロインがすべて同学校の学生というところはいかにも不可解だが、バカ系馬にそんなツッコミをしても仕方ないか。騎手の2-G&健やか牛乳のコンビはこの血統に手馴れていて魅力充分。主人公の性格がやや気になるし、意外に抜きで力を発揮できないところがあるだけに信頼感は乏しいが、嵌れば大駆けも。
期待度 ★★★
月明りに悶える孕女 (Guilty)
時に大駆けを見せるGuiltyの馬だが、この母系(シリーズ)は全くといっていいほど結果を出していない。騎手は厩舎がいつも起用している面々を起用し馬体(CG)は悪くない。これまで舞台が田舎でヒロインが夜這いにくるという共通点があったが、今回はそれもなく単なる孕ませ系といった趣き。よくある孕ませ系と違い和姦が中心だが、その分エロにバリエーションが少ないという弱みを抱える。抜きだけ考えれば上位ランクの力はあるとは思うが、この母系で走る馬が輩出されていないことと、相手を考えればとても強気になれない。
期待度 ★★
白衣の天使はお世話好き! ~ラブラブエッチな入院生活~ (CandySoft)
最近活躍馬を送り出しているCandySoftだが、今回は期待ハズレに終わったあねよめカルテットとスタッフがほぼ同じで、期待値はやや低い。今回主戦の綾瀬はづきに加えて平間ひろかずにやすゆきといった面々を加えたが鞍上強化となっているかは微妙。ヒロインは年上巨乳キャラ一本で攻める作戦で、ハーレム展開まで常備するなどエロに関しては文句ないところだが、走りに不安を抱えているのは相変わらず。主人公がモテる展開に理由付けしたのは当然とはいえ悪くないものの、ヒロイン全員が医療従事者というのは展開が単調になりがちな恐れも。今回は入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★
初恋サンカイメ (ういんどみる)
Oasisを含め近走目だった成績を上げられていないういんどみる。今回はこれまで依頼がなかったちこたむに騎乗を依頼。トレーナーも初依頼の飯田和彦に御厨みくりと依頼、実績のある鳴海ゆうを含めても、結果的にういんどみる色が薄くなった。トレーナー2名の実績は充分だが、萌えを全面に打ち出すういんどみるの馬を上手く調教できるかどうかがカギとなる。追い切りは短いところしか追ってなく、どのような走りをするのか不鮮明。トレーナーの実績から萌え一本槍の走りにはならないと信じたいが、ヒロインたちを見る限りそれも疑わしい。トレーナーの実績から軽視は禁物だが、期待値はそれほど高くない。
期待度 ★★★
BALDR HEART EXE (戯画)
戯画の看板血統であるバルド系の最新馬。全く頼りのならない戯画の所属馬だが、バルド系だけは別で前走を見る限りまだ一線級と互角に戦える。今回は前走の直仔(FD)で普通に考えれば前走並みの時計で駆けてくれそう。ただ戯画の直仔はいずれも父(本編)の名を貶すものが多く、バルド系も例外でない。トレーナーも同じ企画屋とはいえ卑影ムラサキから変更。安馬ということで馬体(容量)もそれほどあると思えずファンの期待を裏切る可能性は高い。実績を鵜呑みに出来ないと見てここは思い切って消す。
期待度 ★★☆
姫恋*シュクレーヌ! (Princess Sugar)
お姫さまヒロインを全面に打ち出すPrincess Sugarだが、ここまでは結果を出せていない。騎手に金目鯛ぴんくやみけおうといった実績あるベテランを起用しての結果だけに、今回もどうかといったところだが、これまで起用してきたトレーナーと比べると、今回起用の詠野万知子はそこそこ期待できそう。ただ詠野万知子は調教を担当してきたのは幼馬(ロリ)が中心。こうした萌え系で同様の仕上げが通用するかどうかは未知数。血統はお姫さまヒロインからお嬢さまにトーンダウン。騎手の有河サトルや月嶋ゆうこといった騎手陣はこれまでと劣るものではないが、変わり身の材料が乏しいだけに、ここでは厳しいだろう。
期待度 ★★
△フェアリーテイル・シンフォニー (Liar Soft)
活躍したフェアリーテイル・レクイエムの直仔(FD)。昨年末出走したアンコールも好走していて、この馬もまともならこの相手でも十分勝負になるはず。ただ気になるのはほぼ高馬と同じお台であるが、馬体の内容はほぼこれまで出走しやものと同じで、新規部分はショートシナリオのシンフォニーのみ。確かに追加部分に惹かれるものはあるが、それだけで高馬と同じだけの出費が出来るかどうか。ユーザーに優しいライアーならば、追加部分のみを廉価で出走させても良かったはずで、この厩舎の姿勢は論議を呼びそう。実績的には好走して当然だが、ここはマイナス点を無視できないと見て印は控えめとする。
期待度 ★★★☆
星空TeaParty えくすとら ~「恋愛」はじまりました!~ (SkyFish poco)
Webで無料提供(配信)された星空TeaParty第1・2話のエロあり後日談といった馬だが、直仔(続編)というよりも、第1話の短さから体験版(調教)がわりだったという風にとらえてよい。その1.2話だが評判は今ひとつ。このトレーナーらしく血統は練られていて単純な萌え系とは違う印象も、走り自体が空回りしている印象。メインヒロイン格のアリスも元気を通り越して暴虐に近いキャラと化しているし、他のヒロインを含め厩舎が云うようなイチャラブが展開されるのか不安だ。走法は違うが似た血統で昨年を代表する馬の1頭であるフェアリーテイル・レクイエムの直仔(FD)が出走するのもマイナス。この相手では勝負にならないだろう。
期待度 ★☆
△仄暗き時の果てより (MOONSTONE)
前走のサクラノモリ†ドリーマーズで厩舎開業当時の競走を垣間見せただけに、今回も同路線で挑むとなれば、期待が膨らむのは当然。サスペンスホラーとの厩舎の談だが、追い切りを見る限りミステリー要素は少なくホラーを押し出した形。追い切りでループ系と明かされているようだが、ホラーとループのニックスはサスペンス味が欠けてしまうため常識的には相性が悪い。もちろん経験豊富なライターだけに、そのあたりは承知での配合だろう。萌え系と違い前走良主人公に変わり身を見せたところを見ても、やはりこのトレーナーは走りに重点を置いた方が向いている。能力的にも人気馬に匹敵するだけの力はあり、馬券に絡む可能性は充分ありそうだ。
期待度 ★★★★
廻るセカイで永遠なるチカイを! (Studio e.go!)
スタジオエゴ本格復活第2走目。前走はソコソコ見せ場があっただけに、あと一押しあれば上位に食い込んでくる可能性も。話題は大ベテラン山本和枝が大胆な騎乗法チェンジを見せた事だが、新人藤倉琉音との相性を考えての作戦か。それよりカギとなるのは長距離を保つだけの力があるかどうかで、神社再興以外にはっきりした目的がないだけに、遊べる部分の内容が薄くては勝負にならない。コマンド入力タイプといういたって古風なRPGなだけに、カギとなるのは仲間になる妖怪育成だろう。ただパーティーに組み込むのが2名と少ないため、ゲーム的に広がりを与えられない可能性は考えられる。トレーナーは暁WORKSで実績を残した衆堂ジョオを起用とエゴにしては野心が感じられるだけに嵌ればこのメンバーでも大駆けする可能性はあるかも。
期待度 ★★★☆
遊聖天使プリマヴェールDrei ダークミッション (Escu:de)
前走の遊聖天使プリマヴェールDrei は原点回帰を目指した変身ヒロイン調教系で挑んだものの、掲示板に載るのがやっとという期待を裏切る成績。今回はその直仔(FD) とあってそれほど期待できなさそう。トレーナーは変身ヒロイン凌辱に得意のassaultに変更されたが、好走した馬はそれほどなく大きなプラス材料とはいえない。今回ヒロインのダーク化というと格好いいが、いかに前走のエロが薄かったかという証明でもあり、いわば証文の出し遅れ。サブストーリーがあったとしても、この内容では相手的に厳しいだろう。
期待度 ★★
らぶらぶシスターズ ~花嫁&姉妹達とのドキドキハーレム生活~ (ぱじゃまエクスタシー)
これまでSkyFishを指揮してきたひろもりさかながぱじゃまそふとと手を組んで出走。騎手もSkyFish系で起用してきた面々が中心で、ぱじゃまそふと色は薄いというよりほとんど無いといっても差し支えない。といっても血統を見る限りひろもりさかなが手がけてきた馬とは違和感があり、どのような仕上がりになるかは未知数。それでも抜き系を多く手がけてきた坂元星日がトレーナーに加わっているだけに、それほど的を外したものにはならないだろう。それでもSkyFish厩舎自体それほど大活躍した馬は手がけていないし、ぱじゃまソフトも往年の輝きは失っている。SkyFishの萌え抜き系であるSkyFish pokoも所属馬は走っていないし、ここで好走を見せる確率は低いだろう。
期待度 ★★
△Liber_7 永劫の終わりを待つ君へ (Lass)
近走パッとしない競走を繰り返しているLassだが、過去好走した3days -満ちてゆく刻の彼方で-を思わせる血統で巻き返しを狙う。騎手は当然変更されたが、トレーナーはLEGIOんでこうした血統を得意とするだけに往年の走りを思い出す可能性も。追い切りはバトル系らしさを見せていて好印象だが、肝心な直線(終盤)で追い込み(伏線)を発揮(解消)できないところがあっただけにアテにはならない。このところの成績から不安は尽きないが、厩舎が浮沈をかけてじっくり仕上げてきた意気込みを快穴で狙ってみたい。
期待度 ★★★☆
△竜騎士 Bloody†Saga (あかべぇそふとすりぃ)
あかべぇそふとすりぃがこだわり続けている騎士母系(シリーズ)だが、銃騎士Cutie☆Bullet のイメージが強いせいか、なかなか走る馬が出てこない。今回はこれまでの萌え系から離れている印象で、登場人物も前レースに走った略奪者の淫宴と重なっている。ただトレーナーは中島大河でなく伊後山勇気で、空色イノセントで期待を裏切ったことを考えると不安が募る。竜と戦う竜騎士と云われる少女と主人公との邂逅が面となりそうだが、直線(終盤)までそれを貫けるかどうか。空色イノセントのように、ヒロインごとで走りの相違が薄いと再度直線脚が止まってしまう可能性はある。それでも馬の雰囲気は良いものがある。人気になりそうもないだけに穴で狙ってみる手はありそう。
期待度 ★★★☆
◎VenusBlood -RAGNAROK- (DualTail)
SLG系では現在一番安定感があるディアル&ナインテール厩舎の最新馬。他厩舎と比べ凌辱要素が強いのが特徴で、それを印象づけるのが触手要素。今回もそれは健在。長距離得意で世界観も定評があり、前走から間が空いたのも仕上げに専念できたことを考えればプラス。好走した-FRONTIER-の後継(続編)ということで、かなりの能力を秘めているのは間違いない。唯一気になるのは走りの単調さだが、長距離血統だけに有る程度は仕方ない。このところの実績を考えればこのメンバーでも本命に推せる存在だろう。
期待度 ★★★★☆
(本紙の見解)最終レースらしく豪華メンバーが揃った一戦。どの馬を推すか迷ったが、年末ということで長距離血統にプラスと働くと見てVenusBlood -RAGNAROK- を本命に推す。ここ最近の実績からこの相手でもわずかながら上と見る。不気味なのはシンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~ 。ライアーのゲームパートというと嫌な予感しかしないのだが、この馬に関してはそれが当てはまらず上位進出の条件は揃った。ぶっちぎりで勝つ可能性は大いにある。すみっこ厩舎のラスト出走馬というあきゆめくくるも差はほとんどない。実績あるトレーナーだけに大きく期待を裏切る可能性は低く、この相手でも上位に食い込んできそうだ。他も穴馬は多く一角崩しを狙い虎視眈々。前走久々に見所ある走りを見せた仄暗き時の果てよりがその代表格。浮沈をかけてじっくり仕上げてきたLiber_7 永劫の終わりを待つ君へも久々に上位を狙えそうな雰囲気を漂わせているし、竜騎士 Bloody†Sagaも見かけほど悪くない仕上がりだ。実績あるフェアリーテイル・シンフォニーも不気味だし、印は回らなかったがぜったい遵守☆にゅ~こづくりわーるどに廻るセカイで永遠なるチカイを!もチャンスはあり、想像以上に難しい一戦だ。
2016年11月20日
11月の発売予定表から
例年このレース(月)は最終(年末)前とあって、人気馬が大挙出走するケースが多いですが、今年に限ってはそれが当てはまらずかなり甘いメンバー構成となってしまいました。信頼できる本命馬が不在で、レースは難解。無理に購入点数を増やすよりも、次のレースに資金を残しておいた方が賢いのかもしれません。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
〇アキウソ -The only neat thing to do- (Campus)
安(低価格)馬に絞って間隔を詰めて走らせてきているCampus厩舎だが、結果を残しているのはハルウソ姉妹のみ。今回はその母系(シリーズ)最新馬とあって期待したいところ。ヒロイン4人の中で魅力の点では1番劣るように思われるエリスが今回メインとなるが、ヒロイン萌えだけで勝負するタイプではないだけに、姉2頭と同程度の時計では駆けてくれそうだ。ただ4部作の3番目というのは微妙な立場で最後の直線に脚を残しておくとなると、流し気味の走りをする可能性は高く大駆けの魅力は乏しい。それでも今回の相手なら充分勝負に持ち込める勘定。軽視は禁物だ。
期待度 ★★★☆
お嬢様学園こすぷれハーレム部! 「今日はどの服でエッチしよっか?♡」 (マリン)
最近ネタに走りすぎる傾向のあるルネ&マリン厩舎だが、この馬も同様だ。騎手は最近やや安定感の欠く騎乗が見られた金城航から新人に乗り替わりとなったが、やはり安定感には程遠い騎乗ぶり。血統もコスプレ・お嬢様学園・ハーレムと並べてみせたが、実績に欠くトレーナーがどこまで仕上げられるか不安だ。この厩舎は流行の血統を追いかけるだけの薄っぺらい配合の馬ばかり出走させるが、この馬もその例に漏れないようだ。
期待度 ★☆
乙女が彩る恋のエッセンス ~笑顔で織りなす未来~ (ensemble)
乙女が彩る恋のエッセンスの直仔(FD)。父(本編)は厩舎(ブランド)得意の女装主人公ものだったが、結果は入着どまり。走りがあまりに平板だったのと、主人公が完全に女性と同化してしまったのが凡走の原因だが、一大ブームだった女装潜入系もやや血統の袋小路に入ってしまったのかもしれない。その父の成績からこの馬に期待できる要素は少なく、良くて父程度の時計で駆ければ充分。厩舎がこれまで走らせた直仔の成績がすべてパッとしないのもマイナスだ。来年春に同厩舎の新馬がデビュー予定で、それに繋がる走りをしてもらいたいものだが、ここでは苦しい。
期待度 ★★
俺が校則! 中出し以外は校則違反!!! ~女子校生全員中出し完全制圧計画~ (MBS Truth)
10年前に出走した”中出し”以外は校則違反!! ~女子校祭・乗っ取り計画~のまさかの直仔(続編)が登場。騎手が望月望だっただけに抜き系として評価が高かったものの、いかんせん走り(シナリオ)が微妙だった父だが、騎手・トレーナーとも変更されてどこまでそれを払拭できるかがカギ。その赤木リオとせ~やのコンビは前走のOH!! マイクロマンで見所のある競走を見せただけに不気味さはある。メイビートゥルースはあまり走る馬を出せていない厩舎だが、メイビーアニメのデキは遜色ないだけに大駆けも可能だろう。といってもこれまでの成績が成績なだけにアテにはならず、買うとしても少額投資か。
期待度 ★★☆
学校のセイイキ (feng)
この厩舎の安馬も3代目となる。前走の妹のセイイキが凡走に終わっただけに信頼感といった点では乏しいが、前々走と前走の差がヒロインの違いによるものだとすると、今回人気のあった姉のやえかが主役とあって変わり身の要素はある。ただこれまでと違いやえかとクラスメイトのマイカというWヒロイン制を採用。ヒロインが2人となり容量が倍になれば嬉しいが、容量の薄さの露呈を防ぐためのWヒロイン制とすれば裏切られた感が強くなる。不確定要素が多いだけに穴で狙うのが精一杯だろう。
期待度 ★★☆
△枯れない世界と終わる花 (SWEET&TEA)
バカ系よりのスミレ厩舎を率いてきた雪仁がSMEEの主戦騎手だったあめとゆきと共に新厩舎を立ち上げた。そのデビュー戦は追い切り(体験版)を見る限り、一転シリアスな走りを見せている。これまでの所属厩舎でこうした脚質の馬を走らせた例はないだけに未知数な部分は大きいが、追い切りの評価は意外に悪くない。ヒロイン萌えは変わらず先を期待できる走りだっただけに楽しみだ。ただエロには期待できそうもなく、萌えで勝負するタイプでないとすると、直線(終盤)での走りが案外に終わるようだと、期待を裏切る可能性も捨てきれない。人気ほどの信頼度は薄いと見る。
期待度 ★★★
キミの身体は嘘をツク。 (WendyBell)
BaseSon時代の実績を考えると最近の成績が信じられない青山拓也トレーナーの最新馬。今回も抜き系よりの血統ながら、一風ミステリアスな雰囲気を漂わせているのがいかにも青山拓也らしい。ただ前走のエッチから恋を引いても、友達にさえなれない。を見る限り、ファンに強烈な爪あとを残すような鬱系というような血統は望めそうもなく、今回も直線で消化不良に終わってしまいそう。騎手も新人で妙な味があるのは認めるものの、その騎乗で上位に食い込ませるだけの力はなさそう。時に走る馬を出現させる厩舎だけに不気味さはあるが、トレーナーが一之瀬りおや藤枝卓也らに限られるだけに今回は見送りで良さそう。
期待度 ★☆
近親交際倶楽部 (ぱちぱちそふと黒)
安馬路線で走るぱちぱちそふとだが、これまで注目されるような実績馬は輩出していない。今回父と娘というインモラルな関係を描くが、こういった血統にしてはヒロインがいわゆる幼馬(ロリ)でないのは珍しいかもしれない。インモラルな関係に陥る走りもまずまず説得力があるのも好感がもてる。ただ安馬ということもあって実質ヒロインが1人ということもあり、単調な走りに陥りそうな不安は大きく、また直線で末脚発揮する可能性は少ない。いくら恵まれたとしても入着以上の成績は望めないだろう。
期待度 ★☆
ごくかの! ~タマとらせてもらいます~ (SPEED)
老舗厩舎ではあるが、騎手やトレーナーの起用に一貫性がなくこれといったカラーが打ち出せていないSPEED厩舎。最近は姦染という母系を看板として走らせてきたが、今回はヤクザの娘を主人公とする抜きからはやや薄そうな血統。騎手は大ベテランさいとうつかさら4人を起用したがメジャーどころは見当たらず、魅力のありそうなヒロインも見当たらない。トレーナーの実績を考えても、果たしてヤクザの娘という血統をどこまで生かした走りをするか不鮮明で、単なる強気ヒロインに終わってしまう可能性は高い。最近の厩舎の実績から見送りでよさそう。
期待度 ★
◎スキとスキとでサンカク恋愛 (ASa project)
笑いを全面に押し出した血統で一流厩舎の一角に躍り出たアサプロだが、ここ2走はやや頭打ちの感。今回は主人公とヒロイン2人の三角関係を配合の面に打ち出して躍進を目指す。恋愛0キロメートルのラシックス(声優)五十鈴みゆうをメインヒロインに起用したということは、ここで笑いを取る作戦か。ただルートが妹2人と幼馴染&先輩の2つに分かれる都合もあるかもしれないが、笑いがどうも少なめ。アサプロはルートごとの当たりハズレの差が激しい傾向にはあるが、今回もその悪癖が出ると厳しくなる。サブヒロイン連もアクが強そうでここでも笑いを取って欲しいが、強引な笑いが影を潜めている点がやや不安。それでもこのメンバー相手なら能力は上位で、地力で何とかしてしまいそうな雰囲気もある。悩ましいがここが本命か。
期待度 ★★★☆
夏彩恋唄 (すたじお緑茶)
すたじお緑茶というと、出走取消(延期)を繰り返す馬が走るというのがこれまでのパターン。とすると今回あっさりゲートイン(マスターアップ)したところを見ると買いかぶれないと見るのが正解か。鞍上は主戦騎手るちえに新進気鋭のぐれーともすと騎手に関しては間違いなく一級。問題はトレーナーの方でこれが何とかならないと浮上は難しい。主人公の過剰持ち上げで定評のある氷雨こうじに、デビュー戦が見せ場なく終わっためちょむちょちょでは大きくは期待できないだろう。追いきりは短いところしか追ってなくて見所はなかったし、恐らく萌えだけで走る作戦だろうが、それで通用しないのは近積が証明している。今回対戦メンバーは甘いがとても手は出せない。
期待度 ★★
新妻ふわトロ癒やらしエステ ~毎日がHなラッキー×トラブル×ハプニング~ (アトリエかぐや)
アトリエかぐやの中では存在感を発揮できていないCheshire cat。騎手のみゃぁんは他の所属騎手と比べてやや弱いのは確かだが、今ひとつ血統の傾向が安定しないのが要因かもしれない。今回は人妻たちにマッサージを施術するうちにHな関係となるという趣向だが、相変わらず天然バカ色が漂っているのはここならではか。今回かなり甘めのメンバー構成なだけに、一定の時計を持つかぐやの馬を軽く扱えないのは確か。ただ今回抜き系の同型馬が揃っていて、争覇圏内に食い込めるかどうかは微妙。常識的には入着が精一杯だろう。
期待度 ★★
炎の孕ませおっぱい★エロアプリ学園 (SQUEEZ)
SQUEEZの炎の孕ませ系もこの馬で9代目。最近は不安定さを窺わせていて前走の炎の孕ませもっと! 発育っ! 身体測定2は入着も果たせなかった。今回はトレーナー&騎手を一新。トレーナーはこれまでと違い廣瀬一貴ら6人を起用というかなりの多人数制。騎手のでらうえあは新人だがそれほど遜色はない。ただヒロインは相変わらずの多さでこれまでと同じく、個々の走りは極薄となりそう。エロに関しては悪くないとしても、肝心の走りの内容に変化がなければ好走は望めない。今回相手は甘いが入着が精一杯では。
期待度 ★★☆
魔法戦士ネクストイグニッション (Triangle)
変身ヒロイン凌辱系一色のイメージが強いTriangleの最新馬。これまで厩舎が登場させてきた変身ヒロイン系の集大成といった血統だが、古めの馬が多い上に近走でもこうした血統の馬がいて新鮮味に欠けるのは確か。ただ厩舎自体古くからの固定ファンに支えられているところがあって、そうした欠点は織り込み済みだろう。詳細な血統背景を持ち味とする反事象桂林がトレーナーとあって、複数の馬を上手くニックスさせるのはお手の物。といっても厩舎のこれまでの出走馬は入着どまりが殆ど。かなり展開に恵まれないと馬券に絡むのは難しいだろう。
期待度 ★★☆
△ママのおっぱい ~俺の童貞ミルクが搾り取られた件~ (シルキーズSAKURA)
姉妹厩舎で好走馬を輩出しているシルキーズだけにその勢いに乗りたいところ。ただこれまでこの厩舎の所属馬は入着にも足らない成績だし、ヒロイン2人で安馬でない価格設定は割高に感じる。馬名(タイトル)どおり熟女2人に筆下ろしされる主人公という血統で、ヒロイン2人はかなり魅力的。近走の凌辱系から打って変わり和姦抜き系に転向したが、凌辱で結果が出ていなかっただけにプラスと受け止めたい。といってもトレーナーの中野一人の実績は心もとなく、ベテランの巽ヒロヲがよほど奮起しないと好走には繋がらない。実績的に買いづらいのは確かだが、恵まれる可能性と姉妹厩舎の勢いを買って大穴で一考。
期待度 ★★★
△よめがみ My Sweet Goddess! (ALcot)
姉妹厩舎のハニカムと違い萌え中心に勝負するALcot本家だが、今回は萌え一本でなく笑いとのニックスで挑む。同ニックスでは幼なじみは大統領は滑ったが、中の人などいない!はまずまずの結果を出しているだけにチャンスはありそう。ただ今回仁村有志やちこたむといった主戦騎手は不在で、これまでのALcotとは乗り味は変わっている。トレーナーの空下元は大外しもあるタイプで信頼感に欠けるところがあり、モーリーも最近の成績は物足りない。血統は面白そうだったが、追いきりは下ネタ主体でやや上滑りした印象。相手が甘いだけに恵まれる可能性はあるが押さえでの狙いが妥当なところだろう。
期待度 ★★★
▲略奪者の淫宴 (あかべぇそふとすりぃ)
最近積極的に所属馬を走らせるあかべぇそふとすりぃで、その主翼を担う中島大河がトレーナーを担当。これまで手がけてきた馬とは違い凌辱系の血統だが、トレーナーの実績から一介の凌辱系馬ではないと予想。といっても主人公が復讐のために仇の首を狙うというのはよくある血統。そこに実姉や仇の娘・妻をどう絡めてくるのか、手腕が問われる。安馬だけに仕上げに難しい面はあるが、ここはトレーナーの実績を信用したい。不気味な一頭だ。
期待度 ★★★☆
Lowすぺっく!? ~オレと年下妹とせいきょーいく!~ (はむはむソフト)
厩舎存亡の危機という名目で出走取消を行ったのは異例。その効果からか前登録時と比べ対戦相手はかなり甘くなり戦いやすいメンバーとなった。同じ幼馬(ロリ)が主力馬に見当たらないのも好材料だ。近走幼馬主体に走らせて成績も上向いてきただけに、厩舎の思惑が当たれば勝負圏内に届く可能性はある。とはいえこれまでの走りやトレーナーの実績を考えると過度の期待は禁物。同情票は集まるとしても、勝ちきるまでの力はなく、恵まれて連に届くかどうかといったところか。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)頼れる馬が不在で予想屋泣かせの一戦だ。前走期待ハズレだったスキとスキとでサンカク恋愛だが、今回ラシックスを強化。笑いに萌えを加味したニックスが当たれば勝機はある。姉2頭が好成績のアキウソ -The only neat thing to do-も、同じ時計で駆ければ充分争覇圏内。ただヒロインの魅力で姉より劣るところがあり凡走の可能性も。不気味なのが略奪者の淫宴。トレーナーがこうした血統に手馴れてないのは不安だが、大駆けの可能性はメンバー随一。直線あっさり抜け出してくる可能性もありそう。人気になりそうな枯れない世界と終わる花は不確定要素が多く、信頼感に欠ける。それでも素質は高いだけに簡単にオミットできない。抜き系ではママのおっぱい ~俺の童貞ミルクが搾り取られた件~を上位と見たが、馬群に沈む可能性も強い。ALcot厩舎にしては騎手が異色なよめがみ My Sweet Goddess!を含め一長一短なメンバーが揃い混戦模様だ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
〇アキウソ -The only neat thing to do- (Campus)
安(低価格)馬に絞って間隔を詰めて走らせてきているCampus厩舎だが、結果を残しているのはハルウソ姉妹のみ。今回はその母系(シリーズ)最新馬とあって期待したいところ。ヒロイン4人の中で魅力の点では1番劣るように思われるエリスが今回メインとなるが、ヒロイン萌えだけで勝負するタイプではないだけに、姉2頭と同程度の時計では駆けてくれそうだ。ただ4部作の3番目というのは微妙な立場で最後の直線に脚を残しておくとなると、流し気味の走りをする可能性は高く大駆けの魅力は乏しい。それでも今回の相手なら充分勝負に持ち込める勘定。軽視は禁物だ。
期待度 ★★★☆
お嬢様学園こすぷれハーレム部! 「今日はどの服でエッチしよっか?♡」 (マリン)
最近ネタに走りすぎる傾向のあるルネ&マリン厩舎だが、この馬も同様だ。騎手は最近やや安定感の欠く騎乗が見られた金城航から新人に乗り替わりとなったが、やはり安定感には程遠い騎乗ぶり。血統もコスプレ・お嬢様学園・ハーレムと並べてみせたが、実績に欠くトレーナーがどこまで仕上げられるか不安だ。この厩舎は流行の血統を追いかけるだけの薄っぺらい配合の馬ばかり出走させるが、この馬もその例に漏れないようだ。
期待度 ★☆
乙女が彩る恋のエッセンス ~笑顔で織りなす未来~ (ensemble)
乙女が彩る恋のエッセンスの直仔(FD)。父(本編)は厩舎(ブランド)得意の女装主人公ものだったが、結果は入着どまり。走りがあまりに平板だったのと、主人公が完全に女性と同化してしまったのが凡走の原因だが、一大ブームだった女装潜入系もやや血統の袋小路に入ってしまったのかもしれない。その父の成績からこの馬に期待できる要素は少なく、良くて父程度の時計で駆ければ充分。厩舎がこれまで走らせた直仔の成績がすべてパッとしないのもマイナスだ。来年春に同厩舎の新馬がデビュー予定で、それに繋がる走りをしてもらいたいものだが、ここでは苦しい。
期待度 ★★
俺が校則! 中出し以外は校則違反!!! ~女子校生全員中出し完全制圧計画~ (MBS Truth)
10年前に出走した”中出し”以外は校則違反!! ~女子校祭・乗っ取り計画~のまさかの直仔(続編)が登場。騎手が望月望だっただけに抜き系として評価が高かったものの、いかんせん走り(シナリオ)が微妙だった父だが、騎手・トレーナーとも変更されてどこまでそれを払拭できるかがカギ。その赤木リオとせ~やのコンビは前走のOH!! マイクロマンで見所のある競走を見せただけに不気味さはある。メイビートゥルースはあまり走る馬を出せていない厩舎だが、メイビーアニメのデキは遜色ないだけに大駆けも可能だろう。といってもこれまでの成績が成績なだけにアテにはならず、買うとしても少額投資か。
期待度 ★★☆
学校のセイイキ (feng)
この厩舎の安馬も3代目となる。前走の妹のセイイキが凡走に終わっただけに信頼感といった点では乏しいが、前々走と前走の差がヒロインの違いによるものだとすると、今回人気のあった姉のやえかが主役とあって変わり身の要素はある。ただこれまでと違いやえかとクラスメイトのマイカというWヒロイン制を採用。ヒロインが2人となり容量が倍になれば嬉しいが、容量の薄さの露呈を防ぐためのWヒロイン制とすれば裏切られた感が強くなる。不確定要素が多いだけに穴で狙うのが精一杯だろう。
期待度 ★★☆
△枯れない世界と終わる花 (SWEET&TEA)
バカ系よりのスミレ厩舎を率いてきた雪仁がSMEEの主戦騎手だったあめとゆきと共に新厩舎を立ち上げた。そのデビュー戦は追い切り(体験版)を見る限り、一転シリアスな走りを見せている。これまでの所属厩舎でこうした脚質の馬を走らせた例はないだけに未知数な部分は大きいが、追い切りの評価は意外に悪くない。ヒロイン萌えは変わらず先を期待できる走りだっただけに楽しみだ。ただエロには期待できそうもなく、萌えで勝負するタイプでないとすると、直線(終盤)での走りが案外に終わるようだと、期待を裏切る可能性も捨てきれない。人気ほどの信頼度は薄いと見る。
期待度 ★★★
キミの身体は嘘をツク。 (WendyBell)
BaseSon時代の実績を考えると最近の成績が信じられない青山拓也トレーナーの最新馬。今回も抜き系よりの血統ながら、一風ミステリアスな雰囲気を漂わせているのがいかにも青山拓也らしい。ただ前走のエッチから恋を引いても、友達にさえなれない。を見る限り、ファンに強烈な爪あとを残すような鬱系というような血統は望めそうもなく、今回も直線で消化不良に終わってしまいそう。騎手も新人で妙な味があるのは認めるものの、その騎乗で上位に食い込ませるだけの力はなさそう。時に走る馬を出現させる厩舎だけに不気味さはあるが、トレーナーが一之瀬りおや藤枝卓也らに限られるだけに今回は見送りで良さそう。
期待度 ★☆
近親交際倶楽部 (ぱちぱちそふと黒)
安馬路線で走るぱちぱちそふとだが、これまで注目されるような実績馬は輩出していない。今回父と娘というインモラルな関係を描くが、こういった血統にしてはヒロインがいわゆる幼馬(ロリ)でないのは珍しいかもしれない。インモラルな関係に陥る走りもまずまず説得力があるのも好感がもてる。ただ安馬ということもあって実質ヒロインが1人ということもあり、単調な走りに陥りそうな不安は大きく、また直線で末脚発揮する可能性は少ない。いくら恵まれたとしても入着以上の成績は望めないだろう。
期待度 ★☆
ごくかの! ~タマとらせてもらいます~ (SPEED)
老舗厩舎ではあるが、騎手やトレーナーの起用に一貫性がなくこれといったカラーが打ち出せていないSPEED厩舎。最近は姦染という母系を看板として走らせてきたが、今回はヤクザの娘を主人公とする抜きからはやや薄そうな血統。騎手は大ベテランさいとうつかさら4人を起用したがメジャーどころは見当たらず、魅力のありそうなヒロインも見当たらない。トレーナーの実績を考えても、果たしてヤクザの娘という血統をどこまで生かした走りをするか不鮮明で、単なる強気ヒロインに終わってしまう可能性は高い。最近の厩舎の実績から見送りでよさそう。
期待度 ★
◎スキとスキとでサンカク恋愛 (ASa project)
笑いを全面に押し出した血統で一流厩舎の一角に躍り出たアサプロだが、ここ2走はやや頭打ちの感。今回は主人公とヒロイン2人の三角関係を配合の面に打ち出して躍進を目指す。恋愛0キロメートルのラシックス(声優)五十鈴みゆうをメインヒロインに起用したということは、ここで笑いを取る作戦か。ただルートが妹2人と幼馴染&先輩の2つに分かれる都合もあるかもしれないが、笑いがどうも少なめ。アサプロはルートごとの当たりハズレの差が激しい傾向にはあるが、今回もその悪癖が出ると厳しくなる。サブヒロイン連もアクが強そうでここでも笑いを取って欲しいが、強引な笑いが影を潜めている点がやや不安。それでもこのメンバー相手なら能力は上位で、地力で何とかしてしまいそうな雰囲気もある。悩ましいがここが本命か。
期待度 ★★★☆
夏彩恋唄 (すたじお緑茶)
すたじお緑茶というと、出走取消(延期)を繰り返す馬が走るというのがこれまでのパターン。とすると今回あっさりゲートイン(マスターアップ)したところを見ると買いかぶれないと見るのが正解か。鞍上は主戦騎手るちえに新進気鋭のぐれーともすと騎手に関しては間違いなく一級。問題はトレーナーの方でこれが何とかならないと浮上は難しい。主人公の過剰持ち上げで定評のある氷雨こうじに、デビュー戦が見せ場なく終わっためちょむちょちょでは大きくは期待できないだろう。追いきりは短いところしか追ってなくて見所はなかったし、恐らく萌えだけで走る作戦だろうが、それで通用しないのは近積が証明している。今回対戦メンバーは甘いがとても手は出せない。
期待度 ★★
新妻ふわトロ癒やらしエステ ~毎日がHなラッキー×トラブル×ハプニング~ (アトリエかぐや)
アトリエかぐやの中では存在感を発揮できていないCheshire cat。騎手のみゃぁんは他の所属騎手と比べてやや弱いのは確かだが、今ひとつ血統の傾向が安定しないのが要因かもしれない。今回は人妻たちにマッサージを施術するうちにHな関係となるという趣向だが、相変わらず天然バカ色が漂っているのはここならではか。今回かなり甘めのメンバー構成なだけに、一定の時計を持つかぐやの馬を軽く扱えないのは確か。ただ今回抜き系の同型馬が揃っていて、争覇圏内に食い込めるかどうかは微妙。常識的には入着が精一杯だろう。
期待度 ★★
炎の孕ませおっぱい★エロアプリ学園 (SQUEEZ)
SQUEEZの炎の孕ませ系もこの馬で9代目。最近は不安定さを窺わせていて前走の炎の孕ませもっと! 発育っ! 身体測定2は入着も果たせなかった。今回はトレーナー&騎手を一新。トレーナーはこれまでと違い廣瀬一貴ら6人を起用というかなりの多人数制。騎手のでらうえあは新人だがそれほど遜色はない。ただヒロインは相変わらずの多さでこれまでと同じく、個々の走りは極薄となりそう。エロに関しては悪くないとしても、肝心の走りの内容に変化がなければ好走は望めない。今回相手は甘いが入着が精一杯では。
期待度 ★★☆
魔法戦士ネクストイグニッション (Triangle)
変身ヒロイン凌辱系一色のイメージが強いTriangleの最新馬。これまで厩舎が登場させてきた変身ヒロイン系の集大成といった血統だが、古めの馬が多い上に近走でもこうした血統の馬がいて新鮮味に欠けるのは確か。ただ厩舎自体古くからの固定ファンに支えられているところがあって、そうした欠点は織り込み済みだろう。詳細な血統背景を持ち味とする反事象桂林がトレーナーとあって、複数の馬を上手くニックスさせるのはお手の物。といっても厩舎のこれまでの出走馬は入着どまりが殆ど。かなり展開に恵まれないと馬券に絡むのは難しいだろう。
期待度 ★★☆
△ママのおっぱい ~俺の童貞ミルクが搾り取られた件~ (シルキーズSAKURA)
姉妹厩舎で好走馬を輩出しているシルキーズだけにその勢いに乗りたいところ。ただこれまでこの厩舎の所属馬は入着にも足らない成績だし、ヒロイン2人で安馬でない価格設定は割高に感じる。馬名(タイトル)どおり熟女2人に筆下ろしされる主人公という血統で、ヒロイン2人はかなり魅力的。近走の凌辱系から打って変わり和姦抜き系に転向したが、凌辱で結果が出ていなかっただけにプラスと受け止めたい。といってもトレーナーの中野一人の実績は心もとなく、ベテランの巽ヒロヲがよほど奮起しないと好走には繋がらない。実績的に買いづらいのは確かだが、恵まれる可能性と姉妹厩舎の勢いを買って大穴で一考。
期待度 ★★★
△よめがみ My Sweet Goddess! (ALcot)
姉妹厩舎のハニカムと違い萌え中心に勝負するALcot本家だが、今回は萌え一本でなく笑いとのニックスで挑む。同ニックスでは幼なじみは大統領は滑ったが、中の人などいない!はまずまずの結果を出しているだけにチャンスはありそう。ただ今回仁村有志やちこたむといった主戦騎手は不在で、これまでのALcotとは乗り味は変わっている。トレーナーの空下元は大外しもあるタイプで信頼感に欠けるところがあり、モーリーも最近の成績は物足りない。血統は面白そうだったが、追いきりは下ネタ主体でやや上滑りした印象。相手が甘いだけに恵まれる可能性はあるが押さえでの狙いが妥当なところだろう。
期待度 ★★★
▲略奪者の淫宴 (あかべぇそふとすりぃ)
最近積極的に所属馬を走らせるあかべぇそふとすりぃで、その主翼を担う中島大河がトレーナーを担当。これまで手がけてきた馬とは違い凌辱系の血統だが、トレーナーの実績から一介の凌辱系馬ではないと予想。といっても主人公が復讐のために仇の首を狙うというのはよくある血統。そこに実姉や仇の娘・妻をどう絡めてくるのか、手腕が問われる。安馬だけに仕上げに難しい面はあるが、ここはトレーナーの実績を信用したい。不気味な一頭だ。
期待度 ★★★☆
Lowすぺっく!? ~オレと年下妹とせいきょーいく!~ (はむはむソフト)
厩舎存亡の危機という名目で出走取消を行ったのは異例。その効果からか前登録時と比べ対戦相手はかなり甘くなり戦いやすいメンバーとなった。同じ幼馬(ロリ)が主力馬に見当たらないのも好材料だ。近走幼馬主体に走らせて成績も上向いてきただけに、厩舎の思惑が当たれば勝負圏内に届く可能性はある。とはいえこれまでの走りやトレーナーの実績を考えると過度の期待は禁物。同情票は集まるとしても、勝ちきるまでの力はなく、恵まれて連に届くかどうかといったところか。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)頼れる馬が不在で予想屋泣かせの一戦だ。前走期待ハズレだったスキとスキとでサンカク恋愛だが、今回ラシックスを強化。笑いに萌えを加味したニックスが当たれば勝機はある。姉2頭が好成績のアキウソ -The only neat thing to do-も、同じ時計で駆ければ充分争覇圏内。ただヒロインの魅力で姉より劣るところがあり凡走の可能性も。不気味なのが略奪者の淫宴。トレーナーがこうした血統に手馴れてないのは不安だが、大駆けの可能性はメンバー随一。直線あっさり抜け出してくる可能性もありそう。人気になりそうな枯れない世界と終わる花は不確定要素が多く、信頼感に欠ける。それでも素質は高いだけに簡単にオミットできない。抜き系ではママのおっぱい ~俺の童貞ミルクが搾り取られた件~を上位と見たが、馬群に沈む可能性も強い。ALcot厩舎にしては騎手が異色なよめがみ My Sweet Goddess!を含め一長一短なメンバーが揃い混戦模様だ。
2016年11月03日
評判倒れに終わった理由
最近仕事が忙しく、更新が出来なくて歯がゆい思いをしています。
というのも10日ほど前にようやく空色イノセント(あかべぇそふとすりぃ)をクリアすることが出来たのですが、所感を書きたくても時間がなくてそれもままならない状態。最近トシのせいか忘れっぽくなって感想メモを見ても、なかなかプレイしていた時の記憶が戻らなくて自分ながらあきれています。
まあ記憶が曖昧になっているということは、それほど印象に残らない作品だったといえるかもしれないのですが、それでも批評空間の中央値(65点)ほど悪いとは思えなかった。
というわけで感想というには短い所感ですが・・・
このゲームの物語の筋は卵から孵したカナダガンたちを軽飛行機と一緒に飛ばせるということになります。これは4人のヒロインの誰もが同じであり、それだけに捉われると同じ話の繰り返しであり一見単調に感じられるかもしれません。カナダガンの成長物語と見ればそれは当然のことでしょう。
もう一つマイナスに感じる点は、主人公の設定について。航空学校からの転校を余儀なくされて田舎にやってきた主人公が「生物部」に入部することによって新しい生活を見つけていく。そんな主人公に降って湧いたのが「飛行機部」の復活。空への憧れが再び目覚める主人公に-カナダガンと共に空を飛ぶという計画が持ち上がって・・・というようなあらすじですが、それにしては主人公のキャラクター性が強くないのですね。主人公が転校をした理由もサラっとしか語られず、主人公の成長といった点についても物足らない。そうした物語のバックボーンといった点が弱いため、余計にあっさりとして物足らないといった読後感に襲われるのだと思うのです。
ただ擁護するならば、このゲームは(こういったものにありがちな)主人公のキャラ性については重要視してなくて、あくまでヒロインのキャラを押し出そうとしているのかもしれません。このゲームの企画・原案である井上啓二氏の作品群から考えると、こういった萌えゲーよりの展開はやや拍子抜けのような気がしないでもないですが、存外に濃かったHシーンのことを考えるとそういった見方もあながち的外れではない気がするのです。
そういった意味で殆ど成長しない主人公に比べて、カナダガンに負けないぐらい成長していくヒロインの萌えを楽しむゲームなのかもしれません。ただそのヒロインの成長に関与するのが主人公でないのがメインヒロイン格のまひるで、個別ルートに入る以前に軽飛行機の免許を所得してしまう彼女は、恐らく主人公の存在なくても自活していく強い女の子だと思うのです。キャラのビジュアル的なものは一番だしHシーンも一番良かったように感じられた彼女ですが、ルート的にはやや盛り上がりに欠けた(このゲームのルートはどれもそれほど盛り上がりに欠けるのですが・・・)ように思います。
ぼく的にはこのゲームで一番勧めたいのはひかりルートのように思います。ルートに入って急に始まるHシーンや他のヒナと交わらないガーコ10に自分を重ね合わせる部分など、終盤になって人間としての成長を見せる彼女はゲーム当初の印象から急激に可愛く見えるようになりました。
他のヒロインもルートに入ってそれぞれ可愛い面を覗かせていて、萌えゲーと見ればぼくはそれなりに満足できたと思うのです。ただ大方のプレイヤーはこのゲームにそういった面はそれほど求めていなかったと思うのですね。重厚とまではいえないまでも、大空を馳せる飛行機のような青春を満喫させるようなシナリオを求めるプレイヤーにとっては、裏切りとしか感じられなかったでしょう。
それでもぼくはまずまず楽しめましたし、良作と言い切るのは辛くても佳作程度の評価は充分与えられると思うのです、このゲームを出したのがあかべぇそふと系列でなくて、企画に井上啓二氏の名前がなかったとしたら、もう少し評価の上積みがあったのではないかと、ぼく的には思うのです。
(おまけ)
最近のあかべぇそふと系列は企画・原案の著名ライターを起用しシナリオには新人を抜擢というゲームが増えてきています。このゲームは失敗に終わったのですが、他のゲームはそれなりの評価を受けているところを見ると、ぼくの憶測になるのですが、このゲームに井上啓二氏が関わった割合はそれほど高くなかったのではないかと思うのですね。仕上がった内容を見る限り井上啓二氏はただ設計図を書いただけで、完成された建物(ゲーム)の中身まで関わっていなかったような気がしてならないのです。
というのも10日ほど前にようやく空色イノセント(あかべぇそふとすりぃ)をクリアすることが出来たのですが、所感を書きたくても時間がなくてそれもままならない状態。最近トシのせいか忘れっぽくなって感想メモを見ても、なかなかプレイしていた時の記憶が戻らなくて自分ながらあきれています。
まあ記憶が曖昧になっているということは、それほど印象に残らない作品だったといえるかもしれないのですが、それでも批評空間の中央値(65点)ほど悪いとは思えなかった。
というわけで感想というには短い所感ですが・・・
このゲームの物語の筋は卵から孵したカナダガンたちを軽飛行機と一緒に飛ばせるということになります。これは4人のヒロインの誰もが同じであり、それだけに捉われると同じ話の繰り返しであり一見単調に感じられるかもしれません。カナダガンの成長物語と見ればそれは当然のことでしょう。
もう一つマイナスに感じる点は、主人公の設定について。航空学校からの転校を余儀なくされて田舎にやってきた主人公が「生物部」に入部することによって新しい生活を見つけていく。そんな主人公に降って湧いたのが「飛行機部」の復活。空への憧れが再び目覚める主人公に-カナダガンと共に空を飛ぶという計画が持ち上がって・・・というようなあらすじですが、それにしては主人公のキャラクター性が強くないのですね。主人公が転校をした理由もサラっとしか語られず、主人公の成長といった点についても物足らない。そうした物語のバックボーンといった点が弱いため、余計にあっさりとして物足らないといった読後感に襲われるのだと思うのです。
ただ擁護するならば、このゲームは(こういったものにありがちな)主人公のキャラ性については重要視してなくて、あくまでヒロインのキャラを押し出そうとしているのかもしれません。このゲームの企画・原案である井上啓二氏の作品群から考えると、こういった萌えゲーよりの展開はやや拍子抜けのような気がしないでもないですが、存外に濃かったHシーンのことを考えるとそういった見方もあながち的外れではない気がするのです。
そういった意味で殆ど成長しない主人公に比べて、カナダガンに負けないぐらい成長していくヒロインの萌えを楽しむゲームなのかもしれません。ただそのヒロインの成長に関与するのが主人公でないのがメインヒロイン格のまひるで、個別ルートに入る以前に軽飛行機の免許を所得してしまう彼女は、恐らく主人公の存在なくても自活していく強い女の子だと思うのです。キャラのビジュアル的なものは一番だしHシーンも一番良かったように感じられた彼女ですが、ルート的にはやや盛り上がりに欠けた(このゲームのルートはどれもそれほど盛り上がりに欠けるのですが・・・)ように思います。
ぼく的にはこのゲームで一番勧めたいのはひかりルートのように思います。ルートに入って急に始まるHシーンや他のヒナと交わらないガーコ10に自分を重ね合わせる部分など、終盤になって人間としての成長を見せる彼女はゲーム当初の印象から急激に可愛く見えるようになりました。
他のヒロインもルートに入ってそれぞれ可愛い面を覗かせていて、萌えゲーと見ればぼくはそれなりに満足できたと思うのです。ただ大方のプレイヤーはこのゲームにそういった面はそれほど求めていなかったと思うのですね。重厚とまではいえないまでも、大空を馳せる飛行機のような青春を満喫させるようなシナリオを求めるプレイヤーにとっては、裏切りとしか感じられなかったでしょう。
それでもぼくはまずまず楽しめましたし、良作と言い切るのは辛くても佳作程度の評価は充分与えられると思うのです、このゲームを出したのがあかべぇそふと系列でなくて、企画に井上啓二氏の名前がなかったとしたら、もう少し評価の上積みがあったのではないかと、ぼく的には思うのです。
(おまけ)
最近のあかべぇそふと系列は企画・原案の著名ライターを起用しシナリオには新人を抜擢というゲームが増えてきています。このゲームは失敗に終わったのですが、他のゲームはそれなりの評価を受けているところを見ると、ぼくの憶測になるのですが、このゲームに井上啓二氏が関わった割合はそれほど高くなかったのではないかと思うのですね。仕上がった内容を見る限り井上啓二氏はただ設計図を書いただけで、完成された建物(ゲーム)の中身まで関わっていなかったような気がしてならないのです。
2016年10月20日
10月の発売予定表から
前レース(月)と比べると一線級は不在のメンバーですが、新規開業厩舎のデビュー馬が多く出走する上に、抜き系血統(設定)の馬に有力馬が揃ってなかなか興味深いメンバー構成となりました。どこからでも買えそうなムードですが、これから年末の大レースが待っているだけに軍資金は無駄遣いしたくないところ。出来れば点数を絞った上で当てたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
▲《緊急宣言》お姉ちゃん達は処女を卒業しますっ!! (INTERHEART SweetHEART)
数多いインターハートの姉妹厩舎(ブランド)から、また新たな厩舎が誕生。騎手(原画家)火炎味噌にトレーナー(ライター)十全のコンビはインターハート厩舎で実績があり、特に姉血統(シリーズ)はなかなかの成績を上げている。馬名(タイトル)に反してこれまでよりやや笑いは薄い気がしないでもないが、それでも軽快な十全らしい走り(テキスト)に期待。ヒロインの4姉妹もそれぞれキャラが立っていて魅力はあるが、やや気になるのは馬体(塗り)が前走より冴えなく感じて、あまり姉らしい雰囲気を感じさせない点。それでもメンバー的に入着以上の走りは期待できそう。
期待度 ★★★☆
△影人葬 (TinkerBell)
触手の印象が強いTinkerBellの最新馬は、サイコサスペンスと銘打った凌辱系。騎手は主戦のあおじるでなくsaxasa とあいだまきを起用。過去逢魔ノ喰 ~聖に仕えし闇の偶像~以来の起用で、今回も派手な凌辱が見られそう。サスペンスということもあって馬の雰囲気はミステリー風を漂わせているが、トレーナーの小峰久生の実績から考えると推理部分に期待すると裏切られそうで、あくまでもホラー&サスペンスの雰囲気を味わうのが正解だろう。ホラー系で走った攫ノ雌くらい走れば上位に食い込むのも夢ではないが、この厩舎は主戦騎手のあおじるでないと意外にだらしないところを見せるだけに直線の伸びを欠く可能性も。それでもメンバー的に穴で狙う手はありそう。
期待度 ★★★
△愚者ノ教鞭 今しか出来ないことがたくさんあるんだ! (あかべぇそふとすりぃ)
最近安定感が出てきたあかべぇすりぃ厩舎で、他にない零細血統が新味を感じさせる。今回は子供が大人の理屈に対し廃墟となったラブホテルを舞台に反抗していく展開はいかにもこの厩舎らしい。トレーナーが聞かない名で恐らく新人だろうが、配合(企画)を中島大河が担当するとあってそれなりに期待できそう。ただ同厩舎で配合はベテラン、仕上げ(ライター)は新人で凡走した空色イノセントの例もあるだけに全幅の信頼は禁物。ヒロインは幼馬(ロリ)系だが、あえて登場人物を低年齢にした作戦が調教(体験版)を見る限りあまり感じられないのも不安。それでも走りそうな雰囲気は持っていそうで不気味さはある。穴で一考。
期待度 ★★★
サポありショウジョ (CLOCKUP)
馬名を見る限り過去走ったサポありカノジョと同系。騎手は黒木一朗に変更され雰囲気はやや変わった感はあるが、トレーナーは同じなだけに似た走りとなりそう。ヒロインはJKなものの相変わらずのビッチでバカさは健在。ただ前走も入着にも足りなかったし、最近のCLOCKUPのこの血統はもう一つの戦績。エロには期待できそうだし、安馬にしてはヒロイン4人というのは魅力だがそれだけで狙うにはやや厳しい。
期待度 ★☆
しぐなリスト スタ~ズ!! (Ibiza)
新規開業厩舎Ibizaのデビュー戦。騎手連も初騎乗でトレーナーも聞いたことのない名と未知数な部分が多い。それでも馬体を見る限り萌え系としてそれなりのレベルを備えている雰囲気。取材した感触ではバカ系の要素が多く、主人公とメインヒロインがやり合うところなど思ったより軽快な脚捌き(テキスト)。ただヒロイン間の関係が弱かったりと人物関係がやや平板な点で、直線(ラスト)までこの走りが続くかとなると不安は多い。メインヒロイン以外にも笑いに貢献するヒロインがいれば心強いが、アサプロほどの割り切りはなさそう。記者的には頑張って欲しいが現実的にはやや足りないか。
期待度 ★★☆
戦極姫7 ~戦雲つらぬく紅蓮の遺志~ (げーせん18)
げーせん18のこの母系(シリーズ)もこれで7代目。先代の6は惨敗に終わっているだけに巻き返しを狙う。評判の悪かったW主人公を廃し、大河ドラマに合わせるように真田幸村をメインに抜擢。ただこうした戦略SLGで真田家というのは食い合わせの悪いニックス。軍師的存在の真田幸村が日本統一を目指すといっても正直ピンとこない。それとこの厩舎に付き物といっていい脚元不安(バグ)も気になる。さすがにまともに走れないような仕上がりにはなっていないだろうが、いきなり狙うのは勇気がいる。様子見が正解だろう。
期待度 ★★☆
その花びらにくちづけを 初めて出逢ったあの日から (聖ミカエル女子学園)
厩舎名は変遷しているが、地方(同人)時代から脈々と受け継がれる母系で、百合系として堅実に走っている。騎手&トレーナーが同じだった恋と恋するユートピアは得意な百合系でなかっただけに凡走は仕方ない。今回は安曇璃紗と綾瀬美夜のカップルがメインでゆりんゆりん時代でも人気があっただけに素材は高い。後はゆりんゆりん時代のミカエルの乙女たちやアトリエの恋人たちからどこまで進化させてきているかどうか。単なる後追いでは寂しいだけに多少の進化は必要か。といっても安馬(低価格)だけに大きな変わり身は難しく、時計が掛かっての狙いだろう。
期待度 ★★★
空のつくりかた -under the same sky, over the rainbow- (COSMIC CUTE)
前走名トレーナーの早狩武志を起用しながら惨敗に終わっただけに、人気になりそうといってもまともに信用できない。トレーナーは全く聞かない名前で、配合(企画)を担当する安堂こたつの手腕に懸かっている。同レースで走る同じあかべぇ厩舎系の愚者ノ教鞭も同じようなトレーナー陣の体制を採っているが、こちらの方が不安要素は多い。安堂こたつの持ち味である多彩な登場人物と設定を新人ライターの冬野どんぷくがどこまでこなせるかが微妙で、追いきりも案の定ごった煮すぎてどこを見せたいのか分からなかった。厩舎の実績からそこそこ人気を集めそうだが、記者的にはオミットしたい馬だ。
期待度 ★★☆
Deep Love Diary -恋人日記- (Campus)
このところ精力的に所属馬を出走させるCampusだが、ハルウソ姉妹以外は目ぼしい馬はいない。今回配合を燃え系血統で実績ある高濱亮が担当するとあって、安馬ながら骨太の馬を想像していたが、萌えエロ系というのは予想外。騎手のあゆま紗由は初騎乗だが、このタイプの血統と手が合いそうで逆に心強い。ただ安馬で恋愛初心者同士の甘いエロが中心となると波乱な展開は期待できないし、そんな馬を高濱亮が配合を手がけたというのもピンとこない。他のサブキャラの存在が全く見られないのも走りに広がりがないのを表していて、素材を生かす態勢は整っていないと見る
期待度 ★★
△ちっちゃくないもんっ! ~スクールバスでおむかえちゅっちゅ♥~ (Iris)
幼馬(ロリ)一本で走るIrisの最新馬。トレーナー&騎手とも前走と同じで非常に分かりやすい。前走は幼馬系でもかなり突き抜けた血統で、幼馬ファンに喝采された。今回も血統を見る限り前走以上に突き抜けた内容。いわゆる幼馬ファン以外相手にしていない割り切りの良さが持ち味で、今回も大きく外すことはなさそう。といっても血統が血統なだけに勝ちきるまでは厳しいだろうが、今回はそこまで飛びぬけた馬は見当たらないだけに、展開に恵まれれば上位進出も可能だろう。
期待度 ★★★
なないろ*クリップ ~最後のステージ~ (D.O.(ディーオー))
名門厩舎のD.O.(ディーオー)が久しぶりに出走させてきた馬は、競馬界ではあまり成功例のないアイドル系。鄙びた離島の学園の女生徒たちをアイドルデビューさせるという血統は著名馬を思わせるが、そこにどんな味付けをするかが課題となる。騎手は全くの新人のようだが、やや古さを感じさせる騎乗なだけにアイドル系にはややそぐわない印象。ただe-moteを導入するなど意欲は充分。田舎を舞台とする血統はトレーナーの北側寒囲が得意とするだけに走る可能性はある。ただ北側寒囲と長谷川藍のコンビは最近目立った馬を出してなく、名門厩舎復活をサポートするにはやや厳しいかもしれない。
期待度 ★★
ふれるてラブコネクト オレとカノジョの愛情表現 (Nephrite)
デビュー戦が見所なく終わったNephrite厩舎で、今回はファンに印象の残る走りを見せてもらいたい所。騎手は新人の文月きょうに替わったが、鞍上強化にはなっていないだけに、デビュー戦に続きトレーナーを担当する木春エニシの手腕に懸かっている。ただ調教を見る限りはあまり冴えない動き。ヒロインは悪くないが、久しぶりに再開したヒロインと主人公の邂逅というよくある血統な割には脚捌きは重い。ヒロインキャラだけで走れるだけのポテンシャルはないだけに、これでは苦しいだろう。
期待度 ★☆
〇メス堕ち! 魅惑の人妻ライフ ~年上妻たちとのいちゃらぶ汁だく性活~ (ANIM.teamMM)
近走はNTR系血統に絞って走らせてきたANIM.teamMMだが、今回は逆に寝取り系で挑む。姉妹厩舎で出走し好走した牝堕ち巨乳妻は俺のモノの後継とあって楽しみな部分は多い。流行のe-moteに動画(アニメ)も搭載と高馬(フルプライス)でない割には、厩舎の気合も感じられる。ただ騎手の顔ぶれは変わっていないものの相川亜利砂が全面に立ち、人妻系としてやや馬の雰囲気が変わってしまったのがどう出るか。それでも大きなマイナス要因とはいえず、抜き系ながら首位を争えるだけの力があるだけに不気味な存在だ。
期待度 ★★★★
ユニオリズム・カルテット A3-DAYS (CLIP☆CRAFT)
凡走に終わったユニオリズム・カルテット の直仔(続編)。前走の成績が成績だけに過剰な期待は禁物だが、前走の反省を生かすという厩舎の意気込みは素直に評価したい。ただその改善が毛色(塗り)やエロに偏っていて、平板な走りがどう変わってくるかは不鮮明。といっても実績のないトレーナー陣では苦しい。今回も厳しい競馬となりそうだ。
期待度 ★★
◎Re:LieF ~親愛なるあなたへ~ (RASK)
今回新規開業厩舎が目立つがこの馬も同様。トレーナーは3人いるようだが、地方(同人)時の実績あるえあるの存在が光る。一見普通の萌え系のように思わせるが、ヒロインがすべて社会人経験があったり、複雑な事情を抱えていたりと、明らかに萌え系とは違う。気になるのはトレーナーが3人いることで、えある氏の関わっているのが追い切り部分とメインヒロインだけで、他のライターとの差が表れてしまわないかという点。それでも追い切りの動きはただならぬ雰囲気を漂わせていて、名馬になりそうな雰囲気を漂わせている。騎手がやや弱いのが難点だが、そこは毛つや(塗り)の良さでカバー。デビュー戦ながらいきなり勝ち負けできるだけの器の持ち主だ。
期待度 ★★★★
(本紙の見解)
人気どころに頼れる馬が不在で悩ましい一戦。それでもデビュー戦ながらここにきて追い切りの良さが目立つRe:LieF ~親愛なるあなたへ~ の存在感が光る。ただ厩舎開業初戦で初物づくしなだけに、追い切りの良さがそのまま実戦に結びつかない可能性も考えたい。抜き系なだけに人気の盲点となりそうなメス堕ち! 魅惑の人妻ライフ ~年上妻たちとのいちゃらぶ汁だく性活~が逆転候補。かぐや厩舎が走らせそうな血統だが、寝取りに焦点を合わせただけに、背徳感あるエロが楽しみだ。お姉ちゃん系として実績ある《緊急宣言》お姉ちゃん達は処女を卒業しますっ!!も不気味な存在。今回他にも抜き系に魅力ある馬が揃っていて影人葬や幼馬だがちっちゃくないもんっ! ~スクールバスでおむかえちゅっちゅ♥~ も展開次第では上位を狙える。愚者ノ教鞭 今しか出来ないことがたくさんあるんだ! も穴で一考。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
▲《緊急宣言》お姉ちゃん達は処女を卒業しますっ!! (INTERHEART SweetHEART)
数多いインターハートの姉妹厩舎(ブランド)から、また新たな厩舎が誕生。騎手(原画家)火炎味噌にトレーナー(ライター)十全のコンビはインターハート厩舎で実績があり、特に姉血統(シリーズ)はなかなかの成績を上げている。馬名(タイトル)に反してこれまでよりやや笑いは薄い気がしないでもないが、それでも軽快な十全らしい走り(テキスト)に期待。ヒロインの4姉妹もそれぞれキャラが立っていて魅力はあるが、やや気になるのは馬体(塗り)が前走より冴えなく感じて、あまり姉らしい雰囲気を感じさせない点。それでもメンバー的に入着以上の走りは期待できそう。
期待度 ★★★☆
△影人葬 (TinkerBell)
触手の印象が強いTinkerBellの最新馬は、サイコサスペンスと銘打った凌辱系。騎手は主戦のあおじるでなくsaxasa とあいだまきを起用。過去逢魔ノ喰 ~聖に仕えし闇の偶像~以来の起用で、今回も派手な凌辱が見られそう。サスペンスということもあって馬の雰囲気はミステリー風を漂わせているが、トレーナーの小峰久生の実績から考えると推理部分に期待すると裏切られそうで、あくまでもホラー&サスペンスの雰囲気を味わうのが正解だろう。ホラー系で走った攫ノ雌くらい走れば上位に食い込むのも夢ではないが、この厩舎は主戦騎手のあおじるでないと意外にだらしないところを見せるだけに直線の伸びを欠く可能性も。それでもメンバー的に穴で狙う手はありそう。
期待度 ★★★
△愚者ノ教鞭 今しか出来ないことがたくさんあるんだ! (あかべぇそふとすりぃ)
最近安定感が出てきたあかべぇすりぃ厩舎で、他にない零細血統が新味を感じさせる。今回は子供が大人の理屈に対し廃墟となったラブホテルを舞台に反抗していく展開はいかにもこの厩舎らしい。トレーナーが聞かない名で恐らく新人だろうが、配合(企画)を中島大河が担当するとあってそれなりに期待できそう。ただ同厩舎で配合はベテラン、仕上げ(ライター)は新人で凡走した空色イノセントの例もあるだけに全幅の信頼は禁物。ヒロインは幼馬(ロリ)系だが、あえて登場人物を低年齢にした作戦が調教(体験版)を見る限りあまり感じられないのも不安。それでも走りそうな雰囲気は持っていそうで不気味さはある。穴で一考。
期待度 ★★★
サポありショウジョ (CLOCKUP)
馬名を見る限り過去走ったサポありカノジョと同系。騎手は黒木一朗に変更され雰囲気はやや変わった感はあるが、トレーナーは同じなだけに似た走りとなりそう。ヒロインはJKなものの相変わらずのビッチでバカさは健在。ただ前走も入着にも足りなかったし、最近のCLOCKUPのこの血統はもう一つの戦績。エロには期待できそうだし、安馬にしてはヒロイン4人というのは魅力だがそれだけで狙うにはやや厳しい。
期待度 ★☆
しぐなリスト スタ~ズ!! (Ibiza)
新規開業厩舎Ibizaのデビュー戦。騎手連も初騎乗でトレーナーも聞いたことのない名と未知数な部分が多い。それでも馬体を見る限り萌え系としてそれなりのレベルを備えている雰囲気。取材した感触ではバカ系の要素が多く、主人公とメインヒロインがやり合うところなど思ったより軽快な脚捌き(テキスト)。ただヒロイン間の関係が弱かったりと人物関係がやや平板な点で、直線(ラスト)までこの走りが続くかとなると不安は多い。メインヒロイン以外にも笑いに貢献するヒロインがいれば心強いが、アサプロほどの割り切りはなさそう。記者的には頑張って欲しいが現実的にはやや足りないか。
期待度 ★★☆
戦極姫7 ~戦雲つらぬく紅蓮の遺志~ (げーせん18)
げーせん18のこの母系(シリーズ)もこれで7代目。先代の6は惨敗に終わっているだけに巻き返しを狙う。評判の悪かったW主人公を廃し、大河ドラマに合わせるように真田幸村をメインに抜擢。ただこうした戦略SLGで真田家というのは食い合わせの悪いニックス。軍師的存在の真田幸村が日本統一を目指すといっても正直ピンとこない。それとこの厩舎に付き物といっていい脚元不安(バグ)も気になる。さすがにまともに走れないような仕上がりにはなっていないだろうが、いきなり狙うのは勇気がいる。様子見が正解だろう。
期待度 ★★☆
その花びらにくちづけを 初めて出逢ったあの日から (聖ミカエル女子学園)
厩舎名は変遷しているが、地方(同人)時代から脈々と受け継がれる母系で、百合系として堅実に走っている。騎手&トレーナーが同じだった恋と恋するユートピアは得意な百合系でなかっただけに凡走は仕方ない。今回は安曇璃紗と綾瀬美夜のカップルがメインでゆりんゆりん時代でも人気があっただけに素材は高い。後はゆりんゆりん時代のミカエルの乙女たちやアトリエの恋人たちからどこまで進化させてきているかどうか。単なる後追いでは寂しいだけに多少の進化は必要か。といっても安馬(低価格)だけに大きな変わり身は難しく、時計が掛かっての狙いだろう。
期待度 ★★★
空のつくりかた -under the same sky, over the rainbow- (COSMIC CUTE)
前走名トレーナーの早狩武志を起用しながら惨敗に終わっただけに、人気になりそうといってもまともに信用できない。トレーナーは全く聞かない名前で、配合(企画)を担当する安堂こたつの手腕に懸かっている。同レースで走る同じあかべぇ厩舎系の愚者ノ教鞭も同じようなトレーナー陣の体制を採っているが、こちらの方が不安要素は多い。安堂こたつの持ち味である多彩な登場人物と設定を新人ライターの冬野どんぷくがどこまでこなせるかが微妙で、追いきりも案の定ごった煮すぎてどこを見せたいのか分からなかった。厩舎の実績からそこそこ人気を集めそうだが、記者的にはオミットしたい馬だ。
期待度 ★★☆
Deep Love Diary -恋人日記- (Campus)
このところ精力的に所属馬を出走させるCampusだが、ハルウソ姉妹以外は目ぼしい馬はいない。今回配合を燃え系血統で実績ある高濱亮が担当するとあって、安馬ながら骨太の馬を想像していたが、萌えエロ系というのは予想外。騎手のあゆま紗由は初騎乗だが、このタイプの血統と手が合いそうで逆に心強い。ただ安馬で恋愛初心者同士の甘いエロが中心となると波乱な展開は期待できないし、そんな馬を高濱亮が配合を手がけたというのもピンとこない。他のサブキャラの存在が全く見られないのも走りに広がりがないのを表していて、素材を生かす態勢は整っていないと見る
期待度 ★★
△ちっちゃくないもんっ! ~スクールバスでおむかえちゅっちゅ♥~ (Iris)
幼馬(ロリ)一本で走るIrisの最新馬。トレーナー&騎手とも前走と同じで非常に分かりやすい。前走は幼馬系でもかなり突き抜けた血統で、幼馬ファンに喝采された。今回も血統を見る限り前走以上に突き抜けた内容。いわゆる幼馬ファン以外相手にしていない割り切りの良さが持ち味で、今回も大きく外すことはなさそう。といっても血統が血統なだけに勝ちきるまでは厳しいだろうが、今回はそこまで飛びぬけた馬は見当たらないだけに、展開に恵まれれば上位進出も可能だろう。
期待度 ★★★
なないろ*クリップ ~最後のステージ~ (D.O.(ディーオー))
名門厩舎のD.O.(ディーオー)が久しぶりに出走させてきた馬は、競馬界ではあまり成功例のないアイドル系。鄙びた離島の学園の女生徒たちをアイドルデビューさせるという血統は著名馬を思わせるが、そこにどんな味付けをするかが課題となる。騎手は全くの新人のようだが、やや古さを感じさせる騎乗なだけにアイドル系にはややそぐわない印象。ただe-moteを導入するなど意欲は充分。田舎を舞台とする血統はトレーナーの北側寒囲が得意とするだけに走る可能性はある。ただ北側寒囲と長谷川藍のコンビは最近目立った馬を出してなく、名門厩舎復活をサポートするにはやや厳しいかもしれない。
期待度 ★★
ふれるてラブコネクト オレとカノジョの愛情表現 (Nephrite)
デビュー戦が見所なく終わったNephrite厩舎で、今回はファンに印象の残る走りを見せてもらいたい所。騎手は新人の文月きょうに替わったが、鞍上強化にはなっていないだけに、デビュー戦に続きトレーナーを担当する木春エニシの手腕に懸かっている。ただ調教を見る限りはあまり冴えない動き。ヒロインは悪くないが、久しぶりに再開したヒロインと主人公の邂逅というよくある血統な割には脚捌きは重い。ヒロインキャラだけで走れるだけのポテンシャルはないだけに、これでは苦しいだろう。
期待度 ★☆
〇メス堕ち! 魅惑の人妻ライフ ~年上妻たちとのいちゃらぶ汁だく性活~ (ANIM.teamMM)
近走はNTR系血統に絞って走らせてきたANIM.teamMMだが、今回は逆に寝取り系で挑む。姉妹厩舎で出走し好走した牝堕ち巨乳妻は俺のモノの後継とあって楽しみな部分は多い。流行のe-moteに動画(アニメ)も搭載と高馬(フルプライス)でない割には、厩舎の気合も感じられる。ただ騎手の顔ぶれは変わっていないものの相川亜利砂が全面に立ち、人妻系としてやや馬の雰囲気が変わってしまったのがどう出るか。それでも大きなマイナス要因とはいえず、抜き系ながら首位を争えるだけの力があるだけに不気味な存在だ。
期待度 ★★★★
ユニオリズム・カルテット A3-DAYS (CLIP☆CRAFT)
凡走に終わったユニオリズム・カルテット の直仔(続編)。前走の成績が成績だけに過剰な期待は禁物だが、前走の反省を生かすという厩舎の意気込みは素直に評価したい。ただその改善が毛色(塗り)やエロに偏っていて、平板な走りがどう変わってくるかは不鮮明。といっても実績のないトレーナー陣では苦しい。今回も厳しい競馬となりそうだ。
期待度 ★★
◎Re:LieF ~親愛なるあなたへ~ (RASK)
今回新規開業厩舎が目立つがこの馬も同様。トレーナーは3人いるようだが、地方(同人)時の実績あるえあるの存在が光る。一見普通の萌え系のように思わせるが、ヒロインがすべて社会人経験があったり、複雑な事情を抱えていたりと、明らかに萌え系とは違う。気になるのはトレーナーが3人いることで、えある氏の関わっているのが追い切り部分とメインヒロインだけで、他のライターとの差が表れてしまわないかという点。それでも追い切りの動きはただならぬ雰囲気を漂わせていて、名馬になりそうな雰囲気を漂わせている。騎手がやや弱いのが難点だが、そこは毛つや(塗り)の良さでカバー。デビュー戦ながらいきなり勝ち負けできるだけの器の持ち主だ。
期待度 ★★★★
(本紙の見解)
人気どころに頼れる馬が不在で悩ましい一戦。それでもデビュー戦ながらここにきて追い切りの良さが目立つRe:LieF ~親愛なるあなたへ~ の存在感が光る。ただ厩舎開業初戦で初物づくしなだけに、追い切りの良さがそのまま実戦に結びつかない可能性も考えたい。抜き系なだけに人気の盲点となりそうなメス堕ち! 魅惑の人妻ライフ ~年上妻たちとのいちゃらぶ汁だく性活~が逆転候補。かぐや厩舎が走らせそうな血統だが、寝取りに焦点を合わせただけに、背徳感あるエロが楽しみだ。お姉ちゃん系として実績ある《緊急宣言》お姉ちゃん達は処女を卒業しますっ!!も不気味な存在。今回他にも抜き系に魅力ある馬が揃っていて影人葬や幼馬だがちっちゃくないもんっ! ~スクールバスでおむかえちゅっちゅ♥~ も展開次第では上位を狙える。愚者ノ教鞭 今しか出来ないことがたくさんあるんだ! も穴で一考。
2016年10月06日
構成や展開の拙さに泣く
先月中旬から患っていた帯状疱疹ですが、ようやく快方に向かいつつあるようです。
ただ時折ちくちくと刺すような痛みが続いていて、いまだ全快とはいかない状態が続いています。まあ直りきらないうちから仕事に出ているようでは仕方ないかもしれませんが、いまだ患部だった箇所に痺れが残っているところを見ると、もしかしたら帯状疱疹神経痛なのではと心配しています。
さて9月発売のゲームが出揃った中、ぼくはいまだに昨年発売のゲームを崩しているわけですが、今回は果つることなき未来ヨリ X-RATED (FrontWing)の所感について述べてみようと思います。
メーカーのあおり文句が「グリザイア」スタッフ再結集ということで、グリザイア三部作を意識した作品であることは理解していたのですが、発売から1年近く経過した批評空間の得点はと見ると、まずまずの数値ではあるものの第1作である「グリザイアの果実」と比べると遠く及ばない。これだけ見ると「グリザイア」スタッフ再結集という煽りは逆に自らハードルを高くしてしまったように感じられたわけですが・・・
(ここからネタバレ)
このゲームを終えた感想は「ずいぶんバランスの悪い構成だな。」というものでした。主人公の三森一郎が異世界に飛ばされユキカゼに救われてからの始まりは「グリザイア」のメインライターの藤崎竜太らしさが出ていました。グリザイア3部作では後半になるに従ってミリタリーの造詣深さが高じて独自の世界へ入ってしまったのですが、今作の場合は当初から主人公が太平洋戦争時代の軍人と設定されているだけあって、無理なく世界観に入っていくことができました。三森の軍才に惹かれていくユキカゼの心情は容易に理解できるものですし、物語に入っていく上ではベストに近いプロローグだったといえると思います。
それが怪しくなりはじめるのはアイラとの出会いあたりから。アイラを巡る周囲の紛争について説明するのが生易しいものでないのは分かります。ただこれはぼくの理解力が足りないのかもしれませんが、このアイラルートの序章に関してライターが何をプレイヤーに伝えたいのかぼくにはさっぱり分かりませんでした。言い換えれば「冗長」この一言に尽きます。特にアイラとキュリオの昔話に至っては何を意味するのかさっぱり不明な上全く面白くなく正直スキップしたくなりました。アイラや他の犬族たちのキャラは良かっただけに、このストーリー展開は残念でした。
続くメルティアやリアは手堅い展開でしたが、2人のキャラがどうもぼくの嗜好から遠いところにあって面白みには描けました。そう考えるとこの作品がユキカゼ(というより藤崎竜太氏)におんぶだっこしたものであることは分かるかと思います。
そんな共通ルートを経て始まるユキカゼルートは確かに面白かったです。ただこのルート。ユキカゼルートというよりも飛竜隊ルートといっても過言なくて、メインヒロインである筈のユキカゼについては意外に存在感が薄いのがある意味興味深かったです。実際ヒロインの魅力としてはユキカゼよりもカーマインら4人の方があって、主人公が彼女らを教育していくあたりは、一番「グリザイア」らしさを感じる場面でした。
ぼく的にはユキカゼよりも飛竜隊の方がヒロインとして相応しいように思えてならないのですが、これは主人公が言うように「ユキカゼと遭わなければ自分は生きていなかった。」(多少ニュアンスが違うかも・・・)ということを考えれば、ユキカゼをメインヒロインとして扱うことに関しては文句はありません。
ただ物語を進行するにあたってメインディッシュであるはずのユキカゼルートが1番最初に入るよう固定されていて、サブであるアイラたちがユキカゼルートの後になるというのは構成的にかなり問題かと思うのです。このサブヒロイン3つのルートは面白さという点で明らかにユキカゼルートに劣っていて、どうにも拍子抜け。そんなサブヒロインのルートがユキカゼルートを終わらせないと解凍しないという点もどうも腑に落ちない。というのもこの4人のヒロインルート自体同時系列で進んでいるものの相互の連携はそれほど強いとはいえず(それぞれライターが違うから当然か)、独立してしまっているのです。だからどのルートからプレイしたとしてもネタバレになるわけでなく弊害はほとんど感じない。そういった意味で最初のルートをユキカゼに固定することに意味をほとんど感じないのです。
もし意味を求めるとしたら、全ルート終了後にグランドルートがあって然るべきだし、そうすれば作品自体も締まると思うのです。そこでもし飛竜隊が攻略できたとしたらもっと評価は上がったでしょう。まあないものねだりですが・・・
「終わりよければすべてよし」と言い切ってしまうのは少しどうかと思うのですが、締りが悪いよりは作品としての印象はいい筈。そう考えると序盤の冗長な展開を含め、このゲームは構成的にかなり損をしていて、そこさえ何とかなっていればもう少し評価が「グリザイアの果実」に近づけたと思うのですね。そういった意味でも良作には足りないといった批評空間の評価は妥当なものなのでしょう。
ただ時折ちくちくと刺すような痛みが続いていて、いまだ全快とはいかない状態が続いています。まあ直りきらないうちから仕事に出ているようでは仕方ないかもしれませんが、いまだ患部だった箇所に痺れが残っているところを見ると、もしかしたら帯状疱疹神経痛なのではと心配しています。
さて9月発売のゲームが出揃った中、ぼくはいまだに昨年発売のゲームを崩しているわけですが、今回は果つることなき未来ヨリ X-RATED (FrontWing)の所感について述べてみようと思います。
メーカーのあおり文句が「グリザイア」スタッフ再結集ということで、グリザイア三部作を意識した作品であることは理解していたのですが、発売から1年近く経過した批評空間の得点はと見ると、まずまずの数値ではあるものの第1作である「グリザイアの果実」と比べると遠く及ばない。これだけ見ると「グリザイア」スタッフ再結集という煽りは逆に自らハードルを高くしてしまったように感じられたわけですが・・・
(ここからネタバレ)
このゲームを終えた感想は「ずいぶんバランスの悪い構成だな。」というものでした。主人公の三森一郎が異世界に飛ばされユキカゼに救われてからの始まりは「グリザイア」のメインライターの藤崎竜太らしさが出ていました。グリザイア3部作では後半になるに従ってミリタリーの造詣深さが高じて独自の世界へ入ってしまったのですが、今作の場合は当初から主人公が太平洋戦争時代の軍人と設定されているだけあって、無理なく世界観に入っていくことができました。三森の軍才に惹かれていくユキカゼの心情は容易に理解できるものですし、物語に入っていく上ではベストに近いプロローグだったといえると思います。
それが怪しくなりはじめるのはアイラとの出会いあたりから。アイラを巡る周囲の紛争について説明するのが生易しいものでないのは分かります。ただこれはぼくの理解力が足りないのかもしれませんが、このアイラルートの序章に関してライターが何をプレイヤーに伝えたいのかぼくにはさっぱり分かりませんでした。言い換えれば「冗長」この一言に尽きます。特にアイラとキュリオの昔話に至っては何を意味するのかさっぱり不明な上全く面白くなく正直スキップしたくなりました。アイラや他の犬族たちのキャラは良かっただけに、このストーリー展開は残念でした。
続くメルティアやリアは手堅い展開でしたが、2人のキャラがどうもぼくの嗜好から遠いところにあって面白みには描けました。そう考えるとこの作品がユキカゼ(というより藤崎竜太氏)におんぶだっこしたものであることは分かるかと思います。
そんな共通ルートを経て始まるユキカゼルートは確かに面白かったです。ただこのルート。ユキカゼルートというよりも飛竜隊ルートといっても過言なくて、メインヒロインである筈のユキカゼについては意外に存在感が薄いのがある意味興味深かったです。実際ヒロインの魅力としてはユキカゼよりもカーマインら4人の方があって、主人公が彼女らを教育していくあたりは、一番「グリザイア」らしさを感じる場面でした。
ぼく的にはユキカゼよりも飛竜隊の方がヒロインとして相応しいように思えてならないのですが、これは主人公が言うように「ユキカゼと遭わなければ自分は生きていなかった。」(多少ニュアンスが違うかも・・・)ということを考えれば、ユキカゼをメインヒロインとして扱うことに関しては文句はありません。
ただ物語を進行するにあたってメインディッシュであるはずのユキカゼルートが1番最初に入るよう固定されていて、サブであるアイラたちがユキカゼルートの後になるというのは構成的にかなり問題かと思うのです。このサブヒロイン3つのルートは面白さという点で明らかにユキカゼルートに劣っていて、どうにも拍子抜け。そんなサブヒロインのルートがユキカゼルートを終わらせないと解凍しないという点もどうも腑に落ちない。というのもこの4人のヒロインルート自体同時系列で進んでいるものの相互の連携はそれほど強いとはいえず(それぞれライターが違うから当然か)、独立してしまっているのです。だからどのルートからプレイしたとしてもネタバレになるわけでなく弊害はほとんど感じない。そういった意味で最初のルートをユキカゼに固定することに意味をほとんど感じないのです。
もし意味を求めるとしたら、全ルート終了後にグランドルートがあって然るべきだし、そうすれば作品自体も締まると思うのです。そこでもし飛竜隊が攻略できたとしたらもっと評価は上がったでしょう。まあないものねだりですが・・・
「終わりよければすべてよし」と言い切ってしまうのは少しどうかと思うのですが、締りが悪いよりは作品としての印象はいい筈。そう考えると序盤の冗長な展開を含め、このゲームは構成的にかなり損をしていて、そこさえ何とかなっていればもう少し評価が「グリザイアの果実」に近づけたと思うのですね。そういった意味でも良作には足りないといった批評空間の評価は妥当なものなのでしょう。
2016年09月21日
架空スポーツの妙
先週のある日、勤務中に肋間神経痛のような痛みを感じました。
その時は軽くストレッチしたりして気を紛らわせていたのですが、直に悪寒がするようになりもしやと思って、皮膚科に受診したところ、案の定帯状疱疹でした。
今月中旬に査察があり、その際に閲覧される書類をまとめたりと、いつも以上にストレスの溜まる作業を行っていたことも原因だったのでしょうが、60代に1番よく罹患するといわれる疾病に罹るとはかなり免疫力が弱っていたのだろうと思ったのですが、1番ぼくを悩ませたのが合併症と思われる片頭痛が強烈だったこと。このままでは恒例の予想記事が上げられないのではと焦りました。
結局皮膚科の勧めでこの地区で代表的とされる基幹病院で精密検査することになったのですが、結果は悪かったものの幸い入院するまでの数値ではなく、神経内科で処方された鎮痛剤が効き頭痛が治まり、慌てて予想記事を仕上げるとともに積みゲーも崩し始めることになりました。といっても帯状疱疹自体はまだ治まってなくて、寝返りも打つのも痛い状態なのですが・・・
そんなわけで、かなり前からプレイを始めていた蒼の彼方のフォーリズム(sprite)を、ようやくクリアすることが出来ました。何せプレイを始めたのがまだアニメの本放送がTVで流れていた頃(といってもまともに見たことはない・・・)ですから、1番最初にクリアした真白ルートなんてほとんど記憶に残っていない始末で、思い出そうとすると再び頭痛がぶり返してくるような気がするのですね。
ではなぜこんなに時間が掛かってしまったのかというと、ぼくのプレイ速度が遅いこともあるのですが、2番目にプレイした明日香ルートはともかく、3番目にプレイした(そして1番好みのヒロインだった)莉佳ルートがどうもぼくの好みのストーリーでなく、進行が滞ってしまったことによるものが大きいです。
(ここからネタバレ)
このゲームにはFC(フライングサーカス)という架空のスポーツが登場します。正直理解力の低いぼくの頭脳ではこのスポーツのルールについてクリアした現在でもとよく分かっていないのですが、現代に残っているスポーツでなくわざわざ架空の競技を用意したところに、制作者の巧妙さが現れています。このあたりは同様にスポーツを題材にしたワルキューレロマンチェ~少女騎士物語を思わせるところがあります。あのゲームはジョストというマイナーなスポーツが登場するのですが、それよりも割り切りの良さは上です。
こうした万人に膾炙していないスポーツ(架空のスポーツですから当然ですが)を題材にする上で、まずストーリー的に有利に感じるのは、全くの素人がわずかな期間で急成長してもそれなりの説得力が読者に与えられることでしょう。もしこれがレスリングやフェンシングのような良く知られている競技ならば、全くの素人がわずかな期間修練したからといって一流選手と互角に相対するなんてストーリーを書いたらご都合主義と云われるに決まっています。ところがよく知られていないスポーツだとしたらそれだけ選手層が薄いのだから、素人が一流(と思われている)選手と互角に戦ったとしてもそれほど不自然ではありません。それでもご都合主義と腐す人はいると思いますしその意見も分かるのですが、こうした制作者側の苦心さを思えば、ぼくはそれほど腐す気にはなれないのです。
蒼の彼方のフォーリズムの倉科明日香はFCというスポーツをどんどん吸収していって一流選手に成長していくのですが、彼女の急成長さはFCに早くして目覚めそして挫折した主人公と相反する存在として必要だったのでしょう。(そういえばワルキューレロマンチェ~少女騎士物語のメインヒロインも同じような役割を与えられていました。)そんな明日香ルートには乾沙希というライバル役が登場します。彼女は序盤明日香たち久奈浜学園FC部のよい目標であり一流FC選手である真藤を内容で圧倒しての勝利を収めます。彼女の突然の台頭は明日香らFC部に波紋を残すわけですが、大まかにいうとヒロインのルートはここから分かれます。
まず明日香ルートはその強敵である沙希と真っ向から対峙していくことになります。沙希の参謀であるイリーナの盤外作戦にも負けず主人公と2人立ち向かっていくシナリオはスポ根ドラマの典型といえるでしょう。ただぼくはこのルートはなかなかのデキとは思いますが絶賛というほどではなかったと感じたのですね。その理由は必要以上にイリーナを嫌味なキャラに仕立ててしまったことによると思うのです。イリーナの目的が(かつてFCで活躍した)主人公の現役復帰にあったとしても、それがこのシナリオに上手く調和したとは言えなかったと思うのです。
莉佳ルートは明日香ルートに類する存在といえるかと思います。ただ彼女にあてがわれたライバル役はかつて彼女の親友だった黒渕霞です。彼女はイリーナの盤外作戦なんて生易しいものでなく、FCの競技中に堂々と反則技を使ってきます。そんな彼女を破るべく莉佳は他校の主人公とともに特訓するという展開は明日香ルートとほぼ同じ。ただ明日香ルートより明らかに劣るように思えるのは、沙希やイリーナがFCというスポーツの枠をあくまで踏み出さず勝負を挑んでくるのに対し、黒渕は最初からFCというスポーツのルールを度外視する完全な悪役として描かれていること。スポーツものでこうした典型的な悪役(ヒール)を登場させるというのは、創作するにおいて非常にラクなのですね。ただこれは善玉側に感情移入してしむ第三者の憎悪を煽りシナリオにひきつける上では有効なのですが、(ぼくのように)そうした手法を嫌う人も少なからずいることを忘れてはいけない。まして審判が(まるでプロレスのレフリーのように)反則に対して盲目に設定してしまっては、黒淵に挑む明日香を止めきれず結果怪我させることになった主人公の無能さに目がいってしまうことになっても仕方ないと思うのですね。
その2つのルートと比べ、みさきルート(ついでにいえばぼくが記憶する限り真白ルートも)はやや様相が違っています。
このルートは前2つと比べ明確な敵役は登場しません。もちろんみさきに立ちはだかる存在というのは登場するのですが、それよりもみさきに対峙するのは、明日香や乾沙希ではなく自分自身の心の弱さというのがこのルートの主眼だからです。この弱さを克服するために主人公の叱咤激励のもと練習を重ねる・・・といった流れはやはりスポ根ドラマによくある流れなのですが、通り一遍の単純な敵役を登場させなかったところにこのルートの価値がったと思うのです。
主人公がFCを辞める切欠となったのがみさきとの遭遇だったというのは出来すぎなような気がしないでもないですが、主人公が本当の意味でFCの選手といて立ち直れる唯一のルートと考えると明日香ルートよりもこちらの方が正ルートのような気がしないでもないくらいです。
ただ正直このゲームに対し、ぼくは絶賛とまでの評価までは至らないです。
主人公がFC競技者として嘱望されていた割りには挫折する切欠はたわいなく、また明日香が(天才とはいえ)いとも容易く地区のトッププレイヤーになるところを見ても、FCというスポーツは層が薄く底の浅いものではないかと思ってしまったからです。ヒロインと一緒に空は飛びたい・・・とは思わせてもFCを楽しみたい、観戦したいという気にはならなかった。これはFCというルールについてゲームに表れた通り一遍の部分でしか理解することができなかったことが一因と思うわけで、もしこのゲームの初回特典にFCのルールブックなるものが添付されていたとしたら、もっとFCの面白さを理解できたかもしれず評価ももっと上がったかもしれませんね。
その時は軽くストレッチしたりして気を紛らわせていたのですが、直に悪寒がするようになりもしやと思って、皮膚科に受診したところ、案の定帯状疱疹でした。
今月中旬に査察があり、その際に閲覧される書類をまとめたりと、いつも以上にストレスの溜まる作業を行っていたことも原因だったのでしょうが、60代に1番よく罹患するといわれる疾病に罹るとはかなり免疫力が弱っていたのだろうと思ったのですが、1番ぼくを悩ませたのが合併症と思われる片頭痛が強烈だったこと。このままでは恒例の予想記事が上げられないのではと焦りました。
結局皮膚科の勧めでこの地区で代表的とされる基幹病院で精密検査することになったのですが、結果は悪かったものの幸い入院するまでの数値ではなく、神経内科で処方された鎮痛剤が効き頭痛が治まり、慌てて予想記事を仕上げるとともに積みゲーも崩し始めることになりました。といっても帯状疱疹自体はまだ治まってなくて、寝返りも打つのも痛い状態なのですが・・・
そんなわけで、かなり前からプレイを始めていた蒼の彼方のフォーリズム(sprite)を、ようやくクリアすることが出来ました。何せプレイを始めたのがまだアニメの本放送がTVで流れていた頃(といってもまともに見たことはない・・・)ですから、1番最初にクリアした真白ルートなんてほとんど記憶に残っていない始末で、思い出そうとすると再び頭痛がぶり返してくるような気がするのですね。
ではなぜこんなに時間が掛かってしまったのかというと、ぼくのプレイ速度が遅いこともあるのですが、2番目にプレイした明日香ルートはともかく、3番目にプレイした(そして1番好みのヒロインだった)莉佳ルートがどうもぼくの好みのストーリーでなく、進行が滞ってしまったことによるものが大きいです。
(ここからネタバレ)
このゲームにはFC(フライングサーカス)という架空のスポーツが登場します。正直理解力の低いぼくの頭脳ではこのスポーツのルールについてクリアした現在でもとよく分かっていないのですが、現代に残っているスポーツでなくわざわざ架空の競技を用意したところに、制作者の巧妙さが現れています。このあたりは同様にスポーツを題材にしたワルキューレロマンチェ~少女騎士物語を思わせるところがあります。あのゲームはジョストというマイナーなスポーツが登場するのですが、それよりも割り切りの良さは上です。
こうした万人に膾炙していないスポーツ(架空のスポーツですから当然ですが)を題材にする上で、まずストーリー的に有利に感じるのは、全くの素人がわずかな期間で急成長してもそれなりの説得力が読者に与えられることでしょう。もしこれがレスリングやフェンシングのような良く知られている競技ならば、全くの素人がわずかな期間修練したからといって一流選手と互角に相対するなんてストーリーを書いたらご都合主義と云われるに決まっています。ところがよく知られていないスポーツだとしたらそれだけ選手層が薄いのだから、素人が一流(と思われている)選手と互角に戦ったとしてもそれほど不自然ではありません。それでもご都合主義と腐す人はいると思いますしその意見も分かるのですが、こうした制作者側の苦心さを思えば、ぼくはそれほど腐す気にはなれないのです。
蒼の彼方のフォーリズムの倉科明日香はFCというスポーツをどんどん吸収していって一流選手に成長していくのですが、彼女の急成長さはFCに早くして目覚めそして挫折した主人公と相反する存在として必要だったのでしょう。(そういえばワルキューレロマンチェ~少女騎士物語のメインヒロインも同じような役割を与えられていました。)そんな明日香ルートには乾沙希というライバル役が登場します。彼女は序盤明日香たち久奈浜学園FC部のよい目標であり一流FC選手である真藤を内容で圧倒しての勝利を収めます。彼女の突然の台頭は明日香らFC部に波紋を残すわけですが、大まかにいうとヒロインのルートはここから分かれます。
まず明日香ルートはその強敵である沙希と真っ向から対峙していくことになります。沙希の参謀であるイリーナの盤外作戦にも負けず主人公と2人立ち向かっていくシナリオはスポ根ドラマの典型といえるでしょう。ただぼくはこのルートはなかなかのデキとは思いますが絶賛というほどではなかったと感じたのですね。その理由は必要以上にイリーナを嫌味なキャラに仕立ててしまったことによると思うのです。イリーナの目的が(かつてFCで活躍した)主人公の現役復帰にあったとしても、それがこのシナリオに上手く調和したとは言えなかったと思うのです。
莉佳ルートは明日香ルートに類する存在といえるかと思います。ただ彼女にあてがわれたライバル役はかつて彼女の親友だった黒渕霞です。彼女はイリーナの盤外作戦なんて生易しいものでなく、FCの競技中に堂々と反則技を使ってきます。そんな彼女を破るべく莉佳は他校の主人公とともに特訓するという展開は明日香ルートとほぼ同じ。ただ明日香ルートより明らかに劣るように思えるのは、沙希やイリーナがFCというスポーツの枠をあくまで踏み出さず勝負を挑んでくるのに対し、黒渕は最初からFCというスポーツのルールを度外視する完全な悪役として描かれていること。スポーツものでこうした典型的な悪役(ヒール)を登場させるというのは、創作するにおいて非常にラクなのですね。ただこれは善玉側に感情移入してしむ第三者の憎悪を煽りシナリオにひきつける上では有効なのですが、(ぼくのように)そうした手法を嫌う人も少なからずいることを忘れてはいけない。まして審判が(まるでプロレスのレフリーのように)反則に対して盲目に設定してしまっては、黒淵に挑む明日香を止めきれず結果怪我させることになった主人公の無能さに目がいってしまうことになっても仕方ないと思うのですね。
その2つのルートと比べ、みさきルート(ついでにいえばぼくが記憶する限り真白ルートも)はやや様相が違っています。
このルートは前2つと比べ明確な敵役は登場しません。もちろんみさきに立ちはだかる存在というのは登場するのですが、それよりもみさきに対峙するのは、明日香や乾沙希ではなく自分自身の心の弱さというのがこのルートの主眼だからです。この弱さを克服するために主人公の叱咤激励のもと練習を重ねる・・・といった流れはやはりスポ根ドラマによくある流れなのですが、通り一遍の単純な敵役を登場させなかったところにこのルートの価値がったと思うのです。
主人公がFCを辞める切欠となったのがみさきとの遭遇だったというのは出来すぎなような気がしないでもないですが、主人公が本当の意味でFCの選手といて立ち直れる唯一のルートと考えると明日香ルートよりもこちらの方が正ルートのような気がしないでもないくらいです。
ただ正直このゲームに対し、ぼくは絶賛とまでの評価までは至らないです。
主人公がFC競技者として嘱望されていた割りには挫折する切欠はたわいなく、また明日香が(天才とはいえ)いとも容易く地区のトッププレイヤーになるところを見ても、FCというスポーツは層が薄く底の浅いものではないかと思ってしまったからです。ヒロインと一緒に空は飛びたい・・・とは思わせてもFCを楽しみたい、観戦したいという気にはならなかった。これはFCというルールについてゲームに表れた通り一遍の部分でしか理解することができなかったことが一因と思うわけで、もしこのゲームの初回特典にFCのルールブックなるものが添付されていたとしたら、もっとFCの面白さを理解できたかもしれず評価ももっと上がったかもしれませんね。
2016年09月14日
9月の発売予定表から
夏競馬(エロゲー)も終わり秋競馬シーズン開幕となりました。頭数こそ今ひとつ揃いませんでしたが、開幕月に相応しい人気馬(ソフト)が顔を揃えて楽しみなレースとなりました。人気厩舎2年ぶりの出走が注目を集めそうですが、他の馬も足を掬おうと虎視眈々。人気馬を避けてやや(1週)遅らせてスタートした馬も多く、そのあたりの厩舎作戦も注目を集めそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
カノジョ*ステップ (SMEE)
いまや本家のお株を奪う活躍を見せるHOOKの最新馬。SMEEといえば軽快(コメディ)な走りとイチャラブが持ち味だが、前走あたりからイチャラブに重心が移りつつある印象があり、今回も同様ちなりそう。ただあまりイチャラブ寄りになると本家との差異が感じられなくなる恐れはある。それでも実績ある早瀬ゆうが調教(ディレクター)を行うならそれほど心配なさそう。ただ一番気になるのは萌え系馬の看板というべき騎手(原画家)の公開をしていないこと。これまで起用してきたあめとゆきが他馬に騎乗するため、騎手変更は仕方ないとしても公開を事実上行っていないというのはどうしたことか。恐らく3D系厩舎と同じような方式を取るのだろうが、取材する限りヒロインが判子絵に見えたりとマイナス点は大きい。それより厩舎のこの姿勢が果たしてファンにどう受け取られるか不安。実績は上位だが今回は本命馬に遠く及ばないというのが妥当だろう。
期待度 ★★★
〇巨乳ファンタジー外伝2 after -オスタシアの野望- (Waffle)
厩舎の看板母系(シリーズ)の最新馬。これまで凡馬は1頭も出してなく安定度は随一。その根幹を成すのは抜きゲーとしては珍しい細かな血統(設定)への配慮。今回もそれは健在で大崩れはしないだろう。特別編ということで高馬(フルプライス)でないが、それでいてヒロインが4人というのは豪華。新ヒロインであるイリーナにどのような役割が与えられるかも楽しみだ。過去リュート(主人公)最後の物語と謳っていながら、臆面もなく今回出走させるのはどうかとも思えるが、内容でそれらを沈黙させるだけの力はある。本命馬に唯一迫れる存在だろう。
期待度 ★★★★
ご主人様、メイド服を脱がさないで。 (MONAKO)
最近存在感を高めつつあるMOREの姉妹厩舎(ブランド)がまたデビュー。ノスタルジックな走りが持ち味な本家MOREとは対照的に、結婚生活の充実のために仕えるメイドたちとHの修行に励むという完全な抜き系血統。トレーナー(ライター)は今回実質初めての担当となる日下部浪漫で本家の小西翼ほどの安定さを求めるとなると厳しい。恐らく走りに過剰な期待は禁物だろうが、エロにはそこそこ期待できそう。ただ騎手に宮坂姉妹を起用した同じ姉妹厩舎Chelseasoftのソラコイが入着どまりの成績。この馬も同様の成績に終わると見るのが正解だろう。
期待度 ★★
△修羅の痴漢道 (BISHOP)
抜き系ながら天然バカも併せて持ち味とするBISHOPの最新馬で、リアルさに欠け黙っていてもバカになる痴漢血統というのはピッタリの組み合わせ。厩舎の看板騎手である水島☆多也 と玄野トモアキに実績充分の深泥正という騎手陣は大崩れが考えにくい顔ぶれ。最近抜き系厩舎では安定感上位のBISHOPだけに今回も上位に食い込む可能性は充分ありそう。今回同じ抜き系に同型馬はいるが脚質的に両立は可能で軽視は禁物だ。
期待度 ★★★☆
△JD温泉。 エロエロダイナマイト女子大生との温泉生活。 (アトリエかぐや)
かぐや系厩舎の中で動画をウリにするHonkyTonk Pumpkin。かぐや系の中では一番安定した走りを見せていて、主戦騎手が有栖川千里からyoppy に変わっても変化はない。親類から任された素人学生の温泉旅館に宿泊しにくる女子大生がエロ展開を爆発させるというツッコミどころ満載な血統。恐らくエロ以外に見所はないだろうが、そこさえ外さなければ持ち時計なりの走りを見せてくれるはず。後は相手関係だが、抜き系に同型馬が揃ったのはやや不安。ヒモ穴での狙いが妥当なところか。
期待度 ★★★
スワッピングパーティー (アトリエさくら Team.NTR)
NTR&安馬といえば思い浮かぶのがこの厩舎。スワップというとNTRとはやや遠遠い血統のように思えるが、そこは一介のNTRに終わらない馬を輩出してきたおんぼろ月だけに、どうNTRと絡めてくるかが注目だ。ただ力を入れた筈のエンジェルゲームが意外な凡走に終わったように、それが空振りに終わってしまう可能性は考えておきたいところ。安馬なだけに登場人物も多数出すわけにいかず、ルートも複数用意できないのがその一因か。今回相手も強力でこの馬まで出番が回ってくるには、かなり展開に恵まれないと厳しいだろう。
期待度 ★★☆
◎千の刃濤、桃花染の皇姫 (AUGUST)
いまや競馬界を牽引する存在といっていいAUGUSTが2年ぶりに登場。ただの萌え系には終わらない血統の奥深さがこの厩舎の魅力だが、今回もそれは健在。当初からファンタジー展開を示唆しているだけに、AUGUST得意の軽快な萌えはやや抑え気味。そのあたりがどうでるかだが、穢翼のユースティアで新境地を見せているだけにマイナスになるとは限らない。期待がかなり高くその反動が出る可能性は捨てきれないが、それを打ち破るような走りに期待したい。意外に骨っぽい相手が揃ったが、このあたりでは負けられないくらいの気持ちだ。
期待度 ★★★★☆
▲大迷宮&大迷惑 -GREAT EDGES IN THE ABYSS- (Liar Soft)
姉妹厩舎のraiLsoftで活躍した印象がいまだに強いトレーナー希が久々に手がける。raiLsoftでの晩年はあまり活躍馬を出せず、期待された帝都飛天大作戦も掲示板に載るのが精一杯と信頼度は高いとはいえないが、信天翁航海録でコンビを組んだこめが鞍上とあって不気味さが漂う。ダンジョンを舞台とした奇人たちのコメディと馬の雰囲気が信天翁航海録と似ているのもプラス材料。なかなか好走するかどうか読みづらいライアーの馬だが、今回は出番か。
期待度 ★★★★
△D.C.III With You ~ダ・カーポIII ウィズユー~ (CIRCUS)
CIRCUS厩舎無二の母系といっていいD.C.系の最新馬。新母系(シリーズ)での発展を目指した前走が期待に応えられなかっただけに、今回は背水の陣くらいの気持ちか。直仔(FD)でありながら高馬だったりと言いたい部分は多いが、この厩舎のファンならそのくらいは承知で大きなマイナスとはならない。攻略希望が多かったすももと四季のルートが搭載されるのもプラスだ。ただ同じ兄のプラチナパートナーがこの母系にしては物足りない成績に終わったのは気になる。上位には食い込めるだろうが、勝ちきるとなるとかなり展開の助けが必要だろう。
期待度 ★★★☆
タユタマ2 -you’re the only one- (Lump of Sugar)
Lump of Sugar初期の所属馬で別路線(アニメ)でも活躍したタユタマ -kiss on my deity-の後継馬(続編)。といっても知名度ほど父(前作)は好成績を上げていないし、トレーナーが変更の上に新人を起用となると常識的には厳しそう。前作のヒロインであるましろが唯一残ったが、なぜメインヒロイン枠で紹介されているかも不可思議だ。萌えに関しては騎手の能力から考えても高水準なのは間違いないが、それだけで勝負できるかとなると疑問だ。
期待度 ★★☆
ふれるてラブコネクト オレとカノジョの愛情表現 (Nephrite)
デビュー戦から3年の年月を経て、久々にNephrite厩舎が出走させる。10年ぶりに再会した幼馴染とのラブストーリーという分かりやすい血統なだけに、どこか盛り上がる要素がほしいところ。ただデビュー戦は単調な走りに終始してしまっただけに、期待するのが酷か。トレーナーの実績も乏しく、騎手も今回デビュー戦と買える材料はほとんど見当たらない。見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
放課後に乱れる姉教師と隣の部屋で喘ぐ妹 ~恋人になった女の子が、知り合いの嫌な男に寝取られる~ (Guilty)
名門厩舎ながら近年の成績は振るわなかったGuiltyだが、前走は久々に古豪の意地を見せた。ただ今回は前走とスタッフがガラリと変わっているだけに、どれだけ走れるかは未知数。血統は明らかなNTR血統だが、ヒロインが3人いるというのが特色。名門厩舎なだけにエロに関しては大外ししないだろうが、不安に感じるのはNTRで凡走原因となるヒロイン即堕ちとなってしまいそうな点。ヒロインの数を増やした代償が即堕ちに繋がるのでは本末転倒だ。トレーナーの実績が今ひとつなのも不安で、ここでは狙いづらい。
期待度 ★★
ままはは (boot UP!)
最近上位に食い込めずにいるboot UP!だが、今回は人妻をメインヒロインして再浮上を狙う。これまでの戦績を見ると年上ヒロインの方が人気を集めているだけに、この選択はプラスに働きそう。ただ年上女性をヒロインにした割には、年上女性らしい妖艶さがあまり感じられないのは残念。高馬でないだけに仕方ないのかもしれないが、ヒロインを3人に絞った影響で、明らかに攻略できそうなヒロインがサブに回されているのもマイナスだ。浮上の切欠は掴めたとしても馬券に絡めるかとなると厳しそうだ。
期待度 ★★☆
湯の村は~れむ ~巨乳孕ませ温泉滞在記~ (オーバードーズ)
特殊フェチを有する所属馬が特徴のオーバードーズ厩舎だが、前走あたりから方針転換したよう。今回も好走した所属馬の殆どを手がけたshow-ziiiが関わってなさそうで、これまでのイメージを取り払って考えたほうが良さそう。騎手のりゅうき夕海はこれまで手綱を握った馬で好走した馬はいないが、これは騎乗馬に恵まれていないためで乗れない騎手ではない。血統はツッコミどころ満載で明らかな抜きバカ系だが、最後孕ませハーレムへの布石なのだろう。ただトレーナーの須々木鮎尾が姉妹厩舎のルネ・マリン等で結果を出せたのは悪の女幹部系くらいなもの。経験の割りにこういったタイプの馬で活躍した馬が見当たらないのはマイナスだ。今回は抜き系の同型馬が強力。ここでは厳しいだろう。
期待度 ★★
(本紙の見解)
焦点になるのは圧倒的人気を集めそうな千の刃濤、桃花染の皇姫 の動向。ファンタジーと学園系というニックスは大物馬に育ちにくいだけに不安はあるが、過去夜明け前より瑠璃色なを育てた実績もあり払拭できるだけの力はある。ここは素直に厩舎の力を信じたい。人気母系の巨乳ファンタジー外伝2 after -オスタシアの野望-が不気味な存在。これまでほとんどハズレを出していない母系で、主人公がリュートとなると凡走の可能性はほとんど少ない。本命馬がマークされる展開なら逆転も可能だ。不気味なのが大迷宮&大迷惑 -GREAT EDGES IN THE ABYSS-で、ライアーのこういった血統は軽視すると酷い目にあう。大駆けは充分可能だろう。血統が袋小路(マンネリ)に入っていると言われながらも、まだ上級馬を送り出すD.C.III With You ~ダ・カーポIII ウィズユー~の底力も侮れない。抜き系にも最近勢いが出てきた修羅の痴漢道が存在感をアピール。他これまでの実績からカノジョ*ステップ も不気味だが、見過ごせないマイナス材料がありこの相手では厳しい競馬となりそうだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
カノジョ*ステップ (SMEE)
いまや本家のお株を奪う活躍を見せるHOOKの最新馬。SMEEといえば軽快(コメディ)な走りとイチャラブが持ち味だが、前走あたりからイチャラブに重心が移りつつある印象があり、今回も同様ちなりそう。ただあまりイチャラブ寄りになると本家との差異が感じられなくなる恐れはある。それでも実績ある早瀬ゆうが調教(ディレクター)を行うならそれほど心配なさそう。ただ一番気になるのは萌え系馬の看板というべき騎手(原画家)の公開をしていないこと。これまで起用してきたあめとゆきが他馬に騎乗するため、騎手変更は仕方ないとしても公開を事実上行っていないというのはどうしたことか。恐らく3D系厩舎と同じような方式を取るのだろうが、取材する限りヒロインが判子絵に見えたりとマイナス点は大きい。それより厩舎のこの姿勢が果たしてファンにどう受け取られるか不安。実績は上位だが今回は本命馬に遠く及ばないというのが妥当だろう。
期待度 ★★★
〇巨乳ファンタジー外伝2 after -オスタシアの野望- (Waffle)
厩舎の看板母系(シリーズ)の最新馬。これまで凡馬は1頭も出してなく安定度は随一。その根幹を成すのは抜きゲーとしては珍しい細かな血統(設定)への配慮。今回もそれは健在で大崩れはしないだろう。特別編ということで高馬(フルプライス)でないが、それでいてヒロインが4人というのは豪華。新ヒロインであるイリーナにどのような役割が与えられるかも楽しみだ。過去リュート(主人公)最後の物語と謳っていながら、臆面もなく今回出走させるのはどうかとも思えるが、内容でそれらを沈黙させるだけの力はある。本命馬に唯一迫れる存在だろう。
期待度 ★★★★
ご主人様、メイド服を脱がさないで。 (MONAKO)
最近存在感を高めつつあるMOREの姉妹厩舎(ブランド)がまたデビュー。ノスタルジックな走りが持ち味な本家MOREとは対照的に、結婚生活の充実のために仕えるメイドたちとHの修行に励むという完全な抜き系血統。トレーナー(ライター)は今回実質初めての担当となる日下部浪漫で本家の小西翼ほどの安定さを求めるとなると厳しい。恐らく走りに過剰な期待は禁物だろうが、エロにはそこそこ期待できそう。ただ騎手に宮坂姉妹を起用した同じ姉妹厩舎Chelseasoftのソラコイが入着どまりの成績。この馬も同様の成績に終わると見るのが正解だろう。
期待度 ★★
△修羅の痴漢道 (BISHOP)
抜き系ながら天然バカも併せて持ち味とするBISHOPの最新馬で、リアルさに欠け黙っていてもバカになる痴漢血統というのはピッタリの組み合わせ。厩舎の看板騎手である水島☆多也 と玄野トモアキに実績充分の深泥正という騎手陣は大崩れが考えにくい顔ぶれ。最近抜き系厩舎では安定感上位のBISHOPだけに今回も上位に食い込む可能性は充分ありそう。今回同じ抜き系に同型馬はいるが脚質的に両立は可能で軽視は禁物だ。
期待度 ★★★☆
△JD温泉。 エロエロダイナマイト女子大生との温泉生活。 (アトリエかぐや)
かぐや系厩舎の中で動画をウリにするHonkyTonk Pumpkin。かぐや系の中では一番安定した走りを見せていて、主戦騎手が有栖川千里からyoppy に変わっても変化はない。親類から任された素人学生の温泉旅館に宿泊しにくる女子大生がエロ展開を爆発させるというツッコミどころ満載な血統。恐らくエロ以外に見所はないだろうが、そこさえ外さなければ持ち時計なりの走りを見せてくれるはず。後は相手関係だが、抜き系に同型馬が揃ったのはやや不安。ヒモ穴での狙いが妥当なところか。
期待度 ★★★
スワッピングパーティー (アトリエさくら Team.NTR)
NTR&安馬といえば思い浮かぶのがこの厩舎。スワップというとNTRとはやや遠遠い血統のように思えるが、そこは一介のNTRに終わらない馬を輩出してきたおんぼろ月だけに、どうNTRと絡めてくるかが注目だ。ただ力を入れた筈のエンジェルゲームが意外な凡走に終わったように、それが空振りに終わってしまう可能性は考えておきたいところ。安馬なだけに登場人物も多数出すわけにいかず、ルートも複数用意できないのがその一因か。今回相手も強力でこの馬まで出番が回ってくるには、かなり展開に恵まれないと厳しいだろう。
期待度 ★★☆
◎千の刃濤、桃花染の皇姫 (AUGUST)
いまや競馬界を牽引する存在といっていいAUGUSTが2年ぶりに登場。ただの萌え系には終わらない血統の奥深さがこの厩舎の魅力だが、今回もそれは健在。当初からファンタジー展開を示唆しているだけに、AUGUST得意の軽快な萌えはやや抑え気味。そのあたりがどうでるかだが、穢翼のユースティアで新境地を見せているだけにマイナスになるとは限らない。期待がかなり高くその反動が出る可能性は捨てきれないが、それを打ち破るような走りに期待したい。意外に骨っぽい相手が揃ったが、このあたりでは負けられないくらいの気持ちだ。
期待度 ★★★★☆
▲大迷宮&大迷惑 -GREAT EDGES IN THE ABYSS- (Liar Soft)
姉妹厩舎のraiLsoftで活躍した印象がいまだに強いトレーナー希が久々に手がける。raiLsoftでの晩年はあまり活躍馬を出せず、期待された帝都飛天大作戦も掲示板に載るのが精一杯と信頼度は高いとはいえないが、信天翁航海録でコンビを組んだこめが鞍上とあって不気味さが漂う。ダンジョンを舞台とした奇人たちのコメディと馬の雰囲気が信天翁航海録と似ているのもプラス材料。なかなか好走するかどうか読みづらいライアーの馬だが、今回は出番か。
期待度 ★★★★
△D.C.III With You ~ダ・カーポIII ウィズユー~ (CIRCUS)
CIRCUS厩舎無二の母系といっていいD.C.系の最新馬。新母系(シリーズ)での発展を目指した前走が期待に応えられなかっただけに、今回は背水の陣くらいの気持ちか。直仔(FD)でありながら高馬だったりと言いたい部分は多いが、この厩舎のファンならそのくらいは承知で大きなマイナスとはならない。攻略希望が多かったすももと四季のルートが搭載されるのもプラスだ。ただ同じ兄のプラチナパートナーがこの母系にしては物足りない成績に終わったのは気になる。上位には食い込めるだろうが、勝ちきるとなるとかなり展開の助けが必要だろう。
期待度 ★★★☆
タユタマ2 -you’re the only one- (Lump of Sugar)
Lump of Sugar初期の所属馬で別路線(アニメ)でも活躍したタユタマ -kiss on my deity-の後継馬(続編)。といっても知名度ほど父(前作)は好成績を上げていないし、トレーナーが変更の上に新人を起用となると常識的には厳しそう。前作のヒロインであるましろが唯一残ったが、なぜメインヒロイン枠で紹介されているかも不可思議だ。萌えに関しては騎手の能力から考えても高水準なのは間違いないが、それだけで勝負できるかとなると疑問だ。
期待度 ★★☆
ふれるてラブコネクト オレとカノジョの愛情表現 (Nephrite)
デビュー戦から3年の年月を経て、久々にNephrite厩舎が出走させる。10年ぶりに再会した幼馴染とのラブストーリーという分かりやすい血統なだけに、どこか盛り上がる要素がほしいところ。ただデビュー戦は単調な走りに終始してしまっただけに、期待するのが酷か。トレーナーの実績も乏しく、騎手も今回デビュー戦と買える材料はほとんど見当たらない。見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
放課後に乱れる姉教師と隣の部屋で喘ぐ妹 ~恋人になった女の子が、知り合いの嫌な男に寝取られる~ (Guilty)
名門厩舎ながら近年の成績は振るわなかったGuiltyだが、前走は久々に古豪の意地を見せた。ただ今回は前走とスタッフがガラリと変わっているだけに、どれだけ走れるかは未知数。血統は明らかなNTR血統だが、ヒロインが3人いるというのが特色。名門厩舎なだけにエロに関しては大外ししないだろうが、不安に感じるのはNTRで凡走原因となるヒロイン即堕ちとなってしまいそうな点。ヒロインの数を増やした代償が即堕ちに繋がるのでは本末転倒だ。トレーナーの実績が今ひとつなのも不安で、ここでは狙いづらい。
期待度 ★★
ままはは (boot UP!)
最近上位に食い込めずにいるboot UP!だが、今回は人妻をメインヒロインして再浮上を狙う。これまでの戦績を見ると年上ヒロインの方が人気を集めているだけに、この選択はプラスに働きそう。ただ年上女性をヒロインにした割には、年上女性らしい妖艶さがあまり感じられないのは残念。高馬でないだけに仕方ないのかもしれないが、ヒロインを3人に絞った影響で、明らかに攻略できそうなヒロインがサブに回されているのもマイナスだ。浮上の切欠は掴めたとしても馬券に絡めるかとなると厳しそうだ。
期待度 ★★☆
湯の村は~れむ ~巨乳孕ませ温泉滞在記~ (オーバードーズ)
特殊フェチを有する所属馬が特徴のオーバードーズ厩舎だが、前走あたりから方針転換したよう。今回も好走した所属馬の殆どを手がけたshow-ziiiが関わってなさそうで、これまでのイメージを取り払って考えたほうが良さそう。騎手のりゅうき夕海はこれまで手綱を握った馬で好走した馬はいないが、これは騎乗馬に恵まれていないためで乗れない騎手ではない。血統はツッコミどころ満載で明らかな抜きバカ系だが、最後孕ませハーレムへの布石なのだろう。ただトレーナーの須々木鮎尾が姉妹厩舎のルネ・マリン等で結果を出せたのは悪の女幹部系くらいなもの。経験の割りにこういったタイプの馬で活躍した馬が見当たらないのはマイナスだ。今回は抜き系の同型馬が強力。ここでは厳しいだろう。
期待度 ★★
(本紙の見解)
焦点になるのは圧倒的人気を集めそうな千の刃濤、桃花染の皇姫 の動向。ファンタジーと学園系というニックスは大物馬に育ちにくいだけに不安はあるが、過去夜明け前より瑠璃色なを育てた実績もあり払拭できるだけの力はある。ここは素直に厩舎の力を信じたい。人気母系の巨乳ファンタジー外伝2 after -オスタシアの野望-が不気味な存在。これまでほとんどハズレを出していない母系で、主人公がリュートとなると凡走の可能性はほとんど少ない。本命馬がマークされる展開なら逆転も可能だ。不気味なのが大迷宮&大迷惑 -GREAT EDGES IN THE ABYSS-で、ライアーのこういった血統は軽視すると酷い目にあう。大駆けは充分可能だろう。血統が袋小路(マンネリ)に入っていると言われながらも、まだ上級馬を送り出すD.C.III With You ~ダ・カーポIII ウィズユー~の底力も侮れない。抜き系にも最近勢いが出てきた修羅の痴漢道が存在感をアピール。他これまでの実績からカノジョ*ステップ も不気味だが、見過ごせないマイナス材料がありこの相手では厳しい競馬となりそうだ。
2016年08月20日
8月の発売予定表から
夏競馬で地方の大レース(コミケ)後ということで、頭数が揃わずかなり寂しいメンバー。最近競馬(エロゲー)ブームに翳りが見られる気がしてファンにとっては憂鬱になってくるのですが、それを吹き飛ばすような好レースを期待したいところです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
Triangle Love -アプリコットフィズ- (Campus)
安馬(低価格)専門厩舎(ブランド)ながらハルウソの好走で注目を浴びたCampus厩舎。ただその母系(シリーズ)以外は結果を出していないのは気がかりで、前走の罪恋×2/3 も凡走に終わっている。今回の泉まひる×木村ころやのコンビも天文時計のアリア の動きを見る限り期待しづらい。三角関係をテーマにするというのは前走と同じだが、木村ころやはシリアス系では結果を出せていないトレーナーで三角関係の機微を描き出せるとは思えない。ここは見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
姉姉W催眠 ~催眠装置で巨乳姉どもに強制中出し、鬼畜寝取りで孕ませてやる!~ (POISON)
およそ3年ぶりの出走というPOISON厩舎だが、今回デビュー戦と同じ催眠系で挑む作戦のよう。馬名(タイトル)を見る限り凌辱とバカ系のニックスで実兄の嫁を寝取るという血統。今回はSkyFish厩舎が調教に絡むということもあって、ひろもりさかなが指揮(企画)するが、これまで氏が手がけた血統とはかなり違うだけに違和感が大きい。瑠璃の檻 ‐DOMINATION GAME‐でコンビを組んだ田丸まこと&コバぴょんが鞍上で成績も悪くは無いが、純粋抜き系で挑むにはやや厳しそうな顔ぶれ。ここでは買いづらい。
期待度 ★☆
1分の2恋ゴコロ (天ノ葉)
デビュー初戦というのに再三出走取消(延期)を繰り返してきたが、ようやくゲートインしたようだ。トレーナーの仲村ぱんだはこれまで地方(同人)が主戦場で中央(商業)挑戦は初。といっても地方での実績はほとんど皆無といってよく、苦戦の見立ては当然。双子の妹たちと他2人のヒロインという構成だが、軸となる双子ヒロインの片方がどうにも受け入れがたい性格というのも気になるし、追い切りを見る限り厩舎が謳う見所と云われる点がすべて空周りしているのも辛い。戯画が絡んでいるにしては脚元不安(バグ)が所見されるし、毛色(CG)も地方色漂い垢抜けてない様子。これではとても手が出せない。
期待度 ★☆
▲生命のスペア I was born for you (あかべぇそふとすりぃ)
あかべぇ系列の安馬路線第2弾。初挑戦の手垢塗れの天使 とはタイプが全く違うが、挑戦的な血統という点では変わりない。トレーナーの中島大河はこれまで手がけた馬の成績は悪くなく、全くの凡走は考えにくい。気になるのは血統がある名馬と似ていること。その名馬の競走内容が鮮烈だっただけに、それを上回るだけの力を見せないとブーイングが起きかねないことだろう。その点については気がかりだが追い切りの評価はなかなかで、メンバー的にも充分上位に食い込めるだけの力はありそう。怖い1頭だ。
期待度 ★★★☆
裏生徒会よ、肛門を制圧せよ! (わるきゅ~れ)
安馬専門厩舎ながらその挑戦的な配合でファンの記憶に残る馬を輩出してきたわるきゅ~れ厩舎。前走の魔装の国のアリス Alice in Immoral-Land も全く注目されていなかったが、騎手の腕力もあってか思わぬ好走だった。その再現を狙うが、アナルに特化した血統はこの厩舎らしいといえるものの取材する限り新鮮味は少ない。トレーナーが今回初仕事というのも気にかかるし、今回は見送りで良さそう。
期待度 ★★
◎銀色、遥か (tone work’s)
VA系本流の意地を見せたといっていい前走星織ユメミライの走りから、当然注目を集めるtone work’sの最新馬。前走が丹念な走りで評価を集めた反面退屈という側面もみられただけに、それをどう払拭できるかどうか。ただ今回も他の馬ではまず見られない10年という長時間な舞台で展開されるだけに、当然退屈という評価が出てきそう。ただ厩舎側はそれを承知の上で、あくまで長所である丹念な走りで前走の再現を狙うつもりだろう。それだけに前走を上回る走りは期待しづらいが、今回は少頭数のメンバー構成で人気どころが少なからず不安を抱えているだけに、安定さはこの馬が随一だろう。
期待度 ★★★★
恋するお嬢様はエッチな花嫁 (ensemble SWEET)
前レース(月)の出走がほぼ確定していながら、直前脚部不安が発覚して取消(延期)の憂き目にあっただけに、その影響は少なからずあると見た方が良さそう。まして最近ブームとなっている萌え系厩舎の姉妹厩舎として開業した抜き系厩舎としては、これまで目立つ成績を上げられていないensemble SWEETなだけに大きな期待は出来そうもない。騎手(原画家)の魅力はあるが、トレーナーの実績を考えるとそれも生かされるとは思えない。よくあるなんちゃってお嬢様ものに終始してしまいそうでここは見送り。
期待度 ★★
催眠委員長 (include)
include厩舎の2戦目。デビュー戦は変身ヒロイン凌辱に定評あるassaultをトレーナーに起用したが、今回は難波一一とおくとぱすを起用。難波一一という名は初見だが、おくとぱすは催眠血統では定評のあるトレーナーだけに期待できる。萌え系トレーナーの北川晴も絡んでいるだけに、ガチ凌辱でなく催眠を利かしてのラブ凌辱が主体。ヒロインもお高く止まった委員長と催眠系では手堅い内容。ただ実質ヒロインが2名というのはいかにも少ない。他にもHシーンのある女性もいるようだが、乱交Hに登場するだけでは、モブキャラとさして変わりはない。これでは入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★
即イキびしょぬれアスリート! 潮吹き絶頂するアスリートヒロインたち (マリン)
五輪真っ盛りということを狙ってか、スポーツヒロイン抜き系を得意とするマリンがこのレース(月)を狙っての出走。騎手はこの厩舎ではお馴染みの金城航で、姉妹厩舎のルネで騎乗したhuracanが脇を固める。こういった血統に関しては手堅い厩舎だけにこのメンバーならチャンスはありそうだが、厩舎(HP)を取材した限り馬体(CG)や走りの内容がピンと来ない。厩舎の窓口が突然変わったりと動向が不穏なのも心配で、まともに仕上がっているかも不安。とても強気には押せない。
期待度 ★☆
発情インフレーション ~気になるあの娘の淫れスイッチ~ (seal-tutu)
数多いシール系姉妹厩舎の中で、存在感が薄いseal-tutuの最新馬。恐らく「お台的に中価格帯の馬を走らせる」くらいの特徴しか見当たらないのが理由で、今回もシール系にしては注目度は低い。血統は催眠系の変型といえるが、催眠系の馬とやや毛色が違うのがキモ主人公に対するヒロインの嫌悪感が薄いこと。明るい萌えHがウリであるシール系なだけにこれは予想通りだが、嫌悪や無関心といった感情からの振れ幅の大きさが催眠系の特徴といえるだけに、印象が薄くなるのは否めない。騎手やラシックス(声優)が手薄に感じるのもマイナスで、大きな期待を持つまでの走りはどうか。
期待度 ★★
ハナヒメ*アブソリュート! (mirai)
前回5レース(月)に出走を予定していたが脚部(システム)に不安を抱えていただけに、間隔を置いて立て直してきたのはプラスに働きそう。かんなぎれいが本格的に手綱を握るのはおよそ8年ぶりで、自らが配合から手がけるとあって期待が高まるのは当然。ヒロインの可愛さは変わりなく、トレーナーも丸谷秀人なら期待するのは当然だが、立て直されたとはいえ相変わらず脚部不安は気がかりだし、ウリであるバトルのテンポが悪いのはやはりマイナスだ。メンバー的に人気になりそうだが静観するのが無難かもしれない。
期待度 ★★☆
〇BALDR HEART (戯画)
戯画厩舎の看板血統だったバルド血脈が久々に出走。厩舎が低迷しているだけに以前ほど信頼感に欠けることは否めないが、今回は原点回帰ということで少なくとも大きく外すことはなさそう。トレーナーの 卑影ムラサキは好走したBALDR FORCEらを手がけているとあって、信頼しても良さそう。騎手は新人とあって菊池政治や綱島志朗といった面々に比べると見劣りするのは否めないが、血統的に大きな痛手というほどではない。今回のメンバーなら充分勝負になるだけの能力はあると見た。
期待度 ★★★★
乱れ雪月華 ~月夜の淫舞、狂気の契り~ (Lass Lunatic)
Lassの抜き系凌辱厩舎として開業したLass Lunaticだが、デビュー戦は大きく期待を裏切る成績。今回はその直仔(続編)とあってどこまで巻き返せるかも怪しい。新ヒロインの瑠璃華は魅力的に感じるが、それだけで好走できるほど甘くないのはデビュー戦で証明ずみ。くの一もので凌辱度が薄かったことがデビュー戦の敗因とすれば、それさえ濃くすれば変わり身は可能だろうが、取材する限りそれも期待薄。今回も見送りだろう。
期待度 ★☆
ユウワク スクランブル (MOONSTONE Honey)
MOONSTONEの姉妹厩舎だがデビュー戦を見る限り、抜きよりの萌え系ということでMOONSTONE cherryの劣化のようにしか思えなかったのが走れなかった原因か。今回その印象を払拭できるかどうかが好走のカギとなる。ヒロイン数は3姉妹のみと少なめで、性格も定石どおりとあまり変化はない。追い切りの印象もそれに沿ったもので大きな変わり身はなさそうだ。トレーナーの実績も物足らず直線で末脚爆発というタイプとも思えない。デビュー戦から多少時計を詰めたとしても馬券に絡むまでの走りとなると難しそうだ。
期待度 ★★
(本紙の見解)少頭数でやや手薄なメンバー。これなら前走の走りから銀色、遥かの走りに期待したい。前走の弱点を見直すのではなく、あえて長所を伸ばす作戦。あと単調な走りを多少なりとも解消できれば勝利に近づく。本命馬と遜色ない存在がBALDR HEART 。実績から考えれば本命馬より上で、厩舎の看板血統の意地を見せたい。他の馬となるとかなり能力に差があり一騎打ちムードだが、あえて狙うなら生命のスペア I was born for you 。血統的にそれほど魅力があるわけではないが、騎手・トレーナーとも凡走がなく、脚を溜めて直線で一気に追い込むシーンは充分に考えられる。まともならハナヒメ*アブソリュート! も怖いが、追い切りの状態を見るとここでは厳しく、他に穴馬も見当たらない。人気どおりの決着となりそうだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
Triangle Love -アプリコットフィズ- (Campus)
安馬(低価格)専門厩舎(ブランド)ながらハルウソの好走で注目を浴びたCampus厩舎。ただその母系(シリーズ)以外は結果を出していないのは気がかりで、前走の罪恋×2/3 も凡走に終わっている。今回の泉まひる×木村ころやのコンビも天文時計のアリア の動きを見る限り期待しづらい。三角関係をテーマにするというのは前走と同じだが、木村ころやはシリアス系では結果を出せていないトレーナーで三角関係の機微を描き出せるとは思えない。ここは見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
姉姉W催眠 ~催眠装置で巨乳姉どもに強制中出し、鬼畜寝取りで孕ませてやる!~ (POISON)
およそ3年ぶりの出走というPOISON厩舎だが、今回デビュー戦と同じ催眠系で挑む作戦のよう。馬名(タイトル)を見る限り凌辱とバカ系のニックスで実兄の嫁を寝取るという血統。今回はSkyFish厩舎が調教に絡むということもあって、ひろもりさかなが指揮(企画)するが、これまで氏が手がけた血統とはかなり違うだけに違和感が大きい。瑠璃の檻 ‐DOMINATION GAME‐でコンビを組んだ田丸まこと&コバぴょんが鞍上で成績も悪くは無いが、純粋抜き系で挑むにはやや厳しそうな顔ぶれ。ここでは買いづらい。
期待度 ★☆
1分の2恋ゴコロ (天ノ葉)
デビュー初戦というのに再三出走取消(延期)を繰り返してきたが、ようやくゲートインしたようだ。トレーナーの仲村ぱんだはこれまで地方(同人)が主戦場で中央(商業)挑戦は初。といっても地方での実績はほとんど皆無といってよく、苦戦の見立ては当然。双子の妹たちと他2人のヒロインという構成だが、軸となる双子ヒロインの片方がどうにも受け入れがたい性格というのも気になるし、追い切りを見る限り厩舎が謳う見所と云われる点がすべて空周りしているのも辛い。戯画が絡んでいるにしては脚元不安(バグ)が所見されるし、毛色(CG)も地方色漂い垢抜けてない様子。これではとても手が出せない。
期待度 ★☆
▲生命のスペア I was born for you (あかべぇそふとすりぃ)
あかべぇ系列の安馬路線第2弾。初挑戦の手垢塗れの天使 とはタイプが全く違うが、挑戦的な血統という点では変わりない。トレーナーの中島大河はこれまで手がけた馬の成績は悪くなく、全くの凡走は考えにくい。気になるのは血統がある名馬と似ていること。その名馬の競走内容が鮮烈だっただけに、それを上回るだけの力を見せないとブーイングが起きかねないことだろう。その点については気がかりだが追い切りの評価はなかなかで、メンバー的にも充分上位に食い込めるだけの力はありそう。怖い1頭だ。
期待度 ★★★☆
裏生徒会よ、肛門を制圧せよ! (わるきゅ~れ)
安馬専門厩舎ながらその挑戦的な配合でファンの記憶に残る馬を輩出してきたわるきゅ~れ厩舎。前走の魔装の国のアリス Alice in Immoral-Land も全く注目されていなかったが、騎手の腕力もあってか思わぬ好走だった。その再現を狙うが、アナルに特化した血統はこの厩舎らしいといえるものの取材する限り新鮮味は少ない。トレーナーが今回初仕事というのも気にかかるし、今回は見送りで良さそう。
期待度 ★★
◎銀色、遥か (tone work’s)
VA系本流の意地を見せたといっていい前走星織ユメミライの走りから、当然注目を集めるtone work’sの最新馬。前走が丹念な走りで評価を集めた反面退屈という側面もみられただけに、それをどう払拭できるかどうか。ただ今回も他の馬ではまず見られない10年という長時間な舞台で展開されるだけに、当然退屈という評価が出てきそう。ただ厩舎側はそれを承知の上で、あくまで長所である丹念な走りで前走の再現を狙うつもりだろう。それだけに前走を上回る走りは期待しづらいが、今回は少頭数のメンバー構成で人気どころが少なからず不安を抱えているだけに、安定さはこの馬が随一だろう。
期待度 ★★★★
恋するお嬢様はエッチな花嫁 (ensemble SWEET)
前レース(月)の出走がほぼ確定していながら、直前脚部不安が発覚して取消(延期)の憂き目にあっただけに、その影響は少なからずあると見た方が良さそう。まして最近ブームとなっている萌え系厩舎の姉妹厩舎として開業した抜き系厩舎としては、これまで目立つ成績を上げられていないensemble SWEETなだけに大きな期待は出来そうもない。騎手(原画家)の魅力はあるが、トレーナーの実績を考えるとそれも生かされるとは思えない。よくあるなんちゃってお嬢様ものに終始してしまいそうでここは見送り。
期待度 ★★
催眠委員長 (include)
include厩舎の2戦目。デビュー戦は変身ヒロイン凌辱に定評あるassaultをトレーナーに起用したが、今回は難波一一とおくとぱすを起用。難波一一という名は初見だが、おくとぱすは催眠血統では定評のあるトレーナーだけに期待できる。萌え系トレーナーの北川晴も絡んでいるだけに、ガチ凌辱でなく催眠を利かしてのラブ凌辱が主体。ヒロインもお高く止まった委員長と催眠系では手堅い内容。ただ実質ヒロインが2名というのはいかにも少ない。他にもHシーンのある女性もいるようだが、乱交Hに登場するだけでは、モブキャラとさして変わりはない。これでは入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★
即イキびしょぬれアスリート! 潮吹き絶頂するアスリートヒロインたち (マリン)
五輪真っ盛りということを狙ってか、スポーツヒロイン抜き系を得意とするマリンがこのレース(月)を狙っての出走。騎手はこの厩舎ではお馴染みの金城航で、姉妹厩舎のルネで騎乗したhuracanが脇を固める。こういった血統に関しては手堅い厩舎だけにこのメンバーならチャンスはありそうだが、厩舎(HP)を取材した限り馬体(CG)や走りの内容がピンと来ない。厩舎の窓口が突然変わったりと動向が不穏なのも心配で、まともに仕上がっているかも不安。とても強気には押せない。
期待度 ★☆
発情インフレーション ~気になるあの娘の淫れスイッチ~ (seal-tutu)
数多いシール系姉妹厩舎の中で、存在感が薄いseal-tutuの最新馬。恐らく「お台的に中価格帯の馬を走らせる」くらいの特徴しか見当たらないのが理由で、今回もシール系にしては注目度は低い。血統は催眠系の変型といえるが、催眠系の馬とやや毛色が違うのがキモ主人公に対するヒロインの嫌悪感が薄いこと。明るい萌えHがウリであるシール系なだけにこれは予想通りだが、嫌悪や無関心といった感情からの振れ幅の大きさが催眠系の特徴といえるだけに、印象が薄くなるのは否めない。騎手やラシックス(声優)が手薄に感じるのもマイナスで、大きな期待を持つまでの走りはどうか。
期待度 ★★
ハナヒメ*アブソリュート! (mirai)
前回5レース(月)に出走を予定していたが脚部(システム)に不安を抱えていただけに、間隔を置いて立て直してきたのはプラスに働きそう。かんなぎれいが本格的に手綱を握るのはおよそ8年ぶりで、自らが配合から手がけるとあって期待が高まるのは当然。ヒロインの可愛さは変わりなく、トレーナーも丸谷秀人なら期待するのは当然だが、立て直されたとはいえ相変わらず脚部不安は気がかりだし、ウリであるバトルのテンポが悪いのはやはりマイナスだ。メンバー的に人気になりそうだが静観するのが無難かもしれない。
期待度 ★★☆
〇BALDR HEART (戯画)
戯画厩舎の看板血統だったバルド血脈が久々に出走。厩舎が低迷しているだけに以前ほど信頼感に欠けることは否めないが、今回は原点回帰ということで少なくとも大きく外すことはなさそう。トレーナーの 卑影ムラサキは好走したBALDR FORCEらを手がけているとあって、信頼しても良さそう。騎手は新人とあって菊池政治や綱島志朗といった面々に比べると見劣りするのは否めないが、血統的に大きな痛手というほどではない。今回のメンバーなら充分勝負になるだけの能力はあると見た。
期待度 ★★★★
乱れ雪月華 ~月夜の淫舞、狂気の契り~ (Lass Lunatic)
Lassの抜き系凌辱厩舎として開業したLass Lunaticだが、デビュー戦は大きく期待を裏切る成績。今回はその直仔(続編)とあってどこまで巻き返せるかも怪しい。新ヒロインの瑠璃華は魅力的に感じるが、それだけで好走できるほど甘くないのはデビュー戦で証明ずみ。くの一もので凌辱度が薄かったことがデビュー戦の敗因とすれば、それさえ濃くすれば変わり身は可能だろうが、取材する限りそれも期待薄。今回も見送りだろう。
期待度 ★☆
ユウワク スクランブル (MOONSTONE Honey)
MOONSTONEの姉妹厩舎だがデビュー戦を見る限り、抜きよりの萌え系ということでMOONSTONE cherryの劣化のようにしか思えなかったのが走れなかった原因か。今回その印象を払拭できるかどうかが好走のカギとなる。ヒロイン数は3姉妹のみと少なめで、性格も定石どおりとあまり変化はない。追い切りの印象もそれに沿ったもので大きな変わり身はなさそうだ。トレーナーの実績も物足らず直線で末脚爆発というタイプとも思えない。デビュー戦から多少時計を詰めたとしても馬券に絡むまでの走りとなると難しそうだ。
期待度 ★★
(本紙の見解)少頭数でやや手薄なメンバー。これなら前走の走りから銀色、遥かの走りに期待したい。前走の弱点を見直すのではなく、あえて長所を伸ばす作戦。あと単調な走りを多少なりとも解消できれば勝利に近づく。本命馬と遜色ない存在がBALDR HEART 。実績から考えれば本命馬より上で、厩舎の看板血統の意地を見せたい。他の馬となるとかなり能力に差があり一騎打ちムードだが、あえて狙うなら生命のスペア I was born for you 。血統的にそれほど魅力があるわけではないが、騎手・トレーナーとも凡走がなく、脚を溜めて直線で一気に追い込むシーンは充分に考えられる。まともならハナヒメ*アブソリュート! も怖いが、追い切りの状態を見るとここでは厳しく、他に穴馬も見当たらない。人気どおりの決着となりそうだ。
2016年08月07日
本編の内容をを汚さないデキ
ようやくChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- (インレ)をクリアしたのに続いて、同じく積んでいたFDのChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動もクリアしました。こうやって本編とFDを間隔を空けずにプレイすることができるのが、ゲームを積んでおいた故の数少ない利点といえるのですが、本編をプレイしていない内からFDを買っているという自分は何なのかと思わないでもありません。
さてこのFDを始めてみて違和感を感じたのが原画のこと。
というのも本編と比べるとどうもキャラの雰囲気が変わってきているのですね。そして本編に登場したキャラの立ち絵は書き直していないため、新キャラと一緒のシーンに登場すると何か違う原画家が描いているような印象を与えてしまいます。まあゲームの内容から考えると枝葉のことなのかもしれませんが。
そんなこのゲームのメーンコンテンツというのが赤穂浪士VS新撰組の対決です。これは思い切ったというより何か異種格闘技戦のような気がしないでもないのですが、エロゲー界ではベビーフェイス(主役)を務めることがほとんどの新撰組を敵役(かたきやく)にするというのは驚きました。
新撰組を題材にしたエロゲーといえば古くは行殺新撰組(ライアーソフト)から、昨年末にリリースされた機関幕末異聞 ラストキャバリエ(キャラメルBOX)など複数のゲームが存在します。そんな新撰組を向こうに回して、本編で主役を務めた赤穂浪士たちがどう絡むのかという点を注目していました。
この新撰組を登場させた試みは概ね成功していたのではないかと思います。組織を守るためそして幕府を守る武士としての地位を固めるため当初の志(こころざし)を変質させていかざるを得なかった新撰組と、幕府の命で藩を取り潰されお家再興の夢も叶わず、仇討ちに向けて走らざるを得なかった赤穂浪士との対決。初期のメンバーを粛清しながら明らかな異分子である伊東甲子太郎らを迎えるという矛盾を抱え込んだ新撰組と、不協和音を唱えそうなメンバーを篩にかけ少数精鋭の組織を貫いた赤穂浪士。立場が違うため単純な比較はできませんがその対比はラストの戦闘シーンを含め印象に残りました。
ここで留意したいのは作者は決して新撰組を単なるヒール(悪役)としての役回りを与えたのではなく、あくまで赤穂浪士と対比させる存在(敵役)として描写したことです。立場が変わっていくのに連れて組織が変質していくのはよくある話でこれは新撰組に限ったことではありません。逆にいうと赤穂浪士側は仇討ちを実行することに特化しただ組織を固めることだけを考えていれば良く、あえて変質させるような必要はなかったのでしょう。この2組の抗争はどちらも正義を信じるものだけに双方の議論がかみ合う事はなく、最後は武力で勝負を決めるしかなかった。まあ剣の腕で新撰組が赤穂浪士に劣るなんてあり得ないと新撰組ファンは言うのでしょうが、そこは赤穂浪士が主役のゲームですから新撰組を勝たせるわけにはいかないということで大目に見たいと思います。
さてもう1つのコンテンツである主人公とヒロインたちの絡みですが、本編でルートのあった大石内蔵助ら4人はともかく他のヒロインにもHシーンが存在するなどサービス満点。そしてHアニメも導入するなど抜きゲーと見まがうばかりの内容となっています。ただ残念ながらHシーンでそれほど抜けたものはありませんでした。このあたりは原画の拙さもあるかもしれませんが、それよりストーリー性重視の本編の内容とその流れを切るようなHシーンの噛み合わせが上手くいかなかったことによるものが大きいと思います。まあぼく的には全キャラの中で(というより忠臣蔵で一押しの)萱野三平(早野勘平)が報われただけで満足なのですが。
というわけで全体的にはそれなりに満足できました。幕末にタイムスリップする発端はいかんせん強引でしたし、全員とHするというハーレム展開もFDだからこそ許されるといっていいでしょう。それでも決して蛇足や水増しというような印象は感じませんでしたし、コメディメーカーとしての不破数右衛門らの存在も健在。FDとしてでなく続編と考えても充分合格点を付けられる内容というのがぼくの所感です。
さてこのFDを始めてみて違和感を感じたのが原画のこと。
というのも本編と比べるとどうもキャラの雰囲気が変わってきているのですね。そして本編に登場したキャラの立ち絵は書き直していないため、新キャラと一緒のシーンに登場すると何か違う原画家が描いているような印象を与えてしまいます。まあゲームの内容から考えると枝葉のことなのかもしれませんが。
そんなこのゲームのメーンコンテンツというのが赤穂浪士VS新撰組の対決です。これは思い切ったというより何か異種格闘技戦のような気がしないでもないのですが、エロゲー界ではベビーフェイス(主役)を務めることがほとんどの新撰組を敵役(かたきやく)にするというのは驚きました。
新撰組を題材にしたエロゲーといえば古くは行殺新撰組(ライアーソフト)から、昨年末にリリースされた機関幕末異聞 ラストキャバリエ(キャラメルBOX)など複数のゲームが存在します。そんな新撰組を向こうに回して、本編で主役を務めた赤穂浪士たちがどう絡むのかという点を注目していました。
この新撰組を登場させた試みは概ね成功していたのではないかと思います。組織を守るためそして幕府を守る武士としての地位を固めるため当初の志(こころざし)を変質させていかざるを得なかった新撰組と、幕府の命で藩を取り潰されお家再興の夢も叶わず、仇討ちに向けて走らざるを得なかった赤穂浪士との対決。初期のメンバーを粛清しながら明らかな異分子である伊東甲子太郎らを迎えるという矛盾を抱え込んだ新撰組と、不協和音を唱えそうなメンバーを篩にかけ少数精鋭の組織を貫いた赤穂浪士。立場が違うため単純な比較はできませんがその対比はラストの戦闘シーンを含め印象に残りました。
ここで留意したいのは作者は決して新撰組を単なるヒール(悪役)としての役回りを与えたのではなく、あくまで赤穂浪士と対比させる存在(敵役)として描写したことです。立場が変わっていくのに連れて組織が変質していくのはよくある話でこれは新撰組に限ったことではありません。逆にいうと赤穂浪士側は仇討ちを実行することに特化しただ組織を固めることだけを考えていれば良く、あえて変質させるような必要はなかったのでしょう。この2組の抗争はどちらも正義を信じるものだけに双方の議論がかみ合う事はなく、最後は武力で勝負を決めるしかなかった。まあ剣の腕で新撰組が赤穂浪士に劣るなんてあり得ないと新撰組ファンは言うのでしょうが、そこは赤穂浪士が主役のゲームですから新撰組を勝たせるわけにはいかないということで大目に見たいと思います。
さてもう1つのコンテンツである主人公とヒロインたちの絡みですが、本編でルートのあった大石内蔵助ら4人はともかく他のヒロインにもHシーンが存在するなどサービス満点。そしてHアニメも導入するなど抜きゲーと見まがうばかりの内容となっています。ただ残念ながらHシーンでそれほど抜けたものはありませんでした。このあたりは原画の拙さもあるかもしれませんが、それよりストーリー性重視の本編の内容とその流れを切るようなHシーンの噛み合わせが上手くいかなかったことによるものが大きいと思います。まあぼく的には全キャラの中で(というより忠臣蔵で一押しの)萱野三平(早野勘平)が報われただけで満足なのですが。
というわけで全体的にはそれなりに満足できました。幕末にタイムスリップする発端はいかんせん強引でしたし、全員とHするというハーレム展開もFDだからこそ許されるといっていいでしょう。それでも決して蛇足や水増しというような印象は感じませんでしたし、コメディメーカーとしての不破数右衛門らの存在も健在。FDとしてでなく続編と考えても充分合格点を付けられる内容というのがぼくの所感です。
2016年07月30日
前半の不振を嘆く
最近あまりエロゲーを購入していないような気がしていたのですが、実際調べてみたら今年上半期で買った新作は5本きり。月平均2本は購入していた頃を考えるとこの激減さは何なのかと考えてみたのですが、やはり買いたいと思わせるゲームが少なかったことによるものが大きいのでしょう。
実際批評空間のデータを調べてみると、今年上半期である程度のデータ数があるゲームで中央値で85点を越えているのはあけいろ怪奇譚くらい。といってもこのゲームは関係は薄いといっても前作のなないろリンカネーションをプレイしていないと買いにくいゲームで、3月の本命に押したものの購入には至りませんでした。そんなぼくが買いたいと唯一思わせたのがノラと皇女と野良猫ハートだけで、これは見所が多かったデビュー作のらぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE! からのご祝儀買い。5月の乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-はシリーズをずっと買っているため、いわば惰性に近い形での購入。他の3本に関しては1本だけ買うのは寂しいので程度の薄い理由で購入したもの。前はこうした期待の薄いいわば押さえ馬券で結構当たりを掴んだものですが、今年に限っては批評空間のデータを見る限りどれもハズレ。それに対し買っても不思議なかったまいてつ(中央値80点)やオトメ*ドメイン(中央値80点)を見送っているなど、最近はエロゲー勘も悪くなってしまったなと嘆息している次第で、ここまで結果が出ていないようでは予想を止めてしまったほうがいいかもしれません。
もう1つ上半期で残念だったのはブランドデビュー作でかなり期待されながらも、大コケしてしまったゲームが目立ったこと。まだプレイしてないゲームについて触れるのは反則かもしれませんが、聖鍵遣いの命題やLAMUNATION! -ラムネーション!-といったところがその代表格です。初回から良作以上のゲームを出すというのは難しいにしても、ここまで大きく外してしまうと次回作はかなりマイナスからのスタートとなってしまうでしょう。デビュー作からそれなりに注目されていたということは、何かしら光るものがあったということですから、このまま諦めないで欲しいと思います。あかべぇそふとつぅがデビュー作で酷評を浴びながら2作目の車輪の国、向日葵の少女 で大きく巻き返した先例に倣ってもらいたいものです。
他にもこれまで良作に近いゲームを多くリリースしてきたすたじお緑茶やあっぷりけ、ういんどみる、エウシュリーといったブランドの最新作がすべて期待を裏切ったのも残念でした。
そんな明るい話題が少なかった上半期ですが下半期はオーガストの新作が予定されていて、他にも気になるソフトもあってぼくの購入意欲を呼び覚ますような新作が現れるのを期待したいところ。取りあえず今月は予約してある1本を引き取ってくるのみの予定ですが、それ以降はそこそこ購入意欲が沸くようなラインナップとなっていて、さすがに5本きりしか買わないなんてことはないでしょう。掴んだゲームのハズレを嘆いて予約に二の脚を踏んだり、旧作ばかりプレイするようでは先に進めない・・・というわけで現在プレイしているゲームを終わらせたら早速今月の新作をプレイしてみたいと思っています。
実際批評空間のデータを調べてみると、今年上半期である程度のデータ数があるゲームで中央値で85点を越えているのはあけいろ怪奇譚くらい。といってもこのゲームは関係は薄いといっても前作のなないろリンカネーションをプレイしていないと買いにくいゲームで、3月の本命に押したものの購入には至りませんでした。そんなぼくが買いたいと唯一思わせたのがノラと皇女と野良猫ハートだけで、これは見所が多かったデビュー作のらぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE! からのご祝儀買い。5月の乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-はシリーズをずっと買っているため、いわば惰性に近い形での購入。他の3本に関しては1本だけ買うのは寂しいので程度の薄い理由で購入したもの。前はこうした期待の薄いいわば押さえ馬券で結構当たりを掴んだものですが、今年に限っては批評空間のデータを見る限りどれもハズレ。それに対し買っても不思議なかったまいてつ(中央値80点)やオトメ*ドメイン(中央値80点)を見送っているなど、最近はエロゲー勘も悪くなってしまったなと嘆息している次第で、ここまで結果が出ていないようでは予想を止めてしまったほうがいいかもしれません。
もう1つ上半期で残念だったのはブランドデビュー作でかなり期待されながらも、大コケしてしまったゲームが目立ったこと。まだプレイしてないゲームについて触れるのは反則かもしれませんが、聖鍵遣いの命題やLAMUNATION! -ラムネーション!-といったところがその代表格です。初回から良作以上のゲームを出すというのは難しいにしても、ここまで大きく外してしまうと次回作はかなりマイナスからのスタートとなってしまうでしょう。デビュー作からそれなりに注目されていたということは、何かしら光るものがあったということですから、このまま諦めないで欲しいと思います。あかべぇそふとつぅがデビュー作で酷評を浴びながら2作目の車輪の国、向日葵の少女 で大きく巻き返した先例に倣ってもらいたいものです。
他にもこれまで良作に近いゲームを多くリリースしてきたすたじお緑茶やあっぷりけ、ういんどみる、エウシュリーといったブランドの最新作がすべて期待を裏切ったのも残念でした。
そんな明るい話題が少なかった上半期ですが下半期はオーガストの新作が予定されていて、他にも気になるソフトもあってぼくの購入意欲を呼び覚ますような新作が現れるのを期待したいところ。取りあえず今月は予約してある1本を引き取ってくるのみの予定ですが、それ以降はそこそこ購入意欲が沸くようなラインナップとなっていて、さすがに5本きりしか買わないなんてことはないでしょう。掴んだゲームのハズレを嘆いて予約に二の脚を踏んだり、旧作ばかりプレイするようでは先に進めない・・・というわけで現在プレイしているゲームを終わらせたら早速今月の新作をプレイしてみたいと思っています。
2016年07月25日
復讐戦を挑むよりも・・・
当地もようやく梅雨明けして、本格的な猛暑のシーズンとなりました。
相変わらず体調は芳しくなく、最近は仕事以外で外出する気力も無くて、サッカーの生観戦もご無沙汰となっています。まあTVで見る限り瑞穂や豊田スタジアムに行っても地元チームがとても金を払って見せるようなサッカーをしていないので、疲れた身体に鞭打ってスタジアムに行く気にはなりませんが・・・
そんなわけで仕事の日以外はクーラーの効いた部屋で積みゲーを崩すくらいという不健全な生活を送っている今日この頃ですが、それでも崩すスピードはそれほど上がってこないのが悩み。
そんな中、それほど苦労せず一気にラストまで迎えたのが乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque- (Navel)です。
Navelのドル箱シリーズとなったこのつり乙もこの最新作で5作目。今回は乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris- の後日談という趣なのですが、このゲームの目玉となったのが、乙りろで噛ませ犬というか不遇のヒロインとして認知されてしまったエッテルートを全面書き直ししたことです。
確かに乙りろのエッテルートは失笑というより黒歴史に近いものでした。なんといっても主人公(遊星)とほとんど恋愛関係に陥る描写もなく婚約となってしまうわけで、初体験後、遊星にHは(記憶は定かでないですが)半年で1度でいいなんて言われてしまったりとか、完全に笑いを狙ったものでした。
ただ実のところそんなエッテがぼくは1番好きなのですね。まあこれは不遇キャラ萌えであるぼくの習癖によるものかもしれませんが、あの黒歴史ルートもエッテらしいと思うのです。まあはっきりとした恋愛感情なしに恋人同士になるというのは、恋愛AVGを関するゲームとしてはどうかと思うのですが、(偏見かもしれませんが・・・)財閥同士の男女関係なんてそんなものですし、切欠はともかくとして無理やり政略結婚で夫婦関係になった男女が意外と仲睦ましいオシドリ夫婦になったなんて実例は実際いくらでもあると思うのですね。
よってぼくは改変エッテルートなんて正直見たくなかったのです。確かに改変されたルートは最初のルートよりも(当然)良かったです。これまでギャグ担当と思われていたト兄様ことアンソニーの意外な活躍は面白かったですし、エッテの縁の下の力持ちぶりも頼もしかった。ただそれならなぜ最初からこのルートを出せなかったのかと制作陣に聞きたいです。それに大蔵一族内の抗争や衣遠と駿我の主導権争いは既に他のルートで展開されていて、今更エッテルートで行われても食傷気味としか言いようが無いのですね。
それならあの黒歴史ルートで衣遠と駿我を出し抜く形で大蔵家の頭首(候補)となった遊星が、彼らとどう関係を修復させていくのか?そして最愛の兄(遊星)をエッテに譲り渡す形になったりそなの感情はどうか?など、これまで他のヒロインのルートには絶対に起こり得ない展開があったはずなのですね。多少面白くとも2番煎じである改変ルートのことを思えば、波乱万丈の展開が予想される、前回ルートの後日談の方がよっぽど面白くなりそうなのです。
まあこんなことを言うと、商売っ気たっぷりのNavelのことですから、再度リメイクされたFDを出しかねないので止めておきますが、このつり乙シリーズもそろそろマンネリになりつつあるのではないかと思わないでもないです。メリルルートはともかく、水準以上だったりそなルートもなぜか醒めた目で見てしまったのは、改変されたエッテルートのこともあるのですが、やはりマンネリ感が拭えなかったことにあると思うのですね。
そしてフルプライスでありながら、ぼくのようなスローペースでも簡単にに終わらせてしまえるような容量のなさも心証がよろしくない。そういった意味で今回に限っては良作とはちょっと呼べない作品になってしまったかなとぼくは思うのです。
相変わらず体調は芳しくなく、最近は仕事以外で外出する気力も無くて、サッカーの生観戦もご無沙汰となっています。まあTVで見る限り瑞穂や豊田スタジアムに行っても地元チームがとても金を払って見せるようなサッカーをしていないので、疲れた身体に鞭打ってスタジアムに行く気にはなりませんが・・・
そんなわけで仕事の日以外はクーラーの効いた部屋で積みゲーを崩すくらいという不健全な生活を送っている今日この頃ですが、それでも崩すスピードはそれほど上がってこないのが悩み。
そんな中、それほど苦労せず一気にラストまで迎えたのが乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque- (Navel)です。
Navelのドル箱シリーズとなったこのつり乙もこの最新作で5作目。今回は乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris- の後日談という趣なのですが、このゲームの目玉となったのが、乙りろで噛ませ犬というか不遇のヒロインとして認知されてしまったエッテルートを全面書き直ししたことです。
確かに乙りろのエッテルートは失笑というより黒歴史に近いものでした。なんといっても主人公(遊星)とほとんど恋愛関係に陥る描写もなく婚約となってしまうわけで、初体験後、遊星にHは(記憶は定かでないですが)半年で1度でいいなんて言われてしまったりとか、完全に笑いを狙ったものでした。
ただ実のところそんなエッテがぼくは1番好きなのですね。まあこれは不遇キャラ萌えであるぼくの習癖によるものかもしれませんが、あの黒歴史ルートもエッテらしいと思うのです。まあはっきりとした恋愛感情なしに恋人同士になるというのは、恋愛AVGを関するゲームとしてはどうかと思うのですが、(偏見かもしれませんが・・・)財閥同士の男女関係なんてそんなものですし、切欠はともかくとして無理やり政略結婚で夫婦関係になった男女が意外と仲睦ましいオシドリ夫婦になったなんて実例は実際いくらでもあると思うのですね。
よってぼくは改変エッテルートなんて正直見たくなかったのです。確かに改変されたルートは最初のルートよりも(当然)良かったです。これまでギャグ担当と思われていたト兄様ことアンソニーの意外な活躍は面白かったですし、エッテの縁の下の力持ちぶりも頼もしかった。ただそれならなぜ最初からこのルートを出せなかったのかと制作陣に聞きたいです。それに大蔵一族内の抗争や衣遠と駿我の主導権争いは既に他のルートで展開されていて、今更エッテルートで行われても食傷気味としか言いようが無いのですね。
それならあの黒歴史ルートで衣遠と駿我を出し抜く形で大蔵家の頭首(候補)となった遊星が、彼らとどう関係を修復させていくのか?そして最愛の兄(遊星)をエッテに譲り渡す形になったりそなの感情はどうか?など、これまで他のヒロインのルートには絶対に起こり得ない展開があったはずなのですね。多少面白くとも2番煎じである改変ルートのことを思えば、波乱万丈の展開が予想される、前回ルートの後日談の方がよっぽど面白くなりそうなのです。
まあこんなことを言うと、商売っ気たっぷりのNavelのことですから、再度リメイクされたFDを出しかねないので止めておきますが、このつり乙シリーズもそろそろマンネリになりつつあるのではないかと思わないでもないです。メリルルートはともかく、水準以上だったりそなルートもなぜか醒めた目で見てしまったのは、改変されたエッテルートのこともあるのですが、やはりマンネリ感が拭えなかったことにあると思うのですね。
そしてフルプライスでありながら、ぼくのようなスローペースでも簡単にに終わらせてしまえるような容量のなさも心証がよろしくない。そういった意味で今回に限っては良作とはちょっと呼べない作品になってしまったかなとぼくは思うのです。
2016年07月19日
7月の発売予定表から
夏競馬で地方競馬(同人)の祭典JBC(コミケ)が控えているとあって、例年と同じく頭数は揃わなかった。それでもまずまずのメンバーが揃ったのは嬉しいところ。飛びぬけて人気になりそうな馬はいないが、上位拮抗で馬券的には面白そうなレースとなりそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
◎アマツツミ (Purple software)
サーカスやminoriで活躍した御影を迎えて期待された前走のクロノクロックが案外な成績。それだけに払拭を期する今回は、気合の入り方が違う。追い切り(体験版)も長いところを積極的に公開するなど巻き返しに懸命。厩舎も鏡遊や森崎亮人ら実績あるトレーナー(ライター)を迎えた場合、好成績を残すことが多いPurpleだけに変わり身の可能性は大きいと見る。今回相手に強力どころが見当たらないだけに本命に押してみたい。
期待度 ★★★★
アリスティア・リメイン (アストロノーツ・コメット)
厩舎開業の頃のスタッフが抜け勢いを失くした印象のアストロノーツ。それでも主戦騎手のM&Mが騎乗すればそれなりに格好を付けているが、他の騎手が起用された時は結果を出していない。同厩舎の塔の下のエクセルキトゥスは成功しているRPG血統なだけに期待されたが、勝ち馬から大きく離される結果に。そのためか今回同じファンタジーながらADVに方針転換。ただトレーナーは前回とほぼ同じ顔ぶれで、ADVでは結果を出していないのは大いに不安。追い切り(体験版)もそれほど動いた印象はなく、ヒロインはそこそこ魅力的に見えるもののこの動きでは上位に食い込むのは厳しそう。
期待度 ★★☆
△俺に彼女ができてから妹たちの様子がおかしい!? (INTERHEART Cute)
最近まずまず走る馬を出しているインターハートの最新馬。どうやらCuteは妹血脈ばかり走らせる厩舎のようで、この馬も妹ヒロインオンリーの作戦。ただ記者的に不遇な目に遭いそうな彼女の方が魅力的に思えるのは寂しい。それより気になるのは、トレーナーが今回デビュー戦ということ。いくら抜き系とはいえ、トレーナー初挑戦からいきなり好走というのはやや厳しいかも。ただこうした血統を着実に上位に持ってきている厩舎だけに、侮るのは危険。連下には押さえておきたい。
期待度 ★★★
神楽訪神歌 (でぼの巣製作所)
でぼの巣厩舎の看板母系(シリーズ)といっていい神楽系だが、エゴ時代を含め走った馬は少ない。それでも先代の神楽花莚譚はまずまずの成績だった。この馬はその直仔(続編)で、トレーナーはそれと同じ瑞守ねおんとそれなりに走れそうな雰囲気。ただ取材する限り、メインヒロイン2人は同じでダンジョン自動作成というのも同じ。新要素で面白みがありそうなのが、戦闘に協力する味方妖怪くらいというのは寂しい。これではわざわざ新馬として走らせる意味があるか疑問。その疑問を走りで払拭して欲しいが、これではちょっと買いづらい。
期待度 ★☆
▲キミトユメミシ (Laplacian)
新規開業厩舎で騎手・トレーナーとも新人という全くの初物。それだけに常識なら初戦は様子見したいところだが、追い切りの評判が意外にいい。他人の夢を覗くという能力を得た主人公が、それをエロ方面のみに生かすという血統(設定)は利己主義すぎて斬新。そこからどう血統を膨らませていくかがポイントか。騎手はキャリア不足が否めない雰囲気で、エロに関してはそれほど期待できないかもしれず、ヒロインの内面をしっかり描くことで勝負の形に持ち込みたい。このメンバーでも充分勝負になりそうで惑星候補の筆頭だ。
期待度 ★★★☆
巨乳人妻3P催眠 ~催眠で寝取らせていただきます!~ (Studio 邪恋)
厩舎開業以来催眠系血統中心に走らせてきたStudio 邪恋の最新馬。トレーナーのおくとぱすは催眠凌辱の大家といってよく信頼感はある。ただ今回はこれまで起用してきた騎手とかなり様相が違う。古馬(人妻)の手綱ばかり握ってきた紅葉-Kの手腕は買えるが、初めての催眠系に戸惑わないか心配。それにそもそも催眠系の古馬というニックスは異色過ぎて、果たしてまともに走れるかどうかも分からない。当たれば大駆けも可能だろうが、脚質的に不安は否めないだろう。
期待度 ★★
幻聖神姫セイクリッドFD (Triangle)
変身ヒロイン系中心に走らせる厩舎の中では最も古株といっていいTriangleだが競走成績に関しては地味だった。その厩舎の中ではまずまず結果を残した幻聖神姫LINEAGE -セイクリッドリネージュ-の直仔(FD)で、能力を受け継げばチャンスはある。ただ内容が父の後日談やIF展開で新味がないのは寂しい。古参厩舎にしては直仔の成績がパッとしないのも気になる点で、血統(設定)に奥行きが欠けていそうなのも不安。常識的には入着があれば充分だろう。
期待度 ★★
小悪魔発育チュ~! (アトリエかぐや)
かぐや厩舎といえば古馬(年上ヒロイン)の印象が強いが、meroが鞍上ならば幼馬(ロリ)にも充分対応できる。といってもこの馬は幼馬に特化した血統ではなく、年下ヒロインに主人公が責められるという趣向。ただヒロインを見る限り好走したたまはじ! -たまたまハジケル妹たち-ほどの魅力は無さそう。エロに関してはそれなりの水準にあるだろうが、ヒロインの魅力が欠けるようだと効果は限定的となる。それでも今回は少頭数でエロ系が手薄。時計が掛かる展開ならば食い込んでくる可能性はありそう。
期待度 ★★★
恋するお嬢様はエッチな花嫁 (ensemble SWEET)
ensembleのエロ専門厩舎として開業したSWEETだが、これまで走らせた2頭はいずれも凡走。敗因はエロについて他厩舎ほど飛びぬけてなく、走り(シナリオ)の内容も乏しい点。ヒロイン萌えに関しては充分だが、もう1つ何か材料がなければ好走は覚束ない。今回馬名(タイトル)を見る限り、花嫁を前面に押し出す作戦のようだが、それにしてはウエディングドレス着用Hが取材する限り見られないのが解せない。直線(終盤)まで取って大事にとって置く作戦かもしれないが、花嫁と馬名にありながら新婚生活に全く触れられていない紹介は謎。これではとても押せない。
期待度 ★☆
死に逝く君、館に芽吹く憎悪 (バグシステム)
姉妹厩舎から数多く所属馬を走らせているCLEARRAVE(ぱれっと)系列の最新馬。デビュー戦の前走は期待を大きく裏切っただけに信頼性は乏しいが、今回トレーナーに和泉万夜を起用。多くの馬を手がけて凡馬も多く出しているトレーナーだが、ニックスに猟奇が加われば好走の確率は高くなる。取材する限り派手なグロが持ち味なようだが、問題は走りが伴ったものになるかと、直線脚が上がってしまわないかどうかという点。最近トレーナーが多忙で馬を手がけ過ぎているのは気がかりで、高馬(フルプライス)でないことも不安に輪をかける。厩舎が喧伝するような愛と感動が本当にあれば上位争い以上の成績も望めるが、正直不安の方が大きい。
期待度 ★★☆
△少女マイノリティ -慰めの愛- (pure more)
姉妹厩舎のこの恋、青春により。が意外な不振。前走の少女アクティビティも前評判ほど走れなかったこともあり、今回が厩舎にとっては正念場だ。幸いトレーナーの小西翼はこの恋、青春により。で評価の高かったルートを担当していて、メインヒロイン一本に絞った作戦は悪くない。ただ気になるのはヒロインがどうも灰汁が強そうなのと、主人公にダメさが漂っていること。ただ走りさえしっかりしていれば克服できるだけの能力はありそうだし、騎手も力を付けている印象。裏切られる可能性はあるがもう1度追いかけて見たい。
期待度 ★★★
〇千恋*万花 (ゆずソフト)
好走したサノバウイッチの籐太を引き続きトレーナーに迎え、前走の魔女系から巫女ヒロインと和風テイストで挑む。和風や日本神話は籐太が得意とする血統だけに、前走以上の力を発揮する可能性は高い。ただ少し気になるのは厩舎所属トレーナーである天宮りつでなく、実績はありながら近走沈滞気味の瀬尾順の方。複数トレーナー制で氏瀬尾氏が絡んで成功したのはClover Day'sくらいで、後は人気以下の成績に終わった馬が多い。そのジンクスを払拭できるかどうかだが、逆にいえば不安はそれくらい。騎手のこぶいち&むりりんは鉄板だし一定以上の能力を秘めているのは間違いなく、安定度は随一。人気になるが逆らえなさそう。
期待度 ★★★★
罪恋×2/3 (Campus)
厩舎デビュー戦のハルウソの好走で一躍注目されたCampusの最新馬。といっても次走は凡走に終わっているだけに、全幅の信頼とまではいかない。ただ今回はハルウソを手がけた工藤啓介が配合(原案)を手がけただけに、不気味さはある。ただトレーナーの神堂劾はそれほど評価の高いトレーナーでないし、追い切りの動きもコメディなのかシリアスに動くのかはっきりしない。主人公をめぐる妹と幼馴染ヒロインの葛藤と確執というテーマはよくあるし、実質妹一人が攻略対象というのもマイナス。全くの凡走はないにしても上位に食い込むまでの走りとなるとどうか。
期待度 ★★☆
di-room (つるみく -Another-)
出走取消(延期)を繰り返していたがようやくゲートイン(マスターアップ)したようだ。閉鎖された空間で命令されるままヒロインを犯すという血統はつるみく初期を思わせる。ただ縛りや鎖といったハード凌辱に付き物のアイテムは見られるものの、どこまで初期つるみくのようなハードさを備えているかは不明。トレーナーのO-takeは経験は多いが凌辱系ではほとんど結果を出していないのも不安。サスペンス風の走りで直線の追い込み次第では大駆けもありそうだが、安馬だけにそこまで期待を求めるのは厳しそう。
期待度 ★★
風紀委員 白紗 (縁)
縁厩舎といえば可愛い系の馬体に似合わぬハードな凌辱とゲームブック風の独特な走りが持ち味だったが、最近は普通の凌辱系になってしまい独自性には欠けてしまった。今回は厩舎初の安馬とあって再度思い切った走りを見せて欲しかったが、単にヒロイン数を少なくしただけといった趣き。最近エロもやや淡白になりつつあることもあって、これでは入着も厳しいだろう。
期待度 ★☆
△フローラル・フローラブ (SAGA PLANETS)
ゆず厩舎と同じくトレーナーに籐太を起用するが、こちらは配合から係わっているとあってより走りに重点を置いている感じ。新島夕が厩舎を去ってから今ひとつ期待に応えきれないサガプラだが、今回は変わり身が期待できそうなムードだ。不安なのはサブトレーナーがどこまで調教に係わっているかで、一癖ある性格が持ち味の籐太主人公を他のトレーナーが共有できるかどうか。お嬢様はご機嫌ナナメのような不協和音を奏でてしまうと、トレーナー数の多さが足かせとなってしまうかも。追い切りはなかなかの動きだったが、それが全ルートまで保てるかどうかは五分五分。上位人気馬と比べると信頼度に欠けるのは否めないか。
期待度 ★★★
遊聖天使プリマヴェールDrei (Escu:de)
厩舎初期からの母系であるプリマヴェール系で、好走した彗聖天使プリマヴェールZweiの直仔(続編)。最近でこそ萌え系の印象が強いエスクード厩舎だが、当時はヒロイン凌辱も手がけていて人気のあった母系だ。プリマヴェール系だけあって今回も当然調教凌辱を期待したいところだが、最近萌え系が主戦場だっただけに調教が温くなってしまっていないか不安。トレーナーのZEQUも経験豊富だが走る馬をほとんど手がけていない。久々に騎乗するはなたかれともの手腕が取材する限り、やや劣化している気がするのも不安。ここは見送りたいところだ。
期待度 ★★
龍堂寺士門の淫謀 (Mink)
老舗厩舎ミンクの最新馬だが、大型馬の前走Love and Peaceが馬場掃除に終わるなど、最近の成績は見る影もない。今回調教SLGとあって老舗厩舎に合っている血統なことはプラス材料だが、トレーナーが新顔となると買いかぶれない。騎手のティータ・Jの手腕に衰えはなく、エロに関しては上位クラスの能力はあるが、そういった能力を余計なことをして打ち消してしまうのが、このところのミンク系列の定番。今回も能力を出し切れずに終わってしまうだろう。
期待度 ★★
(本紙の見解)上位拮抗でどの馬に本命を打つかどうか迷ったが、追い切り動いたアマツツミを狙う。トレーナーの実績から再度の凡走は考えにくく変わり身は必至だ。安定さなら千恋*万花も負けていない。トレーナーの顔ぶれも好走した前走とほぼ同じというのも安心。本命馬とほとんど差はないだけの力はある。不気味なのは初出走ながら面白そうな血統のキミトユメミシ。厩舎開業初戦だけに期待通りの走りが出来るかは分からないが、嵌れば人気馬をまとめて負かす可能性はある。ここのところ堅実な成績を残す俺に彼女ができてから妹たちの様子がおかしい!?も人気の盲点となりそうで面白い。少女マイノリティ -慰めの愛-も能力を出し切れれば食い込んでくるし、フローラル・フローラブも直線で一気に追い込みを見せる可能性もあり意外に難解なレースだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
◎アマツツミ (Purple software)
サーカスやminoriで活躍した御影を迎えて期待された前走のクロノクロックが案外な成績。それだけに払拭を期する今回は、気合の入り方が違う。追い切り(体験版)も長いところを積極的に公開するなど巻き返しに懸命。厩舎も鏡遊や森崎亮人ら実績あるトレーナー(ライター)を迎えた場合、好成績を残すことが多いPurpleだけに変わり身の可能性は大きいと見る。今回相手に強力どころが見当たらないだけに本命に押してみたい。
期待度 ★★★★
アリスティア・リメイン (アストロノーツ・コメット)
厩舎開業の頃のスタッフが抜け勢いを失くした印象のアストロノーツ。それでも主戦騎手のM&Mが騎乗すればそれなりに格好を付けているが、他の騎手が起用された時は結果を出していない。同厩舎の塔の下のエクセルキトゥスは成功しているRPG血統なだけに期待されたが、勝ち馬から大きく離される結果に。そのためか今回同じファンタジーながらADVに方針転換。ただトレーナーは前回とほぼ同じ顔ぶれで、ADVでは結果を出していないのは大いに不安。追い切り(体験版)もそれほど動いた印象はなく、ヒロインはそこそこ魅力的に見えるもののこの動きでは上位に食い込むのは厳しそう。
期待度 ★★☆
△俺に彼女ができてから妹たちの様子がおかしい!? (INTERHEART Cute)
最近まずまず走る馬を出しているインターハートの最新馬。どうやらCuteは妹血脈ばかり走らせる厩舎のようで、この馬も妹ヒロインオンリーの作戦。ただ記者的に不遇な目に遭いそうな彼女の方が魅力的に思えるのは寂しい。それより気になるのは、トレーナーが今回デビュー戦ということ。いくら抜き系とはいえ、トレーナー初挑戦からいきなり好走というのはやや厳しいかも。ただこうした血統を着実に上位に持ってきている厩舎だけに、侮るのは危険。連下には押さえておきたい。
期待度 ★★★
神楽訪神歌 (でぼの巣製作所)
でぼの巣厩舎の看板母系(シリーズ)といっていい神楽系だが、エゴ時代を含め走った馬は少ない。それでも先代の神楽花莚譚はまずまずの成績だった。この馬はその直仔(続編)で、トレーナーはそれと同じ瑞守ねおんとそれなりに走れそうな雰囲気。ただ取材する限り、メインヒロイン2人は同じでダンジョン自動作成というのも同じ。新要素で面白みがありそうなのが、戦闘に協力する味方妖怪くらいというのは寂しい。これではわざわざ新馬として走らせる意味があるか疑問。その疑問を走りで払拭して欲しいが、これではちょっと買いづらい。
期待度 ★☆
▲キミトユメミシ (Laplacian)
新規開業厩舎で騎手・トレーナーとも新人という全くの初物。それだけに常識なら初戦は様子見したいところだが、追い切りの評判が意外にいい。他人の夢を覗くという能力を得た主人公が、それをエロ方面のみに生かすという血統(設定)は利己主義すぎて斬新。そこからどう血統を膨らませていくかがポイントか。騎手はキャリア不足が否めない雰囲気で、エロに関してはそれほど期待できないかもしれず、ヒロインの内面をしっかり描くことで勝負の形に持ち込みたい。このメンバーでも充分勝負になりそうで惑星候補の筆頭だ。
期待度 ★★★☆
巨乳人妻3P催眠 ~催眠で寝取らせていただきます!~ (Studio 邪恋)
厩舎開業以来催眠系血統中心に走らせてきたStudio 邪恋の最新馬。トレーナーのおくとぱすは催眠凌辱の大家といってよく信頼感はある。ただ今回はこれまで起用してきた騎手とかなり様相が違う。古馬(人妻)の手綱ばかり握ってきた紅葉-Kの手腕は買えるが、初めての催眠系に戸惑わないか心配。それにそもそも催眠系の古馬というニックスは異色過ぎて、果たしてまともに走れるかどうかも分からない。当たれば大駆けも可能だろうが、脚質的に不安は否めないだろう。
期待度 ★★
幻聖神姫セイクリッドFD (Triangle)
変身ヒロイン系中心に走らせる厩舎の中では最も古株といっていいTriangleだが競走成績に関しては地味だった。その厩舎の中ではまずまず結果を残した幻聖神姫LINEAGE -セイクリッドリネージュ-の直仔(FD)で、能力を受け継げばチャンスはある。ただ内容が父の後日談やIF展開で新味がないのは寂しい。古参厩舎にしては直仔の成績がパッとしないのも気になる点で、血統(設定)に奥行きが欠けていそうなのも不安。常識的には入着があれば充分だろう。
期待度 ★★
小悪魔発育チュ~! (アトリエかぐや)
かぐや厩舎といえば古馬(年上ヒロイン)の印象が強いが、meroが鞍上ならば幼馬(ロリ)にも充分対応できる。といってもこの馬は幼馬に特化した血統ではなく、年下ヒロインに主人公が責められるという趣向。ただヒロインを見る限り好走したたまはじ! -たまたまハジケル妹たち-ほどの魅力は無さそう。エロに関してはそれなりの水準にあるだろうが、ヒロインの魅力が欠けるようだと効果は限定的となる。それでも今回は少頭数でエロ系が手薄。時計が掛かる展開ならば食い込んでくる可能性はありそう。
期待度 ★★★
恋するお嬢様はエッチな花嫁 (ensemble SWEET)
ensembleのエロ専門厩舎として開業したSWEETだが、これまで走らせた2頭はいずれも凡走。敗因はエロについて他厩舎ほど飛びぬけてなく、走り(シナリオ)の内容も乏しい点。ヒロイン萌えに関しては充分だが、もう1つ何か材料がなければ好走は覚束ない。今回馬名(タイトル)を見る限り、花嫁を前面に押し出す作戦のようだが、それにしてはウエディングドレス着用Hが取材する限り見られないのが解せない。直線(終盤)まで取って大事にとって置く作戦かもしれないが、花嫁と馬名にありながら新婚生活に全く触れられていない紹介は謎。これではとても押せない。
期待度 ★☆
死に逝く君、館に芽吹く憎悪 (バグシステム)
姉妹厩舎から数多く所属馬を走らせているCLEARRAVE(ぱれっと)系列の最新馬。デビュー戦の前走は期待を大きく裏切っただけに信頼性は乏しいが、今回トレーナーに和泉万夜を起用。多くの馬を手がけて凡馬も多く出しているトレーナーだが、ニックスに猟奇が加われば好走の確率は高くなる。取材する限り派手なグロが持ち味なようだが、問題は走りが伴ったものになるかと、直線脚が上がってしまわないかどうかという点。最近トレーナーが多忙で馬を手がけ過ぎているのは気がかりで、高馬(フルプライス)でないことも不安に輪をかける。厩舎が喧伝するような愛と感動が本当にあれば上位争い以上の成績も望めるが、正直不安の方が大きい。
期待度 ★★☆
△少女マイノリティ -慰めの愛- (pure more)
姉妹厩舎のこの恋、青春により。が意外な不振。前走の少女アクティビティも前評判ほど走れなかったこともあり、今回が厩舎にとっては正念場だ。幸いトレーナーの小西翼はこの恋、青春により。で評価の高かったルートを担当していて、メインヒロイン一本に絞った作戦は悪くない。ただ気になるのはヒロインがどうも灰汁が強そうなのと、主人公にダメさが漂っていること。ただ走りさえしっかりしていれば克服できるだけの能力はありそうだし、騎手も力を付けている印象。裏切られる可能性はあるがもう1度追いかけて見たい。
期待度 ★★★
〇千恋*万花 (ゆずソフト)
好走したサノバウイッチの籐太を引き続きトレーナーに迎え、前走の魔女系から巫女ヒロインと和風テイストで挑む。和風や日本神話は籐太が得意とする血統だけに、前走以上の力を発揮する可能性は高い。ただ少し気になるのは厩舎所属トレーナーである天宮りつでなく、実績はありながら近走沈滞気味の瀬尾順の方。複数トレーナー制で氏瀬尾氏が絡んで成功したのはClover Day'sくらいで、後は人気以下の成績に終わった馬が多い。そのジンクスを払拭できるかどうかだが、逆にいえば不安はそれくらい。騎手のこぶいち&むりりんは鉄板だし一定以上の能力を秘めているのは間違いなく、安定度は随一。人気になるが逆らえなさそう。
期待度 ★★★★
罪恋×2/3 (Campus)
厩舎デビュー戦のハルウソの好走で一躍注目されたCampusの最新馬。といっても次走は凡走に終わっているだけに、全幅の信頼とまではいかない。ただ今回はハルウソを手がけた工藤啓介が配合(原案)を手がけただけに、不気味さはある。ただトレーナーの神堂劾はそれほど評価の高いトレーナーでないし、追い切りの動きもコメディなのかシリアスに動くのかはっきりしない。主人公をめぐる妹と幼馴染ヒロインの葛藤と確執というテーマはよくあるし、実質妹一人が攻略対象というのもマイナス。全くの凡走はないにしても上位に食い込むまでの走りとなるとどうか。
期待度 ★★☆
di-room (つるみく -Another-)
出走取消(延期)を繰り返していたがようやくゲートイン(マスターアップ)したようだ。閉鎖された空間で命令されるままヒロインを犯すという血統はつるみく初期を思わせる。ただ縛りや鎖といったハード凌辱に付き物のアイテムは見られるものの、どこまで初期つるみくのようなハードさを備えているかは不明。トレーナーのO-takeは経験は多いが凌辱系ではほとんど結果を出していないのも不安。サスペンス風の走りで直線の追い込み次第では大駆けもありそうだが、安馬だけにそこまで期待を求めるのは厳しそう。
期待度 ★★
風紀委員 白紗 (縁)
縁厩舎といえば可愛い系の馬体に似合わぬハードな凌辱とゲームブック風の独特な走りが持ち味だったが、最近は普通の凌辱系になってしまい独自性には欠けてしまった。今回は厩舎初の安馬とあって再度思い切った走りを見せて欲しかったが、単にヒロイン数を少なくしただけといった趣き。最近エロもやや淡白になりつつあることもあって、これでは入着も厳しいだろう。
期待度 ★☆
△フローラル・フローラブ (SAGA PLANETS)
ゆず厩舎と同じくトレーナーに籐太を起用するが、こちらは配合から係わっているとあってより走りに重点を置いている感じ。新島夕が厩舎を去ってから今ひとつ期待に応えきれないサガプラだが、今回は変わり身が期待できそうなムードだ。不安なのはサブトレーナーがどこまで調教に係わっているかで、一癖ある性格が持ち味の籐太主人公を他のトレーナーが共有できるかどうか。お嬢様はご機嫌ナナメのような不協和音を奏でてしまうと、トレーナー数の多さが足かせとなってしまうかも。追い切りはなかなかの動きだったが、それが全ルートまで保てるかどうかは五分五分。上位人気馬と比べると信頼度に欠けるのは否めないか。
期待度 ★★★
遊聖天使プリマヴェールDrei (Escu:de)
厩舎初期からの母系であるプリマヴェール系で、好走した彗聖天使プリマヴェールZweiの直仔(続編)。最近でこそ萌え系の印象が強いエスクード厩舎だが、当時はヒロイン凌辱も手がけていて人気のあった母系だ。プリマヴェール系だけあって今回も当然調教凌辱を期待したいところだが、最近萌え系が主戦場だっただけに調教が温くなってしまっていないか不安。トレーナーのZEQUも経験豊富だが走る馬をほとんど手がけていない。久々に騎乗するはなたかれともの手腕が取材する限り、やや劣化している気がするのも不安。ここは見送りたいところだ。
期待度 ★★
龍堂寺士門の淫謀 (Mink)
老舗厩舎ミンクの最新馬だが、大型馬の前走Love and Peaceが馬場掃除に終わるなど、最近の成績は見る影もない。今回調教SLGとあって老舗厩舎に合っている血統なことはプラス材料だが、トレーナーが新顔となると買いかぶれない。騎手のティータ・Jの手腕に衰えはなく、エロに関しては上位クラスの能力はあるが、そういった能力を余計なことをして打ち消してしまうのが、このところのミンク系列の定番。今回も能力を出し切れずに終わってしまうだろう。
期待度 ★★
(本紙の見解)上位拮抗でどの馬に本命を打つかどうか迷ったが、追い切り動いたアマツツミを狙う。トレーナーの実績から再度の凡走は考えにくく変わり身は必至だ。安定さなら千恋*万花も負けていない。トレーナーの顔ぶれも好走した前走とほぼ同じというのも安心。本命馬とほとんど差はないだけの力はある。不気味なのは初出走ながら面白そうな血統のキミトユメミシ。厩舎開業初戦だけに期待通りの走りが出来るかは分からないが、嵌れば人気馬をまとめて負かす可能性はある。ここのところ堅実な成績を残す俺に彼女ができてから妹たちの様子がおかしい!?も人気の盲点となりそうで面白い。少女マイノリティ -慰めの愛-も能力を出し切れれば食い込んでくるし、フローラル・フローラブも直線で一気に追い込みを見せる可能性もあり意外に難解なレースだ。
2016年07月09日
正史に忠実なばかりに現れた瑕
これは何度も話していてまたかと言われるかもしれませんが、ぼくはいつも何本かのゲームを並行してプレイしています。
理由はというと、単に1つの物事に集中できない性格というのが1番だろうと思うわけですが、5本同時にプレイするというのはちょっと手を広げすぎなような気がしないでもありません。
もちろん5本同時にプレイといっても、進行速度は当然差が出てくるわけで、面白いゲームは進行が速く、詰まらないゲームは遅々として進まない。ただそうすると結局HD内には面白くないゲームばかりが常駐してしまうわけで、ゲームをプレイするのが苦痛で仕方ないというような羽目に陥ってしまうわけで・・・
それでは困るので、1本くらいは面白そうなゲームをプレイリストに混ぜることにしています。それをどう選ぶかというと、批評空間のデータを参考にしたりするわけですが、今回ぼくが満を持して積みゲーの山から選んだのはChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- でした。
実はこのゲーム。例に漏れず、3年前の発売日当日に購入していました。それがなぜここまでプレイするのが延び延びになてしまったかというと、この月に購入した作品(グリザイアの楽園、お嬢様はご機嫌ナナメ、らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE!、Magical Charming!)が多くて、発売前それほど大きな期待をしていなかったこのゲームをプレイする意欲がかけていたこと。原画が他の作品より(ぼく的に)劣っているように感じられていたこと。発売直後から批評空間に感想が多量に投稿されていたこともありネタバレ投稿を目にしてしまったこともあって、変な先入観を持ってプレイすることを恐れたこと・・・などがありますが、まあそれは言い訳であって単にぼくが怠惰なだけなんですが。
そんなわけで今更のような感じでプレイしたわけですが、批評空間で1000件近くも感想が投稿されていることもあって、感想・意見が言い尽くされています。というわけでぼくの乏しいボキャブラリーで語るようなことはほとんどないわけですが、それでもちょっとだけ口を挟んでみると・・・
このゲーム。4章以降の言動もあってこれだけ評価の高い燃えゲーにしては主人公がダメという意見が意外に多いのですが、ぼくはどちらかというとゲーム開始直後の空気を読めない能天気としか思えない言動の方が気になりました。洗練されているとはいえない原画も手伝って、プレイしていてなぜこれだけ評価が高いのか首をひねったほど。
ただそんなネガティブなイメージが氷解していくのに時間はそれほど掛かりませんでした。1章中盤以降は物語に引き込まれていきました。それにつれて、それまであまり可愛く見えなかったヒロインたちが魅力的に感じるようになったから不思議です。
それがやや怪しくなりはじめたのが4章で、歴史ものとして忠臣蔵という物語を吉良側から見るというテーマは悪くないものの、それがややありきたりで意外性がなく牽引力に欠けるように感じられました。その原因は主人公の問題というよりもヒロインの方にあるのではと思うのですね。
そして5章も勢いは取り戻せず、ラストの大団円の仕方もハッピーエンドにするならあれしかなかったのかもしれませんが、やはり唐突感は否めない。とすると、このChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- というゲームは3章までで完成していて4章・5章は水増しされたように感じられてしまうのです。
それでも全くつまらないというわけではなくて、付け足した部分として考えたとしてもまずまず楽しめたのは確か。それだけに4章以降のデキがさほどでなかったとしてもそれを理由に大きなマイナス点を付けようとは思いませんでした。
さてこの手の歴史人物女性化もので1番カギとなるのは、いかに正史との距離感ではないかと思っているわけですが・・・
もちろん正史など気にせず、大々的に歴史改変してしまうのも当然ありだと思うのです。ただこのゲームの場合、単に主要登場人物を女性化させているのに過ぎず、根幹部分はほぼ忠実に忠臣蔵をなぞっているというのが主眼になっているのですね。まあそこがこのゲームのミソであり面白さにも繋がっているのですが・・・ただ1つ気になる点があるのです。
それは浅野内匠頭長矩の刃傷事件で赤穂藩がお家断絶になった後、大石内蔵助が内匠頭の弟である大学を後継にお家再興を目指すのですが、ここで気になるのはゲーム中なぜ内蔵助が長矩とより関係が深い筈の阿久里でなく(CGすらない)大学を後継に選んだのでしょうか。もちろん正史ではその通りであり、阿久里(瑤泉院)は内匠頭の妻だった人で後継になれるわけはないのですが、正史をまったく知らない人からすると不思議に思ってしまう可能性は強いと思うのです。
ではなぜこういった齟齬が生まれるかというと、赤穂浪士だけでなく浅野内匠頭まで女性に設定してしまったためだと思うのですね。もし浅野内匠頭が男性とすると、家臣(赤穂浪士)の女性が惚れてしまわないわけがない主君ぶりを見せるわけで、それで女性に設定したのでしょうが、女性が殿様になれる世界ならば特に理由が書かれていない(例えば後継は男子優先等が語られていれば良かった)以上阿久里を後継に押すのが自然なように思えるのですね。
もしこのゲームが端から正史を無視するかのような展開を見せるならば、ぼくも気にしなかったと思うのですが、なまじこのゲームが正史に忠実なばかりにこういった瑕が目立ったというわけです。これは歴史人物女性化ものの悩みといえるのですが、このゲームのライターほどの手腕を持ってしても、これをすべて埋めるには至らなかったというのは、相当に難しいことなのだと思ってしまったのです。
理由はというと、単に1つの物事に集中できない性格というのが1番だろうと思うわけですが、5本同時にプレイするというのはちょっと手を広げすぎなような気がしないでもありません。
もちろん5本同時にプレイといっても、進行速度は当然差が出てくるわけで、面白いゲームは進行が速く、詰まらないゲームは遅々として進まない。ただそうすると結局HD内には面白くないゲームばかりが常駐してしまうわけで、ゲームをプレイするのが苦痛で仕方ないというような羽目に陥ってしまうわけで・・・
それでは困るので、1本くらいは面白そうなゲームをプレイリストに混ぜることにしています。それをどう選ぶかというと、批評空間のデータを参考にしたりするわけですが、今回ぼくが満を持して積みゲーの山から選んだのはChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- でした。
実はこのゲーム。例に漏れず、3年前の発売日当日に購入していました。それがなぜここまでプレイするのが延び延びになてしまったかというと、この月に購入した作品(グリザイアの楽園、お嬢様はご機嫌ナナメ、らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE!、Magical Charming!)が多くて、発売前それほど大きな期待をしていなかったこのゲームをプレイする意欲がかけていたこと。原画が他の作品より(ぼく的に)劣っているように感じられていたこと。発売直後から批評空間に感想が多量に投稿されていたこともありネタバレ投稿を目にしてしまったこともあって、変な先入観を持ってプレイすることを恐れたこと・・・などがありますが、まあそれは言い訳であって単にぼくが怠惰なだけなんですが。
そんなわけで今更のような感じでプレイしたわけですが、批評空間で1000件近くも感想が投稿されていることもあって、感想・意見が言い尽くされています。というわけでぼくの乏しいボキャブラリーで語るようなことはほとんどないわけですが、それでもちょっとだけ口を挟んでみると・・・
このゲーム。4章以降の言動もあってこれだけ評価の高い燃えゲーにしては主人公がダメという意見が意外に多いのですが、ぼくはどちらかというとゲーム開始直後の空気を読めない能天気としか思えない言動の方が気になりました。洗練されているとはいえない原画も手伝って、プレイしていてなぜこれだけ評価が高いのか首をひねったほど。
ただそんなネガティブなイメージが氷解していくのに時間はそれほど掛かりませんでした。1章中盤以降は物語に引き込まれていきました。それにつれて、それまであまり可愛く見えなかったヒロインたちが魅力的に感じるようになったから不思議です。
それがやや怪しくなりはじめたのが4章で、歴史ものとして忠臣蔵という物語を吉良側から見るというテーマは悪くないものの、それがややありきたりで意外性がなく牽引力に欠けるように感じられました。その原因は主人公の問題というよりもヒロインの方にあるのではと思うのですね。
そして5章も勢いは取り戻せず、ラストの大団円の仕方もハッピーエンドにするならあれしかなかったのかもしれませんが、やはり唐突感は否めない。とすると、このChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- というゲームは3章までで完成していて4章・5章は水増しされたように感じられてしまうのです。
それでも全くつまらないというわけではなくて、付け足した部分として考えたとしてもまずまず楽しめたのは確か。それだけに4章以降のデキがさほどでなかったとしてもそれを理由に大きなマイナス点を付けようとは思いませんでした。
さてこの手の歴史人物女性化もので1番カギとなるのは、いかに正史との距離感ではないかと思っているわけですが・・・
もちろん正史など気にせず、大々的に歴史改変してしまうのも当然ありだと思うのです。ただこのゲームの場合、単に主要登場人物を女性化させているのに過ぎず、根幹部分はほぼ忠実に忠臣蔵をなぞっているというのが主眼になっているのですね。まあそこがこのゲームのミソであり面白さにも繋がっているのですが・・・ただ1つ気になる点があるのです。
それは浅野内匠頭長矩の刃傷事件で赤穂藩がお家断絶になった後、大石内蔵助が内匠頭の弟である大学を後継にお家再興を目指すのですが、ここで気になるのはゲーム中なぜ内蔵助が長矩とより関係が深い筈の阿久里でなく(CGすらない)大学を後継に選んだのでしょうか。もちろん正史ではその通りであり、阿久里(瑤泉院)は内匠頭の妻だった人で後継になれるわけはないのですが、正史をまったく知らない人からすると不思議に思ってしまう可能性は強いと思うのです。
ではなぜこういった齟齬が生まれるかというと、赤穂浪士だけでなく浅野内匠頭まで女性に設定してしまったためだと思うのですね。もし浅野内匠頭が男性とすると、家臣(赤穂浪士)の女性が惚れてしまわないわけがない主君ぶりを見せるわけで、それで女性に設定したのでしょうが、女性が殿様になれる世界ならば特に理由が書かれていない(例えば後継は男子優先等が語られていれば良かった)以上阿久里を後継に押すのが自然なように思えるのですね。
もしこのゲームが端から正史を無視するかのような展開を見せるならば、ぼくも気にしなかったと思うのですが、なまじこのゲームが正史に忠実なばかりにこういった瑕が目立ったというわけです。これは歴史人物女性化ものの悩みといえるのですが、このゲームのライターほどの手腕を持ってしても、これをすべて埋めるには至らなかったというのは、相当に難しいことなのだと思ってしまったのです。
2016年06月27日
シナリオに期待するのは禁物
先日、既にプレイを終えた美少女ゲームを某ショップに持ち込んできました。
ここ1年以上、溜め込んだゲームの数はというと20本以上で、持ち込むのも一苦労。その苦労の甲斐あって若干部屋は広くなったような気がしないでもないのですが、、それでも積みゲーは数限りなくあって、まだまだプレイするゲームには事欠きません。
そんな積みゲー崩しですが、ようやく今年発売のゲームに手を付け始めました。(といっても今年は5本きりしか買っていないのですが・・・)その1番手は恋する乙女と守護の楯 ~薔薇の聖母~(AXL)です。
(ここからネタバレ)
AXL初期の作品群で一番の成功作といって過言でない恋する乙女と守護の楯 の続編ということで、古くからのファンにとっては期待していたゲームだったと思うのですが、何せ10年近く前の作品ですから当時どれだけプレイした人が生き残っているかは微妙・・・まあ中古やダウンロード版などで現在でもプレイするのは可能ですが・・・。本来続編を出すならもう少し前作の記憶がプレイヤーに残っているうちにリリースするのが常道ですが、まあこれはAXL側の事情もあるので詮索はやめておきます。ただこれだけ間が空いてしまうと、成功するのは厳しいのではと感じていました。
まあ発売からこれまでの批評空間のデータを見る限り、その予想は的中してしまったわけですが、前作もさして評価していない(というよりかなり辛口の評価を付けた)ぼくにとっては必然といっていいものでした。というより前作を貶しているならなぜ続編を買ったのかと問い詰められそうなのですが、これは前作がシナリオゲーとして見ると落第でも、キャラについてはなかなか良かったからですね。ぼくは前作をプレイする際、話の論理性や伏線を重視して読み進めていったために、貶すしかなかったわけですが、最初からキャラゲーとして読めば(実はバカゲーとして読むのも辛い)もう少し高い評価を付けられたかもしれません。そういった意味で復讐戦のつもりで購入したのです。
そんなわけで、それほど期待して購入したわけではなかったので、概ね批評空間での現評価もおおよそ納得できるものでした。そしてヒロインは魅力的とはいえないまでも、そこそこ可愛く感じられたといった意味ではまずまずでした。
ただ女装主人公ものに付き物といっていい、女装バレについては今回完全に開き直っていました。何せ1番バレの危険性が高い女装での水着姿も、すべて「アイギス社の特殊メイク」で片付けてしまうわけですから。だから女装主人公ものとしての機微については期待できません。そういった意味で前作と同じ主人公であるにも関わらず、彼の魅力に関しては落ちたような気がします。ただヒロインについてはそれほど悪くはなかったです。真愛のおバカさは微笑ましかったし、毒舌家の麻衣とのコンビは軽妙でした。AXLでは定番の青山ヒロインである莉里もボーイッシュな外面と乙女心な内面を併せ持っていて、こうしたヒロイン連の顔ぶれはまずまずといっていいと思います。
ただ(これは予想していたことですが)シナリオについては、まともに読んでいると頭が痛くなるか呆れるかどちらかといったレベル。メーカー発表を信じる限り長谷川藍氏が1人でシナリオを担当しているらしいのですが、まるで複数ライターがシナリオを書いているかのように、ルートによって設定が変わってくるなど辻褄が合わないところが多々あるのですね。
特に気になるのが敵キャラの設定。このゲームはルートによって犯人(ボス)が変わるのですが、それはまあ良いとしてキャラ設定まで変わってしまうのが困りもの。希望ルートで主人公に執着する楓先生が、莉里ルートではそんな気配も見せないのはいかにも不自然だし、すべてのルートで登場するカルキノスの見てくればかりのポンコツぷりも話を寒くさせています。希望ルートの敵陣営の作戦などお粗末といっていいくらいですし、いくらシナリオに期待してないといってもいかにも見所がなさ過ぎます。
(総括)
シナリオの酷さをキャラがカバーするという典型的なキャラゲー。というと当然得点は高くは付けられないのですが、救いはこのシナリオの酷さがヒロインの魅力を貶めていないということ。ソーニャはルートによってやや辛いところもありますが、他のヒロインに関してはまずまず。ただそれなりのレベルを誇るものの、シナリオの助けが無いためかプレイヤーを圧倒するような魅力は感じられませんでした。どちらにしても前作同様に事件の証拠や背景などミステリーものとして読むのは禁物で、あまり深く考えないようある程度アラを流して読むなどプレイヤーの努力を要することは間違いないでしょう。
そんなわけで、当初考えていたより辛辣な所感になってしまったような気がするのですが、プレイしていてイラついたりはしなかったのは事実。これより酷いゲームはいくらでもあるわけで、それらと比べればあくまで平均レベルのデキだったと思います。
ここ1年以上、溜め込んだゲームの数はというと20本以上で、持ち込むのも一苦労。その苦労の甲斐あって若干部屋は広くなったような気がしないでもないのですが、、それでも積みゲーは数限りなくあって、まだまだプレイするゲームには事欠きません。
そんな積みゲー崩しですが、ようやく今年発売のゲームに手を付け始めました。(といっても今年は5本きりしか買っていないのですが・・・)その1番手は恋する乙女と守護の楯 ~薔薇の聖母~(AXL)です。
(ここからネタバレ)
AXL初期の作品群で一番の成功作といって過言でない恋する乙女と守護の楯 の続編ということで、古くからのファンにとっては期待していたゲームだったと思うのですが、何せ10年近く前の作品ですから当時どれだけプレイした人が生き残っているかは微妙・・・まあ中古やダウンロード版などで現在でもプレイするのは可能ですが・・・。本来続編を出すならもう少し前作の記憶がプレイヤーに残っているうちにリリースするのが常道ですが、まあこれはAXL側の事情もあるので詮索はやめておきます。ただこれだけ間が空いてしまうと、成功するのは厳しいのではと感じていました。
まあ発売からこれまでの批評空間のデータを見る限り、その予想は的中してしまったわけですが、前作もさして評価していない(というよりかなり辛口の評価を付けた)ぼくにとっては必然といっていいものでした。というより前作を貶しているならなぜ続編を買ったのかと問い詰められそうなのですが、これは前作がシナリオゲーとして見ると落第でも、キャラについてはなかなか良かったからですね。ぼくは前作をプレイする際、話の論理性や伏線を重視して読み進めていったために、貶すしかなかったわけですが、最初からキャラゲーとして読めば(実はバカゲーとして読むのも辛い)もう少し高い評価を付けられたかもしれません。そういった意味で復讐戦のつもりで購入したのです。
そんなわけで、それほど期待して購入したわけではなかったので、概ね批評空間での現評価もおおよそ納得できるものでした。そしてヒロインは魅力的とはいえないまでも、そこそこ可愛く感じられたといった意味ではまずまずでした。
ただ女装主人公ものに付き物といっていい、女装バレについては今回完全に開き直っていました。何せ1番バレの危険性が高い女装での水着姿も、すべて「アイギス社の特殊メイク」で片付けてしまうわけですから。だから女装主人公ものとしての機微については期待できません。そういった意味で前作と同じ主人公であるにも関わらず、彼の魅力に関しては落ちたような気がします。ただヒロインについてはそれほど悪くはなかったです。真愛のおバカさは微笑ましかったし、毒舌家の麻衣とのコンビは軽妙でした。AXLでは定番の青山ヒロインである莉里もボーイッシュな外面と乙女心な内面を併せ持っていて、こうしたヒロイン連の顔ぶれはまずまずといっていいと思います。
ただ(これは予想していたことですが)シナリオについては、まともに読んでいると頭が痛くなるか呆れるかどちらかといったレベル。メーカー発表を信じる限り長谷川藍氏が1人でシナリオを担当しているらしいのですが、まるで複数ライターがシナリオを書いているかのように、ルートによって設定が変わってくるなど辻褄が合わないところが多々あるのですね。
特に気になるのが敵キャラの設定。このゲームはルートによって犯人(ボス)が変わるのですが、それはまあ良いとしてキャラ設定まで変わってしまうのが困りもの。希望ルートで主人公に執着する楓先生が、莉里ルートではそんな気配も見せないのはいかにも不自然だし、すべてのルートで登場するカルキノスの見てくればかりのポンコツぷりも話を寒くさせています。希望ルートの敵陣営の作戦などお粗末といっていいくらいですし、いくらシナリオに期待してないといってもいかにも見所がなさ過ぎます。
(総括)
シナリオの酷さをキャラがカバーするという典型的なキャラゲー。というと当然得点は高くは付けられないのですが、救いはこのシナリオの酷さがヒロインの魅力を貶めていないということ。ソーニャはルートによってやや辛いところもありますが、他のヒロインに関してはまずまず。ただそれなりのレベルを誇るものの、シナリオの助けが無いためかプレイヤーを圧倒するような魅力は感じられませんでした。どちらにしても前作同様に事件の証拠や背景などミステリーものとして読むのは禁物で、あまり深く考えないようある程度アラを流して読むなどプレイヤーの努力を要することは間違いないでしょう。
そんなわけで、当初考えていたより辛辣な所感になってしまったような気がするのですが、プレイしていてイラついたりはしなかったのは事実。これより酷いゲームはいくらでもあるわけで、それらと比べればあくまで平均レベルのデキだったと思います。
2016年06月20日
6月の発売予定表から
クラシック路線が終わり夏競馬が始まる過渡期となりますが、頭数を見ると早くも夏枯れとなってしまったよう。大物馬も不在でここ最近の競馬界を表しているようで寂しいのですが、そんな状況を吹き飛ばしてくれるような勝ち馬の登場を望みたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
妹コン -催眠術師お兄ちゃんとナマイキな妹- (アトリエさくら マウントポジション)
アトリエさくらといえばNTRと即答できるほどこの配合一本で勝負してきたが、厩舎(ブランド)の看板名をあえて変えてきたように、この馬はやや様相が違っている。騎手は大ベテランのかん奈を起用。凌辱系の馬への騎乗が少ないだけに意外な人選に思えたが、この馬自体凌辱でなく萌えエロということで納得。催眠術を使って日頃ツン気味の妹に悪戯を仕掛けるという血統(設定)はありがちで、唯一のヒロインである妹のキャラで勝負という分かりやすい構図だが、今ひとつ妹のキャラがピンとこないのは不安。トレーナーも今回初めて馬を手がけるとなると、ここでは手が出しづらい。
期待度 ★☆
えろゼミ ~エッチにヤルきにABC~ (アトリエかぐや)
かぐや復帰後今ひとつ結果を出していないchoco chip だが、今回は巨乳ヒロインを揃えて巻き返しを狙う。ただ巨乳に拘るのはいいが、バランスの取れた騎乗が持ち味のchoco chip だけに、ヒロインの可愛さを損なわないか心配だ。それに取材する限り巨乳に拘った戦法を採っているわけでなく、なぜヒロインを巨乳揃いにしたのか疑問が残る。それでもエロさえ水準以上なら好走も可能だろうが、トレーナーがプリマ☆ステラ以降冴えを無くしている近江達裕で、ツッコミどころ満載のエロバカ路線ではそれほど期待できない。見送りが賢明か。
期待度 ★★
▲お楽しみは謎解きの後で (BLUE GALE)
時々大駆けする馬が登場するブルゲだが、最近は存在感が薄くなりつつあるだけに奮起したいところ。今回は最近珍しい謎解きをメインにした血統で巻き返しを狙う。安馬でヒロイン1人と馬体重(容量)は期待できないが、ミステリーと同様短くとも謎の部分さえしっかりしていれば充分勝ち負けは争える。トレーナーがこれまでこういった血統を手がけていないのは不安だが、エロは事件解決後のご褒美ということで、あくまで謎解きを主眼にした配合は好感が持てる。今回は相手がかなり楽で、久々に古豪厩舎が本領発揮するシーンが見られるかも。
期待度 ★★☆
◎オトメ*ドメイン (ぱれっとクオリア)
娘娘やLamiaといった安馬専門の姉妹厩舎を複数開業しているぱれっとだが、また1つ新厩舎が開業。大型新人館川まこのデビューに、トレーナーとしては5年ぶりとなるNYAONが手がける馬とあって話題性は充分。ナチュラルにダメ主人公を創造することで有名なNYAONだが、忘れてならないのは癖の強いヒロインを多く登場させること。そういった意味でヒロイン全員が残念系というのはダメ主人公を中和させる意味で有効な作戦。追い切り(体験版)を見る限り、女装潜入系ということで主人公の能力は高めのようだが、ダメ主人公として馬脚を現す可能性も捨てきれない。それでも騎手の能力を十二分に生かした走りは期待充分。相手も軽いだけにここなら上位に食い込んできそうだ。
期待度 ★★★★
俺だけのアイドル -eyeの才能- (WitchFlame)
ここ2走ヒロイン調教血統を走らせてきたWitchFlameで、今回も引き続き同血統を走らせる。ただこれまでのファンタジー系でなくアイドル調教血統。実績に乏しい厩舎で、好走した馬が少ないアイドル凌辱系となると期待できる要素は少ない。身近の女の子をアイドルに育てた後に凌辱するという主人公の倒錯趣味がどう描かれているかがポイントも、どこまでそれが貫かれているかは不安。こうした戦法なら当然欲しいネトラセ展開があるかどうかも疑わしいし、そうなるとどのような方針で馬を育て上げているのかも分からない。これではとても上位には食い込めないだろう。
期待度 ★☆
恋する気持ちのかさねかた ~かさねた想いをずっと~ (ensemble)
デビューさせた馬の直仔(FD)をまた走らせることで定評のあるensembleだが、好走した馬がほとんど見当たらないのが現実。実際父(本編)も好成績を上げたわけでなく、参加したトレーナーで実績のある籐太欠けてしまった上に馬を仕上げた種村いのりも不在。父の敗因は走りが単調ですぐ息切れしてしまったことにあるが、これではその補完を期待するのは難しく、ヒロイン萌えで勝負するしかない。確かに騎手のきみしま青の騎乗は買えるが、それだけでは勝負にならないのはこれまでの実績が証明している。入着が精一杯だろう。
期待度 ★★
恋と恋するユートピア (らぶまてぃっく)
最近は百合系専用騎手となっていたぺこが久々に正統萌え系馬に騎乗する。血統(設定)は合併した男子校と女子校を巡り、対立する女性間を奔走する主人公というよくある血統。トレーナーのJUNは地方(同人)・中央を問わずぺこと組んでいるが、ぺこと組んだとき以外の実績はかなり寒い。つまり百合系の馬でしか活躍馬を手がけてなく、定番の萌え系血統では正直厳しそう。この血統でまさかの百合展開があるとは思えないし、ここは見送りでよさそう。
期待度 ★★
恋と魔法と管理人 運命の歯車編(Prometheus)
新規開設した厩舎でデビュー初戦は惨敗。敗因はまさかの分割商法では救いがない。今回は予定通り全妹(続編)が出走してきたが、前走の賞金(データ)数の少なさを考えると、今回も追いかけるファンは少ないだろうし新規層も望めない。実質ヒロイン数2名で決して安馬とはいえないお台(価格)。ましてトレーナーも未公表では買える材料は皆無といっても過言ではない。
期待度 ★
交姦の虜たち… (Waffle)
ベテランフリー騎手で数多くの厩舎の馬に跨った金目鯛ぴんくだが、Waffleから騎乗依頼を受けるのは意外にも初めて。といってもトレーナーのシャア専用◎もWaffleの依頼を手がけたことがないことから、これまでのWaffleの馬とは違った目で見たほうがよさそう。バラエティー豊かな血統を走らせるWaffleだが、スワッピングを主眼にしたのは珍しい。ただ高馬(フルプライス)でないにしても、決して安くないお台でヒロイン2人というのは少し寂しい。この厩舎のウリであるオナホールを使った双方向連動システムもこれまで成績に繋がってなく好材料とはいえず、ベテランの技を持ってしても勝ち負けを争うまでの成績を望むのは厳しいだろう。
期待度 ★★
〇手垢塗れの天使 (あかべぇそふとすりぃ)
あかべぇ系厩舎には珍しい安馬。アイドルの枕営業を舞台にした血統は珍しく、騙されて堕ちていくヒロインでなく、大舞台にのし上がるため積極的に枕営業に手を染めるとなるとほとんど見られない。こういった零細血統を手がけさせると意外に実力を見せる和泉万夜だけに不気味さはあるが、ヒロインがビッチであるのが前提なだけに好走に繋がるかどうかは微妙。騎手はこの厩舎でまずまず結果を出している秋空もみぢで軽くは扱えないが、常識的には厳しい。ただ今回はいかにも相手が楽。出番が回ってきても不思議は無く軽くは扱えない。
期待度 ★★☆
△虜ノ鎖 ~処女たちを穢す淫らな楔~ (Guilty)
凌辱系では古豪厩舎といえるGuiltyだが、このところ走る馬を輩出していないのは寂しい。今回は虜ノ契を始祖とする母系の3代目ということだが、先代の虜ノ旋律 ~淫らに喘ぐ処女セクステット~ はそこそこ見所はありながら上位入線には繋がらなかっただけに苦戦は免れない。今回も女性主人公視点でヒロインが堕ちていく過程がどう活かされるかがカギだが、前走の敗因はメインヒロインの占めるウエイトが高すぎて他のヒロインが生きていなかったところで今回も同じ轍を踏んでしまわないか心配。清廉なメインヒロインは前走同様も、キャラに前走ほど魅力を感じないのも不安。常識的には入着が精一杯だろうが、メンバーが甘いだけに連下で一考。
期待度 ★★☆
箱庭ロジック ~瑚子といちゃらぶ! SM生活~ (Cabbit)
これまで多くの上級馬を送り出してきた御厨みくりだが、大成功とまでいかなかったのが箱庭ロジックで、その直仔が出走してきたのはやや意外。父は実質ヒロイン一点主義だっただけに、キャラが立っていたとはいえ一番人気でない入谷瑚子にスポットライトを当てたのも意外だ。どんな走りをするのかは不明だが、瑚子がメインヒロインなだけにコメディ色が強い筈。ただ一番人気でないヒロインに焦点を当てた直仔が成功した馬となると、ほとんど見当たらないのが現実でここでは狙いづらい。
期待度 ★☆
プラネット ドラゴン (ソフトハウスキャラ)
佐々木珠流が鞍上なら安定感抜群だったキャラだったが、それは過去の話。それでも過去が過去だけに不気味さがあるのは事実。宇宙を舞台とした貿易といった血統は最近では珍しいが、きっちりした目標がないだけに捉えどころがないのは事実。ただ目標がない分、長距離(ゲーム性)に適正があれば周回プレイにも耐えられそう。ただその点で頼れないのが最近のキャラの馬で、船団を組むのでなく一隻で旅するといった走りでは融通性に欠ける。それにただ宇宙船を強化すればいいといった趣向では長距離が耐えられるとは思えない。取材する限りは変わり身の要素は少なそうだ。
期待度 ★★
△モラリスト ~性渇指導 房江の放課後~ (CYCLET)
尖った血統で話題を呼ぶCYCLETだが、今回はややその度合いは薄そう。といっても単なる凌辱系でなく、夫の浮気を目撃して狂気に囚われていくヒロインに焦点を当てるといったところはこの厩舎らしいところ。サスペンスではよくある血統だが、どのように血統を膨らませていくかが好走のカギとなる。といっても安馬だけに想定以上の時計で駆けるのは期待するのは厳しい。騎手はアボガドパワーズで活躍していた大ベテランの吉澤友章だが、最近大きな仕事をしていないのは気がかり。それでも今回はかなりメンバーは甘い。恵まれての食い込みの可能性は一考。
期待度 ★★☆
ヤキモチ彼女の一途な恋 (PULLTOP LATTE)
PULLTOPの萌えエロ強化として開業したラテだが、本家と比べ存在感を発揮しているとは言いがたい。今回はヤキモチ焼きヒロインをメインにした馬だが、騎手の顔ぶれはこれまでの出走馬と比べるとやや手薄な印象。それでもベテランねみぎつかさを含めまずまず手堅い面々。ただ問題はトレーナーでほとんど一流馬を手がけていない後馬久人にぺことコンビを組んだ時以外は凡走ばかりのJUNではとても期待できない。いくら今回のメンバーが甘いとはいえ萌えエロだけで好走できるほど競馬は甘くない。取材する限りヒロイン萌えも薄い印象で強調できる材料が少なくここでも狙いづらい。
期待度 ★★
LAMUNATION! -ラムネーション!- (WhitePowder)
地方時代独特な走りで定評のあったSteroiderが中央(商業)挑戦。ノンストップ・ハイスピードと銘打つだけに疾走感ある走りで殴りこみを掛けるつもりだ。ただ気になるのはVA系から中央に挑戦する厩舎の成績がパッとせず、その後、廃業に追い込まれていること。それと地方時代の成績がそれほど良くなかったことだ。馬の雰囲気が似ているらぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE!(HARUKAZE)も地方時代の成績はなかなかのものだっただけに、それと比較すると戦績は寂しい。VA系厩舎らしく入場曲(OP)は軽快で、注目されるだけの素材であるのは間違いないが、デビュー初戦で勝負できるかとなると疑問だろう。
期待度 ★★
(本紙の見解)
少頭数ながら頼れそうな馬が不在で難解な一戦。追い切りでまずまずの動きを見せたオトメ*ドメインを本命に押す。信頼感はそれほどでもないが、この馬と対等に戦えそうな馬が見当たらない以上、この馬中心になるのは仕方ない。他は正直能力的に足りず、別のレースに出走したら印が回らない馬がほとんど。あかべぇ系には珍しい安馬抜き系の手垢塗れの天使が逆転候補。といっても騎手頼みは否めず、信頼度はそれほど高くない。血統的妙味あるお楽しみは謎解きの後でもこのところ厩舎の成績が振るわないだけに走るかどうかは半信半疑。時計が遅くなりそうなだけに抜き系の馬にチャンスがあると見て虜ノ鎖 ~処女たちを穢す淫らな楔~にモラリスト ~性渇指導 房江の放課後~が食い込む可能性はありそうだが、それより静観しておいたほうが無難かもしれない。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
妹コン -催眠術師お兄ちゃんとナマイキな妹- (アトリエさくら マウントポジション)
アトリエさくらといえばNTRと即答できるほどこの配合一本で勝負してきたが、厩舎(ブランド)の看板名をあえて変えてきたように、この馬はやや様相が違っている。騎手は大ベテランのかん奈を起用。凌辱系の馬への騎乗が少ないだけに意外な人選に思えたが、この馬自体凌辱でなく萌えエロということで納得。催眠術を使って日頃ツン気味の妹に悪戯を仕掛けるという血統(設定)はありがちで、唯一のヒロインである妹のキャラで勝負という分かりやすい構図だが、今ひとつ妹のキャラがピンとこないのは不安。トレーナーも今回初めて馬を手がけるとなると、ここでは手が出しづらい。
期待度 ★☆
えろゼミ ~エッチにヤルきにABC~ (アトリエかぐや)
かぐや復帰後今ひとつ結果を出していないchoco chip だが、今回は巨乳ヒロインを揃えて巻き返しを狙う。ただ巨乳に拘るのはいいが、バランスの取れた騎乗が持ち味のchoco chip だけに、ヒロインの可愛さを損なわないか心配だ。それに取材する限り巨乳に拘った戦法を採っているわけでなく、なぜヒロインを巨乳揃いにしたのか疑問が残る。それでもエロさえ水準以上なら好走も可能だろうが、トレーナーがプリマ☆ステラ以降冴えを無くしている近江達裕で、ツッコミどころ満載のエロバカ路線ではそれほど期待できない。見送りが賢明か。
期待度 ★★
▲お楽しみは謎解きの後で (BLUE GALE)
時々大駆けする馬が登場するブルゲだが、最近は存在感が薄くなりつつあるだけに奮起したいところ。今回は最近珍しい謎解きをメインにした血統で巻き返しを狙う。安馬でヒロイン1人と馬体重(容量)は期待できないが、ミステリーと同様短くとも謎の部分さえしっかりしていれば充分勝ち負けは争える。トレーナーがこれまでこういった血統を手がけていないのは不安だが、エロは事件解決後のご褒美ということで、あくまで謎解きを主眼にした配合は好感が持てる。今回は相手がかなり楽で、久々に古豪厩舎が本領発揮するシーンが見られるかも。
期待度 ★★☆
◎オトメ*ドメイン (ぱれっとクオリア)
娘娘やLamiaといった安馬専門の姉妹厩舎を複数開業しているぱれっとだが、また1つ新厩舎が開業。大型新人館川まこのデビューに、トレーナーとしては5年ぶりとなるNYAONが手がける馬とあって話題性は充分。ナチュラルにダメ主人公を創造することで有名なNYAONだが、忘れてならないのは癖の強いヒロインを多く登場させること。そういった意味でヒロイン全員が残念系というのはダメ主人公を中和させる意味で有効な作戦。追い切り(体験版)を見る限り、女装潜入系ということで主人公の能力は高めのようだが、ダメ主人公として馬脚を現す可能性も捨てきれない。それでも騎手の能力を十二分に生かした走りは期待充分。相手も軽いだけにここなら上位に食い込んできそうだ。
期待度 ★★★★
俺だけのアイドル -eyeの才能- (WitchFlame)
ここ2走ヒロイン調教血統を走らせてきたWitchFlameで、今回も引き続き同血統を走らせる。ただこれまでのファンタジー系でなくアイドル調教血統。実績に乏しい厩舎で、好走した馬が少ないアイドル凌辱系となると期待できる要素は少ない。身近の女の子をアイドルに育てた後に凌辱するという主人公の倒錯趣味がどう描かれているかがポイントも、どこまでそれが貫かれているかは不安。こうした戦法なら当然欲しいネトラセ展開があるかどうかも疑わしいし、そうなるとどのような方針で馬を育て上げているのかも分からない。これではとても上位には食い込めないだろう。
期待度 ★☆
恋する気持ちのかさねかた ~かさねた想いをずっと~ (ensemble)
デビューさせた馬の直仔(FD)をまた走らせることで定評のあるensembleだが、好走した馬がほとんど見当たらないのが現実。実際父(本編)も好成績を上げたわけでなく、参加したトレーナーで実績のある籐太欠けてしまった上に馬を仕上げた種村いのりも不在。父の敗因は走りが単調ですぐ息切れしてしまったことにあるが、これではその補完を期待するのは難しく、ヒロイン萌えで勝負するしかない。確かに騎手のきみしま青の騎乗は買えるが、それだけでは勝負にならないのはこれまでの実績が証明している。入着が精一杯だろう。
期待度 ★★
恋と恋するユートピア (らぶまてぃっく)
最近は百合系専用騎手となっていたぺこが久々に正統萌え系馬に騎乗する。血統(設定)は合併した男子校と女子校を巡り、対立する女性間を奔走する主人公というよくある血統。トレーナーのJUNは地方(同人)・中央を問わずぺこと組んでいるが、ぺこと組んだとき以外の実績はかなり寒い。つまり百合系の馬でしか活躍馬を手がけてなく、定番の萌え系血統では正直厳しそう。この血統でまさかの百合展開があるとは思えないし、ここは見送りでよさそう。
期待度 ★★
恋と魔法と管理人 運命の歯車編(Prometheus)
新規開設した厩舎でデビュー初戦は惨敗。敗因はまさかの分割商法では救いがない。今回は予定通り全妹(続編)が出走してきたが、前走の賞金(データ)数の少なさを考えると、今回も追いかけるファンは少ないだろうし新規層も望めない。実質ヒロイン数2名で決して安馬とはいえないお台(価格)。ましてトレーナーも未公表では買える材料は皆無といっても過言ではない。
期待度 ★
交姦の虜たち… (Waffle)
ベテランフリー騎手で数多くの厩舎の馬に跨った金目鯛ぴんくだが、Waffleから騎乗依頼を受けるのは意外にも初めて。といってもトレーナーのシャア専用◎もWaffleの依頼を手がけたことがないことから、これまでのWaffleの馬とは違った目で見たほうがよさそう。バラエティー豊かな血統を走らせるWaffleだが、スワッピングを主眼にしたのは珍しい。ただ高馬(フルプライス)でないにしても、決して安くないお台でヒロイン2人というのは少し寂しい。この厩舎のウリであるオナホールを使った双方向連動システムもこれまで成績に繋がってなく好材料とはいえず、ベテランの技を持ってしても勝ち負けを争うまでの成績を望むのは厳しいだろう。
期待度 ★★
〇手垢塗れの天使 (あかべぇそふとすりぃ)
あかべぇ系厩舎には珍しい安馬。アイドルの枕営業を舞台にした血統は珍しく、騙されて堕ちていくヒロインでなく、大舞台にのし上がるため積極的に枕営業に手を染めるとなるとほとんど見られない。こういった零細血統を手がけさせると意外に実力を見せる和泉万夜だけに不気味さはあるが、ヒロインがビッチであるのが前提なだけに好走に繋がるかどうかは微妙。騎手はこの厩舎でまずまず結果を出している秋空もみぢで軽くは扱えないが、常識的には厳しい。ただ今回はいかにも相手が楽。出番が回ってきても不思議は無く軽くは扱えない。
期待度 ★★☆
△虜ノ鎖 ~処女たちを穢す淫らな楔~ (Guilty)
凌辱系では古豪厩舎といえるGuiltyだが、このところ走る馬を輩出していないのは寂しい。今回は虜ノ契を始祖とする母系の3代目ということだが、先代の虜ノ旋律 ~淫らに喘ぐ処女セクステット~ はそこそこ見所はありながら上位入線には繋がらなかっただけに苦戦は免れない。今回も女性主人公視点でヒロインが堕ちていく過程がどう活かされるかがカギだが、前走の敗因はメインヒロインの占めるウエイトが高すぎて他のヒロインが生きていなかったところで今回も同じ轍を踏んでしまわないか心配。清廉なメインヒロインは前走同様も、キャラに前走ほど魅力を感じないのも不安。常識的には入着が精一杯だろうが、メンバーが甘いだけに連下で一考。
期待度 ★★☆
箱庭ロジック ~瑚子といちゃらぶ! SM生活~ (Cabbit)
これまで多くの上級馬を送り出してきた御厨みくりだが、大成功とまでいかなかったのが箱庭ロジックで、その直仔が出走してきたのはやや意外。父は実質ヒロイン一点主義だっただけに、キャラが立っていたとはいえ一番人気でない入谷瑚子にスポットライトを当てたのも意外だ。どんな走りをするのかは不明だが、瑚子がメインヒロインなだけにコメディ色が強い筈。ただ一番人気でないヒロインに焦点を当てた直仔が成功した馬となると、ほとんど見当たらないのが現実でここでは狙いづらい。
期待度 ★☆
プラネット ドラゴン (ソフトハウスキャラ)
佐々木珠流が鞍上なら安定感抜群だったキャラだったが、それは過去の話。それでも過去が過去だけに不気味さがあるのは事実。宇宙を舞台とした貿易といった血統は最近では珍しいが、きっちりした目標がないだけに捉えどころがないのは事実。ただ目標がない分、長距離(ゲーム性)に適正があれば周回プレイにも耐えられそう。ただその点で頼れないのが最近のキャラの馬で、船団を組むのでなく一隻で旅するといった走りでは融通性に欠ける。それにただ宇宙船を強化すればいいといった趣向では長距離が耐えられるとは思えない。取材する限りは変わり身の要素は少なそうだ。
期待度 ★★
△モラリスト ~性渇指導 房江の放課後~ (CYCLET)
尖った血統で話題を呼ぶCYCLETだが、今回はややその度合いは薄そう。といっても単なる凌辱系でなく、夫の浮気を目撃して狂気に囚われていくヒロインに焦点を当てるといったところはこの厩舎らしいところ。サスペンスではよくある血統だが、どのように血統を膨らませていくかが好走のカギとなる。といっても安馬だけに想定以上の時計で駆けるのは期待するのは厳しい。騎手はアボガドパワーズで活躍していた大ベテランの吉澤友章だが、最近大きな仕事をしていないのは気がかり。それでも今回はかなりメンバーは甘い。恵まれての食い込みの可能性は一考。
期待度 ★★☆
ヤキモチ彼女の一途な恋 (PULLTOP LATTE)
PULLTOPの萌えエロ強化として開業したラテだが、本家と比べ存在感を発揮しているとは言いがたい。今回はヤキモチ焼きヒロインをメインにした馬だが、騎手の顔ぶれはこれまでの出走馬と比べるとやや手薄な印象。それでもベテランねみぎつかさを含めまずまず手堅い面々。ただ問題はトレーナーでほとんど一流馬を手がけていない後馬久人にぺことコンビを組んだ時以外は凡走ばかりのJUNではとても期待できない。いくら今回のメンバーが甘いとはいえ萌えエロだけで好走できるほど競馬は甘くない。取材する限りヒロイン萌えも薄い印象で強調できる材料が少なくここでも狙いづらい。
期待度 ★★
LAMUNATION! -ラムネーション!- (WhitePowder)
地方時代独特な走りで定評のあったSteroiderが中央(商業)挑戦。ノンストップ・ハイスピードと銘打つだけに疾走感ある走りで殴りこみを掛けるつもりだ。ただ気になるのはVA系から中央に挑戦する厩舎の成績がパッとせず、その後、廃業に追い込まれていること。それと地方時代の成績がそれほど良くなかったことだ。馬の雰囲気が似ているらぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE!(HARUKAZE)も地方時代の成績はなかなかのものだっただけに、それと比較すると戦績は寂しい。VA系厩舎らしく入場曲(OP)は軽快で、注目されるだけの素材であるのは間違いないが、デビュー初戦で勝負できるかとなると疑問だろう。
期待度 ★★
(本紙の見解)
少頭数ながら頼れそうな馬が不在で難解な一戦。追い切りでまずまずの動きを見せたオトメ*ドメインを本命に押す。信頼感はそれほどでもないが、この馬と対等に戦えそうな馬が見当たらない以上、この馬中心になるのは仕方ない。他は正直能力的に足りず、別のレースに出走したら印が回らない馬がほとんど。あかべぇ系には珍しい安馬抜き系の手垢塗れの天使が逆転候補。といっても騎手頼みは否めず、信頼度はそれほど高くない。血統的妙味あるお楽しみは謎解きの後でもこのところ厩舎の成績が振るわないだけに走るかどうかは半信半疑。時計が遅くなりそうなだけに抜き系の馬にチャンスがあると見て虜ノ鎖 ~処女たちを穢す淫らな楔~にモラリスト ~性渇指導 房江の放課後~が食い込む可能性はありそうだが、それより静観しておいたほうが無難かもしれない。
2016年05月21日
5月の発売予定表から
春のクラシック本番ということで、ようやくメンバーが揃い興味深い一戦となりました。人気母系(シリーズ)の最新馬が圧倒的人気を集めていますが、それを覆す穴馬が現れるでしょうか?
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アイツに調教されるとドMな私は感じちゃう (Lamia)
ぱれっとの抜き系厩舎として存在感を高めつつあるLamiaの最新馬。前走は鞍上(原画家)にたまひよを擁しながら結果は振るわなかったが、こういった血統(設定)に手馴れていないだけに止む無しか。今回も鞍上にベテラン金目鯛ぴんくを起用。抜き系では定評のある騎手だけにチャンスは充分。ただトレーナーが髪の毛座というのはやや微妙。調教師集団で仕上げ方にムラがあるのは仕方ないが、総じて結果は余り芳しいものでなく好走する可能性は高くない。それでも動画(アニメ)を武器に抜きで上位を窺うだけの力はありそうだが、走り(シナリオ)に意外性はなさそうでかなり恵まれないと苦しそう。
期待度 ★★☆
△WIZARD LINKS (筆柿そふと)
筆柿そふとが1年半ぶりに出走させる今回は、トレーナー(ライター)のNATORI烏賊が得意とする催眠系をあえて封印し魔法少女と悪魔との戦いに焦点を当てる。主人公が女性2人ということで敵に凌辱される展開を予想したが、取材する限りはその度合いは少なそうで、主人公2人の友情を中心にHシーンもその2人と友人たちの3Pやレズが多そう。魔法少女系としてはやや毛色の変わった血統(設定)でどのような走りをするか未知数な部分が多い。それでも騎手にベテラン吉野恵子を起用し、サブに大崎シンヤや皇裕介を配すなど厩舎の威信を掛けて今回臨んでいるのは明白。力が入りすぎて空回りする可能性はあるものの、厩舎の鼻息の荒さから連下には押さえておきたい。
期待度 ★★★☆
△EXTRAVAGANZA ~蟲狂編~ (BLACK Cyc)
10年前に出走し競馬ファンを驚愕と熱狂の渦に巻き込んだ名馬の名を冠する後継馬が登場。といっても直仔(FD)はほとんど目立った成績を上げていないだけに、過度の期待は禁物。ただ初代蟲使いのヒロインながらその後はサブに甘んじていた神武美弥香が再びクローズアップされるとあって、古くからのファンが期待してしまうのは当然だろう。ただ直仔の凡走の原因は馬体重(容量)の乏しさ。今回も安馬(低価格)とあってどこまで馬体に身が入っているか心配だ。首位争いは厳しく次位争いに食い込むのが精一杯だろう。
期待度 ★★★
えろぐっず! ~Hなおもちゃで快感エンジョイ♡~ (CLOCKUP)
ここ2走はダーク&ハードな走りに徹して結果を出したCLOCKUPだが、今回は一転バカエロ系。この厩舎のバカ系は好走歴はあるが、どれもトレーナーにはやさかうたねを起用していた。今回は屋形宗慶 にトレーナー集団のTeam・Birth-tale という顔ぶれで実績は皆無。アダルトグッズ制作メーカーに勤める主人公がをヒロイン相手にグッズを試すという血統はいかにもという感じだが、血統的に一発ネタの可能性が強いだけにどこまで走りを膨らませられるかについては不安。高馬なだけに走りの内容が伴わないと凡走の危険性が付きまとう。ここでは苦しい競馬となりそう。
期待度 ★★
◎乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque- (Navel)
出走可否の発表が遅れ心配されていたが、どうやらゲートイン(マスターアップ)した模様。回避期間が長かっただけに不安はあるが、2月時点で仕上がり不足が顕著だっただけに、この延期はプラスとなりそう。現在の厩舎を牽引する血統だけに、きっちり仕上がっていれば凡走は考えにくく、当然首位争いしてくるだろう。今回は馬名を見る限りパリ編の後日談でりそなが看板となるが、記者的にはエッテの巻き返しに期待したい。ただ気になるのは高馬(フルプライス)でヒロイン3人の後日談だけでは、馬体重的に物足りなく感じられる点。隠し球があれば嬉しいが、ただそうでなくとも内容で勝負できる態勢が整っていればそれほどマイナスにはならない。ソコソコ相手は揃ったがここは自信の本命だ。
期待度 ★★★★☆
ギラ星アイドル裏プロジェクト (BELLOTA)
BELLOTAの厩舎開設初戦はアイドル凌辱系で挑む。なかなか成功例が少ない血統で、騎手・トレーナーとも実績は皆無となると期待できる要素は少ない。取材する限りは凌辱といっても、ヒロインを手練手管で騙して肉体関係に持っていくという籠絡系。ヒロインの好感度が攻略に直結するところを考えると凌辱というよりも、恋愛AVGに近い味かもしれない。とすると益々期待はしにくいが、事務所が策する陰謀を上手く活用できれば大駆けも可能。ただ事務所の社長がヒロインということで謎の解明といった点で期待しにくいし、そもそもトレーナーのキャリアから考えれば、血統(設定)倒れになる確率が高い。見送りが賢明だろう。
期待度 ★☆
サクラノモリ†ドリーマーズ (MOONSTONE)
厩舎開設当時の意欲的な調教がすっかり影を潜めたまま時が経過した呉だが、ようやくあの当時の雰囲気を思い出したかのような馬を出走させてきた。といっても主人公を含むサクラノモリ・ドリーマーズと悪霊との対決がメインで、初期のトリッキーさは期待できなさそう。このトレーナーの実績から主人公に感情移入しにくそうで、バトル系と考えるとかなり厳しい展開が予想される。事件解決後はヒロインとの個別ルートに入るという構成も、血統からさしてプラスになるとも思えない。穴人気を集めそうだが、記者的にはオミットしたくなる馬だ。
期待度 ★★☆
△聖鍵遣いの命題 (UnicoЯn)
UnicoЯn厩舎開設初戦は古代文明の謎を解明するSF系。過去トレーナーが手がけた別系(カードゲーム)のキャラクターや血統が流用されているところを考えると、血統についてはかなり練りこまれていると見たい。騎手のこなたはCIRCUSで修行しただけに腕は確かで、しかも長年乗りこなしているとなれば初出走とはいえ馬体(CG)にはかなり期待できそう。となると問題は主人公の存在だけか。バトル系は主人公と敵役のどちらかに魅力がないと好走は覚束ないが、追い切りを見る限りかなり不安だ。ヒロインも可愛く感じられるのは確かだが、どうも恋愛的雰囲気が感じにくいのも気になる。それでも未知の魅力もあり雰囲気は持っているだけに、危険は承知で穴で狙ってみる。
期待度 ★★★
清楚で真面目な彼女が、最凶ヤリサーに勧誘されたら…? (Frill)
VA系では凌辱専門厩舎として存在感を放っているFrillの最新馬。今回鞍上が主戦の恋泉天音でなく、トレーナーの巽ヒロヲもこの厩舎では初仕事。しかも安馬(低価格)と未知の部分が多い。トレーナーの実績を見ると、一人で仕上げた馬に関しては目立った成績を残しておらず不安は多いが、エロに関しては期待できそう。ただNTR系を連想させる馬名(タイトル)ながら、取材する限りヒロインの恋人の存在はほとんど感じられず、敵役も顔がしっかり描かれないなどNTR系では食い足りない点が多い。清楚なヒロインがエロ堕ちする展開は良さそうだが、ヒロイン視点で心理面をしっかり描写できるかどうか。
期待度 ★★☆
△そして初恋が妹になる (ALcotハニカム)
高い確率で上級馬を輩出するハニカム文庫の最新馬。今回はトレーナーにこの厩舎で実績ある瀬尾順を迎えて首位を狙う。ここ2走は必ずしもファンの期待に応えたと言い切れない成績に終わっているが、今回は得意の妹ヒロインを前面に押し出す作戦で好走の確率は高そう。主人公は瀬尾トレーナーによく登場するタイプだが、サツコイのように空回りしてしまう可能性があり不安は否めない。いつも直線で無理な末脚を使おうとするのも気になるが、ヒロインのキャラを生かす展開なら影響は小さい。これまでと比べて騎手がやや弱く首位争いは難しそうだが、一角崩しなら充分狙える。
期待度 ★★★☆
タラレバ ~as in What if stories~ (Aries)
これまで大きな着を取り続けていたAriesだったが、前走でようやく少しだけいい脚を使う場面があった。ただ前走起用した北川晴の名は無く、トレーナーが芳井一 と沙万由馬の2人となるとやはり不安。それでも騎手はこれまで主戦を務めた戌角柾に加えCIRCUSで実績充分の鷹乃ゆきを迎えるなど最強の布陣。問題はこの騎手に相応しい仕上がりとなっているかどうかだが、追い切りを見る限り不安は尽きない。成人した主人公が謎のヒロインの力により学生時代にタイムスリップするという血統はありがち。謎の部分についても容易に予想が付くのも難点で、これではいくら敏腕騎手でも勝負にはならないだろう。
期待度 ★☆
△てにおはっ! 2 ~ねぇ、もっとえっちなコトいっぱいしよ?~ (root nuko+H)
root nuko久々の出走となるが厩舎の看板に+Hを付けてよりエロに拘る姿勢を見せている。てにおはっ!の後継馬(続編)となるが、ヒロインの顔ぶれも変わりトレーナーも変更と関連性はほとんどないといっても良さそう。父の抜き性能はかなり高いものがあっただけにファンの期待は集まるが、騎手がやや癖のある騎乗をするだけに簡単に飛びつけないのが難点。恐らく走りで勝負するタイプではないだろうし、細かいヒロインの血統も現実的にはそれほど意味はなさそう。それだけに一線級の馬を相手にすると厳しいだろうが、時計が掛かる展開なら浮上の可能性も。
期待度 ★★★
di-room (つるみく -Another-)
つるみくの姉妹厩舎のデビュー戦となるが当初予定していた3R(月)から延期となりやや腰砕けとなった印象。血統を見る限厩舎の前身であるたっちーの馬やつるみく初期の馬を思わせるが、騎手・トレーナーともつるみく厩舎とは縁が無いだけにどこまでそれを踏襲しているかは不鮮明。それにトレーナーのO-takeは経験は多いが凌辱系ではほとんど結果を出していない。サスペンス風の走りで直線(ラスト)の追い込み次第では大駆けもありそうだが、安馬だけにどこまで脚を残しているかどうか。見送りが賢明だろう。
期待度 ★★☆
Dearest Blue (LiLiM DARKNESS)
LiLiMの馬でBlueを冠名にしているということは当然NTR系。騎手はこの厩舎の馬の手綱を多く握っている金目鯛ぴんくで期待は充分。ただアイドルデビューしたヒロインを主人公が守るといった血統はどこかで見掛けた風。NTR系を含めアイドルものは余り走ってなく、主人公とヒロインの関係性が薄いだけにNTR系としては微妙に感じる。それにこの母系(シリーズ)は知名度ほど走っていないのが現実。ヒロインのキャラが高飛車系でNTR系ではマイナス要素の即堕ちしなさそうなのはプラスだが、それだけを頼りに狙うのは厳しいか。
期待度 ★★
ナツイロココロログ (Hearts)
ユニゾンシフト系列厩舎のHeartsが沈黙を破り久々の出走。親厩舎と違いフリー騎手に依頼するのがこれまでの通例で、」今回は白もち桜を起用。キャリア的にまだ騎乗に安定感はないが、秘めた能力は高い。血統を見る限り明らかに萌え偏重の走りだろうが、恋愛SLG内でヒロインが普段見せない一面を見せるという血統は面白い。ヒロインの表裏をどう活かしてくるかが見所だが、萌え中心なだけに暗い展開にはならないだろう。それだけに直線に入っての末脚には期待できず大駆けの要素は少ない。トレーナーで実績があるのは樹原新くらいで顔ぶれを見る限り不安はあるが、萌え一本の走りが嵌れば上位に食い込む可能性も。
期待度 ★★★
ハナヒメ*アブソリュート! (mirai)
人気騎手のかんなぎれいが久々に手綱を握るということで前評判が高い。名馬プリンセスうぃっちぃずの再現を期待したいところで、でなくともティンクル☆くるせいだーす級の走りはしてもらいたいところ。ただ追い切りの感触ではぺんしる系列を離れた影響がでてしまった様子。軽快な動きが求められるバトルでこれだけ動きが重いのはやはりマイナスで、新規開設厩舎が長距離血統を仕上げる難しさが出てしまったよう。ヒロインは可愛いし明るい雰囲気の走りは評価できるが、まともに動かなければ勝負にならない。脚部不安が気になる現状ではさすがに買いづらい。
期待度 ★★
PureMarriage ~赤い糸物語 まどか編~ (Lass Pixy)
Lassの安馬専門厩舎として開業したLass Pixyのデビュー初戦。安馬の中でもお台(価格)が破格の安さだけに馬体重は乏しいだろうし、内容のある走りも期待しづらい。騎手も主戦どころの起用はなく、森山しじみと古川れもんという一枚落ちる顔ぶれ。それでもお台の安さは魅力で、エロについては期待できそう。追い切り(体験版)を見せない安馬が多い中で、このお台でしっかり追い切りを公開したのは好感が持てる。勝つまでの力はないだろうが、時計が掛かる展開なら出番があるかも。
期待度 ★★★
〇僕と恋するポンコツアクマ。すっごいえっち! (スミレ)
バカ系の馬を中心に走らせてきたスミレだが、前走の僕と恋するポンコツアクマはそこにエロを強く絡めてきたのに特徴があった。今回の直仔(FD)はそのエロをもっと強く押し出してきたと見ていいだろう。父の成績もなかなかでサブヒロインを含めハーレム展開などエロ部分の補完と考えれば、持ち時計以上の走りをしても不思議はない。後はエロに力を入れすぎて、本来の持ち味であるバカ部分が低下してしまわないかだけ。それさえなければ本命馬に肉薄する可能性が一番強いのはこの馬だろう。
期待度 ★★★★
▲見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS (PULLTOP)
好走した見上げてごらん、夜空の星を の直仔で、まともに走れば当然上位に食い込むだけの能力はあるはず。問題はこのところPULLTOPは所属馬の直仔を必ず出走させてきているが、ここ2走は父のような成績を上げられていない。お台を考えれば馬体重も足りないということはなさそうだし、サブヒロインのルートもあるなど直仔として押さえるところは押さえている印象だが、父の走りから考えると幼馴染2人のアフターが物足りないと好走は覚束ない。その点他のヒロインのアフターを充実させた点が裏目に出てしまう可能性はある。能力は高いだけに確実に上位に食い込んでくるだろうが、本命馬に迫るだけの勢いはなさそうだ。
期待度 ★★★★
瑠璃の檻 ‐DOMINATION GAME‐ (SkyFish)
最近パッとしない成績が続いているSkyFishだが、今回は萌えを極力抑えてダークな雰囲気を醸し出すなど脚質をガラっと変えてきた。主人公の復讐となると凌辱系かと思わせるが、さすがにそこまで脚質転換したわけでなく、サスペンス系の走りで勝負する腹積もりか。後はF&C時代伝奇などを手掛けた実績のある弘森魚がどこまで馬を仕上げてくるかだが、このところの成績を考えると心もとないのは確か。古風な血統でノスタルジックな雰囲気は買えるが、果たしてそれだけで勝負になるかどか。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)
前レースと比べて頭数は揃ったが、人気になりそうな馬は直仔が中心でやや物足りなさを感じる。本命は乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque- 。これまでの実績を考えれば他のメンバーと比べ一枚上の評価。直線あっさり抜け出してきそうだ。他の馬はやや差がある印象だが、上積み要素の多さを考えると僕と恋するポンコツアクマ。すっごいえっち! が二番手評価。エロを武器に本命馬に迫ってくるか。潜在能力を考えれば見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS も負けていないが、本命馬とはかなり差がある印象。直仔に人気が集中しているが、新馬の奮起にも期待。実績を考えれば追い切りがやや微妙もそして初恋が妹になる が一角崩しを狙っている。厩舎の鼻息が荒いWIZARD LINKS の大駆けに、デビュー戦ながら大物の雰囲気がある聖鍵遣いの命題 。時計の掛かる展開ならてにおはっ! 2 ~ねぇ、もっとえっちなコトいっぱいしよ?~ も侮れず、意外に難解な一戦だ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アイツに調教されるとドMな私は感じちゃう (Lamia)
ぱれっとの抜き系厩舎として存在感を高めつつあるLamiaの最新馬。前走は鞍上(原画家)にたまひよを擁しながら結果は振るわなかったが、こういった血統(設定)に手馴れていないだけに止む無しか。今回も鞍上にベテラン金目鯛ぴんくを起用。抜き系では定評のある騎手だけにチャンスは充分。ただトレーナーが髪の毛座というのはやや微妙。調教師集団で仕上げ方にムラがあるのは仕方ないが、総じて結果は余り芳しいものでなく好走する可能性は高くない。それでも動画(アニメ)を武器に抜きで上位を窺うだけの力はありそうだが、走り(シナリオ)に意外性はなさそうでかなり恵まれないと苦しそう。
期待度 ★★☆
△WIZARD LINKS (筆柿そふと)
筆柿そふとが1年半ぶりに出走させる今回は、トレーナー(ライター)のNATORI烏賊が得意とする催眠系をあえて封印し魔法少女と悪魔との戦いに焦点を当てる。主人公が女性2人ということで敵に凌辱される展開を予想したが、取材する限りはその度合いは少なそうで、主人公2人の友情を中心にHシーンもその2人と友人たちの3Pやレズが多そう。魔法少女系としてはやや毛色の変わった血統(設定)でどのような走りをするか未知数な部分が多い。それでも騎手にベテラン吉野恵子を起用し、サブに大崎シンヤや皇裕介を配すなど厩舎の威信を掛けて今回臨んでいるのは明白。力が入りすぎて空回りする可能性はあるものの、厩舎の鼻息の荒さから連下には押さえておきたい。
期待度 ★★★☆
△EXTRAVAGANZA ~蟲狂編~ (BLACK Cyc)
10年前に出走し競馬ファンを驚愕と熱狂の渦に巻き込んだ名馬の名を冠する後継馬が登場。といっても直仔(FD)はほとんど目立った成績を上げていないだけに、過度の期待は禁物。ただ初代蟲使いのヒロインながらその後はサブに甘んじていた神武美弥香が再びクローズアップされるとあって、古くからのファンが期待してしまうのは当然だろう。ただ直仔の凡走の原因は馬体重(容量)の乏しさ。今回も安馬(低価格)とあってどこまで馬体に身が入っているか心配だ。首位争いは厳しく次位争いに食い込むのが精一杯だろう。
期待度 ★★★
えろぐっず! ~Hなおもちゃで快感エンジョイ♡~ (CLOCKUP)
ここ2走はダーク&ハードな走りに徹して結果を出したCLOCKUPだが、今回は一転バカエロ系。この厩舎のバカ系は好走歴はあるが、どれもトレーナーにはやさかうたねを起用していた。今回は屋形宗慶 にトレーナー集団のTeam・Birth-tale という顔ぶれで実績は皆無。アダルトグッズ制作メーカーに勤める主人公がをヒロイン相手にグッズを試すという血統はいかにもという感じだが、血統的に一発ネタの可能性が強いだけにどこまで走りを膨らませられるかについては不安。高馬なだけに走りの内容が伴わないと凡走の危険性が付きまとう。ここでは苦しい競馬となりそう。
期待度 ★★
◎乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque- (Navel)
出走可否の発表が遅れ心配されていたが、どうやらゲートイン(マスターアップ)した模様。回避期間が長かっただけに不安はあるが、2月時点で仕上がり不足が顕著だっただけに、この延期はプラスとなりそう。現在の厩舎を牽引する血統だけに、きっちり仕上がっていれば凡走は考えにくく、当然首位争いしてくるだろう。今回は馬名を見る限りパリ編の後日談でりそなが看板となるが、記者的にはエッテの巻き返しに期待したい。ただ気になるのは高馬(フルプライス)でヒロイン3人の後日談だけでは、馬体重的に物足りなく感じられる点。隠し球があれば嬉しいが、ただそうでなくとも内容で勝負できる態勢が整っていればそれほどマイナスにはならない。ソコソコ相手は揃ったがここは自信の本命だ。
期待度 ★★★★☆
ギラ星アイドル裏プロジェクト (BELLOTA)
BELLOTAの厩舎開設初戦はアイドル凌辱系で挑む。なかなか成功例が少ない血統で、騎手・トレーナーとも実績は皆無となると期待できる要素は少ない。取材する限りは凌辱といっても、ヒロインを手練手管で騙して肉体関係に持っていくという籠絡系。ヒロインの好感度が攻略に直結するところを考えると凌辱というよりも、恋愛AVGに近い味かもしれない。とすると益々期待はしにくいが、事務所が策する陰謀を上手く活用できれば大駆けも可能。ただ事務所の社長がヒロインということで謎の解明といった点で期待しにくいし、そもそもトレーナーのキャリアから考えれば、血統(設定)倒れになる確率が高い。見送りが賢明だろう。
期待度 ★☆
サクラノモリ†ドリーマーズ (MOONSTONE)
厩舎開設当時の意欲的な調教がすっかり影を潜めたまま時が経過した呉だが、ようやくあの当時の雰囲気を思い出したかのような馬を出走させてきた。といっても主人公を含むサクラノモリ・ドリーマーズと悪霊との対決がメインで、初期のトリッキーさは期待できなさそう。このトレーナーの実績から主人公に感情移入しにくそうで、バトル系と考えるとかなり厳しい展開が予想される。事件解決後はヒロインとの個別ルートに入るという構成も、血統からさしてプラスになるとも思えない。穴人気を集めそうだが、記者的にはオミットしたくなる馬だ。
期待度 ★★☆
△聖鍵遣いの命題 (UnicoЯn)
UnicoЯn厩舎開設初戦は古代文明の謎を解明するSF系。過去トレーナーが手がけた別系(カードゲーム)のキャラクターや血統が流用されているところを考えると、血統についてはかなり練りこまれていると見たい。騎手のこなたはCIRCUSで修行しただけに腕は確かで、しかも長年乗りこなしているとなれば初出走とはいえ馬体(CG)にはかなり期待できそう。となると問題は主人公の存在だけか。バトル系は主人公と敵役のどちらかに魅力がないと好走は覚束ないが、追い切りを見る限りかなり不安だ。ヒロインも可愛く感じられるのは確かだが、どうも恋愛的雰囲気が感じにくいのも気になる。それでも未知の魅力もあり雰囲気は持っているだけに、危険は承知で穴で狙ってみる。
期待度 ★★★
清楚で真面目な彼女が、最凶ヤリサーに勧誘されたら…? (Frill)
VA系では凌辱専門厩舎として存在感を放っているFrillの最新馬。今回鞍上が主戦の恋泉天音でなく、トレーナーの巽ヒロヲもこの厩舎では初仕事。しかも安馬(低価格)と未知の部分が多い。トレーナーの実績を見ると、一人で仕上げた馬に関しては目立った成績を残しておらず不安は多いが、エロに関しては期待できそう。ただNTR系を連想させる馬名(タイトル)ながら、取材する限りヒロインの恋人の存在はほとんど感じられず、敵役も顔がしっかり描かれないなどNTR系では食い足りない点が多い。清楚なヒロインがエロ堕ちする展開は良さそうだが、ヒロイン視点で心理面をしっかり描写できるかどうか。
期待度 ★★☆
△そして初恋が妹になる (ALcotハニカム)
高い確率で上級馬を輩出するハニカム文庫の最新馬。今回はトレーナーにこの厩舎で実績ある瀬尾順を迎えて首位を狙う。ここ2走は必ずしもファンの期待に応えたと言い切れない成績に終わっているが、今回は得意の妹ヒロインを前面に押し出す作戦で好走の確率は高そう。主人公は瀬尾トレーナーによく登場するタイプだが、サツコイのように空回りしてしまう可能性があり不安は否めない。いつも直線で無理な末脚を使おうとするのも気になるが、ヒロインのキャラを生かす展開なら影響は小さい。これまでと比べて騎手がやや弱く首位争いは難しそうだが、一角崩しなら充分狙える。
期待度 ★★★☆
タラレバ ~as in What if stories~ (Aries)
これまで大きな着を取り続けていたAriesだったが、前走でようやく少しだけいい脚を使う場面があった。ただ前走起用した北川晴の名は無く、トレーナーが芳井一 と沙万由馬の2人となるとやはり不安。それでも騎手はこれまで主戦を務めた戌角柾に加えCIRCUSで実績充分の鷹乃ゆきを迎えるなど最強の布陣。問題はこの騎手に相応しい仕上がりとなっているかどうかだが、追い切りを見る限り不安は尽きない。成人した主人公が謎のヒロインの力により学生時代にタイムスリップするという血統はありがち。謎の部分についても容易に予想が付くのも難点で、これではいくら敏腕騎手でも勝負にはならないだろう。
期待度 ★☆
△てにおはっ! 2 ~ねぇ、もっとえっちなコトいっぱいしよ?~ (root nuko+H)
root nuko久々の出走となるが厩舎の看板に+Hを付けてよりエロに拘る姿勢を見せている。てにおはっ!の後継馬(続編)となるが、ヒロインの顔ぶれも変わりトレーナーも変更と関連性はほとんどないといっても良さそう。父の抜き性能はかなり高いものがあっただけにファンの期待は集まるが、騎手がやや癖のある騎乗をするだけに簡単に飛びつけないのが難点。恐らく走りで勝負するタイプではないだろうし、細かいヒロインの血統も現実的にはそれほど意味はなさそう。それだけに一線級の馬を相手にすると厳しいだろうが、時計が掛かる展開なら浮上の可能性も。
期待度 ★★★
di-room (つるみく -Another-)
つるみくの姉妹厩舎のデビュー戦となるが当初予定していた3R(月)から延期となりやや腰砕けとなった印象。血統を見る限厩舎の前身であるたっちーの馬やつるみく初期の馬を思わせるが、騎手・トレーナーともつるみく厩舎とは縁が無いだけにどこまでそれを踏襲しているかは不鮮明。それにトレーナーのO-takeは経験は多いが凌辱系ではほとんど結果を出していない。サスペンス風の走りで直線(ラスト)の追い込み次第では大駆けもありそうだが、安馬だけにどこまで脚を残しているかどうか。見送りが賢明だろう。
期待度 ★★☆
Dearest Blue (LiLiM DARKNESS)
LiLiMの馬でBlueを冠名にしているということは当然NTR系。騎手はこの厩舎の馬の手綱を多く握っている金目鯛ぴんくで期待は充分。ただアイドルデビューしたヒロインを主人公が守るといった血統はどこかで見掛けた風。NTR系を含めアイドルものは余り走ってなく、主人公とヒロインの関係性が薄いだけにNTR系としては微妙に感じる。それにこの母系(シリーズ)は知名度ほど走っていないのが現実。ヒロインのキャラが高飛車系でNTR系ではマイナス要素の即堕ちしなさそうなのはプラスだが、それだけを頼りに狙うのは厳しいか。
期待度 ★★
ナツイロココロログ (Hearts)
ユニゾンシフト系列厩舎のHeartsが沈黙を破り久々の出走。親厩舎と違いフリー騎手に依頼するのがこれまでの通例で、」今回は白もち桜を起用。キャリア的にまだ騎乗に安定感はないが、秘めた能力は高い。血統を見る限り明らかに萌え偏重の走りだろうが、恋愛SLG内でヒロインが普段見せない一面を見せるという血統は面白い。ヒロインの表裏をどう活かしてくるかが見所だが、萌え中心なだけに暗い展開にはならないだろう。それだけに直線に入っての末脚には期待できず大駆けの要素は少ない。トレーナーで実績があるのは樹原新くらいで顔ぶれを見る限り不安はあるが、萌え一本の走りが嵌れば上位に食い込む可能性も。
期待度 ★★★
ハナヒメ*アブソリュート! (mirai)
人気騎手のかんなぎれいが久々に手綱を握るということで前評判が高い。名馬プリンセスうぃっちぃずの再現を期待したいところで、でなくともティンクル☆くるせいだーす級の走りはしてもらいたいところ。ただ追い切りの感触ではぺんしる系列を離れた影響がでてしまった様子。軽快な動きが求められるバトルでこれだけ動きが重いのはやはりマイナスで、新規開設厩舎が長距離血統を仕上げる難しさが出てしまったよう。ヒロインは可愛いし明るい雰囲気の走りは評価できるが、まともに動かなければ勝負にならない。脚部不安が気になる現状ではさすがに買いづらい。
期待度 ★★
PureMarriage ~赤い糸物語 まどか編~ (Lass Pixy)
Lassの安馬専門厩舎として開業したLass Pixyのデビュー初戦。安馬の中でもお台(価格)が破格の安さだけに馬体重は乏しいだろうし、内容のある走りも期待しづらい。騎手も主戦どころの起用はなく、森山しじみと古川れもんという一枚落ちる顔ぶれ。それでもお台の安さは魅力で、エロについては期待できそう。追い切り(体験版)を見せない安馬が多い中で、このお台でしっかり追い切りを公開したのは好感が持てる。勝つまでの力はないだろうが、時計が掛かる展開なら出番があるかも。
期待度 ★★★
〇僕と恋するポンコツアクマ。すっごいえっち! (スミレ)
バカ系の馬を中心に走らせてきたスミレだが、前走の僕と恋するポンコツアクマはそこにエロを強く絡めてきたのに特徴があった。今回の直仔(FD)はそのエロをもっと強く押し出してきたと見ていいだろう。父の成績もなかなかでサブヒロインを含めハーレム展開などエロ部分の補完と考えれば、持ち時計以上の走りをしても不思議はない。後はエロに力を入れすぎて、本来の持ち味であるバカ部分が低下してしまわないかだけ。それさえなければ本命馬に肉薄する可能性が一番強いのはこの馬だろう。
期待度 ★★★★
▲見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS (PULLTOP)
好走した見上げてごらん、夜空の星を の直仔で、まともに走れば当然上位に食い込むだけの能力はあるはず。問題はこのところPULLTOPは所属馬の直仔を必ず出走させてきているが、ここ2走は父のような成績を上げられていない。お台を考えれば馬体重も足りないということはなさそうだし、サブヒロインのルートもあるなど直仔として押さえるところは押さえている印象だが、父の走りから考えると幼馴染2人のアフターが物足りないと好走は覚束ない。その点他のヒロインのアフターを充実させた点が裏目に出てしまう可能性はある。能力は高いだけに確実に上位に食い込んでくるだろうが、本命馬に迫るだけの勢いはなさそうだ。
期待度 ★★★★
瑠璃の檻 ‐DOMINATION GAME‐ (SkyFish)
最近パッとしない成績が続いているSkyFishだが、今回は萌えを極力抑えてダークな雰囲気を醸し出すなど脚質をガラっと変えてきた。主人公の復讐となると凌辱系かと思わせるが、さすがにそこまで脚質転換したわけでなく、サスペンス系の走りで勝負する腹積もりか。後はF&C時代伝奇などを手掛けた実績のある弘森魚がどこまで馬を仕上げてくるかだが、このところの成績を考えると心もとないのは確か。古風な血統でノスタルジックな雰囲気は買えるが、果たしてそれだけで勝負になるかどか。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)
前レースと比べて頭数は揃ったが、人気になりそうな馬は直仔が中心でやや物足りなさを感じる。本命は乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque- 。これまでの実績を考えれば他のメンバーと比べ一枚上の評価。直線あっさり抜け出してきそうだ。他の馬はやや差がある印象だが、上積み要素の多さを考えると僕と恋するポンコツアクマ。すっごいえっち! が二番手評価。エロを武器に本命馬に迫ってくるか。潜在能力を考えれば見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS も負けていないが、本命馬とはかなり差がある印象。直仔に人気が集中しているが、新馬の奮起にも期待。実績を考えれば追い切りがやや微妙もそして初恋が妹になる が一角崩しを狙っている。厩舎の鼻息が荒いWIZARD LINKS の大駆けに、デビュー戦ながら大物の雰囲気がある聖鍵遣いの命題 。時計の掛かる展開ならてにおはっ! 2 ~ねぇ、もっとえっちなコトいっぱいしよ?~ も侮れず、意外に難解な一戦だ。
2016年05月11日
そろそろ買い替え時か
初めてパソコンがぼくの手元にやってきたのは、もう四半世紀も前のことになるのですが、その初代から数えて現在7代目となります。
最初の頃は当時の最新鋭機を購入(親にお金を出して購入してもらったため)したものですが、その最新鋭機が3年も経たないうちに、まともに通用しない箱になってしまったこともあって、最近はもっぱら低価格のパソコンを買いスペック不足が感じられるようになったら買い換えるというのがぼくのスタイルとなっています。
そのスペック不足をどう感じるかというのは、ぼくが気になったゲームが動くかどうかだけで、例えばレッスルエンジェルズSPECIALがプレイしたくて、内蔵HD付きのパソコンを購入したのはいい思い出です。そんなパソコンも5年後こみっくパーティー をプレイした時はまともに動かず・・・というかパソコンに内蔵されているHDの容量では、音声データをインストールできない・・・結局買い換える羽目になったということもありました。そして新しく購入したパソコンに雫をインストールし直したら、前のパソコンで2分は掛かっていたインストール時間が、一瞬で終了したのを見て、これまで使っていたパソコンがいかに時代遅れだったか思い知らされたものでした。
それから2代経ているのですが、その後はゲームの為にパソコンを買い換えたことはなくて、理由はというとパソコンが起動しなくなったためです。もちろんメーカーに修理以来を出せば復旧できる可能性はあるのでしょうが、パソコンなしの生活なんて耐えられないし、度台時代遅れのパソコンを修理するのも面倒なので、結果自己解決不可能となった時点で大型電気店に行くことにしているのですね。
そんなぼくのパソコンですが、7代目は2008年購入でおよそ8年経つというのにいまだ現役で動いています。先々代は5年、先代は3年で寿命を迎えているのに対し、ここまで頑張っているのは奇跡で、歴代最高記録を更新中なのです。まあ稀に負荷を掛けたりすると電源が落ちたりするのはご愛嬌ですが、それでも苦にするほどではありません。またゲームについても多少描画速度は遅いものの、プレイできないものはありませんでした。
これは、ぼくが最新のグラボや過大なCPU・メモリーを使用するゲームをプレイしないことによるものが大きいのだと思います。というのもぼくがプレイするのはAVGが中心で、過大なスペックを要求するRPGなどはほとんどご無沙汰となっているのです。実際このパソコンを購入した直後にプレイしようとした君が呼ぶ、メギドの丘で や愛佳でいくの!! のまななつは、カクカクと動きまともにプレイすることができなかったくらいなので、現在エロゲーをプレイするのにほとんど困っていないというのは、いかに高スペックを要するゲームに手を出していない証左といえるのです。
さてそんなわけで基本AVGばかりプレイしているぼくが、久々にプレイしたRPGがEvenicle -イブニクル- です。アリスソフトのゲームを購入するのはアリス2010以来ですから、およそ5年ぶり。といっても実際このゲームは積んだままインストールすらしていないので、実際プレイしたゲームとなるとGALZOOアイランド以来10年ぶりとなります。このGALZOOアイランドはかなり時間を忘れてプレイしたゲームで、同じような雰囲気をこのEvenicle -イブニクル- から感じて購入したのですが、実際プレイを始めたのは発売から1年近く経過したこのGW前からという体たらく。それでもプレイを始めてからは時間を忘れてプレイしていました。そうラスト前までは・・・
そうラスト前のボス戦の前でとうとうぼくのパソコンが音を上げたのです。しかも時間を掛ければ何とかなる程度のものではなく、不正終了を起こしてゲームが終わってしまうという最悪なもの。インストールするドライブを変えても発生する上に、3D性能が原因というメッセージも出ることから、こうなるとぼくのパソコン性能に原因があると判断するしかないですね。
そんなわけで、これを機会にパソコンを買い換えるか悩んでいるのです。Evenicle -イブニクル- のラスボスを倒すのだけを見る為に、パソコンを買い換える価値があるのかどうか・・・。
取りあえず、Evenicle -イブニクル-は中断して、何か他のゲームでプレイできないものが出たときに考えるか、それとも愛機の寿命が来るかしばらく様子を見ようと思っています。
そんなEvenicle -イブニクル- ですが、GW中はずっとこればかりプレイしていたくらい、どっぷり首まで浸かっていました。アリスのゲームはかなりイヤンな気分にさせられることが多いのですが、このゲームはかなりライトな仕上がり。GALZOOアイランドのプレイヤーは女の子モンスターの顔ぶれを見るとニヤリとさせられるし、難易度もそれほど高くない。それだけにラストまで一気に進めたかった気分だったのですけどね。
最初の頃は当時の最新鋭機を購入(親にお金を出して購入してもらったため)したものですが、その最新鋭機が3年も経たないうちに、まともに通用しない箱になってしまったこともあって、最近はもっぱら低価格のパソコンを買いスペック不足が感じられるようになったら買い換えるというのがぼくのスタイルとなっています。
そのスペック不足をどう感じるかというのは、ぼくが気になったゲームが動くかどうかだけで、例えばレッスルエンジェルズSPECIALがプレイしたくて、内蔵HD付きのパソコンを購入したのはいい思い出です。そんなパソコンも5年後こみっくパーティー をプレイした時はまともに動かず・・・というかパソコンに内蔵されているHDの容量では、音声データをインストールできない・・・結局買い換える羽目になったということもありました。そして新しく購入したパソコンに雫をインストールし直したら、前のパソコンで2分は掛かっていたインストール時間が、一瞬で終了したのを見て、これまで使っていたパソコンがいかに時代遅れだったか思い知らされたものでした。
それから2代経ているのですが、その後はゲームの為にパソコンを買い換えたことはなくて、理由はというとパソコンが起動しなくなったためです。もちろんメーカーに修理以来を出せば復旧できる可能性はあるのでしょうが、パソコンなしの生活なんて耐えられないし、度台時代遅れのパソコンを修理するのも面倒なので、結果自己解決不可能となった時点で大型電気店に行くことにしているのですね。
そんなぼくのパソコンですが、7代目は2008年購入でおよそ8年経つというのにいまだ現役で動いています。先々代は5年、先代は3年で寿命を迎えているのに対し、ここまで頑張っているのは奇跡で、歴代最高記録を更新中なのです。まあ稀に負荷を掛けたりすると電源が落ちたりするのはご愛嬌ですが、それでも苦にするほどではありません。またゲームについても多少描画速度は遅いものの、プレイできないものはありませんでした。
これは、ぼくが最新のグラボや過大なCPU・メモリーを使用するゲームをプレイしないことによるものが大きいのだと思います。というのもぼくがプレイするのはAVGが中心で、過大なスペックを要求するRPGなどはほとんどご無沙汰となっているのです。実際このパソコンを購入した直後にプレイしようとした君が呼ぶ、メギドの丘で や愛佳でいくの!! のまななつは、カクカクと動きまともにプレイすることができなかったくらいなので、現在エロゲーをプレイするのにほとんど困っていないというのは、いかに高スペックを要するゲームに手を出していない証左といえるのです。
さてそんなわけで基本AVGばかりプレイしているぼくが、久々にプレイしたRPGがEvenicle -イブニクル- です。アリスソフトのゲームを購入するのはアリス2010以来ですから、およそ5年ぶり。といっても実際このゲームは積んだままインストールすらしていないので、実際プレイしたゲームとなるとGALZOOアイランド以来10年ぶりとなります。このGALZOOアイランドはかなり時間を忘れてプレイしたゲームで、同じような雰囲気をこのEvenicle -イブニクル- から感じて購入したのですが、実際プレイを始めたのは発売から1年近く経過したこのGW前からという体たらく。それでもプレイを始めてからは時間を忘れてプレイしていました。そうラスト前までは・・・
そうラスト前のボス戦の前でとうとうぼくのパソコンが音を上げたのです。しかも時間を掛ければ何とかなる程度のものではなく、不正終了を起こしてゲームが終わってしまうという最悪なもの。インストールするドライブを変えても発生する上に、3D性能が原因というメッセージも出ることから、こうなるとぼくのパソコン性能に原因があると判断するしかないですね。
そんなわけで、これを機会にパソコンを買い換えるか悩んでいるのです。Evenicle -イブニクル- のラスボスを倒すのだけを見る為に、パソコンを買い換える価値があるのかどうか・・・。
取りあえず、Evenicle -イブニクル-は中断して、何か他のゲームでプレイできないものが出たときに考えるか、それとも愛機の寿命が来るかしばらく様子を見ようと思っています。
そんなEvenicle -イブニクル- ですが、GW中はずっとこればかりプレイしていたくらい、どっぷり首まで浸かっていました。アリスのゲームはかなりイヤンな気分にさせられることが多いのですが、このゲームはかなりライトな仕上がり。GALZOOアイランドのプレイヤーは女の子モンスターの顔ぶれを見るとニヤリとさせられるし、難易度もそれほど高くない。それだけにラストまで一気に進めたかった気分だったのですけどね。
2016年05月01日
久々に一気に駆け抜けたゲーム
今回は少し前にクリアした機関幕末異聞 ラストキャバリエ (キャラメルBOX) についての所感を述べてみたいと思います。
実はこのゲーム、その前にプレイしたつよきすFESTIVALをクリアしてからプレイを始めたのですが、前に手を付けていたゲームを追い越して一気に最後まで読みきってしまいました。ぼくは基本的に浮気性なので、いくら面白いゲームでもそればかりを掛かりきり(但しRPGやSLGのようなゲームは除く)にプレイすることはほとんどないのですが、この機関幕末異聞 ラストキャバリエは数少ない例外といえます。
この一気に読ませるということは基本的に褒め言葉として使われています。推理小説などは典型的な例で、犯人やトリックなどの謎が気になってラストまで読みきってしまうのはよくあるケースです。
ところがゲームの世界ですと、そう単純には言い切れないとぼくは思うのです。一般に小説よりも文章量が圧倒的に多いのがゲームで、これを一気にラストまで読み切ったとなると「それだけ文章量が少なかったのか?」となるのですね。
この機関幕末異聞 ラストキャバリエ というゲーム。エンドは6種類あるし、一本道の展開と言うわけではありません。そういう意味で文章量が少ないという指摘は当たらないのですが、このゲームのライターである嵩夜あやの代表作である処女はお姉さまに恋してるがそうだったように、共通パートが多くてスキップ機能を使用するとかなりの文章が飛ばされてしまうのですね。修理&彦斎ルートと一葉&沙乃ルートはその際たるもので、この2つのルートはラスト以外ほぼ共通なのです。他にもこの対になるルートとして龍真&以庵ルートと考ルート。土方ルートと近藤ルートがありますが、それもかなりの部分がスキップすると飛ばされることになるので、アッという間に終わってしまうような気がしてしまうのです。
といってもやはり次の展開が気になるからこそ先を読み進めたくなるわけで、ストーリーに対する牽引力はおとボクの頃から衰えがないといえます。ただ惜しむらくは本当ならメインヒロイン格であるはずの土方ルートと近藤ルートが1番味気なく感じられるところ。この2つのルートはほぼ史実に基づいて進んでいくのですが、ラストが狭義の意味でハッピーエンドとはいえなかったり、もう1つ史実に基づいている考ルート(沖田の恋人として一般に知られている女性の設定とは違うが・・・)があって、そちらの方が史実に近く、また俗に言うバットエンドに近い終わり方でありながら、新撰組の終焉や沖田の生涯を考えると近藤・土方ルートよりも良く感じられるのですね。これでは局長や副長の面目が丸つぶれと言わざるを得ません。
あと近藤・土方ルートが光らなかったのは、どちらも主人公にだだ甘のお姉ちゃんキャラだったこと。2人のルートが史実を追っていくものだったため仕方ないかもしれませんが、2人のキャラ設定が突飛なものに出来なかったゆえに、どうも2人の違いが大きな差として表れなかったのですね。その上、終盤までほぼ展開が同じとなれば差異が感じられなくても仕方ないところ。これでは2人のルートが凡作に終わるのは必然だったのかもしれません。
それに対し、修理&彦斎ルートと龍真&以庵ルートは嵩夜あや流の大胆な歴史IFが魅力でなかなか楽しませてくれました。一橋慶喜に開国論や公武合体を説いた幕末時代洋学研究の第一人者である佐久間象山が暗殺されなかったらというIF。大政奉還を成功させ武力による薩長による倒幕を(一旦)頓挫させる形となった坂本龍馬が、見廻組に暗殺されなかったらというIFは定番ながら、そこに一見2人と関係薄・・・むしろ龍馬暗殺犯人説に新撰組が候補となっていたくらい・・・な新撰組を大胆に絡ませたのが面白かった。こうした大胆な変更があってこそ、主人公を男性にしたのも意味があったと思うのです。
ただ修理&彦斎ルートは暗殺されたはずの芹澤賀茂が終盤突然登場したりと、少年ジャンプ顔負けの超展開を見せた上に、それに納得いく説明がなかったのはさすがにマイナス。こうした点は気にしだすと、どうしても面白さが阻害されてしまうのです。特にこのルートは瘴姫の謎について語られるなど、このゲームの本線であろうルートなだけに、余計にこうした力押しの展開は鼻白む原因となってしまうのですね。芹澤賀茂というキャラクターは近藤や土方よりも(このゲームでは)魅力あるキャラクターだっただけに、再登場させたくなるのは分からないでもないのすけどね。
そういった意味でバランスの良かったのは龍真&以庵ルート(&考ルート)でした。倒幕派だった坂本龍馬と新撰組を結びつけたりとIFものとしては1番こじつけが強かったルートですが、船中八策や勝麟太郎(海舟)との関係を上手くまとめ、また岡田以蔵を勝の護衛役として口利きしたエピソードなども上手く昇華させるなど、修理&彦斎ルートのような派手さはないですが充分楽しめました。逆に言えばぼくが1番最初にこのルートをプレイしてしまったからこそ、一気にラストまで走りきっていまった(そしてやや期待を裏切られる結果になった)要因なのでしょう。
(総括)
決して凡作などではなく、どちらかといえば良作と呼んでも差し支えない作品。ただスチームバンクとしての世界観でありながら、それを完全に生かしきれなかったり、肝心の近藤・土方ルートがパッとしなかったりと惜しいと思わせる場面が目立つのが難点。あと有栖川宮と和宮は恋人同士だったようだが、この世界では皇族の女性同士が恋人として認められるのか?といった点や、幕末四賢侯として知られた松平春嶽公はCGを見る限り瘴姫のようですが、とすれば福井藩の姫君がなぜ瘴姫になったのか?それともこの世界では女性でも藩主になれるのか?(ならば他にも女性の藩主がいてもよさそうですが・・・)などツッコミを入れだすときりがなかったりと、やはり文句なしの良作と呼ぶのが憚られるのは間違いないところ。そういった意味では名作になりそこねたという評価が1番似合う作品だったといえるでしょう。
実はこのゲーム、その前にプレイしたつよきすFESTIVALをクリアしてからプレイを始めたのですが、前に手を付けていたゲームを追い越して一気に最後まで読みきってしまいました。ぼくは基本的に浮気性なので、いくら面白いゲームでもそればかりを掛かりきり(但しRPGやSLGのようなゲームは除く)にプレイすることはほとんどないのですが、この機関幕末異聞 ラストキャバリエは数少ない例外といえます。
この一気に読ませるということは基本的に褒め言葉として使われています。推理小説などは典型的な例で、犯人やトリックなどの謎が気になってラストまで読みきってしまうのはよくあるケースです。
ところがゲームの世界ですと、そう単純には言い切れないとぼくは思うのです。一般に小説よりも文章量が圧倒的に多いのがゲームで、これを一気にラストまで読み切ったとなると「それだけ文章量が少なかったのか?」となるのですね。
この機関幕末異聞 ラストキャバリエ というゲーム。エンドは6種類あるし、一本道の展開と言うわけではありません。そういう意味で文章量が少ないという指摘は当たらないのですが、このゲームのライターである嵩夜あやの代表作である処女はお姉さまに恋してるがそうだったように、共通パートが多くてスキップ機能を使用するとかなりの文章が飛ばされてしまうのですね。修理&彦斎ルートと一葉&沙乃ルートはその際たるもので、この2つのルートはラスト以外ほぼ共通なのです。他にもこの対になるルートとして龍真&以庵ルートと考ルート。土方ルートと近藤ルートがありますが、それもかなりの部分がスキップすると飛ばされることになるので、アッという間に終わってしまうような気がしてしまうのです。
といってもやはり次の展開が気になるからこそ先を読み進めたくなるわけで、ストーリーに対する牽引力はおとボクの頃から衰えがないといえます。ただ惜しむらくは本当ならメインヒロイン格であるはずの土方ルートと近藤ルートが1番味気なく感じられるところ。この2つのルートはほぼ史実に基づいて進んでいくのですが、ラストが狭義の意味でハッピーエンドとはいえなかったり、もう1つ史実に基づいている考ルート(沖田の恋人として一般に知られている女性の設定とは違うが・・・)があって、そちらの方が史実に近く、また俗に言うバットエンドに近い終わり方でありながら、新撰組の終焉や沖田の生涯を考えると近藤・土方ルートよりも良く感じられるのですね。これでは局長や副長の面目が丸つぶれと言わざるを得ません。
あと近藤・土方ルートが光らなかったのは、どちらも主人公にだだ甘のお姉ちゃんキャラだったこと。2人のルートが史実を追っていくものだったため仕方ないかもしれませんが、2人のキャラ設定が突飛なものに出来なかったゆえに、どうも2人の違いが大きな差として表れなかったのですね。その上、終盤までほぼ展開が同じとなれば差異が感じられなくても仕方ないところ。これでは2人のルートが凡作に終わるのは必然だったのかもしれません。
それに対し、修理&彦斎ルートと龍真&以庵ルートは嵩夜あや流の大胆な歴史IFが魅力でなかなか楽しませてくれました。一橋慶喜に開国論や公武合体を説いた幕末時代洋学研究の第一人者である佐久間象山が暗殺されなかったらというIF。大政奉還を成功させ武力による薩長による倒幕を(一旦)頓挫させる形となった坂本龍馬が、見廻組に暗殺されなかったらというIFは定番ながら、そこに一見2人と関係薄・・・むしろ龍馬暗殺犯人説に新撰組が候補となっていたくらい・・・な新撰組を大胆に絡ませたのが面白かった。こうした大胆な変更があってこそ、主人公を男性にしたのも意味があったと思うのです。
ただ修理&彦斎ルートは暗殺されたはずの芹澤賀茂が終盤突然登場したりと、少年ジャンプ顔負けの超展開を見せた上に、それに納得いく説明がなかったのはさすがにマイナス。こうした点は気にしだすと、どうしても面白さが阻害されてしまうのです。特にこのルートは瘴姫の謎について語られるなど、このゲームの本線であろうルートなだけに、余計にこうした力押しの展開は鼻白む原因となってしまうのですね。芹澤賀茂というキャラクターは近藤や土方よりも(このゲームでは)魅力あるキャラクターだっただけに、再登場させたくなるのは分からないでもないのすけどね。
そういった意味でバランスの良かったのは龍真&以庵ルート(&考ルート)でした。倒幕派だった坂本龍馬と新撰組を結びつけたりとIFものとしては1番こじつけが強かったルートですが、船中八策や勝麟太郎(海舟)との関係を上手くまとめ、また岡田以蔵を勝の護衛役として口利きしたエピソードなども上手く昇華させるなど、修理&彦斎ルートのような派手さはないですが充分楽しめました。逆に言えばぼくが1番最初にこのルートをプレイしてしまったからこそ、一気にラストまで走りきっていまった(そしてやや期待を裏切られる結果になった)要因なのでしょう。
(総括)
決して凡作などではなく、どちらかといえば良作と呼んでも差し支えない作品。ただスチームバンクとしての世界観でありながら、それを完全に生かしきれなかったり、肝心の近藤・土方ルートがパッとしなかったりと惜しいと思わせる場面が目立つのが難点。あと有栖川宮と和宮は恋人同士だったようだが、この世界では皇族の女性同士が恋人として認められるのか?といった点や、幕末四賢侯として知られた松平春嶽公はCGを見る限り瘴姫のようですが、とすれば福井藩の姫君がなぜ瘴姫になったのか?それともこの世界では女性でも藩主になれるのか?(ならば他にも女性の藩主がいてもよさそうですが・・・)などツッコミを入れだすときりがなかったりと、やはり文句なしの良作と呼ぶのが憚られるのは間違いないところ。そういった意味では名作になりそこねたという評価が1番似合う作品だったといえるでしょう。
2016年04月18日
4月の発売予定表から
春のクラシック路線もいよいよ開幕。GW直前ということもあって例年なら出走馬が出揃い高レベルのレースが展開されるところですが、今年に限っては本命に納まりそうな人気馬に元気が無く荒れ模様の雰囲気。どの馬が勝っても不思議なく、予想屋泣かせのレースとなりそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アイドルパフパフマネージメント 芸能娘をHにバストUPプロデュース (アトリエかぐや)
所属騎手を多く抱えるアトリエかぐや厩舎で、今のところ1番実績を残せていないのがみゃぁん。前走は本賞金(データ数)不足で除外という憂き目に遭っているだけに強気には推せそうもない。ただ今回は貧乳ヒロインを巨乳化させてアイドルユニットとしてデビューさせるといういかにもバカ満載の血統(設定)。トレーナーの間崎俊介はバカ血統でまずまず実績があるだけに無視は出来ない。といっても一人で馬を仕上げた経験はなく未知数な部分が多いことは確か。こうしたアイドル系は和姦・凌辱とも意外に上級馬が育った馬はなくここでも厳しそう。
期待度 ★★
あなたをオトコにしてあげる! (Chuablesoft)
チュアブル厩舎開設時を知る草壁よしおが久々に調教を担当するということで記者的に注目いている馬。お気に入りのヒロインを選んでカプコンに挑戦するというのはよくある血統だが、優勝するために競技に挑むというのは目新しくスポ根の要素を含む。となると好走するには魅力あるライバルの存在は欠かせない。そう考えると脇役の存在感は物足りなく、苦戦は否めなさそうだが、ヒロイン連はまずまず可愛く感じられるのはプラス材料。ただ肝心のトレーナーの草壁よしおが活躍馬を送り出したのはどれも主戦騎手がぎん太時代だったもので、ここ最近はメイントレーナーで目立った馬を出していない。カプコン終了後のイチャラブは見ものだが、直線(ラスト)でもうひと伸びあるかどうかは疑問で、よほど展開に恵まれないと上位進出は厳しそう。
期待度 ★★☆
淫妖蟲 獄 ~凌触地獄退魔録~ (TinkerBell)
この厩舎お馴染みの母系(シリーズ)である淫妖蟲の最新馬。初代から10周年ということで、久々に初代コンビの騎手あおじる・トレーナー秋華が復活。最近トレーナーを務めていた小峰久生も加わり厩舎の意気込みを感じさせる布陣。実質前走の淫妖蟲 凶 ~凌触病棟退魔録~のヒロインを中心に、新たに加わったヒロインがどのように絡むかが注目だが、その新規ヒロインの魅力がやや足りないように感じるのは不安。前走より多少時計を積めてくれば上位に食い込める計算になるだけに不気味さはあるが、押さえで狙うのが妥当な線か。
期待度 ★★★
ウィザーズコンプレックス (ういんどみるOasis)
期待された前走の春風センセーション!がサッパリな成績。トレーナーの顔ぶれから当初から不安は感じられていたが、図らずもそれが的中する形に。今回はトレーナーに熱狂的ファンを持つ元長柾木を迎えて巻き返しを狙うが、どうやらメイントレーナーは近江谷宥が務めそうで期待感はそれほどでもない。その近江谷宥だが他厩舎の実績はまずまず。ただ元長柾木との親和性は乏しそうで相乗効果は望めそうもない。この厩舎得意の魔法使い系なだけに好走を期待したいところだが、追い切り(体験版)の変わり身を期待するにしては平凡。今回も大きな期待までは望めそうもないか。
期待度 ★★☆
△お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか? (Tinkle Position)
厩舎開設初戦だが、厩舎スタッフを見る限り幼馬(ロリ)専門厩舎のGaletteの流れを汲んでいると考えて良さそう。それだけに当然この馬も幼馬系かと思いきや、ヒロインの等身はやや高めでその点は予想外。それでもインブリード(近親相姦)の背徳感がメインで、4人の妹が醸し出す萌えは絶妙。追い切りを見る限り萌えだけで充分戦えそうな雰囲気。Galetteでの実績を考えると、勝ちきるまではどうかと思うが、一角崩しの可能性はありそうで押さえておきたい。
期待度 ★★★
△この恋、青春により。 (MORE)
ヒマワリと恋の記憶のスマッシュヒットで一躍注目を集めたMOREの最新馬。トレーナーを一新したのが変わり身の大きな要因だろうが、今回も前走と同じく小西翼を起用。厩舎デビュー戦当時より騎手も手馴れてきたのも大きい。血統は前走同様で青春の甘酸っぱい部分に焦点を当てる作戦。主人公が野球部に所属していて、全国大会を目指したり、メインヒロインがマネジャーだったりと、あえて古典的血統で挑むのも厩舎の狙いだろう。追い切りもまずまずの動きで前走からの上積みもありそう。ただ直線(ラスト)での決め手には欠ける印象なだけに、勝ち負けを争うには展開の助けが必要かもしれない。
期待度 ★★★☆
珊海王の円環 (エウシュリー)
ここ数年毎年4R(月)に必ず出走させてくるエウシュリー。しかも必ず上位を賑わせる走りを見せてきたが、それも前走の神のラプソディの凡走で途切れてしまった。それだけに今回は心機一転のレースとなる。ただそれにしては追い切りの評判は最悪に近い。戦略級SLGということを考えれば複数主人公というのは悪くなく思えるが、ヒロイン主体で考えるファンには合わなく感じられるかもしれない。それに複数周回プレイするだけの面白さがあるかというと追い切りを見る限り微妙だ。追い切りからルーチンを強化させてくれば浮上も望めるが、果たしてそこまでの余力があるかどうか。
期待度 ★★☆
セクロスフィア (ILLUSION SOFT)
3D系では老舗厩舎といえるILLUSIONだが、凡馬が多く上級馬まで育った馬は少ない。この馬もいろいろな新機軸が盛り込まれていて妙味はありそうだが、ジンコウガクエンやすくぅ~るメイトほどヒロインに感じさせるものがないのは辛い。それより3D系には珍しい、ショタ主人公にビッチヒロインという点もどう出るか。3D系はキャラエディットに凌辱というのが定番だが、それもないだけに正直手探り状態。常識的に考えれば見送りでいいだろう。
期待度 ★★
戦国†恋姫X ~乙女絢爛☆戦国絵巻~ (BaseSon)
前に海外(全年齢)で出走した戦国†恋姫 ~乙女絢爛☆戦国絵巻~の逆輸入版。こうした路線はリトルバスターズエクスタシー(key)やToHerat2~XRATED(リーフ)などの成功例があるだけに軽視はできない。ただ両馬とも単にそのまま逆輸入して走らせたわけでなく、きっちり新しい材料を持っていた。この馬も一応新エピソードや新勢力といったところは備えてはいるが、海外での走りが今ひとつだっただけに、好走を望むならよほどHシーンや新材料が良くなければ厳しい。豪華ラシックス(声優)というプラス材料はあるが、大駆けとなると正直疑問だ。
期待度 ★★★
〇D.S. -Dal Segno- (CIRCUS)
CIRCUSの一大母系(シリーズ)のD.C.の香りを残した新血統が誕生。騎手はD.C.Ⅱから手綱を握るたにはらなつきにこの血統に深く関わる鷹乃ゆきという黄金コンビ。毛色(原画)だけみればD.C.の最新馬と言われても違和感はない。ただトレーナーは最近関わるメンバーではなく、樹原新に日富美信吾・愛羽といった顔ぶれ。このあたりは走りはD.C.と違ったところを見せる表れか。ただトレーナーで一番期待できそうな樹原新は最近凡馬しか手がけてなくて不安は大きい。追いきりは悪くは無いが、言い換えれば平凡。大きな変わり身は疑問だが、D.C.血統の底力は無視できない。相手をを考えれば上位に食い込んでくる可能性も捨てきれない。
期待度 ★★★☆
▲ナツウソ -Ahead of the reminiscence- (Campus)
厩舎デビュー初戦のハルウソがなかなか見所ある走りを見せただけに、全妹(続編)のこの馬も期待したいところ。初戦のヒロインは優等生タイプで、血統を紹介するには最適だったが反面展開は予想しやすかった。今回のヒロインはツンタイプの後輩で、主人公の部活動を監査するといういわば敵役としての登場。まあ主人公に冷たい態度を取る理由はおおよそ予想は付くものの、トレーナーの腕の見せ所は初戦よりも大きいといえる。ただヒロインの魅力はやはりメインヒロインタイプの初戦よりは劣りそう。それだけに初戦以上の時計で駆けるとなると難しそうだが、他馬との力関係を考えると充分連対を狙えるだけの能力はありそう。。
期待度 ★★★☆
なまラブ (oct-works)
oct-worksのデビュー戦は5つの生に拘った馬との触れ込み。馬名(タイトル)から抜き色が強いと思いきや意外にスタート直後は定番の学園恋愛系の出だし。ただ肉感ある毛色(CG)から中盤以降は抜き色も強くなってくると予想。ただトレーナーの神無の戦績は散々で、比嘉朋留も手がけた馬に目立った馬はない。騎手の顔ぶれも大物騎手はなく、この陣容で好走を期待するのは厳しそう。厩舎は違うがトレーナーと騎手が同じだったハプニングLOVEと同じ轍を踏む可能性が強くここでは狙えない。
期待度 ★★
△はらかつ! ~気になるあの子と子作りエッチ~ (INTERHEART)
バカ系と抜き系のニックスで存在感を強めつつあるインターハートの最新馬。トレーナーの花散さとの戦績はこれまで悪くないし、騎手のりゅうき夕海はこれまで騎乗馬に恵まれず目立った成績は上げていないが、なかなかの腕達者。あまり注目はされていないが、思わぬ好走もありそう。馬名(タイトル)を見ても分かるように孕ませ系血統だが、凌辱系や寝取りでなくヒロインの方から主人公に孕ませを求めるいわゆるヒロインビッチ系。といっても4人全員がビッチヒロインではくどくなるだけに、そこをどう料理するかトレーナーの腕の見せ所。バカに走るかシリアスで攻めるか難しく凡走もあり得るが、嵌れば大駆けも。
期待度 ★★★
ビッチ姉ちゃんが清純なはずがないっ! (onomatope* raspberry)
最近流行の萌えエロ両立に乗っかる形でonomatope* も姉妹厩舎から同タイプの血統を走らせてくる。騎手はC:drive.系を主体に騎乗する雛祭桃子とO33だが、萌えはともかくエロに関しては未知数。ただ攻略ヒロイン数は多くかなりエロには拘っている雰囲気。ただ実質メインヒロインの姉がかなり癖の強い性格。萌えエロの両立を目指すという触れ込みにしては、萌えをそれほど感じさせないのは辛い。トレーナーの生田あわると紫苑憧朋香のコンビも実績は今ひとつ。追い切りの動きも冴えないとなるとここでは狙いづらい。
期待度 ★☆
◎PURELY×CATION (hibiki works)
ヒロインが登録した主人公の愛称を呼んでくれるラブリーコールシステムが特徴のL×C系の最新馬。成功したLOVELY×CATION2頭に対して、今ひとつパッとしなかったPRETTY×CATION2頭と成績は明暗分かれたが、その差はトレーナーの能力にあったのかもしれない。とすれば、今回起用のおぅんごぅるは血統や実績を考えると納得であり楽しみになってくる。もう1人の富岡征士郎とも聖騎士Melty☆Lovers で組んでいて呼吸も合うはず。騎手のななろば華はこれまで起用してきたメンバーと比べると名は通っていないが、萌えを考えれば悪くない。ヒロインとの日常が面となってくる走りからしてE-moteとは相性も良好。それほど強力なメンバーも揃っていないことを考えれば、主役に躍り出ても不思議は無い。
期待度 ★★★★
ボクの××は寮生たちの特権です! (Carol Works)
ショタ系主人公がヒロインたちに迫られる、いわゆる主人公受け系。この血統の歴史は古いがあまり上級馬出現していないのは心配だが、デビュー戦ではまずまずの走りを見せていただけに一概に無視はできない。トレーナーはデビュー戦同様ORUにベテランたけうちこうたの布陣。萌え系でコメディ要素が強いだけに悪くない選択だ。主人公総受けの血統だが、ヒロインは肉食というほどでなく、女顔の主人公を弄って楽しむという要素が強い。それだけにエロ要素は意外に少なくて、主人公が攻守逆転してヒロインを責めるという展開にはならないだろう。不安に感じるのはヒロインは可愛く感じられるものの、どうにもテンプレ的で性格に深みが感じられない点。走りも単調になってしまいそうで直線追い込みの切れも発揮できなそう。マイナス要素は少ないが、上位に食い込むには何か足りない感じだ。
期待度 ★★☆
△真剣で私に恋しなさい! A-5 (みなとそふと)
長く続いたこの母系もこの馬でひとまず一区切り。最後と言うことで非攻略ヒロインで1番人気のあった義経を真打ちにとっておいたのは納得。ただこの母系も代を経るにつれて活力を失いつつあって、先代は掲示板に載るのが精一杯。人気ヒロインとはいえ底が見えつつあるだけに不安は尽きない。とはいえ意外に強力な人気馬は不在で、潜在能力だけで何とかしてしまそうな雰囲気はある。それでも重い印を打つには厳しく、連下までの狙いか。
期待度 ★★★
らぶちゃ ~つま先立ちで瞳をとじて~ (Tangerine)
やや流行から外れた異系血統の馬を出走させるTangerineの最新馬。ただ今回は教師主人公が女生徒を性的な目で見るという、ともすれば凌辱になってしまいそうな血統。ただ取材する限りはそのような要素は無さそうで、どのような走りになるのか不鮮明。血統的にはたぬきそふとが得意としそうなタイプだが、幼馬(ロリ)オンリーというわけでなくまた萌えから離れた毛色であり、捉えどころがないタイプだ。騎手はデビュー戦で手綱を握った悠路で、これも流行から離れた騎乗をするタイプ。他馬にはない魅力を秘めているのは確かだが、ただこれが好走に繋がるかというと何ともいえない。常識的に考えれば見送りが正解だろう。
期待度 ★★
ワガママハイスペック (まどそふと)
巨乳ヒロイン総登場の萌え系血統ということか、厩舎デビュー当時から注目を浴びたまどそふとだが、戦績はどうも上がってこない。それだけにこの馬もそれほど期待できないと思いきや、登録前から別路線(TV)での出走がはや決定しているというのは驚いた。騎手はこれがデビュー戦となる宇都宮つみれで、毛色を見る限り悪くないといっても、一流騎手と比すと分は悪い。となるとChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-(インレ)で話題をさらったトレーナーの葉山こよーての手腕に縋るしかない。ただ追いきりを見る限り、普通の学園系でどう氏が関わっているのか不鮮明。これではよくてヒロイン1人のルートを担当している程度だろう。まあ他のトレーナーの面々もさほど悪くない顔ぶれだが、話題先行し過ぎている雰囲気だけに、能力以上に期待されている面はありそう。これだけ人気になるなら逆に消しだ。
期待度 ★★★
(本紙の見解)
普段なら文句なしに本命の押せそうな珊海王の円環だが前走を引きずっているのか追い切りの動きが冴えない。もう1頭人気になりそうなワガママハイスペックもどうも人気先行で配当に妙味を欠く。となればPURELY×CATIONの実績に縋りたいところ。導入したE-moteの相性も良く欠点が見当たらないのが強み。D.S. -Dal Segno-はかなり軽視されているが、D.C.系であることを考えれば大駆けがあっても不思議ない。デビュー戦の内容が良かったナツウソ -Ahead of the reminiscence-も安馬ながら安定して力を出せそう。このあたりが先頭グループを形成するが、前走でようやく変わり身を見せたこの恋、青春により。もほとんど差は無く続く。他にも追い切りの内容が良かったお兄ちゃん、キッスの準備はまだですか?に人気母系の最終作真剣で私に恋しなさい! A-5 ももつれる展開なら浮上する。あと1頭挙げるならはらかつ! ~気になるあの子と子作りエッチ~の大駆け。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アイドルパフパフマネージメント 芸能娘をHにバストUPプロデュース (アトリエかぐや)
所属騎手を多く抱えるアトリエかぐや厩舎で、今のところ1番実績を残せていないのがみゃぁん。前走は本賞金(データ数)不足で除外という憂き目に遭っているだけに強気には推せそうもない。ただ今回は貧乳ヒロインを巨乳化させてアイドルユニットとしてデビューさせるといういかにもバカ満載の血統(設定)。トレーナーの間崎俊介はバカ血統でまずまず実績があるだけに無視は出来ない。といっても一人で馬を仕上げた経験はなく未知数な部分が多いことは確か。こうしたアイドル系は和姦・凌辱とも意外に上級馬が育った馬はなくここでも厳しそう。
期待度 ★★
あなたをオトコにしてあげる! (Chuablesoft)
チュアブル厩舎開設時を知る草壁よしおが久々に調教を担当するということで記者的に注目いている馬。お気に入りのヒロインを選んでカプコンに挑戦するというのはよくある血統だが、優勝するために競技に挑むというのは目新しくスポ根の要素を含む。となると好走するには魅力あるライバルの存在は欠かせない。そう考えると脇役の存在感は物足りなく、苦戦は否めなさそうだが、ヒロイン連はまずまず可愛く感じられるのはプラス材料。ただ肝心のトレーナーの草壁よしおが活躍馬を送り出したのはどれも主戦騎手がぎん太時代だったもので、ここ最近はメイントレーナーで目立った馬を出していない。カプコン終了後のイチャラブは見ものだが、直線(ラスト)でもうひと伸びあるかどうかは疑問で、よほど展開に恵まれないと上位進出は厳しそう。
期待度 ★★☆
淫妖蟲 獄 ~凌触地獄退魔録~ (TinkerBell)
この厩舎お馴染みの母系(シリーズ)である淫妖蟲の最新馬。初代から10周年ということで、久々に初代コンビの騎手あおじる・トレーナー秋華が復活。最近トレーナーを務めていた小峰久生も加わり厩舎の意気込みを感じさせる布陣。実質前走の淫妖蟲 凶 ~凌触病棟退魔録~のヒロインを中心に、新たに加わったヒロインがどのように絡むかが注目だが、その新規ヒロインの魅力がやや足りないように感じるのは不安。前走より多少時計を積めてくれば上位に食い込める計算になるだけに不気味さはあるが、押さえで狙うのが妥当な線か。
期待度 ★★★
ウィザーズコンプレックス (ういんどみるOasis)
期待された前走の春風センセーション!がサッパリな成績。トレーナーの顔ぶれから当初から不安は感じられていたが、図らずもそれが的中する形に。今回はトレーナーに熱狂的ファンを持つ元長柾木を迎えて巻き返しを狙うが、どうやらメイントレーナーは近江谷宥が務めそうで期待感はそれほどでもない。その近江谷宥だが他厩舎の実績はまずまず。ただ元長柾木との親和性は乏しそうで相乗効果は望めそうもない。この厩舎得意の魔法使い系なだけに好走を期待したいところだが、追い切り(体験版)の変わり身を期待するにしては平凡。今回も大きな期待までは望めそうもないか。
期待度 ★★☆
△お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか? (Tinkle Position)
厩舎開設初戦だが、厩舎スタッフを見る限り幼馬(ロリ)専門厩舎のGaletteの流れを汲んでいると考えて良さそう。それだけに当然この馬も幼馬系かと思いきや、ヒロインの等身はやや高めでその点は予想外。それでもインブリード(近親相姦)の背徳感がメインで、4人の妹が醸し出す萌えは絶妙。追い切りを見る限り萌えだけで充分戦えそうな雰囲気。Galetteでの実績を考えると、勝ちきるまではどうかと思うが、一角崩しの可能性はありそうで押さえておきたい。
期待度 ★★★
△この恋、青春により。 (MORE)
ヒマワリと恋の記憶のスマッシュヒットで一躍注目を集めたMOREの最新馬。トレーナーを一新したのが変わり身の大きな要因だろうが、今回も前走と同じく小西翼を起用。厩舎デビュー戦当時より騎手も手馴れてきたのも大きい。血統は前走同様で青春の甘酸っぱい部分に焦点を当てる作戦。主人公が野球部に所属していて、全国大会を目指したり、メインヒロインがマネジャーだったりと、あえて古典的血統で挑むのも厩舎の狙いだろう。追い切りもまずまずの動きで前走からの上積みもありそう。ただ直線(ラスト)での決め手には欠ける印象なだけに、勝ち負けを争うには展開の助けが必要かもしれない。
期待度 ★★★☆
珊海王の円環 (エウシュリー)
ここ数年毎年4R(月)に必ず出走させてくるエウシュリー。しかも必ず上位を賑わせる走りを見せてきたが、それも前走の神のラプソディの凡走で途切れてしまった。それだけに今回は心機一転のレースとなる。ただそれにしては追い切りの評判は最悪に近い。戦略級SLGということを考えれば複数主人公というのは悪くなく思えるが、ヒロイン主体で考えるファンには合わなく感じられるかもしれない。それに複数周回プレイするだけの面白さがあるかというと追い切りを見る限り微妙だ。追い切りからルーチンを強化させてくれば浮上も望めるが、果たしてそこまでの余力があるかどうか。
期待度 ★★☆
セクロスフィア (ILLUSION SOFT)
3D系では老舗厩舎といえるILLUSIONだが、凡馬が多く上級馬まで育った馬は少ない。この馬もいろいろな新機軸が盛り込まれていて妙味はありそうだが、ジンコウガクエンやすくぅ~るメイトほどヒロインに感じさせるものがないのは辛い。それより3D系には珍しい、ショタ主人公にビッチヒロインという点もどう出るか。3D系はキャラエディットに凌辱というのが定番だが、それもないだけに正直手探り状態。常識的に考えれば見送りでいいだろう。
期待度 ★★
戦国†恋姫X ~乙女絢爛☆戦国絵巻~ (BaseSon)
前に海外(全年齢)で出走した戦国†恋姫 ~乙女絢爛☆戦国絵巻~の逆輸入版。こうした路線はリトルバスターズエクスタシー(key)やToHerat2~XRATED(リーフ)などの成功例があるだけに軽視はできない。ただ両馬とも単にそのまま逆輸入して走らせたわけでなく、きっちり新しい材料を持っていた。この馬も一応新エピソードや新勢力といったところは備えてはいるが、海外での走りが今ひとつだっただけに、好走を望むならよほどHシーンや新材料が良くなければ厳しい。豪華ラシックス(声優)というプラス材料はあるが、大駆けとなると正直疑問だ。
期待度 ★★★
〇D.S. -Dal Segno- (CIRCUS)
CIRCUSの一大母系(シリーズ)のD.C.の香りを残した新血統が誕生。騎手はD.C.Ⅱから手綱を握るたにはらなつきにこの血統に深く関わる鷹乃ゆきという黄金コンビ。毛色(原画)だけみればD.C.の最新馬と言われても違和感はない。ただトレーナーは最近関わるメンバーではなく、樹原新に日富美信吾・愛羽といった顔ぶれ。このあたりは走りはD.C.と違ったところを見せる表れか。ただトレーナーで一番期待できそうな樹原新は最近凡馬しか手がけてなくて不安は大きい。追いきりは悪くは無いが、言い換えれば平凡。大きな変わり身は疑問だが、D.C.血統の底力は無視できない。相手をを考えれば上位に食い込んでくる可能性も捨てきれない。
期待度 ★★★☆
▲ナツウソ -Ahead of the reminiscence- (Campus)
厩舎デビュー初戦のハルウソがなかなか見所ある走りを見せただけに、全妹(続編)のこの馬も期待したいところ。初戦のヒロインは優等生タイプで、血統を紹介するには最適だったが反面展開は予想しやすかった。今回のヒロインはツンタイプの後輩で、主人公の部活動を監査するといういわば敵役としての登場。まあ主人公に冷たい態度を取る理由はおおよそ予想は付くものの、トレーナーの腕の見せ所は初戦よりも大きいといえる。ただヒロインの魅力はやはりメインヒロインタイプの初戦よりは劣りそう。それだけに初戦以上の時計で駆けるとなると難しそうだが、他馬との力関係を考えると充分連対を狙えるだけの能力はありそう。。
期待度 ★★★☆
なまラブ (oct-works)
oct-worksのデビュー戦は5つの生に拘った馬との触れ込み。馬名(タイトル)から抜き色が強いと思いきや意外にスタート直後は定番の学園恋愛系の出だし。ただ肉感ある毛色(CG)から中盤以降は抜き色も強くなってくると予想。ただトレーナーの神無の戦績は散々で、比嘉朋留も手がけた馬に目立った馬はない。騎手の顔ぶれも大物騎手はなく、この陣容で好走を期待するのは厳しそう。厩舎は違うがトレーナーと騎手が同じだったハプニングLOVEと同じ轍を踏む可能性が強くここでは狙えない。
期待度 ★★
△はらかつ! ~気になるあの子と子作りエッチ~ (INTERHEART)
バカ系と抜き系のニックスで存在感を強めつつあるインターハートの最新馬。トレーナーの花散さとの戦績はこれまで悪くないし、騎手のりゅうき夕海はこれまで騎乗馬に恵まれず目立った成績は上げていないが、なかなかの腕達者。あまり注目はされていないが、思わぬ好走もありそう。馬名(タイトル)を見ても分かるように孕ませ系血統だが、凌辱系や寝取りでなくヒロインの方から主人公に孕ませを求めるいわゆるヒロインビッチ系。といっても4人全員がビッチヒロインではくどくなるだけに、そこをどう料理するかトレーナーの腕の見せ所。バカに走るかシリアスで攻めるか難しく凡走もあり得るが、嵌れば大駆けも。
期待度 ★★★
ビッチ姉ちゃんが清純なはずがないっ! (onomatope* raspberry)
最近流行の萌えエロ両立に乗っかる形でonomatope* も姉妹厩舎から同タイプの血統を走らせてくる。騎手はC:drive.系を主体に騎乗する雛祭桃子とO33だが、萌えはともかくエロに関しては未知数。ただ攻略ヒロイン数は多くかなりエロには拘っている雰囲気。ただ実質メインヒロインの姉がかなり癖の強い性格。萌えエロの両立を目指すという触れ込みにしては、萌えをそれほど感じさせないのは辛い。トレーナーの生田あわると紫苑憧朋香のコンビも実績は今ひとつ。追い切りの動きも冴えないとなるとここでは狙いづらい。
期待度 ★☆
◎PURELY×CATION (hibiki works)
ヒロインが登録した主人公の愛称を呼んでくれるラブリーコールシステムが特徴のL×C系の最新馬。成功したLOVELY×CATION2頭に対して、今ひとつパッとしなかったPRETTY×CATION2頭と成績は明暗分かれたが、その差はトレーナーの能力にあったのかもしれない。とすれば、今回起用のおぅんごぅるは血統や実績を考えると納得であり楽しみになってくる。もう1人の富岡征士郎とも聖騎士Melty☆Lovers で組んでいて呼吸も合うはず。騎手のななろば華はこれまで起用してきたメンバーと比べると名は通っていないが、萌えを考えれば悪くない。ヒロインとの日常が面となってくる走りからしてE-moteとは相性も良好。それほど強力なメンバーも揃っていないことを考えれば、主役に躍り出ても不思議は無い。
期待度 ★★★★
ボクの××は寮生たちの特権です! (Carol Works)
ショタ系主人公がヒロインたちに迫られる、いわゆる主人公受け系。この血統の歴史は古いがあまり上級馬出現していないのは心配だが、デビュー戦ではまずまずの走りを見せていただけに一概に無視はできない。トレーナーはデビュー戦同様ORUにベテランたけうちこうたの布陣。萌え系でコメディ要素が強いだけに悪くない選択だ。主人公総受けの血統だが、ヒロインは肉食というほどでなく、女顔の主人公を弄って楽しむという要素が強い。それだけにエロ要素は意外に少なくて、主人公が攻守逆転してヒロインを責めるという展開にはならないだろう。不安に感じるのはヒロインは可愛く感じられるものの、どうにもテンプレ的で性格に深みが感じられない点。走りも単調になってしまいそうで直線追い込みの切れも発揮できなそう。マイナス要素は少ないが、上位に食い込むには何か足りない感じだ。
期待度 ★★☆
△真剣で私に恋しなさい! A-5 (みなとそふと)
長く続いたこの母系もこの馬でひとまず一区切り。最後と言うことで非攻略ヒロインで1番人気のあった義経を真打ちにとっておいたのは納得。ただこの母系も代を経るにつれて活力を失いつつあって、先代は掲示板に載るのが精一杯。人気ヒロインとはいえ底が見えつつあるだけに不安は尽きない。とはいえ意外に強力な人気馬は不在で、潜在能力だけで何とかしてしまそうな雰囲気はある。それでも重い印を打つには厳しく、連下までの狙いか。
期待度 ★★★
らぶちゃ ~つま先立ちで瞳をとじて~ (Tangerine)
やや流行から外れた異系血統の馬を出走させるTangerineの最新馬。ただ今回は教師主人公が女生徒を性的な目で見るという、ともすれば凌辱になってしまいそうな血統。ただ取材する限りはそのような要素は無さそうで、どのような走りになるのか不鮮明。血統的にはたぬきそふとが得意としそうなタイプだが、幼馬(ロリ)オンリーというわけでなくまた萌えから離れた毛色であり、捉えどころがないタイプだ。騎手はデビュー戦で手綱を握った悠路で、これも流行から離れた騎乗をするタイプ。他馬にはない魅力を秘めているのは確かだが、ただこれが好走に繋がるかというと何ともいえない。常識的に考えれば見送りが正解だろう。
期待度 ★★
ワガママハイスペック (まどそふと)
巨乳ヒロイン総登場の萌え系血統ということか、厩舎デビュー当時から注目を浴びたまどそふとだが、戦績はどうも上がってこない。それだけにこの馬もそれほど期待できないと思いきや、登録前から別路線(TV)での出走がはや決定しているというのは驚いた。騎手はこれがデビュー戦となる宇都宮つみれで、毛色を見る限り悪くないといっても、一流騎手と比すと分は悪い。となるとChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-(インレ)で話題をさらったトレーナーの葉山こよーての手腕に縋るしかない。ただ追いきりを見る限り、普通の学園系でどう氏が関わっているのか不鮮明。これではよくてヒロイン1人のルートを担当している程度だろう。まあ他のトレーナーの面々もさほど悪くない顔ぶれだが、話題先行し過ぎている雰囲気だけに、能力以上に期待されている面はありそう。これだけ人気になるなら逆に消しだ。
期待度 ★★★
(本紙の見解)
普段なら文句なしに本命の押せそうな珊海王の円環だが前走を引きずっているのか追い切りの動きが冴えない。もう1頭人気になりそうなワガママハイスペックもどうも人気先行で配当に妙味を欠く。となればPURELY×CATIONの実績に縋りたいところ。導入したE-moteの相性も良く欠点が見当たらないのが強み。D.S. -Dal Segno-はかなり軽視されているが、D.C.系であることを考えれば大駆けがあっても不思議ない。デビュー戦の内容が良かったナツウソ -Ahead of the reminiscence-も安馬ながら安定して力を出せそう。このあたりが先頭グループを形成するが、前走でようやく変わり身を見せたこの恋、青春により。もほとんど差は無く続く。他にも追い切りの内容が良かったお兄ちゃん、キッスの準備はまだですか?に人気母系の最終作真剣で私に恋しなさい! A-5 ももつれる展開なら浮上する。あと1頭挙げるならはらかつ! ~気になるあの子と子作りエッチ~の大駆け。