2013年12月30日

休暇にはまだ早い

いよいよ今年も終わりを迎えようとしています。
例年と同じく今年も年末年始休暇なんてある筈もなく、しかも除夜の鐘を職場で迎えなければいけないという事態に。結局大掃除なんてまともにする暇なんてなく、埃やら積みゲーやらに埋もれながら新たな年を迎える事がほぼ確定したわけです。
まあ正月前後に当直勤務を入れると給料はいつもの月と比べプラスにはなるのですが、例え懐は豊かになったとしても使い道がなくては仕方ないのですね。以前はこうした臨時収入があるとプレイする見込みもないような新作を買い込んでいたものですが、積みゲーの山を見るのが虚しくなってさすがに最近は自重しているこの頃。

そんなぼくが最近買い込んでいるのが芋焼酎です。といってもさすがに森伊蔵や魔王・村尾なんていうプレミア焼酎に手を出すほどの勇気はありませんが、それでも普段飲みの焼酎よりかなり値の張る銘柄を買っています。この年末も伊佐美や赤霧島・山ねこといったそう気軽には飲めない芋焼酎を手に入れてきました。ついでに某量販酒店で売っていた福箱(袋)なるものも初めて買ってみたのですが、家に帰って箱を開けてみたら値段相応の銘柄しか入ってなくてガッカリ。これでは酒店の在庫処分に協力しただけと思わないでもなかったのですが、そういえばかなり昔に某ゲームショップの福袋を買ったときも入っていたのはホント酷いもので、単なるワゴン品の処分に手を貸しただけだったことを思い出しました。あれ以来福袋は絶対買うまいと誓っていたのですが、まあ焼酎はエロゲーと違って腐ったり(値打ちが落ちたり)しないのが救いですけれど・・・

そんなわけでお世辞にもいい年といえなかった今年のことは忘れ来年こそはいい年にしたいもの・・・といってもこの年末年始の勤務が終わらないとぼくの本当の正月休みはやってこないわけで、のんびり積みゲーを崩すのももう少し先のこととなりそうです。まあその時くらいは普段飲みの焼酎でなく事実上部屋のインテリアと化している銘柄の封を切って楽しもうかと思っているのですが、果たして無事正月を迎えられるかどうか。何せ仕事柄カゼを貰いがちで、休暇中まるまる療養にあてなければいけないなんてことも充分考えられますので。取りあえず大晦日の当直勤務が終わったら熱田神宮に初詣に行ってj今年も健康に過ごせることだけでも祈っておこうかと考えています。

それでは今年の更新はこれで最後となりますが、皆さん良いお年をお迎え下さい。そして来年も良いエロゲーに逢えますように。  

Posted by 7月の魚 at 15:53Comments(0)TrackBack(0)その他
 

2013年12月21日

今年の収穫

今年もあとわずかとなりました。
個人的に考えればとても良い年だったとはいえないまま1年が終えようとしているのですが、体調が芳しくない中それでも入院だけはしなかったということを考えれば最低であっても最悪ではなかったということでしょうか。
ただ最近本当に疲れが取れにくくなってきたことは自覚していて年齢を感じるようになってしまいました。先週末あたりからまたまた酷いカゼを患ってしまった(幸いインフルエンザや感染性胃腸炎ではありませんでしたが)のですが、それでも仕事は休めないものですからここ数日家に居る間は横になっていることがほとんど。本来なら大掃除や年賀状など年越しの準備をそろそろ始めないといけないところなのですが全く手つかずで、ましてエロゲーなんて触ってもいないくらい。本来なら大晦日までに1~2本くらいはクリアしておこうと思っていたのですが、どうやらそれも達成できずに終わってしまいそうです。

幸い(といっていいか微妙なのですが)今月は1本しか購入するものがなくて、新たの届いたエロゲーの箱を見てげっそりすることは無かったのですが、よくよく考えると例年と比べ今年はあまりゲームを購入しなかったような気がします。気がするだけでなく実際調べてみたら今年購入したゲームは21本。統計を取った訳ではないのですが、月平均購入本数が2本に達していないというのはぼくにしては少ないような気がします。そんな少ない購入本数にも関わらず積みゲーは順調に増えつつあるのですから、本来ならまだ購入本数は多いくらいなのでしょう。まあぼく的には無理して購入数を減らそうなんて露とも思わないですが。

そんな少ない購入本数の中、当たりと云われるゲームを多く掴めたのは幸いで、唯一今年の良かった点かもしれません。話題作の続編である乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-(Navel)は期待以上の面白さだったし、まだプレイ出来ていないのですが今年話題になったChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-(inre)も発売日に手に入れていて来年こそはプレイしたいと思っています。ただぼく的には今年一番の収穫だったのは大図書館の羊飼い a good librarian like a good shepherd(オーガスト)で、前作の穢翼のユースティアの成功と合わせてぼくのオーガストを見る眼が大きく変化させられました。「エロのないオーガストなんてオーガストでない。」とのたまいていたぼくがまさかエロなしのスピンオフ作(大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~)に手を出すなんて想像をしたこともありませんでした。来年はファンディスクも発売されることですしエロゲーを始めて間もない頃の楽しさを再び甦らせてくれたオーガストには本当に感謝したいと思っています。

ではでは短いですが今回はこんなところで・・・

今年あと1回くらいは更新したいと思っていますので最後のの挨拶は次のために取っておきます(ペコリ)  

Posted by 7月の魚 at 12:08Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年12月12日

12月の発売予定表から

いよいよ今年も最終レースを残すのみとなりました。いつもなら有力馬が揃い激戦が期待されるところなのですが、今年は古豪・名門厩舎からの出走がなく注目馬(ゲーム)も不在とラストを飾るにしてはやや寂しい一戦となってしまいました。少頭数なだけにある程度買い目も絞れそうで馬券的妙味も薄そうですが、レースの中味だけは熱くなって欲しいものです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

星継駅疾走軌~アステライトシッソウキ~(raiL-soft)
一時上位を賑わしたraiL-softもこのアステライトを母系(シリーズ)とする馬以降はほとんど目立たない存在となってしまった。ネット(ダウンロード)販売中心というセールスと血統バラ売り手法が失敗してしまった形。今回はネットより先にショップで販売するなど反省が見られるが、父(本編)の存在があまりに乏しいだけに新しいファンを取り込むには厳しそう。賞金(データ数)不足でゲートインが果たせるかというのも怪しいだけに狙うには厳しい。
期待度 ★★

あやめの町とお姫様(MORE)
音楽を父系(舞台)とした配合にハズレは少ないだけに注目されたデビュー戦だったが結果は散々なもの。血統(設定)に惹かれるものはあったが、トレーナー(ライター)の力不足とそれに伴う主人公の酷さが足を引っ張った形。今回もトレーナーが同じなだけに血統に魅力があっても素直に飛びつけるかというとやはり微妙。騎手陣の成長は確かで、馬体(CG)もデビュー戦の頃と比べると良化。それだけに走り(シナリオ)さえまともなら変わり身も考えられるが、その確率は高くなく見送りで。
期待度 ★★

△戦場のフォークロア 亡国の騎士団(でぼの巣製作所)
年末のレースでは遊べるタイプの大型馬(大作)の出走が多くなるのだが、今年に限ってはそういったタイプの馬が見当たらず強いていえばこの馬くらい。それだけに恵まれての上位進出は一考したい。ただゲーム性の底が薄いのがこの厩舎の特徴で、リアルタイムSLGという難しい血統をどこまで理解して仕上げられるのか不安は残る。エゴ厩舎では異端な血統だった蒼ざめた月の光のトレーナーだった西出明久が久々に調教を手がけるのは楽しみで、これまでと比べて走りでは一番期待できそう。ただ肝心の脚元(システム)が追い切りが短いところしか追ってなく今ひとつ不鮮明。これまでの厩舎の実績を考えると、同型馬の不在というチャンスを生かせるか微妙なところ。
期待度 ★★☆

〇その花びらにくちづけを 白雪の騎士(ゆりんゆりん)
ここ2走安馬(低価格)を走らせて期待を裏切ったゆりんゆりん厩舎だが、主戦騎手のぺこが再び騎乗するといことで変わり身の機運が高まる。好走したその花びらにくちづけを ミカエルの乙女たちの直仔(続編)的存在だが、父(本編)に登場した百合カップルの焼き直しでは二番煎じに過ぎないだけにどこまで新味を出せるかがカギ。それだけに馬名(タイトル)にある白雪の騎士こと新ヒロインでメイン格の篠崎六夏と白河沙雪のカップルがどれだけファンの心を掴めるかどうか。それでも父から考えれば極端な凡走は考えにくく、メンバー的にもここなら上位を争える存在。
期待度 ★★★☆

Timepiece Ensemble(GLace)
幼馬(ロリ)専門厩舎として注目を浴びるGaletteの姉妹厩舎がデビュー。一流厩舎での騎乗経験があるせせなやうを鞍上に確保し初戦から上位に食い込んできそうな勢い。ただトレーナーが近走手掛けた馬がことごとく惨敗という若瀬諒となると不安が先立つ。実際追い切り(体験版)でも脚元(システム)に不安を抱えているようで動きも冴えない。ここにきてゲートインを1週延ばす決断をしたが、1週間でどこまで立て直せるか疑問だし、肝心の走りも期待できない以上狙えそうにもない。
期待度 ★☆

◎つよきすNEXT(CandySoft)
名馬の名を冠した馬は大抵凡馬に終わるケースが多いがつよきす3学期でまさかの大駆けを演じたさかき傘がトレーナーということで色眼鏡を掛けて見るのは禁物。土台があらかじめはっきりしている馬を調教するに長けたトレーナーだけに不気味だ。父に騎乗した騎手と比べて今回跨る天海雪乃は下馬評は高くなく、そもそもこの馬に向いているタイプの騎手かどうか疑わしい。それでも馬の能力に疑う余地はなさそうで、実際追い切りの走りも軽快。ヒロイン萌えという点に関してはやや微妙もこの相手なら力で首位争いを演じてくれそう。
期待度 ★★★☆

南国搾乳☆みるくアイランド娘。発情篇(MBSTRUTH)
南国さく乳アイランドの直仔(続編)のようだが、父自体下級条件(中央値60点台)馬だっただけに大きな期待はできなさそう。姉妹厩舎に移った父騎乗の望月望に替わり手綱を握る赤木リオもこの厩舎の馬に乗るのは3度目で、メイビー動画(アニメ)にも慣れてきていて不安はないが、問題となるのはトレーナーの方。この厩舎の主戦トレーナーの猫柳まんぼはキャリア豊富だが、全くといっていいほど走る馬を出してなくてとても期待出来ない。抜き系では珍しくない天然バカ主体の作戦は定番も、直線末脚を発揮しないまま終わってしまうだけに今回も同様の競馬となってしまいそう。
期待度 ★☆

△肉牝R30 肉欲に堕ちた牝たち(アトリエかぐや)
今年出馬攻勢を仕掛けてきたアトリエかぐやが年末のレースにも登録してきた。騎手は最近腕を上げてきたみゃぁんでエロさも上昇中。前走のミニパイくれ~ま~と違い巨乳に偏ったヒロインがどう出るかだが、記者の好みはともかく巨乳好きにはたまらないはず。不安点はヒロインの年齢層が高めというのがどう出るかで、この厩舎の好走例は動画系か萌え&抜き系でこういったタイプの馬では好走例がほとんど見当たらない。次レースでchoco chip騎手の復帰戦が控えているだけに厩舎もさほど力が入ってなさそうで、押さえで狙うのが精一杯かもしれない。
期待度 ★★☆

白濁姉妹 生意気なあの娘の顔にぶっかけろ!(濡汁)
時計が速くなると付いていけない傾向のある抜き系の馬を走らせている割には、走らせた2頭をしっかり入着を果たしているあたり今後に期待が持てそうな濡汁厩舎の最新馬。ただこれまで手綱を握ってきたいっせーが姉妹厩舎の出走馬に依頼されて起用できず、競走馬(エロゲー)としては初めて騎乗となる彩葉を起用せざるを得なかったというのは小さくない痛手。これまで手がけてきた馬同様ヒロイン籠絡凌辱系だろうが、騎手の乗り味を考えるとやや違和感を感じるだけに影響を与える可能性はありそう。ヒロイン数がやや少なく感じるのも厳しくこれまでのような楽な競馬は出来そうもないか。
期待度 ★☆

雛といっしょ(Ex‐iT)
前レース(月)の出走予定が直前に回避。確かに激戦の前レースに走らせるより今回の方が相手的には楽になったが、それでも上位進出となると厳しい。父に騎乗した当時と比べ騎手の劣化がはっきりとしていて萌えという点で不安が多いし、実際全兄ひよこフェスティバル!がほとんど結果を残していないだけに、同じ直仔(FD)としてどこまでファンの需要があるのか心配される。厩舎の努力は認めるが今回も出走賞金(データ)数の確保が微妙な情勢ではやはり狙えそうにもない。
期待度 ★☆

まじかりっく⇔スカイハイ 空飛ぶホウキに想いをのせて(Whirlpool)
毎回入着するのが精一杯というのがこの厩舎の定番で、騎手が水鏡みすずに替わってもそれは同様。ファンタジーな世界観はこの厩舎では定評のあるところで、ヒロインの可愛さについてもなかなか。ただそういった雰囲気の良さを生かせず軽い走りに終始してしまうのがこの厩舎の馬の悪い所。トレーナーもお馴染みの大三元では大きく変わるとは思えない。今回メンバーはかなり恵まれたが、それでもぎりぎり連に絡めるかといったところか。
期待度 ★★☆

メイド超狂イク 服従母娘、孤島の館での淫虐調教(BlackRabbit)
厩舎の実績もほとんどないし、抜き凌辱系の馬にしては騎乗する騎手に惹かれるものがなく常識的に考えれば苦戦が予想される。それでも好走に一縷の望みを託すとすれば、トレーナーの佐野一馬の手腕に懸けるしかない。最近目立った馬を出していない佐野一馬だが、手掛けた馬のほとんどが安馬で思うように能力を発揮するというわけにはいかなかった。それだけに猟奇の檻当時の輝きを取り戻せれば、久々の復活もあり得るかもしれない。ただそれでもそれに賭けるのはかなり分が悪いのは確か。順当に考えれば見送りだろう。
期待度 ★★

▲ラブレプリカ(Garden)
VA系からまた姉妹厩舎がデビュー。一見普通の萌え系なように思えるが、ヒロインの内面の複雑さや臓器移植用クローンの存在等かなり大掛かりな血統の馬なようで、新厩舎スタッフの強い意気込みが感じられる。萌え系の馬にしてはやや騎手が弱いように感じられたがこれなら納得で、追い切りを見る限りこの騎手独特の乗り味が強みに感じられるくらい。それより問題はトレーナーの方で、追い切りで1.8GBとかなり長いところを追われたようにこれだけの大型馬にしては実績が物足りなく、純愛ミステリーノベルという題目に違わないよう最後きっちり纏めてくれるのか不安はつきない。そう考えると凡走に終わる可能性はかなり高そうだが、嵌れば直線一気に抜け出すことも可能。穴党ファンには見逃せない馬だ。
期待度 ★★★☆

√ハーレム!(CreamPie)
催眠血統専門のスタッフィングの騎手として売り出したさよりが、今回は新規開業厩舎で手綱を握る。元々タイプを選ばない騎手だけに、萌え&抜きがニックスされた馬とは相性が良さそう。和姦抜き系として安定した走りが期待できそう。馬名にハーレムとあるだけに当然複数Hが期待されるが、抜きに軸を置いているとはいえ多少は展開に説得力が欲しい。その点で気になるのがトレーナーの実績で風祭瑠璃夫という名は初耳。追い切りの動きはまずまずで誰かの変名という可能性は捨てきれないが、それでも不安は残る。和姦抜き系の馬は最近好走例が少なく厩舎デビュー戦ということを考えれば一走は様子を見たい。
期待度 ★★☆

(本紙の見解)
年末を飾るレースにしてはあまりに寂しいメンバー構成となった。他のレースに出走したら印が回るか微妙な馬もいる中、実績的に一番押せそうなのがつよきすNEXT。人気血統だけにファンの期待を裏切ってしまう可能性はあるが、トレーナーであるさかき傘の力を信じたい。主戦騎手に戻し巻き返しを狙うその花びらにくちづけを 白雪の騎士もここなら威張れる存在。安定度から考えれば人気どころでは一番で流し馬券ならこの馬から入る手も。不気味な存在なのが追い切りで迫力ある動きを見せたラブレプリカ。厩舎の強い意気込みが空振りに終わる可能性も高そうだが、それ以上に未知の魅力に惹かれる。絞ればこの3頭の争いだが、あと押えるなら肉牝R30 肉欲に堕ちた牝たちに、同型馬不在の隙を付く戦場のフォークロア 亡国の騎士団だが少頭数なだけにそれ以上手を広げるのは厳しそうだ。  

Posted by 7月の魚 at 18:46Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2013年11月30日

ハッピーエンドとは行かないままに・・・

今週くらいから寒さも厳しくなってきて、どちらかというと寒さに強いぼくでも朝の出勤時にはコートを着用するようになりました。職場内でも非常いや非情な寒いニュースが流れて、外だけでなく心の中まで霜が降りそうな気分。
そんな中のグランパスのホーム最終戦に見に行ってきたわけですが・・・

キックオフが17時ということで覚悟はしていたのですがさすがに寒い。名鉄豊田市駅から豊田スタジアムまで歩く途中に架かっている豊田大橋を渡っていると北風に押されて心底から冷え切ってしまいそうなのですが、その分熱い試合を見せてもらいたい・・・と言いたいところですが、正直そんな戦いにはならないだろうなという予感がしていました。というのも今節の時点でJ2降格の3チームはすべて確定。実のところ6月くらいには名古屋グランパスは絶不調で一方の相手であるヴァンフォーレ甲府も2ケタ順位に沈んでいたことから、もしかすると残留を懸けた一戦になるのではと期待(?)していたのですが、名古屋はその後やや調子を持ち直し甲府もしぶとく勝ち点を稼いでこの時点で残留を確定とやや勝負気配の薄い消化試合のような一戦になってしまったです。
それでも名古屋としてはストイコビッチ監督が率いる最後のホーム戦ということで士気は高いはず。名古屋のレジェンドというべきピクシーの勇姿が見られる最後の機会ということもあってかこのカードにしては多くの観客が見守る中、松尾主審の笛でゲームが始まりました。

(ここから観戦記)

ストイコビッチ監督のホーム最終戦。他にもチームに長く在籍していた阿部・増川・田中隼もグランパスのファーストユニフォームを着る最後のゲームということから気合充分の名古屋がキックオフ直後から甲府を押しまくる序盤。前半3分に永井が決定機を得たのに続いて、22分までに4度の決定機を得るなど名古屋にいつでも得点が生まれてもおかしくない状況だった。その原因は甲府が来季や勝ち残っている天皇杯を見据え、GKに初出場の岡やボランチに新井を起用するなどコンビネーションに不安があったことと、3バックの横のスペースを名古屋に突かれたからだ。ただ名古屋がことごとく好機をモノに出来なかったことで甲府の守備に落ち着きが生まれてその後は互角の展開に。それでも甲府の攻撃は柏やパトリックの個人技に頼る散発的なもので名古屋にそれほど脅威を与えられることなく前半はこのまま両チームに得点が生まれることなく終わる。
後半は名古屋が攻め疲れたこともあってかほとんど互角の展開に。それに苛立ったのかストイコビッチ監督は中村・ダニルソンの両ボランチを下げてダニエルと田口を投入。闘莉王をFWに上げてケネディとのツインタワーで強引に甲府ゴールをこじ開けにかかる。甲府のDFの身長がそれほど高くないことから妥当な作戦かと思われたがこれが裏目に出る。というのも今日のケネディは絶不調で対面する青山にほとんど仕事をさせてもらえず、またサイドからもいいクロスが入らず頼みの闘莉王も孤立するばかり。逆にパスミスをカットされ甲府にカウンターを浴びる場面が続出。闘莉王の代わりにCBに入ったダニエルの奮闘と甲府の決定力不足から失点こそ無かったが、強引にファールで止めるシーンが多かったのはイエローカードを4枚も貰ったことから明らか。結局後半の名古屋はほとんど何も出来ないままストイコビッチ監督のホーム最終戦はスコアレスドローに終わった。

悪いときの名古屋はいつもこんなゲームばかりで、もし甲府に決定力があればストイコビッチ監督にとっては悲劇が待っているところだった。そう考えればハッピーエンドではなかったものの最悪の結果とならなかっただけでも良しとしなければならない。それにしても来シーズンの名古屋はどんなチームになってしまうのだろうか?あまりの寒さで体調が悪くなって結局最後のセレモニーも見ないままスタジアムを後にしてしまったが、不安しか感じることができないホーム最終戦だった。  

Posted by 7月の魚 at 21:40Comments(0)TrackBack(0)サッカー
 

2013年11月26日

バカゲーとして成功したとは言い難いが・・・

美少女ゲームに於けるバカゲーというのは2種類あるとぼく的に思っていて、それは制作者が真面目に作っているのになぜかバカゲーとなってしまうもの(いわゆる天然)と、制作者側がプレイヤーを笑わせようと意識して作るものがあるわけですが、ぼくがどちらを好むかといえば断然後者となります。
ただこの狙って制作されたバカゲーというのがあまりリリースされないのですね。ライアーソフトもバカゲーメーカーとしての色が薄くなってしまったし、みなとそふとは寡作で純粋新作はあまり出さないメーカー。脳内彼女の作品は2本ほど手を出してみましたがどうもぼくの趣味には合わないし、唯一孤軍奮闘しているのがアサプロのみといってもぼく的には過言でないくらい。

そんなバカゲー受難の中、堂々バカゲーと名乗ってリリースされたらぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE!(HARUKAZE)には発売前から注目していました。批評空間での評価は今ひとつで良作には程遠いものになっていますが、こういった系統の作品は人の評価というものはあまりアテにならなくて、趣味・嗜好さえ合えば個人的名作に成りえるのです。そういった意味でかなり期待してプレイしたのですが・・・

(ここからネタバレ)

ハイスピードラブコメディという煽りが物語るように、アクの強いキャラクターたちが総登場するという意味では確かにバカゲーといえます。メインヒロインであるルキナの傍若無人ぶりを始めキャラクターたちの動きが疾走感に繋がり、クセのあるテキストにしてはテンポは良好。またあれだけアクの強いヒロイン&女性キャラクターを登場させながら、キャラがかぶることなくそれでいてプレイヤー(ぼく)に嫌味を与えなかったというのはライターの才能でしょう。まあその分、男性キャラが少々足を引っ張っているかもしれませんが、それもぼく的には許容範囲。そういった意味ではキャラクター作りという点に関しては充分合格点を与えられるのではないかと思います。
ただあれだけバカゲー向きのキャラを用意した割には、ぼく的に笑えるといったシーンがほとんどなかったのは意外でした。まあこのあたりは笑いの方向性の違いと言ってしまってはそれまでなのかもしれませんが、ぼくの分析ではキャラクターが総出でボケるばかりで冷静にツッコミを入れるキャラが不足していたのが嗜好に合わなかったのではないかと思うのです。一見対抗格のヒロインで常識人であるエリカがその役を務めるかと思っていたのですが、エリカは他のヒロインのルートに入ると目立たなくなってしまうし、自分のルートに入ると逆に他のキャラが目立たなくなる(生徒会メンバーでないためか)というわけでその任には当たらないのですね。本来ならこういったアクの強いキャラが総登場するようなゲームの場合主人公がツッコミ役を務めるはずで実際それを行おうというフシはあるのですが、どうも冷静なツッコミが出来ていないのです。これは主人公のキャラクター性に一貫したものがないことも一因なのでしょうが、そう考えればこのゲームのライターは主人公のキャラクター作りについては失敗しているといえます。

ただこのゲーム。実のところ一介のバカゲーという括りで扱うには終盤やや違和感の出てしまうルートがあります。主人公とルキナの凄惨ともいえる過去が語られるルキナルートがその代表で、メインヒロインのルートでバカゲーとは違う面が強調されるところを鑑みるとライターがただのバカゲーで収めるには飽きたらなかったことが窺えるのですが、それが必ずしも成功したかと問われるとやや疑わしい。というのもルキナルート終盤の主人公は単純バカこれ極まりという行動を取るばかりで、不快にしか感じませんでしたから。まあイサミの可愛い部分が見られたのは望外だったかもしれませんが、その代わりルキナが浮かばれなくなったので差引きはゼロ。いや読後感を考えればマイナスだったように感じられて仕方ありません。
それよりこのゲームの一番の収穫といっていいのが稲穂・ギ・ひかりルートでしょう。彼女とのやり取りやイチャラブっぷりはこのゲームでぼくが一番笑えた部分であり、バカゲーらしいノリとシリアスもの混在も適度な割合であり読後感も良かったです。そう考えるとこのライターの得意なのはバカゲーらしいギャグの応酬なのではなく、ヒロインを可愛く見せるイチャラブ展開なのかもしれません。

というわけでデビュー作ということを考えればまずまず成功といった評価が妥当なところ。出来れば次回は変なシリアスを入れずに全ルートラブコメ一本で走ってもらいたいと願うわけですが、それはともかくアサプロのデビュー作であるめいくるッ! ~Welcome to Happy Maid Life!!~ も終盤のシリアスが不発に終わったことを後の成功に繋げたように、HARUKAZEもこの経験を次回作に生かしてもらいたいと思います。  

Posted by 7月の魚 at 06:24Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年11月18日

後顧の憂いを絶つ

今年もはや残り1か月余り。ついこないだ年賀状を書いていたと思ったら、もうそんな季節になったかと考えると嫌になってきます。
日本の悪習の中でぼくが最大と思っているのがこの年賀状だと思っていて、日頃顔を合わせていて年賀状が届くまえに新年の挨拶をするような同僚にどうして賀状を書かなくてはいけないのかと思ってしまうのですが、まあ1年に1度顔を合わせるかどうかとういうような関係の人に、違和感をそう感じさせることなく消息を伝え(られ)るということを考えればそう意味ないものでないのかもしれません。
それはともかく、いつも自分の書いた年賀状を見直すと余りの悪筆さに目を覆いたくなるわけで(それでも年賀状くらいワープロでなく自筆でという見栄もあったりする)出来るだけ書かないように枚数を減らしてきたのですが、それでも全くのゼロというわけにはいかず毎年十数枚は悪戦苦闘しています。
先日その年賀状を買うため某チケットショップにいった時のこと・・・

年賀状を買った後、ふと他の商品を眺めていたとき、今年最後のグランパスのホームゲームである甲府戦のチケットが目に入りました。
(そういえば、今年はほとんどサッカー観戦に行けなかったな)
と思ったのですが、それもそのはずで、今年は1度しか生観戦をしていないのです。例年は少なくとも片手は生観戦しているのですが、この激減さは何なのか・・・

まあその理由ははっきりしていて、今年体調が悪い日があまりに多かったからです。
前もって買っておいたチケットが体調不良のため行けなかったことが2度あったため、それから恐くなって行く直前しかチケットを手に入れなくなってしまったからです。
こうした購入法にしたおかげで買ったチケットを無駄にすることはなくなったのですが、その半面行きたいと思っていたカードのチケットが売り切れていたり、また体調が悪いのを押してスタジアムに足を運ぶということがなくなったため生観戦が激減したというわけなのです。

しかし、グランパスのホーム最終戦ということは今年限りで退任の決まったストイコビッチ監督を見られる最後の機会・・・まあ再びグランパスの監督として復帰する可能性が全くのゼロというわけではないらしいのですが、それでも当分彼の勇姿を見る機会は訪れないでしょう。そう考えると前日が夜勤でまず体調が悪いことが予想される中でも足を運ばざるを得ない。
というわけでチケットショップの前で腕組みをして悩むこと10分弱。店から離れたときぼくの手には年賀状の他に甲府戦のチケットがありました。そんなチケットを眺めながらふと気づかされたのですが、美少女ゲームを予約する時も全く同じような行動をしているのですね。
良作か果たして駄作なのか?現在の状況でプレイする余地があるのか?悩んでいたらキリがないので結局目をつぶって予約する事がほとんどだったのですが、そんな気楽な予約の仕方をしていたのは予約金が安く例え引取りに行かなくても大した損にはならなかったからです。(といってもよほどの悪情報が広まっていない限り、大抵は渋々引き取るのですが)
ただ最近は某ショップの予約金が値上がりしたりして、事前の負担もバカにならない。まあ発売日に引取りに行きさえすれば別に損するわけではないのですが、それでももし購入しなかった場合のことを考えると逡巡するのもやむを得ないというもの。というわけで最近予約せずに発売日当日まで待って購入するということが増えつつあるのですが、実のところ予約していないと発売日にショップに行くのが億劫になって、以前なら手に入れていたはずのゲームも結局買わないまま現在に至るというケースが多々あるのです。

実のところ今月発売のゲームも1本も予約していなかったということで、その帰り某大手ショップに行き数本予約してきました。いわば後顧の憂いを絶ったわけでこのままいけば今月末は久しぶりに複数本の新作に囲まれそうなのですが、発売日当日は当直勤務で次の日はサッカー観戦。そして次の日曜日も出勤という過酷な日程の中、果たして予約したゲームを引取りに行く時間が有るのか・・・正直心配しています。  

Posted by 7月の魚 at 06:21Comments(0)TrackBack(0)その他
 

2013年11月12日

11月の発売予定表から

例年、好メンバーが揃うレース(月)だが、今年に限ってはやや小粒かという印象。それでも好素質な馬(ゲーム)が多く、レースとして考えれば面白そう。ただし予想となると超難解で、かなり購入点数を広げないと当たり馬券を掴める気がしないのは厳しい。今後出走回避する馬が多く出れば別ですが、購入候補からどの馬をオミットするかレース当日(発売日)まで悩まされそうです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

赤さんと吸血鬼。(ALcotハニカム)
アボガドパワーズで鳴らした大ベテラン大槻涼樹がALcot厩舎とタッグを組むというのは、古くからの競馬ファンにとって驚きと同時に楽しみ。しかもALcotハニカム抜けぬけ(1回おき)の法則から考えると今回は好走の番ということで期待が膨らむ。騎手の桑島黎音も実績はそれほどではないが、こういった血統に合いそうな雰囲気。ただ脚捌き(テキスト)のアクが強くて、これまでのALcotハニカムの走りに慣れたファンにとっては異端に感じてしまうかもしれない。ベテラントレーナーだけにゴール前で脚を伸ばしてくるのは確実だろうが、スタートであまりに後方に置かれると追い込みも不発に終わってしまうかもしれない。
期待度 ★★★

あねいもNeo+ Second Sisters(bootUP!)
この母系(シリーズ)も騎手&トレーナーが前所属から続いていて、競馬(エロゲー)界でも息長い系統といってもいい。抜き系ということもあってかそれほど目立つ成績は上げていないが、ある程度の固定ファン層を掴んでいるのだろう。今回は父(前作)では未攻略だったサブヒロインも攻略可能となったいわば完全版といっていい内容。メインヒロインよりサブの方に魅力的なヒロインが揃っていたという意見もあっただけに上積みの可能性は充分。といってもこれまで最高でも入着が一杯だっただけに、首位争いとは関係ない独自のレースとなるはずで印はとても回らない。
期待度 ★★

あまたらすリドルスター(seal-QUALIA)
動画(Hアニメ)を生かした抜きとバカ系のニックスで売り出してきたsealから新たな厩舎がデビュー。だた今回はこれまでと様相が違い、走り(シナリオ)重視の萌え系というのがどう出るか注目される。ただトレーナー(ライター)はこれまでそういった血統の馬を仕上げていない面々。バカ&抜きならともかく走り重視となると不安が先立つ。実際追い切り(体験版)を見ても不安が残る仕上がり。萌え系の馬で動画というのは珍しくぜひ走って欲しいものだが、この動きではとても買えない。
期待度 ★★

△十六夜のフォルトゥーナ(Lapislazliuli)
主戦騎手に宮坂みゆを擁しながらV.A(ヴィジュアルアーツ)系厩舎でほとんど存在感のないラピスラズリでこれまで輩出した馬は惨敗続き。ただその原因の多くがトレーナーにあるとしたら、地方(同人)時代がらのメンバーを一掃したのはプラスに働くかもしれない。その注目のトレーナーだが、指揮(企画)に入場曲(主題歌)で名高いfripSideの八木沼悟志が関わるという驚きの人選。これまで馬の制作の経験があるとは思えないだけに、よほど実績のあるトレーナーが脇を固めない限り厳しい結果が待っていそう。そのトレーナーのmizuki ryoだがこれまでメイントレーナーとしての経験がほとんどなく不安が先立つ。それまで溜めていた力を爆発させるなら僥倖だが、そう単純に行かないのが競馬界というもの。追い切りの評判はまずまず良さそうだが、今後シリアスな展開が予想されるだけに直線(ラスト)で末脚が発揮できるかどうか心配。あまり人気になりすぎるようなら見送りも一考。
期待度 ★★★

妹*シスター(Fleur-Soft)
主人公ラブの実妹とそれに嫉妬する幼馴染という血統(設定)は氾濫し過ぎていて、新デビュー厩舎の緒戦ということもあり目立たなくても仕方ない。トレーナーもキャリアはほとんど無いに等しく、騎手も悪くは無いものの牽引力に欠ける。ヒロイン数も3人と高馬(フルプライス)に近いお台にしては少なめだし、脇役も男女含めて紹介すらないとなると当然エピソードも不足となりそうで馬体重(ボリューム)も心配。脚捌き(テキスト)走り(シナリオ)とも期待できそうにないとなると見送りとなるのは当然か。
期待度 ★

△妹のおかげでモテすぎてヤバい。(Hulotte)
ラノベ風の馬名(タイトル)な上に悪い意味で名の通った馬ばかり騎乗する池上茜が鞍上と、ほとんど期待できないかと思いきや追い切りは意外に悪くない。といってもヒロインを可愛く見せると言った意味で、走りについて大きく期待するのは厳しそう。トレーナーの深山ユーキはSFやファンタジー的な血統の馬に実績があるが、今回は学園系萌え血統という点でやや心配。それでも厩舎デビュー戦のWith Ribbonがまずまずの成績だっただけに、そこから上積みを見込めるとすれば上位進出も可能。思い切って狙ってみる手も。
期待度 ★★★☆

△いもうと ~蜜壺・完全版~(スナック・ファクトリー)
ミンクの安馬(低価格)専門厩舎であるスナック・ファクトリーからの出走だが、今回は決して安馬とはいえないお台(価格)だけにミンク厩舎としてみた方がいいかもしれない。この厩舎では一番着順が良かった蜜壺 ~兄さん……わたしこんなに大きくなりましたよ~の全妹(リメイク)で、馬体(CG)強化と母である節子ルートが増えたのが強調材料。といっても純粋無垢の皮をかぶった妖艶な実妹との禁断Hが評価を受けていただけに、同じ禁断といっても違う因子を混ぜるのはマイナスになる可能性はある。馬体はさすが古豪ミンク厩舎というべき仕上がりで、抜きに関しては充分すぎる程。自分から転んでしまうところのある厩舎だけに信頼性は薄いが、安易な水増しさえなければ大駆けがあっても不思議でない。
期待度 ★★★

◎VenusBlood -GAIA-(DualTail)
最近の戦績を考えればもはや一流といっていいDualTailだが、それでも賞金(データ)数が増えてこないのは、凌辱の色濃い血統からか。今回もヒロインに魔物を産卵させるという血統は健在。ヒロインの数もこれまでの馬と比べて多く、多彩な配合が期待できそうだ。ユニット数が多くなりそうなだけに、システムが悪いと肝心のゲームパートが不調に終わるかもしれないが、3個師団同時投入も可能ということならその不安も解消。SLGとしてこれまでずっと進化し続けているだけに今回も後退はなさそう。実績や能力を考えれば多頭数のここでも中心的存在を勤めそう。
期待度 ★★★★☆

▲Electro Arms -Realize Digital Dimension-(light)
バトル血統ばかり扱う昏式龍也トレーナーの最新馬。他厩舎で走らせた前回は凡走に終わったが,実績あるlightに移ればまた別格。これまで掲示板は外していないだけに素直に狙えるはず。主人公が明らかに中二病をこじらせているが、それがバトル系と好相性なのはこれまでの実績で証明済み。競合しそうな同タイプの馬が見当たらないのもプラス材料。ただlight厩舎に来年大物馬の出走が控えていて、この馬にスタッフの手が回っていないという不安はある。トレーナーが細かな装具(アイテム)にこだわりすぎて肝心の走りが疎かにならないかも心配だが、このあたりは杞憂に終わる可能性も高い。総合力を考えれば充分上位を窺える馬だ。
期待度 ★★★★

オトメスイッチ ~彼が持ってる彼女のリモコン~(DigitalCute)
幼馬(ロリ)特有のほんわかした馬体(CG)からは想像しにくいダーク系なむすめーかーの走りがいまだに印象に残るDigitalCuteの最新馬。前走もどちらかといえば凌辱系に分類されるだけに、今回もダーク系となる可能性は高そう。トレーナーの経歴もほぼ抜き系に偏っている上、実績も乏しくまず走りには期待できそうもないだけになまじ展開に拘ってしまうと裏目になる可能性は強い。騎手のこうぐちもとはこれまでほとんど幼馬ばかり跨ってきたが、今回はヒロインの等身が高めでどれだけ馬の能力を引き出せるか未知数。血統(設定)の魅力はあるが、それを生かせるだけの態勢は整っていないと見る。
期待度 ★★

家族計画 Re:紡ぐ糸(D.O.)
超久々となるD.O.の出走だが、また懐かしい馬を再登場させたものだ。ラシックス(声優)の一新というのも往年のファンを憤らせる効果が強いが、それにも増して騎手の変更がファンの怒りを呼んでいるようだ。過去手綱を握っていた福永ユミは最近劣化が激しく騎手交代はまだ納得がいくが、乗り味(タイプ)が全く違う上にelf当時の輝きをすっかり失っているさめだ小判が乗り替わるのでは交代ではなく後退だ。走りに関してはこの時代でも遜色はないだろうが、相変わらずのアクチの採用を含めこれだけネガティブな材料が渦巻いているようでは好走は覚束ない。名門復活はまだ遠い先の話となりそうだ。
期待度 ★☆

桜舞う乙女のロンド(ensemble)
主人公女装潜入血統では定評のある厩舎だけに不気味さが漂う。騎手は主戦の武藤此史からきみしま青に替わったが、この厩舎での騎乗歴もあり不安はない。ただこれまで好走してきた馬と比べて今回トレーナー陣の格が落ちる。主戦格の歌鳥は萌え系の馬では全く結果を出せず、他のトレーナーも実績に乏しいだけに余計寒い。注目された追い切りの動きはヒロインの可愛さは認めるものの脚捌き(テキスト)はパッとしない雰囲気。萌えに関してはそこそこの質はありそうだが、最近女装血統も増えてきただけにそれだけで勝負できるほど今回のメンバーは甘くない。今回に限っては強く推せない。
期待度 ★★

シオリノコトハ ~密室図書館の生贄~(黒鳥)
ダーク系の雰囲気を醸しだす黒鳥厩舎の最新馬。凌辱系の中でも館が舞台というのは数多いが、それが閉ざされた図書館というのはやや目新しい。メインヒロインを見る限り恐らく前走の雨音スイッチと同じような狂気を感じさせる。ただその狂気が空回りしてある意味ギャグと化してしまった前走からして、ダークな雰囲気が直線(ラスト)まで保つかは微妙。ヒロインたちの配置を見れば、オチが見えてしまいそうなのも難点。もちろん記者の予想を覆してくれれば思わぬ好走も可能かもしれないが、それに賭けるのは相当分が悪そうだ。
期待度 ★☆

SEXティーチャー剛史(シルキーズ)
名門ながら最近は流行から離れた傍流血統を走らせるシルキーズだが、今回は稀に出走させるバカ血統で挑む。指揮に天然バカ系の馬でお馴染みのビショップ厩舎で鳴らした神門武士が関わっていることから恐らく同型の馬だろう。性感マッサージ師を女子校教師として雇うという発想からバカ全開だが、それをどのような笑いに昇華させるかがカギで、教師系で好結果を残した全盛期のビショップと同じような采配が出来るなら不気味。惜しむらくは抜き系では経験豊富なメンバーが揃い信頼性は充分な騎手陣のはずだが、どうもヒロインに魅力が欠けるように感じる。そう考えるとメンバー的に上位進出となると苦しいだろうが入着なら。
期待度 ★★☆

戦極姫5 ~戦渦断つ覇王の系譜~(げーせん18)
最近知名度を上げつつあるげーせん18厩舎だが、成績の方は一進一退。仕上がり不十分の出走初戦は脚元不安(バグ)で凡走というパターンは脱しつつあるものの、それでも前走を見る限りは半信半疑。マイナー大名まで扱ってくれるのはこの厩舎らしいところだが、ゲーム性の向上と相反するように走りにモロさが出てきているのはマイナス点。歴史好きの醍醐味であるIFを扱うが、手前味噌となってしまう可能性はあるし少なくとも複数は当たりルートがないと厳しい。多少上積みはありそうだが、上位進出にはもう少し目に見える材料が欲しい。
期待度 ★★

そして煌めく乙女と秘密^5(ねこねこソフト)
厩舎復活以後、走った馬といえば実績馬の直仔(リメイク)のサナララRのみ。それだけに今回はこれまで起用してきた騎手をガラリと替えて新人ばかりで臨む。トレーナーは実績充分の海富一なだけに不安はない。ただ血統を見る限り「超萌え」との厩舎発表はあるものの、取材する限りは明らかにバカ寄りの内容に見える。トレーナーが担当したバカ系というとぐらタンがあるが、ギャグはかなりスベっていた印象があって不安は残る。これまでのねこねこソフトの馬から考えるとやや馬相が違うだけに不透明な部分が大きいが、変わり身となると厳しく感じるのは確か。
期待度 ★★☆

ねえちゃん、もう出ちゃうよ! ~淫姉は俺の愛玩具~(インターハート)
久しい長期休養から復帰した2走がサッパリの成績。それだけに狙いづらいが騎手は凌辱抜き系の馬に手慣れている火炎味噌へと強化してムードは良くなっている。姉ヒロインに絞った血統だが、姉妹厩舎で姉系に走った馬がいるのも、わずかながらプラス材料。ヒロイン数が少ないのは気がかりだが、高馬(フルプライス)でないだけに仕方ないか。同型に強力な馬がいないだけに展開に恵まれるケースを一考したいが、それでも最近の厩舎の実績を考えると手を出しづらいのは確か。大穴狙いなら押さえで一票投じる手も。
期待度 ★★★

〇HHG 女神の終焉(ういんどみる)
スタッフの顔ぶれから考えると驚きの好走といっても過言ではないHyper→Highspeed→Geniusと同血統の馬。引く手あまたのユキヲを起用できなかったのは痛いが、なるせめるちと桜沢いづみを鞍上に確保してマイナスは最小限に押えた。厩舎のコメントは直仔(続編)ではないとのことだが、取材する限り全くの新しい人にはやはり敷居が高い内容。コメディ寄りに変化した走りは許容できるが、厩舎コメントが足を引っ張る可能性は否定できない。直前思わぬアクシデントで出走取消(延期)となった影響はなさそうで幸いも、総合力としては本命馬にはやや劣り二番手評価に。
期待度 ★★★★

雛といっしょ(Ex‐iT)
出走前ほとんど話題に上らず、実際走った着順も入着が精一杯。ただ妙に熱烈なファンが多いひよこストライクの直仔(FD)。世間的にはどこで需要があるなか不思議だが、ファンにとっては待望の出走といったとこなのだろう。その内容は5人のヒロインの中から妹の雛一本に絞った潔いともいえる内容。走りの広がりなど考えるだけ無駄で、序盤から妹とのイチャラブが全開となりそう。ただ全盛期と比べると騎手の劣化が目に付いて、走りで勝負するならともかくイチャラブで押すにはやや萌えの点で不安が多い。お台も想像する内容から考えるとやや高めに思えるだけにやはりここでは狙いづらい。
期待度 ★☆

他の女の子とHをしているオレを見て興奮する彼女(material)
デビュー戦のイントルーダー ~侵入者~は凌辱系にしては工夫した走りでまずまずの成績。ただそれ以後の2走はパッとしない成績で、そろそろ戦果が欲しい。ヒロイン寝取られでなく主人公寝取られはほとんど出走例がなく面白い血統。メインヒロインを担当する騎手の結城リカは抜き系では実績が無いが、脇を固めるの歯と九次楼は好走した虜ノ契に跨ったコンビで信頼は置けそう。後はトレーナーがメインヒロインの屈折した心理を上手く引き出せるかどうかだが、実績を見る限り不安が一杯。前走のお前のオンナを寝取ってやる を見ても寝取られ系でありながら全くそんな機微が感じられなかっただけに、今回も直線的な抜きに終始してしまいそうな雰囲気。血統を生かした走りを期待してしまうと裏切られる可能性が強そうだ。
期待度 ★★

△MA☆KO HUNTER(CLOCKUP)
その馬名の強烈さから、入厩(発表)以来話題になっていた馬。過去バカ系の馬で好走した馬を出した厩舎であるが、最近の成績は看板倒れ。今回も明らかにバカ系寄りの血統であるが、素直には飛びつけない。騎手は最近この厩舎の主戦となりつつあるむなしむじょうに睦弦のコンビ。馬体を見る限りヒロインも魅力的でなかなか仕上がっている雰囲気だ。トレーナーもこれまでのこの厩舎のトレーナー陣から替わり、抜き系で実績のある面々を揃えただけに変わり身は充分考えられる。メインの他にサブヒロインも数多いがメイン並のエロさえあれば上位進出も狙えそう。ただこれまでの厩舎の実績から考えればそこまで容易でなく、肝心なところで手を抜いていそうな予感がするだけにヒモ穴で狙うのが精一杯か。
期待度 ★★★

未来戦姫 スレイブニル(STARGAZER)
近未来SF血統ということで一見バトル系のように思えるが取材する限りはその要素は薄いように感じる。確かにヒロインの戦闘服などデティールに凝った風はあるが、取材する限りは複数のヒロインが主人公の取り合いをするいわばハーレム系要素が強い。ただハーレム系下級馬に多い主人公の魅力が低くなぜヒロインが主人公に惹かれるかが分からないという体ではなくて、主人公を取り合う動機が書かれているのは好材料。地方での仕事が多く中央(商業)では今ひとつ騎乗馬に恵まれていないにの子が鞍上だがその騎乗ぶりは悪くない。後は直線で一工夫できるだけの脚が残っているかで、単なるハーレム系で終わってしまうようでは馬群に飲み込まれてしまいそう。その点経験が少ないトレーナーというのは不安で厩舎デビュー戦ということを考えれば入着があれば充分か。
期待度 ★★☆

らぶ魔女! LOVE MAJYO!(ミスリルソフトウェア)
デビュー戦の上、気配も乏しくほとんど注目を集めていないが、騎手の乗り味や馬体を見る限り悪くない。メインヒロインが魔法を快復させるため主人公とHするという血統は手垢が付きすぎていて、他の脇を締めるヒロインもどこかで見たようなキャラばかりというところを見るとトレーナーが新人ばかりというのも納得が行く。それを考えると最後追い込みを見せるような脚はなく、騎手の能力を生かしての萌えエロ一本での戦い。動画の助けがあるならまだしも、これだけ材料が乏しいと入着があれば上出来だろう。
期待度 ★☆

我が家のヒメガミさまっ!(Chuablesoft)
震災からの復活以来精力的に出走させるチュアブルソフトだが、走らせる馬の質はというとかなりお寒い。今回は幼馬(ロリ)が特長の関谷いずみが鞍上ということだが、意外にもう片方のちりの方が馬に合っている気がする。実際幼馬一本で押すタイプではなさそうで、騎手を複数起用したのは正解かもしれない。トレーナーはこの厩舎で実績あるおぷとに草壁よしお。ベテランの和泉万夜も控えていて、近走とは違ったところを見せるかもしれない。ただ血統はよくある内容なだけに雰囲気は良さそうといっても上位を狙うには厳しい。近走裏切られたイメージもあって、ここも静観ムード。
期待度 ★★☆

(本紙の見解)
久々に頭数が揃い激戦必至。それでも実績や近走の内容を考えればVenusBlood -GAIA-が一歩リードしているか。走りは多少物足りないがそれを補うSLGパートを見れば、遊べる馬という代名詞が相応しい。遅れて追うのがHHG 女神の終焉。登録(マスターアップ)後思わぬアクシデントに振り回され取消となったが、意外に早く立て直せたのは幸いだった。ただ期間が短く急仕上げの不安はあるし、厩舎のコメントが足を引っ張る可能性もあり能力が生かしきれない可能性もありそう。バトル血統得意の厩舎だけにElectro Arms -Realize Digital Dimension-も不気味な存在。やや単純ともいえる性格の主人公が上手く作用すれば大駆けも充分だ。他に上位を窺う馬も多く混戦ムードに拍車を掛けている。血統に一捻りあり、追い切りの動きが良かった妹のおかげでモテすぎてヤバい。がその筆頭格。トレーナーの起用に新味を感じるMA☆KO HUNTERいもうと ~蜜壺・完全版~といった抜き系勢に八木沼悟志が指揮ということで注目を集める十六夜のフォルトゥーナ も展開次第では浮上も。  

Posted by 7月の魚 at 17:21Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2013年11月04日

箸休めに選んだゲーム

最近、良作と云われるものや、そうでなくともぼくに合いそうなゲームばかりプレイしてきたので、このあたりで良作一歩手前でプレイするには今一つ食指が動かなかったゲームを箸休めに何本か崩してみることにしました。

まず選んだのが、ワルキューレロマンツェ ~少女騎士物語~(Ricotta)。アニメも放映されファンディスクも発売と今ノリにノッている作品で、もし序盤のストーリーやテキストに見どころがあったらぼくもファンディスクを購入しようと思ったのですが・・・どうやらその必要はないことが判明しました。
というのも、今回のファンディスクで正規ヒロインに昇格したサブキャラたちが、どうもぼくの食指がうごかないもしくは苦手なヒロインばかりだったから。
ベルティーユさんはちょっと頭が残念なことになっているし、茜は武士道キャラとしてテンプレ過ぎる。綾子さんはなぜ主人公と恋愛関係に発展するか意味不明。もし玲奈さんが攻略できたなら購入していたかもしれなかったのですが・・・
まあHシーンさえ水準以上ならキャラの良し悪しなんて気にしなくてもいいかもしれませんが、それより気になったのは乳の大きさで、前作のプリンセスラバーをプレイして感じたのは、この原画家(こもりけい氏)が描く巨乳ヒロインの持ち物はぼくにはどうもバランスが崩れて見えるのです。だから今回昇格したヒロインの持ち物を見る限りHシーンが(ぼく的には)期待できないものになっているのでは?と思ってしまったのですね。
話がそれましたが、実のところ本編のヒロインにも今のところ心奪われるヒロインが見当たらないのですね。一番期待していた幼馴染的ポジションかつメインヒロインの美桜の言動がどうにもぼくの好みに合わなかったのが誤算で、このゲームをプレイする意欲の大半を失ってしまいました。何とか他のヒロインで巻き返しを期待したいものですが・・・

さて、ぼくは1本のゲームに集中してプレイするようなスタイルでなく並行して少なくとも3本くらいは同時進行させてます。そんなわけで次に選んだのが9月発売組で大きく期待を裏切ったカルマルカ*サークル(SAGA PLANETS)。といってもぼくの見立てではライターに瀬尾順氏の名前があったのでハズレなしと決めてかかっていたのですが、序盤や最初攻略ヒロインに選んだ晴ルートをプレイする限り瀬尾氏特有の軽快な会話シーンは影を潜めてしまっています。もしかしたら瀬尾氏は企画から独りでシナリオを担当しないと生きないライターなのかもしれないと思ったりしたわけですが、このままですと現在の批評空間の中央値より悪い点数を付けてしまいそうな予感すら漂っています。

このままではまずいというわけで、次に選んだのがBRAVA!!(Sweet light)。批評空間でのデータ数は少ない(というより完全に埋もれてしまっている)ですが、前2本よりは中央値にして3点は高いので良作と認識していました。ただプレイして気になったのが、システムが重くてバッグログを読むにも一苦労するような状態。テキストに関しても特筆するまでもないし、これではサクサクとプレイを楽しむところまで行かない。このあたりはヒロインがマンガの吹き出しのように喋る独特のシステムが脚を引っ張っているようにしか思えないのです。

というわけで選んだ以上の3本がどれも苦労している現状を鑑みて、数ある積みゲーの中から秘密兵器を出すことにしました。といっても明らかな良作というわけでなく(批評空間の中央値では現在70台)、ぼくの好みに少なからず合いそうでストレス無く気楽に楽しめそうという意味で始めたということです。実際サクサクと進んでいますしこの調子だと一番最初にクリアしてしまいそう。
次回の更新はこのゲームの感想を書くことになりそうですが、そのためにもこれから一気に残ったヒロインのルートをクリアしようかなと思っています。

では今回はこんなところで・・・  

Posted by 7月の魚 at 17:08Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年10月26日

あばたもえくぼ

今回は乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-(Navel)について思ったことをまたいつものようにだらだらと述べてみたいと思います。

(ここからネタバレ)

ほとんどの方が承知の通り、このゲームは「つり乙」こと月に寄りそう乙女の作法のFDです。というわけで本編でサブキャラながらルナに引けを取らない人気を誇った大蔵りそながヒロインに昇格したいわゆる「パリ編」と本編ヒロインのアフターストーリーの2部構成となっています。
本編はかなり楽しませてもらった・・・というわけで当然アフターからと考えていたのですが、思わぬことに開始前先にプレイすることを警告され、仕方なく「パリ編」からプレイすることになりました。

正直ぼく的にはアフターの方がメインで「パリ編」の方はおまけと考えていました。というのもぼくの想像では「本編」でストーリーの方はあらかた完結していて、もはやお釣りが無い状態。衣遠の言動等についての謎が残っているとはいっても、それだけの材料で話を膨らませるには難しいと思っていたのです。
ところがぼくの想像はいい意味で裏切られました。「パリ編」のメインというべき大蔵りそなルートは圧巻といっていいデキで本当に楽しませてくれました。ルナの登場シーンはやられたと思わされましたし、衣遠や駿河でない別の悪役の登場は正直しまったと思わされました。このしまったという意味は悪役の正体の伏線について序盤気になる場面があり訝しみながらも結局素通りしてしまったからです。
ただこのりそなルートですが、内実は大蔵一族ルートといった様相でりそな自体が輝いていないのが惜しまれます。中盤の名場面はルナ様が横からスッと現れて食ってしまうし、終盤ではりそなより衣遠の存在の方が目立つ始末。キャラクターとしてはともかくヒロインとしてのりそなはどうも影が薄いように思えるのです。
まあこれは、本編から定番となっていたりそなのモーションを朝日(遊星)が華麗にスルーするという兄妹漫才があまりに嵌っていたことと、朝日のこれまでの言動を考えればいくらりそなを愛おしく思い始めたとしても兄妹がすぐ肉体関係を結ぶというのは若干違和感があるように思えたからなのですね。そう考えてみるとりそなはエロゲーのヒロインにするには少し難しい存在であり、サブキャラとしてこそ光る存在だったのかもしれません。

といってもりそなをメインヒロインにするとやや光を失うのではという点については予想の範疇でした。そこでそれを補う存在として新たにヒロインとして登場したのがメリルとエッテの2人で、ぼく的にはエッテの設定がツボで彼女には期待していました。ただ批評空間でのコメントをチラ見すると彼女のルートは大変評判がよろしくない。まあ彼女のルートは事実上ノーマルエンドにHシーンを付けたようなもので当然と言えば当然なのですが、それでもぼくはこのルート。意外に気に入っているのです。
これはエッテが名家の貴族令嬢にあるまじき気さくさ・・・いや奔放というべきかも・・で、Hに対して非常に積極的で、生真面目な朝日とのギャップから始まるHシーンでのやり取りが非常に笑えたからです。
このあたりはエッテの中の人である車の人の演技達者っぷり(前にも似たようなことを言った覚えがある・・・)に脱帽するしかありません。従者であるメリルのぐっすんおよよな寂しいHシーンを体を張って償う(嘘)エッテを見ると、本編を含め朝日に一番似合うパートナーは彼女のような気がして、多少(ではないが・・・)の不満も心の奥に引っ込んでしまった次第。

まあそんなぼくの意見が少数派であることはよく分かっているし、本編のアフターをプレイするとまたお気に入りヒロインがコロッと変わってしまうかもしれませんけどね。  

Posted by 7月の魚 at 14:39Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年10月21日

10月の発売予定表から

有力馬(ソフト)の1頭がアクシデントで突如出走回避となり、手薄感をより強く感じてしまう今月のレース。出走頭数も寂しく大物馬も不在と秋の本格競馬(エロゲー)シーズン到来とは逆行してしまう感は否めないのですが、そんな下馬評を振り払うような好レースを見せてもらいたいと願っています。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

うそつき王子と悩めるお姫さま(Whirlpool)
近走やや成績が頭打ちとなっている感がするWhirlpoolだが、今回はトレーナー(ライター)に七烏未奏を起用。無難な萌え血統ばかり走らせてきた厩舎(メーカー)だが、ここにきて現状を打破しようとする意欲が感じられる。ただデビュー当時は青春を瑞々しく描いていたトレーナーだが、最近は冴えを失くし超展開に頼り気味なのが気がかり。追い切りの動きも惹きつけるものがなく平凡な動きで、今回も入着が一杯か。
期待度 ★★☆

壁の向こうの妻の嬌声(ANIM)
凌辱系では最古参の部類に入るアニムだが、最近の成績はパッとしない。それでも時に走る馬が出現するのが底力のあるところ。今回は動画(Hアニメ)も導入されるとあって巻き返しに期待。今流行のNTR血統だが、トレーナーがNTR得意のシャア専用◎から替わってしまったのは不安。ベテラントレーナーの不二川巴人の手腕に期待するものの、キャリア豊富な割に走る馬をほとんど出していないだけに過大評価は禁物。追い切りを見る限り動画もまずまずだし抜きに関してみれば充分も、NTRではマイナス材料のヒロインが即堕ちしてしまいそうな気配がするのも難で入着があれば上出来か。
期待度 ★★☆

◎巨乳ファンタジー外伝2(WAFFLE)
WAFFLEの息長く続く人気血統。初代以来ずっと上位を賑わし続けているのは立派だが、そろそろ血統の袋小路(マンネリ)に入ってしまう悪寒も漂いそうな頃。それでもこの血統の人気の秘密は世界観にあってヒロインの魅力におんぶだっこではないところにある。これまで登場したヒロイン数が多すぎて新ヒロインの存在が霞んでしまわないかの心配はあるが、世界観さえ大きな崩れがなければ着実な成績は望める筈。主人公リュートの掉尾を飾るという厩舎のコメントに偽りがなければ、メンバー的にも首位争いは当然でここは本命に推す。
期待度 ★★★★

グリーングリーン OVERDRIVE EDITION(OVERDRIVE)
過去の名馬が10年以上の時を経て蘇る。馬体(CG)はすべて書き下ろしということだが、父(本編)自体騎手の片倉真二の手腕で走ったわけでないのでさほどプラス材料ではない。初めてのファンにはヒロインよりもバッチグーや天神といった男キャラの濃さをぜひ味わってもらいたいところ。ただなにせ一世代以上前の馬だけに時代の流れに付いていけない可能性も強く、名馬ということで期待が高すぎると裏切られたと感じてしまうかもしれない。新ヴォーカル曲の存在は魅力だが、首位争いするほどの力はないと見る。
期待度 ★★★

▲ココロ@ファンクション!(PULLTOP)
前走で新生PULLTOPの誕生を印象付けたが、今回トレーナーがまた替わり一から出直しとなってしまったのは痛い。そんな状況を見てもまだ新たな方針を厩舎自体掴み切れていないともいえるが、調教(体験版)の評判は意外にも良さそうだ。トレーナーの実績が物足りないだけに実戦となると案外かもしれないが、それでも買ってみたくなる雰囲気は漂わせている。あと気になる点が主人公の性格がどうにもクセがありそうな点。コメディならともかくシリアスな走りには向かないタイプなだけに下手するとダメ主人公のレッテルを張られてしまう可能性も。上位どころとの信頼性を比較して単穴評価に留める。
期待度 ★★★☆

△ちいさな彼女の小夜曲(feng)
新たな目ぼしい情報がなく調教も公開されないということで延期は必至と思われていたが、まさかのゲートイン(マスターアップ)。前走もそんな過程で出走し結局凡走に終わっただけに好走を期待するのは厳しそう。ただトレーナーの柊☆たくみはRusK時代一流馬を出した実績はあるし、直前見せた追い切りも意外にも上々で急仕上げを感じさせない。これまで期待を裏切り続けてきた厩舎だけに素直に信じられないが、今回はメンバーが甘いだけにヒロイン萌えを活かしての一角崩しも充分可能かもしれない。
期待度 ★★★

△机乙女。(M de Pink)
古豪ながら時に他厩舎が手がけない馬を走らせるミンク系からまた怪しげな血統の馬が出走する。机に縛られたヒロインというシチュからどう広がりを見せるかが注目で、ヒロインの魅力も相まって期待が高まる。ただ登場人物数が少ないところを見るとミステリ的妙味は薄く、エロに期待したほうが良さそう。伏線を生かしての終盤(ラスト)の追い込みがあれば上位進出もありそうだが、選択肢の多さが気がかりでフラグ管理に失敗すると逆に失速する可能性も捨てきれない。このところの厩舎の成績や高馬(フルプライス)でないことを考えると、連対があれば成功かもしれない。
期待度 ★★★

爆乳淫乱家庭教師(エレクトリップ)
ソフパル系の安馬(低価格)専門厩舎であるエレクトリップだがこれまで目立った成績は上げていない。それでも主戦騎手である高橋レコードの手腕には注目していて今回も記者的には期待していたが取材してガッカリ。清楚な少女を得意とする騎手に年上爆乳ヒロインを扱わせるのは明らかにミスキャスト。もちろんそれなりの騎乗はするだろうが、他にこういった系統の馬を得意とする騎手がいる中で、あえて高橋氏を起用する意味が分からない。内容もよくある家庭教師もので新鮮味が薄く、これでは上位進出どころか入着すら覚束ないだろう。
期待度 ★☆

HUNTING BLUE(LiLiM DARKNESS)
デビュー以来NTR一本で勝負してきた厩舎だが、NTRブームが来つつある現況でも成績は上がってこない。今回大ベテラン安藤智也を起用してきたが、以前のような冴えが見られないのは気がかり。序盤どれだけヒロインに感情移入させるかがNTR成功のカギといえるが、その魅力が表れる前に凌辱ゲームを宣言するのではヒロインを駒としか見ていないようで厳しい。それならヒロイン数を増やすなどの工夫が欲しいところも、トレーナーが全くの新人のようでそこまで気を配れなかったのだろう。いくらメンバーが甘いといってもこれではとても狙えない。
期待度 ★☆

ひなたのつき(ko‐eda)
幼馬(ロリ)エルフを愛でるという最近秘かに増えつつある幼馬血統に乗っかった馬だと思っていたら、同じ幼馬でも牡(ショタ)だったという罠。しかもヒロインの一人に騸馬(男の娘)が居るといったわけでなく、全ヒロインが牡幼馬という超ピンポイントを突いた血統。厩舎名の小枝の本当の意味を今になって知るとは迂闊というより勉強不足さを思い知らされた次第。それはともかくこういった血統の馬が出走した先例がほとんどなくて正直どのくらい走ってくれるのか全く想像が付かない。恐いもの見たさで馬券を買ってみたい気もするが、デビュー戦ということもあり常識的には様子見するのが無難か。
期待度 ★★

〇ものべの -happy end- (Lose)
幼馬と田舎の雰囲気を武器に大駆けを見せた父の直仔(リメイク)。といっても父が好走したのはそれだけではなくて、走りにも裏づけがあってこそ。今回その走りを少し修正するということだが、馬名(タイトル)どおり終盤もう少し距離を伸ばしてハッピーエンドにする目的ならプラスに働く可能性は大きい。メインヒロイン格ながら評価の低かった夏葉ルートを見直すのも好材料。お台(価格)の設定が強気なのは気になるが、今回の相手を考えれば首位争いに割って入れるはず。
期待度 ★★★☆

△MONSTER PARK 2 FANDISC(Trois)
アウトサイダーともいえる異種姦血統で大駆けを見せた父の直系(FD)。普通と違いヒロインではなく新モンスターを登場させててこ入れを計るところが異色。ただもう一つのコンテンツであるゲストギャラリーが問題で、異種姦だけが一致するだけで騎手&トレーナーが全く違うものを同じ馬として扱うのは違和感が残る。父が無いと見られないコンテンツが有るのはそれほどマイナスにはならないだろうが、直仔としてはやや微妙な内容だけに手放しで飛びつけない。穴で狙うのが精一杯か。
期待度 ★★★

魔王のくせに生イキだっ! 2(Luxury)
ネクストン系のバカ&抜き厩舎として認知度を高めつつあるLuxuryの最新馬。父は一介のネタ馬と思われただけにまさか直仔(続編)が出るとは思っても見なかった。それでも騎手はネクストン所属の名手かんたかで、父も抜きに関しては見るべきものがあった。父はネタが空回りしてしまった嫌いがあり入着どまりだったが、今回そのネタを生かしきれば抜きに関しては保障されているだけに前進も可能。といってもトレーナーの実績を考えればそれを期待するのは虫が良すぎるというもの。常識的に考えれば父と同程度の成績と見るのが妥当だろう。
期待度 ★★☆

館 ~官能奇譚~(BISHOP)
バカ系凌辱といえばこの厩舎がすぐ思い浮かぶくらいだが、ここ最近は低迷の一途。今回は館という閉鎖空間での調教が題材のようだが、取材する限り館もの独特の雰囲気はなく、単なる調教系と変わるところがないように感じる。この厩舎の調教系が走らないのは最近の成績が証明しているし、館というギミックが活かせないようでは好走には結びつかない。水島☆多也を始め相変わらず所属騎手のレベルは高いが、今回もそれを生かせないまま終わりそう。
期待度 ★★

ワルキューレロマンツェ More&More(Ricotta)
父は入着どまりながら、その血統の優秀さから海外(アニメ)でも売り出した人気馬。その勢いに乗って直仔(FD)が待望の登場。スィーリア以外の攻略ヒロインは今ひとつといった評価だった父の成績を考えると、サブヒロインの攻略が可能となる直仔は楽しみ。といっても諸般の事情があるとはいえフィオナの攻略はなく、人気は茜一人にに集中してしまいそうな予感。他のベルティーユや綾子はラシックス的にエロは弱そうで、騎手の能力から抜きについて期待したいところだが残念な結果に終わってしまう可能性は高い。お台も直仔にしては強気な設定なだけに馬券圏内となると厳しいかもしれない。
期待度 ★★☆

(本紙の見解)
明らかに手薄なメンバーだけにここは巨乳ファンタジー外伝2の実績を信頼したい。大物馬不在のここなら直線抜け出してくる筈。逆転なら立て直して上積みを狙うものべの -happy end- か。幼馬の魅力だけでなく走りでも上位の力を見せた父を上回るなら首位に迫れる。追い切りの評価どおりならココロ@ファンクション!ちいさな彼女の小夜曲も不気味。今回萌え系も手薄なだけに上位を窺える存在。あと抜き系の机少女MONSTER PARK 2 FANDISCも余裕があれば押さえたいが、少頭数なだけにそれほど点数は広げられないか。  

Posted by 7月の魚 at 15:03Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2013年10月17日

まさかの高評価も納得

すうぃと!つよきす2学期といった作品群を出したあたりでは、今後の存続が危ぶまれるのではないかと思われたCandySoftですが、最近は再びかっての勢いを取戻しつつあります。
その復活の先鞭を付けたといっていいソフトがつよきす3学期でした。前作(2学期)の失敗からまるで期待されていなかったといっていいだけに、意外な好評の声に驚くと共にこんな高い評価ならば買っておけばよかったと後悔したものでした。
というのも当時この3学期の初回版は中古市場であまり出回らなくて新品とほぼ同価格していたのですね。ならばその後リリースされた通常版を買えば?と思われるかもしれませんが、初回版とほとんど値段が変わらずヴォーカルCDが封入されてない通常版をあえて買おうという気が起きなかったのです。
そんなぼくにとっては待望の登場といっていいのが今年4月にリリースされたつよきす3学期 Full Editionでした。待望の登場と言っておきながら数カ月間塩漬けしてしまうあたりが情けないのですが、今月に入ってようやくクリアすることができました。

以前2学期をプレイして誰しも思ったであろうフレーズが「前作の劣化コピー」でした。特長であったギャグはパワーダウンしている上に、欠点といわれたテキストの味気無さやラストの締めの悪さはそのままではそう腐されても当然だったのですが、今回の3学期ではその轍は踏みませんでした。というのも3学期のライターであるさかき傘氏は本編のキャラクターを生かしながら、ちゃんと自分の土俵で勝負したからです。
実際プレイすれば分かると思うのですが、本編と3学期では少し味が違うのですね。本編の尖った部分や荒削りな部分は影をひそめていて、正直そういった点に期待したとすれば裏切られたような気分にさせられるかもしれません。
ただそれでもぼくが考えるにはそれこそが3学期の高評価に繋がったのではと感じるのです。パロディネタ要素満載というより全編これネタという本編を真似しようと思っても真似できるものではなく、無理に真似たとしても失敗に終わるのが関の山。だからさかき氏はネタ的なギャグは抑え気味にして、どちらかというと掛け合いで笑わせる手法にしたのではないかと思うのですね。
そして本編の欠点でもあったラストの強引な部分は影をひそめ、きっちりと纏めているのも好感がもてました。本編のよっぴールートのような毒々しい部分が影をひそめてしまったのは寂しいといえば寂しいのですが、乙女ルートのような暑い・・・いや熱い展開もあったり、カニルートの終盤のイチャラブっぷりも本編とはやや味が違うとはいえいいものでした。ただこの3学期でぼくの一番の発見といっていいのが素奈緒の可愛さです。
ぼくは「みにきす~つよきすファンディスク」は未プレイで彼女の存在を知ったのは2学期が最初ですから、正直彼女の良さというのがほとんど分かりませんでした。それがこの3学期では素奈緒がメインヒロインとしか思えないくらいの魅力を放っているのですね。まあ本編で正統ツンデレヒロインを担当していたなごみルートがやや弱く感じたので余計にそう感じたのかもしれませんが・・・それでも素奈緒のツンデレっぷりには本当に萌えさせてもらいました。

というわけでべた褒めしてしまったのですが、それくらいこの3学期は楽しませてもらいました。本編とどちらが楽しめたかというと一長一短あって難しいのですが、どちらが好みかというと素奈緒が居る分この3学期に軍配を上げます。いやフカヒレの存在を考えると本編の笑いも捨てがたいというわけで、一応互角ということにしておきましょう。  

Posted by 7月の魚 at 05:29Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年10月10日

ハズレ馬券の始末

先月のエロゲー戦線ですが、批評空間の状況を見る限り人気を集めていた馬(ゲーム)たちはことごとく馬群に沈んでしまったようです。
まず一番人気だったカルマルカ*サークル(SAGA PLANETS)が前走のはつゆきさくらと比較されたのが影響したのか今のところ中団キープが精一杯。名門戯画厩舎を背負う看板血統のBALDR SKY Zero -バルドスカイゼロ-も同様で、他にも前走の成績から注目を集めた催眠演舞(スタッフィング)も出遅れ。個人的にはノーマークにしたものの大駆けしてもおかしくない能力を秘めていたはずの夢か現かマトリョーシカ(エフォルダムソフトcrown)ノブレスオブルージュ(Chuablesoft)という2頭(本)に至ってはあまりの低調なスタートでもはや挽回不可能といった雰囲気。こうしてみると注目された馬はことごとく馬群に沈んでしまっているといっても過言でないくらいなのです。
それでもレースには必ず勝利する馬がいるわけで、リベリオンズ Secret Game 2nd Stage BOOSTED EDITION(FLAT)がそれに該当します。現在のところ今年の走破時計(中央値)で実質ベスト10に入っており、その成績だけ捉えれば充分良作といえるわけですが、これだけ他の出走馬が情けないとその勝利も何か価値が低いように思えてならないのですね。もちろん勝ち馬にその責任があるはずないのですが、どうせならもっとレベルの高い相手と戦って欲しかったと思うのですね・・・まあ贅沢な望みなのでしょうが。

それはともかく、今回ぼくが購入した馬券(ゲーム)は2本ともハズレとなりました。まあハズレ馬券を掴まされること自体は毎度のことなのでそれほどショックはないのですが、問題はそのハズレ馬券の処置です。実際の馬券と違ってすぐ紙くずになるわけではないのですが、それでも時間が経てば経つほどその価値は落ちていきます。まして評価が高いゲームならともかく低いものとなると瞬く間に株でいうところの整理ポスト行きとなるでしょう。
ならば大至急プレイしなければいけないのですが、ハズレと分かっているゲームを崩すというのはかなり苦痛なのですね。特に押さえで買ったようなゲームは目にしたくないとさえ思っているわけで、あえてそれに手を付けるという勇気はなかなか起きないのです。
まあそんな風に逡巡しているがために不良在庫がどんどん増えていくわけですが、そうならないためにも次のレースこそは当たり馬券を掴みたいと思っています・・・ただ今月のメンバーを見る限り果たして当たり馬券が存在しているのかしらと思ったり思わなかったり。

では今回はこんなところで。  

Posted by 7月の魚 at 15:07Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年10月01日

前作との比較となると・・・

ラスト近くまで進めていながら、しばらく放置していたLOVESICK PUPPIES -僕らは恋するために生まれてきた-(COSMIC CUTE)ですが、ようやく終わらせることが出来ました。
と言ってしまうと、面白くなかったからクリアまで時間が掛かったと勘違いされてしまうかもしれませんが、実際はそんなことはなくてシナリオ終盤のイチャラブを堪能したかったので、わざとゆっくりプレイを進めていたのです。W.L.O.世界恋愛機構(あかべぇそふとつぅ)もそうだったのですが、このライター(安堂こたつ)氏のイチャラブの破壊力は相変わらず素晴らしい。そういった意味ではこのゲームに対する満足度はなかなかのものだったと言えるでしょう。
といってもW.L.O.世界恋愛機構で感じたマイナス点はほとんど改善されていないのがどうにも歯がゆい。W.L.O.世界恋愛機構は幼馴染ヒロイン久坂愛奈の存在もあってかなり甘めな得点を付けたということもあって、今作の評価はどうしても辛くなってしまうでしょう。

では改善されなかった部分というのはどこでしょうか?

ぼくがW.L.O.世界恋愛機構で感じた不満とは、設定に対する甘さです。まあ別ゲームのネタバレについて詳しく説明してしまうのはタブーですのでこれ以上は触れないのですが・・・・
そんな設定の甘い部分が今作でも覗かせてしまっているのです。近未来を思わせる学園都市といった序盤の設定もほとんどのルートでは中盤以降ほとんど意味ないものになっているし、もちろん収束部分で深く絡んでくることもない。前作に続いて非常に多く登場する脇役陣も人物設定が甘いためかほとんど魅力的に映らない。いや魅力的どころか、今回の脇役陣はどちらかというとプレイしていて嫌な気分にさせるようなDQN的行動が目立つのでマイナスとなっているといっても過言でないくらいなのです。

こうした設定の甘さからシナリオに限ればぼくが感心した部分というのはほとんど見られなかったというのが実情です。ご都合主義的解決も目立ったし、脇役陣の言動が響いてか日常時で笑うような場面はほとんどありませんでした。評判の良かった有希ルートも確かにそれなりのデキだとは思うのですが、主人公と有希の結ばれる過程がやや唐突な気がして・・・というより同じ幼馴染である愛奈の印象が強烈で、彼女と比較してしまうとどうしても評価を落とさざるを得ないのですね。
ぼくがこのゲームのベストヒロインを挙げるとしたらやはりメインヒロインである空小路織衣になると思います。中盤から終盤にかけて彼女の変わっていく態度や仕草を見て、やはりこのライターはイチャラブを書かせたら天下一品だと知らされました。こと退屈と感じる日常シーンもお気に入りヒロインとなるとそれが丹念な描写とも言い換えられるわけで明らかなダブルスタンダードなのですが、例えそう貶されたとしても織衣と主人公の日常はいつまでも楽しんでいたいと感じました。

というわけでイチャラブだけを取り上げれば充分良作だったといえるでしょう。ただそれだけならW.L.O.世界恋愛機構でも水準以上に達していました。というより他のヒロインはともかく久坂愛奈以上のヒロインを今回産み出せなかった以上、もろ手を上げて高い評価を与えるわけにはいかない・・・というより逆に辛い点数を付けたくなってしまうのです。それとも安堂氏の感覚では欠点を直すと逆に今の長所が消えてしまうと思ってあえて放置したのでしょうか?
もしそうだとしたらライターとしての進歩はないと思うし、ぼくが安堂氏の作品を購入する可能性は低い。そういった意味で安堂氏の次作がどのような作品になるのか注目したいと思っています。  

Posted by 7月の魚 at 17:41Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年09月25日

旅行から帰ってきて

先週、2泊3日で隠岐まで旅行に行ってきました。
いつもは温泉がメインで旅行先を選ぶのですが、今回のホテルは温泉がなくその点では寂しい。まあそれは承知してこの旅行を決めたのですが、想像以上にクオリティが低いホテルが1軒あってそれだけを取り上げればこの旅行は失敗だったと思わないでもないです。
それでも隠岐の風景や歴史に全部とはいわないまでも触れることが出来たのは貴重な体験となりました。それに感動したのは隠岐牛の美味さ!隠岐といえば海産物のイメージが強く、まさかこんなダークホースがあるとは思っていませんでした。

今回行くことが出来なかった場所がまだ幾つもあるので、機会があればまた訪れてみたい観光地です。でも2日目のホテルに泊まるのだけはもう勘弁したいですが・・・

そんな旅行から帰ってきてその余韻に浸るヒマもなく仕事に復帰したのですが、その間もなく自分自身ではどうにもならない某問題が発生してしまって絶賛ヘコみ中。まあ問題が発生したのは不可抗力としても、その対処方法が間違っていたと上司に責められれば一言もないわけではっきり言って疲れました。

そんなときは非日常の世界に浸るのが一番なのですが、正直頭の中をすべてリセットしてエロゲーが楽しめるかというと性格的に難しいのですね。そんなネガティブ状態でも楽しめるような名作をプレイするか、それとも割り切って積みゲー崩しに専念するため駄作をプレイするか・・・

一番ダメなのは、普段の状態なら楽しめるはずの作品が全く楽しめずに終わってしまうこと。これはプレイされた作品にとっても不幸なことですし、ぼく自身の精神衛生的にも良くない・・・というより勿体無い。

というわけでもうラスト近くを迎えているゲームはともかく、始めたばかりのゲームをこのまま続けていくかは思案中。というよりこの問題があっさり解決してくれればこんなに悩まなくてもいいんですけどね。  

Posted by 7月の魚 at 08:21Comments(0)TrackBack(0)その他
 

2013年09月16日

帰ってきた批評空間

先週月曜くらいから批評空間が繋がらなくなっていたことはこのブログを閲覧されている方でしたら当然承知されていたと思います。

かく言うぼくも、エロゲーをプレイしている最中、常時批評空間を開いたままプレイしているということもあって、プレイ中かなりストレスが溜まっていました。
ただそれよりも批評空間が繋がらないことによって苦労したのは、このブログのメインコンテンツにして毎月恒例となっているゲーム予想のことなのです。
予想するにおいてクリエイター等のデータは必要不可欠であり批評空間が集積しているデータはいつも重宝していました。今回は批評空間が繋がらないため自力でネットを巡りデータ集めをしたりしたのですが、いつもの3倍以上も時間が掛かってしまい正直溜息ばかりついていました。
もし批評空間がこのまま消滅してしまったとしら、まず間違いなくこのゲーム予想の企画もこのまま続けられなかったでしょう。またもし続けられたとしても、これまでのような多くの頭数(ゲーム数)を取り上げられていなかったに違いありません。そしてそれは予想のクオリティが堕ちることでもあり。このブログのレゾンデートルにも関わってくることなのです。

つまり批評空間の存在があってこそ、このブログが存在しているといても過言でもないのです。

今回批評空間を頼らずに予想記事を書いていて、あのサイトの価値を本当に思い知らされました。ぼくがエロゲーをプレイしてた切欠は批評空間の存在あってこそだと感じていたのですが、これほど批評空間に依存していたとはぼく自身思ってもいませんでした。
正直批評空間にこれだけ頼りきっている現況について不健全すぎるのではと思わないでもないのですが・・・取りあえず批評空間が戻ってきてくれたことに対して、心から喜びたいと思います。  

Posted by 7月の魚 at 20:37Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年09月15日

9月の発売予定表から

やや寂しいレースが続いた夏競馬が終わり、秋のクラシック戦線を睨んで有力馬(ゲーム)が集結し始めるはずの今回。ただ有力馬に取消(延期)が相次ぎ、頭(ゲーム)数的にはやや魅力に欠ける一戦となりました。それでも上位人気馬の実力は拮抗していて、どこからでも馬券が買えそうな難解ムード。本命馬に人気が集中すると、思わぬ高配当が飛び出す可能性も。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

1番じゃなきゃダメですかっ?(Rosebleu)
一大母系(シリーズ)が完結し試行錯誤が続くRosebleuだが、今回は馬名(タイトル)を見る限り明らかなお笑い脚質の馬。あごバリアは世間一般のイメージほど悪いトレーナーではないが、お笑い系となるとややクセが強くなる傾向がある。ハーレム系にしては少し捻りを加えて一般の馬との違いを出す戦法は記者的には悪くないように思えるが、調教(体験版)を見る限りパロディ中心の走り(シナリオ)は軽いというより少し浮ついた印象を与える。主人公のキャラもハーレム系を考えると不安に感じて、メインヒロインの可愛さだけでは補填できなさそう。
期待度 ★☆

妹スパイラル(まかろんソフト)
新厩舎としてのデビュー戦となるが、厩舎名を見る限りXERO=C:drive系厩舎であることは明白か。騎手の雛祭桃子にトレーナーの海原楓太&鯉川こいといった顔ぶれはしとろんソフト厩舎で走った馬と全く同じ。となれば走りの傾向は同一と考えるのが無難か。血統(設定)は妹ハーレム系の中でも、シリアス無縁で何でもありのいわゆる天然お笑い系脚質。妖精やパラレルワールドなどファンに深く考えることを諦めさせる走りは、一種の清清しささえ感じさせる。といってもしとろんソフトやぱんぷきんソフトで走った同系の馬はことごとく入着が精一杯。今回も実績的には狙いづらい。
期待度 ★★

淫虐の学園 猥堕に蔓延る復讐の罠(CLOCKUP)
時に挑戦的な馬を送り出して一部ファンの喝采を浴びるCLOCKUP厩舎だが、今回はやや注目度は少ない。学園内のいじめを舞台とした凌辱系の馬だが、主人公がいじめる側やいじめられた側でなくいじめられたヒロインに代わって復讐するといった展開は意外に目新しいかもしれない。それだけにメインヒロインとの純愛展開もありそうでこれまで凌辱系に馴染みのないファンにもとっつきやすそうに思えるが、騎手の月中春光がやや手慣れてなさそうでヒロインの魅力が薄いのが辛い。今回は見送りが妥当か。
期待度 ★★

お兄ちゃんシェアリング(Galette)
幼馬(ロリ)一本に絞って競馬界に打って出たGaletteの最新馬。デビュー戦のサンタフル☆サマーは一部の幼馬ファンには熱狂的支持を集めたものの全体的な走りは今ひとつの感。それだけにトレーナーの奮起を期待したいところだが、お兄ちゃんを妹が取り合ってのHという血統(設定)を考えればトレーナーの仕事は正直限られてしまいそう。記者的にはデビュー戦と比べてやや騎手の能力が落ちるような気がするだけに、エロ重点で勝負を賭けるのは頷けるところ。ただこういった血統の馬が馬券に絡むにはかなりの展開の助けが必要。メンバー的にもここでは入着があれば充分か。
期待度 ★★☆

△催眠演舞(スタッフィング)
デビュー戦の催眠遊戯でスマッシュヒットを飛ばしたスタッフィングの最新馬。トレーナーのおくとぱすが扱う催眠血統にハズレ馬は少なく、デビュー戦と同じさよりが手綱を握るとなれば凡走の可能性は少ないだろう。当初出走予定を延ばして、態勢を整え万全の態勢で挑むだけに凡走の可能性は低そう。催眠系にしては異色の美形主人公といった点がどう出るか不安なところがあるが、催眠血統に手慣れているスタッフだけにファンの期待を大きく裏切るようなことはない筈。
期待度 ★★★☆

△催眠術3(筆柿そふと)
黒虹厩舎で走っていた人気母系が今回はネクストン系から出走。トレーナーのNATORI烏賊はベテランで実績も充分で、騎手の吉野恵子とのコンビも黒虹当時と同じ。ただ馬体(CG)が黒虹当時より明るい印象で、これまでのファンからするとやや違和感を感じてしまうのは否めない。また強力な同型馬がいるのもマイナスに動きそうだが、それでも同型馬と比べ催眠系の王道を掴んだ走りは心強い。ベテランらしい堅実な走りを見せてくれそうなだけに、混戦なら浮上してくる可能性もありそう。
期待度 ★★★

◎カルマルカ*サークル(SAGA PLANETS)
このところ勢いに乗っている古豪厩舎サガプラの最新馬。ただこれまでトレーナーを務めてきた新島夕が抜けたため、メンバーが一新。その影響によるマイナスは否定できないが、瀬尾順や砥石大樹らまずまず実績のあるトレーナーを起用できたことは大きい。騎手のほんたにかなえも力を付けてきているし、ラシックスも強力どころを揃えて萌え系としてはほぼ鉄板ともいえる布陣。星渡り同好会というサークル活動にどの程度意味があるかは不鮮明だが、魅力たっぷりなヒロインとの会話が楽しめるというだけでも充分戦える。人気ほど力は抜けている感はしないが、それでも総合力は一番と見て本命に押す。
期待度 ★★★★

恋×恋=∞ ~恋する乙女にできること~(PeasSoft)
デビュー以来一貫として凡馬ばかり走らせ続けているPeasSoftの最新馬。相変わらず馬体(CG)に関しては一級品だが肝心の走り(シナリオ)がどう伴ってこないのがこの厩舎の痛いところで、折角の一流騎手を鞍上に迎えても無駄遣いに終わってしまっている。今回もみついまなという名手を迎えて騎手に関しては全くの心配はないが、トレーナーの陣容を見ると嫌な予感しかしない。恋愛応援委員会というより単にサークルのメンバーとイチャイチャするだけの走りとなるのが目に見えているが、エロに重点を置く走りならそれでも悪くないかもしれない。ただ取材する限りそこまで割り切った走りをするとも思えず、ここでも順当にオミットしたい。
期待度 ★☆

△サムライホルモン(くらむちゃうだー)
今回デビュー戦となるが緒戦からチャンバラ活劇というより無国籍アクション系という他厩舎がほとんど開拓していない血統に挑むチャレンジャー精神は大いに買いたい。主人公が裏切り者という血統も目新しく、彼を付け狙うヒロインたちとの絡みは面白み充分だ。トレーナーが全くの聞かない名前というのは不安だし、血統から想像されるような凌辱展開が薄そうなのも微妙なところ。そう考えると今回は様子を見るのが無難なところだが、記者的には思い切って大穴で一票投じてみたい。
期待度 ★★★☆

三極姫3 天下新生(げーせん18)
最近は知名度を上げつつあって、もはやマイナー厩舎とはいえなくなてきたげーせん18の最新馬。2大母系のうち今回は三国志を題材にした血統で、人気母系だけに能力的に侮れない。といってもこの厩舎の馬は大体好走パターンがはっきりしていて、レースに使いながら調子を上げていくのが殆ど。デビュー初戦はいわゆる仕上がり不十分で出走させてくるケースが多くて脚元不安(バグ)の心配が付きまとう。今後伸びてくる可能性は認めるが、初戦の今回に限っては見送りで。
期待度 ★★☆

ノブレスオブルージュ(チュアブルソフト)
女装主人公系もいまや流行血統といってよく、好走するにはもう一味何か材料が必要。その点この馬は古典の名作「三銃士」をモチーフに学園剣舞系というあまりこれまでなかった血統。主人公の可愛さも最近のこの血統の流行に倣ってか魅力たっぷりだが、主人公があまりになよなよし過ぎると剣舞という血統と相反してしまう。主人公より双子の妹の方が凛々しく感じてしまうようでは本末転倒だ。ただ調教を見る限りそんな血統なんて隅におきコメディ中心に攻める模様。トレーナーの顔ぶれから考えるとシリアスよりもその方が向きそうだが、そうなると頭まで望むのは難しくヒモ穴で狙うのが精一杯か。
期待度 ★★★

〇バルドスカイゼロ(戯画)
厩舎の看板血統といっていいバルド系だが、今回は騎手を一新。これまで手綱を握ってきた菊池政治から綱島志郎へと変わったが、中央競馬(エロゲー)での実績はともかく知名度に関してはアップしたと見るべき。血統的にも騎手の得意とする舞台でその点では心配いらないか。といってもこの血統でカギとなるのはゲーム性。調教の評判を聞く限り問題なさそうだが、最近の走りを見るとやや不安は付きまとう。それでも実績充分な血統だし、メンバー的にも本命馬に迫れるだけの能力はある筈。
期待度 ★★★★

△ひめごとユニオン(SEVEN WONDER)
新生厩舎としてのデビュー戦でまずまずの結果を残したSEVEN WONDER。前所属を含めて初めて挑んだ直仔(FD)もソコソコ走り、今回はそれ以上の成績を目指す。騎手の能力を生かした明るい雰囲気はこの厩舎の持ち味であり、前走と同じトレーナーということもあって安定味は充分。広げ過ぎた風呂敷がどうにも畳みきれないのが玉に瑕だが、それも厩舎の味となりつつあり大きなマイナスにはならないだろう。ただ調教を見る限りデビュー戦と比べヒロインに魅力が欠ける点があるだけに連下が精一杯かもしれない。
期待度 ★★★

Magical Marriage Lunatics!! (MOONSTONE)
萌え系に転向してからの成績がさっぱり振るわないMOONSTONE厩舎だが、今回も相変わらずの血統なだけに期待は望み薄。ファンタジー系ヒロインの出現に幼馴染が絡むという血統は、萌え系ではもはや手垢が付きすぎているだけに独自性を出すといっても難しそう。ヒロインの魅力はそれなりに高いものはあるが、正直それ以外に好材料は見当たらない。姉妹厩舎のようにエロに集中すればそれなりの着には入れるかもしれないが、トレーナーを見る限りそれに期待するのは厳しそう。
期待度 ★★

モーレツ☆にゃん×2 クリニック(アトリエかぐや)
最近立て続けに所属馬を出走させているアトリエかぐやから、またまた新馬が登場。有栖川千里が鞍上ということで今回もアニメを武器に濃厚なHシーンを期待したいところ。一頃の沈滞ムードを脱しつつあるし今回もチャンスはありそうだが、ヒロイン数が前走より減っているのはやや気になる所。病院血統の抜き系の馬というとダーク凌辱が中心であまり好走例がないし、バカ風味が強すぎるのも抜きに悪い影響を与えるかもしれない。今回は出走馬の層が厚いだけに上位に食い込むには前崩れなど展開の助けが必要だろう。
期待度 ★★★

モンスターズ・レイド 魔に堕ちる姫騎士(Lusterise)
最近異種姦血統ばかり走らせているLusteriseの最新馬だが、ネクストン系列の凌辱系となるとあまり走った例が思い浮かばないのは事実。出走に先駆けて同型馬をネット専売で走らせたり、広報誌(マンガ)を発表したりと厩舎の戦術には感心するが、実際競走でどれだけ力を発揮できるかとなると別問題。異種姦血統に手慣れている騎手を揃えた点は心強いが、実績的にここでは厳しそう。
期待度 ★★

夢か現かマトリョーシカ(エフォルダムソフトCrown)
一時集約されつつあったあかべぇ系厩舎だが、今年に入って再び膨張分離していてこの馬もまた新厩舎からのデビュー。ただ出走する馬に跨る騎手のほとんどが他分野(ラノベ)で活躍中ということは一致していて、この馬も知名度充分のせんむを起用。ただその騎乗法はややクセがあって最近主流となっている萌え系の馬には向かない感じ。その点は厩舎も理解しているようでヒロイン萌えよりも走りで勝負するタイプのようだが、トレーナーは全くの新人のようでその点だけ考えれば正直不安だ。調教は今後に期待できそうな内容だったが、直線追い込めるだけの力を持っているかは不鮮明。未知数の部分が多いだけにあっさり勝たれても驚けないが、そこそこ人気になりそうなだけにあえて見送ってみたい。
期待度 ★★★

ランス01 光をもとめて(ALICESOFT)
往年の名馬が十数年の時を経て再び甦るとあって話題性は充分。ただ馬体など多少の変化は見られるものの、走りなどはほぼ当時と変わらないということもあって正直旧さは否めない。現代まで脈々と受け継がれている母系ということもあってキャラクターの魅力は色あせていないが、やはり常識的に考えれば厳しい競走になると考えるのが無難なところ。過去の名馬が現代競馬でどこまで通用するか一競馬ファンとして興味は尽きないが、掲示板に載れば成功の部類か。
期待度 ★★☆

▲リベリオンズ Secret Game(FLAT)
海外(CS)で走った馬が国内デビュー。海外でそれほど好成績を残した馬でないだけに常識的には消しだが、母系は過去名馬を輩出しているしこの馬自身かなりの能力を見せていた。いわゆる仕上がりの甘さが潜在力を生かせなかった原因だが、今回はその立て直しに集中し厩舎も自信を見せる。後は血統を覆させてしまうようなルール無視がなく、期待の追い込み力が発揮できればスタンドをあっと言わせても不思議でない。
期待度 ★★★★

(本紙の見解)
人気ほど抜けた存在ではないがカルマルカ*サークルを本命に推す。実績あるスタッフを揃えただけに厩舎の鼻息が荒いのも当然といえば当然。潜在能力はメンバー中一番なだけに勝利には一番近い存在か。これまでの実績を考えればバルドスカイゼロも充分勝利を狙える馬。ただ最近厩舎自体が勢いを失くしているだけにやはり本命馬には及ばず次位評価に。不気味なのはリベリオンズ Secret Game。最近厩舎の成績は目立ってないがデビュー戦の走りは今でも忘れられない。追加要素次第では大駆けも充分。調教の動きから評価を落とした催眠演舞だが、前走の成績を考えれば上位を窺っても不思議でない能力を持つ。デビュー戦ながら他馬と一線を画し一人旅が望めるサムライホルモンに、相変わらず雰囲気がいいひめごとユニオンも展開次第では食い込んできても不思議でなく意外に難解な一戦だ。  

Posted by 7月の魚 at 12:28Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2013年09月07日

ループ物は嫌い

正直言うとループ物は嫌いなのです。

嫌いというとやや語弊があるかもしれないのでもう少し柔らかく言うと、「周囲の評価ほど楽しめた記憶がない。」・・・つまり根本的にループ物自体がぼくの体質に合わないのでしょう。
ぼくがプレイしたゲームで唯一楽しめたループ物(といっていいのか?)がNega0(ETERNAL)ですが、あれは正統でなく一種サッカーでいうカウンターアタック的な内容だったためそれがぼくの趣味に合ったような気がします。

それならループ物は買わなければいいのでは?と思うかもしれませんが、基本的に重大なネタバレ要素となるループを発売前から明かしているケースは稀。ある程度評価が定まってから購入するならともかく、予約した場合や情報の少ない発売直後では分かるわけがありません。

ですからはるまで、くるる。(すみっこソフト)が所謂ループ物だなんて購入するまで知る由もなかったのです。

ただこのゲーム。これまでのループ物が抱えている弱点を解消しようとしていた点は好感が持てました。
ループ物といえば周回プレイが付き物なわけですが、周回するたび何度も同じテキストを読まされる(しかも場合によってはスキップできない)苦痛はほとんど感じませんでした。確かに序盤に展開される「きゃっきゃうふふワールド」は苦行としか言いようがない代物でしたが、その後の春海ルートはホラー調でまとめ、そして秋桜ルートはミステリー調でストーリーを展開させるというような構成は、ループ物の弱点を解消させようという意図があったと見るのが妥当でしょう。とするとあのプロローグ直後の苦行も全く意味がないと決めつけられないかもしれません。(まあ成功したとはとても言えませんが)

そして世界がループする意味をプレイヤーの想像に頼るでなく、きっちり物語中で説明しようとしていた点も〇。含みを持たせるといえば格好いいのですが、このあたりの設定がいい加減(物理的に説明がつかない)ケースがループ物には多いのですね。これはライター(ディレクター)が物語世界をしっかり構築していたという証左でしょう。同人はともかくこれまで商業作品ではあまり結果を出していなかった渡辺僚一氏ですが、このあたりはさすがといえます。冬音らヒロインが繰り出す下ネタはまさしく渡辺ワールドというべきものですし、氏のファンなら充分楽しめたと思います。

というわけでこのゲームが高評価を受ける理由はよく分かるのです。ただぼく的に楽しめたかというとやはり微妙だったと言うのが本当な所でした。というのもラストはともかく冬音ルートから静夏ルートで徐々に明かされていくループの謎の解明が淡々としていてドラマ性に欠けるのですね。これがループという世界観を説明しようとした反動というと皮肉としか言いようがないのですが、どうも惹きつける魅力というのに欠ける気がするのです。これはぼくにSFの素養がないためかもしれないためかもしれないのですが、もう少しヒロインのアクを抑えて萌え色を強めてくれたなら多少はカバーできたのかと思ったりするのです。といってもアクの強いヒロインこそがライターの持ち味であるだけに難しいところなのですが・・・

まあそう考えていくとやはりぼく自身に問題があると考えるべきで、評判の高いこの作品をもってしてもループ物に対するネガティブ感を払拭する事は出来ませんでした。実は次作のなつくもゆるるも積みゲーで抱えているのですが、どうかループ物でないよう心から祈りたいと思います。  

Posted by 7月の魚 at 02:24Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年08月30日

燻ってしまった設定

ぼくがデビュー作からずっと追いかけ続けている数少ないブランドの一つがアサプロなのですが、今回はその最新作であるひとつ飛ばし恋愛について語ってみたいと思います。

前に触れたかもしれないのですが、体験版を齧った段階ではこれまでのアサプロの作品と比べてやや落ちる印象が否めなかった今作ですが、プレイ終了後の感想もほぼ同じで正直デキについてはそれほど高いとは思えなかったです。
確かにヒロインを犠牲にしてまで笑いを取るアサプロのお家芸は健在で、クスリとさせられる場面はありました。それでもタイトルにある「ひとつ飛ばし恋愛」という設定が燻ったままほとんど活かされなかった気がするのです。この「ひとつ飛ばし」というテーマ。面白い素材でありながら実際に調理すると意外に難しく、その上全部のルートをそれで行うというのはかなりの冒険になるだけにアサプロの挑戦には心の中で驚きと共に喝采をおくっていたのですが・・・

ではなぜこの「ひとつ飛ばし」が厳しい言葉で云えば意味ないものに終わってしまったのでしょうか?

まず第1の誤算は主人公の設定というより性格によるものがあります。

女性に免疫がなく肉親や近親者という触媒を介さないと女性と会話が出来ない奥手なタイプの主人公。これなら「ひとつ飛ばし恋愛」という設定の意味があると思うのです。ただ今回の主人公。確かに家族と離れ男子校に通うなど一見女性に対しての免疫は薄いように思えるのですが、実際は肉親を介さなくてもヒロインと普通に会話をしているわけで、これでは「ひとつ飛ばし」の意味があまりないのですね。だから単に親しくなったヒロインが偶然肉親の知り合いに過ぎなかったように感じてしまうのです。

もう一つの誤算が攻略ヒロインよりも飛ばされた側のヒロインの方が魅力があったことです。

お笑い担当に近い姉のメグはともかく、妹の紅やいとこの阿知華・幼馴染の千乃は攻略ヒロインと互角あるいはそれ以上の魅力を放っています。しかもエロゲーで言うところのフラグらしきものを匂わせていたりするわけで、これではプレイヤーに鬱憤を溜めるなという方が無理というものです。「ひとつ飛ばし」という題材だけに本来ならサブヒロインを目立たなくしてヒロインを浮き出させるのが肝要なのに、ただでさえエロゲーのヒロインでは主役となりがちな妹や幼馴染を魅力的にしてしまっては「ひとつ飛ばし」の意味が薄くなっても当然のことなのです。

そんなこのゲームで「ひとつ飛ばし」のセオリーを守ったのが夏芽ルートでした。姉(メグ)の友人かつ悪友(恭次郎)の姉という何だか文章で説明しづらいのですが、そんな関係がもたらすドタバタっぷりがぼく的には面白く感じられました。まあサブヒロインのメグがお世辞にも攻略ヒロインとなりそうもない設定(性格)だったからかもしれませんが、その分夏芽の可愛さが引立ったのはプラスでやはり「ひとつ飛ばし」はコレでなければと思ったのですね。

ただ欲を言えば、サブヒロインが主人公を応援するような単純なものでなく、逆に主人公とヒロインの仲を邪魔するような(そしてそれが裏目に出て逆に仲が深まってしまうような)シナリオも欲しかったと思うのです。(最初碧里ルートがそんな展開になるのでは?と考えていたのですが全くそんな展開になりませんでしたし・・・)
やり方を誤るとヒロインやサブヒロインが嫌味っぽいキャラになってしまうかもしれませんが、お笑いに長けたアサプロのライターならそんな轍は踏まず上手くコメディに昇華できたはず。ぼくが折角の設定が燻ったと評したのも、そんな展開が欲しかったからなのです。

というわけで結構腐してしまったのですが、これはアサプロに対する期待の表れでありけっして凡作以下のゲームでなかったのは確かです。ただぼく的にはアッチむいて恋からやや面白さが頭打ちのように感じているので、次作あたりがメーカーにとっての正念場になるのではと思っています。  

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2013年08月24日

主人公女装ものの新たな切り口

先々月くらいから5本のゲームをほぼ同時進行させていたのですが、なぜか一番最初にゴールへ辿りついたのは一番最後に始めた月に寄りそう乙女の作法(Navel)でした。
これは同時進行させていたゲームの中で一番面白く感じられたからでしょう。特にこのゲームのテキストはぼくの肌に合ったこともあり、知らず知らずのうちに先へ先へと進めている自分に気が付いて慌てて進行のスピードを緩めたくらいでしたから。
というのも本来なら先月末発売された乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-にある大蔵遊星(主人公)の声パッチを当ててから本格的にプレイしようと心に決めていたからで、まさかファンディスク発売前に個別ルートの半数をクリアしてしまうとは・・・
やはり女装ゲーは主人公をいかに魅力的に描くかが成功のカギとなるわけですから、キャラクターを引立たせる意味でも主人公に声を当てるのは(ぼく的には)必須のことと考えています。そんなぼくが声なしでも充分楽しめているのですから、このゲームのデキの良さが分かるというものです。
もちろん批評空間のデータを見て分かるように、大部分の人がこのゲームに高い評価を与えています。そんな中で一番評価の高いルートがメインヒロインであるルナルートであり、ぼくもその意見には異論がありませそれでもぼく的にはユーシェルートはともかく一枚も二枚も劣ると云われている西又ヒロインのルートもそれなりに楽しめたりしてるのです。これは瑞穂や湊のキャラがテンプレ的でありながら非常に立っていたことによるものが大きいと思います。まあ彼女たちは個別ルートよりも他のヒロインのルートでサブキャラを演じていた方が光っていることは否めませんが。

さてこのゲームの真のヒロインが主人公である小倉朝日こと大蔵遊星であるということについて、多くの人が認めています。ほとんどの家事に対して万能で並の女性以上に女らしい彼を知れば、正体を知っていた湊やミーハー趣味の瑞穂はともかく、その趣味が全くなかったルナ様がレズの誘惑に駆られてしまっても仕方ないといえるのですが、こうした女装主人公ゲーにおいて彼のようなタイプの主人公は異色のタイプであるといえると思います。というのも大方の女装主人公潜入ゲーは主人公に宝塚でいう男役のような役目を担わせることが多いのですね。女装主人公ゲーの代表作といえる処女はお姉さまに恋してる(キャラメルBOX)を始めこういったタイプのゲームは非常に多い。逆に主人公に宝塚の娘役のような役割を担わせたゲームでぼくが思いつくのは花と乙女に祝福を(ensemble)くらい。ただあのゲームは主人公の役割について徹底さに欠けていた面があったので、やはりつり乙が女装主人公潜入ゲーにおいてこれまでのゲームよりも徹底して主人公のヒロイン化に拘ったことが分かるのではないかと・・・
こうした主人公のヒロイン化が一番生かされたのがルナ様ルートであり、そういった意味で彼女のルートが一番評価が高いのは当然でしょう。主人公の健気さはルナの心と共にプレイヤーの心をも揺さぶったとぼくは考えるのです。

さてこれまで褒めてばかりだったこのゲームですが、少し気になった点が一つ・・・

このつり乙の敵役といっていいのが主人公の兄である依遠です。主人公の朝日が崇める存在でありまた魔神のように恐れる依遠のやり口がどうも小物っぽい悪党が行うような風でどうも大物っぽくないのですね。ライターは自分の信念のためなら手段を択ばないような人物に描きたかったのかもしれませんが、朝日のこれまでの言動などを見るとどうにも違和感が拭えないのです。まあこれまでの生活の間に朝日が絶対服従するよう洗脳されてしまっている可能性もありますが、それだとルートによっては若干矛盾する部分も出てきますし、それならば依遠を徹底的に嫌われるような悪役にしてしまったほうが良かったように思うのですが・・・

そんな大蔵兄弟の矛盾ともいえる行動が果たしてファンディスクで明かされるかどうかもぼく的には注目というより楽しみにしています。  

Posted by 7月の魚 at 11:21Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年08月18日

8月の発売予定表から

今年の夏競馬(エロゲー)戦線は予想以上に夏枯れ状態で、先月以上に寂しいメンバー構成となった今回のレース。実績馬の直仔(FD・続編)が主役を張りそうですが、それを覆すような穴馬の浮上にも期待したいところ。ただ人気2頭の壁は相当に厚くて穴レースにはなりそうもない雰囲気だけに・・・
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

△あおぞらストライプ(アストロノーツ)
厩舎デビュー直後は好走を続けたもののここ3走はやや期待ハズレな成績。所属騎手(原画家)の離脱も伝えられるなどやや暗雲垂れ込める雰囲気なだけにここはどうしても巻き返したいところ。そんな今回は現在乗れているピロ水を鞍上に迎えて海の家を舞台とした季節感たっぷりな内容で勝負する。萌えだけでなくエロでも評価を高めているだけに思わず買いたくなってしまうくらいの魅力を備える。トレーナー(ライター)の陣容に一抹の不安はあるが、取材する限りエロを武器にするタイプなだけに走り(シナリオ)についてそこまで気にする必要はないかもしれない。今回はメンバーも甘いだけに上位進出も窺えそうだ。
期待値 ★★★☆

▲イノセントバレット(CINEMATOGRAPH)
light厩舎で走った2頭が立て続けに走ったトレーナー昏式龍也がネクストン系新厩舎の馬を手がけるとあってソコソコ注目を集めている。騎手の大崎シンヤは月光のカルネヴァーレでこういったタイプの馬への経験があるだけに不安はない。相変わらずの厨二血統に銃を絡めた配合は一本筋が通っていて期待感充分。問題は戦うヒロイン主体ということで主人公の影が薄くなってしまわないかということ。ヒロインに守られることの多いヘタレ主人公だと、折角のシリアスな走り(ストーリー)をぶち壊してしまいかねない。追い切りが未公開なだけに正直掴みづらく単穴までの狙いが妥当なところか。
期待値 ★★★☆

淫堕の姫騎士ジャンヌ2 美姫転生(catwalkNERO)
VA系凌辱厩舎としては今ひとつ印象の薄いcatwalkNEROでは一番好成績を残したデビュー馬の直仔(続編)。といっても7年の月日を経ているだけに当時の主戦騎手だった亀井は厩舎を去ってしまい、現在の主戦である木ノ碕由貴とベテランながら最近は地方(同人)での騎乗が多かったなかじまこんたの2人が代わって手綱を握る。当時は珍しかった異種姦凌辱も今はさほど目新しくなくなっていてどこまで独自性を出せるかがポイントだが、トレーナーの実績を見る限りそれほど期待出来なさそう。直仔だけにメインヒロインの堕ちが早そうなのも不安材料だ。幼馬(ロリ)キャラを含めサブヒロインを増やして対応するが、実績的にも馬券に絡むまでの走りとなると難しそう。
期待値 ★★

△受け触手(脳内彼女)
脳内彼女の安馬路線はいい意味で一本ネジが取れた馬が多いが、今回は一本どころかネジがどこにあるか見当たらないというくらいぶっ飛んだ血統(設定)。主人公がクリーチャーというのも目新しいが、その触手を舌なめずりしながら狙うヒロインというのも目新しいというより頭が痛くなってくる。ここまでバカに徹した走りをされるとつい飛びつきたくなるが、こうしたバカ色の強い馬に限って意外に真面目な走りをすることが多いのも事実。安馬ということもあってそれほど血統に奥行きはなさそうで勝ち負けを争うまでの期待はしづらい。それでも今回のメンバー相手なら連への食い込みも可能で押さえで一票。
期待値 ★★★☆

◎黄雷のガクトゥーン:シャイニングナイト(ライアーソフト)
一頃の勢いに欠ける印象もあったライアーのスチームバンク血統だが、前走の黄雷のガクトゥーン ~What a shining braves~では持ち直してきての今回の出走。これまでのスチームバンク血統より明るい雰囲気で新規ファンも呼び込めただけに直仔(FD)のこの馬も注目されるところ。ライアーの直仔はこれまであまり走ってないが、今回はバラエティ系でなく父(本編)の正統な後継(続編)ということであくまで走り(シナリオ)一本で勝負。洋上学園都市を舞台にした雰囲気は最高なだけに、それを活かした内容ならば当然上位争いに食い込んでくる筈。
期待値 ★★★★☆

ガールズ be アンビシャス!(SCORE)
庶民校とセレブ校の争いがテーマとなりそうだが、庶民側のヒロインの少なさから考えるとよくあるお嬢さま学園ものとあまり変わることがなさそうな気がするのがどうにも不安。それに煽りにあるロミジュリ的というならセレブ同士の争いにならなければいけないのに、セレブと庶民の対決ではロミジュリと関係ないように思えてならない。このあたりは実績のないトレーナーの引き出しのなさが響いているか。追い切り(体験版)は短く馬全体の能力はあまり掴めなかったが、やはり走りにはリアルさが欠けバカゲー風味が強い。といっても笑いで強く押せるほどの迫力はなくてここではとても買えない。
期待値 ★☆

巨乳家族催眠「家族なんだから、セックスするのは当たり前よね……」(ルネ)
凌辱系ならばほとんど騎乗馬を上位に押し上げるジェントル佐々木をもってしても入着に程遠い成績だった前走からして、大ベテランのスカイハウスが手綱を握るとはいえ変わり身の可能性は低そう。最近目立つようになった催眠血統だが、この厩舎だけに天然バカ風味が漂う。それだけに真性の催眠ファンからするとやや物足りなく感じてしまう可能性は高い。騎手の持ち味である濃厚なHシーンはそれなりに期待できそうだが、インモラルさの欠片もなさそうな家族ものではちょっと買いづらい。
期待値 ★★

聖ブリュンヒルデ学園少女騎士団と純白のパンティ甲冑お嬢様の絶頂おもらし(One‐up)
珍しいACG血統ということでなかなか注目を集めていたデビュー戦のデデンデン! が目を覆うような惨敗。そこからの巻き返しを狙う今回は打って変りお嬢さまヒロインの放尿をメインとした抜き系血統で挑む。コンセプトがバカ寄りなだけにツッコミどころ満載。これでは姉妹厩舎のOLE-MやG.J?の馬たちと殆んど差異がないといっても過言ではない。オギンバラの手腕は上位クラスも、佐野俊英をもってしても惨敗続きのメイビー系厩舎ではとても馬券圏内に飛び込めるとも思えず、ここではとても狙えない。
期待値 ★☆

その花びらにくちづけを 天使たちの春恋(ゆりんゆりん)
騎手・トレーナーを一新して注目された前走が意外な惨敗。騎手の実績には問題なかったはずだが、やはりこの厩舎はぺこが手綱を握らないとダメなのかと思い知らされた結果だった。今回はその直仔(続編)でスタッフも同じということで、変わり身の可能性はほとんどなさそう。ぺこ鞍上の新馬が次走に控えているということを考えれば、ここは見送りが妥当だろう。
期待値 ★★

〇辻堂さんのバージンロード(みなとカーニバル)
みなとそふとの姉妹厩舎としてデビューした辻堂さんの純愛ロードの直仔(FD)が早々に登場。父(本編)がかなり走った馬だけに期待したいところで、定番の人気非攻略ヒロインのルートも盛り込まれるとなると勝ち負けまで争える。不良ヒロインとの恋愛がメインなだけに主人公のヘタレさが目に付いた父だったが、トレーナーのさかき傘はつよきす3学期で腕達者ぶりを発揮しているだけにしっかり立て直してくる筈。笑いに関しては父同様期待できそうだし、この相手ならあっさり勝たれても不思議でない。
期待値 ★★★★☆

にゃんカフェマキアート(SkyFish)
SkyFishの抜き部門を司るSkyFish pocoの最新馬。デビュー馬のぽちとご主人様と比べて抜き得意の騎手が見当たらず、抜きのクオリティが落ちる可能性は否めない。ネコ系ヒロインたちとのエッチがメインだが、追い切り(体験版)からハーレムHが出現するところを見てもヒロインとの個別ルートで大きな変わり身を見せる可能性はほぼゼロだろう。最近の本家SkyFishの不振ぶりを考えるとここで狙える材料はほとんどなくここではとても狙えない。
期待度 ★★

パパドキッ! パパが大好きだけど、家族だから問題ないよね!(ブルーゲイル)
姉妹厩舎で安馬路線に走るなどしたがどうにも結果の出なかったブルゲだが、ようやくまずまず成功したといえるのがパパラブ ~パパとイチャエロしたい娘達とひとつ屋根の下で~で今回はその3代(作)目。ただ成功といっても入着が一杯だったし、今回トレーナーが黒井捧&白黒ねこからベテランとはいえゆりんゆりんの馬以外にほとんど走ったケースがないJUNに代わったのもマイナス材料。抜きに関してはそれほど問題ないとしても、この母系の持ち味であるバカ風味を損ねてしまうと苦しい。相手は楽だがそれでも馬券に絡む走りまでは期待しづらいか。
期待度 ★★☆

ひとりのクオリア(10mile)
ふたりのクオリア(10mile)
馬的には別扱いとなるが、ほとんどのファンがセットで購入すると思われるので今回は一緒くたに扱う。ほとんど馬の内容は分からず、レズ系とだけしか掴めない。これだけの材料で予想しようというのが土台無茶ではあるが、トレーナーがカタハネ以外全く走る馬を出していないJ‐MENTだけにどれくらい潜在能力があるかはおおよそ想像は付く。といってもこの馬を買うほとんどのファンは騎手の笛目当てであり、久々に彼の騎乗が見られてコストも高馬以下となれば満足してしまう可能性は充分考えられる。ここから馬券を買うのはかなりの冒険だが、それを承知で狙う手も。
期待度 ★★★

PriministAr -プライミニスター-(HOOKSOFT)
萌え路線の王道を走る存在といっていいHOOKの最新馬で、主戦騎手の松下まかこライン。今回のメンバーの甘さを考えれば充分上位を狙える存在となる筈だが、意外に追い切りの動きはパッとしない。騎手の能力からヒロイン萌えは十二分だが、この厩舎独特の甘さに欠けなんとも殺伐した雰囲気が漂うのは厩舎のファンからすると耐えられないかもしれない。トレーナーが厩舎に馴染みのない面々に代わってしまったのが裏目に出たと見るのが妥当で、直線(終盤)切れる脚を持っていそうな雰囲気もないだけにここは消し。
期待度 ★★

△星ノ音サンクチュアリ(ま~まれぇど)
厩舎開設以来毎回有力騎手を鞍上に迎えながら敗戦続きのま~まれぇど。ただ前走の恋色マリアージュで初めて入着圏内に突入してようやく浮上の兆しを見せただけに、上げ潮ムードに乗っての好走を期待したいところ。トレーナーは最近各厩舎に跨って精力的に仕事をしている北川晴に厩舎専属といっていい吉川芳佳のコンビ。さすがに最近の仕事量から北川氏の担当している部分は少ないと思われるが、どちらにしても大きな期待ができないのは確か。それでも追い切りを見る限りは素軽い動きでソコソコ走れそうな雰囲気だし、騎手も鳴瀬ひろふみだけに萌えも上位級。前崩れの展開なら待望の上位進出も可能か。
期待度 ★★★

歪んだ恋愛模様(WAFFLE)
巨乳血統以外最近ほとんど走っていないWAFFLE厩舎の最新馬。といっても騎手・トレーナーとも今回WAFFLEの馬を手がけるのは初めてで過去の厩舎の戦績はそれほど参考にならないかもしれない。トレーナーの神堂劾はこれまで軽い抜き系の馬を多く手がけているが、今回は血統的にやや重めの内容で様相は違う。決して凌辱寄りの内容でないが、それでいて男2人がヒロイン1人を相手する3P主体のHというのは珍しい。意外に走りにも拘っていそうでここでも狙えそうに思えるが、ただ実質ヒロイン1人ながら高馬(フルプライス)というのはコスト的には厳しく映る。冷静に考えれば入着なら上出来といったところかもしれない。
期待度 ★★☆

ラブesエム(Noesis)
イノグレの安馬路線を司るNoesisが久々の登場。騎手もお馴染みの珈琲貴族で安定さはある。安馬だけに走りについて大きな期待は禁物だが、抜きに関する限りそれなりの能力は持っている筈。ただトレーナーが本格的に調教を担当するのが今回初めて。ソフトSMという点を押し出しているところを考えると、この厩舎というより騎手の持ち味であるインモラルさが薄まっている可能性は強い。安馬だけに本来なら過激さを追求したいところをあえて抑えた作戦がどう走りに影響するかがポイントだが、記者の予想では裏目に出てしまいそうな気がする。ヒロインも過去の馬と比べるとやや魅力が薄そうなだけに入着があれば上出来か。
期待度 ★★☆

らぶデスFINAL!(TEATIME)
3D萌え系の先鞭といっていい存在だったTEATIMEも今回が最後の出走。確かに最近の厩舎の成績は不振続きであるが、古参厩舎がまた一つ消えるのは競馬(エロゲー)ファンとして寂しいのは確か。そんな引退レースはこの厩舎お馴染みのらぶデス系。FINALと名乗るだけあってHシーンにキャラメイキング。そして久々となるアクションパートなど充実した内容。といってもそれをもれなく楽しむには動作環境に大きく左右されるだろうし、走りに期待できそうもないのは間違いない。餞別として購入するならともかく、的中まで期待するのは厳しいか。
期待度 ★☆

Love&Piss ~少女のガマンが世界を救う~(ボンボンカンパニー)
厩舎が閉鎖されて一時お蔵入りしていた噂の馬が驚きの再出馬。といっても騎手が沖乃鈴成に代わっていて当時の面影はほとんどない。馬名(タイトル)を見ても分かるようにバカ系の馬だが、ネタ的なことやヒロインの数が少ないなど安馬で出走させるのが相応しそう。それだけにミドルプライスより上という設定はかなり強気。トレーナーの橘ぱんは今や別世界(ラノベ)で人気を集めているだけに厩舎側も強気に出ているのかもしれないが、競馬界ではそれほど走る馬を出していないだけに過信は禁物。出走は不鮮明で取消(延期)の可能性も高いが、例えゲートインしたとしても狙うには妙味が少ない。
期待度 ★★☆

(本紙の見解)
新馬に目ぼしい存在が居ないだけに実績馬の直仔がレースの中心となりそう。人気2頭は全くの互角も黄雷のガクトゥーン:シャイニングナイトがわずかにリードしていると見る。スチームバンク血統中興の祖といわれる存在となりそうな父を受け継ぐだけに能力は本物だ。もちろん辻堂さんのバージンロードも差はない。サブヒロインの取り上げ方次第では逆転も充分可能だ。他の馬となるとかなり差があるが今回同タイプがいない利を活かすイノセントバレットに安馬らしい尖った血統の受け触手がわずかに一角崩しを狙えそうな雰囲気。その他では萌えとエロの両立を目指すあおぞらストライプ星ノ音サンクチュアリが食い込みを狙うが正直ここまで手を広げるのは難しいか。  

Posted by 7月の魚 at 20:23Comments(0)TrackBack(0)ゲーム予想
 

2013年08月07日

あえて対決を煽ってみる

夏になると食欲が落ちるとよく云われますが、ぼく的には全く無縁な事だと思っていました。
ところがトシのせいかそれとも近年の暑さが半端ないためかもしれませんが、春先に比べるとめっきり食が細くなってしまいました。
とっても体重の減少は微々たるものだし酒量は減るどころか増えるばかりなので不健康これ極まりといったところですが、それに連れてエロゲーのプレイ&購入意欲まで落ちてきているので困っています。

まあ確かに健康でなければエロゲーのプレイにも身が入らないし当然購入しようという気力も湧かないのですが、批評空間の発売予定表を閲覧していても今月はこれといって買いたいというソフトが見当たらないというのは寂しい。7月は結局1本しか買わなかったというのにこのままいくと今月末は購入しないまま終わってしまいそうな悪寒が漂っています。
というわけで自然興味は9月に移ってしまうのですが、ぼく的に注目しているのはひめごとユニオン ~We are in the springtime of life!~ココロ@ファンクション!という新旧PULLTOP対決です。
たけやまさみと藤原々々の2つのラインを交互に並べてその作風の対比が見所?いったイメージが強かったPULLTOPですが、たけやまさみ&椎原旬ラインが抜けてからはややイメージの確立に苦労しているといった印象がしていました。
それが昨年発売のこの大空に、翼をひろげてのスマッシュヒットでようやく勢いを取り戻してきての最新作が今回のココロ@ファンクション!(PULLTOP)なわけです・・・が、原画家にラブラブル(SMEE)の印象が強いひなたももが加わった上、ライターも前作のメンバーから全くの一新と何かまた仕切り直しムードを漂わせてしまうのはぼく的にはやや首を捻らざるを得ないところ。ライターの顔ぶれを考えればいい悪いは別にして前作よりも萌え色が強いように思えるのですが、PULLTOPにはPULLTOP LATTEというブランドがあるのですからあえて本家で萌えゲーをリリースしなくてもいいように思うのですね。それともぼくの思い違いでストーリー色の強いシナリオとなるのでしょうか?だったとしてもライターがなたけ氏に高嶋栄二氏ではそれほどストーリー性には期待出来なさそうに思えるのですが。

それに比べるとこれもいい悪いは別として一本筋が通っているなと思わせるのがひめごとユニオン ~We are in the springtime of life!~(SEVEN WONDER)です。見ているだけでいかにも楽しそうな雰囲気にさせるのがPULLTOP時代からのこのメーカーの特長ですが、今回もその雰囲気は健在でファンなら安心して購入できそう。こうした安心さはイメージを続けて守ってきているメーカーの努力の賜物であって、例えライターが代わったとしても続けていくことがファンの定着に繋がっていくとぼく的には思うのですが。
ただぼく的にやや残念なのが前作の太陽のプロミアと比べて声優のネームバリューがやや落ちたように感じられることです。前作の声優陣はぼく的には鉄板のように感じられたので余計にそう感じてしまうのかもしれませんが。

まあこうして対決を煽っていても蓋を開けてみればどちらか(もしくは両方)が延期してしまうかもしれないのですけどね。  

Posted by 7月の魚 at 10:28Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年07月31日

Navelの算段について考える

最近あまり積みゲーを崩し切っていないということもあって、7月に購入した新作は予約していた乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-(Navel)1本きりとなりました。まあもう1本購入しようかと考得ていたゲームがショップに行った土曜日午後の時点で売り切れていたこともあるのですが、それでも最近のぼくの体調や積みゲーの数を考えれば幸いだったのでしょう。

そんな乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-ですが、ご存知のとおりつり乙こと月に寄りそう乙女の作法のファンディスクとなっています。といってもヒロインのアフターストーリーの他に、本編では人気ながら非攻略だった妹のりそな他の新ヒロインによる完全新作ストーリーを用意してあるというファンディスクと呼ぶのが差し支えあるのではと思ってしまうほどの充実したラインナップとなっています。
ただ一つ解せないというか気になるのが、アフターを楽しむには月に寄りそう乙女の作法本体が必要となる点です。この本編が発売されたのが昨年の10月で、多くのプレイヤーはかなり前にプレイしてしまっていることでしょうし、またその内かなりの人が手放してしまった可能性は低くないでしょう。

もちろんメーカーはHPの注意書きにつり乙本体が必要である旨は明記してあるし、ユーザーの多くの方も周知していることだろうと思います。ただぼくが気になったのが本編を既に手放してしまった人が、アフターをプレイしたいが為に再度購入してくれるかという点です。
幸いぼくはまだプレイしてなくてそんな心配をする必要はなかったのですが、もし手放していたとすれば恐らく本編を買い戻してまでファンディスクを購入しなかったと思います。では本編がなくてもアフターがプレイできたとすればファンディスクを購入したでしょうか?
これは正直難しい。本編のデキがよほど楽しめなかったならば別ですが、そこそこ楽しめたならば惰性で購入してしまう可能性は高いと思われます。例えばぼくの例で言うと祝祭のカンパネラ! (ういんどみるOasis)花と乙女に祝福を ロイヤルブーケ(ensemble)といったファンディスクは発売時点でもはや本編を手放してしまっていましたが購入しました。これがもし本編がないとアフター部分が楽しめないとなればまず購入しなかったでしょう。

そうぼくが何を言いたいかというと、Navelはこうしたいわばこの(ライトな)ファン層のことは考えていないということなのです。もちろんこうした層が購入を見送るとなればソフトの売り上げにも響いてくるでしょう。
それともNavelはこうした多少のマイナスを承知で、つり乙のコアなファンのためにファンディスクを企画したのかもしれません。確かにつり乙を本当に気に入ったならば手放すということは考えにくいでしょうし、それほど熱心でないファンを無視しても本編を気に入った人だけにファンディスクを楽しんでもらいたいという気持ちは商業を抜きにした制作者の心情と考えれば分からないでもありません。

まあ実際本編はプレイしていて面白いし、ゆうちょこと小倉朝日(主人公)の声パッチも入ってより楽しめているのは事実で、これなら例え発売直後本編をプレイしたとしていたとしても、クリア後中古ショップに売ってしまったということはないでしょう。ということは中古ショップに売った人の存在は恐らく少なかったかもしれません。それより奇しくも朝日の声が入るまで本格プレイをしていなかったぼくは本当の勝者だったのかもしれません(苦笑)  

Posted by 7月の魚 at 17:36Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年07月21日

読み違いを犯した罪

今年もまた暑い夏がやってきました。
汗っかきな体質のぼくは当然のように夏は苦手でして、早くも夏バテの兆候が表れています。というより仕事バテと言った方が正確なのでしょうが、暑いことで有名な当地の夏をこのまま越すことが出来るのか不安で一杯です。どこか涼しい高地で温泉でも浸かりながら避暑でもできれば最高なのですけどね。
まあそんなことを言っても土台無理な話ですので、仕事の終わった後はクーラーを効かせた自室でのんびりエロゲーでもして過ごすのが関の山といったところです。といっても疲労から寝落ちしてしまうこともたびたびで、あまり積みゲーも崩せていないのですが・・・

そんな中、プレイ開始して3か月有余掛かってようやくウィッチズガーデン(ういんどみるOasis)をクリアすることが出来ました。前にも話したかと思うのですが、プレイ開始当初はあまりに退屈で毎度寝落ちしてしまい「もしかしてe‐moteで乳揺れするのが催眠術の効果となって働いているのか?」と疑わないでもなかったのですが、これはさすがにメーカーには失礼な発言でした。

(ここからネタバレ)

といっても共通ルートの雰囲気は正直ぼくには合わないものでした。これはサブキャラの1人であるこはるが主因であることに間違いなくて、なぜか彼女の言動が癪に触って仕方なかったのです。まあこれはぼくがトシをとって気が短くなったためかもしれませんが、彼女のバトンが始まるたびにイラついてマウスを高速クリックしているようでは、とても雰囲気を楽しむという心境にはなれません。風城というテーマパーク自体がぼくにはそれほど魅力あるものに感じられなかったのも、そうした点が遠因になっているのでしょう。
そんな共通ルートを経て、最初にプレイした莉々子ルートは凡百の萌えゲーを見るようでほとんど楽しめず、続いてプレイした水澄&えくれあルートもその印象を拭えなかったのですが、物語の核心部分に触れる涼乃・あやりルートに入ってからは「批評空間で高評価されているのもあながち間違いではないかな」と思い直していました。一見ご都合主義満載とも思われる設定であるこのゲームに、ぼくは何か奥深く漂う制作者の真意と思われるものを嗅ぎとったのです。

未曾有の大災害であり今もなお人々に深い傷を与え続けているのが福島原発の事故ですが、このゲームはこの原子力発電の問題をアイデアにストーリーを膨らませたのではないかと思われる節があるのです。
ウィッチを核燃料。抽出装置を発電装置。そして発生するモンスターを放射能として置き換えるとそれは明らかなように思えたのですが、現在国論を二分する問題にあえて真正面から取り上げたその気概には正直舌を巻きました。例えば東日本大震災をアイデアにした(と思われる)ゲームといえば穢翼のユースティア(オーガスト)が思い浮かぶのですが、このゲームはあくまで地震を題材にしただけであって、あの大震災を正面から扱ったわけではないように思えました(もちろんゲーム自体は楽しめたようにぼくとしてはかなり高い評価を与えているのですが)。
しかしこのウィッチズガーデンは風城市の今後の未来を語ることによって、原発への賛否を明らかにすることになる。モンスター(放射能)が湧き(漏れ)出した原因があやりと判明して風城市の人々は冷静でいられるかどうか?またモンスターの危険性を知らされてもこれまでの生活を続けるためそのままウィッチを燃料とするシステム(発電)を続けていくのか?その回答がどうであれ「ういんどみる」という萌えゲーの色彩が濃いメーカーがこんな社会派なゲームを出したことに驚くとともに拍手を送りかけたのです。

しかしそれはあやりトゥルーシナリオを最後まで終えて落胆に変わりました。というのも制作者には原発の功罪について明らかにするなんて意図は全くなかったのです。折角社会性のあるテーマをモチーフにしたのだから、制作者はそれに対するキッチリとした答えを示す必要があったと思うのです。それがモンスターの発生(放射能漏れ)を「人々と力を合わせてモンスターに当たる。」といった能天気ともとれる回答ではお話になりません。

とここまで書いてきてこのゲームが原子力発電の問題を取り上げたというのは、ぼくの深読み過ぎ・・・いや読み違いだった気がしてきました。それなら制作者には全くの責任はないのですけど・・・それでも高まった期待があっけなく萎んでしまったことを思うと、とてもこのゲームに高い評価を与えることは出来ないのです。  

Posted by 7月の魚 at 06:59Comments(0)TrackBack(0)美少女ゲーム
 

2013年07月14日

7月の発売予定表から

8月の地方(同人)イベントの関係からか、やや寂しいメンバー構成となってしまう夏の競馬(エロゲー)戦線。今年も例年と同じく大物馬不在で人気は上位どころに集中しそう。その中でも過去の著名馬の直仔(FD)が注目されていますが、そんな本命ムードを打ち破るような穴馬の浮上にも期待したいところです。
(評価・・・★1点☆0.5点で5点満点。◎~△はぼくの予想印)
※各馬コメントの敬称略
※※馬名をクリックすると厩舎(メーカー)のHPが参照できます

明日もこの部室で会いましょう(ミルクプリン)
かっての人気騎手(原画家)である七瀬葵が騎乗するにしては全くといっていいくらい空気と化している馬。といっても取材する限りではそれも当然か。血統(設定)はどこかで見たようなありきたりの内容だし、トレーナーの百合倉かえでも姉妹厩舎のPotageで走る馬を出していない。頼みの綱は七瀬葵の手腕だが、山本和枝や鳴滝しんら腕達者を葬りさったPotageの厩務員(塗り師)では騎手がそのまま本領発揮するとはとてもいえない。恐らく馬群の後方を追走するだけの競走となってしまいそう。
期待度 ★

アクマでオシオキっ! 丸城戸サド式ヘンタイお仕置き講座(Luxury)
ネクストンではコメディ主体の馬を扱うLuxuryの最新馬。騎手にBLADEを起用するだけに幼馬(ロリ)主体の戦法は明白で、悪魔っ娘にエッチなお仕置きをするという血統は魅力的。といってもこの厩舎だけに抜きというよりバカ色の強い走りとなってしまいそうで、実際トレーナーの顔ぶれもはやさかうたねに水無月セツオといったコメディ色の強い面々。そのトレーナーの実績はまずまずで過去2走のような見所の欠ける走りとなることはなさそうだが、それでも一気の変わり身となるとネクストン系の最近の成績を考えるとやや厳しいか。
期待度 ★★☆

〇天色*アイルノーツ(ゆずソフト)
人気先行が多かったゆずソフトの馬だが、ここ2走はようやく実力も追いついてきた感がある。今回メイントレーナーの天宮りつを補佐するのが鏡遊に紺野アスタという実力派2名。それだけにこれまで以上に期待できそうな雰囲気を漂わせているが、主人公教師には意外に当たりが少ない印象があるのは不安。それでも元々この厩舎はヒロイン萌えで走っている部分があり、その点さえ押さえていれば全くの凡走ということはなさそう。後は中途半端なシリアスが足を引っ張らないことを祈るだけだ。
期待度 ★★★★

Yes,Your Highness(ひまわり)
厩舎名を見て分かるとおりだんでらいおんの姉妹厩舎。高馬(フルプライス)なのに実質ヒロイン一人という点はさすがに気がかりで多くは望めないだろうが、今回デビュー戦ながらエロには実績ある稲戸せれれの騎手(原画家)起用は面白い。ただトレーナーの玉沢円のだんでらいおんでの成績は芳しくなく、可愛いヒロインを愛でるだけの走り(シナリオ)に終わってしまう可能性は高い。それにこのトレーナーの主人公は自己中が多くて、皇女殿下に仕えるというコンセプトが狂ってしまう恐れもある。雰囲気は良好なもののこれではその雰囲気だけで終わってしまう可能性が強そうだ。
期待度 ★★

◎乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-(Navel)
激走を見せた月に寄りそう乙女の作法の直仔(FD)。といってもアフター中心の正統派でなくて、父(本編)のIFストーリーというべき趣向には驚き。父の走りが魅力的だっただけに、そのヒロインに頼らず新たな走りに挑戦するというのは一種の冒険だが、追い切りを見る限り父と同様の魅力を放っていてただの直仔ではないところを見せていた。これだけの走りを見せてくれればお台(価格)が父と同じというのも納得だし、アフターをおまけと考えれば逆にお得といえるのかもしれない。この動きなら直線あっさり抜け出してきそうで本命は当然。
期待度 ★★★★★

俺と彼女がミステリーな件について(P.W.)
別世界(漫画)のイメージが強く、競馬界(エロゲー)では久々の騎乗となる水島空彦とベテラン龍牙翔というコンビで挑む学園萌え系もの。ミステリー部という血統自体それほど目新しいものでないだけに走り(テキスト)にインパクトが欲しいところだが、トレーナー陣を見る限りその期待は薄そう。これでは血統倒れになってしまう危険性が大。ヒロインの可愛さに関しては間違いないところだが、それだけを材料に勝負するのは無茶というものだろう。
期待度 ★☆

△ギャングスタ・リパブリカ(WHITESOFT)
WHITESOFTの馬といえば血統こそ魅力あるものの実戦では思ったほど走らないというのが毎度のパターンで、実績充分の元長柾木でも猫撫ディストーションではその影を払拭できなかった。それだけに変わり身の期待がかかる今回も信頼度はそれほど高くない。追い切り(体験版)を見るとアクの強さは相変わらずだが、その血統の難解さを引き出しているかというとやや疑問符。騎手やトレーナー陣に腕利きを集めながらこれだけ結果を出せないとなると厩舎自体に問題を抱えているとしか思えない。人気は集めているが押さえで買うのが精一杯か。
期待度 ★★★

▲グリムガーデンの少女‐witch in gleamgarden-(COSMIC CUTE)
デビュー戦はまずまずの走りだったものの、人気になっていただけにやや期待ハズレというべきか。それだけに今回は巻き返しを狙っている。トレーナーの飯田和彦はシュガーコートフリークス以来というだけにややブランクが心配だが、追い切りを見る限り手腕に衰えはなさそう。騎手も別世界(挿絵)で人気を集めているCH@Rで、そのクセのある騎乗が逆にこの血統と手が合いそうな予感。ただ血統はいかにも奥行きが深そうに思えるが、それを生かし切れるかは別問題。直線で足が上がってしまう可能性もあるだけに単穴評価に留めたい。
期待度 ★★★★

恋咲く都に愛の約束を(Hearts)
今年の初夏あたりから次々と調教を手がける馬が出走する北川晴。その緒戦となった恋しよっ? では結果を出せずやや暗雲立ち込めるスタートとなったが、今回はソフパル系厩舎からの出走ということで、それなりに態勢は整えてきそう。姉妹厩舎でデビューした気鋭のうらびになつめえり&崎由けぇきといった騎手陣は魅力充分。萌えは充分期待できるだけに、どこまでこの馬の存在感を出せるかがカギとなる。ただ追い切りを見た限りはこの馬の主眼であるアミューズメント島としての魅力はあまり伝わってこなかった。この動きだとテーマパークとしての内容はほとんど語られず単なるイチャラブで押し切る単調な走りとなってしまいそうで、馬券に絡むまでの走りは難しいか。
期待度 ★★☆

3人いる! Happy Wedding in Livingroom(riffraff)
地方時代の戦績がそれほどでもないし、その地方馬の直仔(リメイク)ということでそれほど期待が大きくなかった中央デビュー戦がまずまずの好走。それだけに2戦目の今回に注目していたriffraffだったが、意外に今回は抜き系の血統で挑むようだ。ただ萌え系寄りと思われたデビュー戦でもエロに関してはシチュも豊富で内容は濃いものだっただけに、この脚質転換も悪くないかもしれない。騎手も主戦の鈴井ナルミの他に抜き系に実績のあるあらいぐまを起用というのも納得の布陣。メンバーが強力なだけに馬券に絡む走りとなると厳しいが、次走に繋がる結果は残したい。
期待度 ★★★

聖娼女 ~性奴育成学園~(Frill)
この厩舎の最大の魅力である恋泉天音が久々に凌辱系の馬に騎乗するということで期待の掛かる馬。コンビを組むのがベテラン金目鯛ぴんくということで騎手に対する不安は全くないといっていい。メッセージウインドウが吹き出しというのはエロ漫画を見るようでなかなか面白い。ただ血統は学園の優等生らを娼婦に堕とすというよくあるタイプ。厩舎の意気込みとは裏腹にトレーナーの実績も寂しい。シリアスな走りを武器にする馬でないことは確かだが、これまで馬の潜在力を生かしきれていない厩舎の現状を考えると、走りでもう少し強調材料が欲しい。
期待度 ★★☆

△星逢のプリズムギア(Elysion)
エスクードの主戦騎手光姫満太郎 と久々のトレーナー復帰となる健速という異色の組み合わせ。それにしてはあまり話題になっていないのが寂しいが、こういったバトル系は騎手のお得意とするところで得意の土俵で戦える優位さは見過ごせない。ただトレーナーが往年の冴えを失くしているのではと思わせる節があるのは気がかり。追い切りはまずまずの動きだったが、あかべぇ厩舎と組んだ置き場がない!は人気を大きく裏切る走りだっただけに全幅の信頼まではどうか。主人公の持ち上げっぷりが余りに鼻に付くようだと思わぬ凡走も。
期待度 ★★★

ぜったいマジラブ! あまイチャはぷにんぐ!(TinkerBell)
触手血統で定評があるTinkerBellだが、主戦トレーナーが小峰久生に変わってからはこうしたコメディ血統も走らせるようになってきた。トレーナー自体元々和姦抜き系の馬は手掛けているし、同配合のぜったいマジイキ!? イチャずらハプニング!もまずまず成功しているだけに一概にバカにできない。騎手のあおじるも今回の馬のようなタイプも意外に手は合いそうで、展開次第では好走も可能か。といってもこういった血統の馬は走ったとしても掲示板に載るのが精一杯。馬券に絡むまでの走りを期待するのは厳しいか。
期待度 ★★★

戦刃乙女 マキナに宿りし心が願うは…(でぼの巣製作所)
大ベテラン山本和枝に和服ヒロインは手が合うし、ラシックス(声優)にもこの厩舎ではお馴染みとなった榊原ゆいを起用。今回トレーナーにサイトウケンジに深山ユーキといったこれまでこの厩舎に縁のなかった面々を起用して変わり身を狙っている。確かにファンタジー血統にはソコソコ実績を残しているトレーナーだけに一概には無視できないが、ゲームバランスを欠くことの多いこの厩舎にアクションRPGという血統となるとどうにも不安。最近の厩舎の実績もパッとしないだけに見送りが妥当だろう。
期待度 ★☆

たまはじ! -たまたまハジケル妹たち-(アトリエかぐや)
これで3レース連続出走となるアトリエかぐやの3連闘目。このところの成績が成績で過去2走は本賞金(データ)数も事欠く有様ではとても強気になれない。相変わらずの天然バカ&抜き血統でヒロインはすべて妹だったりとまともに走りを見るのが空しくなってくるが、デビュー戦の頃と比べると騎手の進化については見るべきものがあるだけに、抜きさえ問題なければそれなりに走れるだろう。といってもこれだけ間隔を詰めて使っているだけに、大きな変わり身を見せるだけの余力は残っていないと見るのが妥当なところか。
期待度 ★★

△つるぺた×NTR 幼なじみ彼女の3年間の調教記録(アトリエさくら)
寝取られ系も最近は1レースに1頭は必ずといっていいくらい出走してきて目新しさは無くなって来た。特にNTR一本に絞って出走させてくるアトリエさくらにとってはこの状況は芳しくないが、今回は騎手に岡田コウを起用してNTR×ロリという異色のニックス。トレーナーも久々に実績あるおんぼろ月を起用して現状打破にかける意気込みを感じさせる。といっても安馬(低価格)だけにそれほど機微のある走りは期待できなさそう。それでもメンバーが軽いだけに、別世界でカルト的人気を持つ騎手を生かしての正面突破作戦が通用する可能性も一考。
期待度 ★★★

閉じたセカイのトリコロニー(TinyBell)
ボンボンカンパニーの姉妹厩舎で久々に表舞台に登場した感のあるなるみすずねを鞍上起用と、どうもマイナー感が漂うTinyBellのデビュー戦。トレーナーの折畑啓助はファンタジー系主体にそこそこ実績があるが、一人で調教するのは初めてで未知数な部分が多い。ループ系と手を明かした上でどう勝負するかがポイントとなるが、追い切りではそのあたりはよく掴めなかった。それでも走りはまずまず軽快で今後の展開次第では浮上を見せてもおかしくないが、厩舎デビュー戦となるし姉妹厩舎の実績を考えると大きな期待というまでにはいかないだろう。
期待度 ★★☆

ナマイキデレーション(まどそふと)
厩舎デビュー戦ながら積極的な広報でなかなか注目を集めている。生意気なヒロインを集めるという血統は目新しいが、一つ間違えればツンデレヒロインとほとんど差異が無くなってしまいそうなだけにそこで独自性が出せるかがポイントとなりそう。ただ追い切り(体験版)を見た限りでは主眼の生意気さは影を潜めていて、一般の萌え系の馬とあまり変わりがなくSMEEの馬のような軽い走りを武器にしたような戦法。トレーナーの実績がやや物足りず、序盤の勢いが最後の直線まで保つかどうかが心配。ヒロインの魅力からイチャラブで押し切る作戦と見たが、デビュー戦ということを考えれば掲示板に載れば成功だろう。
期待度 ★★★

△麻呂の患者はガテン系2(エルフ)
ほとんど事前情報を出さずネット(ダウンロード)専売でひっそりと出走した感のある父(前作)と同じく、この馬もほとんど情報が出ていない。それだけに予想は難しいが、父の続編ということである程度の内容は掴める。人気トレーナー土天冥海にしてはやや期待ハズレに終わった父だが、走り自体には問題なく馬体(ボリューム)の薄さが不振の原因だった。その教訓を生かして馬体を充実させてくれば巻き返しも可能だが、盲目的にそれを期待するのはやや虫が良すぎる。それでもトレーナーと名コンビを組む市川小紗の起用は魅力だし、直線でのどんでん返しがあれば大きく変わっても不思議でない。
期待度 ★★★

みずカノ!(Etoiles)
SIESTAから厩舎名を変更してからも全く結果が出せないEtoiles。主戦騎手である雨音颯の劣化も気になる現状ではとても手を出せそうにもない。季節に合わせた配合についてはプラスも、走りに関してはあまり見るべきものがないし、トレーナーの実績も寂しい。ややSF色がかった血統を生かせれば良いが、どこかで見たようなヒロインばかりが走る戦法ではそれを期待するのは厳しいというもの。これでは正直入着も厳しそうだ。
期待度 ★☆

むすメイク(ILLUSION)
父となって娘の成長を見守るという血統は古くからありそれほど目新しいわけではないが、3D厩舎の大御所というべきイリュージョンが手がけるとなるとやはり注目度が違う。ただファンタジーな世界観の割にはネコ耳やらスク水のコスチュームがあるなどバカ要素満載。これでは走りは殆んど期待できず、ただヒロインを着せ替えさせるというだけという単調なものになってしまいそう。サブヒロインに魅力ある人材が揃っているが、専用ルートに期待できないとなると凡走となっても仕方ないか。
期待度 ★☆

メイドさんとボイン魂(G.J?)
前走が驚きの大変身を見せたG.J?厩舎だが今回出走の血統を見る限りいつものG.J?に戻ってしまったようだ。まさか佐野俊英も前走で満足してしまったわけではないが、それはともかくG.J?らしい馬という意味では今回のようなおバカ路線が似合っていることは確か。脱力感漂う馬名(タイトル)も絶妙だが、ここまで自分の走りに徹すると好走を期待するというのが野暮というもので、前々走以前のような後方追走のままといった競走となるのは必定だろう。
期待度 ★

△夜這いする七人の孕女(Guilty)
凌辱系厩舎として知られるGuiltyだが今回はやや馬の雰囲気が違う感じで、いわゆる和姦ハーレム系のような感。初騎乗の虜ノ契で好評を博したの歯を始め相川亜利砂ら腕達者を揃えた騎手陣は魅力たっぷり。ヒロインも中々魅了的でハーレム系として走る条件は揃った。トレーナーも凌辱系ではなかなかの実績を持っていて充分上位を狙えそうな地力を持っていそうだが、ただこうしたハーレム和姦系にあまり走った馬がいないのは事実。直線で追い込める末脚が残っていれば上位も狙えるが、そうでないと善戦するのが精一杯かもしれない。
期待度 ★★★

(本紙の見解)
父とはまた違った魅力を醸しだしている乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-の能力が抜けている。ラシックスも強力で追い切りも好調と隙は見当たらず、あっさり勝利を掴みそう。騎手を生かした萌えだけで勝負する厩舎と思われてきたゆずソフトも最近は走りも伴ってきただけに天色*アイルノーツの走りにも注目したい。こもわた遙華 がSDで騎乗する馬に全くの凡馬がないというのも心強く対抗に押す。血統に奥行きが感じられるグリムガーデンの少女‐witch in gleamgarden-も潜在能力が生かせれば不気味。今回抜き系にも注目したい馬が揃っていて麻呂の患者はガテン系2の変わり身に、アンバランスな配合が逆に魅力なつるぺた×NTR 幼なじみ彼女の3年間の調教記録が警戒したい馬。星逢のプリズムギアや厩舎は不振続きながらギャングスタ・リパブリカもトレーナーに実績があるだけに見限れず、2着争いは熾烈となりそうだ。  

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2013年07月07日

久々の観戦、久々の勝利。

昨日は久々に豊田スタジアムまでサッカー観戦に行ってきました。
どれくらい久々かというとこれが昨年末以来の生観戦で、これくらい間隔が開いたのはおよそ記憶がないくらい。これも仕事が忙しくてその影響からか体調を崩すことが多かったためですが、今回は比較的体調もマシな方で前もって買っておいたチケットが無駄になりませんでした。

さてそんなぼくの体調以上に調子が悪いのが現在の名古屋グランパスで、中断前はなんと悪夢の5連敗。中断期間中はキャンプを張って立て直してきたというものの、補強もない状況で果たしてどこまで巻き返せるかといったところ。対する相手の清水エスパルスも序盤は名古屋以上に調子が悪く、一時はファンが暴動寸前となったくらい。その後、ゴトビ監督が守備を立て直し勝ち点を拾ってきたものの、本来のサッカーからは程遠い内容。そういった意味では似たもの同士のチームの対戦となった。

(ここから観戦記)

名古屋はキャンプ中から取り組んできた4-4-2のシステムで挑んだが、中盤のキーマンであるダニルソンが出場停止でそこにベテラン中村を起用してきた。対する清水はケガから復帰したカルフィン・ヨンアピンがどこに起用されるかが注目されたが、ゴトビ監督の選択は彼と平岡をCBに配しキャプテンの杉山を一列前に上げて村松・竹内と中盤を構成させるという守備的布陣を採った。ただそのゴトビ監督の思惑は外れキックオフ直後は圧倒的な名古屋ペースで進む。というのもこの3ボランチの役割が曖昧で名古屋中盤の飛び出しを全く捕まえきれなかったのだ。その上、名古屋の攻撃の核であるケネディのポストプレイを易々と許すようでは名古屋に先制点が入るのは時間の問題だった。前半3分のケネディのシュートは清水GK櫛引のファインセーブで逃れたものの、9分のケネディのポストから小川のシュートが決まり名古屋に待望の先制点が入る。
ただこの良い流れが続かないのが調子の悪いチームというもので、その直後の13分。伊藤翔を簡単に倒してやらずもがなに与えたFKから村松にヘディングシュートを許し同点に追いつかれてしまう。このシュートも名古屋GKの名手楢崎がパンチングを失敗し待ち構えていた村松にフリーで打たせてしまったもの。まさにミスにミスを重ねたような失点だった。
この失点にもめげずに攻勢を強める名古屋だったが、さすがゴトビ監督も守備を立て直してくる。曖昧だった中盤守備陣を杉山・村松の2人で構成し竹内を右サイドに張り出させての4-2-3-1に変更。そしてケネディをヨンアピンと平岡の2人でマークし名古屋攻撃陣を寸断したのだ。ただ折角清水守備陣がボールを奪っても清水はほとんどいい攻撃に移ることができない。もともと杉山・村松は守備的色彩の強い選手でありワントップのバレーに対して効果的なボールが出せなかったのだ。しかも闘莉王・増川の屈強CBがバレーに全く自由を許さないのだから清水にほとんどチャンスが訪れなくても当然といえば当然だろう。それでも33分伊藤翔の個人技からフリーでシュートを打たれたが、これは楢崎が汚名返上のファインセーブを見せ事なきを得る。一方の名古屋もチャンスを生かせず前半はこのままのスコアで終わった。
後半も名古屋ペースで進んだが、54分にフリーで放った玉田のシュートはキーパー正面を突き、63分に左CKから闘莉王が放ったヘディングも杉山がゴールライン上でクリアするなどどうしても名古屋は得点を奪えない。そうこうするうちに名古屋に疲れが見え始めて中盤の動きが鈍化。ストイコビッチ監督は運動量の多かった中村の替わりに田中輝希を送り藤本をボランチに下げたがほとんど効果は見られずこのまま時間だけが進んでいく。痺れを切らしたストイコビッチ監督は87分にダニエルを投入し闘莉王をトップに上げるおなじみのスクランブル態勢を見せた。
これに戸惑ったのが清水CBだった。ヨンアピンと平岡のどちらが闘莉王に付くか迷っているうちに、これまで消していたケネディのマークを離してしまったのだ。ケネディがフリーで放ったシュートは必死で止めた櫛引とヨンアピンだったが、こぼれ球に反応した小川が清水ゴールにねじ込みついに名古屋に勝ち越し点が入る。清水に追いつく力はなくこのまま2-1で名古屋が勝利した。
終了間際まではゴトビ監督の思惑通りの展開だったのかもしれないが、この内容では名古屋の勝利は妥当だった。清水の不出来さは目を覆うほどで、特にバレーを全く生かすボールが出てこなかったのは気になる。それに対し名古屋は勢いの出そうな勝利で、これで気分よく次の首位大宮戦に挑めるだろう。玉田の不調は気がかりだが、ケネディがやや調子を戻してきたのは好材料でこれなら降格の心配をしなくてよくなる日も近そうだ。  

Posted by 7月の魚 at 01:35Comments(0)TrackBack(0)サッカー