2016年04月03日
遺産のおかげかもしれないが・・・
今回はつよきすFESTIVAL(CandySoft)の所感をサラっと書いてみようかと思います。
一応前作のつよきすNEXTファンディスクという扱いとなっていますが、つよきすシリーズ10周年記念ということで、先代つよきすメンバーの後日談もおまけとしてあるのが嬉しい。もちろんその後日談も初代つよきすでなくライターのさかき傘氏が担当した3学期からとなるわけですが、実際面白かったのはシナリオ全般に亘って初代つよきすメンバーが登場するシーンというのが、NEXTの立ち位置を表していて何か物悲しくなってしまいます。
といってもメインコンテンツはNEXTの登場ヒロインのアフターと前回非攻略だった尽神吉祢(きつね)と新キャラである霧夜勝気の追加シナリオという構成である以上、やはりそれに触れないわけにいかないのですが・・・
まずきつねシナリオですが、本編で敵役というかウザキャラに近い存在だった彼女が追加ヒロインに選ばれたというのは正直驚きました。主人公であるナギに対し一方的な逆恨みともいえる憎悪を向けるきつねを果たしてどうヒロインとして昇格させるのかが注目だったのですが、プレイした印象では強引さを拭えなかった。もちろん男女の恋愛関係なんていうものは、どんな切欠で発生するか分かったものでないのですが、ぼく的にはきつねをヒロインとして見るのは少し苦しかった。それに比べるともう一人の勝気の方はヒロインらしく仕上がっていました。というより、本編のヒロインルートを含めても彼女がナギに1番似合いのヒロインらしく思えてなりませんでした。
というのも人間として未熟なところ(若いともいう)が多いナギを一番成長させてくれたのは彼女のような気がしたから・・・そしてそれと同じくして勝気も成長していくので、いい補完関係となっているのですね。例えばこれが本編のトゥルールートである澄香は結局成長しないままラストを迎えたし(本編の悪役である衣の小物ぶりが、今回のFDでより小物らしくなっているのは楽しいが)、子羽はナギを甘やかすのが主で成長させるという意味では不適だった。(もちろん2人がこれから幸せな人生を送ってくれるなら部外者が口を挟むことではないですが)それに比べると勝気はナギと一緒にボクシング対決に挑むことによって大きな転機を迎えるし、またナギも勝気によって少しづつ変わっていきます。そういった意味では本編を含めベストカップルではなかったかと思うのですね。
さてこのFDのもう1つの楽しみだった伝説世代(先代)との絡みですが、NEXTでは存在しか明らかにされず決して登場することのなかったメンバーが総出演してくれます。カニは背こそ伸びたものの相変わらずカニのままだったし、フカヒレは相変わらず一般人を踏みはずしてしまいそうなタイトロープを華麗にステップしてくれます。それでも彼らは決してあの頃の彼らではなく、年月を重ねた大人っぽさをそれぞれ醸し出してくれてます。主人公であるレオを含めそんな大人になった彼らが生きている世界は感傷深かったのですが、ただ各ヒロインのアフターはどれも容量は少なくて残念。それでもレオがどのヒロインと恋愛関係になるかでNEXTの交友関係がそれぞれ変わるのは、興味深かったですし、またNEXTの各ヒロインのおまけルートでも先代のキャラが出張していて、雰囲気的には楽しめました。
といってもそんな先代を引き継ぐのはタカヒロ氏が担当した初代つよきすでなく、当然ながらさかき傘氏が担当した3学期であるのは注意しておきたいところ。初代と3学期は一長一短あって優劣付けがたいのですが、レオがどのヒロインとも付き合わなかったNEXTの世界観においてレオの恋人の位置に一番近い存在であるのが素奈緒というのが興味深い。3学期で1番優れていると感じたのが素奈緒ルートだったので、レオと素奈緒が友人以上恋人未満の関係にあるというのはぼく的には納得できました。まあこれは趣味の問題かもしれませんが。
ただNEXTのヒロインを含めこれだけのアフターを用意できたところを見ると、本当にさかき傘氏は後日談を得意とするライターですね。もちろんヒロインのアフターということもあってハッピーエンドばかりですし、展開も似てくるのは止むを得ないところですが、NEXTだけでなくタカヒロ氏が作った初代つよきすの世界までそれほど違和感無くまとめ上げるところは流石といっていいと思うのですね。NEXTとひこうき雲の向こう側 (FLAT)は批評空間の評価ほど楽しめたゲームではなかったので心配したところもあったのですが、やはり腕利きのライターと再認識させられました。
一応前作のつよきすNEXTファンディスクという扱いとなっていますが、つよきすシリーズ10周年記念ということで、先代つよきすメンバーの後日談もおまけとしてあるのが嬉しい。もちろんその後日談も初代つよきすでなくライターのさかき傘氏が担当した3学期からとなるわけですが、実際面白かったのはシナリオ全般に亘って初代つよきすメンバーが登場するシーンというのが、NEXTの立ち位置を表していて何か物悲しくなってしまいます。
といってもメインコンテンツはNEXTの登場ヒロインのアフターと前回非攻略だった尽神吉祢(きつね)と新キャラである霧夜勝気の追加シナリオという構成である以上、やはりそれに触れないわけにいかないのですが・・・
まずきつねシナリオですが、本編で敵役というかウザキャラに近い存在だった彼女が追加ヒロインに選ばれたというのは正直驚きました。主人公であるナギに対し一方的な逆恨みともいえる憎悪を向けるきつねを果たしてどうヒロインとして昇格させるのかが注目だったのですが、プレイした印象では強引さを拭えなかった。もちろん男女の恋愛関係なんていうものは、どんな切欠で発生するか分かったものでないのですが、ぼく的にはきつねをヒロインとして見るのは少し苦しかった。それに比べるともう一人の勝気の方はヒロインらしく仕上がっていました。というより、本編のヒロインルートを含めても彼女がナギに1番似合いのヒロインらしく思えてなりませんでした。
というのも人間として未熟なところ(若いともいう)が多いナギを一番成長させてくれたのは彼女のような気がしたから・・・そしてそれと同じくして勝気も成長していくので、いい補完関係となっているのですね。例えばこれが本編のトゥルールートである澄香は結局成長しないままラストを迎えたし(本編の悪役である衣の小物ぶりが、今回のFDでより小物らしくなっているのは楽しいが)、子羽はナギを甘やかすのが主で成長させるという意味では不適だった。(もちろん2人がこれから幸せな人生を送ってくれるなら部外者が口を挟むことではないですが)それに比べると勝気はナギと一緒にボクシング対決に挑むことによって大きな転機を迎えるし、またナギも勝気によって少しづつ変わっていきます。そういった意味では本編を含めベストカップルではなかったかと思うのですね。
さてこのFDのもう1つの楽しみだった伝説世代(先代)との絡みですが、NEXTでは存在しか明らかにされず決して登場することのなかったメンバーが総出演してくれます。カニは背こそ伸びたものの相変わらずカニのままだったし、フカヒレは相変わらず一般人を踏みはずしてしまいそうなタイトロープを華麗にステップしてくれます。それでも彼らは決してあの頃の彼らではなく、年月を重ねた大人っぽさをそれぞれ醸し出してくれてます。主人公であるレオを含めそんな大人になった彼らが生きている世界は感傷深かったのですが、ただ各ヒロインのアフターはどれも容量は少なくて残念。それでもレオがどのヒロインと恋愛関係になるかでNEXTの交友関係がそれぞれ変わるのは、興味深かったですし、またNEXTの各ヒロインのおまけルートでも先代のキャラが出張していて、雰囲気的には楽しめました。
といってもそんな先代を引き継ぐのはタカヒロ氏が担当した初代つよきすでなく、当然ながらさかき傘氏が担当した3学期であるのは注意しておきたいところ。初代と3学期は一長一短あって優劣付けがたいのですが、レオがどのヒロインとも付き合わなかったNEXTの世界観においてレオの恋人の位置に一番近い存在であるのが素奈緒というのが興味深い。3学期で1番優れていると感じたのが素奈緒ルートだったので、レオと素奈緒が友人以上恋人未満の関係にあるというのはぼく的には納得できました。まあこれは趣味の問題かもしれませんが。
ただNEXTのヒロインを含めこれだけのアフターを用意できたところを見ると、本当にさかき傘氏は後日談を得意とするライターですね。もちろんヒロインのアフターということもあってハッピーエンドばかりですし、展開も似てくるのは止むを得ないところですが、NEXTだけでなくタカヒロ氏が作った初代つよきすの世界までそれほど違和感無くまとめ上げるところは流石といっていいと思うのですね。NEXTとひこうき雲の向こう側 (FLAT)は批評空間の評価ほど楽しめたゲームではなかったので心配したところもあったのですが、やはり腕利きのライターと再認識させられました。
2016年03月24日
妹の立ち位置の差が問題か
前回に続いて相変わらず体調は悪いままですが、もう1本積みゲーを崩すことができました。(といってもかなり前からプレイは始めていたのですが・・・)微熱が残っていて、まともなプレイ感想となっているか心配なのですが・・・
さて、そのゲームは嫁探しが捗りすぎてヤバい(Hulotte)ですが、前作の妹のおかげでモテすぎてヤバいがぼく的には良作萌えゲーという評価だったので、発売前はかなり期待していたゲームでした。ただこのゲームも発売後の評価はイマイチのようで・・・不安たっぷりのスタートでした。
(ここからネタバレ)
(なお前作の妹のおかげでモテすぎてヤバいの核心にも触れていますので未プレイの人は注意して下さい)
前作はヒロインの設定や展開が妙にボクの琴線に触れてしまったわけですが、惜しむらくは真のヒロインとなるはずだった妹(メグリ)のシナリオが弱かったことがありました。それでこの新作での妹(希里乃)の立ち位置がどこになるのかがカギになるのではと思っていたのですが・・・
ぼくは最初、希里乃は妹の本分からほとんど離れることはなく、唯や明佳と同じくおまけシナリオにおいてサブヒロインを務める存在だと思っていました。というのも主人公が大昔結婚を約束していたヒロインの存在を探すために、田舎暮らしから離れ八神家の居候となることが明らかにされます。希里乃がその約束したヒロインとなることはあり得ず、主人公とヒロインを応援する存在だと思っていました。
ただシナリオを進めていくにつれて、それがだんだんと怪しくなり始めてきました。というのも希里乃は前作のメグリと違い主人公(兄)への想いをあまり隠そうとしないのですね。つまり隠しヒロインでなく、自ら表のヒロインに名乗り出てきているのです。
まあ前作のメグリも実際は叶とのWメインヒロインとなっていたわけですから、別に不満というわけではありません。ただ前作が他のヒロインも叶やメグリと同じとまではいかないまでもそれなりに可愛く感じられたのに対し、今作の八神姉妹や奈々華先輩はそれほど可愛く感じられませんでした。これは各々のシナリオにも原因があるのかもしれませんが、構成にも問題があったのではとぼくは思うのです。
前作はまるでコース料理のように前菜・サラダ・スープ・メインデッシュとヒロインの登場する順番が絶妙だったのに対し、今作はどうもメインデッシュ(希里乃)一本に絞りすぎて後の料理(ヒロイン)は適当にテーブルに出されたように感じられたのですね。
このメインヒロインに重きを置く手法は特に珍しいわけでなく(むしろ前作の方が珍しい)他の萌え系ゲームでもよく用いられるのですが、これが成功するには当然最終シナリオが飛びぬけて良くなければいけないのです。前作はメインヒロインの叶以上の存在として用意したはずのメグリが実際はパッとしなくて、他のサブヒロインと変わりないような存在となってしまっただけに、今作は希里乃一本に絞ってきたわけですがこれが思惑どおりにいかなかったというのは皮肉でした。というのも、残念ながらそれほど希里乃シナリオが面白いと感じられなかったことで、この時点で今作は凡作といって差し支えないデキとなってしまったといえるでしょう。
ではなぜ希里乃シナリオが面白く感じられなかったかというと、やはり構成に問題があったのではとぼくは思うのです。希里乃シナリオの序盤で八神姉妹の家に居候している主人公(兄)の下に希里乃がやってくるのですが、構成的にまずいと思うのです。本来ゲームの最初の主眼は主人公が幼い頃結婚の約束をした相手を見つけるというものでした。そしてその相手が瀬里香であることが瀬里香シナリオで判明するわけですが、折角のその余韻を壊すような形で希里乃ルートが始まるのはどうなのか。
もしぼくがこのゲームのライターなら希里乃ルートの開始時を主人公が八神姉妹と結ばれず、再び田舎に戻ることになったあたりから始めるでしょう。それが嫁探しという何とも怪しげな理由でやってきた主人公を何も言わず居候させてくれた八神姉妹への礼儀だと思うのですね。それが、まだ八神姉妹の恋の行方が決着しないうちに、とんびが油揚げをさらうような形で希里乃が八神家にやってくるのは、いくら真のメインヒロインといってもどうかと思うのです。
もちろん希里乃が主人公(兄)のことを想って八神家に来ても、八神姉妹は詮索したりしません。その上、希里乃が主人公と結ばれても、近親相姦と糾弾することもなく祝福したりします。この(結ばれなかった)ヒロインの心の広さはエロゲーではままあることとはいえ、主人公が告白してきたヒロインをしっかり断る(ふる)ことにより、不自然さを緩和していた前作と比べるとご都合主義すぎると感じられます。
そうした犠牲の上で成り立っている希里乃ルートはさすがに真のメインヒロインに相応しい内容となっているのは確かですが、ぼく的には他のヒロインのことを考えるとどうしても冷めた目で見てしまうのですね。こうして考えるとぼくが好きな妹ヒロインは、目立たず主人公(兄)を一歩引いたところから見守っているようなタイプなのでしょう。まあ現在と違い、実妹ヒロイン禁止の時代からプレイしているから、兄妹のカップルがおおっぴらに祝福されるというのに慣れていないということもあるのでしょうけれど・・・
総括すると今回はハーレム展開も実装しているなどエロにも力を入れているのですが、ヒロインに対する萌えが足りなく感じては威力も半減。前作がぼくのツボにあまりに嵌っていただけに、期待ハズレだったというのが正直なところです。
さて、そのゲームは嫁探しが捗りすぎてヤバい(Hulotte)ですが、前作の妹のおかげでモテすぎてヤバいがぼく的には良作萌えゲーという評価だったので、発売前はかなり期待していたゲームでした。ただこのゲームも発売後の評価はイマイチのようで・・・不安たっぷりのスタートでした。
(ここからネタバレ)
(なお前作の妹のおかげでモテすぎてヤバいの核心にも触れていますので未プレイの人は注意して下さい)
前作はヒロインの設定や展開が妙にボクの琴線に触れてしまったわけですが、惜しむらくは真のヒロインとなるはずだった妹(メグリ)のシナリオが弱かったことがありました。それでこの新作での妹(希里乃)の立ち位置がどこになるのかがカギになるのではと思っていたのですが・・・
ぼくは最初、希里乃は妹の本分からほとんど離れることはなく、唯や明佳と同じくおまけシナリオにおいてサブヒロインを務める存在だと思っていました。というのも主人公が大昔結婚を約束していたヒロインの存在を探すために、田舎暮らしから離れ八神家の居候となることが明らかにされます。希里乃がその約束したヒロインとなることはあり得ず、主人公とヒロインを応援する存在だと思っていました。
ただシナリオを進めていくにつれて、それがだんだんと怪しくなり始めてきました。というのも希里乃は前作のメグリと違い主人公(兄)への想いをあまり隠そうとしないのですね。つまり隠しヒロインでなく、自ら表のヒロインに名乗り出てきているのです。
まあ前作のメグリも実際は叶とのWメインヒロインとなっていたわけですから、別に不満というわけではありません。ただ前作が他のヒロインも叶やメグリと同じとまではいかないまでもそれなりに可愛く感じられたのに対し、今作の八神姉妹や奈々華先輩はそれほど可愛く感じられませんでした。これは各々のシナリオにも原因があるのかもしれませんが、構成にも問題があったのではとぼくは思うのです。
前作はまるでコース料理のように前菜・サラダ・スープ・メインデッシュとヒロインの登場する順番が絶妙だったのに対し、今作はどうもメインデッシュ(希里乃)一本に絞りすぎて後の料理(ヒロイン)は適当にテーブルに出されたように感じられたのですね。
このメインヒロインに重きを置く手法は特に珍しいわけでなく(むしろ前作の方が珍しい)他の萌え系ゲームでもよく用いられるのですが、これが成功するには当然最終シナリオが飛びぬけて良くなければいけないのです。前作はメインヒロインの叶以上の存在として用意したはずのメグリが実際はパッとしなくて、他のサブヒロインと変わりないような存在となってしまっただけに、今作は希里乃一本に絞ってきたわけですがこれが思惑どおりにいかなかったというのは皮肉でした。というのも、残念ながらそれほど希里乃シナリオが面白いと感じられなかったことで、この時点で今作は凡作といって差し支えないデキとなってしまったといえるでしょう。
ではなぜ希里乃シナリオが面白く感じられなかったかというと、やはり構成に問題があったのではとぼくは思うのです。希里乃シナリオの序盤で八神姉妹の家に居候している主人公(兄)の下に希里乃がやってくるのですが、構成的にまずいと思うのです。本来ゲームの最初の主眼は主人公が幼い頃結婚の約束をした相手を見つけるというものでした。そしてその相手が瀬里香であることが瀬里香シナリオで判明するわけですが、折角のその余韻を壊すような形で希里乃ルートが始まるのはどうなのか。
もしぼくがこのゲームのライターなら希里乃ルートの開始時を主人公が八神姉妹と結ばれず、再び田舎に戻ることになったあたりから始めるでしょう。それが嫁探しという何とも怪しげな理由でやってきた主人公を何も言わず居候させてくれた八神姉妹への礼儀だと思うのですね。それが、まだ八神姉妹の恋の行方が決着しないうちに、とんびが油揚げをさらうような形で希里乃が八神家にやってくるのは、いくら真のメインヒロインといってもどうかと思うのです。
もちろん希里乃が主人公(兄)のことを想って八神家に来ても、八神姉妹は詮索したりしません。その上、希里乃が主人公と結ばれても、近親相姦と糾弾することもなく祝福したりします。この(結ばれなかった)ヒロインの心の広さはエロゲーではままあることとはいえ、主人公が告白してきたヒロインをしっかり断る(ふる)ことにより、不自然さを緩和していた前作と比べるとご都合主義すぎると感じられます。
そうした犠牲の上で成り立っている希里乃ルートはさすがに真のメインヒロインに相応しい内容となっているのは確かですが、ぼく的には他のヒロインのことを考えるとどうしても冷めた目で見てしまうのですね。こうして考えるとぼくが好きな妹ヒロインは、目立たず主人公(兄)を一歩引いたところから見守っているようなタイプなのでしょう。まあ現在と違い、実妹ヒロイン禁止の時代からプレイしているから、兄妹のカップルがおおっぴらに祝福されるというのに慣れていないということもあるのでしょうけれど・・・
総括すると今回はハーレム展開も実装しているなどエロにも力を入れているのですが、ヒロインに対する萌えが足りなく感じては威力も半減。前作がぼくのツボにあまりに嵌っていただけに、期待ハズレだったというのが正直なところです。
2016年03月19日
ハーレム展開だけが救い
一昨日から体調を崩し、幸い熱は下がったものの頭痛は引き続き続いている上に、今度は身体中に原因不明の発疹が出るという始末。これも加齢からくるものかと諦めているのですが、幸い明日まで休みということで自室で休むことにしています。
といっても体中が痛痒くまともに眠れないというわけで、鎮痛薬で頭がぼーっとしている中、エロゲーを崩しています。まあこんな状態でエロゲーをプレイしていても余り楽しめないかもしれませんが・・・
というわけでまず最初に崩したのが、以前からプレイに取り掛かっていたLOVEREC. (ALcot)です。ALcotというと、最近は本家よりも姉妹ブランドであるハニカムの方が勢いがある気がしないでもないのですが、それでもClover Day's は久々に面目躍如といったところを見せてくれました。
そんな勢いでリリースしたのが昨年発売されたLOVEREC. で、Clover Day'sと同じくこのメーカーの看板絵師である仁村有志の他にちこたむと鳴海ゆうという人気絵師をそのまま起用。ライターも空下元にハニカム文庫で実績のある瀬尾順となかなか豪華な顔ぶれ。ぼく的には発売前はClover Day's以上に期待していたものでした。
ただ現実はというと批評空間のデータでClover Day'sから中央値で10点近く離されています。良作には程遠くどちらかといえば凡作に近いという成績は、当初の期待を思うと大きく裏切られたといっていいでしょう。
そんなLOVEREC.をようやくクリアしたのですが、確かにプレイした直後の感想はとても褒められたものではないというのが正直なところでした。
まずこのゲーム。登録POVのトップに「主人公がダメ」が鎮座していることを見てわかるように、主人公の性格がどうにも受け入れられにくいものになっています。といってもパッと見では多少ヘタレな部分はあるけれど、そこまでのダメ主人公でないように思えるのですが、カメラバカで妄想癖があり鈍感といったファクターが相乗効果となって、プレイヤーからするとどうにも受け入れにくい人物となっているのですね。
まあ主人公がカメラを大事にしていたからこそ、ヒトミが精霊といて宿ったといえるのかもしれないわけですが、このヒトミや幼馴染のチホリンはともかく、他のヒロインが本当にこの主人公に惹かれるかと思うとどうにも疑問なのですね。みゆきちは主人公の撮影の腕は買っていたとしても、なぜ最初から好意マックスなのかが分からないし、オズこと乃梨も兄である健一の支援があったとしても主人公に惹かれた理由がどうにも不明。というよりぼくが健一だったら、大事な妹をこの主人公と結ばせようとはしないでしょう。
まあ主人公がキモイのはともかく、トゥルーシナリオであるヒトミルートは別としても、他のヒロインのルートがラストでどれも似たような展開というのは明らかにマイナスでしょう。手抜きといってしまうと身も蓋もないのですが、主人公やヒロインがラストで濁流に飲まれヒトミに助けられるという展開ばかりというのは芸がなさすぎます。これではいくらヒトミルートに力を入れたとしても、全体的に見るとマイナス点を付けざるを得ないのです。それでもヒトミルートのデキがよほど飛びぬけていれば話は変わってくるのですが、他のヒロインを踏み台にするような形でヒトミを持ち上げられてもぼく的にはシラケるだけなのです。
トゥルーエンドを迎えると、タイトル画面が変わったりとハニカム文庫らしさを含んでいる作品なのですが、ゲームの内容もハニカム文庫と同じくフルプライスに満たないようでは良作とはとても呼べない作品となってしまいました。ただあえてプラス点を挙げるとすると、普通の萌えゲーだとハーレムルートが完全な別次元の話となっているのに対し、このゲームはきっちりハーレムルートをシナリオの全体像に組み込んでいた点です。そういった意味ではハーレム好きなプレイヤーにとっては至高の作品となる可能性がある・・・といっても、ぼくはハーレム嗜好が全くないので実際には良くわからないんですけどね。
というわけで短いですが今回はこんなところで・・・この連休中にもう1本くらいクリアできればと思っているのですが、体調と相談してぼちぼちと進めていこうと思っています。
といっても体中が痛痒くまともに眠れないというわけで、鎮痛薬で頭がぼーっとしている中、エロゲーを崩しています。まあこんな状態でエロゲーをプレイしていても余り楽しめないかもしれませんが・・・
というわけでまず最初に崩したのが、以前からプレイに取り掛かっていたLOVEREC. (ALcot)です。ALcotというと、最近は本家よりも姉妹ブランドであるハニカムの方が勢いがある気がしないでもないのですが、それでもClover Day's は久々に面目躍如といったところを見せてくれました。
そんな勢いでリリースしたのが昨年発売されたLOVEREC. で、Clover Day'sと同じくこのメーカーの看板絵師である仁村有志の他にちこたむと鳴海ゆうという人気絵師をそのまま起用。ライターも空下元にハニカム文庫で実績のある瀬尾順となかなか豪華な顔ぶれ。ぼく的には発売前はClover Day's以上に期待していたものでした。
ただ現実はというと批評空間のデータでClover Day'sから中央値で10点近く離されています。良作には程遠くどちらかといえば凡作に近いという成績は、当初の期待を思うと大きく裏切られたといっていいでしょう。
そんなLOVEREC.をようやくクリアしたのですが、確かにプレイした直後の感想はとても褒められたものではないというのが正直なところでした。
まずこのゲーム。登録POVのトップに「主人公がダメ」が鎮座していることを見てわかるように、主人公の性格がどうにも受け入れられにくいものになっています。といってもパッと見では多少ヘタレな部分はあるけれど、そこまでのダメ主人公でないように思えるのですが、カメラバカで妄想癖があり鈍感といったファクターが相乗効果となって、プレイヤーからするとどうにも受け入れにくい人物となっているのですね。
まあ主人公がカメラを大事にしていたからこそ、ヒトミが精霊といて宿ったといえるのかもしれないわけですが、このヒトミや幼馴染のチホリンはともかく、他のヒロインが本当にこの主人公に惹かれるかと思うとどうにも疑問なのですね。みゆきちは主人公の撮影の腕は買っていたとしても、なぜ最初から好意マックスなのかが分からないし、オズこと乃梨も兄である健一の支援があったとしても主人公に惹かれた理由がどうにも不明。というよりぼくが健一だったら、大事な妹をこの主人公と結ばせようとはしないでしょう。
まあ主人公がキモイのはともかく、トゥルーシナリオであるヒトミルートは別としても、他のヒロインのルートがラストでどれも似たような展開というのは明らかにマイナスでしょう。手抜きといってしまうと身も蓋もないのですが、主人公やヒロインがラストで濁流に飲まれヒトミに助けられるという展開ばかりというのは芸がなさすぎます。これではいくらヒトミルートに力を入れたとしても、全体的に見るとマイナス点を付けざるを得ないのです。それでもヒトミルートのデキがよほど飛びぬけていれば話は変わってくるのですが、他のヒロインを踏み台にするような形でヒトミを持ち上げられてもぼく的にはシラケるだけなのです。
トゥルーエンドを迎えると、タイトル画面が変わったりとハニカム文庫らしさを含んでいる作品なのですが、ゲームの内容もハニカム文庫と同じくフルプライスに満たないようでは良作とはとても呼べない作品となってしまいました。ただあえてプラス点を挙げるとすると、普通の萌えゲーだとハーレムルートが完全な別次元の話となっているのに対し、このゲームはきっちりハーレムルートをシナリオの全体像に組み込んでいた点です。そういった意味ではハーレム好きなプレイヤーにとっては至高の作品となる可能性がある・・・といっても、ぼくはハーレム嗜好が全くないので実際には良くわからないんですけどね。
というわけで短いですが今回はこんなところで・・・この連休中にもう1本くらいクリアできればと思っているのですが、体調と相談してぼちぼちと進めていこうと思っています。
2016年03月13日
3月の発売予定表から
クラシック前哨戦と謳っている割には、出走馬に取消(延期)が相次いで、再び寂しいメンバー構成となってしまった今レース。絶対的本命馬不在のメンバーですが、クラシック戦線に向け狼煙を上げる馬はどの馬でしょうか。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
◎あけいろ怪奇譚 (シルキーズプラス)
これまで実績を残しているトレーナー(ライター)かずきふみ&騎手(原画)すめらぎ琥珀コンビの最新馬。血統(設定)は前走のなないろリンカネーションと同じで、ある程度の能力は秘めているだろう。追い切り(体験版)も女生徒の連続自殺事件と学園七不思議を絡めながら、必要以上にシリアスにならずテンポの良い走り(テキスト)は健在。前走のキャラも登場するようだが、前走を知らなくても楽しめる仕上げになっているのも嬉しい。この相手でも充分勝ち負けを争えるだろう。
期待度 ★★★★
乙女が彩る恋のエッセンス (ensemble)
ensembleの最新馬は厩舎得意の主人公女装潜入系。ただ直近は連対圏に程遠い成績に終わっているだけに、以前ほど信頼度はない。今回はこの母系(シリーズ)ではお馴染みの武藤此史が久々に復帰したのを始め、minoriの騎乗が印象的な庄名泉石 にあかべぇ厩舎で活躍した浅海朝美を起用と中々意欲的な顔ぶれ。ただトレーナーは不振に終わった乙女が奏でる恋のアリアと同じ甲二 と水瀬拓未では大きな期待はしづらい。注目の追い切りも馬体(CG)は上々も、こういった女装主人公系の好走条件である主人公の魅力が気配りしかなさそうなのが辛い。大きな変わり身を期待するのは酷だろう。
期待度 ★★
オモカゲ ~えっちなハプニング!? なんでもどんとこい!~ (あかべぇそふとすりぃ)
あかべぇ厩舎系列では珍しいエロコメ血統。トレーナーのはやさかうたねはCLOCKUPで同血統の活躍馬を手がけているし、屑美たけゆきもフロントウイングでジブリール姉妹を出している。もう1人のひらいでらくを含め実績は充分といっていい。ただこれらの活躍馬がエロだけでなく、それ以外の部分でもプラス材料を持っていたのに対し、この馬は追い切りを見る限りその片鱗は見られない。騎手の天草帳は悪くなく、オモカゲという超常現象でヒロインがエロくなってしまうというのは抜き系としては定番なのだが、それに頼りきりでは上位に食い込むのは厳しい。
期待度 ★★
グリモ☆ラヴ ~放課後のウィッチ~ (しろいぱんつ)
しろいぱんつ厩舎久々の出走馬はオカルト学園系というよくある血統。といってもデビュー戦でショタ主人公Mという特殊血統を扱った厩舎だけに、恐らくまともな萌え系といったタイプではないだろう。実際サブキャラの面々を見る限り明らかなバカ系だ。そのサブキャラを担当する騎手はアボガドパワーズで一世風靡した吉澤友章で、どことなく往年のあぼぱらしい雰囲気を漂わせている気がしないでもない。ただいかにも面白くなりそうな要素を揃えているのは間違いないが、トレーナーの顔ぶれを見る限りこういった血統に手馴れたタイプとも思えない。新人トレーナーの洋式の手腕次第では大駆けも考えられるが、その可能性はそれほど高くはなさそうだ。
期待度 ★★☆
深層パラレルパラドックス -並行世界の理想郷- (WitchFlame)
アトリエさくらで活躍したいっせーを迎えて心機一転を期した前走も好結果には繋がらず。今回も前走とトレーナーは同じ顔ぶれで、血統も同じく凌辱調教系と常識的に考えれば変わり身要素は少ない。主人公がパラレルワールドを巡って各世界のヒロインを凌辱するということで、ヒロインへごく自然にバリエーションが与えられるのはプラス。ただ当然ハーレム展開は無縁だろうし、それぞれの世界の構築が杜撰だと単にヒロインがコスプレしているだけという結果になりかねない。そう考えるとトレーナーの力量が問題になってくるが、実績的に大きな期待となると厳しそうで見送りが妥当か。
期待度 ★★
スクールオブファンタジア(玉藻ソフト)
RPG系等の長距離タイプを中心に地方(同人)で活躍していた玉藻スタジオがいよいよ本格的に中央(商業)に進出。その初戦はダンジョン探索ACTとコマンド選択型バトルの組み合わせ。ACTは見るからに面倒くさそうだが、イージーモードがあり苦手なファンもそれほど苦労しなさそう。それより好走のカギを握るのはバトルシステムだが、予想とは違ってかなり古いタイプ。オールドファンは郷愁を感じるかもしれないが、一般には物足りなく感じるだろう。そう考えるとバランスは取れているとはいえない。わざわざ中央に挑戦するならもう少し新鮮味が欲しかったというのが正直なところ。ヒロインはまずまず可愛いし、走りもそれほど悪くなさそうなのは救いだが、実際飽きずに長距離を走りきる(遊べる)力があるかどうか。
期待度 ★★☆
想聖天使クロスエモーション (TOUCHABLE)
古くからの触手ファンにはお馴染みといっていいTOUCHABLEだが、最近は手がける厩舎も増えてきてやや存在感が薄れつつある。今回も騎手は触手系の騎乗に定評あるスミスミでトレーナーも黒井弘騎と同じ顔ぶれ。変身ヒロイン凌辱も他厩舎からの出走となるが秘蹟神姫アルカナセイバーEREと同じと新鮮味は少ない。ヒロインの数が2名というのも、安馬(低価格)とはいえないだけに寂しく感じるし、抜きに期待できたとしても馬券に絡むまでの走りは難しそう。
期待度 ★★
△ダンジョン オブ レガリアス 背徳の都イシュガリア (アストロノーツ・シリウス)
前走で久しぶりに上位を賑わす走りを見せたアストロノーツ。デビューの頃の勢いに翳りが出ていただけに、再び上昇気流に乗りたいところ。前回はRPGにTCG風味を持たせたところが好走の要因だったが、今回は以前同様に普通のRPG系に戻った感。パーティーを組んでダンジョンを捜索。モンスターを倒しアイテムを得るという流れはこの血統の本流といっていい。後はストレスなく長距離を走るだけの力があるかどうかだが、その点にはやや不安が残る。騎手の能力が能力だけに好走する可能性はあるが、勝ちきるまではどうか。
期待度 ★★★
di-room(つるみく -Another- )
最近尖ったところがなくなった印象のあるつるみくだが、姉妹厩舎で安馬となると再び冒険心が蘇る可能性はありそう。監禁されたヒロイン2人を命じられるまま犯すという血統は、以前のたっちーを思わせるものがある。ただ騎手・トレーナー共つるみく厩舎の馬を手がけるのは初めて。過激な凌辱を期待しすぎると裏切られる可能性も考えられる。サスペンス風の走りだけに、直線(終盤)のどんでん返し次第では大駆けもありそうだが、追い込み不発のまま終わってしまう可能性が高そうだ。
期待度 ★★
△時を紡ぐ約束 (あっぷりけ)
あっぷりけの最新馬だが、今回はトレーナーが桐月でなく、これまで裏方に回っていた憲yukiが務める。これまで伝奇系血統が主体だった厩舎だが、トレーナーが変わったことでどのような変化が起きるか気になるところ。騎手はお馴染みのオダワラハコネでサブを師走ほりおが騎乗。ヒューマンドラマということで前走の花の野に咲くうたかたの に雰囲気が近いものがある。ただ前走がこの厩舎にしては今ひとつだっただけに不安は少なからずある。追い切りを見る限り雰囲気は上々だが、主人公の能力が今後の走りにどう繋がるかは不鮮明。全くの凡走はないにしても、本命馬に迫る勢いは感じられない。
期待度 ★★★
▲時計台のジャンヌ ~Jeanne à la tour d'horloge~ (ライアーソフト)
フェアリーテイルレクイエムの好走が印象深いライアーソフトだが、今回もトレーナーは違うが同系統。萌えや抜きとは無縁なものの独自の走りで結果を出している厩舎だけに今回も楽しみだ。舞台は第2次世界大戦末期の欧州で、歴史にファンタジー要素を含める独自なもの。トレーナーは今回がほぼ初めて調教を手がけるとあって不安なところだが、そこは厩舎の実績を信頼。ヒロインの数があまりに少ないのはさすがにどうかとは思うが、この厩舎のファンはそれほど気にしないだろう。不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★
夏ノ鎖 (CLOCKUP)
この厩舎でトレーナーが浅生詠というとeuphoriaの好走が思いださせる。今回は安馬ということもあって馬格には期待できないだろうし、登場人物も少なく爆発力ある走りは望めそうもない。気になるのは主人公が計画は完璧と謳う割には杜撰な部分が目立つ点。このあたりが終盤にどう影響するかは分からないが、前走のような走りを期待するのは酷かもしれない。主人公の性格的にハード凌辱に適応するかも疑問で、意外な凡走の可能性も。
期待度 ★★☆
〇まいてつ (Lose)
幼馬(ロリ)専門厩舎でありながら、ものべののように、他厩舎のように幼馬萌え一本に収まらない馬を輩出するのがこの厩舎の特徴。この馬も単なる田舎の雰囲気だけに留まることなく、蒸気機関車や町おこしといったテーマを掲げて、単なる幼馬血統だけでない能力を秘めていそう。乳揺れに特長あるE-moteと幼馬という親和性がどうかという側面はあるが、その挑戦は少なくともマイナスにはならないだろう。気合も充分で能力的にも勝機はありそうだ。
期待度 ★★★★
名門女子校旅行 ~俺だけ男なんですが!?~ (Apricot Cherry)
かつて活躍した父(初代)とは違い、見る影もない惨敗に終わったメイプルカラーズHHH クラス全員俺の嫁!を考えると、もはやApricot厩舎に期待できる要素は残っていないかもしれない。今回は主人公女装潜入血統だが、主人公の女装姿が見当たらないことを考えると、主人公女装を軸にした配合ではなさそう。女子校の修学旅行に男が潜入するという走りから、どこまでエロ妄想を膨らませるかがポイントだが、取材する限りはパッとしない。この馬こそ前走のようにクラスメイトのCGを用意すべきで、このあたりが最近の低迷を象徴しているといっていい。ここでは買えない。
期待度 ★☆
リプキス Please kiss me again, like this first time... (戯画)
この厩舎のキス母系(シリーズ)もこれで5代目。走ったのはキスアトだけだが、今回はその馬に係わった玉城琴也をトレーナーに起用。あてゅ・わぁくす時代は全く結果を出せなかったトレーナーだが、最近の戦績は悪くない。ただ追い切りは鈍感タイプの主人公に最初からヒロインの好感度高めという旧態前とした萌え系で、あてゅ・わぁくす時代を思わせる走り。騎手はこの母系の顔といっていいmaruiを欠いた影響はあまり感じさせないがものの、プラス材料とはなっていない。入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)
大物馬が不在となってしまったが、これまでの戦績を考えてあけいろ怪奇譚を本命に押す。トレーナーのかずきふみもこれまで全くの凡走は戯画厩舎での一走のみ。メンバーを考えれば信頼性は一番か。逆転ならメンバー中一番潜在能力を感じさせるまいてつ。一介の幼馬系でないことを証明したい。不気味なのは時計台のジャンヌ ~Jeanne à la tour d'horloge~ 。トレーナーがライアーとの係わりが不鮮明で不安なところはあるが、この血統での厩舎の強さは格別だけに素直に信用したい。メンバー的に時を紡ぐ約束も厩舎的に威張れる存在だが、トレーナー変更が気になるだけに割引。血統的にダンジョン オブ レガリアス 背徳の都イシュガリアの爆発も期待したいが、頭数的にそれほど点数は広げられないだけに絞れば上位3頭の絡みで。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
◎あけいろ怪奇譚 (シルキーズプラス)
これまで実績を残しているトレーナー(ライター)かずきふみ&騎手(原画)すめらぎ琥珀コンビの最新馬。血統(設定)は前走のなないろリンカネーションと同じで、ある程度の能力は秘めているだろう。追い切り(体験版)も女生徒の連続自殺事件と学園七不思議を絡めながら、必要以上にシリアスにならずテンポの良い走り(テキスト)は健在。前走のキャラも登場するようだが、前走を知らなくても楽しめる仕上げになっているのも嬉しい。この相手でも充分勝ち負けを争えるだろう。
期待度 ★★★★
乙女が彩る恋のエッセンス (ensemble)
ensembleの最新馬は厩舎得意の主人公女装潜入系。ただ直近は連対圏に程遠い成績に終わっているだけに、以前ほど信頼度はない。今回はこの母系(シリーズ)ではお馴染みの武藤此史が久々に復帰したのを始め、minoriの騎乗が印象的な庄名泉石 にあかべぇ厩舎で活躍した浅海朝美を起用と中々意欲的な顔ぶれ。ただトレーナーは不振に終わった乙女が奏でる恋のアリアと同じ甲二 と水瀬拓未では大きな期待はしづらい。注目の追い切りも馬体(CG)は上々も、こういった女装主人公系の好走条件である主人公の魅力が気配りしかなさそうなのが辛い。大きな変わり身を期待するのは酷だろう。
期待度 ★★
オモカゲ ~えっちなハプニング!? なんでもどんとこい!~ (あかべぇそふとすりぃ)
あかべぇ厩舎系列では珍しいエロコメ血統。トレーナーのはやさかうたねはCLOCKUPで同血統の活躍馬を手がけているし、屑美たけゆきもフロントウイングでジブリール姉妹を出している。もう1人のひらいでらくを含め実績は充分といっていい。ただこれらの活躍馬がエロだけでなく、それ以外の部分でもプラス材料を持っていたのに対し、この馬は追い切りを見る限りその片鱗は見られない。騎手の天草帳は悪くなく、オモカゲという超常現象でヒロインがエロくなってしまうというのは抜き系としては定番なのだが、それに頼りきりでは上位に食い込むのは厳しい。
期待度 ★★
グリモ☆ラヴ ~放課後のウィッチ~ (しろいぱんつ)
しろいぱんつ厩舎久々の出走馬はオカルト学園系というよくある血統。といってもデビュー戦でショタ主人公Mという特殊血統を扱った厩舎だけに、恐らくまともな萌え系といったタイプではないだろう。実際サブキャラの面々を見る限り明らかなバカ系だ。そのサブキャラを担当する騎手はアボガドパワーズで一世風靡した吉澤友章で、どことなく往年のあぼぱらしい雰囲気を漂わせている気がしないでもない。ただいかにも面白くなりそうな要素を揃えているのは間違いないが、トレーナーの顔ぶれを見る限りこういった血統に手馴れたタイプとも思えない。新人トレーナーの洋式の手腕次第では大駆けも考えられるが、その可能性はそれほど高くはなさそうだ。
期待度 ★★☆
深層パラレルパラドックス -並行世界の理想郷- (WitchFlame)
アトリエさくらで活躍したいっせーを迎えて心機一転を期した前走も好結果には繋がらず。今回も前走とトレーナーは同じ顔ぶれで、血統も同じく凌辱調教系と常識的に考えれば変わり身要素は少ない。主人公がパラレルワールドを巡って各世界のヒロインを凌辱するということで、ヒロインへごく自然にバリエーションが与えられるのはプラス。ただ当然ハーレム展開は無縁だろうし、それぞれの世界の構築が杜撰だと単にヒロインがコスプレしているだけという結果になりかねない。そう考えるとトレーナーの力量が問題になってくるが、実績的に大きな期待となると厳しそうで見送りが妥当か。
期待度 ★★
スクールオブファンタジア(玉藻ソフト)
RPG系等の長距離タイプを中心に地方(同人)で活躍していた玉藻スタジオがいよいよ本格的に中央(商業)に進出。その初戦はダンジョン探索ACTとコマンド選択型バトルの組み合わせ。ACTは見るからに面倒くさそうだが、イージーモードがあり苦手なファンもそれほど苦労しなさそう。それより好走のカギを握るのはバトルシステムだが、予想とは違ってかなり古いタイプ。オールドファンは郷愁を感じるかもしれないが、一般には物足りなく感じるだろう。そう考えるとバランスは取れているとはいえない。わざわざ中央に挑戦するならもう少し新鮮味が欲しかったというのが正直なところ。ヒロインはまずまず可愛いし、走りもそれほど悪くなさそうなのは救いだが、実際飽きずに長距離を走りきる(遊べる)力があるかどうか。
期待度 ★★☆
想聖天使クロスエモーション (TOUCHABLE)
古くからの触手ファンにはお馴染みといっていいTOUCHABLEだが、最近は手がける厩舎も増えてきてやや存在感が薄れつつある。今回も騎手は触手系の騎乗に定評あるスミスミでトレーナーも黒井弘騎と同じ顔ぶれ。変身ヒロイン凌辱も他厩舎からの出走となるが秘蹟神姫アルカナセイバーEREと同じと新鮮味は少ない。ヒロインの数が2名というのも、安馬(低価格)とはいえないだけに寂しく感じるし、抜きに期待できたとしても馬券に絡むまでの走りは難しそう。
期待度 ★★
△ダンジョン オブ レガリアス 背徳の都イシュガリア (アストロノーツ・シリウス)
前走で久しぶりに上位を賑わす走りを見せたアストロノーツ。デビューの頃の勢いに翳りが出ていただけに、再び上昇気流に乗りたいところ。前回はRPGにTCG風味を持たせたところが好走の要因だったが、今回は以前同様に普通のRPG系に戻った感。パーティーを組んでダンジョンを捜索。モンスターを倒しアイテムを得るという流れはこの血統の本流といっていい。後はストレスなく長距離を走るだけの力があるかどうかだが、その点にはやや不安が残る。騎手の能力が能力だけに好走する可能性はあるが、勝ちきるまではどうか。
期待度 ★★★
di-room(つるみく -Another- )
最近尖ったところがなくなった印象のあるつるみくだが、姉妹厩舎で安馬となると再び冒険心が蘇る可能性はありそう。監禁されたヒロイン2人を命じられるまま犯すという血統は、以前のたっちーを思わせるものがある。ただ騎手・トレーナー共つるみく厩舎の馬を手がけるのは初めて。過激な凌辱を期待しすぎると裏切られる可能性も考えられる。サスペンス風の走りだけに、直線(終盤)のどんでん返し次第では大駆けもありそうだが、追い込み不発のまま終わってしまう可能性が高そうだ。
期待度 ★★
△時を紡ぐ約束 (あっぷりけ)
あっぷりけの最新馬だが、今回はトレーナーが桐月でなく、これまで裏方に回っていた憲yukiが務める。これまで伝奇系血統が主体だった厩舎だが、トレーナーが変わったことでどのような変化が起きるか気になるところ。騎手はお馴染みのオダワラハコネでサブを師走ほりおが騎乗。ヒューマンドラマということで前走の花の野に咲くうたかたの に雰囲気が近いものがある。ただ前走がこの厩舎にしては今ひとつだっただけに不安は少なからずある。追い切りを見る限り雰囲気は上々だが、主人公の能力が今後の走りにどう繋がるかは不鮮明。全くの凡走はないにしても、本命馬に迫る勢いは感じられない。
期待度 ★★★
▲時計台のジャンヌ ~Jeanne à la tour d'horloge~ (ライアーソフト)
フェアリーテイルレクイエムの好走が印象深いライアーソフトだが、今回もトレーナーは違うが同系統。萌えや抜きとは無縁なものの独自の走りで結果を出している厩舎だけに今回も楽しみだ。舞台は第2次世界大戦末期の欧州で、歴史にファンタジー要素を含める独自なもの。トレーナーは今回がほぼ初めて調教を手がけるとあって不安なところだが、そこは厩舎の実績を信頼。ヒロインの数があまりに少ないのはさすがにどうかとは思うが、この厩舎のファンはそれほど気にしないだろう。不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★
夏ノ鎖 (CLOCKUP)
この厩舎でトレーナーが浅生詠というとeuphoriaの好走が思いださせる。今回は安馬ということもあって馬格には期待できないだろうし、登場人物も少なく爆発力ある走りは望めそうもない。気になるのは主人公が計画は完璧と謳う割には杜撰な部分が目立つ点。このあたりが終盤にどう影響するかは分からないが、前走のような走りを期待するのは酷かもしれない。主人公の性格的にハード凌辱に適応するかも疑問で、意外な凡走の可能性も。
期待度 ★★☆
〇まいてつ (Lose)
幼馬(ロリ)専門厩舎でありながら、ものべののように、他厩舎のように幼馬萌え一本に収まらない馬を輩出するのがこの厩舎の特徴。この馬も単なる田舎の雰囲気だけに留まることなく、蒸気機関車や町おこしといったテーマを掲げて、単なる幼馬血統だけでない能力を秘めていそう。乳揺れに特長あるE-moteと幼馬という親和性がどうかという側面はあるが、その挑戦は少なくともマイナスにはならないだろう。気合も充分で能力的にも勝機はありそうだ。
期待度 ★★★★
名門女子校旅行 ~俺だけ男なんですが!?~ (Apricot Cherry)
かつて活躍した父(初代)とは違い、見る影もない惨敗に終わったメイプルカラーズHHH クラス全員俺の嫁!を考えると、もはやApricot厩舎に期待できる要素は残っていないかもしれない。今回は主人公女装潜入血統だが、主人公の女装姿が見当たらないことを考えると、主人公女装を軸にした配合ではなさそう。女子校の修学旅行に男が潜入するという走りから、どこまでエロ妄想を膨らませるかがポイントだが、取材する限りはパッとしない。この馬こそ前走のようにクラスメイトのCGを用意すべきで、このあたりが最近の低迷を象徴しているといっていい。ここでは買えない。
期待度 ★☆
リプキス Please kiss me again, like this first time... (戯画)
この厩舎のキス母系(シリーズ)もこれで5代目。走ったのはキスアトだけだが、今回はその馬に係わった玉城琴也をトレーナーに起用。あてゅ・わぁくす時代は全く結果を出せなかったトレーナーだが、最近の戦績は悪くない。ただ追い切りは鈍感タイプの主人公に最初からヒロインの好感度高めという旧態前とした萌え系で、あてゅ・わぁくす時代を思わせる走り。騎手はこの母系の顔といっていいmaruiを欠いた影響はあまり感じさせないがものの、プラス材料とはなっていない。入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)
大物馬が不在となってしまったが、これまでの戦績を考えてあけいろ怪奇譚を本命に押す。トレーナーのかずきふみもこれまで全くの凡走は戯画厩舎での一走のみ。メンバーを考えれば信頼性は一番か。逆転ならメンバー中一番潜在能力を感じさせるまいてつ。一介の幼馬系でないことを証明したい。不気味なのは時計台のジャンヌ ~Jeanne à la tour d'horloge~ 。トレーナーがライアーとの係わりが不鮮明で不安なところはあるが、この血統での厩舎の強さは格別だけに素直に信用したい。メンバー的に時を紡ぐ約束も厩舎的に威張れる存在だが、トレーナー変更が気になるだけに割引。血統的にダンジョン オブ レガリアス 背徳の都イシュガリアの爆発も期待したいが、頭数的にそれほど点数は広げられないだけに絞れば上位3頭の絡みで。
2016年02月22日
ツッコミ役不在が祟ったが
前回の記事でも予想していたのですが、やはり出走取消(発売延期)が出てしまいました。
しかも、ぼくが本命に推していた乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-と面影レイルバックは5月と大幅に先延ばし。ここまで延期するということは、2月末の発売がとても間に合わないことなんてもっと早く分かっていたはずなのに、発売直前になっての発表なんてユーザーを舐めているとしか思えない・・・いや恐らくブランドにそんな意図はないのでしょうが、そう取られてもおかしくないという意味です。
これで2月のレースは無風状態になってしまったような気がします。それでも予約したゲームがあっただけまだマシなのかもしれません。先月は1本も買ってなく、何か物足りない気分だったので・・・
さて1本買ったならその分積みゲーを消化しなければならないのですが、ここのところ多忙なこともあってここ1ヵ月ほどクリアできたゲームはありませんでした。(まあ4本ほど同時進行させていたこともありますが・・・)
その同時進行させていたゲームの中から、一番最初にゴールテープを切ったのが恋春アドレセンス (Eclair)です。Eclairの処女作ですが原画やライターもこれがデビューという初物づくしの作品で、当然発売前に話題に上ることもなかった。何故このゲームを買ったのか一昨年の自分に聞いてみたいくらいで、当然崩すのも先送りだったわけですが、ただ予約特典のサントラに入っていたRita嬢が唄うOP曲がなかなかの好曲(ぼくの趣味にあっただけなのかもしれませんが)で、このOPを聴いているうちになぜかプレイしたくなってきました。
そんなわけで発売から1年余り経ってからようやく始めたのですが、プレイ当初は正直苦痛で何が面白いかサッパリ分かりませんでした。このゲームはいわゆるバカゲーに類するゲームなわけですが、そのギャグがあまりに単調なのですね。
このゲームには、バカゲーに付き物といっていい男の友人キャラというのが存在していません。その役目をヒロインを含む女性キャラが務めているのですが、これがすべて濃いキャラというかぶっちゃけ変人揃い。料理は得意だが饅頭ばかり食べている幼馴染に、兄(主人公)に横恋慕して淫液を垂れ流す妹。ペット扱いされる幽霊に、暴虐無人な姉等々これだけ濃いキャラが集まれば面白くならないわけがないと思うのですが、この作品ではこういった濃いキャラがただ力任せに暴れまわるだけで制御できていないことがギャグが空回りしてしまった理由でしょう。それにギャグがいわゆる下ネタが主で、後は幽霊である柊の成仏ネタに先輩で太めなところを気に悩む茉莉の減量ネタとバリエーションに欠けるのも単調に感じられた要因の一つです。もちろんこういった力任せのギャグも場合によってはアリだとは思うのですが、そればかりで押してこられるのはぼくの趣味ではないのです。
もちろんヒロインに汚れをさせるのがダメなんて言うつもりはありません。ヒロインをギャグメーカーにするのはアサプロの得意技で実際成功を収めていますし、上手く機能すればバカゲーとして楽しめたはずです。ただこのゲームは変人の存在が強すぎて、それに対する常識人がほとんど見当たらず、結果キャラが暴走を止められないのですね。ボケとツッコミがあってこそメリハリの付いた笑いが生まれるわけで、始終キャラがボケまくってるだけでは笑いが単調になっても当然なのです。
とここまでは貶してばかりだったのですが、実はこのゲームの対するぼくの評価はそれほど悪いものではありません。というのも単調なギャグが続くのは専ら共通ルートが主で、個別ルートに入ると単調だったギャグにメリハリが付いてきて回転が良くなってくるのです。
まあ幼馴染である叶衣ルートやいわゆる男友達的ポジションである泉ルート(と呼べるほど長くはないが)は共通ルートと大して変わりはないのですが、反面茉莉ルートの笑いの多さは出色でした。これはギャグメーカーを務めるヒロインの中で、唯一茉莉がキャラ設定に不自然さが目立たなかったことにあるのではと思っています。必要以上に自分の体型を気にして、物にならない減量ばかり挑戦している茉莉。もちろん本当にアンコ型の体型では引いてしまうのですが、腹まわりに一寸余裕がある程度なわけで、普通に考えればなぜそこまで気に病むのか不可思議なレベル。ややデフォルメされているとはいえ、こんな女性はどこにでも存在しているのではないかと思わせるのですね。そんな彼女の体重ネタは共通ルートではやり過ぎのように感じたのですが、個別ルートに入るともう一つ恋愛奥手という面も強調してきて、体重のことを言われ赤面したり拗ねたりする姿は逆に微笑ましく思うようになってきたくらいです。
もちろん個別ルートに入って笑いのバランスが程よくなったのは恐らく偶然で、恋愛描写を加えたおかげでギャグのクドさが緩和されただけとは思います。というのもライターがその気なら共通ルートでも同じようにギャグと通常状態のバランスを取れたはずですし、また正直茉莉ルートや柊ルートはともかく、レベルの高くないルートもあったりしたのもそう考える理由の一つです。ただこれがデビュー作と考えれば諸手を挙げて拍手は出来ないにしても、充分合格点は付けられるのではないかと思います。今後この路線で行くかどうかは分かりませんが、次回どれくらい進化を見せるか楽しみなブランドというのが、このゲームを終えたぼくの評価です。。
しかも、ぼくが本命に推していた乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-と面影レイルバックは5月と大幅に先延ばし。ここまで延期するということは、2月末の発売がとても間に合わないことなんてもっと早く分かっていたはずなのに、発売直前になっての発表なんてユーザーを舐めているとしか思えない・・・いや恐らくブランドにそんな意図はないのでしょうが、そう取られてもおかしくないという意味です。
これで2月のレースは無風状態になってしまったような気がします。それでも予約したゲームがあっただけまだマシなのかもしれません。先月は1本も買ってなく、何か物足りない気分だったので・・・
さて1本買ったならその分積みゲーを消化しなければならないのですが、ここのところ多忙なこともあってここ1ヵ月ほどクリアできたゲームはありませんでした。(まあ4本ほど同時進行させていたこともありますが・・・)
その同時進行させていたゲームの中から、一番最初にゴールテープを切ったのが恋春アドレセンス (Eclair)です。Eclairの処女作ですが原画やライターもこれがデビューという初物づくしの作品で、当然発売前に話題に上ることもなかった。何故このゲームを買ったのか一昨年の自分に聞いてみたいくらいで、当然崩すのも先送りだったわけですが、ただ予約特典のサントラに入っていたRita嬢が唄うOP曲がなかなかの好曲(ぼくの趣味にあっただけなのかもしれませんが)で、このOPを聴いているうちになぜかプレイしたくなってきました。
そんなわけで発売から1年余り経ってからようやく始めたのですが、プレイ当初は正直苦痛で何が面白いかサッパリ分かりませんでした。このゲームはいわゆるバカゲーに類するゲームなわけですが、そのギャグがあまりに単調なのですね。
このゲームには、バカゲーに付き物といっていい男の友人キャラというのが存在していません。その役目をヒロインを含む女性キャラが務めているのですが、これがすべて濃いキャラというかぶっちゃけ変人揃い。料理は得意だが饅頭ばかり食べている幼馴染に、兄(主人公)に横恋慕して淫液を垂れ流す妹。ペット扱いされる幽霊に、暴虐無人な姉等々これだけ濃いキャラが集まれば面白くならないわけがないと思うのですが、この作品ではこういった濃いキャラがただ力任せに暴れまわるだけで制御できていないことがギャグが空回りしてしまった理由でしょう。それにギャグがいわゆる下ネタが主で、後は幽霊である柊の成仏ネタに先輩で太めなところを気に悩む茉莉の減量ネタとバリエーションに欠けるのも単調に感じられた要因の一つです。もちろんこういった力任せのギャグも場合によってはアリだとは思うのですが、そればかりで押してこられるのはぼくの趣味ではないのです。
もちろんヒロインに汚れをさせるのがダメなんて言うつもりはありません。ヒロインをギャグメーカーにするのはアサプロの得意技で実際成功を収めていますし、上手く機能すればバカゲーとして楽しめたはずです。ただこのゲームは変人の存在が強すぎて、それに対する常識人がほとんど見当たらず、結果キャラが暴走を止められないのですね。ボケとツッコミがあってこそメリハリの付いた笑いが生まれるわけで、始終キャラがボケまくってるだけでは笑いが単調になっても当然なのです。
とここまでは貶してばかりだったのですが、実はこのゲームの対するぼくの評価はそれほど悪いものではありません。というのも単調なギャグが続くのは専ら共通ルートが主で、個別ルートに入ると単調だったギャグにメリハリが付いてきて回転が良くなってくるのです。
まあ幼馴染である叶衣ルートやいわゆる男友達的ポジションである泉ルート(と呼べるほど長くはないが)は共通ルートと大して変わりはないのですが、反面茉莉ルートの笑いの多さは出色でした。これはギャグメーカーを務めるヒロインの中で、唯一茉莉がキャラ設定に不自然さが目立たなかったことにあるのではと思っています。必要以上に自分の体型を気にして、物にならない減量ばかり挑戦している茉莉。もちろん本当にアンコ型の体型では引いてしまうのですが、腹まわりに一寸余裕がある程度なわけで、普通に考えればなぜそこまで気に病むのか不可思議なレベル。ややデフォルメされているとはいえ、こんな女性はどこにでも存在しているのではないかと思わせるのですね。そんな彼女の体重ネタは共通ルートではやり過ぎのように感じたのですが、個別ルートに入るともう一つ恋愛奥手という面も強調してきて、体重のことを言われ赤面したり拗ねたりする姿は逆に微笑ましく思うようになってきたくらいです。
もちろん個別ルートに入って笑いのバランスが程よくなったのは恐らく偶然で、恋愛描写を加えたおかげでギャグのクドさが緩和されただけとは思います。というのもライターがその気なら共通ルートでも同じようにギャグと通常状態のバランスを取れたはずですし、また正直茉莉ルートや柊ルートはともかく、レベルの高くないルートもあったりしたのもそう考える理由の一つです。ただこれがデビュー作と考えれば諸手を挙げて拍手は出来ないにしても、充分合格点は付けられるのではないかと思います。今後この路線で行くかどうかは分かりませんが、次回どれくらい進化を見せるか楽しみなブランドというのが、このゲームを終えたぼくの評価です。。
2016年02月15日
2月の発売予定表から
少頭数だった前レース(先月)と比べれば、まずまずメンバーが揃った感のある今回。人気どころがまだ正式なゲートイン(マスターアップ)を発表しておらず不鮮明なところがありますが、すべて出走してきたとして考えてみたい。人気2頭の一騎打ちムードを他の馬がどこまで覆すかが見所となりそうですが、どちらかが取消してしまうと味気ないレースとなってしまうだけに、ぜひゲートインしてもらいたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
甘えかたは彼女なりに。(戯画)
昨年の厩舎成績はサッパリで下級馬ばかり輩出してしまった戯画だが、今回は他厩舎で実績ある風間ぼなんざや竹田らをトレーナー(ライター)に招聘。今年初戦に賭ける意気込みは強い。ただ追い切りの動きはお世辞にも良いとはいえない。孤高を決め込む主人公を誘う毒舌ヒロインというスタートも惹かれるものがなく、主人公をアシスト会に誘った動機も不明。主人公の更生とか主人公の内面を買ってというような理由があればともかく、これでは血統(設定)も意味ない。騎手のきのこのみはデビュー戦のシロガネ×スピリッツ!で実績充分のかずきゆみと組んで惨敗に終わっているが、今回も同じ結果に終わりそう。
期待度 ★☆
おさこい 俺と二人の甘々ご奉仕H生活(娘娘)
ぱれっと系の萌え抜き厩舎としてデビューした娘娘だが、初戦2走目と上位に絡むまでの結果は残せず。今回は騎手に水月あるみを起用してきたが、過去起用したたまひよらと比べて実績は足りないし、トレーナーの大和亮介も一人で馬を手がけるのは初めてと不安の残る顔ぶれ。それでも動画(アニメ)を中心とした抜きに関しては上々だろうが、幼馴染二人の主人公争奪戦という血統はありがちで新鮮味は乏しく、走り(シナリオ)には期待できそうもない。変わり身よりも後退してしまう可能性が高そうだ。
期待度 ★☆
◎乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-(Navel)
いまやNavelの看板母系(シリーズ)といっていいつり乙で直仔(FD)の乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-に全妹(続編)の月に寄りそう乙女の作法2も好走。今回も当然期待充分。初代のトレーナーの真紀士は調教(シナリオ)には関わっておらず、トレーナーは東之助が担当。といっても既に東ノ助がメイントレーナーに変わっていて、こうしたトレーナー変更に関する不安はない。記者的にはヒロインとして不遇に終わったエッテの巻き返しに期待したい。ただこの母系の根幹をなす大蔵家の件は、既に使い尽くした印象が強く余力はなさそう。となると一定レベルの走りは期待できても、他馬の大駆けに屈する可能性は否定できない。それでも力は抜けているだけに、あっさり勝たれても不思議なく軸はこの馬でいいだろう。
期待度 ★★★★☆
面影レイルバック(ハイクオソフト)
毎回数度の出走取消(延期)を繰り返すハイクオソフトだけに、恐らくゲートイン(マスターアップ)はしないだろうが、出てくれば侮れない存在なのは間違いない。ハイクオの主戦騎手でありながら最近騎乗のなかったひーでが久々に手綱を握るというのも注目だ。前走はベテラン騎手の能力に頼ったが、反面この厩舎らしいところが見られなかっただけに度外視したい。ただ取材する限り、血統的に広がりが少なそうで、前走もそうだったように馬体重(容量)が足りない可能性があり、特に取消なしで出てきた場合、より不安が強くなる。追い切り(体験版)の公開がなく、正直未知数な部分が多すぎて今回出てくるなら見送りでいいだろう。
期待度 ★★☆
貸し出し妻、満里奈の"ネトラセ"報告3 CASE.元彼氏&敏感妻(アトリエさくら)
ジェントル佐々木とおんぼろ月のこの母系も今回で3頭目。最近やや目立つ馬を輩出していないだけに、NTR系専門厩舎の底力を見せて欲しいところ。今回ヒロインの相手をするのは元彼氏ということで、これまでとは違い、ヒロインが借りパクされてしまうような展開も考えられる。ただそうするとこの母系は打ち止めとなってしまう可能性は強く、そういった博打を打つかは微妙。ただ直線(ラスト)でこれまで通りの予定調和の走りとなってしまうと、凡走に終わる危険性も。取捨選択は難しいが今回は見送った方が良いかもしれない。
期待度 ★★★
△恋する乙女と守護の楯 ~薔薇の聖母~ (AXL)
AXLでは一番の人気馬だった恋する乙女と守護の楯の後継馬(続編)。父(前作)は主人公女装潜入系として考えると矛盾も多く、決してデキが良かったわけではなかったが、キャラの良さに関しては上々だった。今回も血統(設定)は中々面白そうに思わせるが、このトレーナーはそういった血統を生かせないことがほとんどだけに、大きな期待はできない。ただ今回は主人公が前作と同じで、キャラも魅力的なだけに大崩れはなさそう。久々に上位を賑わせてくるか。
期待度 ★★★☆
極煌戦姫ミストルティア(ミルフィーユ)
変身ヒロイン凌辱を得意としているミルフィーユだが、今回は横スクロールアクション系と最近ほとんど見られなくなった血統で挑む。こうした血統でカギとなるのはステージ数と難易度だが、安馬だけに前者には期待しづらい。問題は後者だが初めてのアクション系なだけに、最初から専門厩舎と同じようなデキを期待するのは厳しいか。ただそれよりも敵キャラのデザインがパッとしないのは気になる。ヒロイン凌辱が見所の厩舎で敵に光るところがないのは寂しくここは見送りか。
期待度 ★★☆
催眠クラス WONDERFUL 女子全員、知らないうちにまた妊娠してました(OLE-M)
前走の催眠クラス ~女子全員、知らないうちに妊娠してました~はこの厩舎にしては上々の走り。今回はその全妹(続編)が出走。騎手はメイビー時代から所属しているベテランの望月望だが、最近はやや騎乗が派手になってきたのが気になる。それでも乳メインの催眠バカ系と考えれば、手は合っているといえる。動画も定評のあるテックアニメで抜きに関しての質は高い。といっても好走実績のない厩舎の馬を、この程度の材料で狙うのは勇気がいるのは確か。よほど前崩れの展開にならなければこの馬まで出番は回ってこないか。
期待度 ★★☆
〇罪ノ光ランデヴー(minori)
最近エロにやや比重を置きつつあるという印象のminoriだが、前走のソレヨリノ前奏詩は流石の走りだった。今回はスタッフの陣容はそのままにトレーナーにCabbitで活躍した御厨みくりを加えて強化された印象。そして注目された追い切りは上々で、実戦での走りに期待を持たせる内容。ヒロイン萌えに関して若干不足している気がしないでもないが、萌え一本で勝負するタイプではなく不安は小さい。後は純粋ハッピーエンドにはなりにくい脚質だけに、直線で伸び悩む可能性があるくらい。この相手でも十分勝ち負けを争える能力を持っていると見た。
期待度 ★★★★☆
鉄と裸 (つるみく)
過去数度取消(延期)を繰り返した馬だがようやくゲートイン(マスターアップ)。凌辱系厩舎の中では異系血統を走らせるつるみくだが、ファンタジー系凌辱というのは珍しく、その分仕上げに時間が掛かったのかもしれない。ファンタジーであるがヒロインにエルフや獣人は不在で、魔装具と呼ばれる騎士の鎧を使って王女や騎士といったヒロインを籠絡させるという捻った血統。ただ以前のつるみくで見られたようなハード凌辱は最近見られなくなってきて、それにつれて競走成績も目立たなくなっている。巻き返しに期待したいところだが、厩舎を取材する限りは鉄仮面を被ったヒロインは不在で、魔装具は媚薬や催眠術のような単なるギミックとなってしまいそうな雰囲気。これでは大きな変わり身は期待しづらい。
期待度 ★★
▲ノラと皇女と野良猫ハート(HARUKAZE)
デビュー戦の らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE! が、着順以上の内容だったHARUKAZEの2戦目。初戦から間隔が開いてしまっただけに、どの程度上積みがあるか心配されたが、追い切りを見る限り勢いある走りは健在。デビュー戦はバカ風味が強かったが、さすがにその点はやや薄めにして、萌えを合わせてより人口に膾炙する内容に仕上げてきた印象。追い切りの内容から当然前進を見込むが、デビュー戦がそうだったように直線に入って脚が止まらないか心配はある。それでも一介の穴馬以上の魅力を秘めるのは確か。不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★
ハプニングLOVE!!(つみきそふと)
つみきそふとのデビュー戦は不器用少女たちとのラブハプニングを軸にした血統。競馬(エロゲー)界的お約束をテーマにした馬は古くはお約束LOVEがあるが、厩舎を取材した感触ではこの馬はどちらかというと不器用少女との交流がメインで、馬名(タイトル)にあるハプニングは副となると予想。いずれにしてもおとなり恋戦争!でトレーナーとして中央(商業)デビューを果たした神無がどこまでこの馬を仕上げられるかだが、その成績を見る限り不安しか残らない。毛色(CG)は悪くなく萌え抜きを全面に打ち出せば悪くなさそうだが、上位に食い込める可能性は低いか。
期待度 ★★
△ハーレムゲーム ~俺はコレのおかげでエロゲーの主人公になれました!~(INTERHEART)
最近好結果を出しているインターハートのバカ系血統だが、空回りした走りでなくしっかり狙って笑いを取ってくるのは好印象。今回も馬名がいかにもバカ系といった趣で、トレーナーが十全なだけに今回も笑いについては期待できるだろう。騎手はお嬢様はカタイのがお好き! でコンビを組んだ了藤誠仁で、抜きにも充分期待できそうな雰囲気。巨乳ヒロインばかりというのは若干気になるが、気楽に走れば大駆けも。
期待度 ★★★☆
△放課後3 ~狙われた純潔~(BISHOP)
学園凌辱を得意とするBISHOPの最新馬。馬名は変わっても内容はほぼ同じというBISHOPで、今回も主人公を見る限り天然バカ風味が漂っている。騎手は主戦の水島☆多也 で変わりないが、脇に控えるのが嘉臥深でなく、梅鳥うりりになったのがどう影響するか。それでも抜きに関しては上級レベルの厩舎だけに、裏切られる心配は少ない。凌辱といってもハードでなく、すぐに和姦となってしまうのがBISHOP流で、今回も持ち時計どおりの堅実な走りはしてくれそう。後は相手関係だけで、今回は上位に食い込むにはやや厳しいが、時計の掛かる展開なら。
期待度 ★★★
間宮くんちの五つ子事情(CUBE)
デビュー戦の夏の雨以降は入着一杯といった成績が続くCUBEで、以前走り期待ほど走れなかった倉野くんちのふたご事情の後継。今回は五つ子という血統だが、前回も姉3人妹2人で家庭内恋愛という点では変わりない。となると変わり身要素はほとんどなさそうだが、唯一プラス材料となりそうなのは異分子である莉里香の存在。このお嬢さまがどこまで間宮家に波紋を投げかけるかが好走へのカギとなりそう。ただそういった要素があまり生かしきれていないのが最近のCUFFS・CUBE系で、善悪はともかく往年のF&Cの流れを一番汲んでいる厩舎という感がしてならず、そこが善戦どまりで終わる要因。今回も馬券に絡むまでの期待は難しいか。
期待度 ★★☆
△LOVEトレ エッチな恋愛トレーニング(アトリエかぐや)
有栖川千里からアトリエかぐやの動画系を受け継いだyoppyだが、前回騎乗の姉と幼なじみは中がイイ! を見る限り、手の内に入れたようだ。今回は年上ヒロインが主人公にHの手ほどきをするというこの厩舎の定番といえる血統。堅実に走るかぐやの馬だが、反面上級馬が少ないのが悩みでこの馬も持ち時計なりには走れるだろうが、それ以上の期待となると厳しい。それでも動画系はかぐやでは一番走れているだけに、人気馬が総崩れするなら浮上の場面も。
期待度 ★★★
ワールド・エレクション(Whirlpool)
最近の成績から存在感を無くしつつあるWhirlpoolの最新馬。一時主戦トレーナーを務めていた大三元に変えて、七烏未奏らに調教を委ねてきたが結果は出ていない。今回はPRIMAL×HEARTS2でそこそこ結果を出した近江谷宥 を起用。不振続きだったSugar potでも結果を出したように、まずまず期待できそうな雰囲気。ただ追い切りはその期待感を萎ませるもの。血統を見た限りは面白そうに思えたが、生徒会選挙に立候補しようとする主人公にカリスマ性が感じられず罵倒されるだけいうのではどうしようもない。てんまそと水鏡ますずというWhirlpoolが誇る主戦騎手2人を同時起用した意気込みは買えるが、追い切りがこれでは手は出しづらい。見送りでいいだろう。
期待度 ★★
(本紙の見解)厩舎の実績や能力を考えれば、人気2頭の一騎打ちムード。人気馬の後継ということもあって乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-上位の見立てだが、追い切りの動きが良かった罪ノ光ランデヴーも殆ど差はない。その人気2頭に続くのがノラと皇女と野良猫ハートだが、癖のある血統だけに強く推すにはやや不安。AXL所属で人気を博した父の後継である恋する乙女と守護の楯 ~薔薇の聖母~も不気味な存在だが、まともに勝負したら分が悪いだけに勝つには相当時計を詰めてこないと苦しい。人気馬が総崩れしたときは抜き系のLOVEトレ エッチな恋愛トレーニングあたりの出番があるかもしれないが、それより穴で狙うなら気楽に走れそうなハーレムゲーム ~俺はコレのおかげでエロゲーの主人公になれました!~だろう。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
甘えかたは彼女なりに。(戯画)
昨年の厩舎成績はサッパリで下級馬ばかり輩出してしまった戯画だが、今回は他厩舎で実績ある風間ぼなんざや竹田らをトレーナー(ライター)に招聘。今年初戦に賭ける意気込みは強い。ただ追い切りの動きはお世辞にも良いとはいえない。孤高を決め込む主人公を誘う毒舌ヒロインというスタートも惹かれるものがなく、主人公をアシスト会に誘った動機も不明。主人公の更生とか主人公の内面を買ってというような理由があればともかく、これでは血統(設定)も意味ない。騎手のきのこのみはデビュー戦のシロガネ×スピリッツ!で実績充分のかずきゆみと組んで惨敗に終わっているが、今回も同じ結果に終わりそう。
期待度 ★☆
おさこい 俺と二人の甘々ご奉仕H生活(娘娘)
ぱれっと系の萌え抜き厩舎としてデビューした娘娘だが、初戦2走目と上位に絡むまでの結果は残せず。今回は騎手に水月あるみを起用してきたが、過去起用したたまひよらと比べて実績は足りないし、トレーナーの大和亮介も一人で馬を手がけるのは初めてと不安の残る顔ぶれ。それでも動画(アニメ)を中心とした抜きに関しては上々だろうが、幼馴染二人の主人公争奪戦という血統はありがちで新鮮味は乏しく、走り(シナリオ)には期待できそうもない。変わり身よりも後退してしまう可能性が高そうだ。
期待度 ★☆
◎乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-(Navel)
いまやNavelの看板母系(シリーズ)といっていいつり乙で直仔(FD)の乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-に全妹(続編)の月に寄りそう乙女の作法2も好走。今回も当然期待充分。初代のトレーナーの真紀士は調教(シナリオ)には関わっておらず、トレーナーは東之助が担当。といっても既に東ノ助がメイントレーナーに変わっていて、こうしたトレーナー変更に関する不安はない。記者的にはヒロインとして不遇に終わったエッテの巻き返しに期待したい。ただこの母系の根幹をなす大蔵家の件は、既に使い尽くした印象が強く余力はなさそう。となると一定レベルの走りは期待できても、他馬の大駆けに屈する可能性は否定できない。それでも力は抜けているだけに、あっさり勝たれても不思議なく軸はこの馬でいいだろう。
期待度 ★★★★☆
面影レイルバック(ハイクオソフト)
毎回数度の出走取消(延期)を繰り返すハイクオソフトだけに、恐らくゲートイン(マスターアップ)はしないだろうが、出てくれば侮れない存在なのは間違いない。ハイクオの主戦騎手でありながら最近騎乗のなかったひーでが久々に手綱を握るというのも注目だ。前走はベテラン騎手の能力に頼ったが、反面この厩舎らしいところが見られなかっただけに度外視したい。ただ取材する限り、血統的に広がりが少なそうで、前走もそうだったように馬体重(容量)が足りない可能性があり、特に取消なしで出てきた場合、より不安が強くなる。追い切り(体験版)の公開がなく、正直未知数な部分が多すぎて今回出てくるなら見送りでいいだろう。
期待度 ★★☆
貸し出し妻、満里奈の"ネトラセ"報告3 CASE.元彼氏&敏感妻(アトリエさくら)
ジェントル佐々木とおんぼろ月のこの母系も今回で3頭目。最近やや目立つ馬を輩出していないだけに、NTR系専門厩舎の底力を見せて欲しいところ。今回ヒロインの相手をするのは元彼氏ということで、これまでとは違い、ヒロインが借りパクされてしまうような展開も考えられる。ただそうするとこの母系は打ち止めとなってしまう可能性は強く、そういった博打を打つかは微妙。ただ直線(ラスト)でこれまで通りの予定調和の走りとなってしまうと、凡走に終わる危険性も。取捨選択は難しいが今回は見送った方が良いかもしれない。
期待度 ★★★
△恋する乙女と守護の楯 ~薔薇の聖母~ (AXL)
AXLでは一番の人気馬だった恋する乙女と守護の楯の後継馬(続編)。父(前作)は主人公女装潜入系として考えると矛盾も多く、決してデキが良かったわけではなかったが、キャラの良さに関しては上々だった。今回も血統(設定)は中々面白そうに思わせるが、このトレーナーはそういった血統を生かせないことがほとんどだけに、大きな期待はできない。ただ今回は主人公が前作と同じで、キャラも魅力的なだけに大崩れはなさそう。久々に上位を賑わせてくるか。
期待度 ★★★☆
極煌戦姫ミストルティア(ミルフィーユ)
変身ヒロイン凌辱を得意としているミルフィーユだが、今回は横スクロールアクション系と最近ほとんど見られなくなった血統で挑む。こうした血統でカギとなるのはステージ数と難易度だが、安馬だけに前者には期待しづらい。問題は後者だが初めてのアクション系なだけに、最初から専門厩舎と同じようなデキを期待するのは厳しいか。ただそれよりも敵キャラのデザインがパッとしないのは気になる。ヒロイン凌辱が見所の厩舎で敵に光るところがないのは寂しくここは見送りか。
期待度 ★★☆
催眠クラス WONDERFUL 女子全員、知らないうちにまた妊娠してました(OLE-M)
前走の催眠クラス ~女子全員、知らないうちに妊娠してました~はこの厩舎にしては上々の走り。今回はその全妹(続編)が出走。騎手はメイビー時代から所属しているベテランの望月望だが、最近はやや騎乗が派手になってきたのが気になる。それでも乳メインの催眠バカ系と考えれば、手は合っているといえる。動画も定評のあるテックアニメで抜きに関しての質は高い。といっても好走実績のない厩舎の馬を、この程度の材料で狙うのは勇気がいるのは確か。よほど前崩れの展開にならなければこの馬まで出番は回ってこないか。
期待度 ★★☆
〇罪ノ光ランデヴー(minori)
最近エロにやや比重を置きつつあるという印象のminoriだが、前走のソレヨリノ前奏詩は流石の走りだった。今回はスタッフの陣容はそのままにトレーナーにCabbitで活躍した御厨みくりを加えて強化された印象。そして注目された追い切りは上々で、実戦での走りに期待を持たせる内容。ヒロイン萌えに関して若干不足している気がしないでもないが、萌え一本で勝負するタイプではなく不安は小さい。後は純粋ハッピーエンドにはなりにくい脚質だけに、直線で伸び悩む可能性があるくらい。この相手でも十分勝ち負けを争える能力を持っていると見た。
期待度 ★★★★☆
鉄と裸 (つるみく)
過去数度取消(延期)を繰り返した馬だがようやくゲートイン(マスターアップ)。凌辱系厩舎の中では異系血統を走らせるつるみくだが、ファンタジー系凌辱というのは珍しく、その分仕上げに時間が掛かったのかもしれない。ファンタジーであるがヒロインにエルフや獣人は不在で、魔装具と呼ばれる騎士の鎧を使って王女や騎士といったヒロインを籠絡させるという捻った血統。ただ以前のつるみくで見られたようなハード凌辱は最近見られなくなってきて、それにつれて競走成績も目立たなくなっている。巻き返しに期待したいところだが、厩舎を取材する限りは鉄仮面を被ったヒロインは不在で、魔装具は媚薬や催眠術のような単なるギミックとなってしまいそうな雰囲気。これでは大きな変わり身は期待しづらい。
期待度 ★★
▲ノラと皇女と野良猫ハート(HARUKAZE)
デビュー戦の らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE! が、着順以上の内容だったHARUKAZEの2戦目。初戦から間隔が開いてしまっただけに、どの程度上積みがあるか心配されたが、追い切りを見る限り勢いある走りは健在。デビュー戦はバカ風味が強かったが、さすがにその点はやや薄めにして、萌えを合わせてより人口に膾炙する内容に仕上げてきた印象。追い切りの内容から当然前進を見込むが、デビュー戦がそうだったように直線に入って脚が止まらないか心配はある。それでも一介の穴馬以上の魅力を秘めるのは確か。不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★
ハプニングLOVE!!(つみきそふと)
つみきそふとのデビュー戦は不器用少女たちとのラブハプニングを軸にした血統。競馬(エロゲー)界的お約束をテーマにした馬は古くはお約束LOVEがあるが、厩舎を取材した感触ではこの馬はどちらかというと不器用少女との交流がメインで、馬名(タイトル)にあるハプニングは副となると予想。いずれにしてもおとなり恋戦争!でトレーナーとして中央(商業)デビューを果たした神無がどこまでこの馬を仕上げられるかだが、その成績を見る限り不安しか残らない。毛色(CG)は悪くなく萌え抜きを全面に打ち出せば悪くなさそうだが、上位に食い込める可能性は低いか。
期待度 ★★
△ハーレムゲーム ~俺はコレのおかげでエロゲーの主人公になれました!~(INTERHEART)
最近好結果を出しているインターハートのバカ系血統だが、空回りした走りでなくしっかり狙って笑いを取ってくるのは好印象。今回も馬名がいかにもバカ系といった趣で、トレーナーが十全なだけに今回も笑いについては期待できるだろう。騎手はお嬢様はカタイのがお好き! でコンビを組んだ了藤誠仁で、抜きにも充分期待できそうな雰囲気。巨乳ヒロインばかりというのは若干気になるが、気楽に走れば大駆けも。
期待度 ★★★☆
△放課後3 ~狙われた純潔~(BISHOP)
学園凌辱を得意とするBISHOPの最新馬。馬名は変わっても内容はほぼ同じというBISHOPで、今回も主人公を見る限り天然バカ風味が漂っている。騎手は主戦の水島☆多也 で変わりないが、脇に控えるのが嘉臥深でなく、梅鳥うりりになったのがどう影響するか。それでも抜きに関しては上級レベルの厩舎だけに、裏切られる心配は少ない。凌辱といってもハードでなく、すぐに和姦となってしまうのがBISHOP流で、今回も持ち時計どおりの堅実な走りはしてくれそう。後は相手関係だけで、今回は上位に食い込むにはやや厳しいが、時計の掛かる展開なら。
期待度 ★★★
間宮くんちの五つ子事情(CUBE)
デビュー戦の夏の雨以降は入着一杯といった成績が続くCUBEで、以前走り期待ほど走れなかった倉野くんちのふたご事情の後継。今回は五つ子という血統だが、前回も姉3人妹2人で家庭内恋愛という点では変わりない。となると変わり身要素はほとんどなさそうだが、唯一プラス材料となりそうなのは異分子である莉里香の存在。このお嬢さまがどこまで間宮家に波紋を投げかけるかが好走へのカギとなりそう。ただそういった要素があまり生かしきれていないのが最近のCUFFS・CUBE系で、善悪はともかく往年のF&Cの流れを一番汲んでいる厩舎という感がしてならず、そこが善戦どまりで終わる要因。今回も馬券に絡むまでの期待は難しいか。
期待度 ★★☆
△LOVEトレ エッチな恋愛トレーニング(アトリエかぐや)
有栖川千里からアトリエかぐやの動画系を受け継いだyoppyだが、前回騎乗の姉と幼なじみは中がイイ! を見る限り、手の内に入れたようだ。今回は年上ヒロインが主人公にHの手ほどきをするというこの厩舎の定番といえる血統。堅実に走るかぐやの馬だが、反面上級馬が少ないのが悩みでこの馬も持ち時計なりには走れるだろうが、それ以上の期待となると厳しい。それでも動画系はかぐやでは一番走れているだけに、人気馬が総崩れするなら浮上の場面も。
期待度 ★★★
ワールド・エレクション(Whirlpool)
最近の成績から存在感を無くしつつあるWhirlpoolの最新馬。一時主戦トレーナーを務めていた大三元に変えて、七烏未奏らに調教を委ねてきたが結果は出ていない。今回はPRIMAL×HEARTS2でそこそこ結果を出した近江谷宥 を起用。不振続きだったSugar potでも結果を出したように、まずまず期待できそうな雰囲気。ただ追い切りはその期待感を萎ませるもの。血統を見た限りは面白そうに思えたが、生徒会選挙に立候補しようとする主人公にカリスマ性が感じられず罵倒されるだけいうのではどうしようもない。てんまそと水鏡ますずというWhirlpoolが誇る主戦騎手2人を同時起用した意気込みは買えるが、追い切りがこれでは手は出しづらい。見送りでいいだろう。
期待度 ★★
(本紙の見解)厩舎の実績や能力を考えれば、人気2頭の一騎打ちムード。人気馬の後継ということもあって乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque-上位の見立てだが、追い切りの動きが良かった罪ノ光ランデヴーも殆ど差はない。その人気2頭に続くのがノラと皇女と野良猫ハートだが、癖のある血統だけに強く推すにはやや不安。AXL所属で人気を博した父の後継である恋する乙女と守護の楯 ~薔薇の聖母~も不気味な存在だが、まともに勝負したら分が悪いだけに勝つには相当時計を詰めてこないと苦しい。人気馬が総崩れしたときは抜き系のLOVEトレ エッチな恋愛トレーニングあたりの出番があるかもしれないが、それより穴で狙うなら気楽に走れそうなハーレムゲーム ~俺はコレのおかげでエロゲーの主人公になれました!~だろう。
2016年01月23日
1月の発売予定表から
今年の最初を飾る第1R(月)ですが、予想どおり頭数が揃わず寂しいレースとなってしまいそう。それでも著名厩舎からの出走があって、勝ち時計自体は遅くならずレベルの高い争いが見られることを期待したいもの。ただ頭数が少ないだけに点数を広げすぎるとガミを食らう可能性は高い。1~2点勝負でバッチリ決めてみたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アンゲネームプラッツ(HexenHaus)
厩舎(ブランド)開設しての2戦はいいところなしというHexenHausの最新馬。トレーナー(ライター)の望月JETと神野マサキのコンビはこの厩舎だけでなくPeasSoftでも出走馬を手がけているが結果を出していない。学内カフェというコンセプトはありがちだが、それを部活動で行うとなるとそれなりの説得力が必要。といっても主人公に女装させるという発端からしてお察しレベル。流され系主人公と強気メインヒロインという組み合わせは悪くないが、他に腹黒タイプのヒロインが多めというのも気になる点。今回も大きな期待は出来そうもないか。
期待度 ★☆
カスタムメイド3D2+(KISS)
近走目立った成績がなかったKISS厩舎が久々に送り出した上級馬がカスタムメイド3D2 だったが、今回はその直仔(FD)が出走する。昨年10月出走した全兄はほぼ顔見せに終わってしまったが馬体の内容から考えれば仕方がないところ。今回はそれと比べれば上積みはありそう。走り(シナリオ)に内容がないのは父(本編)も同じだっただけに不安はない。後は新たに追加されたメイドバトルや新規追加プレイのデキ次第。といってもこの厩舎の直仔は数多く出走させすぎて好成績に繋がっていない。メンバーが軽いとはいえ勝つまでの期待はどうか。
期待度 ★★☆
▲GEARS of DRAGOON2 ~黎明のフラグメンツ~ (NineTail)
DualTail&NineTailの所属馬にしては物足りない成績に終わった父(本編)だったが、RPG部分の評価は悪くはなかった。今回はそのRPG部分を進化させてきたと厩舎は自信を持つ。この厩舎だけに自由度はそのままに幅広い難易度を搭載することによって、長距離をこなすスタミナは十分持っているだろう。あとは走り(シナリオ)が足を引っ張らないかどうかだけ。今回父と比べるとトレーナーを総入れ替えしてきたが、この厩舎で実績あるあくまっこはまずまず信頼できるものの、他の2人は実績的に不安が多い。それでもこのメンバー相手なら確実に上位へ食い込んできそうだで、単穴以下には落とせない。
期待度 ★★★☆
恋のハニトー ~えっちで甘いハニートラップ~ (WHITESOFT-ALBINO)
その血統(設定)から人気を集めながらも、その能力を生かしきれずに凡走というケースが多いWHITESOFTの姉妹厩舎が開業。本家はミヤスリサら渋い騎手人選をしてきたが、今回は別路線(ラノベ)で活躍するシロガネヒナを起用とやや傾向が違っている。馬名(タイトル)を見る限り、これまでの走り(シナリオ)重視でなくエロ重視の作戦だろうが、これまでエロ薄傾向の所属馬が多かったWHITESOFTだけに、この方針変更は違和感が多い。トレーナーも本家のさくらシンクロニシティでサブを務めた聖兎月で実績も乏しく、不安ばかりが先立つ。追い切り(体験版)も目立つところがないだけに、見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
光翼戦姫エクスティアII (Lusterise)
変身ヒロイン凌辱と純愛のニックスといえば超昂天使エスカレイヤーという名馬がいるが、他に成功した馬となるとすぐには思い出せない。この馬の全兄(前作)は善戦までだっただけに、そこからどこまで変わり身を見せるかがカギ。プラス要素は追加ヒロインだが、いくら正義のためとはいえ複数のヒロインとHするのが純愛とどう結びつけるのかが問題。うまく嵌れば好走もあるだろうが、違和感となってしまえば凡走となってしまいそう。トレーナーがそこそこ変身ヒロイン系を手がけているのはプラスだが、あくまで凌辱メインでの実績。やはり期待よりも不安が大きい。
期待度 ★★
戦御村正 -剣の凱歌- (げーせん18)
これまで三国志や日本の戦国時代といった血統のSLG馬を出走させてきたげーせん18だが、今回新たな血統で挑む一戦。ウォーゲームを思わせるヘックスのマップに兵器を生産して敵根拠地を占領していくという件は大戦略を思わせるが、システムソフトと繋がりがあることを考えれば、ゲーム的にはそれほど悪い仕上がりにはならないと予想。ただウォーゲームのように実在の国家が登場するのでなく仮想国家や戦史という点で、最初からファンの脳内補完に頼りきりになるというのはマイナス点。登場ヒロインも実在でないだけにトレーナーの手腕も重要となるがそれも未公開と未知数な部分が多すぎる。初戦からきっちり仕上げてくる厩舎でないだけに一走目は静観するのが妥当か。
期待度 ★★
〇妻みぐい3(アリスソフト)
アリスソフトの抜き系馬としていまだ記憶に残る妻みぐいが10年の時を経て後継馬(続編)が登場。騎手は当時所属騎手だったフリーのちょも山(黒田晶見)を招聘したというのもオールドファンにとっては嬉しい点で、騎手の持ち味である年上人妻ヒロインの魅力が堪能できそう。父の妻みぐい2はNTR展開があり一部ファンには不評だったが、今回は純愛とNTRという二つの展開が楽しめる上に、寝取りを狙う男共と手練手管を駆使してのバトルがいかにもバカっぽくて面白い。これならNTRアレルギーのファンにも受け入れられそう。最近アリスソフトの馬たちの成績が上がっているのも心強い。今回のメンバー相手なら充分勝負になりそうだ。
期待度 ★★★☆
◎凍京NECRO (NitroPlus)
挑戦的な馬を次々と送り出すニトロプラスがおよそ3年ぶりに新馬を出走させる。別路線での仕事も多い深見真の生産馬(原案)にメイントレーナーの下倉バイオが調教を担当。最近はNATORI烏賊とのコンビで抜き系の馬への騎乗が多かった大崎シンヤが月光のカルネヴァーレ 以来久々に下倉バイオとコンビを組むなど注目点は多い。追い切りは戦闘シーンが主で肝心の走りは目立つところがなかったが、バトルに力を置いた仕上げはいかにもこの厩舎らしい。後は魅力ある人物がどのように描かれていくかだが、世界観が今ひとつ不鮮明でそのあたりがおざなりだと折角の技術も宝の持ち腐れになってしまう可能性も。ただそこは実績のある厩舎だけにそこまで酷くはならない筈。このメンバー相手なら直線あっさり抜け出してきそう。
期待度 ★★★★
蜥蜴の尻尾切り ~切れないしっぽ~(CYCLET)
昨年のメインレース(11月)に出走した蜥蜴の尻尾切りから早くも直仔(FD)が登場。当面インターネット(ダウンロード)専売ということもあって、本賞金(データ数)不足となってしまうのが気がかりで、父(本編)も好走したものの本賞金は多くなく現実的に馬券に絡むのは難しそう。それでも父のファンにしては同血統で別のヒロイン相手にどのような走りが展開されるか興味は尽きない。着順や走破時計は別としてどのような競走を見せるか注目して見てみたい。
期待度 ★★
働くオトナの恋愛事情 (あかべぇそふとすりぃ)
デビュー戦のできない私が、くり返す。でなかなかの結果を出したトレーナー中島大河だが、今回は一転大人の恋愛をテーマに挑む。学園萌え系が主体の競馬(エロゲー)界において、社会人の恋愛関係を面に押し出す血統は珍しい。騎手は前走でもコンビを組んだ秋空もみぢで、大人の女性を描くという点ではミスチョイスに思えるが、一介の抜き系ではなさそうで不安は小さい。ただ大人の恋愛というコンセプトは悪くないが、ヒロイン連がどうもアクが強いのが気になる。大人だからこそホッとできるヒロインが必要という思考も必要で、そのあたりの柔軟性が乏しいようだと走りにも影響してしまいそう。もう一つ気になるのが直前厩舎から発表されたアクチ実装。これまでこうした経緯を持つ馬はことごとく凡走しているだけにここは割り引いて考えたい。
期待度 ★★☆
はにかみCLOVER (すたじお緑茶)
登録しては出走取消(延期)を繰り返すのが定番のすたじお緑茶が珍しく最初の発表どおりゲートインさせてきた。普通ならプラス材料と考えたいところだが、過去同じケースで取消なく出走した祝福の鐘の音は、桜色の風と共にが馬体重(内容)不足でいいところがなかっただけに逆に不安だ。血統は意外にもエロ寄りでライターの能力が未知数なだけに仕方のない面はあるが、多少はシリアスなところも見せないと再び内容のない走りとなってしまいそう。この厩舎だけに騎手の手腕には問題ないし、萌えに専念すればそれなりに走れそうだが、今回は不安材料が多すぎて買えない。
期待度 ★★
らぶ撮りハレーション (裸足少女)
明るい抜き系としてまずまずの成績を残す裸足少女の最新馬。前走は残念な結果に終わったが、アクセントで加えたSLG部分が逆に嫌われたのかもしれない。今回は別路線(ラノベ)でも活躍するごばんを起用。肉感ある馬体が特長の厩舎だけにこの起用は当たりそう。コスプレHが見所となりそうでエロにも期待できそうだが、前走同様脚元(システム)が面倒となると抜きに期待するファンに嫌われる可能性もありそう。ただ今回は厩舎もお手軽仕様と謳うだけにそこは改善してくると予想。まともな走りに期待するのは難しそうだが、メンバーが軽いだけに時計が掛かる展開なら。
期待度 ★★☆
△らぶきゅばす! ~おんなのこあくま♀♂おとこのこあくま~ (CuteRush)
出走数こそ少ないものの安定感ある走りに定評のあるデジタルキュートに姉妹厩舎が誕生。ただ本家の主戦騎手であるこうぐちもとは騎乗せず、トレーナーも不条理な走りに定評ある嘘屋 佐々木酒人と本家とは馬の雰囲気が変わってきそうで、どのような競走を見せるか不鮮明。血統は淫魔姉弟に人間のヒロインと主人公が繰り広げるコメディ。腹に一物持つヒロインが主人公を出し抜こうと企てるというのはトレーナーの得意とする血統(設定)。安馬(低価格)ながら不気味な存在に思える。後はトレーナーが趣味にこだわり暴走してしまわないかどうかだけ。いくら切れのいい変化球を投げても、ストライクゾーンを大きく外すようではバットを振ってくれない。その点は気がかりだが、思い切って穴で狙ってみる価値はありそうだ。
期待度 ★★★
LOVEREC. -ミニシアターズ- (ALcot)
これまで直仔(FD)を数多く出走させているALcot厩舎だが、姉妹厩舎のハニカムほど所属馬が成功していないだけに、成績の方もそれに準じたものとなっている。父(本編)は出走前にハニカム色が強いと言われてきたが、レースでは案外。凡走原因を作ったのは主人公のダメさで、カメラにこだわりを持つといえば印象が良いが、あまりに変人色が強すぎた。今回の直仔は定番のヒロインアフターに、ウリの一つだった妄想RECモードのアペンドデータ。ALcot厩舎の過去の所属馬のデータが付くというのが魅力だが、妄想RECモード自体ほとんど話題に上らなかっただけにそれほどの上積みはなさそう。大きな期待はしづらいというのが正直なところだ。
期待度 ★★
(本紙の見解)
頭数が揃わず寂しい一戦。ここなら凍京NECRO (NitroPlus)の実績に期待したい。この厩舎の特徴である思い切った挑戦が裏目に出てしまう可能性があるのは否めないが、元々ハードボイルドで定評のある厩舎。余所とは違う燃えを見せてくれそうだ。過去の名馬の名を冠す妻みぐい3(アリスソフト)も不気味な存在。厩舎を離れフリーになってから騎乗馬に恵まれない黒田晶見が、出身厩舎からの依頼に燃えていそう。抜きには定評があるだけに不気味だ。父の成績が案外だったGEARS of DRAGOON2 ~黎明のフラグメンツ~ (NineTail)だが、トレーナーの顔ぶれを一新し新味を出してきそう。潜在能力は高いだけに変わり身は十分ありえる。人気になりそうな働くオトナの恋愛事情 (あかべぇそふとすりぃ) はマイナス材料が多くこの3頭には遠く及ばない。あえて穴で狙うなら、凡走の可能性が強い反面、大駆けの可能性もあるらぶきゅばす! ~おんなのこあくま♀♂おとこのこあくま~ (CuteRush)の一発か。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アンゲネームプラッツ(HexenHaus)
厩舎(ブランド)開設しての2戦はいいところなしというHexenHausの最新馬。トレーナー(ライター)の望月JETと神野マサキのコンビはこの厩舎だけでなくPeasSoftでも出走馬を手がけているが結果を出していない。学内カフェというコンセプトはありがちだが、それを部活動で行うとなるとそれなりの説得力が必要。といっても主人公に女装させるという発端からしてお察しレベル。流され系主人公と強気メインヒロインという組み合わせは悪くないが、他に腹黒タイプのヒロインが多めというのも気になる点。今回も大きな期待は出来そうもないか。
期待度 ★☆
カスタムメイド3D2+(KISS)
近走目立った成績がなかったKISS厩舎が久々に送り出した上級馬がカスタムメイド3D2 だったが、今回はその直仔(FD)が出走する。昨年10月出走した全兄はほぼ顔見せに終わってしまったが馬体の内容から考えれば仕方がないところ。今回はそれと比べれば上積みはありそう。走り(シナリオ)に内容がないのは父(本編)も同じだっただけに不安はない。後は新たに追加されたメイドバトルや新規追加プレイのデキ次第。といってもこの厩舎の直仔は数多く出走させすぎて好成績に繋がっていない。メンバーが軽いとはいえ勝つまでの期待はどうか。
期待度 ★★☆
▲GEARS of DRAGOON2 ~黎明のフラグメンツ~ (NineTail)
DualTail&NineTailの所属馬にしては物足りない成績に終わった父(本編)だったが、RPG部分の評価は悪くはなかった。今回はそのRPG部分を進化させてきたと厩舎は自信を持つ。この厩舎だけに自由度はそのままに幅広い難易度を搭載することによって、長距離をこなすスタミナは十分持っているだろう。あとは走り(シナリオ)が足を引っ張らないかどうかだけ。今回父と比べるとトレーナーを総入れ替えしてきたが、この厩舎で実績あるあくまっこはまずまず信頼できるものの、他の2人は実績的に不安が多い。それでもこのメンバー相手なら確実に上位へ食い込んできそうだで、単穴以下には落とせない。
期待度 ★★★☆
恋のハニトー ~えっちで甘いハニートラップ~ (WHITESOFT-ALBINO)
その血統(設定)から人気を集めながらも、その能力を生かしきれずに凡走というケースが多いWHITESOFTの姉妹厩舎が開業。本家はミヤスリサら渋い騎手人選をしてきたが、今回は別路線(ラノベ)で活躍するシロガネヒナを起用とやや傾向が違っている。馬名(タイトル)を見る限り、これまでの走り(シナリオ)重視でなくエロ重視の作戦だろうが、これまでエロ薄傾向の所属馬が多かったWHITESOFTだけに、この方針変更は違和感が多い。トレーナーも本家のさくらシンクロニシティでサブを務めた聖兎月で実績も乏しく、不安ばかりが先立つ。追い切り(体験版)も目立つところがないだけに、見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
光翼戦姫エクスティアII (Lusterise)
変身ヒロイン凌辱と純愛のニックスといえば超昂天使エスカレイヤーという名馬がいるが、他に成功した馬となるとすぐには思い出せない。この馬の全兄(前作)は善戦までだっただけに、そこからどこまで変わり身を見せるかがカギ。プラス要素は追加ヒロインだが、いくら正義のためとはいえ複数のヒロインとHするのが純愛とどう結びつけるのかが問題。うまく嵌れば好走もあるだろうが、違和感となってしまえば凡走となってしまいそう。トレーナーがそこそこ変身ヒロイン系を手がけているのはプラスだが、あくまで凌辱メインでの実績。やはり期待よりも不安が大きい。
期待度 ★★
戦御村正 -剣の凱歌- (げーせん18)
これまで三国志や日本の戦国時代といった血統のSLG馬を出走させてきたげーせん18だが、今回新たな血統で挑む一戦。ウォーゲームを思わせるヘックスのマップに兵器を生産して敵根拠地を占領していくという件は大戦略を思わせるが、システムソフトと繋がりがあることを考えれば、ゲーム的にはそれほど悪い仕上がりにはならないと予想。ただウォーゲームのように実在の国家が登場するのでなく仮想国家や戦史という点で、最初からファンの脳内補完に頼りきりになるというのはマイナス点。登場ヒロインも実在でないだけにトレーナーの手腕も重要となるがそれも未公開と未知数な部分が多すぎる。初戦からきっちり仕上げてくる厩舎でないだけに一走目は静観するのが妥当か。
期待度 ★★
〇妻みぐい3(アリスソフト)
アリスソフトの抜き系馬としていまだ記憶に残る妻みぐいが10年の時を経て後継馬(続編)が登場。騎手は当時所属騎手だったフリーのちょも山(黒田晶見)を招聘したというのもオールドファンにとっては嬉しい点で、騎手の持ち味である年上人妻ヒロインの魅力が堪能できそう。父の妻みぐい2はNTR展開があり一部ファンには不評だったが、今回は純愛とNTRという二つの展開が楽しめる上に、寝取りを狙う男共と手練手管を駆使してのバトルがいかにもバカっぽくて面白い。これならNTRアレルギーのファンにも受け入れられそう。最近アリスソフトの馬たちの成績が上がっているのも心強い。今回のメンバー相手なら充分勝負になりそうだ。
期待度 ★★★☆
◎凍京NECRO (NitroPlus)
挑戦的な馬を次々と送り出すニトロプラスがおよそ3年ぶりに新馬を出走させる。別路線での仕事も多い深見真の生産馬(原案)にメイントレーナーの下倉バイオが調教を担当。最近はNATORI烏賊とのコンビで抜き系の馬への騎乗が多かった大崎シンヤが月光のカルネヴァーレ 以来久々に下倉バイオとコンビを組むなど注目点は多い。追い切りは戦闘シーンが主で肝心の走りは目立つところがなかったが、バトルに力を置いた仕上げはいかにもこの厩舎らしい。後は魅力ある人物がどのように描かれていくかだが、世界観が今ひとつ不鮮明でそのあたりがおざなりだと折角の技術も宝の持ち腐れになってしまう可能性も。ただそこは実績のある厩舎だけにそこまで酷くはならない筈。このメンバー相手なら直線あっさり抜け出してきそう。
期待度 ★★★★
蜥蜴の尻尾切り ~切れないしっぽ~(CYCLET)
昨年のメインレース(11月)に出走した蜥蜴の尻尾切りから早くも直仔(FD)が登場。当面インターネット(ダウンロード)専売ということもあって、本賞金(データ数)不足となってしまうのが気がかりで、父(本編)も好走したものの本賞金は多くなく現実的に馬券に絡むのは難しそう。それでも父のファンにしては同血統で別のヒロイン相手にどのような走りが展開されるか興味は尽きない。着順や走破時計は別としてどのような競走を見せるか注目して見てみたい。
期待度 ★★
働くオトナの恋愛事情 (あかべぇそふとすりぃ)
デビュー戦のできない私が、くり返す。でなかなかの結果を出したトレーナー中島大河だが、今回は一転大人の恋愛をテーマに挑む。学園萌え系が主体の競馬(エロゲー)界において、社会人の恋愛関係を面に押し出す血統は珍しい。騎手は前走でもコンビを組んだ秋空もみぢで、大人の女性を描くという点ではミスチョイスに思えるが、一介の抜き系ではなさそうで不安は小さい。ただ大人の恋愛というコンセプトは悪くないが、ヒロイン連がどうもアクが強いのが気になる。大人だからこそホッとできるヒロインが必要という思考も必要で、そのあたりの柔軟性が乏しいようだと走りにも影響してしまいそう。もう一つ気になるのが直前厩舎から発表されたアクチ実装。これまでこうした経緯を持つ馬はことごとく凡走しているだけにここは割り引いて考えたい。
期待度 ★★☆
はにかみCLOVER (すたじお緑茶)
登録しては出走取消(延期)を繰り返すのが定番のすたじお緑茶が珍しく最初の発表どおりゲートインさせてきた。普通ならプラス材料と考えたいところだが、過去同じケースで取消なく出走した祝福の鐘の音は、桜色の風と共にが馬体重(内容)不足でいいところがなかっただけに逆に不安だ。血統は意外にもエロ寄りでライターの能力が未知数なだけに仕方のない面はあるが、多少はシリアスなところも見せないと再び内容のない走りとなってしまいそう。この厩舎だけに騎手の手腕には問題ないし、萌えに専念すればそれなりに走れそうだが、今回は不安材料が多すぎて買えない。
期待度 ★★
らぶ撮りハレーション (裸足少女)
明るい抜き系としてまずまずの成績を残す裸足少女の最新馬。前走は残念な結果に終わったが、アクセントで加えたSLG部分が逆に嫌われたのかもしれない。今回は別路線(ラノベ)でも活躍するごばんを起用。肉感ある馬体が特長の厩舎だけにこの起用は当たりそう。コスプレHが見所となりそうでエロにも期待できそうだが、前走同様脚元(システム)が面倒となると抜きに期待するファンに嫌われる可能性もありそう。ただ今回は厩舎もお手軽仕様と謳うだけにそこは改善してくると予想。まともな走りに期待するのは難しそうだが、メンバーが軽いだけに時計が掛かる展開なら。
期待度 ★★☆
△らぶきゅばす! ~おんなのこあくま♀♂おとこのこあくま~ (CuteRush)
出走数こそ少ないものの安定感ある走りに定評のあるデジタルキュートに姉妹厩舎が誕生。ただ本家の主戦騎手であるこうぐちもとは騎乗せず、トレーナーも不条理な走りに定評ある嘘屋 佐々木酒人と本家とは馬の雰囲気が変わってきそうで、どのような競走を見せるか不鮮明。血統は淫魔姉弟に人間のヒロインと主人公が繰り広げるコメディ。腹に一物持つヒロインが主人公を出し抜こうと企てるというのはトレーナーの得意とする血統(設定)。安馬(低価格)ながら不気味な存在に思える。後はトレーナーが趣味にこだわり暴走してしまわないかどうかだけ。いくら切れのいい変化球を投げても、ストライクゾーンを大きく外すようではバットを振ってくれない。その点は気がかりだが、思い切って穴で狙ってみる価値はありそうだ。
期待度 ★★★
LOVEREC. -ミニシアターズ- (ALcot)
これまで直仔(FD)を数多く出走させているALcot厩舎だが、姉妹厩舎のハニカムほど所属馬が成功していないだけに、成績の方もそれに準じたものとなっている。父(本編)は出走前にハニカム色が強いと言われてきたが、レースでは案外。凡走原因を作ったのは主人公のダメさで、カメラにこだわりを持つといえば印象が良いが、あまりに変人色が強すぎた。今回の直仔は定番のヒロインアフターに、ウリの一つだった妄想RECモードのアペンドデータ。ALcot厩舎の過去の所属馬のデータが付くというのが魅力だが、妄想RECモード自体ほとんど話題に上らなかっただけにそれほどの上積みはなさそう。大きな期待はしづらいというのが正直なところだ。
期待度 ★★
(本紙の見解)
頭数が揃わず寂しい一戦。ここなら凍京NECRO (NitroPlus)の実績に期待したい。この厩舎の特徴である思い切った挑戦が裏目に出てしまう可能性があるのは否めないが、元々ハードボイルドで定評のある厩舎。余所とは違う燃えを見せてくれそうだ。過去の名馬の名を冠す妻みぐい3(アリスソフト)も不気味な存在。厩舎を離れフリーになってから騎乗馬に恵まれない黒田晶見が、出身厩舎からの依頼に燃えていそう。抜きには定評があるだけに不気味だ。父の成績が案外だったGEARS of DRAGOON2 ~黎明のフラグメンツ~ (NineTail)だが、トレーナーの顔ぶれを一新し新味を出してきそう。潜在能力は高いだけに変わり身は十分ありえる。人気になりそうな働くオトナの恋愛事情 (あかべぇそふとすりぃ) はマイナス材料が多くこの3頭には遠く及ばない。あえて穴で狙うなら、凡走の可能性が強い反面、大駆けの可能性もあるらぶきゅばす! ~おんなのこあくま♀♂おとこのこあくま~ (CuteRush)の一発か。
2016年01月11日
真のヒロインとの関連性
前回に続いて今回も積みゲー崩し報告ですが、これだけ早く報告できるということはお察しのとおり小品(ファンディスク)・・・というわけでキミのとなりで恋してる! ~The respective happiness~ (ALcotハニカム) の所感です。
本編は名作とまではいかないまでも、ヒロインの可愛さとHシーンに見所があって間違いなく良作と呼べるだけの内容は持っていたと思います。そんな作品のファンディスクですが、内容はヒロインと結ばれてからのアフター(後日談)が主でそれほど奇をてらったものではありませんでした。
そんなヒロインのアフターですが、一番冷遇されているように感じられたのが莉奈だったので、本編で莉奈押しだったぼくとしてはやや残念といったところ。
といっても莉奈アフターの内容については涼香やなぎさと比べて、さほど劣るとはいえなかったです。ただ本編で見せてくれたレイプ目の衝撃や、失神いている莉奈相手にまるでダッチワイフのように性交をしまくるなどの凌辱顔負けのHシーンを考えると、今回のHシーンについてはそれほど驚きはありませんでした(まあぼくの感覚が麻痺しているだけかもしれませんが・・・)。これは涼香のHシーンでの24時間耐久性交決戦や、なぎさのバニーなど他のヒロインのHシーンも強烈になってきて優位性が無くなってきた影響もあったかと思います。ただ本編での秋人(主人公)とのこれまでの距離感とそれを埋めるような激しい(一方的)な性交がぼくの笑いのツボ(莉奈にとっては迷惑この上ないかもしれませんが)に入ったので、余計にそう感じてしまったのかもしれません。
ただそれより、莉奈を不遇に感じてしまったのは、ライターであるおぅんごぅる氏の(おそらく)一押しであろう妹の恵との関連性です。恵との関係の強さはなぎさや涼香に劣るどころか一番であるはずなのに、3人のメインヒロインのクリア後に解凍(開放)される恵シナリオ(2本目)を見ると一番関係が弱く感じられてしまうのですね。
涼香は恵との関係は薄いものの姉の彩香が恵の才能を看破するなど物語の重要なファクター役を果たしています。そしてなぎさは恵シナリオで秋人となぎさが結ばれている世界となっているように、恵にとってライバル役という大役を務めています。それに比べて莉奈の不遇さ(勝彦視点で語られるように、彼女はそれを不遇と思わないところにぼくは惹かれるのですが・・・)は何なのか。別に勝彦ルートを下に見るわけではないですが、(恋人であるゆかりのマゾ体質を相手する勝彦の苦悩ぶりは微笑ましかった。出来ればその体質を直すのに奮闘する勝彦をもっと見てみたかったくらい)やはりこのゲームの影に納まっていない気もするが)の主役である恵(シナリオ)への関わりの薄さを考えると、もう少し光が当ててあげても・・・と思ってしまったのです。
まあ総合的に見れば優秀なファンディスクと言えますし、アフターの進行度でプロフィールが少しづつ変わっていく趣向も楽しめました。そしてこのゲームのもう一つの顔であるHシーンに関しても、本編ほどの新鮮味は感じられなかったけれど、萌えゲーとして考えれば上々の部類といえるでしょう。特にエロに関しては本編で一番劣ったように感じた涼香が今回大きく巻き返してきたように感じられたのは意外でした。ただ繰り返しになりますが、その分莉奈のHシーンがやや頭打ちに感じられたのは残念といえば残念といったところです(まあこれはぼくの嗜好によるものが大きいのですけれど・・・)。
本編は名作とまではいかないまでも、ヒロインの可愛さとHシーンに見所があって間違いなく良作と呼べるだけの内容は持っていたと思います。そんな作品のファンディスクですが、内容はヒロインと結ばれてからのアフター(後日談)が主でそれほど奇をてらったものではありませんでした。
そんなヒロインのアフターですが、一番冷遇されているように感じられたのが莉奈だったので、本編で莉奈押しだったぼくとしてはやや残念といったところ。
といっても莉奈アフターの内容については涼香やなぎさと比べて、さほど劣るとはいえなかったです。ただ本編で見せてくれたレイプ目の衝撃や、失神いている莉奈相手にまるでダッチワイフのように性交をしまくるなどの凌辱顔負けのHシーンを考えると、今回のHシーンについてはそれほど驚きはありませんでした(まあぼくの感覚が麻痺しているだけかもしれませんが・・・)。これは涼香のHシーンでの24時間耐久性交決戦や、なぎさのバニーなど他のヒロインのHシーンも強烈になってきて優位性が無くなってきた影響もあったかと思います。ただ本編での秋人(主人公)とのこれまでの距離感とそれを埋めるような激しい(一方的)な性交がぼくの笑いのツボ(莉奈にとっては迷惑この上ないかもしれませんが)に入ったので、余計にそう感じてしまったのかもしれません。
ただそれより、莉奈を不遇に感じてしまったのは、ライターであるおぅんごぅる氏の(おそらく)一押しであろう妹の恵との関連性です。恵との関係の強さはなぎさや涼香に劣るどころか一番であるはずなのに、3人のメインヒロインのクリア後に解凍(開放)される恵シナリオ(2本目)を見ると一番関係が弱く感じられてしまうのですね。
涼香は恵との関係は薄いものの姉の彩香が恵の才能を看破するなど物語の重要なファクター役を果たしています。そしてなぎさは恵シナリオで秋人となぎさが結ばれている世界となっているように、恵にとってライバル役という大役を務めています。それに比べて莉奈の不遇さ(勝彦視点で語られるように、彼女はそれを不遇と思わないところにぼくは惹かれるのですが・・・)は何なのか。別に勝彦ルートを下に見るわけではないですが、(恋人であるゆかりのマゾ体質を相手する勝彦の苦悩ぶりは微笑ましかった。出来ればその体質を直すのに奮闘する勝彦をもっと見てみたかったくらい)やはりこのゲームの影に納まっていない気もするが)の主役である恵(シナリオ)への関わりの薄さを考えると、もう少し光が当ててあげても・・・と思ってしまったのです。
まあ総合的に見れば優秀なファンディスクと言えますし、アフターの進行度でプロフィールが少しづつ変わっていく趣向も楽しめました。そしてこのゲームのもう一つの顔であるHシーンに関しても、本編ほどの新鮮味は感じられなかったけれど、萌えゲーとして考えれば上々の部類といえるでしょう。特にエロに関しては本編で一番劣ったように感じた涼香が今回大きく巻き返してきたように感じられたのは意外でした。ただ繰り返しになりますが、その分莉奈のHシーンがやや頭打ちに感じられたのは残念といえば残念といったところです(まあこれはぼくの嗜好によるものが大きいのですけれど・・・)。
2016年01月03日
手放しで褒められなかった理由
明けましておめでとうございます。
今年は時間を作って、更新頻度を少しでも上げようと思っていますので、よろしくお願いします。
さてこのところあまり肩の凝らない萌えゲーばかりプレイしているぼくですが、年末年始の多少時間が取れる時くらいはシナリオに軸を置いたゲームを・・・ということで選んだのがフェアリーテイル・レクイエム(ライアーソフト)です。昨年7月に発売したゲームで、いかにもライアーらしいゲームという触感。早々にファンディスクも発売されるなど評価も上々なのですが、ぼくの好むライアーらしさというのは天野佑一や岩清水新一といったバカゲーであって、この路線のゲームはほとんどプレイしていないのですね。だからぼくの嗜好に合うかどうかは未知数といったところでした。
(ここからネタバレ)
そんな若干の不安を持って始めた今作品。フェアリーテイル・シンドローム(お伽噺症候群)という病気を患った患者を隔離する病棟を舞台とした物語・・・という出だしで始まるわけですが、ぼくがこのゲームで一番重要であろうと思った謎は「主人公がお伽噺症候群に罹患していないのになぜこの病棟に隔離されているかということです。記憶を取り戻すことが目的ならば主人公と身近な人物(家族)等と一緒に生活するのが相応しいはずだし、もし主人公が家族のいない孤児だったとしても、記憶喪失ならばもっと他に相応しい施設があるだろうしこんな怪しげな施設に入所しないはずですから。
だから主人公がこの施設に入所したのは何か深い理由がある筈なのですが、ぼくが一抹の不安を持ってしまったのは、この重要な謎が果たして最後明かされるかどうか分からなかったからです。
もしライターが実績がありぼくが読んだことのあるライターならそんな不安は感じなかったと思うのですが、今回のメインライターである海原望氏は聞いたことのないライターなだけにそう感じてしまったのです。つまり主人公をあえて名無しの少年にしたのは、グレーテルでいうヘンゼル役。オデットのジークフリート役と、単にどのヒロインの相手役を勤まるためだけの後付けの設定での記憶喪失だったのではないかと・・・
ただこの不安は杞憂に終わりました。ライターはぼくが考えていたとおり、主人公についての伏線をこのゲームの一番の謎として用意していたからです。確かに他の謎(かまどの中で発見された焼死体やヒロインの中に一人いる罪人-ツミビト-等)の明かされ方についてはやや拍子抜けした部分はありますが、ぼくの見る限りは大きなアンフェアはなかったし、枝葉の部分の謎の解明方法に多少不満があったとしても大きな瑕にはなっていないと思います。
とここまではべた褒め(この程度の賞賛でもぼくにとってはべた褒めなのです)したのですが、このゲームをプレイして正直喝采を贈る気分にはなれないのは、ゲームに於いて重要なカギを握るゲルダは別として、他のヒロインの個別シナリオが弱く感じられたこと。そして福祉施設による虐待というあまり気分のよいテーマではなかったことが挙げられます。
まあ前者はともかく後者については、はっきりぼくの言いがかりと認めます。実際ミステリーでも理不尽な殺され方をする被害者は存在する(まあ意味なく殺される被害者というミステリーを決して賞賛はしませんが)し、ましてこのゲームはホラーと謳っているわけですから。ただ病院・介護福祉施設や孤児院等で大小さまざまな虐待が行われている事実を知っているぼくとしては、正直このシナリオに対し傷をえくられるような気分になったのは事実です。それだけにそういった傷を癒すようなラストを求めていたのですが・・・
実をいうとぼくはラストでイケノさんが味方になって主人公たちの味方になって脱出するのを積極的に援護してくれるという展開を予想していました。ただイケノさんは黒の少女の存在も信用せず、最後まで施設側の人間としての立場からなかなか踏み出そうとはしませんでした。まあ最後告発してくれましたが・・・それは後日談として明かされただけで、物語中で本当の悪人がどのような末路を辿ったかについては不鮮明でした。ぼくは内部の人間が施設の暗部を物語中でしっかり告発してくれた方が、読後感はよりよかったような気がしてならないのです(趣味の問題かもしれませんが)。
そういった意味で爽快感がハッピーエンドにはなく、逆にバッドエンドの方こそが正ルートのような気がしてしまう・・・といっても真のヒロインであるゲルダにとって本人の気持ちはともかく、あのラストはぼくにとって一種の寂寥感が流れてしまい読後感はやはり良くはなかった。そう考えると謎の解明はともかく、もう少しラストに工夫が欲しかったような奇がするのです。もし批評空間で得点を付けるとしたら当然80点以下にするわけにはいかないのですが、満足度については高いとはいえない。まあそういった読後感や不可思議さがホラーの魅力だったとすれば、ぼくの読み方感じ方の悪さが原因とするほかなく、こういった作品を楽しむ資格がないのかもしれないのですが・・・
今年は時間を作って、更新頻度を少しでも上げようと思っていますので、よろしくお願いします。
さてこのところあまり肩の凝らない萌えゲーばかりプレイしているぼくですが、年末年始の多少時間が取れる時くらいはシナリオに軸を置いたゲームを・・・ということで選んだのがフェアリーテイル・レクイエム(ライアーソフト)です。昨年7月に発売したゲームで、いかにもライアーらしいゲームという触感。早々にファンディスクも発売されるなど評価も上々なのですが、ぼくの好むライアーらしさというのは天野佑一や岩清水新一といったバカゲーであって、この路線のゲームはほとんどプレイしていないのですね。だからぼくの嗜好に合うかどうかは未知数といったところでした。
(ここからネタバレ)
そんな若干の不安を持って始めた今作品。フェアリーテイル・シンドローム(お伽噺症候群)という病気を患った患者を隔離する病棟を舞台とした物語・・・という出だしで始まるわけですが、ぼくがこのゲームで一番重要であろうと思った謎は「主人公がお伽噺症候群に罹患していないのになぜこの病棟に隔離されているかということです。記憶を取り戻すことが目的ならば主人公と身近な人物(家族)等と一緒に生活するのが相応しいはずだし、もし主人公が家族のいない孤児だったとしても、記憶喪失ならばもっと他に相応しい施設があるだろうしこんな怪しげな施設に入所しないはずですから。
だから主人公がこの施設に入所したのは何か深い理由がある筈なのですが、ぼくが一抹の不安を持ってしまったのは、この重要な謎が果たして最後明かされるかどうか分からなかったからです。
もしライターが実績がありぼくが読んだことのあるライターならそんな不安は感じなかったと思うのですが、今回のメインライターである海原望氏は聞いたことのないライターなだけにそう感じてしまったのです。つまり主人公をあえて名無しの少年にしたのは、グレーテルでいうヘンゼル役。オデットのジークフリート役と、単にどのヒロインの相手役を勤まるためだけの後付けの設定での記憶喪失だったのではないかと・・・
ただこの不安は杞憂に終わりました。ライターはぼくが考えていたとおり、主人公についての伏線をこのゲームの一番の謎として用意していたからです。確かに他の謎(かまどの中で発見された焼死体やヒロインの中に一人いる罪人-ツミビト-等)の明かされ方についてはやや拍子抜けした部分はありますが、ぼくの見る限りは大きなアンフェアはなかったし、枝葉の部分の謎の解明方法に多少不満があったとしても大きな瑕にはなっていないと思います。
とここまではべた褒め(この程度の賞賛でもぼくにとってはべた褒めなのです)したのですが、このゲームをプレイして正直喝采を贈る気分にはなれないのは、ゲームに於いて重要なカギを握るゲルダは別として、他のヒロインの個別シナリオが弱く感じられたこと。そして福祉施設による虐待というあまり気分のよいテーマではなかったことが挙げられます。
まあ前者はともかく後者については、はっきりぼくの言いがかりと認めます。実際ミステリーでも理不尽な殺され方をする被害者は存在する(まあ意味なく殺される被害者というミステリーを決して賞賛はしませんが)し、ましてこのゲームはホラーと謳っているわけですから。ただ病院・介護福祉施設や孤児院等で大小さまざまな虐待が行われている事実を知っているぼくとしては、正直このシナリオに対し傷をえくられるような気分になったのは事実です。それだけにそういった傷を癒すようなラストを求めていたのですが・・・
実をいうとぼくはラストでイケノさんが味方になって主人公たちの味方になって脱出するのを積極的に援護してくれるという展開を予想していました。ただイケノさんは黒の少女の存在も信用せず、最後まで施設側の人間としての立場からなかなか踏み出そうとはしませんでした。まあ最後告発してくれましたが・・・それは後日談として明かされただけで、物語中で本当の悪人がどのような末路を辿ったかについては不鮮明でした。ぼくは内部の人間が施設の暗部を物語中でしっかり告発してくれた方が、読後感はよりよかったような気がしてならないのです(趣味の問題かもしれませんが)。
そういった意味で爽快感がハッピーエンドにはなく、逆にバッドエンドの方こそが正ルートのような気がしてしまう・・・といっても真のヒロインであるゲルダにとって本人の気持ちはともかく、あのラストはぼくにとって一種の寂寥感が流れてしまい読後感はやはり良くはなかった。そう考えると謎の解明はともかく、もう少しラストに工夫が欲しかったような奇がするのです。もし批評空間で得点を付けるとしたら当然80点以下にするわけにはいかないのですが、満足度については高いとはいえない。まあそういった読後感や不可思議さがホラーの魅力だったとすれば、ぼくの読み方感じ方の悪さが原因とするほかなく、こういった作品を楽しむ資格がないのかもしれないのですが・・・
2015年12月29日
購入本数が減った理由
気がつかないうちに師走を迎え、今年も終わりに近づいています。
個人的には昨年に続いてろくでもない1年でしたが、まあ現在の仕事を辞めない限りこれが標準となりそうなので置いておくとして、辛かったのは昨年以上にコラムを更新する頻度が低下してしまったことです。
この一番の原因はエロゲーをクリアする速度が非常に遅くなってしまったことによることなのですが、それにも増して気になるのはエロゲーの購入本数自体も減ったことです。
実際ここ数年、エロゲーをプレイすることより購入することの方が趣味になっているのでは?と思うこともあり、全盛期と比べ購入本数にさほど衰えがないことが心の支えになっていたのですが、今年発売されたゲームの購入数は16本と月平均2本を割り込みました。全盛期は月平均2.5本以上は購入していたことを考えると、激減とまではいかないまでもかなり購入量は減っています。そんなわけですから購入していない月もさほど珍しくない状態に・・・
まあその16本中、まだクリアしていないゲームを含め手をつけたのは6本と過半数に達していないのですから、積みゲー数の減少については何の寄与もしていないのですが、それはともかくなぜ今年に入ってこれほど購入量が減ってしまったかというと、原因はいくつも考えられるのですが・・・
一番の理由は予約するゲームが減ってしまったことが挙げられます。
元々ぼくは予約してゲームを買うのが主で、発売後に評価が高いゲームを中古等で購入するということは滅多にしないのです。これは積みゲーを多量に抱えている身で、予約しないような興味薄のゲームを後追いするのは気がひけるというのが理由なのですが・・・
ではなぜ予約しなくなってしまったかというと、これは単純な理由で予約してまで購入しようと思わせるゲームが見当たらないからです。特に今年は購入前プレイすることを考えるとワクワクしてくるようなゲームは皆無だったといっても過言ではないくらいなのですね。
ただよくよく考えると、ここ数年そんな期待して予約するようなゲームは年に1本あるかどうかといったくらいなのですね。僕自身購入する前からモチベーションを高めて待っていたゲームといえば一昨年発売の大図書館の羊飼い a good librarian like a good shepherd (オーガスト)が最後だったのではないかと思います。つまりぼく自身大きく期待していないゲームでも、何か良い材料を探して予約しているケースの方が圧倒的に多くて、予約数が減ったこととゲーム発売前の期待度について因果関係はあまりなかったのですね。
とするとぼくがゲームを予約しなくなったのは他に理由があるからで、実を言うと一番の原因と思われるのはいつもゲームを予約していた名古屋駅の構内にあった某Sショップが系列電気店の4階に移転してしまったことによるものなのです。
旧店舗ですと、仕事帰りに名古屋駅で途中下車して5分くらい歩けばショップに立ち寄れたので予約も簡単に出来たのです。それが新店舗ですとあと10分は余計に歩かなくてはいけない・・・これが夜勤明けの疲れた体には結構堪えるのですね。実際途中下車して新店舗に向かおうとして、途中で断念しそのままバスに乗って帰ったことも2度や3度ではないのです。
それで最近は大須の某ショップで購入することが多くなった(特典にこだわらなければこちらの方が安く買える)のですが、大須に立ち寄るのは帰る方向からすると回り道になってしまうわけで、旧店舗のように気軽に立ち寄ることはできないのです。それで予約本数も減り、また発売日直後に未開封中古を購入する機会も減ってしまいました。
このままですと来年はつきに1本購入できるかどうか・・・というよりエロゲーの購入自体止めてしまった方がいいような気がしないでもないのですが、細々でもエロゲーのプレイは続けていくつもりではいます。まあ今の手持ちの積みゲー数と崩すペースを考えると3~4年は充分保つだけの備蓄はあるんですけどね。
最後まであまり締まらない話になってしまたのですが、では皆さん良いお年をお迎え下さい(ペコリ)。
個人的には昨年に続いてろくでもない1年でしたが、まあ現在の仕事を辞めない限りこれが標準となりそうなので置いておくとして、辛かったのは昨年以上にコラムを更新する頻度が低下してしまったことです。
この一番の原因はエロゲーをクリアする速度が非常に遅くなってしまったことによることなのですが、それにも増して気になるのはエロゲーの購入本数自体も減ったことです。
実際ここ数年、エロゲーをプレイすることより購入することの方が趣味になっているのでは?と思うこともあり、全盛期と比べ購入本数にさほど衰えがないことが心の支えになっていたのですが、今年発売されたゲームの購入数は16本と月平均2本を割り込みました。全盛期は月平均2.5本以上は購入していたことを考えると、激減とまではいかないまでもかなり購入量は減っています。そんなわけですから購入していない月もさほど珍しくない状態に・・・
まあその16本中、まだクリアしていないゲームを含め手をつけたのは6本と過半数に達していないのですから、積みゲー数の減少については何の寄与もしていないのですが、それはともかくなぜ今年に入ってこれほど購入量が減ってしまったかというと、原因はいくつも考えられるのですが・・・
一番の理由は予約するゲームが減ってしまったことが挙げられます。
元々ぼくは予約してゲームを買うのが主で、発売後に評価が高いゲームを中古等で購入するということは滅多にしないのです。これは積みゲーを多量に抱えている身で、予約しないような興味薄のゲームを後追いするのは気がひけるというのが理由なのですが・・・
ではなぜ予約しなくなってしまったかというと、これは単純な理由で予約してまで購入しようと思わせるゲームが見当たらないからです。特に今年は購入前プレイすることを考えるとワクワクしてくるようなゲームは皆無だったといっても過言ではないくらいなのですね。
ただよくよく考えると、ここ数年そんな期待して予約するようなゲームは年に1本あるかどうかといったくらいなのですね。僕自身購入する前からモチベーションを高めて待っていたゲームといえば一昨年発売の大図書館の羊飼い a good librarian like a good shepherd (オーガスト)が最後だったのではないかと思います。つまりぼく自身大きく期待していないゲームでも、何か良い材料を探して予約しているケースの方が圧倒的に多くて、予約数が減ったこととゲーム発売前の期待度について因果関係はあまりなかったのですね。
とするとぼくがゲームを予約しなくなったのは他に理由があるからで、実を言うと一番の原因と思われるのはいつもゲームを予約していた名古屋駅の構内にあった某Sショップが系列電気店の4階に移転してしまったことによるものなのです。
旧店舗ですと、仕事帰りに名古屋駅で途中下車して5分くらい歩けばショップに立ち寄れたので予約も簡単に出来たのです。それが新店舗ですとあと10分は余計に歩かなくてはいけない・・・これが夜勤明けの疲れた体には結構堪えるのですね。実際途中下車して新店舗に向かおうとして、途中で断念しそのままバスに乗って帰ったことも2度や3度ではないのです。
それで最近は大須の某ショップで購入することが多くなった(特典にこだわらなければこちらの方が安く買える)のですが、大須に立ち寄るのは帰る方向からすると回り道になってしまうわけで、旧店舗のように気軽に立ち寄ることはできないのです。それで予約本数も減り、また発売日直後に未開封中古を購入する機会も減ってしまいました。
このままですと来年はつきに1本購入できるかどうか・・・というよりエロゲーの購入自体止めてしまった方がいいような気がしないでもないのですが、細々でもエロゲーのプレイは続けていくつもりではいます。まあ今の手持ちの積みゲー数と崩すペースを考えると3~4年は充分保つだけの備蓄はあるんですけどね。
最後まであまり締まらない話になってしまたのですが、では皆さん良いお年をお迎え下さい(ペコリ)。
2015年12月14日
12月の発売予定表から
いよいよ今年も押し迫って最終レース(12月)。過去最終レースに必ず走らせてきた有力厩舎が存在しましたが、このところはここに照準を合わせて使ってくるということは見られなくなりました。それでも休み前ということで、SLGやRPGといった長く遊べる長距離血統に展開が向く可能性は一考したいところです。果たして終わりよければすべてよしといった結果になるでしょうか。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
△アマカノ ~Second Season~ (あざらしそふと)
厩舎(ブランド)デビュー戦でなかなかの走りを見せたアマカノの直仔(続編)。雪国を舞台としたのはそのままにヒロインを一新。父(前作)よりお台(価格)が上がったのは微妙も、ヒロイン数が増えたことを考えると止む無いか。追い切り(体験版)はそれほど目立った動きではなかったが、好評だった雰囲気の良さは父同様でその点は安心できる。ヒロインの布陣がやや定番過ぎて新鮮味は感じられないが、奇をてらわずに萌え一本で勝負する腹積もりか。あとエロが極端に薄くならなければ、父同様の走りを期待して良さそう。
期待度 ★★★
△IZUMO4 (Studio e.go!)
エゴの屋台骨を支えたIZUMO血統から7年ぶりに後継(新作)が出走。でぼの巣製作所でなくエゴから走らせるところに何か思惑があるかもしれないが、オールド競馬(エロゲー)ファンには懐かしい血統が復活したというのは感慨深い。トレーナー(ライター)はさすがに高橋直樹ではなかったが、高濱亮と昏式龍也を起用してきたのは驚いた。lightでの実績を見て分かるように燃えに定評のあるトレーナーだけに、血統との相性も良さそう。後は脚元(システム)がどうでるかがカギ。年末出走ということを考えると、長距離に適正があれば好走もありえる。といっても近走を考えると過大評価は禁物。あくまで押さえでの狙いか。
期待度 ★★★
お兄ちゃん!! 射精の管理は妹に任せて!! (アトリエかぐや)
有栖川千里とmeroがタッグを組んだアクよめ! 悪魔な嫁に絞られるはもう一つ伸び切れず。かぐやの人気騎手2人が組んだだけに入着できなかったというのは寂しい。ただ今回はmeroが得意とする妹系。ただ以前のような可愛い系の妹ではないだけに、過去走ったたまはじ!のような走りを期待すると微妙に感じるかも。それでも抜きを考えればかなりレベルは高い。妹一本でなく妹の友人も絡めて、妹たちにHで責められる兄というシチュが楽しめるなら問題なさそう。時計が掛かるなら食い込んでくる可能性もあるか。
期待度 ★★★
お兄ちゃんティーチャー ~秘密の授業を希望します!~ (Galette)
幼馬(ロリ)専門厩舎としてはもはや新興勢力とはいえなくなってきたGalette厩舎だが、前走のロリポップファクトリーは期待ハズレの結果に。巻き返しを狙う今回は、まずまず成功した お兄ちゃん、右手の使用を禁止します! と同系で浮上を狙う。ただ学園ものと妹系の両立というという厩舎の狙いは分からないでもないが、主人公が先生で生徒が妹4人だけという血統(設定)では幅の広さはなく、本来の学園系らしい走りは期待できそうもない。トレーナーも幼馬の調教での実績は今ひとつ。追い切りの気配も平凡で大きな魅力に欠けるだけに見送りが妥当か。
期待度 ★★
姦染 CLIPPING CHRONICLE (SPEED)
凌辱抜き系では随一の実績を誇るジェントル佐々木が主戦騎手として全馬の手綱を握っているのがSPPEDの看板母系(シリーズ)である姦染。今回はネット投票(専売)ということで安馬(低価格)となっており、馬体(容量)については期待できなさそう。姦染の持ち味である乱交シーンもヒロイン数が絞られることによって幅が狭くなってしまうと見るのが妥当。もちろん安馬としての武器を活かし無駄な部分ををバッサリ刈り込んで走れる態勢を整えてくる可能性はあるが、その確率は低そう。見送りでいいだろう。
期待度 ★★
▲機関幕末異聞 ラストキャバリエ (キャラメルBOX)
おとボクののり太と嵩夜あやのコンビが古巣のキャラメルBOXに戻っての初戦のセラミラスの天秤は見所ある走りは見せたもののファンの期待に応えたとは言いがたい部分はあった。それだけに今回は期するものがあるだろう。過去競馬(エロゲー)界では何度も取り上げられた新撰組が舞台ということで、新鮮味には欠ける部分はあるが、そこは嵩夜あやの手腕に期待したい。歴史系ということである程度ファンの素養が必要となるだろうが、主人公の沖田総司と史実ではあまり絡まない坂本竜馬や佐久間象山がヒロインの一角を占めるところを見ると、史実を忠実に追うタイプではなく広くファンに受け入れられる可能性は強い。個別ルートがあっさり気味だった前走の反省を生かせれば勝ち負けを争える能力はある。
期待度 ★★★★
巨乳令嬢MC学園 (ルネ)
最近巨乳を冠名とした馬を中心に走らせているルネの最新馬。ただ巨乳系はライバルが多く存在感が発揮できていないのは確か。今回もこの母系に騎乗しているスカイハウスが鞍上だが、年上ヒロインを得意とする騎手だけに学園が舞台という馬への起用はやや手が合わない嫌いも。虐げられた主人公がヒロインを洗脳して逆襲するという血統は定番すぎて魅力は乏しい。老舗厩舎でベテラン騎手が鞍上ということで、抜きに関してはある程度信頼できるが、それだけの材料で好走を期待するのはやはり苦しいか。
期待度 ★★
QUINTUPLE☆SPLASH (Parasol)
人気騎手を多く輩出したF&C厩舎出身のちこたむを主戦として擁してきたParasolだが、今回は魚にみけおう、ゆき恵、桜はんぺんといった複数騎手に依頼。起用した騎手の知名度はちこたむに劣るものではないが、ヒロイン1人に騎手1人という分業体制はこれまでの厩舎のイメージをやや損ねた嫌いも。ただこれまで所属馬が好走した例はないだけに心機一転の意があったかもしれない。ただ不振の原因は萌え系として平凡な走りを続けていることにあって、トレーナーの顔ぶれが変わらないことには巻き返しは難しい。追い切りの動きも冴えず今回も期待できそうもない。
期待度 ★☆
狂いの月 (地雷ソフト)
厩舎開業時に関わった丸山剛が離れ、新たにスタートを切った形だった螢火ノ少女は大惨敗。トレーナーの名前から大きな期待は最初からしていなかったが、それにしても負けっぷりは酷かった。あの競走から変わり身を期待するのは厳しいが、前走よりは走りそうな気配は漂っている。ただシミュレーションADVと謳う割りには、脚元(システム)は不鮮明で、追い切りも公開なし。凌辱系であるのは間違いなさそうだが、どのような走りをするのか想像つかない。といっても多少の変わり身を見せたとしても、スタッフの顔ぶれから考えて厳しいレースとなるのは間違いなさそう。
期待度 ★★
賢者の贈り妹(脳内彼女)
脳内彼女といえば騸馬(男の娘)という印象が強いが、古くからのファンなら妹系と答えるかもしれない。そんな妹オンリー系では久々の出走となった前走のな妹き! は入着どまり。それでも高馬(フルプライス)でないというハンディを負っていたことを考えればまずまずの時計で駆けたといえる。今回も同価格帯だけに大きな変わり身は難しいだろうが、ヒロインも1人増え脳内彼女得意の妹による兄責めプレイが嵌れば面白い。それでも勝ち負けを争うまでの期待となると難しいか。
期待度 ★★☆
真痴漢王 (Liquid)
ネクストン系列の凌辱専門厩舎であるLiquidの最新馬。といっても過去安馬として走った痴漢王2頭の全弟で、兄(前作)たちがあまり走っていないだけに期待しにくいのは確か。ヒロインは兄から継続した面々に追加ヒロインを含めて、兄とは違い高馬らしい豪華な布陣。といっても同血統でお台がかなり上がってしまうというのはやはりマイナスだ。痴漢系は血統がバカバカしいものがほとんどだが、そこをいかに真面目に走らせるかというギャップが見所となる。ただ兄が走っていないということは、そのあたりも曖昧となっているかもしれない。騎手の日陰影次の手腕に不安はないが、それ以外に買える材料が乏しくてここでは厳しそう。
期待度 ★☆
JKトラブめいん”s (娘娘)
ぱれっとの姉妹厩舎として萌えエロ重視として開設された娘娘がデビュー戦から間をおかず2頭めを走らせてきた。騎手は同じレースに出走するGaletteで手綱を握ったK子だが、幼馬(ロリ)に実績が集中しているとはいえ専門騎手というほどではないだけにそれほど心配はない。明るく楽しいエロという厩舎のコンセプトから考えるとやや走りはコメディに偏っている気がしないでもないが、動画でエロを補填できることを考えれば十分だ。ただデビュー戦でも気配は上々ながら実戦では案外だっただけに信頼度は低い。押さえで買うのが精一杯だろう。
期待度 ★★★
△その古城に勇者砲あり! (ソフトハウスキャラ)
持ち味の長距離血統を生かしきれず空振りが目立つキャラ厩舎の最新馬。拠点防衛SLGというと不振に終わった門を守るお仕事を思い出させる。過去の所属馬と比べ進化がほとんど見られないのが近頃のキャラだったが、今回は単一でなく、マップが広がっていくなど反省が見られるのはプラス材料。トレーナーは厩舎開設以来担当してきた内藤騎之介から変更し外部に依頼するという大英断。といってもほのぼの凌辱と厩舎のファンに嘲笑とも親しみとも取れる温い走りは恐らく変わらないだろう。といってもこの厩舎の好走する時は長距離をバテずにファンを楽しませることが出来るかどうか。最近の成績が成績だけに信頼感は乏しいが押さえで狙うなら。
期待度 ★★★
ソラコイ (Chelseasoft)
新たな厩舎開業初戦で、MOREがpure moreに続いてもう一つ姉妹厩舎を開業させた形となる。宮坂みゆと宮坂なこの宮坂姉妹を騎手に起用したのが最大のウリで、これまで起用してきた騎手を考えると人気騎手の宮坂みゆに依頼したというのはかなりの英断だ。顔のそっくりな幼馴染が主人公をめぐって争うという血統だが、そこにどのような要素を絡めるかで好走できるかが決まる。トレーナーは少女アクティビティでコンビを組んだジェームス伊達と秋田マイコで少し捻った血統が予想されるところ。ただ追い切りの評価は芳しいものではない。前走でもヒロインの魅力が上手く伝わらないところがあったが、今回はそれがより顕著に感じられるところが痛い。これは萌え系にとっては致命的だ。直線で伸びてくるかもしれないが、出遅れが響いてしまう可能性の方が強そうだ。
期待度 ★★
△つよきすFESTIVAL(CandySoft)
つよきす初代デビュー10周年記念と銘打って出走するが、内容はつよきすNEXTとつよきす3学期の直仔(FD)と見て良さそう。トレーナーは2頭を手がけたさかき傘が務めるだけにすハズレはないはず。ただ成長したとはいえ、初代つよきすのヒロインに似せるのを騎手が放棄したように見えるのはどうか。その違和感さえ感じなければまずまず期待できそう。といっても初代つよきすとつよきすNEXTでは同血統とはいえ毛色はかなり変わったように感じられただけに、ニックスして反発しないかどうか心配。能力はあってもそれが100%発揮できるかどうかは微妙かも。
期待度 ★★★☆
鉄と裸 (つるみく)
独特の血統を走らせることで、凌辱系厩舎の中で異彩を放っているつるみくがファンタジー凌辱に挑む。よくあるファンタジー血統だと、エルフや獣人などのヒロインを凌辱するというのが定番だが、この馬は魔装具と呼ばれる騎士の鎧を使ってヒロインを籠絡させるという、つるみくらしい少し捻った血統。ただ追い切りが公開されてなく、厩舎を取材しても情報は少ない。おそらく直前出走取消(延期)となるのが濃厚だろうが、例えゲートインしたとしてもきっちり仕上げてきているか疑問。臨戦過程がまともなら気になる馬だが、これなら消しでよさそう。
期待度 ★☆
天文時計のアリア (Campus)
前レースにハルウソでデビューしたCampusが連闘で挑むというのは異例。lightでの活躍が印象に残る泉まひるだが、厩舎が変わっても魅力は衰えていない。ただ安馬らしくヒロイン1人のみで血統に広がりが見られそうもないのが不安。ただヒロインは騎手の手腕もあってか好印象。最近はこれといった馬を手がけていない木村ころやだが、萌えだけで十分勝負になりそうな予感。ただやはり安馬だけに萌え系として勝ちきるならばエロ以外にもう一つ材料が欲しいのは確か。
期待度 ★★★
働くオトナの恋愛事情 (あかべぇそふとすりぃ)
主人公が学生でなく社会人で、ヒロインの殆どが社会人というのはありそうでなかった血統。競馬ファンの大部分が社会人ということを考えれば、こうした馬がもっと増えてきてもいい。トレーナーはできない私が繰り返すでデビューしてまずまずの結果を出した中島大河というのも楽しみだ。ただ追い切りを見る限り、これまで学園を舞台にしていたのがそのまま社会人生活になっただけという印象が強い。学園という閉鎖空間でなく世界観に広がりがあるのは良いが、主人公の思考があまり社会人らしくなさそうに感じられるのもややマイナス。ヒロインの容姿も大人の女性という雰囲気にやや欠けていて騎手の起用もミスチョイス気味。大物っぽい雰囲気はあるが、雰囲気だけで終わってしまいそうだ。
期待度 ★★☆
〇フェアリーテイル・アンコール(ライアーソフト)
他の厩舎とは一線を画しマイナーな血統を走らせるライアーソフトの中でも、とびきり異彩を放ったのがフェアリーテイル・レクイエムだったが、最終レースに早々と直仔(FD)が登場。走り自体は父(本編)で完結していただけに、新たな患者を登場させるのと、必ずしもハッピーエンドには辿り着けなかったヒロインの救済というのが内容か。アクの強い内容なだけに人を選ぶのは当然だが、父のファン以外がこの馬を買うとは思えないだけに、父よりも速い時計で駆ける可能性は高い。となればよほど馬体が薄かったり虫でも湧いていない限り、あっさり勝たれても不思議なく当然上位争いできる馬だろう。
期待度 ★★★★
◎見上げてごらん、夜空の星を (PULLTOP)
PULLTOPの最新馬はこの大空に、翼をひろげてで成功した紺野アスタをトレーナーに迎えて、あの走りの再現を狙う。今回は同じ空を舞台といっても星空の世界。天文を舞台とした馬は競馬界では多くて意外性には乏しいが、正統派の青春萌え系という意味では奇をてらわない方が堅実に走れる。追い切りも長めで意欲的。過去の回想がたびたび出るところを考えると幼馴染ヒロインが優遇されそうで、他のヒロインに期待すると裏切られる可能性は強い。ただこの大空に、翼をひろげても一点突破で成功しているだけに、さほどマイナスにはならない。能力を考えれば軸にするならこの馬からか。
期待度 ★★★★☆
(本紙の見解)抜けた実力馬の存在こそ見当たらないが、まずまずメンバーが揃って面白いレースが見られそう。本命は過去の実績を考えれば見上げてごらん、夜空の星をで良さそう。といっても能力的に抜けているわけでなく他馬でも食い込む余地は充分。フェアリーテイル・アンコールも前走走っていて上積みも期待できるとなれば逆転する可能性は有りそう。このスタッフが女装主人公ものに挑むということで注目される機関幕末異聞 ラストキャバリエも不気味な存在であっさり勝たれてしまう可能性も。人気血統のお祭り的存在のつよきすFESTIVALも勝つまではどうかといったところだが、連穴には欠かせない。久々に追い切りに見所あったIZUMO4にその古城に勇者砲あり! といった長距離血統も押さえておきたいし、時計が掛かればアマカノ ~Second Season~が恵まれる可能性も。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
△アマカノ ~Second Season~ (あざらしそふと)
厩舎(ブランド)デビュー戦でなかなかの走りを見せたアマカノの直仔(続編)。雪国を舞台としたのはそのままにヒロインを一新。父(前作)よりお台(価格)が上がったのは微妙も、ヒロイン数が増えたことを考えると止む無いか。追い切り(体験版)はそれほど目立った動きではなかったが、好評だった雰囲気の良さは父同様でその点は安心できる。ヒロインの布陣がやや定番過ぎて新鮮味は感じられないが、奇をてらわずに萌え一本で勝負する腹積もりか。あとエロが極端に薄くならなければ、父同様の走りを期待して良さそう。
期待度 ★★★
△IZUMO4 (Studio e.go!)
エゴの屋台骨を支えたIZUMO血統から7年ぶりに後継(新作)が出走。でぼの巣製作所でなくエゴから走らせるところに何か思惑があるかもしれないが、オールド競馬(エロゲー)ファンには懐かしい血統が復活したというのは感慨深い。トレーナー(ライター)はさすがに高橋直樹ではなかったが、高濱亮と昏式龍也を起用してきたのは驚いた。lightでの実績を見て分かるように燃えに定評のあるトレーナーだけに、血統との相性も良さそう。後は脚元(システム)がどうでるかがカギ。年末出走ということを考えると、長距離に適正があれば好走もありえる。といっても近走を考えると過大評価は禁物。あくまで押さえでの狙いか。
期待度 ★★★
お兄ちゃん!! 射精の管理は妹に任せて!! (アトリエかぐや)
有栖川千里とmeroがタッグを組んだアクよめ! 悪魔な嫁に絞られるはもう一つ伸び切れず。かぐやの人気騎手2人が組んだだけに入着できなかったというのは寂しい。ただ今回はmeroが得意とする妹系。ただ以前のような可愛い系の妹ではないだけに、過去走ったたまはじ!のような走りを期待すると微妙に感じるかも。それでも抜きを考えればかなりレベルは高い。妹一本でなく妹の友人も絡めて、妹たちにHで責められる兄というシチュが楽しめるなら問題なさそう。時計が掛かるなら食い込んでくる可能性もあるか。
期待度 ★★★
お兄ちゃんティーチャー ~秘密の授業を希望します!~ (Galette)
幼馬(ロリ)専門厩舎としてはもはや新興勢力とはいえなくなってきたGalette厩舎だが、前走のロリポップファクトリーは期待ハズレの結果に。巻き返しを狙う今回は、まずまず成功した お兄ちゃん、右手の使用を禁止します! と同系で浮上を狙う。ただ学園ものと妹系の両立というという厩舎の狙いは分からないでもないが、主人公が先生で生徒が妹4人だけという血統(設定)では幅の広さはなく、本来の学園系らしい走りは期待できそうもない。トレーナーも幼馬の調教での実績は今ひとつ。追い切りの気配も平凡で大きな魅力に欠けるだけに見送りが妥当か。
期待度 ★★
姦染 CLIPPING CHRONICLE (SPEED)
凌辱抜き系では随一の実績を誇るジェントル佐々木が主戦騎手として全馬の手綱を握っているのがSPPEDの看板母系(シリーズ)である姦染。今回はネット投票(専売)ということで安馬(低価格)となっており、馬体(容量)については期待できなさそう。姦染の持ち味である乱交シーンもヒロイン数が絞られることによって幅が狭くなってしまうと見るのが妥当。もちろん安馬としての武器を活かし無駄な部分ををバッサリ刈り込んで走れる態勢を整えてくる可能性はあるが、その確率は低そう。見送りでいいだろう。
期待度 ★★
▲機関幕末異聞 ラストキャバリエ (キャラメルBOX)
おとボクののり太と嵩夜あやのコンビが古巣のキャラメルBOXに戻っての初戦のセラミラスの天秤は見所ある走りは見せたもののファンの期待に応えたとは言いがたい部分はあった。それだけに今回は期するものがあるだろう。過去競馬(エロゲー)界では何度も取り上げられた新撰組が舞台ということで、新鮮味には欠ける部分はあるが、そこは嵩夜あやの手腕に期待したい。歴史系ということである程度ファンの素養が必要となるだろうが、主人公の沖田総司と史実ではあまり絡まない坂本竜馬や佐久間象山がヒロインの一角を占めるところを見ると、史実を忠実に追うタイプではなく広くファンに受け入れられる可能性は強い。個別ルートがあっさり気味だった前走の反省を生かせれば勝ち負けを争える能力はある。
期待度 ★★★★
巨乳令嬢MC学園 (ルネ)
最近巨乳を冠名とした馬を中心に走らせているルネの最新馬。ただ巨乳系はライバルが多く存在感が発揮できていないのは確か。今回もこの母系に騎乗しているスカイハウスが鞍上だが、年上ヒロインを得意とする騎手だけに学園が舞台という馬への起用はやや手が合わない嫌いも。虐げられた主人公がヒロインを洗脳して逆襲するという血統は定番すぎて魅力は乏しい。老舗厩舎でベテラン騎手が鞍上ということで、抜きに関してはある程度信頼できるが、それだけの材料で好走を期待するのはやはり苦しいか。
期待度 ★★
QUINTUPLE☆SPLASH (Parasol)
人気騎手を多く輩出したF&C厩舎出身のちこたむを主戦として擁してきたParasolだが、今回は魚にみけおう、ゆき恵、桜はんぺんといった複数騎手に依頼。起用した騎手の知名度はちこたむに劣るものではないが、ヒロイン1人に騎手1人という分業体制はこれまでの厩舎のイメージをやや損ねた嫌いも。ただこれまで所属馬が好走した例はないだけに心機一転の意があったかもしれない。ただ不振の原因は萌え系として平凡な走りを続けていることにあって、トレーナーの顔ぶれが変わらないことには巻き返しは難しい。追い切りの動きも冴えず今回も期待できそうもない。
期待度 ★☆
狂いの月 (地雷ソフト)
厩舎開業時に関わった丸山剛が離れ、新たにスタートを切った形だった螢火ノ少女は大惨敗。トレーナーの名前から大きな期待は最初からしていなかったが、それにしても負けっぷりは酷かった。あの競走から変わり身を期待するのは厳しいが、前走よりは走りそうな気配は漂っている。ただシミュレーションADVと謳う割りには、脚元(システム)は不鮮明で、追い切りも公開なし。凌辱系であるのは間違いなさそうだが、どのような走りをするのか想像つかない。といっても多少の変わり身を見せたとしても、スタッフの顔ぶれから考えて厳しいレースとなるのは間違いなさそう。
期待度 ★★
賢者の贈り妹(脳内彼女)
脳内彼女といえば騸馬(男の娘)という印象が強いが、古くからのファンなら妹系と答えるかもしれない。そんな妹オンリー系では久々の出走となった前走のな妹き! は入着どまり。それでも高馬(フルプライス)でないというハンディを負っていたことを考えればまずまずの時計で駆けたといえる。今回も同価格帯だけに大きな変わり身は難しいだろうが、ヒロインも1人増え脳内彼女得意の妹による兄責めプレイが嵌れば面白い。それでも勝ち負けを争うまでの期待となると難しいか。
期待度 ★★☆
真痴漢王 (Liquid)
ネクストン系列の凌辱専門厩舎であるLiquidの最新馬。といっても過去安馬として走った痴漢王2頭の全弟で、兄(前作)たちがあまり走っていないだけに期待しにくいのは確か。ヒロインは兄から継続した面々に追加ヒロインを含めて、兄とは違い高馬らしい豪華な布陣。といっても同血統でお台がかなり上がってしまうというのはやはりマイナスだ。痴漢系は血統がバカバカしいものがほとんどだが、そこをいかに真面目に走らせるかというギャップが見所となる。ただ兄が走っていないということは、そのあたりも曖昧となっているかもしれない。騎手の日陰影次の手腕に不安はないが、それ以外に買える材料が乏しくてここでは厳しそう。
期待度 ★☆
JKトラブめいん”s (娘娘)
ぱれっとの姉妹厩舎として萌えエロ重視として開設された娘娘がデビュー戦から間をおかず2頭めを走らせてきた。騎手は同じレースに出走するGaletteで手綱を握ったK子だが、幼馬(ロリ)に実績が集中しているとはいえ専門騎手というほどではないだけにそれほど心配はない。明るく楽しいエロという厩舎のコンセプトから考えるとやや走りはコメディに偏っている気がしないでもないが、動画でエロを補填できることを考えれば十分だ。ただデビュー戦でも気配は上々ながら実戦では案外だっただけに信頼度は低い。押さえで買うのが精一杯だろう。
期待度 ★★★
△その古城に勇者砲あり! (ソフトハウスキャラ)
持ち味の長距離血統を生かしきれず空振りが目立つキャラ厩舎の最新馬。拠点防衛SLGというと不振に終わった門を守るお仕事を思い出させる。過去の所属馬と比べ進化がほとんど見られないのが近頃のキャラだったが、今回は単一でなく、マップが広がっていくなど反省が見られるのはプラス材料。トレーナーは厩舎開設以来担当してきた内藤騎之介から変更し外部に依頼するという大英断。といってもほのぼの凌辱と厩舎のファンに嘲笑とも親しみとも取れる温い走りは恐らく変わらないだろう。といってもこの厩舎の好走する時は長距離をバテずにファンを楽しませることが出来るかどうか。最近の成績が成績だけに信頼感は乏しいが押さえで狙うなら。
期待度 ★★★
ソラコイ (Chelseasoft)
新たな厩舎開業初戦で、MOREがpure moreに続いてもう一つ姉妹厩舎を開業させた形となる。宮坂みゆと宮坂なこの宮坂姉妹を騎手に起用したのが最大のウリで、これまで起用してきた騎手を考えると人気騎手の宮坂みゆに依頼したというのはかなりの英断だ。顔のそっくりな幼馴染が主人公をめぐって争うという血統だが、そこにどのような要素を絡めるかで好走できるかが決まる。トレーナーは少女アクティビティでコンビを組んだジェームス伊達と秋田マイコで少し捻った血統が予想されるところ。ただ追い切りの評価は芳しいものではない。前走でもヒロインの魅力が上手く伝わらないところがあったが、今回はそれがより顕著に感じられるところが痛い。これは萌え系にとっては致命的だ。直線で伸びてくるかもしれないが、出遅れが響いてしまう可能性の方が強そうだ。
期待度 ★★
△つよきすFESTIVAL(CandySoft)
つよきす初代デビュー10周年記念と銘打って出走するが、内容はつよきすNEXTとつよきす3学期の直仔(FD)と見て良さそう。トレーナーは2頭を手がけたさかき傘が務めるだけにすハズレはないはず。ただ成長したとはいえ、初代つよきすのヒロインに似せるのを騎手が放棄したように見えるのはどうか。その違和感さえ感じなければまずまず期待できそう。といっても初代つよきすとつよきすNEXTでは同血統とはいえ毛色はかなり変わったように感じられただけに、ニックスして反発しないかどうか心配。能力はあってもそれが100%発揮できるかどうかは微妙かも。
期待度 ★★★☆
鉄と裸 (つるみく)
独特の血統を走らせることで、凌辱系厩舎の中で異彩を放っているつるみくがファンタジー凌辱に挑む。よくあるファンタジー血統だと、エルフや獣人などのヒロインを凌辱するというのが定番だが、この馬は魔装具と呼ばれる騎士の鎧を使ってヒロインを籠絡させるという、つるみくらしい少し捻った血統。ただ追い切りが公開されてなく、厩舎を取材しても情報は少ない。おそらく直前出走取消(延期)となるのが濃厚だろうが、例えゲートインしたとしてもきっちり仕上げてきているか疑問。臨戦過程がまともなら気になる馬だが、これなら消しでよさそう。
期待度 ★☆
天文時計のアリア (Campus)
前レースにハルウソでデビューしたCampusが連闘で挑むというのは異例。lightでの活躍が印象に残る泉まひるだが、厩舎が変わっても魅力は衰えていない。ただ安馬らしくヒロイン1人のみで血統に広がりが見られそうもないのが不安。ただヒロインは騎手の手腕もあってか好印象。最近はこれといった馬を手がけていない木村ころやだが、萌えだけで十分勝負になりそうな予感。ただやはり安馬だけに萌え系として勝ちきるならばエロ以外にもう一つ材料が欲しいのは確か。
期待度 ★★★
働くオトナの恋愛事情 (あかべぇそふとすりぃ)
主人公が学生でなく社会人で、ヒロインの殆どが社会人というのはありそうでなかった血統。競馬ファンの大部分が社会人ということを考えれば、こうした馬がもっと増えてきてもいい。トレーナーはできない私が繰り返すでデビューしてまずまずの結果を出した中島大河というのも楽しみだ。ただ追い切りを見る限り、これまで学園を舞台にしていたのがそのまま社会人生活になっただけという印象が強い。学園という閉鎖空間でなく世界観に広がりがあるのは良いが、主人公の思考があまり社会人らしくなさそうに感じられるのもややマイナス。ヒロインの容姿も大人の女性という雰囲気にやや欠けていて騎手の起用もミスチョイス気味。大物っぽい雰囲気はあるが、雰囲気だけで終わってしまいそうだ。
期待度 ★★☆
〇フェアリーテイル・アンコール(ライアーソフト)
他の厩舎とは一線を画しマイナーな血統を走らせるライアーソフトの中でも、とびきり異彩を放ったのがフェアリーテイル・レクイエムだったが、最終レースに早々と直仔(FD)が登場。走り自体は父(本編)で完結していただけに、新たな患者を登場させるのと、必ずしもハッピーエンドには辿り着けなかったヒロインの救済というのが内容か。アクの強い内容なだけに人を選ぶのは当然だが、父のファン以外がこの馬を買うとは思えないだけに、父よりも速い時計で駆ける可能性は高い。となればよほど馬体が薄かったり虫でも湧いていない限り、あっさり勝たれても不思議なく当然上位争いできる馬だろう。
期待度 ★★★★
◎見上げてごらん、夜空の星を (PULLTOP)
PULLTOPの最新馬はこの大空に、翼をひろげてで成功した紺野アスタをトレーナーに迎えて、あの走りの再現を狙う。今回は同じ空を舞台といっても星空の世界。天文を舞台とした馬は競馬界では多くて意外性には乏しいが、正統派の青春萌え系という意味では奇をてらわない方が堅実に走れる。追い切りも長めで意欲的。過去の回想がたびたび出るところを考えると幼馴染ヒロインが優遇されそうで、他のヒロインに期待すると裏切られる可能性は強い。ただこの大空に、翼をひろげても一点突破で成功しているだけに、さほどマイナスにはならない。能力を考えれば軸にするならこの馬からか。
期待度 ★★★★☆
(本紙の見解)抜けた実力馬の存在こそ見当たらないが、まずまずメンバーが揃って面白いレースが見られそう。本命は過去の実績を考えれば見上げてごらん、夜空の星をで良さそう。といっても能力的に抜けているわけでなく他馬でも食い込む余地は充分。フェアリーテイル・アンコールも前走走っていて上積みも期待できるとなれば逆転する可能性は有りそう。このスタッフが女装主人公ものに挑むということで注目される機関幕末異聞 ラストキャバリエも不気味な存在であっさり勝たれてしまう可能性も。人気血統のお祭り的存在のつよきすFESTIVALも勝つまではどうかといったところだが、連穴には欠かせない。久々に追い切りに見所あったIZUMO4にその古城に勇者砲あり! といった長距離血統も押さえておきたいし、時計が掛かればアマカノ ~Second Season~が恵まれる可能性も。
2015年12月05日
豪華声優陣による抜きゲー?
最近積みゲーが全く崩しきれていません。
まあ最近は購入本数も1本買うのが精々といったところですので、それほど在庫は増えては居ないのですが、11月は久しぶりに複数本購入したということもあって、そろそろHD内に燻っているゲームをクリアしていかなければなりません。
ということで、疲れた体に鞭打ってようやくクリアしたのが、姉小路直子と銀色の死神(みなとカーニバル)です。本家つよきすのタカヒロ氏とそれ散るの王雀孫氏という人気ライターがタッグを組んだとあって、発売前から話題になっていた作品・・・にしては発売後の評判が芳しくないのが気になるのですが、ただミドルプライス作品ということで短時間でクリアできそう・・・ということでチョイスしたわけですが。
序盤から中盤をプレイしてみて批評空間の中央値が低迷している理由が分かってきました。決して箸にも棒にも掛からないというほどつまらないわけではないのですが、つよきすや俺たちに翼はない第2章のような笑いを期待した人に応えるデキだったかというと、とてもその域には達していなかったからです。
まあタカヒロは作品中つよきすの評価が飛びぬけていて、みなとそふとの旗揚げ作品となった君が主で執事は俺では正直空振りに終わった感が強かったことを考えれば、今回の成績は予想できたかもしれません。というのもみなとそふと最大のヒット作というべき真剣で私に恋しなさい!は豪華声優陣を含めた力押しで高評価を勝ち取ったようにぼくは思っているのですね。そう考えると今回のミドルプライスというポジションはタカヒロにとっては向かなかったのでしょう。確かに今回も多くのキャラクターが登場し声優も有名どころを揃えてます。ただミドルプライスという縛りがあったせいかキャラは多彩なものの設定に深みが感じられないのですね。
主人公がやたら好かれまくるというのはエロゲー的にはアリだとは思うのです。ただ年上女性キャラだけに全員に無条件に好かれるというのはちょっと違うのではないかと思うのですね。もちろん主人公の新九郎はプレイヤーを不快にさせるようなキャラではないし、メインヒロインたちに限っては好かれるようになった理由についても描かれています。ただ他のヒロインに関しては特に過程はほとんど描かれてなくて、単に主人公が生来備えている能力によるものという説明に終始してしまっています。これなら抜きゲーでありがちな、フェロモンによるものとかいうごり押しの設定の方がまだ理解できるような気がするのです。
と、こうして考えていくと、もしかしたらゲームの主眼は「一般作でも活躍している豪華声優陣競演による抜きゲー」のような気がしてきました。確かにエロシーンは心配されていた声優さんの演技を含めて頑張っている印象は強く、サブヒロインの大多数にもエロシーンがあるなど並みの抜きゲーと遜色ないくらい内容を誇っています。もし主眼がそうならシナリオの内容について不満を並べるのは見当違いというものです。実際キャラの会話も常時高レベルとまではいかないまでも、テンポは悪くなく、抜きゲーにありがちな空虚な笑いとは無縁でそれなりに楽しめました。
というわけで、ライターがタカヒロ氏一人だったなら満足とまではいかないまでにしても納得できたと思うのです。それにこういった声優陣を使った抜きゲーというコンセプトはいかにもタカヒロ氏が好んで作りたがりそうなゲームなのですよね。ただぼく的にはライター陣に王雀孫氏の名がある以上そう言った内容とは違うものを期待してしまうわけで、ゲーム全体に王雀孫らしさをほとんど感じさせるところがなかったのは残念でした。タカヒロ氏のホームグラウンドで戦ってしまったから仕方なかったかもしれませんが、王雀孫氏のテキストに期待していた身からすればホームチームの引き立て役に終わってしまうのではなく、喰ってしまうくらいの活躍をして欲しかったというのが正直な気持ちで、そういった意味では残念なゲームでした。
まあ最近は購入本数も1本買うのが精々といったところですので、それほど在庫は増えては居ないのですが、11月は久しぶりに複数本購入したということもあって、そろそろHD内に燻っているゲームをクリアしていかなければなりません。
ということで、疲れた体に鞭打ってようやくクリアしたのが、姉小路直子と銀色の死神(みなとカーニバル)です。本家つよきすのタカヒロ氏とそれ散るの王雀孫氏という人気ライターがタッグを組んだとあって、発売前から話題になっていた作品・・・にしては発売後の評判が芳しくないのが気になるのですが、ただミドルプライス作品ということで短時間でクリアできそう・・・ということでチョイスしたわけですが。
序盤から中盤をプレイしてみて批評空間の中央値が低迷している理由が分かってきました。決して箸にも棒にも掛からないというほどつまらないわけではないのですが、つよきすや俺たちに翼はない第2章のような笑いを期待した人に応えるデキだったかというと、とてもその域には達していなかったからです。
まあタカヒロは作品中つよきすの評価が飛びぬけていて、みなとそふとの旗揚げ作品となった君が主で執事は俺では正直空振りに終わった感が強かったことを考えれば、今回の成績は予想できたかもしれません。というのもみなとそふと最大のヒット作というべき真剣で私に恋しなさい!は豪華声優陣を含めた力押しで高評価を勝ち取ったようにぼくは思っているのですね。そう考えると今回のミドルプライスというポジションはタカヒロにとっては向かなかったのでしょう。確かに今回も多くのキャラクターが登場し声優も有名どころを揃えてます。ただミドルプライスという縛りがあったせいかキャラは多彩なものの設定に深みが感じられないのですね。
主人公がやたら好かれまくるというのはエロゲー的にはアリだとは思うのです。ただ年上女性キャラだけに全員に無条件に好かれるというのはちょっと違うのではないかと思うのですね。もちろん主人公の新九郎はプレイヤーを不快にさせるようなキャラではないし、メインヒロインたちに限っては好かれるようになった理由についても描かれています。ただ他のヒロインに関しては特に過程はほとんど描かれてなくて、単に主人公が生来備えている能力によるものという説明に終始してしまっています。これなら抜きゲーでありがちな、フェロモンによるものとかいうごり押しの設定の方がまだ理解できるような気がするのです。
と、こうして考えていくと、もしかしたらゲームの主眼は「一般作でも活躍している豪華声優陣競演による抜きゲー」のような気がしてきました。確かにエロシーンは心配されていた声優さんの演技を含めて頑張っている印象は強く、サブヒロインの大多数にもエロシーンがあるなど並みの抜きゲーと遜色ないくらい内容を誇っています。もし主眼がそうならシナリオの内容について不満を並べるのは見当違いというものです。実際キャラの会話も常時高レベルとまではいかないまでも、テンポは悪くなく、抜きゲーにありがちな空虚な笑いとは無縁でそれなりに楽しめました。
というわけで、ライターがタカヒロ氏一人だったなら満足とまではいかないまでにしても納得できたと思うのです。それにこういった声優陣を使った抜きゲーというコンセプトはいかにもタカヒロ氏が好んで作りたがりそうなゲームなのですよね。ただぼく的にはライター陣に王雀孫氏の名がある以上そう言った内容とは違うものを期待してしまうわけで、ゲーム全体に王雀孫らしさをほとんど感じさせるところがなかったのは残念でした。タカヒロ氏のホームグラウンドで戦ってしまったから仕方なかったかもしれませんが、王雀孫氏のテキストに期待していた身からすればホームチームの引き立て役に終わってしまうのではなく、喰ってしまうくらいの活躍をして欲しかったというのが正直な気持ちで、そういった意味では残念なゲームでした。
2015年11月19日
11月の発売予定表から
年末の大レースが近づいてきたせいか、前レース(月)以上にメンバーが揃いました。断然人気を集めそうな馬は見あたりませんが、力量上位の馬が多く混戦に拍車をかけています。印の回らなかった馬でさえ他のレースに出走すれば勝ち負けしてもおかしくないだけに、競馬(エロゲー)ファンにとっては楽しみな一戦となりそう。ただその反面、かなり点数を広げなければならないだけに、泣く泣くオミットしなければいけない馬券(ゲーム)も複数でてしまいそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
えむリア! 俺がドMになったのはどう考えてもお前らが悪い(CarolWorks)
主人公マゾ系はバカ系と抜き系に片寄っているが、追い切り(体験版)を見る限りこの馬も同系。騎手の蜜桃まむとXeの実績から萌えに重心を置いてくるかと思いきや以外に萌えは薄め。アクが強いヒロインが主力で、清涼剤となりそうな星美も腹黒という面が公開されているところを考えると、萌え展開は薄く主人公受けのエロで押し切る作戦だろう。こういった血統(設定)は最後主人公がこれまで虐げられてきた恨みを晴らすような逆転があるかどうかで印象がガラリと変わってくるが、この馬はどうやらそのまま主人公がそのカーストの最下層に置かれたままゴール板を迎えてしまいそう。となると走り(シナリオ)には殆んど期待できず、エロのデキ次第で着順が決まってくる。ただそういった一本調子の走りで通用するほど今回の相手は甘くない。トレーナーの戦績を考えれば、入着があれば上々だろう。
期待度 ★★
△巨乳ファンタジー3(WAFFLE)
厩舎の人気母系(シリーズ)も今回で8代(作)目。どれもハズレなくほとんど走っているというのが凄い。今回は古代ローマ時代をモチーフに神話世界を絡めるという贅沢な配合。抜き系でありながら走り(シナリオ)にも手抜きしないという点がこの母系を成功に導いてきただけに今回も手抜きはないだろう。出走時期が2週間ほど遅いためか、追い切り(体験版)も公開されてなく、ラシックス(声優)も未公開と未知数な部分が多くて一抹の不安はあるが、実績どおりの走りを見せるなら上位陣相手でもそう引けはとらない。不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★
君と恋する学園喫茶(Reon)
中央(商業)デビューしての2戦は平凡な成績に終わり、そろそろ上級馬を輩出しないと厩舎存亡の危機ともなりかねないReonの最新馬。今回は競馬創成期からある喫茶店系という血統で挑むが、学園の喫茶部が舞台というのが目新しい点。ただ追い切りを見る限り普通の喫茶系とさほど変わるところは見られない。これまで血統的に面白味を感じさせながら、うまく走りに昇華できなかったことを考えると大きな期待はできそうもない。抜きに力を入れてきたのは好感も走りの裏づけがなければ好走は厳しい。ここも見送りか。
期待度 ★★
△キミのとなりで恋してる! THE RESPECTIVE HAPPINESS(ALcotハニカム)
おぅんごぅるのトレーナー(ライター)デビュー戦で好走をみせたキミのとなりで恋してる!の直仔(FD)。萌えとエロのバランスが絶妙だった走りから、今回も期待される面は大きい。新たに涼香の姉である彩香が加わり、前回非攻略ながら貢献大きい妹の恵とともにヒロインの列に果たして加わってくるのかが注目点だが、お台(販売価格)から恐らく非攻略となっていそう。それよりもこの2人がどこまで走りに幅をだせるかの方が問題だ。ヒロインのアフターにお邪魔虫的に加わるのでは芸がないが、そこはおぅんごぅるの手腕に期待したい。メンバーはかなり骨っぽいが実績はあるだけにそれなりに格好は付けてくれるだろう。
期待度 ★★★★
△恋する気持ちのかさねかた(ensemble)
主人公女装潜入系を得意とするensemble厩舎だが、今回は正統学園恋愛系。それでもヒロインに優等生やお嬢さまキャラを揃えたあたりがこの厩舎らしい雰囲気を残している。2つの学園を統合するにあたってのハプニングという血統は過去何頭かあってそれほど目新しさは感じない。それより過去この厩舎で強い印象を残した籐太がどこまで調教に関わっているかが注目点。ただ追い切りを見る限りはあまり籐太らしさは感じさせずその点は期待はずれ。ヒロインが2強色が濃厚にしてはトレーナーが4人というのも気になる。それでも複数トレーナー個々の実績は悪くなく、追い切りもまずまずの動き。といっても強調できる点が少ないだけに一線級と比べると分が悪いだろう。
期待度 ★★★☆
ここから夏のイノセンス!(クロシェット)
過去サガプラや角砂糖厩舎で起用されたせせなやうがクロシェットの馬の手綱を握る。クロシェットといえば乳と競馬ファンなら即答できるくらい乳にこだわりを持つ厩舎だが、巨乳ヒロインを得意としないせせなやうだけにそこは控えめ。といってもエロに関して薄くなるようだとこの厩舎の持ち味を失う。恐らくメイントレーナーは保住圭が務めていそうで、ならばイチャラブについては充分期待できそう。ただ殺伐とした未来世界から過去の田舎世界へタイムスリップしたという血統はやや凝りすぎの感。それなりに説得のある走りを直線(終盤)で見せないと、血統に足を引っ張られるかもしれない。ただそれを生かせれば好走も可能であり取捨選択は難しい。軸にするには不安が多く押さえで買うのが妥当なところか。
期待度 ★★★
コドモノアソビ(Lump of Sugar)
前レース(先月)出走を予定していたが直前に回避(延期)。追い切りも公開されていなかっただけに予想はされていたが、ただファンのことを考えればもう少し早い段階での発表をすべきだったろう。さてその追い切りを見てやや印象は良くなった感。トレーナーの布陣を厚くした結果、思ったより走りに力を入れてきた印象。ただその反面萌えを犠牲にした印象はありヒロインの層がやや薄く感じられたのは気がかり。好走したMagical Charmingの再現ができるかどうかだが、走りでよほど奮起しないと厳しいか。
期待度 ★★★
さみだれグローインアップ!(SAMOYED SMILE)
騎手の顔ぶれを見れば分かるようにシールの姉妹厩舎で、今回が開業初戦。といってもシールの脱バカ系としてseal-QUALIAがあり馬の傾向はほぼ同じ。といってもそのあまたらすリドルスターで経験不足を露呈してしまった格好で大きな変わり身となると疑問。抜きや凌辱では定評あるトレーナーのさんきちにハートフルラブコメディを冠する馬を任せるのはやはりミスチョイス。動画(アニメ)得意のシール系厩舎でその点に関しては買えるが、言い換えればそれ以外に押せる材料は乏しい。メンバー的にもここでは苦しい。
期待度 ★★
▲空色イノセント(あかべぇそふとすりぃ)
最近のあかべぇ厩舎の成績は今ひとつで、この馬もほぼ新人といっていいトレーナーが担当するとなると強気になれないのは確か。ただアルテミスブルーの井上啓二が一枚噛んでいて、航空機が絡んでの空が舞台となると簡単にオミットできない。アルテミスブルーは実質ヒロインが主人公を務めるという思い切った戦法を取ってきたが、この馬はオーソドックスな走りとなりそう。追い切りもまずまずでやや華に欠けるのは否めないが、逆にそこが特徴ともいえる。これなら騎手が一線級でなくとも充分勝負になる。人気の盲点となりそうで思い切って狙ってみる手はありそうだ。
期待度 ★★★★
ちんくる★ツインクルフェスティバル!(DigitalCute)
この馬も幾度の出走取消(延期)を繰り返してきたが、ようやくゲートイン(マスターアップ)した模様。凡走馬をほとんど走らせていない厩舎なだけに手堅い走りは見せられそうだが、ただ今回はなにせ明らかなバカ系。あてゅ・わぁくすでメイントレーナーを務めていた玉城琴也が調教を担当するが、走る馬をほとんど手がけていないというのも不安点。しかも今回は相手が揃いバカ血統で真っ向勝負するにはいかにも分が悪い。取消を繰り返した末に一番厳しいメンバーを相手に選んでしまったというのは皮肉としかいいようがない。
期待度 ★★★
蜥蜴の尻尾切り(CYCLET)
近走騙馬(男の娘)に騎乗している椎咲雛樹がかつて主戦場としていたサイクの馬に騎乗する。ブサイクでは異種姦系の馬で好走してきた騎手であり、最近原点回帰を目指しているCYCLETの馬とは手が合うはず。ただ今回は異種姦がメインではなく、人体切断を主軸としたグロと狂気に重きを置く。血統はほとんど見掛けたことはないが、惹かれるものは多い。ただトレーナーはこれまで走る馬を手がけたことはなく、どこまで血統を生かした走りを見せられるか不安は大きい。好走する可能性はあるが、その確率は必ずしも大きくないと見る。
期待度 ★★☆
ナデレボ!(自宅すたじお)
新規開業となる厩舎で、トレーナーは恋愛リベンジでデビューした十塚和に新人の梧有希というコンビ。未知数な部分は多いが、ヒロインの裏面の見せ方次第で良質なバカゲーとなりそうな予感はありそう。サブキャラも多彩でこういった血統の馬が走る条件は揃えている。恋愛リベンジでもキャラの掛け合いなどデビュー戦にしてはまずまず見所があっただけに、それなりの走りはできそうだ。ただ騎手はやや弱い印象で取材ではフォーム(作画)の崩れが気になる。バカゲーと見ればそれほど影響はないかもしれないが、バカ系でこの強力メンバー相手に挑むとなると、騎手の手腕にある程度頼らないと上位に食い込むのは難しいだろう。
期待度 ★★★
◎果つることなき未来ヨリ(FrontWing)
好走したグリザイア3代で大きな注目を集めたスタッフが再び結集。今回はいわゆる主人公異世界召喚系で、前走より以上に主人公の強さに磨きが掛かる。追い切りの動きも藤崎竜太らしい軽快な脚捌きを見せていて前走のファンの期待を裏切りそうな気配はない。ただ問題はHシーンが別装となっている点。未成年のファンを取り込みたいという厩舎の思惑が強く感じられるが、エロへの繋ぎが不自然となってくるというマイナスもある。学園を舞台とした萌え系なら影響は小さいだろうが、下ネタを織り交ぜた調教が持ち味の藤崎トレーナーにエロ別装を強いるとなると影響は小さくないだろう。反面そこさえうまく解決させれば圧勝してもおかしくない。やはりこの馬を中心にレースは動きそうだ。
期待度 ★★★★☆
ハラミタマ(アトリエかぐや)
復帰してから3戦したが、今ひとつ結果が付いてこない印象があるchoco chip騎手。そろそろ存在感を見せ付けておきたいところだが、今回も地味な印象。平凡な主人公が実は重要な因子を抱えていて、それを狙うためにヒロインが迫るという血統は新鮮味が薄い。そこを何とかしてきたのが往年のchoco chipだが、さすがにそこまでの迫力は現在なくしかもヒロインが3人と少なめ。この騎手に巫女服というのは新鮮で相性も良さそうだが、それだけで入着以上の成績を求めるのは厳しい。今回も持ち時計通りの成績に終わりそう。
期待度 ★★☆
ハルウソ Passing Memories(Campus)
この馬単一では安馬といっていいお台だが、ヒロインが4人いてそれを切り売りしていると考えれば決して安い買い物ではない。それはともかく厩舎としてもこの馬が凡走してしまっては、他の馬の出走にも影響するとあって掴みは非常に大事。ヒロインに優等生キャラをもってきたというのも納得で、人の嘘が分かるという主人公がヒロインの内面を知るという点でのニックスは良い。ただあまりにオーソドックス過ぎて展開が容易に予想できてしまいそうなのは難点。この血統だとやはり最後のどんでん返しに期待したいところだが、今回はそうなりそうもない。そうなるとこういった血統で切り売りしてしまったこと自体が間違いともいえる。豪華なラシックス(声優)は魅力だが、こういったマイナスをカバーするには難しい。様子見でいいだろう。
期待度 ★★
人妻スイミング倶楽部(INTERHEART)
近走まずまずの戦績を残しているインターハート厩舎だが、前走は不慣れな調教SLG系ということで結果が出ず。今回は騎手に大ベテランのINOを起用しての、古馬(人妻ヒロイン)限定抜き系。スイミングスクールが舞台ということで競泳水着に身を包む古馬は壮観だ。トレーナーは妹ドリームや天気雨で結果を出した花散さとで注目度は低いが意外に悪くない陣容だ。古馬にされるがままだった主人公が、直線に入ると逆に古馬を自在に操るようになるという逆転もシチュ的には魅力。ただ問題は古馬ヒロインにやや魅力を欠く点。エロさで充分釣り合いは取れそうな気がするが、もう少しファンを掴む工夫がないと今回相手が強力なだけに実戦で苦労しそう。
期待度 ★★☆
フォーリンラブ×4tune(Escude)
SLGや脱衣バトルなど多彩な血統を走らせるエスクードの最新馬だが、今回は他厩舎でも最近流行している萌え&抜き系ということでやや拍子抜けの感。それでも萌え&抜き系への騎乗といえばまず思い浮かべるみけおうを鞍上に、厩舎の看板馬となったあかときっでデビューした草上明と中々魅力ある騎手の顔ぶれだ。恋の矢を受けたヒロインが主人公に迫るという展開は定番も、ヒロインの中に矢を授けた女神やそれに対立する悪魔がいるというのは面白い。抜きだけでなく軽快なコメディ的走りも見せられるとなれば上位進出も不可能ではない。ただトレーナーが凡走馬ばかりを手がける若瀬諒を始めあまりに頼りない。同メンバーがトレーナーを務めた恋愛フェイズの走りを考えれば、このメンバー相手に勝負になるとは思えない。見送りでいいだろう。
期待度 ★★
〇僕はキミだけを見つめる I gaze at only you(インレ)
中央初挑戦のChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- で一躍競馬ファンの注目を浴びたインレの最新馬。デビュー戦に続いて今回も地方(同人)時代実績のある馬の再出走(リメイク)とあって、かなりの能力を持っているのは確か。地方時代は走りも一本調子で分岐もなかったが、今回は高馬(フルプライス)なだけにさすがにヒロイン一人というわけにはいかず複数となる。まさかこのトレーナーだけに単なる増量には終わらないだろうが、それでもメインヒロインとの格差は大きそう。それでも芯となる部分がしっかりしていれば充分好走しそう。追い切りを見る限り萌えや抜きには期待できないものの、先が楽しみになりそうな走りっぷり。本命馬を負かせる筆頭候補はまずこの馬だろう。
期待度 ★★★★☆
△Maggotbaits(CLOCKUP)
4年前のeuphoria の快走がいまだ印象深いはましま薫夫の凌辱グロ路線だが、今回はバトル系を得意とする昏式龍也とコンビを組む。このトレーナーだけに当然戦闘にも力を入れてくるだろうが、厩舎の求める方向性から考えればダーク&バイオレンスが主眼となりそう。もちろんエログロ描写もかなり濃く、耐性がないファンにはとても勧められるものではないが、逆にいえば騎手のファンからすれば待ち望んでいた馬といえる。こういった燃え系とエログロ凌辱のニックスとうのは、最近ほとんど見当たらなかっただけにかなり新鮮。嵌れば大駆けも可能だろう。ただ主人公の強さをウリにしてきたトレーナーだけにヒロインの凌辱に対し何の手も打てないような展開が続くと大きく外してしまう可能性も考えられる。能力は相当なものがありそうでオミットするのは危険だが、軸で買うのは怖く穴候補の筆頭で。
期待度 ★★★★
マジカル☆ディアーズ(Navel honeybell)
初期の出走予定から5ヶ月経過してようやくゲートインに漕ぎ着けたように、臨戦過程でかなり紆余曲折があったよう。デビュー戦の空飛ぶ羊と真夏の花は人気騎手のたにはらなつきを鞍上に迎えながら見所のない走りとなってしまっただけに巻き返しを狙いたいところだが、トレーナーは前走と同じ森林彬。血統は凝っていて一見面白そうに思えるが、それを活かしきれないのがこのトレーナーのパターン。といってもヒロインはまずまず可愛くて走りもそれほど悪くはなく、全くの凡馬というわけではない。そこそこの走りは見せられるとは思うが、それでも今回はいかにも相手が強すぎる。メンバー的にも上位に食い込める可能性は低いだろう。
期待度 ★★☆
乱れ雪月華 儚く散る細雪(Lass Lunatic)
これまで騎手を生かした萌え系に別の要素を加えるといった馬を走らせてきたLassだが、今回はガラリと様相を変えて凌辱系血統で挑む。ただトレーナーのモーリーはHOOKでの仕事が多いように凌辱に手腕を発揮するタイプではない。くの一に忍術を授けるという名目で凌辱するというが、結局シチュのみで中身はヒロインもそれを承知済みといういわば萌え抜きに近い仕上がりとなりそう。いずれにしてもこれまでポテンシャルを充分発揮できないままの競走に終始したLass厩舎なだけに、未知数の分野でいきなり結果を出すという可能性は低いだろう。
期待度 ★☆
△嫁探しが捗りすぎてヤバい。(HULOTTE)
厩舎開業以来水準の高い萌えで着実に成績を残しているHULOTTEの最新馬。見所ある走りを見せた前走に気をよくしたのか今回も同じく深山ユーキをトレーナーに起用。特殊能力をアクセントにしたのも前走同様で、明らかに二匹目のどじょうを狙いにきた感が強い。確かにヒロイン萌えは中々で厩舎の思惑通りの結果となる可能性は充分。ただ前走はヒロインのレベルは相当高かっただけに、あのレベルを求めてしまうと不満に思う可能性も。となると今回脇役に回った印象が強い妹がどこまで走りに関わってくるかが好走へのカギとなりそうだが、正直そこまで期待するのは虫が良すぎる気がしないでもない。それでも萌え系としては能力はありそうで押さえておきたい馬。
期待度 ★★★☆
(本紙の見解)
出走馬のレベルが高く、どの馬に勝たれても不思議はない一戦。実績から考えれば果つることなき未来ヨリの本命は当然。ただ一般(非18禁)馬との絡みから不合理性を突かれると思わぬ苦戦も。地方時代の実績十分な僕はキミだけを見つめる I gaze at only youも殆ど実力に違いはない。追加要素次第では前走同様圧勝の可能性もある。不気味なのは人気の盲点になりそうな空色イノセント。トレーナーや騎手の知名度から低人気は当然もポテンシャルは上位陣に匹敵するだけに思い切って狙う。人気血統の最新馬巨乳ファンタジー3も怖い。主人公が変更されるなど不確定要素があるだけにやや評価を下げたが、影響なければ当然上位を争える。はましま薫夫と昏式龍也のコンビが新鮮なMaggotbaitsも過去の実績から考えれば上位に食い込んでもおかしくない。人気馬の直仔のキミのとなりで恋してる! THE RESPECTIVE HAPPINESSや嫁探しが捗りすぎてヤバい。に恋する気持ちのかさねかたといった萌え系勢も展開次第ではチャンスがありそうで、印が回らなかった馬を含めて激戦必至の好レースだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
えむリア! 俺がドMになったのはどう考えてもお前らが悪い(CarolWorks)
主人公マゾ系はバカ系と抜き系に片寄っているが、追い切り(体験版)を見る限りこの馬も同系。騎手の蜜桃まむとXeの実績から萌えに重心を置いてくるかと思いきや以外に萌えは薄め。アクが強いヒロインが主力で、清涼剤となりそうな星美も腹黒という面が公開されているところを考えると、萌え展開は薄く主人公受けのエロで押し切る作戦だろう。こういった血統(設定)は最後主人公がこれまで虐げられてきた恨みを晴らすような逆転があるかどうかで印象がガラリと変わってくるが、この馬はどうやらそのまま主人公がそのカーストの最下層に置かれたままゴール板を迎えてしまいそう。となると走り(シナリオ)には殆んど期待できず、エロのデキ次第で着順が決まってくる。ただそういった一本調子の走りで通用するほど今回の相手は甘くない。トレーナーの戦績を考えれば、入着があれば上々だろう。
期待度 ★★
△巨乳ファンタジー3(WAFFLE)
厩舎の人気母系(シリーズ)も今回で8代(作)目。どれもハズレなくほとんど走っているというのが凄い。今回は古代ローマ時代をモチーフに神話世界を絡めるという贅沢な配合。抜き系でありながら走り(シナリオ)にも手抜きしないという点がこの母系を成功に導いてきただけに今回も手抜きはないだろう。出走時期が2週間ほど遅いためか、追い切り(体験版)も公開されてなく、ラシックス(声優)も未公開と未知数な部分が多くて一抹の不安はあるが、実績どおりの走りを見せるなら上位陣相手でもそう引けはとらない。不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★
君と恋する学園喫茶(Reon)
中央(商業)デビューしての2戦は平凡な成績に終わり、そろそろ上級馬を輩出しないと厩舎存亡の危機ともなりかねないReonの最新馬。今回は競馬創成期からある喫茶店系という血統で挑むが、学園の喫茶部が舞台というのが目新しい点。ただ追い切りを見る限り普通の喫茶系とさほど変わるところは見られない。これまで血統的に面白味を感じさせながら、うまく走りに昇華できなかったことを考えると大きな期待はできそうもない。抜きに力を入れてきたのは好感も走りの裏づけがなければ好走は厳しい。ここも見送りか。
期待度 ★★
△キミのとなりで恋してる! THE RESPECTIVE HAPPINESS(ALcotハニカム)
おぅんごぅるのトレーナー(ライター)デビュー戦で好走をみせたキミのとなりで恋してる!の直仔(FD)。萌えとエロのバランスが絶妙だった走りから、今回も期待される面は大きい。新たに涼香の姉である彩香が加わり、前回非攻略ながら貢献大きい妹の恵とともにヒロインの列に果たして加わってくるのかが注目点だが、お台(販売価格)から恐らく非攻略となっていそう。それよりもこの2人がどこまで走りに幅をだせるかの方が問題だ。ヒロインのアフターにお邪魔虫的に加わるのでは芸がないが、そこはおぅんごぅるの手腕に期待したい。メンバーはかなり骨っぽいが実績はあるだけにそれなりに格好は付けてくれるだろう。
期待度 ★★★★
△恋する気持ちのかさねかた(ensemble)
主人公女装潜入系を得意とするensemble厩舎だが、今回は正統学園恋愛系。それでもヒロインに優等生やお嬢さまキャラを揃えたあたりがこの厩舎らしい雰囲気を残している。2つの学園を統合するにあたってのハプニングという血統は過去何頭かあってそれほど目新しさは感じない。それより過去この厩舎で強い印象を残した籐太がどこまで調教に関わっているかが注目点。ただ追い切りを見る限りはあまり籐太らしさは感じさせずその点は期待はずれ。ヒロインが2強色が濃厚にしてはトレーナーが4人というのも気になる。それでも複数トレーナー個々の実績は悪くなく、追い切りもまずまずの動き。といっても強調できる点が少ないだけに一線級と比べると分が悪いだろう。
期待度 ★★★☆
ここから夏のイノセンス!(クロシェット)
過去サガプラや角砂糖厩舎で起用されたせせなやうがクロシェットの馬の手綱を握る。クロシェットといえば乳と競馬ファンなら即答できるくらい乳にこだわりを持つ厩舎だが、巨乳ヒロインを得意としないせせなやうだけにそこは控えめ。といってもエロに関して薄くなるようだとこの厩舎の持ち味を失う。恐らくメイントレーナーは保住圭が務めていそうで、ならばイチャラブについては充分期待できそう。ただ殺伐とした未来世界から過去の田舎世界へタイムスリップしたという血統はやや凝りすぎの感。それなりに説得のある走りを直線(終盤)で見せないと、血統に足を引っ張られるかもしれない。ただそれを生かせれば好走も可能であり取捨選択は難しい。軸にするには不安が多く押さえで買うのが妥当なところか。
期待度 ★★★
コドモノアソビ(Lump of Sugar)
前レース(先月)出走を予定していたが直前に回避(延期)。追い切りも公開されていなかっただけに予想はされていたが、ただファンのことを考えればもう少し早い段階での発表をすべきだったろう。さてその追い切りを見てやや印象は良くなった感。トレーナーの布陣を厚くした結果、思ったより走りに力を入れてきた印象。ただその反面萌えを犠牲にした印象はありヒロインの層がやや薄く感じられたのは気がかり。好走したMagical Charmingの再現ができるかどうかだが、走りでよほど奮起しないと厳しいか。
期待度 ★★★
さみだれグローインアップ!(SAMOYED SMILE)
騎手の顔ぶれを見れば分かるようにシールの姉妹厩舎で、今回が開業初戦。といってもシールの脱バカ系としてseal-QUALIAがあり馬の傾向はほぼ同じ。といってもそのあまたらすリドルスターで経験不足を露呈してしまった格好で大きな変わり身となると疑問。抜きや凌辱では定評あるトレーナーのさんきちにハートフルラブコメディを冠する馬を任せるのはやはりミスチョイス。動画(アニメ)得意のシール系厩舎でその点に関しては買えるが、言い換えればそれ以外に押せる材料は乏しい。メンバー的にもここでは苦しい。
期待度 ★★
▲空色イノセント(あかべぇそふとすりぃ)
最近のあかべぇ厩舎の成績は今ひとつで、この馬もほぼ新人といっていいトレーナーが担当するとなると強気になれないのは確か。ただアルテミスブルーの井上啓二が一枚噛んでいて、航空機が絡んでの空が舞台となると簡単にオミットできない。アルテミスブルーは実質ヒロインが主人公を務めるという思い切った戦法を取ってきたが、この馬はオーソドックスな走りとなりそう。追い切りもまずまずでやや華に欠けるのは否めないが、逆にそこが特徴ともいえる。これなら騎手が一線級でなくとも充分勝負になる。人気の盲点となりそうで思い切って狙ってみる手はありそうだ。
期待度 ★★★★
ちんくる★ツインクルフェスティバル!(DigitalCute)
この馬も幾度の出走取消(延期)を繰り返してきたが、ようやくゲートイン(マスターアップ)した模様。凡走馬をほとんど走らせていない厩舎なだけに手堅い走りは見せられそうだが、ただ今回はなにせ明らかなバカ系。あてゅ・わぁくすでメイントレーナーを務めていた玉城琴也が調教を担当するが、走る馬をほとんど手がけていないというのも不安点。しかも今回は相手が揃いバカ血統で真っ向勝負するにはいかにも分が悪い。取消を繰り返した末に一番厳しいメンバーを相手に選んでしまったというのは皮肉としかいいようがない。
期待度 ★★★
蜥蜴の尻尾切り(CYCLET)
近走騙馬(男の娘)に騎乗している椎咲雛樹がかつて主戦場としていたサイクの馬に騎乗する。ブサイクでは異種姦系の馬で好走してきた騎手であり、最近原点回帰を目指しているCYCLETの馬とは手が合うはず。ただ今回は異種姦がメインではなく、人体切断を主軸としたグロと狂気に重きを置く。血統はほとんど見掛けたことはないが、惹かれるものは多い。ただトレーナーはこれまで走る馬を手がけたことはなく、どこまで血統を生かした走りを見せられるか不安は大きい。好走する可能性はあるが、その確率は必ずしも大きくないと見る。
期待度 ★★☆
ナデレボ!(自宅すたじお)
新規開業となる厩舎で、トレーナーは恋愛リベンジでデビューした十塚和に新人の梧有希というコンビ。未知数な部分は多いが、ヒロインの裏面の見せ方次第で良質なバカゲーとなりそうな予感はありそう。サブキャラも多彩でこういった血統の馬が走る条件は揃えている。恋愛リベンジでもキャラの掛け合いなどデビュー戦にしてはまずまず見所があっただけに、それなりの走りはできそうだ。ただ騎手はやや弱い印象で取材ではフォーム(作画)の崩れが気になる。バカゲーと見ればそれほど影響はないかもしれないが、バカ系でこの強力メンバー相手に挑むとなると、騎手の手腕にある程度頼らないと上位に食い込むのは難しいだろう。
期待度 ★★★
◎果つることなき未来ヨリ(FrontWing)
好走したグリザイア3代で大きな注目を集めたスタッフが再び結集。今回はいわゆる主人公異世界召喚系で、前走より以上に主人公の強さに磨きが掛かる。追い切りの動きも藤崎竜太らしい軽快な脚捌きを見せていて前走のファンの期待を裏切りそうな気配はない。ただ問題はHシーンが別装となっている点。未成年のファンを取り込みたいという厩舎の思惑が強く感じられるが、エロへの繋ぎが不自然となってくるというマイナスもある。学園を舞台とした萌え系なら影響は小さいだろうが、下ネタを織り交ぜた調教が持ち味の藤崎トレーナーにエロ別装を強いるとなると影響は小さくないだろう。反面そこさえうまく解決させれば圧勝してもおかしくない。やはりこの馬を中心にレースは動きそうだ。
期待度 ★★★★☆
ハラミタマ(アトリエかぐや)
復帰してから3戦したが、今ひとつ結果が付いてこない印象があるchoco chip騎手。そろそろ存在感を見せ付けておきたいところだが、今回も地味な印象。平凡な主人公が実は重要な因子を抱えていて、それを狙うためにヒロインが迫るという血統は新鮮味が薄い。そこを何とかしてきたのが往年のchoco chipだが、さすがにそこまでの迫力は現在なくしかもヒロインが3人と少なめ。この騎手に巫女服というのは新鮮で相性も良さそうだが、それだけで入着以上の成績を求めるのは厳しい。今回も持ち時計通りの成績に終わりそう。
期待度 ★★☆
ハルウソ Passing Memories(Campus)
この馬単一では安馬といっていいお台だが、ヒロインが4人いてそれを切り売りしていると考えれば決して安い買い物ではない。それはともかく厩舎としてもこの馬が凡走してしまっては、他の馬の出走にも影響するとあって掴みは非常に大事。ヒロインに優等生キャラをもってきたというのも納得で、人の嘘が分かるという主人公がヒロインの内面を知るという点でのニックスは良い。ただあまりにオーソドックス過ぎて展開が容易に予想できてしまいそうなのは難点。この血統だとやはり最後のどんでん返しに期待したいところだが、今回はそうなりそうもない。そうなるとこういった血統で切り売りしてしまったこと自体が間違いともいえる。豪華なラシックス(声優)は魅力だが、こういったマイナスをカバーするには難しい。様子見でいいだろう。
期待度 ★★
人妻スイミング倶楽部(INTERHEART)
近走まずまずの戦績を残しているインターハート厩舎だが、前走は不慣れな調教SLG系ということで結果が出ず。今回は騎手に大ベテランのINOを起用しての、古馬(人妻ヒロイン)限定抜き系。スイミングスクールが舞台ということで競泳水着に身を包む古馬は壮観だ。トレーナーは妹ドリームや天気雨で結果を出した花散さとで注目度は低いが意外に悪くない陣容だ。古馬にされるがままだった主人公が、直線に入ると逆に古馬を自在に操るようになるという逆転もシチュ的には魅力。ただ問題は古馬ヒロインにやや魅力を欠く点。エロさで充分釣り合いは取れそうな気がするが、もう少しファンを掴む工夫がないと今回相手が強力なだけに実戦で苦労しそう。
期待度 ★★☆
フォーリンラブ×4tune(Escude)
SLGや脱衣バトルなど多彩な血統を走らせるエスクードの最新馬だが、今回は他厩舎でも最近流行している萌え&抜き系ということでやや拍子抜けの感。それでも萌え&抜き系への騎乗といえばまず思い浮かべるみけおうを鞍上に、厩舎の看板馬となったあかときっでデビューした草上明と中々魅力ある騎手の顔ぶれだ。恋の矢を受けたヒロインが主人公に迫るという展開は定番も、ヒロインの中に矢を授けた女神やそれに対立する悪魔がいるというのは面白い。抜きだけでなく軽快なコメディ的走りも見せられるとなれば上位進出も不可能ではない。ただトレーナーが凡走馬ばかりを手がける若瀬諒を始めあまりに頼りない。同メンバーがトレーナーを務めた恋愛フェイズの走りを考えれば、このメンバー相手に勝負になるとは思えない。見送りでいいだろう。
期待度 ★★
〇僕はキミだけを見つめる I gaze at only you(インレ)
中央初挑戦のChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- で一躍競馬ファンの注目を浴びたインレの最新馬。デビュー戦に続いて今回も地方(同人)時代実績のある馬の再出走(リメイク)とあって、かなりの能力を持っているのは確か。地方時代は走りも一本調子で分岐もなかったが、今回は高馬(フルプライス)なだけにさすがにヒロイン一人というわけにはいかず複数となる。まさかこのトレーナーだけに単なる増量には終わらないだろうが、それでもメインヒロインとの格差は大きそう。それでも芯となる部分がしっかりしていれば充分好走しそう。追い切りを見る限り萌えや抜きには期待できないものの、先が楽しみになりそうな走りっぷり。本命馬を負かせる筆頭候補はまずこの馬だろう。
期待度 ★★★★☆
△Maggotbaits(CLOCKUP)
4年前のeuphoria の快走がいまだ印象深いはましま薫夫の凌辱グロ路線だが、今回はバトル系を得意とする昏式龍也とコンビを組む。このトレーナーだけに当然戦闘にも力を入れてくるだろうが、厩舎の求める方向性から考えればダーク&バイオレンスが主眼となりそう。もちろんエログロ描写もかなり濃く、耐性がないファンにはとても勧められるものではないが、逆にいえば騎手のファンからすれば待ち望んでいた馬といえる。こういった燃え系とエログロ凌辱のニックスとうのは、最近ほとんど見当たらなかっただけにかなり新鮮。嵌れば大駆けも可能だろう。ただ主人公の強さをウリにしてきたトレーナーだけにヒロインの凌辱に対し何の手も打てないような展開が続くと大きく外してしまう可能性も考えられる。能力は相当なものがありそうでオミットするのは危険だが、軸で買うのは怖く穴候補の筆頭で。
期待度 ★★★★
マジカル☆ディアーズ(Navel honeybell)
初期の出走予定から5ヶ月経過してようやくゲートインに漕ぎ着けたように、臨戦過程でかなり紆余曲折があったよう。デビュー戦の空飛ぶ羊と真夏の花は人気騎手のたにはらなつきを鞍上に迎えながら見所のない走りとなってしまっただけに巻き返しを狙いたいところだが、トレーナーは前走と同じ森林彬。血統は凝っていて一見面白そうに思えるが、それを活かしきれないのがこのトレーナーのパターン。といってもヒロインはまずまず可愛くて走りもそれほど悪くはなく、全くの凡馬というわけではない。そこそこの走りは見せられるとは思うが、それでも今回はいかにも相手が強すぎる。メンバー的にも上位に食い込める可能性は低いだろう。
期待度 ★★☆
乱れ雪月華 儚く散る細雪(Lass Lunatic)
これまで騎手を生かした萌え系に別の要素を加えるといった馬を走らせてきたLassだが、今回はガラリと様相を変えて凌辱系血統で挑む。ただトレーナーのモーリーはHOOKでの仕事が多いように凌辱に手腕を発揮するタイプではない。くの一に忍術を授けるという名目で凌辱するというが、結局シチュのみで中身はヒロインもそれを承知済みといういわば萌え抜きに近い仕上がりとなりそう。いずれにしてもこれまでポテンシャルを充分発揮できないままの競走に終始したLass厩舎なだけに、未知数の分野でいきなり結果を出すという可能性は低いだろう。
期待度 ★☆
△嫁探しが捗りすぎてヤバい。(HULOTTE)
厩舎開業以来水準の高い萌えで着実に成績を残しているHULOTTEの最新馬。見所ある走りを見せた前走に気をよくしたのか今回も同じく深山ユーキをトレーナーに起用。特殊能力をアクセントにしたのも前走同様で、明らかに二匹目のどじょうを狙いにきた感が強い。確かにヒロイン萌えは中々で厩舎の思惑通りの結果となる可能性は充分。ただ前走はヒロインのレベルは相当高かっただけに、あのレベルを求めてしまうと不満に思う可能性も。となると今回脇役に回った印象が強い妹がどこまで走りに関わってくるかが好走へのカギとなりそうだが、正直そこまで期待するのは虫が良すぎる気がしないでもない。それでも萌え系としては能力はありそうで押さえておきたい馬。
期待度 ★★★☆
(本紙の見解)
出走馬のレベルが高く、どの馬に勝たれても不思議はない一戦。実績から考えれば果つることなき未来ヨリの本命は当然。ただ一般(非18禁)馬との絡みから不合理性を突かれると思わぬ苦戦も。地方時代の実績十分な僕はキミだけを見つめる I gaze at only youも殆ど実力に違いはない。追加要素次第では前走同様圧勝の可能性もある。不気味なのは人気の盲点になりそうな空色イノセント。トレーナーや騎手の知名度から低人気は当然もポテンシャルは上位陣に匹敵するだけに思い切って狙う。人気血統の最新馬巨乳ファンタジー3も怖い。主人公が変更されるなど不確定要素があるだけにやや評価を下げたが、影響なければ当然上位を争える。はましま薫夫と昏式龍也のコンビが新鮮なMaggotbaitsも過去の実績から考えれば上位に食い込んでもおかしくない。人気馬の直仔のキミのとなりで恋してる! THE RESPECTIVE HAPPINESSや嫁探しが捗りすぎてヤバい。に恋する気持ちのかさねかたといった萌え系勢も展開次第ではチャンスがありそうで、印が回らなかった馬を含めて激戦必至の好レースだ。
2015年10月17日
10月の発売予定表から
このところ少頭数で出走(発売)馬(ゲーム)のレベルも物足りないレースが続いていましたが、今回は久々に頭数が揃いレベルの高い競走が見られそう。長らく出走が待たれていた人気馬もようやくゲートインした上に、前走好成績を上げた厩舎も多く馬券的にも妙味がありそうな予感。ただむやみに点数は広げられないだけに、どの馬をオミットするか投票直前まで頭を悩ませることになりそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
天ノ空レトロスペクト(Glace)
幼馬(ロリ)専門厩舎(ブランド)として存在感を高めつつあるGaletteとは対照的に姉妹厩舎のGlaceはデビュー以来尻すぼみの成績に終わってしまっている。騎手(原画家)も1戦ごとに格が落ちているように感じられるだけに、この成績も当然といえば当然か。今回Galetteで主戦騎手を務めているひさまくまこを起用して、前走のイメージを払拭するのに懸命。ひさまくまこも幼馬専門の騎手というわけでないだけに乗り味は悪くなさそう。ただ肝心のトレーナー(ライター)の能力が伴っていない。Galetteの所属馬で唯一惨敗に終わったロリポップファクトリー の上下さゆうとえじむらに大きな期待を掛けるのは酷で、実際追い切り(体験版)の動きも今ひとつ。今回のメンバー相手ではとても勝負にならないだろう。
期待度 ★☆
アンラッキーリバース(ういんどみる)
萌えに特化して走り(シナリオ)は今ひとつというういんどみる厩舎で近走見所のある走りを見せたのがHyper→Highspeed→Genius。その直仔(FD)でコンビを組んだミヤスリサとなるせめるちを鞍上に起用してその再現を狙う。ただトレーナーの顔ぶれは替わり、さしたる実績を残していない夕凪和泉と今回初調教といっていい橘田憂の2人となると厳しそう。この世界ではお約束のラッキースケベを全面に押し出すだけにコメディ・エロの両立を狙う作戦だろうが、少なくとも走りの内容が伴わないようでは好成績には結びつかない。今回は大きな期待が出来そうもない。
期待度 ★★
△エロ漫画家さんと貧乏姉妹 (娘娘)
最近精力的に姉妹厩舎を開設しているぱれっと厩舎だが、また新たな厩舎が誕生した。中価格帯の馬が中心というLamiaとお台(販売価格)は同じだが、凌辱がメインだったLamiaと比べて明るいエロが主軸となりそうで主戦騎手を務めそうなたまひよにとっては、こちらの方が手が合うかもしれない。トレーナーのすまっしゅぱんだはアトリエかぐやで同血統の馬を多く手がけていて経験豊富。走りに大きく期待できそうもないが、主人公のエロ漫画家という点を生かす戦法が嵌ればこのメンバーでも善戦も可能。動画(Hアニメ)の助けもあり抜きにも期待できそうで、大穴で狙ってみる手はありそうだ。
期待度 ★★★
オーク様と魔女(SPEED)
ジャニス系厩舎の一つであるSPEEDだが、各中小厩舎に庇を貸すというのが実態であり、抜き中心という点は一致しても血統やトレーナー・騎手はバラバラ。今回は解散したシルバレで日野亘や沖水ミルと主戦トレーナーを務めていた有梨つかさがおよそ6年ぶりに復帰するというのが一番の注目点。騎手で名が知れているのは大ベテランのさっぽろももこくらいで他は新人同様といった顔ぶれ。オークを主人公にヒロインを凌辱するというアンチヒーロー血統に分類されそうな馬だが、こうした凌辱血統でほとんど実績を残していない有梨つかさがどこまで馬を仕上げられるかは未知数。出走取消(延期)を繰り返した臨戦過程も不鮮明なだけにここでは狙えそうも無い。
期待度 ★★
堕ちていく聖戦使ルナティックエンジェルズ(シルキーズSAKURA)
厩舎デビュー戦こそベテラン騎手吉野恵子の手腕でまずまずの競走をしたシルキーズSAKURAだが、2戦目は入着も果たせず。今回は鞍上が吉野恵子から全くの新人に変わっただけに前進よりも後退してしまう可能性は強い。トレーナーの中野一人は前走大敗の大きな要因だっただけに期待できないし、変身ヒロイン凌辱血統も最近は目新しいというほどでもない。唯一ヒロインのリーダー格が幼馬(ロリ)というくらいが新鮮なものの、取材する限りそこを強く推すということもなく騎手も手馴れていないとなれば、浮上する要素はほとんどなさそう。相手も強力なだけに馬群に揉まれたままレースを終えてしまいそうだ。
期待度 ★
吸血姫のリブラ(onomatope* )
onomatope* 厩舎が1年ぶりに出走してきたが、これまで主戦トレーナーを務めてきた紫苑憧朋香から姉妹厩舎のC:drive.で起用されてきた亜遊夢と海原楓太に変更。これまでのonomatope* とはやや雰囲気が違う吸血鬼血統とあって、同じ目で見るのは禁物か。この厩舎で吸血鬼というと姉妹厩舎であるめろめろキュートで走ったドラクリウス を思い出すが、そこまでの走りを期待するのはトレーナーの実績から考えると虫が良すぎるかもしれない。確かにこうした厨二系は思わぬ大駆けを見せることはあるが、今回のメンバー構成を考えるとその可能性は限りなく低そう。騎手のミヤスリエは悪くないが、他の馬にも騎乗するだけにこの馬にまで出番が回ってこないだろう。
期待度 ★★☆
剣聖機 アルファライド(ETERNAL)
長距離(RPG)血統専門厩舎のETERNALの最新馬。かなり前から出馬登録されていたが、長期間出走できなかっただけに脚元不安(バグ)や(ゲーム)バランスの悪さがいかに解消されているかが好戦のカギとなりそう。この厩舎もデビュー戦のユミナ以降はやや尻すぼみの成績で、実績ある高瀬奈緒文への信頼もやや霞んできた感。騎手もウィル系列厩舎の主戦すべてに声を掛け、どこのげーせん18厩舎かと言いたくなるような多人数起用。凡走の可能性を多分に含む主人公2人制を採用したのも微妙。ポテンシャルは高いものはあると思うが、それを生かせる環境が整っているかどうかとなると疑問点が多い。
期待度 ★★☆
△恋×シンアイ彼女( Us:track )
最近本家が新馬を走らせてこないユニゾンシフト系列だが、姉妹厩舎の方は新規開業を含め精力的な動きを見せている。Qoo brandに続き新島夕をトレーナーに起用し、等身大の恋愛劇という戦法で挑む。ただ新島夕はこれまでファンタジー要素を含む血統を得意としていて、こういった馬となると未知数。その上他のトレーナー連も実績的に頼りないとなると、不確定要素が多すぎる。幸い追い切りの動きはまずまずで雰囲気は悪くない。ただヒロイン4人でトレーナーも4人となると一人1ルートを担当しているというのが妥当なところで、得てしてこういった起用をする馬はルート格差が激しくなるというのが定番。それにも増して心配なのが、ルートによって主人公やヒロインの性格が違ったりしてこれまでの雰囲気をぶち壊しにしてしまわないかという点。人気になりそうだが、不安点は多い馬だ。
期待度 ★★★☆
〇こころリスタ!(Q-X )
零細厩舎Q-X の名を一躍世に広めたこころナビから12年。その血統を受け継ぐ馬が出走するとあってオールド競馬ファンの注目を集めている。こころナビはあの当時実妹攻略不可という制約を逆手に取った走りが見事であったが、今回は当然あの戦法は使えない。といってもデビュー戦を含めかつてはユーザーを驚かせる新機軸を用いてきた厩舎だけに、こころナビの後継を称する以上は何か隠し球を用意しているはず。主人公がコミュ障で癖があるのは難だが、この血統だけにそれは織り込み済み。萌え要素よりも走りで勝負する馬だけに、嵌れば大駆けも充分可能。不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★
コドモノアソビ(Lump of Sugar)
梱枝りこが厩舎を去り、萌木原ふみたけの双肩に厩舎の浮沈が掛かるようになってからここ3走は馬券圏内には届かない成績に終わっている角砂糖厩舎。今回はイチャラブ得意の保住圭をトレーナーに起用し、これまで主戦を務めていたしげたと保桜が援護する形。もう一人の水月紗鳥も別業界での実績もあり、最近では一番層は厚い。萌木原ふみたけとイチャラブの親和性も高く、羽鳥ぴよこも助けるとなると、萌えは充分期待できる。ただ追い切りが公開されてなく、実際どのような走りをしているのかは未知数。これまでの戦績を考えると、いきなり飛びつくのは危険。押さえで買うのが精一杯か。
期待度 ★★★
◎サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-(枕)
出馬登録から幾星霜。出走取消も多くようやくゲートインの運びとなったのは感慨深い。過去のケロQや枕の所属馬の血脈を取り入れ、いわば集大成となった馬だけに期待するのは当然。名馬素晴らしき日々 ~不連続存在~ほどの能力はないとしても、それに近いだけの走りは期待できる。ただあまりに期待感が大きいだけにそれを裏切ったときの反動は恐い。といっても時間を掛けて仕上げてきているし、トレーナーの能力を考えればやはり凡走は考えにくい。人気にはなるがちょっと逆らえそうにもなく本命は当然だ。
期待度 ★★★★★
姉妹となう。(Waffle)
なう。を冠する馬も今回で5頭め。血統的にも関連性は低く、しかも今回騎手まで変更となると、始祖の真希ちゃんとなう。の原型はほとんど留めていないといっていい。この血統はインモラルなシチュが持ち味となっていて、この馬もその点については備えていそう。ただ実の姉妹とのインモラルイチャラブという血統は今となってはさほど目新しいとはいえない。本来ならサブヒロインに主人公と姉妹の関係を掻き回してもらいたいところだが、いずれも非攻略キャラではやはり役不足。その上メンバーが強力とあっては、とても狙えないだろう。
期待度 ★★
白濁の少女(縁)
ファンタジー世界を舞台に萌え系でありながら派手な凌辱を武器にする縁だが、今回は凌辱系では定番ともいえる学園が舞台ということでやや独創性に欠ける面がある。過去あったゲームブック形式といった捻りもなさそうなだけに、近走以上に馬群に埋もれてしまう可能性は強い。以前と比べると騎手の浅賀葵の手腕にもやや乱れがみられるのも気がかり。これでは武器であるはずの凌辱と萌えのアンバランスという持ち味にも翳りがありそう。残念ながらとても買えない。
期待度 ★
せぶんぴ~す! 淫ちてゆく少女たち(アボガドパワーズ)
久々に出走した前走が見る影もなく大惨敗。あの競走を見る限り、一世風靡した老舗厩舎の復活が見られるのはまだ遠い先と思えた。それだけに今回も厳しい競馬となりそうだが、凌辱系で確実な仕事を見せる黒石りんごを鞍上に起用したハートフルADVというのがやや斬新。といっても血統的に普通の和姦抜き系ではなく、展開によっては凌辱展開にも移行する両面作戦の様相。ただこういった戦法はどっちつかずに終わってしまう可能性が大きくて、トレーナーも今回が初陣となると大きな期待はしづらい。入着があれば大成功だろう。
期待度 ★☆
△ちんくる★ツインクルフェスティバル!(DigitalCute)
一見萌え系ながら、それに留まらない独特の血統を送り出すDigitalCuteの最新馬。今回はこれまでとは様相が違い、主人公女装潜入ものだが、スタート直後から、主人公が局部を晒すという斬新かつ頭が痛い展開。ここまでバカに偏った女装系は記憶がないが、バカエロに重点を置いた戦法は悪くなさそう。ただあてゅ・わぁくす時代ほとんど活躍馬を出せなかった玉城琴也画トレーナーというのは不安が多い。これまでどちらかというとヒロインを調教したり凌辱したりすることが多かったDigitalCuteが、逆に主人公がヒロインに攻められるという展開がどう出るか。ここはメンバーが強力なだけに、一線級と比較すると足りないと見るのが妥当で、押さえで買うのが精一杯。
期待度 ★★★
通心ぼ~ママにもナイショの時間割(マーブルCandySoft)
幼馬を武器にまずまずの走りを見せた隠恋ぼ ~二人だけのヒミツの時間~の直仔(続編)。騎手が田辺京からsantaに乗り替わりとなったが、直仔を称するだけに馬の傾向は変わらないだろう。ただ前走の走りには騎手の田辺京が果たした役割は大きくて、雰囲気は変わらないとしてもどこまで受け継いでいるかは微妙。トレーナーもガラリと入れ替わっただけに余計に不安に感じる。全くの凡走は考えられないまでも、この強力メンバー相手に馬券に絡むまでの走りを見せられるかどうかというとやや厳しいかもしれない。
期待度 ★★★
はにつまHs~アフターウェディング(boot UP!)
馬名どおりはにつまの直仔(FD)だが、父(本編)自体悪くない競走を見せたものの入着には足りない成績だっただけに、大きな期待はできそうもない。元々この厩舎自体大物馬を排出した例はなく、入着に足りるかどうかという中級馬を堅実に走らせているだけに、この強力メンバー相手に真っ向勝負は厳しい。こうした後日談系はこの厩舎の得意とするところで、抜きに関しては平均以上のレベルは備えている筈。それでも今回に限っては上位に食い込む可能性は低いと言わざるを得ない。
期待度 ★★☆
△PRIMAL×HEARTS 2(ま~まれぇど)
ま~まれぇど厩舎で初めて上位に食い込んだPRIMAL×HEARTSの直仔(続編)。走りに特徴があったわけでなかったが、毛色(CG)やイチャラブなどどれもが平均点以上でまとまっていたのが好走の要因か。今回も血統は同じものを使い、ヒロインを変更したという内容。走りについては前走より上向く可能性は少なく、逆に出涸らしとなってしまっている可能性は高い。ヒロインの可愛さに関しては当然高いものがあるし、エロについてもこの厩舎は高いレベルを持っているだけに期待できそう。といっても今回はいかにもメンバーが強力で、走り以外のまとまりで勝負できるとは思えない。あくまで恵まれての狙いか。
期待度 ★★★
魔法姫士アリカ&リン 乙女に群がる男たちの魔の手「それでも私たちは負けない!!」(エレクトリップ)
ユニゾンシフト系の安馬専門厩舎エレクトリップ。ここ毎レース馬を出走させるという短いローテで使ってきているが、肝心の成績は今ひとつ。いずれも手腕には定評のある騎手を起用してのものだけに言い訳が利かない。今回もキャリアこそ少ないものの伸びしろが多そうながおうを鞍上に迎えたが、魔法少女ヒロイン凌辱という目新しさのなし血統でどこまで戦えるか微妙。安馬だけに走りに広がりがあるとも思えないだけに、これまでの厩舎の実績どおりの成績に終わってしまいそう。
期待度 ★★
ロイヤルガーデン ~乙女に恋する皇子の戯曲~(あざらしそふと)
前走がデビュー戦だったあざらしそふとの2戦目。デビュー戦は主戦騎手のピロ水が鞍上だったが、今回はBaseSonの所属騎手だった神剣桜花を鞍上に迎えて前進を見込む。主人公は皇太子の影武者としてお嬢様ヒロインと接するという血統だが、こういった凝った血統を仕上げるにしてはトレーナーの顔ぶれは心もとない。今回ほぼ1年ぶりの出走となるが、年末にピロ水騎乗の馬が出走予定なだけに、この馬に対する厩舎の期待はさほど高くないように思える。今回は見送りが妥当なところか。
期待度 ★★☆
▲私が好きなら「好き」って言って!(Chuablesoft)
初めて手がけたあの晴れわたる空より高くの好走で一躍注目トレーナーの一人となった範乃秋晴の2戦目。デビュー戦は学園でのロケット制作をテーマにした血統が当たったのだが、今回はヒロインとのイチャラブを中心とした萌え系と血統的にはかなり様相が違う。こうした全く違う血統の馬を仕上げることが出来るならトレーナーの手腕も本物といえるが、正直五分五分といったところかもしれない。ただこうした血統についてはSugar+Spice! らを輩出した厩舎ということでそれなりに信用はできそう。凡馬の可能性も多分にあるが、トレーナーの力を信じて厚めに印を打ってみたい。
期待度 ★★★★
(本紙の見解)
久しぶりに頭数が揃い激戦ムードが漂う。それでもサクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-の力が一枚抜けている。デビュー前から大きく期待されていた血統で人気にはなるが逆らえない。他馬で互角の勝負を挑めそうな馬は見当たらないが、走りに重点を置き大駆け気配が漂うこころリスタ!を対抗に抜擢。トレーナーの手腕が見所の私が好きなら「好き」って言って!も地力はありそうで勝敗圏内。抜き系ではエロ漫画家さんと貧乏姉妹の動きが良く惑星以上の評価に。人気になっている恋×シンアイ彼女は能力以上に評価されている嫌いがあってやや割引き。PRIMAL×HEARTS 2も同様で、それなら厩舎の安定度を買ってちんくる★ツインクルフェスティバル!の方が馬券的には妙味がありそうだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
天ノ空レトロスペクト(Glace)
幼馬(ロリ)専門厩舎(ブランド)として存在感を高めつつあるGaletteとは対照的に姉妹厩舎のGlaceはデビュー以来尻すぼみの成績に終わってしまっている。騎手(原画家)も1戦ごとに格が落ちているように感じられるだけに、この成績も当然といえば当然か。今回Galetteで主戦騎手を務めているひさまくまこを起用して、前走のイメージを払拭するのに懸命。ひさまくまこも幼馬専門の騎手というわけでないだけに乗り味は悪くなさそう。ただ肝心のトレーナー(ライター)の能力が伴っていない。Galetteの所属馬で唯一惨敗に終わったロリポップファクトリー の上下さゆうとえじむらに大きな期待を掛けるのは酷で、実際追い切り(体験版)の動きも今ひとつ。今回のメンバー相手ではとても勝負にならないだろう。
期待度 ★☆
アンラッキーリバース(ういんどみる)
萌えに特化して走り(シナリオ)は今ひとつというういんどみる厩舎で近走見所のある走りを見せたのがHyper→Highspeed→Genius。その直仔(FD)でコンビを組んだミヤスリサとなるせめるちを鞍上に起用してその再現を狙う。ただトレーナーの顔ぶれは替わり、さしたる実績を残していない夕凪和泉と今回初調教といっていい橘田憂の2人となると厳しそう。この世界ではお約束のラッキースケベを全面に押し出すだけにコメディ・エロの両立を狙う作戦だろうが、少なくとも走りの内容が伴わないようでは好成績には結びつかない。今回は大きな期待が出来そうもない。
期待度 ★★
△エロ漫画家さんと貧乏姉妹 (娘娘)
最近精力的に姉妹厩舎を開設しているぱれっと厩舎だが、また新たな厩舎が誕生した。中価格帯の馬が中心というLamiaとお台(販売価格)は同じだが、凌辱がメインだったLamiaと比べて明るいエロが主軸となりそうで主戦騎手を務めそうなたまひよにとっては、こちらの方が手が合うかもしれない。トレーナーのすまっしゅぱんだはアトリエかぐやで同血統の馬を多く手がけていて経験豊富。走りに大きく期待できそうもないが、主人公のエロ漫画家という点を生かす戦法が嵌ればこのメンバーでも善戦も可能。動画(Hアニメ)の助けもあり抜きにも期待できそうで、大穴で狙ってみる手はありそうだ。
期待度 ★★★
オーク様と魔女(SPEED)
ジャニス系厩舎の一つであるSPEEDだが、各中小厩舎に庇を貸すというのが実態であり、抜き中心という点は一致しても血統やトレーナー・騎手はバラバラ。今回は解散したシルバレで日野亘や沖水ミルと主戦トレーナーを務めていた有梨つかさがおよそ6年ぶりに復帰するというのが一番の注目点。騎手で名が知れているのは大ベテランのさっぽろももこくらいで他は新人同様といった顔ぶれ。オークを主人公にヒロインを凌辱するというアンチヒーロー血統に分類されそうな馬だが、こうした凌辱血統でほとんど実績を残していない有梨つかさがどこまで馬を仕上げられるかは未知数。出走取消(延期)を繰り返した臨戦過程も不鮮明なだけにここでは狙えそうも無い。
期待度 ★★
堕ちていく聖戦使ルナティックエンジェルズ(シルキーズSAKURA)
厩舎デビュー戦こそベテラン騎手吉野恵子の手腕でまずまずの競走をしたシルキーズSAKURAだが、2戦目は入着も果たせず。今回は鞍上が吉野恵子から全くの新人に変わっただけに前進よりも後退してしまう可能性は強い。トレーナーの中野一人は前走大敗の大きな要因だっただけに期待できないし、変身ヒロイン凌辱血統も最近は目新しいというほどでもない。唯一ヒロインのリーダー格が幼馬(ロリ)というくらいが新鮮なものの、取材する限りそこを強く推すということもなく騎手も手馴れていないとなれば、浮上する要素はほとんどなさそう。相手も強力なだけに馬群に揉まれたままレースを終えてしまいそうだ。
期待度 ★
吸血姫のリブラ(onomatope* )
onomatope* 厩舎が1年ぶりに出走してきたが、これまで主戦トレーナーを務めてきた紫苑憧朋香から姉妹厩舎のC:drive.で起用されてきた亜遊夢と海原楓太に変更。これまでのonomatope* とはやや雰囲気が違う吸血鬼血統とあって、同じ目で見るのは禁物か。この厩舎で吸血鬼というと姉妹厩舎であるめろめろキュートで走ったドラクリウス を思い出すが、そこまでの走りを期待するのはトレーナーの実績から考えると虫が良すぎるかもしれない。確かにこうした厨二系は思わぬ大駆けを見せることはあるが、今回のメンバー構成を考えるとその可能性は限りなく低そう。騎手のミヤスリエは悪くないが、他の馬にも騎乗するだけにこの馬にまで出番が回ってこないだろう。
期待度 ★★☆
剣聖機 アルファライド(ETERNAL)
長距離(RPG)血統専門厩舎のETERNALの最新馬。かなり前から出馬登録されていたが、長期間出走できなかっただけに脚元不安(バグ)や(ゲーム)バランスの悪さがいかに解消されているかが好戦のカギとなりそう。この厩舎もデビュー戦のユミナ以降はやや尻すぼみの成績で、実績ある高瀬奈緒文への信頼もやや霞んできた感。騎手もウィル系列厩舎の主戦すべてに声を掛け、どこのげーせん18厩舎かと言いたくなるような多人数起用。凡走の可能性を多分に含む主人公2人制を採用したのも微妙。ポテンシャルは高いものはあると思うが、それを生かせる環境が整っているかどうかとなると疑問点が多い。
期待度 ★★☆
△恋×シンアイ彼女( Us:track )
最近本家が新馬を走らせてこないユニゾンシフト系列だが、姉妹厩舎の方は新規開業を含め精力的な動きを見せている。Qoo brandに続き新島夕をトレーナーに起用し、等身大の恋愛劇という戦法で挑む。ただ新島夕はこれまでファンタジー要素を含む血統を得意としていて、こういった馬となると未知数。その上他のトレーナー連も実績的に頼りないとなると、不確定要素が多すぎる。幸い追い切りの動きはまずまずで雰囲気は悪くない。ただヒロイン4人でトレーナーも4人となると一人1ルートを担当しているというのが妥当なところで、得てしてこういった起用をする馬はルート格差が激しくなるというのが定番。それにも増して心配なのが、ルートによって主人公やヒロインの性格が違ったりしてこれまでの雰囲気をぶち壊しにしてしまわないかという点。人気になりそうだが、不安点は多い馬だ。
期待度 ★★★☆
〇こころリスタ!(Q-X )
零細厩舎Q-X の名を一躍世に広めたこころナビから12年。その血統を受け継ぐ馬が出走するとあってオールド競馬ファンの注目を集めている。こころナビはあの当時実妹攻略不可という制約を逆手に取った走りが見事であったが、今回は当然あの戦法は使えない。といってもデビュー戦を含めかつてはユーザーを驚かせる新機軸を用いてきた厩舎だけに、こころナビの後継を称する以上は何か隠し球を用意しているはず。主人公がコミュ障で癖があるのは難だが、この血統だけにそれは織り込み済み。萌え要素よりも走りで勝負する馬だけに、嵌れば大駆けも充分可能。不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★
コドモノアソビ(Lump of Sugar)
梱枝りこが厩舎を去り、萌木原ふみたけの双肩に厩舎の浮沈が掛かるようになってからここ3走は馬券圏内には届かない成績に終わっている角砂糖厩舎。今回はイチャラブ得意の保住圭をトレーナーに起用し、これまで主戦を務めていたしげたと保桜が援護する形。もう一人の水月紗鳥も別業界での実績もあり、最近では一番層は厚い。萌木原ふみたけとイチャラブの親和性も高く、羽鳥ぴよこも助けるとなると、萌えは充分期待できる。ただ追い切りが公開されてなく、実際どのような走りをしているのかは未知数。これまでの戦績を考えると、いきなり飛びつくのは危険。押さえで買うのが精一杯か。
期待度 ★★★
◎サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-(枕)
出馬登録から幾星霜。出走取消も多くようやくゲートインの運びとなったのは感慨深い。過去のケロQや枕の所属馬の血脈を取り入れ、いわば集大成となった馬だけに期待するのは当然。名馬素晴らしき日々 ~不連続存在~ほどの能力はないとしても、それに近いだけの走りは期待できる。ただあまりに期待感が大きいだけにそれを裏切ったときの反動は恐い。といっても時間を掛けて仕上げてきているし、トレーナーの能力を考えればやはり凡走は考えにくい。人気にはなるがちょっと逆らえそうにもなく本命は当然だ。
期待度 ★★★★★
姉妹となう。(Waffle)
なう。を冠する馬も今回で5頭め。血統的にも関連性は低く、しかも今回騎手まで変更となると、始祖の真希ちゃんとなう。の原型はほとんど留めていないといっていい。この血統はインモラルなシチュが持ち味となっていて、この馬もその点については備えていそう。ただ実の姉妹とのインモラルイチャラブという血統は今となってはさほど目新しいとはいえない。本来ならサブヒロインに主人公と姉妹の関係を掻き回してもらいたいところだが、いずれも非攻略キャラではやはり役不足。その上メンバーが強力とあっては、とても狙えないだろう。
期待度 ★★
白濁の少女(縁)
ファンタジー世界を舞台に萌え系でありながら派手な凌辱を武器にする縁だが、今回は凌辱系では定番ともいえる学園が舞台ということでやや独創性に欠ける面がある。過去あったゲームブック形式といった捻りもなさそうなだけに、近走以上に馬群に埋もれてしまう可能性は強い。以前と比べると騎手の浅賀葵の手腕にもやや乱れがみられるのも気がかり。これでは武器であるはずの凌辱と萌えのアンバランスという持ち味にも翳りがありそう。残念ながらとても買えない。
期待度 ★
せぶんぴ~す! 淫ちてゆく少女たち(アボガドパワーズ)
久々に出走した前走が見る影もなく大惨敗。あの競走を見る限り、一世風靡した老舗厩舎の復活が見られるのはまだ遠い先と思えた。それだけに今回も厳しい競馬となりそうだが、凌辱系で確実な仕事を見せる黒石りんごを鞍上に起用したハートフルADVというのがやや斬新。といっても血統的に普通の和姦抜き系ではなく、展開によっては凌辱展開にも移行する両面作戦の様相。ただこういった戦法はどっちつかずに終わってしまう可能性が大きくて、トレーナーも今回が初陣となると大きな期待はしづらい。入着があれば大成功だろう。
期待度 ★☆
△ちんくる★ツインクルフェスティバル!(DigitalCute)
一見萌え系ながら、それに留まらない独特の血統を送り出すDigitalCuteの最新馬。今回はこれまでとは様相が違い、主人公女装潜入ものだが、スタート直後から、主人公が局部を晒すという斬新かつ頭が痛い展開。ここまでバカに偏った女装系は記憶がないが、バカエロに重点を置いた戦法は悪くなさそう。ただあてゅ・わぁくす時代ほとんど活躍馬を出せなかった玉城琴也画トレーナーというのは不安が多い。これまでどちらかというとヒロインを調教したり凌辱したりすることが多かったDigitalCuteが、逆に主人公がヒロインに攻められるという展開がどう出るか。ここはメンバーが強力なだけに、一線級と比較すると足りないと見るのが妥当で、押さえで買うのが精一杯。
期待度 ★★★
通心ぼ~ママにもナイショの時間割(マーブルCandySoft)
幼馬を武器にまずまずの走りを見せた隠恋ぼ ~二人だけのヒミツの時間~の直仔(続編)。騎手が田辺京からsantaに乗り替わりとなったが、直仔を称するだけに馬の傾向は変わらないだろう。ただ前走の走りには騎手の田辺京が果たした役割は大きくて、雰囲気は変わらないとしてもどこまで受け継いでいるかは微妙。トレーナーもガラリと入れ替わっただけに余計に不安に感じる。全くの凡走は考えられないまでも、この強力メンバー相手に馬券に絡むまでの走りを見せられるかどうかというとやや厳しいかもしれない。
期待度 ★★★
はにつまHs~アフターウェディング(boot UP!)
馬名どおりはにつまの直仔(FD)だが、父(本編)自体悪くない競走を見せたものの入着には足りない成績だっただけに、大きな期待はできそうもない。元々この厩舎自体大物馬を排出した例はなく、入着に足りるかどうかという中級馬を堅実に走らせているだけに、この強力メンバー相手に真っ向勝負は厳しい。こうした後日談系はこの厩舎の得意とするところで、抜きに関しては平均以上のレベルは備えている筈。それでも今回に限っては上位に食い込む可能性は低いと言わざるを得ない。
期待度 ★★☆
△PRIMAL×HEARTS 2(ま~まれぇど)
ま~まれぇど厩舎で初めて上位に食い込んだPRIMAL×HEARTSの直仔(続編)。走りに特徴があったわけでなかったが、毛色(CG)やイチャラブなどどれもが平均点以上でまとまっていたのが好走の要因か。今回も血統は同じものを使い、ヒロインを変更したという内容。走りについては前走より上向く可能性は少なく、逆に出涸らしとなってしまっている可能性は高い。ヒロインの可愛さに関しては当然高いものがあるし、エロについてもこの厩舎は高いレベルを持っているだけに期待できそう。といっても今回はいかにもメンバーが強力で、走り以外のまとまりで勝負できるとは思えない。あくまで恵まれての狙いか。
期待度 ★★★
魔法姫士アリカ&リン 乙女に群がる男たちの魔の手「それでも私たちは負けない!!」(エレクトリップ)
ユニゾンシフト系の安馬専門厩舎エレクトリップ。ここ毎レース馬を出走させるという短いローテで使ってきているが、肝心の成績は今ひとつ。いずれも手腕には定評のある騎手を起用してのものだけに言い訳が利かない。今回もキャリアこそ少ないものの伸びしろが多そうながおうを鞍上に迎えたが、魔法少女ヒロイン凌辱という目新しさのなし血統でどこまで戦えるか微妙。安馬だけに走りに広がりがあるとも思えないだけに、これまでの厩舎の実績どおりの成績に終わってしまいそう。
期待度 ★★
ロイヤルガーデン ~乙女に恋する皇子の戯曲~(あざらしそふと)
前走がデビュー戦だったあざらしそふとの2戦目。デビュー戦は主戦騎手のピロ水が鞍上だったが、今回はBaseSonの所属騎手だった神剣桜花を鞍上に迎えて前進を見込む。主人公は皇太子の影武者としてお嬢様ヒロインと接するという血統だが、こういった凝った血統を仕上げるにしてはトレーナーの顔ぶれは心もとない。今回ほぼ1年ぶりの出走となるが、年末にピロ水騎乗の馬が出走予定なだけに、この馬に対する厩舎の期待はさほど高くないように思える。今回は見送りが妥当なところか。
期待度 ★★☆
▲私が好きなら「好き」って言って!(Chuablesoft)
初めて手がけたあの晴れわたる空より高くの好走で一躍注目トレーナーの一人となった範乃秋晴の2戦目。デビュー戦は学園でのロケット制作をテーマにした血統が当たったのだが、今回はヒロインとのイチャラブを中心とした萌え系と血統的にはかなり様相が違う。こうした全く違う血統の馬を仕上げることが出来るならトレーナーの手腕も本物といえるが、正直五分五分といったところかもしれない。ただこうした血統についてはSugar+Spice! らを輩出した厩舎ということでそれなりに信用はできそう。凡馬の可能性も多分にあるが、トレーナーの力を信じて厚めに印を打ってみたい。
期待度 ★★★★
(本紙の見解)
久しぶりに頭数が揃い激戦ムードが漂う。それでもサクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-の力が一枚抜けている。デビュー前から大きく期待されていた血統で人気にはなるが逆らえない。他馬で互角の勝負を挑めそうな馬は見当たらないが、走りに重点を置き大駆け気配が漂うこころリスタ!を対抗に抜擢。トレーナーの手腕が見所の私が好きなら「好き」って言って!も地力はありそうで勝敗圏内。抜き系ではエロ漫画家さんと貧乏姉妹の動きが良く惑星以上の評価に。人気になっている恋×シンアイ彼女は能力以上に評価されている嫌いがあってやや割引き。PRIMAL×HEARTS 2も同様で、それなら厩舎の安定度を買ってちんくる★ツインクルフェスティバル!の方が馬券的には妙味がありそうだ。
2015年10月04日
予想に反し雰囲気重視に
今回はぼくが初めてプレイしたあっぷりけ・・・というよりオダワラハコネ&桐月作品である花の野に咲くうたかたのについての所感を書いてみようかと思います。
初めてといっても、実のところコンチェルトノートや黄昏のシンセミアは発売日購入したまま積みっ放しとなっていて明らかにプレイ順は逆なのですが、ネタバレ情報が耳に染みていてプレイするモチベーションが低下してしまったコンチェルトノートを崩すのを待っていては、いつプレイできるか分からない。また今作品が面白ければ過去作を崩そうとするモチベーションも湧いてくるかもしれない・・・と思ってプレイを始めたのですが・・・
ただこの作品。過去のハコネ&桐月作品と比べると、批評空間での中央値が明らかに低い。黄昏のシンセミアからおよそ5年もの間隔が開いてしまったためファンの期待があまりに高くなってしまったのか、それともブランクの長さ(といっても2012年にねこにゃんとコンビを組んだ紅蓮華(エスクード)というゲームがありますが)が響いたのか分かりませんが、あまり大きな期待をしてプレイしないほうが良さそう。といっても、これまで桐月氏が得意にしていると思われるジャンルである伝奇ものはどちらかというとぼくは苦手で、今回は伝奇色が薄いとあって設定的には逆に楽しめるのではないかという気もしていました。
そんなこの作品。プレイ当初の感触ではどうやらメインヒロインである桜花が優遇されていて、他のヒロインは添え物(といっては言いすぎか・・・)のような雰囲気が漂っていました。ただぼく的に人外ヒロインには食指の動かないことが多くいのですが、ヒロイン萌え主体のゲームとして見るのでなく幽霊が主人公の近辺で起きるちょっと不思議な事件を解決するというコンセプトで見れば悪くなさそうに思えたのですが・・・
ただミステリーとして考えるとやや微妙なのですね。序盤は桜花が安楽椅子探偵として事件を解決していくわけですが、事件的にあまり盛り上がらないまま終わっていくことが多いのです。ただストーリーが全く面白くないというほど酷くはなくて、何より雰囲気的にいいものがあるし、ヒロイン陣にハズレがなく良質の萌えを感じさせてくれたのは意外といえば意外。これは最初の桜花以外のヒロインに期待できないとの予想がいい意味で外れました。
(恐らく最初にルートに入る)薬師涼子は定番といえる健気な後輩キャラといった役回りですが、声優さんが得意とするキャラということもあって、シナリオの深みはなかったもののまずまず楽しめました。続く井之上麗奈は勝気な幼馴染というぼくの大好物であるヒロインということもあって楽しめないはずがないといったところ。実際シナリオも主人公と過去因縁があった波多野美奈の関係や麗奈と父親との確執を絡めながらなかなか快調に進んでいきます。読後感だけ考えればこのルートが一番ぼく好みだったように思います。
この雰囲気がやや怪しくなってくるのが、(順当なら次にプレイすることになる)鵲(かささぎ)雫ルートからで、中盤まではともかく終盤主人公と雫が鏡の世界に囚われるという展開は今後の伏線のことを考えれば必要だったのかもしれませんが、これまでの雰囲気を壊してしまって逆効果に思えました。それは続く藤宮汐音ルートも同様でこれも石に関する伏線に囚われすぎて、主人公と汐音の大事な初体験シーンを台無しにしているしあまり買えない。こうした犠牲の上に成り立っている桜花ルートはさすがによくまとまっている(といっても伏線の解明法についてはやや疑問点はありますが・・・)のですが、それでもあっさりしているのは確かでプレイ後に何か物足りない感が残るのです。
そういった意味では批評空間でやや低迷(それでも中央値を考えれば立派なものですが)気味の評価も分かる気がします。内容的にも名作級にはほど遠いと言わざるを得ません。ただ丸っきりの凡作と貶めるほどのゲームではなかったのは確かです。いや雰囲気よくプレイできたという意味では、良作といっても過言でないくらい楽しめたのは事実。それに久々にオダワラハコネ氏(波間の国のファウスト以来)の原画を見たのですが、非常に進化していたことにも驚かされました。もはやベテランの域に達している原画家さんですが、まだまだ進化を続けているという点は流石だと思います。ただ少々残念だったのは冒頭や序盤での探偵役としての桜花はキャラ的に魅力的だったのですが、ヒロインとして見ると魅力が薄くなったような気がしてならないのです。まあこれは最後萌えからシナリオに重点を置いていったためではないかと思ったりしたのですが、それよりもぼくが人外ヒロインが苦手という嗜好の問題が大きいかもしれませんね。
初めてといっても、実のところコンチェルトノートや黄昏のシンセミアは発売日購入したまま積みっ放しとなっていて明らかにプレイ順は逆なのですが、ネタバレ情報が耳に染みていてプレイするモチベーションが低下してしまったコンチェルトノートを崩すのを待っていては、いつプレイできるか分からない。また今作品が面白ければ過去作を崩そうとするモチベーションも湧いてくるかもしれない・・・と思ってプレイを始めたのですが・・・
ただこの作品。過去のハコネ&桐月作品と比べると、批評空間での中央値が明らかに低い。黄昏のシンセミアからおよそ5年もの間隔が開いてしまったためファンの期待があまりに高くなってしまったのか、それともブランクの長さ(といっても2012年にねこにゃんとコンビを組んだ紅蓮華(エスクード)というゲームがありますが)が響いたのか分かりませんが、あまり大きな期待をしてプレイしないほうが良さそう。といっても、これまで桐月氏が得意にしていると思われるジャンルである伝奇ものはどちらかというとぼくは苦手で、今回は伝奇色が薄いとあって設定的には逆に楽しめるのではないかという気もしていました。
そんなこの作品。プレイ当初の感触ではどうやらメインヒロインである桜花が優遇されていて、他のヒロインは添え物(といっては言いすぎか・・・)のような雰囲気が漂っていました。ただぼく的に人外ヒロインには食指の動かないことが多くいのですが、ヒロイン萌え主体のゲームとして見るのでなく幽霊が主人公の近辺で起きるちょっと不思議な事件を解決するというコンセプトで見れば悪くなさそうに思えたのですが・・・
ただミステリーとして考えるとやや微妙なのですね。序盤は桜花が安楽椅子探偵として事件を解決していくわけですが、事件的にあまり盛り上がらないまま終わっていくことが多いのです。ただストーリーが全く面白くないというほど酷くはなくて、何より雰囲気的にいいものがあるし、ヒロイン陣にハズレがなく良質の萌えを感じさせてくれたのは意外といえば意外。これは最初の桜花以外のヒロインに期待できないとの予想がいい意味で外れました。
(恐らく最初にルートに入る)薬師涼子は定番といえる健気な後輩キャラといった役回りですが、声優さんが得意とするキャラということもあって、シナリオの深みはなかったもののまずまず楽しめました。続く井之上麗奈は勝気な幼馴染というぼくの大好物であるヒロインということもあって楽しめないはずがないといったところ。実際シナリオも主人公と過去因縁があった波多野美奈の関係や麗奈と父親との確執を絡めながらなかなか快調に進んでいきます。読後感だけ考えればこのルートが一番ぼく好みだったように思います。
この雰囲気がやや怪しくなってくるのが、(順当なら次にプレイすることになる)鵲(かささぎ)雫ルートからで、中盤まではともかく終盤主人公と雫が鏡の世界に囚われるという展開は今後の伏線のことを考えれば必要だったのかもしれませんが、これまでの雰囲気を壊してしまって逆効果に思えました。それは続く藤宮汐音ルートも同様でこれも石に関する伏線に囚われすぎて、主人公と汐音の大事な初体験シーンを台無しにしているしあまり買えない。こうした犠牲の上に成り立っている桜花ルートはさすがによくまとまっている(といっても伏線の解明法についてはやや疑問点はありますが・・・)のですが、それでもあっさりしているのは確かでプレイ後に何か物足りない感が残るのです。
そういった意味では批評空間でやや低迷(それでも中央値を考えれば立派なものですが)気味の評価も分かる気がします。内容的にも名作級にはほど遠いと言わざるを得ません。ただ丸っきりの凡作と貶めるほどのゲームではなかったのは確かです。いや雰囲気よくプレイできたという意味では、良作といっても過言でないくらい楽しめたのは事実。それに久々にオダワラハコネ氏(波間の国のファウスト以来)の原画を見たのですが、非常に進化していたことにも驚かされました。もはやベテランの域に達している原画家さんですが、まだまだ進化を続けているという点は流石だと思います。ただ少々残念だったのは冒頭や序盤での探偵役としての桜花はキャラ的に魅力的だったのですが、ヒロインとして見ると魅力が薄くなったような気がしてならないのです。まあこれは最後萌えからシナリオに重点を置いていったためではないかと思ったりしたのですが、それよりもぼくが人外ヒロインが苦手という嗜好の問題が大きいかもしれませんね。
2015年09月23日
誰がメインヒロインを務めたか
今回は昨年末に発売された紙の上の魔法使い(ウグイスカグラ)についての所感を述べてみたいと思います。
制作発表直後はライターの前作(運命予報をお知らせします)を気に入った人以外ほとんど注目していなかったという記憶があるのですが、体験版公開以降は徐々に注目され、発売以降は賛否両論の意見から同月発売の話題作月に寄りそう乙女の作法2(Navel)以上の話題を呼ぶまでになりました。
今ではその論争も収束したように感じるのですが、それだけ賛否両論の意見がありながらも批評空間での中央値が80%をキープしているというのは、一介の凡作ではないと思っていました。(まあ実のところ体験版を少し齧っていたわけで、ただの作品ではないと思っていましたが・・・)逆に言うと冒頭の勢いが続けばまず間違いなく良作以上の評価を得るはずで、なぜ批判されるのか不思議に思えたくらいだったのです。
(ここからネタバレ)
そんな冒頭の「ヒスイの排撃論理」では、ミステリ調でシナリオが展開されていきます。妃が披露していくミステリ小説論などは、推理小説好きにはニヤリとさせられるものでしたし、犯人についてもほぼ予想通りながら動機については意外性がありました。何よりこのゲームで重要な位置を占めるかなたをプレイヤーに印象づけることにおいて、優秀なプロローグだったといえます。
そして次の「ルビーの合縁奇縁」ではメインヒロインである夜子にスポットライトを当てます。冒頭からツンデレ風味を漂わせている夜子ですが、本心なのか魔法の本に演じさせられているのかプレイヤーにもそして夜子自身でも分からない展開は、非常に惹きつけられました。
そして次の「サファイアの存在証明」では妹の妃について語られます。主人公に対する妃の感情は表面冷たく内面は激熱であり苛烈ともいえるもので、このゲームの核心に触れ始めていくルートなのですが、実はこのゲームの面白さはこのあたりから緩やかに下降していくとぼくは思うのです。これはこのゲームの悪役的存在であるクリソベリルの存在が明らかになるにつれて低下していくので、一見彼女の存在が下落の要因ように思えるのですが、この見解はクリソベリルにとっては心外なものでしょう。というのもこのゲームが竜頭蛇尾(というのは明らかに言いすぎだが・・・)のように感じられてしまったのは、キャラクターよりも物語の構成にあるように思えてならなかったからです。
というのもこのゲーム。ルート終了後にヴォーカル曲どころかエンドクレジットすら流れないのですね。特に最初にクリアする理央ルートや次にクリアするであろう妃ルートの収束は必ずしも読後感が良いものではないだけに、エンドクレジットが流れないとどうにもバッドエンドのように感じられて仕方ないのです。
もちろんこれらのルートが正真正銘のバッドエンドならば当然であり口を挟むことではないのですが、ライターの狙いはそうではないはず。ならばプレイヤーにそんな勘違いをさせる必要はなかったと思うのです。設定や伏線はよく考えられていただけに、こういたソフト面の弱さがそのまま作品の評価を低くさせてしまったのは惜しいとしか言いようがありません。
さてそんなこのゲームのメインヒロインとは誰なのでしょうか?
もちろん一番目立つ扱いを受けている夜子であると多くの人は答えるでしょう。ただよく考えると、夜子ルートはトゥルーエンドではないのですね。最後までプレイすると分かるのですが、一見メインヒロインのように思える夜子が実のところ他のヒロインの盛り立て役に過ぎないというのがこのゲームが凡百の萌えゲーとは一味違うところなのですが・・・。(ただ夜子中心に物語が動いていくわけで、そういう意味ではヒロインと言うよりもう一人の主人公というべきかもしれません)
そんなこのゲームのメインヒロインは2通りの解釈ができます。まず一人目が一番最初に主人公(瑠璃)と両思いになったかなたであり、そして2人目が生ける瑠璃と文字通り最後まで添い遂げることとなった妃となります。
確かに妃の死後、瑠璃はその後を追ってしまうわけで、それ以降は紙の上の存在でしかないということを考えれば妃がメインヒロインという主張は理にかなっています。
ただ物語りは妃の死後も続くわけで作品全体を考えれば、最後まで瑠璃への思いを変えないでいたかなたがメインヒロインと考えるにもごく自然な考えだと思うのです。ぼくはかなたが表のメインヒロインで妃が影のヒロインと思っているのですが、批評空間の感想をざっくり見ていると、このゲームを高く評価している人の多くは妃をメインヒロインと考えているようなのですね。
生ける姿を表さなくなってからも、なおも影響をに残し続けるヒロインだからこそ、妃は多くのプレイヤーに印象深いものになったのでしょう。そしてそれ以降の物語は魅力あるキャラクターが櫛の歯がかけていくように抜けていき、伏線消化という点では意味あったとしても面白さという点では落ちてしまったから余計にそう感じるのかもしれません。そしてトゥルーエンドも物語の着地点としては落ち着くところに落ち着いたといえるのですが、それでもこれまでクリソベリルが所業を思えばプレイヤーが釈然としなくても仕方ないところ。といってもう一方のかなたエンド(ハッピーエンド?)もやはり喉に小骨が引っ掛かったような違和感を覚えるのですね。
とすると妃がメインヒロインでいいのではと思うのですが、それでもぼくはかなた推しなのです。これは体験版の冒頭部分にあまりに惹かれてしまったこともあるのですが、夜子の頑なな心へ影響を与えたかなたの一途な思いに心打たれてしまったことの方が大きいです。瑠璃だけにスポットライトを当てるなら妃をメインヒロインとしてもよいのですが、もう一人の主人公といえる夜子のことを考えればかなたの方に軍配を上げた方が良いと思うからです。
さて最後になるのですが、このゲームを色鮮やかにさせたのは、曲数こそ少ないものの印象に残るBGM。そして原画でしょう。一つ間違えると陰惨な方向に傾いてしまいそうなこのゲームを、プラス方向に向かわせたのは決して高いレベルとはいえないまでも明るく萌えを強調した原画に助けられたと思うのです。そういった意味では決してシナリオだけが目立つゲームではなかったと云えるでしょう。
制作発表直後はライターの前作(運命予報をお知らせします)を気に入った人以外ほとんど注目していなかったという記憶があるのですが、体験版公開以降は徐々に注目され、発売以降は賛否両論の意見から同月発売の話題作月に寄りそう乙女の作法2(Navel)以上の話題を呼ぶまでになりました。
今ではその論争も収束したように感じるのですが、それだけ賛否両論の意見がありながらも批評空間での中央値が80%をキープしているというのは、一介の凡作ではないと思っていました。(まあ実のところ体験版を少し齧っていたわけで、ただの作品ではないと思っていましたが・・・)逆に言うと冒頭の勢いが続けばまず間違いなく良作以上の評価を得るはずで、なぜ批判されるのか不思議に思えたくらいだったのです。
(ここからネタバレ)
そんな冒頭の「ヒスイの排撃論理」では、ミステリ調でシナリオが展開されていきます。妃が披露していくミステリ小説論などは、推理小説好きにはニヤリとさせられるものでしたし、犯人についてもほぼ予想通りながら動機については意外性がありました。何よりこのゲームで重要な位置を占めるかなたをプレイヤーに印象づけることにおいて、優秀なプロローグだったといえます。
そして次の「ルビーの合縁奇縁」ではメインヒロインである夜子にスポットライトを当てます。冒頭からツンデレ風味を漂わせている夜子ですが、本心なのか魔法の本に演じさせられているのかプレイヤーにもそして夜子自身でも分からない展開は、非常に惹きつけられました。
そして次の「サファイアの存在証明」では妹の妃について語られます。主人公に対する妃の感情は表面冷たく内面は激熱であり苛烈ともいえるもので、このゲームの核心に触れ始めていくルートなのですが、実はこのゲームの面白さはこのあたりから緩やかに下降していくとぼくは思うのです。これはこのゲームの悪役的存在であるクリソベリルの存在が明らかになるにつれて低下していくので、一見彼女の存在が下落の要因ように思えるのですが、この見解はクリソベリルにとっては心外なものでしょう。というのもこのゲームが竜頭蛇尾(というのは明らかに言いすぎだが・・・)のように感じられてしまったのは、キャラクターよりも物語の構成にあるように思えてならなかったからです。
というのもこのゲーム。ルート終了後にヴォーカル曲どころかエンドクレジットすら流れないのですね。特に最初にクリアする理央ルートや次にクリアするであろう妃ルートの収束は必ずしも読後感が良いものではないだけに、エンドクレジットが流れないとどうにもバッドエンドのように感じられて仕方ないのです。
もちろんこれらのルートが正真正銘のバッドエンドならば当然であり口を挟むことではないのですが、ライターの狙いはそうではないはず。ならばプレイヤーにそんな勘違いをさせる必要はなかったと思うのです。設定や伏線はよく考えられていただけに、こういたソフト面の弱さがそのまま作品の評価を低くさせてしまったのは惜しいとしか言いようがありません。
さてそんなこのゲームのメインヒロインとは誰なのでしょうか?
もちろん一番目立つ扱いを受けている夜子であると多くの人は答えるでしょう。ただよく考えると、夜子ルートはトゥルーエンドではないのですね。最後までプレイすると分かるのですが、一見メインヒロインのように思える夜子が実のところ他のヒロインの盛り立て役に過ぎないというのがこのゲームが凡百の萌えゲーとは一味違うところなのですが・・・。(ただ夜子中心に物語が動いていくわけで、そういう意味ではヒロインと言うよりもう一人の主人公というべきかもしれません)
そんなこのゲームのメインヒロインは2通りの解釈ができます。まず一人目が一番最初に主人公(瑠璃)と両思いになったかなたであり、そして2人目が生ける瑠璃と文字通り最後まで添い遂げることとなった妃となります。
確かに妃の死後、瑠璃はその後を追ってしまうわけで、それ以降は紙の上の存在でしかないということを考えれば妃がメインヒロインという主張は理にかなっています。
ただ物語りは妃の死後も続くわけで作品全体を考えれば、最後まで瑠璃への思いを変えないでいたかなたがメインヒロインと考えるにもごく自然な考えだと思うのです。ぼくはかなたが表のメインヒロインで妃が影のヒロインと思っているのですが、批評空間の感想をざっくり見ていると、このゲームを高く評価している人の多くは妃をメインヒロインと考えているようなのですね。
生ける姿を表さなくなってからも、なおも影響をに残し続けるヒロインだからこそ、妃は多くのプレイヤーに印象深いものになったのでしょう。そしてそれ以降の物語は魅力あるキャラクターが櫛の歯がかけていくように抜けていき、伏線消化という点では意味あったとしても面白さという点では落ちてしまったから余計にそう感じるのかもしれません。そしてトゥルーエンドも物語の着地点としては落ち着くところに落ち着いたといえるのですが、それでもこれまでクリソベリルが所業を思えばプレイヤーが釈然としなくても仕方ないところ。といってもう一方のかなたエンド(ハッピーエンド?)もやはり喉に小骨が引っ掛かったような違和感を覚えるのですね。
とすると妃がメインヒロインでいいのではと思うのですが、それでもぼくはかなた推しなのです。これは体験版の冒頭部分にあまりに惹かれてしまったこともあるのですが、夜子の頑なな心へ影響を与えたかなたの一途な思いに心打たれてしまったことの方が大きいです。瑠璃だけにスポットライトを当てるなら妃をメインヒロインとしてもよいのですが、もう一人の主人公といえる夜子のことを考えればかなたの方に軍配を上げた方が良いと思うからです。
さて最後になるのですが、このゲームを色鮮やかにさせたのは、曲数こそ少ないものの印象に残るBGM。そして原画でしょう。一つ間違えると陰惨な方向に傾いてしまいそうなこのゲームを、プラス方向に向かわせたのは決して高いレベルとはいえないまでも明るく萌えを強調した原画に助けられたと思うのです。そういった意味では決してシナリオだけが目立つゲームではなかったと云えるでしょう。
2015年09月13日
9月の発売予定表から
秋競馬(エロゲー)シーズン開幕という割りには非常に寂しいメンバーとなりました。大物馬(ソフト)の回避(延期)が響いたのが原因でしょうが、それにしてもこれだけメンバーが揃わない現状というのは競馬界が斜陽に向かっていることを感じさせてなりません。自信を持って本命に押せそうな馬は見当たらず、今回ばかりは正直見送るのが賢明なのかもしれません。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
あねよめコンチェルト(CandySoft)
昨年出走したあねよめカルテットの全妹(続編)。新ヒロイン2名の追加シナリオに旧ヒロインのアフターストーリーというまずまず充実した内容。ただ姉自体それほど好成績を残した馬でないだけに、これだけで好走を望むのは正直厳しい。追加ヒロインに魅力がなければ論外だし、魅力がありすぎても旧ヒロインが噛ませ犬になってしまうなどバランスを取るのも厄介。複数トレーナー(ライター)制を採っているだけにそ旧ヒロインを交えたバトルロイヤル的内容にも期待が持てず、今回も見送りが賢明だろう。
期待度 ★★
逆転魔女裁判 -優しい貴穂お姉ちゃんは魔女・痴女・ビッチ-(エレクトリップ)
ユニゾンシフト系の主戦騎手織澤あきふみが安馬専門の姉妹厩舎から再登場。全姉の逆転魔女裁判 ~痴女な魔女に裁かれちゃう~は抜き系ではまずまずの内容かと思われたが、結果には繋がらず。どちらかというと幼馬〈ロリ)への騎乗を得意とする織澤あきふみに巨乳ヒロインを担当させるのはミスキャストのように感じられたが、その予想が的中してしまった形。今回も前走以上にヒロインが巨乳化していて、もはや奇乳といっていいくらい。姉系ヒロインとショタ系主人公とのニックスは悪くはなさそうだが、上位に食い込むのは厳しそうだ。
期待度 ★★
三極姫4 ~天下繚乱 天命の恋絵巻~(げーせん18)
げーせん18が誇る二大母系〈シリーズ)の一つである三極姫の最新馬。もう一つの戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~が期待を大きく裏切っただけにその汚名を雪ぐだけの走りを披露したいところ。ただ戦極姫と比べるとこれまで成績が上がっていないの母系だけに、大きな期待まではどうか。まずまず評判が良かったADVパートが強化されるというのは楽しみだが、SLGパートに占いという不確定要素が加わったのは本格的なSLGを楽しみたい層にとってマイナスになってしまうかもしれない。初戦は仕上がり不足で叩きながらアペンドで立て直してくるのがこの厩舎のパターンなだけに、初戦から手を出しづらく見送りでよさそう。
期待度 ★★
〇新・他の男の精液で孕んでもいいですか…?2(アトリエさくら)
NTR専門厩舎であるアトリエさくらの最新馬。主戦トレーナーであるおんぼろ月の人気母系だが、近走は今ひとつなだけに巻き返しを期待したいところ。騎手は過去トレーナーとコンビを組み成功している長頼で、ヒロインの設定もなかなか魅力。追い切りが公開されていないだけに未知数な部分は多いが、過去の成績を考えれば走られても不思議は無い。久しぶりにNTR得意のおんぼろ月が手腕発揮するところが見られるか。
期待度 ★★★
Gカップシスターズ! 妹だらけの搾乳学園祭(マリン)
コンスタントに所属馬を出走させてくるマリンだが、今回は1年半ぶりとやや間隔が開いた。それだけに万全の仕上がりを期待したいところ。この厩舎得意の搾乳にパイズリと巨乳ヒロイン特有のシチュは抜き系として充分。もちろんまともな走り(シナリオ)にはそれほど期待はできそうもなく、教師でありながら教え子の妹と関係するという頭の痛い展開なだけに、勝ち負けとなると厳しい。展開に恵まれたとしても入着が一杯か。
期待度 ★★☆
聖騎士Melty★Lovers(あかべぇそふとすりぃ)
あまりの強烈な走りからあかべぇ系列の黒歴史の一つと化した銃騎士Cutie☆Bullet。あの1頭の走りだけで厩舎が解散してしまったという事実がそれを証明してるといっていい。その後継馬がこの馬で銃騎士のハズレ馬券を持っていれば、この馬の単勝が無料で買えるという豪気っぷりが話題を呼んでいる。トレーナーは当然一新されたが、全く聞かない名前で不安は大きい。ただサブで控える須永成人と おぅんごぅるはまずまず信頼できそう。といっても走りに期待できるといったほどではなく、エロ&コメディ寄りとなってしまいそう。騎手が唯々月たすくというのは魅力でそれなりの能力は持っていそうだが、上位に食い込めるかどうかとなると展開の助けが必要だろう。
期待度 ★★☆
▲対魔忍 紅(BlackLiLiTH)
この厩舎の対魔忍系もすっかりお馴染みとなったが、ただ前走は名手葵渚を擁しながら期待はずれの結果に終わった。今回はトレーナーに実績十分の飯田和彦を迎えたということで変わり身を期待したいところ。ただこれまで氏が手がけてきた馬の顔ぶれを考えると、血統的に手が合わない気も。それでもこれまでの対魔忍系とは違う面を出す可能性もあり、未知数な部分は多いものの流れに乗れば大駆けの可能性はありそう。
期待度 ★★★
敗北の淫獣ハンター・月氷姫レイ 名門女学生と共に触手の苗床にされる美少女剣士(catwalkNERO)
VA系列の抜き系厩舎としてまずまずの存在感を保っているcatwalkNERO厩舎だが、好成績を上げた馬は今のところ見当たらない。今回は過去出走例が多い異種姦系に戻したが、トレーナーも同じとなると、変わり身を期待するのは酷か。シチュ的にも定番どころは備えていて量に関しては問題なさそうだが、問題は質。学園ものでありながら、ハンターにプリンセスが登場するなどどうも血統(世界観)に一貫性がなさそうなのも気がかり。今回も上位には絡めそうもない。
期待度 ★★
ばれっと☆すたいる Loyalty of valet(CroixSoft)
一時流行した執事系だが、ヒロインが執事で主人公に仕えるというのは珍しい。ただよくよく考えればヒロインがメイド服でなく執事服を着ているだけと言えないこともない。ヒロインが執事だけでなく、妹にお嬢様と揃えているのは当然とはいえ好感が持てる。騎手はやや癖のある騎乗(画風)だが、それなりのレベルは備えていそう。ただライバルキャラが登場するのは当然も存在感は今ひとつ。アクセントで入る笑いの質も高いとは言えない。初出走にしてはそれなりに期待できそうだし、相手的にも食い込んできてもおかしくないが、常識的に考えれば一走静観するのが妥当か。
期待度 ★★☆
姫様LOVEライフ!(Princess Sugar)
お姫様ヒロイン専門厩舎であるPrincess Sugarの最新馬。デビューして2戦は入着まで今一歩という走りだったが、今回騎手にみけおうを起用。これまでも悪くはなかったが、大物騎手が手綱を握るとあって厩舎の意気込みも違ってきそう。ただトレーナーが最近抜き系の馬を中心に手がけている屑美たけゆきとあって、萌えよりも抜きに重心を置いてくる可能性が強い。もちろん一流騎手だけに抜き系の馬にも充分対応は出来ると思うが、こういった血統にありがちなのが抜きに力を入れるあまりに、ヒロイン萌えを犠牲にしてしまうケースが多いこと。血統的にはエロ強化が強みに繋がるとは必ずしも思えず、いくらメンバー手薄とはいえ買いかぶれない。
期待度 ★★
ペンペンペナルティ 箱入り娘たちをHにオシオキ!!(アトリエかぐや)
抜き系厩舎で安定感がありながら、それでも時に大駆けを見せる馬が出現するのがこの厩舎の魅力。ただ今回豊富な所属騎手の中で、一番知名度が低いみゃぁんが鞍上なだけに大駆けを見せる可能性は低そう。ヒロイン全員が社会適応能力の低いお嬢様ばかりという血統は珍しく、主人公がどのような手練手管で教育するのが見所だが、走りに大きな期待はできないだけにヒロインの癖の強さも画餅に終わってしまいそう。今回は強気に推せそうもない。
期待度 ★★☆
△僕と恋するポンコツアクマ。(スミレ)
コメディ中心に走らせてきたスミレも今回で3走目でそろそろ飛躍の切欠を掴みたいところ。その材料となりそうなのがエロとHアニメということなのだろう。といってもバカとエロのニックスで相性がいいのは天然の方。同じバカでも狙いにいったものだと、好相性とは言い切れない部分が多い。ただそれでも今回はメンバーが相当甘く、この馬の能力なら力だけで上位に持ってこられる可能性は強い。コメディ部分さえ手抜きがなければ、エロでの上積みを計算に入れれば充分勝ち負けを争えるだろう。
期待度 ★★★
◎Love and Peace (Mink)
この厩舎では珍しいSLG系。経験が少ない厩舎のSLGはバランスが悪いことが多く見送りがセオリーなのだが、古豪厩舎が満を持して出走させるだけに注目している。騎手はティータ・Jに壽々郎という厩舎では最高の人材を揃え、登場するヒロインも30人以上というのはそれだけで楽しみ。ただヒロイン数がこれだけ多いと、各ヒロインを掘り下げた走りは期待できない。それに各ヒロインに1回ずつしかHシーンがなさそうなのも不安だが、メインヒロインくらいは複数Hがあることを祈りたい。後はSLGのデキがどうかだが、追い切りが公開されていない現状では不明。それでもメンバー的に本命に推せそうなのはこの馬くらい。意地の走りをみせてもらいたいものだ。
期待度 ★★★☆
恋愛フェイズ(戯画)
他厩舎で実績を残しているかずきふみをトレーナーに擁した前走が期待ハズレ。戯画厩舎の低迷ぶりも底なしといえる感。今回のトレーナーであるギハラと若瀬諒の最近の成績はというと惨敗ばかり。とても現在の窮状を救えるとは思えない。騎手は現在厩舎の主戦の一角を占めるうすめ四郎とにろで、馬体自体は悪くなさそうだが、調教の動きはサッパリ。これではとても狙えないだろう。
期待度 ★
(本紙の見解)
他のレース(月)に出走したら果たして印が回るかどうか怪しいくらいのレベル。ヒロイン数の多さと騎手の魅力でLove and Peaceを本命に押すが、肝心のSLGのデキが不明なだけに大敗もありえる。それでもメンバーの地力の差を考え消去法で本命に押したい。一時の勢いがないアトリエさくらだが、過去走った馬を思わせる雰囲気を漂わせている新・他の男の精液で孕んでもいいですか…?2の変わり身が逆転候補。同じ安馬抜き系の対魔忍 紅も過去の実績から食い込んできても不思議ない。もう1頭挙げるならバカとエロが噛み合った場合の僕と恋するポンコツアクマ。の大駆けで、頭数的にもこの4頭に絞ってみたい。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
あねよめコンチェルト(CandySoft)
昨年出走したあねよめカルテットの全妹(続編)。新ヒロイン2名の追加シナリオに旧ヒロインのアフターストーリーというまずまず充実した内容。ただ姉自体それほど好成績を残した馬でないだけに、これだけで好走を望むのは正直厳しい。追加ヒロインに魅力がなければ論外だし、魅力がありすぎても旧ヒロインが噛ませ犬になってしまうなどバランスを取るのも厄介。複数トレーナー(ライター)制を採っているだけにそ旧ヒロインを交えたバトルロイヤル的内容にも期待が持てず、今回も見送りが賢明だろう。
期待度 ★★
逆転魔女裁判 -優しい貴穂お姉ちゃんは魔女・痴女・ビッチ-(エレクトリップ)
ユニゾンシフト系の主戦騎手織澤あきふみが安馬専門の姉妹厩舎から再登場。全姉の逆転魔女裁判 ~痴女な魔女に裁かれちゃう~は抜き系ではまずまずの内容かと思われたが、結果には繋がらず。どちらかというと幼馬〈ロリ)への騎乗を得意とする織澤あきふみに巨乳ヒロインを担当させるのはミスキャストのように感じられたが、その予想が的中してしまった形。今回も前走以上にヒロインが巨乳化していて、もはや奇乳といっていいくらい。姉系ヒロインとショタ系主人公とのニックスは悪くはなさそうだが、上位に食い込むのは厳しそうだ。
期待度 ★★
三極姫4 ~天下繚乱 天命の恋絵巻~(げーせん18)
げーせん18が誇る二大母系〈シリーズ)の一つである三極姫の最新馬。もう一つの戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~が期待を大きく裏切っただけにその汚名を雪ぐだけの走りを披露したいところ。ただ戦極姫と比べるとこれまで成績が上がっていないの母系だけに、大きな期待まではどうか。まずまず評判が良かったADVパートが強化されるというのは楽しみだが、SLGパートに占いという不確定要素が加わったのは本格的なSLGを楽しみたい層にとってマイナスになってしまうかもしれない。初戦は仕上がり不足で叩きながらアペンドで立て直してくるのがこの厩舎のパターンなだけに、初戦から手を出しづらく見送りでよさそう。
期待度 ★★
〇新・他の男の精液で孕んでもいいですか…?2(アトリエさくら)
NTR専門厩舎であるアトリエさくらの最新馬。主戦トレーナーであるおんぼろ月の人気母系だが、近走は今ひとつなだけに巻き返しを期待したいところ。騎手は過去トレーナーとコンビを組み成功している長頼で、ヒロインの設定もなかなか魅力。追い切りが公開されていないだけに未知数な部分は多いが、過去の成績を考えれば走られても不思議は無い。久しぶりにNTR得意のおんぼろ月が手腕発揮するところが見られるか。
期待度 ★★★
Gカップシスターズ! 妹だらけの搾乳学園祭(マリン)
コンスタントに所属馬を出走させてくるマリンだが、今回は1年半ぶりとやや間隔が開いた。それだけに万全の仕上がりを期待したいところ。この厩舎得意の搾乳にパイズリと巨乳ヒロイン特有のシチュは抜き系として充分。もちろんまともな走り(シナリオ)にはそれほど期待はできそうもなく、教師でありながら教え子の妹と関係するという頭の痛い展開なだけに、勝ち負けとなると厳しい。展開に恵まれたとしても入着が一杯か。
期待度 ★★☆
聖騎士Melty★Lovers(あかべぇそふとすりぃ)
あまりの強烈な走りからあかべぇ系列の黒歴史の一つと化した銃騎士Cutie☆Bullet。あの1頭の走りだけで厩舎が解散してしまったという事実がそれを証明してるといっていい。その後継馬がこの馬で銃騎士のハズレ馬券を持っていれば、この馬の単勝が無料で買えるという豪気っぷりが話題を呼んでいる。トレーナーは当然一新されたが、全く聞かない名前で不安は大きい。ただサブで控える須永成人と おぅんごぅるはまずまず信頼できそう。といっても走りに期待できるといったほどではなく、エロ&コメディ寄りとなってしまいそう。騎手が唯々月たすくというのは魅力でそれなりの能力は持っていそうだが、上位に食い込めるかどうかとなると展開の助けが必要だろう。
期待度 ★★☆
▲対魔忍 紅(BlackLiLiTH)
この厩舎の対魔忍系もすっかりお馴染みとなったが、ただ前走は名手葵渚を擁しながら期待はずれの結果に終わった。今回はトレーナーに実績十分の飯田和彦を迎えたということで変わり身を期待したいところ。ただこれまで氏が手がけてきた馬の顔ぶれを考えると、血統的に手が合わない気も。それでもこれまでの対魔忍系とは違う面を出す可能性もあり、未知数な部分は多いものの流れに乗れば大駆けの可能性はありそう。
期待度 ★★★
敗北の淫獣ハンター・月氷姫レイ 名門女学生と共に触手の苗床にされる美少女剣士(catwalkNERO)
VA系列の抜き系厩舎としてまずまずの存在感を保っているcatwalkNERO厩舎だが、好成績を上げた馬は今のところ見当たらない。今回は過去出走例が多い異種姦系に戻したが、トレーナーも同じとなると、変わり身を期待するのは酷か。シチュ的にも定番どころは備えていて量に関しては問題なさそうだが、問題は質。学園ものでありながら、ハンターにプリンセスが登場するなどどうも血統(世界観)に一貫性がなさそうなのも気がかり。今回も上位には絡めそうもない。
期待度 ★★
ばれっと☆すたいる Loyalty of valet(CroixSoft)
一時流行した執事系だが、ヒロインが執事で主人公に仕えるというのは珍しい。ただよくよく考えればヒロインがメイド服でなく執事服を着ているだけと言えないこともない。ヒロインが執事だけでなく、妹にお嬢様と揃えているのは当然とはいえ好感が持てる。騎手はやや癖のある騎乗(画風)だが、それなりのレベルは備えていそう。ただライバルキャラが登場するのは当然も存在感は今ひとつ。アクセントで入る笑いの質も高いとは言えない。初出走にしてはそれなりに期待できそうだし、相手的にも食い込んできてもおかしくないが、常識的に考えれば一走静観するのが妥当か。
期待度 ★★☆
姫様LOVEライフ!(Princess Sugar)
お姫様ヒロイン専門厩舎であるPrincess Sugarの最新馬。デビューして2戦は入着まで今一歩という走りだったが、今回騎手にみけおうを起用。これまでも悪くはなかったが、大物騎手が手綱を握るとあって厩舎の意気込みも違ってきそう。ただトレーナーが最近抜き系の馬を中心に手がけている屑美たけゆきとあって、萌えよりも抜きに重心を置いてくる可能性が強い。もちろん一流騎手だけに抜き系の馬にも充分対応は出来ると思うが、こういった血統にありがちなのが抜きに力を入れるあまりに、ヒロイン萌えを犠牲にしてしまうケースが多いこと。血統的にはエロ強化が強みに繋がるとは必ずしも思えず、いくらメンバー手薄とはいえ買いかぶれない。
期待度 ★★
ペンペンペナルティ 箱入り娘たちをHにオシオキ!!(アトリエかぐや)
抜き系厩舎で安定感がありながら、それでも時に大駆けを見せる馬が出現するのがこの厩舎の魅力。ただ今回豊富な所属騎手の中で、一番知名度が低いみゃぁんが鞍上なだけに大駆けを見せる可能性は低そう。ヒロイン全員が社会適応能力の低いお嬢様ばかりという血統は珍しく、主人公がどのような手練手管で教育するのが見所だが、走りに大きな期待はできないだけにヒロインの癖の強さも画餅に終わってしまいそう。今回は強気に推せそうもない。
期待度 ★★☆
△僕と恋するポンコツアクマ。(スミレ)
コメディ中心に走らせてきたスミレも今回で3走目でそろそろ飛躍の切欠を掴みたいところ。その材料となりそうなのがエロとHアニメということなのだろう。といってもバカとエロのニックスで相性がいいのは天然の方。同じバカでも狙いにいったものだと、好相性とは言い切れない部分が多い。ただそれでも今回はメンバーが相当甘く、この馬の能力なら力だけで上位に持ってこられる可能性は強い。コメディ部分さえ手抜きがなければ、エロでの上積みを計算に入れれば充分勝ち負けを争えるだろう。
期待度 ★★★
◎Love and Peace (Mink)
この厩舎では珍しいSLG系。経験が少ない厩舎のSLGはバランスが悪いことが多く見送りがセオリーなのだが、古豪厩舎が満を持して出走させるだけに注目している。騎手はティータ・Jに壽々郎という厩舎では最高の人材を揃え、登場するヒロインも30人以上というのはそれだけで楽しみ。ただヒロイン数がこれだけ多いと、各ヒロインを掘り下げた走りは期待できない。それに各ヒロインに1回ずつしかHシーンがなさそうなのも不安だが、メインヒロインくらいは複数Hがあることを祈りたい。後はSLGのデキがどうかだが、追い切りが公開されていない現状では不明。それでもメンバー的に本命に推せそうなのはこの馬くらい。意地の走りをみせてもらいたいものだ。
期待度 ★★★☆
恋愛フェイズ(戯画)
他厩舎で実績を残しているかずきふみをトレーナーに擁した前走が期待ハズレ。戯画厩舎の低迷ぶりも底なしといえる感。今回のトレーナーであるギハラと若瀬諒の最近の成績はというと惨敗ばかり。とても現在の窮状を救えるとは思えない。騎手は現在厩舎の主戦の一角を占めるうすめ四郎とにろで、馬体自体は悪くなさそうだが、調教の動きはサッパリ。これではとても狙えないだろう。
期待度 ★
(本紙の見解)
他のレース(月)に出走したら果たして印が回るかどうか怪しいくらいのレベル。ヒロイン数の多さと騎手の魅力でLove and Peaceを本命に押すが、肝心のSLGのデキが不明なだけに大敗もありえる。それでもメンバーの地力の差を考え消去法で本命に押したい。一時の勢いがないアトリエさくらだが、過去走った馬を思わせる雰囲気を漂わせている新・他の男の精液で孕んでもいいですか…?2の変わり身が逆転候補。同じ安馬抜き系の対魔忍 紅も過去の実績から食い込んできても不思議ない。もう1頭挙げるならバカとエロが噛み合った場合の僕と恋するポンコツアクマ。の大駆けで、頭数的にもこの4頭に絞ってみたい。
2015年08月22日
次は得意の土俵で
今回はASa projectの最新作であるプラマイウォーズについての所感を簡単に述べてみたいと思います。
簡単にと前フリを入れたのは語る要素がそれほどないゲームだったのですね。いわゆる凡作といってよくブランド処女作からずっと追いかけているアサプロの中では、2作目のHimeのちHoneyに次ぐ評価の低いゲームとなってしまいました。
アサプロらしさといえば「笑い」といっても過言で無いくらい強引でも笑いにもっていく貪欲さがウリだったはずですが、今回はややその笑いの要素が薄かった。というのも最近のアサプロは会話のキャッチボールによるものでなく、キャラクターに頼ったギャグが笑いの主体となっていました。今回笑いについての軸になったのは哲と夏瑠の神宮夫妻に主人公の弟であるたかしだったのですが、彼らの出番が存外少なかったのですね。というのも今回のアサプロはどうも萌え要素を強めようとしたようで、ヒロインキャラの会話を強く押し出してきたのですね。だからその真面目キャラがギャップとしての笑いに繋がりそうだったたかしも出番がほとんどなく、神宮夫妻も個別ルートに入ると出番が限られてしまい、笑いが少なくなってしまったのです。
まあこれまでのアサプロなら攻略ヒロインに泥をを啜らせてでも貪欲に笑いを求めてきたのですが、今回は笑いへの貢献度に関しては今ひとつでした。いやギャグメーカーという点に関しては藍咲もいて、恋愛0キロメートルで言うところの乃来亜的存在になるはずだったのですが、正直荷が重かったとしか思えない。いや行っていることは乃来亜とそう変わることはないのですが、乃来亜の笑いは演じた声優の力によるものが大きかった。それと比べると今回の藍咲の声優は頑張りは見られるのですが、どうも演技がクサ過ぎて笑いに昇華しないのです。どちらかというと一見メインヒロイン格となりそうだった境子の方が笑いを取った部分が多くそう考えると藍咲についてはミスキャストだったと思うのですね。
というわけで笑いが不足していた分、自然萌えゲーの方に触れ幅が大きくなってしまったわけですが、そういった意味で一番得したのは妹のメイでした。主人公〈兄)に対してあからさまに好意を見せ付ける境子(姉)に遠慮してかなかなか本心を見せない心情が萌え心をくすぐってくれました。ただアサプロに期待しているのは萌えよりも笑いなのですね。それにデビューの頃と比べるとレベルは上がってきたとはいえ一線級の萌えゲーメーカーの原画家と比べれば分が悪いわけで、メイ級のシナリオが少なくともあと2本はないと良作とは呼べないでしょう。それに今回はキャラの性格設定や舞台設定などがルートによって違いがあったりと複数ライターにありがちな問題を抱えているわけで(そもそもアサプロのゲームはこういった点は昔から直っていない)、こういった点が萌えゲーでは大きなマイナスになってきます。ならば萌えに寄っていくのでなくもう1度得意の土俵で勝負してもらいたいと根っからのアサプロファンのぼくは思うのです。
簡単にと前フリを入れたのは語る要素がそれほどないゲームだったのですね。いわゆる凡作といってよくブランド処女作からずっと追いかけているアサプロの中では、2作目のHimeのちHoneyに次ぐ評価の低いゲームとなってしまいました。
アサプロらしさといえば「笑い」といっても過言で無いくらい強引でも笑いにもっていく貪欲さがウリだったはずですが、今回はややその笑いの要素が薄かった。というのも最近のアサプロは会話のキャッチボールによるものでなく、キャラクターに頼ったギャグが笑いの主体となっていました。今回笑いについての軸になったのは哲と夏瑠の神宮夫妻に主人公の弟であるたかしだったのですが、彼らの出番が存外少なかったのですね。というのも今回のアサプロはどうも萌え要素を強めようとしたようで、ヒロインキャラの会話を強く押し出してきたのですね。だからその真面目キャラがギャップとしての笑いに繋がりそうだったたかしも出番がほとんどなく、神宮夫妻も個別ルートに入ると出番が限られてしまい、笑いが少なくなってしまったのです。
まあこれまでのアサプロなら攻略ヒロインに泥をを啜らせてでも貪欲に笑いを求めてきたのですが、今回は笑いへの貢献度に関しては今ひとつでした。いやギャグメーカーという点に関しては藍咲もいて、恋愛0キロメートルで言うところの乃来亜的存在になるはずだったのですが、正直荷が重かったとしか思えない。いや行っていることは乃来亜とそう変わることはないのですが、乃来亜の笑いは演じた声優の力によるものが大きかった。それと比べると今回の藍咲の声優は頑張りは見られるのですが、どうも演技がクサ過ぎて笑いに昇華しないのです。どちらかというと一見メインヒロイン格となりそうだった境子の方が笑いを取った部分が多くそう考えると藍咲についてはミスキャストだったと思うのですね。
というわけで笑いが不足していた分、自然萌えゲーの方に触れ幅が大きくなってしまったわけですが、そういった意味で一番得したのは妹のメイでした。主人公〈兄)に対してあからさまに好意を見せ付ける境子(姉)に遠慮してかなかなか本心を見せない心情が萌え心をくすぐってくれました。ただアサプロに期待しているのは萌えよりも笑いなのですね。それにデビューの頃と比べるとレベルは上がってきたとはいえ一線級の萌えゲーメーカーの原画家と比べれば分が悪いわけで、メイ級のシナリオが少なくともあと2本はないと良作とは呼べないでしょう。それに今回はキャラの性格設定や舞台設定などがルートによって違いがあったりと複数ライターにありがちな問題を抱えているわけで(そもそもアサプロのゲームはこういった点は昔から直っていない)、こういった点が萌えゲーでは大きなマイナスになってきます。ならば萌えに寄っていくのでなくもう1度得意の土俵で勝負してもらいたいと根っからのアサプロファンのぼくは思うのです。
2015年08月21日
8月の発売予定表から
手薄なメンバー構成だった前レース(月)以上に手薄となってしまった今レース。地方競馬の祭典(コミケ)後という難しい時期では有るが、それに怯えて馬を登録してこないという現状はあまりに寂しい。これだけ魅力の薄いメンバーなだけに素直に購入を見送ってもよさそうだが、そうはいってもレースが行われる以上1点でも購入したいのがファンの心情。できればこんなレースは二度と見たくないものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アヤカシ散華(でぼの巣製作所)
厩舎開設以来、一流馬を輩出していないでぼの巣製作所の最新馬。タクティカルRPGというジャンルに目新しさはないが、今回主人公が人望がない外道な性格という血統〈設定)はこの厩舎では珍しい。といっても他厩舎であるようなハード凌辱という点では期待薄で、走りにどこまで影響を与えるかどうかといったところ。トレーナー(ライター)は過去依頼経験が複数ある西出明久に戻したが、前回の戦場のフォークロア -亡国の騎士団-がサッパリだっただけに、外道主人公を生かした走りが出来るかとなると疑問。この厩舎なりの走りが出来ればといったところだろう。
期待度 ★★
1分の2恋ゴコロ(天ノ葉)
地方〈同人)厩舎が戯画ブランドの力を借り新厩舎開設というパターンでの初戦。中央〈商業)での走りに拘ったという割りには垢抜けた雰囲気はないのはどうかとも思える。妹のために自分を犠牲にして働く兄という一見良主人公のように思える血統も、今後どう転ぶかは今後の走り次第。そのあたりを経験のないトレーナーがどこまで仕上げられるかだが、追い切り〈体験版)が公開されていない現状では不鮮明。ただ取材する限りは主人公の気持ちを変化されるだけの魅力をヒロインからは感じない。初戦だけに見送りが妥当だろう。
期待度 ★★☆
〇妹のセイイキ(feng)
feng初の安馬でまずまずの成功を収めた彼女のセイイキの全妹(続編)。前レース出走直前に取消(延期)というのは臨戦過程としては不満だが、手探り状態で仕上げた姉のことを考えればむしろプラスに考えたい。ヒロインのラシックス(声優)変更は当然不満だが、意外にもシチュ豊富なHシーンで評価を高めた姉のことを考えると、変更も止む無しだったか。ただマイナス材料はこれで出尽くした感もあり、後は前進に期待するのみ。少なくとも前走程度は走れそうだし、それ以上の走りをしても不思議はない。
期待度 ★★★
おお勇者よ、イってしまうとは情けない!(Luxury)
このメーカー得意のバカエロ路線を踏襲する馬。今回はショタ系とより零細(マニアック)な血統となり、バカに磨きが掛かってきそう。ヒロイン数は3人とソコソコだが高馬(フルプライス)でないことを考えれば仕方ない。それよりサブキャラの豊富さは特筆もの。どの程度走りに関わってくるかは不鮮明だが、血統の広がりに貢献できれば面白い。ただこれまで好走した馬がほとんどいない厩舎でトレーナーの陣容もそれほど変わり映えしないだけに、大きな期待まではどうか。
期待度 ★★☆
おしおき生意気ギャル エロいオシオキをしたら自分からエッチを求めてきた(ぱちぱちそふと)
数多い安馬専門厩舎としては、まだこれといった実績を残せていないぱちぱちそふとの最新馬。毎回騎手・トレーナーとも違っていて、馬の傾向も違うとなると厩舎のカラーを打ち出せないのも仕方ない。今回は騎手が新人でトレーナーも一人で馬を仕上げた実績がないとなると正直買える材料は皆無に近い。主人公の親父が20以上は違う女生徒に性的なオシオキをするというシチュがどこまで琴線に響くかだが、安馬だけにほぼ想像通りの走りとなりそうで意外感はない。入着があれば上出来だろう。
期待度 ★☆
完全時間停止 ~無理やり時間を止められた世界でハメられる女たち~ (Waffle)
巨乳母系〈シリーズ)が看板となっているWaffleで、それ以外の馬の成績はほとんど目立つものはない。しかも今回安馬〈低価格)となると厳しい競馬となってしまいそう。時間停止系は他厩舎でトレーナーが多くの馬を送り出していて、時間封鎖という好走例もある。ただそれは騎手のさだヲの助けが大きかっただけに、今回新人騎手を乗せていあれ以上の走りとなると難しいと考えるのが妥当なところだろう。
期待度 ★★
恋と魔法と管理人 恋愛連鎖編(Prometheus)
I.D.厩舎でこれまで数走騎乗しながらほとんど結果を出せなかった龍牙翔が、今回は新厩舎を開設して出直しを図る。これまでは学園を舞台に純愛からエロへと徐々に変化させていったが、飛びぬけた特徴は打ち出せていなかった。今回はそこに魔法という新たな材料を加えてきたが、トレーナーが未公開となると、どこまでまともに仕上げられているか疑わしい。エロや雰囲気に関してはまずまず評価を得ているが、それだけでは勝負にならないのはこれまでの実績が証明済み。ここは消しでよさそう。
期待度 ★★
△せんせいあのね… 寝取られ少女と放課後の体育倉庫(エレクトリップ)
織澤あきふみと高橋レコードが現在の二枚看板で、他のフリー騎手はこれまで定着には至っていないエレクトリップ。現在爆乳系に騎乗する高橋レコードが騎乗フォームを崩しやや冴えを無くしているだけに、もう一枚看板が欲しいところ。今回ッロリNTRというこれまでのエレクトリップとは傾向が全く違う馬で違和感が大きいが、起用の藤崎ひかりは新人ながらこの厩舎定評の毛色〈塗り)の冴えにも助けられてか取材する限りは悪くない。凌辱系では実績のあるシャア専用◎がトレーナーということで、全くの凡馬ということはなさそう。ただこれまでまずまず実績のあるトレーナーが仕上げながら、ほとんど下級馬ばかりしか出していない厩舎だけに全幅の信頼は置けない。今回メンバーは手薄とはいえ押さえで買うのが精一杯か。
期待度 ★★☆
▲天気雨(ぐみそふと)
きゃんでぃそふとの姉妹厩舎としてデビューした初戦は予想通り惨敗。みなとそふとへの怨念だけで開業したと思われていただけに2走目があるとは思えなかったが、5年ぶりの出走は正直驚かされた。今回は獣耳少女がヒロインということもあって内容的にはほぼ想像できるが、そこにどこまで上乗せできるかが好走へのカギとなる。獣耳という特徴を浮き出させるためにE‐moteを導入したのはプラス材料で後は走りが付いてこれるかどうか。追い切りの動きはまずまずでそれなりに能力はありそうだが勝つには一歩足りなさそう。それでもメンバーが軽いだけに上位には食い込めそうでマークしておきたい。
期待度 ★★★
塔の下のエクセルキトゥス(アストロノーツ)
前走に引き続きRPG系とここにきて長距離〈遊べる)血統に出走馬を絞ってきた印象のあるアストロノーツ。ただ前走と同じバトルで走るというのは少し芸が無い印象。前走の不満点をどこまで解消できているかどうかだが、間隔が半年に見たなようでは大幅な進化は望めないだろう。追い切りの評判も今ひとつのようで、主戦騎手であるM&Mに続く騎手を出したい厩舎の焦りというのを感じさせて仕方ない。ポテンシャルは決して低くは無いはずだが、今回は強く押せない。
期待度 ★★
トラベリング スターズ(HOOKSOFT)
これまで所属馬のほとんどが上級馬に成長しないHOOKだが、最近唯一の成功例がStrawberry Nautsだった。それ以来の好走を狙いさくらビットマップで起用した鈴平ひろに久々に依頼。外部の大物騎手に依頼したところに厩舎の意気込みを感じさせる。いつもの学園系にHOOKでは初めてといっていいファンタジー要素をニックスさせたのもその表れか。ただ学園&ファンタジーというニックスはこれまであまり上級馬が輩出されてなく不安は少なくない。ヒロインの可愛さに関しては鉄板でファンタジー血統に騎乗経験の多い鈴平ひろの起用は当たったといえるが、トレーナーの経験が乏しいだけにこの厩舎得意のガーリートーキングを含めどこまで素材を生かせるか心配。追い切りの動きもやや期待はずれ。入場曲〈音楽)で久々に松浦貴雄が復活したのは記者的には嬉しいが、好走する可能性は大きくないと見る。
期待度 ★★☆
△×× of the Dead(SYOKU)
閉鎖された空間を舞台にしたサバイバル血統に凌辱を含めたというのはさほど新鮮味はない。導入部分と数多いキャラクターの色づけ、直線での末脚(オチ)等でどこまでファンを惹きつけられるかどうかだが、追い切りでは正直目新しさは感じられなかった。それでもこういった異形触手系を多く手がけている桜庭丸男の名がトレーナーに見えるのは心強い。厩舎の実績から大きな期待まで望むのはどうかだが、分かりやすい血統なだけによほど他のトレーナーが足を引っ張らない限り想定の時計どおりには走ってくれる筈。ただ上位に食い込めるかとなるとかなりの展開の助けは必要か。
期待度 ★★☆
◎ランス03 リーザス陥落(ALICESOFT)
前走で老舗厩舎の底力というものを見せ付けたアリスソフトが看板血統のランスをひっさげて登場。これまでラシックスなしで走ってきたランスだが、今回は初めて使用ということでファンに違和感を与えないかが心配だったが、ベテラン陣を多く起用しただけにそこまで大きな問題はなくむしろプラス材料として考えたい。過去馬の焼き直しという趣きでRPG部分に古さを感じさせてしまうところもありそうだが、ランス中人気随一といっていいリーザスのヒロイン陣がメインということもあって走りは問題ない。老舗だけにただのリメイクには終わらず高馬に見合うものを出してくれる筈。メンバー的にもこの馬中心のレースとなりそう。
期待度 ★★★☆
リベンジポルノ(アトリエさくらeXtra)
NTR系ではもはや老舗といっていいアトリエさくら。といってもトレーナーがおんぼろ月意外の馬となるとほとんど走った実績はなく、eXtraとなるとこれまでそこそこ実績のあるトレーナーを起用しながら惨敗続き。しかも今回新人トレーナーとなるとまともには飛びつけない。今流行の馬名(タイトル)だけをなぞった走りとなるのが予想できて、しかも表題どおりとなると画像だけで惹きつけるものがないといけない筈だがそれも感じさせない。残念ながらこれではとても買えない。
期待度 ★☆
(本紙の見解)
出走頭数も揃わず前評判の高い馬も見当たらないという寂しいレースとなってしまったが、それなら過去馬の焼き直しながらランス03 リーザス陥落(ALICESOFT)が抜けた印象。逆にこういった馬が本命を務めなければいけない現状の方が競馬業界として不安だ。対抗も安馬ながら全姉の成績から妹のセイイキ(feng)でほぼ間違いない。この2頭に唯一勝負できそうなのが天気雨(ぐみそふと)で、それ以外となると別のレースでは恐らく印の回らない馬ばかり。あえて挙げるなら×× of the Dead(SYOKU)にせんせいあのね… 寝取られ少女と放課後の体育倉庫(エレクトリップ)あたりだが、これらを無理に狙うなら別のレースに資金を温存して置いた方がよさそうだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
アヤカシ散華(でぼの巣製作所)
厩舎開設以来、一流馬を輩出していないでぼの巣製作所の最新馬。タクティカルRPGというジャンルに目新しさはないが、今回主人公が人望がない外道な性格という血統〈設定)はこの厩舎では珍しい。といっても他厩舎であるようなハード凌辱という点では期待薄で、走りにどこまで影響を与えるかどうかといったところ。トレーナー(ライター)は過去依頼経験が複数ある西出明久に戻したが、前回の戦場のフォークロア -亡国の騎士団-がサッパリだっただけに、外道主人公を生かした走りが出来るかとなると疑問。この厩舎なりの走りが出来ればといったところだろう。
期待度 ★★
1分の2恋ゴコロ(天ノ葉)
地方〈同人)厩舎が戯画ブランドの力を借り新厩舎開設というパターンでの初戦。中央〈商業)での走りに拘ったという割りには垢抜けた雰囲気はないのはどうかとも思える。妹のために自分を犠牲にして働く兄という一見良主人公のように思える血統も、今後どう転ぶかは今後の走り次第。そのあたりを経験のないトレーナーがどこまで仕上げられるかだが、追い切り〈体験版)が公開されていない現状では不鮮明。ただ取材する限りは主人公の気持ちを変化されるだけの魅力をヒロインからは感じない。初戦だけに見送りが妥当だろう。
期待度 ★★☆
〇妹のセイイキ(feng)
feng初の安馬でまずまずの成功を収めた彼女のセイイキの全妹(続編)。前レース出走直前に取消(延期)というのは臨戦過程としては不満だが、手探り状態で仕上げた姉のことを考えればむしろプラスに考えたい。ヒロインのラシックス(声優)変更は当然不満だが、意外にもシチュ豊富なHシーンで評価を高めた姉のことを考えると、変更も止む無しだったか。ただマイナス材料はこれで出尽くした感もあり、後は前進に期待するのみ。少なくとも前走程度は走れそうだし、それ以上の走りをしても不思議はない。
期待度 ★★★
おお勇者よ、イってしまうとは情けない!(Luxury)
このメーカー得意のバカエロ路線を踏襲する馬。今回はショタ系とより零細(マニアック)な血統となり、バカに磨きが掛かってきそう。ヒロイン数は3人とソコソコだが高馬(フルプライス)でないことを考えれば仕方ない。それよりサブキャラの豊富さは特筆もの。どの程度走りに関わってくるかは不鮮明だが、血統の広がりに貢献できれば面白い。ただこれまで好走した馬がほとんどいない厩舎でトレーナーの陣容もそれほど変わり映えしないだけに、大きな期待まではどうか。
期待度 ★★☆
おしおき生意気ギャル エロいオシオキをしたら自分からエッチを求めてきた(ぱちぱちそふと)
数多い安馬専門厩舎としては、まだこれといった実績を残せていないぱちぱちそふとの最新馬。毎回騎手・トレーナーとも違っていて、馬の傾向も違うとなると厩舎のカラーを打ち出せないのも仕方ない。今回は騎手が新人でトレーナーも一人で馬を仕上げた実績がないとなると正直買える材料は皆無に近い。主人公の親父が20以上は違う女生徒に性的なオシオキをするというシチュがどこまで琴線に響くかだが、安馬だけにほぼ想像通りの走りとなりそうで意外感はない。入着があれば上出来だろう。
期待度 ★☆
完全時間停止 ~無理やり時間を止められた世界でハメられる女たち~ (Waffle)
巨乳母系〈シリーズ)が看板となっているWaffleで、それ以外の馬の成績はほとんど目立つものはない。しかも今回安馬〈低価格)となると厳しい競馬となってしまいそう。時間停止系は他厩舎でトレーナーが多くの馬を送り出していて、時間封鎖という好走例もある。ただそれは騎手のさだヲの助けが大きかっただけに、今回新人騎手を乗せていあれ以上の走りとなると難しいと考えるのが妥当なところだろう。
期待度 ★★
恋と魔法と管理人 恋愛連鎖編(Prometheus)
I.D.厩舎でこれまで数走騎乗しながらほとんど結果を出せなかった龍牙翔が、今回は新厩舎を開設して出直しを図る。これまでは学園を舞台に純愛からエロへと徐々に変化させていったが、飛びぬけた特徴は打ち出せていなかった。今回はそこに魔法という新たな材料を加えてきたが、トレーナーが未公開となると、どこまでまともに仕上げられているか疑わしい。エロや雰囲気に関してはまずまず評価を得ているが、それだけでは勝負にならないのはこれまでの実績が証明済み。ここは消しでよさそう。
期待度 ★★
△せんせいあのね… 寝取られ少女と放課後の体育倉庫(エレクトリップ)
織澤あきふみと高橋レコードが現在の二枚看板で、他のフリー騎手はこれまで定着には至っていないエレクトリップ。現在爆乳系に騎乗する高橋レコードが騎乗フォームを崩しやや冴えを無くしているだけに、もう一枚看板が欲しいところ。今回ッロリNTRというこれまでのエレクトリップとは傾向が全く違う馬で違和感が大きいが、起用の藤崎ひかりは新人ながらこの厩舎定評の毛色〈塗り)の冴えにも助けられてか取材する限りは悪くない。凌辱系では実績のあるシャア専用◎がトレーナーということで、全くの凡馬ということはなさそう。ただこれまでまずまず実績のあるトレーナーが仕上げながら、ほとんど下級馬ばかりしか出していない厩舎だけに全幅の信頼は置けない。今回メンバーは手薄とはいえ押さえで買うのが精一杯か。
期待度 ★★☆
▲天気雨(ぐみそふと)
きゃんでぃそふとの姉妹厩舎としてデビューした初戦は予想通り惨敗。みなとそふとへの怨念だけで開業したと思われていただけに2走目があるとは思えなかったが、5年ぶりの出走は正直驚かされた。今回は獣耳少女がヒロインということもあって内容的にはほぼ想像できるが、そこにどこまで上乗せできるかが好走へのカギとなる。獣耳という特徴を浮き出させるためにE‐moteを導入したのはプラス材料で後は走りが付いてこれるかどうか。追い切りの動きはまずまずでそれなりに能力はありそうだが勝つには一歩足りなさそう。それでもメンバーが軽いだけに上位には食い込めそうでマークしておきたい。
期待度 ★★★
塔の下のエクセルキトゥス(アストロノーツ)
前走に引き続きRPG系とここにきて長距離〈遊べる)血統に出走馬を絞ってきた印象のあるアストロノーツ。ただ前走と同じバトルで走るというのは少し芸が無い印象。前走の不満点をどこまで解消できているかどうかだが、間隔が半年に見たなようでは大幅な進化は望めないだろう。追い切りの評判も今ひとつのようで、主戦騎手であるM&Mに続く騎手を出したい厩舎の焦りというのを感じさせて仕方ない。ポテンシャルは決して低くは無いはずだが、今回は強く押せない。
期待度 ★★
トラベリング スターズ(HOOKSOFT)
これまで所属馬のほとんどが上級馬に成長しないHOOKだが、最近唯一の成功例がStrawberry Nautsだった。それ以来の好走を狙いさくらビットマップで起用した鈴平ひろに久々に依頼。外部の大物騎手に依頼したところに厩舎の意気込みを感じさせる。いつもの学園系にHOOKでは初めてといっていいファンタジー要素をニックスさせたのもその表れか。ただ学園&ファンタジーというニックスはこれまであまり上級馬が輩出されてなく不安は少なくない。ヒロインの可愛さに関しては鉄板でファンタジー血統に騎乗経験の多い鈴平ひろの起用は当たったといえるが、トレーナーの経験が乏しいだけにこの厩舎得意のガーリートーキングを含めどこまで素材を生かせるか心配。追い切りの動きもやや期待はずれ。入場曲〈音楽)で久々に松浦貴雄が復活したのは記者的には嬉しいが、好走する可能性は大きくないと見る。
期待度 ★★☆
△×× of the Dead(SYOKU)
閉鎖された空間を舞台にしたサバイバル血統に凌辱を含めたというのはさほど新鮮味はない。導入部分と数多いキャラクターの色づけ、直線での末脚(オチ)等でどこまでファンを惹きつけられるかどうかだが、追い切りでは正直目新しさは感じられなかった。それでもこういった異形触手系を多く手がけている桜庭丸男の名がトレーナーに見えるのは心強い。厩舎の実績から大きな期待まで望むのはどうかだが、分かりやすい血統なだけによほど他のトレーナーが足を引っ張らない限り想定の時計どおりには走ってくれる筈。ただ上位に食い込めるかとなるとかなりの展開の助けは必要か。
期待度 ★★☆
◎ランス03 リーザス陥落(ALICESOFT)
前走で老舗厩舎の底力というものを見せ付けたアリスソフトが看板血統のランスをひっさげて登場。これまでラシックスなしで走ってきたランスだが、今回は初めて使用ということでファンに違和感を与えないかが心配だったが、ベテラン陣を多く起用しただけにそこまで大きな問題はなくむしろプラス材料として考えたい。過去馬の焼き直しという趣きでRPG部分に古さを感じさせてしまうところもありそうだが、ランス中人気随一といっていいリーザスのヒロイン陣がメインということもあって走りは問題ない。老舗だけにただのリメイクには終わらず高馬に見合うものを出してくれる筈。メンバー的にもこの馬中心のレースとなりそう。
期待度 ★★★☆
リベンジポルノ(アトリエさくらeXtra)
NTR系ではもはや老舗といっていいアトリエさくら。といってもトレーナーがおんぼろ月意外の馬となるとほとんど走った実績はなく、eXtraとなるとこれまでそこそこ実績のあるトレーナーを起用しながら惨敗続き。しかも今回新人トレーナーとなるとまともには飛びつけない。今流行の馬名(タイトル)だけをなぞった走りとなるのが予想できて、しかも表題どおりとなると画像だけで惹きつけるものがないといけない筈だがそれも感じさせない。残念ながらこれではとても買えない。
期待度 ★☆
(本紙の見解)
出走頭数も揃わず前評判の高い馬も見当たらないという寂しいレースとなってしまったが、それなら過去馬の焼き直しながらランス03 リーザス陥落(ALICESOFT)が抜けた印象。逆にこういった馬が本命を務めなければいけない現状の方が競馬業界として不安だ。対抗も安馬ながら全姉の成績から妹のセイイキ(feng)でほぼ間違いない。この2頭に唯一勝負できそうなのが天気雨(ぐみそふと)で、それ以外となると別のレースでは恐らく印の回らない馬ばかり。あえて挙げるなら×× of the Dead(SYOKU)にせんせいあのね… 寝取られ少女と放課後の体育倉庫(エレクトリップ)あたりだが、これらを無理に狙うなら別のレースに資金を温存して置いた方がよさそうだ。
2015年08月08日
主人公への嫌悪感を上回る面白さ
これだけ積みゲーが増えてくると、次にどれに手を付けていいか迷ってしまうことが多いです。
目の前に候補のパッケージを5~6本並べて逡巡するこト小1時間。ようやく崩すゲームを決めてインストール。その後メーカーのHPへ行ってパッチがあるか確認して、修正ファイルをダウンロード。ようやくプレイ開始できると思ったときには1時間以上経過していて、既に就寝時間になっているなんてことがほとんど。
何かもっとオートマチック的にゲームを選ぶ方法がないかと思っているのですが、これがなかなか難しい。批評空間の平均(または中央)値順ならば、真っ先に手を付けなければいけないのは素晴らしき日々 ~不連続存在~(ケロQ)かWHITE ALBUM2 ~closing chapter~(リーフ)なのですが、この2本をプレイするには心にかなり余裕がなければならず、なかなか踏ん切りが付かない。今、中断しているゲームを優先的に・・・とも思っているのですが、途中放棄しているのはそれなりに理由があるわけで、そのほとんどがぼくの嗜好に合わなかったものばかり。ならばと最近は購入したばかりのものから優先的に選んでいるわけですが、それでも悩む時間が多少減ったくらい。
まあ最近は購入本数が激減していて毎月1本程度しか新作を買っていないので、選択の余地は減っているのですが・・・
というわけで現在は昨年後半に購入したものを専らクリアしているところ。そんな昨年後半の中でかなり評価の高かったのが月に寄りそう乙女の作法2(Navel)です。前作はルートによってかなり出来不出来の差があったものの、総合的には面白かったといえる作品でしたし、そのファンディスクといえる乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris- (Navel)もかなり水準が高かった。というわけで期待値はかなりのものだったのですが、不安点は本編とライターが替わっていたこと。今回のメインライターである東之助氏は本編にも関わっていた(らしい)のですが、承知のとおり本編は各ルートごとに差があってもし東之助氏がハズレのルートのライターだったら目も当てられない。まあファンディスクのほとんどは彼が関わっていた(らしい)のでその懸念は杞憂に終わる可能性が大なのですが、それでも多少の不安はありました。
(ここからネタバレ)
そして序盤をプレイしてその懸念が現実のものになりかけました。というのも前作と今作の主人公のキャラクターの違いがあまりに大きかったからです。
前回の主人公が自分のことよりも他人のことをまず考えるタイプのいわゆる聖人といっていいような人物だったのに対して、今回の主人公はいわば自信家で唯我独尊。その上、人を辱めることに躊躇しない(それでいて異常に惚れられる)というおおよそぼくの趣味には合わない主人公であり、またこのようなタイプが女装潜入ものの主人公を務めるのはおよそ不適格のように思われて仕方なかったのです。
ただこういった心配はプレイするに従って徐々に解消していきました。というのも会話のテンポのよさに加えて主人公がこのような不遜な態度を見せるのは人間的に未熟であるという表れであることが徐々に明らかになってくるからです。そういった意味でこのゲームのハイライトがエストシナリオであり彼女がメインヒロインであるのは当然だと思います。まあこのゲームでたびたび(ギャグとして?)語られている人をSとMの二つに分けるという思想は(ぼくの考えでは)とても受け入れられるものではありませんが、他のヒロインとのHシーンで傍若無人ぶりを見せる主人公に対し、エストが逆に制裁を加えるシーンは痛快でした。
ただエストシナリオはこのゲームの主眼であることは間違いなのですが、伏線未消化の部分があってデキはともかく完成度が高いとは決していえないのですね。
そういった意味ではパル子(春心)や朔莉シナリオの方が小粒ながらまとまっていたといえます。というかこれまでの前科からハズレばかり(といったら言い過ぎか)だった西又キャラのシナリオがそれなりにまとまっていたことに驚いたからこその上積みかもしれませんが・・・
まず朔莉は冒頭から変人キャラ全開でおおよそヒロインを務められるような性格ではなかっただけに、あの過去についてはおおよそ予想の範疇。それでも朔莉が主人公に異常な執着(人これをストーカーという)を示すのもある意味納得できるし、天才的子役という設定からも変人キャラが作られたものというのも受容できます。ただラストの演劇シーンに盛り上がりが欠けたのが惜しまれるところ。前作にはなかったフィリア学院演劇科が朔莉というヒロインの存在のためだけに作られたといっては言い過ぎかもいれませんが、どうにも作りこみに甘さを覗かせた影響が出たのではと推測されます。
ぼく的に一番可愛く感じられたヒロインがパル子(春心)。というより親友であるマルキュー(弓)の存在に惑わされてしまっているかもしれない。というのももしぼくが主人公だったといたら絶対にマルキューの方に惹かれるであろう魅力あるキャラでしたから。
パルコの病気についてはやや大げさすぎる気もします。単なる(というと患っている人に怒られるかもしれませんが)パニック障害でもストーリー的に問題なかったような気がしないでもない。それでも二人の友情は不変だしパル子を護る主人公の姿は、他のルートにはないカッコ良さを感じさせました。
ルミネルートはデキが良い悪いとは別の次元で気に入らないことが多すぎて、ストーリーに没頭することが全く出来なかった。他のルートでは存在感のない大瑛の好人物っぷりが味わえたことくらいがプラスな点。別にルミネに責任があるわけではないのですけどね。
こうしてみると前作やFDに存在していた悪役を務める人物が今回は見当たらなかったのは意外でした。最初ラフィーレがその役を務めるかと思ったのですが、全くのハズレでした。というかあの主人公とタメを張れるような悪党を出そうとすれば、超大物の悪党にせざるを得ず、とすると雰囲気を壊してしまうことになりかねないだけに妥当だったかもしれません。全体的に言うとこれだけ感情移入できない主人公でありながらゲームを楽しめたということは、会話部分を含めそれだけ他の部分が良かったという証左でしょう。そう考えればライターに手腕について評価しなければなりません。ただ面白さの大部分については前作やFDで培ったつり乙世界という土台があってこそで、全くの新作であったとすれば好感より嫌悪感の方が上回ってしまったかもしれません。
目の前に候補のパッケージを5~6本並べて逡巡するこト小1時間。ようやく崩すゲームを決めてインストール。その後メーカーのHPへ行ってパッチがあるか確認して、修正ファイルをダウンロード。ようやくプレイ開始できると思ったときには1時間以上経過していて、既に就寝時間になっているなんてことがほとんど。
何かもっとオートマチック的にゲームを選ぶ方法がないかと思っているのですが、これがなかなか難しい。批評空間の平均(または中央)値順ならば、真っ先に手を付けなければいけないのは素晴らしき日々 ~不連続存在~(ケロQ)かWHITE ALBUM2 ~closing chapter~(リーフ)なのですが、この2本をプレイするには心にかなり余裕がなければならず、なかなか踏ん切りが付かない。今、中断しているゲームを優先的に・・・とも思っているのですが、途中放棄しているのはそれなりに理由があるわけで、そのほとんどがぼくの嗜好に合わなかったものばかり。ならばと最近は購入したばかりのものから優先的に選んでいるわけですが、それでも悩む時間が多少減ったくらい。
まあ最近は購入本数が激減していて毎月1本程度しか新作を買っていないので、選択の余地は減っているのですが・・・
というわけで現在は昨年後半に購入したものを専らクリアしているところ。そんな昨年後半の中でかなり評価の高かったのが月に寄りそう乙女の作法2(Navel)です。前作はルートによってかなり出来不出来の差があったものの、総合的には面白かったといえる作品でしたし、そのファンディスクといえる乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris- (Navel)もかなり水準が高かった。というわけで期待値はかなりのものだったのですが、不安点は本編とライターが替わっていたこと。今回のメインライターである東之助氏は本編にも関わっていた(らしい)のですが、承知のとおり本編は各ルートごとに差があってもし東之助氏がハズレのルートのライターだったら目も当てられない。まあファンディスクのほとんどは彼が関わっていた(らしい)のでその懸念は杞憂に終わる可能性が大なのですが、それでも多少の不安はありました。
(ここからネタバレ)
そして序盤をプレイしてその懸念が現実のものになりかけました。というのも前作と今作の主人公のキャラクターの違いがあまりに大きかったからです。
前回の主人公が自分のことよりも他人のことをまず考えるタイプのいわゆる聖人といっていいような人物だったのに対して、今回の主人公はいわば自信家で唯我独尊。その上、人を辱めることに躊躇しない(それでいて異常に惚れられる)というおおよそぼくの趣味には合わない主人公であり、またこのようなタイプが女装潜入ものの主人公を務めるのはおよそ不適格のように思われて仕方なかったのです。
ただこういった心配はプレイするに従って徐々に解消していきました。というのも会話のテンポのよさに加えて主人公がこのような不遜な態度を見せるのは人間的に未熟であるという表れであることが徐々に明らかになってくるからです。そういった意味でこのゲームのハイライトがエストシナリオであり彼女がメインヒロインであるのは当然だと思います。まあこのゲームでたびたび(ギャグとして?)語られている人をSとMの二つに分けるという思想は(ぼくの考えでは)とても受け入れられるものではありませんが、他のヒロインとのHシーンで傍若無人ぶりを見せる主人公に対し、エストが逆に制裁を加えるシーンは痛快でした。
ただエストシナリオはこのゲームの主眼であることは間違いなのですが、伏線未消化の部分があってデキはともかく完成度が高いとは決していえないのですね。
そういった意味ではパル子(春心)や朔莉シナリオの方が小粒ながらまとまっていたといえます。というかこれまでの前科からハズレばかり(といったら言い過ぎか)だった西又キャラのシナリオがそれなりにまとまっていたことに驚いたからこその上積みかもしれませんが・・・
まず朔莉は冒頭から変人キャラ全開でおおよそヒロインを務められるような性格ではなかっただけに、あの過去についてはおおよそ予想の範疇。それでも朔莉が主人公に異常な執着(人これをストーカーという)を示すのもある意味納得できるし、天才的子役という設定からも変人キャラが作られたものというのも受容できます。ただラストの演劇シーンに盛り上がりが欠けたのが惜しまれるところ。前作にはなかったフィリア学院演劇科が朔莉というヒロインの存在のためだけに作られたといっては言い過ぎかもいれませんが、どうにも作りこみに甘さを覗かせた影響が出たのではと推測されます。
ぼく的に一番可愛く感じられたヒロインがパル子(春心)。というより親友であるマルキュー(弓)の存在に惑わされてしまっているかもしれない。というのももしぼくが主人公だったといたら絶対にマルキューの方に惹かれるであろう魅力あるキャラでしたから。
パルコの病気についてはやや大げさすぎる気もします。単なる(というと患っている人に怒られるかもしれませんが)パニック障害でもストーリー的に問題なかったような気がしないでもない。それでも二人の友情は不変だしパル子を護る主人公の姿は、他のルートにはないカッコ良さを感じさせました。
ルミネルートはデキが良い悪いとは別の次元で気に入らないことが多すぎて、ストーリーに没頭することが全く出来なかった。他のルートでは存在感のない大瑛の好人物っぷりが味わえたことくらいがプラスな点。別にルミネに責任があるわけではないのですけどね。
こうしてみると前作やFDに存在していた悪役を務める人物が今回は見当たらなかったのは意外でした。最初ラフィーレがその役を務めるかと思ったのですが、全くのハズレでした。というかあの主人公とタメを張れるような悪党を出そうとすれば、超大物の悪党にせざるを得ず、とすると雰囲気を壊してしまうことになりかねないだけに妥当だったかもしれません。全体的に言うとこれだけ感情移入できない主人公でありながらゲームを楽しめたということは、会話部分を含めそれだけ他の部分が良かったという証左でしょう。そう考えればライターに手腕について評価しなければなりません。ただ面白さの大部分については前作やFDで培ったつり乙世界という土台があってこそで、全くの新作であったとすれば好感より嫌悪感の方が上回ってしまったかもしれません。
2015年08月02日
プレミアム商品券狂想曲
各地の自治体で販売されていた地域振興目的のプレミアム商品券がいよいよ当地でも発売されました。
そしてこれは予想されていたことですが、この商品券を求めて発売の1時間以上前から長い列が出来て、買えない人がでたり、暑さのため気分が悪くなり病院に運ばれたりと、その騒動ぶりが新聞の夕刊やローカルニュースに取り上げられたりしていました。
もちろん買うも買わないも個人の自由ですから、病院に運ばれた人はいわば自己責任と云われればそれまでですが、そもそもこんな暑い時期に販売するのはどうかとか、ネットや郵便等で事前に抽選販売にすればとか、このような事態を防ぐ手立てはいろいろと考えられました。
というかぼくの考えでは貴重な税金を使ってこんな商品券を発売する意味があったかと思うのですね。こんなバラマキをするくらいなら税金を下げたほうがよほどマシに決まっています。まして国の借金が膨大になっていて、消費税を10%に上げるのが間近に迫っているわけですから。
当地では結婚するとき、送り出す花嫁の実家が結婚式当日に二階から菓子を撒く風習があります。ぼくも何度もこのバラ撒かれた菓子拾いに参戦したこともあるのですが、ときに醜い争いが繰り広げられることもありました。菓子ですらこれですから、今回の商品券ともなれば阿鼻叫喚の地獄絵図となることは目に見えていたと思うのです。
だから救急車で運ばれた人に対して同情こそすれ嘲笑することなんて出来ません。生活防衛のためにお年寄りが暑い中早い時間から列に並ぶのは当然でしょうから。
つまりこれだけの人が好きで暑い中を喜んで並んでいたと施政者の方は思わないことです。事実この商品券を求め並んでいた人から、この商品券が発売されてありがたいなんて言っている人はほとんどいませんでしたから。
まあかく言うぼくもこの商品券を手に入れてしまったわけですが、(今のところ)この券を使ってエロゲーを購入することは出来ないみたいです。まあ当然といえば当然なのですが、もし購入できたとするともう1度並ぶことになり救急車で運ばれる羽目になったかもしれないので幸いといえるでしょう。というかそもそも使いきれるか分からない(というかぼくの性格だと使わず失効になる可能性が高い)商品券を買うことに貴重な時間を使うなら、少しでも積みゲーを消化したほうが良かったかもしれませんね。
そしてこれは予想されていたことですが、この商品券を求めて発売の1時間以上前から長い列が出来て、買えない人がでたり、暑さのため気分が悪くなり病院に運ばれたりと、その騒動ぶりが新聞の夕刊やローカルニュースに取り上げられたりしていました。
もちろん買うも買わないも個人の自由ですから、病院に運ばれた人はいわば自己責任と云われればそれまでですが、そもそもこんな暑い時期に販売するのはどうかとか、ネットや郵便等で事前に抽選販売にすればとか、このような事態を防ぐ手立てはいろいろと考えられました。
というかぼくの考えでは貴重な税金を使ってこんな商品券を発売する意味があったかと思うのですね。こんなバラマキをするくらいなら税金を下げたほうがよほどマシに決まっています。まして国の借金が膨大になっていて、消費税を10%に上げるのが間近に迫っているわけですから。
当地では結婚するとき、送り出す花嫁の実家が結婚式当日に二階から菓子を撒く風習があります。ぼくも何度もこのバラ撒かれた菓子拾いに参戦したこともあるのですが、ときに醜い争いが繰り広げられることもありました。菓子ですらこれですから、今回の商品券ともなれば阿鼻叫喚の地獄絵図となることは目に見えていたと思うのです。
だから救急車で運ばれた人に対して同情こそすれ嘲笑することなんて出来ません。生活防衛のためにお年寄りが暑い中早い時間から列に並ぶのは当然でしょうから。
つまりこれだけの人が好きで暑い中を喜んで並んでいたと施政者の方は思わないことです。事実この商品券を求め並んでいた人から、この商品券が発売されてありがたいなんて言っている人はほとんどいませんでしたから。
まあかく言うぼくもこの商品券を手に入れてしまったわけですが、(今のところ)この券を使ってエロゲーを購入することは出来ないみたいです。まあ当然といえば当然なのですが、もし購入できたとするともう1度並ぶことになり救急車で運ばれる羽目になったかもしれないので幸いといえるでしょう。というかそもそも使いきれるか分からない(というかぼくの性格だと使わず失効になる可能性が高い)商品券を買うことに貴重な時間を使うなら、少しでも積みゲーを消化したほうが良かったかもしれませんね。
2015年07月25日
楽しめなかった個人的な事情
最近プレイ中のゲームで一番占有率の高い声優が小倉結衣嬢です。
ぼくが彼女の声に一番最初に触れたのが、Flyable Heart(ユニゾンシフト)のメインヒロインである稲羽結衣だったのですが、著名原画家の話題作に起用されたということで今後正統派ヒロインへの出演が増えていくのではと思っていたのですが、所属していた事務所の方針なのかその後も有名無名を問わず出演をしていて最近はヒロイン以外の役への起用が増えているような気がしていました。
この前にプレイを終えたひこうき雲の向こう側ではイジメ3人組の首領を務めていましたし、現在プレイ中の紙の上の魔法使いでも悪の魔法使いを演じています。ヒロイン役だったとしても箱庭ロジックのココはとても正統派とはいえない役でしたし、少し前になるのですが夏恋ハイプレッシャー ではババロアというブサイク犬を演じていました。これを見る限り性格声優への道を突き進んでいると思えるのですが、そんな彼女が久しぶりにメインヒロインを務めたのがどうして、そんなに黒い髪が好きなの?(ファイアワークス)です。発売前はほとんど話題にならなかったゲームでしたが、発売後の批評空間での評価は意外といっては失礼なくらい高く、予約購入してホッとしたものでした。それでいながら手を付けるまで半年近くの月日が経過してしまったのは情けない限りなのですが、ようやくクリアすることが出来ました。
そんなこのゲーム。タイトル名からしていかにもマイナー色が漂っているのですが、実際プレイしてみてその予感は正しかったことが分かります。お世辞にも洗練されているとはいえない原画に、意味があるのかないのかパッと見では分からない選択肢の数々。これではバカゲーに思われても仕方ないといえます。
とここまで書いてきて以前このライターの作品で同傾向のゲームがあったことを思い出しました。それが桜花センゴク ~信長ちゃんの恋して野望!?~で、歴史を下敷きにしたところやラストのどんでん返しなど、原画等の雰囲気は別としても似たように感じるところはかなりあるように思うのです。
ただこれは個人的な感想で申し訳ないのですが、桜花センゴク以上に今回の主人公は合わなかった。確かに終盤はカッコいいところを見せるのですが、序中盤のルートで見せる言動はどうもイラついてシナリオにのめりこむことが出来ませんでした。そのためかイチャラブ展開もやや白けたように感じられてしまったのは事実。まあその中でも幼なじみのうららのデレに入ってからの展開は定番ながらも微笑ましく中盤までのシナリオの中では一番良かったように感じました(まあこれはぼくの幼なじみ補正があるのかもしれませんが)。ただこのゲームのメインヒロインは銀杏であり彼女を可愛く感じられればしめたものなのでありライターの術中に嵌ったのかもしれませんが、これがぼく的にはそうならなかった・・・
といってもこれはぼくの個人的な事情によるものが大きいでしょう。直前にひこうき雲の向こう側をプレイした上に、 紙の上の魔法使い と同時進行して小倉結衣媛の演技を堪能していて、それに引きずられてしまって銀杏媛とのイチャラブがどうも楽しめなかったのですね。このあたりはぼくの積みゲー崩し運が悪かったと嘆くしかないのですが、ただ(塗りを含め)原画がもう少し何とかなっていれば、少なくともHシーンに関しては楽しめたと思うのです。それがHシーンが豊富だった割には、そこに持っていく展開が強引で原画力も相まって全く使えなかった。これは大きな誤算でした。
確かにこのゲームの主眼である真銀杏ルートの終盤はグッとくるものがありました。その割に手放しで褒めることができなかったのは、中盤までの展開にあまり見どころがなかったこととヒロインの魅力があまり伝わってこなかったことによるものが大きかったのでしょう。同傾向の桜花センゴクではこのあたりの欠点はそれほど感じられなかっただけに残念としか言えません。それともこのゲームの主人公のようにヒロインが黒髪というだけで悶絶してしまう体質(性癖)ならば大丈夫だったのかもしれませんが・・・
ぼくが彼女の声に一番最初に触れたのが、Flyable Heart(ユニゾンシフト)のメインヒロインである稲羽結衣だったのですが、著名原画家の話題作に起用されたということで今後正統派ヒロインへの出演が増えていくのではと思っていたのですが、所属していた事務所の方針なのかその後も有名無名を問わず出演をしていて最近はヒロイン以外の役への起用が増えているような気がしていました。
この前にプレイを終えたひこうき雲の向こう側ではイジメ3人組の首領を務めていましたし、現在プレイ中の紙の上の魔法使いでも悪の魔法使いを演じています。ヒロイン役だったとしても箱庭ロジックのココはとても正統派とはいえない役でしたし、少し前になるのですが夏恋ハイプレッシャー ではババロアというブサイク犬を演じていました。これを見る限り性格声優への道を突き進んでいると思えるのですが、そんな彼女が久しぶりにメインヒロインを務めたのがどうして、そんなに黒い髪が好きなの?(ファイアワークス)です。発売前はほとんど話題にならなかったゲームでしたが、発売後の批評空間での評価は意外といっては失礼なくらい高く、予約購入してホッとしたものでした。それでいながら手を付けるまで半年近くの月日が経過してしまったのは情けない限りなのですが、ようやくクリアすることが出来ました。
そんなこのゲーム。タイトル名からしていかにもマイナー色が漂っているのですが、実際プレイしてみてその予感は正しかったことが分かります。お世辞にも洗練されているとはいえない原画に、意味があるのかないのかパッと見では分からない選択肢の数々。これではバカゲーに思われても仕方ないといえます。
とここまで書いてきて以前このライターの作品で同傾向のゲームがあったことを思い出しました。それが桜花センゴク ~信長ちゃんの恋して野望!?~で、歴史を下敷きにしたところやラストのどんでん返しなど、原画等の雰囲気は別としても似たように感じるところはかなりあるように思うのです。
ただこれは個人的な感想で申し訳ないのですが、桜花センゴク以上に今回の主人公は合わなかった。確かに終盤はカッコいいところを見せるのですが、序中盤のルートで見せる言動はどうもイラついてシナリオにのめりこむことが出来ませんでした。そのためかイチャラブ展開もやや白けたように感じられてしまったのは事実。まあその中でも幼なじみのうららのデレに入ってからの展開は定番ながらも微笑ましく中盤までのシナリオの中では一番良かったように感じました(まあこれはぼくの幼なじみ補正があるのかもしれませんが)。ただこのゲームのメインヒロインは銀杏であり彼女を可愛く感じられればしめたものなのでありライターの術中に嵌ったのかもしれませんが、これがぼく的にはそうならなかった・・・
といってもこれはぼくの個人的な事情によるものが大きいでしょう。直前にひこうき雲の向こう側をプレイした上に、 紙の上の魔法使い と同時進行して小倉結衣媛の演技を堪能していて、それに引きずられてしまって銀杏媛とのイチャラブがどうも楽しめなかったのですね。このあたりはぼくの積みゲー崩し運が悪かったと嘆くしかないのですが、ただ(塗りを含め)原画がもう少し何とかなっていれば、少なくともHシーンに関しては楽しめたと思うのです。それがHシーンが豊富だった割には、そこに持っていく展開が強引で原画力も相まって全く使えなかった。これは大きな誤算でした。
確かにこのゲームの主眼である真銀杏ルートの終盤はグッとくるものがありました。その割に手放しで褒めることができなかったのは、中盤までの展開にあまり見どころがなかったこととヒロインの魅力があまり伝わってこなかったことによるものが大きかったのでしょう。同傾向の桜花センゴクではこのあたりの欠点はそれほど感じられなかっただけに残念としか言えません。それともこのゲームの主人公のようにヒロインが黒髪というだけで悶絶してしまう体質(性癖)ならば大丈夫だったのかもしれませんが・・・
2015年07月19日
7月の発売予定表から
夏競馬シーズンの到来を告げる今レース(月)ですが、近くに地方(同人)競馬の大レースが控えるだけに例年どおりやや寂しい頭数となりました。絶対的人気になりそうな馬は不在もなかなか魅力的な馬が揃い、予想はかなり難解。点数を絞ると外れる可能性は高いので、何とか予算に折り合いを付けて的中馬券を掴みたいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
〇紅い瞳に映るセカイ(FAVORITE)
好走したいろとりどりのセカイの2頭(作)目の直仔(FD)。兄のいろとりどりのヒカリも走っていて、上位を争う程度の成績ではとても物足りない。主人公とメインヒロインである真紅との後日談が中心で、内容的にも手堅い。他のヒロインの出番は限られてしまいそうだが、元々真紅一本で仕上げられてきただけにそのあたりは織り込み済み。不安は相変わらずな主人公が足を引っ張らないかくらい。安馬(低価格)だけに内容がどこまで充実しているかどうかだが、本命に押せるだけの力は充分持っている筈。
期待度 ★★★★☆
姉と幼なじみは中がイイ! ~「ニンベン」ついてないし…~(アトリエかぐや)
かぐや厩舎では動画を前面に押し出し独自性を発揮するPumpkinの最新馬。これまで主戦を務めてきた有栖川千里から前走が初騎乗のyoppyに手替りしたのがカギとなるが、取材する限りはそれほど影響はなさそうな雰囲気。血統(設定)は相変わらずでまともな走り(シナリオ)は期待できそうもないが、エロさえ充分なら問題ない。ただ高馬の割にはヒロインが少ないのは明らかに不満で、エロも広がりが見られなさそう。堅実な走りは見せられるだろうが、勝ち負けとなるとやや苦しいか。
期待度 ★★★
妹のセイイキ(feng)
feng初の安馬でまずまずの成功を収めた彼女のセイイキの全妹(続編)。姉は安馬初挑戦でやや手探りで仕上げた感が強かったが、今回はその経験を踏まえてしっかり仕上げてきそう。ヒロインのラシックス(声優)変更でミソを付けた印象は強いが、姉はシチュ豊富なHシーンでその点での評価が高かっただけに、Hシーンに強いラシックスの変更がプラスに働く可能性はある。姉のファンのみが買うことを考えれれば、少なくとも前走以下の走りとなることはなさそう。
期待度 ★★★
エッチでヘンタイ! ヤキモチお嬢様!!(ensemble SWEET)
ensemble のエロ強化厩舎としてデビューした前走はあえなく惨敗。1年ぶりの出走で巻き返しを狙う今回はトレーナー(ライター)と騎手(原画家)をオール一新。騎手は系列のウィル系厩舎で凌辱血統に騎乗したことのある了藤誠仁らエロに強い面々を揃え、ますますエロ重視に舵を切った印象。ただ追い切りを見る限り前走と同じく血統のアラが目に付くのが気がかり。このあたりは複数トレーナーの上に実績ある面々を揃えられなかった弱みが出ているか。少なくとも強気になれる材料が乏しく見送りで。
期待度 ★★
カスタムメイド3D2(Kiss)
Kiss厩舎で最初に成功したカスタムメイド3Dだが、その後数々の全妹と称するアペンドを大量に出したことで、かなりファンの心証を悪くした気がする。今回は2と名が付くだけにさすがに3D画面やポリゴン等強化してきているだろうが、実質的な前走にあたるメイクMeラバーで大きな脚部不安(バグ)を発生させただけに、最初から追いかけるのはかなり勇気がいるのは間違いない。嵌れば恐いがその可能性は大きくないかもしれない。
期待度 ★★☆
△さくらにかげつ(オレンジエール)
デビュー戦のこの世界の向こうでがなかなか見せ場のある内容。前走は騎手が流行から離れた騎乗をしたためかやや埋もれてしまった結果となってしまったが、今回は同じ新人ながらまずまず乗れる印象のあるおきつぐを起用。ヒロイン数も増えて注目度は確実に上がった。それだけにトレーナーの手腕に期待したいところ。追い切りの印象はまずまずも、ヒロイン全員がポンコツということで萌えゲー色は弱め。逆に直線(ラスト)での追い込み勝負に賭ける作戦か。直線での末脚次第では勝ち負けも期待できそうで単穴までの期待。
期待度 ★★★☆
小女ラムネ(たぬきそふと)
最近増えてきた印象のある幼馬(ロリ)専門厩舎の中では最古参ともいえるたぬきそふとの最新馬。厩舎開設以来安定した成績を残しているのは流石というべきだが、それでも上位を賑わすのが精一杯というのが万人に膾炙することのない幼馬系厩舎の限界でかもしれない。今回は厩舎が得意とするキモ主人公が復活し、幼馬特有の変態プレイにも期待できそう。ただトレーナー未公開の馬はほとんど走っていないというジンクスがあり、今回トレーナーが公開されていないのはやはり不安。軸で狙うには少々厳しく、押さえで買うのが精一杯か。
期待度 ★★★
▲ソーサリージョーカーズ(3rdEye)
デビュー3走目の幻創のイデアで大駆けを見せた3rdEyeの待望の新馬。間隔が開いたのはそれだけじっくりと仕上げられた証左ともいえるだけに期待充分。あえて好走例の少ないダブル主人公で挑みそれを跳ね返した前走と同じく、今回もダブル主人公制を採用。前走はダブル主人公が上手く血統(世界観)に深みを持たせるのに成功しただけに、今回もこれで走るようなら厩舎の特長として売り出せそう。こうした異能力バトル系は成功例が多いだけにチャンスは充分。今回少頭数の競馬となりそうで勝ち負けまでの期待。
期待度 ★★★★
恥辱の制服(BISHOP)
凌辱系では比較的安定な成績を残しているBISHOPの最新馬。血統からほんのりバカ気配を漂わせているのがこの厩舎の特徴だがこの馬も同様。凌辱としてはやや温く感じられるものの、それでも抜きについては水準以上を保っているのがこの厩舎の安定性の由縁か。今回は騎手を水島☆多也に絞ったが、この厩舎の主戦を長年務めているだけに不安はない。ただ馬名(タイトル)に制服の名を冠する割には、主人公にそれほど制服に対する拘りが感じられないのは気になるところ。前走の牝教師4くらい走れれば上出来だが、前走は厩舎得意の女教師系だっただけにあの走りと同等を望むのは厳しいかもしれない。
期待度 ★★☆
◎フェアリーテイル・レクイエム(ライアーソフト)
他の厩舎にない血統を走らせることで定評あるライアー厩舎だが、今回は新進気鋭の海原望をトレーナーに迎えお馴染みの童話をモチーフに大駆けを狙う。こういった血統ではおよそハズレのないライアーで、しかもライアーが期待馬には必ず起用してくる大石竜子に依頼したとなると走る気配がプンプン。追い切りは賛否両論だがそれでも水準以上の能力を感じさせた。惨敗の可能性もあるが、ここは激走の可能性が高いと見て本命に推す。
期待度 ★★★★☆
星空のバビロン -迫り来るコズミックすけべおねぇさんズ-(ONE‐UP)
その騎手の能力の高さに反比例するかのように、実戦では全く振るわないONE‐UPだが、今回は馬名から見て分かるように完全にバカ系としてレースに挑む。といってもメイビー系厩舎のほとんどはこういった血統の馬であり、ことごとく走っていない。トレーナーもこれまでのカズウミ一人から複数に変わったが、同じメイビーの流れを汲む紫野ら実績に欠く面々ではとても信頼は置けない。騎手もオギンバラ一人から複数騎手に依頼したのもマイナスで今回も見送りが賢明だろう。
期待度 ★☆
△幻のディストピア(てぃ~ぐる)
騎手トモセシュンサクにトレーナー衣笠彰吾のコンビがウリだったてぃ~ぐる厩舎だが、今回は騎手・トレーナーとも全くの新人で能力は全くの未知数。ただ近未来SFという血統は走りの甘さをある程度カバーできそうなだけに軽視は禁物。肝心の追い切りはソコソコの動きだったが、主人公の性格に難があるのが不安。もし好走するとしたら、メイドヒロインが主人公の毒をうまく中和した場合か。新人トレーナーにどこまでその仕事がこなせるかだが、嵌れば大仕事をする可能性もあり押さえで一票。
期待度 ★★★☆
淫らな魔法使いと救性主(INTERHEART)
最近まずまずの成績を残すインターハートの最新馬だが、今回はこれまでとガラリと血統を変えて調教を主体としたSLGで挑む。騎手も最近厩舎が依頼してきた火炎味噌ら3人を揃え、しかもE‐moteを採用するなど意気込みは充分。調教系は存外展開が単調になりがちだが、それを緩和するためにクエストを導入。こうした調教系には珍しいライバルも登場するなど、額面どおりに走れば上位進出も容易い。ただこうしたSLGは経験を積むことによって少しずつ内容を良化させていくもので、いきなり好走を見せるケースは稀。厩舎の意気込みは買えるが、今回は様子見したい。
期待度 ★★★
ヤ・ク・ソ・ク☆ラブハーレム(Chien)
およそ4年ぶりに出走した前走は予想通り惨敗。血統に面白みはあったが、それを生かせるトレーナーでなかったというのが敗因の原因。今回は騎手・トレーナーとも総とっかえしてきたが、厩舎のカラーが全く感じられなくなってしまったのが寂しい。馬名から容易に想像が付くようにハーレム系だが、追い切りを見る限りこういった血統にお定まりの展開となりそうで新鮮味は少ない。新人トレーナーにしては走りはまずまず堅実そうだが、大きく買えるほどの材料ではなく見送りが賢明だろう。
期待度 ★☆
らぶらぶ♥プリンセス ~お姫さまがいっぱい! もっとエッチなハーレム生活!!~(ぱじゃまエクスタシー)
往年の勢いを完全に無くした印象のあるぱじゃまソフトなだけに、姉妹厩舎もそのあおりを受けた形で前走は能力の一端を見せるのみで終わってしまった。今回も前走と同じハーレム系で、ヒロインがお嬢様からプリンセスに変わったのみ。エロ重視という意味では期待できそうだが、まともな走りを期待するのは明らかに危険。前走から大幅な上積みがありそうにも思えず、ここも入着があれば上出来だろう。
期待度 ★☆
(本紙の見解)夏競馬ということもあって頭数が揃わなかったが、人気上位どころはなかなか魅力的な顔ぶれ。トレーナーの経験は少ないものの、いかにもライアーらしい魅力を備えるフェアリーテイル・レクイエムを本命に押す。実績を考えれば紅い瞳に映るセカイが当然本命だろうが、安馬の直仔(FD)だけに爆発力に欠けるとみて少し評価を落とした。前走大駆けを見せたソーサリージョーカーズも同タイプの血統で2匹目のドジョウを狙う。不気味なのはさくらにかげつで直線の末脚に賭ける競走が当たれば人気どころを総なめにしてしまう可能性も。未知の魅力が感じられる幻のディストピアも押さえには欠かせず、他にも妹のセイイキや小女ラムネに淫らな魔法使いと救性主も上位に食い込める力は秘めるが、頭数的にここまで点数は広げられないか。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
〇紅い瞳に映るセカイ(FAVORITE)
好走したいろとりどりのセカイの2頭(作)目の直仔(FD)。兄のいろとりどりのヒカリも走っていて、上位を争う程度の成績ではとても物足りない。主人公とメインヒロインである真紅との後日談が中心で、内容的にも手堅い。他のヒロインの出番は限られてしまいそうだが、元々真紅一本で仕上げられてきただけにそのあたりは織り込み済み。不安は相変わらずな主人公が足を引っ張らないかくらい。安馬(低価格)だけに内容がどこまで充実しているかどうかだが、本命に押せるだけの力は充分持っている筈。
期待度 ★★★★☆
姉と幼なじみは中がイイ! ~「ニンベン」ついてないし…~(アトリエかぐや)
かぐや厩舎では動画を前面に押し出し独自性を発揮するPumpkinの最新馬。これまで主戦を務めてきた有栖川千里から前走が初騎乗のyoppyに手替りしたのがカギとなるが、取材する限りはそれほど影響はなさそうな雰囲気。血統(設定)は相変わらずでまともな走り(シナリオ)は期待できそうもないが、エロさえ充分なら問題ない。ただ高馬の割にはヒロインが少ないのは明らかに不満で、エロも広がりが見られなさそう。堅実な走りは見せられるだろうが、勝ち負けとなるとやや苦しいか。
期待度 ★★★
妹のセイイキ(feng)
feng初の安馬でまずまずの成功を収めた彼女のセイイキの全妹(続編)。姉は安馬初挑戦でやや手探りで仕上げた感が強かったが、今回はその経験を踏まえてしっかり仕上げてきそう。ヒロインのラシックス(声優)変更でミソを付けた印象は強いが、姉はシチュ豊富なHシーンでその点での評価が高かっただけに、Hシーンに強いラシックスの変更がプラスに働く可能性はある。姉のファンのみが買うことを考えれれば、少なくとも前走以下の走りとなることはなさそう。
期待度 ★★★
エッチでヘンタイ! ヤキモチお嬢様!!(ensemble SWEET)
ensemble のエロ強化厩舎としてデビューした前走はあえなく惨敗。1年ぶりの出走で巻き返しを狙う今回はトレーナー(ライター)と騎手(原画家)をオール一新。騎手は系列のウィル系厩舎で凌辱血統に騎乗したことのある了藤誠仁らエロに強い面々を揃え、ますますエロ重視に舵を切った印象。ただ追い切りを見る限り前走と同じく血統のアラが目に付くのが気がかり。このあたりは複数トレーナーの上に実績ある面々を揃えられなかった弱みが出ているか。少なくとも強気になれる材料が乏しく見送りで。
期待度 ★★
カスタムメイド3D2(Kiss)
Kiss厩舎で最初に成功したカスタムメイド3Dだが、その後数々の全妹と称するアペンドを大量に出したことで、かなりファンの心証を悪くした気がする。今回は2と名が付くだけにさすがに3D画面やポリゴン等強化してきているだろうが、実質的な前走にあたるメイクMeラバーで大きな脚部不安(バグ)を発生させただけに、最初から追いかけるのはかなり勇気がいるのは間違いない。嵌れば恐いがその可能性は大きくないかもしれない。
期待度 ★★☆
△さくらにかげつ(オレンジエール)
デビュー戦のこの世界の向こうでがなかなか見せ場のある内容。前走は騎手が流行から離れた騎乗をしたためかやや埋もれてしまった結果となってしまったが、今回は同じ新人ながらまずまず乗れる印象のあるおきつぐを起用。ヒロイン数も増えて注目度は確実に上がった。それだけにトレーナーの手腕に期待したいところ。追い切りの印象はまずまずも、ヒロイン全員がポンコツということで萌えゲー色は弱め。逆に直線(ラスト)での追い込み勝負に賭ける作戦か。直線での末脚次第では勝ち負けも期待できそうで単穴までの期待。
期待度 ★★★☆
小女ラムネ(たぬきそふと)
最近増えてきた印象のある幼馬(ロリ)専門厩舎の中では最古参ともいえるたぬきそふとの最新馬。厩舎開設以来安定した成績を残しているのは流石というべきだが、それでも上位を賑わすのが精一杯というのが万人に膾炙することのない幼馬系厩舎の限界でかもしれない。今回は厩舎が得意とするキモ主人公が復活し、幼馬特有の変態プレイにも期待できそう。ただトレーナー未公開の馬はほとんど走っていないというジンクスがあり、今回トレーナーが公開されていないのはやはり不安。軸で狙うには少々厳しく、押さえで買うのが精一杯か。
期待度 ★★★
▲ソーサリージョーカーズ(3rdEye)
デビュー3走目の幻創のイデアで大駆けを見せた3rdEyeの待望の新馬。間隔が開いたのはそれだけじっくりと仕上げられた証左ともいえるだけに期待充分。あえて好走例の少ないダブル主人公で挑みそれを跳ね返した前走と同じく、今回もダブル主人公制を採用。前走はダブル主人公が上手く血統(世界観)に深みを持たせるのに成功しただけに、今回もこれで走るようなら厩舎の特長として売り出せそう。こうした異能力バトル系は成功例が多いだけにチャンスは充分。今回少頭数の競馬となりそうで勝ち負けまでの期待。
期待度 ★★★★
恥辱の制服(BISHOP)
凌辱系では比較的安定な成績を残しているBISHOPの最新馬。血統からほんのりバカ気配を漂わせているのがこの厩舎の特徴だがこの馬も同様。凌辱としてはやや温く感じられるものの、それでも抜きについては水準以上を保っているのがこの厩舎の安定性の由縁か。今回は騎手を水島☆多也に絞ったが、この厩舎の主戦を長年務めているだけに不安はない。ただ馬名(タイトル)に制服の名を冠する割には、主人公にそれほど制服に対する拘りが感じられないのは気になるところ。前走の牝教師4くらい走れれば上出来だが、前走は厩舎得意の女教師系だっただけにあの走りと同等を望むのは厳しいかもしれない。
期待度 ★★☆
◎フェアリーテイル・レクイエム(ライアーソフト)
他の厩舎にない血統を走らせることで定評あるライアー厩舎だが、今回は新進気鋭の海原望をトレーナーに迎えお馴染みの童話をモチーフに大駆けを狙う。こういった血統ではおよそハズレのないライアーで、しかもライアーが期待馬には必ず起用してくる大石竜子に依頼したとなると走る気配がプンプン。追い切りは賛否両論だがそれでも水準以上の能力を感じさせた。惨敗の可能性もあるが、ここは激走の可能性が高いと見て本命に推す。
期待度 ★★★★☆
星空のバビロン -迫り来るコズミックすけべおねぇさんズ-(ONE‐UP)
その騎手の能力の高さに反比例するかのように、実戦では全く振るわないONE‐UPだが、今回は馬名から見て分かるように完全にバカ系としてレースに挑む。といってもメイビー系厩舎のほとんどはこういった血統の馬であり、ことごとく走っていない。トレーナーもこれまでのカズウミ一人から複数に変わったが、同じメイビーの流れを汲む紫野ら実績に欠く面々ではとても信頼は置けない。騎手もオギンバラ一人から複数騎手に依頼したのもマイナスで今回も見送りが賢明だろう。
期待度 ★☆
△幻のディストピア(てぃ~ぐる)
騎手トモセシュンサクにトレーナー衣笠彰吾のコンビがウリだったてぃ~ぐる厩舎だが、今回は騎手・トレーナーとも全くの新人で能力は全くの未知数。ただ近未来SFという血統は走りの甘さをある程度カバーできそうなだけに軽視は禁物。肝心の追い切りはソコソコの動きだったが、主人公の性格に難があるのが不安。もし好走するとしたら、メイドヒロインが主人公の毒をうまく中和した場合か。新人トレーナーにどこまでその仕事がこなせるかだが、嵌れば大仕事をする可能性もあり押さえで一票。
期待度 ★★★☆
淫らな魔法使いと救性主(INTERHEART)
最近まずまずの成績を残すインターハートの最新馬だが、今回はこれまでとガラリと血統を変えて調教を主体としたSLGで挑む。騎手も最近厩舎が依頼してきた火炎味噌ら3人を揃え、しかもE‐moteを採用するなど意気込みは充分。調教系は存外展開が単調になりがちだが、それを緩和するためにクエストを導入。こうした調教系には珍しいライバルも登場するなど、額面どおりに走れば上位進出も容易い。ただこうしたSLGは経験を積むことによって少しずつ内容を良化させていくもので、いきなり好走を見せるケースは稀。厩舎の意気込みは買えるが、今回は様子見したい。
期待度 ★★★
ヤ・ク・ソ・ク☆ラブハーレム(Chien)
およそ4年ぶりに出走した前走は予想通り惨敗。血統に面白みはあったが、それを生かせるトレーナーでなかったというのが敗因の原因。今回は騎手・トレーナーとも総とっかえしてきたが、厩舎のカラーが全く感じられなくなってしまったのが寂しい。馬名から容易に想像が付くようにハーレム系だが、追い切りを見る限りこういった血統にお定まりの展開となりそうで新鮮味は少ない。新人トレーナーにしては走りはまずまず堅実そうだが、大きく買えるほどの材料ではなく見送りが賢明だろう。
期待度 ★☆
らぶらぶ♥プリンセス ~お姫さまがいっぱい! もっとエッチなハーレム生活!!~(ぱじゃまエクスタシー)
往年の勢いを完全に無くした印象のあるぱじゃまソフトなだけに、姉妹厩舎もそのあおりを受けた形で前走は能力の一端を見せるのみで終わってしまった。今回も前走と同じハーレム系で、ヒロインがお嬢様からプリンセスに変わったのみ。エロ重視という意味では期待できそうだが、まともな走りを期待するのは明らかに危険。前走から大幅な上積みがありそうにも思えず、ここも入着があれば上出来だろう。
期待度 ★☆
(本紙の見解)夏競馬ということもあって頭数が揃わなかったが、人気上位どころはなかなか魅力的な顔ぶれ。トレーナーの経験は少ないものの、いかにもライアーらしい魅力を備えるフェアリーテイル・レクイエムを本命に押す。実績を考えれば紅い瞳に映るセカイが当然本命だろうが、安馬の直仔(FD)だけに爆発力に欠けるとみて少し評価を落とした。前走大駆けを見せたソーサリージョーカーズも同タイプの血統で2匹目のドジョウを狙う。不気味なのはさくらにかげつで直線の末脚に賭ける競走が当たれば人気どころを総なめにしてしまう可能性も。未知の魅力が感じられる幻のディストピアも押さえには欠かせず、他にも妹のセイイキや小女ラムネに淫らな魔法使いと救性主も上位に食い込める力は秘めるが、頭数的にここまで点数は広げられないか。
2015年07月03日
マイルドな鬱ゲー
最近エロゲーを中古で買ったという記憶がありません。
まあ発売まもなくに未開封中古を購入したことはあります(それも殆どありませんが)が、恐らくここ5年以上はまったく中古には手を出していないことになります。
これは別にぼくが新品に拘りを持っているわけではなく、単にこれだけ積みゲーを抱えている中で事前予想で購入を見送ったゲームをいくら発売後の評判が良かったからといって(そういったゲームは新品が品薄なことが多い)改めて購入する気になれないのです。というか見送ったゲームを後で購入するのは何か悔しいということもありますが。
というわけで、ぼくがこのブログで所感を述べているゲームはほとんど新品で購入したものです。発売後期間が過ぎていて一見すると「評判の良かったゲームまたは中古で安くなったゲームばかりプレイしている。」と思われるかもしれませんが、残念ながらそうではなくて単に新品購入後すぐにプレイできるような環境ではないのですね。
まあそれならわざわざ高い新品でなく中古を購入したほうが懐にも優しいのかもしれませんが、後で購入するからと考えていて結局購入しないままプレイせずに過ぎてしまったゲームは少なからずあって、ならば新品で購入しておいて退路を断ってしまったほうがいいかなと思っているわけなのです。
さて前置きが長くなりましたが、今回所感を述べるゲームはというとひこうき雲の向こう側(FLAT)です。
昨年3月の発売ということですが、この月は大図書館の羊飼い ‐Dreaming Sheep‐(オーガスト)とハローレディ(暁WORKS)がツートップ的存在で、その他にもBALDR SKY Zero 2(戯画)やClover Day's (ALcot)もありこのゲームは発売前ほとんど注目を集めることはなかったという記憶があります。それが現在それらのゲームを差し置いて批評空間のデータ数で上回っているというのは、いかにこのゲームが発売後の評判が良かったということになるのでしょう。(まあそれだけデータ数がありながら発売元のFLATが1年以上経つというののいまだ新作の発表すらできないというのは、いかにゲームとしての売り上げが芳しくなかったかというこにもなるのでしょうが・・・
それだけ意外なダークホースとなったゲームですが、発売後の評価は好意的なものが多かった中で、鬱ゲーという感想がちらほらあったのが気になりました。メーカーHPにはドタバタ恋愛アドベンチャーとなっているはずなのに、これはどうなっているのか。これまでFLATというメーカーはバトルやシリアス系のゲームを手がけていて、確かにドタバタ恋愛アドベンチャーというジャンルには違和感はあります。とするとこのメーカー発表は隠れ蓑で陰でプレイヤーを驚かせる仕掛けを仕込んでいたのでしょうか。それはともかく、発売当時から現在までぼくの精神状態は鬱ゲーをプレイするのには向いてなくて、手を付けるのにはかなり勇気があったのですね。
というわけで延び延びとなっていたわけですが、今年に入ってからボチボチとプレイを始めました。鬱ゲーの覚悟はしていたのですが、思ったよりは陰鬱さは少なかった印象でした。ただそれでもクリアするまでかなりの時間が掛かったところを見ると、かなり考えさせる内容でありサクサク進む軽いゲームでなかったというのは間違いありません。
(ここからネタバレ)
購入する前のぼくのお気に入りヒロイン候補は佐藤さんで決まりでした。というのも他のヒロインはどうも一癖ある面子が揃っていたのですね。ところがこの佐藤さんは攻略ルートがないという罠。正直この時点でこのゲームをプレイするモチベーションを失ったというのは事実です。(これを知ってしまったというのもプレイするのが遅くなったという理由の一つでもあります)
もしかしてこれが鬱の原因ではないかと勘ぐったくらいだったのですが、最初にプレイしたいろはルートをプレイして鬱ゲーと云われる理由が分かりました。いろは母親に疎まれ家族愛のない幼少を送っているし、駄妹っぷりを序盤から見せている美奈ルートもバトミントン部を舞台とするイジメが鬱さを醸し出しています。そしてメインヒロイン格の瑛莉も過去の事件から妊娠できない(しにくい)過去を持つなどしているわけですが、こうして見るとこのゲームはヒロインの過去のトラウマがテーマといういたって古風なゲームであることが分かります。過去の名作といわれるゲームの多くがこの手法で作られていたものですが、このゲームが好評であるところを見ると、時代を経てもこの手法は有効であるということなのでしょう。
そういった意味で「ドタバタ恋愛アドベンチャー」というメーカー発表はそういった作風を隠すためであったという意見が正解のような気がしてきたのですが、ただあながちこの「ドタバタ」が間違いであるとはいえないのも事実なのですね。
というのもヒロインに降りかかる不幸やトラウマといった難題は、意外にあっさりと解決してしまうのです。これが過去の名作を倣ったとすれば、プレイヤーを泣かせるためにこれでもかと不幸の押し売りをするでしょう。鬱ゲーっぽさを漂わせながら、プレイヤーを心の底から暗鬱にさせないというのがこのゲームの特徴で、そういった意味では「ドタバタ恋愛アドベンチャー」もあながちウソではなかったといえます。
ただぼく的にはやはりラストのあっさり風味に拍子抜けしたのは事実です。それを覆い隠すのが意図と思われる瑛莉ルートの後日談もぼく的にはそれほどピンとこなかったのです(専用のCGを何枚も用意した意欲は買えますが)。まあこれは攻略ヒロインの当て馬にされた感の強い佐藤さんに、他のヒロインのルート中もずっと惹かれ続けていたことが要因なのでしょうね。
ただそんな不遇な扱いを受けている佐藤さんですが、他のヒロインと同じくらいの容量が欲しいというのはやや欲目かもしれません。彼女も家庭環境はそれほど恵まれているとはいえないのですが、そんなことは微塵も感じさせない優等生な彼女にこのゲームのヒロインは似合わなかったとも考えてしまうのです。そういった意味でもあのおまけ的な救済の仕方が妥当だったといえるでしょう。ただ最後のHシーンノ展開はあまりに唐突で彼女には相応しくなかったと思うのですが・・・
まあ発売まもなくに未開封中古を購入したことはあります(それも殆どありませんが)が、恐らくここ5年以上はまったく中古には手を出していないことになります。
これは別にぼくが新品に拘りを持っているわけではなく、単にこれだけ積みゲーを抱えている中で事前予想で購入を見送ったゲームをいくら発売後の評判が良かったからといって(そういったゲームは新品が品薄なことが多い)改めて購入する気になれないのです。というか見送ったゲームを後で購入するのは何か悔しいということもありますが。
というわけで、ぼくがこのブログで所感を述べているゲームはほとんど新品で購入したものです。発売後期間が過ぎていて一見すると「評判の良かったゲームまたは中古で安くなったゲームばかりプレイしている。」と思われるかもしれませんが、残念ながらそうではなくて単に新品購入後すぐにプレイできるような環境ではないのですね。
まあそれならわざわざ高い新品でなく中古を購入したほうが懐にも優しいのかもしれませんが、後で購入するからと考えていて結局購入しないままプレイせずに過ぎてしまったゲームは少なからずあって、ならば新品で購入しておいて退路を断ってしまったほうがいいかなと思っているわけなのです。
さて前置きが長くなりましたが、今回所感を述べるゲームはというとひこうき雲の向こう側(FLAT)です。
昨年3月の発売ということですが、この月は大図書館の羊飼い ‐Dreaming Sheep‐(オーガスト)とハローレディ(暁WORKS)がツートップ的存在で、その他にもBALDR SKY Zero 2(戯画)やClover Day's (ALcot)もありこのゲームは発売前ほとんど注目を集めることはなかったという記憶があります。それが現在それらのゲームを差し置いて批評空間のデータ数で上回っているというのは、いかにこのゲームが発売後の評判が良かったということになるのでしょう。(まあそれだけデータ数がありながら発売元のFLATが1年以上経つというののいまだ新作の発表すらできないというのは、いかにゲームとしての売り上げが芳しくなかったかというこにもなるのでしょうが・・・
それだけ意外なダークホースとなったゲームですが、発売後の評価は好意的なものが多かった中で、鬱ゲーという感想がちらほらあったのが気になりました。メーカーHPにはドタバタ恋愛アドベンチャーとなっているはずなのに、これはどうなっているのか。これまでFLATというメーカーはバトルやシリアス系のゲームを手がけていて、確かにドタバタ恋愛アドベンチャーというジャンルには違和感はあります。とするとこのメーカー発表は隠れ蓑で陰でプレイヤーを驚かせる仕掛けを仕込んでいたのでしょうか。それはともかく、発売当時から現在までぼくの精神状態は鬱ゲーをプレイするのには向いてなくて、手を付けるのにはかなり勇気があったのですね。
というわけで延び延びとなっていたわけですが、今年に入ってからボチボチとプレイを始めました。鬱ゲーの覚悟はしていたのですが、思ったよりは陰鬱さは少なかった印象でした。ただそれでもクリアするまでかなりの時間が掛かったところを見ると、かなり考えさせる内容でありサクサク進む軽いゲームでなかったというのは間違いありません。
(ここからネタバレ)
購入する前のぼくのお気に入りヒロイン候補は佐藤さんで決まりでした。というのも他のヒロインはどうも一癖ある面子が揃っていたのですね。ところがこの佐藤さんは攻略ルートがないという罠。正直この時点でこのゲームをプレイするモチベーションを失ったというのは事実です。(これを知ってしまったというのもプレイするのが遅くなったという理由の一つでもあります)
もしかしてこれが鬱の原因ではないかと勘ぐったくらいだったのですが、最初にプレイしたいろはルートをプレイして鬱ゲーと云われる理由が分かりました。いろは母親に疎まれ家族愛のない幼少を送っているし、駄妹っぷりを序盤から見せている美奈ルートもバトミントン部を舞台とするイジメが鬱さを醸し出しています。そしてメインヒロイン格の瑛莉も過去の事件から妊娠できない(しにくい)過去を持つなどしているわけですが、こうして見るとこのゲームはヒロインの過去のトラウマがテーマといういたって古風なゲームであることが分かります。過去の名作といわれるゲームの多くがこの手法で作られていたものですが、このゲームが好評であるところを見ると、時代を経てもこの手法は有効であるということなのでしょう。
そういった意味で「ドタバタ恋愛アドベンチャー」というメーカー発表はそういった作風を隠すためであったという意見が正解のような気がしてきたのですが、ただあながちこの「ドタバタ」が間違いであるとはいえないのも事実なのですね。
というのもヒロインに降りかかる不幸やトラウマといった難題は、意外にあっさりと解決してしまうのです。これが過去の名作を倣ったとすれば、プレイヤーを泣かせるためにこれでもかと不幸の押し売りをするでしょう。鬱ゲーっぽさを漂わせながら、プレイヤーを心の底から暗鬱にさせないというのがこのゲームの特徴で、そういった意味では「ドタバタ恋愛アドベンチャー」もあながちウソではなかったといえます。
ただぼく的にはやはりラストのあっさり風味に拍子抜けしたのは事実です。それを覆い隠すのが意図と思われる瑛莉ルートの後日談もぼく的にはそれほどピンとこなかったのです(専用のCGを何枚も用意した意欲は買えますが)。まあこれは攻略ヒロインの当て馬にされた感の強い佐藤さんに、他のヒロインのルート中もずっと惹かれ続けていたことが要因なのでしょうね。
ただそんな不遇な扱いを受けている佐藤さんですが、他のヒロインと同じくらいの容量が欲しいというのはやや欲目かもしれません。彼女も家庭環境はそれほど恵まれているとはいえないのですが、そんなことは微塵も感じさせない優等生な彼女にこのゲームのヒロインは似合わなかったとも考えてしまうのです。そういった意味でもあのおまけ的な救済の仕方が妥当だったといえるでしょう。ただ最後のHシーンノ展開はあまりに唐突で彼女には相応しくなかったと思うのですが・・・
2015年06月22日
6月の発売予定表から
頭数の揃った前レース(先月)から一転、今回は少頭数かつ絶対な本命馬不在。抜けた馬がいないだけに展開次第では思わぬ穴馬が浮上しても不思議はなく、予想家泣かせのレースとなりそう。少頭数なだけにある程度点数を絞る必要があり、当たる気がしないというのが正直なところ。全年齢でオープン参加の馬がゲートインしてくれたならば頭を悩ます必要がなかったのですが・・・
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
姉とプリンセスは嫌われたくない。(Venus_S)
これまでG.J?の主戦騎手として頑張ってきた佐野俊英が、今回は心機一転厩舎を変わっての登場。といっても同じテックアーツ系なので、単に厩舎の看板が書き換えられただけかもしれない。トレーナーは沖水ミルでどちらかというとバカ系の馬を得意とするだけに今回の血統(設定)は薬籠中のものといえる。ただバカ系の馬でまずまずの成績だったのはももえろ濃霧注意報!くらい。いかにも凡走しそうな血統な上に不遇な佐野俊英鞍上では、好成績を期待するというのが無理というもの。今回も見送りが妥当だろう。
期待度 ★☆
△お嬢様と秘密の乙女(MOOONSTONE Honey)
MOOONSTONEから3つ目の姉妹厩舎が誕生する。萌えとエロの両立を目指すとの触れ込みだが、取材する限りはエロにやや軸足を置いている感。その分走り(シナリオ)はお察しという感じで、お嬢様学園に女装潜入という血統(設定)や潜入の動機を考えれば、その予想は大きく外れないだろう。ただLove Sweetsと比較すると日向奈尾・桜坂つちゆの手腕が伸びていて、萌えに関しては上積みを期待できる。メイントレーナー格の樹原新に一頃の冴えがないのは気がかりだが、嵌れば期待以上の大駆けを見せたLove Sweetsの再現も可能か。
期待度 ★★★
乙女が奏でる恋のアリア ~君に捧げるアンコール~(ensemble)
主人公女装系では大外しをしなかったensembleだが、ここ2走は期待外れの成績。その乙女が奏でる恋のアリアの直仔(FD)だけに期待する要素は少ない。しかもこの厩舎の直仔はことごとく父の成績より落ちているだけに、手が出しづらい。ヒロインの可愛さに関してはそれなりも、あまりに薄い走りの内容でファンを失望させた父だけに、同程度の時計で駆けたとしても上位にはとても食い込めそうも無い。ここは見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
Closed GAME(Empress)
Active時代の活躍が遠い昔のように感じられるようになった聖少女。特にこのところ成績が落ちてきていて、前走実績ある和泉万夜をトレーナーに起用して巻き返しを期す筈が馬場掃除の体たらく。今回はSFに大脱出ゲームを絡めたもので、輪姦・異種姦等のハード凌辱という血統はトレーナーの得意とするところだが、取材する限りはヒロインルートに分かれるものではなくラストが一つという一本道の走り。内容が濃ければそれでも良いが、走りの薄さが前走凡走の主要因だっただけに不安は大きい。巻き返しの可能性は考えられるが、信頼性に欠けるだけに見送りが賢明か
期待度 ★★☆
Gated Community(BLACKPACKAGE TRY)
競馬(エロゲー)界初期創設の老舗厩舎ながら最近の成績がどうにも地味なBLACK PACKAGEの最新馬。今回新井和崎が抜けた後から主戦騎手を務める大越秀武に替えておよそ5年ぶりとなる天野雨乃を起用。久々に実戦で跨るということで勘が鈍っていないか心配だったが、取材する限りはその不安が的中してしまいそうで気がかり。追い切り(体験版)が公開されてなく走りについては不鮮明だが、マンションが舞台で乱交シーンが存在するところを見ると主人公単一視点でなく、ヒロイン籠絡凌辱系とはやや方向性が違う雰囲気。グロ描写にはソコソコ期待できそうだが、最近の凌辱系で走った馬と比較すると物足りない。最近の地味な成績を見る限り上位に食い込む可能性は限りなく小さいだろう。
期待度 ★☆
▲スクイの小夜曲(バグシステム)
ぱれっとからまた新たな姉妹厩舎が誕生。トレーナーは地雷ソフトの創設に関わった丸山剛で追想のオーグメントは予想と違いややコメディ性が強い馬だったが、この馬は虐待やレイプ等の装具(ギミック)を考えると終始暗い雰囲気のままの走りとなりそう。馬名(タイトル)のように直線(終盤)救いが待っているのか、それともないままゴールを迎えるのか気になるのは確か。最近流行の血統とは一戦を画してきたのは、デビュー戦を挑む厩舎としての強い意気込みを感じるし素直の応援したい。騎手もアストロノーツでまずまずの成績を見せた丸新でエロにも期待できる。高馬(フルプライス)でなく、馬体重(容量)も足りず直線でも追い込み不発になってしまう可能性は大きそうだが、メンバー的にも食い込める可能性は充分。穴馬以上の期待も。
期待度 ★★★
すとれい★すくーる ‐STRAY SCHOOL‐ (AURORA)
新開業の厩舎が多い今レースの中で一番地味な存在。血統は漂流教室系で、今後の展開によってシリアスになるかコメディ的なものになるか分かれそう。ただ未来に転移した原因にあまりリアルさが感じられないのはやや不安。トレーナーはTony伝説にも関わった逆神紅夜で、過去の実績を考えると好走する可能性は限りなく低そう。閉鎖空間におけるサバイバルやサスペンスといった要素にはほとんど期待できず、ヒロインとのイチャラブがメインとなってしまうと予想。追い切りを見る限りこういった血統では重要な主人公が今ひとつカリスマ性や指導力に欠けるのも気がかり。ヒロインのビジュアルは悪くないがそれだけで狙うのは厳しい。
期待度 ★★
幻聖神姫LINEAGE -セイクリッドリネージュ-(Triangle)
変身ヒロイン凌辱では老舗的存在のTriangle厩舎の馬を、これまた変身ヒロイン凌辱を得意とするassaultが久々に手がける。今回は単なる凌辱でなく、戦闘によって経験を積みバトルで勝利するというRPG的要素も加味されている。ややエロ描写に淡白なところがあるassaultにとってこのゲームパートの助けはありがたいところ。ただ過度の期待は禁物でやはりエロに力がなければ好走は期待しづらい。ダブルヒロイン体制だが、言い換えればそれ以外にヒロインがないというのもやや寂しく感じられる。安定感のある厩舎だけに大きく凡走することは考えにくいが、上位争いとなるとかなり恵まれる必要がありそうだ。
期待度 ★★☆
操心術 外伝 綾河博士のHENTAI事件簿(STUDIO邪恋)
催眠凌辱を薬籠中のものとしているおくとぱすのライフワークとなっている操心術の流れを汲む。今回は初代と同母系(外伝)だが、10年以上前の馬ということもあって、綾河春生というヒロインに愛着のあるファンがどこまで残っているか疑わしい。それだけに全くの最新馬と見るのが妥当なところだが、今回凌辱系の馬の騎乗に定評のある相川亜利砂を鞍上に迎えたのは大きい。こうした催眠系の馬は未知数とはいえキャリアを考えれば問題なく乗りこなせそう。問題は厩舎が違うとはいえおくとぱす&ざくそんコンビが手がけたサイミンZの大凡走の影響が見られないかどうかという点。その影響さえなければそれなりに実績がある母系だけに持ち時計なりには走れそう。
期待度 ★★☆
△続・悦楽の胤(WendyBell)
百合と触手という珍しいニックスで凌辱系にしてはなかなかの走りを見せた悦楽の胤の直仔(続編)。TinkerBellの姉妹厩舎ということで触手についての素養があっただけにあの走りはフロックではなかったと見るが、今回でその証明をしたいところ。今回は女子校が舞台となるが、主要ヒロインに生徒がいないのは片手落ちのような気がしないでもない。前走は触手に蝕まれる主人公の葛藤が見所の一つとなっていたが、今回はヒロインが触手と完全に共存していてその点についてはやや様相が違う。それでも触手を扱うヒロイン同士の百合バトルという点では期待できそう。前走の再現も充分可能だろう。
期待度 ★★★
△その花びらにくちづけを にゅーじぇね!(聖ミカエル女子学園)
これも新開業厩舎となるが、騎手やトレーナー等を見ればゆりんゆりんの流れを汲むのは明白。騎手は会田孝信でこれまで主戦を務めていたぺこと比べると百合専業でないだけにややバリューは落ちるが、ゆりんゆりん厩舎では別母系(シリーズ)の馬に乗っていただけに勘どころは心得ているはず。トレーナーの円まどかも経験豊富なだけに実績ある血統をうまくまとめるだけの手腕は持ち合わせているだろう。大きな期待まではどうかだが、今回はメンバーが甘いだけにヒモで狙ってみたい。
期待度 ★★★
虜ノ旋律 淫らに喘ぐ処女セクステット(Guilty)
老舗凌辱厩舎のGuiltyだが最近は目立った馬を輩出していない。今回は奇を衒った血統ではなく、学園を舞台としたヒロイン凌辱系。ピアノ六重奏を組むヒロインたちがどのような形で凌辱されていくかが見所だが、ヒロイン視点なのにヒロインを狙う男が2人というのはやや少ない気がする。もちろんモブな男を含めての輪姦もありそうだが、やや単調になってしまう可能性は強い。血統的に清楚なヒロインが多いのは妥当なところで、騎手も複数ながらそれを感じさせないのはさすが老舗厩舎の芸。ただこのところの厩舎の戦績が戦績なだけに強くは推せない。
期待度 ★★☆
△根雪の幻影 白花荘の人々(シルキーズプラス)
elf・シルキーズという姉妹厩舎を支える市川小紗が新興のシルキーズプラスにも騎乗する。といっても旅館を舞台とするサスペンスという血統はこれまでのシルキーズの所属馬と同系統で、同厩舎で前走のなないろリンカネーションとは傾向が違う。サスペンス系はトレーナーの手腕が重要であるが、あしずり岬は同血統同騎手の女系家族III ~秘密HIMITSU卑蜜~が入着どまりとやや不安。潜在能力が高いのは確かだが、能力通りの走りを見せるかどうかは不鮮明。少なくとも本格推理を期待しては裏切られるのは必定。騎手の能力だけでどこまで上位に食い込めるかどうかだけだろう。
期待度 ★★★
〇PENDULUM(KAI)
幾度も出走取消(延期)を繰り返していた馬がようやくゲートイン。騎手はこれまでの〆鯖コハダから田宮秋人に替わり幼女(ロリ)中心のヒロインから脱した感。それでも萌え絵ながら触手中心のハード凌辱という戦法には変わりなさそう。厩舎デビュー戦だったヴァルプルギスと同母系(続編)だが、登場人物の関連性は薄くあくまで同じ世界観という走り。正義のヒロインを凌辱するという血統は古くから受け継がれているが、最近流行の兆しがあり走る気配は感じられる。ヒロインの等身が上がった影響さえなければ充分上位に食い込めそう。
期待度 ★★★☆
メイプルカラーズHHH クラス全員俺の嫁!(ApRicoT)
最近どうも印象の薄いApRicoTが、往年の名馬であるメイプルカラーズを持ち出して勝負を賭ける。先代先々代とも好走しただけに、期待は充分。クラスメート全員とHが出来るというコンセプトは相変わらずで、ドタバタと熱さをほどよくマッチした走りができればここでも通用する。ただ騎手のTOMAが以前ほど騎乗の冴えがなくなったのと、トレーナーの髪の毛座が凌辱からコメディまで幅広く手掛けながら、ほとんど目立った馬を輩出していないのが気になる。ある程度のご都合主義は仕方ないが、許容範囲を超えるようでは好走は覚束ない。このところの成績を考えると強く推せないのは確かだ。
期待度 ★★☆
◎LOVEREC(ALcot)
姉妹厩舎のハニカム文庫にお株を奪われた印象のあるALcot本家だが、前走のClover Day’s はなかなかの走りだった。今回はハニカム文庫で好走例のある瀬尾順をトレーナーに迎えて、なお一層の躍進を狙う。追い切りを見る限り瀬尾順得意の青春部活系で、それなりの力は発揮してくれそう。騎手は主戦の仁村有志にちこたむ、鳴海ゆうと前走と同じで上位ランクの萌えは確保。少なく見積もってみても大崩れは考えにくく相手的にも充分本命としての役目を果たしてくれそう。
期待度 ★★★★
ロリポップファクトリー(Galette)
幼女専門厩舎としてのイメージがすっかり定着した感のあるGaletteノ最新馬。騎手は今回この厩舎では初めての起用でややキャリア不足が懸念される。ただ少ないながらも幼女系の馬に騎乗経験がある騎手を揃えたのは厩舎のこだわりが感じられる。トレーナーも幼女系には一家言もつメンバーを揃えて、そういったシチュを好むファンにとっては大外しする懸念は少ない。ただ追い切りの動きは冴えず、寒い笑いの部分がどうも足を引っ張っている感が強い。この厩舎は一戦ごとに好走と凡走を繰り返していて今回凡走の番というのも気になる。今回も入着どまりで終わってしまいそう。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)
信頼のおける馬がおらず波乱必至のメンバー構成だが、前走の内容が良かったLOVERECを本命に押す。トレーナー・騎手の実績を考えればメンバー的にも恥ずかしい競馬は出来ないだろう。ようやくゲートインを果たしたPENDULUMも不気味な存在。ハード凌辱系にしては豪華なラシックス(声優)もプラスに働きそうで、騎手が替わった影響さえなければあっさり勝たれても不思議はない。最近では珍しいダークな雰囲気に厩舎のこだわりが見えるスクイの小夜曲も嵌れば上位を窺える存在。走りには不安があるものの人気騎手の市川小紗が手綱を握る根雪の幻影 白花荘の人々も潜在能力を考えれば上位を争える。今回は百合系の馬にもチャンスがありそうで血統は対照的ながらその花びらにくちづけを にゅーじぇね!に続・悦楽の胤も押さえておきたい。あと1頭ならお嬢様と秘密の乙女だが、ここまで点数が広げられるかどうか。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます
姉とプリンセスは嫌われたくない。(Venus_S)
これまでG.J?の主戦騎手として頑張ってきた佐野俊英が、今回は心機一転厩舎を変わっての登場。といっても同じテックアーツ系なので、単に厩舎の看板が書き換えられただけかもしれない。トレーナーは沖水ミルでどちらかというとバカ系の馬を得意とするだけに今回の血統(設定)は薬籠中のものといえる。ただバカ系の馬でまずまずの成績だったのはももえろ濃霧注意報!くらい。いかにも凡走しそうな血統な上に不遇な佐野俊英鞍上では、好成績を期待するというのが無理というもの。今回も見送りが妥当だろう。
期待度 ★☆
△お嬢様と秘密の乙女(MOOONSTONE Honey)
MOOONSTONEから3つ目の姉妹厩舎が誕生する。萌えとエロの両立を目指すとの触れ込みだが、取材する限りはエロにやや軸足を置いている感。その分走り(シナリオ)はお察しという感じで、お嬢様学園に女装潜入という血統(設定)や潜入の動機を考えれば、その予想は大きく外れないだろう。ただLove Sweetsと比較すると日向奈尾・桜坂つちゆの手腕が伸びていて、萌えに関しては上積みを期待できる。メイントレーナー格の樹原新に一頃の冴えがないのは気がかりだが、嵌れば期待以上の大駆けを見せたLove Sweetsの再現も可能か。
期待度 ★★★
乙女が奏でる恋のアリア ~君に捧げるアンコール~(ensemble)
主人公女装系では大外しをしなかったensembleだが、ここ2走は期待外れの成績。その乙女が奏でる恋のアリアの直仔(FD)だけに期待する要素は少ない。しかもこの厩舎の直仔はことごとく父の成績より落ちているだけに、手が出しづらい。ヒロインの可愛さに関してはそれなりも、あまりに薄い走りの内容でファンを失望させた父だけに、同程度の時計で駆けたとしても上位にはとても食い込めそうも無い。ここは見送りでいいだろう。
期待度 ★☆
Closed GAME(Empress)
Active時代の活躍が遠い昔のように感じられるようになった聖少女。特にこのところ成績が落ちてきていて、前走実績ある和泉万夜をトレーナーに起用して巻き返しを期す筈が馬場掃除の体たらく。今回はSFに大脱出ゲームを絡めたもので、輪姦・異種姦等のハード凌辱という血統はトレーナーの得意とするところだが、取材する限りはヒロインルートに分かれるものではなくラストが一つという一本道の走り。内容が濃ければそれでも良いが、走りの薄さが前走凡走の主要因だっただけに不安は大きい。巻き返しの可能性は考えられるが、信頼性に欠けるだけに見送りが賢明か
期待度 ★★☆
Gated Community(BLACKPACKAGE TRY)
競馬(エロゲー)界初期創設の老舗厩舎ながら最近の成績がどうにも地味なBLACK PACKAGEの最新馬。今回新井和崎が抜けた後から主戦騎手を務める大越秀武に替えておよそ5年ぶりとなる天野雨乃を起用。久々に実戦で跨るということで勘が鈍っていないか心配だったが、取材する限りはその不安が的中してしまいそうで気がかり。追い切り(体験版)が公開されてなく走りについては不鮮明だが、マンションが舞台で乱交シーンが存在するところを見ると主人公単一視点でなく、ヒロイン籠絡凌辱系とはやや方向性が違う雰囲気。グロ描写にはソコソコ期待できそうだが、最近の凌辱系で走った馬と比較すると物足りない。最近の地味な成績を見る限り上位に食い込む可能性は限りなく小さいだろう。
期待度 ★☆
▲スクイの小夜曲(バグシステム)
ぱれっとからまた新たな姉妹厩舎が誕生。トレーナーは地雷ソフトの創設に関わった丸山剛で追想のオーグメントは予想と違いややコメディ性が強い馬だったが、この馬は虐待やレイプ等の装具(ギミック)を考えると終始暗い雰囲気のままの走りとなりそう。馬名(タイトル)のように直線(終盤)救いが待っているのか、それともないままゴールを迎えるのか気になるのは確か。最近流行の血統とは一戦を画してきたのは、デビュー戦を挑む厩舎としての強い意気込みを感じるし素直の応援したい。騎手もアストロノーツでまずまずの成績を見せた丸新でエロにも期待できる。高馬(フルプライス)でなく、馬体重(容量)も足りず直線でも追い込み不発になってしまう可能性は大きそうだが、メンバー的にも食い込める可能性は充分。穴馬以上の期待も。
期待度 ★★★
すとれい★すくーる ‐STRAY SCHOOL‐ (AURORA)
新開業の厩舎が多い今レースの中で一番地味な存在。血統は漂流教室系で、今後の展開によってシリアスになるかコメディ的なものになるか分かれそう。ただ未来に転移した原因にあまりリアルさが感じられないのはやや不安。トレーナーはTony伝説にも関わった逆神紅夜で、過去の実績を考えると好走する可能性は限りなく低そう。閉鎖空間におけるサバイバルやサスペンスといった要素にはほとんど期待できず、ヒロインとのイチャラブがメインとなってしまうと予想。追い切りを見る限りこういった血統では重要な主人公が今ひとつカリスマ性や指導力に欠けるのも気がかり。ヒロインのビジュアルは悪くないがそれだけで狙うのは厳しい。
期待度 ★★
幻聖神姫LINEAGE -セイクリッドリネージュ-(Triangle)
変身ヒロイン凌辱では老舗的存在のTriangle厩舎の馬を、これまた変身ヒロイン凌辱を得意とするassaultが久々に手がける。今回は単なる凌辱でなく、戦闘によって経験を積みバトルで勝利するというRPG的要素も加味されている。ややエロ描写に淡白なところがあるassaultにとってこのゲームパートの助けはありがたいところ。ただ過度の期待は禁物でやはりエロに力がなければ好走は期待しづらい。ダブルヒロイン体制だが、言い換えればそれ以外にヒロインがないというのもやや寂しく感じられる。安定感のある厩舎だけに大きく凡走することは考えにくいが、上位争いとなるとかなり恵まれる必要がありそうだ。
期待度 ★★☆
操心術 外伝 綾河博士のHENTAI事件簿(STUDIO邪恋)
催眠凌辱を薬籠中のものとしているおくとぱすのライフワークとなっている操心術の流れを汲む。今回は初代と同母系(外伝)だが、10年以上前の馬ということもあって、綾河春生というヒロインに愛着のあるファンがどこまで残っているか疑わしい。それだけに全くの最新馬と見るのが妥当なところだが、今回凌辱系の馬の騎乗に定評のある相川亜利砂を鞍上に迎えたのは大きい。こうした催眠系の馬は未知数とはいえキャリアを考えれば問題なく乗りこなせそう。問題は厩舎が違うとはいえおくとぱす&ざくそんコンビが手がけたサイミンZの大凡走の影響が見られないかどうかという点。その影響さえなければそれなりに実績がある母系だけに持ち時計なりには走れそう。
期待度 ★★☆
△続・悦楽の胤(WendyBell)
百合と触手という珍しいニックスで凌辱系にしてはなかなかの走りを見せた悦楽の胤の直仔(続編)。TinkerBellの姉妹厩舎ということで触手についての素養があっただけにあの走りはフロックではなかったと見るが、今回でその証明をしたいところ。今回は女子校が舞台となるが、主要ヒロインに生徒がいないのは片手落ちのような気がしないでもない。前走は触手に蝕まれる主人公の葛藤が見所の一つとなっていたが、今回はヒロインが触手と完全に共存していてその点についてはやや様相が違う。それでも触手を扱うヒロイン同士の百合バトルという点では期待できそう。前走の再現も充分可能だろう。
期待度 ★★★
△その花びらにくちづけを にゅーじぇね!(聖ミカエル女子学園)
これも新開業厩舎となるが、騎手やトレーナー等を見ればゆりんゆりんの流れを汲むのは明白。騎手は会田孝信でこれまで主戦を務めていたぺこと比べると百合専業でないだけにややバリューは落ちるが、ゆりんゆりん厩舎では別母系(シリーズ)の馬に乗っていただけに勘どころは心得ているはず。トレーナーの円まどかも経験豊富なだけに実績ある血統をうまくまとめるだけの手腕は持ち合わせているだろう。大きな期待まではどうかだが、今回はメンバーが甘いだけにヒモで狙ってみたい。
期待度 ★★★
虜ノ旋律 淫らに喘ぐ処女セクステット(Guilty)
老舗凌辱厩舎のGuiltyだが最近は目立った馬を輩出していない。今回は奇を衒った血統ではなく、学園を舞台としたヒロイン凌辱系。ピアノ六重奏を組むヒロインたちがどのような形で凌辱されていくかが見所だが、ヒロイン視点なのにヒロインを狙う男が2人というのはやや少ない気がする。もちろんモブな男を含めての輪姦もありそうだが、やや単調になってしまう可能性は強い。血統的に清楚なヒロインが多いのは妥当なところで、騎手も複数ながらそれを感じさせないのはさすが老舗厩舎の芸。ただこのところの厩舎の戦績が戦績なだけに強くは推せない。
期待度 ★★☆
△根雪の幻影 白花荘の人々(シルキーズプラス)
elf・シルキーズという姉妹厩舎を支える市川小紗が新興のシルキーズプラスにも騎乗する。といっても旅館を舞台とするサスペンスという血統はこれまでのシルキーズの所属馬と同系統で、同厩舎で前走のなないろリンカネーションとは傾向が違う。サスペンス系はトレーナーの手腕が重要であるが、あしずり岬は同血統同騎手の女系家族III ~秘密HIMITSU卑蜜~が入着どまりとやや不安。潜在能力が高いのは確かだが、能力通りの走りを見せるかどうかは不鮮明。少なくとも本格推理を期待しては裏切られるのは必定。騎手の能力だけでどこまで上位に食い込めるかどうかだけだろう。
期待度 ★★★
〇PENDULUM(KAI)
幾度も出走取消(延期)を繰り返していた馬がようやくゲートイン。騎手はこれまでの〆鯖コハダから田宮秋人に替わり幼女(ロリ)中心のヒロインから脱した感。それでも萌え絵ながら触手中心のハード凌辱という戦法には変わりなさそう。厩舎デビュー戦だったヴァルプルギスと同母系(続編)だが、登場人物の関連性は薄くあくまで同じ世界観という走り。正義のヒロインを凌辱するという血統は古くから受け継がれているが、最近流行の兆しがあり走る気配は感じられる。ヒロインの等身が上がった影響さえなければ充分上位に食い込めそう。
期待度 ★★★☆
メイプルカラーズHHH クラス全員俺の嫁!(ApRicoT)
最近どうも印象の薄いApRicoTが、往年の名馬であるメイプルカラーズを持ち出して勝負を賭ける。先代先々代とも好走しただけに、期待は充分。クラスメート全員とHが出来るというコンセプトは相変わらずで、ドタバタと熱さをほどよくマッチした走りができればここでも通用する。ただ騎手のTOMAが以前ほど騎乗の冴えがなくなったのと、トレーナーの髪の毛座が凌辱からコメディまで幅広く手掛けながら、ほとんど目立った馬を輩出していないのが気になる。ある程度のご都合主義は仕方ないが、許容範囲を超えるようでは好走は覚束ない。このところの成績を考えると強く推せないのは確かだ。
期待度 ★★☆
◎LOVEREC(ALcot)
姉妹厩舎のハニカム文庫にお株を奪われた印象のあるALcot本家だが、前走のClover Day’s はなかなかの走りだった。今回はハニカム文庫で好走例のある瀬尾順をトレーナーに迎えて、なお一層の躍進を狙う。追い切りを見る限り瀬尾順得意の青春部活系で、それなりの力は発揮してくれそう。騎手は主戦の仁村有志にちこたむ、鳴海ゆうと前走と同じで上位ランクの萌えは確保。少なく見積もってみても大崩れは考えにくく相手的にも充分本命としての役目を果たしてくれそう。
期待度 ★★★★
ロリポップファクトリー(Galette)
幼女専門厩舎としてのイメージがすっかり定着した感のあるGaletteノ最新馬。騎手は今回この厩舎では初めての起用でややキャリア不足が懸念される。ただ少ないながらも幼女系の馬に騎乗経験がある騎手を揃えたのは厩舎のこだわりが感じられる。トレーナーも幼女系には一家言もつメンバーを揃えて、そういったシチュを好むファンにとっては大外しする懸念は少ない。ただ追い切りの動きは冴えず、寒い笑いの部分がどうも足を引っ張っている感が強い。この厩舎は一戦ごとに好走と凡走を繰り返していて今回凡走の番というのも気になる。今回も入着どまりで終わってしまいそう。
期待度 ★★☆
(本紙の見解)
信頼のおける馬がおらず波乱必至のメンバー構成だが、前走の内容が良かったLOVERECを本命に押す。トレーナー・騎手の実績を考えればメンバー的にも恥ずかしい競馬は出来ないだろう。ようやくゲートインを果たしたPENDULUMも不気味な存在。ハード凌辱系にしては豪華なラシックス(声優)もプラスに働きそうで、騎手が替わった影響さえなければあっさり勝たれても不思議はない。最近では珍しいダークな雰囲気に厩舎のこだわりが見えるスクイの小夜曲も嵌れば上位を窺える存在。走りには不安があるものの人気騎手の市川小紗が手綱を握る根雪の幻影 白花荘の人々も潜在能力を考えれば上位を争える。今回は百合系の馬にもチャンスがありそうで血統は対照的ながらその花びらにくちづけを にゅーじぇね!に続・悦楽の胤も押さえておきたい。あと1頭ならお嬢様と秘密の乙女だが、ここまで点数が広げられるかどうか。