2015年06月14日

のんびり温泉に浸かる

一昨日まで2泊3日の日程で壱岐へ行ってきました。
壱岐を2日かけて、島の名所をほぼあまつなく回るというゆったりとしたプラン。普通のツアーではあまり訪れないであろう松永安左衛門記念館や壱岐神社(少弐公園)・辰の島なども廻るなどまさしく壱岐を満喫してきたわけですが、2泊目に海里村上という(恐らく)壱岐一番の旅館に泊まったこともあり出費もかなりの値段になりました。
その海里村上は値段も張ることもあって料理も良かったのですが、さすがにこれまで泊まったことのある旅館の中ではサービスやアメニティも別格でした。海を見下ろしながら源泉掛け流しの露天風呂に浸かっていると日頃の疲れが取れる気がしたのですが、こうしたのんびりした時間を過ごしているとなぜか早く自室に帰ってエロゲーがプレイしたくなってきました。
最近はエロゲーに対して執着心や依存性が無くなってきたような気がしてきたのですが、ある程度心と身体に余裕が出来てくるとまだまだエロゲーを忘れられないようです。

さて旅慣れしている人はよくご存知だと思うのですが、長崎の離島を旅する人にとっては必須といっていいのが「しまとく通貨」です。1セット5千円で購入するのですが、千円分のプレミアムが付いているという優れものの商品券です。同行したツアーの中で知らない人もいたのですが、幸いぼくはこの商品券の存在を知っていてジェットフォイルに乗る前に博多港で一万円分購入しました。ただ初日宿泊した旅館で壱岐焼酎のボトルを頼んでしまったりと散在したおかげで、2日目の中途でほぼ使い果たすことに。これはもう1セット買っておけばと後悔したのですが、意外にも島の中でもこの通貨を購入できるのですね。というわけで途中一支(いき)国博物館でもう1セット購入。初日泊まった旅館(一応旅行社の旅館ランキングはAランクらしい)と違い海里村上では使用できなかったのは誤算というか当然なのかもしれませんが、それでも結局余らなかったわけですから「しまとく通貨」恐るべし。今回は旅行代金が高かったので途中土産品などはあまり買わずに節約しようと旅行前は考えていたのですが、「しま共通地域通貨発行委員会」の思う壺になってしまったようです。

この「しまとく通貨」。もちろん壱岐だけでなく対馬や五島列島を旅する場合にも使えるので、もしその方面に行かれる方は上手に購入されるといいかと思います。ただお釣りが出なかったり一度使用してしまうと残金があっても換金できないなど万能商品券というわけではないのでご注意ください。(興味あるかたは「しまとく通貨」で検索を)

では今回はこんなところで、次回からはまた日常モードに戻ります。  

Posted by 7月の魚 at 08:52Comments(0)TrackBack(0)その他
 

2015年06月06日

中盤の停滞が惜しまれる

先月は1回しか更新することが出来ませんでしたが、何とか息しています。
心身ともに疲弊しきっていて駄文を書く余裕がないというのが本当のところですが、エロゲーに関する情熱も少しずつ失いつつあり、書くネタがほとんどないというのも事実。実際先月は積みゲーを一本も崩せませんでしたし、先月購入した新作もかなり前から予約していたものを引き取りにいっただけのことで、もし予約していなかったとしたら恐らく購入していなかったと思います。
どうやらぼくは心に余裕がないとエロゲーを楽しむことが出来ない性質のようです。まあ読ませるタイプのゲームでなく、ゲーム性が強く作業が気にならないようなゲームなら時間を忘れて没頭できるのかもしれませんが・・・その類のゲームは中々プレイする踏ん切りがつかないのですね。

そんなわけで、先月は実のところ月に寄りそう乙女の作法大図書館の羊飼いといった旧作(FDを含めて)を読み返したりするのが主でした。再プレイして新たな発見をしようなんていう楽しみ方ではなく、お気に入りシーンを読み返すというような後ろ向きの楽しみ方ですので、ここで取り上げるような収穫もなく・・・

まあそんな中でも何とか1本クリアすることが出来たのが箱庭ロジック(Cabit)です。Naturalシリーズを源流としているSkyFish系のゲームはこれまで全くと言っていいほど購入したことはなくて、プレイするのは十年以上前となるBeside ~幸せはかたわらに~以来というから久しぶりを通り越しています。といっても途中あまりのつまらなさにギブアップしてしまいどんなゲームだったかほとんど記憶がなく、良かったのは当時最高ランクの音楽集団だったDOORSが作曲したヴォーカルソングくらいでは、果たしてプレイした数に含めていいか怪しい。

そんなこれまで縁が薄いメーカーのゲームをなぜ購入したかというとミステリーADVという公称に惹かれたからですが、あらすじにある連続少女失踪事件と名探偵ヒロインいういかにも本格推理を思わせる発端はミステリ好きにはたまらない内容。ただそうした発端を考えると、最後までプレイした感想はミステリとしては弱い。いや弱いというのはかなり語弊があるので謎解きを主眼とする狭義の意味でのミステリではなく、広義のミステリだったと云い換えた方がいいかもしれません。

というのも本来の連続少女失踪事件の真相は、多少ミステリ慣れしたプレイヤーなら中盤くらいであらかた分かってしまうのですね。また勘のいい人なら犯人も恐らく想像がつくと思います。そういった意味では本格推理の冠を被せるのはやや辛く、謎解きやトリックを期待した人には当然辛い評価をされてしまうでしょう。またプレイヤーにも分かるような謎が、終盤になっても主人公が解けず流れのまま身を任せるといった主人公のキャラクターから無能主人公というレッテルを付けられてしまったのも辛い。(まあ助手のポジションでありながら聞き込みも出来ない役立たずなので仕方ないのかもしれませんが)

ただぼくのようなトリックを主眼とした本格推理でなく、広義の意味でのミステリを好む層にとって主人公のキャラは引っかかるもののストーリー全体を考えれば悪くなかったと思います。確かに最初呈示されていた連続少女失踪事件という謎こそ軽いものの、実のところこのゲームの一番大きなトリックは中途語られる箱庭の物語が本編にどう絡むのかといった点にあったと思うのですね。一見ストーリーに絡んでこないように見えて実は・・・というのは、こうしたミステリにとっては常道でありながら、うかつにもぼくは騙されかかってしまいました。このゲームはサブヒロインのシナリオに見所が無くキャラクターも弱いため流し読みをしてしまったことにつられて、ついこの箱庭の物語も深く考えないまま読み飛ばしてしてしまったのです。

実は後で考えると、ストーリー的に矛盾というより細かなアラもないわけではない(霧架と主人公の母親の関係等)ですが、ぼく的には上手く騙されたという印象が強く、論う気にはなれないというのが正直なところです。読後感もストーリーを考えれば決して悪くなくうまく纏めたなというのが正直なところ。何よりメインヒロインである霧架が最初想像していた以上に可愛くて、このゲームを彩ってくれました。

ただこのゲームが意外なほどに評価が低いのは、このミステリの発端となる連続少女失踪事件という謎の扱い方にあると思うのですね。このゲームの主眼がトリックでない以上ある程度のサスペンス性が必要です。まあ確かに霧架や瑚子というヒロインが失踪するシーンもあることはあるのですが、これがすべてバットエンド扱いでストーリーが中断してしまうのです。これではしょど印象に残らずサスペンスとしての効果は薄いと云わざるを得ません。
確かにライターは苦労してこの事件の被害者たちの家族背景を丹念に描写してストーリーに膨らみを与えようとしているのですが、それに加えて主人公(プレイヤー)と序盤接していたキャラクター(例えばにちかのような)を一人くらいは犠牲者とした方が、よりサスペンス性及び犯人(加害者)への憎しみに結びついたと思うのですね。
鍵によってルートを縛り、読ませていくという手法は面白かったと思うのですが、ラストの真相究明はともかく中盤でもプレイヤーを引っ張るような工夫があればもっと評価を得られていたと思うのです。本格推理なら第2第3の事件が発生するというのが常道ですが、このゲームは美少女ゲームなわけですから、サブヒロインの魅力で引っ張るというのも一つの手だったでしょう。確かにメインヒロインの霧架は魅力的だったのですが、それ以外のヒロインの魅力が薄かったというのも誤算だったかもしれません。

ただ決して酷評される類のゲームではないということは断言できます。名作には至らなくても佳作というのが妥当なところで、もし出来ることなら序中盤をもう少し練り直してリメイクしてもらいたいなと思ったりするわけですが。  

Posted by 7月の魚 at 18:27Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2015年05月22日

5月の発売予定表から

クラシックシーズン真っ盛りの競馬界で、今回もフルゲート必至の激戦模様。しかも実力的に抜けた馬が不在で予想も超難解といっていい。人気になりそうな馬も弱点を抱えているだけにどの馬にもチャンスはありそうだが、能力的に足りない馬が展開利だけで食い込めるほど競馬は甘くない。それでも人気の盲点となりそうな抜き系の馬を中心に穴狙いに徹しても面白い。今回はやや点数を多めに買う必要がありそうだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

アクよめ! 悪魔な嫁に絞られる(アトリエかぐや)
かぐや厩舎で現在売り出し中のmeroと厩舎の苦境時代を支えた有栖川千里がコンビを組む。ただ今回取材する限りでは妹系得意のmeroとはどうも手が合う馬ではなく、止む無く有栖川千里を助っ人に呼んだと考えるのが自然に思える。といって動画(アニメ)が導入されているわけではなさそうで、その点でも中途半端。騎手2人の特長を消し合っているように感じられるだけに、よほどエロで頑張らない限り苦しい競馬となりそうだ。
期待度 ★★

あやかしコントラクト(AXL)
ローテーションで1走ごとにトレーナーを替えてくるAXLだが、どちらにしても脚質は変わらないのがこの厩舎らしいところ。ヒロインを含む人間と妖怪の交流を描くということで、悪い妖怪と戦うような展開にはならないと予想。他厩舎では凡馬ばかり出している長谷川藍もことAXLではまずまずの成績なだけに、相手は揃ったが主人公さえ脚を引っ張らなければそれなりの競馬は出来そう。ただどんな競走をするか大方予想できるだけに大駆けは期待できそうもなく、あくまで時計が掛かっての狙いか。
期待度 ★★☆

△妖神鎮め 少女の決断、御子の決意(CYCLET)
近年各厩舎を股に掛けて仕事をしている和泉万夜だが、久々にデビューしたCyc系列に戻ってきての一戦。ブサイク当時は触手系で力を発揮したトレーナーだけに、原点に戻るとなると楽しみ。ただ騎手が当時の椎咲雛樹や上田メタヲと比べると力が落ちるだけに、ダークな味わいにやや物足りなさが出るのは否めない。それでも前走の駄作で久々に存在感を見せてくれただけに不気味さはある。高馬でなくヒロイン数が少ないのは気に掛かるが穴で狙うのも一考。
期待度 ★★★

ALIA's CARNIVAL! Flowering Sky(NanaWind)
Mithaと七尾奈留という人気騎手を起用しながら、実際の走りは冴えなかったALIA's CARNIVAL! の直仔(FD)。父の走りが走りなだけに大きな期待は出来そうもないが、想像よりエロに見所があっただけにそれに特化した競走を見せれば見せ場を作れるかもしれない。サブで委員長キャラの恋川志穂がヒロインに昇格し、新ヒロインも加わるなどファンサービス旺盛なところは買える。ただそれでも上位に食い込めるだけの力があるかとなるとやはり厳しいか。
期待度 ★★☆

裏技スペクトラム(くらむちゃうだー)
デビュー戦ながらあまり見かけない血統で意欲を感じさせたくらむちゃうだーの2戦目。デビュー戦は走りに荒さがあって力を発揮出来ないまま終わってしまったが、今回もバカ系+魔法少女というこれも他厩舎ではほとんど見かけない血統で巻き返しを狙う。ただ雰囲気的にこの騎手と幼馬(ロリ)系ヒロインは手が合わない気がしないでもなく、幼馬をウリにするにはやや物足りない。こうしたバカ系の馬はあまり結果が出ていないだけに、意欲は買えるものの馬券購入の対象にするにはかなりの勇気は必要だ。
期待度 ★☆

△円交少女 ~陸上部ゆっきーの場合~(Frill)
ビジュアルアーツ系列の抜き系厩舎の旗頭的存在のFrillが初めて安馬を走らせる。騎手は主戦騎手の恋泉天音でエロに関しては期待できる。体育会系の真面目な少女が援助交際に嵌っていくという走りは定番だが、騎手の力量で水準を遥かに超えるエロさを見せてくれそう。安馬だけに奥の深さは望めないし、直線(ラスト)もお定まりのものになってしまいそう。それだけに高馬の実力馬にまともに走られては分が悪い。逆に人気どころが総崩れする展開なら浮上も。
期待度 ★★★☆

恋魂(GLace)
姉妹厩舎のGaletteと比べると今ひとつ存在感を見せられていないGLaceの最新馬。デビュー戦と比べると一戦ごとに騎手の知名度が落ちてきているのも気がかりだが、トレーナー(ライター)もほとんど走る馬を出してなく不安は尽きない。血統は明らかにバカ系だが、凝ったところも見せていて上手く料理できれば面白い。ただそういった血統を生かせているトレーナーならば、もう少し成績にも見所があるはず。入着があれば上出来だろう。
期待度 ★☆

恋と魔法と管理人 恋愛連鎖編(プロメテウス)
今回デビュー戦となる厩舎だが、ベテラン龍牙翔が主戦を務めるところを見るとI.D.やP.W.厩舎と同傾向と考えて良さそう。その2つの厩舎がほとんど見所ない走りを見せているだけに大きな期待は出来そうもない。魔法を中心としたファンタジー系だが、魔法を味付けとした単なる萌え系ではなく厨二バトルを匂わせているのが特色といえば特色。ただトレーナーが未公表というところから、どれだけそれを生かした走りが出来るかというと未知数。見送りが妥当なところだろう。
期待度 ★

光翼戦姫エクスティア(Lusterise)
最近各レースに1頭は出走する変身ヒロイン系血統。このところの流行は主人公が悪側かヒロイン自身の一人称の場合が多いが、この馬は以前多かった変身ヒロインを主人公がサポートする戦法。利点はヒロイン凌辱と純愛の両方が楽しめることだが、反面中途半端な走りになってしまう可能性も。あと単に主人公がサポートするどころか、役たたずでヒロインの脚を引っ張る存在になってしまいがちなのも弱点。このあたりはトレーナーの手腕次第となるが、気になるのは実質ヒロインが一人だけで走りに巾が無くほぼ一本道の展開になってしまいそうなことで、ある程度馬体重(容量)がないと、よほどエロ等で頑張らないことには上位に食い込むのは至難だろう。
期待度 ★★

攫ノ雌(TinkerBell)
この厩舎であおじる&小峰久生のコンビとなるとハード触手凌辱系を思わせるが、今回はそれに特化した内容ではなさそう。それでも取材すると淫妖蟲ほどではないものの、それを思わせるエロは含まれていそう。ヒロイン数もソコソコでまずまず魅力ある陣容で、走り次第では上位に食い込んできてもおかしくない。ただ追い切り(体験版)の動きを見る限りはやや説得力に欠ける動き。他にはない血統をウリにしてきた厩舎なだけに、この厩舎のファンには物足りなく感じられるかもしれない。
期待度 ★★

少女アクティビティ (pure more)
MOREの姉妹厩舎としてエロ強化をウリにするpure moreの2戦目。デビュー戦がまずまずの動きで、本家もヒマワリと恋の記憶で結果を出しただけにその勢いに乗りたいところ。ただ今回はデビュー戦のような明るさはなく、何か陰鬱さを抱えているような雰囲気。凌辱展開になることは考えにくいだけにこの陰鬱さがどのように作用するかは不鮮明。ヒロイン2人はなかなか魅力的だが、エロで勝負するのか走りで見せるのかはっきりしないだけに狙いづらいのは確か。
期待度 ★★☆

◎すみれ(ねこねこソフト)
厩舎復活からこれまでのような走りを見せられていないねこねこ厩舎だが、厩舎開設15周年ということで片岡ともが久しぶりに自ら調教に関わるということで変わり身の気配は充分感じられる。厩舎の歴史を感じさせるこれまでの出走馬が総登場するカオスっぷりも古くからの競馬ファンには楽しみだが、現実とネット世界の繋がりというどちらかというとありきたりの血統を片岡ともがどうまとめてくるか楽しみだ。延期期間が長くじっくり調教されてきたというのも心強い。最近の厩舎の成績から買いかぶれない部分もあるが、勝ち負けを争っても不思議ない能力を秘めていそう。
期待度 ★★★★

△対魔忍ユキカゼ2(BlackLiLiTH)
リリスの看板母系(シリーズ)の一つとなりつつある対魔忍系の最新馬。父(前作)も安馬ながらクオリティの高いエロで好走しただけに、この馬も期待できそう。騎手は最近この厩舎の主戦となった葵渚で、濃密なネトラレ描写にも期待できそうだ。ただ動画に関しては未導入なようで、その点に関しては片手落ちのように感じられるのが気に掛かる。それさえ響かなければ入着以上の成績も期待できそう。時計が掛かれば穴馬以上の期待も。
期待度 ★★★☆

中二病な彼女の恋愛方程式(PeasSoft)
厩舎としてのキャリアを考えればもはや古豪といっていいくらいだが、今ひとつ地味な印象は拭えないピースソフト。所属騎手はさとーさとる等悪くないだけに、トレーナーに掛かる責任は大きい。今回はSkyFish色が強いゆき恵を起用し蟹屋しくとのツートップで挑む。ただトレーナーの芳井一は脳内彼女ではソコソコ実績を残しているものの、他厩舎ではサッパリ。Ariesでの成績を考えると、普通の萌え系の馬には合わない可能性が高そう。ヒロイン全員が中二病という血統もさほどピンと来るものはなく今回も走るだけとなりそうだ。
期待度 ★☆

△なついろレシピ(PULLTOP Air)
PULLTOPからまた新たな姉妹厩舎が登場したが、取材する限りはLATEのような明確な違いは見られずこれまでの所属馬と同傾向となりそう。朝妻ユタカが神聖にして侵すべからず以来久々に復帰するということで、過去馬のような暖かな雰囲気の馬が復活しそうなムード。ただ過去の好成績は丸谷秀人ら実績あるベテラントレーナーの助けがあってのもの。今回頼りになりそうなのは折畑啓助くらいで過去の実績を鵜呑みにするのは危険だ。田舎の食堂を舞台に料理が苦手なヒロインを助けようと奮闘する主人公という血統は悪くない。後はトレーナーの手腕に期待が掛かるが。肝心のその点に不安が残る以上、押さえで狙うのが精一杯か。
期待度 ★★★

な妹き!(脳内彼女)
斬新で意欲的な血統で注視を集める脳内彼女だが、今回は厩舎デビューの原点に返ったような妹ヒロインオンリーで挑む。妹に邪険にされる主人公というのはむしろ脳内彼女の馬のデフォといっていいくらいで目新しさは無く、高馬でないことを考えれば直線で一気に追い込みを見せるといったタイプではなさそう。ただ妹が生意気から覚醒してデレた後、どのような変化を見せるかに一抹の不安は残る。今回は妹を名乗る弟がいないのも妹中心主義を貫く表れだろうが、厩舎ファンにどのように受け入れられるかもカギ。それなりの走りは出来るだろうが、上位に食い込めるかどうかとなるとやや苦しいか。
期待度 ★★☆

〇ピュア×コネクト(SMEE)
コメディと萌えとの絶妙なバランスで評価を高めてきたSMEEの最新馬。レストランでバイトする主人公と同僚となるヒロインとの恋愛関係という血統はいたって古風。ここにSMEE流の味付けをどこまで進めるかが好走のカギとなる。ヒロインは一見した限りはピンと来なかったが、追い切りを進めていくに従って可愛く見えてきたので一安心。やはり問題はお店ものといういわば袋小路となっている血統なだけにあまり新鮮味が感じられないことか。それでも追い切りの動きから大きな着を取ることは考えにくく、これまでの実績から上位を争える存在なのは確かだろう。
期待度 ★★★★

ふたなりエルフ快楽調教(CLOCKUP)
CLOCKUP久々に安馬は、人気血統であるえろげー!から派生した馬。ふたなりというだけでかなり狭いストライクゾーンを突いてきているが、耳長娘とのニックスということでなおピンポイントな属性を突いてきた。ヒロイン全員がふたなりエルフということで凌辱展開よりもバカエロ中心の走りになりそうだが、トレーナーがはやさかうたねということでその点はお手の物。ヒロインの好守が入れ替わり組んず解れつするというふたなり特有のシチュが見られそう。特殊な血統なだけにどれだけ支持が集まるかは未鮮明だし騎手のキャリア不足は気になるが、大穴で狙ってみる手は有りそう。
期待度 ★★★

迷える2人とセカイのすべて LOVE HEAVEN 300%(LASS)
期待されながら大きく期待を裏切った迷える2人とセカイのすべての直仔(FD)だが、父の成績がサッパリだっただけに大きな期待は出来そうもない。いちゃラブとエロ増強がウリのようだが、言い返せばそれだけ不足していたということ。こうした後だしジャンケンのような出走をしているようでは、厳しいようだが厩舎の未来は暗い。トレーナーが変わっていてどれだけ父の能力を把握して調教を行えているか微妙だし、これだけマイナス材料を抱えていてはとても狙えないだろう。
期待度 ★☆

妄想コンプリート!(Insync)
長らく出走を噂されていた馬だが、ようやくゲートイン。劣化が目立つ騎手を起用しながらソコソコ見所のある仕事をしてきた小林公示が、あづみ一樹という伸び盛りの若手騎手を掴んで浮上を狙う。ただ新厩舎とはいえこれまでトレーナーが手がけてきた逃避行GAME雛といっしょが脚元不安(バグ)で悩まされていて、この馬も出走までの過程を考えると脚元不安を抱えていないか気になる。予知夢など血統に気になる点は多いが、追い切りの段階では惹きつける部分は少ない。萌えで売るタイプのトレーナーでないだけに、走りが期待通りに行かないと見所の無いままゴールとなってしまいかねない。
期待度 ★★

▲love,VAMPIRE FLOWERS (COSMIC CUTE)
陰で熱狂的なファンを持つ早狩武志が久々に手がけた馬。前走は着順こそまずまずだが、その能力に見合った走りが出来たとはいえずやや不完全燃焼気味だっただけに今回こそ文句なしの勝利を目指したいところ。トレーナー得意のいい意味での青臭い走りが見られるかがポイントだ。ただ追い切りを見る限り彼の特長を生かした血統とは言いがたい。これまでのところスタートでヒロインの魅力を前面に出す作戦も、視点が頻繁に入れ替わるトレーナーの特徴から考えるとやや疑問。主人公の秘密である吸血鬼という点も、これだけヒロイン視点を多用しては秘密が秘密でならなくなる。追い切りを見る限りは割り引きして考えたいところだが、トレーナーの実績が実績なだけに直線で豪快な追い込みを見せる可能性を考えて単穴評価に。
期待度 ★★★☆

Re;Lord 第二章 ケルンの魔女と黒猫(エスクード)
まずまず走ったRe;Lord ~ヘルフォルトの魔女とぬいぐるみ~の兄弟馬(続編)。この厩舎では定番となりつつある脱衣システムは健在。高馬でないだけに馬体重に関してはそれほど期待できないが、それなりに遊べるだけの力は持っているはず。ヒロインの魅力も充分で脱衣バトルを堪能できそう。新導入された軍資金等がゲームパートにどこまで意味を持たせるかがポイントで、やや淡白な走りと合わせて未知数な部分はあるが、この馬なりに戦えそう。といってもこういったゲームで勝ち負けを争うにはやはりヤリコミ度が必要。馬券の対象とするにはかなりの展開の助けが必要か。
期待度 ★★★

恋想リレーション(Lump of Sugar)
主戦騎手である萌木原ふみたけが跨った方がなぜか成績が上がらない角砂糖厩舎。今回はここのところ調教を担当しているセロリにassault ・保桜といったところを加えて上積みを狙うが、これまでの実績を考えると大きく変わるとも思えない。スケベ・妄想癖・バカというダメ主人公には定番の要素をもれなく備えているところを見ると、まともに走る気があるのか疑いたくなるくらい。萌木原ふみたけの手腕だけでは上位に食い込めないことはこれまでの戦績から証明していて、今回も上位には食い込めないだろう。
期待度 ★☆

(本紙の見解)
本命印を付けるつもりだったlove,VAMPIRE FLOWERS が追い切りでやや冴えない動きだっただけに、厩舎15周年ということで気合の入るすみれを本命に押す。本当に片岡ともが一人で調教を担当しているかどうか疑わしい部分はあるが、額面どおりならより信頼度は高まる。安定度ならピュア×コネクトが一枚上。ただ能力的に抜けたものがないだけに、何かにしてやられる可能性は高い。love,VAMPIRE FLOWERSも実戦になれば一変する可能性もあり軽視は禁物。不気味なのは安馬ながら高い抜き能力を持つ円交少女 ~陸上部ゆっきーの場合~で、他馬が牽制しあう展開なら抜け出してきてもおかしくない。他にも対魔忍ユキカゼ2妖神鎮め 少女の決断、御子の決意など抜き系に気になる馬が多い。なついろレシピもそれほど差があるわけではなく、予想屋泣かせのレースだ。  

Posted by 7月の魚 at 16:34Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2015年04月30日

残念だったのはヒロインでなく

今回はぼくが初めてプレイしたチュアブルソフトのゲームである残念な俺達の青春事情。に関する雑文です。といっても積みゲーの山の中にはチュアブルソフトの過去作が2本あり、決して初めて買ったゲームというわけではありませんが・・・

さて以前のチュアブルソフトといえば1年に1作品リリースするかどうかというどちらかといえば寡作の印象があったブランドで、看板絵師(だった)のぎん太氏の最近ではあまり見られない(こうした他には類を見ない絵師というとやや絵柄は異なるがBeFのメイン原画家だった厘京太朗にイメージが重なる)特徴のあるキャラクターが魅力というイメージだったのですが、最近はぎん太氏がブランドを離れたこともあってそのイメージも薄れつつあります。
そして現在の看板絵師といえばまんごープリン氏。確かぎん太氏も女性だったという記憶があるので、性別が同じ(らしい)という共通点はありますが、絵柄は流行の萌え絵寄りになり「これぞチュアブルソフト。」という特徴さに欠けてしまったような気がします。(どちらが良いかというのは一概には言えませんが)
ただ絵柄という特徴が失われた分、何か別の明確な方向性を発して置かないと幾多もあるメーカーの中に埋もれてしまいかねない。ぎん太氏が離れて以降、関谷まさみ氏を原画家に起用したスイートロビンガールはともかく、他のゲームはどうも印象の薄い作品ばかりがリリースされ、その危惧が現実のものになりかけつつあったチュアブルソフトにとって昨年9月にリリースされたあの晴れわたる空より高くはそれを覆すスマッシュヒットといっていい作品でした。そんな「あの晴れわたる空より高く」は看板絵師であるまんごープリン氏がメインではなかったことから、氏がメイン絵師を担当する残念な俺達の青春事情。もその勢いに乗ってくるかと思わせるところ。その上実績充分の羽鳥ぴよこ氏とタッグを組むわけですから萌えとシナリオの両立も十分。設定もいかにもぼく好みというわけでそれんなりに期待してのの購入でした。

そんなこの作品でしたが、現在の批評空間のデータ数を見ると「あの晴れわたる空より高く」の4分の1以下でかなり寂しくなっています(それでも前々作の我が家のヒメガミさまっ!の埋もれっぷりよりははるかにマシと言えますが)。中央値も70点台前半をうろうろしていて、タイトルどおり残念な結果となってしまっているようです。その原因はエロゲーファンならおおよそ察しられるわけですが・・・


(ここからネタバレ)


このゲームのウリと思われたのが、まずヒロイン全員が残念系女子ということ。狙ってでなく偶然(結果的)にヒロインの大多数が残念なことになっていたというゲームはこれまで見かけたことはあったのですが、最初からヒロイン全員が残念系と公言しているというのは、ぼくの記憶ではほとんど覚えがない。つまり残念系という萌えゲーのヒロインにとってはマイナススタートとなる部分を、どうプラスに昇華していくかがライターの手腕となるわけです。

そしてもう一つが主人公とヒロインたちが所属する非公式生徒会と「もっさん」ことサブヒロインの一人である橋本会長が率いる生徒会との関係。非公式と自称する限りは当然生徒会とは確執や対決する場面があるはず。でなければそもそも「非公式」と名乗る意義が見出せず、存在意義すら問われてしまう事態になりかねない。この生徒会いや「もっさん」との関係もこのゲームが良作になる上でのカギとなるとぼくは見ていました。
こうした生徒会との対決となるゲームの場合、主人公側が善で生徒会側を悪役と設定してしまう方がプレイヤーにとって分かりやすいしライターにとっても楽なのですね。ただこれではあまりに芸がないし「もっさん」のキャラ的に相応しくない。もちろん生徒会長の預かり知らぬところで部下〈副会長等)が暗躍しているというケースも考えられるのですが、ならば主人公側を悪というよりも生徒会のアンチテーゼ的存在として活かした方がより面白くなる可能性が高いです。法(校則)に捉われた頭の固い判断しか出来ない生徒会のアンチテーゼとして、主人公やヒロインが裏で活躍する・・・こんなストーリーが展開されるとぼくは思っていました。

ただこれがぼくの考えたとおりには進行しなかったのですね。というより非公式生徒会というのはいわゆる便利屋のようなもので、生徒会とイデオロギー的対決するシーンは全くといっていいくらい見られないのです。一般生徒の学園生活を楽しませるという目的は一致していても、その手法が違うという意味で主人公たちと「もっさん」が対決するというシーンが多く展開されればプレイヤーにとって考えさせるシナリオになったのですが、単なるドタバタ(このドタバタシーンがあまり面白くない)した日常が続くだけではいかにも生徒会のアンチテーゼ的名称である「非公式生徒会」なんて大仰なものを付ける意味は全くといっていいくらい無かったとぼくは思うのです。

では当初の残念系ヒロインとの恋愛という点はどうだったかというと、これもあまり機能していない・・・というよりヒロインたちがちっとも残念でないのです。燐音のコミュ障は序盤でほぼ解決(直る)してしまうし、ちまちの守銭奴もほとんどそれを生かされたシーンがない(そもそも秘密基地をほとんどロハで提供している時点で守銭奴ではないですし)。咲耶のアホというのもそれは学業に関することだけで社会常識が欠けているわけではないですし、棗先輩の自堕落で生活性ゼロというのは確かに残念なのかもしれませんが、これは他の美少女ゲームでよく見られるタイプのヒロインであり、残念系と胸を張るほどの目新しさはない。この陣容でヒロイン全員が残念系と謳ってしまうのでは看板倒れになってしまったのも当然ではないかと思うのです。
また他の非公式生徒会のメンバーである慶二や道太郎も基本的に「いい奴」で残念系という言葉にはそぐわない。唯一「非公式生徒会」のメンバーの中で文句なしに残念系といえるのが主人公で、寒いギャグを言ったり個別ルートになるとヘタレになったりと一人残念を貫いています。とするとこのゲームの本当のタイトルは俺達でなく「残念な俺の青春事情」ではなかったかとツッコミを入れたくなるのですね。

そんな残念さが欠けていたヒロイン連の中で、ぼくが唯一残念だなと思ったのがサブヒロインである「もっさん」ではないかと思うのです。いい人過ぎて主人公どころか学園側にも利用されるなんて本当に残念だし、家庭も貧乏でバイトに明け暮れるのも残念。そんな陰を微塵も見せないのもまるで女神のようで残念だし、そのうえ個別ルートもおざなりで「ちょろカワ系」と謳われている咲耶以上に主人公にちょろく堕とされているのも残念。こう考えるのもぼくが考える残念のベクトルが違っているのか、それとも主人公以上にぼくが「残念」なのかよく分からなくなったといったところで、この雑文を締めたいと思います。  

Posted by 7月の魚 at 16:57Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2015年04月20日

4月の発売予定表から

クラシック路線真っ盛りということもあって例年メンバーが揃う第4R(月)ですが、今年もかなり豪華な布陣でファンには楽しみな構成となりました。昨年に続いての新旧長距離(ヤリコミ)系厩舎(ブランド)の有力馬(ソフト)の激突が見どころになりますが、他にも実績ある馬が多数出走し、勝ち時計(中央値)はかなり速く(高く)なると予想。全くの人気薄の馬が食い込むには厳しそうですが、上位拮抗で面白いレースがみられそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

▲イブニクル(アリスソフト)
昨年と同じく強力同型馬との対決となる。昨年は名門厩舎の意地を見せた形になったが、厩舎の看板母系〈シリーズ)であるランス系だったということを考えれば勝利してもさほど威張れない。それだけに今回勝利してこそ名門としての価値を高めることになる。さてHPを取材した印象では血統〈設定)はやや古風なフィールドタイプのRPGで、他厩舎では恐くて手が出せない雰囲気だが、こうした血統を多く手がけたアリスなら信頼性はありバランス等もうまく処理してあるはず。主人公のキャラもこういった血統なら問題なく受け入れられそう。後はライバルとの能力勝負となりそうだが、今回は全く新しい母系ということを考えて単穴評価に抑える。
期待度 ★★★★

△ウルスラグナ~征戦のデュエリスト(アストロノーツ)
GW前ということもあるだろうが、強力同型馬2頭に敢然とぶつけてきた勇気は買える。ただ厩舎デビューの頃の勢いを失くしてしまったアストロノーツが、こうした長距離血統を上手く手がけられるのかが問題。カードを集めデッキを作り対戦するという血統は嵌れば爆発力は充分。ただCPUとの力関係のバランスを上手く取らないと面白さに繋がらないのがこうした血統の弱点。カードバトルは初めてのスタッフがいかに仕上げられるかは未知数だ。追い切りの雰囲気は悪くないし、ネット対戦が出来るくらい成功すれば不気味だが、そこまでの能力があるかどうか。
期待度 ★★★☆

神楽花莚譚(でぼの巣製作所)
でぼの巣厩舎が久々に出走させるのはこの厩舎の看板母系である神楽系。といってもこのところ低迷している成績から大きな期待はできそうもない。しかも今回同型馬がいかにも強力。ダンジョン自動システムは長距離を走る上で有利なのは確かだが、内容が面白くなければ距離が保たないのは当然のこと。このところの成績を見る限りRPG部分に不安があるだけに、厩舎の狙いも画餅に終わってしまいそう。今回トレーナーに凌辱馬を多く手がけている面々を起用してきたがエロには期待できるとしても、半面走りに関してはその逆の目が出そう。今回も見送りか。
期待度 ★★

◎神のラプソディ(エウシュリー)
毎年4R(月)を目標に仕上げてくるエウシュリーが今年も満を持して出走させてきた。今回も同型馬が多く出走してきたが、最近の成績を考えればこの馬を中心にレースが動くのは間違いない。今回もこの厩舎が得意とするキャラを成長させていくシステムは健在。走りに関してはそれほどでなくとも、キャラを成長させることによって愛着を持たせる手法は定番ながら手堅い。追い切りの評価も中々で長距離を走る上で不安はなく、ここは本命に押す。
期待度 ★★★★★

△クロノクロック(PurpleSoftware)
長距離血統に注目が集まる中、萌え系に有力馬が不在ということで自然この馬に視線が集まる。人気を集めながら期待を裏切ることが多い厩舎だが、前走では見せ場充分の走り。今回はトレーナーにサーカスやminoriで名を売った御影を起用。実績充分のトレーナーだけに大きく期待を裏切るといった心配はなさそうだ。騎手はハピメアでも組んだ主戦の月杜尋と克のコンビで萌えという点では超一線級とは言えないまでも、手堅い騎乗には定評があるだけに不安はない。追い切りもまずまず動いているだけに展開の利を活かせれば充分勝ち負けを争える存在。
期待度 ★★★★

〇相州戦神館學園 万仙陣(light)
今や燃え系専門厩舎といっていいlightだが、正田崇トレーナーが手がけるとなると信頼性は高い。今回は相州戦神館學園 八命陣の後継馬〈続編)ということもあって、能力の高さは証明されているといっていい。もちろん父〈前作)を知らないと楽しめないのは仕方ないが、逆に言えば楽しめた人だけが買うということでより速い時計に対応できる可能性は高い。往年よりややバトルの迫力が無くなっているのは気がかりもそこはベテランの走りでカバー。直線うまくまとめれば首位逆転のシーンも充分だ。
期待度 ★★★★★

真・恋姫†英雄譚1 ~乙女艶乱☆三国志演義[蜀]~(BaseSon)
この厩舎では久々の一流馬となった真・恋姫†無双 ~乙女繚乱☆三国志演義~ だが直仔(FD)の真・恋姫†無双~萌将伝~は大きく期待を裏切った。今回再び蜀の武将に絞って直仔を走らせるが、元々あまり評判の良くなかった蜀ルートだけに外伝といってもどこまで通用するか疑問。インターネット(ダウンロード)専売の手法も全ルート発売後のパック販売が前もって公表されていては効果薄。トレーナーの実績も乏しく大きな期待は出来そうもない。
期待度 ★☆

ダ・カーポII~ ディアレストマリッジ(CIRCUS)
ダ・カーポ系しか走らず、他の馬はその貯金を食いつぶすだけと云われるサーカス厩舎だが、最近は割り切って新母系を走らせずダ・カーポ系一本の出走となってしまった。今回は最近続いたⅢでなく久々にⅡの系統で、だだ甘純愛と謳うとおり音姉こと朝倉音姫に焦点を当ててきた。ただ初代から10年近く経っていてさすがに今更感は強いし、ファンも年数を経てどれだけ残っているかも気になるが、それよりもこれだけ同じ母系ばかり走らせると、活力はあるとはいえさすがに疲弊してしまっている可能性は高い。メンバーに恵まれたならともかく、今回は相手がいかにも強力なだけにここではさすがに苦しいか。
期待度 ★★★

CHU×ペット(アトリエかぐや)
choco chipがかぐやに復帰しての3戦目。まだ全盛期の力量を発揮しているとは言いがたいが、前走で時計を詰めてきたようにそれなりの結果を出してくるあたりはさすがだ。今回は抜き系に目ぼしい馬が居らず展開に恵まれる可能性はある。主人公をペット化しようと企むヒロインとの対決が主眼となりそうで、ヒロインと主人公の頭脳戦が見られるようなら面白そうだが、厩舎が厩舎だけにそこまでトリッキーな走りには期待できそうもなく、単にヒロインに責められるヒロイン上位のエッチがほとんどとなってしまういそう。それでもある程度の時計では走ってくれそうだが、今回はそこまで時計の掛かるレースにはならないだろう。
期待度 ★★☆

ツゴウノイイアイドル(D:drive.)
ふさたか式部が跨るツゴウノイイ系もこれで3代目。今回はトレーナー陣を一新し浮上を狙うが、戦績的にはそれほど大きな変わりはない。アイドル血統はこれまで好走した例がほとんどなく、埋もれてしまっているかネタ馬ト化しているものがほとんど。そこでこの馬は思い切りネタに走ることで打開する作戦だが、ヒロインが3人というのは寂しくよほど走りで見せるものがないと馬群後方を追走することになってしまいそう。実績的にも見送りが妥当か。
期待度 ★☆

Trippers.-彼女との学園生活を破壊する、1通の手紙-(Lamia)
ぱれっとの姉妹厩舎としてデビューしたLamiaもこれで3戦目。じっくり仕上げてくるぱれっとから考えると、かなり短い間隔で使い込んできていて凌辱抜き系厩舎としての知名度を高めようと懸命だ。騎手は厩舎デビュー戦で流石というところを見せたたまひよで不安なし。問題は解散したあてゅ・わぁくすでメイントレーナーを務めながら凡馬ばかり出した玉城琴也が今回調教を一人で手がけるという点。凌辱抜き系を手がけた経験がほとんどないことを考えると不安は大きい。謎の脅迫者に翻弄される恋人という血統はミステリー要素が強く、その点をおざなりにしては凡走すうのは必至だ。救いは地雷ソフトでまずまず結果を出した丸山剛が指揮(ディレクション)を務めることだが過剰な期待は禁物。大駆けする可能性は低そうだ。
期待度 ★★

△ねえちゃん、ごめん出しちゃった!~おねえちゃんは僕専用(INTERHEART)
十全がインターハートの馬を手がけるのもこれで4頭目。前走は期待を裏切る結果に終わったが、敗因はヒロイン数が多すぎて走りの内容が薄くなったとはっきりしているだけに、今回巻き返しの可能性は充分。騎手も火炎味噌に戻りまずまず走ったねえちゃん、もう出ちゃうよ! ~淫姉は俺の愛玩具~の再現を狙う。主人公が童顔・シスコンということで姉に責められるシチュが多そうだが、そこはこの血統だけに仕方ない。追い切りも手堅く持ち時計はしっかり走ってくれそう。ただ今回は相手的にいかにも分が悪い。この馬にまで出番が回ってくるとは考えにくいが大穴なら。
期待度 ★★★

△プラマイウォーズ(ASa project)
数少ないバカ系専門厩舎として存在感を高めているアサプロの最新馬。血統は成功した恋愛0キロメートルに近く期待できそうな要素は充分。ただ追い切りを見て気になるのは、ファンの気分を害しそうなキャラが散見される点。このあたりをギャグとして受けいられるかどうかは人によるが、どうも万人受けしそうな馬とは言えずレースでは苦しむ可能性は高い。後は課題となっているルートごとに大きすぎるデキの差をどこまで少なくさせるかどうかだが、この血統だとキラーシナリオが一本あった方が好走に繋がるかもしれない。総合的には前走でやや狂った歯車がどこまで戻せるかどうか注目されたが、記者的には今回やや厳しいと見る。
期待度 ★★★

PRETTY×CATION2(hibiki works)
成功したLOVELY×CATIONと比べると期待はずれの感のあるPRETTY×CATIONの後継馬〈続編)。騎手が浅海朝美に乗り替わったのは大きなプラスで、E‐moteがどのように働くか注目だ。この血統独特のラブリーコールシステムは健在で、ヒロインの趣味に合わせるべくプレイヤーが頭をひねるというのも擬似恋愛という点を高めて面白い。ただやはり問題は走りで追い切りを見てもやはり迫力不足。ここが改善されない限り前走の敗戦を払拭できない可能性は高いか。
期待度 ★★★

プレイクラブ(ILLUSION)
3D厩舎の老舗として唯一踏ん張っているILLUSIONの最新馬。時に大駆けを見せることがあるだけに、一概には軽視できないのがこの厩舎の馬だが、今回は過去凡走に終わったリアルプレイを思わせるだけに信頼度は低い。3D系の弱点は走りの内容に期待できない点とHシーンがどうにもバカっぽく見えてしまうところだが、今回もその心配は強く得意のカスタマイズだけでは勝負になりそうもない。馬群後方で独自の戦いを強いられそうだ。
期待度 ★☆

ブレイブハンターあおい(include)
新たに厩舎開設するincludeのデビュー馬は一部に根強いファンを持つ変身ヒロイン凌辱系。トレーナーは解散してしまったRaSeN厩舎でデビューし、変身ヒロイン系を得意とするassaultでこういった血統はお手の物。ただこのトレーナーのマイナス点は血統にこだわりすぎて、触手や異種姦等のハード凌辱の割には抜きの点で物足らないことが多いこと。地方(同人)馬や安馬の方が存外見どころのある走りを見せているのも、それほど血統に力を入れる必要がないためかもしれない。今回騎手は吉飛雄馬を起用してきたが一人で主戦を務めるのは初めて。凌辱得意というわけでなく、魅力は薄い。それだけにトレーナーの手腕に懸かるところが大きいが、相手がいかにも強力なだけに分が悪い。入着があれば上々だろう。
期待度 ★★

魔将の贄3(Liquid)
およそ7年ぶりとなる魔将の贄の後継馬。騎手はこれまでと同じかんたかで、抜きには定評のある騎手だけに期待できる。初代はその知名度ほど成績は芳しくなく、2代目も同様。同母系(シリーズ)といっても血統の関連性は低くトレーナーも違うとなると正直後継を名乗る価値は低いといってもいい。今回は復讐とヒロインの籠絡が見どころとなるが、どうもご都合主義的展開が強く走りにはそれほど期待できそうもない。その分騎手に懸かる負担が大となるが、いくらかんたかが名手だったとしてもこの馬を上位に食い込ませるには骨が折れそうだ。
期待度 ★☆


ワルキューレロマンツェ Re:tell II(Ricotta)
この厩舎のインターネット専売企画も2戦目。今回はメインヒロイン格のフィーリアに直仔(FD)でヒロインに昇格した龍造寺茜の組み合わせ。この騎手だけに当然エロには期待できるが、前走の馬体重が寂しかったことを考えるとその他の要素にはほとんど期待できそうもない。父(本編)に関わったトレーナーが関わらないことを考えると仕方ないかもしれないが、この陣容で好走を望むのはさすがに無理筋。前走から少しでも時計が詰められれば成功だが、それも厳しいかも。
期待度 ★★

(本紙の見解)上位拮抗し大激戦だがこの時期はやはり長距離血統が強いだけに神のラプソディを本命に推す。過去の実績を考えれば相州戦神館學園 万仙陣も全く差はなく、高いレベルでの激しい鍔迫り合いが見られそうだ。もちろん名門厩舎の意地があるイブニクルも一角崩しに参戦してきそうだし、追い切り動いたクロノクロックもチャンス充分。絞ればこの4頭のまんじ巴だが、長距離血統の第3勢力としてウルスラグナ~征戦のデュエリストも厩舎の今後の動き次第で穴馬以上の評価が必要となりそう。プラマイウォーズねえちゃん、ごめん出しちゃった!~おねえちゃんは僕専用も捨てがたい魅力を秘めているが、人気どころと比べると劣勢は否めないか。  

Posted by 7月の魚 at 04:51Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2015年04月11日

竜頭蛇尾の感は強いが

最近ぼくがほとんど行わなくなったのが「原画買い」です。
大昔は美少女ゲーム雑誌等で魅力ある一枚絵(CG)を見て、それだけを頼りに半ば内容を無視してショップで予約したなんてことを繰り返していたものですが、最近はすっかりそんな暴挙を犯すことはなくなりました。

これは最近のエロゲーが原画・CGともにレベルが上がってきて、原画だけを見て購入していては正直身が持たないという事情もあります。いくら原画が良くてもゲームの内容がぼくの好みにリンクしなければさすがに手が出ないし、悪評ばかりのライターがシナリオを担当するのが前もって分かっていればどうしても二の足を踏むというもの。いくら好みの原画家でも毎回地雷ばかりを踏まされては、さすがに見切りをつけても仕方ない。
ただぼくにとっては地雷と思うような作品であっても、世間の評価が低いとは限らない・・・とすると見切りを付けたくても付けられない。そういった意味でも「司田カズヒロ」氏はぼくが現在行っている「原画買い」している数少ないお気に入りの原画家であると同時に、もっとも相性の悪い原画家といえるでしょう。
なにせ一番最初に購入したウィズ アニバーサリィーはともかく星空のメモリアいろとりどりのセカイは世間一般の評価とはぼくは真逆の評価しか与えていませんから。そして2作品ともさすがにファンディスクを購入することが出来なかったことを考えても、いかにぼくに合わなかった作品だったといえるでしょう。
そんな司田カズヒロ氏の久々の新作がアストラエアの白き永遠です。ライターが星空のメモリアと同じ「なかひろ」氏というのが非常に不安であるものの、この「なかひろ」氏は駄作ばかり出しているライターではなく今評価の高いエロゲーライターの一人なわけで、今回は当たりの可能性は高いと思われたのです。

というわけでさして不安を感じることなく(とまで言い切ってしまうと嘘になりますが)予約してしまったわけですが、発売されてからの世間の評価は前2作には及ばないという感想が殆ど。もちろん批評空間の中央値は80点をキープしていて決して駄作と呼べるものではないわけですが、前作や前々作のファンにとってはそれだけ今作は期待されていたということなのでしょう。とすればあまり期待しないでプレイするぼくのような人種にしてみれば、意外に楽しめる作品となる可能性は高いかも?と感じてのスタートでした。

そしてその期待は当たらずといえども遠からずといったものでした。

(ここからネタバレ有り)

前作では萌えを狙おうとして大きく空振ってしまった印象があったのですが、今回司田カズヒロ氏の魅力ある原画を無理なく生かした萌えを成功していました。特に事実上のメインヒロインといえる落葉についてはエロもなかなか濃厚で満足できるもの。最初非攻略キャラに幼女が多く、攻略ヒロインにも貧乳が多いところからもしかしてロリゲーなのではと思ったりしたのですが、落葉の存在でそれは杞憂に終わりました。
ただ一番最初のルートである落葉以上に楽しめたルートが最後のトゥルーシナリオを含め見当たらなかったのが残念です。次にプレイした一夏や琴里も落葉と同じ家族をテーマとしていて飽きが来てしまったのですね。もちろん同じテーマを繰り返すことによって、主張を浮かびださせるという側面もあるのですがこの作品に関してはシナリオの刈り込み不足からどうも冗長という印象を与えることになってしまったのではないかと思います。
そしてこの作品で一番問題となるコロナシナリオ。これに関しては正直全くといっていいくらい買っていません。
これは以前にプレイしたHeaven’s Cageでも感じたことなのですが、なかひろ氏は読者(プレイヤー)を驚かせようと伏線を凝ろうとするとなぜかストーリーが破綻・・・というより他の部分に目が行かなくなってしまうのですね。このコロナシナリオはその典型といえるものです。
確かにコロナがロボット(アンドロイド)とプレイヤーに思わせておいて実は能力者であったというトリックについてはよく考えられていて、アンフェアにならないように気を配ってい(るように見え)ます。ただそのトリックに酔うといったら言い過ぎかもしれませんが、それ以外の部分があまりにお寒い。ミステリーでいくらトリックが優れていてもそれを行った動機の部分に説得性がなければ二流以下の評価しか与えられないことと同じような現象がこのコロナルートでも起きているのですね。
そしてコロナルートほどでないにしてもりんねルートもパッとしない。特に中盤以降の展開が冗長だしとってつけたような戦闘シーンも理解に苦しむ。ひざがわりを務めるはずのこの2つのデキがこれでは大トリの雪々ルートが足を引っ張られても仕方ないところ。優遇されているはずの雪々の魅力があまり伝わってこなかったのもこの構成の悪さと冗長さが原因なのかもしれません。というか雪々よりも自称姉の雪さんの方を素直(でもないか)に攻略ヒロインにしてしまった方が、良かった気すらしてしまうのですね。

というかもしこのゲームに落葉&葉月姉妹が居なかったとしたら前作以下の評価になってしまった可能性は非常に高いです。そう考えれば決してシナリオが評価される作品でなく、萌えゲーの範疇に含まれるタイプの作品なわけで、前作に高得点を付けた人からすれば期待を裏切られたと感じても仕方ありません。まあぼくの評価はそれほど悪いわけではありませんが、プレイ直後の満足感は決して高くない。ラストであと一人くらい萌えさせてくれるヒロインがいればもう少し良い印象が残っただろうし、やや残念な作品というのが正直なところでした。  

Posted by 7月の魚 at 17:01Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2015年03月28日

Hシーンで入れ替わった順位

職場の体制が激変してはや1年。
業務を回すのに必要な人数がが8名~9名で現在の人員が7名と完全に人が足りていない状況が正月以来続いていましたが、ようやく4月になって補充人員が2名やってくるらしいです。まあ直ぐに仕事が出来るようになるわけではないし、この1年の間で7人が職場を去っているという苛酷というかブラックなところですので、いつまで保つか分かったものではないですが、取りあえず5月以降は多少余裕ができそう。というわけで6月に1年半ぶりに温泉旅行に行ってこようかと思っているのですが、また突然職場を去る人間が相次いで折角申し込んだ旅行がキャンセルにならないように祈りたいと思っています。

さて3月は年度末ほかもろもろの行事が重なって一番多忙な時期なのですが、それを縫ってエロゲー崩しに勤しんでいます。まあ月1本ペースがやっとといういつ断絶してもおかしくない状況ですが、まずまず当たりのゲームを掴めれば積みゲー崩しも多少ははかどるというもの。
そんなわけで今回は発売前から期待していたキミのとなりで恋してる!(ALcotハニカム)をプレイしました。
ALcotハニカムといえば前ブランドのALcotシトラス時代を含め良作と凡作を繰り返すという不思議なジンクスを持っていましたが、このところはそのパターンから外れ凡作ばかりを出してしまっています。前作のサツコイ春季限定ポコ・ア・ポコあえて無視するキミとの未来で結果を出した瀬尾順氏を満を持して起用した割には凡作の評価を免れなかっただけに、今回外せば良作メーカーとしてのメッキは完全に剥がれてしまうといっても過言ではない。
そんな今作は新人ライターであるおぅんごぅる氏を起用。といってもその名を見ればALcotハニカムのファンなら新人ライターという看板をまともには受け取れないのは言うまでもない。リアル妹のいる大泉君の場合等の作品でファンの心を鷲掴みしながら惜しくもエロゲーライターを引退したおるごぅる氏を明らかに想像させる名前だからで、ぼくならずともすわ「おるご~る氏復活か!」と色めきたったのは当然のことでしょう。

もちろんおるごぅる氏がすべて良作ばかりを出しているわけではないし、同一人物がライティングしているかどうかなんて関係者以外は分からないわけですが、実際プレイしてみると確かにおるごぅる氏らしい雰囲気を感じさせられる作品でした。
まず主人公の元にヒロイン2人が押し掛けお嫁さん候補としてやってくるという発端から。
こんな現実離れした設定はラノベか美少女ゲームの世界でしかお目にかかれないわけですが、逆に言うとラノベや美少女ゲームの世界では新鮮な題材というわけではなく、どちらかというと手垢が付いているといってもいいくらい。そんな発端からヒロインと親密になっていく工程もエロゲーでは王道といってもいい展開。そんな王道なストーリーが面白く感じられるというのはライターの腕が確かということ。もうこの時点でライターが並みの新人でないというのは確信できました。
そして非攻略キャラで一見お邪魔キャラ的存在に思える妹が゙、ラストで一番光る存在になっているなど小さくない驚きを考えれば、これまで妹にこだわった作品群を輩出してきたライターの影が見え隠れするとしたものですが、それは別としてこのゲームでぼくが一番驚きというより感心したのはメインヒロインの星野なぎさの影に隠れるもう一人の幼なじみである小松莉奈シナリオでした。
彼女は主人公のお嫁さん候補に立候補したなぎさや知花涼香から一歩引いた位置に居ます。そして主人公に容易に本心を見せようとはしません。あくまで主人公と男友達のような関係に居続けようとするわけですが、このあたりの描写はまあ並みのエロゲーでもよくある設定でそれほど目新しいというわけではない。
いやよく考えると莉奈は主人公のみならずプレイヤーにも個別ルートに入る直前まで容易に本心を見せようとしなかったのですね。その効果は〈善悪は別として)主人公となぎさ&莉奈の三角関係がドロドロしたものにならなかった反面、主人公と恋愛関係になるまでの展開は唐突感さえ感じてしまったくらいだったのです。ぼくが思うにはヒロインが主人公と結ばれる過程は涼香(勿論なぎさも)の方がじっくりと描写されていて楽しませてくれただけに、莉奈は魅力でも一歩引いた存在なのかと思ってしまったくらいでした。
その莉奈が主人公とのキスシーンから一変して可愛く感じられるようになってしまうから凄い。それくらい莉奈が失神したCGは強烈だったわけですが、それは主人公への想いをずっと抑えてきた代償なのかは分かりません。ただその主人公の性技に毎回失神してしまい、まるで凌辱ゲームで陥らせられたヒロインのように殊勝になってしまう莉奈を見ると可愛く思えて仕方ないのですね。
これは涼香相手ではずっと主導権を握られ続けてきた主人公が莉奈相手になると逆転してしまうという対比という意味でもよく考えられています。こうしたエロゲー特有の世界で違いを産み出せるというあたりはリアル妹のいる大泉君の場合でエロゲーに対する造詣を見せてくれたおるごぅる氏の影がやはり見え隠れしていると感じてしまったわけですが、そんな邪推はともかくシナリオだけでなくHシーンを含めて良作と感じられたという意味で、良作エロゲーを充分堪能することが出来ました。  

Posted by 7月の魚 at 17:53Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2015年03月19日

3月の発売予定表から

動物競馬でも有力馬が始動しはじめたように、こちらもようやく有力厩舎(メーカー)から人気馬(ゲーム)が出走し活気あるレースが見られそうな雰囲気。人気トレーナーのコラボが話題になっている馬に、久々を感じさせない動きを見せている実力馬の対決が見どころですが、安(低価格)馬ながら人気母系(シリーズ)となっている馬など足元を掬おうと狙っている面々もいるだけに波乱要素もありそう。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

〇姉小路直子と銀色の死神(みなとカーニバル)
当代の人気トレーナー(ライター)であるタカヒロと王雀孫のタッグは鮮烈。テキストで笑わせる王雀孫とパロディネタ多彩なタカヒロというタイプの違う同士がどう化学反応を起こすかが楽しみだ。血統(設定)を見る限りタカヒロ色が強いが、Navelでサブを務めることが多い王雀孫だけに、タカヒロの土俵でも持ち味を発揮できるだろう。騎手(原画家)も白猫参謀とみこしまつりなら文句なく、高馬(フルプライス)でないのが残念。能力以上にモテる主人公というのが気がかりだが、姉系脚質という点を考えれば仕方ない面もあり、主人公の成長物語といい風に捉えてみたい。ある程度の能力を備えていることは間違いないが、今回は相手が強力なだけに馬格(ボリューム)のなさが最後に響くかもしれない。
期待度 ★★★★☆

影狼(縁)
萌え系に似合わぬ派手な凌辱が持ち味な縁の最新馬。今回はファンタジー世界ではなさそうで触手や異種姦といったHシーンはなさそうだが、ホラー色が強めでエンドは戦慄させるものしかない雰囲気。ただゲームブック形式ではなく普通のADV系なだけに、走りだけで勝負するとなると総合力で欠けるだけに厳しい。ホラー特有の救いのない結末だけでなく、直線〈終盤)にファンをアッと言わせるような展開を用意できれば面白いが、実績的にそれを望むのは難しそう。
期待度 ★★

月光アルスマギカ(WitchFlame)
これまで催眠血統の母系〈シリーズ)を走らせてきたWitchFlameだが、今回はスタンダードな凌辱系で挑むよう。主人公の凌辱手段は穏便であり、対するヒロインも主人公を捕らえようとする相手ばかりとあってあまりハードな凌辱は期待できないかもしれない。騎手は凌辱系で実績あるいっせーで期待充分だが。これまで金目鯛ぴんくや黒石りんごら名うての騎手を起用しながら入着が精一杯という厩舎の戦績だけに、どこまで走れるかは未知数。トレーナーの最近の成績も芳しくないだけに過度の期待は禁物か。
期待度 ★★☆

Golden Marriage Jewel Days(ensemble)
2走前に走ったGolden Marriageの直仔(FD)。父の成績が入着が精一杯だっただけに、この馬に期待できる要素は少ない。各ヒロインのアフターにサブヒロインの新ルートという構成に目新しいものはなく、大きな変わり身を見せる要素も乏しい。騎手の早川ハルイが同レースの他馬にも騎乗するというのもマイナス。これだけ不利な要素が多いのに出走に踏み切った厩舎サイドの英断には驚くが、今回はその決断が吉となる可能性は低いか。
期待度 ★☆

△11月のアルカディア(LevoL)
秘宝をめぐる異能ファンタジーという厨二系にはよくある血統だが、騎手が早川ハルイとあって戦闘シーンがメインでなく萌えにもある程度比重がかかりそう。追い切りを見る限り厨二系でカギになる魅力ある敵の存在が薄く、やはり戦闘以外の部分に期待したほうが良さそうだ。主人公が秘宝を奪うため味方のヒロインを裏切るという葛藤がうまく走りに繋がれば好走の可能性はありそう。それだけにTeam N.G.Xに所属する今科理央の手腕に期待したいところだが、これまでこういった血統の馬を手がけたことがないというのはやや不安。それでも未知の魅力で穴で狙ってみる手も。
期待度 ★★★☆

シロガネ×スピリッツ!(戯画)
最近次々と活躍馬を送り出しているかずきふみが名門の戯画厩舎でトレーナーを務めるということで注目されている。厩舎も入場(OP)曲にI'veを起用するなど看板血統のバルド系同様の力の入りよう。戯画でヒロイン同士の戦闘メインと言うと、懐かしのヴァリアブル・ジオ系を思わせるだけに、V.G. NEOのような走りを期待したい。ただ追い切り〈体験版)の評判がかなり悪い。ヒロイン同士の戦いとなるとどうしても主人公は蚊帳の外となることが多いが、ここにイチャラブという要素を入れても親和性は良くない。実際追い切りでの戦闘シーンの走りはパッとせず燃えるものがない。しかもかずきふみの唯一の欠点というべき主人公が足を引っ張るとなると苦しい。キャラ数も多く馬体も雄大なだけに上手く仕上げれば好勝負も期待できそうだが、この追い切りから実戦で一変できるかとなると難しいかもしれない。
期待度 ★★☆

ぜったい征服☆学園結社パニャニャンダー!! (softhouse‐seal GRANDEE)
バカと動画〈アニメ)が特長のシールだが、今回は馬名が示すとおり飛び切りのバカ血統。悪の道を目指す主人公が悪人養成学園に入学するというのが出だしだが、この主人公の動かし方次第で好走も凡走もあり得る。といってもこの厩舎だけに凝った走りや直線での一気の追い込みにはほとんど期待できず、いわば出落ちで得たリードをどこまで保てるかがポイントとなりそう。騎手はいつもの面々の他に他厩舎の動画で実績のあるあらいぐまを起用してエロ方面での上積みは可能。ただ今回はいかにも相手が強力でこの馬にまで出番が回ってくる可能性は低そうだ。
期待度 ★★☆

△戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~(げーせん18)
SLG系一本で勝負するげーせん18の2枚看板である戦国系からおよそ1年ぶりに最新馬が登場。これが6代目となるが当初のことを考えると脚元不安〈バグ)も少なくなり、まともにレースに挑めるようになったのは朗報。たださすがにここまで代数を経るとさすがに活力が低下〈マンネリ)してくるのは否めない。マイナー武将と歴史の掘り下げで戦う手法も目新しさに欠けてきた嫌いもある。それを意識してか主人公2人制を採用してきたが、それがプラスになるかどうかは未知数。それよりもSLG部分で大きな進化が見られないと、前走のような走りは期待できないかもしれない。
期待度 ★★★

ぞく! 真希ちゃんとなう。(WAFFLE)
なぜか長続きしてしまっているなう。系の初代である真希ちゃんとなう。の直仔〈続編)。バカ系と見まがうほどの血統にSM等の多彩な変態プレイが持ち味だった初代だが、結局は入着どまりの成績に終わっているだけに走りをそのまま踏襲するようでは厳しい。今回ヒロイン2人の母親である真由が登場するが、姉妹のルートには積極的には関わらないようで、広がりという点では今一歩。このメンバーで上位に食い込むにはさすがに足りないだろう。
期待度 ★★☆

繋がらない携帯電話 ただいま他の男とめちゃめちゃセックス中(アトリエさくら)
ミンク時代は人気騎手だったINOだが、馬やトレーナーに恵まれずにいるうちにすっかり一流厩舎からは縁遠くなってしまった印象。安馬専門厩舎でNTRで売るアトリエさくらの馬に乗るのは初めてだが、NTR血統の馬との相性は良さそうでまずまず期待できそうな予感。ただアトリエさくらの主戦トレーナーといえばおんぼろ月であり、それ以外のトレーナーとなると信頼度は相当に落ちる。今回コンビを組む三宅蒼色はrufでデビューしたという大ベテランだが過去走った馬はほとんど手掛けていない。久々に担当した前回も成績はパッとせず、今回も期待しづらい。
期待度 ★★

DS9 ディベートスクールナイン(蛇ノ道ハ蛇ソフト)
超久々の出走となる蛇ノ道ハ蛇ソフトだが、姉妹厩舎である脳内彼女の仕事に専念していたと考えれば納得か。ただ今回の馬は脳内彼女よりも明らかに蛇ノ道ハ蛇ソフトで走らせるべき馬であろう。こうした政治ネタは非常に扱いが難しいが、なおかつ賛否両論分かれる憲法第9条の解釈を中央〈商業)競馬で走らせるとは、かなりの冒険をしたものだ。タイムリーな話題であることは確かだが、いずれにしても誰もが納得する結末は得られないだけにまともな成績は期待できない。意欲は買えるものの厳しい競馬となってしまいそうだ。
期待度 ★☆

△花咲ワークスプリング!(SAGA PLANETS)
最近は一走ごとに好走と凡走を繰り返すサガプラだけに今回は好走の番。といっても厩舎隆盛の立役者といっていいトレーナーの新島夕不在がモロに出たといっていい前走の走りからして、素直に変わり身を見込むというだけの材料に欠けることは事実。追い切りはキャラ萌え優先の走りであり、このまま変にシリアスに向かうような欲をかかなければソコソコの走りは見せてくれそう。主戦騎手のほんたにかなえは今乗りに乗っている騎手であるし、脇を固めるとらのすけらも他厩舎なら主戦を務められる器。それだけに高水準の萌えには期待できる。後は潜在能力の差をどこまで埋められるかどうかだけか。
期待度 ★★★☆

◎花の野に咲くうたかたの(あっぷりけ)
あっぷりけの名を一躍高めたオダワラハコネ&桐月コンビがおよそ5年ぶりに走らせる新馬とあって注目を集めている。トレーナーの桐月は伝奇を背景にするのを得意としているだけに恐らくこの馬も同傾向だろうが、そこにどのような配合を処方するかが注目される。追い切りはなかなかの動きで雰囲気は良好。ただ決め手に欠ける印象があり、直線勝負に持ち込まれるとやや苦しむかもしれない。それでも潜在能力の高さは保障できるし、安定感は一枚上。軸馬として一番信頼できそうな存在で本命に押す。
期待度 ★★★★☆

パニカル・コンフュージョン(エスクード)
近走の走りで波に乗ってきたかと思いきや、前走は思わぬ惨敗と今ひとつ掴みづらい印象のあるエスクードの最新馬。今回は厩舎得意の脱衣バトルやSLGでなく純粋なADVという触れ込みだが、こういった血統では好結果を残していない厩舎で、トレーナーも一流馬を手掛けたのが樹原新くらいとなると狙うのはかなり冒険となる。ヒロインも3人と少なく、ラッキースケベに重きを置いたにしては寂しい。恐らく萌えエロで勝負するようでは分が悪い。走りで何か見せ場を作りたいところだが、魔法系となると期待は禁物。これでは入着が精一杯かもしれない。
期待度 ★★☆

▲美少女万華鏡~神が造りたもうた少女たち~ (ωstar)
抜き系に騎乗したらトップクラスの騎手である八宝備仁のこの母系(シリーズ)もこれで4代目。前走は母系でいうところの傍流(番外編)で度外視できる内容。出走取消(延期)も馬のクオリティを上げるためと好意的に解釈。安馬ということで馬体重(容量)的には期待できないが、量より質という内容で結果を残してきているだけにまともに走れば信頼できる存在。相手はかなり骨っぽいが上位に食い込めるだけの能力を備えていると見る。
期待度 ★★★★

魔法少女の兄 ~下手な嘘と不良少年~(Mink EGO)
妹NTRという独自の世界を築いたMink EGOだが、今回は同じ妹系といってもやや様相が違う。騎手もこれまと違い萌え系寄りを起用しての勝負。それでも取材する限りは凌辱Hもありそうで、妹NTRのエッセンスは残していそうな雰囲気。どうも萌え系の騎手をわざと起用してミスマッチを狙っているのかもしれないが、それが実戦でどうでるかは微妙。一見ミステリー風味を匂わせているが、馬名を見れば結末は一目瞭然でそこに期待すると裏切られる可能性大。となるとやはり妹凌辱がメインとなってしまいそうだが、その材料だけで勝負するには今回の相手は骨っぽい。恐らく入着までだろう。
期待度 ★★

水着少女と媚薬アイス(裸足少女)
血統こそパッとしないものの、天然バカ系の走りで堅実な成績を残している裸足少女の最新馬。今回も同じ戦法で挑むのは間違いなさそうだが、これまでと比べ騎手がやや弱くなっているのが痛いところ。アイスの組み合わせでヒロインの性格を変化させるという点も、アイスのトッピングという部分を除けばそれほど目新しいものではないし、肝心の水着のデザインもピンとくるものがないのも苦しい点。抜きに関しては定評のある厩舎なだけに信頼感はあるが、それ以外に強調する部分がないだけに今回に限っては厳しいかもしれない。
期待度 ★★

妹〈まい〉どりーむ ウチの妹は××になりたいらしい(インターハート)
インターハートの中価格帯路線もすっかり板についてきた印象だが、高馬でないだけに底力に欠けるのは確か。今回は妹2人の声優になるという夢を叶えるために奮闘する兄というのがコンセプトだが、追い切りを見る限り説得性がどうも足りない感じ。まあこういった血統だけにあまりリアルさを求めるわけにはいかないが、これではどの道エロゲー声優になってしまうしかない気がしてならない。妹2人に強烈な個性がない上に騎手もまだ手馴れてなく馬の印象が薄いのが難点で、抜き系としてはやや物足らなく、このメンバー相手では勝負にならないだろう。
期待度 ★★

ミライカノジョ(PULLTOP LATTE)
PULLTOPの姉妹厩舎として発足したLATTEだが、これまで印象に残る馬は輩出していない。今回は騎手を一新しかつてPurpleで活躍した悠樹真琴らを起用してきたが、久々の騎乗で往年の冴えを失くしているように感じるのは気がかり。ヒロインと付き合いだした途端、そのヒロインとの面影のある別のヒロインが現れるという血統は面白い。ただ左程葛藤せずに2人同時に付き合いだすところを考えるとダメ主人公の臭いが漂う。トレーナーはベテラン北川晴でまずまずの実績を持っているが、最近は凝った走りをする馬はほとんど出していないだけに萌えエロ以外に期待するのは禁物。今回は相手が強いだけに大きな変わり身は難しいが。
期待度 ★★☆

妄想コンプリート!(Insync)
かなり前から出馬登録と取消を繰り返してきた馬がようやくゲートインにこぎ着けた。今回厩舎デビュー戦となるが、トレーナーが同じであることからEx‐iTの後継であることは間違いなさそう。劣化の目立ったやすゆきから騎手をあづみ一樹に変更。まだまだ新人といっていい騎手だが、これまでと比べプラスに働くことは間違いない。ただ追い切りで脚元不安があることを露呈。Ex‐iT時代でも脚元不安の多さが目立っただけにさすがに心配だ。粗さはありながらも何か光るものを見せていたトレーナーだけにこのまま終わるとは思えず、直線での追い込みに期待したいところだが不安材料が多すぎて見送るのが妥当か。
期待度 ★★☆

ゆきこいめると(フロントウイング)
ななかまいを鞍上に迎えてこれで3走目。初騎乗だったピュアガールと比べ前走はやや失速した印象は否めず、馬名を一新して巻き返しを狙う。トレーナーに保住圭を加えたという意味はイチャラブの強化であり七央結日との親和性はありそう。そういった意味でも萌え&エロには充分期待できる。ただ悪く言えばそれだけに終わる可能性は強い。もう1名加わったトレーナーのinsiderが゙どのような色を付けるかがカギだが、1ルートのみの担当だけに過剰な期待は禁物。今回は人気どころが強力なだけに戦法的に分が悪いが、時計の掛かる展開なら恵まれて食い込む可能性もわずかながらありそう。
期待度 ★★★

ろーらいず!!!(はむはむソフト)
およそ2年ぶりの出走となるはむはむそふとの最新馬。バカ系の馬を手掛ける厩舎として貴重な存在なだけにもう少し存在感を高めてほしいところ。前走で幼馬(ロリ)に転向してきたが、今回はよりその部分を強調する内容。ファンを楽しませようとする手法はこれまで裏目に出てしまうケースも多かったが、追い切りの内容なら面白くまずまず期待できそう。騎手は知名度不足は否めないものの、幼馬には一家言を持つ面々なだけにそれなりに乗りこなしてくれる筈。気になるのはアイドル系の血統で一流馬まで成長した馬が見当たらない点。厩舎もこれまで走った馬を輩出していないだけに大きくは買えないが、大穴で狙うなら。
期待度 ★★★

戦乙女らんなばうとっ!(Rosebleu)
サブヒロイン2名のルートをネット(ダウンロード)専売で売るという手法が目新しいが、やはり問題は馬の質の方。厩舎開設当時のことを思うと騎手のレベルは明らかに落ちているし、Tiny Dungeon系以外はほとんど結果を残していない厩舎だけに狙いづらいのは確か。トレーナーがあごバリアだけに、王道から少し外した血統は面白く、飛びつきたくなる雰囲気はあるが、実戦になると案外動かないというのが定番。このメンバーで上位に食い込めるほどの力は持ち合わせていないだろう。
期待度 ★★

(本紙の見解)迷いに迷ったが総合力の差で花の野に咲くうたかたのを本命に押す。弱点らしい弱点が見当たらないのがアピールポイントで、直線での末脚勝負にさえ持ち込まれなければ勝ちきれそう。わずかな差で続くのが姉小路直子と銀色の死神。2人のトレーナーがお互いの持ち味を殺しあわないかどうかというのが不安点だが、まともならあっさり勝っても不思議でない。美少女万華鏡~神が造りたもうた少女たち~ も不気味な存在。安馬だけに情報は少ないが、実績を考えれば一角崩し以上の存在感はあるだけに怖い。期待を裏切った前走から変わり身を狙う花咲ワークスプリング!に、劣化が心配も人気母系の戦極姫6 ~天下覚醒、新月の煌き~。血統魅力の11月のアルカディアも嵌れば上位進出も可能。  

Posted by 7月の魚 at 17:51Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2015年03月03日

着地には失敗した印象も

半月ほどブログが更新出来ませんでしたが、何とか息しています。
仕事の方は相変わらず多忙で如何ともしがたい状況ですが、そんな中でも恒例の予想だけは続けたいと思い今月に入った頃からボチボチと取材(HP巡りや体験版等)を始めていたものですから、他の事に手の回るような状況ではなかったのですね。というわけで積みゲーの処理も滞り・・・まあいつものことなんですけれど。
それでも何とか宿題だけは果たせたというわけで、懸案の積みゲー処理に取り掛かってクリアしたのがグリザイアの楽園(フロントウイング)です。

というかこのゲーム、一昨年に発売されたゲームだったのですね。アニメにもなった(全く視聴していませんが)話題作をよくここまでほったらかしにしておいたものだと自分でも感心してしまうのですが、それでもぼくの怪しげな記憶力でも前作や前々作のあらすじを朧げながら覚えているところを見ると、やはり印象に残る作品だったのでしょう。
そんなグリザイアシリーズの集大成とも云えるのがこの「楽園」なわけですが、藤崎竜太の過去作を見てわかるように着地が綺麗に決まるとは思っていませんでした。
その予想からすれば全体的には悪くないデキといえないこともないですが、それでもヒース・オスロとの対決となるタルタロス部分は駆け足気味な上にラストもどこかで見たような結末で買えない。そういった意味ではこの楽園の面白いといえる部分はヒロインが主人公の雄二を助けようとタナトスやJBと共に奮闘する「ブランエールの種」の序中盤部分と、主人公が登場する以前の話である「プロローグ」部分にあるとぼくは思うのですね。このシリーズの感想でまま見かけた主人公に対するネガティブ意見についてぼくは組していなかったのですが、今回の楽園に関しては不要というよりも何か添え物のように思えてならなかったのです。まあぼくはパセリもしっかり食べるように、添え物が嫌いというわけではないのですけど・・・

それ以上に添え物の扱いとなっているのがHシーンで、本編に存在せず楽園アフターに集中しているところを見ても明らかでしょう。まあ無理に接着剤を入れて本編の流れを壊されるよりもその方がベターなのかもしれませんが、ただ本編でヒロインがあれだけ活躍して主人公(雄二)を救出したというのに、ご褒美のHが1回ずつというのは可哀想だし寂しい。しかも幸と蒔菜は2人で1回という冷遇さ。サブキャラのHシーンを入れて量的には充分なはずなのにどうも満足とまではいかなかったのはこのあたりが原因ではないかと思うのですね。

というわけでこのゲーム単体としては不満が残るデキといっても言いすぎではないのですが、シリーズとして充分楽しませてもらったことを考えれば貶す気があまり起きないというのが正直なところ。このキャラたちが活躍する世界にまた浸りたいと全年齢版のみちる主役のアフターまで購入してしまうくらいぼくには印象に残る作品でした。  

Posted by 7月の魚 at 07:36Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2015年02月17日

2月の発売予定表から

前レース(月)と比べるとまだ頭数は揃わないながらも、メンバーの格は一気に上がった感のする今回。今年の競馬(エロゲー)シーズンを占う意味でも、ぜひ当たり馬券を掴みたいもの。人気の1頭が回避して抜き系の馬がやや手薄になったのは寂しいですが、人気トレーナー(ライター)が久々に手掛ける新馬(作)や、有力厩舎の出走馬が控えるなど上位拮抗の激しい競走が見られそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

悪魔娘の看板料理(ソフトハウスキャラ)
このところ頭打ちの成績が続くソフトハウスキャラの最新馬。RPG世界の雰囲気を漂わせる経営SLGというと過去好走したブラウン通り三番目を思わせる。近走継続していい脚が使えないキャラの馬だが、実績ある血統(設定)で追い切り(体験版)もまずまずの動きなだけにそれなりに態勢は整えた格好。ただ毎度ぶつ切りの走り(シナリオ)に期待はできなさそうだしエロも同様となると今回のメンバー相手では正直厳しい。得意のゲーム性の部分でよほど奮起しないと苦しいが、その肝心のゲーム性部分がこの所期待を裏切り続けている現況では一寸狙いづらい。
期待度 ★★☆

あま恋シロップス(Mint CUBE)
人気騎手カントクらを擁し最近は本家の株を奪った感のあるCUBEから姉妹厩舎が誕生。これまで裏方を務めることが多かったぱん&すいみゃを鞍上に起用して、最近流行の萌え&抜きの両立を狙う。気になるラシックス(声優)を見る限りエロの濃さという点で不安を感じないわけではないが、そこはシチュ等でカバー。問題はトレーナー(ライター)の方で2人とも今回が初の調教というのはさすがに気になる。血統(設定)を考えると高望みできるようなタイプでなく恐らく萌えを前面に押し出しての粘り込みが狙いだろうが、それでも走り(シナリオ)が水準に達していなければ上位に食い込むのは難しい。今回初出走ということで見送りが妥当か。
期待度 ★★☆

エロ温泉 ~新人女将の間違いだらけのおもてなし~(TRYSET)
緊縛の館で当時の競馬ファンをアッと言わせた大ベテラン天乃御剣だが、このところ明るい抜きエロ系ばかりへの騎乗ばかりで今回も同系。旅館の女将がヒロインだが、そういった血統にありがちな凌辱や淫靡さは欠片もなくバカエロに邁進する姿は潔ささえ感じられる。ただ全体的に古さが否めず馬体重(容量)も足りないのが弱点で、今回も実質メインヒロイン一人となるとその不安が解消されている可能性は低い。大仕事の出来るタイプではないだけに独自の走りを見せられれば充分か。
期待度 ★☆

エロ本を捨ててから兄の様子がおかしい(Lamia)
ぱれっと厩舎の姉妹厩舎で凌辱系に絞って走らせるLamiaのデビュー2戦目。デビュー戦がほとんど見どころなく終わったが、血統(設定)的にも今回の方が期待できそう。妹にエロ本を処分された兄が、復讐のために友人に妹を売るという展開は面白みがあり、NYAONが久々に凌辱系の馬を手掛けるというのも見どころだ。ただ高馬でないだけに仕方ない面はあるがヒロイン数が少ない上に魅力にも欠ける。今回は相手が揃っただけに上位に食い込むには一歩足りないか。
期待度 ★★

△エンジェルゲーム(アトリエさくら)
NTR血統一本でしかも安馬ながら時に走る馬を輩出するアトリエさくらの最新馬。意外なフリー騎手を稀に依頼することがある厩舎だが、今回さえき北都を起用するのは驚き。ベテランで実績ある騎手だが抜き系血統ではほとんど結果を残していないだけに、果たしてどのような結果が出るか楽しみだ。トレーナーはこの厩舎を支えるおんぼろ月でNTR系では実績充分。ただいつもと違い今回はヒロイン数も多く、雰囲気的に単純なNTR系ではなさそう。走り次第では大駆けも充分可能だが、安馬だけに爆発力といった点では不安は残る。厩舎の情報も乏しく未知な部分が多いが、不安は承知で大穴で狙ってみる手も。
期待度 ★★★☆

堕ちていく新妻 ごめんなさいアナタ…私もう……でも、愛してる(SILKY'S SAKURA)
どのような脚質の馬でも手堅い仕事をする吉野恵子だが、凌辱系の馬とは一番手が合う。今回はNTR系ということで余計に力が入るが、今回は不安が多い。NTRではヒロイン一人に対し狙う男が複数というパターンが多いが、今回は一人。安馬ならその手もありそうだが、今回はそうではないだけにどれだけのバリエーションを出せるかどうか。トレーナーも今回初仕事でNTRではキモになるヒロイン視点の描写といった点でも未知数。今回未知数な部分が多すぎて大きくは狙えそうもない。
期待度 ★★

カミツレ(りぷる)
超久々というより、いまだに厩舎が存続したことが驚きというりぷるの最新馬。騎手あかつきまおにトレーナーが玉沢円のコンビというとだんでらいおん厩舎の所属馬を思わせるが、それよりもあかつきまおの特徴を生かせそうな今回の方が期待が持てそう。といっても玉沢円はほとんど成功馬を出していないトレーナーで、凝った血統を引き出せないまま終わってしまうことがほとんど。今回は百合系で勝負するようだが、それなら主人公が女性でありながら男の人格が表れるというのはやや余分な気もする。ただそういった点もうまく走りに活かせれば面白いが、トレーナーの実績から期待は薄い。救いはヘタレ主人公が脚を引っ張ることが多いトレーナーだが、主人公が曲がりなりにも女性ということでその不安は小さいということくらい。
期待度 ★★

キシ×カノ(ぷちうさ)
新厩舎ぷちうさのデビュー馬は騎士養成学園を舞台とした恋愛血統。一見萌え主体で勝負するかと思いきや、取材する限りはエロにも力を入れて、萌え&エロの両立を狙う作戦。といっても最近流行しているだけに、同脚質の馬を相手にどこまで戦えるかどうかは未知数。騎手の水月あるみは前走のモモノコスイーパーズ!でまずまずの騎乗を見せたが、それと比べるとヒロインの魅力は劣る感じ。エロに重点というわけでヒロインの胸を強調させたのが、どうもバランスを崩し逆効果となってしまったよう。トレーナーの藤井リルケも最初から馬の仕上げに関わるのは実質今回が初めてと未知数な部分が多く見送りで。
期待度 ★☆

鯨神のティアスティラ(Whirlpool)
このところ入着するのが精一杯という渦巻厩舎。主戦騎手のてんまそと両輪となるまで成長した水鏡まみずだが、それと反比例するように厩舎が低迷期に入ってしまったのが寂しい。トレーナーが実績ある籐太に和泉万夜というのは魅力だが、実質は前走に続いて起用された志村那由多が指揮している可能性が強い。追い切りも典型的な萌え主体で肝心の走りに魅力は感じられず。これでは大きく変わり身を見せる可能性は低く、今回も入着するのが精一杯だろう。
期待度 ★★

△さくらシンクロニシティ(WHITESOFT)
馬体の雄大さや血統の魅力から毎度人気を集めながら、それを裏切ることが多いWHITESOFTの最新馬。トレーナーの藤木隻も前回の運命が君の親を選ぶ 君の友人は君が選ぶで大凡走しているだけに、今回も魅力充分の血統ながら素直には飛びつけない。追い切りはなかなか好調で実戦でどこまで走れるか楽しみな部分は多い。ただこういった追い切りの良さが実戦に繋がらないのがこの厩舎の最大の難点で、その要因は馬体重に身が入っていない点。今回もその轍を踏む可能性は十二分にあり信頼感には欠ける。嵌れば激走する可能性はあるが、その可能性はそれほど大きくないのは確かだ。
期待度 ★★★

△サノバウィッチ(ゆずソフト)
デビュー戦以来徐々に存在感を高めてきたゆずソフトだが前走の天色*アイルノーツでは一服といった走り。ここまで厩舎の名が通ってくると、騎手の能力を押し出してのイチャラブだけで戦うのは厳しいということだろう。今回はトレーナーに保住圭に籐太といった腕利きを起用したが、デビュー以来主戦トレーナーを務める天宮りつに奮起してもらわないと、前走の走りを繰り返してしまいそう。血統は魔法少女ものだが、追い切りを見る限り恐らくヒロイン同士の葛藤や重い展開にはなりそうもなく相変わらずのイチャラブが展開されそう。前走より多少の上積みはありそうだが、勝ちきるまでの力があるかというとやや疑問。押さえで買うのが精一杯。
期待度 ★★★

じゅ~にんかんり! 10人の乙女に愛の手を(material mel)
ウィル系からまたまた新厩舎が誕生。そのデビュー戦は騎手・トレーナー共に8人起用しヒロインも10人登場という多方面作戦。これだけトレーナーが多いとよほど厩舎がしっかり管理していないと馬の仕上げに齟齬をきたしてしまうが、最近のウィル系厩舎の動きを考えるとまとめきれるかどうか不安だ。騎手は知名度は今ひとつながら抜き系ではそれなりに実戦を積んだ面々を揃え悪くなく、エロを考えれば期待はもてそう。ただ強調材料はそれくらい。上位に食い込むまでの力はないだろう。
期待度 ★☆

▲シルヴァリオ ヴェンデッタ (light)
light厩舎の燃え路線2系統のうち、より若い(厨二)のが昏式龍也&高濱亮がトレーナーの方。その分、どうしても成績が安定しない面はあるが、嵌れば上位に食い込む力はある。追い切り(体験版)ではなかなかの動きを見せていて、実戦でこの勢いが直線(終盤)まで保てば首位を窺うことも可能だ。やや気になるのは主人公にスポットを当てすぎて、ヒロインの扱いがやや疎かになっていないかという点だが、こういった血統にはよくある欠点なだけにさほど気にする必要はないかも。穴馬というには留めておけない雰囲気があり不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★

◎ソレヨリノ前奏詩 (minori)
ここ2走は結果的に走りよりもエロに重点を置いてきたのではないかと思わせたminoriだが、今回は再び走りに重点を置いてきたのではと思わせる追い切りに期待は高まっている。人の心の声が読める主人公が、唯一読み取ることが出来なかったヒロインに惹かれる序盤は非常に説得力があった。脇を固めるヒロインに残念さが漂っているのも、この主人公を考えれば納得で、今のところ隙がない。これなら直線に入って大きく失速しない限り上位には食い込んできそう。相手は強力だが主役を務められるだけの能力は備わっていると見て本命に抜擢。
期待度 ★★★★☆

ぴ~かぶ~! 彼女がエッチな水着にきがえたら!? (オーバードーズ)
傍系(特殊)血統を走らせてなかなかの成績を残しているオーバードーズ厩舎だが前走は思いがけぬ惨敗。いっせー&show‐ziiiといった実績ある騎手・トレーナーを起用してのものだけに失望も大きい。それだけに巻き返しに期待したいところだが、騎手は新人でトレーナーも抜き系の馬で経験は多いがオーバードーズの馬を手掛けるのは初めて。これまでの所属馬とやや雰囲気が違って見えるだけに不安は大きい。水着の着せ替えだけで目の肥えた厩舎のファンを満足させるとはとても思えず変わり身は厳しそう。
期待度 ★☆

炎の孕ませもっと!発育っ!身体測定2(SQUEEZ)
過去出走した炎の孕ませおっぱい身体測定の直仔(続編)とのことだが、この厩舎は最近ほぼ同じ血統の馬ばかり走らせているだけに、直仔という点にそこまでこだわって見る必要はなさそう。前走がアイドルで今回は格闘家とより零細血統にシフトしつつあるが、どのみち走り(シナリオ)で勝負する馬ではないだけにそれほど気にする必要はなさそう。どれだけバカバカしいことを何食わぬ顔で行えるかという点が好走のカギだが、格闘家の身体測定というアイデアは和合性は良さそう。といっても所謂バカ系だけに時計勝負となると分が悪い。人気馬が総崩れするなど上位に食い込むにjはかなり展開の助けが必要だ。
期待度 ★★☆

〇ぼくの一人戦争(あかべぇそふとつぅ)
あかべぇそふとつぅの最新馬でトレーナーがるーずぼーいという事で否応でも注目を集めている。高馬(フルプライス)でないということで馬体重的に心配はあるが、ヒロイン数の多さで勝負するタイプでなく左程気にする必要はないだろう。追い切りで伏線をばら撒き実戦で期待を持たせる手法は相変わらず。ただ叙述トリックに拘りすぎると墓穴を掘る可能性も。それよりもG線上の魔王ほどキャラ同士の掛け合いの妙が見られなかったのは不安材料。全くの凡走は考えにくいものの、絶対というほどの信頼感はない。今回は対抗評価に留める。
期待度 ★★★★☆

毎日がハーレムすぎて王子は姫を決められないっ!(PeasSoft)
腕利き騎手を起用する反面、走りの方はさっぱりという評価で定まった感のあるピースソフトの最新馬。今回は久々に主戦騎手のさとーさとるを起用してきたが、それだけで大きな変わり身を望むのは厳しい。最近の流行からエロに力を入れてきていて馬名にハーレムと入るところを見ても方向性は明白。トレーナーの神野マサキ&望月JETのコンビも萌えを考えれば悪くない。といってもそれは入着どまりを前提にした話で、それ以上の走りとなると望めそうもなく、まして馬券に絡むとなると夢のまた夢。相手も厳しくチャンスはほとんどないだろう。
期待度 ★☆

ユリキラー 淫欲に堕ちる百合たち(アトリエかぐや)
馬名から百合系と思いきや、主人公が百合女性を篭絡させるという変わった趣向。血統的にバカにもシリアスのどちらにも変わりそうで、トレーナーの手腕が注目される。ただこれまでかぐやの馬で走りで注目を浴びた馬はほとんどなく、トレーナーの実績から考えても学園が女尊男卑に変わった謎といった点に注目すると期待を裏切られそう。ただかぐやの馬に期待するのは当然エロ方向で、その点さえ外さなければそれなりの動きは見せてくれる筈。問題は百合篭絡を謳いながら百合ヒロインが3人と少ないのが難。騎手のみゃぁんも他のかぐやの所属騎手と比べて騎乗した馬の成績で見劣るだけに狙いづらいのは確か。
期待度 ★★

(本紙の見解)
人気はぼくの一人戦争に集中しそうだが、ここはあえてソレヨリノ前奏詩を本命に推す。エロに比重を移したと云われる厩舎だが、過去のような迫力のある走りが復活すれば鬼に金棒。追い切りの動きは軽快で勝利に一番近い存在と見た。もちろんぼくの一人戦争もまともに走ればあっさり勝つことも可能。ただ追い切りを見る限りあっさり期待を裏切る危険性もあり取捨選択は難しい。久々となるトレーナーの勝負勘が鈍っていないことを祈りたい。この2頭の一騎打ちの可能性は強いが、一角崩しならシルヴァリオ ヴェンデッタ の一発。こういった燃え血統に定評のある厩舎だけに嵌れば人気馬を負かすことも可能だろう。どのような走りをするかヴェールに包まれているエンジェルゲームも不気味な存在。安馬といって侮れない力を秘めている可能性も十分。さくらシンクロニシティサノバウィッチも力はありそうだが、上位とはやや差がある印象であくまで押さえでの狙いか。  

Posted by 7月の魚 at 22:49Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2015年01月30日

シリアスとコメディが奏でる不協和音

ご無沙汰しています。

昨年末以来心身ともに非常に辛い日が続いていて、正直今月は恒例のゲーム予想記事をアップするのを断念しようかと思っていました。
それが何とか遅ればせながらでも発売日までに間に合わすことが出来たのは、今月は金曜日が第5週まであってゲームの発売日が遅かったこと。そしてこれが一番の理由ですが発売本数が少なく、取材に掛ける時間が少なく済んだからです。本来新作の発売本数が少ないことは、エロゲーファンにとっては選択肢が絞られるということもあって悲しむべきことかもしれませんが、今月に限っては素直に喜んでしまいました。
実際、ぼくも今月は購入するゲームが見当たらない・・・というより新作を予約に行く暇さえなかった・・・こともあって見送りが確定しているわけですが、その分昨年に購入したまま放置してある積みゲーを崩すのに専念したいところ。

というわけで、一番進行しているサツコイ(Alcotハニカム)を終わらせることにしました。

このゲームについては実は序盤プレイしていて気になった点をブログに取り上げていて、それが10月5日のこと。フルプライスでなく直ぐに終わりそうなゲームにどれだけ時間を掛けているのかといってお叱りを受けそうですが、これについては自分の責任なので首を垂れるしかありません。ただ、言い訳をさせてもらうならば、同じライターである瀬尾順氏の春季限定ポコ・ア・ポコあえて無視するキミとの未来より明らかに面白くな・・・いやぼくの好みに合わなかったから、つい箸の進むのが遅くなったのですね。

(ここからネタバレ)

これまで瀬尾氏が出してきたハニカミ文庫の2本はいずれもコメディ&キャラゲー色の強い作品でした。もちろんよくあるイチャラブオンリーでシナリオは取ってつけたようなものというわけではなくて、多少ウェイトはかけているものの前作のあえて無視するキミとの未来の未来視設定のように、いわゆるギミックとしての意味しか持たないことが特徴でした。もちろんそれは悪い意味ではなく、キャラ同士のテンポの良い会話は瀬尾シナリオの魅力となっていました。
それがこのサツコイではシリアス色を強めて、いわゆるコメディ部分とシリアス部分の化合を図るという意欲的な作品となっています。エロゲーの世界でシリアスといえば定番といっていい死生観をモチーフにしたという意味では、同じAlcotの作品である死神の接吻は別離の味の成功に倣ったといったところかもしれませんが、結果的には先達の成功からは遠く及ばなかったというのが正直なところ。というのも死生観という重い主題とキャラ萌えがうまく配合され、引き立てあっていた死神の接吻は別離の味と比べて、サツコイは混合させただけで内容は分離してしまっている感が強かったからです。

これはこのゲームのキモともいえる人魚という設定がどうにも強引で無理筋のように思えるからでしょう。というかここまでご都合主義に溢れている設定は正直お目にかかれるものではないです。まあぼく的には神話の世界であるまいし、近親姦に凝り固まった純血種の方が人魚と人間の混血であるハイブリッド種よりも必ず優れているという設定を見るだけでかなりの違和感があるのですが、人魚の雌が双子の雄を喰らって成長するという設定等、これだけご都合主義的設定を振りかざしてしまうととてもラストで感動を呼ぶことなんて出来ません。

こうしたシナリオに足を引っ張られてしまったのが、これまで瀬尾氏の特長となっていたテンポの良い会話部分。駄妹3号というべきメインヒロインの悠も同級生の直も悪いキャラでないのに、前2作より劣るように感じられるのは中途半端なシリアス&シナリオ強化の犠牲になってしまったといっても過言でないと思うのですね。もともと瀬尾氏はシナリオの重厚さや伏線消化のトリッキー味で読ませるタイプのライターでないわけで、なぜこんな苦手な土俵で戦ったのかぼく的には解せないのです。前2作では薄っぺらい設定や畳みきれない伏線がありながらテンポの良い会話部分でそれが目立たず済んでいたのに、今回は悪い点ばかりが目についてしまったというのは明らかにテーマ選択の失敗が影響したものといえるでしょう。瀬尾氏には次回こそ得意な土俵で戦ってもらいたいし、それが一番生きるのはハニカム文庫だとぼく的には信じていますから・・・  

Posted by 7月の魚 at 04:19Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2015年01月22日

1月の発売予定表から

年頭の第1R(月)は毎年メンバーが手薄になることが多いのですが、今年は例年にも増して少頭数で寂しいレースとなってしまいそう。恐らく別のレースに出れば印が回ってこないような馬(ソフト)が、人気を背負いそうなだけに正直見るレースと割り切ってしまった方が無難かもしれませんが、今年の運試しとして購入するなら、キッチリ的中させたいもの。少頭数なだけにあまり点数を広げず当てにいきたいと思います。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

いたずら狂悪 (REAL)
3D系血統というとどうも天然バカというイメージが強いが、この厩舎もどうやらその傾向。ましてトレーナーに嘘屋佐々木酒人の名前を見れば、バカ風味が強くなる可能性は強い。少なくとも前走のように単なる女の子をカスタムするだけというわけではなさそうだ。同じ痴漢血統だったデビュー戦のような走りが再現できれば、この手薄なメンバーなら走っても不思議でないが、最近の厩舎の戦績が今一つで、脚元不安(バグ)を抱えている可能性が強いとなると馬券の対象に上げるのは厳しそう。
期待度 ★☆

学園舞闘のフォークロア(Chien)
最近別世界(ラノベ)に軸足を移していた瑠奈璃亜が、久々に主戦を勤めるChienの馬の手綱を握るとあって注目したい。ただトレーナーがF&C出身の宮村優ではとても期待できない。こういったバトル系は能力以上に走るケースもままあるが、これまで彼が手がけたバトル系がすべて空振りを続けている現状ではとても手が出ない。厩舎の実績も最近は入着すら果たせていないようでは、このメンバー相手でも狙えず見送りで。
期待度 ★☆

倶楽部D(アボガドパワーズ)
これも超久々となるアボガドパワーズからの出走馬。週末の過ごし方D+VINE[LUV] で競馬(エロゲー)界を席巻した頃を思い出すと、今の現況は寂しいがこれも時代の流れか。前回の復活時は厩舎のこれまでの実績を無に帰すような馬場掃除っぷりを見せただけに、今回もさほど期待できないのは確か。騎手は全盛期の厩舎を支えた本田直樹で、トレーナーも米倉俵を始めとして古株揃い。ただ追い切りを見る限り、馬自体の走りも古臭い。本格推理ADVという血統から仕方ない面はあるとしても、緩さが特徴とはいえここまで走りの内容が乏しいようではとても狙えない。
期待度 ★☆

△侵蝕 零 ~淫魔の生贄~ (TOUCHABLE)
古くからの競馬ファンに触手といって思い浮かべる騎手の代表格といえるのがスミスミ。そのスミスミが久々に中央競馬(商業)に姿を見せたが、地方でも中央でもその走りは愚直なまでの触手一本なだけに分かりやすいことは確か。今回も長年の相棒である高橋直樹でなく、地方で起用してきたHANABUSAに大杉和馬といった面々がトレーナーを務める。といってももちろん走りの内容に大幅な変化があるわけでなく、持ち時計どおりは走ってくれる。ニッチな血統だけに本賞金(データ数)が確保できるかの問題はあるが、ゲートさえまともに出られれば手薄なメンバーなだけに、馬券に絡む可能性はあるかもしれない。
期待度 ★★☆

◎時計仕掛けのレイライン -朝霧に散る花- (UNiSONSHIFT)
ユニゾンシフトのこの母系(シリーズ)もこれで3代目。完全に脚を余して負けた初代の雪辱を、2代目で見事に果たした格好だが、それでもまだ余力を残していた競走から完結編とも云われるこの馬への期待も大きい。決して走る馬ばかりを手掛けているわけでない市川環や風間ぼなんざというトレーナー陣からこれだけの馬が出現するということ自体、厩舎にそれだけ底力があるというコトで、決していとうのいぢの手腕に頼り切りだったわけでないことが証明できただけでも収穫だろう。今回は相手的にも恵まれ断然人気となりそうだが逆らえそうもなく、どんな勝ち方を見せるかが焦点となりそう。
期待度 ★★★★

▲夏の色のノスタルジア (MOONSTONE)
最近はすっかり姉妹厩舎に株を奪われた格好の月石厩舎だが、前走のLoveSweetsは久しぶりに見せ場たっぷりの競走だった。今回は厩舎の重鎮である呉が手がけ、主戦騎手のやまかぜ嵐が手綱を握るとあって厩舎も力が入っている筈。萌え系の馬ばかり手がけるようになってから、すっかり魅力を失くした印象の呉も、追い切りを見る限り今回は久しぶりに走りそうな予感を漂わせている。後はナチュラルにダメ主人公を創造してしまう呉の悪癖が出てしまわないかが不安点だが、それを含めてもこのメンバーなら上位に食い込んできそうな能力を秘めている。
期待度 ★★★

△1/7の魔法使い (Regulus)
これまでの魔法学園系の血統(設定)といえば、どちらかというとヒロイン萌えが主で魔法は単なる馬装具(ギミック)というものが多かったが、この馬はしっかり世界観を構築していて好感が持てる。落ちこぼれの主人公がヒロインとの邂逅によって成長していくというのはよくある戦法だが、直線(終盤)の追い込み次第では不気味な存在。ただ追い切りの動きは平凡。悪い意味でのラノベ調の走りになっていて、馬体に迫力を感じないだけにここは割り引いて考えたい。
期待度 ★★☆

〇ハルキス(戯画)
戯画のキス系もこの馬で4代目。ホチキスの惨敗ぶりを考えれば、まさかここまで長続きする母系になるとは思わなかったというのが本当のところ。前走のキスアトの走りに貢献したトレーナーの森崎亮人が引き続き今回も担当するのは心強く、一定の能力を持っているのは間違いない。追い切りを見る限りさほどピンと来るものはなかったが、ヒロインは可愛くイチャラブ日常系として考えれば上々。後は主人公の成長ぶりが好走のカギで、今後ダメ主人公に変化してしまうと、能力を生かし切れないまま終わってしまうかもしれない。それでもこのメンバーなら充分上位に食い込む可能性はあるだろう。
期待度 ★★★

ひめごとユニオン Last Secret(SEVEN WONDER)
まずまずの走りを見せたひめごとユニオンの直仔(FD)。父(本編)出走後、安馬(低価格)として走らせたエロ中心の直仔4頭に、父の後日談的といっていい完結編を含めた馬の内容。といっても父の熱烈なファンは安馬4頭とも当然購入していて後日談は無料で手に入ることから、本馬自体さほど魅力を感じないだろう。こうした使い方をした馬があまり見られないことからファンにどこまで受け入れられるかは不明だが、こうした分割的な使い方をせず最初から本馬一つにまとめて出走させるのが常道というもの。そういったセオリーをあえて無視した使い方をしてきた以上、勝ち負けまで期待するのは難しそう。
期待度 ★☆

不条理世界の探偵令嬢 ~秘密のティータイムは花園で~(AbelSOFTWARE)
厩舎をこれまで支えてきた菅野ひろゆきが急死して、このまま自然消滅かと思われたアーベルが久々に新馬を出走させてきた。ここ最近の成績がハイパースペースと比較されても遜色ないくらいで、駄馬ファンの注目を集めるアーベルだが、今回は過去の名馬である不確定世界の探偵紳士を思わせる馬名で、古くからのファンの郷愁を集めそう。といっても騎手もトレーナーも今回デビュー戦でどこまで往年の走りを望むのはあまりに虫が良すぎる。次に繋がる走りが見せられれば上出来だろう。
期待度 ★

まじかるカナン2 緋色のベルガモット(Terios)
あのテリオス厩舎がまさかの復活。しかも厩舎デビュー戦を飾ったまじかるカナンの直仔(続編)というインパクトは古いファンほど強烈。といってもそんな競馬創世記からのファンがどれだけ生き残っているかを考えると、そこまでプラスな材料ではない。主戦騎手横田守の影武者である土代昭治や佐野一馬や藤木隻・狩野伊太朗といった人材はすべて厩舎を去り、実績の乏しいきーたんをトレーナーとして起用しなければならないようでは好走は覚束ない。ここは静観するのが無難かもしれない。
期待度 ★☆

ラウテスアルタクス(HexenHaus)
デビュー戦の前走がほぼ見どころのない内容。脚捌き(シナリオ)もパッとせず、騎手も腕達者というわけでない。これでは売り物の動画も生きない。それに比べると今回は経験値の高いトレーナーを起用して、変わり身を狙う。ただ血統はよくある喫茶店もので、無難な反面大駆けが期待できそうな雰囲気はない。ヒロインも定番といっていい配置でこれも無難なキャスト。追い切りの内容もそれほど目立つ内容でなく、動きにも軽快さが欠ける。前走よりは多少前進は見込めるとしても、馬券に絡むまでの走りとなると例えこのメンバー相手でも厳しそう。
期待度 ★★

(本紙の見解)フルゲートに大きく満たない出走頭数で、メンバーも相当に手薄。これなら時計仕掛けのレイライン -朝霧に散る花- の独壇場となってしまいそう。能力的にもほかの馬とはかなり差があるだけに本命は妥当だ。次位候補は順当ならハルキスで絞れば一点買いで充分だが、面白そうなのが久々に気配が良さそうな夏の色のノスタルジアで、トレーナーの呉がかつての働きを見せられれば逆転まで望める。後の馬は常識的には出番がなさそう。あえて取り上げるなら、独自の戦いを見せる侵蝕 零 ~淫魔の生贄~か。下馬評はそこそこ高かった1/7の魔法使い は追い切りの動きが微妙で評価を落とした。  

Posted by 7月の魚 at 15:47Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2015年01月07日

古い皮袋に古い酒

明けましておめでとうございます。

相変わらず多忙の中、体調が優れない毎日を送っていますが、ブログの更新については体調と折り合いを付けながら負担にならない程度にぼちぼちと進めていきたいと思っています。

さて、ごく短い正月休みの間、取りあえず昨年から進めていた積みゲー崩しを多少なりともというわけでLove Sweets(MOONSTONE)をクリアすることができました。

(ここからネタバレ)

このゲームの第1印象はというと、非常に古臭い設定のゲームというものでした。
舞台がパティスリーというのもエロゲーだけでなくラノベ等でも多くあるし、そこに勤めるウェイトレスがヒロインというのも定番。そのウェイトレスが妹を含め全員主人公と同じ学園に通っているというのもかなりのご都合主義でこのあたりも往年のエロゲーを偲ばせますし、主人公が彼女を作るためにアルバイトを始めるといった切欠もF&Cの一連の作品やMilkyway2(Witch)といった古典作でもよく見られたものでした。

そんな古い皮袋にどんな酒を注いでくれるのかといった点に興味があったのですが、実際ゲームをプレイを始めても印象はそれほど大きく変わるものではありませんでした。
実際原画についても決して垢抜けているわけでない(決して腐しているわけではない)し、MOONSTONEの姉妹ブランドにあるようなHシーンでの動画といった部分もない。そう考えるとCGや塗り等はともかく、それ以外の部分では10年前にこのゲームがリリースされたとしても、驚かないといっても言い過ぎでないくらい新鮮味のない内容でした。

では新鮮味がないといって決して不出来なゲームかと聴かれれば、明らかに違うと即答できます。プレイしていて嫌味を感じさせる部分がなく、イライラさせられる部分もない。もちろんシナリオに大きな起伏があるわけでなく、ラストの盛り上がりについても多少あったかといったところで決して褒められたデキではありませんが、主人公とヒロインの恋愛関係を楽しむといった点を思えば、それがいい方向に出ています。こうしたゲームにありがちなダメ主人公というわけでないので、必要以上に持ち上げられたシーンについてもあまり嫌味に感じない。萌えゲーの王道を走っているつもりで意外に道を踏み外してしまっているゲームが多い中で、こうして王道を踏み外さずにラストまで迎えられる作品というのは意外に少ないものなのです。

ただまずまずの作品だったとは認めるものの、印象に残る作品だったかと聴かれると首を横に振らざるを得ないのは確か。ぼくの記憶力を考えると割り引かないといけないかもしれませんが、1年後このゲームのことをどこまで詳細に覚えているかどうかとなると、自信のある人はそう多くはないはず。これは設定等も王道ならヒロインも定番の配置で奇をてらったところが全くない点がその要因かもしれません。もちろんヒロインに魅力がないといったわけではなく、恋人同士になった後はなかなかのイチャラブっぷりを見せてくれるのですが、印象の残る強烈なイベントとなるとほとんど見当たらないのですね。
もちろんこのゲームが大振りのパンチを繰り出しKOを狙うタイプのボクサーではなくて、小さなパンチを積み重ねポイントを稼いでいくタイプなので仕方ないのかもしれませんが、それにしてももう少し印象の残るイベントが欲しかったと思うのですね。

そんなぼくが今のところ一番印象に残っているのがみなもシナリオ。ぼく的にこのバイト先の先輩というポジションのヒロインはこれまでお気に入りに入選したことがなく一番期待していなかったキャラだったのですが、彼女のセールスポイントである包容力をコミュ障の小姑(伊織)との小さなイベントの積み重ねで表していくといった構成はこうした萌えゲーには珍しく新鮮に感じられました。決め手を持たずジャブを繰り出していくスタイルがこのゲームの持ち味と考えるならば、このシナリオがベストで次善のルートが奏絵というのがぼくの評価です。
逆にぼくの感覚的にヒロイン中で萌え分で上位にランクされるはずの結衣や櫛無の方が上積みという点では乏しかった。彼女たちのルートはイチャラブという点ではそれなりに悪くはないものの、概ねシナリオの流れは旧態依然としたものでHシーン以外ほとんど印象に残るものはありませんでした。

(総括)

古い皮袋に新しい酒というのはよくある例えですが、このゲームは古い皮袋にあえて古い酒を入れたというのが持ち味といっていいでしょう。それだけに物足りなさを感じられる部分は多いのですが、萌えゲーの王道ともいえる設定だけに安心してプレイできることは確か。ただ欲を言えばみなもルートのような味のあるルートがもう一つくらい欲しかった印象。特にこのみなもルートはイチャラブものにありがちな個別ルートに入るとほかのヒロインの影が薄くなるといった欠点が見られなかったのもプラスに作用しています。ただこういったゲームの宿命といえばそれまでですが、心に大きく響くようなシナリオではなかったということに関しては間違いないところでしょう。  

Posted by 7月の魚 at 06:18Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2014年12月29日

1年経つのが早すぎる

今年もいよいよ押し迫ってきました。

トシを重ねるほど1年経つのが早くなるとはよく言われる話ですが、今年ほど速く感じられたのはなかったような気がします。
それくらい激動の1年だったわけですが、いろいろと仕事で無理を重ねたせいで肉体・精神ともぼろぼろの古ぞうきんのような状態になりました。正直もうもたないなと思ったことも2~3度ではありませんが、それでも何とか前のめりに倒れ済んでないで済んでいるのは、新作エロゲーを買うという意欲からでしょうか。
エロゲーをプレイするだけなら仕事をやめた方が時間も十分とれますし、今ある積みゲーを崩していくだけで1年くらいは楽しめる計算にはなるのですが、ぼく的にはエロゲーをプレイする時よりも、購入した新作の箱を眺めたりマニュアルを読んだりしてゲームの内容を想像している方が幸せなのですね。だから今のところ収入の道を絶たれるのは辛いのです。もちろん好きな芋焼酎も集められ・・・いや飲めなくなることもありますが。

さてそんな多忙の中、今年クリアしたエロゲーは14本。意外と崩しているなと思ったと自分ながら思ったりもしたのですが、よく内容を見ると14本のうち今年発売されたゲームは4本のみと、明らかに時代に取り残されているのですね。ちなみに購入したゲーム数は22本とこちらは昨年と比べて緩やかに減少しているのですが、これは特に購入するモチベーションが落ちたというわけではないので、単にぼく的に購入したいと思わせるゲームがいつもより少なかったということでしょう。
それでも来年は発売予定表を見るだけでもワクワクさせるような期待作が目白押しで、ぼくの手持ちの積みゲーが100本の大台を超える日もそれほど遠い日ではなさそう。そうなったら思い切って長期休暇でも取って積みゲー崩しに専念したいのですが、それには大きな病気にでもなって病院の個室ニ籠城してじっくり積みゲー崩しをするしかなさそうです。

では来年もよろしくお願いします。  

Posted by 7月の魚 at 06:34Comments(0)TrackBack(0)その他
 

2014年12月17日

12月の発売予定表から

今年の最終レースということで、さすがにそれなりのメンバーが揃った印象。人気馬の後継が出走ということで馬券的には一本かぶりが予想されるが、頭数も多いだけに展開的にまぎれが生じる可能性は大きい。足元を掬おうと虎視眈々と狙う穴馬の存在もあって、そう簡単に人気どころで決着とはいかなさそう。どちらにしても面白いレースが展開されそうだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

アマカノ(あざらしそふと)
アストロノーツを離脱したピロ水があおぞらストライプの龍岳来と再びタッグを組んで新厩舎(ブランド)から登場。騎手(原画家)デビュー当時と比べると毛色(CG)の影響かやや派手な印象となってきたが、それも独自性という意味での変化なら悪くない。雪国の温泉地を舞台とした「ほっこりとした甘いラブストーリー」という血統(設定)は季節柄もピッタリ。お台(価格)がフルプライスでないためかヒロイン数が少ないためやや寂しく感じられるが、その分はアトリエかぐや時代に培ったエロ力でカバーしたい。ただ追い切り(体験版)を見る限り雰囲気重視は分かるが、肝心の走り(シナリオ)にやや身が入っていなのが気になる。上位に食い込むには決め手に欠ける印象で。
期待度 ★★☆

▲えろまんが! Hもマンガもステップアップ♪(CLOCKUP)
4年前に出走して好走したえろげー! ~Hもゲームも開発三昧~の後継馬。騎手ははましま薫夫単独から複数制を採ったが、トレーナーがはやさかうたねだけにほぼ同じ戦法(コンセプト)となるのは確実。ただエロゲーが漫画に変わるだけでは芸がないだけに、何か一ひねりが必要だろう。といっても良い雰囲気まで変えてしまうのでは意味がなく、そこはベテラントレーナーの手腕に期待したい。エロ漫画を題材にする割りにはヒロインがすべて処女というのはリアリティに欠ける気がするがそこはご愛嬌。エロ漫画という戦法に恥じないエロさに期待したい。
期待度 ★★★★

逢魔ノ喰 聖に仕えし闇の偶像(TinkerBell)
TinkerBellといえばまず思い浮かべる血統(設定)が触手だが、そのイメージを覆してなかなかの走りを見せた馬が淑母の疼き ~人妻、未亡人の熟れた身体と甘い吐息~。それを手がけたトレーナーの柘榴と斉藤煌が今回出走させてきたのがこの馬。今回騎手を相田麻希とsaxasaに変更してきたが、学園サイコホラーという血統を考えれば悪くない。ただ淑母の疼きの成功の一因は人妻のエロさと騎手の深泥正の手腕がうまく噛み合った結果といえる。今回はガラリと血統が変わっているだけに、素直に再現とまでいくかどうか。サイコホラーにしてはやや底の浅い血統で、どんでん返しも期待しにくいとなると、今回の相手では厳しいか。
期待度 ★★☆

OH!!マイクロマン 小さくなって女の子の色んなトコロに入っちゃお(MBS TRUTH)
相変わらずのバカエロ路線で突っ走るメイビートゥルースの最新馬。馬名(タイトル)が示すとおり、今回もノリは完全なバカで姉妹厩舎と同じシチュ系エロだが、成功している姉妹厩舎の馬たちと比べてこの厩舎がパッとしないのは、明らかにトレーナーの手腕の差だろう。今回トレーナーを変更してきたが、全く聞かない名前だけにこれまでとは違う面を出す可能性はあるかもしれない。ただこれまでの厩舎の実績が実績なだけに、その可能性は限りなく低そう。常識的には手は出せない。
期待度 ★★

彼女のセイイキ(feng)
馬の能力で勝負というより馬装具(抱き枕カバー)に重点を絞った戦法というのは潔いといえば潔いが、どうしても奇異の目で見られるのは確か。こういった馬はまず走りの方は期待できないとしたものだが、騎手がこの厩舎の主戦騎手である涼香でトレーナーが腕利きのなかひろとなると簡単にオミットするというわけにはいかない。ただ馬の中身は安馬(低価格)と変わりなくヒロインも実質一人。どちらかというと大型馬で手腕を発揮するなかひろだけに、こうした安馬でうまく潜在能力を引き出せるかどうかは未知数。この相手ではやはり厳しそうだ。
期待度 ★★☆

〇紙の上の魔法使い(ウグイスカグラ)
中央(商業)初挑戦の運命予報をお知らせしますでまずまずの結果を出したルクルが、今回厩舎を変えて出走。前走が今ひとつ埋もれてしまった一因が騎手にあるとみたか、地方(同人)時代から組んできた夕霧を切ってまでも、新人を起用した選択は追い切りを見る限り吉と出そう。その追い切りは脚元不安(システム)は見られるものの、単なる萌え系血統と違う面を見せて好調な動きを見せている。地方時代も悪くない馬を手がけているだけに、この動きなら本番でも期待できそう。直線(終盤)に失速する可能性はあるが不気味な1頭だ。
期待度 ★★★★

巨乳人妻女教師催眠・携帯アプリでセックス中毒!(ルネ)
近走女騎士凌辱血統のイメージが強くなっているルネ厩舎だが、この馬は騎手得意の巨乳ヒロインを配した催眠系。同じ催眠系である巨乳家族催眠が成功したとは言いがたいだけに、この馬もそれほど期待できる要素は少ない。今回母や姉といった家族でなく女教師がヒロインだけに背徳感に乏しいのが催眠血統としてどう響くかも問題だが、エロさに関してはまずまず期待できそう。といってもここは相手が強すぎて、とても狙えない。
期待度 ★☆

しすたー・すきーむ3(Mink)
INOを鞍上になかなかの走りを見せたこの母系(シリーズ)も今回で3代目。今回から厩舎の主戦格であるティータ・Jに乗替わりとなったが、能力的には引けをとらないはずで問題ない筈。ただ騎手が先代を意識したのか、それとも毛色の問題かやや馬を乗りこなせていない印象がするのはマイナス。姉萌えという血統も最近は珍しくなく、雰囲気的にも背徳性に欠けるだけにどこまで独自性が出せるかが問題。脅迫メールで指示されたプレイを姉と実行するというのも先代と同じというのでは、さすがに芸がなく思える。この内容ではさすがに割引か。
期待度 ★★

神骸魂装姫ヤクモ(Triangle)
変身ヒロイン凌辱といえばこの厩舎がまず思い浮かぶが、古くからこの血統を走らせているだけにハード凌辱ファンにはやや温く感じられたかもしれない。今回はトレーナーにZEQUを起用し、騎手も凌辱系で実績を残すジェントル佐々木を加えるなど、これまでとは雰囲気を変えてきた。この厩舎の持ち味である血統の奥深さも変わりないとなれば、大きく変わってもおかしくない。ただ折角ジェントル佐々木を起用した割には、他の騎手陣との相性の面で噛み合わせが悪そう。追い切りを見ても血統の奥深さを生かしきれていないようでやはり見送りか。
期待度 ★★

◎月に寄りそう乙女の作法2(Navel)
年度代表馬級の活躍を見せた父(前作)にその父の名に恥じない活躍を見せた直仔(続編)。それだけにこの馬に対する期待は非常に高い。それだけにその期待を裏切った時の反動は怖いが、実績を考えればある程度の走りは見せてくれるだろう。期待が高い故に追い切りはあまりじっくりは見ていないが、父の雰囲気を損なわない走りには好感が持てる。父と比べヒロインの魅力がやや薄い気がしないでもないが、ヒロイン萌えだけで勝負するような単調なタイプでないだけにそれほど気にする必要はないかもしれない。骨っぽい相手は揃ったが、それでも能力実績とも一枚抜けている。本命は妥当なところだ。
期待度 ★★★★★

△帝都飛天大作戦(Liar‐soft)
これまで姉妹厩舎の馬ばかり手がけてきた希が、満を持して本家から登場。これまでの桜井光が主戦トレーナーを務めてきたスチームバンク系と血統的には似たような配合ながら、追い切りを見る限り桜井光とはまた違う面を出してきているのが好印象。騎手は相変わらずこの厩舎以外では恐らく依頼しないだろうという人選で、一見さんお断りという印象を醸し出している。ただそれだけにファンの支持は強固なものであり、出走賞金(データ数)さえ確保できればある程度の走りは期待できる。近走これまでほどの信頼を失くしているライアー系だけに不安はあるが、もう1走追いかけてみたい。
期待度 ★★★★

手篭めにされる九人の堕女(Guilty)
馬名を見ると前走と関連がありそうに思えるが、取材する限りはそのような要素はなさそう。前走からヒロイン数が2人増えたが、ただでさえ薄かった走りが余計に薄くなる可能性が大きく強気にはなれない。血統を見る限り一見魅力あるように思えるが、前走も同じような雰囲気を漂わせながら結局凡走に終わっているだけに、それだけを材料に狙うのは無謀。ウィル系凌辱厩舎の中軸となっているだけに騎手はなかなかの面々を揃えてきたが、今回も見送りでいいだろう。
期待度 ★★

ハーレムめいと(ILLUSION)
老舗3D系厩舎のILLUSIONも最近は一流馬を輩出していなかったが、前走のジンコウガクエン2で久々に好走しその勢いを駆りたいところ。今回はこれまで3Dではうまく仕上げられなかった複数プレイを実現させた手腕は、さすが競馬界最高の3D技術を誇るイリュージョンだけの事はある。あくまでキャラメイキングを楽しむのが主眼で後はファンの脳内補完に頼る作戦は前走同様だが、今回はアイドルが舞台でヒロインもビッチ系に絞られてしまいそうという点で補完にも限界がありそうなのは不安。アイドル系はこれまで一流馬を出していないジンクスもあるだけに前走ほどは走れないかも。
期待度 ★★☆

発情スイッチ 美姉妹が催眠術に堕ちた先(Lamia)
これまでぱれっと厩舎所属ながらやや影の薄かったたまひよ騎手が、久々に凌辱系の馬の手綱を握る。能力的には充分なだけにブランクは長いがそれほど不安はないだろう。最近流行の兆しのある催眠系でヒロインの魅力を活かして好走を狙いたいところだが、元が高馬でないだけに催眠は単なるギミックで走りに関しての深みは乏しいと予想。Hシーンでの動画もやや手さぐり状態といったところ。初物だけに今回は様子見か。
期待度 ★★☆

ハーヴェストオーバーレイ リコネクション(戯画)
売り出し中の砥石大樹がトレーナーで近未来SFという血統から期待された父だったが、実戦では連対圏には一歩届かずといかにも最近の戯画厩舎らしい馬だった。それだけに直仔(FD)のこの馬も同様の競走となってしまいそうだし、昇格したヒロインも魅力絶大といったタイプではないだけに大きな変わり身も期待できそうもない。父がそれほど走った馬ではないだけに、父がなければゲートインできない(遊べない)というのも微妙。まずは本賞金(データ数)確保できるかが問題でここでは厳しい。
期待度 ★☆

△ハロー・レディ! -New Division- (暁WORKS)
大成功を収めた父の余勢を駆って、早々に登場した直仔。まだ父の走りの印象が強いうちに走らせた意気込みは買える。この厩舎の直仔というとこれも大成功したるいは智を呼ぶファンディスクの印象が今も強烈で、二匹目のどじょうも狙えそう。ただ本編では不遇すぎて救済されるべきキャラだった美鳥はともかくとして、ヒロインとしてよりもサブとして魅力を発揮するタイプの菱吾ルートはやや蛇足のような気もする。それにお台がお台なだけに馬体にどれだけ身が入っているかどうかも気になる点。能力はそれなりに高いものはあるはずだが、今回のメンバー相手に勝ちきれるかというとやや厳しく連穴までか。
期待度 ★★★☆

△ヒマワリと恋の記憶(MORE)
厩舎デビュー後少しずつ走りを良化させているMOREの最新馬。前走と同じく黒髪ロングのメインヒロインが印象的。決して巧いと絶賛するまでの騎手ではないが、そういった騎乗の方向性を見せるのは悪いことではない。血統は今回も雰囲気重視の青春系。これまで走りに粗さがあり盛り上がりにも欠けるといった印象が強かっただけにそのあたりをどう克服するかがポイントだが、追い切りは悪くなく今後の動きによっては大きな変わり身も期待できそう。ただ直線安易に超展開に走るようだと折角の雰囲気を壊してしまう可能性もあり、そのあたりがどう転ぶかは不鮮明。そろそろ入着以上の成績を狙いたいところだが、相手が強力なだけに押さえで狙うのが精一杯か。
期待度 ★★★

プリズム・プリンセス ふたりの姫騎士と股間の紋章 (ぱじゃまソフト)
最近影が薄くなりつつあるぱじゃまソフトだが、今回はこの厩舎らしいドタバタ感あふれたコメディ血統で挑む。ただいつもそれなりに実績のあるトレーナーを起用する厩舎にしては、今回の笠間裕之はトレーナー経験が乏しくどこまで馬を仕上げられるかどうか不安。血統は意外に奥深いものがありそうだがそれを生かした走りができるか疑問だし、エロで勝負するタイプでない大野哲也や笹井さじといった騎手を起用しながら、巨乳ヒロイン中心のバカエロで勝負する作戦も疑問。今回も大きな期待は出来そうもなくプリズム☆ま~じかるの二の舞となってしまいそう。
期待度 ★★

牝教師4 穢された教壇(BISHOP)
独特の天然バカ凌辱で走るBISHOPで、この厩舎得意の女教師系。恐らく今回も頭の緩いヒロインを名ばかり調教するといった展開が予想される。騎手はこの母系の手綱を最初から握る水島☆多也にカガミのコンビでこれもお馴染みの顔ぶれ。全員女教師というのは教師好きにはたまらなくファンには納得の内容だが、ここまで定番の内容では持ち時計通りには走ってくれそうだが、大きな変わり身は見込めないだろう。今回相手が強力なだけに、ここで狙うのは厳しいか。
期待度 ★★☆

ユニオリズム・カルテット(CLIP☆CRAFT)
一部に熱烈なファンを持つ天坂隆志を主戦騎手ニ起用するCLIP☆CRAFTの最新馬。デビュー戦はほとんど目立つことなく後方を追走するだけだっただけに、一気に馬券圏内突入を狙うのは厳しそう。それでも今回トレーナーを一新してチャンスを窺う。学園女騎士という戦法は手垢がつき始めていて新鮮さに欠けるのは否めないが、騎手とは手が合いそうなだけに面白さはある。こういった血統でカギになるのは魅力ある敵役の存在だが、取材する限りそれが見られないのはやや気がかり。全体的に悪くない馬だとは思うが、馬券の対象とすれにはもう一つ大きな材料が必要か。
期待度 ★★☆

△螺旋遡行のディストピア(LiLiM)
アリスソフト離脱以降はこれといった馬を手がけていなかった六花梨花(とり)だが、今回は馬の配合(原案)から手がけるなど久々に表舞台に戻ってきた印象。アリス時代DiaboLiQuEという名馬を出しているが、反面凡馬も少なくなく出していてどちらの顔になるのか予想するのは難しい。騎手はどんな血統の馬でも無難に乗りこなす金目鯛ぴんくで、この厩舎ということで寝取られに期待したくなる気持ちは分かるが、今回はそれに主眼を置いているわけではなく過度の期待は禁物。トレーナー得意の血統で脇もアリス時代の面々が固めるだけに好走を期待したいが、追い切りを見る限りやや奥行きには欠ける印象。穴で狙うのが精一杯か。
期待度 ★★★

(本紙の見解)
人気を一身に集める月に寄りそう乙女の作法2が追い切りも好調でここは逆らえない雰囲気。メンバーは揃い苦戦する可能性はあるが、それでも力でねじ伏せる筈。焦点は次位争いだろう。追い切りで走った紙の上の魔法使いが逆転の筆頭格。ただ厩舎の実績は乏しく人気先行の嫌いがあるだけに、思い切ってオミットする手も。明るいエロで先代も走ったえろまんが! Hもマンガもステップアップ♪の方が安定度では上位。得意の舞台で躍進を狙う帝都飛天大作戦も差もなく続く。人気どころが牽制し時計が遅くなるようなら安馬の出番もあり得るだけにハロー・レディ! -New Division- の存在も気になる。大穴なら螺旋遡行のディストピアだが、気配は平凡なだけに直線どこまで脚を伸ばせるかどうか。  

Posted by 7月の魚 at 10:50Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2014年12月06日

順調に積みゲーを増やす

子供の頃から皮膚が弱くステロイド軟膏が欠かせないぼくですが、2か月ほど前から額に三日月状の赤班が出来てしまいこれが一向に直らない。まあ赤班程度ならばいいのですが、時々出血するようで目を覚ました時、枕カバーが血だらけになっていたときはさすがにビビりました。
さすがに場所が場所だけに常用のステロイド軟膏は怖くて使えないし、といって弱めのステロイドではほとんど効果がない現状。恐らく疲労とストレスのせいだと思うのですが、皮膚科に受診しても対処療法しか行わないし・・・思い切って心療内科にでも行ったほうがいいのかしらと思わないでもないのですが、何か鉄格子の嵌った病室に監禁されそうで(誤解)なかなか踏ん切りが付きません。
まあ手持ちの積みゲーが全部片付いたら思い残すこともありませんので、そうなったら病院でも留置所でもどこでも行きますけど(事実上行かないと言っているも同じ)

というわけで、積みゲーを増やしておかないと一生娑婆に出てこられない可能性がありますので、10月の新作4本購入に続いて11月も4本購入と順調に積みゲーを増やしています。幸いここ1年くらい崩したゲームを先日紙袋4つ分某ショップに持ち込んだら大6枚ほどになりましたので、ほとんど現金の持ち出しなく新作を購入することができました。
ただ10月購入した4本は批評空間のデータを見る限りどうも外してしまったようです。唯一中央値が80点越えしているどうして、そんなに黒い髪が好きなの?(ファイヤワークス)も序盤プレイする限りは、イマイチぼくの趣味に合わないようですし、他の3本はというとこのままプレイする機会なくこのまま不良在庫となってしまいそうな悪寒。全体的に見ても文句なしの良作と呼べるものは見当たらなくて、所謂出走(発売された)馬(ゲーム)のレベルが低かったようです。
それに比べると11月はこれまでのところ事前の予想どおり出走馬のレベルが高そうでホッとしています。幸いぼくの購入した馬たちも上位に付けていて、これからプレイするのが楽しみです。
ただ予想外だったのは、追い切り(体験版)の動きや気配から不安視されていたChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動 (インレ)キミのとなりで恋してる!(ALcotハニカム )の好調ぶり。やはり実績馬は気配は今一つでもレースに入れば格好を付けてくれるものだと改めて思った次第ですが、ぼくの予想記事を信じてオミットしてしまった人には申し訳ないことをしてしまいました。しかも実のところぼく自身は押さえで購入しているわけで、これでは石をぶつけられても仕方ありません。
まあどちらにしても今回購入した新作についてはどれか1本でも年内に手を付けられれば上出来といったところで相変わらず仕事に追われ続けている毎日ですが、今月の予想記事についてはできるだけ早くアップしたいと思っています。

では短いですが今回はこんなところで。  

Posted by 7月の魚 at 04:19Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2014年11月20日

11月の発売予定表から

秋競馬(エロゲー)も真っ盛りというわけで、前レース(月)に続き実力馬が揃った。上位拮抗でレベルの高い競走が見られると思いきや、人気どころの数頭が直前の追い切り(体験版)で冴えない動きを見せるなどここにきて予想にも修正を強いられそう。消去法で実績馬を狙うか、それとも思い切って穴を狙うか、それとも追い切りの動きを度外視するか悩ましい選択を強いられそう。それでも最終レース(来月)もあるだけに、点数を広げすぎてガミを食うことだけは避けたい。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

◎蒼の彼方のフォーリズム(sprite)
話題となったデビュー戦からかなり間隔が開いてしまったsprite厩舎待望の2戦目。久々といっても姉妹厩舎名義で海外(全年齢)で走らせており、動きが鈍いというわけでない。ただ騎手(原画家)・トレーナー(ライター)共に一新させるなど、デビュー戦の遺産がない状態だけに同じ眼で見るわけにはいかない。ただトレーナーに木緒なちや渡辺遼一といった実績のあるメンバーを起用するということで、上積みは見込めそう。騎手の悠木いつかも今回初騎乗ながら雰囲気を感じさせるだけに充分期待に応えてくれそう。追い切り(体験版)の動きも軽め(短め)ながら、なかなかのもの。相手が揃ったここでも充分勝負になる筈。
期待度 ★★★★

〇VenusBlood ‐HYPNO‐(Dualtail)
最近は上位で安定した力を発揮しているDualtailの最新馬。その源泉となっているSLGについては今回も変わりない動きが見込める。敵国を侵略していくというSLGとしてはとっつき易くハズレの少ない展開だけに、まず一定の能力は持っているだろう。ただ最近の出走馬は毛色(世界観)も似たものばかりで、走り(テキスト)も同様とマンネリ感が漂っている。それだけに得意のSLGでカバーする必要があるが、どこまで目の肥えてきたファンを満足させることが出来るのか。今回は相手も揃っているだけに、安易に本命印は打てそうになく試金石になりそうな一戦だ。
期待度 ★★★★

△お嬢様はカタイのがお好き!~神性なる女子寮日記~(インターハート)
前走の催眠パラノイアの惨敗でスタートラインに逆戻りした印象のあるインターハートだが、実績のないトレーナーだっただけに度外視していい。今回は主戦トレーナーの十全に戻して巻き返しに躍起。トレーナー得意のコミカルな雰囲気は健在で、馬名(タイトル)から思い浮かべそうな一介の抜き系血統ではない。今回ヒロイン数を増やし騎手も複数制を採るなど厩舎側も力を入れていることは分かる。ただ馬から醸し出す雰囲気がどうもB級色が漂うのがどうか。ヒロイン数が増えたことにより個別ルートが薄くなる可能性もある。不安要素が多く常識的には足りなさそうだが、人気どころが弱みを抱えるだけに混戦になれば出番があるかも。
期待度 ★★★

乙女が奏でる恋のアリア(ensemble)
一走ごとに主人公女装血統(設定)を走らせるensembleなだけに、今回の女装潜入系は満を持しての出走と考えてよさそう。その割には騎手の顔ぶれがやや心もとなく感じるが、追い切りを見た限りはそれほど悪くない。トレーナーも萌え系ではまずまずの実績を残す水瀬拓未が軸となりそうでヒロイン萌えについての不安は少ない。ただヒロイン以上に主人公の能力が重要となる女装潜入系なだけに、普通の萌え系のような走りを見せられるかどうか。追い切りを見る限りその点の不安は隠しきれてないし、血統のバックボーンとなる歌唱の部分のリアルさに欠けるのも難。今回多頭数なだけにここまで未知数な部分が多いと狙いづらい。
期待度 ★★☆

△キミのとなりで恋してる!(ALcotハニカム)
一時ほどの信頼感はなくなったハニカム文庫の馬たち。前走も実績ある瀬尾順をトレーナーに、騎手も風見春樹を起用と万全の布陣を敷いたにしては馬券に絡めず。今回噂どおりトレーナーがおるごぅるだったとしてもリアル妹の再現と単純にいくかどうかは不鮮明。追い切りは賛否両論あるようだが、記者的にはまずまずの印象。ただ主人公がかなり足を引っ張りそうな動きで、血統的に直線(ラスト)の追い込みに期待できそうもないとなると常識的には厳しい。後は厩舎の底力でどこまで踏ん張れるかどうかだけか。
期待度 ★★★

逆転魔女裁判~痴女な魔女に裁かれちゃう~(エレクトリップ)
ソフパル系の安馬(低価格)専門厩舎エレクトリップの最新馬。織澤あきふみの抜き系馬が安く楽しめるというのが一番の特長といっていいが、今回は騎手の持ち味である幼馬(ロリ)でなくヒロインが巨乳ということで、騎手の手腕が充分発揮できそうもない。トレーナーはこれまでビジュアルアーツ系の抜き系厩舎で起用されてきた若林浩太郎に瑞守ねおんで、好走例がないわけではないが、シチュ的にコメディ寄りになっているだけに、実用性といった点で不安も多い、相手も強力なだけに今回は出番はないだろう。
期待度 ★★

恋する彼女の不器用な舞台(CUBE)
人気騎手の一角カントクが所属するCUBEの最新馬。厩舎デビュー戦こそ好走したものの、その走りに貢献したトレーナーの紺野アスタが離れてからは、騎手の能力を十二分に発揮出来ているという成績を残していない。今回のトレーナーの双葉亮一・夜村卓のコンビは倉野くんちのふたご事情で期待を裏切っており、大きな期待は出来そうもない。追い切りを見る限りヒロインの可愛さについては買えるものの、短いところしか追っていなく、強調できるのはそれくらい。今回も見送りで充分だろう。
期待度 ★★

△ココロ@ファンクション! NEO(PULLTOP)
萌え系と思わせながら、意外にもエロで評価を高めたココロ@ファンクション! の直仔(FD)。レースでは十二分に能力を発揮できたとは言いがたかったが、エロで評価を高めた父(本編)のことを考えれば、それに集中できる直仔になって父以上の力を見せるケースは大きく思える。父に攻略ルートがないことが逆に不自然に感じられた智慧を始めとするアフターを含め、Hシーンに動画が付くともなれば父のファンは大いに期待を膨らませるだろう。相手は揃ったがもし人気馬同士が牽制して時計が遅くなれば食い込む可能性は考えられる。穴以上の期待をしてもおかしくない。
期待度 ★★★☆

今夜、お義父様に抱かれます…(Nomad)
最近流行のNTR系に転向したNomadの最新馬。といっても転向してから目立った馬を輩出しておらず、期待感には乏しい。NTRの弱点であるヒロイン一人という弱さをどこまで魅力でカバーできるかだが、NTRで一番嫌われる即堕ち展開となりそうな予感があってどうにも強気になれない。他にもNTRするキャラも一人だけでヒロインを貶めるバリエーションに乏しいのも気がかり。能力的に足りない印象でここではとても狙えない。
期待度 ★☆

サイミンZ(幻覚堂)
デビュー戦とはなるが、厩舎名が表すとおり催眠系に絞った血統を走らせるだけに、トレーナーに催眠系の大家であるおくとぱすを起用。ヒロイン催眠操り系として力を発揮する舞台は整ったとみていい。騎手は大ベテランの南誠だが、ブランクが響いてか、まだ本領発揮とまではいかないのが辛いところだが、そこはトレーナーの力でカバー。ただ今回は同型馬の存在が気になる。入着は期待できそうだがそれ以上の成績となると、かなり展開に恵まれないと厳しそう。
期待度 ★★☆

催眠母(筆柿そふと)
幅広い血統の馬を手がけるNATORI烏賊だが、一番得意とするのが催眠系。今回は身近にいる年上女性を催眠術で母親にしてしまうという一風変わった血統。最近流行して似たような血統ばかり氾濫している催眠系だが、その中でこうした変化を付けられるのはさすが実績のあるトレーナーらしいところ。ただ惜しむらくはどうせ催眠によって母親にしてしまうというなら、同級生や妹を母親にしてしまうという展開もあり得たはず。このあたりは高馬(フルプライス)でない弱点で、こうした弱みを抱えて一線級の馬と対するのはやや辛いか。ラシックス(声優)にいかにも母親らしい所を起用するなど捨てがたい点はあるが、首位争いするのはやや厳しいか。
期待度 ★★★

▲残念な俺達の青春事情。(Chuablesoft)
厩舎設立10周年記念出走馬第2弾。第1弾の前走あの晴れわたる空より高くが年度代表馬級の走りを見せただけに、その勢いに乗って上位進出以上の成績を狙う。前走はシリアス寄りの走りだったが、追い切りを見る限りこの馬はどちらかというとコメディ寄りの走り。ギャグに関してはやや滑り気味ではあるが、明るい毛色の学園系で軽快な脚捌き(テキスト)は交換が持てる。ただ今回はメンバーが強力なだけに、それだけで首位を窺えるかどうかというと厳しく何かもう一つ強調できる材料が必要。幸いただの萌え系に終わらなさそうな隠し玉を持っていそうで、その効果次第では前走の再現も充分可能。トレーナーがすべて今回デビュー戦なだけに狙いづらい部分はあるが、逆に言えば未知の魅力を感じさせる。一角崩しも充分狙えそうな馬。
期待度 ★★★★

駄作 (CYCLET)
往年の名馬を彷彿させるような馬名だが、内容はこの厩舎が得意とする異種姦血統。果たしてこの馬名が内容にどのような意味をもたらすかは実際のレースを見ないと分からないが、馬名どおりの凡走に終わってしまっては洒落にならない。それはともかく、これまでこの厩舎が出走させてきた異種姦血統をより強調した内容との事で、かなりマニアックなものになることは必定。トレーナーの桜庭丸男も最近はこの血統ばかり走らせており、この血統の仕上げにはある程度自信を持っているはず。血統的に出走賞金(データ数)が足りない可能性は高いだろうし、例えゲートインしたとしても上位進出できる可能性は低いだろうが、勝敗を度外視して走りを注目したい馬だ。
期待度 ★★☆

△ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動(インレ)
地方時代の成績が伊達ではないところを見せた中央デビュー戦の走りが圧巻だったインレ。その直仔(FD)なだけに注目するのは当然。ただデビュー戦が序盤大きく飛び出したものの直線やや足色に衰えがあった印象もあっただけに、少なからず不安要素はある。忠臣蔵と幕末という異なる毛色をどうリンクさせることができるかというのも不安だし、キャラが増えたことによりこれまでのヒロインの影が薄くなってしまうことも難。エロが増強しそうという点は強調できるが、元々エロで勝負する厩舎でないだけに走りが心もとないと好走は難しい。追い切りがその不安を裏付けてしまいそうな動きだっただけに、人気がかぶるようなら思い切ってオミットするのも一考。
期待度 ★★★☆

憑夜ノ村(アストロノーツ)
アストロノーツの安馬路線第2弾。前走の付喪女・あおゑ は抜き要素が強く、これまでのアストロノーツの馬とあまり変化はなかったが、今回はそれよりも実験的要素が強く蓋を開けてみないと分からない。それだけに大駆けの魅力はそれなりにありそうだが、安馬だけに大きな期待とまではどうか。常識的にはヒロイン2人が主人公を取り合うという安易な展開となりそうで、後はヒロインのキャラクター性に期待といったところ。騎手も今回本格デビュー初戦ということもあって、安馬相応の走りとなってしまいそうな予感。今回も見送りが妥当。
期待度 ★★☆

鳥籠の姫 ~絶対妊娠の姉妹悦辱~(CrossOver)(
こだわった馬装具(シチュ)で定評のあるCrossOverだが、前走はそのこだわりにやや欠けた部分があってファンの期待を裏切った印象。巻き返しを狙う今回は騎手に主戦の弐駆緒を起用。ただ孕ませについてはすでに他厩舎でも手がけられたいわば手垢のついた馬装具なだけに新鮮味は乏しい。エロに関しては充分期待できそうだが、それだけを材料に狙うのは無謀。トレーナーも近走凡馬も出し以前ほど安定感に欠けるshow-ziiiなだけに、静観するのが賢明か。
期待度 ★★

七姫コレクション ~美しき巨乳姫と人類最強の男~(Anim)
七人のプリンセスを屈服させるというハーレム系だが、その七人をそれぞれ別の騎手が担当するというのが特徴となっている。この幅広いファンにアピールするという厩舎の姿勢は分からないでもないが、悪く言えばどっちつかずの走りとなってしまいそうな雰囲気。Animでは馴染みの深い騎手を起用されているが、一線級の騎手といえばティータ・Jくらいで騎手の力で引っ張るというだけの牽引力はない。E‐moteの採用など勝負気配は感じられるが、この陣容では狙えそうもない。
期待度 ★★

はにつま(boot UP!)
この厩舎では久々の新母系(シリーズ)。といっても騎手・トレーナーとも同じだけに走りの傾向はほとんど変わりないはず。どちらかというと年上ヒロインの方に強みを見せる厩舎なだけに、幼馬よりも古馬(熟女)に力を入れる走りとなりそう。今回はヒロイン数が4名とやや寂しく感じられるが、その分エロに力を入れてくれればお釣りがくる。といっても厩舎デビュー以来ずっと同じスタイルでの走りを見せていて、さすがに大駆けの魅力はほとんどない。これまで入着が精一杯だっただけに、このメンバー相手で掲示板の上の方に載るだけの走りが出来るかとなると疑わしい。今回はさすがに見送りで。
期待度 ★★☆

Bunny Paradise ばにぱら 恋人全員バニー化計画(SkyFish poco)
最近流行となっている萌え系でありながら濃いエロがウリという流れに乗る形で、前走以上にエロを濃くした本馬。複数の騎手の中で知名度が高いのはひなた睦月くらいだが、馬体(CG)を見る限り悪くはなくその点での心配は杞憂となりそう。バニーに拘った馬装具というのは、いかにもバカ系らしさを覗かせていて面白い。トレーナーの弘森魚も過去こういった濃いエロ系の馬を手掛けているだけに不気味さが漂う。ただ血統の面白さはありながらも、肝心なところで力を余してしまうのがSkyFishの馬たちで成績はここのところ奮わず。それだけに思い切って狙うにはかなりハードルが高そう。
期待度 ★★☆

△春風センセーション!(ういんどみるOasis)
主戦騎手であるこ~ちゃに久々に表舞台に戻ってきた人気騎手藤原々々というコンビは魅力たっぷりで、さすが萌え系厩舎の先頭集団を走るだけのものはある。ただこの厩舎でいつも問題となるのはトレーナーの手腕。ウィッチズガーデンの好走も導入初戦のE-moteに助けられた部分が大きく、決して走りが高く評価されたわけではなかった。今回の長谷川藍に深山ユーキという2人も走らない馬ばかり手掛けているトレーナーではないが、好走馬を走らせる確率は高くなくアテにはならない。それでもHシーンにも導入されるというE-moteは魅力でそれだけでも上位に食い込む力があるし、まともな走りを見せれば首位を窺う可能性は充分。萌え系の馬といって侮れると痛い目に遭うかも。
期待度 ★★★☆

へんこい 変恋≒黒歴史(あかねそふと)
サーカス出身の人気騎手蜜桃まむを起用したにしてはほとんど注目を集めていない。このあたりは同騎手を起用し前レースに出走したすたーらいと☆アイドル と同様だが、よく考えればトレーナーの布陣も共通。となれば成績も同様なものになってしまうと考えるのが常道だろう。追い切りを見てもヒロインが所属するクラブにスパイとして潜入する主人公というアイデアは面白そうに感じられるが、走りの内容は馬名以上ののインパクトを感じない。バカ系として考えても今一つの脚捌きでこれではとても狙えない。恐らく馬群後方を追走するだけとなってしまいそうだ。
期待度 ★☆


螢火ノ少女(地雷ソフト)
その自虐的な厩舎名でデビュー当時話題を呼んだが、さすがに3走目となるとインパクトも薄れてきた。今度は走りの方でインパクトを与えて欲しいものだが、前評判でほとんど話題になっていないのが寂しい。ただそれもトレーナーがキャリアこそ古いものの全く走る馬を出していない前山信頼では当然か。ミステリーという血統はこの厩舎に相応しいとは思うが、このトレーナーで正当なミステリーを走らせることができるとはとても思えないし、騎手のこもだもこの馬とはどうも手が合いそうもない。これだけ悪材料が揃ってはとても狙えない。
期待度 ★☆

真剣で私に恋しなさい! A‐4(みなとそふと)
インターネット(ダウンロード)専売で挑む直仔(FD)も今回で4頭目。全兄(A‐3)はやや息切れを思わせる結果に終わっており、今回登場する大友や林冲といったヒロインの顔ぶれを考えると正直これ以上の成績を望むのは厳しいかもしれない。内容的にも次走大トリを飾る源義経の繋ぎ的性格が強すぎて、大きな変わり身も期待できなさそう。ただそれだけに購入する人はそれだけ熱烈なファンばかりだし、ある程度の時計で走ってくれることは間違いない。ただ今回はいかにも相手が強力なだけに時計も速くなりそう。ある程度勝ち時計が遅くなる展開ならこの馬の出番もあるかもしれないが、その可能性は大きくないかもしれない。
期待度 ★★★

姪ドキッ!茶。(アトリエかぐや)
姉や妹という血統は抜き系ではお馴染みではあるが、姪というのは目新しい。確かにインブリード(近親相姦)には違いないが、その微妙な距離感がどこまで馬の能力の向上に貢献できるかは微妙。騎手は厩舎の低迷時を一人で支えた有栖川千里だが、やや負担が重くなってきて劣化が心配されるだけにもう一人サブの騎手を用意したのは好材料。この血統はまずまず安定感のある走りをしていて大崩れは考えにくい。といっても首位を狙えるだけの走りが出来るかとなると難しく、今回抜き系の馬も多いだけに入着が精一杯かも。
期待度 ★★★

(本紙の見解)人気を二分しそうだったキミのとなりで恋してる!ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 武士の鼓動の追い切りが冴えない。となれば死角が少なそうな蒼の彼方のフォーリズムに頼りたい。新人騎手といってもこの厩舎が起用するだけにポテンシャルは高いし、実績充分のトレーナーを起用した点も好感。ここのところ上位安定のVenusBlood ‐HYPNO‐も充分主役を務められる力を持つ。ただ近走とほぼ同じような血統なだけに確実に上位には食い込んできそうだが、未知の魅力という点で本命馬に一歩劣ると見た。不気味なのは残念な俺達の青春事情。。これがデビュー戦というトレーナー陣を考えるとここで狙うのはかなりの冒険だが、厩舎の勢いを買う。評判の高かったエロ一本に絞って浮上しそうなココロ@ファンクション! NEOも不気味な存在だし、潜在能力の高い春風センセーション!も混戦なら浮上しそう。他に印の回らなかった馬も展開ひとつで馬券に絡んでも不思議なく超難解な一戦だ。  

Posted by 7月の魚 at 18:10Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2014年11月06日

終盤の追い込みがすべて

先月末Lump of Sugarの新作運命線上のφが発売されたのですが、周回遅れでエロゲーをプレイしているぼくは今頃になってMagical Charming! をプレイしています。
このMagical Charming!。ぼくが初めてプレイするLump of Sugarの作品だったりします。なぜこれまでこのメーカーのゲームをプレイしていなかったかと聴かれても特に深い理由がなく間が悪かったとしか答えるしかないのですが、実際このMagical Charming!が発売された月もぼくの購入順位ではグリザイアの楽園ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE!お嬢様はご機嫌ナナメに次ぐ5番手か6番手といったところで、まず手を出していなかったところでした。まあこの月はなぜか懐に余裕があったからこのゲームにまで議席が回ったのですが、それでも最後まで月あかりランチとどちらを買うか最後まで迷ったくらいで、もしEX-ONEの前作を購入していなかったら恐らくこちらが落選していた可能性は高かったと思います。
結果的にはこの月は当たりが多くてどれを選んでもハズレではなかったわけですが、これまで批評空間での評価はいつも一歩足りないLump of Sugarの作品で唯一好評を博しているゲームを手にできたというのは僥倖といったところ。そういいながらこれまでずっと積みっぱなしだったのはお約束なのですが・・・


(ここからネタバレ)


このゲームの(恐らく)メインライターはしげた氏ではないかと思われます。しげた氏といえばかんなぎれい氏と組んだプリンセスうぃっちぃずティンクル☆くるせいだーすが代表作であり、この2本が魔法少女ものということもあって今作も同系統の作品であると思っていました。
実際主人公の性格設定は妙なノリでやや暑苦しかったりとしげた氏の一連の作品と近い性格となっています。主人公はライターにとって一番動かしやすい性格にするのが常道であるわけで、この主人公の妙なノリはまさにしげた節というもの。恐らく好き嫌いが大きく分かれそうな主人公だと思うのですが、このあたりはぼく的にはあまり気にならなりませんでした。
それより人気絵師の一角であるはずの梱枝りこ氏の原画があまり可愛く感じられなかったのは小さくない誤算でした。このあたりはぼくの嗜好もあるのか、それとも他に要因があるのか分かりませんが、そのため折角のステディモードのHシーンも満足がいくとまで言い切れなかったのが辛い。

それでもこのゲームの主眼といえるクロノカード集めさえ面白く感じられるなら充分といえるでしょう。そのクロノカード蒐集に嵌ることができるか、それとも面倒くさく感じられるかが評価の分かれ目かと思います。恐らく各ヒロインを1回ずつクリアしただけでは、トゥルーエンドに辿りつくのは不可能といってよく、少なくないバットエンドも見てかなりのカードを集めておかないとラストの戦いで積んでしまうことは必定でしょう。ぼくは元来の蒐集癖が幸いして何とか勝利できたのですが、少なくとも4大精霊のカードくらいは持っておかないと終盤苦しい戦いが待っている筈です。
といって最初から攻略サイトを見て安易にカードを集めていっても、このゲームの本当の面白さは分からないのではないのでしょうか?意味あるかどうか分からないような選択肢を一つずつ潰していくなどしていかないとカードは集まらないのですが、この作業を苦行と感じてしまい攻略サイトの解答を見てしまっては達成感は得られないと思うのです。

実際このゲームの個人ルートについてはそれほど特徴のあるものではありません。特にトゥルールートに掛かるオリエッタのルート以外は凡百の萌えゲーと変わることはありません。しかもHシーンがすべてステディモードに集中しているため、より個別ルートの物足りなさを強く感じてしまうのですね。唯一オリエッタルートはトゥルールートへの橋渡しの形で考えさせられるものになっているのですが、伏線が消化されないままラストを迎えてしまうのでラストはかなり物足りなく感じてしまう。
そういった意味で面倒くさくともぜひ最後までプレイしてもらいたいものですが、こうして考えるとこのゲームはトゥルールートがすべてといっても過言ではないと思うのですね。あまり意味ないものと思われていたクロノカード集めが実はストーリーに深く関わっていたという意外性は少なくない驚きをぼくに与えてくれました。ただこの謎を知ってプレイするのと知らずにプレイするのでは、犯人やトリックを知ってしまってから読む本格推理小説が味気なく感じてしまうのと同じ感触を与えるのではないかと思うのです。
ただミステリーでも名作と呼ばれるものは犯人やトリックを知ってしまっていても面白く感じられるもので、このゲームでも同じことが言えたのかもしれませんが・・・

(総括)
クロノカード集めがただのアクセントではなくストーリーに重大な影響を与えるというアイデアがこのゲームを支えているといっても過言ではない。そういった意味でも終盤特化型のゲームでありただの萌えゲーではありません。マイナス点は個別ルートがかなり退屈なことと、ヒロインは確かに可愛くイチャラブについては合格点を与えられるものの、Hシーンがまったく使えないこと。つまりエロ可愛くないということですが、よく考えると肝心のトゥルールートでは全くHシーンが存在していないことを考えると、そういった点を期待する方が間違っているのかもしれませんね。  

Posted by 7月の魚 at 00:41Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2014年10月23日

10月の発売予定表から

秋競馬も本番となり最近にない好メンバーが揃った今回(月)のレース。年末に出走させることの多い大手厩舎が今回は早めに馬(ゲーム)を走らせてきたのも気になるが、それよりも人気になりそうな馬が意外に調教で振るわなかった方が予想を難解にさせている。抜き系の馬にも魅力ある馬が多いだけに、今回は手広く構えた方が良さそうだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

あねよめカルテット(CandySoft)
近走好調なきゃんでぃそふとの最新馬。姉血統(設定)といえばこの厩舎(ブランド)というくらい浸透しているだけに注目される。騎手(原画家)は初騎乗ながら他方面で経験を積んでいるHisasiにベテラン綾瀬はづきという組み合わせは悪くない。ただトレーナーが姉血統で一家言持つ佐々木ちるだを起用というのはまだしも、他の3人の実績が乏しいのは不安。厩舎がこれまで好走しているのがトレーナー一人の手腕に頼ったものばかりで、複数制に慣れていないのも気になる。姉血統だけに受身主人公というのは仕方ないにしても、ややヘタレ気配を臭わせているのも辛くここは見送りが良さそう。
期待度 ★★☆

△運命線上のφ(Lump of Sugar)
前々走で久々に上位に食い込んだかと思えば、前走ではまた凡走と今一つ波に乗り切れない印象の角砂糖厩舎だが、今回Magical Charming!のしげた&冬茜トムにトレーナーを戻して巻き返しを狙う。選択肢を増やしていく凝った趣向で、やや滑り気味の走り(テキスト)をカバーするのはMagical Charming!と同じ作戦。追い切り(体験版)の動きは賛否両論だが、トレーナーの持ち味どおりの動きといえるだけに想定内。本命に迫るとまではいかないが、能力的に充分上位は狙える器と見る。
期待度 ★★★☆

彼女と俺と、恋するリゾート(PULLTOP LATTE)
競馬黎明期の頃はともかく最近2頭の馬を掛け合わせた直仔(FD)というのは珍しい。最近の直仔はアフターが主力でアクセサリーやミニゲーム類はほとんど見られなくなった影響かもしれないが、それよりも現代競馬の流れが早くなり過ぎていて、厩舎側が2頭を掛け合わせる余裕がないというのが本当のところかもしれない。そんなこの馬だがよく似た配合の掛け合わせという点で違和感はそれほどなさそうだが爆発力は乏しそう。戦法もアフターとサブヒロインの昇格という手堅い内容だが、2頭とも大きく走った馬でないだけに上積みもそれほど望めない。ここでは入着が精一杯か。
期待度 ★★☆

△クルセイドハート カレン 呪淫洗脳の罠(Portion)
ネクストン系列の凌辱厩舎の一角を占めるPortionだが、最近は変身ヒロイン凌辱一本で戦ってきている。今回は新しい母系(シリーズ)を擁しての出走となるが、同じ変身ヒロイン血統でメインヒロインも同じとなると走りの傾向もほぼ同様と言えそう。新たに追加された悪堕ちヒロインという要素がどこまで活かされているかだが、元来走り(シナリオ)が良かった馬でないだけにそのあたりの葛藤について期待すると裏切られる可能性は強い。ただこれまで変身ヒロイン凌辱の基本は押さえていたし、抜きの水準に関しては上位ランク。得意の触手Hだけでなく、悪堕ちしたヒロインに凌辱されるレズ展開が嵌れば上位に食い込んでもおかしくない。大穴狙いで一票投ずる手も。
期待度 ★★★

◎巨乳ファンタジー2 if(Waffle)
Waffle厩舎を支える存在といっていい母系(シリーズ)からまた新たな馬が登場。直仔(リメイク)との事だが、ただ父(前作)の筋を追うのではなく、同じ時間軸で主人公が変わったらどのような競走を見せるのかというのが主眼のよう。主人公のキャラの良さも好評の一因だっただけに、この主人公の変更がどう走りに影響するか心配されるところだが、この血統はこれまでハズレを出していないだけにそれほど気にする必要はないだろう。今回相手はかなり骨っぽくなったが、ここでも充分主役を務められるだけの器。ここは本命に抜擢する。
期待度 ★★★★☆

恋春アドレセンス(Eclair)
新規開業厩舎で騎手もトレーナーも新人という全くの初物。こうした厩舎のデビュー戦は手堅い血統で戦うケースが多いが、調教を見る限りどうやら違う雰囲気。ヒロインはなかなか可愛くそれを活かした萌え系と思いきや、ヒロインをギャグメーカーにしてのコメディ血統。変人揃いのヒロインを生暖かくツッコむ主人公が印象的だが、脚捌き(テキスト)がどうも単調で終盤までこのテンションが保つかどうか不安。恐らく上位を狙うには一歩足りないだろうが、それでも全くの新規開業でこれだけ意欲ある調教を見せられると応援したくなる。着順はともあれ注目したい馬だ。
期待度 ★★☆

催眠中毒 夫が知らない妻の顔(黒鳥)
ここのところダウナー系血統で戦ってきたが、思うような結果がでなかった黒鳥厩舎。今回は催眠系で挑むが最近この血統も多く見られるだけに、黒鳥らしいダークさをどこまで出せるかどうかがカギとなる。ただこれまで結果を出していない厩舎でトレーナーの実績も物足りない。催眠によってエロだけでなくヒロインが持つ内面の狂気さも引き出せれば、そこまで期待するのは虫が良すぎる。今回も静観が妥当だろう。
期待度 ★☆

すたーらいと☆アイドル(FOUNDATION)
たにはらなつきに蜜桃まむというサーカス出身の人気騎手を起用してのアイドルプロデュース血統というのは魅力たっぷり。ヒロインがすべてアイドルという割にはラシックス(声優)が凌辱抜き系中心に活躍いている面々というのは皮肉だが、逆に考えると抜きにも力を入れている可能性もあり一概にマイナスともいえない。ただアイドル系の馬はこれまでどれも走っていないというジンクスは気になる点。トレーナーもそのジンクスを打破できるほど実績はなく、今回のメンバー相手では苦しい競馬となってしまいそう。
期待度 ★★

付喪女・あおゑ(アストロノーツ)
デビュー直後立て続けに3頭出走させるなど華々しいデビューを飾ったアストロノーツだが、厩舎スタッフが次々に去るなど最近は沈滞ムード。今回安馬(ロープライス)を初めて出走させるが、内情の苦しさを考えるとどこまで馬を仕上げてきているか不安。それでも騎手は新人ながらそこそこ乗れそうな雰囲気だし、パートナーのヒロインが怠け者というのも面白そう。和風の雰囲気も良好で、なぜアヤカシが跋扈しているかという謎も惹きつけるが、ただ元が抜き系なだけに走りに期待というよりも、どこまでエロに力を入れているかどうかがカギ。こういった血統は凌辱風味を噛ませていることが多いが、この馬はどうやら和姦寄りの走り。ヒロイン属性から考えると凌辱がないのはやや不満となりそうで、今回は様子を見たい。
期待度 ★★☆

天精国取りセックス合戦!!(softhouse-seal GRANDEE)
ソフトハウスシールの高馬路線はソコソコ走っていて手堅い印象があるが、馬券に絡む走りとなるとあと一歩。今回はこの厩舎ではおなじみのセックスバトル系だが、この血統は意外に好走していなくて買いかぶれない。こうした血統はヒロインと主人公のヤルかヤラレルかの丁々発止がポイントとなるはずも、そのあたりの緊張感が乏しく単なるバカエロ系となってしまうのが惜しまれる。今回もトレーナーを含めてスタッフもほぼ同じとなると、走りの傾向も同様となりそう。となると今回はいつもより割り引いて考えたい。
期待度 ★★

▲デーモンバスターズ えっちなえっちなデーモン退治(MOONSTONE Cherry)
この厩舎の成功がいわゆる和姦抜き系の流行を産む切欠となったという点では、競馬界に名を残す存在となったといっても言いすぎでないMOONSTONE Cherryの最新馬。抜きだけを考えれば今回も高水準で今からでもその競走が楽しみ。ただ少し気になるのが調教を見る限り、ヒロインの可愛さがやや不足している点。デーモンスレイヤーというツッコミどころ満載の血統なだけに、どうしてもヒロインがバカっぽく感じられてしまうのだ。そういった点が肝心のエロに影響を与えてしまわないかどうかだが不安点は正直それくらい。杞憂に終わる可能性もあるし、持ち時計分はきっちり走ってくれる筈。人気どころが牽制しあう展開なら漁夫の利を得る可能性も考えておきたい。
期待度 ★★★☆

△どうして、そんなに黒い髪が好きなの?(ファイヤワークス)
馬名(タイトル)から見ると青毛(黒髪)ヒロイン満載と思いきや、取材する限りヒロインの髪の色は鮮やかなテレホンブラックでなくネイビーに近いというのはやや肩透かし。ただ厩舎もすぐに青毛パッチを発表したところは好感が持てる。馬名を見る限りバカ系だが、走りで笑わせるというよりどちらかというと天然系。トレーナーの籐太は最近凡馬を出していないが、こういったバカ系で首位を窺うとなるとやはりハンデがある。それでもバカ系のノリで突っ走るだけでなく、直線締めるところはしっかり締めてくれれば意外な好走を演じても不思議でない。ただ凡走の可能性も高く、狙いづらいのは確か。
期待度 ★★★

トロピカルVACATION(Twinkle)
トロピカルKISS以来久々にこうたろが手綱を握るということで注目していたが、ブランクの長さからかやや劣化の気配があるのが気がかりだ。トロピカルKISSの成功はこうたろの手腕に頼るところが大だっただけに、そこに大きく頼れないとなると凡走に終わる可能性が強い。ただ劣化の気配はあるとはいえそれでも能力的には上位なものがあるだけに、後はトレーナーの木村ころやがどこまで助けられるかどうか。ただ最近の成績を見る限り、大きな期待はかけづらくここは見送りだろう。
期待度 ★★

△箱庭ロジック(Cabbit)
厩舎デビュー後2戦はいずれも好走。今や非主流となりつつある感動・泣き系に分類される血統だが、それでしっかり結果を残していることは賞賛される。その勢いを駆っての今回だが、調教を見る限りはやや拍子抜け。ミステリー要素についてはともかくコメディに軸足を移した走りはどうも裏目に出てしまいそうな予感。実績的にも巻き返しに期待したいところだが、よほど直線で追い込みを見せないと馬群に揉まれたまま競争が終わってしまいそう。能力的に無視は出来ないが、押さえで買うのが精一杯かもしれない。
期待度 ★★★☆

〇武想少女隊ぶれいど☆ブライダーズ (アリスソフト)
古豪厩舎のアリスソフトのRPGとなると過剰な期待をしてしまうが、今回は時期的なものからか大型馬(大作)という雰囲気はない。それでもこの厩舎だけに大きく外しはしないだろうし、調教を見る限りとっつきやすく楽しめそうな予感はある。後は繰り返し遊べるだけの中毒性があるかどうかだが、育成要素もあるとなるとその点にも不安は少ない。たまにバランスの悪さを覗かせるところがある厩舎だけにやや不安はあるものの、そのあたりをパッチで改良させてくるフットワークの軽さが持ち味。相手は揃ったが首位を窺うだけの能力は持ち合わせている筈。
期待度 ★★★★

プリンセスマテリアル(Xiguratt Works)
最近の競馬界では懐かしいタイプの調教抜き系。ヒロインが二人のみというのは寂しいが、そこはサブヒロインでどこまで補填できるかどうか。ただ脚元(システム)がどうも使いづらく、軽い走りが求められる近代競馬から大きく遅れてしまっているのは致命傷になりそう。騎手はベテランの金目鯛ぴんくでエロに関しては良さそうだが、それを気軽に楽しめないようではどうしようもない。デビュー戦もいいところがなかっただけに今回も買えそうもない。
期待度 ★☆

まぞまい Mな妹のエッチなおねだり(アトリエかぐや)
meroが鞍上の妹ヒロイン系となると近走なかなかの走りを見せている。となると今回もといいたいところだが、前走よりヒロインが一人減というのはマイナス点。しかも取材する限り、肝心の騎乗のバランスが崩れてきていてやや劣化気配というのも気になる。調教が公開されていないだけに記者の杞憂に終わればよいが、今回は抜き系にも有力馬が揃っているだけにわずかなマイナスも致命傷になりかねない。普通なら上位に食い込んでもおかしくない馬だが今回は見送りで。
期待度 ★★☆

△迷える2人とセカイのすべて(LASS)
ゆっくり間隔を開けて使ってくるLASSだが、前走の少女神域∽少女天獄はじっくり仕上げてきたとは思えないくらい直線だらしない競走をしてしまった。それだけに巻き返しを狙いたいところだが、トレーナーが全くの新人で未知数な部分が大きい。もちろん著名トレーナーの変名という可能性はあるが、調教を見る限り腕利きのトレーナーとは思えなかった。ただ雰囲気に関しては上々で血統的にも実戦に入っての変わり身は可能。時に大駆けを見せる厩舎だけに見限れないところはある。資金に余裕があれば押さえておきたい馬。
期待度 ★★★

(本紙の見解)
人気どころがいずれも不安材料を抱えていて混戦模様なメンバー構成。これまで凡馬を出していない堅実さを買って巨乳ファンタジー2 ifを本命に押す。潜在能力では一枚上の武想少女隊ぶれいど☆ブライダーズ も実力どおりの走りを見せられれば充分逆転は可能。この2頭が恐らくレースの中心となりそうだが、他にも足元を掬いそうな馬も揃っていて、その代表格がデーモンバスターズ えっちなえっちなデーモン退治。能力的には人気馬2頭には劣るが、堅実さを武器に時計の掛かる展開なら浮上する。騎手の能力は文句ない運命線上のφの変わり身に、厩舎の勢いがある箱庭ロジックも実力通りなら食い込んできそう。過去大駆けした実績ある迷える2人とセカイのすべても不気味だが、大穴なら抜き系としてレベルが高そうなクルセイドハート カレン 呪淫洗脳の罠の一発。  

Posted by 7月の魚 at 17:57Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2014年10月18日

2作目で前進というわけには行かず

2か月ほど前から断続的にプレイしていた夏恋ハイプレッシャー(スミレ)がようやくクリアできました。コメディと萌えの程よいバランスで今や本家のHOOKより勢いのある存在であるSMEEに続く存在にもなりえると見ていた割には、デビュー作のラブレッシブでは今一つの評価だったスミレだけに、今回こそは期待に応えたいところですが・・・

このメーカーのメインライターである雪仁氏の作品として思い浮かぶのがStrawberry Nauts(HOOK)で、モブキャラの鬱屈した心情を曝け出したPITという発想は中々面白く、練り上げれば面白いシステムとなりそうでした。
そしてラブレッシブではツブヤッキーというツイッターに模したシステムが導入されていました(らしい)。肉食系女子が主人公を取り合うというゲームのコンセプトだけに、主人公の知らない所で丁々発止とやり合うことを想像すると、確かにツブヤッキーというシステムには合っていると考えていました。(ただそれが点数に表れなかったところを見ると、実際には練られていなかったようですが)
それだけに2作目でこのシステムをどこまで練り上げてくるのか注目していたのですが、残念ながら進化したとは言い難いデキでした。というのもPITではモブキャラたちの会話が主となっていたのですが、今回はヒロイン及びサブキャラが呟くのみなのですね。確かにモブキャラの会話となるとかなりの呟きがストーリーにほとんど影響しない意味ないものとなってしまうのですが、ヒロインやサブキャラのみが呟くのみとなると、PITにあったような主人公に対する鬱屈したどす黒い思いを曝け出すということにはほとんどならない。特に今回は個別ルートに入ると他のヒロインが結ばれたヒロインとの仲を祝福するのみで、それ以後ほとんど呟かなくなるようではこの機能が生かされたというのとても言えないのですね。そんな中ヒメとババロアが時折笑いを誘ってくれますが、逆に言えば笑いが提供されたのはそれだけ。主人公の1人ボケツッコミはかなり寒いし、学園長のハゲネタも彼が権力を振りかざすタイプの人物ならともかくどちらかというと不遇な人なだけに、あれだけ連発されてはさすがにくどい。
というわけで期待した笑いという点ではイマイチどころかぼく的な評価はそれ以下という結果でした。

ではストーリーの方はどうかというと、萌えゲージャンルを考えれば標準レベルで良くも無ければ悪くもないといったデキ。まあ気分を害すようなシーンは少なかったのが救いとはいえそうですが、ただHOOKの一連の作品と比べると原画やCGがワンランク落ちるのは否めず「HOOKの下位互換」と見られるのは仕方ないところ。まあヒロインと結ばれた後のイチャラブに関してはかなりの破壊力があるのは確かですが、萌え一本で勝負するというわけでなく笑いに軸足を置いていることを考えるとやはり中途半端さは否めない。

結論的には笑いさえ合えば楽しめるのかもしれませんが、笑いのネタがかなり偏っているだけにその可能性は意外に低そう。まあ原画やCG(塗り)のレベルを考えると萌え一本で勝負するのは苦しそうなだけに仕方ないのかもしれませんが、期待のツブヤッキーにほとんど進化が見られなかった時点で勝負の行方が見えてしまった印象は拭えない。デビュー作に続いて2作目の今回も成功とはいえない結果に終わってしまったことで、メーカーとして苦しい立場に追い込まれてしまいそうですが、エロゲーで笑いを提供してくれるメーカーは少ないだけにぼく的には頑張って欲しいと思っています。  

Posted by 7月の魚 at 22:30Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2014年10月05日

タバコを吸う功罪

ぼくがタバコを止めてから10年以上も経とうとしています。
止める切欠は、少し長い時間喋っていると声がかすれたりしたことからですが、2箱近く吸っていたことを思えばよく止められたものだと思っています。
それでもしばらくは夢の中でタバコを吸っていて驚いて目を覚ましたり、周りでタバコの煙の匂いがするとふらふらと近づいてしまったりと、禁断症状と思われる現象を感じたりしました。まあさすがに今ではそんな症状に悩まされることもありませんし、逆にタバコの臭いが苦痛に感じるくらいですから恐らく一生タバコを吸う事はないだろうと思います。

さて現在、多忙な中4本も同時進行させていたため、一向にクリアの報告が出来ないわけですが、そんな中、また新たに手を付けたのがサツコイ(Alcotハニカム)です。軽いテンポの会話で同ブランドの過去作2本が好評だった瀬尾順氏がシナリオを担当しているということもあって期待していたゲームだったのですが、始めてしばらくして気にかかる場面がありました。それは主人公がタバコを吸っている場面が登場することです。
このゲーム、主人公の年齢については語られていませんが、学園に通っているところを見ると未成年であることは明らかです。まあ主人公は人間(ヒューマン)でないという設定がじき明らかになるわけですから、未成年という括りは余り意味ないことかもしれませんが、それでも人間社会を生きているわけですから規律を守るのは当然のこと。道徳主義が強い人から見ればこれだけでゲームを進めるのを断念・・・とまではいかないまでも主人公に対する好感度が最低ランクにまで落ちてしまってもおかしくありません。

ただぼくが思うには、未成年者にタバコを吸わせる演出が絶対にタブーかと云われれば、そうでないと断言できます。ハードボイルドの探偵の中には麻薬やドラッグを愛好する主人公もいるわけで、ストーリーを構築する上でライターが必要だと思えば、あえて未成年者にタバコを吸わせるような行為を行わせても一向に問題はないはずです。大体エロゲーというのは痴漢や強姦する主人公が闊歩する世界。演出上必要とするならばタバコくらい咥えさせるくらいどうってことないのですが・・・

それでもややぼくが首を捻ってしまうのは、ライターがあえてタバコを主人公に咥えさせる理由というのが序盤を読む限り今一つ掴めないことからです。確かにまだ青い主人公に背伸びをさせるためにあえてタバコに手を出させるという演出は小説ではよく見かけますし、主人公を不良であると印象づけるためにタバコを吸わせるというのも常道ではあります。ただそういったケースでもタバコを吸わせた後に咳き込ませたりと、タバコが未成年(いや成人もですが)にとって有害であるという印象を与えることにより、読者の嫌悪感を避けたりするものです。それがこの作品では主人公がストレスが溜まった時にタバコを口にするなど、タバコの有害性でなく効能の方を強調しています。しかも主人公はとても裕福とはいえず貧弱な食生活を送りながらも、タバコを買うお金はあるわけでこれではニコチン中毒と云われても仕方がない。そんなタバコの有害性をほとんど語らずに未成年と思われる主人公にタブーを犯させるというのは、ライターの見識を疑いたくなっても仕方ないのです。

もちろんまだストーリーの一部を齧ったに過ぎないので、これからライターがあえて主人公にタバコを吸わせた理由が明かされるのかもしれません。例えば主人公の肉体をタバコ(ニコチン)が冒すことによって、悠が主人公を殺せなくなる(食せなくなる)いうような展開が一例として挙げられるのですが、それなら主人公にタバコを吸わせた理由にはなります。もちろん他にもっと良い調理方法があるかもしれず、そういった伏線で吸わせたとしたならばライターの技に脱帽するとともに謝罪しなければなりません。

そんなわけでラストがどんな展開になるか不安と楽しみが相半ばしているのですが、相変わらず業務が多忙で果たしていつクリアできるのか・・・ブログの更新の方も最近は滞っていますし、じっくりゲームを楽しむという環境でないのは確かですので。  

Posted by 7月の魚 at 05:27Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2014年09月21日

9月の発売予定表から

秋競馬が始まりそろそろ出走馬も揃い本格的競馬(エロゲー)シーズンが到来と思いきや、大物馬を始めとして出走取消(延期)が続出しやや寂しいメンバー構成となった。ただ唯一出走を決めた人気馬も信頼感には乏しく、どこからでも狙えそうで馬券的には難解。抜き系にピンとくる馬がいないのも混沌さに輪を掛けているだけに締切(発売日)直前まで頭を悩ませることになりそうだ。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

◎あの晴れわたる空より高く(ChuableSoft)
近績が振るわないチュアブルソフトの最新馬。最近の走りを見ると、騎手も一走ごとに手替わりで安定感に乏しかったが、今回厩舎の主戦騎手にちりを抜擢。ロケット部を舞台とした青春系と一転走り(シナリオ)に重点を置く作戦に出た。こうしたタイプの馬にありがちなのが専門知識を理解していないと走りに全くついていけなくなる点だが、追い切り(体験版)を見る限りその懸念は杞憂に終わりそうな雰囲気。このあたりは今回デビュー戦ながらトレーナー(ライター)の技量にはまずまず信頼が置けそう。ただ気に掛かるのは主人公を含めた登場人物にかなり癖がある点。このあたりでストレスが溜まるようだと直線(終盤)での末脚にも影響しそう。それでも今回は同型馬不在と展開にも恵まれそう。能力的にも上位を窺える存在なだけにここは本命に推す。
期待度 ★★★★

イセカイ・ラヴァーズ!(ApRicoT)
この厩舎のエロ重視路線も軌道に乗ってきたのか、今回は姉妹厩舎のCherryでなく本家からの出走。馬名を見る限り今回はお尻でなく巨乳に軸を移しての走りとなるが、TOMA騎手の本来の持ち味は巨乳でなく美乳の方。バランスを崩してまで巨乳に拘ると裏目に出てしまう可能性も。石弓達也や髪の毛座といったトレーナーの顔ぶれを見る限り走りに期待できるとはとても思えずエロ勝負で挑むことは明白だが、キャリアを考えると実績は物足りず期待感には乏しい。入着があれば上出来だろう。
期待度 ★★

淫妖蟲 凶 凌触病棟退魔録(TinkerBell)
騎手あおじるで真っ先に思い浮かべる母系(シリーズ)が触手凌辱で、その代表馬が淫妖蟲。その最新馬だが先代の父がミソを付けているだけに大きな期待とまではいかない。今回病院が舞台とのことだが、触手メインなだけにどこまで病院を生かした走りが出来るかは未知数。ラシックス変更の影響は調教代わりに走った外伝の動きを見る限り少なそうだし、この母系を熟知しているハヤミユウジロウが関わるというのはプラス材料も、連絡みを果たすにはもう少し奮起が必要か
期待度 ★★☆

△お兄ちゃん、右手の使用を禁止します!(Galette)
デビュー以来幼馬(ロリ)一本で走るGaletteの最新馬。前々走のお兄ちゃんシェアリングと同騎手でトレーナーもほぼ一緒なだけに、似たような走りとなりそう。ふくらみかけの妹に介助してもらうという、妹フェチには堪らない血統だが、反面シリアスな走りには来たい出来そうもない。それでも実績的にこの血統のファンを裏切ることはなさそうだし、メンバー的にも充分戦えそうな雰囲気。時計が掛かる展開なら上位に食い込んできてもおかしくない。
期待度 ★★★

片恋ヴィジョナリー (コットンソフト)
コットンソフトが初めて抜きに軸足を置いた馬を走らせるということだけでも冒険だが、その上ネット(ダウンロード)専売という点を含めるとかなり危うい挑戦に思える。騎手も大ベテラン大泉だいさくを起用してきたが、コットンソフトがこれまで起用してきた騎手と比べると違和感は大きい。そういう点を考えるととても買える雰囲気ではないが、頼れるのはトレーナーの海富一の手腕か。エロの中ににちょっといい走り(シナリオ)を忍ばせるといった手法が嵌れば面白い。ただ高馬ではないだけに一瞬しかいい脚を使えない可能性は強く、不確定要素が多いだけに強気には押せない。
期待度  ★★

彼女が俺にくれたもの。俺が彼女にあげるもの。(onomatope*)
デビュー戦からハーレム血統の馬ばかり走らせてきたものの成績は今ひとつだったonomatope*だが、前走のずっとすきして たくさんすきしてでようやく変わり身を見せた。といっても上位に食い込むにはもう一歩といったところだが、それでも大きな進歩だ。それだけに今回なお前進を見込みたいところだが、追い切りが短いところしか追ってなくてやや物足りない。ヒロインの可愛さに関しては及第点だが、馬券圏内を窺うならもう一捻りして欲しいところ。イチャラブ特化だけでは前走の走破時計が限界かもしれない。
期待度  ★★☆

契約彼女 ~新米彼女と彼女と始める、とってもHでPureな恋愛レッスン~(pure more)
新規開業厩舎だが、トレーナーを見て分かるようにmoreの姉妹厩舎。流行の萌え&エロ血統の馬だが、ヒロインは一人のみでいわば退路を断った形。ヒロインの魅力が不足していれば惨敗確定だが、追い切りを見る限りその心配はなさそう。ただ決して安馬というわけでないだけに、ヒロイン一人で一本道の展開だと余程直線追い込みを見せないと上位には食い込めそうもない。それだけにどこまで馬体にお釣りがあるかどうかだが、トレーナーの実績を考えるとやや厳しそう。
期待度  ★★☆

△女装学園(妊)(脳内彼女)
この厩舎でないとまず走らせない騸馬(男の娘)もこれで3頭目。今回はこれまでと違い真っ当な学園血統。真っ当といっても男子校というのがこの厩舎らしいが、気になるのは馬名にある(妊)の文字。まさか騸馬が妊娠するとは考えにくいが、その方法によっては騸馬のアイデンティティを失いかねない。それでもこの厩舎なら何とかしてくれそうだが、気になるのは騎手が手替わりしてしまった点。騎手が騸馬の騎乗に手馴れていないだけに馬と呼吸が合わない可能性は考えられる。相手は楽になった印象だがデビュー戦以上の走りを期待するのは厳しいか。
期待度  ★★★

世界を救うだけの簡単なお仕事(Rosebleu)
ラノベ風の馬名で軽い印象を与えるが、追い切りを見る限りその見立ては間違っていない。明らかにコメディ寄りの走りはこの厩舎らしいといえばらしいが、ただやや悪ノリ感が強く空回りしてしまっている印象。騎手もこの厩舎にしてはバリュー的に物足りなく、萌えという点でも不足気味。Tiny Dungeon系以外は走っていない厩舎で、血統的にも直線追い込むような迫力も感じられない。ここであえて狙う理由はなく見送りが妥当だろう。
期待度  ★

天極姫 新世大乱・双界の覇者達(げーせん18)
SLG血統ではもはや古参厩舎といっていいげーせん18の最新馬。最近こそ酷くなくなってきたとはいえ脚部不安(バグ)を抱えているのは相変わらず。そして何より心配される点は、三国志と戦国時代を一緒くたにしてしまった事で、歴史ファンに反発を浴びそうな点。マイナー武将を取り上げるのがこの母系の特徴だが、一緒くたにしたことによって武将が増えすぎてしまい、ヒロイン別の走りが薄くなってしまいそうなのもマイナス。最近ようやく上位を窺うところまで力を付けてきたが、今回に限っては強く推せそうにもない。
期待度  ★★

何故か彼女がボクにエッチを迫ってくる件(WendyBell)
これまで2頭ほどソコソコ走った馬を輩出しているWendyBellだが、その2頭は嶋艮&一ノ瀬りおのコンビで、今回とはスタッフが違うだけに同じ眼で見るのは危険。今回のトレーナー藤枝卓也はこれまで走った馬を出していないし、高馬(フルプライス)でヒロイン3人というのもかなり微妙。血統的にもエロに軸を置いたにしては馬体もパッとしない。これではとても狙えない。
期待度 ★☆

〇なないろリンカネーション(シルキーズプラス)
ガンナイトガールのすめらぎ琥珀&かずきふみのコンビが厩舎を移っての出走。血統はガンナイトガールとは違うものの、走りに関しては似たような雰囲気を漂わせているだけに期待できそうな雰囲気。追い切りの動きも軽快な動きだったが、気になるのはこのトレーナー特有のダメ主人公っぷりがどう影響するかという点。ガンナイトガールでは影響を最小限に留めたが、今回も同じ結果となるかどうかは微妙なところ。厩舎の煽りにあるホームコメディという点を考えればそれなりの結果は望めそうだし、メンバー的にも上位を窺うだけの地力は秘めているが、不安も抱えているだけに対抗評価に留める。
期待度 ★★★☆

パサージュ!(戯画)
人気厩舎である戯画から出走するにしてはほとんど注目を集めていない。入場曲にAngel Noteを起用というのは珍しいし、実績のある騎手を噛ませずあえて新人騎手の2人にコンビを組ませるというのも珍しい。そんな戯画らしくない馬だが、追い切りを見るといかにもこの厩舎らしい仕上がり。新人騎手2人が組んだにしてはまずまずの馬体(CG)だが、走りがモッサリ過ぎる上にトレーナーの実績を考えれば直線(終盤)追い込みに懸けるといった気配もない。これでは馬群後方を追走するままレースが終わってしまいそう。
期待度 ★☆

▲南十字星恋歌(すたじお緑茶)
前走はこの厩舎らしからぬ馬体重(内容)の薄さでファンを失望させたが、よく考えれば出走取消なしでゲートに入るなど怪しむ部分は多かった。今回はいつも通り出走取消をしているところを見るとそれなりに馬体を充実させてきている筈。騎手も人気のるちえを起用し巻き返しの条件は整ったとみていいだろう。ヒロイン萌えについてはサブも含めて相変わらずの高水準。もともと走りにそれほど期待できる血統でなくこのトレーナー特有の過度の主人公持ち上げも気になるが、能力的には高いものがあるだけにこのメンバーなら充分上位に食い込める筈。
期待度 ★★★☆

ヤキモチストリーム(まどそふと)
厩舎デビュー戦ながらかなりの人気を集めた前走だったが、結果は期待を大きく裏切る形に。巨乳生意気ヒロインとのイチャラブという狙いは当たっていたが、走りがいかにも単調すぎたのが敗因か。今回も巨乳ヤキモチ妬きヒロインとのイチャラブといういわば同血統だけに、大きく変わるかどうかはトレーナーの手腕に懸かっている。追い切りを見る限りヒロインはかなり可愛い。ただ走りはやはり単調で大きな変わり身が見せられるかどうかは疑問。イチャラブだけでどこまで勝負できるかどうかだが、やはり苦戦は免れないか。
期待度 ★★☆

△ワルキューレロマンツェ Re:tell (Ricotta)
海外(アニメ)でも活躍した父(本編)の2頭めの直仔(FD)。直仔も2頭目ともなると活力が薄れてくるのが定番だが、全兄が期待を裏切っただけに、この馬も期待はしにくい。サブヒロインの中では一番人気のあった綾子を軸に、マニア受けしたノエルとの組み合わせは面白そうだが、トレーナーが完全に入れ替わってしまったのはやはり気がかりだ。それでも騎手であるこもりけいの魅力を生かしたエロと放尿を気軽に楽しめるというのは小さくないアドバンテージ。時計が掛かれば恵まれる可能性も。
期待度 ★★★

(本紙の見解)
前レースに続いて頼れそうな本命馬が不在の難解な一戦。10周年ということで厩舎の意気込みが違うあの晴れわたる空より高くを本命に推すが、能力が断然違うというわけでないので波乱の要素は多い。逆転なら最近のトレーナーの実績を買ってなないろリンカネーションか。騎手を活かした高水準の萌えが期待できそうな南十字星恋歌も上位を窺う力はある。幼馬一本に賭けるお兄ちゃん、右手の使用を禁止します!に騸馬を前面に押し出す女装学園(妊)。知名度抜群のワルキューレロマンツェ Re:tellも人気どころが崩れればチャンスはありそう。  

Posted by 7月の魚 at 10:53Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2014年09月12日

不思議な読後感に襲われて

クリアした後、満足感に浸れるものが良作とするならば、不満ばかりが頭に残るものが駄作で、感動も不満もなく1週間もしたら内容をすっかり忘れてしまいそうなゲームが凡作と仮定すると、ほとんどのエロゲーがこのどこかに含まれるのではないかと思います。
もちろん良作が多ければ多いほど良いのですが、残念ながら凡作・駄作が多いのがこの世の倣いというわけですが、中にはこのどれにも当たらない妙な読後感に襲われるゲームがあるわけで・・・
今回ハロー・レディ!(暁WORKS)をクリアして久々にそんな感覚を味わいました。

もちろんこのゲームをプレイして口が裂けても面白くなかったなんて言うつもりはありません。るいは智を呼ぶ‘&’ -空の向こうで咲きますように-を評価しているように、このスタッフのゲームはいつも楽しませてもらっているのです。そして今回も期待していただけの力は見せてもらったとは思っています。


(ここからネタバレ)


そんな今作ですが、目立つのはこれまでのこのラインの作品とは一線を画す主人公の設定でしょう。その唯我独尊ぶりは開始当初鼻に付いたのですが、話が進むにつれて余り気にならなくなりました。というのも自分の譲れない部分を別にすれば、意外な柔軟性も持ち合わせている人物に描かれていたからです。そして異能バトル&復讐譚に相応しい高スペックな能力。前2作では全くの役たたずだった主人公のことを考えれば、この主人公の変貌ぶりは驚きといっていいくらいでした。
この主人公に比べるとヒロインはやや脇に回ったような印象はありました。それでも水準以上の魅力は保たれていたとは思います。朔はメインヒロインに相応しい純粋・高潔さを感じさせてくれたし、予想通りとはいえ珠緒のデレっぷりは強烈。この2人に比べると空子とエルはキャラクターとしてはともかくヒロイン性はやや弱いかなと思わないでもないですが、その分ストーリーで充分活躍しているのでお釣りがきます。その4人が揃うラストバトルは豪華絢爛といってよく、メインヒロインの朔だけでなく攻略済のヒロインにも光を当てた構成は良かったといえます。

ただプレイ後にどうも歯の間に小骨が引っかかったような違和感を感じたのは事実なのですね。
これはぼくが復讐譚というジャンルが元々好かないということがあるかもしれません。これは大部分の復讐譚が悲劇ものとしての体裁を整えているためで、悲劇よりもハッピーエンドを好むぼくの体質とは合わないからです。実際この作品も妹の瑠璃のために復讐を実行していた主人公に最後立ちはだかるのはその瑠璃だったというのは(主人公にとって)悲劇以外の何物でもありません。ライターも復讐譚を締めるには黒船を倒してハッピーエンドとするよりも、これまでの復讐譚を踏襲したいという欲求に駆られたのではないかと思うのです。
ただラストでの瑠璃の登場シーンがやはり唐突としか思えなかったのが痛かった。これはライターの伏線の張り方が悪かったというより、主人公と黒船とのイデオロギーをぶつけあった好バトルの後だけにやや損をしてしまったと思うのです。これは寄席でトリの前でひざがわりがたっぷり人情噺を熱演してしまったようなもので、これではトリの前で客が席を立ってしまっても仕方なく瑠璃とのバトルが蛇足のように思えてもある意味仕方ないところ。これまで構成の巧みさをみせてきたライターが唯一失敗したと思わせる結果となったのは皮肉としか言いようがないのですが、ではこれに変わる対案があるかと訊かれれば非常に難しい。まさか黒船に手を抜いて早々に退場しろとは言えないですしね。(まあぼくがバトルものに慣れてなく、2本続いたバトルに大概疲れてしまったこともあるのですが・・・)

そんなラスト部分でのマイナスはともかく全体を考えれば良作といっていい筈。それでもぼくがどうも物足りないと思ってしまったのは、これまで日野&衆堂ラインでは欠かさず登場していたヒロインが欠けていたことにあるとようやく気づきました。るい智のこより、コミュの紅緒、”&”の梨子とこれまで受け継がれてきたヒロイン枠が今回途切れてしまったためにぼく的にはどうもひと味欠けるような気がしたのですね。コーヒーに砂糖。紅茶にレモン。秋刀魚に大根おろしのように別になくても楽しめる(中には無い方がいいという人もいる)けれど、存在しないとどうも物足りない。決して主役を張るタイプのヒロインで中にはプレイヤーをイラつかせてしまうような存在だったかもしれないけれど、ストーリーを彩るヒロインとして欠かせなかったとぼくは思うのです。

いやエルがいるだろうと云われるかもしれませんが・・・勘違いしないでいただきたい!ぼくが言いたいのは決してロリ枠というわけではなくて、正義感が強くそしてそれがどうも空回りしているような青臭いヒロイン。そんなヒロインが今回存在しなかったことがぼく的には寂しく覚えたのです。
まあ主人公の設定的にこういったヒロインが存在しづらかったことは分かるんですけどね。  

Posted by 7月の魚 at 17:56Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2014年08月30日

偉大な名を冠した効果は・・・

汗かきの体質のため夏が嫌いという割にはほとんど夏バテしたことがないぼくですが、今年の夏はさすがにバテ気味です。例年の夏と比べてまだ涼しいと云われる今年の夏でこの状態ですから酷暑と云われる年だったらと考えると恐ろしくなってきますが、それはともかく社会人になって以来順調に増え続け全くといっていいほど落ちる気配のなかった体重が順調に落ちていっているのが怖い。まあ減っている食事量とそれ以上に増えている酒量の事を考えれば当然かもしれませんが。

そんな体重のように順調に減らないのが積みゲーですが、それでも最近の食事のように買う本数が少なくなっているおかげで少しずつ減っているのは確かです。
そんな中、今回クリアしたゲームがつよきすNEXT(CandySoft)でした。前作のつよきす3学期でつよきすワールドへの造詣の深さを見せてくれたさかき傘氏のシナリオということで期待していたのですが・・・

(ここからネタバレ)

結論を先に言うと、今回のつよきすNEXTはこれまでのつよきすシリーズと似て非なるものと云えるのではないでしょうか。
確かにつよきすで登場したキャラクターも登場しますし、またCGこそないものの存在を匂わせるキャラクターもいます。そういった意味でつよきすシリーズの一環といえないこともないのですが、プレイしている感触からは、あのつよきすの世界を楽しんでいるという雰囲気が全く起きなかったのです。
この理由として、前作の対馬グループを形成したカニやフカヒレ・スバルと比較して今作の主人公グループのキャラに魅力がなかったと言ってしまえばそれまでなのですが、ぼくが思うには今回の主人公のグループは対馬グループと比較して縁が薄いように感じられたのが原因と思うのですね。これは別に今回の主人公が仲間意識が薄いと言っているわけでなく、前作のようにグループの強固さを形作るようなエピソードがあまり語られなかったからそう感じてしまったのではないかと思うのです。

そういった友情部分があまり強く触れていなかったのに対し、逆に強化されていたのがヒロインとのイチャラブ部分。ネコ先輩や伊那瀬のデレに変わった際の豹変ぶりは楽しいし、チェリの友情が恋愛に変わっていく関係も定番ながら興味深く読めた。ただどのルートも消化不良というより、週刊少年漫画の連載が突然打ち切りを喰らったような駆け足ぶりが気になりました。これは最終ルートの澄香を目立たせようというライターの思惑があったように感じるのですが、ぼく感じるにははっきりいって逆効果。澄香がつよきす本編のよっぴーのようなアクの強いキャラクターならもう少し変化があったのかもしれませんが、ピュアで素直がウリの彼女にグランドルートを任せるのは荷が重すぎるように思えて仕方ないのです。悪役も信念だけ凝り固まった策ばかり弄する小悪党というキャラは序中盤のルートならともかく最終ルートを務めるにしては澄香以上に役不足。そして一番問題なのはこのルートで澄香が精神的に強くなった(成長した)という部分があまり見られなかったこと。これではつよきすという題名を冠するヒロイン・・・特にメインの・・・として相応しいとはとてもいえない。こんな蛇足としか思えないルートを作るなら、各ヒロインのルートの収束にもう少し力を入れた方が良かったように思えてならないのです。

ヒロインは誰もが可愛いし、アクが強く万人受けするとはとてもいえないヒロインが揃っていたつよきす本編と比べれば楽しめるシーンは多い。全体に散りばめられているつよきす本編の名残など、ライターのつよきすに対する知識の深さは今回も健在。ただつよきす本編と比べると根本的に味が違う。これならばつよきすNEXTなんて上段に振りかぶったタイトルを付けなくても、全くの新作としてリリースした方が良かったように思えて仕方がない。このタイトルのため嫌でも本編と比較してしまうことになるし、言いたくはないですがフカヒレのような存在がないことが目に付いてしまうのです。決して詰まらないゲームではないだけに、自ら土俵下に足を踏み出してしまったような結果になってしまったのは惜しいことこの上ないというのがぼくの評価でした。

あとこれはぼくの気のせいかもしれませんが、あの最終ルートを入れたのはつよきすよりも真剣で私に恋しなさい!の影響を受けたのかと思ったり思わなかったり。とするとライターのタカヒロ氏に対する念というのはかなり強いものがあると思うのですが、今回に関してはややその意識が強すぎたのかもしれませんね。  

Posted by 7月の魚 at 16:29Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2014年08月19日

8月の発売予定表から

地方(同人)競馬の祭典(コミケ)の影響からか毎年頭数が揃わない真夏のレース(8月)だが、今年は例年以上に寂しい顔ぶれとなった。押し出される感じで人気になりそうな馬も弱点を少なからず抱えているだけに悩ましい。それだけにどの馬にもチャンスがありそうな難解なレースとなりそうだが、出走頭数的にも買い目はそれほど広げられないだけに点数を絞って様子見する方が無難かもしれない。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

△悪の女幹部2「キサマなどに教育されてたまるかっ!」(ルネ)
厩舎(ブランド)創立10年超という古参厩舎でもみじ戦乙女ヴァルキリーら時代を彩った母系(シリーズ)を走らせたルネにとって、現在の看板母系がこの悪の女幹部だろう。他の所属馬と違い凌辱的要素はほとんどなくて、バカ寄りの走りを見せるのが特長で今回もそれを踏襲。ただ今回女幹部の魅力がやや薄く感じるのと、どうやら主人公が熱血系でこれまでとはやや違うタイプというのは気になる。同じ厩舎所属馬が前走で脚元不安(バグ)を露呈してしまったのも古参厩舎とは思えない失態。そういった不安要素はあるが、前走の実績を考えればそういった不安を吹き飛ばすだけの能力は秘めている筈。連下で一応押さえておきたい。
期待度 ★★★☆

◎貸し出し妻、満里奈のネトラセ報告2 CASE.元AV男優&敏感妻(アトリエさくら)
間隔を詰めてNTR血統(設定)を使ってきているアトリエさくらの馬では近走一番好成績を残した貸し出し妻、満里奈の直仔(続編)。騎手ジェントル佐々木の能力が一番生かせる人妻ヒロインとNTRでなくネトラセという趣向が好走の要因で、それを素直に受け継いでいるだけにここでも充分勝負になる筈。相手が大学生から元AV男優に替わるということで、ヒロインがどのような変化をするか心配な反面楽しみでもある。今回相手も恵まれているだけに直線抜け出して来ても不思議でなくここは本命に抜擢。
期待度 ★★★★

催眠パラノイア(INTERHEART)
復活後の走りが悪くないインターハートの最新馬。抜き系というのは同じだが血統はインブリード(近親)もあればNTRありと自在性が持ち味。今回は痴漢&催眠というニックスだが、相性が良さそうで意外に成功例が思い浮かばない組み合わせというのが気にかかる。これは羞恥に打ち震えるヒロインを主人公の指技で快感に変えるのが持ち味で、催眠術という手段はお手軽すぎるという点が嫌われるためか。あと痴漢系で好走条件に挙げられるのが主人公のキャラクター性。アンチヒーロー的カッコよさがあれば心強いのだが、これもどうやら期待しづらい。この厩舎は元々痴漢系の馬を多く走らせていただけに変わり身はあるかもしれないが、その可能性は小さそうだ。
期待度 ★☆

△サツコイ 悠久なる恋の歌(ALcotハニカム)
ここ2戦、いいところがなかったハニカム文庫だが、今回はこの厩舎ではハズレを出していない瀬尾順を再びトレーナーに迎えて巻き返しを狙う。軽い走り(シナリオ)に魅力的なヒロインというこれまでの馬とはやや様相が違いシリアス多めというのが今回の特徴となるが、正直瀬尾氏にシリアスは向かないだけにそこに拘るようだと凡走の危険性は大きい。ただ追い切りを見る限りは相変わらずの軽い脚捌き(テキスト)で魅力は失われていないようだ。気になるのがヒロインの魅力はこれまでの馬と比べるとやや落ちるように感じる点。前走の駄妹と駄幼馴染のセットが強烈だっただけに余計そう感じるかもしれないが、今回はやや割り引いて考えたい。
期待度 ★★★☆

女子のおしっこいじめ 女子便くんといわれたボクの6年間(しろいぱんつ)
幼馬(ロリ)ヒロインがショタ主人公を性的虐待するという、ここ最近ではほとんどお目にかかった事のない血統。ここまでニッチな血統だとさすがに人気は集まらないとは思うが、それでもインパクトのある馬名や厩舎名から注目されそう。ただ不安なのは取材する限り馬体(CG)がやや寂しく映る点。騎手のはつもMBS Truthの馬に乗った際はそれほど悪くないように見えたが、今回に限ってはやや魅力不足。純粋な抜き系とはいえないだけにそれほど心配はいらないかもしれないが、安馬(低価格)ではないだけにある程度の能力は見せないと入着争いに終わってしまいそう。
期待度 ★★

セイカツ!みんな大好き! 極めて、えろラボ!(マザーグース)
厩舎開業といっても実は名門厩舎の姉妹厩舎というのが多い昨今の競馬情勢の中で、全くの新規開業というのは珍しい。オナニーを見られた主人公がメインヒロインに脅されエロいことに従事するという展開はツッコミどころ満載だが、コメディ&抜き系なだけにそのあたりはそう心配ない。騎手のこもだとあんこ工房は抜き系では実績充分でまずまず信頼できる。ヒロインも定番のお嬢様から無表情に高飛車系と定番揃いに騸馬(男の娘)と揃え、今流行のエロ色の強い萌え系という血統から外れてはいない。ただ追い切りが公開されてない上にラシックス(声優)も未公開とあまりに未知数な部分が多すぎる。ここまで馬がヴェールに包まれているとちょっと買いづらいし、出走賞金(データ数)も集まらないのではないか。
期待度 ★★

蒼撃のイェーガー (propeller)
この厩舎得意の燃え血統で、久々に日本競馬(エロゲー)に復帰ということで注目を集めている。ただトレーナーがこの厩舎を支える東出祐一郎でなくエヴォリミットのような走りを見せられるかというと疑わしい。そのトレーナーの空蝉座はこれまで凌辱系の馬しか担当したことがなく、どこまで燃えバトルをこなせるかとなると微妙だ。注目された追い切りの動きも芳しくなく不安は倍増。いくら実績があるとはいえ、これでは見送りが妥当だろう。
期待度 ★★

▲できない私が、くり返す。(あかべぇそふとすりぃ)
馬名からループ系であることを明示してあるのは、ファンにとっては有難い。この血統は一概に同じような展開が続き退屈に感じられてしまうケースが心配されるが追い切りを見る限りその点に関しては大丈夫そう。ただ配合を見る限りあまり大化けしそうもなく、結末がほぼ予想されてしまいそうなのが難点。それを覆すくらいの走りを見せて欲しいものだが、ご都合主義的結末に終わってしまう可能性も大きい。期待と不安が半々だが、秘めた能力は赤そうなだけに一発も魅力を考えて単穴に推す。
期待度 ★★★☆

なまイキ ~生粋荘へようこそ!~(アトリエかぐや)
名騎手choco chipの古巣復帰第2戦。前走が期待ほど動けなかったが、敗因はよく分からないというのが記者の正直な見立て。エロさが足りないという感想を見ると、騎手に責任の一端があるとも考えられる。ただ騎手の能力に翳りが出たというより、馬と手が合わなかったと見るのが妥当か。そんな今回だがトレーナーが替わったとはいえ同じような血統であり、またも同じ轍を踏む可能性が強い。名手choco chipとしては何とか意地を見せたいところだが、今回走らないようだと抜き系から萌え系への転向を考えた方がいいかもしれない。
期待度 ★★

〇花嫁と魔王 ~王室のハーレムは下克上~(エスクード)
近走脱衣バトル系一本で走るエスクードで、今回も同様の血統。一見ヒロイン責め主体のM主人公と思わせながら、お決まりのハーレムにヒロインを裏切る展開まであるのは嬉しい。騎手はほぼ新人といっていい実績も取材する限りはこれまで起用してきた騎手と遜色ない。問題はトレーナーに実績がない点だが、あかときっ!!でも似たような心配をされながら走っただけに、さほど気にする必要はないのかもしれない。他馬が不安を抱えたり未知数な部分が多かったりと泣き所を多く抱えているだけに今回は久々に出番が巡ってきたか。
期待度 ★★★★

晴のちきっと菜の花びより(Parasol)
騎手の能力を生かした萌えの強力さと、走りの内容の薄さという往年のF&Cのエッセンスを受け継いでいるParasolの最新馬。ちこたむ&魚というF&Cの流れを汲んだ騎手の能力の高さは言うまでもないが、トレーナーまでF&C出身というのが泣ける。ヒロイン数も多く隠しヒロインの存在もありとサービス精神は買えるが、追い切りを見る限り過去この厩舎で走った馬と変わらない印象。今回も入着が精一杯といったところだろう。
期待度 ★★

ひまわり!! ~あなただけを見つめてる~(Sweet light)
地味ながら堅実に走る馬を輩出しているSweet lightの最新馬。騎手は今回デビュー戦に起用されたp19に戻し、萌え色を増強。E‐mote導入という隠し球もあって、この厩舎の持ち味である雰囲気を高める効果に期待したいところ。ただ追い切りを見る限り走りが地味。テンポの良い走りと相性が合うE‐moteだけに、この脚捌きを見る限りやや不安が高まる。作りこみについてはしっかりしている厩舎でその点に関しては誉めていいし相変わらず雰囲気は良さそうだが、その雰囲気だけに終わってしまいそうな可能性が強そう。
期待度 ★★☆

△PRIMAL×HEARTS(ま~まれぇど)
萌えからエロにと徐々に転向してきたま~まれぇどだが、今回さそりがために芦俊 という騎手の起用をみる限り本格的にエロに舵を切ったようだ。元々走りにはそれほど期待できない厩舎だけにこの転向は納得といったところで、追い切りもその期待に充分応えられるだけのものは備えている。ただやはり走りに関しては期待出来なさそう。二つの生徒会が存在する理由も何かヒロインに違う衣装を着せたいだけの後付けの理由しか感じられなくて萎える。ただそのあたりにツッコミを入れたらこういったタイプの馬は狙えない。後は得意のエロに持ち込んでどこまでカバーできるかがカギ。今回はメンバーが甘いだけにそろそろ連対を窺ってきてもおかしくない。
期待度 ★★★

僕の愛しい妹が寝取られちゃった理由(Mink EGO)
この母系もこれで3代目。妹NTRに絞った血統というコンセプトが目新しかったが、思ったほど成功したと厩舎サイドは感じなかったのか、騎手・トレーナーをこれまでと一新して上位を狙う。ただデビュー戦の頃にあった妹の持つ清楚感がやや薄れてしまった気がするのがどう出るかがカギ。騎手はベテランだし決して能力が低いわけではないが、ティータ・Jの持つ味とは異なるだけに、愛する妹がNTRに遭うという虚無感に欠けるようだと辛い。取材する限り抜きに関しての水準は高そうだが、それだけで勝負するには惜しい血統だけに記者的にはもう一皮剥けてほしいところ。
期待度 ★★☆

魔王のくせに生イキだっ! とろとろトロピカル!(Luxury)
それほど成功したという印象がないだけにまさか2頭めの直仔が出るとは思ってもみなかったが、記者が考えている以上にファンが多い母系なのかもしれない。今回はこれまで登場したヒロインと夏のバカンスを楽しむという非常に分かりやすい血統で、そういった意味では大きく裏切られることはなさそう。いい意味で頭の悪い母系なだけに真剣に走りを考えるだけ無駄だが、時計どおりには走ってくれれば充分。といっても馬券に絡むまでの走りとなるとさすがに厳しいか。
期待度 ★★☆

(本紙の見解)
抜けた馬がいない記者泣かせのレース。前走の走りが印象的な貸し出し妻、満里奈のネトラセ報告2 CASE.元AV男優&敏感妻が一応中心。レベルの高い抜き要素とメインヒロインの魅力は安馬に留まらせておくには惜しい器。ここなら充分主役を張れる。逆転なら最近脱衣系に力を入れる厩舎の最新馬花嫁と魔王 ~王室のハーレムは下克上~。最近再び勢いが出てきているだけにその流れに乗りたい。メンバー中では一番潜在能力が高そうなできない私が、くり返す。だが追い切りを見る限り不安要素も大きく単穴評価に落としたが、メンバー的にあっさり勝たれても不思議でない。実績あるトレーナーに戻し巻き返しを狙うサツコイ 悠久なる恋の歌に、厩舎の看板に成長した悪の女幹部2「キサマなどに教育されてたまるかっ!」も不気味。時計が掛かれば抜きに重点を絞りつつあるPRIMAL×HEARTSの浮上も。  

Posted by 7月の魚 at 08:00Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想